JP2008192215A - レンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置 - Google Patents

レンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置 Download PDF

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Toshiaki Takasu
敏彰 高須
Katsu Nakao
克 中尾
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Abstract

【課題】温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止できるレンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】この光ピックアップ装置4では、コリメータレンズ19を保持する保持部材30を有している。保持部材30は、一体の板状部材であって、コリメータレンズ19の外周部を光軸O回りに囲むとともにコリメータレンズ19を当接部へ押し付ける押圧部31と、光学台20に固定される1対の固定部33と、押圧部31と1対の固定部33とを弾性的に連結する1対の弾性部32と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、レンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置、特に、光学式情報記録媒体に対して情報信号を記録もしくは再生を行うための光ピックアップ装置に関するものである。
従来から、レンズなどの光学部品は様々な装置に用いられている。レンズが搭載された装置として、例えば光学式情報記録媒体に対して情報の記録および再生を行う光学式情報記録再生装置が知られている。光学式情報記録再生装置には光ピックアップ装置が搭載されている。光学式情報記録再生装置は、光ピックアップ装置を用いて、光学式情報記録媒体である光ディスク等に対してオーディオ信号、文字信号および映像信号等の情報を記録または再生を行う。
この光ピックアップ装置には、発光素子としての半導体レーザー素子および受光素子が設けられている。光ピックアップ装置では、半導体レーザー素子から出射されるレーザー光が、光ディスク等の情報記録面に照射されることで記録マークが記入され、情報の記録が行われる。また、光ピックアップ装置から情報記録面に照射されたレーザー光の反射光を受光素子としての光検出器で受光することで、情報の再生が行われる。
近年、光学式情報記録再生装置は、薄型ノートパソコン等に用いられる。このため、光ピックアップ装置も含めて光学式情報記録再生装置の小型化および高密度化が進んでいる。したがって、光ピックアップ装置は、半導体レーザー素子の発熱の影響を強く受け、高温条件下で動作している。
また、近年では情報を記録または再生する速度の向上が要求されている。記録再生の高速化のためには、出力の高い半導体レーザー素子を用いる必要がある。このため、半導体レーザーの発振時に発生する熱量は大きくなる。例えば、現在の光ピックアップ装置に使用されているDVD−RAM用半導体レーザー素子では、2倍速記録における発振時の温度は環境温度に対して10〜15℃程度上昇する。
さらに、半導体レーザー素子は、動作温度が高温になるとレーザー光の発光パワーが低下するため、低下した発光パワーに相当する駆動電流を増大しなければならない。そのため、消費電力が増加して半導体レーザー素子は高温となる。
このように、光ピックアップ装置において、小型化と発熱量の増化による高発熱密度化は重要な課題であり、従来から種々の提案がなされている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、温度変化に伴う光学性能の劣化を防止するために、従来から様々なレンズ保持構造が提案されている(例えば、特許文献2〜4を参照)。
さらに、衝撃などによるレンズの位置ずれを防止できるレンズ保持構造が提案されている(例えば、特許文献5、6を参照)。
特開平9−335873号公報 特開昭62−147413号公報 特開昭60−256109号公報 特開2000−195083号公報 特開平2−244431号公報 特開平5−11202号公報
ここで、図8を用いて従来の光ピックアップ装置およびそのレンズ保持構造について説明する。図8に従来の光ピックアップ装置の概略構成図を示す。図8に示すように、光ピックアップ装置204は主に、レーザー光を出射する発光素子216と、光ディスク(図示せず)で反射されたレーザー光の反射光を検出して電流に変換する受光素子(図示せず)と、発光素子216を支持するスライドホルダ217と、スライドホルダ217を支持するアオリホルダ218と、アオリホルダ218を支持する光学台220と、発光素子216から出射されるレーザー光を反射するプリズム211と、レーザー光を平行光に変換するコリメータレンズ219と、レーザー光の焦点を光ディスクの情報記録面に合わせるための対物レンズ213と、対物レンズ213を光ディスクに対してフォーカス方向またはトラッキング方向に駆動させるアクチュエータ215と、から構成されている。光ピックアップ装置204は、光ディスクの情報記録面に平行に移動可能なように一対の支持軸209a、209bにより支持されている。
