JP3478111B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3478111B2
JP3478111B2 JP02287998A JP2287998A JP3478111B2 JP 3478111 B2 JP3478111 B2 JP 3478111B2 JP 02287998 A JP02287998 A JP 02287998A JP 2287998 A JP2287998 A JP 2287998A JP 3478111 B2 JP3478111 B2 JP 3478111B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転する円盤状記
憶媒体から情報を再生、または録再する記録再生装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、光ディスク、磁気ディスク等の円
盤状記憶媒体(以下、ディスクと略す)を回転させ、光
ピックアップ、磁気ヘッド等のセンサーを略径方向に走
査させるトラバース機構を有し、情報を再生あるいは録
再する記録再生装置は、コンピュータ周辺機器(CD−
ROM、光磁気ディスク、相変化ディスク等)、AV機
器(CD、VideoCD、ビデオディスク、DVD
等)等の情報記憶再生装置の基幹部品として注目されて
いる。特に、情報記憶再生装置の軽薄短小化にあわせ、
記録再生装置もより小型化、軽量化が求められ、かつ、
信頼性や組立性も重視されてきている。 【0003】以下、図面を参照しながら、従来の記録再
生装置について説明する。図9は従来の記録再生装置を
示す構成斜視図で、一部分断面斜視図を示している。図
9において、1002はシャーシであって、板金プレス
によるものである。シャーシ1002上にはターンテー
ブル1004が回転軸に圧入されたスピンドルモータ1
003が設けられている。ターンテーブル1004にデ
ィスク(図示せず)を載置してスピンドルモータ100
3により回転する。 【0004】ピックアップ1005はメインシャフト1
006a、サブシャフト1006bからなる一対のガイ
ドシャフト1006にディスクの半径方向に移動可能に
ガイドされ、スピンドルモータ1002によって回転し
たディスクに光ビームを照射し情報を記録再生する。メ
インシャフト1006aはディスク内周側端部近傍にお
いて支点となるように固定部1020で固定され、また
サブシャフト1006bも同様にディスク内周側端部近
傍において支点となるように固定部1022で固定され
ており、両方とも外周側端部近傍において上下方向に摺
動自在に固定されている。 【0005】すなわち図9のサブシャフト外周側端部の
断面に示すように、ガイドシャフト1006とシャーシ
1002との間にはバネ1014が設けられ、ガイドシ
ャフト1006を上方向に押し上げている。この力に抗
するように、バネ1014近傍でガイドシャフト100
6の上方から調整ネジ1015がネジ先端で当接してい
る。調整ネジ1015はシャーシ1002にネジ101
6で固定されたシャフト受け1011に螺合して支えら
れている。調整ネジ1015を回転させると調整ネジ1
015はシャーシ1002に対して相対的に上下し、バ
ネ1014で調整ネジ1015に押しつけられているガ
イドシャフト1006は、ディスク内周側を支点に外周
側でシャーシ1002に対して上下に微動する。 【0006】1007はリードスクリューであって、円
柱状の表面に螺旋溝1007aを有し、ガイドシャフト
1006に略平行になるよう、スピンドルモータ100
2に近い方の端部1007bを固定部1020のスラス
ト軸受け部1020bで回転自在に軸支され、もう一方
の端部1007bは軸受け部1024に挿入され回転自
在に軸支され、かつ端部1007cに大ギヤ1007d
が固定されている。1008はトラバースモータで、そ
のシャフトには小ギヤ1008aが固定され、小ギヤ1
008aと大ギヤ1007dが係合するように、トラバ
ースモータ1008はシャーシ302に固定されてい
