JPH0296933A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分管］ この発明は光ピックアップ装置、特にそのサーボ機構に
関するものである。

［従来の技術］ 従来の光ピックアップ装置としては第７図に示すものが
あった。第を図（Ａ）は従来の光ピックアップ装置の構
成を示す平面図、第７図（Ｂ）はその側面図で、図にお
いて（１）は対物レンズ、（２）はレンズホルダ、（３
）は支軸、（６）はバランサ、（９）はベース、（１０
）はトラッキング用コイル、（１１）はフォーカシング
用コイル、（１２）は基板、（１３）はリード線、（１
４）はトラッキング用マグネット、（１５）はフォーカ
シング用マグネット、（１６）はダンパ、（１７）はデ
ィスクであり、矢印（ａ）はトラック方向、矢印（ｂ）
はフォーカス方向を示す。

第７図に示すように、レンズホルダ（２）は支軸（３）
上で矢印（ａ）方向に回動可能、且つ矢印（ｂ）方向に
摺動可能な状態でダンパ（１６）によって保持されてお
り、このレンズホルダ（２）にはトラッキング用コイル
（１０）及びフォーカシング用コイル（１１）が取り付
けられ、これらのコイル（１０）。

（１１）には、基板（１２）上に形成された電気回路で
配電されるようになっている。また電気回路には４本の
リード線（１３）によってベース（９）から給電されて
おり、このベース（９）にはトラッキング用マグネット
（１４）及びフォーカシング用マグネット（１５）がそ
れぞれ所定位置に配設されているので、トラッキング用
コイル（１０）やフォーカシング用コイル（１１）に電
流を流すことによって、レンズホルダ（２）がトラック
方向（ａ）或はフォーカス方向（ｂ）に動くようになっ
ている。

次に動作について説明する。レーザダイオード（図示せ
ず）等の光源から出射した光は、対物レンズ（１）によ
りディスク（１７）上に光スポットとして集光され、こ
こで記録された情報内容に応じて反射光強度を変化させ
る。この反射光は再び対物レンズ（１）を逆行し、光検
知器（図示せず）に集光して、検知信号としてディスク
（１７）に記録されている情報が再生される。またディ
スク（１７）の回転に伴う振動や偏心等により、フォー
カス方向（ａ）やトラック方向（ｂ）に、対物レンズ（
１）とディスク（１７）との相対的な位置ずれが生じた
場合には、光検知器でこれを検出し、ずれに応じたサー
ボ電流をトラッキング用コイル（１０）やフォーカシン
グ用コイル（１１）に流すことによって、レンズホルダ
（２）を正確な位置に駆動しフィードバック制御を行っ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の光ピックアップ装置では、可動部と
なるレンズホルダにトラッキング用コイル及びフォーカ
シング用コイルが取り付けられ、レンズルダと一緒に駆
動されるようになっており、これらのコイルには、固定
部であるベースからリード線を用いて給電しているため
、レンズホルダが駆動する毎にリード線に力が加わるこ
とになり、そのためにリード線の手口］付は作業が難し
く、またリード線をフォーミングしておく必要性があり
、生産効率が悪く、信頼性に欠ける等の問題点があった
。

この発明はかかる課題を解決するためになされたもので
、生産効率を向上させ、信頼性の高い光ピックアップ装
置を得ることを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この発明にかかる光ピックアップ装置は、可動部となる
レンズホルダ側に各マグネットを取り付け、固定部であ
るベース側に対応する各コイルを取り付けることとした
。

［作用］ この発明においては、可動部となるレンズボルダ側に各
マグネットを取り付け、固定部であるベース側に対応す
る各コイルを取り付けることとしたので、レンズホルダ
へ給電するためのリード線を省略することができる。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図（Ａ）はこの発明による光ピックアップ装置の構
成を示す平面図、第１図（ｒ３）はその側面図で、各国
において第７図と同一符号は同−又は相当部分を示し、
（４）はこの発明によるトラッキング用マグネット、（
５）はこの発明によるフォーカシング用マグネット、（
７）はこの発明によるトラッキング用コイル、（８）は
この発明によるフォーカシング用コイルである。

この発明によるトラッキング用マグネット（４）及びフ
ォーカシング用マグネット（５）は共に二極着磁された
マグネットで構成されており、トラッキング用マグネッ
ト（４）においては、そのＳ極。

Ｎ極がレンズホルダ（２）の回動方向、即ちトラック方
向（ａ＞に並列に取り付けられ、フォーカシング用マグ
ネッ？−（５）においては、そのＳ＆、Ｎ極がレンズホ
ルダ（２）の摺動方向、即ちフォーカス方向（ｂ）に並
列に取り付けられている。またトラッキング用マグネッ
ト（４）及びフォーカシング用マグネット（５）に対向
するベース（９）上の所定位置には、それぞれトラッキ
ング用コイル（７）及びフォーカシング用コイル（８）
が取り付けられた構造となっている。即ち、この発明に
よる光ピックアップ装置においては、可動部となるレン
ズボルダ（２）にマグネットを取り付け、固定部である
ベース（９）上にコイルが取り付けられている。

第２図は第１図に示すマグネットとコイルとで構成され
るサーボ機構を説明するための部分拡大図で、第２図（
Ａ）はトラック方向（ａ）のサーボ機構、第２図（Ｂ）
はフォーカス方向（ｂ）のサーボ機構を示す。

この発明による光ピックアップ装置は、第１図。

第２図に示すようにサーボ機構を構成することで、第２
図（Ａ）においてトラッキング用コイル（７）に矢印（
ｉａ）方向の電流が印加された場合にはレンズホルダ（
２）に矢印（ｆａ）方向の力を発生させ、同様に矢印（
ｉｂ）方向の電流が印加された場合にダ（２）を支軸（
３）を中心としてトラック方向（ａ）に回動させること
ができる。

また第２図（Ｂ）においてフォーカシング用コイル（８
）に矢印（ｉａ）方向の電流が印加された場合には、レ
ンズホルダ（２）に矢印（ｆａ）方向の力を発生させ、
同様に矢印（ｉｂ）方向の電流が印加された場合には、
矢印（ｆｂ）方向の力を発生させ、レンズホルダ（２）
を支軸（３）上でフォーカス方向（ｂ）に摺動させるこ
とができる。

この発明による光ピックアップ装置は、以上のようにし
てトラッキングサーボ及びフォーカシングサーボを行う
ことができ、また可動部となるレンズホルダ（２）には
給電が不要なマグネット（４）（５）を取り付けである
ので、従来の装置において固定部であるベース（９）と
可動部となるレンズホルダ（２）とを電気的に接続する
ため必要であった、リード線（１３）を省略することが
できるようになる。

次の第３図、第４図はそれぞれこの発明の第２の実施例
を説明するための図で、第１図、第２図と同一符号は同
−又は相当部分を示しく１８）は磁性材である。この実
施例は第３図、第４図に示すようにトラッキング用コイ
ル（７）、フォーカシング用コイル（８）にそれぞれ透
磁性の高い磁性材（１８）を配設したもので、このよう
に磁性材（１８）を配設することにより、磁束の閉塞度
を高めることができ、各コイル（７）　、　（８）に流
す電流を少なくして、大きな駆動力を得ることができる
と共に、従来の装置におけるダンパ（１６）の作用を補
強し、場合によってはダンパ（１６）を省略することを
目的としたものであり、第３図、第４図に示すように、
マグネット（４）　、　（５）の各マグネットの中位位
置（コイル（７）　、　（８）の電流を零にした場合の
各マグネットの位置）に対向する固定部の各所定位置に
各磁性材（１８）を配設して、いる。従ってマグネット
のＳ極から出た磁束は、磁性材（１８）に入って磁性材
（１８）の中を通り、この磁性材（１８）からでて当該
マグネットのＮ極に入ることになるが、マグネットと磁
性材（１８）とが正確に対向している場合は、Ｎ極から
出て磁性材（１８）に入る磁束の方向の平均と、磁性材
（１８）から出てＳ極に入る磁束の方向の平均とは、共
にマグネットの面に直角な方向となり、マグネットをそ
の面に平行な方向にずらせるような力は働かない。これ
に反し、マグネットと磁性材（１８）とが正確な対向位
置からずれると、Ｎ極からでる磁束とＳ極から出る磁束
の平均的な方向は、マグネット面に直角な方向からずれ
、マグネットをその面に平行な方向にずらせて、マグネ
ットと磁性材（１８）とが正確に対向する位置まで引き
戻す方向の力が働くようになり、この磁性材（１８）で
ダンパ（１６）と同様な作用を行わさせることができる
ようになる。

次の第５図、第６図はそれぞれこの発明の第３の実施例
を説明するための図で、この実施例ではレンズホルダ（
２）上の各マグネット（４）　、　（５）の後方にも磁
性材（１８）を配設することとし、よりマグネットの利
用効率を高め、上述のダンパ効果を更に強化するように
したものである。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、可動部となるレンズホ
ルダ側に各マグネットを取り付け、固定部であるベース
側に対応する各コイルを取り付けることとしたので、レ
ンズホルダへ給電を行うためのリード線を省略すること
ができ、生産効率を向上させ、信頼性の高い装置を得る
ことができ、更に磁性材を配設することで、マグネット
の利用効率を高め、ダンパ効果を得ることができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明による装置を説明するための
図、第３図、第４図はこの発明の第２の実施例を説明す
るための図、第５図、第６図はこの発明の第３の実施例
を説明するための図、第７図は従来の装置を説明するた
めの図。 （１）は対１勿レンズ、（２）はレンズホルダ、（３）
は支軸、（４）はトラッキング用マグネット、（５）は
フォーカシング用マグネット、（６）はバランサ、（７
）はトラッキング用コイル、（８）はフォーカシング用
コイル、（９）ベース、（１７）はディスク、（１８）
は磁性材。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示すものと
する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク上に集光するための対物レンズを保持す
   るレンズホルダと、このレンズホルダを固定部となるベ
   ース上で上記ディスクの平面に平行な方向（トラック方
   向）及び上記ディスクの平面に直角な方向（フォーカス
   方向）に駆動しトラッキングサーボ及びフォーカシング
   サーボを行うサーボ機構とを有する光ピックアップ装置
   において、このサーボ機構は、トラッキングサーボ及び
   フォーカシングサーボ共に、可動部となる上記レンズホ
   ルダ側にマグネットを取り付け、固定部である上記ベー
   ス側に対応するコイルを取り付けて、このコイルに流す
   電流により上記対物レンズを駆動することを特徴とする
   光ピックアップ装置。
2. （２）可動部となるレンズホルダ側に取り付けられたマ
   グネットの各マグネットの中立位置とそれぞれ対向する
   固定部の各位置に、それぞれ磁性材を配設したことを特
   徴とする請求項第１項記載の光ピックアップ装置。
3. （３）可動部となるレンズホルダ側に取り付けられたマ
   グネットの各マグネットの中立位置において、上記マグ
   ネットの両極面にそれぞれ対向する両側の固定部の各位
   置に、それぞれ磁性材を配設したことを特徴とする請求
   項第１項記載の光ピックアップ装置。