JPS62239432A - 光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置 - Google Patents

光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置

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JPS62239432A
JPS62239432A JP8365286A JP8365286A JPS62239432A JP S62239432 A JPS62239432 A JP S62239432A JP 8365286 A JP8365286 A JP 8365286A JP 8365286 A JP8365286 A JP 8365286A JP S62239432 A JPS62239432 A JP S62239432A
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JP
Japan
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coil
lens
sheet
spiral
condensing lens
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JP8365286A
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Inventor
Osamu Tajima
修 田島
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (yll上上利用分野) 本発明は光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装
置に関する。
(従来の技術) 情報(6号が記録されている信号面を備えている記録媒
体における信号面に対して、微小な径の光のスポットを
投射し、信号面からの反射光に基づいて情報(i号を再
生するようにした光学的情報信号再生装置としては、従
来から各種形式のものが提案されていることは周知のと
おりであり、また、情報信号が高密度記録されている記
録媒体からの情報信号の再生を行なう光学的情報信号再
生装置によ?いては、記録媒体の信号面に対して、常に
微小な径の光のスポットを投射させるようにするための
フォーカス制御と、光のスポットを常に記録跡に追跡さ
せるようにするための1〜ラツキング制御とが行なわれ
ている状態で記録媒体からの情報信号の再生が行なわれ
るようになされている。
それで、従来から光学的情報信号再生装置においては、
フォーカス制御のために集光レンズがレンズ軸の方向に
直動されるとともに、トラッキング制御のために光のス
ポラ1〜が記釘;媒体の信号面に形成されている記録跡
の延在する方向に対して直交する方向に変位されるよう
に集光レンズのレンズ軸に直交する方向へ直ffl+さ
れる如くに、集光レンズを直交する2Nに対して直!!
!Jさせることができるようなレンズ駆動装置を用いて
駆節1されるようにされていた。
そして、前記した1メンズIP21!I+装置どして従
来から用いられているものは、基本的には互に直交する
コイル巻線を儂えた可動M、、軸型式のものであり、例
えば互に直交するコイル巻線をコイルボビンに斜に巻付
けたり、コイルボビンに偏平コイルを貼り付けるなどし
て構成させたコイル組立体と磁界発生装置と組合オ〕せ
ることにより構成されていた。 ゛(発明が解決しよう
とする問題点) 前記した従来のレンズTM!J+装置においては、それ
のコイル巻線が磁界発生装置で発生された磁束の50%
以下としか鎖交しないために、従来のレンズ駆動装置は
電気−機械変換効率が低いという問題点がある他に、コ
イルボビンに対して直交コイル巻線を構成させるように
するための組立て2巻回のための工数が大きく、ニス1
〜的に不利であり、また、巻線間の相互の接着が悪いと
高域の振動特性が劣化するために製品として性能の悪い
ものが作らばしてしまうという点などが問題になる。
前記の問題点は、集光レンズの駆動装置として集光レン
ズの光源側の焦点の位置を中心として。
集光レンズのレンズ軸の方向及び前記したレンズ軸の方
向と直交する方向との2方向を含む第1のIP面内で集
光レンズに揺動4作を行なわせるようにしア°ニレンズ
駆動装置の場合、及び、集光レンズを、それのレンズ軸
の方向とレンズ軸に直交する方向との2方向への直動4
作及びまたは集光レンズの光源側の焦点の位置を中心と
して前記した直動4作が行なわれる2方向を含む第1の
平面内あるいは前記の第1の平面内及び前記の第1の平
面と直交する第2の平面内との双方の面内で揺動4作を
行なわせるようにしたレンズ駆動装置の場合にも同様に
生じるのであり、前記した問題点の生しないレンズ駆動
装置の出現が求められた。
(間11点を解決するための手段) 本発明は情報信号による記録跡が形成されている信号面
を備えている記録媒体における信号面に対して、光源か
らの信号読取用の光を集光レンズで集束した光のスポッ
トを投射し、前記した記録媒体の信号面に形成されてい
る記録跡中の情報信号によって強度変調されている反射
光を光検出器で受光して、前記した光検出器から再生信
号を得るようにされている光学的情報信号再生装置の集
光レンズの駆動装置における前記した記e媒体の信暑面
に光のスポラI〜を形成させる集光レンズを、それのレ
ンズ軸の方向とレンズ軸に直交する方向との2方向への
直動々作及びまたは集光レンズの光源側の焦点の位置を
中心として前記した直動4作が行なわれる2方向を含む
第1の平面内あるいは前記の第1の平面内及び前記の第
1の車面と直交する第2の平面内との双方の面内で揺動
々作を行なわせるための柴光レンズの駆動装置として、
集光レンズを取付けるための孔が中央部に設けられてい
る絶縁シートに、それぞれ所定のパターンを示す導体パ
ターンを設けた複数枚のシート状コイルをを積層して一
体化してなるコイル組立体の中央部の孔に前記した集光
レンズを固着して構成した可動部と、前記の可動部を固
定部分から離隔させた状態で弾性的に支持する支持部材
と、前記したコイル組立体における導体パターンに対し
て所定の関係で異なる磁極が対向しているような配置の
態様で前記の固定部分に固着されている永久磁石とを備
えており、前記したコイル組立体を構成している各シー
ト状コイルに対して、それぞれ所定の方向の電流を供給
することによって、前記した可動部を集光レンズのレン
ズ軸の方向と、レンズ軸に直交する方向との2方向への
直動4作。
及びまたは集光レンズの光源側の焦点の位置を中心とし
て前記した直!lJ々作が行なわれる2方向を含む第1
の平面内あるいは前記の第1の平面内及び前記の第1の
平面と直交する第2の平面内との双方の面内で揺動4作
を行なわせることができるようにしたものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明の光学的情報信号
再生装置の集光レンズの駆動装置の具体的な内容につい
て説明する。第1図は本発明の光学的情報信号再生装置
の集光レンズの駆動装置の一実施例の分解斜視図であり
、この第1図において43はレンズ駆動装置の上蓋、4
4はレンズ駆動装置の下蓋であり、前記したレンズ駆動
装置の上蓋43とレンズ駆動装置の下蓋44とは、それ
ぞれ高透磁率を有する強磁性体材料によって作られてい
る。
前記したレンズ駆動装置の下蓋44における四隅の部分
に植設されたピン12a、12b、12c。
12dは、サスペンション45に設けられている4個の
腕部45a、45b、45c、45dを固定するための
ものであり、また、44eは環状の永久磁石46を載置
固着する突起部であり、さらに44f、44gはねじ孔
を設けであるボス部であって、このボス部44f、44
[のねじ孔に上蓋43に設けられている孔43a、43
bに挿入したねじ47a、47bが螺入されることによ
って、上蓋43と下蓋44とが結合固着される。
前記した上蓋43と下蓋44とは前記のように一体的に
結合固着されて一体化されることによってレンズの駆動
装置のケースとなされるのである。
また、48はターミナルボードであり、このターミナル
ボード48には後述されているコイル組立体MCAを構
成している各種のコイルの導線の端部が接続されるので
あり、それの一端部はレンズ駆動装置のケースの外部に
突出されてその部分からコイル組立体MCAを構成して
いる各種のコイルに対する駆動電力の供給が行なわれる
ようになされる。
MCAはコイル組立体であって、それの中心孔49には
集光レンズ14が嵌入固着される。前記した集光レンズ
14がコイル組立体MCAに固着される位置は集光レン
ズ14の後側焦面の部分である。11「記のようにコイ
ル組立体MCAに集光レンズ14が固着されて両者が一
体化されたものが可動部MAf&構成する。前記した可
動部MAにおけるコイル組立体MCAの外周を前記した
サスペンション45の環状部45eに嵌入固着すること
によって、可動部MAとサスペンション45とは一体的
に組立てられる。
サスペンション45は1例えばシリコンゴムのような粘
弾性体材料を用いて成形加工されているものであって、
それの腕部45a〜45dが少し引張られた状態で下M
44のピン44a〜44dのそれぞれ対応するものに固
定されることによって、可動部MAは所定の空間位置に
支持されている状態になされる。
前記のような状態でサスペンション45によって支持さ
れた前記の可動部MAは、第1図及び第9図中に示され
ているZ軸方向とY軸方向とにおける直動4作と、α方
向とβ方向とにおいて集光レンズ14の後側焦面と光軸
との交点の位置を回動支点とする回動4作とを行ないう
るような4つの自由度を有している。
次に、前記したコイル組立体MCAの購成例について説
明する。第2図において28は1−ラッキングコイル、
50はフォーカスコイルであって、それぞれのコイルは
シート状コイルで構成されている。トラッキングコイル
