JP2003176206A - 粉末含有エマルション - Google Patents
粉末含有エマルションInfo
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Abstract
の使用感をもつ、特にメークアップ化粧料として有用な
粉末含有エマルション及びその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 油相及びW/O型エマルション相が、そ
れぞれ独立して、前記W/O型エマルションの内水相に
対して外側に位置する外水相に分散され、かつ前記いず
れかの相に疎水性粉末が分散された、前記外水相を連続
相とする粉末含有エマルションであって、該粉末含有エ
マルションに水溶性ポリマー及びサポニンが含有されて
なる、前記粉末含有エマルション。また、W/O型エマ
ルションと水溶性ポリマー含有水溶液とを混合してW/
O/W型エマルションを、一方、水溶性ポリマー含有水
溶液、サポニン及び油性成分を混合してO/W型エマル
ションを、前記エマルションのいずれかの相に疎水性粉
末を配合して調製し、次いで、前記W/O/W型エマル
ションと前記O/W型エマルションとを混合することを
特徴とする前記粉末含有エマルションの製造方法。
Description
用な粉末含有エマルション及びその製造方法に関する。
さらに詳しくは、油相及びW/O型エマルション相が水
相に分散され、かつ前記いずれかの相に疎水性粉末が分
散された、化粧料等として有用な粉末含有エマルション
及びその製造方法に関する。
してバリア効果及び水分保持効果を付与する目的で乳化
化粧料は非常に有効であり、汎用されてきている。ま
た、色調補正効果が目的である粉末を配合したメークア
ップ化粧料においても、塗布時の良好な使用感や保護効
果を付与する目的で、より保湿効果の高い化粧料が求め
られてきており、その中でも乳化化粧料は非常に有効で
あり、O/W型及びW/O型の乳化系メークアップ化粧
料が有る。
料においては塗布後のべたつきや耐水性のない化粧膜と
なったり、また、W/O型メークアップ化粧料において
は塗布時のべたつき、油っぽさ、延展性の重さ等の欠点
を有する。
乳化形態を有することから製造方法や配合成分に関して
高度な技術を要するが、化粧料用として広く研究されて
いる。
ションの欠点をW/O/W型エマルションやO/W/O
型エマルションで解消しようとしているが、安定性が悪
い等のため解決できていない。
みてなされたもので、その目的は、使用性と経時安定性
に優れ、なお且つ、独特の使用感をもつ、特にメークア
ップ化粧料として有用な粉末含有エマルション及びその
製造方法を提供することにある。
解決するために鋭意研究を行った結果、O/W及びW/
O/W型エマルションに疎水性粉末を配合し、さらに特
定化合物を配合することにより上記課題が解決されるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
マルション相が、それぞれ独立して、前記W/O型エマ
ルションの内水相に対して外側に位置する外水相(本発
明においては単に外水相ともいう。)に分散され、かつ
前記いずれかの相に疎水性粉末が分散された、前記外水
相を連続相とする粉末含有エマルションであって、該粉
末含有エマルションに水溶性ポリマー及びサポニンが含
有されてなる、前記粉末含有エマルションである。
水溶性ポリマー含有水溶液とを混合してW/O/W型エ
マルションを、一方、水溶性ポリマー含有水溶液、サポ
ニン及び油性成分を混合してO/W型エマルションを、
前記エマルションのいずれかの相に疎水性粉末を配合し
て調製し、次いで、前記W/O/W型エマルションと前
記O/W型エマルションとを混合することを特徴とす
る、油相及びW/O型エマルション相が、それぞれ独立
して、外水相に分散され、前記油相のうち少なくとも一
つの相に疎水性粉末が分散された、前記外水相を連続相
とする粉末含有エマルションの製造方法である。
ョンの油相に配合することが好ましい。
造方法において、疎水性粉末として疎水化処理無水ケイ
酸を含むことが好ましい。
粧料であることができる。
詳述する。
相が、それぞれ独立して、外水相に分散され、かつ前記
いずれかの相に疎水性粉末が分散された、前記外水相を
連続相とする粉末含有エマルションであって、該粉末含
有エマルションに水溶性ポリマー及びサポニンが含有さ
れてなる、前記粉末含有エマルションである。
は、水に溶解若しくは膨潤(以下、総称して溶解とい
う。)するポリマーであれば特に限定されない。水溶性
ポリマーの例を挙げれば、例えばカルボキシビニルポリ
マー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アン
モニウム、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム、アルキル
変性カルボキシビニルポリマー、疎水化変性ポリアクリ
ル酸ナトリウム、疎水化変性ポリアクリル酸カリウム等
のポリアクリル酸系誘導体、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、疎水化変性ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース系誘導体、キサンタンガム、トラガントガ
ム、クインスシード、カルボキシメチルデンプン、ペク
チン、カゼイン及びコラーゲン等である。これらの中