レーザー光の光軸調整は、図8に示すスライドホルダ217およびアオリホルダ218により行われる。具体的には、光軸調整治具271、272を用いてアオリホルダ218で支持される面に平行にスライドホルダ217を移動させることで、光軸の位置調整が行われる。また、光学台220で支持される球面に沿ってアオリホルダ218を回転させることで、レーザー光の出射角度の調整が行われる。したがって、光学台220には、発光素子216だけでなくスライドホルダ217およびアオリホルダ218を収容するスペースおよび光軸調整治具271、272を挿入するスペースが必要となる。
例えば、発光素子216を光学台220の支持軸209a側に設置した場合、光学台220において支持軸209aが貫通する部分に、これらのスペースを確保する必要がある。このため、発光素子216を光学台220の支持軸209a側に設置すると、光学台220が大きくなり、この結果、光ピックアップ装置204の小型化が困難となる。したがって、発光素子216は光学台220の移動方向(図8においてはY軸方向)のいずれか一方に配置されている。この配置を実現するために、発光素子216とコリメータレンズ219との間にプリズム211が配置されている。
また、図8において、対物レンズ213のY軸方向正側に発光素子216を設置すると、光ディスクを駆動するステッピングモータと発光素子216が干渉する可能性がある。このため、図8に示すように、発光素子216は光ディスクの外周側(Y軸方向負側)に設置する必要がある。
しかし、このような発光素子216の配置は、光ピックアップ装置204の光学性能に悪影響を及ぼす。具体的には図8に示すように、発光素子216の熱が、スライドホルダ217、アオリホルダ218および光学台220を経由してコリメータレンズ219の周辺に伝わる。通常、コリメータレンズ219は2カ所の側面で光学台220に接着固定されている。このため、図7に示すように、コリメータレンズ219の発光素子216に近い側(Y軸方向負側)の支持面が高温になり、コリメータレンズ219のY軸方向の両端で温度差が生じる。
コリメータレンズ等の樹脂部品は温度による屈折率の変化がガラスに比べると大きい。このため、コリメータレンズ219において温度差が生じると、コリメータレンズ219の屈折率が部分ごとで変化する。この結果、コリメータレンズ219において光学収差に変化が生じ、光ピックアップ装置204の光学性能が低下する。
このように、コリメータレンズの温度を均一にすることは光ピックアップ装置の性能を確保する上で、非常に重要である。
さらに、雰囲気温度の変化に伴い、コリメータレンズの位置が変化する場合がある。図9は、図8のC−C断面図である。図9に示す矢印は、雰囲気温度の変化によりコリメータレンズ219と接着剤228との収縮によって発生する応力を示している。図9に示すように、雰囲気温度が下がりコリメータレンズと接着剤が収縮することで、接着剤228とコリメータレンズ219との間には互いに引っ張り合う力F1、F2が働き、コリメータレンズ219の位置が変化する。この結果、光ピックアップ装置204の性能が低下する。雰囲気温度が上がりコリメータレンズ219と接着剤228とが膨張する場合も同様である。また、コリメータレンズ219と接着剤228とが収縮する場合、コリメータレンズ219と接着剤228との界面にせん断力が生じ、接着剤228がコリメータレンズ219から剥離するおそれがある。
このように、光ピックアップ装置などの光学部品を用いる装置においては、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止することが求められている。
本発明の課題は、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止できるレンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置を提供することにある。
第1の発明に係るレンズ保持構造は、レンズと、レンズの外周部と当接する当接部を有する支持部材と、支持部材に固定されレンズを支持部材に対して保持する保持部材と、を備えている。保持部材は、一体の板状部材であって、レンズの外周部の少なくとも一部を光軸回りに囲むとともにレンズを当接部へ押し付ける押圧部と、支持部材に固定される1対の固定部と、押圧部と1対の固定部とを弾性的に連結する1対の弾性部と、を有している。
このレンズ保持構造では、例えば、一方の固定部に支持部材から熱が伝達される場合、保持部材が一体の部材であるため、一方の固定部から伝わった熱は、一方の弾性部に伝達され、さらに弾性部から押圧部に伝達される。このとき、保持部材が一体の部材であるため、押圧部からレンズに伝達されるよりも早く、レンズの外周部を囲む押圧部内に熱が伝達され、押圧部の温度が均一になりやすい。押圧部の温度が均一になると、押圧部周辺の空気の温度も均一になる。レンズの温度は、周辺を囲む押圧部の温度や空気の温度に影響される。このため、このレンズ保持構造では、支持部材の温度が均一でない場合であっても、レンズの温度勾配が低減され、レンズの光学性能の劣化を防止できる。
また、このレンズ保持構造では、レンズを押し付けている部分と支持部材との間に、保持部材の弾性部が設けられている。このため、雰囲気温度が変化し、レンズ、支持部材および保持部材が膨張および収縮しても、その膨張および収縮を弾性部により吸収することができる。このため、温度変化により固定部と支持部材との固定部分が剥離して、レンズが脱落するのを防止できる。
