JP2588609B2 - ディスクプレーヤのガイド軸支持装置 - Google Patents
ディスクプレーヤのガイド軸支持装置Info
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- JP2588609B2 JP2588609B2 JP1140640A JP14064089A JP2588609B2 JP 2588609 B2 JP2588609 B2 JP 2588609B2 JP 1140640 A JP1140640 A JP 1140640A JP 14064089 A JP14064089 A JP 14064089A JP 2588609 B2 JP2588609 B2 JP 2588609B2
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- guide shaft
- piece
- chassis
- guide
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスクプレーヤや磁気ディスクプレー
ヤなどのディスクプレーヤに係り、特にピックアップを
案内するガイド軸を、高精度に位置決めし、無理な応力
が作用することなく、またがたつくことなく設置できる
ようにしたガイド軸支持装置に関する。
ヤなどのディスクプレーヤに係り、特にピックアップを
案内するガイド軸を、高精度に位置決めし、無理な応力
が作用することなく、またがたつくことなく設置できる
ようにしたガイド軸支持装置に関する。
第５図は光ディスク再生ユニットの従来例をシャーシ
の裏側（ディスクが装填される側と逆の側）から示す底
面図である。
の裏側（ディスクが装填される側と逆の側）から示す底
面図である。
符号１はユニットのシャーシである。このシャーシ１
にはディスク駆動用のモータ２が搭載されており、シャ
ーシ１の表面側に設けられているターンテーブル３がこ
のモータ２により回転駆動される。光ディスクＤはター
ンテーブル３に設置されてクランプされ、モータ２によ
り光ディスクＤが回転駆動される。
にはディスク駆動用のモータ２が搭載されており、シャ
ーシ１の表面側に設けられているターンテーブル３がこ
のモータ２により回転駆動される。光ディスクＤはター
ンテーブル３に設置されてクランプされ、モータ２によ
り光ディスクＤが回転駆動される。
符号４は移動ベースであり、この移動ベース４に光ピ
ックアップが搭載されている。符号５は光ピックアップ
に設けられた対物レンズを示しており、この対物レンズ
５が光ディスクＤの記録面に対向している。移動ベース
４の一方の側部には一対の摺動軸受6a,6bがまた他方の
側部には１個の摺動軸受７が保持されている。シャーシ
１には一対のガイド軸８と９が設けられており、一方の
摺動軸受6aと6bがガイド軸８に摺動自在に挿通され、他
方の摺動軸受７がガイド軸９に摺動自在に挿通されてい
る。一般的にこの種のガイド装置では、一対の摺動軸受
6a,6bがガイド軸８とほぼ同じ内径寸法に仕上げられ、
他方の摺動軸受７が第５図の上下方向（ガイド軸８と９
の並び方向）にややラフな内径寸法となっている。よっ
て移動ベース４は、一方のガイド軸８を基準として摺動
動作するようになっている。
ックアップが搭載されている。符号５は光ピックアップ
に設けられた対物レンズを示しており、この対物レンズ
５が光ディスクＤの記録面に対向している。移動ベース
４の一方の側部には一対の摺動軸受6a,6bがまた他方の
側部には１個の摺動軸受７が保持されている。シャーシ
１には一対のガイド軸８と９が設けられており、一方の
摺動軸受6aと6bがガイド軸８に摺動自在に挿通され、他
方の摺動軸受７がガイド軸９に摺動自在に挿通されてい
る。一般的にこの種のガイド装置では、一対の摺動軸受
6a,6bがガイド軸８とほぼ同じ内径寸法に仕上げられ、
他方の摺動軸受７が第５図の上下方向（ガイド軸８と９
の並び方向）にややラフな内径寸法となっている。よっ
て移動ベース４は、一方のガイド軸８を基準として摺動
動作するようになっている。
移動ベース４を駆動するための駆動機構として、移動
ベース４の一方の側端にはラック11が固定されている。
シャーシ１には上記ラック11と噛み合うピニオンギヤ12
が設けられており、このピニオンギヤ12がモータ13の回
転軸に設けられた小ギヤより駆動されるようになってい
る。
ベース４の一方の側端にはラック11が固定されている。
シャーシ１には上記ラック11と噛み合うピニオンギヤ12
が設けられており、このピニオンギヤ12がモータ13の回
転軸に設けられた小ギヤより駆動されるようになってい
る。
上記従来の光ディスク再生ユニットの再生動作では、
モータ２によりターンテーブル３が駆動されて光ディス
クＤが回転駆動される。またモータ13によりピニオンギ
ア12が駆動され、これによりラック11ならびに移動ベー
ス４がガイド軸８と９に沿って駆動される。通常の再生
動作では、移動ベース４がディスクＤの内周位置から外
周方向へ向かって微速度にて駆動され、移動ベース４に
搭載された光ピックアップの対物レンズ５からレーザビ
ームが照射され、光ディスクＤの記録面のトラックに記
録されている情報が読み取られる。またサーチ動作など
では移動ベース４が間欠的に送られる。
モータ２によりターンテーブル３が駆動されて光ディス
クＤが回転駆動される。またモータ13によりピニオンギ
ア12が駆動され、これによりラック11ならびに移動ベー
ス４がガイド軸８と９に沿って駆動される。通常の再生
動作では、移動ベース４がディスクＤの内周位置から外
周方向へ向かって微速度にて駆動され、移動ベース４に
搭載された光ピックアップの対物レンズ５からレーザビ
ームが照射され、光ディスクＤの記録面のトラックに記
録されている情報が読み取られる。またサーチ動作など
では移動ベース４が間欠的に送られる。
上記の光ディスク再生ユニットでは、移動ベース４が
ガイド軸８と９に案内されて移動するため、移動ベース
４および光ピックアップの移動精度はガイド軸８と９に
より決められる。そのため、ガイド軸８と９は、シャー
シ１に対して高精度に位置決めされて固定されているこ
とが必要である。従来は、第５図に示すように、ガイド
軸８と９の両端部がブラケット10に保持され、このブラ
ケット10がシャーシ１に強固に固定されて、ガイド軸８
と９が位置決めされていた。
ガイド軸８と９に案内されて移動するため、移動ベース
４および光ピックアップの移動精度はガイド軸８と９に
より決められる。そのため、ガイド軸８と９は、シャー
シ１に対して高精度に位置決めされて固定されているこ
とが必要である。従来は、第５図に示すように、ガイド
軸８と９の両端部がブラケット10に保持され、このブラ
ケット10がシャーシ１に強固に固定されて、ガイド軸８
と９が位置決めされていた。
しかし、ガイド軸８と９の両端部を、ブラケット10に
より剛性的に保持してシャーシ１に強固に固定している
と、製造時にガイド軸８と９に反りがあった場合に、ガ
イド軸８と９の両端部がシャーシ１に固定された時点
で、ガイド軸８と９の反りがシャーシ１に対して歪みを
与えることになる。その結果、シャーシ１の平面度が損
なわれ、ターンテーブル３の回転軸の軸中心と対物レン
ズ５の光軸との平行度が損なわれるなどの問題が生じ
る。逆にガイド軸８と９の両端部がシャーシ１に強固に
固定された時点で、ガイド軸８と９に曲りが生じること
があり、この場合には、移動ベース４の移動付加が増大
することになる。
より剛性的に保持してシャーシ１に強固に固定している
と、製造時にガイド軸８と９に反りがあった場合に、ガ
イド軸８と９の両端部がシャーシ１に固定された時点
で、ガイド軸８と９の反りがシャーシ１に対して歪みを
与えることになる。その結果、シャーシ１の平面度が損
なわれ、ターンテーブル３の回転軸の軸中心と対物レン
ズ５の光軸との平行度が損なわれるなどの問題が生じ
る。逆にガイド軸８と９の両端部がシャーシ１に強固に
固定された時点で、ガイド軸８と９に曲りが生じること
があり、この場合には、移動ベース４の移動付加が増大
することになる。
また、前記ブラケット10に、ガイド軸８と９の直径よ
りも大きめの穴を形成し、ガイド軸８と９の両端部をこ
の穴内に余裕を有して挿入することにより、ガイド軸と
シャーシとの間で歪みが与えられるのを防止できる。し
かし、この場合には、ガイド軸８と９の位置決め精度が
低下するのみならず、ガイド軸８と９のがたつき音が発
生する問題が生じる。
りも大きめの穴を形成し、ガイド軸８と９の両端部をこ
の穴内に余裕を有して挿入することにより、ガイド軸と
シャーシとの間で歪みが与えられるのを防止できる。し
かし、この場合には、ガイド軸８と９の位置決め精度が
低下するのみならず、ガイド軸８と９のがたつき音が発
生する問題が生じる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ガイ
ド軸をシャーシに対して高精度に位置決めできるように
し、しかもガイド軸の反りがシャーシに大きな歪みとし
て伝達されるようなことがなく、さらにガイド軸ががた
