JP2001054588A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

マルチピースソリッドゴルフボール

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JP2001054588A
JP2001054588A JP11232622A JP23262299A JP2001054588A JP 2001054588 A JP2001054588 A JP 2001054588A JP 11232622 A JP11232622 A JP 11232622A JP 23262299 A JP23262299 A JP 23262299A JP 2001054588 A JP2001054588 A JP 2001054588A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 ソリッドコアと、これを被覆する内外2
層のカバーを有するマルチピースソリッドゴルフボール
において、上記ソリッドコアの30kg荷重負荷時の変
形量が1.1mm以上であり、上記内層カバーのショア
D硬度が45〜61であり、上記外層カバーのショアD
硬度が35〜55であり、ディンプル体積にディンプル
直径Diの平方根を乗じることによって得られるディン
プル弾道体積の総和が530〜750であることを特徴
とするマルチピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のマルチピースソリッドゴルフボール
は、飛距離が大きく、しかもコントロール性に優れ、フ
ィーリングが良好である上、耐久性に優れたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリッドコアと、
これを被覆する内外2層のカバーを有するマルチピース
ソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
種々の構造のゴルフボールが提案されており、特にソリ
ッドゴルフボール、中でも飛距離及びコントロール性
(スピン量)、フィーリングの点でソリッドコアに複数
層のカバーを被覆したマルチピースソリッドゴルフボー
ルについての提案が数多くなされている(特開平4−2
44174号、同6−142228号、同7−2408
4号、同7−24085号、同9−10358号、同1
1−104273号公報等)。
【0003】しかしながら、更に飛び性能に優れ、しか
もスピン特性が良好で、ウッド、アイアン、パターショ
ットのフィーリングに優れ、しかも耐ササクレ性、耐久
性に優れたマルチピースソリッドゴルフボールが望まれ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記要望に応えるため鋭意検討を行った結
果、ソリッドコアと、これを被覆する内外2層のカバー
を有するマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
上記ソリッドコアの30kg荷重負荷時の変形量を1.
1mm以上とし、上記内層カバーのショアD硬度を45
〜61に、かつ上記外層カバーのショアD硬度を35〜
55に形成すると共に、ディンプル体積にディンプル直
径の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾
道体積の総和を530〜750とすることが有効である
ことを知見したものである。
【0005】即ち、本発明は、下記のマルチピースソリ
ッドゴルフボールを提供する。 請求項1:ソリッドコアと、これを被覆する内外2層の
カバーを有するマルチピースソリッドゴルフボールにお
いて、上記ソリッドコアの30kg荷重負荷時の変形量
が1.1mm以上であり、上記内層カバーのショアD硬
度が45〜61であり、上記外層カバーのショアD硬度
が35〜55であり、ディンプル体積にディンプル直径
の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
体積の総和が530〜750であることを特徴とするマ
ルチピースソリッドゴルフボール。 請求項2:内外2層のカバーが、それぞれ熱可塑性樹脂
を主材として形成された請求項1記載のゴルフボール。 請求項3:外層カバーが、脂肪族ジイソシアネートを用
いて得られる熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主材
として形成された請求項1又は2記載のゴルフボール。 請求項4:外層カバーが、上記熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーとイソシアネート化合物との反応生成物を主
成分とするものである請求項3記載のゴルフボール。 請求項5:外層カバーが、アイオノマー樹脂を主材とし
て形成された請求項1又は2記載のゴルフボール。 請求項6:内層カバーが、アイオノマー樹脂、又はアイ
オノマー樹脂とオレフィン系エラストマーとからなる樹
脂成分を主材として形成された請求項1乃至5のいずれ
か1項記載のゴルフボール。 請求項7:内層カバーが、熱可塑性ポリエステルエラス
トマーを主材として形成された請求項1乃至5のいずれ
か1項記載のゴルフボール。 請求項8:内層カバーより外層カバーを軟らかく形成し
た請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボール。 請求項9:内層カバーと外層カバーとの間に接着剤層を
設けた請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフボー
ル。 請求項10:接着剤層がウレタン樹脂系接着剤又は塩素
化ポリオレフィン系接着剤を主材とし、膜厚0.1〜3
0μmに形成された請求項9記載のゴルフボール。 請求項11:ソリッドコアの比重が1.0〜1.3であ
り、内層カバーの比重が0.8〜1.2であり、外層カ
バーの比重が0.9〜1.3である請求項1乃至10の
いずれか1項記載のゴルフボール。 請求項12:ディンプル中央部における縦断面形状の面
積をS1、このディンプルの直径に深さを乗じた面積を
2とした場合、S1/S2で示されるディンプル断面形
状面積比の平均値が0.58〜0.68であり、全ディ
ンプル数が360〜540である請求項1乃至11のい
ずれか1項記載のゴルフボール。
【0006】本発明のゴルフボールは、比較的低弾道で
伸びのある飛び性能を有し、飛距離が大きく、しかもア
イアンショットにおけるコントロール性が高い上、ウッ
ド、アイアン、パターのいずれのクラブでショットした
場合でも良好なフィーリングを有し、更にアイアンでコ
ントロールショットした際における耐ササクレ性に優
れ、耐久性に優れているものである。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、ソリッ
ドコアと、これを被覆する内層カバー及び外層カバーと
の2層構造からなるカバーとを有する。
【0008】ここで、上記ソリッドコアは、ゴム組成物
にて形成したものが好ましい。ゴム組成物としては、基
材としてポリブタジエンを使用したものが好ましい。こ
のポリブタジエンとしては、シス構造を少なくとも40
%以上有する1,4−シスポリブタジエンが好適に挙げ
られる。また、この基材ゴム中には、所望により該ポリ
ブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
ブタジエンゴムなどを適宜配合することができる。ゴム
成分を多くすることにより、ゴルフボールの反発性を向
上させることができる。
【0009】また、上記ゴム組成物には、架橋剤として
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリ
レート等のエステル化合物を配合し得るが、特にアクリ
ル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら架橋剤の配合量
は、上記基材ゴム100重量部に対し、10重量部以上
50重量部以下、特に20重量部以上45重量部以下と
することが好ましい。
【0010】上記ゴム組成物中には、通常、加硫剤が配
合されているが、この加硫剤中には、1分間で半減期を
迎える温度を155℃以下とするパーオキサイドが含ま
れていることが推奨され、その配合量は加硫剤全体の3
0重量%以上、特に40重量%以上であり、その上限は
特に制限されないが、70重量%以下であることが好ま
しい。このようなパーオキサイドとしては、市販品を挙
げることができ、例えばパーヘキサ3M(日本油脂社
製)等が挙げられる。その配合量は、基材ゴム100重
量部に対し、0.6重量部以上2重量部以下とすること
ができる。
【0011】更に、必要に応じて、老化防止剤や比重調
整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合する
ことができる。
【0012】上記成分を配合して得られるソリッドコア
組成物は、通常の混練機、例えばバンバリーミキサーや
ロール等を用いて混練し、コア用金型に圧縮又は射出成
形し、成形体を架橋剤及び共架橋剤が作用するのに十分
な温度、例えば架橋剤としてジクミルパーオキサイドを
用い、共架橋剤としてアクリル酸亜鉛を用いた場合に
は、約130〜170℃、特に150〜160℃で10
〜40分、特に12〜20分加熱硬化してソリッドコア
を調製する。
【0013】上記ゴム組成物は、公知の方法で加硫・硬
化させてソリッドコアを製造することができるが、その
直径は30mm以上、より好ましくは33mm以上、更
に好ましくは35mm以上であり、また40mm以下、
より好ましくは39mm以下、更に好ましくは38mm
以下とすることが好ましい。
【0014】また、このソリッドコアは、30kgの荷
重を負荷した場合における変形量が1.1mm以上であ
ることが必要であり、好ましくは1.2mm以上、より
好ましくは1.4mm以上、更に好ましくは1.5mm
以上であり、また好ましくは2.5mm以下、より好ま
しくは2.3mm以下、更に好ましくは2.1mm以下
であることがよい。上記30kg荷重負荷時の変形量が
上記値より小さいと、フィーリングが硬くなり、好まし
くない。なお、上記変形量が大きすぎると、反発性及び
耐久性が低下するおそれがある。
【0015】この場合、コア断面の硬度分布において、
中心が一番軟らかく、一番硬い部分との硬度(JIS−
C)差が5%以上であることが好ましく、これにより打
感が軟らかく良好になる。
【0016】上記ソリッドコアの比重は1.0〜1.
3、より好ましくは1.05〜1.25、更に好ましく
は1.10〜1.20であることが好ましい。
【0017】本発明において、上記内外2層のカバー
は、特に制限されないが、いずれも熱可塑性樹脂にて形
成することが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例え
ば、公知の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等を挙
げることができ、具体的には、ナイロン、ポリアリレー
ト、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性
エラストマーなどを挙げることができ、市販品としてサ
ーリン8945(デュポン社製アイオノマー樹脂)、ハ
イミラン1706,同1707(三井・デュポンポリケ
ミカル社製アイオノマー樹脂)、リルサンBMNO(エ
ルフアトケム社製ポリアミド系樹脂)、UポリマーU−
8000(ユニチカ社製ポリアリレート樹脂)などが例
示される。
【0018】この場合、内層カバーは、アイオノマー樹
脂、又はアイオノマー樹脂とオレフィン系エラストマー
とからなる樹脂成分を主材としたものにて形成すること
が好ましい。
【0019】アイオノマー樹脂に更にオレフィン系エラ
ストマーを混合することにより、各々を単独で使用した
ときに達し得ない特性(例えば打感や反発性)を得るこ
とができる。オレフィン系エラストマーとしては、直鎖
状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ゴム強化オレフィンポリ
マー、フレキソマー、プラストマー、酸変性物を含む熱
可塑性エラストマー(スチレン系ブロックコポリマー、
水素添加ポリブタジエンエチレンプロピレンゴム)、動
的に加硫されたエラストマー、エチレンアクリレート、
エチレンビニルアセテート等が挙げられる。具体的に
は、三井・デュポンポリケミカル社製「HPR」,日本
合成ゴム社製「ダイナロン」等が用いられる。
【0020】アイオノマー樹脂とオレフィン系エラスト
マーとの混合割合は、重量比として40:60〜95〜
5、好ましくは45:55〜90:10、更に好ましく
は48:52〜88:12、特に55:45〜85:1
5であることが望ましい。オレフィン系エラストマーが
少なすぎると打感が硬くなりやすい。一方、これが多す
ぎると反発性が低下するおそれがある。
【0021】なお、上記アイオノマー樹脂は、Zn,M
g,Na,Li等のイオン中和タイプを用いることがで
きる。この場合、比較的軟らかく、反発性の高いZn又
はMgイオン中和タイプアイオノマー樹脂を5〜100
重量%、より好ましくは10〜80重量%、更に好まし
くは15〜70重量%含むものであることが好ましい。
【0022】また、上記アイオノマー樹脂には、本発明
の効果を損なわない範囲で、更に他のポリマーを配合し
ても差し支えない。
【0023】上記内層カバーは、また熱可塑性ポリエス
テルエラストマーにて形成したものも、更に軟らかく、
反発性が高い点で好適である。
【0024】内層カバーは、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
二酸化チタン等の無機充填剤を30重量%程度又はそれ
以下含んでいてもよい。好ましくはこの量を1〜20重
量%とする。
【0025】更に、内層カバーの比重は0.8以上、よ
り好ましくは0.9以上、更に好ましくは0.92以
上、最も好ましくは0.93以上であり、また1.2以
下、より好ましくは1.16以下、更に好ましくは1.
10以下、最も好ましくは1.05以下であることが好
ましい。
【0026】なお、上記内層カバーの厚さは0.5mm
以上、より好ましくは0.9mm以上、更に好ましくは
1.1mm以上であり、3.0mm以下、より好ましく
は2.5mm以下、更に好ましくは2.0mm以下であ
ることが好ましい。
【0027】一方、外層カバーは、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマー又はアイオノマー樹脂にて形成すること
が好ましい。ここで、熱可塑性ポリウレタンエラストマ
ーの分子構造は、ソフトセグメントを構成する高分子ポ
リオール化合物と、ハードセグメントを構成する単分子
鎖延長剤と、ジイソシアネートからなる。
【0028】高分子ポリオール化合物としては、特に制
限されるものではないが、ポリエステル系ポリオール、
ポリエーテル系ポリオール、コポリエステル系ポリオー
ル及びポリカーボネート系ポリオールのいずれでもよ
く、ポリエステル系ポリオールとしては、ポリカプロラ
クトングリコール、ポリ(エチレン−1,4−アジペー
ト)グリコール、ポリ(ブチレン−1,4−アジペー
ト)グリコール等、コポリエステル系ポリオールとして
は、ポリ(ジエチレングリコールアジペート)グリコー
ル等、ポリカーボネート系ポリオールとしては、(ヘキ
サンジオール−1,6−カーボネート)グリコール等、
ポリエーテル系ポリオールとしては、ポリオキシテトラ
メチレングリコール等が挙げられる。これらの数平均分
子量は約600〜5000、好ましくは1000〜30
00である。
【0029】ジイソシアネートとしては、カバーの耐黄
変性を考慮して、脂肪族ジイソシアネートが好適に用い
られる。具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネート(TMDI)、リジンジ
イソシアネート(LDI)などが挙げられるが、特にH
DIが他の樹脂とのブレンドする際の相溶性の点から好
ましい。
【0030】単分子鎖延長剤としては、特に制限され
ず、通常の多価アルコール、アミン類を用いることがで
き、具体的には1,4−ブチレングリコール、1,2−
エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、
1,6−ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、ジシクロヘキシルメチルメタンジアミン(水添
MDA)、イソホロンジアミン(IPDA)などが挙げ
られる。
【0031】上記熱可塑性ポリウレタンエラストマー
は、粘弾性測定によるtanδピーク温度が−15℃以
下、特に−16〜−50℃であるものが軟らかさ、反発
性の点から好ましい。
【0032】このような熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーとしては、市販品を用いることができ、例えばパン
デックスT7298(−20℃),同T7295(−2
6℃),同T7890(−30℃)(大日本インキ化学
工業社製)などのジイソシアネートが脂肪族であるもの
が挙げられる。なお、括弧内の数字はいずれもtanδ
ピーク温度を示す。
【0033】上述した熱可塑性ポリウレタンエラストマ
ーとイソシアネート化合物との反応生成物を用いること
もでき、これによりアイアン打撃時の表面耐久性を更に
向上させることができる。
【0034】この場合、上記熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマーに加えて、他の熱可塑性エラストマー等のポリ
マーを配合することができ、例えばポリアミドエラスト
マー、ポリエステルエラストマー、アイオノマー樹脂、
スチレンブロックエラストマー、水添ポリブタジエン、
エチレン−酢酸ビニル(EVA)共重合体などを配合し
得、またポリカーボネート、ポリアクリレート等の硬質
樹脂を添加混合することもできる。これら他のポリマー
の配合量は、上記熱可塑性ポリウレタンエラストマー1
00重量部に対し0〜100重量部、好ましくは10〜
75重量部、更に好ましくは10〜50重量部がよく、
硬度調整、反発性改良、流動性改良、ソリッドコア表面
との接着性の改良などに応じて適宜調節される。
【0035】また、上記イソシアネート化合物として
は、従来のポリウレタンに関する技術において使用され
ているイソシアネート化合物はいずれも使用できるもの
であり、これらに限定されることはないが、例えば芳香
族イソシアネート化合物としては、2,4−トルエンジ
イソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート及
びこの両者の混合物、4,4−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、m−フェニレンジイソシアネート、4,
4’−ビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。ま
た、上記芳香族イソシアネート化合物の水添物、例えば
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを用いること
もできる。更に、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート(HDI)、オクタメチ
レンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、キ
シレンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネートな
どが挙げられるが、特に芳香族イソシアネート化合物を
用いるのが好ましい。
【0036】更に、イソシアネート化合物としては、末
端に2個以上のイソシアネート基を有する化合物のイソ
シアネート基と活性水素を有する化合物とを反応させた
ブロックイソシアネート化合物や、イソシアネートの二
量化によるウレチジオン体等が挙げられる。
【0037】ここで、前者のブロックイソシアネート化
合物において、末端に2個以上のイソシアネート基を有
する化合物としては、従来のポリウレタンに関する技術
において使用されているイソシアネート化合物はいずれ
も使用することができ、例えば、2,4−トルエンジイ
ソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート及び
これらの混合物、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、4,4’
−ビフェニルジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート
等の脂肪族ジイソシアネート、キシレンジイソシアネー
ト等の脂環族ジイソシアネート、4,4’,4”−トリ
フェニルメタントリイソシアネート、2,4,4’−ビ
フェニルトリイソシアネート、2,4,4’−ジフェニ
ルメタントリイソシアネート等のトリイソシアネートな
どが挙げられ、これらイソシアネート化合物は特に制限
されるものではないが、本発明においては、2,4−ト
ルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシア
ネート及びこの両者の混合物を使用することが好まし
い。
【0038】また、活性水素を有する化合物としては、
従来よりイソシアネート基のブロック剤として使用され
ているものであればいずれでもよく、例えば、アルコー
ル類、フェノール類、ε−カプロラクタム、オキシム
類、活性メチレン化合物等が有効であり、本発明におい
ては、特にフェノール、キシレノール等のフェノール類
が有効である。
【0039】上述した2成分を反応してブロックイソシ
アネート化合物を得るには、公知の方法を採用し得、特
に制限されるものではないが、例えば、2,4−トルエ
ンジイソシアネートのような反応性の異なるイソシアネ
ート基を持つジイソシアネートの場合、予めハーフブロ
ック体を作り、次いでポリイソシアネートプレポリマー
とする方法が、反応性の高いイソシアネート基をブロッ
クイソシアネートとして再生して架橋に用いることがで
きるので好適に採用し得る。その製法の一例としては、
例えば2,4−トルエンジイソシアネート3モルに、2
−エチルヘキサノール3モルを滴下し、50℃に保ちな
がら2時間保温してハーフブロック体を得、これに5g
のオクチル酸カリウムを加えてイソシアネート化を進
め、セロソルブアセテート500gを加え、105℃で
2時間保温することによりイソシアネート基の約98%
をブロック化することができる。
【0040】このようにして得られたブロックイソシア
ネート化合物は、室温下で遊離するイソシアネート基が
存在しないカルバミン酸化合物として安定であり、昇温
によってイソシアネートが解離し、活性化する。
【0041】以上のようなブロックイソシアネート化合
物としては、市販品を好適に使用することができ、例え
ば、日本ポリウレタン工業社製ブロックポリイソシアネ
ートのコロネートAPステーブル、コロネート250
3、コロネート2507等を用いることができる。
【0042】一方、イソシアネートの二量化によるウレ
チジオン体において、イソシアネート基を2個以上有す
るイソシアネート化合物としては、芳香族イソシアネー
トが好ましく、例えば2,4−トルエンジイソシアネー
ト、2,6−トルエンジイソシアネート、及びこの両者
の混合物、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト等が挙げられる。この場合、例えばTDIの二量化
は、トリアルキルホスフィン、ジアルキルホスフィン等
の触媒の存在下において加熱により得ることができ、得
られた二量体は約120℃以上で遊離のTDIに解離
し、活性水素を有する化合物との加熱においてアロハネ
ート架橋する。
【0043】また、ウレチジオン体としては、市販品を
好適に使用することができ、例えば住友バイエル社製T
DI二量体のデスモジュールTT等を用いることができ
る。
【0044】上記イソシアネート化合物の配合量は、上
記熱可塑性ポリウレタンエラストマー100重量部に対
して0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量
部、更に好ましくは0.3〜3重量部とすることがよ
く、0.1重量部より少ないと十分な架橋反応が得られ
ず、物性の向上が認められず、10重量部より多いと経
時、熱、紫外線による変色が大きくなる、熱可塑性を失
ってしまう、反発の低下等の問題が生じる場合がある。
【0045】なお、上記イソシアネート化合物の解離反
応速度や解離反応温度は触媒を用いて制御することがで
き、使用できる触媒は一般にウレタン反応に使用される
触媒であればいずれでも良く、例えば1,3−ジアセト
キシテトラブチルスタノキサン等の錫系化合物やチタン
酸2−エチルヘキシル等の錫以外の金属有機酸塩、塩化
第二錫等の一般的な無機金属塩、N−メチルモルホリン
等の3級アミンを用いることができる。その配合量は熱
可塑性ポリウレタンエラストマー100重量部に対して
0.01〜3重量部、特に0.05〜2重量部とするこ
とが好ましい。
【0046】また、上述したように、外層カバーは、ア
イオノマー樹脂にて形成したものであってもよく、ソリ
ッドゴルフボールのカバー材として通常使用されるアイ
オノマー樹脂を主材として形成することができる。アイ
オノマー樹脂として具体的には、ハイミラン1605,
同1706(三井・デュポンポリケミカル社製)、サー
リン8120,同8320(デュポン社製)等を挙げる
ことができ、2種以上のアイオノマー樹脂を組み合わせ
て用いることもできる。また、必要により、アイオノマ
ー樹脂に顔料、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫
外線安定剤、可塑剤等の公知の添加剤を配合することも
でき、外層カバーは、酸化亜鉛、硫酸バリウム、二酸化
チタン等の無機充填剤を1〜30重量%、特に1.5〜
20重量%含有してもよい。
【0047】外層カバーの比重は0.90〜1.30、
より好ましくは0.95〜1.25、更に好ましくは
1.0〜1.22であることが好ましい。
【0048】上記外層カバーの厚さは0.5〜2.5m
m、より好ましくは0.9〜2.3mm、更に好ましく
は1.1〜2.0mmであることが好ましい。
【0049】この場合、上記内層及び外層カバーの合計
厚さ(カバー全体の厚さ)は1.0〜5.5mm、より
好ましくは1.5〜4.5mm、更に好ましくは2.0
〜3.5mmとすることが好ましい。
【0050】ここで、本発明においては、上記内層カバ
ーのショアD硬度が45以上、好ましくは47以上、よ
り好ましくは50以上、更に好ましくは52以上、最も
好ましくは54以上であり、また61以下、好ましくは
