JP2003190331A - スリーピースソリッドゴルフボール - Google Patents

スリーピースソリッドゴルフボール

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JP2003190331A JP2001398997A JP2001398997A JP2003190331A JP 2003190331 A JP2003190331 A JP 2003190331A JP 2001398997 A JP2001398997 A JP 2001398997A JP 2001398997 A JP2001398997 A JP 2001398997A JP 2003190331 A JP2003190331 A JP 2003190331A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ゴム組成物により形成された内層コア
と、ゴム組成物により形成され、前記内層コアを覆う外
層コアと、ポリウレタン系エラストマーを主材として形
成され、前記外層コアを覆うカバーとを備えたスリーピ
ースソリッドゴルフボールであって、前記内層コアのJ
IS−C硬度が50〜85の範囲にあると共に、前記外
層コアのJIS−C硬度が70〜90の範囲にあり、か
つ外層コア表面のJIS−C硬度H0と内層コア中心部
のJIS−C硬度H1との差(H0−H1)が20〜30
であり、前記カバーのショアD硬度が46〜55、カバ
ーの厚さが1.1〜2.1mmであることを特徴とする
スリーピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のスリーピースゴルフボールは、反発
性・飛距離性能、コントロール性、フィーリング、耐久
性に優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたスピン性
能、フィーリング、耐久性、反発性及び飛距離特性を有
するスリーピースソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、それぞれゴム組成物から形成された内層コア及び外
層コアの2層コアにカバーを包囲してなるスリーピース
ソリッドゴルフボールが提案されている(例えば、特開
昭59−194760号、特開昭60−241464
号、特開昭62−181069号、特開昭64−803
77号、特開平2−228978号、特開平2−264
674号公報)。
【0003】しかし、これらの提案に係るスリーピース
ソリッドゴルフボールは、カバーが硬く、上級者やプロ
ゴルファーの要求するアイアンでのショット、アプロー
チ時のスピン性能を満足するものではなかった。また、
カバーの材料もアイオノマー樹脂であり、耐擦過傷性に
も改良の余地がある上、フィーリングと飛びの両立をは
かるための検討も不十分であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、上級者やプロゴルファーの満足できる飛び、スピン
特性、フィーリング及び耐擦過傷性においてバランスの
とれたスリーピースソリッドゴルフボールを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するべく鋭意検討を行った結
果、それぞれゴム組成物にて形成された内層コアと外層
コアとからなる2層コアにソフトカバーとしてウレタン
カバーを被覆すること、この場合、上記内層コアと外層
コアの硬度及び硬度差、カバーの硬度を適正化するこ
と、好ましくはこれら両コア及びカバーの比重を適正化
すること、またポリウレタン系エラストマーに特定のイ
ソシアネート混合物を配合することがスピン性能、フィ
ーリング、耐久性、飛距離に優れたゴルフボールが得ら
れることを知見し、本発明をなすに至った。
【0006】なお従来、特開平9−215778号公報
には、ウレタンカバーのツーピースソリッドゴルフボー
ルが提案されているが、スピン性能、フィーリング、耐
久性、飛びへの追求がなお不十分であり、これに対し本
発明のソリッドゴルフボールは、かかる従来のウレタン
カバーボールの特性を顕著に凌駕するものである。
【0007】従って、本発明は、下記のスリーピースソ
リッドゴルフボールを提供する。 請求項1:ゴム組成物により形成された内層コアと、ゴ
ム組成物により形成され、前記内層コアを覆う外層コア
と、ポリウレタン系エラストマーを主材として形成さ
れ、前記外層コアを覆うカバーとを備えたスリーピース
ソリッドゴルフボールであって、前記内層コアのJIS
−C硬度が50〜85の範囲にあると共に、前記外層コ
アのJIS−C硬度が70〜90の範囲にあり、かつ外
層コア表面のJIS−C硬度H0と内層コア中心部のJ
IS−C硬度H1との差(H0−H1)が20〜30であ
り、前記カバーのショアD硬度が46〜55、カバーの
厚さが1.1〜2.1mmであることを特徴とするスリ
ーピースソリッドゴルフボール。 請求項2:内層コアの直径が29〜36mmである請求
項1記載のスリーピースソリッドゴルフボール。 請求項3:内層コアの比重が1.0より大きく、外層コ
アの比重が内層コアの比重と同じ又はこれより大きく、
カバーの比重が最も大きい請求項1又は2記載のスリー
ピースソリッドゴルフボール。 請求項4:1分子中に官能基として2個以上のイソシア
ネート基を持つイソシアネート化合物を該イソシアネー
ト基と実質的に反応しない熱可塑性樹脂中に分散させた
イソシアネート混合物を、カバーのポリウレタン系エラ
ストマーに混合してなる請求項1,2又は3記載のスリ
ーピースソリッドゴルフボール。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のスリーピースソリッドゴルフボールにおけるコ
アは、それぞれゴム組成物により形成された内層コア
と、これを被覆する外層コアとの2層コアからなる。
【0009】この場合、これら内層及び外層コアを形成
するゴム組成物は、ポリブタジエンを主材としたものが
好ましい。ポリブタジエンは、シス−1,4結合を40
%以上、特に90%以上含むものが好ましい。また、ポ
リブタジエンに加え、ポリイソプレン、スチレンブタジ
エンゴム、天然ゴム等のジエン系ゴムも配合し得るが、
ポリブタジエンは、基材ゴム中50重量%以上、特に7
0重量%以上含有されていることが好ましい。
【0010】本発明のゴム組成物は、上記基材ゴム以外
に、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪
酸の亜鉛塩、不飽和脂肪酸のマグネシウム塩、その他の
金属塩やトリエタノールプロパンメタクリレート等のエ
ステル化合物、メタクリル酸等の不飽和脂肪酸などの架
橋剤を上記基材ゴム100部(重量部、以下同じ)に対
し、好ましくは15〜50部の範囲で含有する。
【0011】また、ジクミルパーオクサイド等の有機過
酸化物を上記基材ゴム100部に対して好ましくは0.
1〜3部の範囲で含有する。更に、反発性を向上させる
ため、ペンタクロロチオフェノール亜鉛塩やジフェニル
ジスルフィド等の有機硫黄化合物などの加硫剤を基材ゴ
ム100部に対して0.1〜5部、特に0.2〜3部の
範囲で配合することが好ましい。
【0012】更に、必要に応じて、2,2−メチレンビ
ス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等
の老化防止剤、比重調整用等として酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等の充填剤を配合することができ
る。この場合、充填剤の配合量は、基材ゴム100部に
対し130部以下とすることができるが、好ましくは反
発性等の点で50部より少なくすることがよく、より好
ましくは30部以下、特に20部以下とすることが好ま
しい。なお、充填剤を配合する場合の下限配合量は1部
以上、特に5部以上が好ましく、10部を超えてもよ
く、特に比重調整用に硫酸バリウムと酸化亜鉛が良く用
いられるが、反発性向上の点から、酸化亜鉛を主に使用
し、硫酸バリウムを10部以下、特に0部にすることが
好ましい。
【0013】上記ゴム組成物は、通常の混練機、例えば
バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を用いて混練
し、得られたコンパウンドをコンプレッション成形、イ
ンジェクション成形等によって所望形状に成形する。こ
の場合、加硫は130〜180℃で10〜60分の条件
とすることができる。
【0014】ここで、内層コアは、コア直径が29〜3
6mm、特に31〜34mmであることが好ましい。小
さすぎると打感が硬くなり、また反発性が低下し、十分
な飛距離が得られなくなることがあり、一方、大きすぎ
ると、打感が軟らかくなりすぎたり、繰り返し打撃によ
る割れ耐久性が低下する場合がある。
【0015】内層コアの任意の部分の硬度は、JIS−
C硬度として50以上、好ましくは55以上、より好ま
しくは58以上、更に好ましくは60以上であり、上限
として85以下、好ましくは82以下、更に好ましくは
80以下である。硬度が小さすぎると、ドライバー打撃
時の打感が軟らかくなりすぎると共に、反発性が低くな
り、飛びが悪くなる。また、繰り返し打撃による割れ耐
久性が低下する。硬度が高すぎると、ドライバー打撃時
の打感が硬くなりすぎると共に、スピンが多くなり、吹
き上がる弾道となって十分な飛びが得られない。
【0016】一方、外層コアは、上記内層コアを被覆し
た状態での直径が38.5mm以上、特に39.0mm
以上であり、上限として40.5mm以下とすることが
好ましい。外層コアを被覆した状態での直径が小さすぎ
ると、カバーが厚くなりすぎ、反発性が低下して十分な
飛距離が得られなくなる場合があり、直径が大きすぎる
と、カバーが薄くなりすぎて耐擦過傷性が悪くなった
り、パターでのフィーリングが硬くなりすぎるおそれが
ある。
【0017】外層コアの硬度は、JIS−C硬度で70
以上、好ましくは77以上、上限として90以下、好ま
しくは85以下であり、硬度が低すぎると、ドライバー
打撃時のスピンが多くなってしまい、十分な飛距離が得
られなくなり、また内層コアとの界面の硬度差が大きく
なることにより、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪く
なることがある。一方、硬度が高すぎると打感が硬くな
りすぎると共に、耐擦過傷性が悪くなる。
【0018】この場合、外層コアの表面硬度のJIS−
C硬度H0と内層コアの中心部のJIS−C硬度H1との
差(H0−H1)が20以上、好ましくは22以上で、上
限として30以下、好ましくは26以下であることが必
要である。この差(H0−H1)が小さすぎると、ドライ
バー打撃時のスピンが多くなり、十分な飛距離が得られ
なくなり、大きすぎると、反発性が低くなり、十分な飛
距離が得られなくなると共に、繰り返し打撃による割れ
耐久性が悪くなる。
【0019】また、上記内層コアと外層コアとの比重
は、内層コアの比重が1.0より大きいことが好まし
く、この場合、内層コアと外層コアとは、外層コアの比
重S0が内層コアの比重S1と同じかこれより大きく、特
に0≦S0−S1≦0.06であることが好ましく、これ
により内層コア又は外層コアの硬度のばらつきを大きく
することなくコアを形成することができると共に、良好
な反発性が得られ、飛距離の増大を達成することができ
る。特に、0≦S0−S1≦0.06となるように内層コ
アと外層コアの比重を実質的に等しくすることにより、
二層コアの反発を最大化することができる。
【0020】本発明のスリーピースソリッドゴルフボー
ルは、カバーとしてポリウレタン系エラストマーを主材
としたものを使用するものであり、これにより本発明の
目的を効果的に達成し得たものである。この場合、ポリ
ウレタン系エラストマーとしては、公知のいずれのもの
でもよいが、特に本発明においては、下記のカバー成形
材料によりカバーを形成することが好ましい。 (A)熱可塑性ポリウレタン材料 (B)1分子中に官能基として2つ以上のイソシアネー
ト基を持つイソシアネ−ト化合物(b−1)を、イソシ
アネートと実質的に反応しない熱可塑性樹脂(b−2)
中に分散させたイソシアネート混合物
【0021】本発明において、カバーを上述したカバー
成形材料によって形成した場合には、より優れたフィー
リング、コントロール性、耐カット性、耐擦過傷性、繰
り返し打撃したときの割れ耐久性を有するゴルフボール
を得ることができる。
【0022】次に、上記成分(A),(B)について説
明する。 (A)熱可塑性ポリウレタン材料 熱可塑性ポリウレタン材料の構造は、高分子ポリオール
(ポリメリックグリコール)からなるソフトセグメント
と、ハードセグメントを構成する鎖延長剤およびジイソ
シアネートからなる。ここで、原料となる高分子ポリオ
ールとしては、従来から熱可塑性ポリウレタン材料に関
する技術において使用されるものはいずれも使用でき、
特に制限されるものではないが、ポリエステル系とポリ
エーテル系があり、反発弾性率が高く、低温特性に優れ
た熱可塑性ポリウレタン材料を合成できる点で、ポリエ
ーテル系の方がポリエステル系に比べて好ましい。ポリ
エーテルポリオールとしてはポリテトラメチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等が挙げられるが、反
発弾性率と低温特性の点でポリテトラメチレングリコー
ルが特に好ましい。また、高分子ポリオールの平均分子
量は1000〜5000であることが好ましく、特に反
発弾性の高い熱可塑性ポリウレタン材料を合成するため
には2000〜4000であることが好ましい。
【0023】鎖延長剤としては、従来の熱可塑性ポリウ
レタン材料に関する技術において使用されるものを好適
に用いることができ、例えば1,4−ブチレングリコー
ル、1,2−エチレングリコール、1,3−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。これら鎖延長剤の平均分子量
は20〜15000であることが好ましい。
【0024】ジイソシアネートとしては、従来の熱可塑
性ポリウレタン材料に関する技術において使用されるも
のを好適に用いることができ、例えば4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソ
シアネート、2,6−トルエンジイソシアネートなどの
芳香族ジイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシア
ネートなどの脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。ただし、イソシ
アネート種によっては射出成形中の架橋反応をコントロ
ールすることが困難なものがある。本発明では、後述す
るイソシアネート混合物(B)との反応性の安定性か
ら、芳香族ジイソシアネートである4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートが最も好ましい。
【0025】上述した材料からなる熱可塑性ポリウレタ
ン材料としては、市販品を好適に用いることができ、例
えばディーアイシーバイエルポリマー(株)製パンデッ
クスT−8290、T−8295、T−8260や、大
日精化工業(株)製レザミン2593、2597などが
挙げられる。
【0026】(B)イソシアネート混合物 イソシアネート混合物(B)は、1分子中に官能基とし
て2つ以上のイソシアネート基を持つイソシアネート化
合物(b−1)を、イソシアネートと実質的に反応しな
い熱可塑性樹脂(b−2)中に分散させたものである。
ここで、上記イソシアネート化合物(b−1)として
は、従来の熱可塑性ポリウレタン材料に関する技術にお
いて使用されるものを好適に用いることができ、例えば
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4
−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソ
シアネートなどの芳香族ジイソシアネートや、ヘキサメ
チレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ただし、反応性、作業安全性の面から、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートが最適である。
【0027】また、前記熱可塑性樹脂(b−2)として
は、吸水性が低く、熱可塑性ポリウレタン材料との相溶
性に優れた樹脂が好ましい。このような樹脂として、例
えばポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステルエラストマー
(ポリエーテル・エステルブロック共重合体、ポリエス
テル・エステルブロック共重合体等)が挙げられるが、
反発弾性、強度の点からポリエステルエラストマー、中
でもポリエーテル・エステルブロック共重合体が特に好
ましい。
【0028】イソシアネート混合物(B)における熱可
塑性樹脂(b−2):イソシアネート化合物(b−1)
の配合比は、重量比で100:5〜100:100、特
に100:10〜100:40であることが好ましい。
熱可塑性樹脂(b−2)に対するイソシアネート化合物
(b−1)の配合量が少なすぎると、熱可塑性ポリウレ
タン材料(A)との架橋反応に充分な添加量を得るため
にはより多くのイソシアネート混合物(B)を添加しな
くてはならず、熱可塑性樹脂(b−2)の影響が大きく
作用することでカバー成形材料(C)の物性が不充分と
なる。熱可塑性樹脂(b−2)に対するイソシアネート
化合物(b−1)の配合量が多すぎると、イソシアネー
ト化合物(b−1)が混練り中にすべり現象を起こし、
イソシアネート混合物(B)の合成が困難となる。