る。 【0007】リードスクリュー1007の螺旋溝100
7aにはピックアップ1005に設けられたナット10
09が係合している。リードスクリュー1007はトラ
バースモータ1008により回転し、これより螺旋溝1
007aに沿ってナット1009がリードスクリュー1
007に平行に送られ、これに伴いピックアップ100
5が載置されたディスクの径方向に移動する。 【0008】1030はフレキシブルプリント基板(以
下、フレキと略す)で、周知のように非常に柔軟な接続
線で、ピックアップ1005に信号を供給するものであ
る。すなわち、フレキ1030を「U」の字状にして、
その一端をピックアップ1005のサブシャフト100
6b側の側面に固定してピックアップ1005内の電子
回路(図示せず)に接続され、もう一端を対向するシャ
ーシ1002の側面内側に設けられたコネクター103
2に接続され、これによりピックアップ制御回路(図示
せず)からピックアップ1005に信号が供給される。
また、フレキ1030が柔軟なため、ピックアップ10
05のディスクの径方向移動の抵抗とはならない。 【0009】1002aはシャーシ固定部で、シャーシ
1002側面から折り曲げ加工されたもので、3カ所有
り、特にスピンドルモータ1003、トラバースモータ
1008の各近傍に1カ所ずつ設けられている。これら
のシャーシ固定部1002aにより情報記憶再生装置の
フレーム(図示せず)や外装(図示せず)等に固定され
る。 【0010】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、スピンド
ルモータ1003を回転させて、ターンテーブル100
4に載置されたディスクを回転させる。続いて、トラバ
ースモータ1008によりリードスクリュー1007を
回転させる。これにより、リードスクリュー1007の
螺旋溝1007aと係合するナット1009は、リード
スクリュー1007の軸方向に送られる。これに伴いナ
ット1009が固定され、かつガイドシャフト1006
によりディスク半径方向に摺動自在にガイドされたピッ
クアップ1005は、ディスク半径方向に送られる。こ
れにより、ピックアップ1005を任意のディスクのト
ラックの近傍に移動して、トラック上の情報を読み出
す、または書き込むことができる。 【0011】周知のように、ディスクは通常合成樹脂で
できており、ターンテーブルに載置したときに若干の反
りを有してしまう。またピックアップ1005は光軸の
傾き調整残差を持っており、スピンドルモータ1003
は軸の倒れを有しており、またシャーシ1002は反り
を持っている。この反り、軸の倒れ、調整残差により、
ディスク面の法線とピックアップ1005の光軸は傾き
を持つ。この傾きは再生信号の時間軸方向の変動成分ジ
ッタと相関を持っており、ジッタはこの傾きが大きくな
るほど増えてゆき、その増え方もこの傾きが大きくなる
ほど増大していく。よって、システムのマージンを確保
するため、ガイドシャフト1006のディスクに対する
傾きをできるだけ小さくする必要がある。 【0012】調整ネジ1015はシャーシ1002にネ
ジ1016で固定されたシャフト受け1011に螺合さ
れており、回転すると調整ネジ1015の先端はシャー
シ1002に対する高さが変わる。ガイドシャフト10
06はディスク外周側端部でバネ1014により上方向
に押し上げられて、調整ネジ1015に対して押圧され
ている。よって、調整ネジ1015の先端の高さが変化
すると、その先端に当接しているガイドシャフト100
6の高さが変化する。ガイドシャフト1006の一端は
ディスク内周側で固定されているので、その固定端を支
点にガイドシャフト1006は上下方向回動し、ディス
クに対する傾きを変化させる。この傾きを調整するチル
ト調整機構により、ピックアップ1005とディスクの
相対的な傾きを調整し、システムのマージンの確保をす
ることが可能となる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下に示す問題点を有していた。まず、
