JP2003103799A - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの沈降が生じても、濃度差の少ないイ
ンクを供給する。 【解決手段】 タンク容器101内には、重力方向gと
交差する方向に配置されているしきり壁107が形成さ
れている。しきり壁107によって負圧発生部材102
は、第1の負圧発生部材102aおよび第2の負圧発生
部材102bに、また、負圧発生部材102を収納して
いる負圧発生部材収納室110は、第1の収納室110
aおよび第2の収納室110bに、それぞれ実質的に上
下2つに分割されているが、連通部108を介して第1
の収納室110aおよび第2の収納室110bは連通し
ている。しきり壁107により分割されることで第1お
よび第2の負圧発生部材102a、102bの高さ
1、h2は、それぞれ負圧発生部材収納室110の高さ
hの約半分となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタなどに用いられるインクジェットヘッドに対して
供給されるインクを貯留する吸収体を内蔵したインクタ
ンクに関し、特にインクとして顔料インクを良好に使用
することを可能にする改善されたインクタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドにインクを供給す
るインクタンクは、インクジェットヘッドのインク吐出
特性上必要な供給圧カを発生するために、インクタンク
内に内蔵されたインクを保持する部材のインク保持力を
利用する構成と、インクタンク液面位置とインクジェッ
トヘッドに設けられた吐出口位置との水頭差により発生
する圧力を供給チューブを介して供給圧力として利用す
る場合とがある。
【0003】近年のパソコンの普及により、プリンタも
広く普及している。このようなプリンタに対してはサイ
ズの小型化が求められており、多くのプリンタは前者の
インク保持部材の保持力を利用したインクタンクを採用
している。ここで、このようなインクタンクに用いられ
ているインク保持部材としては、コストやインク接液性
の観点より、多くは発泡ポリウレタンやpp繊維を用い
ており、これらの材料中に無数に設けられた微細穴や微
小隙間により発生する毛細管カが保持力を発生する。そ
して、このように構成されるインク保持部材に充填され
るインクは、発色性や吐出安定性及び長期不使用の場合
発生する吐出口近傍の乾燥固着対策等の観点から、染料
インクが使われてきた。
【0004】ところで、近年、インクジェットによる印
字物に対してLBP並みの印字濃度や発色性あるいは耐
侯性の向上が要求されてきている。その中でも、特にブ
ラックインクは普通紙に文字を記録したときの光学濃度
(OD:Optical Density)の向上が望
まれている。
【0005】従来の着色剤として染料を使用したインク
は染料の特性から光学濃度の向上は難しく、耐水性や耐
光性についても十分なインクを提供するには至っていな
かった。そこで、染料インクによる上述の課題を解決す
るために、記録媒体にインク受容層を設けた専用紙(コ
ート紙)を使用することが提案されているが、一般的に
普通紙よりも価格が高いため、低価格な普通紙での高画
質化が求められていた。
【0006】また、インク処理剤をインクと同時に吐出
する手段をとることで紙面上でのインク濃度を向上させ
て高画質を達成させる方法もあるが、記録装置自体が大
型化し、処理剤のコストが余計にかかるなど、特殊な用
途に限られていた。
【0007】そこで、現在ではインクの着色剤に顔料を
用いることが提案されている。インクの着色剤として使
用される顔料は、その特性により光学濃度を向上させる
ことが比較的容易であり、また耐水性についても染料に
比べて高いため、文章などの出力を主体とする記録装置
においてはブテックインクに顔料を採用する場合が増え
ている。
【0008】また、最近では、カラーインクも、記録物
の耐侯性向上のために、染料インクから顔料インクヘ移
行する動きもでてきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、顔料インクの
場合、以下に記載するような課題が存在する。インクタ
ンク内に収容されたインクが顔料である色材とこれを分
散させる液媒体とを含有するインクである場合には、イ
ンクタンクが長期間同一姿勢で静置されると、顔料は染
料等に比べ分子量が大きいため、色材が重力の影響を受
けて沈降し、インクタンク内の色材濃度が不均一になる
現象が生じる。ここで、沈降とは微細な粒子が重力の作
用によって沈む現象であり、その度合いは、粒子同士の
凝集が基本的に起こらない場合、下記に示すstoke
sの式により与えられる重力方向への沈降速度、及びブ
ラウン運動の関係によって決まる。 −Stokesの式− Vs=2a(ρ−ρo)g/9η‥‥‥(1) Vs:沈降速度 a:粒子半径 ρ:粒子密度 ρo:溶媒密度 g:重力加速度 η:溶媒粘度 −ブラウン運動− X=(RTt/3πNAρa)‥・‥・(2) X:時間tで動く粒子の平均距離 R:気体定数 T:絶対温度 NA:アボガドロ数 η:溶媒粘度 a:粒子半径 上記の2つの式の関係において、粒子の沈降速度がブラ
ウン運動による拡散よりも支配的な場合に、粒子の沈降
が生じる。
【0010】また、インクタンク内の空間を大気中に連
通させるための大気連通口がインクタンクに設けられて
いる場合には、インク蒸発成分がこの大気連通口を通し
て蒸発するため、これによってもインクタンク内の色材
濃度が経時的に濃縮され不均一になる。特に、インクタ
ンクのインク供給口が設けられている面に対向する面以
外の面に大気連通口が設けられている場合には、色材の
沈降とインク成分の蒸発によるインク供給口近傍の色材
濃度の上昇がより顕著に現れる。
【0011】このような顔料の沈降現象は、顔料インク
を吸収体などに含浸させずに直接袋状収納体内に収容
し、板バネなどが利用されて負圧を付加する形態のイン
クタンクでは、記録動作によるキャリッジの移動走査が
利用されて袋内の顔料インクを容易に携帯することがで
きるため大きな問題となっていなかった。
【0012】ところが、インクタンク全体に発泡ポリウ
レタンやPP繊維等の吸収体を収納したインクタンクの
場合、吸収体の保持力が色材の分散抑制力を発生させる
ため、長期間同一方向に放置され、一度濃度勾配が生じ
た場合には、色材を直ちに再拡散させることができな
い。すなわち、例えば、インクジェット記録装置にイン
クタンクが長期にわたって搭載されたまま、使用されな
い状態が継続した場合、顔料が沈降し、重力方向下方の
底面に設けられたインク導出部付近は顔料濃度の高いイ
ンクが集中し、重力方向上方部分は顔料濃度の低い状態
となってしまう。この状態で記録を行うと、記録ヘッド
はインク消費の初期には濃度の高いインクを吐出するこ
ととなり、インク消費の後半は濃度の低いインクを吐出
することとなる。
【0013】図25は、プリンタ内で印字可能な姿勢で
長期にわたり放置された結果、不均一になってしまった
顔料濃度分布を模式的に示した図である。ここでは濃度
分布を簡易的にK、L、M、Nの4段階で投階的に表現
しているが、実際は濃度分布は連続的なものである。本
発明者の知見によれば、インク中の初期の顔料濃度が4
%のとき、印字しないで重力方向で静置された場合、す
なわちインクタンク内でのインク流動がない場合、イン
ク中での顔料濃度は、