つきを生じることなく支持されるディスクプレーヤのガ
イド軸支持装置を提供することを目的としている。
ド軸をシャーシに対して高精度に位置決めできるように
し、しかもガイド軸の反りがシャーシに大きな歪みとし
て伝達されるようなことがなく、さらにガイド軸ががた
つきを生じることなく支持されるディスクプレーヤのガ
イド軸支持装置を提供することを目的としている。
本発明によるガイド軸支持装置は、回転駆動されるデ
ィスクの記録面に対向するピックアップと、前記ピック
アップを搭載した移動ベースを前記記録面に沿って案内
するガイド軸と、前記ガイド軸を固定部に対して位置決
めする板ばねと、前記移動ベースをガイド軸に沿って移
動させる駆動機構とが設けられたディスクプレーヤにお
いて、前記板ばねは、固定部に設置され且つ撓み部を有
する取付片と、前記取付片の撓み部から折曲げられて取
付片の板厚方向と交叉する方向へ立ち上がり且つ立ち上
り部分がガイド軸の端部に当たる付勢片とを有してお
り、前記付勢片の弾性力により前記ガイド軸が軸方向へ
押圧されるとともに、前記取付片の撓み部にてその板厚
方向へ発揮される弾性力が前記付勢片に対して立ち上り
方向と逆の方向へ作用して付勢片に与えられるこの弾性
力によりガイド軸が径方向へ押圧され、前記付勢片によ
りガイド軸が軸方向と径方向の双方へ位置決めされてい
ることを特徴とするものである。
ィスクの記録面に対向するピックアップと、前記ピック
アップを搭載した移動ベースを前記記録面に沿って案内
するガイド軸と、前記ガイド軸を固定部に対して位置決
めする板ばねと、前記移動ベースをガイド軸に沿って移
動させる駆動機構とが設けられたディスクプレーヤにお
いて、前記板ばねは、固定部に設置され且つ撓み部を有
する取付片と、前記取付片の撓み部から折曲げられて取
付片の板厚方向と交叉する方向へ立ち上がり且つ立ち上
り部分がガイド軸の端部に当たる付勢片とを有してお
り、前記付勢片の弾性力により前記ガイド軸が軸方向へ
押圧されるとともに、前記取付片の撓み部にてその板厚
方向へ発揮される弾性力が前記付勢片に対して立ち上り
方向と逆の方向へ作用して付勢片に与えられるこの弾性
力によりガイド軸が径方向へ押圧され、前記付勢片によ
りガイド軸が軸方向と径方向の双方へ位置決めされてい
ることを特徴とするものである。
上記手段では、ガイド時が支持されるシャーシなどの
固定部に板ばねが設けられて板ばねに、撓み部を有する
取付片と、この取付片の撓み部分から折曲げられて取付
片の板厚方向と交叉する方向に立ち上がる付勢片とが設
けられ、この付勢片の立ち上り部分がガイド軸の端部に
当てられている。ガイド軸はこの付勢片の弾性力を受け
て軸方向へ押圧されて位置決めされるとともに、前記撓
み部にて発揮される弾性力が付勢片を介してガイド軸に
対し径方向への押圧力を発揮して、ガイド軸が径方向へ
位置決めされる。このように単一の付勢片により、ガイ
ド軸が軸方向と径方向の双方へ押圧されて位置決めされ
るため、ガイド軸を位置決めする機構の構造が簡単にな
る。また板ばねの取付片の撓み部にて板厚方向へ発揮さ
れる弾性力が、付勢片に対して立ち上り方向と逆の方向
へ作用し、この弾性力によりガイド軸が径方向へ加圧さ
れるため、ガイド軸が径方向へ確実に弾圧されて位置決
めされる。
固定部に板ばねが設けられて板ばねに、撓み部を有する
取付片と、この取付片の撓み部分から折曲げられて取付
片の板厚方向と交叉する方向に立ち上がる付勢片とが設
けられ、この付勢片の立ち上り部分がガイド軸の端部に
当てられている。ガイド軸はこの付勢片の弾性力を受け
て軸方向へ押圧されて位置決めされるとともに、前記撓
み部にて発揮される弾性力が付勢片を介してガイド軸に
対し径方向への押圧力を発揮して、ガイド軸が径方向へ
位置決めされる。このように単一の付勢片により、ガイ
ド軸が軸方向と径方向の双方へ押圧されて位置決めされ
るため、ガイド軸を位置決めする機構の構造が簡単にな
る。また板ばねの取付片の撓み部にて板厚方向へ発揮さ
れる弾性力が、付勢片に対して立ち上り方向と逆の方向
へ作用し、この弾性力によりガイド軸が径方向へ加圧さ
れるため、ガイド軸が径方向へ確実に弾圧されて位置決
めされる。
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第１図は本発明の第１実施例を示すものであり、光デ
ィスク再生ユニットをディスク装着側と逆側から示す底
面図、第２図は第１図のII矢視方向から見た側面図であ
る。
ィスク再生ユニットをディスク装着側と逆側から示す底
