JP2003151156A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2003151156A
JP2003151156A JP2001345782A JP2001345782A JP2003151156A JP 2003151156 A JP2003151156 A JP 2003151156A JP 2001345782 A JP2001345782 A JP 2001345782A JP 2001345782 A JP2001345782 A JP 2001345782A JP 2003151156 A JP2003151156 A JP 2003151156A
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    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の可動マグネット方式の対物レンズ駆動
装置では、対物レンズを支持して中立位置を決定するた
めに支持ばねが必要となるため、部品点数が増えると共
に組立てが煩雑になるという問題があった。さらに、発
生する磁界強度が小さいために駆動感度が小さくなり、
駆動に必要な消費電流が大きくなる問題や、支軸とレン
ズホルダの軸受間のギャップによるがたつきのため、対
物レンズが傾いたり、振動が発生したりする問題があっ
た。 【解決手段】 マグネット8,9を配設し、対物レンズ
7を保持するレンズホルダ6を支軸5で回動自在に保持
し、磁性材で形成したベース2のコイル装着アーム部3
a,4aを各マグネット8,9に対向する位置に形成
し、X軸方向及びZ軸方向にそれぞれ付勢力が生じるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ディスク等
の光学式情報記録媒体に集光される光スポットのトラッ
クずれ、及び焦点ずれを補正制御する対物レンズ駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学式情報記録媒体に、対物レンズを介
して信号の記録又は再生を行なうためには、対物レンズ
の焦点を常に情報が記録されているグルーブ又はピット
に合わせ、且つ光スポットがトラックからはずれないよ
うに、対物レンズの位置を制御しなければならない。こ
のような対物レンズの駆動装置は、電磁力を利用した可
動コイル方式が多く採用されている。
【0003】しかしながら、可動コイル方式は、固定部
から可動部のコイルに電力を供給する供給手段が必要と
なり、この供給手段の影響で対物レンズ駆動装置の振動
特性が悪化して、高精度な位置決めができなくなるとい
った問題があった。また、可動部においてコイルと供給
手段の接続を行なう必要があり、この接続作業が困難で
あるという問題もあった。
【0004】こうした問題を解決するため、例えば特公
平7−19388号公報に、可動マグネット方式の対物
レンズ駆動装置が提案され、開示されている。図17
は、その対物レンズ駆動装置の要部構成を一部切欠いて
示す要部斜視図であり、以下その構成の要部について説
明する。
【0005】同図中、101は基台、103a,103
bは基台101に保持されたコイル固定板で、平面状に
巻装された偏平形状のフォーカシングコイル124a,
124b及びトラッキングコイル125a,125bが
固着されている。109は、基台1に固定された支軸
で、対物レンズ113及びマグネット116a,116
bを保持したレンズホルダ110を回動自在に支持して
いる。
【0006】118は、レンズホルダ110を中立位置
に維持するための四角く閉じた形状の支持ばねで、レン
ズホルダ110に一対の対向辺が固定されると共に、も
う一方の対向辺が支持ばね固定板107a,107b
(107bのみ図示する)に係合して基台101に固定
されている。
【0007】以上の構成で、光スポット(図示せず)の
焦点ずれを補正する場合は、フォーカシングコイル12
4a,124bに所定の電流を印加し、マグネット11
6a,116bから発生する磁界との相互作用で得られ
る電磁力により、レンズホルダ110、ひいては対物レ
ンズ113を光学式情報記録媒体と垂直な方向に駆動し
てフォーカシング制御を行なう。
【0008】一方、光スポット(図示せず)のトラック
ずれを補正する場合は、トラッキング用コイル125
a,125bに所定の電流を印加し、磁界との相互作用
で得られる電磁力により、支軸109を中心として、レ
ンズホルダ110、ひいては対物レンズ113を光学式
情報媒体のトラックを横切る方向に回動し、トラッキン
グ制御を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、従来の
対物レンズ駆動装置では、レンズホルダを回動自在に支
持する他に、対物レンズの中立位置を設定するための支
持ばね118が必要となるため、部品点数が増える上に
組立てが煩雑になるという問題があった。
【0010】また、磁気回路を構成する部材がマグネッ
ト116a,116bのみであるため、発生する磁界が
弱く、その結果駆動感度も小さくなって駆動に必要な消
費電力が増加するという問題があった。
【0011】更に、支軸109とレンズホルダ110と
の軸受間のギャップによって、がたつきが生じやすくな
り、レンズホルダ110、ひいては対物レンズ113が
傾いたりして振動が発生したりするという問題点があっ
た。
【0012】本発明の目的は、これらの問題点を解決す
べく、対物レンズの中立位置を維持するための部品を省
いて部品数を減らして組立てを容易とし、軸受間ギャッ
プによる動作時の振動を抑制し、更に駆動感度を上げて
低消費電力での動作が可能な対物レンズ駆動装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の対物レンズ駆
動装置は、光源から発せられる光を情報記録媒体上に集
光する対物レンズと、該対物レンズを保持し、該対物レ
ンズの光軸と平行な方向に沿って形成された軸受孔を有
するレンズホルダと、前記軸受孔が介在する位置で前記
レンズホルダに保持された一対のマグネットと、前記軸
受孔に挿入された支軸と、磁性材で形成されて該支軸を
保持し、且つ各々前記一対のマグネットとの間で生じる
吸引力により、前記レンズホルダに対して、前記光軸方