【0014】
【表1】
【0015】といった濃度分布が発生した。
【0016】この状態で印字を行うと、初期印字におい
てはN部のインクを使用するため非常に濃い印字となっ
てしまう。また、インクタンクの使用インク後半におい
ては、K部のインクを使用するため非常に薄い印字にな
ってしまう。また、初期のN部のインクを用いてdut
yの非常に低い印字を行った後にまた長期印字を行わな
い場合、非常に濃い顔料インクが吐出口近傍に充填され
るため吐出口での固着が促進されプリンタに装着された
回復機構では回復不能になってしまった。この2つの現
象は、近年の印字濃度要求に対し解決すべき大きな課題
である。
【0017】また、インクタンクは、単独で物流される
ものであり、物流姿勢や店頭での販売姿勢において長期
間同じ姿勢で放置された場合には同様に濃度分布を生じ
ることになり、特に重力方向とインク吐出方向が同じ方
向で静置され続けた場合には、購入直後の使用において
上述したような現象が発生することになる。例えば、物
流姿勢や店頭での販売姿勢において重力方向とインク吐
出方向とが一致しないように横置きもしくは一定時間ご
とに姿勢を変更するなどの規制を付与することで対応す
ることも可能であるが、そのような操作を販売員に強制
することは現実的ではない。
【0018】このような吸収体を内蔵したインクタンク
における顔料インクの沈降の問題に対してなされた対策
の例として、例えば、特開2001−030513号公
報があげられる。この件は、インクタンクとヘッドとを
連結するインク経路中に複数の突起を配置し、インクタ
ンクから供給されたインクを撹拌しながらヘッドに至ら
しめインク濃度の均一化を図ろうとするものである。イ
ンクタンク内部におけるインク濃度差の分布が大きくな
い場合には有効に作用するが、長期保存や、長期未使用
になどによってインクタンク内部においてインクの濃度
差が発生してしまった状況では十分な対策とはいえな
い。
【0019】また、特開2001−260337号公
報、特開2001−260378号公報、特開2001
−260379号公報(特許明細書200102606
号)は、インクタンクの供給口近傍に沈降する顔料イン
クの供給を制御する構成を配置する技術を開示する。特
に特開2001−260378号公報にはインク供給口
近傍において、しきり壁をインクタンクの右半分と左半
分と交互に配置して顔料インクの色材の沈降を防ぐ構成
が開示されている。この構成によって、顔料の沈降の空
間を小さくして、濃度変化の状態を少なくするととも
に、しきり壁によってインクが迂回しながら流動して供
給されるため、インクの撹拌供給がなされて濃度の均一
化効果が得られる点が開示されている。
【0020】しかし、しきり壁をインクタンクの右半分
と左半分と交互に配置しても、しきり壁はインクタンク
の半分しかないので、しきり壁のないインクタンクの半
分の領域はしきり壁の効果を享受できていない。また、
インク供給に伴うインク流動による撹拌効果も開口部分
がインクタンクの半分と大きいために開口領域のインク
に対して撹拌効果が十分に享受されない場合がある。
【0021】そこで本発明は、上記従来技術の有する改
善すべき課題点に鑑み、顔料インクの沈降を抑制して、
高品位の記録を行えるインクジェット記録装置に使用さ
れるインクタンクを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、インクジェットヘッドに供給される顔料イ
ンクが充填される負圧発生部材を収納した負圧発生部材
収納部と、前記インクジェットヘッドにインクを供給す
るためのインク供給口と、前記負圧発生部材収納部を大
気に連通させる大気連通部と、を有するインクタンクに
おいて、前記インク供給口に向かうインクの流れを遮る
方向に前記負圧発生部材の一部を区切るインク非透過部
を備えているとともに、該インク非透過部以外は前記負
圧発生部材が連通部を介して連通しており、前記インク
非連通部は前記インク供給口に向かうインクの流れを遮
る方向を横切る断面に対して50%以上の面積を占めて
いることを特徴とする。
【0023】また、インクジェットヘッドに供給される
顔料インクが充填される負圧発生部材を収納した負圧発
生部材収納部と、前記インクジェットヘッドにインクを
供給するためのインク供給口と、前記負圧発生部材収納
部を大気に連通させる大気連通部と、を有しており、使
用状態の重力方向下部に前記インク供給口が配置された
インクタンクにおいて、前記重力方向を横切る方向に前
記負圧発生部材を区分する、連通部を備えた遮蔽面を備
えており、前記遮蔽面は前記重力方向を横切る方向に対
して50%以上の面積が遮蔽部であることを特徴とす
る。
【0024】負圧発生部材を収納する負圧発生部材収納
室がインク非透過部あるいは遮蔽面によって複数に分割
されているため、インクタンク内に配置された負庄発生
部材の高さをインク非透過部あるいは遮蔽面によって分
割されていない場合に比べて小さくできる。これによ
り、顔料を含有するインクが負圧発生部材に含浸保持さ
れている場合において、長期間の放置などにより顔料が
沈降しても、その上下濃度差を小さくすることができ
る。
【0025】なお、負圧発生部材が、各連通部で連通し
た単一の負圧発生部材により構成されるものであっても
よい。この場合非連通部で確実に負圧発生部材がつなが
っているため連通部でのインク途切れがなく安定したイ
ンク供給が可能となる。また、負圧発生部材は、インク
非透過部あるいは遮蔽面によって分断された複数のブロ
ックの組み合わせによって構成されてもよい。この場
合、連通部に向かって負圧発生部材の毛管力が高くなる
ように構成することはインクの連続的な流れを良好に維
持する点で好ましい。
【0026】また、本発明のインクタンクは、インク非
透過部あるいは遮蔽面を複数は位置した構成に関して、
隣り合う各インク非透過部あるいは遮蔽面によって構成
された連通部が、インク供給方向あるいは重力方向と交
差する平面上への投影が重ならない位置に形成されてい
ることがより好ましい。この場合、例えば、2つのイン
ク非透過部あるいは遮蔽面によって負圧発生部材収納室
が上下方向に3分割されているとすると、中間の負圧発
生部材収納室と一番下の負圧発生部材収納室とを連通す
る連通部では、中間の負圧発生部材収納室内の負圧発生
部材の水頭のみがかかり、一番上の負圧発生部材収納室
内の負圧発生部材の水頭がかからないようにすることが
できるため、この分この連通部における濃度差を小さく
することができる。
【0027】さらに、インク非透過部あるいは遮蔽面
は、インク供給方向あるいは重力方向に対して直交する
構成であってもよく、また所定の角度を有した傾斜した
構成であってもよい。
【0028】なお、本発明のインクタンクは、インクジ
ェットヘッドに対してユーザ交換可能な分離型インクタ
ンクであっても良いし、インクジェットヘッドに一体化
されたカートリッジ形態でも良いことは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態の詳細を
図面に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1(a)に本発明における第1の
実施形態のインクタンクの断面図を示す。
【0030】本実施形態のインクタンクは、タンク容器
101と、インクを含浸保持可能、かつ、負圧を発生す
る負圧発生部材102と、インクを負圧発生部材102