リードスクリュー1007のラジアル軸受け1024と
トラバースモータ1008とが別々に位置規制している
ため、両軸間ピッチがばらついてしまう。これは、リー
ドスクリュー1007の大ギヤ1007dとトラバース
モータ1008の小ギヤ1008aとが深くかみすぎて
トラバースモータ1008に大きな負荷がかかったり、
あるいは浅くかむとギヤ音の発生や歯飛びの原因にもな
っていた。 【0014】次にポータブルな情報記憶再生装置に使用
される記録再生装置では、落下衝撃や衝突等の急峻な衝
撃(以下、これを総称して落下衝撃とする)に対して特
に信頼性を上げなければならない。上述した従来の記録
再生装置の場合、ディスクの径方向に移動可能なピック
アップ1005は落下衝撃時に衝撃的にシャフト受け1
011等にぶつかり破壊に至ってしまう。これを避ける
ため、シャーシ側面に弾性の有する衝撃弾性材であるラ
バー部1040を設け、衝撃をゆるめているが、この落
下衝撃のために特別にラバー部1040を設けねばなら
ず、シャーシが大きくかつ背が高くなってしまう。これ
は記録再生装置の軽薄短小化を阻害する要因となってい
た。 【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、トラバースモータからの動力をスムーズにかつ精度
良くピックアップの移動に伝達し、コンパクトで、静か
で、精度良いピックアップの送り動作が実現でき、ま
た、落下衝撃に対しても強い記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の記録再生装置は、円盤状記録媒体を回転駆
する回転駆動手段と、円盤状記録媒体の信号を再生もし
くは記録再生するピックアップ手段と、ピックアップ手
段を円盤状記録媒体の径方向に移動する移動手段と
ックアップ手段の移動をガイドするガイド手段と、ガイ
ド手段を保持する保持手段と、回転駆動手段ピックア
ップ手段移動手段ガイド手段及び保持手段を配設す
るシャーシ部材とを備え、移動手段はガイド手段に
略平行に保持手段により回転自在に保持され表面に螺
溝を形成したリードスクリューと、リードスクリュー
を回転駆動する駆動手段と、リードスクリューの螺旋溝
に係合しピックアップ手段に駆動力を伝達するピックア
ップ手段に設けた結合手段を備え、駆動手段は、駆動
源たるモータ部材と、モータ部材のシャフトに略平行に
配設したリードスクリューを軸支する軸受部材と、モー
タ部材からの動力をリードスクリューに伝達する伝達手
段と、モータ部材、軸受部材及び伝達手段を配設した駆
動ベース部材とを有し、ガイド手段は、ピックアップ手
段の軸受部と嵌合する第1のガイド部材と、第1のガイ
ド部材と略平行に配設された第2のガイド部材とを備
え、保持手段は、第1のガイド部材を保持し円盤状記録
媒体の内周側に配設された第1の保持部材と、第1のガ
イド部材を保持し円盤状記録媒体の外周側に配設された
第2の保持部材と、第2のガイド部材を保持し円盤状記
録媒体の内周側に配設された第3の保持部材と、第2の
ガイド部材を保持し円盤状記録媒体の外周側に配設され
た第4の保持部材とを備え、第2の保持部材には、リー
ドスクリューの一方の端面と当接するT字状可撓部が形
成されており、かつT字状可撓部を介して前記リードス
クリューに予圧をかける付勢部材が第2の保持部材に配
設されており、軸受部材に、T字状可撓部を付勢部材に
よる付勢力に抗して所定位置まで移動させる三角状突起
部を形成した構成を有している。 【0017】この構成によって、精度良くギヤの軸間の
ピッチが確保できるため、トラバースモータに大きな負
荷がかかったり、あるいは浅くかむことによりギヤ音の
発生や歯飛びになることなく、コンパクトで、静かで、
精度良いピックアップの送り動作が実現できる。 【0018】 【発明の実施の形態】本発明は、円盤状記録媒体を回転
動する回転駆動手段と、円盤状記録媒体の信号を再生
もしくは記録再生するピックアップ手段と、ピックアッ
プ手段を円盤状記録媒体の径方向に移動する移動手段
と、ピックアップ手段の移動をガイドするガイド手段
と、ガイド手段を保持する保持手段と、回転駆動手段