面図、第２図は第１図のII矢視方向から見た側面図であ
る。
第１図ならびに第２図において、符号21はディスク再
生ユニットのシャーシである。符号22はディスク駆動用
のモータであり、このモータ22の回転軸に取り付けられ
たターンテーブル23に光ディスクＤが設置されてクラン
プされ、モータ22の動力により光ディスクＤが回転駆動
される。符号24は移動ベースであり、この移動ベース24
に光ピックアップＰが搭載されている。この光ピックア
ップＰに搭載されている対物レンズ25が光ディスクＤの
記録面に対向している。移動ベース24の一方の側部には
一対の摺動軸受26aと26bが保持され、他方の側部には１
個の摺動軸受27が保持されている。
生ユニットのシャーシである。符号22はディスク駆動用
のモータであり、このモータ22の回転軸に取り付けられ
たターンテーブル23に光ディスクＤが設置されてクラン
プされ、モータ22の動力により光ディスクＤが回転駆動
される。符号24は移動ベースであり、この移動ベース24
に光ピックアップＰが搭載されている。この光ピックア
ップＰに搭載されている対物レンズ25が光ディスクＤの
記録面に対向している。移動ベース24の一方の側部には
一対の摺動軸受26aと26bが保持され、他方の側部には１
個の摺動軸受27が保持されている。
シャーシ21には一対のガイド軸28と29が設けられてお
り、前記一対の摺動軸受26aと26bはガイド軸28に、他方
の摺動軸受27はガイド軸29に摺動自在に挿通されてい
る。一方のガイド軸28はシャーシ21に設けられた支持ブ
ラケット31aと31bに回動自在に支持されている。またこ
のガイド軸28の図示左端にはギヤ32が固設されている。
なお一対の摺動軸受26a,26bはガイド軸28の外径とほぼ
同じ内径寸法に仕上げられ、他方の摺動軸受27はガイド
軸28と29の並び方向にややラフな内径寸法となってい
る。よって移動ベース24は、一方のガイド軸２の基準と
して摺動動作するようになっている。
り、前記一対の摺動軸受26aと26bはガイド軸28に、他方
の摺動軸受27はガイド軸29に摺動自在に挿通されてい
る。一方のガイド軸28はシャーシ21に設けられた支持ブ
ラケット31aと31bに回動自在に支持されている。またこ
のガイド軸28の図示左端にはギヤ32が固設されている。
なお一対の摺動軸受26a,26bはガイド軸28の外径とほぼ
同じ内径寸法に仕上げられ、他方の摺動軸受27はガイド
軸28と29の並び方向にややラフな内径寸法となってい
る。よって移動ベース24は、一方のガイド軸２の基準と
して摺動動作するようになっている。
シャーシ21の下面には一対のブラケット35と36により
回動自在に支持されたスクリュー軸37が設けられてい
る。前記移動ベース24の下面には板ばね38が設けられて
おり、その先端に設けられたハーフナット39が上記スク
リュー軸37に噛み合わされている。スクリュー軸37の図
示左端にはギヤ41が固定されている。このギヤ41は減速
ギヤ42と噛み合っており、減速ギヤ42は、モータ43の回
転軸に固定されたピニオンギヤ44と噛み合っている。再
生動作では、モータ43の動力が減速ギヤ42を介してギヤ
32に伝達され、スクリュー軸37が回転駆動される。この
スクリュー軸の回転によりハーフナット39に移動駆動力
が与えられ、移動ベース24がガイド軸28と29に沿って移
動する。さらにスクリュー軸37に設けられたギヤ41は減
速ギヤ45と噛み合っており、減速ギヤ45は一方のガイド
軸28に設けられたギヤ32と噛み合っている。
回動自在に支持されたスクリュー軸37が設けられてい
る。前記移動ベース24の下面には板ばね38が設けられて
おり、その先端に設けられたハーフナット39が上記スク
リュー軸37に噛み合わされている。スクリュー軸37の図
示左端にはギヤ41が固定されている。このギヤ41は減速
ギヤ42と噛み合っており、減速ギヤ42は、モータ43の回
転軸に固定されたピニオンギヤ44と噛み合っている。再
生動作では、モータ43の動力が減速ギヤ42を介してギヤ
32に伝達され、スクリュー軸37が回転駆動される。この
スクリュー軸の回転によりハーフナット39に移動駆動力
が与えられ、移動ベース24がガイド軸28と29に沿って移
動する。さらにスクリュー軸37に設けられたギヤ41は減
速ギヤ45と噛み合っており、減速ギヤ45は一方のガイド
軸28に設けられたギヤ32と噛み合っている。
第３図は、回転しない側のガイド軸29の両端の支持部
を示しているものであり、第１図のIII−III断面図であ
る。また第４図は第３図のIV矢視図の拡大図である。
を示しているものであり、第１図のIII−III断面図であ
る。また第４図は第３図のIV矢視図の拡大図である。
回転しない側のガイド軸29の図示左端には円錐状のテ
ーパ面29aが形成され、図示右端には段差を介して小径
部29bが形成されている。ガイド軸29の図示左端を支持
するブラケット51には位置決め穴51aが穿設されてお
り、前記テーパ面29aがこの位置決め穴29aに挿入されて
いる。ガイド軸29の図示右端を支持するブラケット52に
は、第４図に示すように、互いに直角となる水平支持面
52aと垂直支持面52bとが形成されており、ガイド軸29の
図示右端の大径の部分がその水平支持面52aと垂直支持
面52bに当接して支持されている。ガイド軸29の右端を
支持するブラケット52の外側には板ばね53が取り付けら
れている。この板ばね53の取付片53cは固定ねじ54によ
りシャーシ21の下面に固定されている。この板ばね53は
途中で折曲げられており、この折曲部が付勢片53aとな
っている。第４図に示すように、付勢片53aにはシャー
シ21に対してほぼ45度に傾斜した押圧部53bが形成され
ており、この押圧部53bがガイド軸29の小径部26bに当接
している。第４図において板ばね53の取付片53cは図示
上方のf1方向への弾性力を発揮できるように、図示下側
にやや撓む状態にて固定ねじ54により固定されており、
前記取付片53cの撓み部分にて発揮される弾性力が付勢
片53aに作用し、前記付勢片53aに形成された押圧部53b
によりガイド軸29に小径部29bが45度の方向（f2方向）
へ付勢されている。この付勢力によりガイド軸29の大径
部がブラケット52の水平支持面52aと垂直支持面52bとに
押しつけられて、ガイド軸29のシャーシ21に対する相対
位置の位置決めがなされている。さらに第３図に示すよ
うに、板ばね53の付勢片53aは図示右方向へ撓んだ状態
となっている。この撓みによりガイド軸29の図示右端の
段差部分に軸方向（f3方向）の付勢力が与えられ、この
付勢力により、ガイド軸29の図示左端テーパ面29aがブ
ラケット51の位置決め穴51aに押しつけられ、ガイド軸2
9の中心線の位置決めならびにガイド軸29の軸方向への
位置決めがなされている。
ーパ面29aが形成され、図示右端には段差を介して小径
部29bが形成されている。ガイド軸29の図示左端を支持
するブラケット51には位置決め穴51aが穿設されてお
り、前記テーパ面29aがこの位置決め穴29aに挿入されて
いる。ガイド軸29の図示右端を支持するブラケット52に
は、第４図に示すように、互いに直角となる水平支持面
52aと垂直支持面52bとが形成されており、ガイド軸29の
図示右端の大径の部分がその水平支持面52aと垂直支持
面52bに当接して支持されている。ガイド軸29の右端を
支持するブラケット52の外側には板ばね53が取り付けら
れている。この板ばね53の取付片53cは固定ねじ54によ
りシャーシ21の下面に固定されている。この板ばね53は
途中で折曲げられており、この折曲部が付勢片53aとな
っている。第４図に示すように、付勢片53aにはシャー
シ21に対してほぼ45度に傾斜した押圧部53bが形成され
ており、この押圧部53bがガイド軸29の小径部26bに当接
している。第４図において板ばね53の取付片53cは図示
上方のf1方向への弾性力を発揮できるように、図示下側
にやや撓む状態にて固定ねじ54により固定されており、
前記取付片53cの撓み部分にて発揮される弾性力が付勢
片53aに作用し、前記付勢片53aに形成された押圧部53b
によりガイド軸29に小径部29bが45度の方向（f2方向）
へ付勢されている。この付勢力によりガイド軸29の大径
部がブラケット52の水平支持面52aと垂直支持面52bとに
押しつけられて、ガイド軸29のシャーシ21に対する相対
位置の位置決めがなされている。さらに第３図に示すよ
うに、板ばね53の付勢片53aは図示右方向へ撓んだ状態
となっている。この撓みによりガイド軸29の図示右端の
段差部分に軸方向（f3方向）の付勢力が与えられ、この
付勢力により、ガイド軸29の図示左端テーパ面29aがブ
ラケット51の位置決め穴51aに押しつけられ、ガイド軸2
9の中心線の位置決めならびにガイド軸29の軸方向への
位置決めがなされている。
次に上記第１実施例の動作を説明する。
光ディスクＤはターンテーブル23上に設置されてクラ
ンプされる。再生動作では、モータ22によりターンテー
ブル23および光ディスクＤが回転駆動される。またモー
タ43により減速ギヤ42を介してギヤ41ならびにスクリュ
ー軸37が回転駆動される。このスクリュー軸37の回転に
よりハーフナット39の直線方向への駆動力が与えられ、
移動ベース24がガイド軸28と29に沿う方向へ駆動され
る。またギヤ41に与えられる回転力は、さらに減速ギヤ
45を介してギヤ32に与えられ、一方のガイド軸28が回転
させられる。よって移動ベース24に保持されている摺動
軸受26a,26bとガイド軸28との間の抵抗は動摩擦抵抗と
なる。よって移動ベース24の移動負荷が軽減され、移動
ベース24はスムーズに移動するようになる。また移動ベ
ース24が間欠駆動される場合においても、停止時から移
動を開始するときの起動負荷が非常に小さくなり、再生
動作が機敏で、再生特性が向上される。
ンプされる。再生動作では、モータ22によりターンテー
ブル23および光ディスクＤが回転駆動される。またモー
タ43により減速ギヤ42を介してギヤ41ならびにスクリュ
ー軸37が回転駆動される。このスクリュー軸37の回転に
よりハーフナット39の直線方向への駆動力が与えられ、
移動ベース24がガイド軸28と29に沿う方向へ駆動され
る。またギヤ41に与えられる回転力は、さらに減速ギヤ
45を介してギヤ32に与えられ、一方のガイド軸28が回転
させられる。よって移動ベース24に保持されている摺動
軸受26a,26bとガイド軸28との間の抵抗は動摩擦抵抗と
なる。よって移動ベース24の移動負荷が軽減され、移動
ベース24はスムーズに移動するようになる。また移動ベ
ース24が間欠駆動される場合においても、停止時から移
動を開始するときの起動負荷が非常に小さくなり、再生
動作が機敏で、再生特性が向上される。
さらに本発明は光ディスクプレーヤに限られず、磁気
ディスクプレーヤにおいて磁気ヘッドを搭載してピック
アップを移動させる機構にも実施可能である。
ディスクプレーヤにおいて磁気ヘッドを搭載してピック
アップを移動させる機構にも実施可能である。
以上のように本発明によれば、板ばねに形成された単
一の付勢片によって、ガイド軸が軸方向と径方向の双方
へ押圧されて位置決めされているため、ガイド軸を位置
決めするための部品を少なくできてスペースの有効利用
が図れる。また、板ばねは、取付片の撓み部から付勢片
が立ち上がるように折曲げ形成されてこの立ち上り部分
がガイド軸の端部に当たり、取付片の撓み部の板厚方向
の弾性力が付勢片に対してその立ち上り方向と逆の方向
へ作用してガイド軸が径方向へ押圧される。したがっ
て、ガイド時は付勢片により軸方向へ確実に押圧される
のみならず、前記撓み部の弾性力によりガイド軸が径方
向へ確実に押圧されて位置決めされる。
一の付勢片によって、ガイド軸が軸方向と径方向の双方
へ押圧されて位置決めされているため、ガイド軸を位置
決めするための部品を少なくできてスペースの有効利用
が図れる。また、板ばねは、取付片の撓み部から付勢片
が立ち上がるように折曲げ形成されてこの立ち上り部分
がガイド軸の端部に当たり、取付片の撓み部の板厚方向
の弾性力が付勢片に対してその立ち上り方向と逆の方向
へ作用してガイド軸が径方向へ押圧される。したがっ
て、ガイド時は付勢片により軸方向へ確実に押圧される
のみならず、前記撓み部の弾性力によりガイド軸が径方
向へ確実に押圧されて位置決めされる。
第１図は本発明の第１実施例による光ディスク再生ユニ
ットのピックアップ装置をシャーシの裏側から示す底面
図、第２図は第１図をII矢視方向から示す側面図、第３
図は一方のガイド軸の支持部を示す第１図のIII−III断
面図、第４図は第３図をIV矢視方向から示す拡大側面
図、第５図は従来の光ディスク再生ユニットのピックア
ップ装置をシャーシの裏面側から示す底面図である。 21……シャーシ、22……ディスク駆動用のモータ、23…
…ターンテーブル、24……移動ベース、25……対物レン
ズ、26a,26b,27……摺動軸受、28,29……ガイド軸、32
……ギヤ、37……スクリュー軸、43……ピックアップ駆
動とガイド軸駆動用モータ、
ットのピックアップ装置をシャーシの裏側から示す底面
図、第２図は第１図をII矢視方向から示す側面図、第３
図は一方のガイド軸の支持部を示す第１図のIII−III断
面図、第４図は第３図をIV矢視方向から示す拡大側面
図、第５図は従来の光ディスク再生ユニットのピックア
ップ装置をシャーシの裏面側から示す底面図である。 21……シャーシ、22……ディスク駆動用のモータ、23…
