JP2006236401A - ディスク装置 - Google Patents

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Akira Osuga
彰 大須賀
Toshiyuki Kaneko
俊之 金子
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Abstract

【課題】ピックアップの移動軌跡と、ディスク駆動手段の回転中心とのずれを調整するにあたって、ディスクの取り付け位置変化を低減すること。
【解決手段】このディスク装置1は、ピックアップ2が主軸3と副軸4とに支持されて、ディスクの径方向(矢印S方向)へ移動する。主軸3と副軸4とは、枠体18に固定される。また、ディスクは、枠体18に固定される電気モータ8により回転させられる。主軸3の第1の支持端部3t1には、接線方向主軸位置調整機構20が取り付けられる。接線方向主軸位置調整機構20は、ピックアップ2の移動軌跡を、ディスクの接線方向に向かって変更可能であり、これによって、電気モータ8の回転中心Zrと、ピックアップ2の移動軌跡とのずれを修正できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク装置に関する。
光ディスク等の再生や光ディスク等に記録・再生するためのディスク装置は、近年における画像や音声の記録/再生装置やコンピュータ等の普及によって、広く用いられるようになってきている。例えば、特許文献1には、一対のガイドシャフトに架橋する状態で保持された移動保持部に、光ディスクに記録された情報を再生するピックアップが搭載されるディスク装置が開示されている。そして、前記移動保持部が前記ガイドシャフトに沿って光ディスクの径方向へ移動する過程で、前記再生手段が光ディスクに記録された情報を読み取り、再生する。
特開2003−100069号公報
ところで、情報読み取り等の精度を向上させるため、ピックアップの移動軌跡は、ディスク駆動手段(例えばモータ)の回転中心を通る必要がある。しかし、ディスク装置の構成部品のばらつきや組立時におけるばらつきによって、ピックアップの移動軌跡と、ディスク駆動手段の回転中心とにずれが生ずることがある(芯ずれという)。このため、ディスク装置を組み立てた後に前記芯ずれが発生している場合には、ピックアップの移動軌跡がディスク駆動手段の回転軸を通るように調整する。従来のディスク装置では、ディスク駆動手段の取り付け位置を変更することにより、前記調整を行っている。
しかし、このような方法では、駆動手段の取り付け位置を変更する結果、ディスクの取り付け位置も変化する。このため、ディスクと筺体や枠体等とのクリアランスや、ディスクのローディング精度に影響を与えることもある。そこで、本発明は、上述した課題をその一例として解決するものであって、ピックアップの移動軌跡と、ディスク駆動手段の回転中心とのずれを調整するにあたって、ディスクの取り付け位置変化を低減できるディスク装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ディスクを回転させるディスク駆動手段と、ディスク走査手段と、第1の支持端部と第2の支持端部とが取り付け対象に取り付けられ、かつ前記ディスク走査手段を移動可能に支持するディスク走査手段支持体と、前記第1の支持端部、又は前記第2の支持端部のうち少なくとも一方に、前記ディスク走査手段の移動軌跡を、前記ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段と、を含むことを特徴とする。
以下、この発明につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に説明する実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、本発明は、光ディスク、光磁気ディスクその他のディスクに情報を再生し、あるいは情報を記録するディスク装置全般に対して適用でき、ディスクの種類は問わない。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るディスク装置は、ディスク走査手段を支持する主軸の第1の支持端部、又は第2の支持端部のうち少なくとも一方に、前記ディスク走査手段の移動軌跡を、ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段を備える点に特徴がある。ここで、ディスク走査手段の移動軌跡と、ディスク駆動手段の回転中心とのずれを芯ずれという。ディスク走査手段が、前記ディスクに記録された情報の読み取り、又はディスクへの情報の記録のうち少なくとも一方を実行するにあたって、読み取り又は記録の精度を向上させるためには、ディスク走査手段の移動軌跡上に、ディスク駆動手段の回転中心があることが必要である。