このように、このレンズ保持構造では、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止することができる。
ここで、レンズの形状としては、円形に限定されず、例えば楕円形などであってもよい。
第2の発明に係るレンズ保持構造は、第1の発明に係るレンズ保持構造において、レンズが、光軸回りに等ピッチで配置された第1外周部、第2外周部、第3外周部および第4外周部を有している。第1外周部は当接部と当接している。第2外周部は、押圧部に押圧される部分であり、光軸に対して第1外周部と反対側に配置されている。押圧部は、第2外周部、第3外周部および第4外周部の半径方向外側に配置されている。
これにより、一体の部材で光軸回りの少なくとも3方向からレンズを囲むことができ、レンズの温度勾配をより低減することができる。
第3の発明に係るレンズ保持構造は、第2の発明に係るレンズ保持構造において、押圧部が、第2外周部と当接する第1押圧部と、第3外周部および第4外周部と当接する1対の第2押圧部と、を有している。
第4の発明に係るレンズ保持構造は、第3の発明に係るレンズ保持構造において、当接部が、第1外周部と当接する第1当接部と、レンズの外周部と当接し第1当接部に沿って光軸に垂直な方向へレンズが移動するのを規制する1対の第2当接部と、を有している。
これにより、レンズの支持部材に対する位置決めが確実に行われ、膨張および収縮によりレンズと支持部材とが相対移動するのを抑制することができる。
第5の発明に係るレンズ保持構造は、第4の発明に係るレンズ保持構造において、第1外周部および第2外周部を結んだ方向を第1方向、第3外周部および第4外周部を結んだ方向を第2方向とした場合、第2押圧部は、第2当接部の周辺まで第1方向に延びており、第2当接部と第2方向に重なり合っている。
この場合、レンズの外周部の大部分が保持部材に囲まれている。このため、レンズの温度勾配をより低減することができる。
第6の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第5のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、レンズの光軸に沿った方向から見た場合、弾性部は、略S字状の部分を有している。
この場合、簡素な構成により各部材の膨張および収縮を吸収できる。また、保持部材の表面積が増加するため、固定部を介して伝達された熱が押圧部に伝達される前に、弾性部により放熱しやすくなる。これにより、保持部材の温度変化が抑制される。
ここで、「略S字状の部分を有している」とは、折れ曲がっている部分が少なくとも2カ所は存在することを意味しており、具体的な形状を限定するものではない。
第7の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第6のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、1対の固定部のうち少なくとも一方は、開口部を有している。
この場合、開口部により固定部と支持部との接触面積が減少する。このため、支持部および固定部の間の熱抵抗が高くなり、支持部から固定部への伝熱量が減少する。
ここで、開口部には、周囲が囲まれた孔のような形状の他に、スリットや切欠きのような一部が周囲に囲まれていない形状も含まれる。
第8の発明に係るレンズ保持構造は、第7の発明に係るレンズ保持構造において、支持部材は、支持部に設けられ、開口部に嵌め込まれる突起をさらに有している。
これにより、固定部と支持部との固定強度を高めることができる。
第9の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第8のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、レンズは、光学有効領域としてのレンズ面と、レンズ面の外周側に形成されレンズの光軸に沿った方向に略垂直な光学非有効領域としての環状面と、を有している。レンズは、環状面と支持部材とが当接することで、光軸に沿った方向のうち一方への位置決めが行われている。
第10の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第9のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、保持部材の熱伝導率が、レンズおよび支持部材のうち少なくとも一方の熱伝導率よりも高い。
これにより、支持部材から保持部材に伝達された熱がレンズに伝達される前に、保持部材内により均一に伝達されやすくなり、レンズの温度勾配をより低減できる。
第11の発明に係る光ピックアップ装置は、光学式情報記録媒体に対して情報の記録および再生を行う装置であって、レーザー光を出射する発光素子と、レーザー光を反射する反射光学系と、反射光学系からのレーザー光を平行光に変換するコリメータレンズと、平行光を光学式情報記録媒体の記録面上に集光する対物光学系と、発光素子、コリメータレンズ、反射光学系を収容する光学台と、を備えている。コリメータレンズは、第1から第10のいずれかの発明に係るレンズ保持構造により、光学台に対して保持されている。
この光ピックアップ装置では、第1から第11のいずれかの発明に係るレンズ保持構造を利用しているため、温度変化に伴う性能の低下を防止できる。
第12の発明に係る光学式情報記録再生装置は、光学式情報記録媒体を駆動する回転駆動装置と、第11の発明に係る光ピックアップ装置と、を備えている。