ピックアップ手段移動手段ガイド手段及び保持手
配設するシャーシ部材とを備える記録再生装置であっ
て、移動手段はガイド手段に対し略平行に保持手段に
より回転自在に保持され表面に螺旋溝を形成したリード
スクリューと、リードスクリューを回転駆動する駆動手
段と、リードスクリューの螺旋溝に係合しピックアップ
段に駆動力を伝達するピックアップ手段に設けた結合
手段とを備え、駆動手段は、駆動源たるモータ部材と、
モータ部材のシャフトに略平行に配設したリードスクリ
ューを軸支する軸受部材と、モータ部材からの動力をリ
ードスクリュー二段辰する伝達手段と、モータ部材、軸
受部材及び伝達手段を配設した駆動ベース部材とを有
、ガイド手段は、ピックアップ手段の軸受部と嵌合す
る第1のガイド部材と、第1のガイド部材と略平行に配
設された第2のガイド部材とを備え、保持手段は、第1
のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の内周側に配設さ
れた第1の保持部材と、第1のガイド部材を保持し円盤
状記録媒体の外周側に配設された第2の保持部材と、第
2のガイド部材を保持し円盤状記録媒体の内周側に配設
された第3の保持部材と、第2のガイド部材を保持し円
盤状記録媒体の外周側に配設された第4の保持部材とを
備え、第2の保持部材には、リードスクリューの一方の
端面と当接するT字状可撓部が形成されており、かつT
字状可撓部を介して前記リードスクリューに予圧をかけ
る付勢部材が第2の保持部材に配設されており、軸受部
材に、T字状可撓部を付勢部材による付勢力に抗して所
定位置まで移動させる三角状突起部を形成したことを特
徴とするものであって、精度良くギヤの軸間のピッチが
確保できるため、トラバースモータに大きな負荷がかか
ったりあるいは浅くかむことによりギヤ音の発生や歯飛
びになることなく、コンパクトで、静かで、精度良いピ
ックアップの送り動作が実現できると共に、組み立て性
が非常に良くなり、治具等を使用することなく容易に組
み立てられ工数を削減できる。 【0019】 【0020】 【0021】以下、本発明の実施の形態の記録再生装置
について図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の記録再
生装置の構成斜視図であり、図2は駆動部の裏側から見
た部分平面図である。図1および図2において、10は
トラバース部品が配設されているシャーシ部材である。
シャーシ部材10には回転駆動手段であるターンテーブ
ル11を軸に圧入したスピンドルモータ12が固定され
ている。また、シャーシ部材10にはガイド手段である
1対のガイドシャフト13a、13bが保持手段である
ガイドシャフト支持部材14a、14b、14c、14
dを介して固定されている。 【0022】このガイドシャフト13a、13bは、円
盤状記録媒体であるディスク15から情報を再生、また
は録再するピックアップ手段16をディスク15(図1
にて一点鎖線にて図示)の半径方向に摺動自在に支持し
ている。ピックアップ手段16には係合手段であるナッ
ト17がネジ(図示せず)で固定されている。ナット1
7にはバネ18が取り付けられて、それにより後述する
リードスクリュー19に軽く押圧している。このナット
17は、ガイドシャフト13a、13bに略平行に設け
られ円柱状の表面に螺旋溝が形成されたリードスクリュ
ー19と係合している。リードスクリュー19の一端に
は伝達手段の1つであるスクリューギヤ20が固着され
ており、スクリューギヤ20は駆動源たるモータ部材2
1のモータシャフト22に圧入された伝達手段の1つで
あるモータギヤ23と噛合し、モータ部材21からの回
転力をモータギヤ23及びスクリューギヤ20を介して
減速し、リードスクリュー19に伝達している。また、
モータ部材21は板金構成の駆動ベース部材24の第1
の直角曲げ部25にビス26a、26bで固定されてお
り、第1の直角曲げ部25と略平行に駆動ベース部材に
形成された第2の直角曲げ部27にはリードスクリュー