図1は、実施の形態1に係るディスク装置を示す平面である。図1は、ディスク取り付け側とは反対側からディスク装置を見た状態を示している。図2は、実施の形態1に係るディスク装置が備えるピックアップ部を示す平面図である。このディスク装置1は、ディスクであるCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク(以下ディスク)に記録された情報を再生する。なお、このディスク装置1は、少なくともディスクに記録された情報を再生できればよく、ディスクへ情報を記録する機能をさらに備えていてもよい。
ディスク装置1は、通常筺体の内部に格納される。ディスク装置1は、ディスクを回転させるディスク駆動手段や、ディスクをその径方向に走査する過程でディスクに記録された情報の読み出し等を実行するディスク走査手段等を備えている。ディスク装置1は、枠体18にディスク駆動手段、ディスク走査手段、ディスク走査手段支持体、ディスク走査手段駆動手段等の機器が取り付けられる。
ディスク駆動手段である電気モータ8は枠体18に取り付けられており、ディスクを回転させる。ディスクの回転中に、ディスク走査手段であるピックアップ2はディスクの径方向(図1中の矢印S方向)へ走査する過程で、ディスクに記録された情報を読み取る。また、ディスク装置1が、ディスクへ情報を記録する機能を備えている場合には、ディスク走査手段であるピックアップ2がディスクの径方向に走査しながらディスクへ情報を記録する。このように、ディスク走査手段は、ディスクに記録された情報の読み取り、又はディスクへの情報の記録のうち少なくとも一方を実行する。
図2に示すように、ピックアップ2は、ディスクに記録された情報を読み取るための光学系や、光源、光読み取り手段その他の機器をピックアップベース17に備える。前記光学系を構成する立ち上げミラー12、ハーフミラー13、反射ミラー14は、例えば、ピックアップベース17に接着剤で固定される。また、立ち上げミラー12と対向する位置には対物レンズ15が設けられている。レーザーダイオード等の光源から照射された読み取り光は、反射ミラー14、ハーフミラー13、立ち上げミラー12を通って対物レンズ15へ導かれて、ディスクの記録面に照射される。読み取り光は、ディスクの記録面で反射され、対物レンズ15、立ち上げミラー12、ハーフミラー13、反射ミラー14を通って光読み取り手段(例えば受光素子)に導かれる。
ピックアップ2は、ディスク走査手段支持体である主軸3、副軸4によって、これらに対して摺動可能に支持される。主軸3、副軸4は、機器類支持手段である枠体18に取り付けられている。ここで、主軸3は、ピックアップ2の走査方向と傾きとを規制する軸である。また、主軸3は、ピックアップ2の移動方向に垂直な断面形状が円形である。ピックアップ2には、ディスク走査手段側支持部である第1軸受部101及び第2軸受部102が形成されており、主軸3がこれらの内部を貫通している。また、ピックアップ2には、副軸4と係合する副軸受部11が形成されている。このような構成によって、ピックアップ2は、第1軸受部101、第2軸受部102及び副軸受部11の3点で主軸3及び副軸4に支持されて、ディスクの径方向外側あるいは内側へ移動する。
第1軸受部101、第2軸受部102は、主軸3に嵌合して摺動する。このため、第1軸受部101及び第2軸受部102の内部へそれぞれジャーナル軸受161、162を備えて、主軸3との摩擦を低減する。ピックアップ2は、送りモータ6によってディスクの径方向へ移動する。送りモータ6の出力軸には送りねじ5が取り付けられており、ピックアップ2に設けられる爪7が前記送りねじ5の外周に形成されるねじ溝と系合する。このように、送りモータ6と送りねじ5とでディスク走査手段駆動手段が構成され、これによって、ピックアップ2をディスクの径方向へ移動する。