向及び該光軸と直交する方向にそれぞれ付勢力を生じる
ように配設された一対のコイル保持部を有するベース
と、前記一対のコイル保持部に、それぞれ互いに直交す
る方向に巻回された状態で保持されるフォーカシングコ
イル及びトラッキングコイルとを有することを特徴とす
る。
【0014】請求項2の対物レンズ駆動装置は、請求項
1記載の対物レンズ駆動装置において、更に、前記レン
ズホルダに、各々が前記各マグネットと前記軸受孔の間
に在って、光軸と平行な方向に沿って形成された一対の
逃げ穴と、磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿
する磁路板を有して前記ベースに保持されたヨークとを
有することを特徴とする。また、請求項3の対物レンズ
駆動装置は、請求項1記載の対物レンズ駆動装置におい
て、更に、磁性材で形成されて各々が前記各マグネット
と前記レンズホルダ間に介在して前記レンズホルダに保
持された一対の板状ヨークを有することを特徴とする。
【0015】請求項4の対物レンズ駆動装置は、光源か
ら発せられる光を情報記録媒体上に集光する対物レンズ
と、該対物レンズを保持し、該対物レンズの光軸と平行
な方向に沿って形成された軸受孔を有するレンズホルダ
と、前記軸受孔が介在する位置で前記レンズホルダに保
持された一対のマグネットと、前記軸受孔に挿入された
支軸と、磁性材で形成された一対のコイル保持ヨーク
と、非磁性材で形成されて前記支軸を保持すると共に、
各々前記一対のマグネットとの間で生じる吸引力によ
り、前記レンズホルダに対して、前記光軸方向及び該光
軸と直交する方向にそれぞれ付勢力を生じる位置で、前
記一対のコイル装着ヨークを保持するベースと、前記一
対のコイル保持ヨークに、それぞれ互いに直交する方向
に巻回された状態で保持されるフォーカシングコイル及
びトラッキングコイルとを有することを特徴とする。
【0016】請求項5の対物レンズ駆動装置は、請求項
4記載の対物レンズ駆動装置において、更に、前記レン
ズホルダに、各々が前記各マグネットと前記軸受孔の間
に在って、光軸と平行な方向に沿って形成された一対の
逃げ穴と、磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿
する磁路板を有して前記ベースに保持されたヨークとを
有することを特徴とする。また、請求項6の対物レンズ
駆動装置は、請求項4記載の対物レンズ駆動装置におい
て、更に、磁性材で形成されて各々が前記各マグネット
と前記レンズホルダ間に介在して前記レンズホルダに保
持された一対の板状ヨークを有することを特徴とする。
【0017】請求項7の対物レンズ駆動装置は、光源か
ら発せられる光を情報記録媒体上に集光する対物レンズ
と、該対物レンズを保持し、該対物レンズの光軸と平行
な方向に沿って形成された軸受孔を有するレンズホルダ
と、前記軸受孔が介在する位置で前記レンズホルダに保
持された一対のマグネットと、前記軸受孔に挿入された
支軸と、磁性材で形成された一対のコイル保持ヨーク
と、該一対のコイル保持ヨークを個々に保持する非磁性
材で形成された一対のヨーク載置台と、前記支軸を保持
すると共に、各々前記一対のマグネットとの間で生じる
吸引力により、前記レンズホルダに対して、前記光軸方
向及び該光軸と直交する方向にそれぞれ付勢力を生じる
位置で、前記一対のヨーク載置台を保持するベースと、
前記一対のコイル保持ヨークに、それぞれ互いに直交す
る方向に巻回された状態で保持されるフォーカシングコ
イル及びトラッキングコイルとを有することを特徴とす
る。
【0018】請求項8の対物レンズ駆動装置は、請求項
7記載の対物レンズ駆動装置において、更に、前記レン
ズホルダに、各々が前記各マグネットと前記軸受孔の間
に在って、光軸と平行な方向に沿って形成された一対の
逃げ穴と、磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿
する磁路板を有して前記ベースに保持されたヨークとを
有することを特徴とする。また、請求項9の対物レンズ
駆動装置は、請求項7記載の対物レンズ駆動装置におい
て、更に、磁性材で形成されて各々が前記各マグネット
と前記レンズホルダ間に介在して前記レンズホルダに保
持された一対の板状ヨークを有することを特徴とする。
【0019】また、請求項10の対物レンズ駆動装置
は、請求項7記載の対物レンズ駆動装置において、前記
ベースを磁性材で形成したことを特徴とする。また、請
求項11の対物レンズ駆動装置は、請求項7記載の対物
レンズ駆動装置において、前記ベースに対する前記一対
のヨーク載置台の固定位置をそれぞれ調整可能としたこ
とを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる実施の形態1の対物レンズ駆動装置1の構成を示す
斜視図であり、図2は、この対物レンズ駆動装置1を下
方からみた下方斜視図であり、図3は、この対物レンズ
駆動装置1の各部を分解して示す分解斜視図である。
【0021】各図において、対物レンズ駆動装置1のベ
ース2は、磁性材で形成され、摩擦係数の小さなフッ素
系樹脂等がコーティングされてその中央部から植立する
支軸5を保持している。また、この支軸5を介在して対
向する端部位置に、互いに平行な側壁部3,4が各々形
成されている。
【0022】尚、同図に示すX,Y,Z座標軸は、支軸
5と平行にZ軸を設定し、側壁3,4と平行にX軸を設
定し、これらの両軸と直交する方向にY軸を設定してい
る。
【0023】軽量で高剛性なプラスチック材等で形成さ
れたレンズホルダ6は、その略中心部に形成された軸受
孔6a(図3)にベース2の支軸5が嵌入し、ベース2
によって回動自在に軸支されている。このレンズホルダ
6は、回動中心から偏心した位置において、光軸がZ軸
と平行となるように対物レンズ7を保持している。
【0024】ベース2の両側壁部3,4には、各上部
に、それぞれL字状で先端辺がX軸のマイナス方向に延
在するコイル装着アーム部3a,4aが形成されてい
る。そしてレンズホルダ6は、対物レンズ7の光軸と回
動軸(支軸5の軸でもある)とが、X軸に平行な同一直
線と交差する回動位置にあって、且つZ軸方向において
所定の高さ位置にある中立位置(ホームポジション)に
あるとき、その外周の両コイル装着アーム部3a,4a
と対向する位置に一対のマグネット8,9を配設してい
る。
【0025】磁性材で形成されたヨーク10(図3)
は、ねじ止め穴10a〜10c、及び位置決め穴10d
がそれぞれ形成された基底部と、この基底部から互いに
対向して植立する一対の磁路板10e,10fを有す
る。そして、この一対の磁路板10e,10fが、各々
ベース2に形成された開口2a,2b、及びレンズホル
ダ6に形成された逃げ穴6b,6cをそれぞれ下方から
貫通するように装着され、3つの止めねじ11によっ
て、ベース2の底面に固定される。
【0026】従って、このヨーク10の装着により、マ
グネット8の周辺には、コイル装着アーム部3a、ベー
ス2、及び磁路板10eによる閉磁気回路が形成され、
またマグネット9の周辺には、同様にコイル装着アーム
部4a、ベース2、及び磁路板10fによる閉磁気回路
が形成される。
【0027】尚、このとき、マグネット8とコイル装着
アーム部3a間の吸引作用、及びマグネット9とコイル
装着アーム部4a間の吸引作用のX軸方向の合力によ
り、レンズホルダ6に対してX軸のマイナス方向の付勢
力が生じるようにマグネット8,9が配置されている。
【0028】また、マグネット8とコイル装着アーム部
3a間の吸引作用、及びマグネット9とコイル装着アー
ム部4a間の吸引作用の合力によるZ軸方向の付勢力
と、レンズホルダ6の自重とが図1に示す前記した中立
位置でバランスし、レンズホルダ6が、この位置から更
にZ軸に沿って変位するとき、磁気回路の磁界が変化し
て変位量に応じた中立位置への復帰力が生じる。
【0029】このときの復帰力の特性は、側壁部3,4
に形成された切欠部3b、4b(図3)の形状で大きく
左右されるが、対物レンズ7の後述するフォーカシング
補正時の移動範囲(一般的に±1mm程度)において、
リニアな特性が得られるように形状を決定する。例え
ば、切欠部3b、4bのZ軸方向の長さを、少なくとも
フォーカシング補正時の移動範囲の長さ以上に設定す
る。
【0030】一方、レンズホルダ6が中立位置からZ軸
回りの矢印A,B方向に回動するとき、同じく磁気回路
の磁界が変化して回動量に応じた中立位置への復帰力が
生じる。このときの復帰力の特性は、L字状のコイル装
着アーム部3a,4aの先端辺の長さ及び配置位置で大
きく左右されるが、対物レンズ7の後述するトラッキン
グ補正時のトラッキング方向における移動範囲(一般的
に±0.5mm程度)において、リニアな特性が得られ
るようにその形状及び配置を決定する。
【0031】以上のように、レンズホルダ6は、外力が
与えられないとき、X軸のマイナス方向にやや付勢され
ながら、中立位置でバランスして安定状態が保たれるよ
うに構成されている。尚、このX軸方向の付勢力によ
り、軸受孔6aの内壁が支軸5の一箇所に押し付けられ
るため、両者間の隙間によって発生する、レンズホルダ
6の回動時のがたつきが抑制される。
【0032】一対のコイル装着アーム部3a,4aに
は、各々マグネット8,9に対向する位置でX軸に平行
となる向きに巻回された一対のフォーカシングコイル1
2,13と、各々マグネット8,9に対向する位置でZ
軸に平行となる向きに巻回された一対のトラッキングコ
イル14,15とがそれぞれ配設されている。
【0033】ベース2には、X−Y平面における対物レ
ンズ7の移動領域をカバーする程度に対向する位置に開
けられて、図示しない光源から発せられる光ビームが通
過するための光開口2cが形成され、更にフォーカシン
グコイル12,13及びトラッキングコイル14,15
の各引き出し線を電気的に中継するための中継基板16
がビス11(図3)によって固定配置されている。
【0034】光開口2cを通過した光ビームは、対物レ
ンズ7によって収束光とされ、対物レンズ7の上方に配
置された図示しない光学式情報記録媒体の記録面上に光
スポットを形成する。尚、図示しない光学式情報記録媒
体は、その記録面に形成されたグルーブ又はピットによ
るトラックが、レンズ7の上方近傍において、X軸と平
行となる方向に配置され、図示しない回転駆動手段によ
って回転駆動される。
【0035】以上の構成において、光スポットの焦点ず
れを補正する場合は、フォーカシングコイル12,13
に所望の電流を印加し、前記した各閉磁気回路の磁界と
の相互作用より得られる電磁力により、レンズホルダ6
ひいては対物レンズ7を、図示しない光学式情報記録媒
体に対して垂直なZ軸に沿った方向に駆動し、フォーカ
シング方向の制御を行なう。
【0036】また、光スポットのトラッキングずれを補
正する場合は、トラッキングコイル14,15に所望の
電流を印加し、前記した各閉磁気回路の磁界との相互作
用より得られる電磁力により、支軸5を中心としてレン
ズホルダ6を図示しない光学式情報記録媒体のトラック
を横切る方向に回動させ、対物レンズ7のトラッキング
方向の制御を行なう。
【0037】以上のような実施の形態1の対物レンズ駆
動装置によれば、可動マグネット方式の対物レンズの支
持と中立位置を決定するのに、可動部であるレンズホル
ダ6に配設されたマグネット8,9、コイル装着アーム
部3a,4aを含む磁性材料で形成されたベース2、及
びベース2に固定されたヨーク10とによって閉磁気回
路を形成し、磁気力を利用して行なう構成としたので、
支持ばね等の別部材が不要となって、部品点数が削減で
きると共に、その組立てを容易とすることができる。
【0038】更に、磁気力によって、レンズホルダ6の
軸受孔6aが支軸5の一部に押付けられる構成としたの
で、レンズホルダ6と支軸5との軸受け間ギャップによ
るがたつきにより、レンズホルダ6、ひいては対物レン
ズ7が傾いたり、振動が発生したりする問題を解消でき
る。
【0039】実施の形態2.図4は、本発明による実施
の形態2の対物レンズ駆動装置21の構成を示す斜視図
であり、図5は、この対物レンズ駆動装置2の各部を分
解して示す分解斜視図である。
【0040】この実施の形態2の対物レンズ駆動装置2
1が前記した実施の形態1の対物レンズ駆動装置1と異
なる点は、ヨーク10(図3)に代えて板状ヨーク2
2,23を使用した点である。従って、実施の形態1の
対物レンズ駆動装置1(図1)に対して同一或いはそれ
に相当する部分には同符号を付けてそれらの共通する部
分の説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
【0041】板状ヨーク22,23は、共に磁性材料で
形成され、レンズホルダ6の所定位置に配設される一対
のマグネット8,9の各レンズホルダ6側に一体的に固
着され、各々のマグネット8,9と共にレンズホルダ6
に固定される。このように構成することで、マグネット
8の周辺にはコイル装着アーム部3a、ベース2、及び
板状ヨーク22による閉磁気回路が形成され、またマグ
ネット9の周辺にはコイル装着アーム部4a、ベース
2、及び板状ヨーク23による閉磁気回路が形成され
る。
【0042】以上の構成において、その動作及び効果
は、実施の形態1と同じなのでその記述を省略するが、
構成がより簡素化されるため、装置のコストダウンに寄
与できる。尚、上記した例では、板状ヨーク22,23
を、一対のマグネット8,9にそれぞれ一体的に固定し
た後、レンズホルダ6に配設したが、ヨーク22,23
をレンズホルダの所定位置に予め一体的に形成するよう
に構成してもよい。
【0043】実施の形態3.図6は、本発明による実施
の形態3の対物レンズ駆動装置31の構成を示す斜視図
であり、図7は、この対物レンズ駆動装置31を下方か
らみた下方斜視図であり、図8は、この対物レンズ駆動
装置31の各部を分解して示す分解斜視図である。
【0044】この実施の形態3の対物レンズ駆動装置3
1が前記した実施の形態1の対物レンズ駆動装置1と異
なる点は、主にベース32の構成であり、実施の形態1
の対物レンズ駆動装置1(図1)に対して同一或いはそ
れに相当する部分には同符号を付す。
【0045】同図において、ベース32は、例えばポリ
フェニレンスルフィド(polyphenylene sulfide;以下
PPSと称す)などの高剛性を有するエンジニアリング
プラスチックやアルミニウムなどの非磁性材で形成され
ている。このベース32は、摩擦係数の小さなフッ素系
樹脂等がコーティングされてその中央部から植立する支
軸5を保持し、この支軸5を介在して対向する端部位置
に、互いに平行な側壁部33,34が、そしてこれら各
側壁部33,34に連設する円弧状の曲面壁37がそれ
ぞれ形成されている。
【0046】尚、同図に示すX,Y,Z座標軸は、図1
の場合と同様に、支軸5と平行にZ軸を、側壁33,3
4と平行にX軸を、そしてこれらの両軸と直交する方向
にY軸をそれぞれ設定している。
【0047】軽量で高剛性なプラスチック材等で形成さ
れたレンズホルダ6は、その略中心部に形成された軸受
孔6a(図8)にベース2の支軸5が嵌入し、ベース2
によって回動自在に軸支されている。このレンズホルダ
6は、回動中心から偏心した位置において、光軸がZ軸
と平行となるように対物レンズ7を保持している。
【0048】ベース2の両側壁部33,34の凹部上面
には、コイル装着ヨーク35,36(図8)を保持する
ための嵌入孔33a,34aがそれぞれ形成されてい
る。コイル装着ヨーク35,36は、磁性部材で形成さ
れて各端部に挿入部35a,36aを有する略L字状部
材で、図9に示すように各延在部35b,36bには、
各々後述するように所定の方向に巻回されたフォーカシ
ングコイル12,13及びトラッキングコイル14,1
5がそれぞれ装着される。
【0049】これらの各コイルを装着したコイル装着ヨ
ーク35,36は、各挿入部35a,36aが、各々両
側壁部33,34の嵌入孔33a,34aに圧入される
ことによって配設される。このとき、図6に示す様に、
コイル装着ヨーク35,36は、両側壁部33,34の
各凹部に収まり、その各延在部35b,36bがそれぞ
れX軸と平行に、且つ凹部上面と所定の隙間を維持した
状態で保持される。
【0050】レンズホルダ6は、対物レンズ7の光軸と
回動軸(支軸5の軸でもある)とが、X軸に平行な同一
直線と交差する回動位置にあって、且つZ軸方向におい
て所定の高さ位置にある中立位置にあるとき、その外周
の両コイル装着ヨーク35,36と対向する位置に一対
のマグネット8,9を配設している。
【0051】尚、コイル装着ヨーク35,36に装着さ
れた前記した一対のフォーカシングコイル12,13
は、このとき各々マグネット8,9に対向する位置でX
軸に平行となる向きに巻回され、同じく一対のトラッキ
ングコイル14,15は、各々マグネット8,9に対向
する位置でZ軸に平行となる向きに巻回されている。
【0052】磁性材で形成されたヨーク10(図8)
は、ねじ止め穴10a〜10c、及び位置決め穴10d
がそれぞれ形成された基底部と、この基底部から互いに
対向して植立する一対の磁路板10e,10fを有す
る。そして、この一対の磁路板10e,10fが、各々
ベース32に形成された開口32a,32b(図7)、
及びレンズホルダ6に形成された逃げ穴6b,6cをそ
れぞれ下方から貫通するように装着され、3つの止めね
じ11によって、ベース32の底面に固定される。
【0053】従って、このヨーク10の装着により、マ
グネット8の周辺にはコイル装着ヨーク35(図9)、
及び磁路板10eによる閉磁気回路が形成され、またマ
グネット9の周辺にはコイル装着ヨーク36(図9)、
及び磁路板10fによる閉磁気回路が形成される。
【0054】尚、このとき、マグネット8とコイル装着
ヨーク35間の吸引作用、及びマグネット9とコイル装
着ヨーク36間の吸引作用のX軸方向の合力により、レ
ンズホルダ6に対してX軸のマイナス方向の付勢力が生
じるようにマグネット8,9が配置されている。
【0055】また、マグネット8とコイル装着ヨーク3
5間の吸引作用、及びマグネット9とコイル装着ヨーク
36間の吸引作用の合力によるZ軸方向の付勢力と、レ
ンズホルダ6の自重とが図6に示す前記した中立位置で
バランスし、レンズホルダ6が、この位置から更にZ軸
に沿って変位するとき、磁気回路の磁界が変化して変位
量に応じた中立位置への復帰力が生じる。
【0056】一方、レンズホルダ6が中立位置からZ軸
回りの矢印A,B方向に回動するとき、同じく磁気回路
の磁界が変化して回動量に応じた中立位置への復帰力が
生じる。
【0057】このときの各復帰力の特性は、側壁部3
3,34に配設されたコイル装着ヨーク35,36の形
状及びその配設位置で大きく左右されるが、対物レンズ
7の後述するフォーカシング補正時のZ軸方向の移動範
囲(一般的に±1mm程度)、及びトラッキング補正時
のトラッキング方向における移動範囲(一般的に±0.
5mm程度)において、リニアな特性が得られるように
形状及び配置を決定する。
【0058】以上のように、レンズホルダ6は、外力が
与えられないとき、X軸のマイナス方向にやや付勢され
ながら、中立位置でバランスして安定状態が保たれるよ
うに構成されている。尚、このX軸方向の付勢力によ
り、軸受孔6aの内壁が支軸5の一箇所に押し付けられ
るため、両者間の隙間によって発生する、レンズホルダ
6の回動時のがたつきが抑制される。
【0059】ベース32には、X−Y平面における対物
レンズ7の移動領域をカバーする程度に対向する位置に
開けられて、図示しない光源から発せられる光ビームが
通過するための光開口32cが形成され、更にフォーカ
シングコイル12,13及びトラッキングコイル14,
15の各引き出し線を電気的に中継するための中継基板
16が、各側壁部33,34に連続して形成された載置
部38,39上にビス11によって固定配置されてい
る。
【0060】光開口32cを通過した光ビームは、対物
レンズ7によって収束光とされ、対物レンズ7の上方に
配置された図示しない光学式情報記録媒体の記録面上に
光スポットを形成する。尚、図示しない光学式情報記録
媒体は、その記録面に形成されたグルーブ又はピットに
よるトラックが、レンズ7の上方近傍において、X軸と
平行となる方向に配置され、図示しない回転駆動手段に
よって回転駆動される。
【0061】以上の構成において、光スポットの焦点ず
れを補正する場合は、フォーカシングコイル12,13
に所望の電流を印加し、前記した各閉磁気回路の磁界と
の相互作用より得られる電磁力により、レンズホルダ6
ひいては対物レンズ7を、図示しない光学式情報記録媒
体に対して垂直なZ軸に沿った方向に駆動し、フォーカ
シング方向の制御を行なう。
【0062】また、光スポットのトラッキングずれを補
正する場合は、トラッキングコイル14,15に所望の
電流を印加し、前記した各閉磁気回路の磁界との相互作
用より得られる電磁力により、支軸5を中心としてレン
ズホルダ6を図示しない光学式情報記録媒体のトラック
を横切る方向に回動させ、対物レンズ7のトラッキング
方向の制御を行なう。
【0063】以上のような実施の形態3の対物レンズ駆
動装置によれば、可動マグネット方式の対物レンズの支
持と中立位置を決定するのに、可動部であるレンズホル
ダ6に配設されたマグネット8,9、磁性材料で形成さ
れたコイル装着ヨーク35,36及びヨーク10とによ
って閉磁気回路を形成し、磁気力を利用して行なう構成
としたので、支持ばね等の別部材が不要となって、部品
点数が削減できると共に、その組立てを容易とすること
ができる。
【0064】また、磁気力によって、レンズホルダ6の
軸受孔6aが支軸5の一部に押付けられる構成としたの
で、レンズホルダ6と支軸5との軸受け間ギャップによ
るがたつきにより、レンズホルダ6、ひいては対物レン
ズ7が傾いたり、振動が発生したりする問題を解消でき
る。
【0065】また、ベース32は、非磁性材のプラスチ
ック等の加工し易い部材で形成出きるため、その周囲に
略一周にわたって壁部を設けるなどして、容易にベース
の剛性を高め、不要な振動の発生を防ぐことができる。
【0066】また、レンズホルダ6を駆動する反力で、
フォーカシングコイル12,13及びトラッキングコイ
ル14,15が不要な振動を起さないように、ベース3
2の側壁部33,34に突起を設け、各コイルとの隙間
を接着固定して補強するように構成してもよい。
【0067】更に、上記実施例では、コイル装着ヨーク
35,36に、予め巻回されたフォーカシングコイル1
2,13及びトラッキングコイル14,15を接着等の
手段でそれぞれ装着する構成としたが、これらを、コイ
ル装着ヨークにそれぞれフォーカシングコイル及びトラ
ッキングコイルを所定の方向に直接巻回した一体部品と
して構成してもよい。
【0068】実施の形態4.図10は、本発明による実
施の形態4の対物レンズ駆動装置41の構成を示す斜視
図であり、図11は、この対物レンズ駆動装置41を下
方からみた下方斜視図である。
【0069】この実施の形態4の対物レンズ駆動装置4
1が前記した実施の形態3の対物レンズ駆動装置31
(図6)と異なる点は、ヨーク10(図8)に代えて板
状ヨーク22,23を使用した点である。従って、実施
の形態3の対物レンズ駆動装置31(図6)に対して同
一或いはそれに相当する部分には同符号を付けてそれら
の共通する部分の説明を省略し、異なる点を重点的に説
明する。
【0070】板状ヨーク22,23は、共に磁性材料で
形成され、レンズホルダ6の所定位置に配設される一対
のマグネット8,9の各レンズホルダ6側に一体的に固
着され、各々のマグネット8,9と共にレンズホルダ6
に固定される。このように構成することで、マグネット
8の周辺にはコイル装着ヨーク35(図9)、及び板状
ヨーク22による閉磁気回路が形成され、またマグネッ
ト9の周辺にはコイル装着ヨーク36(図9)、及び板
状ヨーク23による閉磁気回路が形成される。
【0071】以上の構成において、その動作及び効果
は、実施の形態3と同じなのでその記述を省略するが、
構成がより簡素化されるため、装置のコストダウンに寄
与できる。尚、上記した例では、板状ヨーク22,23
を、一対のマグネット8,9にそれぞれ一体的に固定し
た後、レンズホルダ6に配設したが、ヨーク22,23
をレンズホルダの所定位置に予め一体的に形成するよう
に構成してもよい。
【0072】実施の形態5.図12は、本発明による実
施の形態5の対物レンズ駆動装置51の構成を示す斜視
図であり、図13は、この対物レンズ駆動装置51を下
方からみた下方斜視図であり、図14は、この対物レン
ズ駆動装置51の各部を分解して示す分解斜視図であ
る。
【0073】この実施の形態5の対物レンズ駆動装置5
1が前記した実施の形態1の対物レンズ駆動装置1と異
なる点は、主にベース52に配設されるフォーカシング
コイル12,13、及びトラッキングコイル14,15
の取付け部の構成である。従って、実施の形態1の対物
レンズ駆動装置1(図1)に対して同一或いはそれに相
当する部分には同符号を付けてそれらの共通する部分の
説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
【0074】同図において、ベース52は、磁性材で形
成され、摩擦係数の小さなフッ素系樹脂等がコーティン
グされてその中央部から植立する支軸5を保持してい
る。また、この支軸5を介在して対向する端部位置に、
例えばPPSなどの高剛性を有するエンジニアリングプ
ラスチックやアルミニウムなどの非磁性材で形成された
一対のヨーク載置台53,54(図14)が配設されて
いる。
【0075】尚、同図に示すX,Y,Z座標軸は、図1
の場合と同様に、支軸5と平行にZ軸を、ヨーク載置台
53,54の各対向面と平行にX軸を、そしてこれらの
両軸と直交する方向にY軸をそれぞれ設定している。
【0076】各ヨーク載置台53,54の上面には、コ
イル装着ヨーク35,36を保持するための嵌入孔53
a,54a(図14)がそれぞれ形成されている。尚、
このコイル装着ヨーク35,36は、前記した実施の形
態3で説明したコイル装着ヨーク35,36と全く同じ
部材であるので、ここでの詳細な説明を省略する。
【0077】フォーカシングコイル12,13、及びト
ラッキングコイル14,15の各コイルを装着したコイ
ル装着ヨーク35,36は、各挿入部35a,36a
(図9)が、各々両ヨーク載置台53,54の嵌入孔5
3a,54aに圧入されることによって配設される。従
って、このとき図12に示す様に、コイル装着ヨーク3
5,36は、個々に両ヨーク載置台53,54上にあっ
て、その各延在部35b,36bがそれぞれX軸と平行
に、且つ載置台上面と所定の隙間を維持した状態で保持
される。
【0078】以上の構成において、各コイル装着ヨーク
35,36とレンズホルダ6に配設されたマグネット
8,9との位置関係は、前記した実施の形態3における
同部材間の関係と全く同じに設定されているものとし、
ここでの説明を省略する。
【0079】従って、マグネット8の周辺にはコイル装
着ヨーク35(図9)、ベース52、及び磁路板10e
による閉磁気回路が形成され、またマグネット9の周辺
にはコイル装着ヨーク36(図9)、ベース52、及び
磁路板10fによる閉磁気回路が形成される。
【0080】尚、このとき、マグネット8とコイル装着
ヨーク35間の吸引作用、及びマグネット9とコイル装
着ヨーク36間の吸引作用のX軸方向の合力により、レ
ンズホルダ6に対してX軸のマイナス方向の付勢力が生
じるようにマグネット8,9が配置されている。
【0081】また、マグネット8とコイル装着ヨーク3
5間の吸引作用、及びマグネット9とコイル装着ヨーク
36間の吸引作用の合力によるZ軸方向の付勢力と、レ
ンズホルダ6の自重とが図12に示す前記した中立位置
でバランスし、レンズホルダ6が、この位置から更にZ
軸に沿って変位するとき、磁気回路の磁界が変化して変
位量に応じた中立位置への復帰力が生じる。
【0082】一方、レンズホルダ6が中立位置からZ軸
回りの矢印A,B方向に回動するとき、同じく磁気回路
の磁界が変化して回動量に応じた中立位置への復帰力が
生じる。
【0083】このときの各復帰力の特性は、ヨーク載置
台53,54に載置されたコイル装着ヨーク35,36
の形状、及びその配設位置で大きく左右されるが、対物
レンズ7の後述するフォーカシング補正時のZ軸方向の
移動範囲(一般的に±1mm程度)、及びトラッキング
補正時のトラッキング方向の移動範囲(一般的に±0.
5mm程度)において、それぞれリニアな特性が得られ
るように形状及び配置を決定する。
【0084】以上の構成において、光スポットの焦点ず
れを補正する場合,及び光スポットのトラッキングずれ
を補正する場合の各制御は、前記した実施の形態3の場
合と全く同じに行なわれるため、ここでの説明は省略す
る。
【0085】以上のような実施の形態5の対物レンズ駆
動装置によれば、前記した実施の形態1と同様の効果を
得ることができる。
【0086】更に、前記した実施の形態5の構成では、
ヨーク載置台53,54をベース52の所定個所に固定
する構成としたが、他の実施例として、例えば、ヨーク
載置台53,54を、止めねじ55(図14)でベース
52に固定する際のベース52に形成された貫通孔52
a,52b(図14)の内径をねじ径より大きめ形成
し、ヨーク載置台53,54の止め位置を調整できるよ
うに構成してもよい。
【0087】この場合、マグネット8,9に作用する磁
気力を変化させることができ、レンズホルダ6の軸受に
働く力の大きさを調整したり、対物レンズ7の中立位置
を調整することが可能となる。
【0088】また、ヨーク載置台53,54をプラスチ
ック材で形成する場合は、これらを各々コイル装着ヨー
ク35,36と一体的に形成して一部品として構成して
もよい。
【0089】実施の形態6.図15は、本発明による実
施の形態6の対物レンズ駆動装置61の構成を示す斜視
図であり、図16は、この対物レンズ駆動装置61を下
方からみた下方斜視図である。
【0090】この実施の形態6の対物レンズ駆動装置6
1が前記した実施の形態5の対物レンズ駆動装置51
(図12)と異なる点は、ヨーク10(図14)に代え
て板状ヨーク22,23を使用した点である。従って、
実施の形態5の対物レンズ駆動装置51(図12)に対
して同一或いはそれに相当する部分には同符号を付けて
それらの共通する部分の説明を省略し、異なる点につい
て重点的に説明する。
【0091】板状ヨーク22,23は、共に磁性材料で
形成され、レンズホルダ6の所定位置に配設される一対
のマグネット8,9の各レンズホルダ6側に一体的に固
着され、各々のマグネット8,9と共にレンズホルダ6
に固定される。このように構成することで、マグネット
8の周辺にはコイル装着ヨーク35(図9)、ベース5
2、及び板状ヨーク22による閉磁気回路が形成され、
またマグネット9の周辺にはコイル装着ヨーク36(図
9)、ベース52、及び板状ヨーク23による閉磁気回
路が形成される。
【0092】以上の構成において、その動作及び効果
は、実施の形態5と同じなのでその記述を省略するが、
構成がより簡素化されるため、装置のコストダウンに寄
与できる。また、上記した例では、板状ヨーク22,2
3を、一対のマグネット8,9にそれぞれ一体的に固定
した後、レンズホルダ6に配設する構成としたが、ヨー
ク22,23をレンズホルダの所定位置に予め一体的に
形成するように構成してもよい。
【0093】尚、前記した各実施の形態におけるマグネ
ット8,9のコイルと対向する側の面は、平面状として
説明したが、これに限定されるものではなく、支軸5を
中心軸とする円筒の外周側面に相当する曲面状に形成し
てもよい。このとき、各コイルを装着するコイル装着ア
ーム部3a,4a(図3)、或いはコイル装着ヨーク3
5,36(図9)の各マグネット対向面も同様に、支軸
5を中心軸とする円筒の外周側面に相当する曲面状に形
成してもよいなど、種々の態様を取り得るものである。
【0094】
【発明の効果】請求項1の対物レンズ駆動装置によれ
ば、支軸の一部に軸受孔の内面が押圧された状態が保た
れるため、がたつきによる回転時の振動を抑制すること
ができる。更に、磁気力によって対物レンズの中立位置
を設定できるため、このための支持ばね等の別部材が不
要となる。
【0095】請求項2の対物レンズ駆動装置によれば、
ヨークを適所に配置して磁路を形成するので、請求項1
の効果を得るための磁気作用をより一層強めることがで
きる。更に駆動効率がよくなるため消費電流を減少する
ことができる。
【0096】請求項3の対物レンズ駆動装置によれば、
より簡単な構成で、請求項2と同様の効果を得ることが
できるため、装置のコスト削減に寄与できる。
【0097】請求項4の対物レンズ駆動装置によれば、
請求項1と同様の効果を得ることができるほか、ベース
部材を磁性材以外で形成できるので、形状等によりベー
スの剛性を高めるのための加工も容易となる。
【0098】請求項5の対物レンズ駆動装置によれば、
ヨークを適所に配置して磁路を形成するので、請求項4
の効果を得るための磁気作用をより一層強めることがで
きる。更に駆動効率がよくなるため消費電流を減少する
ことができる。
【0099】請求項6の対物レンズ駆動装置によれば、
より簡単な構成で、請求項5と同様の効果を得ることが
できるため、装置のコスト削減に寄与できる。
【0100】請求項7、10、及び11の対物レンズ駆
動装置によれば、ベースがヨーク載置台を保持する構成
としたため、コイル保持ヨークの位置を調整できる構成
することが容易となり、対物レンズの中立位置の調整な
ど、磁気力による最適の作用が得られるように設定する
ことができる。
【0101】請求項8及び9の対物レンズ駆動装置によ
れば、ヨークを適所に配置して磁路を形成するので、請
求項7の効果を得るための磁気作用をより一層強めるこ
とができる。更に駆動効率がよくなるため消費電流を減
少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態1の対物レンズ駆動
装置1の構成を示す斜視図である。
【図2】 実施の形態1の対物レンズ駆動装置1を下方
からみた下方斜視図である。
【図3】 実施の形態1の対物レンズ駆動装置1の各部
を分解して示す分解斜視図である。
【図4】 本発明による実施の形態2の対物レンズ駆動
装置21の構成を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態2の対物レンズ駆動装置2の各部
を分解して示す分解斜視図である。
【図6】 本発明による実施の形態3の対物レンズ駆動
装置31の構成を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態3の対物レンズ駆動装置31を下
方からみた下方斜視図である。
【図8】 実施の形態3の対物レンズ駆動装置31の各
部を分解して示す分解斜視図である。
【図9】 コイル装着ヨークに、フォーカシングコイル
とトラッキングコイルが保持された状態を示す斜視図で
ある。
【図10】 本発明による実施の形態4の対物レンズ駆
動装置41の構成を示す斜視図である。
【図11】 実施の形態4の対物レンズ駆動装置41を
下方からみた下方斜視図である。
【図12】 本発明による実施の形態5の対物レンズ駆
動装置51の構成を示す斜視図である。
【図13】 実施の形態5の対物レンズ駆動装置51を
下方からみた下方斜視図である。
【図14】 実施の形態5の対物レンズ駆動装置51の
各部を分解して示す分解斜視図である。
【図15】 本発明による実施の形態6の対物レンズ駆
動装置61の構成を示す斜視図である。
【図16】 実施の形態6の対物レンズ駆動装置61を
下方からみた下方斜視図である。
【図17】 従来の対物レンズ駆動装置の要部構成を一
部切欠いて示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ駆動装置、 2 ベース、 2a,2b
開口、 2c 光開口、 3,4 側壁部、 3a,
4a コイル装着アーム部、 3b,4b 切欠部、
5 支軸、 6 レンズホルダ、 6a 軸受孔、 6
b,6c 逃げ穴、 7 対物レンズ、 8,9 マグ
ネット、 10 ヨーク、 10a〜10c ねじ止め
穴、 10d 位置決め穴、 10e,10f 磁路
板、 11止めねじ、 12,13 フォーカシングコ
イル、 14,15 トラッキングコイル、 16 中
継基板、 21 対物レンズ駆動装置、 22,23
板状ヨーク、 31 対物レンズ駆動装置、 32 ベ
ース、 32a,32b開口、 32c 光開口、 3
3,34 側壁部、 33a,34a 嵌入孔、35,
36 コイル装着ヨーク、 35a,36a 挿入部、
35b,36b 延在部、 37 曲面壁、 38,
39 載置部、 41 対物レンズ駆動装置、 51
対物レンズ駆動装置、 52 ベース、 52a,52
b 貫通孔、 53,54 ヨーク載置台、 53a,
54a 嵌入孔、 55 止めねじ、 61 対物レン
ズ駆動装置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発せられる光を情報記録媒体上
    に集光する対物レンズと、 該対物レンズを保持し、該対物レンズの光軸と平行な方
    向に沿って形成された軸受孔を有するレンズホルダと、 前記軸受孔が介在する位置で前記レンズホルダに保持さ
    れた一対のマグネットと、 前記軸受孔に挿入された支軸と、 磁性材で形成されて該支軸を保持し、且つ各々前記一対
    のマグネットとの間で生じる吸引力により、前記レンズ
    ホルダに対して、前記光軸方向及び該光軸と直交する方
    向にそれぞれ付勢力を生じるように配設された一対のコ
    イル保持部を有するベースと、 前記一対のコイル保持部に、それぞれ互いに直交する方
    向に巻回された状態で保持されるフォーカシングコイル
    及びトラッキングコイルとを有することを特徴とする対
    物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記レンズホルダに、各々が前記
    各マグネットと前記軸受孔の間に在って、光軸と平行な
    方向に沿って形成された一対の逃げ穴と、 磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿する磁路板
    を有して前記ベースに保持されたヨークとを有すること
    を特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 更に、磁性材で形成されて各々が前記各
    マグネットと前記レンズホルダ間に介在して前記レンズ
    ホルダに保持された一対の板状ヨークを有することを特
    徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 光源から発せられる光を情報記録媒体上
    に集光する対物レンズと、 該対物レンズを保持し、該対物レンズの光軸と平行な方
    向に沿って形成された軸受孔を有するレンズホルダと、 前記軸受孔が介在する位置で前記レンズホルダに保持さ
    れた一対のマグネットと、 前記軸受孔に挿入された支軸と、 磁性材で形成された一対のコイル保持ヨークと、 非磁性材で形成されて前記支軸を保持すると共に、各々
    前記一対のマグネットとの間で生じる吸引力により、前
    記レンズホルダに対して、前記光軸方向及び該光軸と直
    交する方向にそれぞれ付勢力を生じる位置で、前記一対
    のコイル装着ヨークを保持するベースと、 前記一対のコイル保持ヨークに、それぞれ互いに直交す
    る方向に巻回された状態で保持されるフォーカシングコ
    イル及びトラッキングコイルとを有することを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記レンズホルダに、各々が前記
    各マグネットと前記軸受孔の間に在って、光軸と平行な
    方向に沿って形成された一対の逃げ穴と、 磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿する磁路板
    を有して前記ベースに保持されたヨークとを有すること
    を特徴とする請求項4記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 更に、磁性材で形成されて各々が前記各
    マグネットと前記レンズホルダ間に介在して前記レンズ
    ホルダに保持された一対の板状ヨークを有することを特
    徴とする請求項4記載の対物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 光源から発せられる光を情報記録媒体上
    に集光する対物レンズと、 該対物レンズを保持し、該対物レンズの光軸と平行な方
    向に沿って形成された軸受孔を有するレンズホルダと、 前記軸受孔が介在する位置で前記レンズホルダに保持さ
    れた一対のマグネットと、 前記軸受孔に挿入された支軸と、 磁性材で形成された一対のコイル保持ヨークと、 該一対のコイル保持ヨークを個々に保持する非磁性材で
    形成された一対のヨーク載置台と、 前記支軸を保持すると共に、各々前記一対のマグネット
    との間で生じる吸引力により、前記レンズホルダに対し
    て、前記光軸方向及び該光軸と直交する方向にそれぞれ
    付勢力を生じる位置で、前記一対のヨーク載置台を保持
    するベースと、 前記一対のコイル保持ヨークに、それぞれ互いに直交す
    る方向に巻回された状態で保持されるフォーカシングコ
    イル及びトラッキングコイルとを有することを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記レンズホルダに、各々が前記
    各マグネットと前記軸受孔の間に在って、光軸と平行な
    方向に沿って形成された一対の逃げ穴と、 磁性材で形成され、前記一対の逃げ穴に遊挿する磁路板
    を有して前記ベースに保持されたヨークとを有すること
    を特徴とする請求項7記載の対物レンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 更に、磁性材で形成されて各々が前記各
    マグネットと前記レンズホルダ間に介在して前記レンズ
    ホルダに保持された一対の板状ヨークを有することを特
    徴とする請求項7記載の対物レンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記ベースを磁性材で形成したことを
    特徴とする請求項7記載の対物レンズ駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記ベースに対する前記一対のヨーク
    載置台の固定位置をそれぞれ調整可能としたことを特徴
    とする請求項7記載の対物レンズ駆動装置。
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