JP2017124620A - 液体吐出装置および液体吐出ヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
(液体吐出装置の説明)
図1は、本発明の記録液体(以下「液体」とも記す)を吐出する液体吐出装置、特にはインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に代表される液体吐出装置(以下、記録装置とも称す)1000の概略構成を示した図である。液体吐出装置1000は、記録媒体2を搬送する搬送部1と、記録媒体2の搬送方向と略直交して配置されるライン型(ページワイド型)の液体吐出ヘッド3とを備え、複数の記録媒体2を連続もしくは間欠に搬送しながら1パスで連続記録を行うライン型記録装置である。液体吐出ヘッド3は、循環経路内の圧力(負圧および正圧)を制御する圧力制御ユニット230と、液体供給ユニット220と、液体供給ユニット220へのインクの供給および排出口となる液体接続部111と、筺体80とを備えている。記録媒体2は、カット紙に限らず、連続したロール媒体であってもよい。液体吐出ヘッド3は、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクによるフルカラー記録が可能であり、液体を液体吐出ヘッド3へ供給する供給路である液体供給手段、メインタンクおよびバッファタンク(後述する図2参照)が流体的に接続される。また、液体吐出ヘッド3には、液体吐出ヘッド3へ電力および吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続される。液体吐出ヘッド3内における液体経路および電気信号経路については後述する。
図2は、本実施形態の液体吐出装置1000に適用される循環経路の第1循環形態を示す模式図である。液体吐出ヘッド3は、第1循環ポンプ(高圧側)1001、第1循環ポンプ(低圧側)1002およびバッファタンク1003等に流体接続されている。なお図2では、説明を簡略化するため、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクの内の1色のインクが流動する経路のみを示しているが、実際には4色分の循環経路が、液体吐出ヘッド3および記録装置本体に設けられる。
図3は、本実施形態の記録装置に適用される循環経路のうち、上述した第1循環形態とは異なる循環形態である第2循環経路を示す模式図である。前述の第1循環形態との主な相違点は、圧力制御ユニット230を構成する2つの圧力調整機構が共に、圧力制御ユニット230よりも上流側の圧力を、所望の設定圧を中心として一定範囲内の変動で制御する点である。また、第1循環形態との相違点として、第2循環ポンプ1004が圧力制御ユニット230の下流側を減圧する負圧源として作用する点がある。更に、第1循環ポンプ(高圧側)1001および第1循環ポンプ(低圧側)1002が液体吐出ヘッド3の上流側に配置され、圧力制御ユニット230が液体吐出ヘッド3の下流側に配置されている点も相違する点である。
実施形態1に係る液体吐出ヘッド3の構成について説明する。図5(a)および図5(b)は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド3を示した斜視図である。液体吐出ヘッド3は、1つの記録素子基板10でシアンC/マゼンタM/イエローY/ブラックKの4色のインクを吐出可能な記録素子基板10を直線状に15個配列(インラインに配置)されるライン型の液体吐出ヘッドである。図5(a)に示すように液体吐出ヘッド3は、各記録素子基板10と、フレキシブル配線基板40および電気配線基板90を介して電気的に接続された信号入力端子91と電力供給端子92を備える。信号入力端子91および電力供給端子92は、液体吐出装置1000の制御部と電気的に接続され、それぞれ吐出駆動信号および吐出に必要な電力を記録素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号入力端子91および電力供給端子92の数を記録素子基板10の数に比べて少なくすることができる。これにより、液体吐出装置1000に対して液体吐出ヘッド3を組み付ける時または液体吐出ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部数が少なくて済む。図5(b)に示すように、液体吐出ヘッド3の両端部に設けられた液体接続部111は、液体吐出装置1000の液体供給系と接続される。これによりシアンC/マゼンタM/イエローY/ブラックK4色のインクが液体吐出装置1000の供給系から液体吐出ヘッド3に供給され、また液体吐出ヘッド3内を通ったインクが液体吐出装置1000の回収系へ回収されるようになっている。このように各色のインクは、液体吐出装置1000の経路と液体吐出ヘッド3の経路を介して循環可能である。
図10(a)は、1つの吐出モジュール200を示した斜視図であり、図10(b)は、その分解図である。吐出モジュール200の製造方法としては、まず記録素子基板10およびフレキシブル配線基板40を、予め液体連通口31が設けられた支持部材30上に接着する。その後、記録素子基板10上の端子16と、フレキシブル配線基板40上の端子41とをワイヤーボンディングによって電気接続し、その後にワイヤーボンディング部(電気接続部)を封止部材110で覆って封止する。フレキシブル配線基板40の記録素子基板10と反対側の端子42は、電気配線基板90の接続端子93(図6参照)と電気接続される。支持部材30は、記録素子基板10を支持する支持体であるとともに、記録素子基板10と流路部材210とを流体的に連通させる流路部材であるため、平面度が高く、また十分に高い信頼性をもって記録素子基板と接合できるものが好ましい。材質としては例えばアルミナや樹脂材料が好ましい。