【0029】イソシアネート混合物(B)は、例えば、
熱可塑性樹脂(b−2)にイソシアネート化合物(b−
1)を配合し、これらを温度130〜250℃のミキシ
ングロール又はバンバリーミキサーで充分に混練して、
ペレット化又は冷却後粉砕することにより得ることがで
きる。イソシアネート混合物(B)としては、市販品を
好適に用いることができ、例えば大日精化工業(株)製
クロスネートEM30などが挙げられる。
【0030】(C)カバー成形材料 カバー成形材料(C)は、前述した熱可塑性ポリウレタ
ン材料(A)およびイソシアネート混合物(B)を主成
分とするものである。カバー成形材料(C)における熱
可塑性ポリウレタン材料(A):イソシアネート混合物
(B)の配合比は、重量比で100:1〜100:10
0、特に100:5〜100:50、中でも100:1
0〜100:30であることが好ましい。熱可塑性ポリ
ウレタ材料(A)に対するイソシアネート混合物(B)
の配合量が少なすぎると架橋効果が充分に発現せず、多
すぎると未反応のイソシアネートが成形物に着色現象を
起こさせるので好ましくない。
【0031】カバー成形材料(C)には、上述した成分
に加えて他の成分を配合することができる。このような
他の成分として、例えば熱可塑性ポリウレタン材料以外
の熱可塑性高分子材料を挙げることができ、例えばポリ
エステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、アイ
オノマー樹脂、スチレンブロックエラストマー、ポリエ
チレン、ナイロン樹脂等を配合することができる。この
場合、熱可塑性ポリウレタン材料以外の熱可塑性高分子
材料の配合量は、必須成分である熱可塑性ポリウレタン
材料100部に対して0〜100部、好ましくは10〜
75部、更に好ましくは10〜50部であり、カバー材
の硬度の調整、反発性の改良、流動性の改良、接着性の
改良などに応じて適宜選択される。更に、カバー成形材
料(C)には、必要に応じて種々の添加剤を配合するこ
とができ、例えば顔料、分散剤、酸化防止剤、耐光安定
剤、紫外線吸収剤、離型剤等を適宜配合することができ
る。
【0032】カバー成形材料(C)を用いたカバーの成
形では、例えば、熱可塑性ポリウレタン材料(A)にイ
ソシアネート混合物(B)を添加してドライミキシング
し、この混合物を用いて射出成形機によりコアの周囲に
カバーを成形することができる。成形温度は熱可塑性ポ
リウレタン材料(A)の種類によって異なるが、通常1
50〜250℃の範囲で行われる。
【0033】上記のようにして得られたゴルフボールカ
バーの反応形態、架橋形態としては、熱可塑性ポリウレ
タン材料の残存OH基にイソシアネート基が反応してウ
レタン結合を形成したり、熱可塑性ポリウレタン材料の
ウレタン基にイソシアネート基の付加反応が生じ、アロ
ファネート、ビュレット架橋形態を形成したりすると考
えられる。この場合、カバー成形材料(C)の射出成形
直後は架橋反応が充分に進んでいないが、成形後にアニ
ーリングを行うことにより架橋反応が進行し、ゴルフボ
ールカバーとして有用な特性を保持するようになる。ア
ニーリングとは、カバーを一定温度、一定時間で加熱熟
成したり、室温で一定期間熟成したりすることを言う。
【0034】本発明において、カバーは、上記のように
ポリウレタン系エラストマーを主材として形成される
が、その硬度(カバー材料をシート状に形成した時の硬
度)をショアD硬度で46以上、好ましくは47以上、
上限として55以下、好ましくは52以下とするもので
あり、硬度が低すぎると、反発性が低下し、またスピン
のかかりすぎで飛距離特性が低下し、硬度が高すぎる
と、十分なアプローチでのスピン性能が得られなくなっ
たり、割れ耐久性、耐擦過傷性が悪くなる。
【0035】また、カバーの比重は、外層コアより大き
い(即ち、内層コア、外層コア、カバーのうちで、カバ
ーの比重が最も大きい)ことが好ましく、この場合、カ
バーの比重が1.1以上、特に1.12以上、上限とし
て1.4以下、特に1.2以下であることが好ましい。
本発明のスリーピースソリッドゴルフボールの比重を、
1.0<内層コアの比重≦外層コアの比重<カバー比重
の態様とし、しかもカバー比重を1.1以上とすること
により、反発を良好なものにし、飛距離特性を良好なも
のとし、また耐久性を良好なものにすることができる。
【0036】カバーの厚さは、1.0mm以上、特に
1.2mm以上、上限として2.1mm以下、特に1.