で、特にポリアクリル酸系誘導体及び/又はセルロース
系誘導体が安定性を良好に保持するという点において好
ましい。なお、ポリアクリル酸系誘導体及び/又はセル
ロース系誘導体の配合は水溶性ポリマー中全量でも構わ
ない。水溶性ポリマー全量中50〜100質量%配合さ
れることが好ましい。水溶性ポリマーは、1種または2
種以上が任意に選択されて配合される。
ることが可能であり、市販品の例としては、例えばポリ
アクリル酸系誘導体として、カーボポール980、カー
ボポール981、カーボポールUltrez、カーボポールE
TD(以上、BFGood Rich社製)、ハイビスワコー10
3、ハイビスワコー104、ハイビスワコー105(以
上、和光純薬工業株式会社製)、ルブラジェル(United
Guardian社製)、ヒスパゲル(Hispano Quimica社
製)、アロンビス(日本純薬株式会社製)等が挙げられ
る。また、セルロース系誘導体としては、例えば、ダイ
セル SE−600、ダイセル SE−900、アーネ
ストガム FDM(以上、ダイセル化学工業株式会社
製)、NatrosolHydroxyethylcellulose、Aqualon Cellu
lose Gum(以上、Aqualon社製)、HPC−M、HPC
−H(以上、日本曹達株式会社製)等が挙げられる。
末含有エマルションの経時安定性を良好にし、また優れ
た使用性を発揮するのに寄与している。水溶性ポリマー
は、前記粉末含有エマルションの水相に含有されるが、
少なくとも前記外水相に溶解されて含有されることが好
ましく、それによって前記効果を充分に発揮する。
ルション全量中0.01〜10質量%であることが好ま
しく、さらに好ましくは0.05〜5質量%である。前
記水溶性ポリマーの含有量が前記範囲内であると、良好
な経時安定性と使用性に優れた前記エマルションが得ら
れる。
ペン又はステロイドの配糖体である。前記ステロイドの
配糖体としては、モノデスモシド、ビスデスモシド、動
物性サポニンを含む。さらに、モノデスモシドとして
は、中性配糖体、エステルサポニン、ウロン酸による酸
性配糖体、アグリコンによる酸性配糖体、アグリコン及
びウロン酸による酸性配糖体、アチルグリコーゼを含
み、ビスデスモシドとしては、中性配糖体、酸性配糖体
を含む。前記サポニンとして、具体的には、例えば、グ
リチルリチン酸及びその塩、β−グリチルレチン酸、3
−サクシニルオキシグリチルレチン酸2ナトリウム、ナ
デシコや延命皮等のサポニン含有量の高い生薬、キラヤ
サポニン等を挙げることができる。前記グリチルリチン
酸塩としては、グリチルリチン酸モノナトリウム、グリ
チルリチン酸モノアンモニウム、グリチルリチン酸モノ
カリウム、グリチルリチン酸ジカリウム等が挙げられ
る。本発明においては、前記サポニンの中で、特にグリ
チルリチン酸及びその塩が、機能を効果的に発揮するこ
とができる点において好適である。サポニンは、1種ま
たは2種以上が任意に選択されて配合することができ
る。
含有エマルションの経時安定性を良好にするのに寄与し
ている。サポニンは少なくとも水相と油相の界面に、特
に前記外水相と前記油相との界面、及び前記外水相と前
記W/O型エマルションの外油相との界面に含有され、
前記効果を発揮するものと思われる。
全量中0.001〜1.0質量%であることが好まし
い。さらに好ましくは0.01〜0.5質量%である。
前記サポニンの含有量が前記範囲内であると、前記粉末
含有エマルションの経時安定性が特に良好となる。
ては、水とのなじみが悪い粉末であれば特に限定されな
いが、例えば、一般的に化粧料に用いられる親油性粉
末、親水性粉末を疎水化処理した疎水化処理粉末等が挙
げられる。親油性粉末としては、例えば、ミリスチン酸
亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸、ナイロン粉
末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、
スチレン・アクリル酸共重合体粉末、ポリメチルシルセ
スキオキサン粉末、シリコーン粉末、ポリスチレン粉
末、フッ素樹脂粉末、カーボンブラック、有機色素粉末
及びそのレーキ等が挙げられる。
マイカ、合成マイカ、セリサイト、カオリン、無水ケイ
酸、含水ケイ酸、雲母チタン、酸化チタン、酸化亜鉛、
窒化ホウ素、硫酸バリウム、黒酸化鉄、黄酸化鉄、ベン
ガラ、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、水溶性
染料等の親水性粉末をメチルハイドロジェンポリシロキ
サン、ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類、デキ
ストリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、脂肪酸エステル、植物性油脂、金属石鹸、アルキル
リン酸エーテル、アミノ酸、フッ素化合物類、スクワラ
ン、パラフィン、ポリエチレン等の炭化水素類の疎水化
処理剤を用いて処理されたものが挙げられる。疎水性粉
末は、1種または2種以上が任意に選択されて配合する
ことができる。
化処理無水ケイ酸を含むことが好ましい。疎水化処理無
水ケイ酸の配合により、安定な粉末含有エマルションが
得られる。疎水化処理無水ケイ酸の配合量は、疎水性粉
末中全量でも構わず、疎水性粉末全量中0.1〜100
質量%が好ましく、さらに好ましくは5〜50質量%で
ある。
末含有エマルションの優れた使用性を発揮するのに寄与
している。疎水性粉末は、前記油相、すなわち外水相に
分散された油相及び/又はW/O型エマルションの外油
相に分散されることが安定性の面から好ましいが、水相
に分散されても構わない。
ョン全量中0.1〜40質量%であることが好ましく、
さらに好ましくは1〜20質量%である。前記疎水性粉
末の含有量が前記範囲内であると、経時安定性、使用性
が良好な粉末含有エマルションが得られる。
常に安定である。前記粉末含有エマルションにおける外
水相、油相(外水相に分散された油相及びW/O型エマ
ルションの外油相を含む。)及び内水相の含有量として
は、前記外水相が30〜97質量%、前記油相が2〜4
0質量%、前記内水相が1〜30質量%であることが好
ましい。これらの成分が前記範囲内にあると、前記粉末
含有エマルションの安定性が特に良好である。
れる油相及びW/O型エマルション相の粒子径は以下の
範囲にあることが好ましい。すなわち、前記油相の平均
粒子径は0.1〜20μmが好ましく、さらに好ましく
は0.5〜10μmである。また、前記W/O型エマル
ション相の平均粒子径は0.1〜100μmが好まし
く、さらに好ましくは1〜50μmである。なお、前記
W/O型エマルション相の水相の平均粒子径は0.01
〜50μmであることが好ましく、さらに好ましくは
0.1〜10μmである。前記粒子径範囲にすると粉末
含有エマルションの安定性が特に良好となり、また使用
性も優れるものとなる。
及びW/O型エマルション相の油相には、油性成分が配
合される。油性成分としては、例えば油分が挙げられ
る。油分としては、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等
に用いられる油分が用いられ、1種または2種以上が任
意に選択されて配合することができる。油分の例として
は、例えば、オリーブ油、ヒマシ油等の植物油、ミツロ
ウ、ラノリン、キャンデリラワックス、木ロウ等のワッ
クス類、鉱油、微結晶ワックスペトラタム、イソデカ
ン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、デカン、ヘキ
サデカン、ドデカン、オクタデカン、流動パラフィン、
スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス等の炭化水
素、セタノール、ステアリルアルコール、ベへニルアル
コール等の高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピ
ル、オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ジメチル
オクタン酸ヘキシルデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸
エチレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、リ
ンゴ酸ジイソステアリル、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸−2−オクチルドデシル等のエステル油、パーフ
ルオロポリエーテル等のフッ素系油剤、シリコーン油等
を挙げることができる。
コーン油が特に好適である。前記油分にシリコーン油を
使用すると、延展性に優れさっぱりとした使用感を有す
る粉末含有エマルションを得ることができる。
メチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、ジメチルポリシロキサン、ポリフェニ
ルトリメチルシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、
アミノ変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサ
ン、三次元架橋されたジメチルポリシロキサン、ポリフ
ェニルポリシロキサン等を挙げることができる。
されるW/O型エマルション相の水相には、前記水溶性
ポリマー及び水の他に水性成分が配合される。水性成分
としては、例えば保湿剤が挙げられる。保湿剤として
は、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いられる保
湿剤が用いられ、1種または2種以上が任意に選択され
て配合することができる。保湿剤の例としては、例え
ば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、各種糖類等の多価アルコールおよびムコ
多糖類、dl−ピロリドンカルボン酸塩類、コラーゲン
を挙げることができる。
成分の他に、さらに通常化粧品、医薬部外品、医薬品等
に用いられる他の成分が、油性成分また水性成分とし
て、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で適宜
配合することができる。これらの成分としては、例え
ば、界面活性剤、増粘剤、皮膜剤、非水溶性高分子、高
分子エマルション、親水性粉末、染料、低級アルコー
ル、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、消炎剤、
美白剤、皮膚賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、抗炎症剤
等の薬剤、植物抽出物、有機酸、有機アミン、金属イオ
ン封鎖剤、pH調整剤、酸化防止剤、殺菌剤、防腐剤、
収斂剤、柔軟剤、清涼剤、香料、色素等が挙げられる。
ては、通常の化粧品等で使用されている界面活性剤を使
用することができる。界面活性剤の具体的な例として
は、例えば、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、
パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、
アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、アシルメ
チルタウリン等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウ
リルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤;イミダ
ゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾ
リニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2
ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベ
タイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等の両性
界面活性剤;
モノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、
グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン
等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノス
テアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(以下、POEともいう。)ソルビタン脂肪酸エステ
ル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリ
ン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビッ
ト脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレー
ト等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−
グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エ
ステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、PO
Eジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(P
OE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキ
ルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル
等)、プルロニック型類、POE・ポリオキシプロピレ
ン(以下POPともいう。)アルキルエーテル類(PO
E・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テト
ロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(P
OEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸
エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤
等が挙げられる。界面活性剤は、1種または2種以上が
任意に選択されて配合することができる。
分散されるW/O型エマルションを製造するための界面
活性剤として、下記一般式(1)または一般式(2)で
示されたシリコーン系界面活性剤を用いることが好まし
い。
100の整数を表す。Rは水素原子、または炭素数1〜
5のアルキル基もしくはアセチル基を表す。A、Bは、
それぞれ独立に、前記Rまたは−C3H6O(C2H4
O)a(C3H6O)b −Rを表す。ここで、a、b、
Rは前記と同様である。mは1以上の整数、nは0また
は1以上の整数を表す。但し、n=0のときA、Bの少
なくとも一方は、−C3H6O(C2H4O)a(C3
H6O)b −Rである。]
100の整数を表す。Rは水素原子、または炭素数1〜
5のアルキル基もしくはアセチル基を表す。A、Bは、
それぞれ独立に、前記Rまたは−C3H6O(C2H4
O)a(C3H6O)b −Rを表す。ここで、a、b、
Rは前記と同様である。mは1以上の整数、kおよびn
は0または1以上の整数を表す。但し、n=0のとき
(kは0でない)A、Bの少なくとも一方は、−C3H
6O(C2H4O)a(C3H6O)b −Rであり、k
=0のとき(nは0でない)A,Bの少なくとも一方は
Qである。Qは、炭素数2〜20のアルキル基を表
す。]
ある化1または化2のシリコーン系界面活性剤が好適で
ある。化1または化2の界面活性剤を用いて乳化するこ
とにより安定な本発明の粉末含有エマルションが得られ
る。
面活性剤は、市販品を用いることもできる。市販品の例
としては、SH3772M、SH3775M、BY22
−008M、DC5200(以上、東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン株式会社製)、KF6004、KF60
08、KF6012、KF6015、KF6016、K
F6017、X−22−4991、X−22−481
0、KF6026(以上、信越化学工業株式会社製)、
TSF4445、TSF4446(以上、GE東芝シリ
コーン株式会社製)、ABIL EM−90(以上、Go
ldschmidt社製)等が挙げられる。
の配合量としては、前記W/O型エマルションに対して
0.01〜10質量%であることが好ましい。
は、例えばパラアミノ安息香酸系エステル、サリチル酸
系エステル、パラメトキシケイ皮酸系エステル、ベンゾ
フェノン系エステル及びその塩(ヒドロキシメトキシベ
ンゾフェノンスルホン酸等)等を挙げることができる。
例えばビタミンAおよびその誘導体、ビタミンDおよび
その誘導体、ビタミンEおよびその誘導体等を挙げるこ
とができる。
ば塩酸クロルヘキシジンおよびトリクロロカルバニリド
等を挙げることができる。
ばフェノール、パラクロロフェノール、フェノキシエタ
ノール、パラベンを含むフェノール類、安息香酸および
サリチル酸を含む酸類、例えばヘキサクロロフェンおよ
びビチオノールを含むハロゲン化ビスフェノール類、な
らびに、例えば3,4,4’−トリクロロカルバニリド
および3,4,5−トリブロモサリチルアニリドを含む
アミド類等を挙げることができる。
ば、水酸化ナトリウムおよび炭酸カリウムを含むアルカ
リ性物質等を挙げることができる。
ば、紫色401号、赤色504号および橙色205号を
含むタール系色素、シコン、アズレンおよびクロロフィ
ルを含む天然系色素等を挙げることができる。
例えば、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カル
シウム、カルシウムアセチルサリチレート、クエン酸ナ
トリウム、およびパラフェノールスルホン酸亜鉛等を挙
げることができる。
を配合して以下の方法で製造することが好ましい。
ポリマー含有水溶液とを混合してW/O/W型エマルシ
ョンを、一方、水溶性ポリマー含有水溶液、サポニン及
び油性成分を混合してO/W型エマルションを、前記エ
マルションのいずれかの相に疎水性粉末を配合して調製
する。次いで、前記W/O/W型エマルションと前記O
/W型エマルションとを混合して調製する。
合して、前記外水相に分散されるW/O型エマルション
を調製する。W/O型エマルションを得る方法としては
特に限定されず、一般に化粧料等に用いられているW/
O型エマルションを調製する公知の方法が用いられる。
内相の水相には、水の他、水溶性成分が任意に配合され
る。また、外相の油相には、油分の他、必要な任意の油
溶性成分が配合される。また、乳化剤としては、界面活
性剤が用いられるが、界面活性剤として、前記化1また
は化2のシリコーン系界面活性剤を用いて乳化すること
が好ましい。
及び油相成分を所定の温度に加温し、前記油相成分を撹
拌しながら徐々に前記水相成分を加えて撹拌する方法が
好適である。このときの温度としては、それぞれの相の
成分が均一になり得る温度であれば、特に制限はない
が、15〜80℃であることが好適である。また、撹拌
する方法としては、乳化され得る方法であれば、特に制
限はないが、ディスパー等の通常の乳化機器を使用して
調製する方法が好ましい。
る水相成分及び油相成分の量としては、前記油相成分に
対し前記水相成分は、1/10〜4/5(質量比)であ
ることが、前記W/O型エマルションの製造面から、お
よび本発明粉末含有エマルションとしての効用面から好
適である。
の平均粒子径が0.01〜50μm、特に0.1〜10
μmである液滴となって油相に分散されているのが好ま
しい。この粒子径は、顕微鏡観察することにより測定す
ることができる。
エマルションと水溶性ポリマー含有水溶液とを混合して
W/O/W型エマルションを調製する。このW/O/W
型エマルションは、本発明に係る方法によって製造され
る粉末含有エマルション中に存在するW/O/W型エマ
ルションを調製する前に予備的に調製されるW/O/W
型エマルションであり、以下予備分散W/O/W型エマ
ルションという。
水溶性ポリマーの配合量は0.01〜5質量%が好まし
い。水溶性ポリマー含有水溶液の調製は、特に制限はな
く、例えば、水と水溶性ポリマーとをディスパー等で撹
拌することによって調製することができる。また、水溶
性ポリマー含有水溶液にはこの発明の目的を達成するこ
とができる範囲内で、前記他の水溶性成分を配合するこ
とができる。
リマー含有水溶液を混合する方法としては、W/O/W
型エマルション状態を得ることができれば特に制限はな
く、例えば、ディスパー等を使用するといった方法等を
挙げることができる。
調製に使用する前記水溶性ポリマー含有水溶液及び前記
W/O型エマルションの混合割合としては、前記水溶性
ポリマー含有水溶液に対し前記W/O型エマルションが
質量比で1/20〜3/5であることが、前記予備分散
W/O/W型エマルションの製造面から、及び本発明粉
末含有エマルションとしての効用面から好適である。
る外水相中に分散されるW/O型エマルションの平均粒
子径は0.1〜200μmが好ましく、さらに好ましく
は1〜50μmである。また、内水相の平均粒子径は
0.01〜50μmが好ましく、さらに好ましくは0.
1〜10μmである。これらの平均粒子径もまた、前記
W/O型エマルションにおける水相の平均粒子径を測定
した方法と同様の方法により確認される。
溶液、サポニン及び油性成分を混合してO/W型エマル
ションを調製する。O/W型エマルションを調製する方
法としては、前記W/O型エマルションと同様、一般に
化粧料等に用いられているO/W型エマルションを調製
する公知の方法が用いられるが、例えば、特にサポニ
ン、水溶性ポリマーを含む水相中に油相を添加し、ディ
スパー等で機械的に撹拌を行うという方法等が好適であ
る。
して調製することができる。また、水相には必要であれ
ば他の水溶性成分が混合される。また、油相は油性成分
からなるが、油分が配合されるのが一般的である。ま
た、界面活性剤を含有させることが可能である。
る水相成分、油相成分及びサポニンの量としては、前記
水相成分に対して、前記油相成分が質量比で1/200
〜1/3であり、前記サポニンが質量比で1/500〜
1/10であることが、前記O/W型エマルション及び
本発明の粉末含有エマルションの乳化安定性等の面から
好適である。
O/W型エマルションにおいては、平均粒子径が0.1
〜20μm、好ましくは0.5〜10μmである液滴状
の油相が、水相中に乳化分散しているものである。
W/O/W型エマルション及びO/W型エマルションの
いずれかの相に疎水性粉末が配合される。疎水性粉末の
配合は、安定に配合できる点から、前記O/W型エマル
ションの油相に配合することが好ましい。油相への疎水
性粉末の配合に当たっては、化粧品分野において通常用
いられている方法で混合・分散することができ、例えば
ディスパー等で機械的に撹拌する方法が好適である。ま
た、水相に混合・分散する場合には、例えば多価アルコ
ールと共に配合し、水相に分散させる方法がとられる。
しかしながら、特にこれらの方法に限定されるものでは
ない。
化処理無水ケイ酸を含むことが好ましい。疎水化処理無
水ケイ酸の配合により、安定な粉末含有エマルションが
得られる。
/O/W型エマルションとO/W型エマルションの混
合)について
かの相に粉末が分散された、前記予備分散W/O/W型
エマルションと前記O/W型エマルションとを混合する
ことによって調製することができる。混合する方法は特
に限定されず、両エマルションが崩壊せず均一に混ざる
方法であればどのような方法でも構わない。一般的に
は、撹拌装置のついた乳化釜で混合される。
は、前記外水相に分散する前記油相及びW/O型エマル
ションが形成する小球の直径が0.1〜100μm、よ
り好ましくは、1〜50μmになる程度が望ましい。前
記小球が、前記範囲内にあると、本発明粉末含有エマル
ション塗布時の水相のみずみずしい使用感や油相に起因
した延展性の良さ等を実感できるという利点がある。
用する予備分散W/O/W型エマルション及びO/W型
エマルションの量としては、予備分散W/O/W型エマ
ルションに対して、O/W型エマルションが1/10〜
4/5(質量比)であることが、本発明粉末含有エマル
ションの製造面から、及び効用面から好適である。
の製造方法としては、前記方法に限定されず、前記のエ
マルションの構造を形成することができれば特に制限は
ない。
含有エマルションにおいては、O/W型エマルションが
大きな役割を果たしており、特にO/W型エマルション
製造時のサポニンの存在が重要である。サポニンの存在
により、本発明に係る粉末含有エマルションの安定性を
向上させ、W/O/W型エマルションの優れた機能と相
俟って、使用性の優れた粉末含有エマルションを調製す
ることができる。
ョン中のO/W型エマルション及びW/O/W型エマル
ションの界面に存在し、このために前記油相及びW/O
型エマルションが形成する小球が比較的大きい状態であ
っても、前記W/O/W型エマルションを安定に保持さ
せることができるものと考えられる。
品、医薬部外品(軟膏剤等)及び化粧料への応用が可能
であり、特に化粧料であることが好ましい。化粧料の形
態としては、例えば、洗顔料、乳液、クリーム、ジェ
ル、エッセンス(美容液)、パック、マスク等の基礎化
粧品;ファンデーション、口紅、アイシャドウ等のメー
キャップ化粧品;芳香化粧品;ボディ化粧品等が挙げら
れる。なお、これらの形態に、本発明粉末含有エマルシ
ョンの採り得る形態が限定されるものではない。
る。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち、本
発明で用いた効果試験方法について説明する。
等の状態を顕微鏡で観察し、下記の評価基準によって評