から不図示の記録ヘッドに導出するためのインク導出部
材103およびインク供給口104と、インクの消費に
伴って大気をタンク容器101内に導入するための大気
連通口105と、負圧発生部材102を保持し、かつ、
タンク容器101内にエアバッファ室を形成するための
リブ106とで構成されている。
【0031】タンク容器101内には、重力方向gと交
差する方向に配置されているしきり壁107が形成され
ている。このしきり壁107によって負圧発生部材10
2は、第1の負圧発生部材102aおよび第2の負圧発
生部材102bに、また、負圧発生部材102を収納し
ている負圧発生部材収納室110は、第1の収納室11
0aおよび第2の収納室110bに、それぞれ実質的に
上下2つに分割された構成となっているが、このしきり
壁107は、負圧発生部材収納室110を完全に分断す
るものではなく、連通部108を介して、上下の第1の
収納室110aおよび第2の収納室110bが連通して
いる。しきり壁107はタンク容器101の断面積の5
0%以上を仕切るように構成されており、連通部108
を構成する開口はわずかであることが好ましい。
【0032】図1(b)は図1(a)に示すインクタン
クの負圧発生部材102に、顔料インク109を含浸さ
せてインクタンクが完成した状態の断面図であり、長期
放置後の顔料インク109の顔料濃度勾配をハッチング
の密度により3段階に模式的に示している。実際には濃
度分布は3段階に区分されるものではなく、連続的な勾
配であることは言うまでもない。
【0033】図1(b)からわかるとおり、上下の第1
の収納室110aおよび第2の収納室110bに含浸さ
れた顔料インクは連通部108により連通しているた
め、第1の負圧発生部材102aに含浸されたインクも
記録ヘッドに供給される。
【0034】ところで、インクタンク内に顔料インクが
収納された場合、インクタンクが同一姿勢で長期間放置
されると顔料インクは分子量の大きな顔料が底部に沈降
してきて、底部へいくほど顔料濃度が高くなることは上
述した通りであり、図1に示した従来例では、上部と底
部のインクの顔料濃度の差は非常に大きくなっている。
【0035】これに対して、図1(b)に示す本実施形
態でのインクタンクでは、しきり壁107により、負圧
発生部材102が第1の負圧発生部材102aおよび第
2の負圧発生部材102bの上下に分割されることで第
1および第2の負圧発生部材102a、102bの高さ
h1、h2が、それぞれ負圧発生部材収納室110の高
さhの約半分となっている。このように負圧発生部材1
02の高さが半分になれば、負圧発生部材102におけ
る顔料が沈降する方向のインクの水頭が半分になり、各
負圧発生部材内の上下間の顔料濃度差を小さくすること
ができる。これにより、インクタンクが長期間放置され
た後にインクを使用しても、使い始めと使い終わりで顔
料濃度差の小さい高品位な記録が可能となる。この効果
を良好に発揮するためには、しきり壁107が上述した
ようにタンク容器の50%以上の部分を仕切り、実質的
には連通部108の開口はわずかであるほうが上述の効
果がより期待できる。但し、インクの供給のために移動
するインクの流動性を阻害するようなことはない範囲で
あることは言うまでもない。
【0036】なお、本実施形態においては、しきり壁1
07は、タンク容器101の一部となっているが、これ
に限る必要はなく、例えば、上下の負圧発生部材の間に
タンク容器とは独立した板やシート体を挟むことで分割
してもよく、さらには負圧発生部材として繊錐体を用い
た場合には、樹脂製シートを熱溶着したり、繊維体自体
を熱加工して表面に膜を構成するようにしてしきり壁1
07を構成することも可能である。
【0037】次に上述した本実施形態のインクタンクの
組立て・製造方法の一例を、図2〜図5を用いて説明す
る。
【0038】まず、図2の構成のインクタンクの場合、
負圧発生部材102は、第1の負圧発生部材102aお
よび第2の負圧発生部材102bの2つに完全に分割さ
れていて、さらにタンク容器は、大気連通口105が形
成されている上面部材112、インク供給口104が形
成されている底面部材113、タンク容器の側面となる
第1の側面部材111a、およびしきり壁107と側面
とが一体的に形成されてなる第2の側面部材111bの
4つの部材に分割されている。
【0039】図2に示す、このような構成のインクタン
クの組立て順序について説明する。
【0040】第1の側面部材111aと第2の側面部材
111bを、連通部108が形成されるように接合する
ことで第1の収納室110aおよび第2の収納室110
bを形成した後、上下から第1の負圧発生部材102a
および第2の負圧発生部材102bを、それぞれ第1の
収納室110aおよび第2の収納室110bに収納す
る。その後、上面部材112および底面部材113を、
第1の側面部材111aと第2の側面部材111bに溶
着することでインクタンクが完成する。
【0041】図3に示すインクタンクは、負圧発生部材
102は図3と同様に2つに分割されているが、タンク
容器の分割方式が図2に示したインクタンクとは異な
る、本実施形態のインクタンクの別の例を示したもので
ある。すなわち、タンク容器は、大気連通口105が形
成されている上面130、インク供給口104が形成さ
れている底面131およびインクタンクの側面とが一体
的に形成されてなる第1の部材121と、しきり壁10
7と側面とが一体的に形成されてなる第2の部材122
の2つの部材に分割されている。
【0042】図3に示す、このような構成のインクタン
クの組立て順序について説明する。
【0043】図3に示すインクタンクの場合、互いに独
立している第1の負圧発生部材102aおよび第2の負
圧発生部材102bを、第1の部材121に挿入してお
いてから、第1の負圧発生部材102aおよび第2の負
圧発生部材102bとの間にしきり壁107が差し込ま
れるようにして第2の部材122を第1の部材121に
接合するものであってもよいし、あるいは、第2の部材
122に第1の負圧発生部材102aおよび第2の負圧
発生部材102bを保持させた後、第1の部材121に
挿入するものであってもよい。
【0044】図4に示すインクタンクは、タンク容器の
分割の仕方は図2と同様であるが、負圧発生部材102
は単一の部材からなっている、本実施形態のインクタン
クのまた別の例を示したものである。図4に示す負圧発
生部材102は単一の部材からなっているが切れ込み1
02cが入っており、この切れ込み102cにしきり壁
107が入ることで、上下に負圧発生部材102が分割
された図1のインクタンクとなる。
【0045】図4に示す、このような構成のインクタン
クの組立て順序について説明する。
【0046】図4に示すインクタンクの場合、負圧発生
部材102を、第1の部材121に挿入しておいてか
ら、負圧発生部材102の切り込み102cにしきり壁
107を挿入した後、第2の部材122を第1の部材1
21に接合するものであってもよいし、あるいは、負圧
発生部材102の切り込み102cにしきり壁107を
挿入しておき、第2の部材122に負圧発生部材102
を保持させておいてから第1の部材121に挿入するも
のであってもよい。
【0047】このように単一の負圧発生部材102を用
いることの効果としては、部品点数が減ることで製造コ
ストが低減できる。また、連通部で確実に負圧発生部材
がつながっているため連通部でのインク途切れがなく安