28は図示の例においては、例えば合成樹脂のシーl〜
に導電性材料によって渦巻状の時計まわり方向のコイル
巻線のパターンが施こされているシート状コイル28a
l、28a2と、合成樹脂のシートに導電性材料によっ
て渦巻状の反時計まわり方向のコイル巻線のパターンが
施こされているシート状コイル28bl、28b2とか
らなる計4枚のシート状コイルによって構成されている
ものとされている。そして、前記した各シート状コイル
はコイル巻線パターンの両端部を除く導体部分に薄い絶
縁被膜が施こされている。
前記した4枚のシート状コイルは、シート状コイル28
al、シート状コイル28bl、シート状コイル28 
a l +シート状コイル28b2の順序に積重ねられ
て、図示のようにシート状コイル28aLにおけるコイ
ル巻線パターンの内周端部とシート状コイル28b1に
おけるコイル巻線パターンの内周端部とを接続し、また
、シート状コイル28b1におけるコイル巻線パターン
の外周端部とシー1〜状コイル28a2におけるコイル
巻線パターンの外周端部とを接続し、さらに、シート状
コイル28a2におけるコイル巻線パターンの内周端部
とシート状コイル28b2におけるコイル巻線パターン
の内周端部とを接続し、さらにまた、前記したシート状
コイル28a1におけるコイル巻線パターンの外周端部
とシート状コイル28b2におけるコイル巻線パターン
の外周端部とにそれぞれ接続線51.52を接続するこ
とによって構成されている。
今、例えば、前記したトラッキングコイル28の接続#
、52の方から接続llA31の方に電流が流れるよう
にした場合を想定すると、この場合には前記した各シー
ト状コイルには時計まわり方向の電流が流れることにな
る。ところで、このトラッキングコイル28が組込まれ
ているコイル組立体MCAは、第1図に示されている下
蓋44に設けられた環状の突起44eに固定されている
環状の永久磁石46によって発生される磁界中にサスペ
ンション45によって支持されているから、前記した1
〜ラツキングコイル28に前述のように時計まわりの方
向の電流が流されたときは、第3図の(a)に二重矢印
で示されている方向に変位する。
第31!目こおいて単実線の矢印は、前記した永久磁石
4Gによって発生される磁界の方向を示している。
すなわち、環状の永久磁石46は、第1図中に示されて
いるように、それの半分づつの部分がそれぞれ異なる磁
極に!′F磁されており、一方の端部は高透磁率を有す
る強磁性体材料製の下蓋44の環状の突起部に固着され
、また、それの他端部は可動部MAにおけるコイル組立
体MCAが存在している空間部を隔てて、高透磁率を有
する強磁性体材料製の上蓋43に面しているから、前記
の永久磁石46によって発生する磁界の方向は第3図中
の単実線矢印のようになるのである。
そして、前記した第3図の(a)に示されている二重矢
印の方向は、第1図及び第9図中に示されているY@の
方向であるから、トラッキングコイル28に対して電流
が供給された場合には、トラッキングコイル28が組込
まれているコイル組立体MCAに固着されている可動部
MAがディスク6の信号面に形成されている記録跡を横
切る方向での直動4作ができるように可動部MAを駆動
変位させることができるのである。
それで、トラッキングコイル28に対して例えば、前記
したトラッキングコイル28の接続a52の方から接続
線51の方に電流が流れるようにして市況した各シート
状コイルに時計まわり方向の電流を流した場合には、可
動部MAは第3図の(a)の二重矢印Ftの向きに駆動
変位され、また、トラッキングコイル28に対して前述
の場合とは逆方向の電流を流した場合には、可動部MA
は第3図の(a)の二重矢印Fしとは逆向きに駆動変位
されるのであり、トラッキングコイル28に1〜ラッキ
ング制制御帯が供給されることによって集光レンズ14
はトラッキング制御されるのである。
次に、第2図に示されているフォーカスコイル50は図
示の例においては9例えば合成樹脂のシ−1〜に導電性
材料によって、それの左右の各半分の部分に互に逆まわ
りの渦巻状のコイル巻線のパターンが施こされている4
枚のシート状コイル50al、 50a2.50bl、
 50b2によって構成されているものとされている。
そして、前記した各シート状コイルはコイル巻線パター
ンの両端部を除く導体部分に薄い絶縁被膜が施こされて
いる。
前記したシート状コイル50at、 50a2は、それ
らの右半分に施こされている渦巻状のコイル巻線のパタ
ーンが時計まわりのものとなされており、また、それら
の左半分に施こされている渦巻状のコイル巻線のパター
ンは反時計まわりのものとなされている。他方、前記し
たシート状コイル50bl、50b2は、それらの右半
分に施こされている渦巻状のコイル巻線のパターンが反
時計まわりのものとなされており、また、それらの左半
分に施こされている渦巻状のコイル巻線のパターンは時
計まわりのものとなされている。
前記した4枚のシート状コイルは、シート状コイル50
al、シート状コイル50bl、シート状コイル50a
2.シート状コイル50b2の順序に積重ねて、図示の
ようにシート状コイル50alにおける各コイル巻線パ
ターンの各内周端部とシート状コイル50b1における
対応する各コイル巻線パターンの各内周端部とを接続し
、また、シート状コイル50blにおける各コイル巻線
パターンの各外周端部とシート状コイル50a2におけ
る対応する各コイル巻線パターンの各外周端部とを接続
し、さらに、シート状コイル50a2における各コイル
巻線パターンの各内周端部とシート状コイル50b2に
おける対応する各コイル巻線パターンの各周端部とを接
続し、前記したシート状コイル50alにおける各コイ
ル巻線パターンの各外周端部にそれぞれ接続線53.5
4を接続し、また、シート状コイル50b2における各
コイル巻線パターンの各外周端部とにそれぞれ接続線5
5.56を接続することによって構成されている。
今、例えば、前記したフォーカスコイル50の2つのコ
イルにおける一方のコイルに対して、接続線55の方か
ら接続線53の方に電流が流れるようにするとともに、
フォーカスコイル50の2つのコイルにおける他方のコ
イルに対して、接続1iA56の方から接続線54の方
に電流が流れるようにした場合を想定すると、前記した
各シート状コイルには第3図の(b)に示されているよ
うに、コイルの右半分のコイルには反時計方向の電流が
流れ、また、コイルの左半分のコイルには時計まわり方
向の電流が流れることになる。
ところで、このフォーカスコイル50も、先にトラッキ
ングコイル28についての説明において明らかにしたよ
うな磁界中におかれているから。
前記のようにフォーカスコイル50の2つのコイルに前
述のような方向の電流が流されたときは、フォーカスコ
イル50は第3図の(b)に二重矢印で示されている方
向に変位する。
そして、前記した第3回の(b)に示されている二重矢
印の方向は、第1図及び第9図中に示されているZ軸の
方向であるから、フォーカスコイル50に対して電流が
供給された場合には、フォーカスコイル50が組込まれ
ているコイル組立体MCAに固着されている可動部MA
が、ディスク6の信号面に垂直な方向での直動4作がで
きるように可動部MAを駆動変位させることができるの
である。
それで、フォーカスコイル50に対し、例えば、フォー
カスコイル50の2つのコイルにおける一方のコイルに
は、接続@55の方から接続線53の方に電流が流れる
ようにするとともに、フォーカスコイル50の2つのコ
イルにおける他方のコイルには、接続線56の方から接
続線54の方に電流が流れるようにした場合には、可動
部MAは第3図の(b)の二重矢印Ffの向きに駆動変
位され、また、フォーカスコイル50の各コイルに対し
て前述の場合とは逆方向の電流を流した場合には、可動
部MAは第3図の(b)の二重矢印Ftとは逆向きに駆
動変位されるのであり、フォーカスコイル50にフォー
カス制御信号が供給されることによって集光レンズ14
はフォーカス制御されるのである。
これまでの説明において、トラッキングコイル28は合
成樹脂のシー1〜に導電性材料によって渦巻状の時計ま
わり方向のコイル巻線のパターンが施こされているシー
ト状コイル28al、 28a2と、合成樹脂のシート
に導電性材料によって渦巻状の反時計まわり方向のコイ
ル巻線のパターンが施こされているシート状コイル28
bl、28b2との2種類のシート状コイルを用いて構
成される、としていたが、前記した合成樹脂のシートに
導電性材料によって渦巻状の時計まわり方向のコイル巻
線のパターンが施こされているシート状コイル28al
、 28a2におけるコイル巻線パターンと、合成樹脂
のシートに導電性材料によって渦巻状の反時計まわり方
向のコイル巻線のパターンが施こされているシート状コ
イル28bl、28bZにおけるコイル巻線パターンと
は、互に裏返しの関係にあるものであるから、トラッキ
ングコイル28を構成するために用いられるべきシート
状コイルとしては、1種類のものだけを用意すればよい
のである。
この点は前記したフォーカスコイル50を構成するのに
用いられるシート状コイル50al、50a2,50b
l、50b2についても同じである。すなわち、シート
状コイル50al、 50a2は、それらの右半分に施
こされている渦巻状のコイル巻線のパターンが時計まわ
りのものとなされており、また、それらの左半分に施こ
されている渦巻状のコイル巻線のパターンは反時計まわ
りのものとなされているのに対し、シート状コイル50
bl、50b2は、それらの右半分に施こされている渦
巻状のコイル巻線のパターンが反時計まわりのものとな
されており、また、それらの左半分に施こされている渦
巻状のコイル巻線のパターンは時計まわりのものとなさ
れているのであるが、前記したシー1〜状コイル50a
l+ 50a2におけるコイル巻線パターンと、シート
状コイル50bl、 50b2におけるコイル巻線パタ
ーンとは、互に裏返しの関係にあるものであるから、フ
ォーカスコイル50を構成するために用いられるべきシ
ート状コイルとしては、1種類のものだけを用意すれば
よいのである。
次に、前記したコイル組立体M CAに設けられるディ
ル1−コイル26、すなわち集光レンズ14のレンズ軸
を集光レンズ14の後焦点(光源側の焦点)の位置を回
動中心として第1図中の矢印αの方向、または第1図中
の矢印α、βの方向に傾斜制御するために使用されるテ
ィルトコイル26の構成例について説明する。
第7図の(a)〜(c)はティルトコイル26のそれぞ
れ異なる構成例を示している図である。まず、第7図の
(a)に例示されているティルトコイル26は、例えば
合成樹脂のシートに導電性材料によって、前記したシー
トの外周寄りの部分と中心寄りの部分とに、それぞれ逆
まわりの渦巻状のコイル巻線のパターンが施こされてい
るシート状コイルとして構成されているものであり、図
示の構成例のものでは、合成樹脂製のシートにおける外
周寄りの部分には導電性材料によって渦巻状の反時計ま
わり方向のコイル巻RIA26 aのパターンが施こさ
れているとともに、それの内周寄りの部分には導電性材
料によって渦巻状の時計まわり方向のコイル巻B26b
のパターンが施こされているシート状コイルである。
また、第7図の(b)に例示されているティルトコイル
26は、合成樹脂製のシートにおける右半分に施こされ
ている渦巻状のコイル巻線26cのパターンが時計まわ
りのものとなされており、また、それらの左半分に施こ
されている渦巻状のコイル巻線26dのパターンは反時
計まわりのものとなされているシート状コイルである。
この第7図の(b)に示されているティルトコイル26
における渦巻状のコイル巻線パターンと、第2図を参照
して既述したフォーカスコイル50における渦巻状のコ
イル巻線パターンとを比べてみれば判かるように、前記
した両者のシート状コイルにおける渦巻状のコイル巻線
パターンは同一であるから、コイル組立体MCAに設け
るべきティルトコイル26として第7図の(b)に示さ
れているような構成形態のものが使用される場合には、
ティルトコイル26とフォーカスコイル50とを兼用で
きることが判かる。
なお、第7回の(b)に示されているような構成形態の
ティルトコイル26を使用して、ティルトコイル26と
フォーカスコイル50とを兼用する場合には、第7図の
(b)に示されている構成のディル1−コーrル26に
よって集光レンズ14のレンズ軸を所定のように傾斜制
御する際にディル1〜コイル26に供給されるべき電流
の方向は、第7図の(b)に示されている構成のティル
トコイル26によって集光レンズ14をレンズ軸の方向
に直動制御する際にティルトコイル26に供給されるべ
き電流の方向とは異なることはいうまでもなく、この点
については第7図の(b)に示されている構成形態のテ
ィルトコイル26を使用して、集光レンズ14のレンズ
軸を傾斜制御する際の動作の説明についての後述の記載
と、第2図を参照して既述したフォーカスコイル50に
よる集光レンズ14のレンズ軸方向での直動4作につい
ての記載とを比較すれば容易に理解できる。
すなわち、前記した第7図の(b)に示されているよう
な構成形態のティルトコイル26が使用された場合にお
けるコイル組立体の構成は第2図の分解斜視図に示され
ているような構成のものでよいのであり、その場合には
第2図中のフォーカスコイル50がティルトコイル26
としても用いられるように、第2図中のフォーカスコイ
ル50に対して、フォーカス制御用の電流と傾斜制御用
の電流とが重畳してコイルに流れるように電気回路で前
記した面制御電流を合成したものが供給されるようにす
るのである。
前記した第7図の(a)に示されているような構成形態
のティルトコイル26あるいは第7図の(b)に示され
ているような構成形態のティルトコイル26を用いて集
光レンズ14のレンズ軸の傾斜制御が行なわれる場合の
傾斜制御の態様は、第3図の(C)を参照して後述され
ているところからも明らかなように、第1図、第9図に
示されている矢印αの方向、すなわち、Y−Z面内にお
いて集光レンズ14のレンズ軸が集光レンズ14の光源
寄りの焦点Fbの位置を回動中心にして傾斜動作が行な
われるのである。
第7図の(c)に示されているティルトコイル26は、
第1図または第9図中に示されている矢印αの方向と矢
印βの方向との2方向、すなわち。
Y−2面とX−7面との2つの面内において集光レンズ
]4のレンズ軸が集光レンズ14の光源寄りの焦点Fb
の位置を回動中心にして傾斜動作を行なわせるようにす
る際に使用されるのに適するティルトコイル26の構成
例である。
第7図の(c)に例示されているティルトコイル26は
、例えば合成樹脂のシート・におけるX#IとYとの直
交する2軸によって4分割された各部分に、それぞれ導
電性材料によってそれぞれ所定の渦巻状のコイル巻線2
6g、26f、26に、26 hのパターンが施こされ
ているシート状コイルとして構成されているものである
。図示の構成例のものでは、合成樹脂製のシートに設け
られている導電性材料による渦巻状のコイル巻線のパタ
ーンの内で、渦巻状のコイル巻線2.6e、26fはR
tti性材料によって渦巻状の時計まわり方向のコイル
巻線のパターンとなされており、また、渦巻状のコイル
巻vA26g、26hは渦巻状の反時計まわり方向のコ
イル巻線26aのパターンが施こされている。
前記した第7図の(a)〜(c)にそれぞれ示されてい
るティルトコイル26として用いられる各シート状コイ
ルはコイル巻線パターンの両端部を除く導体部分に薄い
絶縁被膜が施こされている。n「記した第7図の(a)
に示されているティルトコイル26または第7図の(b
)に示されているテイルトコ・(ル26もしくは第7図
の(c)に示されているティ用1−コイル26の内の何
れか1つのものがコイル組立体MC,Aに組込まれて、
レンズ駆動装置に使用される場合には、その使用された
ティルトコイル26は第1図及び第8図中に示されてい
る環状の永久磁石46によって発生された磁界中におか
れるので、第7図の(a)〜(c)にそれぞれ示されて
いる各ティルトコイル26における各コイル巻線26i
〜2Ghに対して、第7図の(a)〜(c、)の各図中
それぞれ記入されているような矢印方向の電A Ia〜
Ihを供給した場合には、第7図の(a)、(b)にそ
れぞれ示されている各テイル1−コイル26は第3図の
(C)における二重矢印H1:tのような回動動作を行
ない、また、第7図の(c)に示されているティルトコ
イル26は第7図の(c)における矢印βのような回動
動作を行なうのである。第7図の(C)のティルトコイ
ル26における各コイル巻tA26e〜26hの全部に
同一の方向の電流を供給すれば、第7図の(c)のティ
ルトコイル26は第7図の(Q)における矢印αのよう
な回動動作を行なう。
第3図の(c)と第8図及び第7図の(c)などに示さ
れている符号Hは、ティルトコイル26に与えられる磁
界Hを示している。ティルトコイル26に与えられる第
1図や第8図中の永久磁石46で発生される磁界Hにつ
いては第1図を参照して既述したとおりである。
前記のようにコイル組立体MCAを構成している各種の
コイルはコイル巻線パターンが例えばエツチング手段あ
るいはメッキ等の手段によって作られているシート状コ
イルであるから、それを軽量で剛性の高いものとして作
ることができ、したかって、レンズ駆動装置の可動部M
Aを軽量で、運動特性や振動特性に優れたものとして作
ることができ、また、それの製作に際しても巻線や組立
ての自動化が容易であるために低コストで製品を提供で
きる。
次に、第4図乃至第6図に示されている各図を参照しな
がら本発明の情報信号再生装置のレンズ駆動装置の他の
実施例について説明する。第4図において、57はレン
ズ駆動装置16の上蓋、58はレンズ駆動装置16の下
蓋であり、レンズ駆動装置16の下蓋58の中央部分の
環状の突起部58aには環状の永久磁石46が固着され
ており、また、レンズ駆動装置16の上M57の中央部
分の環状の突起部57aには可動部MAの取付部が、例
えば接着剤によって固着59されており、前記した上蓋
57の周縁部57bと前記した下蓋58の周縁部58b
とは、その両者間に配線用シート基板60(第5図を参
照して後述されている)の2つの端部60a、60bを
挟み込むようにして互に固着されている。
前記のようにレンズ駆動装置16の上?E57の中央部
分の環状の突起部57aに取付部が固R59されている
可動部MAは、コイル組立体MCAの中心部に設けられ
ている孔61(第5図参照)に集光レンズ14が固着さ
れることによって構成されるのであるが、集光レンズ1
4は、それの後焦点面の位置とコイル組立体MCAにお
ける変位の中心位置とが一致するような態様でコイル組
立体MCAの孔61に対して固着されるのである。
第5図に示されているコイル組立体MCAにおいて、6
2.63はそれぞれ所定のコイル巻線パターンを備えて
いるシート状コイルである。
64は前記したシート状コイル62に固着される部分と
、前記したシート状コイル62におけるコイル巻線の端
部に接続されるべき接続導体のパターンが施こされてい
る複数個の脚部64a、64b、64c、64dとを何
えている構成形態のシート状基板であり、また、65は
前記したシート状コイル63に固着される部分と、前記
したシート状コイル63におけるコイル巻線の端部に接
続される接続導体のパターンが施こされている複数個の
脚部65a、65b、65c、65dとを備えている構
成形態のシート状基板である。
前記したシート状基板64.65は、それの脚部におけ
る両端部だけで接続導体が露出されていて、その他の部
分には絶縁被膜が施こされている。
前記のシート状基板64.65の脚部の内端における接
続導体の露出部にはシート状コイルのコイル巻線の端部
が接続され、また、前記したシート状基板64.65の
脚部の外端における接続導体の露出部は、配線用シート
状基板60における複数個の脚部66a〜66d、67
a〜67dにおけるそれぞれ個別に対応するものの先端
部における接続導線の露出部に対して、例えばスポット
溶着されることによって、前記したシート状基板64.
65は、それらの脚部の先端部と、首記した配線用基板
60の脚部の先端部とが電気的ならびに機械的に接続固
着される。
コイル組立体MCAを構成するのに用いられるシート状
コイルの種類が多い場合には、各シート状コイルに形成
されているコイル巻線パターンの各端部に接続するため
に必要とされる接続線の数も多くなるから、その場合に
は脚部の数の多い構成形態のシート状基板64.65と
脚部の数の多い構成形態の配線用シート状基板60とを
使用したり、あるいは前記したシート状基板の枚数を増
加すればよい。
配線用シート状基板60は、前記のように所定数の脚部
66a〜66d、67a〜67dを備えているとともに
、前記した各脚部と端部60bとの間にそれぞれ接続線
の導体パターンが形成されており、前記した接続線の導
体パターンは、それの両端部を除く部分が絶縁被膜によ
って被覆されている。また、配線用シート状基板60の
中央部分には、集光レンズ14の径よりも大きな径の孔
68が設けられている。
前記したように、シート状基板64.65の脚部の内端
における接続導体の露出部に対してシート状コイル62
.63に[おけるそれぞれ所定のコイル巻線の端部が接
続された状態の前記したシート状基板64.65の脚部
64a〜64d、65a〜65dの外端における接続導
体の露出部と、配線用シート状基板60における複数個
の脚部66a〜66d、67a〜67dにおけるそれぞ
れ個別に対応するものの先端部における接続導線の露出
部とを、例えばスポット溶着により電気的ならびに機械
的に接続固着した状態とし、集光レンズ14における後
焦点面の位置がコイル組立体MCAにおける変位の中心
位置に一致するような態様でコイル組立体MCAの孔6
1に集光レンズ14を固着して可動部MAを組立て、次
いで、環状突起57aに可動部MAのコイル組立体MC
Aにおける上面の中央部付近を固着59させた上M57
と、環状の突起58aに永久磁石46を固着させた下蓋
58とを、前記した配線用シート状基板60の2つの端
部60a、60bが上M57の縁部57bと下M58の
縁部58bとの間に挟み込んだ状態で上蓋57の縁部5
7bと下M58の縁部58bとを固着すると集光レンズ
の駆動装置16の組立てが完了される。
前記のように組立てられた集光レンズの駆動装置におい
て、コイル組立体MCAと集光レンズ14とシート状基
板62.63とによって構成されている可動部MAは、
シート状基板62.63における脚部64a〜64d、
65a〜65dの部分が可動部MAのサスペンションと
して機能して、可動部MAは集光レンズ14のレンズ軸
の方向Z(集光レンズ14がフォーカス制御によって変
位駆動される方向Z)での直動と、前記の方向2に直交
する方向Y(集光レンズ14がトラッキング制御によっ
て変位駆動される方向)での直動と。
Z−Y面内での回動と、z−X面内での回動との4つの
方向における運動が可能な状態で支持されるのである。
前記したシート状基板62.63における脚部64a〜
64d、65a〜65dによって構成された可動部MA
のサスペンションにおける前記した4つの方向について
のステイフネスは1脚部の巾寸法その他、脚部の構成態
様を設定することによって、集光レンズのレンズ軸方向
については集光レンズ14の自重によって垂下する程度
の小さなスティフネスとし、また、残りの3方向につい
ては所望の周波数で共振できるようなスティフネスに設
定される。
第5図は、前記したコイル組立体MCAで使用できるシ
ート状コイルの構成態様を例示したもので、この第5図
示のシート状コイルは、例えば合成樹脂のシート69の
表面69aと裏面69bとに、導電性材料によって互に
対応する渦巻状のコイル巻線69ac、69bcとを形
成させ、前記のように表裏両面にそれぞれ形成させた渦
巻状のコイル巻線69ac、69bcにおける内端同士
をスルーホールTHで接続するとともに、渦巻状のコイ
ル巻線69ac、69bcにおける外端同士をスルーホ
ールTHで接続して構成したものと、また1例えば合成
樹脂のシート71の表面71aと裏面71bとに、導電
性材料によって互に対応する渦巻状のコイル巻線71a
c、71bcとを形成させ、v「記のように表裏両面に
それぞれ形成させた渦巻状のコイル巻、J71ac、7
1bcにおける内端同士をスルーホールTHで接続する
とともに、渦巻状のコイル巻線71ac、71bcにお
ける外端同士をスルーホール′rHで接続して構成した
ものとを、間に絶縁膜70bを介在させた状態で積層接
着し、第5図中で点線で示すような態様に順次に接続す
ることによって得られるものであるが、前記した合成樹
脂のシート69によるシート状コイルと1合成樹脂のシ
ート71によるシーI・状コイルとは、互いに裏返しの
関係のものであるから、結局、一種類のものを多数作っ
て使用すればよいのである。
なお、第5図中において69a、69b、71a、71
b等で示している一点鎖線図示の領域は。
首記した合成樹脂のシート69.71の表裏の各面にそ
れぞれ形成させるべき渦巻状のコイルパターン69ac
、69bc、71ac、71bcを個別に示すためのも
のであり、前記した一点鎖線図示の領域69aは合成樹
脂のシート69の表面と対応し、また、一点1IIl線
図示の領域69bは合成樹脂のシート69の裏面と対応
し、同様に前記した一点鎖線図示の領域71aは合成樹
脂のシート71の表面と対応し、また、一点鎖線図示の
領域71bは合成樹脂のシー1〜71の裏面と対応して
いるものである。
前記した第5図に示されているような集光レンズの駆動
装置で使用されるシート状コイルとして。
第2図及び第7図を参照して既述したような構成のシー
ト状コイルが採用できることは勿論である。
第9図は前記した本発明の光学的情報信号再生装置の集
光レンズ駆動装置16を組込んで構成した光学的情報信
号再生装置の一例構成のものの一部の斜視図であり、ま
た、第10図は第9図示の光学的情報信号再生装置にお
いて、集光レンズ14に対して行なわれる各種制御動作
を説明するためのブロック図であり、さらに第11図は
集光レンズの駆動装置によって集光レンズ14に対して
行なわれるフォーカス制御、トラッキング制御、傾斜制
御の動作を説明するためのブロック図である。
本発明の光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装
置を組込み使用した光学的情報信号再生装置の一例のも
のを示している第9図において11は光源(例えば、レ
ーザ光源)、12はコリメータレンズ、13はビームス
プリッタ、14は集光レンズ、15は光検出器、16は
レンズ駆動装置、17は光学系の筐体であって、前記し
た光源11、コリメータレンズ12、ビームスプリッタ
13゜集光レンズ14、光検出器15.レンズ駆動装置
16などは、それぞれ所定の関連配置の態様で光学系の
筐体17に固着されることにより、全体として光学系L
Aを構成している。
また、18はディスク6を所定の回転数で駆動回転させ
るモータ、19は前記した光学系LAを記録媒体(ディ
スク6)の径方向に移送させる移送用モータ、20は光
学系の筐体17に固着されているラック、21は前記し
たラック20に噛合うピニオンであり、このピニオン2
1は前記した移送用モータ19の回転軸に固着されてい
る。そして、前記した移送用モータ19とラック及びピ
ニオン21などで構成されている部分は、記録媒体6の
信号面に形成されている記録跡を横断する方向に前記し
た光学系の筐体17を移送させる移送装置FAとして機
能する。
前記した光源11は微小な発光部から直線偏光を出射す
る。前記の光源11から出射された光は、コリメートレ
ンズ12によって平行光となされた後にビームスプリッ
タ3で反射されて集光レンズ14に入射され、集光レン
ズ14によって集光されて記録媒体6(ディスク6)の
信号面上に微小な径の光スポットを生じさせる。
ディスク6の信号面は高い反射率を有するものとなされ
ているから、前記のようにして集光レンズ14によって
集光された光は、ディスク6の信号面で反射して再び集
光レンズ14を通り、次いでビームスプリッタ13によ
り反射されて光検出器15に与えられる。
第9図中に示されている光検出器15は、ディスク6の
信号面における記録跡の延在方向に平行で、かつ、ディ
スク6の信号面に投射された光の光軸とを含む面によっ
て分割された2つの受光素子15a、15bを備えてお
り、前記の光検出器15における2つの受光素子15a
、15bからの出力信号は、信号処理回路における所定
の信号処理により、再生信号、ティルト制御信号、トラ
ッキング制御信号、フォーカス制御信号等の各種の信号
となされて信号処理回路から出力される。
前記した光学的情報信号再生装置は、光源11、ならび
に光軸と交わる線によって少なくとも2分割された領域
にそれぞれ受光素子が設けられている如き光検出器15
などが所定の関連配置の態様で他の光学部材とともに筐
体17に固着されている光学系LAと、前記した記録媒
体6の信号面に形成されている記録跡を横断する方向Y
に前記した光学系の筐体17を移送させる移送装[FA
と、前記した記録媒体6の信号面上に常に微小な光のス
ポットを形成させるようにする自動焦点制御回路と、v
汀記した光のスポットを常に記録跡に追跡させるように
する自動トラッキング制御回路とを備えているとともに
、ディスク6の信号面に光のスボッ1−を形成させる集
光レンズ14に対して、前記の集光レンズのレンズ軸の
方向2と前記のレンズ軸に直交する方向Yとの2方向へ
の直動4作と、集光レンズ14における光源側の焦点F
b(第15図参照)の位置を中心として前記した直動4
作が行なわれる2方向を含むY−Z平面内での揺動4作
(または、ディスク6の信号面に光のスポットを形成さ
せる集光レンズ14に対して、前記の集光レンズのレン
ズ軸の方向Zと前記のレンズ軸に直交する方向Yとの2
方向への直動4作と、集光レンズ14における光源側の
焦点Fb(第15図参照)の位置を中心として前記した
直動4作が行なわれる2方向を含むY−Z平面内及びZ
−x平面内での揺動4作)を行なねる傾斜制御回路と、
前記した各制御回路から出力される制御信号によって集
光レンズ14を変位[Jする集光レンズ駆動装置16と
を備えている。
さて、ディスク6の信号面に投射された光のスポットが
、信号面のランド上に位置している場合には、信号面に
生じた光のスボッ1−からの反射光は、すべて集光レン
ズ[4を通過するので光検出器15からの出力信号は最
大になり、また、ディスク6の信号面に投射された光の
スポットが、信号面のピットに重なっている場合には、
信号面に生じた光のスポットからの反射光の位相がピッ
トによって一様でなくなるので1反射光は集光レンズ1
4の開口外の方に大きく回折されるために。
集光レンズ14を通過して光検出器15に入射される光
量が減少し、それにより光検出器15からの出力信号は
信号レベルが低下したものになる。
それで、光のスポットが記録跡を横切るように移動すれ
ば、光検出器15からはディスク6の信号面におけるピ
ットの有無と対応した信号レベルの再生信号が得られる
が、光のスポットの中心が記録跡の中心と一致している
状態で光のスポットが記録跡上を辿っている場合と対応
して信号面に生じた反射光が光検出器15に入射したと
きに。
第11図中の光検出器15の2つの受光素子15a、1
5bから出力される出力信号は大きさが等しいものにな
るが、光のスポットの中心が記録跡の中心から外れた状
態で、しかもピットの一部に光のスポットがかかってい
る状態と対応して信号面に生じた反射光が光検出器15
に入射したときに、光検出器15の2つの受光素子15
a、15bから出力される出力信号は大きさが異なるも
のになる。
しかし、記録媒体6に対して入射光が垂直に入射してい
る状態においては、光のスポットがそれの中心を記録跡
の中心に一致させた状態で記録跡を正しく辿っている場
合でも、あるいは光のスポットの中心が記録跡の中心か
ら外れた状態で記録跡を辿っている場合でも、光のスポ
ットがランド上に位置している状態における信号面から
の反射光によって第11図中の光検出器15の2つの受
光器15a、15bから出力される出力信号の信号レベ
ルは一定となる。
また、光のスポットの中心が記録跡の中心から外れた状
態で記録跡を辿っている場合における光険出器15から
の出力信号は、光のスポットが記録跡を正しく辿ってい
る状態における光検出器15からの出力(i号よりも変
1′A度が低下している再生信号になる。
ところで、ディスク6が第15図の(a)のように傾斜
した場合には、反射光の光軸は光検出器15の受光素子
15a側の方に移動するが、その場合の移動量は、ディ
スクの傾斜角をO1集光レンズ14の焦点距離をfとし
て、Δ=0・f によって表わされる。
そして、ディスク6が第15図の(a)のように傾斜し
た場合には、光検出器15の受光素子15aの出力信号
のピーク値の方が大きくなる。それで、光検出器15に
おける2つの受光素子15a。
15bからの出力信号の差を検出し、その差信号が零ど
なるように集光レンズ14のレンズ軸を傾斜させれば集
光レンズ14の光軸をディスクの信号面に垂直な状態に
することができる。
ディスク6からの情報(F?号の再生時には、ディスク
6の信号面が常に集光レンズ14の合焦面となるように
、集光レンズ14に対してフォーカス制御が施こされて
いるから、集光レンズ14に入射された平行光が集光レ
ンズ14によって集束されて集光レンズ14の合焦面に
位置するディスク6の信号面に生じた光のスポットから
の反射光が。
再び集光レンズ14を通過して光源側の焦点を通る条件
は、ディスク6の信号面と集光レンズ14の主面とが平
行であるということから、第15図の(b)に示されて
いるように集光レンズ14における光源側の焦点を回動
中心にして集光レンズ]4を回動させて1反射光の光の
強度分布が光検出器におげろ受光素子上で等しくなるよ
うに、集光レンズ14のレンズ軸の傾斜制御(ティルト
制御)を行なえば、集光レンズ14の主面が常にディス
ク6の信号面に平行な状態、すなわち、ディスク6の信
号面への入射光をディスク6の信号面に対して垂直な状
態に制御することができる。
第11図は前記のように集光レンズ14のレンズ軸の傾
斜を制御する傾斜制御回路を備えている光学的情報(f
1号再生装置の一例構成を示すブロック図であり、第1
1図において光検出器15によ?ける受光素子15aか
らの出力信号はピーク値検出回路P D Caに供給さ
れ、また光検出器15における受光索子15bからの出
力信号はピーク値検出回路PDCbに供給されており、
前記した両ピーク値検出回路PDCa、PDCbでは、
前記した光検出器15における2つの受光素子15a。
15bからの出力信号におけるそれぞれのピーク値を検
出して、それを減算器24に与える。
前記したピーク値検出回路PDCa、PDCbからの出
力信号は、光のスポットがディスク6の(n号面のラン
ド上にあるときにディスクの信号面で生じた反射光の光
検出器での光量分布に比例しているものであるから、前
記した減算器24からの出力信号は、既述したようにデ
ィスク6の傾斜情報である。前記した減算器24からの
出力信号は、低域通過濾波器25を介して集光レンズ1
4の光源側の焦点面位置に設けられているティルトコイ
ル26に供給される。
そして前記したティルトコイル26は、前述のように永
久磁石46による磁界H中に配置されているから、その
磁界とティルトコイル26中に流れる電流とに基づいて
発生した電磁気力によって、前記の減算器24の出力信
号が零となる方向に集光レンズ14のレンズ軸を傾斜さ
せるように集光レンズ14を駆動して、集光レンズ14
のレンズ軸がディスク6の信号面に垂直な状態になるよ
うに集光レンズ14のレンズ軸をα方向に傾斜させるよ
うにする傾斜制御(ティルト制御)動作を行なう。
前記のような集光レンズ14のレンズ軸の傾斜制御を行
なうための傾斜制御系は、前記した第11図に示されて
いる制御系の機能ブロック図と対応している第10図中
に示されているように、光検出器15→傾斜検出回路→
低域通過濾波器25→ティル1−コイル26→差引点5
UBI→差引点5UB2−)差引点5UB3→光検出器
15→のような閉ループによって構成されている。なお
、第11図における前記したピーク値検出回路PDCa
PDCbと減算器24とによる構成部分は第10図中に
示されている傾斜検出回路に対応している。
ぞして、前記した傾斜制御系の動作によって、集光レン
ズ14の主面がディスク6の信号面に平行な状態にされ
て、ディスク6の信号面に生じる光のスポットのコマ収
差は除去されて隣接の記録跡からの漏話が無い状態にな
されるのである。
第11図における減算よ÷27は、いわゆるプッシュプ
ル法によるトラッキング誤差検出回路であって、この減
算器27からの出力信号が図示されていない補償回路を
介してトラッキングコイル28に供給されると、前記し
たトラッキングコイル28は、前述されているような憇
界H中に配置されているから、その磁界I(とl−ラッ
キングコイル28中に流れる電流とに基づいて発生した
電磁気力によって、前記の減算器27の出力信号が零と
なる方向(ディスクの(d号面における記録跡を光のス
ボ°ツ1−が横切る方向Y)に集光レンズ14を駆動し
て、集光レンズ14に対してトラッキング制御系による
トラッキング制御動作が行なわれるようにする。
前記したトラッキング制御系は、前記した第11図に示
されている制御系の機能ブロック回と対応している第1
0図中に示されでいるように、光検出器15→トラッキ
ング誤差検出回路→トラッキングコイル28→差引点5
UB3→光検出器15→のような閉ループによって構成
されている。
なお、第10図中のトラッキング誤差検出回路は、第1
1図中の減算器27の部分に対応している。
集光レンズ14に対して第15図の(b)を参照して既
述したような傾斜制御だけが行なわれた場合には、光の
スポットはディスク6の信号面においてδ=f・θで示
されるδの距離だけ移動するが、集光レンズ14に対し
て前記したような傾斜制御動作とともに、トラッキング
制御動作も行なわれている場合には、光のスポットの位
四が前記したトラッキング制御動作によって信号を再生
している記録跡上に保持されるようになされているから
、実際にはディスクの信号面上での光のスポットの移動
は生じない。傾斜制御系の制御ループの遮断周波数を、
トラッキング制御系の制御ループの遮断周波数よりも1
デカード程度低く設定しておけば、前記した傾斜制御動
作が集光レンズ14に対して行なわれた場合にも、光の
スポットが情報信号を再生している記録跡から離れるよ
うなことは起こらないのである。第11図中に示されて
いる低域通過濾波器25は、前記した傾斜制御系の制御
ループの遮断周波数を、トラッキング制御系の制御ルー
プの遮断周波数よりも所要のように低く設定するために
設けたものである。
前記のように集光レンズ14に対してトラッキング制御
系によるトラッキング制御動作が施こされている状態に
おいては、トラッキング制御系による制御動作によって
集光レンズ14の中心が光軸上に戻されて、数例の場合
には集光レンズ14に対する傾斜制御のための回動中心
Fbが第15図の(c)に示されているように光軸より
左側にδだけ変位している状態になされる。
前記のように第10図中で光検出器15→トラッキング
誤差検出回路→トラッキングコイル28→差引点5UB
3→光検出器15→の回路で示されている閉ループのト
ラッキング制御系によるトラッキング制御動作によって
、集光レンズ14の回動中心をδだけ変位させておくた
めの直流分がトラッキングコイル28に供給されるが、
前記した直流分は前記した傾斜制御系の閉ループ中に設
けられている低域通過濾波器25の遮断周波数と略々等
しい遮断周波数を有する低域通過濾波器29を介して移
送用モータ19にも供給される。
それによって移送用モータ19は、第10図中に光検出
器15→トラッキング誤差検出回路→低域通過濾波器2
9→移送用モータ19→差引点5UB2→差引点5UB
3→光検出器15→の回路で示されている閉ループによ
る自動制御系の自動制御動作により前記した直流分が零
となる方向に回転して、集光レンズ14に対する入射光
の光軸とディスク6の信号面からの反射光の光軸とが集
光レンズ14の回動中心Fbに一致している第15図の
(d)に示されているような状態になされる。
そして、第15図の(d)に示されている状態は、ディ
スク6の信号面からの反射光の光軸が光検出器15にお
ける2つの領域の境界線(分割線)に一致している安定
した状態である。
ところで、前記した第15図の(d)に示されているよ
うな状態において、集光レンズ14の中心は入り、射光
の光軸に対して右側にずれているので。
入反射光の通過する範囲は図中の一点鎖線で示されてい
るような狭いものになる。それで集光レンズの開口では
光の戻る範囲が第15図の(e)で斜線を引いて示す部
分のようになるが、前記の光の戻る範囲は光軸に対して
対称であるから光検出器15における2つの受光素子1
5a、15bに与えられる入射光景は等しい。
第15図の(b)を参照して既述したように、集・  
光レンズ14に対して傾斜制御だけが行なわれた場合に
、ディスク6の信号面で生じるδ=r・0の大きさを有
する距離δだけの光のスポットの移動は、集光レンズ1
4に対して傾斜制御動作と、トラッキング制御動作とが
同時に行なわれた場合には、前記したトラッキング制御
動作によって光のスボッ1−の位置を信号が再生されて
いる記録跡上に保持させている第15図の(c)のよう
な状態として、ディスク6の信−シ)面における前記し
た光のスポットの移動が生じないようにされる。
しかし、前記した第15図の(c)の状態ではディスク
6の信号面からの反射光の光軸が入射光の光軸よりも左
に寄るために、再び傾斜制御系に対する入力が生じるこ
とになり、既述した傾斜制御系によって集光レンズ14
のレンズ軸をさらに傾斜させるような傾斜制御動作が行
なわれることになるが、傾斜制御系における制御ループ
の遮断周波数と略々等しい遮断周波数を有する移送用モ
ータの制御系による移送用モータ19に対する制御動作
が前記した傾斜制御系の制御動作と同時的に行なわれる
ので、集光レンズ]4の回動中心Fbが第15図の(c
)のように入射光の光軸よりも左に変位する以前に、移
送用モータの制御系によって移送用モータ19が回転す
るために第15図の(d)の状態になされるのである。
すなわち、ディスク6に第15図の(a)のような傾斜
が生じたときは、ディスク6の信号面からの反射光の光
軸が、光検出器15における2つの領域の境界腺からず
れる状態になる前に、前記した傾斜制御系による傾斜制
御動作と移送用モータの制御系による制御動作とによっ
て1円滑に第15図の(d)に示されるような安定な動
作状態になされるのである。前述もしたように、前記し
た傾斜制御系の閉ループの遮断周波数と移送用モータの
制御系の閉ループの遮断周波数とは、ともにトラッキン
グ制御系の閉ループの遮断周波数に比べて1デカード程
度低く設定されているから、前記した両制御系による制
御動作は0.1秒〜1秒程度で開始される。
ところで、これまでに説明して来た集光レンズ14のレ
ンズ軸に対する傾斜制御は、ディスク6が径方向で傾斜
している場合に関するものであるが、ディスク6の径方
向における傾斜は、主としてディスク6が第16図の(
a)に例示されているように笠状に彎曲した変形態様の
ものになっている場合と対応して生じる。そして、前記
のような変形態様でのディスク6の径方向の傾斜に基づ
いて得られる傾斜情報は時間軸上で急激に変化している
状態のものではないから、前述したような両制御系によ
る制御動作が0.1秒〜1秒程度で開始されても前記し
た傾斜制御動作は充分に良好な状態で行なわれる。
!−ラッキング誤差の検出方式が、前記のようにプッシ
ュプル法の場合には、ディスク6の信号面が第15図の
(a)のように傾斜してディスク6の信号面からの反射
光の光軸が移動すると、そのときに光のスポットが正し
く記録跡上に追跡している状態であっても光検出器にお
ける2つの受光素子からの出力信号間に差が生じるため
に、偽のトラッキング誤差信号が現われる。そして、前
記のように偽のトラッキング誤差信号が生じた場合には
、プッシュプル法のトラッキング誤差の検出方式では、
光のスポットの中心がピットの中心からずれることによ
って生じる回折光の偏りにより、光検出器における2つ
の受光素子に対する入射光量が等しい状態になるまでに
光のスポットの中心がピットの中心から僅かの距離だけ
ずらされるから、コマ収差が生じなかったとしても再生
<i号が劣化する。
ところが、前記のように集光レンズ14のレンズ軸を傾
斜制御すれば、前記したディスクの信号面が傾斜しても
、偽のトラッキング誤差信号が生じることはないが、前
記のように傾斜制御動作が開始されるまでの0.1秒〜
1秒程度の時間中における偽のトラッキング誤差信号の
発生をなくするために、従来技術として示した特開昭5
8−125242号公報に開示されているような手段を
適用して、例えば第11図中の減算器27の入力側に乗
算器MULa、MULbを設け、この乗算器MULa、
MULbにより光検出器15の2つの受光素子15a、
15bの出力信号と、光検出器15の2つの受光素子1
5a、15bの出力信号におけるピーク値とを相互に乗
算するようにしてもよいし、また、トラッキング誤差検
出方式として、本質的にディスクの傾斜の影響を受けな
いトラッキング誤差検出方式1例えば本出願人会社から
特許出願された特願昭61−1517号に示されている
ようなトラッキング誤差検出方式が採用されてもよいの
である。
以上の説明から明らかなように前記した構成の光学的情
報信号再生装置においては、ディスク6が第16図の(
a)に例示されているように笠状に彎曲した変形態様の
ものになっている場合と対応してディスク6の径方向に
傾斜していても、傾斜制御系と移送用モータの制御系と
トラッキング制御系とによる制御動作によって、集光レ
ンズ6の信号面に集光レンズ14の主面が平行な状態に
なるように自動制御されるので、コマ収差が除去される
とともに、トラッキングオフセットも無くなるので、隣
接する北口跡からの漏話のない高い変調度の再生信号が
得られるのである。
ところで、ディスク6の信号面の傾斜の態様としては前
記した第16図の(a)に例示しであるようなものの外
に、第16図の(b)に例示しであるもののように、デ
ィスク6の信号面に形成されている記録跡の延在方向に
も傾斜している場合がある。
第16図の(b)に例示したような変形態様のディスク
において記録跡の延在方向に生じている傾斜の絶対値は
、第16図の(a)に例示したようなディスクの半径方
向に生じる傾斜に比べて大きくはないが、記録跡の延在
方向での傾斜によってコマ収差が生じると、集光レンズ
14のMTF(レンズによる空間周波数の伝達能力)を
著るしく低下させるとともに、集光レンズ14のPTF
(位相伝達能力)を劣化させるので、映像信号の高域成
分の再生やP CM信号の再生を行なう場合に好ましい
ものでは、ない。
それで、前記した記録跡の延在方向での傾斜にも集光レ
ンズ14のレンズ軸が追従するようなタンジェンシャル
・ティルト制御が行なわれるようにして第1図、第9図
中で矢印βで示されている方向での揺動4作も行なわせ
ることができるような集光レンズの駆動装置16を用い
て、集光レンズ14に対する傾斜制御!i+(タンジェ
ンシャル・ティルト制御)を行なうようにすることによ
り、光学的情報信号再生装置は一層高性能なものとなさ
れる。
ディスク6において再生の対象としている情報信号の周
波数は通常数M Hz以上というように。
タンジェンシャル・ティルト制御の範囲とされる数百ヘ
ルツの周波数に対して充分に高いから、ディスクの信号
面に記録されているピットの配列を光のスポットが通過
することによって生じる反射回折光の分布の時間軸上で
の変化は極めて高速であり、したがって、タンジェンシ
ャル・ティルト制御の信号の周波数範囲においては、記
録跡の延在方向での反射回折光の分布は時間軸上で充分
に平均化されており、ディスクに記録跡の延在方向での
傾斜がない限り一定である。それで、光検出器として例
えば第12図に示されているように。
直交する2幀で4分割されている構成の光検出器30を
用いて、Y軸に関して光の強度分布の差を得るようにす
ることによって、ディスクにおける記録跡の延在方向で
の傾斜情報を得ることができる。
第12図において、光検出器:30はX軸とY軸とによ
って4分割されて得られる・1つの領域にそれぞれ受光
索子30a、30b、30c、30dを備えている。前
記した光検出:n :10における受光素子30aから
の出力信号は減算器32の被減数信号として供給されて
おり、また、前記した減算器32の減数信号としては受
光素子30cからの出力信号が供給され、さらに、V「
記した受光素子30bからの出力信号は減算器31に被
減数信号として供給され、さらにまた、前記の減算器3
1の減数信号としては受光素子30dの出力信号が供給
されている。
前記した減算器31からの出力信号は減算器33に対し
て被減数信号として供給されているとともに、加算器3
4に対してそれの一方人力括号として供給されている。
また、前記した減算器32からの出力信号は減算器33
に対して減数信号としz供t1されているとともに、加
算)?34に対してそれの他方入力信号として供給され
ているそれで、前記した減3f、器33から出力端子3
5には、前記したX軸に関して光の分布の差を演算した
結果として得られたディスクの傾斜情報、すなわち、デ
ィスクの信号面の半径方向Yの傾斜情報の1a号が出力
され、また、前記した加算器34から出力端子36には
、前記したY軸に関して光の分布の差を演算した結果と
して得られたディスクの傾斜情報、すなわち、ディスク
の信号面に形成されている記録跡の延在方向Xにおける
傾斜情報の信号が出力される。
そして、前記した出力端子35からの出力信号は、集光
レンズ14のレンズ軸をそれの回動中心Fbを中心にし
て第1図及び第11図中に示されているαの方向にa動
させるために使用され、また、前記した出力端子36か
らの出力信号は、集光レンズ14のレンズ軸をそれの回
動中心Fbを中心にして第1図及び第9図中に示されて
いるβの方向に揺動させるために使用される。
第13図は前記した第12図中で使用されていた光検出
器30をXMに対して45度だけ回転させた状態で使用
することにより、第12図示の場合に比べて減算器と加
算器とを1個づつ不使用にできるようにした簡単な構成
の回路配置の構成例であり、この第13図示の回路配置
の場合にも、出力端子35からの出力信号は、集光レン
ズ14のレンズ軸をそれの回動中心Fbを中心にして第
1図及び第9図中に示されているαの方向に揺動させる
ために使用され、また、前記した出力端子36からの出
力信号は、集光レンズ14のレンズ軸をそれの回動中心
Fbを中心にして第1図及び第9図中に示されているβ
の方向に揺動させるために使用される。
また、第14図は4分割された状態の光検出器37とし
て、第12図、第13図示の各回路配置で使用されてい
たものとは構造を異にしているものが使用されている場
合の回路配置であり、この第14図示の回路配置の場合
にも、出力端子35からの出力信号は、集光レンズ14
のレンズ軸をそれの回動中心Fbを中心にして第1図及
び第9図中に示されているαの方向に揺動させるために
使用され、また、前記した出力端子36からの出力信号
は、集光レンズ14のレンズ軸をそれの回動中心Fbを
中心にして第1図及び第9図中に示されているβの方向
に揺動させるために使用されるのである。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置は
情報信号による記録跡が形成されている信号面を備えて
いる記録媒体における信号面に対して、光源からの信号
読取用の光を集光レンズで集束した光のスポットを投射
し、前記した記録媒体の信号面に形成されている記録跡
中の情報信号によって強度変調されている反射光を光検
出器で受光して、前記した光検出器から再生信号を得る
ようにされている光学的情報信号再生装置の集光レンズ
の駆動装置における前記した記録媒体の信号面に光のス
ポットを形成させる集光レンズを、それのレンズ軸の方
向とレンズ軸に直交する方向との2方向への直動4作及
びまたは集光レンズの光源側の焦点の位置を中心として
前記した直動4作が行なわれる2方向を含む第1の平面
内あるいは前記の第1の平面内及び前記の第1の平面と
直交する第2の平面内との双方の面内で揺動4作を行な
わせるための集光レンズの駆動装置として、集光レンズ
を取付けるための孔が中央部に設けられている絶縁シー
トに、それぞれ所定のパターンを示す導体パターンを設
けた複数枚のシート状コイルをを積層して一体化してな
るコイル組立体の中央部の孔に前記した集光レンズを固
着して構成した可動部と、前記の可動部を固定部分から
離隔させた状態で弾性的に支持する支持部材と、前記し
たコイル組立体における導体パターンに対して所定の関
係で異なる磁極が対向しているような配置の態様で前記
の固定部分に固着されている永久磁石とを備えており、
前記したコイル組立体を構成している各シート状コイル
に対して、それぞれ所定の方向の電流を供給することに
よって、前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向
と、レンズ軸に直交する方向との2方向への直動4作、
及びまたは集光レンズの光源側の焦点の位にを中心とし
て前記した直動4作が行なわれる2方向を含む第1の平
面内あるいは前記の第1の平面内及び面記の第1の平面
と直交する第2の平面内との双方の面内で揺動4作を行
なわせることができるようにしたものであるから、集光
レンズの駆動装置に使用されているシート状コイルは、
それのコイル巻線が絶縁性シートにエツチング手段、あ
るいはメッキ手段等の適用により導電性物質による所要
のコイルパターンに自由に形成でき、それにより、一定
の磁界によって所望の方向の運動を行なわせることので
きるコイルを容易に得ることができる。また、各種のシ
ート状コイルの積層が容易であるから複合運動を行なう
集光レンズの駆動装置を容易に提供することが可能であ
る。また、前記したようにシート状コイルの導体パター
ンが自由にできるために、磁界との組合わせによって高
い電気−機械変換能率を有する集光レンズの駆動装置を
容易に作ることができる。さらに、集光レンズの駆動装
置を薄型のものとして作ることができるので、小型な光
ピツクアップの実現が容易である。さらにまた、積層コ
イルは剛性が高く、余分な重量がないので周波数特性や
)1■動特性の良好な集光レンズの駆動装置を提供でき
るとともに。
コイル組立体からの接続線の引出し及び接続も積層した
シート状コイルによって行なうことができるので、動作
上のばらつきが生じることがなく、したがって1機械的
な組立ての容易な集光レンズの駆動装に’ffiを容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学的情報信号再生装置の集光レンズ
の駆動装置の一実施例の分解斜視図、第2図及び第5図
ならびに第7図はシーl−状コイルの構成例を示す斜視
図、第3図はコイルの駆動方向の説明図、第4図及び第
8図は集光レンズの駆動装置の側断面図と平面図、第6
図はコイル組立立体とシート状配線基板と集光レンズと
の斜視図、第9図は光学的情報(8号再生装置の構成例
を示すブロック図、第10図は第9図示の光学的情報信
号再生装置の機能ブロック図、第11図乃至第14LI
21は第9図示の光学的情報信号再生装置の一部のブロ
ック図、第15図は傾斜制御の説明用の光学系の側面図
、第16図はディスクの変形態様の斜視図である。 6・・・ディスク、11・・・光源、12・・・コリツ
ー1−レンズ、13・・・ビームスプリッタ、14・・
・集光レンズ、7,15,30.37・・・光検出器、
16・・・レンズ駆動装置、18・・・ディスクの駆動
用モータ、19・・・移送用モータ、20・・・ラック
、21・・・ビニオン、24,27.31〜33,38
゜39.41.42・・・減算器、5UBI〜5UB3
.・・・差引点、25.29・・・低域通過濾波器、2
6・・・ティルトコイル、28・・・トラッキングコイ
ル、33・・・加算器、43.57−・・上蓋、44.
58・・・下蓋、45・・・サスベンジ目ン、46・・
・永久磁石、5o・・・フォーカスコイル、58a・・
・レンズ駆動装置16の下蓋58の中央部分の環状の突
起部、57a・・・レンズ駆動装置16の上蓋57の中
央部分の環状の突起部、57b・・・上蓋57の周縁部
、58b・・・下′M58の周縁部、60・・・配線用
シート基板、61a・・・コイル組立体MCAの中心部
に設けられている孔、62.63・・・所定のコイル巻
線パターンを備えているシート状コイル、64・・・シ
ート状コイル62に固着される部分と前記したシート状
コイル62におけるコイル巻線の端部に接続されるべき
接続導体のパターンが施こされている複数個の脚部64
 a HG 4 )) 、 64 c 、 64 dと
を備えている構r>’2形態のシート状J&仮、65・
・・シート状コイル63に固着される部分と前記したシ
ート状コイル63におけるコイル巻線の端部に接続され
る接続導体のパターンが施ニされている複数個の脚部G
5a、65b、65c、65dとを備えている連成形態
のシート状基板、66a〜66d。 67a・〜・67d・・・配線用シート状基板60にお
ける滝数個の脚部、69.71・・・合成樹脂のシート
。 69 a c 、 69 b c 、 71 a c 
、 71 b c −渦巻状のコイル巻線、70・・・
絶縁膜、TH・・・スルーホール、MCA・・・コイル
組立体、MA・・・可動体、PDCa、PDCb・・・
ピーク値検出回路、P・・・ピット、5L−34・・・
光のスポット、M U L a 、 M U Lb・・
・乗rF器、FA・・・移送機構、LA・・・光学系、
特許出願人  日本ビクター株式会社 χご二′・ 1つへ    1 第111

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、情報信号による記録跡が形成されている信号面を備
    えている記録媒体における信号面に対して、光源からの
    信号読取用の光を集光レンズで集束した光のスポットを
    投射し、 前記した記録媒体の信号面に形成されている記録跡中の
    情報信号によって強度変調されている反射光を光検出器
    で受光して、 前記した光検出器から再生信号を得るようにされている
    光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置におけ
    る前記した記録媒体の信号面に光のスポットを形成させ
    る集光レンズを、それのレンズ軸の方向とレンズ軸に直
    交する方向との2方向への直動々作を行なわせるように
    したレンズの駆動装置であって、集光レンズを取付ける
    ための孔が中央部に設けられている絶縁シートに、 前記の孔を囲繞するような渦巻形状の導体パターンを設
    けた第1のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートを中央で2分す
    る領域にそれぞれ個別の各1個の渦巻形状の第2、第3
    の導体パターンを設けた第2のシート状コイルとを積層
    して一体化してなるコイル組立体における中央部の孔に
    前記した集光レンズを固着して構成した可動部と、 前記の可動部を固定部分から離隔させた状態で弾性的に
    支持する支持部材と、 前記した渦巻形状の第2、第3の導体パターンに対して
    それぞれ異なる磁極が対向しているような配置の態様で
    前記の固定部分に固着されている永久磁石とを備えてい
    て、 前記した第1のシート状コイルにおける第1の渦巻形状
    の導体パターンに対して電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向と直交す
    る方向に直動々作させ、また、第2のシート状コイルに
    おける前記した第2、第3の渦巻形状の導体パターンに
    対して互に逆方向の電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向に直動々
    作させるようにした光学的情報信号再生装置の集光レン
    ズの駆動装置 2、情報信号による記録跡が形成されている信号面を備
    えている記録媒体における信号面に対して、光源からの
    信号読取用の光を集光レンズで集束した光のスポットを
    投射し、 前記した記録媒体の信号面に形成されている記録跡中の
    情報信号によって強度変調されている反射光を光検出器
    で受光して、 前記した光検出器から再生信号を得るようにされている
    光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置におけ
    る前記した記録媒体の信号面に光のスポットを形成させ
    る集光レンズを、それのレンズ軸の方向とレンズ軸に直
    交する方向との2方向への直動々作及びまたは集光レン
    ズの光源側の焦点の位置を中心として前記した直動々作
    が行なわれる2方向を含む第1の平面内における揺動々
    作を行なわせるようにしたレンズの駆動装置であって、
    集光レンズを取付けるための孔が中央部に設けられてい
    る絶縁シートに、 前記の孔を囲繞するような渦巻形状の導体パターンを設
    けた第1のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートを中央で2分す
    る領域にそれぞれ個別の各1個の渦巻形状の第2、第3
    の導体パターンを設けた第2のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートを中央で2分す
    る領域にそれぞれ個別の各1個の渦巻形状の第4、第5
    の導体パターンを設けた第3のシート状コイルとを積層
    して一体化してなるコイル組立体における中央部の孔に
    前記した集光レンズを固着して構成した可動部と、 前記の可動部を固定部分から離隔させた状態で弾性的に
    支持する支持部材と、 前記した渦巻形状の第2、第4の導体パターンと第3、
    第5の導体パターンとに対してそれぞれ異なる磁極が対
    向しているような配置の態様で前記の固定部分に固着さ
    れている永久磁石とを備えていて、 前記した第1のシート状コイルにおける第1の渦巻形状
    の導体パターンに対して電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向と直交す
    る方向に直動々作させ、また、第2のシート状コイルに
    おける前記した第2、第3の渦巻形状の導体パターンに
    対して互に逆方向の電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向に直動々
    作させ、さらに、 前記した第3のシート状コイルにおける前記した第4、
    第5の渦巻形状の導体パターンに、互に同方向の電流を
    供給したときに、集光レンズの光源側の焦点の位置を中
    心として前記した直動々作が行なわれる2方向を含む第
    1の平面内において前記した集光レンズを揺動々作させ
    るようにした光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆
    動装置 3、情報信号による記録跡が形成されている信号面を備
    えている記録媒体における信号面に対して、光源からの
    信号読取用の光を集光レンズで集束した光のスポットを
    投射し、 前記した記録媒体の信号面に形成されている記録跡中の
    情報信号によって強度変調されている反射光を光検出器
    で受光して、 前記した光検出器から再生信号を得るようにされている
    光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置におけ
    る前記した記録媒体の信号面に光のスポットを形成させ
    る集光レンズを、それのレンズ軸の方向とレンズ軸に直
    交する方向との2方向への直動々作及びまたは集光レン
    ズの光源側の焦点の位置を中心として前記した直動々作
    が行なわれる2方向を含む第1の平面内における揺動々
    作を行なわせるようにしたレンズの駆動装置であって、
    集光レンズを取付けるための孔が中央部に設けられてい
    る絶縁シートに、 前記の孔を囲繞するような渦巻形状の導体パターンを設
    けた第1のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートを中央で2分す
    る領域にそれぞれ個別の各1個の渦巻形状の第2、第3
    の導体パターンを設けた第2のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートの中央部に設け
    られている孔を囲繞するような渦巻形状の第6の導体パ
    ターンと前記の第6の導体パターンの外側に前記の第6
    の導体パターンとは逆回わりの第7の導体パターンとを
    設けた第3のシート状コイルとを積層して一体化してな
    るコイル組立体における中央部の孔に前記した集光レン
    ズを固着して構成した可動部と、 前記の可動部を固定部分から離隔させた状態で弾性的に
    支持する支持部材と、 前記した渦巻形状の第2、第3の導体パターンに対して
    それぞれ異なる磁極が対向しているような配置の態様で
    前記の固定部分に固着されている永久磁石とを備えてい
    て、 前記した第1の渦巻形状の導体パターンに対して電流を
    供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向と直交す
    る方向にに直動々作させ、また、 前記した第2、第3の渦巻形状の導体パターンに対して
    、互に逆方向の電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向に直動々
    作させ、さらに、 前記した第3のシート状コイルにおける前記した第6の
    渦巻形状の導体パターンと第7の渦巻形状の導体パター
    ンとに互に逆方向の電流が供給されたときに、集光レン
    ズの光源側の焦点の位置を中心として前記した直動々作
    が行なわれる2方向を含む第1の平面内において前記し
    た集光レンズを揺動々作させるようにした光学的情報信
    号再生装置の集光レンズの駆動装置 4、情報信号による記録跡が形成されている信号面を備
    えている記録媒体における信号面に対して、光源からの
    信号読取用の光を集光レンズで集束した光のスポットを
    投射し、 前記した記録媒体の信号面に形成されている記録跡中の
    情報信号によって強度変調されている反射光を光検出器
    で受光して、 前記した光検出器から再生信号を得るようにされている
    光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置におけ
    る前記した記録媒体の信号面に光のスポットを形成させ
    る集光レンズを、それのレンズ軸の方向とレンズ軸に直
    交する方向との2方向への直動々作及びまたは集光レン
    ズの光源側の焦点の位置を中心として前記した直動々作
    が行なわれる2方向を含む第1の平面内あるいは前記の
    第1の平面に直交する第2の平面内とにおける揺動々作
    を行なわせるようにしたレンズの駆動装置であって、集
    光レンズを取付けるための孔が中央部に設けられている
    絶縁シートに、 前記の孔を囲繞するような渦巻形状の導体パターンを設
    けた第1のシート状コイルと、 前記の絶縁シートと同形状の絶縁シートを中央で2分す
    る領域にそれぞれ個別の各1個の渦巻形状の第2、第3
    の導体パターンを設けた第2のシート状コイルと、 前記した絶縁シートと同形状の絶縁シートを、 前記した絶縁シートの面の中心を通る前記した第1の平
    面との交線及び絶縁シートの面の中心を通る前記した第
    2の平面との交線とによって分割されて絶縁シートの面
    に形成される4つの領域に、それぞれ渦巻形状の導体パ
    ターンを設けた第3のシート状コイルとを積層して一体
    化してなるコイル組立体における中央部の孔に前記した
    集光レンズを固着して構成した可動部と、 前記の可動部を固定部分から離隔させた状態で弾性的に
    支持する支持部材と、 前記した渦巻形状の第2、第3の導体パターンに対して
    それぞれ異なる磁極が対向しているような配置の態様で
    前記の固定部分に固着されている永久磁石とを備えてい
    て、 前記した第1の渦巻形状の導体パターンに対して電流を
    供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向と直交す
    る方向に直動々作させ、また、 前記した第2、第3の渦巻形状の導体パターンに対して
    、互に逆方向の電流を供給したときに、 前記した可動部を集光レンズのレンズ軸の方向に直動々
    作させ、さらに、 前記した第3のシート状コイルにおける4つの領域に設
    けられている各渦巻形状の導体パターンに対して同方向
    の電流を供給したときに、集光レンズの光源側の焦点の
    位置を中心として前記した直動々作が行なわれる2方向
    を含む第1の平面内における揺動々作を行なわせ、さら
    にまた、 前記した第3のシート状コイルにおける4つの領域の内
    で対角方向に位置している領域中に設けられている渦巻
    形状の導体パターンに対して互に同方向の電流を供給し
    、他方、 前記した第3のシート状コイルにおける4つの領域の内
    で隣接する領域中に設けられている渦巻形状の導体パタ
    ーンに対しては互に逆方向の電流を供給したときに、集
    光レンズの光源側の焦点の位置を中心として前記した直
    動々作が行なわれる2方向を含む第1の平面に直交する
    第2の平面内における揺動々作を行なわせるようにした
    光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置
JP8365286A 1986-04-11 1986-04-11 光学的情報信号再生装置の集光レンズの駆動装置 Pending JPS62239432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009301033A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Fuzhun Precision Industry (Shenzhen) Co Ltd カメラ装置

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JP2009301033A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Fuzhun Precision Industry (Shenzhen) Co Ltd カメラ装置

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