19を軸支する軸受部材28が固着されている。 【0023】以上のように構成された情報記憶装置につ
いて、以下その基本動作について説明する。まず、スピ
ンドルモータ12を回転させて、ターンテーブル11に
載置されたディスク15を回転させる。続いて、モータ
部材21によりモータギヤ23スクリューギヤ20を介
してリードスクリュー19を回転させる。これにより、
リードスクリュー19と係合するナット17はリードス
クリュー19の軸方向に送られる。これに伴いナット1
7が固定され、かつガイドシャフト13aによりディス
ク半径方向に摺動自在にガイドされたピックアップ手段
16はディスク半径方向に送られる。これにより、ピッ
クアップ手段16をディスク15の任意のトラック近傍
に移動して、ディスク15の任意のトラック上の情報を
読み出し、または書き込むことができる。 【0024】近年、ディスクの記録密度の高密度化が進
み、それを読み書きする情報記憶装置の精度も高いもの
が要求されてきている。高精度化の一例として、例えば
光ディスクの場合、特にディスク記録面とピックアップ
の光軸の傾き精度は高い必要があり、量産性のある加工
の精度では要求を満たせず、調整する必要がある。その
調整方式として、シャーシに固定したスピンドルモータ
に対してガイドシャフトを上下動させ、傾きを調整する
方法がよく用いられる。本実施の形態の場合も、ガイド
シャフト13a、13bのディスクの外周側でのガイド
シャフト支持部材14b、14dでシャフトを上下させ
て傾きを調整している。 【0025】もう一つの高精度化の例は、ディスクの記
録密度の高密度化が進むと、ピックアップ手段16をデ
ィスク15の任意のトラック近傍に移動して、ディスク
15の任意のトラック上の情報を精度良く読み出す、ま
たは書き込むために、送り精度が要求される。本実施の
形態では、1つの駆動ベース部材24上に減速ギヤ列を
構成しているため、ギヤの軸間ピッチ等の寸法精度は駆
動ベース部材24という1つの部品で決定できるので、
その寸法バラツキは単品の部品バラツキ内に押さえ込み
ことができる。よって、軸間ピッチが狭くなることによ
るモータに対する負荷増加や回転ムラが発生しピックア
ップ手段16の送り精度が悪くなり、ディスクへの情報
の読み書きが精度良く行えない等の問題点や、逆に軸間
ピッチが広くなりすぎ、ギヤ間で歯飛びが発生したり、
歯飛びに至らなくてもギヤ間のバックラッシュが大きく
なることにより、ギヤ騒音が大きくなって装置の性能と
して支障が出る等の問題点がなくなる。特に昨今の記録
再生装置の小型化が進む中、ギヤ等の構成部品も小さく
なってきており、本発明の効果は大なるものである。な
お、本発明の実施の形態1では駆動ベース部材24と軸
受部材28は別体構成であるが、合成樹脂等で一体で構
成して部品点数を減らしコストダウンを図ることもでき
る。 【0026】図3は、移動手段を保持手段の1つである
ガイドシャフト支持部材14bへの装着を説明するため
の斜視組立図である。図3において、ピックアップ手段
16をディスク15の半径方向に摺動自在に支持してい
るガイドシャフト13aは、その一端はガイドシャフト
支持部材14aで軸支され、他端はガイドシャフト支持
部材14bでシャフト付勢バネ29を介して上下方向の
み移動調整可能なごとく軸支されている状態で配設され
ている。また、リードスクリュー19はスクリューギヤ
20の固着されている側の端部30を駆動ベース部材2
4に固着されている軸受部材28を通し、かつリードス
クリュー19のもう一方の端部31をガイドシャフト支
持部材14aに軸支した状態で、ガイドシャフト支持部
材14bに形成されている位置決め凸部32,33に駆
動ベース部材24に形成されている位置決め部34,3
5を合わせるようにしてガイドシャフト支持部材14b
に上から装着し、ビス36a、36bによって固着させ
る。 【0027】装着状態をさらに詳細に説明すると、ガイ
ドシャフト支持部材14bには図4で示すようにリード
スクリュー19の端部30の先端と当接する部分はT字
状可撓部37が形成されており、さらに、その近傍には