この光学式情報記録再生装置は、第13の発明に係る光ピックアップ装置を備えているため、温度変化に伴う性能の低下を防止できる。
本発明に係るレンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置では、上記の構成を有しているため、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
<記録再生装置の構成>
図1および図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る光ピックアップ装置4が搭載された光学式情報記録再生装置(以下、記録再生装置という)1の構成について説明する。図1に記録再生装置1の概略斜視図、図2に記録再生装置1の部分斜視図を示す。
図1に示すように、光学式ディスクドライブとしての記録再生装置1は主に、光ディスク2が内蔵されるカートリッジ3と、トラバースベース6と、トラバースベース6上に設置され光ディスク2を回転させる回転駆動装置としてのスピンドルモータ7と、光ディスク2に対して情報の記録および再生を行う光ピックアップ装置4と、光ディスク2に対して光ピックアップ装置4を移動可能に支持する移動機構5と、から構成されている。使用状態においては、図1に示すように、カートリッジ3に内蔵された光ディスク2が記録再生装置1内に設置される。
移動機構5は主に、光ピックアップ装置4を移動させるための2本のシャフト9a,9bと、一方のシャフト9aを回転させるモータ(図示せず)を備えた支持台10とから構成されている。一方のシャフト9aが回転することで、光ピックアップ装置4が光ディスク2の半径方向に移動する。他方のシャフト9bは、光ピックアップ装置4を移動可能に支持している。光ピックアップ装置4はシャフト9bに沿って移動する。これにより、光ピックアップ装置4は光ディスク2に対して、外周側および内周側に移動可能である。なお、光ピックアップ装置4を光ディスク2に対して移動させる機構は、上述の機構に限定されない。
図2に示すように、光ディスク2はカートリッジ3に内蔵されて保護されている。カートリッジ3には開口部3aが形成されており、開口部3aでは光ディスク2が外部に露出している。開口部3aに対応する位置には、光ピックアップ装置4が光ディスク2の半径方向に移動可能に配置されている。
<光ピックアップ装置の構成>
図2および図3を用いて光ピックアップ装置4の構成について説明する。図3に光ピックアップ装置4の概略構成図を示す。なお、図3において、図3の左右方向をX軸方向(第2方向)、発光素子16の出射光軸に沿った方向(図3の上下方向)をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向(図3の紙面に垂直な方向)をZ軸方向(第1方向)とし、図3において、右側をX軸方向正側、上側をY軸方向正側、紙面手前側をZ軸方向正側とする。
図2および図3に示すように、光ピックアップ装置4は主に、光学台20と、レーザー光を出射するとともに光ディスク2からの反射光を受光する半導体レーザーユニット27と、発光素子16から出射されるレーザー光を光ディスク2の情報記録面に導く光ピックアップ光学系14と、から構成されている。
光ピックアップ光学系14は、例えば発光素子16からのレーザー光を折り曲げる反射光学系としてのプリズム11と、レーザー光を平行光に変換するコリメータレンズ19と、平行光を反射する反射鏡12(図2参照)と、対物レンズ13と、アクチュエータ15と、から構成されている。対物レンズ13は、反射鏡12により折り曲げられたレーザー光を光ディスク2の記録面上に集光させる。アクチュエータ15は、対物レンズ13を光ディスク2に対してフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する。各部品は、光学台20に収容されている。プリズム11およびコリメータレンズ19は、半導体レーザーユニット27のY軸方向正側に配置されている。
図3に示すように、半導体レーザーユニット27は主に、レーザー光を出射する半導体レーザー素子などの発光素子16と、光ディスク2の記録面で反射されたレーザー光を検出して電流値に変換する受光素子(図示せず)と、発光素子16から出射されたレーザー光からレーザー光の反射光を分離して受光素子に導くホログラムなどの光学素子(図示せず)と、発光素子16が固定されるスライドホルダ17と、光学台20に対してスライドホルダ17を支持するアオリホルダ18と、から構成されている。
<レンズ保持構造>
ここで、コリメータレンズ19を例に、レンズ保持構造について説明する。図4に図3のA−A断面図、図5に図4のB−B断面図、図6に保持部材30の概略斜視図を示す。
図4および図5に示すように、コリメータレンズ19は、光学台20に固定された保持部材30により外周部の大部分が囲まれており、保持部材30により光学台20の第1当接部21に押し付けられている。
コリメータレンズ19は、X軸方向正側および負側に、光学有効領域としての1対のレンズ面19eと、レンズ面19eの外周側に形成されX軸方向に概ね垂直な光学非有効領域としての1対の環状面19fと、を有している。コリメータレンズ19は、環状面19fが形成される光学非有効領域に、光軸O回りに等ピッチで配置された第1外周部19a、第2外周部19b、第3外周部19cおよび第4外周部19dを有している。第1外周部19aは、第1当接部21の第1当接面21aと当接している。第2外周部19bは、光軸Oに対して第1外周部19aと反対側(X軸方向正側)に配置されており、保持部材30により押圧されている。