ピックアップ2を支持する主軸3及び副軸4は、枠体18に固定支持される。主軸3の第1の支持端部3t1は、接線方向位置修正手段である接線方向主軸位置調整機構20を介して枠体18に取り付けられる。一方、主軸3の第2の支持端部3t2は、固定ねじ9によって枠体18に固定されている。主軸3には油等の潤滑剤が塗布されており、第1軸受部101及び第2軸受部102の内部へ設けられるジャーナル軸受161、162との摩擦を低減する。ここで、ディスク走査手段であるピックアップ2の移動方向について説明する。
図3(a)、図3(b)は、ディスク走査手段の移動方向を説明する概略図である。ピックアップ2は、ディスク100の径方向(図3(a)、図3(b)中の矢印S方向)に移動する。芯ずれが存在しない場合、ピックアップ2が移動した軌跡(移動軌跡)Lmは、ディスクの回転中心Zd(すなわちディスク駆動手段である電気モータ8の回転中心Zr)を通る。ここで、図3(a)の矢印X方向が、ディスク100の外周部における接線方向となる。なお、ディスクの接線方向というときには、これと平行な方向も含む。また、ディスク100の盤面に垂直な方向を、ディスクの焦点方向という。ピックアップ2が備える対物レンズ15の焦点距離は、ディスクの焦点方向で調整される。なお、ディスクの焦点方向というときには、ディスク100の盤面に垂直な方向のみならず、ディスク100の盤面に垂直な方向と近似する方向も含む。次に、接線方向位置修正手段である接線方向主軸位置調整機構20について説明する。
図4、図5は、実施の形態1に係る主軸位置調整機構の構成を示す説明図である。図4、図5に示すように、接線方向位置修正手段である接線方向主軸位置調整機構20は、枠体18に取り付けられる。そして、接線方向主軸位置調整機構20は、本体21に設けられる断面コの字形状の主軸支持部21S内で、主軸3を支持する。
主軸3と本体21との間には、弾性部材であるばね23が設けられており、このばね23が、主軸支持部21Sの開口部21Shに向かう押圧力を主軸3に付勢する。また、本体21には、先端部がテーパー状に形成された位置調整ねじ22がねじ込まれている。ねじ22の先端部に形成されたテーパー部22tは、主軸支持部21S内に突出して主軸3の側周部に当接し、主軸3が主軸支持部21Sから脱落することを防止する。
位置調整ねじ22は、図4に示す矢印R方向に回転する。これによって、位置調整ねじ22の先端部に形成されたテーパー部22tが、主軸支持部21S内へ突出する量を変化させることができる。図4に示すように、主軸3の側周部と当接する位置調整ねじ22の先端部はテーパー状に形成されているため、主軸支持部21S内へ突出するテーパー部22tの量が多くなると、主軸3は、ばね23側に押し付けられる。また、主軸支持部21S内へ突出するテーパー部22tの量が少なくなると、主軸3は、ばね23の押圧力によって開口部21Sh側に移動する。
すなわち、位置調整ねじ22を回転させて図4中の矢印A方向に動かし、主軸支持部21S内へ突出するテーパー部22tの量を変化させることによって、主軸3を、図4中の矢印B方向へ動かすことができる。これによって、主軸3を、ディスクの接線方向(図4のX軸と平行な方向)へ移動させることができる。
いま、第1の支持端部3t1側に設けられる接線方向主軸位置調整機構20の位置調整ねじ22を回転させることにより、主軸3の第1の支持端部3t1を、ディスクの接線方向に移動したとする。主軸3の第2の支持端部3t2は、ねじ9で枠体18に固定されているので(図5)、主軸3は、ねじ9を中心Oとして回動する。これによって、ねじ9を中心として主軸3の軸心gを移動させることができる。ここで、主軸3の軸心gは、ピックアップ2の移動軌跡と平行なので、接線方向主軸位置調整機構20によって、ピックアップ2の移動軌跡をディスクの接線方向に向かって変更することができる。
例えば、図5に示すように、ディスク駆動手段である電気モータ8の回転中心をZrとし、電気モータ8の回転中心Zrを通るピックアップ2の移動軌跡をLm0とする。また、ディスク装置1(図1)を組み立てたときにおけるピックアップ2の移動軌跡をLm1とする。図5に示す例では、ディスク装置1の組み立て後におけるピックアップ2の移動軌跡をLm1は、電気モータ8の回転中心Zrを通らない。すなわち、芯ずれが発生している。
この場合、接線方向主軸位置調整機構20の位置調整ねじ22をねじ込んで、主軸支持部21S内へ突出するテーパー部22tの量を多くする。これによって、主軸3は、主軸3の第2の支持端部3t2に設けられるねじ9を中心Oとして回動し、図5中の矢印C方向(すなわちディスクの接線方向)に移動する。その結果、ピックアップ2の移動軌跡も図5中の矢印C方向に移動して、電気モータ8の回転中心Zrを通る移動軌跡Lm0と一致する。
