JP2017209864A - 液体吐出装置及び液体吐出ヘッド - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出ヘッド Download PDF

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和弘 山田
周三 岩永
Shuzo Iwanaga
周三 岩永
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Seiichiro Karita
誠一郎 刈田
真吾 奥島
Shingo Okujima
真吾 奥島
善太郎 為永
Zentaro Tamenaga
善太郎 為永
議靖 永井
Noriyasu Nagai
議靖 永井
達郎 森
Tatsuro Mori
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Teru Yamamoto
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Abstract

【課題】比較的流量の大きい形態であっても、負圧力を好適に制御し安定した吐出動作を維持することが可能な液体吐出装置および液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】負圧調整ユニットにおいて、負圧室内の液体を導出するための導出流路245は、負圧室の重力方向上方に配置された出口244と、この出口244に連結しこれよりも重力方向上方に空間を有する泡溜まり247と、この出口244から流出された液体を底部の導出口246まで導く流路とを備える。
【選択図】図15

Description

本発明は、液体吐出装置および液体吐出ヘッドに関する。
液体吐出ヘッドで正常な吐出動作を維持するためには、大気と連通する吐出口近傍において、好適なメニスカスが安定して形成されることが求められる。このようなメニスカスは、液体を吐出口の方向へ導く毛細管力とこれとは反対の方向に液体を引き戻そうとする負圧力とのバランスによってその形状が決まる。よって、液体吐出ヘッドでは、吐出頻度やインクの消費量によらず、毛細管力に相応する適度の負圧力を継続的に発生させるような仕組みが求められる。
例えば、液体吐出ヘッドとこれに液体を供給するタンクが一定化されている比較的小型の液体吐出装置では、液体を吸収させたスポンジのような負圧発生部材をタンク内に配備することにより、上記負圧力をほぼ適切な範囲で発生させることができる。しかし、装置内に固定された大容量のタンクからチューブなどを介して液体吐出ヘッドに液体を供給する形態では、圧力損失の影響が大きく上記負圧力を適切な範囲で維持することが困難になる。
特許文献1には、このような課題に対し、液体吐出ヘッドの直前にバブルユニット(レギュレータ)を備え、負圧力を適正な範囲に維持するための構成が開示されている。
特許第3606282号公報
但し、特許文献1の構成は、主にシリアル型の液体吐出装置を対象としている。このため、フルライン型の液体吐出装置のようにヘッドに供給する液体の流量が大きい構成は、バブルユニットの流路断面積を更に大きくして流抵抗を下げることが好ましい。しかし、この場合には、バブルユニット内に気泡が残りやすく、圧力制御が困難になる場合があった。即ち、液体の流量が大きい構成においては、特許文献1に記載の構成を採用しても液体吐出ヘッドに対し適切な負圧力を継続的に維持することは困難であった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものである。よってその目的とするところは、比較的流量の大きい形態であっても、負圧力を好適に制御し安定した吐出動作を維持することが可能な液体吐出装置および液体吐出ヘッドを提供することである。
そのために本発明は、タンクから供給された液体を吐出する液体吐出ユニットと、前記タンクと前記液体吐出ユニットを接続する流路の間に配され前記液体吐出ユニットに流入する液体の流圧を調整するための負圧調整ユニットと、を備える液体吐出装置であって、前記負圧調整ユニットは、内圧が所定の範囲に調整される負圧室と、該負圧室に収容されている液体を前記負圧調整ユニットから導出するための導出流路と、を有し、前記導出流路は、前記負圧室の重力方向上方に配置された出口と、該出口に連結し前記出口よりも重力方向の上方に空間を有する泡溜まりと、前記出口から流出された液体を前記負圧調整ユニットの底部に開口した導出口まで導く流路と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、負圧室内に泡が発生した場合であっても、この泡の存在によって負圧室の内圧やここからの流圧が不安定になることを抑えることができる。結果、比較的流量の大きい形態であっても、負圧力を好適に制御し安定した吐出動作を維持することが可能となる。
インクジェット記録装置の内部構成概略図である。 インクジェット記録装置における液体循環流路を示す図である。 (a)および(b)は、液体吐出ヘッドの外観斜視図である。 液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 (a)〜(f)は、流路部材の詳細な構成を説明するための図である。 流路部材の透視図である。 流路部材の断面図である。 (a)および(b)は、吐出モジュールの斜視図および分解図である。 (a)〜(c)は、記録素子基板の構造を説明するための図である。 記録素子基板の構造を説明するための図である。 記録素子基板の接続状態を示す図である。 (a)〜(c)は、負圧制御ユニットの外観斜視図および断面図である。 (a)および(b)は、負圧制御ユニットの分解斜視図である。 流抵抗Rと弁開度Dの関係を示す図である。 (a)および(b)は、負圧制御ユニットの表裏面を示す図である。
(インクジェット記録装置の説明)