保持部材30は、コリメータレンズ19を光学台20に対して弾性的に保持するとともに、コリメータレンズ19の温度勾配を低減するための部材である。具体的には、図4に示すように、保持部材30は、一体の板状部材から構成されており、コリメータレンズ19の光軸Oに沿った方向から見た場合、Z軸方向負側が開口した概ね矩形(U字状あるいはC字状)である。図5に示すように、保持部材30のX軸方向の長さは、コリメータレンズ19の最大厚みとほぼ同じである。保持部材30の熱伝導率は、コリメータレンズ19や光学台20の熱伝導率よりも高い。保持部材30の材質としては、例えば銅などが挙げられる。コリメータレンズ19の材質としては、例えば合成樹脂などが挙げられる。光学台20の材質としては、例えばアルミなどが挙げられる。
図4に示すように、保持部材30は主に、コリメータレンズ19を第1当接部21へ押し付ける押圧部31と、光学台20に固定される1対の固定部33と、押圧部31と1対の固定部33とを弾性的に連結する1対の弾性部32と、から構成されている。
押圧部は、第2外周部19b、第3外周部19cおよび第4外周部19dの半径方向外側に配置されている。押圧部31はさらに、コリメータレンズ19とZ軸方向に当接する第1押圧部31aと、コリメータレンズ19とY軸方向に当接する1対の第2押圧部31bと、を有している。
第1押圧部31aは、コリメータレンズ19の第2外周部19bと当接している。第1押圧部31aは、Z軸方向に概ね垂直に配置された板状の部分であり、中央部がZ軸方向負側に突出するように湾曲している。保持部材30は全体としてZ軸方向にたわんでいる。これにより、コリメータレンズ19は保持部材30によりZ軸方向負側に押さえつけられている。
光学台20の第1当接部21周辺には、コリメータレンズ19のY軸方向の移動を規制するための1対の第2当接部22が設けられている。具体的には、第2当接部22は、第1当接部21からZ軸方向に突出した部分であり、コリメータレンズ19の外周部と当接している。第2当接部22は、コリメータレンズ19と当接する第2当接面22aを有している。1対の第2当接部22は、第1外周部19aと第3外周部19cとの間の外周部、および第1外周部19aと第4外周部19dとの間の外周部と当接している。これにより、光学台20に対するコリメータレンズ19のX軸方向への移動が規制される。
特に、前述のようにコリメータレンズ19は保持部材30によりZ軸方向負側に押さえつけられている。このため、コリメータレンズ19は、第1当接部21および第2当接部22に対して押さえつけられており、コリメータレンズ19に対してY軸方向の荷重が作用した場合であっても、コリメータレンズ19の光学台20に対するZ軸方向およびY軸方向への移動が確実に規制される。
また、1対の第2押圧部31bは、X軸方向に概ね垂直に配置された板状の部分であり、コリメータレンズ19をX軸方向に挟み込んでいる。より詳細には、第1押圧部31aおよび1対の第2押圧部31bにより形成された概ねC字状の部分により、コリメータレンズ19は挟み込まれている。これにより、コリメータレンズ19の保持部材30に対する移動が抑制される。
1対の第2押圧部31bは、第2当接部22の周辺までZ軸方向(第1外周部19aおよび第2外周部19bを結んだ第1方向)負側に延びている。第2押圧部31bのZ軸方向負側の端部は、第2当接部22とY軸方向(第3外周部19cおよび第4外周部19dを結んだ第2方向)に重なり合っている。すなわち、コリメータレンズ19は、1対の第2当接部22も含めて、保持部材30の押圧部31により光軸O回りに囲まれている。
また、コリメータレンズ19は押圧部31に囲まれた状態で、1対の弾性部32により光学台20に対して弾性的に支持されている。具体的には図4に示すように、弾性部32は、第2押圧部31bと固定部33とのY軸方向間に配置された板状の部分であり、主にY軸方向に弾性変形可能なように、光軸Oに沿った方向から見た場合に概ねS字状を有している。より具体的には、弾性部32は、第2押圧部31bに概ね平行に配置された第1弾性部32aと、第1弾性部32aと第2押圧部31bとを弾性的に連結する第2弾性部32bと、第1弾性部32aと固定部33とを弾性的に連結する第3弾性部32cと、を有している。これにより、コリメータレンズ19、保持部材30および光学台20の膨張および収縮を弾性部32により吸収することができる。
なお、弾性部32は概ねS字状の部分を含んでいればよく、光軸Oに沿った方向から見た場合に折れ曲がっている部分や湾曲している部分が少なくとも2カ所以上存在する形状であればよい。
固定部33は、保持部材30が光学台20に固定されている部分であり、第1弾性部32aと概ね平行に配置されている。具体的には図4および図5に示すように、光学台20に形成された1対の第1支持部24、25に対して接着剤28a、28bにより固定されている。図6に示すように、Y軸方向負側の固定部33には、開口部33aが形成されている。この固定部33は、発光素子16に近い方の固定部であり、開口部33aにより固定部33と第1支持部24との間の接触面積が小さくなる。これにより、第1支持部24および固定部33の間の熱抵抗が高くなり、第1支持部24から固定部33への伝熱量が減少する。
また、図5に示すように、第1支持部24、25には、接着剤28a、28bを注入するための1対の第1接着溝24aおよび1対の第2接着溝25aが形成されている。これにより、第1支持部24、25側の接着面積が増え、第1支持部24、25の接着強度が高まる。