価した。 (評価基準) ◎:非常に良好(乳化粒子が均一であり全く異常が認め
られない。) ○:良好(乳化粒子にばらつきが認められるが、W/O
/W型乳化粒子としては全く異常が認められない。) △:やや不良(乳化粒子に異常が認められる。) ×:不良(相分離、あるいはエマルションを生成しな
い。)
た後、エマルションの状態を顕微鏡観察並びに外観観察
し、下記の評価基準によって評価した。 (評価基準) ○:良好(顕微鏡観察並びに肉眼観察において異常が認
められない。) △:やや不良(状態変化又は相分離が僅かにみられ
る。) ×:不良(状態変化又は相分離が明確にみられる。)
時の独特の使用感について評価した。 (評価基準) ○:塗布時段階的に使用感が変わり、独特の使用感触を
もっている。 ×:使用感は普通である。
ぽさ、塗布後の耐水性、肌の保湿感) 塗布時ののび、べたつき、油っぽさ、塗布後の耐水性、
肌の保湿感の評価項目それぞれについて、20名の女性
専門パネルによる使用テストを行い、下記の評価点基準
に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平
均点から、下記評価基準に基づいて評価した。
型エマルションを以下の方法で調製した。均一分散した
(1)〜(3)の油相に、充分混合した(4)〜(9)
の水相を添加し、ディスパーを用いて乳化しW/O型エ
マルションを調製した。
0、n=4、A=CH3、B=CH3、R=Hである化
1のシリコーン系界面活性剤 (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製)
て、表2に示す配合の予備分散W/O/W型エマルショ
ンを調製した。さらに、同じ表2に示す処方のO/W型
エマルションを調製した。次いで、前記予備分散W/O
/W型エマルションと前記O/W型エマルションとを乳
化釜で撹拌混合し、油相及びW/O型エマルションが外
水相に分散された粉末含有エマルションを得た。なお、
前記予備分散W/O/W型エマルションは、ディスパー
にて混合した(11)〜(16)の外水相に、W/O型
エマルション(10)を加え、ディスパーにて乳化し、
調製した。また、前記O/W型エマルションは、(1
7)〜(25)の水相成分を混合、加熱溶解し、そこに
均一にした(26)〜(33)の油相を添加し、ディス
パーを用いて乳化し、調製した。
式会社製) (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製)
す。
例1〜4の粉末含有エマルションは、いずれも優れた効
果が得られた。
有エマルションを実施例1〜4の方法に準じて調製し
た。なお、用いたW/O型エマルションは実施例1〜4
と同じものである。
式会社製) (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製)
す。
を配合しない比較例1、サポニンを配合しない比較例
2、3は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないことが
分かる。
末含有エマルションを以下の方法で調製した。均一分散
された(1)〜(8)の油相成分と、充分混合した
(9)〜(13)の内水相成分を混合し、ディスパーを
用いてW/O型エマルションを調製した。さらに、それ
を均一分散した(14)〜(18)の外水相成分に加
え、ディスパーにて乳化し、予備分散W/O/W型エマ
ルションを調製した。一方、(19)〜(26)の水相
成分を混合、加熱溶解し、そこに(27)〜(43)の
油相成分を混合し、ディスパーを用いて乳化し、O/W
型エマルションを調製した。次いで、このO/W型エマ
ルションと前記調製した予備分散W/O/W型エマルシ
ョンを乳化釜で撹拌混合し、油相及びW/O型エマルシ
ョンが外水相に分散された粉末含有エマルションを調製
した。
コーン株式会社製) (注3)ABIL EM−90(Goldschmidt社製) (注4)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製) (注5)グリチルリチンK2(丸善製薬株式会社製) (注6)KSG−18(架橋型メチルフェニルポリシロ
キサン/メチルフェニルポリシロキサン溶液;信越化学
工業株式会社製)
す。
例5〜10の粉末含有エマルションは、いずれも優れた
効果が得られた。
の実施例を示す。また、上記の効果試験をこれらにおい
て行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
系界面活性剤 (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製) (注3)グリチルリチンK2(丸善製薬株式会社製)
の油相成分と、充分混合した(5)〜(9)の内水相成
分を混合し、ディスパーを用いてW/O型エマルション
を調製した。さらに、それを均一分散した(10)〜
(14)の外水相成分に加え、ディスパーにて乳化し、
予備分散W/O/W型エマルションを調製した。一方、
(15)〜(25)の水相成分を混合、加熱溶解し、そ
こに均一にした(26)〜(36)の油相成分を混合
し、ディスパーを用いて乳化し、O/W型エマルション
を調製した。次いで、このO/W型エマルションと前記
調製した予備分散W/O/W型エマルションを乳化釜で
撹拌混合し、油相及びW/O型エマルションが外水相に
分散された粉末含有エマルション(ファンデーション)
を調製した。
idt社製) (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製) (注3)グリチルリチンK2(丸善製薬株式会社製)
1)の油相成分と、混合した(12)〜(16)の内水
相成分を添加し、ディスパーを用いてW/O型エマルシ
ョンを調製した。さらに、それを均一分散した(17)
〜(21)の外水相成分に加え、ディスパーにて乳化
し、予備分散W/O/W型エマルションを調製した。一
方、(22)〜(32)の水相成分を混合、加熱溶解
し、そこに(33)の油相成分を混合し、ディスパーを
用いて乳化し、O/W型エマルションを調製した。次い
で、このO/W型エマルションと前記調製した予備分散
W/O/W型エマルションとを乳化釜で撹拌混合し、油
相及びW/O型エマルションが外水相に分散された粉末
含有エマルション(ファンデーション)を調製した。
系界面活性剤 (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製) (注3)延命皮抽出末(丸善製薬株式会社製)
した。
系界面活性剤 (注2)KSG−16(架橋型メチルポリシロキサン/
低粘度メチルポリシロキサン溶液;信越化学工業株式会
社製) (注3)グリチルリチンK2(丸善製薬株式会社製)
した。
式会社製) (注2)KSG−18(架橋型メチルフェニルポリシロ
キサン/メチルフェニルポリシロキサン溶液;信越化学
工業株式会社製) (注3)グリチルリチンK2(丸善製薬株式会社製)
した。
使用性と経時安定性に優れ、なお且つ、独特の使用感を
もつ、特にメークアップ化粧料として有用な粉末含有エ
マルションが得られる。
Claims (7)
- 【請求項1】 油相及びW/O型エマルション相が、そ
れぞれ独立して、前記W/O型エマルションの内水相に
対して外側に位置する外水相に分散され、かつ前記いず
れかの相に疎水性粉末が分散された、前記外水相を連続
相とする粉末含有エマルションであって、該粉末含有エ
マルションに水溶性ポリマー及びサポニンが含有されて
なる、前記粉末含有エマルション。 - 【請求項2】 疎水性粉末として疎水化処理無水ケイ酸
を含むことを特徴とする請求項1記載の粉末含有エマル
ション。 - 【請求項3】 化粧料である請求項1又は2記載の粉末
含有エマルション。 - 【請求項4】 W/O型エマルションと水溶性ポリマー
含有水溶液とを混合してW/O/W型エマルションを、
一方、水溶性ポリマー含有水溶液、サポニン及び油性成
分を混合してO/W型エマルションを、前記エマルショ
ンのいずれかの相に疎水性粉末を配合して調製し、次い
で、前記W/O/W型エマルションと前記O/W型エマ
ルションとを混合することを特徴とする、油相及びW/
O型エマルション相が、それぞれ独立して、前記W/O
型エマルションの内水相に対して外側に位置する外水相
に分散され、前記油相のうち少なくとも一つの相に疎水
性粉末が分散された、前記外水相を連続相とする粉末含
有エマルションの製造方法。 - 【請求項5】 疎水性粉末を前記O/W型エマルション
の油相に配合することを特徴とする請求項4記載の粉末
含有エマルションの製造方法。 - 【請求項6】 疎水性粉末として疎水化処理無水ケイ酸
を含むことを特徴とする請求項4又は5記載の粉末含有
エマルションの製造方法。 - 【請求項7】 化粧料である請求項4乃至6のいずれか
一項に記載の粉末含有エマルションの製造方法。
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