JP2000246915A - インクジェットプリンタ用インクタンク - Google Patents

インクジェットプリンタ用インクタンク

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JP2000246915A
JP2000246915A JP5703999A JP5703999A JP2000246915A JP 2000246915 A JP2000246915 A JP 2000246915A JP 5703999 A JP5703999 A JP 5703999A JP 5703999 A JP5703999 A JP 5703999A JP 2000246915 A JP2000246915 A JP 2000246915A
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JP
Japan
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ink
ink tank
porous body
tank
ink jet
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JP5703999A
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English (en)
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Yuji Hamazaki
雄司 浜▲崎▼
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルまたはピエゾ方式等のインクジェッ
トプリンタのインクジェットヘッドにインクを供給/保
持するための例えばウレタン吸収体またはポリプロピレ
ン吸収体等の多孔質体2を主に用いたインクタンク1の
残量検知を安価な構成によって行い、また、インク残量
の確認が容易なインクタンク1を供給する。 【解決手段】 このため、インクタンク内の多孔質体I
/II 2/3の2つ以上に分割し、各多孔質体の圧縮率
を異ならせ、インクジェットヘッド供給口6近傍の多孔
質体I2の圧縮率を高くすると共に、インクタンク1を
自然色のポリプロピレン等を用いて内部を可視可能に構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギー発生素
子によりインクを加熱し、沸騰による圧力によりインク
を吐出する、いわゆるサーマルインクジェット方式と、
圧電素子の体積変化によってインクを吐出する、いわゆ
るピエゾインクジェット方式に代表されるインクジェッ
ト記録に関するものであり、これらインクジェット記録
装置に用いられるインクジェットヘッド用のインクを保
持し、印字部へ供給するためのインクタンクに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェット記録方式は、記
録に際し、記録ヘッド(印字部)に設けられた微細なイ
ンク吐出口より、前述の手段によってインクを飛翔さ
せ、そのインク滴を記録紙面上に着弾させることで所望
の記録を行うものである。
【0003】上記のインクジェット記録を行う印字部に
対して、インクを保持、供給するための装置がインクタ
ンクであり、その構成は、現在下記の4種類の方式に大
別できる。以下にそれぞれの方式に関して概要を説明す
る。この種のインクジェットプリンタの各種インクタン
クの各要部断面図を図4ないし図7に示す。
【0004】図4に示す第1の方式は、インクタンクケ
ース41内にウレタンもしくはポリプロピレンの多孔質
体42を挿入し、多孔質体42の毛細力によりインクを
保持し所定の負圧を発生している。なお、図中、43は
圧接部材、44は大気連通口、45はインク供給口を示
す。
【0005】加えて、インク残量の検知は以下に記述す
る方式で行われる。
【0006】すなわち、インクジェットヘッドのインク
吐出数をカウントすることによりインクの消費量を計算
する方式及び多孔質体に電極を接触させ、インクを含ん
だ多孔室内の電流抵抗値の変位によって残量を検知する
方式。以上の方式を用いてユーザにインクエンドの告知
を行っている。
【0007】図5に示す第2の方式は、インクタンクケ
ース51内を、インクの直液室52と前記多孔質体を挿
入した室53に2分割し、直液室52と多孔質体室53
とを連通し、その連通部54の多孔質体の表面張力によ
って負圧を発生し、インクを保持している。インクジェ
ットヘッド部へのインク供給は、多孔質体室53から行
われる。図中、55は大気連通口、56は圧接部材、5
7はインク供給口を示す。
【0008】インク残量の検知は、直液部のインクが可
視化されているため、非常に容易でありユーザの目視に
より確認が可能である。当然、先述の方式を用いてユー
ザにより正確に告知することが可能である。
【0009】図6に示す第3の方式は、インクタンクケ
ース61内にインク袋62とこのインク袋62と連動す
るばね部材63により構成され、図中に示すばね部材6
3の矢印方向の作用によりインクを保持し、負圧を発生
している。インク残量検知に関していはインク吐出数の
カウントが行われている。なお、図中、64はインク供
給口を示す。
【0010】図7に示す第4の方式は、先述の3方式と
は異なり、インクジェットヘッド部よりインクタンク場
が低い位置に構成される場合においてのみ有効である。
その構成は、インクタンクケース71内に直接インクを
貯蔵するか、もしくは袋部材74等を用いても良い。
【0011】図7の方式は、インクジェットヘッド部と
インクタンク部の水頭差hによって負圧を発生してい
る。インク残量の検知に関しては、インクドットのカウ
ントが行われている。図中、72はインク直液質、73
はインク供給口、75はインクジェットヘッドを示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、インク
ジェットヘッド用のインクタンク方式は、インクジェッ
トヘッドインクを供給し、かつ不意の予期しないインク
の垂れ、漏れ等を発生させない信頼性を維持している。
しかしながら先述のように、インク残量の検知に関して
は様々な方式が用いられ、特に、図4のように、多孔質
体42のみを用いたインクタンク41においては、多孔
質体42中に電極として配設される金属ピンやインクド
ット数のカウントに用いるメモリ、回路等によってコス
トアップを招いている。
【0013】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、図4のように多孔質体42のみ
を用いたインクタンク41の構成を検討し、多孔質体4
2を主に用いたインクタンクのインク残量検知を安価な
構成によって行い、また、インク残量の確認が容易なイ
ンクタンクを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、以下の(1)〜(4)項のいずれかに示すインク
ジェットプリンタのインクタンクを提供することにより
前記目的を達成しようとするものである。
【0015】(1)ウレタン吸収体、またはポリプロピ
レン吸収体を用い、所定の圧縮率でインクタンクケース
内に構成されることにより、表面張力によってインクを
保持するインクジェット用インクタンクであって、前記
インクタンク内において、前記各吸収体の圧縮率が相異
することを特徴とするインクジェットプリンタ用インク
タンク。
【0016】(2)前記インクタンクケース内に収めら
れる吸収体が、2つ以上に分割されていることを特徴と
する前項(1)記載のインクジェットプリンタ用インク
タンク。
【0017】(3)前記インクタンクケース内に収めら
れる吸収体が、密度勾配を有することを特徴とする前項
(1)記載のインクジェットプリンタ用インクタンク。
【0018】(4)前記インクタンクケースを、可視性
に優れた材料によって形成することを特徴とする前項
(1)記載のインクジェットプリンタ用インクタンク。
【0019】
【作用】以上のような本発明構成により、インクタンク
ケース内に多孔質体によるインク吸収体を配設し、その
多孔室体の孔によって発生する表面張力、毛管力を用い
てインク保持し、また、それらによって所定の供給圧を
発生するよう構成し、またインクタンク内の多孔質体を
2つ以上に分割し、各々の多孔室体の圧縮率、すなわち
単位面積当たりにおける孔の数を異ならせ、インクジェ
ットヘッド供給口近傍の多孔室体の圧縮率を高く配設す
ることにより、あるいはまた、インクタンク内の多孔質
体に圧縮勾配を持たせ、その勾配はインクジェットヘッ
ド供給口近傍へ近接するに従って、圧縮率が高くなる構
成としたため、多孔質内のインク消費に差を生じさせ、
さらにまた、インクタンクを可視構成としたため、簡単
かつ安価にインクの残量を検知し得る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、複
数の実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
【実施例】(第1実施例)図1は、本発明にかかる第1
の実施例のインクタンクの外観斜視図(a)の要部断面
模式図を示す。
【0022】本発明第1実施例のインクタンクは、図1
に示す以下の部品によって構成されている。なお、後述
する第2,第3実施例を示す図2,3においても基本的
に同様である。
【0023】同図において、1は、樹脂成形によって形
成されるインクタンクケース、2は、多孔質体の孔数が
少ない多孔質体I、3は、多孔質体の孔数が多い多孔質
体II、4は、インクジェットヘッドのインク供給口6に
圧接する圧接部材(圧接体)、5は、消費されたインク
の体積補完を行うための大気連通口、6は、インクジェ
ットヘッドと連通するインク供給口である。
【0024】インクタンクケース1は、樹脂材料を用い
た成形部材であり、その材質はポリプロピレンであり、
ポリプロピレン(以下、“PP”と表記する)の自然色
を用いることにより、インクタンク1内の可視化を可能
としている。多孔質体I2及びII3は互いに圧接してい
る、圧接している各多孔質体I,IIは、インクタンクケ
ース1内部に配設された複数のリブ1aによってインク
供給口6方向へ押圧されており、各々の多孔質体2,3
の圧接と、多孔質体と圧接部材4の圧接、及び圧接部材
4とインク供給口6と圧接を確実なものとしている。図
1,2中には、圧接部材4を配設した構成となっている
が、直接各多孔質体2,3をインク供給口6に圧接する
構成でも良い。
【0025】多孔質体I2は、多孔質体II3より圧縮率
を高く構成する。その手法としては、各多孔質体2,3
の製造時に所望の圧縮率で形成しても良いし、インクタ
ンクケース1内に挿入することにより、所望の圧縮率と
しても良い。ここで記述する圧縮率とは、それぞれ多孔
質内における単位面積当たりの孔数の大小を意味するも
のである。
【0026】次に、各多孔質体にインクを保持し、所定
のインク供給圧の発生原理を併せて説明する。インクジ
ェットヘッドがインクを吐出し印字を行うことで、イン
クの供給が必要となり、インク供給口6からインクがイ
ンクジェットヘッド側への流れを発生する。インク供給
口6へインクタンク1内からインクが流れる際に、各多
孔質体3,4内の各孔によって発生している表面張力が
抵抗として作用する。この表面張力の一般式は、次式で
表現される: γ=ρgrh/2Cosθ ここに、 γ:表面張力、g:重力加速度、r:孔の半径、θ:液
体の接触角、h:模式管内液柱高さ つまり、単位面積当たりの孔が多ければその多孔質体内
において、インクは移動し難くなるわけである。よっ
て、単位面積当たりの孔の数(圧縮率)が異なった場
合、単位面積当たりの孔の数が少ない多孔質体が保持す
るインクが先に移動を開始し、先に圧縮率の低い多孔質
体からインクが消費されるのである。これは、インク供
給口6側に圧縮率の高い多孔質体I2を配設する理由で
もある。
【0027】また、インク保持に関しても、これらの孔
の表面張力(メニスカス力)によってなされている。
【0028】ウレタン、PPの自然色は乳白色もしくは
白であり、インクに含まれる染料によって着色されたと
しても、インクを含む部分とインクが消費された部分と
の視認は容易である。図1中に斜線部で示す多孔質体II
3は、×マークで示す多孔質体I2より先にインクが消
費され、面多孔質体の色差によってインク残量を視認す
ることが可能となるのである。
【0029】各多孔質体のタンク1内におけるサイズに
よって、残量検知のレベルを変更することは容易であ
る。また、2つ以上の圧縮密度の異なる多孔質体を用い
ることで、多段階の残量検知が可能である。その場合に
おいても、供給口6に近接するに従って圧縮率は高くな
る構成とする。
【0030】(第2実施例)図2に、インクタンク1内
の多孔質体を、多孔質体I2のみの一種類とした場合の
第2の実施例の要部断面模式図である。前記第1実施例
におけるインクタンクと多孔質体II3を有しない点以外
は構成部品は同一であり、先述のインク供給基本原理に
より、インク供給子口側の多孔質体I2の圧縮率が高い
構成も同一であるが、より高勾配で以下の構成を取るも
のである。
【0031】インクタンク1内の多孔質体I2は単一体
で構成し、その圧縮密度勾配をインク供給口6側で高く
することにより、前記第1実施例と同様の効果を得るこ
とが可能である。
【0032】(第3実施例)さらにまた、図3は前記第
1実施例図1における多孔質隊I/II 2/3の配置
を、上下層でなく図示の如く左右層に形成した第3の実
施例を示すものであり、前記第1実施例におけると同様
の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクタンク内の多孔質体を分割し、異なる圧縮率とす
ること、若しくは、単一の多孔質体に圧縮率勾配を持た
せることにより、多孔質内のインク消費に差異を生じさ
せると共に、また、インクタンクケースを可視性に優れ
た構成とすることにより、単純な構成で安価にインク残
量の検知を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のインクタンク(a)の外観斜視
図の要部断面模式図
【図2】 第2実施例の要部断面模式図
【図3】 第3実施例の要部断面模式図
【図4】 従来の多孔質体のみを用いたインクタンクの
要部断面模式図
【図5】 従来の多孔室と直液室とにより構成されるイ
ンクタンク断面図
【図6】 従来のインク袋とばねを用いたインクタンク
の断面模式図
【図7】 従来の水頭差によって負圧を発生するインク
タンクの要部断面模式図
【符号の説明】
1 インクタンクケース 2 多孔質体I 3 多孔質体II 4 圧接部材 5 大気連通口 6 供給口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン吸収体、またはポリプロピレン
    吸収体を用い、所定の圧縮率でインクタンクケース内に
    構成されることにより、表面張力によってインクを保持
    するインクジェット用インクタンクであって、 前記インクタンク内において、前記各吸収体の圧縮率が
    相異することを特徴とするインクジェットプリンタ用イ
    ンクタンク。
  2. 【請求項2】 前記インクタンクケース内に収められる
    吸収体が、2つ以上に分割されていることを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットプリンタ用インクタン
    ク。
  3. 【請求項3】 前記インクタンクケース内に収められる
    吸収体が、密度勾配を有することを特徴とする請求項1
    記載のインクジェットプリンタ用インクタンク。
  4. 【請求項4】 前記インクタンクケースを、可視性に優
    れた材料によって形成することを特徴とする請求項1記
    載のインクジェットプリンタ用インクタンク。
JP5703999A 1999-03-04 1999-03-04 インクジェットプリンタ用インクタンク Withdrawn JP2000246915A (ja)

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Effective date: 20060509