JP2726585B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

Info

Publication number
JP2726585B2
JP2726585B2 JP3312290A JP31229091A JP2726585B2 JP 2726585 B2 JP2726585 B2 JP 2726585B2 JP 3312290 A JP3312290 A JP 3312290A JP 31229091 A JP31229091 A JP 31229091A JP 2726585 B2 JP2726585 B2 JP 2726585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
driving device
lens holder
fin
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3312290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05151594A (ja
Inventor
武之 伊藤
俊哉 的崎
恵司 中村
徹 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3312290A priority Critical patent/JP2726585B2/ja
Publication of JPH05151594A publication Critical patent/JPH05151594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726585B2 publication Critical patent/JP2726585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対物レンズ駆動装置、特
に光学式情報記録媒体の情報記録面に集光される光スポ
ットのトラックずれ及び焦点ずれを制御するようにした
再生装置又は記録再生装置の対物レンズ駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の対物レンズ駆動装置の要部
斜視図であり、図において、1は対物レンズ、2はカウ
ンタ−ウエイト、3は筒状の軸受3aを有するレンズホ
ルダ、4はレンズホルダ3の軸受3aが図のz軸方向に
摺動自在に、かつ図のx軸方向に回動自在に嵌着された
支軸、5a、5bはレンズホルダ3を保持する支持ゴ
ム、6は焦点制御用コイル、7a、7bはトラック制御
用コイル、8は固定ベ−ス、9は焦点制御用永久磁石、
10はヨ−ク、11a、11bはトラック制御用永久磁
石、12a、12bはバックヨ−クである。トラック制
御用永久磁石11a、11bは左右2極着磁で構成され
ている。
【0003】対物レンズ1とカウンタ−ウエイト2とを
装着したレンズホルダ3は支持ゴム5a、5bにより中
点位置に支持され固定ベ−ス8に保持されている。又、
レンズホルダ3には筒状の軸受3aが設けられかつこれ
と同心の筒状部に焦点制御用コイル6が取り付けられる
とともに左右の側面にトラック制御用コイル7a、7b
が取り付けられている。前記焦点制御用コイル6は固定
側に設けられた焦点制御用永久磁石9とヨ−ク10とに
よって形成される磁路中に配置され、前記トラック制御
用コイル7a、7bは固定側に設けられたトラック制御
用永久磁石11a、11bとバックヨ−ク12a、12
bとにより形成される磁路中に配置されている。
【0004】次に動作について説明する。焦点制御用コ
イル6に所望の電流を流すことにより、レンズホルダ3
はz軸方向に摺動して、対物レンズ1の焦点距離を調節
する。又、トラック制御用コイル7a、7bに所望の電
流を流すことにより、レンズホルダ3はx軸方向に回動
し、対物レンズ1を回動させてトラック制御をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されているので、支持ゴム5a,5bをそれぞ
れレンズホルダ3に取り付けた後固定ベース8に固定し
なければならず、作業が煩雑であるという問題点があっ
た。また、支持ゴム5a、5bの取付、固定が正確にで
きていないとレンズホルダ3を駆動したときその方向に
正確に運動せず、対物レンズ1が傾いてしまうという問
題点があった。さらに、支持ゴム5a、5bがその固有
周波数で共振し、図10の円部に示したようにアクチュ
エータの周波数特性に悪影響をおよぼすという問題点も
あった。
【0006】本発明は前記のような問題点を解消するた
めになされたもので、簡単な構成で、しかも信頼性の高
いレンズホルダ支持手段を持つ対物レンズ駆動装置を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
対物レンズ駆動装置は、レンズホルダに保持されたフィ
ンと、トラック制御方向および焦点制御方向にそれぞれ
垂直な平面を境として上下左右に対称な形状をなす如く
前記フィンに形成された欠け部と、該フィンを挟み光源
より出射された光束がフィンを経て受光するように配さ
れた4分割光検知器と、該4分割光検知器の出力をもと
に演算を行う演算装置とを備え、演算結果をもとに対物
レンズの摺動方向及び回動方向の位置を検出し、位置信
号を前記駆動装置へフィードバックすることにより電気
的にレンズホルダを摺動方向及び回動方向の中点位置に
保持するように構成した。
【0008】また、本発明の請求項2では、請求項1の
フィンを平板とし、欠け部として当該平板に略円形の開
口を形成して成る。
【0009】さらに、請求項3では、請求項1のフィン
を平板とし、欠け部として当該平板の両側より当該平板
の中央方向に向けて凹部を形成して成る。
【0010】また、本発明の請求項4に係る対物レンズ
装置は、前記レンズホルダの、前記対物レンズに入射し
光スポットを形成する光束が通過する部分を避けた場所
に保持された複数の反射面を有する1つの反射ミラー
と、該反射ミラーに対向する位置に設けられた光源より
出射され前記反射ミラーにより反射された光束を受光す
る2個の2分割光検知器と、それぞれの2分割光検知器
の出力をもとに演算を行う演算装置とを備え、演算結果
をもとに対物レンズの摺動方向及び回動方向の位置を検
出し、位置信号を前記駆動装置へフィードバックするこ
とにより電気的にレンズホルダを摺動方向及び回動方向
の中点位置に保持するように構成した。
【0011】また、請求項5では、請求項4の反射ミラ
ーとして、トラック制御方向に垂直な平面を境としてレ
ンズホルダ方向に傾斜する斜面より成る連続した2つの
反射面を有するものを設けるようにした。
【0012】
【作用】請求項1においては、フィンに欠き部を設ける
ことによって、光源より出射された光束もレンズホルダ
の摺動又は回動に伴って変位するので、4分割光検知器
によりその変位量を検知し対物レンズの位置を検出す
る。この位置情報をもとに対物レンズの摺動方向及び回
動方向の中点位置を定める。
【0013】また、請求項2においては、平板状のフィ
ンに形成された略円形の開口より成る欠き部を介して、
フィンの影がレンスホルダの摺動又は回動に伴って変位
するので、4分割光検知器によりその変位量を検知し対
物レンズの位置を検出する。この位置情報をもとに対物
レンズの摺動方向及び回動方向の中点位置を定める。
【0014】また、請求項3においては、平板状のフィ
ンの両側より当該平板の中央方向に向けて形成された凹
部より成る欠き部を介して、フィンの影がレンスホルダ
の摺動または回動に伴って変位するので、4分割光検知
器によりその変位量を検知し対物レンズの位置を検出す
る。この位置情報をもとに対物レンズの摺動方向及び回
動方向の中点位置を定める。
【0015】また、請求項4においては、レンズホルダ
の、対物レンズに入射し光スポットを形成する光束が通
過する部分を避けた場所に保持された複数の反射面を有
する反射ミラー、及びこの反射ミラーに対向する位置に
設けられた光源である、光ピックアップの光源とは別の
光源を備え、反射ミラーにより反射した光束もレンズホ
ルダに伴って変位するので、2個の2分割光検知器によ
りその変位量を検知し対物レンズの位置を検出する。こ
の位置情報をもとに対物レンズの摺動方向及び回動方向
の中点位置を定める。特に、請求項5では、請求項4の
反射ミラーとして、トラック制御方向に垂直な平面を境
としてレンズホルダ方向に傾斜する斜面より成る連続し
た2つの反射面を有するものを設けているので、2つの
反射面の境界に対向して光源の中心が位置されるよう光
源を配置することによって、光源の効率的な使用が可能
となる。
【0016】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の一実施例による対物レンズ駆動装置を示
す要部斜視図、図2はレンズホルダに支持されたフィン
が対物レンズの焦点方向及びトラック方向にそれぞれ変
位したときの、4分割光検知器上のスポットの変位を示
す図である。図において、31は情報記録媒体、32は
LEDなどの光源としての発光素子、51はレンズホル
ダ3に保持され発光素子32から出射された光束を開口
部のみ通過させ、残りを遮蔽させるフィン、34はフィ
ン51の開口部のみを通過した光束を受光する4分割光
検知器、35、36は4分割光検知器からの出力を演算
する演算器である。尚、本実施例1においては、フィン
51は平板より成り、当該平板に、トラック制御方向お
よび焦点制御方向にそれぞれ垂直な平面を境として上下
左右に対称な形状をなす欠け部として、円形の開口部が
形成されている。図において、図9と同一または相当す
る部分には同一の符号を付している。
【0017】次に動作について説明する。発光素子32
より出射された光束はフィン51により開口部を通過し
て4分割光検知器34に導かれる。図2aにレンズホル
ダ3が焦点方向、トラック方向共に変位が無い時即ち中
点の時の4分割光検知器34上のスポット61aを示
す。この時の焦点制御方向とトラック制御方向の誤差信
号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=0 (34a+34c)−(34b+34d)=0 となる。焦点ずれ量に応じた電流を焦点制御用コイル6
に流すことによりレンズホルダ3を焦点方向に制御し変
位させると、レンズホルダ3に保持されるフィン51も
同方向に変位するので、通過光束は4分割光検知器34
上で図1のz軸方向に変位する。この時の焦点制御方向
とトラック制御方向の誤差信号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=VF (34a+34c)−(34b+34d)=0 となる。図2bにΔz変位したときの4分割光検知器上
のスポット61bを示す。従って、この演算より焦点制
御方向に位置信号Vfが得られて、レンズホルダ3、ひ
いては対物レンズ1の焦点方向の位置を得ることができ
る。同様に、トラックずれ量に応じた電流をトラック制
御用コイル7a、7bに流すことによりレンズホルダ3
を支軸4のまわりに回動させトラック方向に制御し変位
させると、フィン51も同方向に回動、変位する。これ
に伴い通過光束は4分割光検知器上で図1のx軸方向に
変位する。この時の焦点制御方向とトラック制御方向の
誤差信号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=0 (34a+34c)−(34b+34d)=VT となる。図2cにΔx変位したときの4分割光検知器上
のスポット61cを示す。従って、先と同様に演算によ
りトラック制御方向に位置信号Vtが得られてレンズホ
ルダ3、ひいては対物レンズ1のトラック方向の位置を
得ることができる。この対物レンズ1の焦点方向及びト
ラック方向の位置情報からその中点位置を定めることが
でき、焦点制御用コイル6及びトラック制御用コイル7
a、7bに電流を流すことにより電気的にその位置を保
持することができる。
【0018】実施例2. 以下、本発明の他の実施例を図について説明する。図3
は本発明の他の実施例による対物レンズ駆動装置の要部
斜視図、図4はレンズホルダに支持されたフィンが対物
レンズの焦点方向及びトラック方向にそれぞれ変位した
ときの、4分割光検知器上に発光素子から照射された光
及びフィンの影の変位を示した図である。発光素子32
からの光束を遮蔽、通過するフィンの形状が異なってい
る他は構成、動作共に実施例1と全く同様であり、フィ
ンの焦点制御方向、トラック制御方向の移動に対し4分
割光検知器上の総光量は変動しないことを特徴としてい
る。この実施例2においては、フィン52は、平板より
成り、当該平板に、トラック制御方向および焦点制御方
向にそれぞれ垂直な平面を境として上下左右に対称な形
状をなす欠け部として、平板の両側より当該平板の中央
方向に向けて三角形状の凹部が形成されている。図にお
いて、図1、または図9と同一または相当する部分は同
一の符号を付している。
【0019】実施例3. 以下、本発明の他の実施例を図について説明する。図5
は本発明の他の実施例による対物レンズ駆動装置の要部
斜視図である。図6はレンズホルダに支持されたフィン
が対物レンズの焦点方向及びトラック方向にそれぞれ変
位したときの、4分割光検知器上に発光素子から照射さ
れた光及びフィンの影の変位を示した図である。この実
施例3においては、フィン53は、平板より成り、当該
平板に、トラック制御方向および焦点制御方向にそれぞ
れ垂直な平面を境として上下左右に対称な形状をなす欠
け部として、平板の両側より当該平板の中央方向に向け
て凹部が形成されているが、この実施例3においては、
これら凹部によりフィン53の先端が三角形状に形成さ
れている。図において、図1、図3または図9と同一ま
たは相当する部分は同一の符号を付している。
【0020】次に動作について説明する。発光素子32
より出射された光束は一部フィン53で遮蔽され、残り
の光束は4分割光検知器34に導かれる。図6aにレン
ズホルダ3が焦点方向、トラック方向共に変位が無い時
即ち中点の時の4分割光検知器34上のフィンの影63
aを示す。この時の焦点制御方向とトラック制御方向の
誤差信号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=Vf0 (34a+34c)−(34b+34d)=0 となる。なお、この実施例では4分割光検知器34a,
34b,34c,34dに照射される光束のそれぞれの
面積は等しくないため、焦点方向の中点位置では焦点制
御方向に対して誤差信号Vf0に相当するバイアス電圧
を印加しておくことは言うまでもない。焦点ずれ量に応
じた電流を焦点制御用コイル6に流すことによりレンズ
ホルダ3を焦点方向に制御し変位させると、レンズホル
ダ3に保持されるフィン53も同方向に変位するので、
フィンの影は4分割光検知器34上で図5のz軸方向に
変位する。この時の焦点制御方向とトラック制御方向の
誤差信号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=Vf0+V
F (34a+34c)−(34b+34d)=0 となる。図6bにΔz変位したときの4分割光検知器上
のフィンの影63bを示す。したがってこの演算より焦
点制御方向に位置信号VFが得られて、レンズホルダ
3、ひいては対物レンズ1の焦点方向の位置を得ること
ができる。同様に、トラックずれ量に応じた電流をトラ
ック制御用コイル7a、7bに流すことによりレンズホ
ルダ3を支軸4のまわりに回動させトラック方向に制御
し変位させると、フィン53も同方向に回動、変位す
る。これに伴いフィンの影は4分割光検知器上で図5の
x軸方向に変位する。この時の焦点制御方向とトラック
制御方向の誤差信号はそれぞれ (34a+34b)−(34c+34d)=Vf0 (34a+34c)−(34b+34d)=VT となる。図6cにΔx変位したときの4分割光検知器上
のフィンの影63cを示す。従って、先と同様にこの演
算よりトラック制御方向に位置信号Vtが得られて、レ
ンズホルダ3、ひいては対物レンズ1の焦点方向の位置
を得ることができる。この位置情報をもとに実施例1と
同様に対物レンズ1を電気的に保持する。
【0021】実施例4. 図7に本発明のさらなる他の実施例による対物レンズ駆
動装置の要部斜視図を示す。図8は対物レンズの焦点方
向及びトラック方向にそれぞれ変位したときの、発光素
子32からの出射光束のそれぞれの2分割光検知器に至
る状態の変位を示した図である。図において、図1、図
3、図5または図9と同一または相当する部分は同一符
号を付している。33はLEDなどの光源としての発光
素子32から出射される光束を反射させる反射ミラーで
ある。尚、本実施例4においては、反射ミラー33は、
レンズホルダ3の、対物レンズ1に入射し光スポットを
形成する光束が通過する部分を避けた場所に保持される
もので、トラック制御方向に垂直な平面を境としてレン
ズホルダ方向に傾斜する斜面より成る連続した2つの反
射面を有する。
【0022】次に動作について説明する。発光素子32
より出射された光束は反射ミラー33で反射され、2分
割光検知器37、38にそれぞれ導かれる。図7aにレ
ンズホルダ3が焦点方向、トラック方向共に変位が無い
時即ち中点の時の反射ミラーによる反射光束64a、6
5aを示す。この時の焦点制御方向とトラック制御方向
の誤差信号はそれぞれ (37a+38a)−(37b+38b)=0 (37a+37b)−(38a+38b)=0 となる。焦点ずれ量に応じた電流を焦点制御用コイル6
に流すことによりレンズホルダ3を焦点方向に制御し変
位させると、レンズホルダ3に保持される反射ミラー3
3も同方向に変位するので、反射光束は2分割光検知器
37、38上でそれぞれ図7のz軸方向に変位する。こ
の時の焦点制御方向とトラック制御方向の誤差信号はそ
れぞれ (37a+38a)−(37b+38b)=VF (37a+37b)−(38a+38b)=0 となる。図7bにΔz変位したときの反射ミラーによる
反射光束64b、65bを示す。従ってこの演算より焦
点制御方向に位置信号Vfが得られて、レンズホルダ
3、ひいては対物レンズ1の焦点方向の位置を得ること
ができる。同様に、トラックずれ量に応じた電流をトラ
ック制御用コイル7a、7bに流すことによりレンズホ
ルダ3を支軸4のまわりに回動させトラック方向に制御
し変位させると、反射ミラー33も同方向に回動、変位
する。これに伴い出射光束は2分割光検知器37、38
上でそれぞれスポットの大きさが変位する。この時の焦
点制御方向とトラック制御方向の誤差信号はそれぞれ (37a+38a)−(37b+38b)=0 (37a+37b)−(38a+38b)=VT となる。図7cにΔx変位したときの反射ミラーによる
反射光束64c、65cを示す。従って、先と同様にこ
の演算よりトラック制御方向に位置信号Vtが得られ
て、レンズホルダ3、ひいては対物レンズ1の焦点方向
の位置を得ることができる。この位置情報をもとに実施
例1と同様に対物レンズ1を電気的に保持する。
【0023】なお、上記実施例では受光素子として2分
割光検知器や4分割光検知器を用いた例を示したが、2
次元方向の位置を検出できるものであれば何でも良く、
例えば2次元の位置検出素子のようなものでも同様の効
果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1,2,3
によれば、トラック制御方向および焦点制御方向にそれ
ぞれ垂直な平面を境として上下左右に対称な形状をなす
欠き部を有するフィンを介した光束を検出し、この検出
出力に基づいて対物レンズの摺動方向及び回動方向の位
置を演算制御するよう構成したので、対物レンズを摺動
方向及び回動方向の中点位置に電気的に保持でき、支持
ゴムを使用する必要がなく組立作業が簡素化されるうえ
に、支持ゴムによる対物レンズの傾きや不要共振の発生
をなくすことができる。また、請求項4,5では、レン
ズホルダの、対物レンズに入射し光スポットを形成する
光束が通過する部分を避けた場所に保持された複数の反
射面を有する反射ミラー、及びこの反射ミラーに対向す
る位置に設けられた光源である、光ピックアップの光源
とは別の光源を備え、反射ミラーにより反射された光束
を検出して、この検出出力に基づいて対物レンズの摺動
方向および回動方向の位置を演算制御する構成により、
前記請求項1,2,3と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における対物レンズ駆動装置
を示す要部斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の4分割光検知器と可動部フ
ィンの位置関係図である。
【図3】本発明の実施例2における対物レンズ駆動装置
を示す要部斜視図である。
【図4】本発明の実施例2の4分割光検知器と可動部フ
ィンの位置関係図である。
【図5】本発明の実施例3における対物レンズ駆動装置
を示す要部斜視図である。
【図6】本発明の実施例3の4分割光検知器と可動部フ
ィンの位置関係図である。
【図7】本発明の実施例4における対物レンズ駆動装置
を示す要部斜視図である。
【図8】本発明の実施例4の2分割光検知器と可動部反
射ミラーの位置関係図である。
【図9】従来の対物レンズ駆動装置の要部斜視図であ
る。
【図10】従来の対物レンズ駆動装置の周波数特性図で
ある。
【符号の説明】
1 対物レンズ 3 レンズホルダ 4 支軸 6 焦点制御用コイル 7a、7b トラック制御用コイル 9 焦点制御用永久磁石 11a、11b トラック制御用永久磁石 31 情報記録媒体 32 発光素子 33 反射ミラー 34 4分割光検知器 35、36 演算器 37、38 2分割光検知器 51、52、53 フィン 61 スポット 62、63 影 64、65 反射光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 徹 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社 電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−289934(JP,A) 特開 平3−120625(JP,A) 特開 平2−78026(JP,A) 特開 昭63−285728(JP,A) 特開 昭64−27034(JP,A) 特開 平3−78121(JP,A) 実開 平3−32726(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸に回動かつ摺動自在に保持されたレ
    ンズホルダと、該レンズホルダに前記支軸から偏心した
    位置に設けられた対物レンズと、前記レンズホルダを摺
    動及び回動させて光学式情報記録媒体上の光スポットを
    焦点制御及びトラック制御する駆動装置とを有する対物
    レンズ駆動装置において、前記レンズホルダに保持され
    たフィンと、トラック制御方向および焦点制御方向にそ
    れぞれ垂直な平面を境として上下左右に対称な形状をな
    す如く前記フィンに形成された欠け部と、該フィンを挟
    光源より出射された光束がフィンを経て受光するよう
    に配された4分割光検知器と、該4分割光検知器の出力
    をもとに演算を行う演算装置とを備え、演算結果をもと
    に対物レンズの摺動方向及び回動方向の位置を検出し、
    位置信号を前記駆動装置へフィードバックすることによ
    り電気的にレンズホルダを摺動方向及び回動方向の中点
    位置に保持することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記フィンは平板より成り、前記欠け部
    は当該平板に形成された略円形の開口より成ることを特
    徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記フィンは平板より成り、前記欠け部
    は当該平板の両側より当該平板の中央方向に向けて形成
    された凹部より成ることを特徴とする請求項1に記載の
    対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 支軸に回動かつ摺動自在に保持されたレ
    ンズホルダと、該レンズホルダに前記支軸から偏心した
    位置に設けられた対物レンズと、前記レンズホルダを摺
    動及び回動させて光学式情報記録媒体上の光スポットを
    焦点制御及びトラック制御する駆動装置とを有する対物
    レンズ駆動装置において、前記レンズホルダの、前記対
    物レンズに入射し光スポットを形成する光束が通過する
    部分を避けた場所に保持された複数の反射面を有する1
    つの反射ミラーと、該反射ミラーに対向する位置に設け
    られた光源より出射され前記反射ミラーにより反射され
    た光束を受光する2個の2分割光検知器と、それぞれの
    2分割光検知器の出力をもとに演算を行う演算装置とを
    備え、演算結果をもとに対物レンズの摺動方向及び回動
    方向の位置を検出し、位置信号を前記駆動装置へフィー
    ドバックすることにより電気的にレンズホルダを摺動方
    向及び回動方向の中点位置に保持することを特徴とする
    対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記反射ミラーは、トラック制御方向に
    垂直な平面を境としてレンズホルダ方向に傾斜する斜面
    より成る連続した2つの反射面を有することを特徴とす
    る請求項4に記載の対物レンズ駆動装置。
JP3312290A 1991-11-27 1991-11-27 対物レンズ駆動装置 Expired - Fee Related JP2726585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312290A JP2726585B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 対物レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312290A JP2726585B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 対物レンズ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05151594A JPH05151594A (ja) 1993-06-18
JP2726585B2 true JP2726585B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=18027472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312290A Expired - Fee Related JP2726585B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 対物レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2726585B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738254B2 (ja) * 1986-06-09 1995-04-26 富士通株式会社 光ディスク装置のトラッキング回路
JPH0770063B2 (ja) * 1987-05-18 1995-07-31 キャノン電子株式会社 情報記録再生装置
JPH0278026A (ja) * 1988-09-14 1990-03-19 Olympus Optical Co Ltd 光ピックアップの対物レンズ移動量検出装置
JPH03120625A (ja) * 1989-10-04 1991-05-22 Canon Inc 情報記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05151594A (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5220550A (en) Optical beam system for optical disk drives
WO2005112012A1 (ja) 光ピックアップ及び光ディスク装置
US5315374A (en) Three-dimensional measuring apparatus
US6259665B1 (en) Tilt detector for optical disk recording/reproducing apparatus
JP2726585B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3323699B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
EP0476522B1 (en) Optical head unit
EP1342236B1 (en) Optical scanning device comprising a tiltable lens system
US5412633A (en) Optical disk apparatus with galvanomirror having movable reflecting surfaces cooperating with fixed reflecting surfaces
JP2611058B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2726584B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3839153B2 (ja) 光ピックアップ
JPH01112576A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP3441517B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2707123B2 (ja) 光学ヘッド
JP2520393B2 (ja) 光学ヘツド装置
JPH0736231B2 (ja) 光学ヘツド
JP2533879B2 (ja) 位置検出装置
JP2573571B2 (ja) 光磁気ヘツド装置
JPH11191236A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0660405A (ja) ミラー駆動装置
JPH10326423A (ja) 対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置
JPH01112575A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH05135373A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH09198680A (ja) 二軸アクチュエータ及び光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees