JP2000215625A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JP2000215625A
JP2000215625A JP11017877A JP1787799A JP2000215625A JP 2000215625 A JP2000215625 A JP 2000215625A JP 11017877 A JP11017877 A JP 11017877A JP 1787799 A JP1787799 A JP 1787799A JP 2000215625 A JP2000215625 A JP 2000215625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
screw shaft
optical disk
lead screw
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11017877A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaya Niizawa
久弥 新沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11017877A priority Critical patent/JP2000215625A/ja
Publication of JP2000215625A publication Critical patent/JP2000215625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ヘッドのバックラッシュや不要振動の発生
を抑制し、光ヘッドのスレッドのトラック追従とシーク
動作の精度と安定性とを向上可能な光ディスク装置を提
供する。 【解決手段】 ラック12のリードスクリュー軸9に接
する部分にはリードスクリュー軸9の螺旋状の溝に噛み
合うような歯を持つ歯部14,15が具備されている。
歯部14,15の歯はリードスクリュー軸9の溝にあわ
せた螺旋形状をとり、歯の断面は円弧となりリードスク
リュー軸9の溝と点接点をなす。ラック12は接触の安
定性を得るために、リードスクリュー軸9のネジピッチ
にあわせて2個の歯部14,15を平行に備えている。
歯部14,15にはスプリング16,17によってリー
ドスクリュー軸9の溝に適当な予圧が働き、バックラッ
シュ等が生じないように接することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に関
し、特に光ヘッドを搭載するキャリッジの位置決め機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置においては、図4
に示すように、図示せぬ光ディスク媒体に対して情報の
記録再生を行う光ヘッド(図示せず)を搭載するキャリ
ッジ25と、キャリッジ25を駆動するキャリッジ駆動
部(図示せず)とを備えている。
【0003】キャリッジ25は駆動方向と平行に配置さ
れた一対のシャフト(レール21,22)としての支持
部(図示せず)に摺動自在に支持されており、スクリュ
ー軸26はシャフトと平行に設けられた軸である。キャ
リッジ駆動部は回転駆動するモータ(図示せず)と、モ
ータによって回転駆動されるスクリュー軸26と、スク
リュー軸26の駆動をキャリッジ25に伝達する板バネ
27とを備え、板バネ27がスクリュー軸26に噛み合
うことによって形成されるラック部(ハーフナット2
8)と、キャリッジ25に片持梁状にネジ止め固定され
る固定部(スライダ23及びケース24)とを備えてい
る。
【0004】キャリッジ25に片持梁状に固定された板
バネ27がスクリュー軸26に対して所定の弾力によっ
て噛み合うことになり、スクリュー軸26の回転によっ
て発生する駆動力をキャリッジ25に伝達する。
【0005】特に、キャリッジ25の板バネ27はスク
リュー軸26の伸長方向に所定幅を有する平板状の板バ
ネであり、キャリッジ駆動部がスクリュー軸26の回転
によって発生する駆動力を板バネ27を介してキャリッ
ジ25に伝達し、キャリッジ25を駆動するように構成
されている。尚、30,31は検知スイッチである。上
記のような構造については、特開平10−69737号
公報等に開示されている。
【0006】また,他の光ディスク装置としては、図4
に示すように、光ヘッド41をキャリッジ42に搭載
し、そのキャリッジ42に、キャリッジ42を移動させ
るためのリードスクリュー44を係合させる構造があ
る。
【0007】この構造において、キャリッジ42には、
歯がリードスクリュー44の溝に係合するラック43が
ネジで取付けられている。このラック43の上部には永
久磁石が取付けられており、リードスクリュー44は磁
性材で作られている。
【0008】この構造において、永久磁石が磁性材で作
られたリードスクリュー44に引寄せられる磁気による
押圧力によって、ラック43の歯がリードスクリュー4
4の溝部に押さえつけられてすきまなく入り込む。尚、
モータ45はリードスクリュー44を回転させる。この
ような構造については、特開平9−120649号公報
や特開平10ー69737号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ディ
スク装置では、光ヘッドとスクリュー軸との間のバック
ラッシュが発生したり、光ヘッドの不要振動等が発生す
るため、光ヘッドによって光ディスク媒体に記録・再生
する際に、特に高記録密度媒体に記録を行う際に、高密
度記録用の光ヘッドを精度良くトラック方向に駆動する
ことができない。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、光ヘッドのバックラッシュや不要振動の発生を抑
制することができ、光ヘッドのスレッドのトラック追従
とシーク動作の精度と安定性とを向上させることができ
る光ディスク装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置は、光ディスク媒体に対して光学的に記録及び再生
を行う光ヘッドと、前記光ヘッドを搭載しかつ前記光デ
ィスク媒体の半径方向に移動可能な構造のキャリッジ
と、前記キャリッジを駆動する駆動手段と、前記駆動手
段の回転運動を前記キャリッジに伝達するスクリュー軸
と、前記キャリッジに配設されかつ各々前記スクリュー
軸の螺旋状の溝に独立に噛合する複数のラック部材とを
備えている。
【0012】すなわち、本発明の光ディスク装置は、光
ディスクに対して光学的に記録及び再生を行う光ヘッド
を搭載しかつ光ディスクの半径方向に移動可能なキャリ
ッジと、キャリッジを駆動するモータと、モータの回転
運動を伝達するスクリュー軸とを備え、スクリュー軸の
螺旋状の溝に対して噛み合う歯を有するラックをキャリ
ッジに複数個具備している。
【0013】上記のように、キャリッジに独立した複数
のラックを配設し、これらラックによってキャリッジの
トラック方向への動作を安定化させる。これによって、
キャリッジの追従精度を向上させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る光ディスク装置のキャリッジの位置決め機構の斜視図
である。図において、スピンドルモータ2はベース8に
設置され、スピンドルモータ2のターンテーブル(図示
せず)上に光ディスク媒体1をクランプすることで、光
ディスク媒体1はスピンドルモータ2によって回転駆動
される。
【0015】対物レンズ3はレーザビームをディスク媒
体1の媒体面に集光し、レンズアクチュエータ4は対物
レンズ3を光ディスク媒体1の媒体面上のトラックに光
ヘッドからのレーザビームを集光(フォーカシング)動
作及び追従(トラッキング)動作を行う.上記のレンズ
アクチュエータ4及び図示せぬレーザダイオード、プリ
ズム、フォトディテクタ等の光学部品がキャリッジ5に
搭載され,これらの部品全体で光ヘッド13が構成され
ている。
【0016】ここではレンズアクチュエータ4と各光学
部品とが一体になった光ヘッド13の構成を示している
が、これらの一部がベース8に固定され、光ヘッド13
がキャリッジ5に搭載される部分と、ベース8に固定さ
れる部分とに分割されて配置される分離ヘッドの場合
も、特に図示していないが、その構成が上記の構成と同
様である。
【0017】一方,シャフト6,7は平行にベース8に
トラック方向に取付けられ、キャリッジ5はシャフト
6,7に摺動自在に支持されており、トラック方向に可
動自在となっている。ここで、本実施例では特に示さな
いが、キャリッジ5とシャフト6,7との間にはベアリ
ング等を用いた転がり軸受けを用いてもよい。
【0018】リードスクリュー軸9は螺旋状に溝が切ら
れ、シャフト6,7に平行にベース8に支持されてい
る。また、リードスクリュー軸9はモータ10に直接接
続され、モータ10の軸の回転がそのままリードスクリ
ュー軸9に伝達されて回転を行う。
【0019】ここで、本実施例では特に図示していない
が、モータ10とリードスクリュー軸9との間にピニオ
ンギアやギアトレイン等の減速機を伝達要素として挿入
してもよい。
【0020】キャリッジ5にはラック12が取付けら
れ、ラック12にはリードスクリュー軸9の螺旋状の溝
に噛み合うようなネジ形状の歯が形成される。このラッ
ク12の歯とリードスクリュー軸9との溝とが噛み合う
ことによって,y軸を中心として回転しているリードス
クリュー軸9の回転がラック12を通してキャリッジ5
をトラック方向に可動させる。すなわち、このような簡
単な構成で、モータ10の回転駆動力によってキャリッ
ジ5を光ディスク媒体1の内周から外周までアクセスす
ることが可能となる。
【0021】尚、図1において、「x軸」は光ディスク
媒体1の半径方向(トラック方向)を、「y軸」は光デ
ィスク媒体1の接線方向を、「z軸」は光ディスク媒体
1の垂直方向(フォーカス方向)を夫々示している。ま
た、11はリードスクリュー軸9の軸受けである。
【0022】図2は図1のラック12の詳細な構成を示
す図であり、図3は図1のラック12とリードスクリュ
ー軸9との噛み合い状態を示す図である。これらの図に
おいて、ラック12とキャリッジ5とは図示せぬ位置決
めピン及びネジによって固定支持され、ラック12はキ
ャリッジ5と同時に可動する。
【0023】また、ラック12のリードスクリュー軸9
に接する部分にはリードスクリュー軸9の螺旋状の溝に
噛み合うような歯を持つ歯部14,15が具備されてい
る。歯部14,15の歯はリードスクリュー軸9の溝に
あわせた螺旋形状をとり、歯の断面は円弧となりリード
スクリュー軸9の溝と点接点をなす(図3参照)。
【0024】さらに、ラック12は接触の安定性を得る
ために、リードスクリュー軸9のネジピッチにあわせて
2個の歯部14,15を平行に備えている。以上、ラッ
ク12はキャリッジ5に固定され、片持ちとなってお
り、リードスクリュー軸9の溝に歯が接するような構成
となっている。
【0025】ラック12の歯部14,15にはスプリン
グ16,17によってリードスクリュー軸9の溝に適当
な予圧が働き、バックラッシュ等が生じないように接す
ることが可能となる。これによって、キャリッジ5の動
作が安定する。上記の図では2個のラック押付け部につ
いて説明を行ったが、一般に複数個の押付け部が存在す
ることも可能である。
【0026】このように、上記のように構成すること
で、キャリッジの不要振動を抑制し、高応答追従が可能
になるので、簡単な機構で、キャリッジ5のトラック追
従動作及びシーク動作時に精度向上及び安定性を増すこ
とができる。つまり、キャリッジ5の光ディスク媒体1
の内周から外周へ高精度に位置決めすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ディスク媒体に対して光学的に記録及び再生を行う光ヘ
ッドと、光ヘッドを搭載しかつ光ディスク媒体の半径方
向に移動可能な構造のキャリッジと、キャリッジを駆動
する駆動手段と、駆動手段の回転運動をキャリッジに伝
達するスクリュー軸と、各々スクリュー軸の螺旋状の溝
に独立に噛合する複数のラック部材とを備えることによ
って、光ヘッドのバックラッシュや不要振動の発生を抑
制することができ、光ヘッドのスレッドのトラック追従
とシーク動作の精度と安定性とを向上させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光ディスク装置のキャ
リッジの位置決め機構の斜視図である。
【図2】図1のラックの詳細な構成を示す図である。
【図3】図1のラックとリードスクリュー軸との噛み合
い状態を示す図である。
【図4】従来のキャリッジの構成例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のキャリッジの他の構成例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク媒体 2 スピンドルモータ 3 対物レンズ 4 レンズアクチュエータ 5 キャリッジ 6,7 シャフト 8 ベース 9 リードスクリュー軸 10 モータ 11 軸受け 12 ラック 13 光ヘッド 14,15 歯部 16,17 スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク媒体に対して光学的に記録及
    び再生を行う光ヘッドと、前記光ヘッドを搭載しかつ前
    記光ディスク媒体の半径方向に移動可能な構造のキャリ
    ッジと、前記キャリッジを駆動する駆動手段と、前記駆
    動手段の回転運動を前記キャリッジに伝達するスクリュ
    ー軸と、前記キャリッジに配設されかつ各々前記スクリ
    ュー軸の螺旋状の溝に独立に噛合する複数のラック部材
    とを有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のラック部材各々を前記スクリ
    ュー軸の中心軸に対して直交する方向に付勢する複数の
    付勢部材を含むことを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 前記光ヘッドは、レンズアクチュエータ
    と各光学部品とが一体に構成されかつ前記キャリッジに
    搭載するようにしたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記光ヘッドは、レンズアクチュエータ
    と各光学部品とが前記キャリッジに搭載される部分と、
    少なくとも前記光ディスク媒体を回転する回転駆動手段
    を支持するベース部材に固定される部分とに分割されて
    配置されるようにしたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記キュリッジの進行方向と平行に配設
    されかつ前記キュリッジを摺動自在に支持する一対のシ
    ャフト部材を含むことを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれか記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段と前記スクリュー軸との間
    に配設されかつ前記駆動手段の回転運動に対して加速及
    び減速のうちの少なくとも一方を行って前記スクリュー
    軸に伝達する伝達要素を含むことを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか記載の光ディスク装置。
JP11017877A 1999-01-27 1999-01-27 光ディスク装置 Pending JP2000215625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11017877A JP2000215625A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11017877A JP2000215625A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000215625A true JP2000215625A (ja) 2000-08-04

Family

ID=11955930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11017877A Pending JP2000215625A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000215625A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134371A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
WO2013046637A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 三洋電機株式会社 光ピックアップ装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134371A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
WO2013046637A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 三洋電機株式会社 光ピックアップ装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2724335B2 (ja) ガイドレール取付構造
EP1371878A1 (en) Feed screw driver and information recorder/reproducer
JPH11232654A (ja) 光ピックアップ移送装置
US7026781B2 (en) Stepping motor driving system, information recording and reproducing device, and stepping motor driving method
JPH06231554A (ja) ヘッド位置決め装置
JP2000215625A (ja) 光ディスク装置
EP1998327B1 (en) Data recording/reproduction method and data recording/reproduction apparatus
JPS60191479A (ja) 光学ヘツドの送り機構
JPH05151580A (ja) 光ヘツド支持構造
KR20030013445A (ko) 기록 및/또는 재생장치
EP1471511B1 (en) Driving apparatus for moving an optical pickup
JP2000003522A (ja) 光ディスク装置
JP2588609B2 (ja) ディスクプレーヤのガイド軸支持装置
JP4198078B2 (ja) 光ピックアップ送り装置
JP2011222100A (ja) 光ピックアップ支持装置およびそれを備えた光ディスク装置
JP4147769B2 (ja) インパクト駆動装置及び再生装置
JP3471475B2 (ja) 光ヘッド支持機構
KR0176584B1 (ko) 광픽업 구동장치
JPH10172229A (ja) ディスクドライブ装置
JP2003346351A (ja) 光ディスク装置
JP2004272945A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP2003346435A (ja) 光ピックアップ送り装置
JPH07129970A (ja) ディスク再生装置
JP2004022053A (ja) 光ディスク装置
JP2003091946A (ja) ピックアップ送り機構、並びに記録及び/又は再生装置