定したインク供給が可能となる。
【0048】図5に示すインクタンクは、本実施形態の
インクタンクのさらに別の例を示したものであり、タン
ク容器は図1に示した上面部材112、底面部材11
3、第1の側面部材111aおよび第2の側面部材bの
4つの部品からなり、負圧発生部材102は、図4に示
した切り込み102cが入った単一の部材からなるもの
である。
【0049】このような構成の図5に示すインクタンク
の組立て順序について説明する。
【0050】まず、第1の側面部材111aに上面部材
112および底面部材113を溶着しておく。
【0051】次に、これに負圧発生部材102を挿入
し、最後に負圧発生部材102の切り込み102cに第
2の側面部材111bのしきり壁107を挿入しなが
ら、第1の側面部材111aと第2の側面部材111b
を溶着させるものであってもよいし、あるいは、第1の
側面部材111aに上面部材112および底面部材11
3を溶着した状態の容器に、第2の側面部材111bの
しきり壁107を負圧発生部材102の切り込み102
cに挿入することで第2の側面部材111bに負圧発生
部材102を保持させたものを挿入するものであっても
よい。
【0052】このように、タンク容器を4つに分割する
と部品点数は増えるものの、タンク容器や負圧発生部材
102の形状・大きさ等によっては、うまく負圧発生部
材102をタンク容器内に挿入できないことがあり、こ
のような場合にタンク容器を分割することで組立てが比
較的容易になる。
【0053】以上、タンク容器および負圧発生部材10
2の構成が異なる本実施形態のインクタンクの組立て方
法例を述べたが、これらのどの方法を用いるかは、イン
クタンクの構成・形状・大きさ・部品精度・インクタン
クに要求されるインク供給性能などによって、好適なも
のを選択すればよい。 (第2の実施形態)図6(a)に本発明における第2の
実施形態のインクタンクの断面図を示す。
【0054】本実施形態のインクタンクは、図6(a)
に示すように、連通部208がインク供給口204の上
部付近、すなわち、連通部208とインク供給口204
との間の直線距離が短くなるような位置に連通部208
が形成されている。
【0055】このように連通部208とインク供給口2
04との間の直線距離を短くすることで、上方の第1の
負圧発生部材202aから連通部208を介して下方の
負圧発生部材202bに流れ込んだインクの、下方の負
圧発生部材202b内における、連通部208からイン
ク供給口204までに流れるインクの流路を短くするこ
とができるため、この流れ過程での圧力損失を低減でき
る。このため、図6(a)および図6(b)に示す構成
のインクタンクは、例えばインク流量を大きく必要とさ
れる場合に好適となる。
【0056】本実施形態のインクタンクも第1の実施形
態のインクタンクと同様に、しきり壁207により、負
圧発生部材202が第1の負圧発生部材202aおよび
第2の負圧発生部材202bに上下に分割されているこ
とで、第1および第2の負圧発生部材202a、202
bの高さは半分となっている。このように負圧発生部材
302の高さが半分になれば、負圧発生部材302にお
ける顔料が沈降する方向のインクの水頭が半分になり、
各負圧発生部材内の上下間の顔料濃度差を小さくするこ
とができる。これにより、インクタンクが長期間放置さ
れた後に、インクを使用しても、使い始めと使い終わり
で顔料濃度差の小さい高品位な記録が可能となる。 (第3の実施形態)図7(a)に本発明における第3の
実施形態のインクタンクの断面図を示す。
【0057】本実施形態でのインクタンクは、負圧発生
部材収納室310が2枚のしきり壁307である第1お
よび第2のしきり壁307a、307bで仕切られてお
り、これにより、第1、第2および第3の収納室310
a、310b、310cが形成されている。第1の収納
室310aと第2の収納室310bとは第1の連通部3
08aで、第2の収納室310bと第3の収納室310
cとは第2の連通部308bで連通している。
【0058】各収納室310a、310b、310cに
収納されている負圧発生部材302は、第1、第2およ
び第3の負圧発生部材302a、302b、302cの
3つに独立したものであってもよいし、あるいは、第1
の連通部308aと第2の連通部308bの部分でつな
がっており、第1および第2のしきり壁307a、30
7bに対応する箇所に2箇所切り込みが形成されている
ものであってもよい。
【0059】本実施形態のインクタンクの場合、重力方
向gと交差する方向に配置されている第1および第2の
しきり壁307a、307bにより負圧発生部材収納室
310が第1、第2および第3の収納室310a、31
0b、310cの3つに分割されているため、これらの
内部に収納される第1、第2および第3の負圧発生部材
302a、302b、302c内における顔料が沈降す
る方向のインクの水頭は、各しきり壁307a、307
bが無い場合に比べて約1/3になり、図7(b)に示
すように、各負圧発生部材302a、302b、302
c内の上下間の顔料濃度差を小さくすることができる。
これにより、インクタンクが長期間放置された後に、イ
ンクを使用しても、使い始めと使い終わりで、さらに顔
料濃度差の小さい高品位な記録が可能となる。
【0060】なお、本実施形態は、インクタンクの高さ
が比較的高い場合に特に有効となる。本実施形態では、
しきり壁が2つで負圧発生部材が3つに分割された形態
を一例としたが、しきり壁の数は2つに限ることはな
く、これより多くしても問題ない。しきり壁の数をいく
つにするかは、インクタンクの高さ、初期の顔料インク
の顔料濃度、要求される記録の品位のレベル、要求され
るインクの容積効率(インクタンク内容積に対するイン
クの容積の割合)などによって設定すればよい。 (第4の実施形態)図8に本発明における第4の実施形
態のインクタンクの断面図を示す。
【0061】本実施形態のインクタンクは、第3の実施
形態で示したインクタンクと同様に、2つのしきり壁4
07a、407bを有する構成となっているが、第1の
収納室410aと第2の収納室410bとを連通する第
1の連通部408aと、第2の収納室410bと第4の
収納室310cとを連通する第2の連通部408bとの
配置が重力方向gと交差する平面に投影した場合、第1
の連通部408aと第2の連通部408bとは重ならな
い位置に形成されている。
【0062】このように、隣り合う2つのしきり壁40
7a、407bに形成された第1の連通部408aと第
2の連通部408bとが上下方向で重ならない位置にす
ることで、連通部の部分でも上下隣り合う負圧発生部材
を足した高さでの顔料の沈降を考えればよいこととな
る。
【0063】すなわち、第3の負圧発生部材402cの
第2の連通領域440bでは、第1の連通部408aと
第2の連通部408bとが上下方向で重ならない位置に
配置されているため、第1の負圧発生部材402a内の
圧カはかからず、第3の負圧発生部材402cの水頭に
第2の負圧発生部材402bの高さを加えた水頭のみに
よる顔料の沈降を考えればよい。第2の負圧発生部材4
02bの第1の連通領域440aには第1の負圧発生部
材402aの高さを加えた水頭のみがかかる。
【0064】また、図9のように、第1の連通部408
aと第2の連通部408bとが上下方向で重ならない位
置に配置されているが、それぞれをインク供給口404