このように、実施の形態1では、ディスクの接線方向へ主軸3を移動させることにより、ピックアップ2の移動軌跡をディスクの接線方向へ移動させて、芯ずれを調整する。これによって、電気モータ8の取り付け位置を変更する必要はないので、ディスクの取り付け位置の変化を最小限に抑えることができる。その結果、芯ずれ調整に起因する、ディスクと筺体や枠体等とのクリアランス変化や、ディスクのローディング精度の低下等を最小限に抑えることができる。また、芯ずれの調整にあたり、ディスク駆動手段である電気モータ8自体は可動部とならないので、駆動対象であるディスクのバランスが完全でないこと等による振動の影響を低減できる。さらに、主軸3の第1の支持端部3t1又は第2の支持端部3t2のいずれか1点で芯ずれを修正できるので、他の支持端部には、例えば焦点方向の位置調整手段を設けることもできる。これについては、実施の形態2で説明する。
以上、実施の形態1に係るディスク装置は、ディスク駆動手段であるモータと、ディスク走査手段であるピックアップと、第1の支持端部と第2の支持端部とが取り付け対象である枠体に取り付けられて、前記ピックアップを移動可能に支持するディスク走査手段支持体である主軸と、前記第1の支持端部、又は前記第2の支持端部のうち少なくとも一方に、前記ピックアップの移動軌跡を、前記ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段である主軸位置調整機構と、を含む。これによって、ディスクの取り付け位置の変化を最小限に抑えることができる。ここで、実施の形態1の構成と同様の構成を備えるものは、実施の形態1と同様の作用、効果を発揮する。また、実施の形態1の構成は、以下の実施の形態においても適宜適用することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るディスク装置は、実施の形態1に係るディスク装置と略同様の構成であるが、一方の支持端部でディスク走査手段の移動軌跡をディスクの接線方向に移動させ、もう一方の支持端部でディスク走査手段の移動軌跡を焦点方向に移動させる点が異なる。他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成に対しては同一の符号を付す。
図6は、実施の形態2に係るディスク装置が備える主軸周りの構造を示す説明図である。図7は、図6の矢印D1方向から見た状態を示す説明図である。図8は、図6の矢印D2方向から見た状態を示す説明図である。図6に示すように、実施の形態2においては、主軸3の第1の支持端部3t1に、接線方向位置修正手段である接線方向主軸位置調整機構20が備えられる。また、主軸3の第2の支持端部3t2に、焦点方向位置修正手段である焦点方向主軸位置調整機構30が備えられる。接線方向主軸位置調整機構20及び焦点方向主軸位置調整機構30は、いずれも枠体18に取り付けられる。
図7に示すように、焦点方向主軸位置調整機構30は、本体31に設けられる断面コの字形状の主軸支持部31S内に、主軸3が支持される。主軸3と本体31との間には、弾性部材であるばね33が設けられており、このばね33が、主軸支持部31Sの開口部31Shに向かう押圧力を主軸3に付勢する。また、本体31には、先端部がテーパー状に形成された位置調整ねじ32がねじ込まれている。ねじ32の先端部に形成されたテーパー部32tは、主軸支持部31S内に突出して主軸3の側周部に当接し、主軸3が主軸支持部31Sから脱落することを防止する。
位置調整ねじ32は先端部にテーパー部32tが形成されている。そして、位置調整ねじの本体31に対するねじ込み量を調整することにより、主軸支持部21S内へ突出するテーパー部32tの量を変化させることができる。主軸3の側周部と当接する位置調整ねじ32の先端部はテーパー状に形成されているため、主軸支持部31S内へ突出するテーパー部32tの量が多くなると、主軸3は、ばね33側に押し付けられる。また、主軸支持部31S内へ突出するテーパー部32tの量が少なくなると、主軸3は、ばね33の押圧力によって開口部31Sh側に移動する。
すなわち、位置調整ねじ32を回転させて図7中の矢印E方向に動かし、主軸支持部31S内へ突出するテーパー部32tの量を変化させることによって、主軸3を、図7中の矢印F方向へ動かすことができる。これによって、主軸3を、ディスクの焦点方向(図7のZ軸と平行な方向)へ移動させることができる。なお、接線方向主軸位置調整機構20については実施の形態1で説明したと同様であるので、その説明を省略する。