駆動ベース部材28を装着時に軸受部材28の抜け防止
のための係合部38が形成されている。図5は駆動ベー
ス部材28をガイドシャフト支持部材24bに装着する
前の状態を示したものである。 【0028】ところでリードスクリュー19はピックア
ップ手段16をナット17を介して精度良く移動させる
ためにリードスクリュー19の長手方向のガタをなくす
必要があり、そのためにリードスクリュー19の一端を
軸支しているガイドシャフト支持部材14aで当てて、
ガイドシャフト支持部材14bに形成されているT字状
可撓部37で付勢してガタをなくすために、T字状可撓
部37には付勢部材であるコイルバネ39が配設されて
いる。また、コイルバネ39の装着性向上と抜け防止の
ため、T字状可撓部37とガイドシャフト支持部材14
bのコイルバネが当接する壁部には三角状凸部40a、
40bが形成されている。駆動ベース部材28の装着前
はT字状可撓部37は図5に示すように傾いた状態にあ
り、この状態ではいったん冶具等を使用して図5の矢印
A方向にT字状可撓部37の傾きを補正してから装着し
ないと、リードスクリュー19の端部30がT字状可撓
部37の先端部に当たり、装着時にT字状可撓部37を
破損させてしまうおそれがある。また、冶具等を使用す
ると組立工数もかかり、修理サービス等の問題もある。 【0029】本実施の形態では、駆動ベース部材28に
固着されている軸受部材28に、図7に示す三角状突起
部41a、41bが形成されており、装着時に三角状突
起部41a、41bの端面でT字状可撓部37をバネ付
勢力に抗して矢印A方向に移動させることによって、リ
ードスクリュー19の端部30がT字状可撓部37に当
たることなくスムーズに装着することが可能となる。さ
らに、装着後三角状突起部41a、41bがT字状可撓
部37の下部空間部42a、42bに入り込むため抜け
防止にもなる。またT字状可撓部37の先端部43をC
面カットすることによりさらに装着性が良くなる。尚、
駆動ベース部材28と軸受部28と三角状突起部41
a、41bを合成樹脂等で一体的に構成した場合でも同
様の効果があるのはいうまでもない。 【0030】図8は本発明の実施の形態1の記録再生装
置の平面図である。図1および図8において、ピックア
ップ手段16はガイドシャフト13a、13bによりデ
ィスク15の半径方向に摺動自在に支持されている。ま
た、ガイドシャフト13bの一端はガイドシャフト支持
部材14cにより支持され、他端はガイドシャフト支持
部材14dにより支持されている。ところで、ガイドシ
ャフト支持部材14dは前述したガイドシャフト支持部
材14dと同様、ガイドシャフト13bを調整のため上
下動作可能なごとくガイドシャフト13bの下に付勢バ
ネ(図示せず)が配設されており、ガイドシャフト支持
部材14d上から調整ネジ44の配設された押さえ部材
45と共にビス46によってシャーシ部材10に固定さ
れている。 一般的に、CDやDVDのような光ディス
クではその内周側から記録され、外周側には情報が記録
されていないことが多く、ディスクからの情報を読んだ
りディスクへ情報を書き込んだりするピックアップ手段
16は、通常スピンドルモータ12に近いディスクの内
周側に位置することが多い。しかし、記録再生装置は前
述したように輸送時やポータブル機器として使用した時
に、不意の落下等により、図8の矢印B側に強く落下衝
撃を受けることもあり得る。この場合、ピックアップ手
段16はリードスクリュー19とピックアップ手段16
に固定されているナット17を介して係合しているのみ
であり、ピックアップ手段16は落下衝撃によりディス
クの内周側から外周側にあるガイドシャフト支持部材1
4bに位置規制部47まで移動して当たり、ピックアッ
プ手段16に大きな衝撃力が加わり、破損したり、表面
上破損はみられなくても、ピックアップ手段16は多く
の高精度な部品で構成されかつ精密に調整されているた
め、構成部品のわずかなズレでも性能不良となる。 【0031】従って、少なくとも、ピックアップ手段1
6に加わる衝撃力を下げる必要があり、このために本実