の上部付近に位置するように第1および第2のしきり壁
407a、407bに形成するものであってもよい。
【0065】これにより、第1および第2の連通部40
8a、408bと、連通部208とインク供給口404
との間の距離が短くなるため、圧力損失が低減できる。
よって、このような構成のインクタンクは、インク流量
を大きく必要とされる場合に好適となる。 (第5の実施形態)さらに、第5の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0066】図10は、本発明における第5の実施形態
を示す破断面図である。ここで、ケース501には遮蔽
部分507a〜507dが設けられており、ケース50
1の一部分として一体成型されている。また、インクの
導通のための連通流路として遮蔽部分507は、O、
P、Q、R(連通部分508a〜508d)の4箇所で
は設けられていない。ケース501に設けられた遮蔽部
分507は、図11に示されるように、吸収体に切り欠
き509a〜509dをあらかじめ設けることによって
挿入組み立てを良好に行うことが可能である。
【0067】また、図12(a)に示すように502a
〜502eの5つの分割吸収体を組み合わせて吸収体5
02を構成し、ケース501に設けられた遮蔽部分50
7a〜507dを間に位置するように組み合わせること
で構成することも可能である。なお、吸収体502a〜
502eの厚みS1〜S5は吸収体502a〜502e
に設けられた切り欠き509の間隔と遮蔽部分507間
での圧縮率に合せて決められている。間隔は、等間隔で
よいが、特に、インク供給口近傍の空間の高さを小さく
する構成とすることで、当該空間内における濃度差が他
の空間より小さくなり、顔料インクの沈降による濃度差
の対策として良好な結果が期待できるとともに、インク
供給により発生するインク流動による撹拌効果の影響も
空間全体で良好に受けやすく、これらが相乗して、一層
濃度差のないインク供給を可能にする。
【0068】図12(b)は、本実施形態における吸収
体502を複数で構成した別の例であるが、図12
(a)と異なる点は、インク供給口に最も近い吸収体5
02e以外に吸収体の一部に凸部T1〜T4を設けてお
り、この凸部T1〜T4は、図10に記載される連通流
路O、P、Q、R(連通部分508a〜508d)に相
当する部分であり、インクタンク内に組み上げた状態
で、O、P、Q、R(連通部分508a〜508d)部
分の毛管力が高くなり、インクの供給性能の改善効果が
期待できる。
【0069】図12(c)は、吸収体502を複数で構
成したさらに別の変形例であるが、図12(b)に示し
た例と異なる点は、インク供給口に最も近い吸収体50
2e以外にテーパ部U1〜U4を設けている点である。
このテーパ部は、図10に示されている連通流路O、
P、Q、R(連通部分508a〜508d)に相当する
部分であり、インクタンク内に組み上げた状態で、O、
P、Q、R(連通部分508a〜508d)部分の毛管
力が高くなり、本構成においてもインクの供給性能の改
善効果が期待できる。
【0070】以上のように第5の実施形態は、インクタ
ンクケースにインク透過性のないインク遮蔽部分を設け
たもので、吸収体は単体に切り欠きを設けたものでも良
いし、生産方法・装置に合せて吸収体形状を変化させ複
数にしても達成可能である。
【0071】図13(a)、(b)は、図10に示され
る構成のインクタンクに対して顔料を色材としたインク
を充填し、そのインクタンクを長期間静置放置した場合
の顔料濃度変化を模式的に表した図である。なお、静置
放置の姿勢は、図13(a)はインク供給口が重力gに
対して下向きに静置放置された状態である。この状態
は、物流時や販売時などの放置形態やプリンタに搭載さ
れ放置された状態が想定されるが、図示のものはインク
供給口にキャップを被覆した物流保存状態を示してい
る。この姿勢によって長期間静置放置された結果、吸収
体内部は図中に示すように、大きく領域V、W、Xの3
濃度領域に変化する(濃度領域は状態を理解しやすくす
る目的で模式的に3領域に区分して表示しているもの
で、実際は連続的な変化をしている。)。すなわち重力
方向gに対して一番下側が最も濃度の高い領域:X、そ
して一番上側が最も濃度の低い領域:V、そしてその中
間濃度となる領域:Wの3領域になる。なお、図面上各
領域が分断されて濃度分布が示されているが、濃度分布
のイメージを模式的に表しているもので、実際の濃度分
布は全領域にわたって、連続的な変化である。
【0072】図13(b)は、インク供給口が横向きに
静置放置された状態を模式的に表わしているものであ
る。この姿勢静置放置の結果も、図13(a)と同様に
吸収体内部は図中に示すように、大きく領域V、W、X
の3濃度領域に変化する。すなわち重力方向gに対して
一番下側が最も濃度の高い領域:X、そして一番上側が
最も濃度の低い領域:V、そしてその中間濃度となる領
域:Wの3領域になる。
【0073】図14(a)は、図13(a)のインクタ
ンクをプリンタに搭載されたインクジェットヘッドに装
着し、印字を行った時のインクの流れを示す図である。
ここで、インクの流れJは静置放置されて発生したV、
W、Xに対しV→W→X→V→W→Xを繰り返し通過す
るために、顔料濃度は平均化されることになり初期の濃
度に近づいていく。この濃度平均化効果により、静置放
置され発生した濃度変化がインク使用に応じて初期状態
に復元されることになり、従来例において問題であった
インクタンク使い始めと使い終わりの画像濃度差の発生
を抑制できる。
【0074】図14(b)は、図13(b)のインクタ
ンクをプリンタ搭載されたインクジェットヘッドに装着
し、印字を行った時のインクの流れを示す図である。こ
こで、インクの流れJは静置放置されて発生したV、
W、Xに対しV→W→X→X→W→V→V→W→Xを操
り返し通過する。この流れも上述と同様に、顔料濃度は
平均化されることになり初期の濃度に近づいていく。こ
の濃度平均化効果により、静置放置され発生した濃度変
化がインク使用に応じて初期状態に復元されることにな
り、従来例において問題であったインクタンク使い始め
と使い終わりの画像濃度差の発生を抑制できる。
【0075】これらの例において、遮蔽部分507a〜
507dの間隔は、インク供給口に近接した領域ほど遮
蔽部分の間隔を狭くするで本発明の効果をより一層期待
することのできる構成となる。すなわち、間隔が狭いほ
ど、その空間内におけるインク濃度の差が少なくなるか
らである。遮蔽部分の数や、間隔の寸法などはインクタ
ンクの大きさによって適切な範囲が存在するものであ
り、特定された数値は規定できないが、傾向としてイン
ク供給口側に遮蔽部分の間隔の狭い部分を配置すること
は好ましい構成例の1つである。
【0076】また、連通部分508が重力方向に関し
て、互いに重なりあわないように配置されていることに
よって、インク消費の際のインクの流れが、例えば、連
通部508aから吸収体502bを経由して、反対の領
域に設けられた連通部508bにいたるように、インク
供給口までこの流れが繰り返され、区分された空間全体
に渡るため、顔料濃度の平均化を一層良好に達成し、初
期の濃度に近づいていくことを可能にする。 (第6の実施形態)図15は、第6の実施形態を示す模
式断面図である。本実施形態は、図10に示されたイン
クタンクの構成に対して、遮蔽部分607を斜めに構成
した点が相違している。
