JPH10326423A - 対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置 - Google Patents

対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置

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JPH10326423A
JPH10326423A JP13463597A JP13463597A JPH10326423A JP H10326423 A JPH10326423 A JP H10326423A JP 13463597 A JP13463597 A JP 13463597A JP 13463597 A JP13463597 A JP 13463597A JP H10326423 A JPH10326423 A JP H10326423A
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政利 矢島
Akihiro Sakaguchi
彰洋 坂口
Masanari Mouri
政就 毛利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置
において、部品点数が少なく、簡単な構成で対物レンズ
アクチュエータの安定した信頼性の高い制御動作及び対
物レンズ切り替え動作を実現することを目的とする。 【解決手段】 基台7に固定された対物レンズの光軸に
略直角な方向の回転位置検出手段9と、光記録再生媒体
の種類を判別する手段で構成され、回転位置検出手段9
が対物レンズの光軸に略直角な方向の位置を検出して対
物レンズにより集光された光ビーム13の光スポットの
トラックずれを補正するとともに、光記録再生媒体の種
類に応じてどの対物レンズが選択されているかを判別す
る機能を兼ね備え、部品点数が削減でき簡単な構成で対
物レンズアクチュエータの安定した信頼性の高い制御動
作及び対物レンズ切り替え動作を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク状の記録媒
体に光スポットを投影して光学的に情報を記録または再
生する光ディスク装置内の対物レンズアクチュエータ及
び光ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、円盤状の光記録再生媒体(以下デ
ィスクと称する)を用いて情報の記録および再生を行う
装置(以下光ディスク装置と称する)は、その大容量性
と高速性の利点が認められて音声、画像およびデータ記
録等に広く利用されている。最近の光ディスク装置は例
えばCD、CD−ROM、CD−Rの再生もしくは記録
だけでなく、DVDのようなトラックピッチの異なるデ
ィスクの記録再生をも一つの光ディスク装置で行えるよ
うになってきている。ここでCDとDVDでは基板厚さ
や記録密度等が異なるため、光ヘッド装置は焦点距離や
開口数(NA)の異なる対物レンズを選択して使用する
方法がよく用いられている。従来、ディスクの種類を判
別してどの対物レンズが選択されているかを検知する光
ヘッド装置は特開平8−221779号公報に記載され
たものが知られている。
【0003】図3(a)は従来の対物レンズアクチュエ
ータ及び光ヘッド装置の構造を示す斜視図、図3(b)
は従来の対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置の
構造を示す分解斜視図、図4は従来の対物レンズアクチ
ュエータの平面図である。図3から図4において、レン
ズ保持部材51には基板厚さや記録密度等の異なるディ
スクに対応する対物レンズ52及び53、フォーカスコ
イル54、トラッキングコイル55が接着固定されて可
動子を構成し、回転軸56のまわりの回転および軸方向
への摺動が可能となっている。反射プリズム57と、回
転軸56が取り付けられた回転軸取付台58は基台59
に接着固定され、基台59にはフォーカスコイル54、
トラッキングコイル55に対向する位置に永久磁石60
a,60bが設置され磁気回路を構成している。フォー
カスコイル54、トラッキングコイル55はリード線6
1を介して給電フレキシブルケーブル(以下FPCと称
す)62に接続され、給電FPC62から、図示しない
が電流供給源に接続されている。レンズ保持部材51の
底部にはフィン51aが突出しており、基台59にはレ
ンズ保持部材51が回転したときフィン51aが上面を
通過するよう位置検出センサ63が取り付けられ、対物
レンズアクチュエータが構成されている。そして図示し
ない光源からの光ビーム64は反射プリズム57によっ
て回転軸56の軸方向に立ち上げられ、対物レンズ52
もしくは53により集光されて図示しないディスク上に
光スポットが照射され、記録再生動作を行う光ヘッド装
置が構成されている。
【0004】次に動作について説明する。図示しないデ
ィスクが光ディスク装置にセットされると、ディスクに
対応した対物レンズが選択されるが、この対物レンズの
切り替えはトラッキングコイル55にパルス電流が加え
られることにより行われる。対物レンズ52が選択され
たとき、フィン51aは位置検出センサ63内に位置す
る。他方、対物レンズ53が選択されたときはフィン5
1aは位置検出センサ63の外部に位置する。したがっ
て位置検出センサ63の出力から現在いずれの対物レン
ズが選択されているか検知することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この対物レンズアクチ
ュエータ及び光ヘッド装置においては、レンズ保持部材
51の底部から突出したフィン51aが位置検出センサ
63上を通過するか否かでいずれの対物レンズが選択さ
れているかを検知しているのみで、光ヘッド装置制御に
とって有害な対物レンズアクチュエータの共振時の微少
変位の検出ができず、対物レンズにより集光された光ス
ポットのトラッキング制御を安定に行うことが難しい。
これは対物レンズの動きを制御するための前記アクチュ
エータの動きを検出し、位置または速度のフィードバッ
クを行うことにより、共振値を低く抑え、トラッキング
素子の制御特性を改善するループが構成できないためで
あり、レンズ保持部材51は、周知のようにある一次共
振点を持ち、この共振点での共振が大きいと対物レンズ
アクチュエータの駆動が制御しにくくなることによる。
したがって微少変位検出のために別の位置検出センサを
取り付けなければならず、装置の部品点数の削減と安定
した制御動作が要求されている。
【0006】本発明は、部品点数が少なくかつ制御特性
の安定した対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、光源と、光源から出射した光ビームと、複
数の対物レンズと、基台と、基台に固定された回転軸
と、対物レンズを備え回転軸に回転、摺動自在に取り付
けられたレンズ保持部材と、回転軸を介してレンズ保持
部材を電磁力によって対物レンズの光軸に略平行な方向
に摺動駆動するフォーカス磁気回路と、対物レンズの光
軸に略直角な方向に回転駆動するトラッキング磁気回路
と、基台に固定された対物レンズの光軸に略直角な方向
の回転位置検出手段と、光記録再生媒体の種類を判別す
る手段で構成され、回転位置検出手段が対物レンズの光
軸に略直角な方向の位置を検出して対物レンズにより集
光された光ビームの光スポットのトラックずれを補正す
るとともに、光記録再生媒体の種類に応じてどの対物レ
ンズが選択されているかを判別する機能を兼ね備えたも
のである。
【0008】本発明によれば、簡単な構成で対物レンズ
切り替え特性、対物レンズアクチュエータ制御特性の良
好な対物レンズアクチュエータ及び光ヘッド装置が得ら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の対物レンズと、基台と、前記基台に固定され
た回転軸と、前記対物レンズを備え前記回転軸に回転、
摺動自在に取り付けられたレンズ保持部材と、前記回転
軸を介して前記レンズ保持部材を電磁力によって前記対
物レンズの光軸に略平行な方向に摺動駆動するフォーカ
ス磁気回路と、前記回転軸を介して前記レンズ保持部材
を電磁力によって前記対物レンズの光軸に略直角な方向
に回転駆動するトラッキング磁気回路と、前記基台に固
定された前記対物レンズの光軸に略直角な方向の回転位
置検出手段と、光記録再生媒体の種類を判別する手段で
構成され、前記回転位置検出手段が前記対物レンズの光
軸に略直角な方向の位置を検出するとともに、前記光記
録再生媒体の種類に応じてどの対物レンズが選択されて
いるかを判別する機能を兼ね備えたことを特徴とする対
物レンズアクチュエータであり、部品点数が少なく簡単
な構成で安定した対物レンズアクチュエータの対物レン
ズ切り替え特性及び制御特性を得るという作用を有す
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記回転位置検
出手段は発光手段と受光手段で構成され、前記レンズ保
持部材に前記レンズ保持部材と表面反射率の異なる部材
を備えて、前記回転位置検出手段の受光量により、前記
対物レンズの光軸に略直角な方向の位置検出動作と対物
レンズ選択動作を判別することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の対物レンズアクチュエータであり、簡
単な構成で安定した対物レンズアクチュエータの対物レ
ンズ切り替え特性及び制御特性を得るという作用を有す
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、光源と、前記光
源から出射した光ビームと、複数の対物レンズと、基台
と、前記基台に固定された回転軸と、前記対物レンズを
備え前記回転軸に回転、摺動自在に取り付けられたレン
ズ保持部材と、前記回転軸を介して前記レンズ保持部材
を電磁力によって前記対物レンズの光軸に略平行な方向
に摺動駆動するフォーカス磁気回路と、前記回転軸を介
して前記レンズ保持部材を電磁力によって前記対物レン
ズの光軸に略直角な方向に回転駆動するトラッキング磁
気回路と、前記基台に固定された前記対物レンズの光軸
に略直角な方向の回転位置検出手段と、光記録再生媒体
の種類を判別する手段で構成され、前記回転位置検出手
段が前記対物レンズの光軸に略直角な方向の位置を検出
して前記対物レンズにより集光された前記光ビームの光
スポットのトラックずれを補正するとともに、前記光記
録再生媒体の種類に応じてどの対物レンズが選択されて
いるかを判別する機能を兼ね備えたことを特徴とする光
ヘッド装置であり、部品点数が少なく簡単な構成で安定
した対物レンズアクチュエータの対物レンズ切り替え特
性及び制御特性を得るという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記回転位置検
出手段は発光手段と受光手段で構成され、前記レンズ保
持部材に前記レンズ保持部材と表面反射率の異なる部材
を備えて、前記回転位置検出手段の受光量により、トラ
ックずれ補正動作と対物レンズ選択動作を判別すること
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の光ヘッド装置
であり、簡単な構成で安定した対物レンズアクチュエー
タの対物レンズ切り替え特性及び制御特性を得るという
作用を有する。
【0013】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図2を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は本発明の第1の実施の形
態における対物レンズアクチュエータの構成図、図1
(b)は本発明の第1の実施の形態における対物レンズ
アクチュエータの平面図である。図1において、軽量で
高剛性な樹脂材料等で成形されたレンズ保持部材1には
基板厚さや記録密度等の異なるディスクに対応する対物
レンズ2及び3、電磁力によってレンズ保持部材1を駆
動するためのフォーカスコイル4、トラッキングコイル
5が接着固定されて可動子を構成しており、回転軸6の
まわりの回転および軸方向への摺動が可能となってい
る。トラッキングコイル5の表面にはレンズ保持部材1
と表面反射率の異なる部材11が接着固定されている。
回転軸6が圧入された基台7にはフォーカスコイル4、
トラッキングコイル5に対向する位置にフォーカス磁石
8a、トラッキング磁石8b、8cが設置され磁気回路
を構成している。トラッキング磁石8b、8cは対物レ
ンズ2が選択されたときの駆動用と、対物レンズ3が選
択されたときの駆動用の二種類の磁気回路が構成される
よう配置されている。フォーカスコイル4、トラッキン
グコイル5は図示しないリード線や給電用FPCに半田
付け等で接続され、図示しないが電流供給源に接続され
ている。基台7の、トラッキング磁石8b、8cの配置
の中間位置には発光素子と受光素子で構成された反射形
の位置検出センサ9が設置されている。
【0014】以上のように構成された対物レンズアクチ
ュエータについて、以下、その動作を述べる。対物レン
ズ2及び3を搭載したレンズ保持部材1は矢印X1−X
2方向及び矢印Y1−Y2方向に回転、摺動させること
が可能となっている。図示していないが電流供給源から
フォーカスコイル4とトラッキングコイル5の巻線に電
流を流すと、これに対向離間したフォーカス磁石8a、
トラッキング磁石8b、8cとの間に生ずる電磁力によ
ってフォーカスコイル4に矢印Y1−Y2方向、トラッ
キングコイル5にX1−X2方向の駆動力が発生してレ
ンズ保持部材1を駆動し、したがってそれに固定された
対物レンズ2及び3を矢印X1−X2方向、Y1−Y2
方向に駆動する。これによって対物レンズ2もしくは3
を通し対物レンズ上方にある図示しないディスク上に集
光される光スポットの焦点位置を移動させることがで
き、ディスクの面方向の面振れおよび半径方向の偏芯等
に追従して情報信号の記録または再生動作を行うことが
できる。ディスクが光ディスク装置にセットされると、
基板厚さや記録密度等の違いを判別手段(図省略)で判
別し、ディスクに対応した特性の対物レンズが選択され
るが、対物レンズの切り替えはトラッキングコイル5に
パルス電流が加えられることにより行われる。対物レン
ズ2が選択されたとき、磁気回路はトラッキングコイル
5とトラッキング磁石8bで構成され、対物レンズ3が
選択されたとき、磁気回路はトラッキングコイル5とト
ラッキング磁石8cで構成される。切り替えのパルス電
流を電流供給源から発生させ、トラッキングコイル5に
流す電流の方向と部材11が位置検出センサ9に対向す
る位置を通過して位置検出センサ9に検知されることに
より、現在いずれの対物レンズが選択されているか検知
することができる。また対物レンズの選択に位置検出セ
ンサ9を使用しないとき、すなわち対物レンズが選択さ
れた後ディスクに光スポットを照射しフォーカス、トラ
ッキング方向に対物レンズを駆動する動作中において
は、レンズ保持部材1の側面部1a、1bを回転軸6を
中心とする円筒側面形状以外の形状、例えば平面形状に
しておけば前記側面部1a、1bの位置検出センサ9へ
の接近、離間を検出でき、それによってレンズ保持部材
1の位置を検出できる。ここで部材11の表面反射率は
レンズ保持部材1のそれと異なるため、部材11とレン
ズ保持部材1の位置検出センサ9に検出される受光量に
差ができ、これによって対物レンズ選択の確認動作とト
ラッキング方向の位置検出動作を同一のセンサで検出す
ることができる。前記した位置検出センサ9により接
近、離間を検出する場合、センサの光検出器が1個の場
合は、正規の位置においてセンサ9と位置検出用側面部
1a、1bとは一定の角度で対向し、X1方向の場合は
接近し、X2の場合は離間するように設計し、検出光量
が接近、離間でほぼ線形に変化するように工夫すること
により、交流成分を検出することにより、X方向の振れ
量が検出でき、これをトラッキング制御回路に帰還する
ことにより、トラッキングアクチュエータの一次共振を
抑え良好な制御特性を得ることができる。
【0015】また、位置検出センサは1個の光源とX方
向に並べた2個の光検出器で行い、2個の光検出器の差
を検出することによって位置検出を行うこともできる。
この場合は、正規の位置において2個の光検出器の中央
にほぼ正対して位置検出用側面部1aまたは1bが対向
し、X方向の振れに応じて2個の光検出器への接近と離
間が逆極性になるように構成することにより、極めて線
形性の良い位置検出を行うことができるものである。
【0016】本願発明では上記の位置検出センサの構成
はどちらの場合でも対応でき、さらに光検出器が2個以
上の場合でも応用可能である。
【0017】以上のように本実施の形態によれば、一つ
の位置検出センサによりトラッキング方向の位置を検出
するとともに、ディスクの種類に応じてどの対物レンズ
が選択されているかを判別する構成としたので、簡単な
構成で対物レンズアクチュエータの安定した信頼性の高
い制御特性及び対物レンズ切り替え特性を得ることがで
きる。
【0018】上記の例では、トラッキングコイルに加え
るパルス電流の極性と位置検出センサ9が前記側面部1
a、部材11、前記側面部1bの順に検出することを確
認し中点に相当する部材11を通過したかどうかで、対
物レンズ2、3の判別を行ったが、前記側面部1aの反
射率と前記側面部1bの反射率に、それぞれの表面の粗
さを変える反射部材を取り付ける等の方法で充分差を付
け、前記側面部1a、1bそれぞれの反射率を位置検出
センサのDC出力で判別することにより絶対位置を検出
することもできる。その場合は位置検出動作の感度が変
化するため、あらかじめ位置検出段に自動利得制御(以
下AGCと称す)を施すことにより、検出感度を略一定
に保ち、かつ位置検出を正確に行うことができる。例え
ば、位置検出センサの光量が一定になるように光源の発
光量を制御するAGCの場合は、光源の電流量が多い場
合は反射量が少なくなったと判断し、電流量が少ない場
合は反射量が多くなったと判断できる。これは、差動増
幅器と基準電圧と電圧比較器で簡単に構成できるもので
ある。このAGCを用いた例の場合は、中点検出のため
の部材11を省略しても正確な判断をさせることができ
る。ただし、1aと1bの表面が汚れた場合には、判別
が難しくなるため、密閉に近い状態で使い場合はAGC
を利用する方法、開放の状態の場合は先に説明した、部
材11を使う方法が好ましい。
【0019】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について、図2を参照して説明する。図2は本
発明の第2の実施の形態による光ヘッド装置の構成図で
ある。図2において、図1と同一または相当する部分は
同一の符号を付している。また対物レンズアクチュエー
タの構成、動作は実施の形態1において説明した同図番
の構成と同じもので詳細な説明は省略する。反射ミラー
12は図示しない他の光学台に固定され、光源14から
の光ビーム13は反射ミラー12によって回転軸6の軸
方向に立ち上げられ、対物レンズ2もしくは3により集
光されて図示しないディスク上に光スポットが照射さ
れ、記録再生動作を行うことができる。
【0020】以上のように構成された光ヘッド装置につ
いて、以下、その動作を述べる。実施の形態1と同様に
切り替えのパルス電流を電流供給源から発生させ、トラ
ッキングコイル5に流す電流の方向と部材11が位置検
出センサ9に対向する位置を通過して位置検出センサ9
に検知されることにより、現在いずれの対物レンズが選
択されているか検知することができる。また対物レンズ
の選択に位置検出センサ9を使用しないとき、すなわち
対物レンズが選択された後ディスクに光スポットを照射
しフォーカス、トラッキング方向に対物レンズを駆動す
る動作中においては、実施の形態1と同様に位置検出セ
ンサ9によってレンズ保持部材1のトラッキング方向の
位置が検出され、トラッキングコイル5に所望の電流を
通電することにより、光スポットのトラックずれを補正
することができる。また部材11の表面反射率はレンズ
保持部材1のそれと異なるため、部材11とレンズ保持
部材1の位置検出センサ9に検出される受光量に差がで
き、これによって対物レンズ選択動作とトラックずれ補
正動作を判別することができる。
【0021】以上のように本実施の形態によっても実施
の形態1において説明したのと同様に一つの位置検出セ
ンサによりトラッキング方向の位置を検出してトラック
ずれを補正するとともに、ディスクの種類に応じてどの
対物レンズが選択されているかを判別する構成としたの
で、簡単な構成で対物レンズアクチュエータの安定した
信頼性の高い制御特性及び対物レンズ切り替え特性を得
るという効果を実現できる。
【0022】上記実施の形態では位置検出センサ9に光
源と光検出器を持つもので説明したが、光ビーム13を
対物レンズの動きと連動したハーフミラー等で位置検出
センサ9側に導くことにより、位置検出センサ9の構成
から光源を省くことができる。その場合は側面部1a、
部材11、側面部1bにスリット状の透過窓を設けるこ
とになる。また位置検出センサ9の位置は回動軸を介し
対物レンズと反対側にあるが、光ビーム13を使用する
場合は光路が長くならないように対物レンズ側のトラッ
キング磁石8bに囲まれた部分に配置するのが好まし
い。この配置は、光ビームを使用しない時にも有効であ
り、また側面部1a、1bに相当する検出面を工夫する
ことにより図示した位置以外でも実現できることは自明
である。
【0023】なお実施の形態においてレンズ保持部材1
にフォーカスコイル4、トラッキングコイル5を取り付
けるとしたが、レンズ保持部材にフォーカス磁石、トラ
ッキング磁石を取り付けて基台にコイルを取り付ける構
成としてもよい。
【0024】さらに上記実施の形態は基本的な構成であ
り、本発明の権利の範囲において細部の変更を加え、ま
た従来公知の技術も加えて実施することができ、また光
ディスク装置において説明したが、本発明は光カードや
光テープ装置等対物レンズを切り換える必要のある同様
の装置において使用できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トラッキ
ング方向の位置を検出してトラックずれを補正するとと
もに、ディスクの種類に応じてどの対物レンズが選択さ
れているかを判別する機能を一つの位置検出センサで行
う構成としたので、対物レンズアクチュエータ及び光ヘ
ッド装置において部品点数が削減でき簡単な構成で対物
レンズアクチュエータの安定した信頼性の高い制御動作
及び対物レンズ切り替え動作を実現するという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による対物レンズア
クチュエータの構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態による光ヘッド装置
の構成図
【図3】従来例の対物レンズアクチュエータ及び光ディ
スク装置の構成図
【図4】従来例の対物レンズアクチュエータの平面図
【符号の説明】
1 レンズ保持部材 2 対物レンズ 3 対物レンズ 4 フォーカスコイル 5 トラッキングコイル 6 回転軸 7 基台 8a フォーカス磁石 8b トラッキング磁石 8c トラッキング磁石 9 位置検出センサ 11 部材 12 反射ミラー 13 光ビーム 14 光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の対物レンズと、基台と、前記基台に
    固定された回転軸と、前記対物レンズを備え前記回転軸
    に回転、摺動自在に取り付けられたレンズ保持部材と、
    前記回転軸を介して前記レンズ保持部材を電磁力によっ
    て前記対物レンズの光軸に略平行な方向に摺動駆動する
    フォーカス磁気回路と、前記回転軸を介して前記レンズ
    保持部材を電磁力によって前記対物レンズの光軸に略直
    角な方向に回転駆動するトラッキング磁気回路と、前記
    基台に固定された前記対物レンズの光軸に略直角な方向
    の回転位置検出手段と、光記録再生媒体の種類を判別す
    る手段で構成され、前記回転位置検出手段が前記対物レ
    ンズの光軸に略直角な方向の位置を検出するとともに、
    前記光記録再生媒体の種類に応じてどの対物レンズが選
    択されているかを判別する機能を兼ね備えたことを特徴
    とする対物レンズアクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記回転位置検出手段は発光手段と受光手
    段で構成され、前記レンズ保持部材に前記レンズ保持部
    材と表面反射率の異なる部材を備えて、前記回転位置検
    出手段の受光量により、前記対物レンズの光軸に略直角
    な方向の位置検出動作と対物レンズ選択動作を判別する
    ことを特徴とする請求項1記載の対物レンズアクチュエ
    ータ。
  3. 【請求項3】光源と、前記光源から出射した光ビーム
    と、複数の対物レンズと、基台と、前記基台に固定され
    た回転軸と、前記対物レンズを備え前記回転軸に回転、
    摺動自在に取り付けられたレンズ保持部材と、前記回転
    軸を介して前記レンズ保持部材を電磁力によって前記対
    物レンズの光軸に略平行な方向に摺動駆動するフォーカ
    ス磁気回路と、前記回転軸を介して前記レンズ保持部材
    を電磁力によって前記対物レンズの光軸に略直角な方向
    に回転駆動するトラッキング磁気回路と、前記基台に固
    定された前記対物レンズの光軸に略直角な方向の回転位
    置検出手段と、光記録再生媒体の種類を判別する手段で
    構成され、前記回転位置検出手段が前記対物レンズの光
    軸に略直角な方向の位置を検出して前記対物レンズによ
    り集光された前記光ビームの光スポットのトラックずれ
    を補正するとともに、前記光記録再生媒体の種類に応じ
    てどの対物レンズが選択されているかを判別する機能を
    兼ね備えたことを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】前記回転位置検出手段は発光手段と受光手
    段で構成され、前記レンズ保持部材に前記レンズ保持部
    材と表面反射率の異なる部材を備えて、前記回転位置検
    出手段の受光量により、トラックずれ補正動作と対物レ
    ンズ選択動作を判別することを特徴とする請求項3記載
    の光ヘッド装置。
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