60以下、より好ましくは59以下、更に好ましくは5
8以下、最も好ましくは57以下とすることが必要であ
る。内層カバーが軟らかすぎると反発性が低下し、逆に
硬すぎると打感が硬くなる。
【0051】一方、外層カバーのショアD硬度は35以
上、好ましくは38以上、より好ましくは40以上、更
に好ましくは42以上であり、また55以下、好ましく
は53以下、より好ましくは52以下、更に好ましくは
50以下であることが必要である。外層カバーが軟らか
すぎるとスピンがかかりすぎ、反発性も低下し、飛距離
が低下する。逆に硬すぎると打感が硬くなり、スピン性
能も低下してしまう。この場合、外層カバーの硬度は、
内層カバーの硬度より軟らかく形成することが好まし
い。
【0052】上記内層カバーと外層カバーとの間には、
打撃時の耐久性を向上させる目的のために、接着剤層を
設けることができる。この場合、接着剤としては、エポ
キシ樹脂系接着剤、ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤
などを挙げることもできるが、特にはウレタン樹脂系接
着剤、塩素化ポリオレフィン系接着剤を用いることが好
ましい。
【0053】この場合、接着剤層の形成をディスパージ
ョン塗装にて行うことができるが、ディスパージョン塗
装に用いるエマルジョンの種類に限定はない。エマルジ
ョン調製用の樹脂粉末としては、熱可塑性樹脂粉末でも
熱硬化性樹脂粉末でも用いることができ、例えば酢酸ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル共重合樹脂、EVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂)、アクリル酸エステル(共)重
合樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂、熱可塑
性ウレタン樹脂等を使用することができる。これらの中
で、特に好ましいのはエポキシ樹脂、熱硬化性ウレタン
樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリル酸エステル
(共)重合樹脂であり、中でも熱可塑性ウレタン樹脂が
好適である。
【0054】なお、接着剤層の厚さは0.1〜30μ
m、特に0.2〜25μm、とりわけ0.3〜20μm
とすることが好ましい。
【0055】本発明において、上記外層カバーにはディ
ンプルが形成されるが、この場合、ディンプル体積にデ
ィンプル直径の平方根を乗じることによって得られるデ
ィンプル弾道体積の総和が530〜750であることが
必要である。
【0056】即ち、ゴルフボールにおいて最も要求され
る特性は、飛距離が大きいということである。この場
合、ランを考慮すると、トータル飛距離の点で低弾道の
ゴルフボールが有利な点が多いが、本発明者は多数のデ
ータを分析した結果、ディンプル体積にディンプル直径
の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
体積の総和(総ディンプル弾道体積)が高ヘッドスピー
ドでの仰角を支配することを見出した。そして、この総
ディンプル弾道体積を最適な値にすることで、ボールの
飛びに対するバラツキを抑えることができ、また好まし
くはこれに加えて下記に説明するディンプル断面形状面
積比を最適な値とすることで、同じ仰角でもよりキャリ
ーを伸ばすことができ、伸びのある低弾道ディンプルを
開発し得たものである。
【0057】更に詳述すると、本発明のゴルフボール
は、上述したように、ディンプル体積にディンプル直径
の平方根を乗じることによって得られるディンプル弾道
体積VTの総和(総ディンプル弾道体積TVT)が53
0〜750であるものである。この場合、TVTの下限
は530以上、好ましくは550以上、より好ましくは
580以上、更に好ましくは600以上であり、上限は
750以下、好ましくは730以下、より好ましくは7
00以下、更に好ましくは670以下である。
【0058】ここで、本発明において、図1に示したよ
うに、ディンプル10中央部における縦断面を見たと
き、図1における左右の最高点が水平になるようにした
場合での最高点をディンプルエッジE,Eとし、このエ
ッジE,E間をディンプルの直径Diとする。また、上
記エッジE,Eを結んだ線分からディンプル最深部まで
の距離をディンプル深さDeとする。従って、ディンプ
ル体積Vは、上記エッジに囲まれる部分のディンプル体
積となる。更に、ディンプルの縦断面形状の面積S
1は、図1において斜線部分である。
【0059】即ち、本発明におけるTVTは、各ディン
プルのVT(=V×Di 0.5)の総和である。このTVT
の値により、高ヘッドスピード、特に50m/s程度で
のおおよその弾道高さがわかる。通常、TVTが小さい
と仰角が大きくなり、TVTが大きいと仰角が小さくな
る。本発明は、上述したように、TVTを530〜75
0の範囲とするものであり、TVTが小さすぎると、高
弾道になりすぎてランが十分出ず、トータル飛距離が低
下する。また、TVTが大きすぎると、低弾道になりす
ぎてキャリー不足となり、同様に飛距離が低下する。更
に、本発明のTVTの範囲外では、キャリーのバラツキ
が大きくなり、いずれも性能の安定性に欠けるものであ
る。
【0060】なお、本発明のゴルフボールは、ロフト角
7.5°のドライバーを用いてヘッドスピード50m/
sでショットした場合の仰角が8.6°以上、特に8.
7°以上であり、また9.3°以下、より望ましくは
9.2°以下、更に望ましくは9.1°以下、最も望ま
しくは9.0°以下であることが好ましい。
【0061】また、本発明においては、ディンプル中央
部における縦断面形状の面積をS1、このディンプルの
直径Diに深さDeを乗じた面積をS2とした場合、S1
2で示されるディンプル断面形状面積比S0の平均値S
Aが0.58〜0.68であり、更にこの場合、全ディ
ンプルの少なくとも80%のディンプルが0.58〜
0.68のディンプル断面形状面積比S0を有すること
が好ましい。
【0062】ここで、S1,Di,Deについては、上述
した定義通りである。また、S2は、図1において、1
点鎖線で囲まれた長方形の面積である。更に、SAは、
各ディンプルのS0の総和をディンプル総数nで割った
値である。
【0063】本発明においては、このようにSAが好ま
しくは0.58以上、より好ましくは0.60以上、更
に好ましくは0.62以上であり、また好ましくは0.
68以下、より好ましくは0.67以下、更に好ましく
は0.66以下である。SAが小さすぎるとランの出に
くい弾道となりやすく、SAが大きすぎるとキャリーの
出にくい弾道となりやすい。
【0064】また、全ディンプルのうち80%以上、よ
り好ましくは88%以上、更に好ましくは94%以上
が、S0が0.58〜0.68の範囲にあることが好ま
しい。SAが上記範囲にあっても、全ディンプルの80
%以上のディンプルのS0が上記範囲にないと、キャリ
ー,ラン共に劣るという不利が生じる場合がある。
【0065】なお、本発明において、ディンプル形状
は、通常平面円形であり、その直径は1.8mm以上、
より好ましくは2.4mm以上、更に好ましくは3.0
mm以上であり、また4.6mm以下、より好ましくは
4.4mm以下、更に好ましくは4.2mm以下である
ことが好ましい。深さは0.08mm以上、より好まし
くは0.10mm以上、更に好ましくは0.12mm以
上であり、また0.22mm以下、より好ましくは0.
20mm以下、更に好ましくは0.19mm以下である
ことが好ましい。
【0066】ディンプルの総数nは、360個以上54
0個以下であることが好ましい。より好ましくは370
個以上、更に好ましくは380個以上であり、またより
好ましくは500個以下、更に好ましくは450個以下
である。この場合、ディンプルは、その直径が互いに異
なる2種以上、より好ましくは3種以上、更に好ましく
は4種以上であり、また直径が互いに異なる6種以下、
特に5種以下の組み合わせである多種ディンプルである
ことが好ましい。また、深さが互いに相違してもよい。
従って、互いにVTが相違する3種以上であり、また1
0種以下、特に8種以下のディンプルの組み合わせとす
ることが好適である。
【0067】上記ディンプルの配列方法は、公知の方法
を採用し得、上記ディンプルが均等に配置していれば特
に制限されないが、8面体配列、20面体配列、半球を
2〜6に等分割するなどの球面分割法を採用し得、その
分割領域内にディンプルを配置する方法とすることがで
きる。なお、これらの方法に微修正を施す方法もとるこ
とができる。この場合、ディンプル表面占有率は69〜
82%、特に72〜77%であることが好ましい。
【0068】本発明のゴルフボールは、通常、上記カバ
ー上に更に塗装を施すことによって製品とされるが、本
発明のゴルフボールは、ボールに初期荷重10kgをか
けた状態から終荷重130kgをかけたときまでの圧縮
変形量(以下、μ硬度という)が2.0〜4.0mm、
より好ましくは2.2〜3.7mm、更に好ましくは
2.5〜3.5mmであることが好ましい。μ硬度が小
さすぎると打感が硬くなる傾向となり、逆に大きすぎる
と耐久性及び反発性が低下するおそれがある。
【0069】本発明のゴルフボールの直径、重さは、ゴ
ルフ規則に従うものであるが、直径42.67mm以上
で、44.00mm以下、より好ましくは43.50m
m以下、更に好ましくは43.00mm以下の範囲に形
成することが好ましい。また、重さは45.92g以下
で、44.5g以上、より好ましくは44.8g以上、
更に好ましくは45.0g以上、最も好ましくは45.
1g以上の範囲が好ましい。
【0070】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0071】〔実施例,比較例〕常法に従い、表1,2
に示すソリッドコア上に、表3に示す内層カバー、表4
に示す外層カバーを順次形成すると共に、表5に示すデ
ィンプルを均一に形成し、表6,7に示すスリーピース
ソリッドゴルフボールを製造した。
【0072】得られたゴルフボールについて、下記方法
で飛び試験を行い、またスピン量、フィーリング、耐サ
サクレ性、連続耐久性を評価した。結果を表6,7に示
す。
【0073】飛び試験 ミヤマエ社製スイングロボットを用い、ドライバーでヘ
ッドスピード(HS)50m/sで各ボールを20発ず
つ打撃し、仰角(水平に対する高さ方向の角度)、キャ
リー、トータル飛距離を測定した。 <使用クラブ> ヘッド: ブリヂストンスポーツ社製,J’s−MET
AL,ロフト角7.5°,ライ角57°,SUS630
ステンレス,ロストワックス製法 シャフト:ハーモテックプロ,HM−70,LK(先調
子),硬さXスピン量 #W1及びサンドウェッジ(#SW,ヘッドスピード
(HS)20m/s)について、インパクト直後のボー
ルの挙動を写真撮影し、写真解像により算出した。フィーリング #W1及びパター(#PT)について、プロゴルファー
3名により実打したときの感触を下記基準により評価し
た。 ○:軟らかい △:やや硬い ×:硬い耐ササクレ性 スイングロボットにより、サンドウェッジ(#SW,ヘ
ッドスピード38m/s)でボールを任意に2ケ所打撃
し、これを目視評価した。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:普通 ×:劣る連続耐久性 フライホイール打撃M/Cを用い、ヘッドスピード38
m/sで繰り返し打撃して、ボールが破壊するまでの打
撃回数の多少により評価した。 ○:良好 △:普通 ×:悪い
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】〔注〕 1 ダイナロン:日本合成ゴム社製,ブロックコポリマ
ー,ブタジエン−スチレン共重合体水素添加物 2 ニュクレル:三井・デュポンポリケミカル社製,エ
チレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル三元共重合
体 3 ハイトレル:東レ・デュポン社製,熱可塑性ポリエ
ステルエラストマー 4 PEBAX:エルフアトケム社製,ポリアミド系エ
ラストマー 5 サーリン:デュポン社製,アイオノマー樹脂 6 ハイミラン:三井・デュポンポリケミカル社製,ア
イオノマー樹脂 7 パンデックス:大日本インキ化学工業社製,熱可塑
性ポリウレタンエラストマー
【0079】
【表5】
【0080】
【表6】
【0081】
【表7】
【0082】
【発明の効果】本発明のマルチピースソリッドゴルフボ
ールは、飛距離が大きく、しかもコントロール性に優
れ、フィーリングが良好である上、耐久性に優れたもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるディンプル形状の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ディンプル Di 直径 De 深さ E エッジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/26 C08L 23/26 (72)発明者 市川 八州史 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB07W BB08W BB23X BP01W GC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドコアと、これを被覆する内外2
    層のカバーを有するマルチピースソリッドゴルフボール
    において、上記ソリッドコアの30kg荷重負荷時の変
    形量が1.1mm以上であり、上記内層カバーのショア
    D硬度が45〜61であり、上記外層カバーのショアD
    硬度が35〜55であり、ディンプル体積にディンプル
    直径の平方根を乗じることによって得られるディンプル
    弾道体積の総和が530〜750であることを特徴とす
    るマルチピースソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 内外2層のカバーが、それぞれ熱可塑性
    樹脂を主材として形成された請求項1記載のゴルフボー
    ル。
  3. 【請求項3】 外層カバーが、脂肪族ジイソシアネート
    を用いて得られる熱可塑性ポリウレタンエラストマーを
    主材として形成された請求項1又は2記載のゴルフボー
    ル。
  4. 【請求項4】 外層カバーが、上記熱可塑性ポリウレタ
    ンエラストマーとイソシアネート化合物との反応生成物
    を主成分とするものである請求項3記載のゴルフボー
    ル。
  5. 【請求項5】 外層カバーが、アイオノマー樹脂を主材
    として形成された請求項1又は2記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 内層カバーが、アイオノマー樹脂、又は
    アイオノマー樹脂とオレフィン系エラストマーとからな
    る樹脂成分を主材として形成された請求項1乃至5のい
    ずれか1項記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】 内層カバーが、熱可塑性ポリエステルエ
    ラストマーを主材として形成された請求項1乃至5のい
    ずれか1項記載のゴルフボール。
  8. 【請求項8】 内層カバーより外層カバーを軟らかく形
    成した請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボー
    ル。
  9. 【請求項9】 内層カバーと外層カバーとの間に接着剤
    層を設けた請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフ
    ボール。
  10. 【請求項10】 接着剤層がウレタン樹脂系接着剤又は
    塩素化ポリオレフィン系接着剤を主材とし、膜厚0.1
    〜30μmに形成された請求項9記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】 ソリッドコアの比重が1.0〜1.3
    であり、内層カバーの比重が0.8〜1.2であり、外
    層カバーの比重が0.9〜1.3である請求項1乃至1
    0のいずれか1項記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】 ディンプル中央部における縦断面形状
    の面積をS1、このディンプルの直径に深さを乗じた面
    積をS2とした場合、S1/S2で示されるディンプル断
    面形状面積比の平均値が0.58〜0.68であり、全
    ディンプル数が360〜540である請求項1乃至11
    のいずれか1項記載のゴルフボール。
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