さらに、図5に示すように、コリメータレンズ19のX軸方向の位置決めは、光学台20に形成された1対の第1突出部24bおよび1対の第2突出部25bにより行われている。具体的には、第1支持部24周辺にはZ軸方向に延びる1対の第1突出部24bが形成されており、第2支持部25周辺にはZ軸方向に延びる1対の第2突出部25bが形成されている。1対の第1突出部24bおよび1対の第2突出部25bは、1対の第2押圧部31bよりも光軸O側に配置されている。
コリメータレンズ19の環状面19fは、X軸方向負側に配置された第1突出部24bおよび第2突出部25bとX軸方向に当接している。この状態で、他方の環状面19fとX軸方向負側に配置された第1突出部24bおよび第2突出部25bとの間には、隙間が確保されている。コリメータレンズ19の外周部は、X軸方向正側に配置された第1突出部24bおよび第2突出部25bに接着剤28c、28dにより固定されている。これにより、コリメータレンズ19のX軸方向の位置決めが行われている。
以上の構成により、コリメータレンズ19は、保持部材30により周囲を囲まれている状態で、保持部材30により光学台20に対して固定されている。
<記録再生装置の動作>
図1〜図4を用いて、記録再生装置1の動作について説明する。
図1および図2に示すように、スピンドルモータ7によりカートリッジ3内の光ディスク2が回転駆動される。カートリッジ3の開口部3aにおいて、光ディスク2の表面に形成された情報記録面の一部が露出している。光ディスク2の回転により、情報記録面の全てが外部に順次露出する。光ピックアップ装置4からレーザー光が情報記録面に対して出射される。光ピックアップ装置4は、移動機構5により光ディスク2に対して半径方向に駆動される。以上の構成により、光ピックアップ装置4からのレーザー光の照射位置を変更することができる。
また、光ピックアップ装置4においては、図3および図4に示すように、発光素子16からY軸方向正側にレーザー光が出射される。このレーザー光は、プリズム11、コリメータレンズ19、反射鏡12を介して対物レンズ13に入射する。対物レンズ13によりレーザー光が光ディスク2の情報記録面に集光される。アクチュエータ15により対物レンズ13はフォーカス方向およびトラッキング方向に移動する。
情報記録面で反射したレーザー光は、光ピックアップ光学系14を介して光学素子(図示せず)に入射し、光学素子により受光素子(図示せず)へ導かれる。光学素子からのレーザー光は、受光素子により電流値に変換され、その電流値に基づいて情報記録面に記録されている情報が再生される。
以上の動作により、記録再生装置1では光ディスク2に対して情報の記録および再生が行われる。
<作用効果>
(1)
発光素子16はレーザー光を出射するため発熱する。発光素子16において発生する熱は、スライドホルダ17およびアオリホルダ18を介して光学台20に伝達される。光学台20に伝達された熱は、プリズム11およびコリメータレンズ19周辺に伝達される。このため、光学台20では第1支持部24の方が第2支持部25よりも温度が高い。第1支持部24に伝達された熱は、Y軸方向負側に配置される固定部33に伝達される。
ここで、コリメータレンズ19は保持部材30により光学台20に対して保持されている。Y軸方向負側の固定部33から伝わった熱は、Y軸方向負側の弾性部32に伝達され、Y軸方向負側の第2押圧部31bに伝達される。このとき、保持部材30は一体の板状部材から構成されているため、押圧部31からコリメータレンズ19に伝達されるよりも早く、コリメータレンズ19の外周部を囲む押圧部31内に熱が伝達され、押圧部31の温度が均一になりやすい。押圧部31の温度が均一になると、押圧部31周辺の空気の温度も均一になる。コリメータレンズ19の温度は、周辺を囲む押圧部31の温度や空気の温度に影響される。このため、この光ピックアップ装置4では、光学台20の温度が均一でない場合であっても、コリメータレンズ19の温度勾配が低減され、コリメータレンズ19の光学性能の劣化を防止できる。
特に、押圧部31により光軸O回りの3方向からコリメータレンズ19は囲まれている。また、第2押圧部31bは、第2当接部22の周辺までZ軸方向に延びており、第2当接部22とY軸方向に重なり合っている。すなわち、コリメータレンズ19の外周部の大部分が、第2当接部22も含めて保持部材30に囲まれている。このため、コリメータレンズ19の温度勾配をより低減することができる。
また、弾性部32を介して光学台20に対してコリメータレンズ19が支持されている。このため、雰囲気温度が変化し、コリメータレンズ19、光学台20および保持部材30が膨張および収縮しても、その膨張および収縮を弾性部32により吸収することができる。これにより、固定部33と第1支持部24、25との接着部分に作用する応力が低減され、保持部材30が脱落するのを防止できる。
このように、この光ピックアップ装置4では、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止できる。
(2)
この光ピックアップ装置4では、押圧部31とコリメータレンズ19とが3点で接触しており、押圧部31とコリメータレンズ19との接触面積が小さい。これにより、保持部材30からコリメータレンズ19へ伝達される熱量を低減することができる。
(3)