施の形態では、ピックアップ手段16が落下衝撃により
まずガイドシャフト支持部材14bに設けた位置規制部
47であたり、さらにピックアップ手段16の重心部が
ガイドシャフト手段13a、13bの間にあるので図8
の矢印C方向に大きなモーメントを受けて、ガイドシャ
フト13aや、ガイドシャフト支持部材14bのたわみ
により図8の矢印C方向に変位を生ずる。そこで、ピッ
クアップ手段16が位置規制部材47で当たる位置にお
いてピックアップ手段16とわずかな間隙部48を有す
るごとく、ガイドシャフト支持部材14dに一体的に形
成された可撓性形状部49により、ピックアップ手段1
6に加わる衝撃力を衝撃緩衝材等の別部材を追加するこ
となく緩和させることができる。さらに、ガイドシャフ
ト支持部材14bの位置規制部47を図4に示すごとく
可撓性形状にすることでさらにピックアップ手段16に
加わる衝撃力を緩和することができる。 【0032】なお、上述した実施の形態において、可撓
性形状部は、ディスクの外周部側のガイドシャフト支持
部材14d、および14bに設けているが、ディスクの
内周側であるガイドシャフト支持部材14a、14cに
設けても、内外周どのガイドシャフト支持部材14a、
14b、14c14dに設けても良い。また、上述した
実施の形態1において、保持手段であるターンテーブル
を回転駆動するスピンドルモータをシャーシに対し固定
し、読取手段であるピックアップをガイドシャフトに従
って摺動する構成を示したが、シャーシに対し読取手段
であるピックアップを固定し、保持手段であるターンテ
ーブル、スピンドルモータをガイドシャフトに従って摺
動する構成にしても、同様の効果が得られる。特に、こ
の場合、実施の形態4においてスピンドルモータを固定
していたモータP板の代わりに、ピックアップを固定す
るP板に溝部を有するガイドシャフト支持部材、検出ス
イッチを設ければ良い。 【0033】さらに、上述した実施の形態1において、
光ビームによって記録再生を行う光ディスクあるいは光
磁気ディスクを例示して説明したが、必ずしもこれに限
るものでなく、磁気ヘッドによって記録再生する情報記
憶装置でも同様である。特に垂直磁化による情報記憶装
置では、磁気ヘッドの当たりやその角度によって磁化特
性が悪化しやすいので、本発明は有効である。 【0034】 【発明の効果】以上のように本発明は、以下に示す効果
を有するものである。モータ部材とモータ部材のシャフ
トに略平行に配設され、リードスクリューを軸支する軸
受部材とモータ部材からの動力をリードスクリューに伝
達する伝達手段とモータ部材、軸受部材、伝達手段とを
配設された駆動ベース部材とで構成されていることによ
り、精度良くギヤの軸間のピッチが確保できるため、ト
ラバースモータに大きな負荷がかかったり、あるいは浅
くかむことによりギヤ音の発生や歯飛びになることな
く、コンパクトで、静かで、精度良いピックアップの送
り動作が実現できる。 【0035】 また、ディスクの外周側にあるシャフト
保持部材によりリードスクリューの一方の端面と当接す
るごとくT字状可撓部を形成し、かつT字状可撓部を介
してリードスクリューに予圧をかけるごとく付勢部材
保持部材に配設し、付勢部材で付勢されているT字状可
撓部を付勢力に抗して所定位置まで移動させるため軸
部材に三角状突起部を形成した構成により、組立性が非
常に良くなり治具等を使用することなく容易に組み立て
られ工数を削減できる。 【0036】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1における記録再生装置の
構成斜視図 【図2】同、実施の形態1における駆動部の部分平面図 【図3】同、実施の形態1における移動手段をガイドシ
ャフト支持部材14bへの装着を説明する斜視組立図 【図4】同、実施の形態1におけるガイドシャフト支持
部材14bの構成斜視図 【図5】同、実施の形態1における移動手段をガイドシ
ャフト支持部材14bへの装着を説明するための断面図 【図6】同、実施の形態1における移動手段をガイドシ
ャフト支持部材14bへの装着を説明するための断面図 【図7】同、実施の形態1における軸受部材の三角状突
起部の構成斜視図 【図8】同、実施の形態1における記録再生装置の平面
図 【図9】従来の記録再生装置の斜視構成図 【符号の説明】 10 シャーシ部材 12 スピンドルモータ 13a、13b ガイドシャフト 14a、14b、14c、14d ガイドシャフト支持
部材 15 ディスク 16 ピックアップ手段 17 ナット 19 リードスクリュー 20 スクリューギヤ 21 モータ部材 23 モータギヤ 24 駆動ベース部材 25 第1の直角曲げ部 27 第2の直角曲げ部 28 軸受部材 32,33 位置決め凸部 34,35 位置決め部 37 T字状可撓部 38 係合部 39 コイルバネ 40a、40b 三角状凸部 41a、41b 三角状突起部 47 位置規制部 48 間隙部 49 可撓性形状部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−111263(JP,A) 特開 昭62−212978(JP,A) 特開 昭63−222375(JP,A) 実開 平4−6865(JP,U) 実開 昭60−41667(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/00 - 21/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 円盤状記録媒体を回転駆動する回転駆動
    手段と、前記円盤状記録媒体の信号を再生もしくは記録
    生するピックアップ手段と、前記ピックアップ手段を
    前記円盤状記録媒体の径方向に移動する移動手段と、前
    記ピックアップ手段の移動をガイドするガイド手段と、
    前記ガイド手段を保持する保持手段と、前記回転駆動手
    、前記ピックアップ手段、前記移動手段、前記ガイド
    手段及び前記保持手段を配設するシャーシ部材とを備え
    る記録再生装置であって、 前記移動手段は、前記ガイド手段に対し略平行に前記保
    持手段により回転自在に保持され表面に螺旋溝を形成し
    たリードスクリューと、前記リードスクリューを回転駆
    動する駆動手段と、前記リードスクリューの前記螺旋溝
    に係合し前記ピックアップ手段手段に駆動力を伝達する
    前記ピックアップ手段に設けた係合手段とを備え、 前記駆動手段は、駆動源たるモータ部材と、前記モータ
    部材のシャフトに略平行に配設した前記リードスクリュ
    ーを軸支する軸受部材と、前記モータ部材からの動力を
    前記リードスクリューに伝達する伝達手段と、前記モー
    タ部材、前記軸受部材及び前記伝達手段を配設た駆動
    ベース部材とを有し、 前記ガイド手段は、前記ピックアップ手段の軸受部と
    する第1のガイド部材と、第1のガイド部材と略平行
    に配設された第2のガイド部材とを備え、 前記保持手段は、前記第1のガイド部材を保持し前記円
    盤状記録媒体の内周側に配設された第1の保持部材と、
    前記第1のガイド部材を保持し前記円盤状記録媒体の外
    周側に配設された第2の保持部材と、前記第2のガイド
    部材を保持し前記円盤状記録媒体の内周側に配設された
    第3の保持部材と、前記第2のガイド部材を保持し前記
    円盤状記録媒体の外周側に配設された第4の保持部材と
    を備え、 前記第2の保持部材には前記リードスクリューの一方
    の端面と当接するT字状可撓部が形成されており、かつ
    前記T字状可撓部を介して前記リードスクリューに予圧
    をかける付勢部材が前記第2の保持部材に配設されてお
    り、 前記軸受部材に、前記T字状可撓部を前記付勢部材によ
    る付勢力に抗して所定位置まで移動させる三角状突起部
    を形成したことを特徴とする記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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