…ターンテーブル、24……移動ベース、25……対物レン
ズ、26a,26b,27……摺動軸受、28,29……ガイド軸、32
……ギヤ、37……スクリュー軸、43……ピックアップ駆
動とガイド軸駆動用モータ、
Claims (1)
- 【請求項１】回転駆動されるディスクの記録面に対向す
るピックアップと、前記ピックアップを搭載した移動ベ
ースを前記記録面に沿って案内するガイド軸と、前記ガ
イド軸を固定部に対して位置決めする板ばねと、前記移
動ベースをガイド軸に沿って移動させる駆動機構とが設
けられたディスクプレーヤにおいて、前記板ばねは、固
定部に設置され且つ撓み部を有する取付片と、前記取付
片の撓み部から折曲げられて取付片の板厚方向と交叉す
る方向へ立ち上がり且つ立ち上り部分がガイド軸の端部
に当たる付勢片とを有しており、前記付勢片の弾性力に
より前記ガイド軸が軸方向へ押圧されるとともに、前記
取付片の撓み部にてその板厚方向へ発揮される弾性力が
前記付勢片に対して立ち上り方向と逆の方向へ作用して
付勢片に与えられるこの弾性力によりガイド軸が径方向
へ押圧され、前記付勢片によりガイド軸が軸方向と径方
向の双方へ位置決めされていることを特徴とするディス
クプレーヤのガイド軸支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1140640A JP2588609B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ディスクプレーヤのガイド軸支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1140640A JP2588609B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ディスクプレーヤのガイド軸支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH035972A JPH035972A (ja) | 1991-01-11 |
| JP2588609B2 true JP2588609B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=15273376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1140640A Expired - Fee Related JP2588609B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | ディスクプレーヤのガイド軸支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588609B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3339975B2 (ja) * | 1994-11-02 | 2002-10-28 | オリンパス光学工業株式会社 | リニアガイド装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5764307A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-19 | Pioneer Electronic Corp | Pickup driving mechanism for linear tracking player |
| JPS63136363A (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-08 | Seiko Epson Corp | 磁気記録装置 |
| JPS6443214U (ja) * | 1987-09-11 | 1989-03-15 | ||
| JPH0240174A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-08 | Canon Electron Inc | 記録再生装置 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1140640A patent/JP2588609B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH035972A (ja) | 1991-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |