JP2018086177A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents
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Abstract
Description
〔1〕少なくとも1層のコアと、少なくとも1層のカバーとの間に、少なくとも1層の中間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記コアに対して、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)に負荷したときまでのたわみ量が4.0mm以上であり、中間層材料のメルトフローレート(MFR)が2.5g/10minであり、中間層の厚さが1.0〜1.8mmであり、カバーの主材料がポリウレタンであり、カバーの厚さが0.5〜1.0mm、カバーのショアD硬度が55以上であり、且つ、中間層厚さとカバー厚さとの合計が2.2mm以下であり、カバー材料のショアD硬度から中間層材料のショアD硬度を引いた値が−10以上であることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
〔2〕中間層材料のショアD硬度が60〜65である〔1〕記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔3〕ボールの表面硬度のショアD硬度が58〜68である〔1〕又は〔2〕記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔4〕カバー厚さ/中間層厚さの値が0.3〜1.0である〔1〕〜〔3〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔5〕コアに対して、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)に負荷したときまでのたわみ量が4.2〜4.9mmである〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔6〕コアの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をCH、ボールの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をBHとするとき、CH−BHの値が1.1〜1.8mmである〔1〕〜〔5〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔7〕中間層厚さからカバー厚さを引いた値が0.3〜1.0mmである〔1〕〜〔6〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
〔8〕上記コアが、下記の(a)〜(d)成分、
(a)基材ゴム、
(b)α,β−不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(c)架橋開始剤、
(d)金属と結合するカルボン酸が異なる2種類以上であり、且つ、該カルボン酸のうち少なくとも1種が炭素数8個以上であるカルボン酸金属塩
を含有するゴム組成物により形成される〔1〕〜〔7〕のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、内側からコア、中間層及びカバーを有するものである。例えば、図1に示すように、コア1と、該コア1を被覆する中間層2と、該中間層を被覆するカバー3を有するゴルフボールGが例示される。また、上記カバー層3の外表面には、通常、空力特性の向上のためにディンプルDが多数形成される。以下、上記の各層について詳述する。
(a)基材ゴム、
(b)α,β−不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(c)架橋開始剤、
(d)金属と結合するカルボン酸が異なる2種類以上であり、且つ、該カルボン酸のうち少なくとも1種が炭素数8個以上であるカルボン酸金属塩
を含有するゴム組成物により形成されることができる。上記(a)、(b)及び(c)成分については、上述した、基材ゴム、不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、及び架橋開始剤の説明と同様である。
(d)カルボン酸金属塩
(d)成分はカルボン酸金属塩であり、金属と結合しているカルボン酸が異なる2種以上であり、且つ、該カルボン酸のうち少なくとも1種が炭素数8個以上である。ここで言う結合とは、金属とカルボン酸との結合であり、結合数は金属種によって異なる。具体的には、ナトリウムやカリウムは1個、亜鉛やカルシウムは2個、鉄やアルミニウムは3個の結合部位を有するが、本発明で言う(d)成分となりうるには結合部位数が2個以上必要であるため、金属種はこれに限定される。例えば、亜鉛塩の場合、亜鉛の結合部位2箇所のうち、一方が炭素数8個以上のカルボン酸Aとするならば、もう一方のカルボン酸はカルボン酸A以外である必要がある。その際、ステアリン酸亜鉛のような金属と結合しているカルボン酸が同一である二結合金属塩(ジ塩)と区別するため、モノという接頭語を用いて物質名を表す。(d)成分は具体的には、下記構造式(1)又は構造式(2)で表される化合物である。
[式(1)中、R1及びR2はそれぞれ異なるカルボン酸を表し、R1及びR2のうち少なくともいずれかが炭素数8個以上である。M1は2価の金属原子を表す。]
中間層の材料は、特に制限はないが、アイオノマー樹脂材料又は高中和の樹脂材料を使用することが好適である。具体的には、(商品名)ハイミラン1605、同1601、サーリン8120等のナトリウム中和型アイオノマー樹脂やハイミラン1557、同1706等の亜鉛中和型アイオノマー樹脂などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上併用することができる。