【0077】ここで、ケース601には遮蔽部分607
a〜607cが設けられており、ケース601の一部分
として一体成型されている。また、インクの導通のため
の流路として遮蔽部分607a〜607cは、連通部分
608a、608b、608cの3箇所では設けられて
いない。
【0078】図16に、本発明における吸収体602の
模式図を示す。ここで切り欠き609a〜609cは、
遮蔽部分607a〜607cに相当する部分にあらかじ
め設けられている。
【0079】図17(a)は、本発明における吸収体6
02を複数で構成した例である。本実施形態において
は、602a〜602dの4つの分割吸収体を組み合わ
せることで吸収体602と同様の機能を持つ。なお、吸
収体602a〜602dの厚み・形状は吸収体602に
設けられた切り欠き609の間隔と遮蔽部分607間で
の圧縮率に合せて決められている。
【0080】図17(b)は、本実施形態における吸収
体602を複数で構成した構成例であるが、図17
(a)と異なる点は、全て立方体で構成されている点で
ある。なお、図17(b)の吸収体の厚み・形状も吸収
体602に設けられた切り欠き609の間隔と遮蔽部分
609間での圧縮率に合せられて決められている。
【0081】図17(c)は、図17(b)に示される
吸収体602をケース601に挿入した状態における粗
密の分布状態を模式的に示す図である。本密度分布状態
において疎・中・密の大きく3密度に分割されるが、こ
の密度勾配は上記圧縮率最適化を図れば、インク使用に
応じてインクの流れをよりスムーズにすることを可能に
し、顔料濃度平均化効果によい影響を与える。
【0082】図18(a)は、図15に示されるインク
タンクに対して顔料を色材としたインクを充填し、その
インクタンクを長期間静置放置した場合の顔料濃度変化
を模式的に表した図である。模式的な意味は、図13の
説明におけるものと同様である。なお、静置放置姿勢
は、図17(a)はインク供給口が下向きに静置放置さ
れた向きである。また、図17(b)は、インク供給口
が横向きに静置放置された向きである。この姿勢静置放
置の結果、吸収体内部は図中に示すように、大きく領域
V、W、Xの3濃度領域に変化する(この濃度領域に関
しての表記も図13での説明と同様に模式的なものでし
かない。)。すなわち重力方向gに対して一番下側が最
も濃度の高い額域:X、そして一番上側が最も濃度の低
い領域:V、そしてその中間濃度となる領域:Wの3領
域になる。
【0083】図19(a)は、図18(a)に示された
インクタンクをプリンタ搭載されたインクジェットヘッ
ドに装着し、印字を行った時のインクの流れを示す図で
ある。ここで、インクの流れJは静置放置されて発生し
たV、W、Xに対しV→W→X→V→W→Xを繰り返し
通過するために、顔料濃度は平均化されることになり初
期の濃度に近づいていく。この濃度平均化効果により、
静置放置され発生した濃度変化がインク使用に応じて初
期状態に復元されることになり、従来例において問題で
あったインクタンク使い始めと使い終わりの画像濃度差
の発生を抑制できる。
【0084】図19(b)は、図18(b)に示された
インクタンクをプリンタ搭載されたインクジェットヘッ
ドに装着し、印字を行った時のインクの流れを示す図で
ある。ここで、インクの流れJは静置放置されて発生し
たV、W、Xに対しV→W→X→X→W→V→V→W→
Xを繰り返し通過する。この流れも図19(a)と同様
に、顔料濃度は平均化されることになり初期の濃度に近
づいていく。この濃度平均化効果により、静置放置され
発生した濃度変化がインク使用に応じて初期状態に復元
されることになり、従来例において問題であったインク
タンク使い始めと使い終わりの画像濃度差の発生を抑制
できる。 (第7の実施形態)図20は、本発明における第7の実
施形態を示す模式的破断面図である。
【0085】ここで、ケースは従来のケースと同様であ
るが、第5、第6の実施形態と異なる点は、インク透過
性を持たない遮蔽部材710をケースを利用して構成す
るのではなく、あらかじめ吸収体702に挿入している
点である。また、インクの導通のための流路O、P、
Q、R(連通部分708a〜708d)が4箇所設けら
れており、それ以外の部分が遮蔽部材710によって閉
鎖されている。
【0086】図21は、本発明における吸収体702の
斜視図である。ここで切り欠き709a〜709dに
は、4つの遮蔽部材710a〜701dそれぞれが挿入
されており図11に示されたケースによって形成された
インク透過性のない遮蔽部分と同様の効果を奏する。
【0087】なお、図21に示された4つの遮蔽部材7
10a〜710dを一体遮蔽部品810で構成した例を
図22に示す。つまり、図22の吸収体は、図23に示
されるように1つの吸収体802の両面に対して熱溶着
によりシート状体を密着取り付けしたものを蛇行して折
り曲げることで遮蔽部分810a〜810dと、連通部
分808a〜808dとが配置された吸収体802が構
成される。これをケースに収納することで遮蔽部分と、
連通部分とが配置されたインクタンクが構成される。な
お、図22中Y部はインク供給口のため遮蔽部材は設け
られていない。
【0088】このシート状体を吸収体の両面に熱溶着に
より取り付けて吸収体を構成するのに好適な構成は、吸
収体がPP繊維の時であり、遮蔽シートをPP繊維と同
じ融点のPPとより高い融点のPPの2層構成にするこ
とで簡単に溶着可能である。また、剛性を発生しないシ
ート厚みに調整することで図22に示すように折り返し
挿入することが可能となる。
【0089】また、図24に示すように、吸収体902
がPP繊維の場合、適当な熱を加えることで、PP繊維
を形成しているPE部分が溶解し、毛管力を発生する隙
間を埋めることになるため、吸収体の表面部分に図23
の遮蔽シートと同様の効果を有した膜層が形成される。
【0090】なお、熱溶解にて構成された表面層は、比
較的強い剛性を発生してしまうため、図24に示すよう
に切り欠き910a〜910dを設ける交互に両面に設
けることで、蛇行した折り曲げを可能にする。切り欠き
は、途中で止めることで、連通部を構成することにな
る。
【0091】また、インク供給口に接する部分Yには熱
を加えないでインク導通性を確保する。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インク供給方向あるいは重力方向と交差するインク遮蔽
部によって負圧発生部材収納室を分割することで各負圧
発生部材の高さを小さくしているため、本発明のインク
タンクは長期間放置した後にインクジェット記録装置に
よる記録に用いたとしても顔料の沈降が抑制されている
ので、インクの使い始めから使い終わりまで、顔料濃度
差の小さい高品位な記録を行うことができる。インクジ
ェットヘッドに顔料インクを供給するインクタンクにお
いて、インクタンク内部が、インク保持部材とインク透
過性を持たない面で構成され、インク透過性を持たない
面は、インク保持部材中に存在し重力方向に対して角度
をもって少なくとも1面以上配置されかつインク透過性
を持たない面はインクタンク断面に対し50%以上の面
積を占めることで、インクタンク単体での物流パッケー
ジ及びインクジェットヘッド付きインクタンク物流パッ
ケージが重力方向とインク供給方向が一致した状態で物
流保存・放置されても、プリンタ搭載印字を行ないイン
ク使用することで初期の一定の顔料濃度に復帰可能なイ