この光ピックアップ装置4では、押圧部31によりコリメータレンズ19がY軸方向に挟み込まれている。このため、コリメータレンズ19の光学台20に対する位置決めが確実に行われ、膨張および収縮によりコリメータレンズ19と保持部材30とが相対移動するのを抑制することができる。
(4)
この光ピックアップ装置4では、保持部材30の熱伝導率がコリメータレンズ19や光学台20の熱伝導率よりも高い。このため、保持部材30の温度の均一化が促進され、押圧部31からコリメータレンズ19へ伝達される熱量をさらに低減することができる。
(5)
この光ピックアップ装置4では、1対の第2当接部22によりコリメータレンズ19のY軸方向への移動が規制される。これにより、コリメータレンズ19の光学台20に対する位置決めが確実に行われ、膨張および収縮によりコリメータレンズ19と光学台20材とが相対移動するのを防止することができる。
特に、前述のようにコリメータレンズ19は保持部材30によりZ軸方向負側に押さえつけられている。このため、コリメータレンズ19は、第1当接部21および第2当接部22に対して押さえつけられており、光学台20に対するY軸方向の相対移動が確実に規制される。
(6)
この光ピックアップ装置4では、弾性部32が概ねS字状に形成されているため、簡素な構成により各部材の膨張および収縮を吸収できる。これにより、雰囲気囲気温度の変化に伴うコリメータレンズ19の光学台20に対する移動を抑制できる。
また、弾性部32が概ねS字状に形成されているため、保持部材30の表面積が増加し、固定部33を介して伝達された熱が押圧部31に伝達される前に、弾性部32により放熱しやすくなる。これにより、保持部材30の温度変化が抑制される。これにより、コリメータレンズ19の温度勾配をさらに低減できる。
(7)
この光ピックアップ装置4では、1対の固定部33のうち一方の固定部33は開口部33aを有している。このため、固定部33と第1支持部24との接触面積が減少し、第1支持部24から固定部33への伝熱量が減少する。これにより、コリメータレンズ19の温度勾配をさらに低減できる。
ここで、開口部33aには、前述のような周囲が囲まれた孔のような形状の他に、スリットや切欠きのような一部が周囲に囲まれていない形状も考えられる。
(8)
この光ピックアップ装置4では、第1支持部24、25に接着溝24a、25aが設けられている。これにより、第1支持部24、25側の接着面積が増え、第1支持部24、25の接着強度が高まる。また、保持部材30を光学台20に対してセットした状態で固定部33と第1支持部24、25との間に接着剤を充填しやすくなり、保持部材30の接着が容易となる。
(9)
以上のように、この光ピックアップ装置4では、保持部材30によりコリメータレンズ19の温度勾配を低減することができ、光学性能の劣化を防止できる。また、保持部材30によりコリメータレンズ19が温度変化により脱落するのを防止できる。したがって、この光ピックアップ装置4が搭載された記録再生装置1では、長時間使用して装置自体の温度が高くなっても、あるいは雰囲気温度が大きく変化しても、温度変化に伴う性能の低下を防止でき、使用環境や使用時間などに影響されない安定した性能を確保できる。
〔他の実施形態〕
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
(1)
前述の実施形態では、光ピックアップ装置4を例にレンズ保持構造について説明しているが、このレンズ保持構造が採用される装置は光ピックアップ装置に限定されない。例えば、レンズが搭載され、レンズの周辺に熱源が存在するような装置にも適用可能である。
(2)
コリメータレンズ19の形は、前述のものに限定されない。例えば、レンズの形状は、光軸に沿った方向から見た場合に円形や楕円形などの他の形状であってもよい。
(3)
保持部材30の形状は前述の実施形態に限定されない。例えば、保持部材30の第1押圧部31aはZ軸方向に湾曲しているが、例えば、第1押圧部31aがX軸方向に平行な平板であってもよい。また、押圧部31は概ね矩形を有しているが、コリメータレンズ19をZ軸方向に押圧し、かつ、X軸方向に挟み込むような形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、押圧部31の形状としては、コリメータレンズ19の外周部に沿った丸みを帯びた形状、あるいは矩形ではなく台形なども考えられる。
(4)
開口部33aは両方の固定部33に形成されていてもよい。また、開口部33aにより接着面積が減少する。これを補うために、例えば図7に示すように、光学台120の支持部124に設けられた突起129を開口部133aに引っかける構成も考えられる。この場合、保持部材130の固定部133と支持部124との固定強度をさらに高めることができる。なお、開口部133aの形状としては、前述の開口部33aのように囲まれた開口ではなく、例えば、突起129をZ軸方向から挿入可能なように、Z軸方向負側に貫通したスリットなどが考えられる。
(5)
コリメータレンズ19のX軸方向の位置決め方法は、前述の方法に限定されない。例えば、接着剤28c、28dではなく、第1突出部24bおよび第2突出部25bの寸法精度を高めて、1対の第1突出部24bの間および1対の第2突出部25bの間にコリメータレンズ19を嵌め込むだけであってもよい。
本発明に係るレンズ保持構造、光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置では、温度変化による光学性能の劣化を防止しつつ、温度変化による光学部品の脱落を防止できる。このため、本発明は、小型かつ大容量の記録媒体に対して高倍速記録を行う光学式情報記録再生装置の分野において有用である。