9mm以下とする。
【0037】本発明のスリーピースゴルフボールは、常
法に従って製造することができ、カバー成形後の研磨、
塗装なども常法に従って行うことができる。
【0038】本発明のスリーピースゴルフボールは、そ
の直径、重さはゴルフ規則に従い、例えば直径42.6
7mm以上、重量45.93g以下に形成することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明のスリーピースゴルフボールは、
反発性・飛距離性能、コントロール性、フィーリング、
耐久性に優れたものである。
【0040】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0041】[実施例、比較例]常法により、表1,2
に示す組成の内層コアを形成した後、表1,2に示す組
成の外層コアを被覆形成し、表4,5に示す態様の内外
層コアからなるソリッドコアを製造した。次いで、表3
に示す組成のカバーをソリッドコアに射出成形し、表
4,5に示す態様のゴルフボールを得た。
【0042】得られたゴルフボールにつき、下記方法に
よりその特性を評価した。結果を表4,5に示す。 判定基準:飛び ドライバー(W#1)、HS=50m/sにて打撃した
時の飛距離を測定。クラブはブリヂストンスポーツ社製
TourStage X500(ロフト角8°)を使用
した。 ○:トータル飛距離が264m以上 ×:トータル飛距離が264m未満ボールコントロール性 SW、HS=20m/sでアプローチショットした時の
ボールのスピン量を測定した。 ○:スピン量が5650rpm以上 △:スピン量が5650rpm未満5400rpm以上 ×:スピン量が5400rpm未満フィーリング プロゴルファー5名により以下の基準で官能評価を行っ
た。 ○:5人中4人以上が良い打感であると評価した。 ×:5人中4人以上が硬すぎる又は軟らかすぎると感じ
た。繰り返し打撃時の初速低下までの耐久性 W#1、HS=50m/sで繰り返し打撃し、ボール反
発が連続して3%低下した時の回数で判断した。 ○:95回以上(実施例3における耐久性指数を100
とした場合) ×:95回未満(実施例3における耐久性指数を100
とした場合)耐擦過傷性 溝が角溝であるピッチングウェッジ(PW)を用い、H
S=45m/sで1回打撃した後のボール表面の状態を
下記の基準で評価した。 ○:まだ使用することができる。 △:使用できるか判別し難い。 ×:ボール表面に傷が付き、もう使用することができな
い。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】 *1 過酸化物(1)…ジクミルパーオキサイド,商品
名パークミルD(日本油脂製) *2 過酸化物(2)…1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン,商
品名パーヘキサ3M−40(日本油脂製) *3 ノクラックNS−6(大内新興化学工業社製) *4 金型により半球殻上に予備成形し、それを2個用
いて先に成形した内コアを覆い、更に金型に入れて加硫
成形した。
【0045】
【表3】 パンデックス:ディーアイシーバイエルポリマー社製、
熱可塑性ポリウレタンエラストマー サーリン :デュポン製、アイオノマー樹脂 ハイミラン :三井・デュポンポリケミカル製、アイオ
ノマー樹脂 イソシアネート混合物:商品名クロスネートEM30 [大日精化工業(株)製のイソシアネートマスターバッ
チで、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを
30%含有(JIS−K1556によるアミン逆滴定イ
ソシアネート測定濃度5〜10%)、マスターバッチベ
ース樹脂はポリエステルエラストマー。] イソシアネート化合物:商品名デスモジュールW ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート
エイ・シー・アイ・ジャパン社製水素添加物MDI
(注)イソシアネート混合物は射出成形と同時に他のカ
バー材料に混練して使用した。一方、イソシアネート化
合物は押出機にて事前混練した。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】 *5 外層コアとカバーとの接着剤…RB−182プラ
イマー(日本ビー・ケミカル製)
【0048】表4,5の結果より、以下の通り評価され
る。比較例1は、外層コア径が小さく、カバーゲージが
厚くなりすぎ、反発が低下して飛距離が出ない。比較例
2は、内層コアの中心硬度が軟らかすぎるため、ボー
ルの反発が低く飛距離が出ない、ドライバーで打撃し
た時の打感が軟らかすぎる、繰り返し打撃した時の割
れ耐久性が悪くなる。比較例3は、内層コアの表面硬度
が硬すぎるためにドライバーで打撃した時にスピンが掛
かりすぎ飛距離が出ない。また、W#1での打感も硬す
ぎる。比較例4は、外層コアの表面硬度が軟らかすぎる
と共に、外層コア表面−内層コア中心硬度が20未満で
あるため、ドライバーで打撃したときにスピンが多すぎ
飛距離が出ない。また、内層コア表面よりも外層コア表
面硬度が10ポイント以上低いため、繰り返し打撃によ
る割れ耐久性が劣る。比較例5は、外層コアの表面硬度
が硬すぎるため、パターで打ったときの打感が硬すぎる
と共にアイアンで打撃したときの耐擦過傷性も悪い。比
較例6は、外層コア表面−内層コア中心硬度が大きすぎ
るため、反発が低くなり飛距離が落ちると共に、繰り返
し打撃による割れ耐久性も悪くなる。比較例7は、外層
コア表面−内層コア中心硬度が小さすぎるため、スピン
がやや多く更に反発もやや低くなり、飛距離が出なくな
る。比較例8は、カバー硬度が軟らかすぎ、スピンが多
すぎ飛ばない。比較例9は、カバー硬度が硬すぎ、アプ
ローチのスピンが足りない。また、耐擦過傷性・繰り返
し打撃による割れ耐久性も悪い。比較例10は、カバー
がサーリンであるため、スピンがかかりにくくコントロ
ール性に劣ると共に耐擦過傷性も悪い。比較例11は、
2P構造であるため、W#1でのスピンが多すぎ飛距離
が出ない。これに対し、実施例のゴルフボールは、飛距
離、コントロール性、フィーリング、耐久性がいずれも
満足し得るレベルのものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム組成物により形成された内層コア
    と、ゴム組成物により形成され、前記内層コアを覆う外
    層コアと、ポリウレタン系エラストマーを主材として形
    成され、前記外層コアを覆うカバーとを備えたスリーピ
    ースソリッドゴルフボールであって、前記内層コアのJ
    IS−C硬度が50〜85の範囲にあると共に、前記外
    層コアのJIS−C硬度が70〜90の範囲にあり、か
    つ外層コア表面のJIS−C硬度H0と内層コア中心部
    のJIS−C硬度H1との差(H0−H1)が20〜30
    であり、前記カバーのショアD硬度が46〜55、カバ
    ーの厚さが1.1〜2.1mmであることを特徴とする
    スリーピースソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 内層コアの直径が29〜36mmである
    請求項1記載のスリーピースソリッドゴルフボール。
  3. 【請求項3】 内層コアの比重が1.0より大きく、外
    層コアの比重が内層コアの比重と同じ又はこれより大き
    く、カバーの比重が最も大きい請求項1又は2記載のス
    リーピースソリッドゴルフボール。
  4. 【請求項4】 1分子中に官能基として2個以上のイソ
    シアネート基を持つイソシアネート化合物を該イソシア
    ネート基と実質的に反応しない熱可塑性樹脂中に分散さ
    せたイソシアネート混合物を、カバーのポリウレタン系
    エラストマーに混合してなる請求項1,2又は3記載の
    スリーピースソリッドゴルフボール。
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