いま、第2の支持端部3t2側に設けられる焦点方向主軸位置調整機構30の位置調整ねじ32を回転させることにより、主軸3の第2の支持端部3t2を、ディスクの焦点方向に移動したとする。主軸3の第1の支持端部3t1は、接線方向主軸位置調整機構20を介して枠体18に固定されているので(図6)、主軸3は、接線方向主軸位置調整機構20を中心として回動する。これによって、主軸3の軸心gを、接線方向主軸位置調整機構20を中心として移動させることができる。ここで、主軸3の軸心gは、ピックアップ2の移動軌跡と平行なので、焦点方向主軸位置調整機構30によって、ピックアップ2の移動軌跡は、ディスクの焦点方向(図7中矢印F)に向かって変更することができる(図7、図8)。
なお、焦点方向主軸位置調整機構30の位置調整ねじ32を回転させた場合、ピックアップ2は、接線方向主軸位置調整機構20を中心として円弧状に回動する。かかる場合、ピックアップ2は、厳密にはディスク100の盤面に垂直な方向に移動する訳ではない。しかし、焦点方向主軸位置調整機構30の位置調整ねじ32を回転させた場合においてピックアップ2は略直線状に移動するので、かかる場合のピックアップ2の移動方向は、近似的にディスク100の盤面に垂直な方向であるとみなしてよい。
これによって、ピックアップ2の移動軌跡がディスク100の盤面に対して傾斜している場合、すなわち、ピックアップ2の移動軌跡がディスクの焦点方向に対してずれている場合には、焦点方向主軸位置調整機構30によってこれを修正することができる。また、芯ずれは、第1の支持端部3t1に設けた接線方向主軸位置調整機構20によって、主軸3をディスクの接戦方向(図8のZ軸方向)に移動させることで、調整することができる。
このように、実施の形態2では、主軸3の一方の支持端部で、ピックアップ2の移動軌跡をディスクの接線方向に移動させ、もう一方の支持端部で、ピックアップ2の移動軌跡をディスクの焦点方向に移動させる。これによって、芯ずれの調整のみならず、ピックアップ2の移動軌跡の焦点方向におけるずれも修正できる。また、かかる調整においては、電気モータ8の取り付け位置を変更する必要はないので、ディスクの取り付け位置の変化を最小限に抑えることができる。その結果、芯ずれや焦点方向のずれ調整に起因する、ディスクと筺体や枠体等とのクリアランス変化や、ディスクのローディング精度の低下等を最小限に抑えることができる。また、芯ずれや焦点方向のずれの調整にあたり、ディスク駆動手段である電気モータ8自体は可動部とならないので、駆動対象であるディスクのバランスが完全でないこと等による振動の影響を低減できる。
以上、実施の形態2に係るディスク装置は、ディスク走査手段支持体である主軸の第1の支持端部、又は前記第2の支持端部のうちいずれか一方には、ディスク走査手段であるピックアップの移動軌跡を、ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段である主軸位置調整機構を設ける。そして、他方の支持端部には、ピックアップの移動軌跡を、ディスクに対する焦点方向に変更できる焦点方向位置修正手段である焦点方向主軸位置調整機構を設ける。これによって、ディスクの取り付け位置の変化を最小限に抑えることができるとともに、芯ずれの調整のみならず、ピックアップの移動軌跡の焦点方向におけるずれも修正できる。ここで、実施の形態2の構成と同様の構成を備えるものは、実施の形態2と同様の作用、効果を発揮する。また、実施の形態2の構成は、以下の実施の形態においても適宜適用することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1の変形例は、実施の形態1、2と略同様の構成であるが、ディスク走査手段移動手段を、ディスク走査手段の移動軌跡が移動した方向に移動させる移動手段位置調整手段を備える点が異なる。図9は、実施の形態3に係るディスク装置が備える主軸周りの構造を示す説明図である。図10は、図9の矢印G1方向から見た状態を示す説明図である。図11は、図6の矢印G2方向から見た状態を示す説明図である。