記録再生装置の概略斜視図(第1実施形態) 記録再生装置の部分斜視図(第1実施形態) 光ピックアップ装置の概略構成図(第1実施形態) 図3のA−A断面図(第1実施形態) 図4のB−B断面図(第1実施形態) 保持部材の概略斜視図(第1実施形態) 光ピックアップ装置の部分断面図(他の実施形態) 光ピックアップ装置の概略構成図(従来技術) 図8のC−C断面図(従来技術)
符号の説明
1 記録再生装置
2 光ディスク(光学式情報記録媒体)
3 ディスクカートリッジ
4 光ピックアップ装置
6 トラバースベース
7 スピンドルモータ(回転駆動装置)
11 プリズム(反射光学系)
12 反射鏡
13 対物レンズ(対物光学系)
14 光ピックアップ光学系
15 アクチュエータ
16 発光素子
20 光学台(支持部材)
24 第1支持部
25 第2支持部
28a、28b、28c、28d 接着剤
30 保持部材
31 押圧部
31a 第1押圧部
31b 第2押圧部
32 弾性部
32a 第1弾性部
32b 第2弾性部
32c 第3弾性部
33 固定部
33a 開口部
129 突起

Claims (12)

  1. レンズと、
    前記レンズの外周部と当接する当接部を有する支持部材と、
    前記支持部材に固定され、前記レンズを前記支持部材に対して保持する保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、一体の板状部材であって、前記レンズの外周部の少なくとも一部を光軸回りに囲むとともに前記レンズを前記当接部へ押し付ける押圧部と、前記支持部材に固定される1対の固定部と、前記押圧部と前記1対の固定部とを弾性的に連結する1対の弾性部と、を有している、
    レンズ保持構造。
  2. 前記レンズは、光軸回りに等ピッチで配置された第1外周部、第2外周部、第3外周部および第4外周部を有しており、
    前記第1外周部は、前記当接部と当接しており、
    前記第2外周部は、前記押圧部に押圧される部分であり、前記光軸に対して前記第1外周部と反対側に配置されており、
    前記押圧部は、前記第2外周部、第3外周部および第4外周部の半径方向外側に配置されている、
    請求項1に記載のレンズ保持構造。
  3. 前記押圧部は、前記第2外周部と当接する第1押圧部と、前記第3外周部および第4外周部と当接する1対の第2押圧部と、を有している、
    請求項2に記載のレンズ保持構造。
  4. 前記当接部は、前記第1外周部と当接する第1当接部と、前記レンズの外周部と当接し前記第1当接部に沿って前記光軸に垂直な方向へ前記レンズが移動するのを規制する1対の第2当接部と、を有している、
    請求項3に記載のレンズ保持構造。
  5. 前記第1外周部および第2外周部を結んだ方向を第1方向、前記第3外周部および第4外周部を結んだ方向を第2方向とした場合、前記第2押圧部は、前記第2当接部の周辺まで前記第1方向に延びており、前記第2当接部と前記第2方向に重なり合っている、
    請求項4に記載のレンズ保持構造。
  6. 前記レンズの光軸に沿った方向から見た場合、前記弾性部は、略S字状の部分を有している、
    請求項1から5のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  7. 前記1対の固定部のうち少なくとも一方は、前記開口部を有している、
    請求項1から6のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  8. 前記支持部材は、前記支持部に設けられ、前記開口部に嵌め込まれる突起をさらに有している、
    請求項7に記載のレンズ保持構造。
  9. 前記レンズは、光学有効領域としてのレンズ面と、前記レンズ面の外周側に形成され前記レンズの光軸に沿った方向に略垂直な光学非有効領域としての環状面と、を有しており、
    前記レンズは、前記環状面と前記支持部材とが当接することで、前記光軸に沿った方向のうち一方への位置決めが行われている、
    請求項1から8のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  10. 前記保持部材の熱伝導率は、前記レンズおよび支持部材のうち少なくとも一方の熱伝導率よりも高い、
    請求項1から9のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  11. 光学式情報記録媒体に対して情報の記録および再生を行う光ピックアップ装置であって、
    レーザー光を出射する発光素子と、
    前記レーザー光を反射する反射光学系と、
    前記反射光学系からのレーザー光を平行光に変換するコリメータレンズと、
    前記平行光を前記光学式情報記録媒体の記録面上に集光する対物光学系と、
    前記発光素子、コリメータレンズ、反射光学系を収容する光学台と、を備え、
    前記コリメータレンズは、請求項1から10のいずれかに記載のレンズ保持構造により、前記光学台に対して保持されている、
    光ピックアップ装置。
  12. 前記光学式情報記録媒体を駆動する回転駆動装置と、
    請求項11に記載の光ピックアップ装置と、
    を備えた、光学式情報記録再生装置。
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