カバー(最外層)の材料については、特に制限はなく、各種の熱可塑性樹脂材料を好適に用いることができる。上記カバー材料としては、コントロール性と耐擦過傷性の観点から、ポリウレタン材料を主材として使用する。特に、ボール製品の量産性の観点から、熱可塑性ポリウレタンを主体としたものを使用することが好適であり、より好ましくは、(O)熱可塑性ポリウレタン及び(P)ポリイソシアネート化合物を主成分とする樹脂配合物により形成することができる。
(I)コアとボールとの所定荷重負荷のたわみ量の関係
コアとボールの所定荷重負荷のたわみ量の関係を所定範囲に適正化する。即ち、コアの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をCH、ボールの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をBHとするとき、CH−BHの値は、好ましくは1.0〜2.0、より好ましくは1.1〜1.8、さらに好ましくは1.2〜1.6である。この値が大きすぎると、繰り返し打撃した時の割れ耐久性が悪くなり、またはフルショット時の打感が軟らかくなりすぎることがある。逆に、上記の値が小さすぎると、フルショット時にスピンが増えすぎてしまい狙いの飛距離が得られなくなることがある。
中間層とカバーとの厚さの取り合いを所定範囲に特定するものである。即ち、中間層厚さからカバー厚さを引いた値は、好ましくは0〜2.0mm、より好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.3〜1.0mmである。上記の値が大きすぎると、打感が硬くなりすぎ、またはコアが軟らかくなりすぎて繰り返し打撃した時の割れ耐久性が悪くなることがある。逆に、上記の値が小さすぎると、フルショットした時のスピンが多くなりすぎてしまい狙いの飛距離が得られなくなることがある。
コアの形成
表1に示したゴム組成物を調製した後、157℃、15分の加硫条件により加硫成形することにより、各実施例、比較例のコアを作製した。
・ポリブタジエンA:JSR社製、商品名「BR51」
・ポリブタジエンB:JSR社製、商品名「BR730」
・不飽和カルボン酸金属塩:アクリル酸亜鉛(和光純薬工業社製)
・カルボン酸金属塩1:モノアクリル酸モノステアリン酸亜鉛(日本触媒社製)
・カルボン酸金属塩2:ステアリン酸亜鉛(和光純薬工業社製)
・有機過酸化物(1):ジクミルパーオキサイド、商品名「パークミルD」(日油社製)
・有機過酸化物(2):1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンとシリカとの混合物、商品名「パーヘキサC−40」(日油社製)
・老化防止剤:2,2−メチレンビス(4−メチル−6−ブチルフェノール)、商品名「ノクラックNS−6」(大内新興化学工業社製)
生産性
ゴム組成物配合を混練及び押出した際の、(i)混練時間、(ii)混練装置内壁への付着(iii)残渣、(iv)混練後のゴム組成物のまとまり、(v)押出し時のゴム組成物の表面粗度等を評価し、これらを総合的に判断し、生産性が極めて高いものを◎、生産性が高いものを○、生産性が低いものを×として生産性を評価した。
次に、上記で得たコアの周囲に、下記表2に示す樹脂材料I〜Vの配合により、中間層及びカバーを射出成形法により順次被覆して、スリーピースソリッドゴルフボールを作製した。この際、各実施例、比較例のカバー表面には、特に図示してはいないが、共通するディンプルが形成される。
T−8290、T−8295:DIC Bayer Polymer社製の商標パンデックス、MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン
ハイミラン:三井デュポンポリケミカル(株)製のアイオノマー
ハイトレル:東レ・デュポン社製の熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー
ポリエチレンワックス:「サンワックス161P」(三洋化成社製)
イソシアネート化合物:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
※1:上記表中のMFRは、JIS K−6760の規格に基づいて測定した値である。
※2:値が大き過ぎて計測できない。
23.9±1℃の温度で、任意の表面5箇所を測定し、その平均値を1個のコア、中間層被覆球体の測定値とし、測定個数5個のコア、中間層被覆球体の平均値を求めた。
23.9±1℃の温度で、任意のディンプルのない部分を5箇所測定し、その平均値を1個のボールの測定値とし、測定個数5個のボールの平均値を求めた。
コア又はボールを硬板の上に置き、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)に負荷したときまでのたわみ量をそれぞれ計測した。なお、上記のたわみ量はいずれも23.9℃に温度調整した後の測定値である。
コア中心硬度は、コアを半分に(中心を通るように)切断して得た断面の中心硬度を計測した。コア表面硬度は、球状のコアの表面に対して針を垂直になるように押し当てて計測した。いずれも、JIS K 6301−1975に規定するスプリング式硬度計(JIS−C形)により計測した。
中間層被覆球体又はボール(カバー)の表面に対して針を垂直になるように押し当てて計測した。なお、ボール(カバー)の表面硬度は、ボール表面においてディンプルが形成されていない陸部における測定値である。ショアD硬度はASTM D2240−95規格に準拠したタイプDデュロメータによって計測した。