ンクタンクを提供することを可能とした。よって、イン
クタンク使い始めと使い切りの印字画像濃度ムラは非常
に小さく抑えることが可能となる。また、プリンタ搭載
状態での長期未使用放置を行っても、インク吐出口に濃
い顔料濃度のインクが充填されないため吐出口固着を抑
制可能となる。そして、インクジェットヘッド付きイン
クタンク物流パッケージを可能とする。
【0093】また、インク透過性を持たない面は、あら
かじめインクタンク筐体で構成することができ、この場
合部品点数は従来のインクタンクと同様のためコストア
ップもほとんどない。この場合、インク保持部材には筐
体で構成されたインク透過性を持たない面に合せた切り
込みが必要であり、アセンブリ上横方向からの挿入が必
要である。
【0094】しかし、インク透過性を持たない面はイン
ク保持部材中にあらかじめ設けられた切り込みにインク
透過性を持たない部品を挟んでおくことでも同様の効果
を得ることが可能であり、この場合アセンブリは従来の
インクタンクと同様に行うことが可能である。
【0095】また、インク透過性を持たない面はインク
保持部材に熱溶着された樹脂で構成することも可能であ
り、この場合インク保持部材への切り込み工程、インク
透過性を持たない部品挟み込み工程の2つの工程を、イ
ンク透過性を持たない樹脂の熱溶着という1つの工程で
済ませことが可能となる。
【0096】そして、インク保持部材の所望の面に熱加
工することによって、インク保持力を発生する隙間を埋
めてしまうことでも上記の如き、インク透過性を持たな
い面を形成した場合と同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0097】以上、述べた構成においてインク保持部材
を複数で形成することで、アセンブリ上の工程簡略化は
可能であり、またインクタンクの形状が複雑な場合にも
対応可能となる。
【0098】また、インク透過性を持たない面が2面以
上配置され、インク透過性を持たない面が、インク保持
部材中で重力方向に対して位相がずれて配置されること
で、長期放置後に濃度変化してしまった顔料インクを初
期の一定の顔料濃度への復帰をより効果的に行うことが
可能となる。
【0099】また、インク透過性を持たない面が、イン
ク保持部材中で重力方向に対して位相がずれて、かつ平
行に配置されることで、インク保持部材の複数化やアセ
ンブリを行いやすくすることも可能である。
【0100】なお、本発明のインクタンクは、顔料を色
材として用いるインクタンク全てに適用可能であり、イ
ンクジェットヘッドに対してユーザ交換可能な分離型イ
ンクタンクであっても良いし、インクジェットヘッドに
一体化されたカートリッジ形態でも十分な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるインクタンク
の構造および顔料インクの濃度勾配を概略的に示す図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態に示したインクタンク
の組立て方法の一例を示す分解図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に示したインクタンク
の組立て方法の他の例を示す分解図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に示したインクタンク
の組立て方法の、さらに他の例を示す分解図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に示したインクタンク
の組立て方法の、またさらに他の例を示す分解図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるインクタンク
の構造および顔料インクの濃度勾配を概略的に示す図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるインクタンク
の構造および顔料インクの濃度勾配を概略的に示す図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施形態におけるインクタンク
の構造を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態におけるインクタンク
の構造の、さらに他の例を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施形態におけるインクタン
クの構造を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施形態に用いられる吸収体
の構成を模式的に示す図である。
【図12】(a)は第5の実施形態に用いられる吸収体
を複数のブロックで構成する場合の一例を示す図、
(b)は第5の実施形態に用いられる吸収体を複数のブ
ロックで構成する場合の他の例を示す図、(c)は第5
の実施形態に用いられる吸収体を複数のブロックで構成
する場合の別の例を示す図である。
【図13】(a)は第5の実施形態で示されたインクタ
ンクをインク供給口を重力方向下向きに長期放置した際
の顔料インクの濃度勾配を模式的に示す図、(b)は第
5の実施形態で示されたインクタンクをインク供給口を
横向きにして長期放置した際の顔料インクの濃度勾配を
模式的に示す図である。
【図14】(a)は図13(a)に示されたインクタン
クを装置に搭載し使用した際のインクの流れを模式的に
示す図、(b)は図13(b)に示されたインクタンク
を装置に搭載し使用した際のインクの流れを模式的に示
す図である。
【図15】本発明の第6の実施形態におけるインクタン
クの構造を示す図である。
【図16】本発明の第6の実施形態に用いられる吸収体
の構成を模式的に示す図である。
【図17】(a)は第6の実施形態に用いられる吸収体
を複数のブロックで構成する場合の一例を示す図、
(b)は第6の実施形態に用いられる吸収体を複数のブ
ロックで構成する場合の他の例を示す図、(c)は図1
6(b)に示す複数の吸収体ブロックをタンク内に収納
した際の吸収体の粗密分布を模式的に示す図である。
【図18】(a)は第6の実施形態で示されたインクタ
ンクをインク供給口を重力方向下向きに長期放置した際
の顔料インクの濃度勾配を模式的に示す図、(b)は第
6の実施形態で示されたインクタンクをインク供給口を
横向きにして長期放置した際の顔料インクの濃度勾配を
模式的に示す図である。
【図19】(a)は図18(a)に示されたインクタン
クを装置に搭載し使用した際のインクの流れを模式的に
示す図、(b)は図18(b)に示されたインクタンク
を装置に搭載し使用した際のインクの流れを模式的に示
す図である。
【図20】本発明の第7の実施形態におけるインクタン
クの構造を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施形態に用いられる吸収体
の構成の一例を摸式的に示す図である。
【図22】本発明の第7の実施形態に用いられる吸収体
の構成の他の例を模式的に示す図である。
【図23】図22に示される吸収体を構成するために用
いられる吸収体の一構成例を示す図である。
【図24】図22に示される吸収体を構成するために用
いられる吸収体の他の構成例を示す図である。
【図25】吸収体を内蔵したインクタンクの一従来例に
おいて、顔料インクが沈降した様子を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
101 タンク容器 102、202、302 負圧発生部材 102a、202a、302a、402a 第1の負
圧発生部材 102b、202b、302b、402b 第2の負
圧発生部材 102c 切り込み 103 インク導出部材 104、204、404 インク供給口 105 大気連通口 106 リブ 107、207、307、407 しきり壁 108、208、 連通部 109 顔料インク 110、310 負圧発生部材収納室 110a、310a、410a 第1の収納室 110b、310b、410b 第2の収納室 111a 第1の側面部材 111b 第2の側面部材 112 上面部材 113 底面部材 121 第1の部材 122 第2の部材 130 上面 131 底面 302c、402c 第3の負圧発生部材 307a、407a 第1のしきり壁 307b、407b 第2のしきり壁 308a、408a 第1の連通部 308b、408b 第2の連通部 310c、410c 第3の収納室 440a 第1の連通領域 440b 第2の連通領域 501、601、701 ケース 502、502a〜502e、602、602a〜60
2d、702、802、902 吸収体 507a〜507d、607a〜607c、710a〜
710d、810a〜810d 遮蔽部分 508a〜508d、608a〜608c、708a〜
708d 連通部分 509、509a〜509d、609、609a〜60
9d、910a〜910d 切り欠き 808a〜808d 連通部分 810 一体遮蔽部品 T1〜T4 凸部 U1〜U4 テーパ部 g 重力方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田川 健太 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA24 EA26 KC01 KC12 KC13 KC15 KC16

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドに供給される顔料
    インクが充填される負圧発生部材を収納した負圧発生部
    材収納部と、前記インクジェットヘッドにインクを供給
    するためのインク供給口と、前記負圧発生部材収納部を
    大気に連通させる大気連通部と、を有するインクタンク
    において、 前記インク供給口に向かうインクの流れを遮る方向に前
    記負圧発生部材の一部を区切るインク非透過部を備えて
    いるとともに、該インク非透過部以外は前記負圧発生部
    材が連通部を介して連通しており、前記インク非連通部
    は前記インク供給口に向かうインクの流れを遮る方向を
    横切る断面に対して50%以上の面積を占めていること
    を特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記インク非透過部は、複数存在してい
    る、請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記複数存在したインク非透過部は、前
    記連通部が前記インク供給口に向かうインクの流れる方
    向に関して重なることがないように、前記インク供給口
    に向かうインクの流れを遮る方向に関してずれて配置さ
    れている、請求項2に記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記インク非透過部は、インクタンクを
    構成する筐体の一部が利用されて構成されている、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 前記インク非透過部は、前記負圧発生部
    材内に挟まれたシート状体である、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 前記インク非透過部は、前記負圧発生部
    材の表面に樹脂膜が溶着されて構成されている、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のインクタンク。
  7. 【請求項7】 前記インク非透過部は、前記負圧発生部
    材の表面を熱加工して構成された膜である、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のインクタンク。
  8. 【請求項8】 前記負圧発生部材は、前記インク非連通
    部で分断された複数のブロックの組み合わせで横成され
    ている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクタ
    ンク。
  9. 【請求項9】 前記複数のブロック負圧発生部材は、前
    記連通部に向かって毛管力が高くなるように加工されて
    いる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクタン
    ク。
  10. 【請求項10】 インクジェットヘッドに供給される顔
    料インクが充填される負圧発生部材を収納した負圧発生
    部材収納部と、前記インクジェットヘッドにインクを供
    給するためのインク供給口と、前記負圧発生部材収納部
    を大気に連通させる大気連通部と、を有しており、使用
    状態の重力方向下部に前記インク供給口が配置されたイ
    ンクタンクにおいて、前記重力方向を横切る方向に前記
    負圧発生部材を区分する、連通部を備えた遮蔽面を備え
    ており、前記遮蔽面は前記重力方向を横切る方向に対し
    て50%以上の面積が遮蔽部であることを特徴とするイ
    ンクタンク。
  11. 【請求項11】 前記遮蔽面は複数設けられており、前
    記連通部は前記重力方向に関して重なることがないよう
    にずれて設けられている、請求項10に記載のインクタ
    ンク。
  12. 【請求項12】 前記遮蔽面は、インクタンクを構成す
    る筐体の一部が利用されて構成されている、請求項10
    または11に記載のインクタンク。
  13. 【請求項13】 前記遮蔽面は、前記負圧発生部材内に
    シート状体を挟むことで構成される、請求項10または
    11に記載のインクタンク。
  14. 【請求項14】 前記遮蔽面は、前記負圧発生部材の表
    面に樹脂膜が溶着されて構成されている、請求項10ま
    たは11に記載のインクタンク。
  15. 【請求項15】 前記遮蔽面は、前記負圧発生部材の表
    面を熱加工した膜で構成されている、請求項10または
    11に記載のインクタンク。
  16. 【請求項16】 前記負圧発生部材は、前記インク非連
    通部で分断された複数のブロックの組み合わせで構成さ
    れ、各ブロックの境界が前記遮蔽面とされている、請求
    項10〜15のいずれか1項に記載のインクタンク。
  17. 【請求項17】 前記複数のブロック負圧発生部材は、
    前記連通部に向かって毛管力が高くなるように加工され
    ている、請求項10〜16のいずれか1項に記載のイン
    クタンク。
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