図9に示すように、走査手段駆動手段は、送りねじ5と送りモータ6とで構成される。送りねじ5の開放端部(モータ6に取り付けられる端部とは反対側)は、送りねじ軸受5Bを介して、接線方向位置調整手段40に支持される。また、モータ6は、送りねじ5が取り付けられる側の反対側に、モータ支持部材6Sが設けられている。そして、モータ支持部材6Sは、焦点方向位置調整手段50に支持される。
図10に示すように、接線方向位置調整手段40は、本体41に設けられる断面コの字形状の送りねじ支持部41S内に、送りねじ軸受5Bを介して送りねじ5が支持される。送りねじ軸受5Bと本体41との間には、弾性部材であるばね43が設けられており、このばね43が、送りねじ支持部41Sの開口部41Shに向かう押圧力を送りねじ軸受5Bに付勢する。また、本体41には、先端部がテーパー状に形成された位置調整ねじ42がねじ込まれている。位置調整ねじ42の先端部に形成されたテーパー部42tは、送りねじ支持部41S内に突出して送りねじ軸受5Bの側周部に当接し、送りねじ5及び送りねじ軸受5Bが送りねじ支持部41Sから脱落することを防止する。
位置調整ねじ42はテーパー部42tが形成されており、送りねじ支持部41S内へ突出するテーパー部42tの量を変化させることができる。送りねじ軸受5Bの側周部と当接する位置調整ねじ42の先端部はテーパー状に形成されているため、送りねじ支持部41S内へ突出するテーパー部42tの量が多くなると、送りねじ軸受5Bは、ばね43側に押し付けられる。また、送りねじ支持部41S内へ突出するテーパー部42tの量が少なくなると、送りねじ軸受5Bは、ばね43の押圧力によって開口部41Sh側に移動する。
すなわち、位置調整ねじ42を回転させて図10中の矢印H方向に動かし、送りねじ支持部41S内へ突出するテーパー部42tの量を変化させることによって、送りねじ5を、図4中の矢印B方向へ動かすことができる。これによって、送りねじ5を、ディスクの接線方向(図10のX軸と平行な方向)へ移動させることができる。
図11に示すように、焦点方向位置調整手段50は、本体51に設けられる断面コの字形状の送りモータ支持部51S内に、送りモータ支持部材6Sが支持される。送りモータ支持部材6Sと本体51との間には、弾性部材であるばね53が設けられており、このばね53が、送りモータ支持部51Sの開口部51Shに向かう押圧力を送りモータ支持部材6Sに付勢する。また、本体51には、先端部がテーパー状に形成された位置調整ねじ52がねじ込まれている。ねじ52の先端部に形成されたテーパー部52tは、送りモータ支持部51S内に突出して送りモータ支持部材6Sの側周部に当接し、送りモータ支持部材6Sが送りモータ支持部51Sから脱落することを防止する。
位置調整ねじ52は先端部にテーパー部52tが形成されている。そして、位置調整ねじの本体51に対するねじ込み量を調整することにより、送りモータ支持部51S内へ突出するテーパー部52tの量を変化させることができる。送りモータ支持部材6Sの側周部と当接する位置調整ねじ52の先端部はテーパー状に形成されているため、送りモータ支持部51S内へ突出するテーパー部52tの量が多くなると、送りモータ支持部材6Sは、ばね53側に押し付けられる。また、送りモータ支持部51S内へ突出するテーパー部52tの量が少なくなると、送りモータ支持部材6Sは、ばね53の押圧力によって開口部51Sh側に移動する。
すなわち、位置調整ねじ52を回転させて図11中の矢印J方向に動かし、送りモータ支持部51S内へ突出するテーパー部52tの量を変化させることによって、送りモータ支持部材6Sを、図7中の矢印F方向へ動かすことができる。これによって、送りモータ支持部材6S、送りモータ6及び送りモータに取り付けられる送りねじ5を、ディスクの焦点方向(図10のZ軸と平行な方向)へ移動させることができる。
実施の形態1、2では、主軸3を移動させて、ピックアップの移動軌跡を変更するのみだったので、送りねじ5とピックアップ2に設けられる爪7との係合がずれてしまい、爪7が送りねじ5から外れたり、両者の係合がきつくなったりするおそれがあった。その結果、ピックアップ2が確実に移動できないおそれがあった。しかし、実施の形態3では、接線方向位置調整手段40、焦点方向位置調整手段50によって走査手段駆動手段の接線方向位置や焦点方向位置を調整できる。これによって、ピックアップ2の移動軌跡が移動した方向に、走査手段駆動手段を移動させることができるので、爪7と送りねじ5とのずれを抑制して、確実にピックアップ2を移動させることができる。
以上、実施の形態3では、接線方向位置修正手段である主軸位置調整機構、又は焦点方向位置修正手段である焦点方向主軸位置調整機構によって、ディスク走査手段であるピックアップの移動軌跡が移動した方向に、ピックアップを移動させるための走査手段移動手段(送りねじ5と送りモータ6)を移動させる移動手段位置調整手段(接線方向位置調整手段、焦点方向位置調整手段)を備える。これによって、ピックアップと送りねじとのずれを抑制して、確実にピックアップを移動させることができる。
実施の形態1に係るディスク装置を示す平面である。 実施の形態1に係るディスク装置が備えるピックアップ部を示す平面図である。 ディスク走査手段の移動方向を説明する概略図である。 ディスク走査手段の移動方向を説明する概略図である。 実施の形態1に係る主軸位置調整機構の構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る主軸位置調整機構の構成を示す説明図である。 実施の形態2に係るディスク装置が備える主軸周りの構造を示す説明図である。 図6の矢印D1方向から見た状態を示す説明図である。 図6の矢印D2方向から見た状態を示す説明図である。 実施の形態3に係るディスク装置が備える主軸周りの構造を示す説明図である。 図9の矢印G1方向から見た状態を示す説明図である。 図6の矢印G2方向から見た状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ディスク装置
2 ピックアップ
3 主軸
3t1 第1の支持端部
3t2 第2の支持端部
4 副軸
5 送りねじ
6 送りモータ
8 電気モータ
20 接線方向主軸位置調整機構
30 焦点方向主軸位置調整機構
40 接線方向位置調整手段
50 焦点方向位置調整手段
100 ディスク

Claims (6)

  1. ディスクを回転させるディスク駆動手段と、
    ディスク走査手段と、
    第1の支持端部と第2の支持端部とが取り付け対象に取り付けられ、かつ前記ディスク走査手段を移動可能に支持するディスク走査手段支持体と、
    前記第1の支持端部、又は前記第2の支持端部のうち少なくとも一方に、前記ディスク走査手段の移動軌跡を、前記ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段と、
    を含むことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記接線方向位置修正手段は、前記第1の支持端部、又は前記第2の支持端部うち、いずれか一方に設けられることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記第1の支持端部、又は前記第2の支持端部のうちいずれか一方には、前記ディスク走査手段の移動軌跡を、前記ディスクの接線方向に向かって変更できる接線方向位置修正手段を設け、
    他方には、前記ディスク走査手段の移動軌跡を、前記ディスクに対する焦点方向に変更できる焦点方向位置修正手段を設けることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  4. 前記ディスク走査手段支持体は、前記ディスク走査手段の移動方向に垂直な断面形状が円形であり、
    前記接線方向位置修正手段又は前記焦点方向位置修正手段のうち少なくとも一方は、一端部にテーパー部が形成され、かつ前記テーパー部を前記ディスク走査手段支持体の外周部に当接させ、前記テーパー部の当接位置が変化することにより、前記ディスク走査手段支持体を移動させる調整部材を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスク装置。
  5. 前記接線方向位置修正手段又は前記焦点方向位置修正手段によって前記ディスク走査手段の移動軌跡が移動した方向に、前記ディスク走査手段を移動させるための走査手段移動手段を移動させる移動手段位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のディスク装置。
  6. 前記走査手段移動手段は、円筒の外周部にねじ溝が形成され、かつ前記ディスク走査手段の移動方向と略平行に配置されるとともに、前記ディスク走査手段の一部と前記ねじ溝とを係合させて回転することにより、前記ディスク走査手段を移動させることを特徴とする請求項5に記載のディスク装置。
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