中間層及びカバーの樹脂材料を厚さ2mmのシート状に成形し、2週間以上放置した。その後、ショアD硬度はASTM D2240−95規格に準拠して計測した。
ゴルフ打撃ロボットにドライバー(W#1)をつけてヘッドスピード40m/sにて打撃した時の飛距離を測定し、下記の基準で判定した。クラブは、ブリヂストンスポーツ社製の「J715 B3 (2014モデル)」を使用した。また、スピン量は同様に打撃した直後のボールを初期条件計測装置により測定した。
〈判定基準〉
トータル飛距離190.0m以上 … ○
トータル飛距離190.0m未満 … ×
ドライバー(W#1)打撃時のヘッドスピードが35〜45m/sのアマチュアユーザーが実打し、下記の基準で官能評価した。
〈判定基準〉
良い打感と評価した人 10人中6人以上 … ○
良い打感と評価した人 10人中3〜5人 … △
良い打感と評価した人 10人中2人以下 … ×
ノンメッキのピッチングサンドウエッジを打撃ロボットにセットし、ヘッドスピード(HS)35m/sにて一回打撃し、打撃後のボールの表面状態を目視観察し、下記判定を行った。
〈判定基準〉
○:まだ使える。
×:もう使用に耐えない。
ドライバー(W#1)により各例のボールをヘッドスピード(HS)40m/sで繰り返し打撃した。実施例2のボールが割れ始めた回数を基準とし、これを指数で100としたとき各例の指数を計算し、下記基準で判定した。
○:指数95以上
×:指数95未満
比較例1は、カバーの材料がアイオノマーからなるため、耐擦過傷性が劣る。
比較例2は、コアのたわみ量が小さい(硬い)ため、打感が悪い。
比較例3は、カバー硬度が軟らかすぎ、且つ、カバー材料硬度から中間層材料硬度を引いた値が−10より小さい(マイナス側に大きくなる)ため、ドライバー(W#1)でスピンがかかりすぎ飛距離が出ない。
比較例4は、カバー厚さ0.4mmを狙ってインジェクション成形を試みたが、金型のキャビティー内の樹脂材料がうまく回り込まず、その結果、ボールを完全に成形できなかった。
比較例5は、カバー厚さが厚すぎ、且つ、中間層厚さとカバー厚さとの合計が2.3mmを超えるため、ドライバー(W#1)でスピンがかかり過ぎ、飛距離が出ない。
比較例6は、中間層厚さが薄すぎるため、ドライバー(W#1)でスピンが増えて飛距離が出ない。その上、繰り返し打撃による耐久性も劣る。
比較例7は、中間層厚さが厚過ぎ、且つ、中間層厚さとカバー厚さとの合計が2.3mmを超えるため、打感が良くない。
比較例8は、中間層材料のMFRが2.5g/10min未満であり、繰り返し打撃による割れ耐久性に弱くなる。
2 中間層
3 カバー
G ゴルフボール
D ディンプル
Claims (8)
- 少なくとも1層のコアと、少なくとも1層のカバーとの間に、少なくとも1層の中間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記コアに対して、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)に負荷したときまでのたわみ量が4.0mm以上であり、中間層材料のメルトフローレート(MFR)が2.5g/10minであり、中間層の厚さが1.0〜1.8mmであり、カバーの主材料がポリウレタンであり、カバーの厚さが0.5〜1.0mm、カバーのショアD硬度が55以上であり、且つ、中間層厚さとカバー厚さとの合計が2.2mm以下であり、カバー材料のショアD硬度から中間層材料のショアD硬度を引いた値が−10以上であることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
- 中間層材料のショアD硬度が60〜65である請求項1記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- ボールの表面硬度のショアD硬度が58〜68である請求項1又は2記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- カバー厚さ/中間層厚さの値が0.3〜1.0である請求項1〜3のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- コアに対して、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)に負荷したときまでのたわみ量が4.2〜4.9mmである請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- コアの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をCH、ボールの初期荷重98N(10kgf)から終荷重1275N(130kgf)まで負荷したときのたわみ量(mm)をBHとするとき、CH−BHの値が1.1〜1.8mmである請求項1〜5のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- 中間層厚さからカバー厚さを引いた値が0.3〜1.0mmである請求項1〜6のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
- 上記コアが、下記の(a)〜(d)成分、
(a)基材ゴム、
(b)α,β−不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩、
(c)架橋開始剤、
(d)金属と結合するカルボン酸が異なる2種類以上であり、且つ、該カルボン酸のうち少なくとも1種が炭素数8個以上であるカルボン酸金属塩
を含有するゴム組成物により形成される請求項1〜7のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
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