図1は、本発明の液体吐出装置として使用可能なインクジェット記録装置1000の内部構成概略図である。搬送部1は、記録媒体となるシートSを一定の速度でy方向に搬送する。液体吐出ヘッド3は、搬送中のシートSに対し記録データに従ってz方向にインクを吐出する。本実施形態の液体吐出ヘッド3は、同色のインク(同じ種類の液体)を吐出する複数のノズルが、シートS幅に対応する距離だけx方向に配列して構成されるフルライン型のインクジェット記録ヘッドである。そして、このようなノズル列が、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのインク別に、y方向に並列配置されている。吐出動作に必要なデータや電力は電気配線ユニット5から供給される。なお、シートSはカット紙であってもよいし、ロール紙であってもよい。
液体吐出ヘッド3の重力方向上方(−z方向)には、不図示のチューブからインクを受容したり、そのインクを液体吐出ヘッド3に供給したりするための液体供給ユニット4が配備されている。そして、更にその上方には、液体吐出ヘッド3に供給するインクの圧力調整を行うための負圧制御ユニット2が配備されている。液体供給ユニット4および負圧制御ユニット2はインク色ごとに用意され、液体吐出ヘッド3における負圧力は各インク色で独立に調整できるようになっている。
図2は、インクジェット記録装置1000における液体循環流路を示す図である。ここでは、1色のインクについての循環流路を示している。バッファタンク1003は、第1高圧循環ポンプ1001、第1低圧循環ポンプ1002、第2循環ポンプ1004と接続されており、これらポンプの作動によって図の左から右方向へインクが流れるようになっている。一方、バッファタンク1003内のインク残量が少なくなると、補充ポンプ1005が作動し、装置内に固定されている大容量のメインタンク1006からインクが補充される。バッファタンク1003には大気連通口が形成されており、流入した気泡を液体循環流路から排出できるようになっている。
第1高圧循環ポンプ1001と第1低圧循環ポンプ1002は、流出接続部111a、111bを介して液体供給ユニット4から流出されるインクを、バッファタンク1003に導く。
第2循環ポンプ1004は、バッファタンク1003に貯留されたインクを、流入接続部112を介して、液体供給ユニット4に供給する。第2循環ポンプ1004を配備しておくことにより、高密度な記録や液体吐出ヘッド3の回復処理のために、バッファタンク1003のインクが急激に減少しても、液体吐出ヘッド3内の流圧を一定範囲に維持することができる。言い換えると、バッファタンク1003を、インク残量や水頭圧を考慮せずに装置内にレイアウトすることができる。
液体供給ユニット4は、流入接続部112より収容したインクを、フィルタ221を介して異物を取り除いた後、負圧制御ユニット2に供給する。負圧制御ユニット2には、高流圧でインクを流出する負圧制御ユニットHと、低流圧でインクを流出する負圧制御ユニットLが並列配置されている。そして、負圧制御ユニットHより流出されたインクは流入口301aを介して、負圧制御ユニットLより流出されたインクは流入口301bを介して、それぞれ液体吐出ヘッド3内の液体吐出ユニット300に供給される。
液体吐出ユニット300には、第1高圧循環ポンプ1001と負圧制御ユニットHにより高圧力でインクが流れる共通供給流路211と、第1低圧循環ポンプ1002と負圧制御ユニットLにより低圧力でインクが流れる共通回収流路212が形成されている。また、液体吐出ユニット300には、複数のノズルがx方向に配列されて成る記録素子基板10が、x方向に更に複数接続されている。そして、個々の記録素子基板10には、共通供給流路211と接続する個別供給流路213aと、共通回収流路212と接続する個別回収流路213bが形成されている。このため、個々の記録素子基板10には、共通供給流路211と共通回収流路212の流圧差に伴うインク流れが発生する。具体的には、高圧力を有する共通供給流路211より個別供給流路213aを介してインクが流入され、更にそのインクが個別供給流路213aを介して共通供給流路211へ流出される。
この際、個々の記録素子基板10で吐出動作が行われると、循環中のインクの一部が吐出によって消費され、残りのインクは個別回収流路213bおよび共通回収流路212を経て、流出口302bより液体供給ユニット4に排出される。一方、共通供給流路211においていずれの個別供給流路213aにも流入しなかったインクは、流出口302aより液体供給ユニットに排出される。流出口302aと302bより液体供給ユニット4に流出されたインクは、流出接続部111aおよび111bを介して第1高圧循環ポンプ1001および第1低圧循環ポンプ1002に供給される。
以上のような循環供給回路を用いた液体吐出ヘッドにおいては、記録素子基板10の吐出動作で発生する熱が流動する液体によって奪われるので、吐出動作が連続して行われても、蓄熱に伴う吐出不良を抑えることができる。また、吐出頻度が少ないノズルの近傍に増粘インクや異物が停滞し難く、すべてのノズルの吐出状態を安定させることができる。
但し、上記効果を得るためにあまり流速を大きくしてしまうと、液体吐出ユニット300における圧力損失によって記録素子基板10間で圧力差が生じ、吐出状態がばらつき、濃度ムラなどが招致されるおそれがある。よって、本実施形態で使用する第1高圧循環ポンプ1001および第1低圧循環ポンプ1002においては、個々の記録素子基板10間の温度差と圧力差のどちらもが印刷した画像に影響しない程度に、その排出流量が調整されていることが好ましい。具体的な例としては、チューブポンプ、ギアポンプ、ダイヤフラムポンプ、シリンジポンプ等のような定量的な送液能力を有する容積型ポンプが挙げられる。また、例えば一般的な定流量弁やリリーフ弁をポンプ出口に配して一定流量を確保することもできる。
一方、第2循環ポンプ1004としては、駆動時に使用するインク循環流量範囲において、一定圧以上の揚程圧を有するものであればよく、ターボ型ポンプや容積型ポンプなどを用いればよい。具体的には、ダイヤフラムポンプ等が挙げられる。また第2循環ポンプの代わりに、例えば負圧調整ユニットに対しある一定の水頭差をもって配置された水頭タンクとすることもできる。
図3(a)および(b)は、液体吐出ヘッド3の外観斜視図である。本実施形態の液体吐出ヘッド3は、シートSの全幅をカバーするフルライン型のカラーインクジェット記録ヘッドである。x方向には15個の記録素子基板10が配列し、個々の記録素子基板10が、吐出データに従ってシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のインクをz方向に吐出する。
吐出データや吐出動作のための電力は、電気配線基板90に設けられた信号入力端子91および電力供給端子92に入力され、フレキシブル配線基板40を介して、それぞれの記録素子基板10に供給される。本実施形態において、信号入力端子91および電力供給端子92の数は、記録素子基板10の数(15個)よりも少ない数に抑えられている。
一方、記録素子基板10が吐出するインクは、図2で説明したように、流入接続部112を介して液体供給ユニット4に流入され、負圧制御ユニット2で流圧が調整された後、液体吐出ユニット300に供給される。そして、吐出によって消費されなかったインクは、再び流出接続部111を介して液体吐出ヘッド3より排出される。図では、4色のインク分の流入接続部112および流出に用いる流出接続部111が示されている。流入接続部112および流出接続部111のそれぞれには、各種ポンプと連通するためのチューブが接続される。
図4は、液体吐出ヘッド3の分解斜視図である。液体吐出ヘッド3は、ヘッド剛性を担保するための筐体80に対し、+z方向側より液体吐出ユニット300が、−z方向側より液体供給ユニット4および負圧制御ユニット2がこの順番で取り付けられて構成される。筐体80の−y方向側には電気配線基板支持部82とともに電気配線基板90がビス止めされる。液体吐出ユニット300は、更に3層から成る流路部材210と15個の記録素子基板10からなる吐出モジュール200、およびこれらの外周を被覆するカバー部材130がz方向に積層される。
負圧制御ユニット2は、4色のインクそれぞれについて独立に用意されている。個々の負圧制御ユニット2の内部には、図2で説明した負圧制御ユニットHと負圧制御ユニットLが、x方向に並列配置されている。負圧制御ユニット2については後に詳しく説明する。
本実施形態の液体供給ユニット4はx方向に分離した位値に2つ用意されており、夫々が2色分の負圧制御ユニット2に対応づけられている。即ち、1つの液体供給ユニット4には、図2で示す2色分の流出接続部111a、111bおよび流入接続部112と、2色分のフィルタ221が配備されている。
筐体80は、液体吐出ユニット300の反りを高精度に矯正して、記録素子基板10の位置精度を確保する役割を果す。このため、筐体80は十分な剛性を有することが好ましい。好適な材質としてはSUSやアルミなどの金属材料やアルミナなどのセラミックが挙げられる。筐体80の底部には、ジョイントゴム100を挿入するための開口83、84が設けられている。液体供給ユニット4と、液体吐出ユニット300とは、ジョイントゴム100を介して液体の流入出が行われる。
15個の記録素子基板10からなる吐出モジュール200は、インクを滴として吐出する構成を備え、流路部材210は、液体供給ユニット4から供給された液体を個々の記録素子基板10さらに個々のノズルに導く構成である。流路部材210および吐出モジュール200については後に詳しく説明する。
カバー部材130は、記録素子基板10の吐出口面を露出させるための長尺の開口131を有している。開口131周囲の枠部は、液体吐出ヘッド3の吐出口面を保護したり吸引回復処理を行ったりする際に、ゴム状のキャップ部材と当接する。液体吐出ヘッド3の製造時において、枠部の内側に接着剤、封止材、充填材を塗布した後、当該面を吐出モジュール200と接着させることにより、キャップ部材との密着度を高め、吐出口面の保護や回復処理の効果を高めることができる。
図5(a)〜(f)は、流路部材210の詳細な構成を説明するための図である。図5(a)および(b)は第1流路部材50の表裏面、図5(c)および(d)は第2流路部材60の表裏面、図5(e)および(f)は第3流路部材70の表裏面をそれぞれ示している。図5(a)が吐出モジュール200との当接面、図5(f)が液体供給ユニット4との当接面である。また、図5(b)に示す第1流路部材50の面と図5(c)に示す第2流路部材60の面が当接し、図5(d)に示す第2流路部材60の面と図5(e)に示す第3流路部材70の面が当接する。
液体供給ユニット4より供給されたインクを吐出モジュール200の個々の記録素子基板10に導くための流路構成と、個々の記録素子基板10で消費されなかったインクを液体供給ユニット4に戻すための流路構成が、これら流路部材によって実現されている。このような流路部材210は、筐体80の底面にビス止め固定されており、その反りや変形が抑えられている。
第3流路部材70において、液体供給ユニット4と当接する面(図5(f))には、図2で説明した液体供給ユニット4の流入口301a、301bおよび流出口302a、301bに対応する位置に連通口72が形成されている。これら連通口72は背面側(図5(e))に貫通しており、背面側にはx方向に延在する共通流路溝71が形成されている。図において、8本の共通流路溝71のうち、4本が各インク色の流入口に連結する共通流路溝71であり、残りの4本が各インク色の流出口に連結する共通流路溝71である。このような構成のもと、流入口である連通口72より供給されたインクは、その背面において共通流路溝71に沿ってx方向に広がる。
第2流路部材60において、第3流路部材70の図5(e)に示す面と当接する面(図5(d))には、第3流路部材70に形成された共通流路溝71に対応する位置にx方向に延在する共通流路溝62が形成されている。更に、個々の共通流路溝62には、背面側(図5(c))に貫通する連通口61が、x方向の所々に形成されている。このような構成のもと、共通流路溝71および62に広がるインクの一部は、第2流路部材60の背面側(図5(c))に移動する。
第1流路部材50において、第2流路部材60の図5(c)に示す面と当接する面(図5(b))には、第2流路部材60に形成された連通口61から、個々のインク色に対応するノズル列が形成された位置までインクを導くための個別流路溝52が形成されている。個々の個別流路溝52の連通口61とは反対の端部には、背面側(図5(a))に貫通する連通口51が形成されている。このような構成のもと、連通口61より流入されたインクは、個別流路溝52に沿って進行し、連通口51を介して第1流路部材50の吐出モジュール200と対向する面(図5(a))に移動し、吐出モジュール200にインクを供給する。一方、吐出モジュール200にて消費されなかったインクは、上記流路と逆の流路を辿って図5(f)の連通口72に戻り、液体供給ユニット4に流出する。
第1流路部材50、第2流路部材60、第3流路部材70のそれぞれは、液体(インク)に対して十分な耐腐食性を有し、線膨張率の低い材質から構成されることが好ましい。好適に使用可能な材質としては、アルミナや、樹脂材料、特にLCP(液晶ポリマー)、PPS(ポリフェニルサルファイド)やPSF(ポリサルフォン)を母材としてシリカ微粒子やファイバーなどの無機フィラーを添加した複合材料などが挙げられる。流路部材210を形成する際には、第1流路部材50、第2流路部材60、第3流路部材70を互いに接着してもよいが、材質として樹脂複合樹脂材料を選択した場合には、溶着によって接合することもできる。
図6は、流路部材210を−z方向から観察した場合の第1流路部材50、第2流路部材60、第3流路部材70の透視図である。ここでは、図5(d)および(e)で示される8本の共通流路溝62(71)のうち、インク供給のために利用される流路溝を、各インクについて621k、621c、621m、621yとして示している。また、インク回収のために利用される流路溝を、各インクについて622k、622c、622m、622yとして示している。さらに、図5(b)で示される個別流路溝52のうち、インク供給のために利用される流路溝を、521k、521c、521m、521yとして、インク回収のために利用される流路溝を、522k、522c、522m、522yとして示している。このように、連通口72、共通流路溝71、61、連通口61、個別流路溝52および連通口51は、いずれも、インク色ごとに流入流路と流出流路が独立して用意されている。
図7は、図6のE−E断面図である。第3流路部材70と第2流路部材60の重ね合わせによって、インク供給のための共通供給流路621k、621c、621m、621yとインク回収のための共通回収流路622k、622c、622m、622yが形成されている。ブラックインク(K)を回収するための共通回収流路622kとマゼンタインク(M)を回収するための共通回収流路622mが、第1流路部材50に形成されたインク回収のための個別回収流路522k、522mとそれぞれ接続している。図7では、図2で説明した記録素子基板10における共通供給流路211と共通回収流路212の断面も示している。ブラックインク(K)の個別回収流路522kはブラックインク(K)の共通回収流路212に接続し、マゼンタインク(M)の個別回収流路522mはマゼンタインク(M)の共通回収流路212に接続している。
以上説明した構成により、本実施形態の液体吐出ユニット300では、共通供給流路621→個別供給流路521→記録素子基板10→個別回収流路522→共通回収流路622の順にインクが流れ、図2で説明したインク循環を滞りなく維持することができる。なお、図6及び7で示したブラック、シアン、マゼンタ、イエローのy方向における流路溝の配列順序は一例であり、他の順序とすることもできる。
図8(a)および(b)は、吐出モジュール200の斜視図および分解図である。吐出モジュール200は、支持部材30上に記録素子基板10を接着し、更に記録素子基板10上の端子16とフレキシブル配線基板40の端子41をワイヤーボンディングによって電気接続し、そのワイヤーボンディング部を封止材110によって封止する。フレキシブル配線基板40において、記録素子基板10との接続部とは反対の位置にある端子42は、電気配線基板90の接続端子93と電気接続される(図3、図4参照)。支持部材30には、図2で説明した共通供給流路211や共通回収流路212と接続するための液体連通口31が、第1流路部材50の連通口51と対応する位置に形成されている。支持部材30は、記録素子基板10の支持体であると同時に、記録素子基板10と流路部材210との間に位置する1つの流路部材でもある。このため、平面度が高く、十分に高い信頼性をもって記録素子基板10と接合できるものが好ましい。好適に使用可能な材質としては例えばアルミナや樹脂材料が挙げられる。
図9(a)〜(c)および図10は、記録素子基板10の構造を説明するための図である。図9(a)は記録素子基板10の上面図、図9(b)は図9(a)に示す領域Aの拡大図、図9(c)は記録素子基板10の背面図である。また、図10は、図9(a)のB−B断面図である。図10に示すように、記録素子基板10は、主に吐出口形成部材12と、基板11と、蓋部材20がz方向に積層されて構成されている。
図9(a)の上面図に示すように、1つの吐出口形成部材12(記録素子基板10)には、同色のインクを吐出する吐出口13がx方向に配列して成る吐出口列が、インク色分だけy方向に並列配置している。また、その端部にはフレキシブル配線基板40と接合するための端子16が形成されている。本実施形態の記録素子基板10は平行四辺形を呈しており、x方向に15枚配列することにより吐出モジュール200が形成される。
図9(b)は、図9(a)に示す領域Aの拡大図である。本実施形態の液体吐出ヘッドにおいて、1つの記録素子(ノズル)は、電気熱変換素子15、圧力室23、および吐出口13によって構成される。圧力室23はx方向に並ぶ2つの隔壁22によって形成される。圧力室23は、内部に液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する素子(ここでは電気熱変換素子15)を備える。電気熱変換素子15は端子16と電気的に接続されており、電気配線基板90及びフレキシブル配線基板40を介して、装置本体の制御回路に駆動制御される。このような構成のもと、吐出データに従って電気熱変換素子15に電圧パルスが印加されると、圧力室23に供給されたインク中に膜沸騰が生じ、その泡の成長エネルギーによって、電気熱変換素子15と対向する位置にある吐出口13からインクが吐出される。
一方、吐出口列のy方向両側には、共通供給流路211と接続し圧力室23にインクを供給するための液体供給路18と、共通回収流路212と接続し圧力室23からのインクを回収するための液体回収路19が、x方向に延在している。また、図10の断面図にも示すように、液体供給路18および液体回収路19のそれぞれには、圧力室23と個別に連通する供給口17aと回収口17bが形成されている。圧力室23の内部の液体は、供給口17aや回収口17bを用いて、圧力室23の外部との間で循環することができる。
更に、図9(c)にも示すように、第1流路部材50と接する側に配された蓋部材20には、第1流路部材50の連通口51に対応する位置に複数の開口21が形成されており、記録素子基板10内の液体供給路18及び液体回収路19のそれぞれに連通している。このような蓋部材20においては、液体(インク)に対する十分な耐食性と、混色防止の観点から複数の開口21の高いレイアウト精度が求められる。よって例えば、感光性樹脂材料やシリコン板を用い、フォトリソプロセスによって開口21を設けることが好ましい。
以上の構成により、液体供給ユニット4においては、開口21→液体供給路18→供給口17a→圧力室23→回収口17b→液体回収路19→開口21の順にインクが流れる。そして、圧力室23の流動時に電気熱変換素子15が駆動された場合に、その一部が吐出口13より吐出される。この際、圧力室23のインクは吐出頻度によらず安定して流動しているので、増粘インク、泡、異物などが混在しても、これらは特定の位置に滞留せず、液体回収路19へ導出(排出)される。
図11は、記録素子基板10の接続状態を示す図である。図9(a)でも説明したように、本実施形態の記録素子基板10は平行四辺形を呈している。そして、この記録素子基板10の複数を、互いの側辺を当接させながらx方向に連続配置することにより、4色のインクに対応する4列の吐出口列14が形成される。この際、2つの記録素子基板10の接続箇所において、一方の記録素子基板10の最端部に位置する少なくとも1つの吐出口13と、もう一方の記録素子基板10の最端部に位置する吐出口13が、x方向の同じ位置にレイアウトされるようになっている。言い換えると、そのようにレイアウトされるように、平行四辺形の傾き角度が設計されている。図では、D線上の2つの吐出口13が、x方向の同じ位置にレイアウトされている。
このような構成によれば、液体吐出ヘッド製造時に2つの記録素子基板10が多少ずれて接続されてしまっても、接続部に相当する位置の画像は、オーバーラップ領域に含まれる複数の吐出口の恊働によって印刷することができる。よって、紙面上にされた画像においては、上記ずれに伴う黒スジや白抜けを目立たなくすることができる。なお、以上では記録素子基板10の主平面を平行四辺形としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば長方形、台形、その他形状の記録素子基板を用いることもできる。
次に、本実施形態で用いる負圧制御ユニット2について詳しく説明する。既に図2で説明したように、本実施形態の負圧制御ユニット2には、相対的に高流圧でインクを流出する負圧制御ユニットHと、相対的に低流圧でインクを流出する負圧制御ユニットLを備えている。図1や図3に示す負圧制御ユニット2の形状は、外形が等しいこれら2つのユニットを、表裏反転した関係でx方向に並列配置しビス止めして得られたものである。
本実施形態の負圧制御ユニット2は、一般に「減圧レギュレータ」と呼ばれる構造を有しており、液体の流量変動に伴う圧損変化を弁やバネ部材などの働きによって抑制し、負圧制御ユニット2より下流の流圧を安定させる。この際、バネ部材の付勢力や受圧板の寸法を異ならせることにより、流圧値を所定の範囲に調整することができ、本実施形態の負圧制御ユニットHと負圧制御ユニットLもこの点が異なるだけで、原理的構成は同等である。よって、以下では、高流圧用の負圧制御ユニットHについて説明する。
図12(a)〜(c)は、負圧制御ユニットHの外観斜視図およびそのA-A断面図である。また、図13(a)および(b)は、負圧制御ユニットHの分解斜視図である。負圧制御ユニットHは、図12(c)に示すように、その内部において、オリフィス238を介してほぼ水平に連結する第1圧力室235(以下、単に圧力室とも言う)と第2圧力室236(以下単に負圧室とも言う)を備えている。図13(a)は、第2圧力室236の分解斜視図、同図(b)は第1圧力室235の分解斜視図にそれぞれ相当する。
図12(c)と図13(a)に示すように、第2圧力室236は、ほぼ円筒状の内壁に受圧板232と可撓性フィルム233がこの順番で−y方向に取り付けられて形成される。−y方向の内壁面には、その中心に第1圧力室235と連通可能なオリフィス238が形成され、オリフィス238よりも更に−z方向(重力方向上方)には、第1圧力室235と同じ側に配された導出流路245に連通する負圧室出口244が形成されている。また、オリフィス238を中心とする円周には溝239が配備されている。
受圧板232の−y方向側にはコイル状の付勢部材231aが取り付けられている。この付勢部材231aを溝239に嵌め込み、これを押し縮めながら受圧板232を−y方向に押し当て、更に輪形状の可撓性フィルム233を受圧板232の外周部分を覆うように接着することにより、第2圧力室236は形成される。このため、受圧板232は付勢部材231aによって、+y方向の付勢力を受けている状態となっている。
一方、第1圧力室235は、図12(c)と図13(b)に示すように、ほぼ円筒状の内壁に、シャフト234、コイル状の付勢部材231b、ばねホルダー230およびバックフィルム241がこの順番で+y方向に取り付けられて形成される。内壁において、オリフィス238よりも更に+z方向(重力方向下方)には、底部に形成された導入口249より流入されたインクを受容するための導入流路243が形成されている。シャフト234の+y方向先端は、オリフィス238を抜けて、第2圧力室235の受圧板232に当接し、−y方向の先端には弁237が取り付けられている。弁237は、オリフィスの開閉を制御する役割を有し、その材質としてはインク(液体)に対し十分な耐食性を有するゴムやエラストマなどの弾性部材が好ましい。また、付勢部材231bの−y方向の先端は、ばねホルダー230にはめ込まれ、+y方向の先端はシャフト234に当接可能になっている。バックフィルム241はフィルム状部材に限らず、例えば樹脂板であってもよく、ばねホルダー230と一体的に構成されていてもよい。
以上の構成より、シャフト234、弁237および受圧板232は、±y方向に一体的に移動可能になっており、受圧板232は、付勢部材231aおよび231bによって、弁237がオリフィス238を閉塞する方向に付勢されている。そして、第2圧力室236の内圧が設定圧よりも低くなると、受圧板232は−y方向に移動し、弁237がオリフィス238から離れ、オリフィス238が開放される。この開放によってインクが流動し、第2圧力室236の内圧が設定圧よりも高くなると、受圧板232は+y方向に移動し、弁237がオリフィス238に当接し、オリフィス238が閉塞される。
なお、記録装置が待機状態にあり第1高圧(低圧)循環ポンプ1001が停止している状態において、弁237はオリフィス238に当接し閉塞状態になっていることが好ましい。負圧調整ユニットHが流体的にシールされた状態であれば、その下流に位置する液体吐出ユニット300に対し適度の負圧を発生させ、吐出口近傍において好適なメニスカスを保持し、インク漏れなどを防止することができるからである。
なお、以下の説明において、「受圧部248」とは、大気圧と第2圧力室236内の圧力差を受圧し、その圧力差による力を付勢部材231aおよび231b、シャフト234、弁237に伝達する機能を有する部分を指す。具体的には、図12(a)に点線部で示したように、受圧板232とその周囲部の可撓性フィルム233を合わせた領域を指す。可撓性フィルム233は受圧板232とボディ242とで支持されているため、主に受圧板232近傍のフィルム部分が上記の「受圧部248」として機能する。可撓性フィルム233の実効的な受圧範囲は、フィルムの円周や撓み量などの各部寸法、張力、あるいは第2圧力室236の内圧等によって変動するので、正確な受圧部の領域を図示することは難しい。
以下、負圧制御ユニットHにおけるインクの流れを説明する。流入接続部112を介して液体供給ユニット4に供給されたインクは、導入口249および導入流路243を経て、高さ方向のほぼ中央に位置する第1圧力室235に到達する。弁237が開放状態にあるとき、インクはオリフィス238を通過して第2圧力室236に進み、その流圧を受圧部に伝える。その後、負圧室出口244から導出流路245を経て、導出口246より液体供給ユニット4に流出される。
ここで、大気圧をP0、第1圧力室235の内圧をP1、受圧部248の受圧面積をSd、弁237の受圧面積をSv、付勢部材231aおよび231bのばね定数をK、付勢部材231aおよび231bのばね変位をLとする。このとき図12(c)における受圧板に対する力の釣り合いの関係から、第2圧力室236における内圧P2は、以下の式1で表すことができる。
P2=P0−(P1×Sv+K×L)/Sd (式1)
また、弁237とオリフィス238の間の流抵抗をR、負圧制御ユニットH内を通過する流量をQとすると、圧損の関係から第2圧力室236の内圧P2は、以下の式2で表すこともできる。
P2=P1−Q×R (式2)
ここで、弁237開放の程度を示す弁開度Dとして、弁237とオリフィス238の距離を用いると、流抵抗Rと弁開度Dは一般に、弁開度Dが大きくなるほど流抵抗Rは小さくなり、一例として図14に示すような関係になる。
式1と式2が等しくなるような弁開度Dに落ち着くことにより、第2圧力室236の内圧P2が定まる。この作用により、流量が変動してもP2が一定に維持されるのであるが、以下、詳細な作用について説明する。
例えば、負圧制御ユニットHへの流量Qが増大した場合を考える。この場合、負圧制御ユニットHの直上流に接続される第2循環ポンプ1004(図2参照)の圧力は一定であるので、流量Qが増大したことによる第2循環ポンプと負圧制御ユニット2の間の流抵抗が増加し、第1圧力室235の内圧P1は減少する。結果、(式1)より第2圧力室236の内圧P2も一時的に増大する。
流量Qと第2圧力室の内圧P2が増大し第1圧力室の内圧P1が減少すると、(式2)より流抵抗Rは低下するので、図14より弁開度Dは大きくなる。但し、弁開度Dが大きくなるほど、付勢部材231aおよび231bの収縮量Lは大きくなり、弁237や受圧板232が付勢部材231aおよび231bから受けるy方向への力も大きくなる。結果、(式1)より第2圧力室236の内圧P2は瞬時に低下する。
反対に、負圧制御ユニットHへの流量Qが減少した場合には、上記と逆の減少が瞬時に起こる。つまり、上述したような負圧制御ユニットHを備えておくことにより、これより下流に位置する部材に提供するインクの流圧を所望の範囲に安定させることができる。
この際、(式1)よりP2の変動幅はP1の変動幅に(Sv/Sd)を乗算した値と等しい。よって本実施形態では、(Sv/Sd)即ち受圧部における受圧面積と弁における受圧面積の比を十分に小さく設計することによって、P2の変動幅を小さく抑え、負圧制御ユニットHより下流の流圧を所望の範囲に安定させている。
ところで、課題の項でも説明したように、負圧制御ユニット内の流量が大きいと、オリフィス238を通過した後の第2圧力室236内に、泡が発生する場合がある。そしてこのような泡が集合したり結合して大きくなったりすると、この泡が受圧部248とインクの接触を妨害して、受圧板232を傾け第2圧力室236の内圧やここからの流圧が不安定になってしまう。このような懸念を除去するため、本実施形態では、オリフィス238よりも鉛直方向上方(+z方向)に負圧室出口244を設け、生成された泡を第2圧力室から除去しやすくしている。
図15(a)および(b)は、負圧制御ユニットのy方向における表裏面を示す図である。図15(a)は第2圧力室236側(+y方向側)から見た図、同図(b)は第1圧力室235側(−y方向側)から見た図である。第2圧力室236において、その浮力によってオリフィス238よりも鉛直方向上方(+z方向)に移動した泡は、負圧室出口244に導かれ、ここから裏側(第1圧力室側)に移動する。負圧室出口244は、裏側(第1圧力室側)においてz方向(重力方向)に下降する導出流路245と接続しており、導出流路245のz方向(重力方向)の最上方には負圧室出口244よりも上方に空間を有する泡溜まり部247が形成されている。
このような構成のもと、負圧室出口244から流出した泡を含む液体は、基本的にはポンプの流れに従って、導出流路245を経由して導出口246から流出される。但し、浮力が大きくインクの流れに逆らって浮上する泡については、泡溜まり部247にて貯留される。このように、本実施形態では、第2圧力室236のインクを重力方向上方にある泡溜まり部247に一度誘導し、更にそこから導出口246へと導いてこれを導出(排出)するようにしている。このため、第2圧力室236内に泡が発生した場合であっても、この泡の存在によって第2圧力室236の内圧やここからの流圧が不安定になるのを抑えることができる。結果、液体吐出ユニット300においては、比較的大きい流量であっても、負圧力が好適に制御され、安定した吐出動作を維持することができる。
この際、なるべく多くの泡を導出口246へと導きここから排出するために、導出流路245における平均流速は、第2圧力室236内のオリフィス238から負圧室出口244間における平均流速よりも速いことが好ましい。例えば、導出流路245の幅を、オリフィス238から負圧室出口244の最短流路よりも大きくすれば、導出流路245において好適な流速を得ることができる。
また、本実施形態では、負圧調整ユニットHにインクを流入するための導入口249と導入流路243、および負圧調整ユニットHからインクを流出するための導出口246と導出流路245を、負圧調整ユニットHの同じ側の面(−y側の面)に形成している。このため、特許文献1などに比べて、負圧調整ユニットHのy方向における設置幅を小さくし、省スペース化を図ることができる。
なお、以上では、コイル状の2つの付勢部材231aおよび231bを連成バネとして用いたが、付勢部材の数はこれに限定されるものではない。所望の負圧値が得られさえすれば、バネは1つだけであってもよいし、3つ以上の連成バネとすることもできる。更に、コイルバネの代わりに板バネを使用することもできる。
また、以上では受圧板232と可撓性フィルム233によって受圧部を構成したが、第2圧力室236の内圧に従って弁237を水平方向に移動可能であれば、他の構成を用いることもできる。例えば、可撓性フィルム233を、受圧板232を介すことなくシャフト234に直接接合した構成とすることもできるし、弾性を有する膜状部材(ダイヤフラム)を受圧板及びフィルムの代わりに用いてもよい。この場合、ダイヤフラムは受圧部としての機能だけでなく、弁237を付勢する機能も持たせてもよい。
以上の実施形態では本発明の液体吐出装置として電気熱変換体を備えたインクジェット記録装置を用いたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。液体を吐出するための方式としてピエゾ方式を採用した液体吐出ヘッドを用いてもよい。
また、本発明の負圧調整ユニットの効果が特に液体の流量が大きい場合に発揮されることから、フルライン型のインクジェット記録装置を一例として用いたが、本発明の負圧調整ユニットはシリアル型のインクジェット装置にも適用することができる。
更に、以上では、図2で説明したように、高い流圧を維持するための負圧調整ユニットHと低い流圧を維持するための負圧調整ユニットLを、循環回路に備える構成について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものでもない。本発明の負圧調整ユニットは、循環型ではない形態にも採用することもできる。例えば上述したような負圧調整ユニットを液体吐出ヘッドの上流に1つ配備すれば、循環型でなくても体吐出ヘッドにおける流圧を好適に調整することができる。
2 負圧制御ユニット
236 第2圧力室(負圧室)
244 負圧室出口
245 導出流路
246 導出口
247 泡溜まり部
300 液体吐出ユニット
1000 液体吐出装置
1003 バッファタンク

Claims (13)

  1. タンクから供給された液体を吐出する液体吐出ユニットと、前記タンクと前記液体吐出ユニットを接続する流路の間に配され前記液体吐出ユニットに流入する液体の流圧を調整するための負圧調整ユニットと、を備える液体吐出装置であって、
    前記負圧調整ユニットは、内圧が所定の範囲に調整される負圧室と、該負圧室に収容されている液体を前記負圧調整ユニットから導出するための導出流路と、を有し、
    前記導出流路は、前記負圧室の重力方向上方に配置された出口と、該出口に連結し前記出口よりも重力方向の上方に空間を有する泡溜まりと、前記出口から流出された液体を前記負圧調整ユニットの底部に開口した導出口まで導く流路と、
    を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記負圧調整ユニットは、前記負圧室と水平方向に連通可能な圧力室と、底部に開口した導入口から前記圧力室まで液体を導く導入流路と、を更に有し、
    前記導出流路および前記導入流路は、前記負圧調整ユニットの前記負圧室とは異なる側であって前記圧力室と同じ側に配置されている請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記負圧調整ユニットは、
    前記圧力室と前記負圧室を連通するオリフィスの開閉を制御するための弁と、
    前記オリフィスを閉じる方向に前記弁を付勢する付勢部材と、
    前記負圧室の内圧の減少に伴って移動して前記オリフィスを開放する方向に前記弁に作用する受圧部と、を有する請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記導出流路における前記液体の平均流速は、前記負圧室における流入から流出までの平均流速よりも大きい請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体吐出ユニットは同じ種類の液体を吐出する複数の記録素子基板を配列して構成され、前記負圧調整ユニットは前記複数の記録素子基板に共通して液体を供給する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出ユニットは、同じ種類の液体について、記録素子基板に液体を供給する供給流路と当該記録素子基板から液体を回収する回収流路とを有し、
    相対的に高い流圧で液体を前記供給流路に供給する前記負圧調整ユニットと、相対的に低い流圧で液体を前記回収流路に供給する前記負圧調整ユニットとを、液体の種類ごとに備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. タンクから供給された液体の流圧を調整するための負圧調整ユニットと、該負圧調整ユニットに接続し流圧が調整された液体を吐出する液体吐出ユニットと、を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記負圧調整ユニットは、内圧が所定の範囲に調整される負圧室と、該負圧室に収容されている液体を前記負圧調整ユニットから排出するための導出流路と、を有し、
    前記導出流路は、前記負圧室の重力方向上方に配置された出口と、該出口に連結し前記出口よりも重力方向の上方に空間を有する泡溜まりと、前記出口から流出された液体を前記負圧調整ユニットの底部に開口した導出口まで導く流路と、
    を備えていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  8. 前記負圧調整ユニットは、前記負圧室と水平方向に連通可能な圧力室と、底部に開口した導入口から前記圧力室まで液体を導く導入流路と、を更に有し、
    前記導出流路および前記導入流路は、前記負圧調整ユニットの前記負圧室とは異なる側であって前記圧力室と同じ側に配置されている請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記圧力室は、内部に液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する素子を備え、前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される、請求項8に記載の液体吐出ヘッド
  10. 前記負圧調整ユニットは、
    前記圧力室と前記負圧室を連通するオリフィスの開閉を制御するための弁と、
    前記オリフィスを閉じる方向に前記弁を付勢する付勢部材と、
    前記負圧室の内圧の減少に伴って移動して前記オリフィスを開放する方向に前記弁に作用する受圧部と、を有する請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記導出流路における前記液体の平均流速は前記負圧室における流入から流出までの平均流速よりも大きい請求項7ないし10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記液体吐出ユニットは同じ種類の液体を吐出する複数の記録素子基板を配列して構成され、前記負圧調整ユニットは前記複数の記録素子基板に共通して液体を供給する請求項7ないし11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 前記液体吐出ユニットは、同じ種類の液体について、記録素子基板に液体を供給する供給流路と当該記録素子基板から液体を回収する回収流路とを有し、
    相対的に高い流圧で液体を前記供給流路に供給する前記負圧調整ユニットと、相対的に低い流圧で液体を前記回収流路に供給する前記負圧調整ユニットとを、液体の種類ごとに備える請求項7ないし12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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