図11(a)は記録素子基板10の吐出口13が形成される側の面の平面図を示し、図11(b)は、図11(a)のXIBで示した部分の拡大図を示し、図11(c)は、図11(a)の裏面の平面図を示す。ここで、本実施形態における記録素子基板10の構成について説明する。図11(a)に示すように、記録素子基板10の吐出口形成部材12に、各インク色に対応する4列の吐出口列が形成されている。なお、以後、複数の吐出口13が配列される吐出口列が延びる方向を「吐出口列方向」と呼称する。図11(b)に示すように、各吐出口13に対応した位置には液体を熱エネルギにより発泡させるための発熱素子である記録素子15が配置されている。隔壁22により、記録素子15を内部に備える圧力室23が区画されている。記録素子15は、記録素子基板10に設けられる電気配線(不図示)によって、端子16と電気的に接続されている。そして記録素子15は、液体吐出装置1000の制御回路から、電気配線基板90(図6参照)およびフレキシブル配線基板40(図10参照)を介して入力されるパルス信号に基づいて発熱して液体を沸騰させる。この沸騰による発泡の力で液体を吐出口13から吐出する。図11(b)に示すように、各吐出口列に沿って、一方の側には液体供給路18が、他方の側には液体回収路19が延在している。液体供給路18および液体回収路19は記録素子基板10に設けられた吐出口列方向に伸びた流路であり、それぞれ供給口17a、回収口17bを介して吐出口13と連通している。
図13は、隣り合う2つの吐出モジュールにおける、記録素子基板の隣接部を部分的に拡大して示した平面図である。本実施形態では略平行四辺形の記録素子基板を用いている。各記録素子基板10における吐出口13が配列される各吐出口列(14a〜14d)は、記録媒体の搬送方向に対し一定角度傾くように配置されている。そして、記録素子基板10同士の隣接部における吐出口列は、少なくとも1つの吐出口が記録媒体の搬送方向にオーバーラップするようになっている。図13では、線D上の2つの吐出口が互いにオーバーラップする関係にある。このような配置によって、仮に記録素子基板10の位置が所定位置から多少ずれた場合でも、オーバーラップする吐出口の駆動制御によって、記録画像の黒スジや白抜けを目立たなくすることができる。複数の記録素子基板10を千鳥配置ではなく、直線状(インライン)に配置した場合も、図13と同様に液体吐出ヘッド3の記録媒体の搬送方向の長さの増大を抑えつつ記録素子基板10同士のつなぎ部における黒スジや白抜け対策を行うことができる。なお、本実施形態では記録素子基板の主平面は平行四辺形であるが、これに限るものではなく、例えば長方形、台形、その他形状の記録素子基板を用いた場合でも、本発明の構成を好ましく適用することができる。
図14(a)(b)は、第1の循環形態で用いられる圧力制御ユニット230の圧力調整機構230H(減圧弁)を示した外観斜視図であり、図14(c)はその断面図である。低圧設定側の圧力調整機構230Lも制御圧(バネの初期荷重)が異なるだけで他は同一構成のものが用いられるため、圧力調整機構230Lの説明を割愛する。図14における圧力調整機構230Hの動作原理は、一般に「減圧弁」と呼ばれるものと同様である。
P2=P0−(P1Sv+Kx)/Sd ・・・(式1)
Sv:弁の受圧面積
P0:大気圧
P1:オリフィス上流側の圧力
P2:第1圧力室内の圧力
K:バネ定数
x:バネ変位
式1において、右辺第2項は常に正の値を取るため、P2<P0となり、P2は負圧となる。
P2=P1−QR ・・・(式2)
次に、インクジェット記録装置に代表される本実施形態の液体吐出装置1000にインクを充填する操作について説明する。図17は、本実施形態におけるインク充填時の圧力調整機構230Hの構成を示す断面図である。本実施例では、第2の循環形態で用いられる圧力調整機構230Hを例に説明するが、第1の循環形態で用いられる圧力調整機構230Hであっても同様に構成することができる。低圧設定側の圧力調整機構230Lも制御圧(バネの初期荷重)が異なるだけで他は同一構成のものが用いられるため、圧力調整機構230Lの説明を割愛する。
以下、本実施形態の変形例1を説明する。本変形例では、第1循環形態において、圧力調整機構230Hの制御圧を正圧にする。記録待機中の吐出口13における圧力は、共通供給流路211の圧力と共通回収流路212の圧力との中間の圧力になる。本変形例では、吐出口13における圧力を下げ過ぎることなく、共通供給流路211の圧力と共通回収流路212の圧力との差圧を大きくすることにより、吐出口13を通過するインクの流量を増加させることができる。
以下、本実施形態の変形例2を説明する。本変形例では、第2循環形態において、圧力調整機構230Hの制御圧を正圧にする。記録中および記録待機中におけるインク流れや、吐出口13における圧力は変形例1と同様であり、吐出口13の圧力を下げ過ぎることなく、吐出口13を通過するインクの流量を増加させることができる。本変形例が変形例1と異なる点は、記録終了後に循環ポンプを停止した際の共通供給流路211および共通回収流路212内の圧力変化である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態2による液体吐出装置2000および液体吐出ヘッド2003の構成を説明する。なお以降の説明においては、主として実施形態1と異なる部分のみを説明し、実施形態1と同様の部分については説明を省略する。
図21は、本実施形態を適用可能な、液体を吐出して記録を行う液体吐出装置2000を示した図である。本実施形態の液体吐出装置2000は、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクごとに対応した単色用の液体吐出ヘッド2003を4つ並列配置させることで記録媒体へフルカラー記録を行う点が実施形態1とは異なる。実施形態1において1色あたりに使用できる吐出口列数が1列だったのに対し、本実施形態においては、1色あたりに使用できる吐出口列数は20列となっている。このため、記録データを複数の吐出口列に適宜振り分けて記録を行うことで、非常に高速な記録が可能となる。更に、不吐出になる吐出口があったとしても、その吐出口に対して記録媒体の搬送方向に対応する位置にある、他列の吐出口から補間的に吐出を行うことで信頼性が向上し、商業記録などに好適である。実施形態1と同様に、各液体吐出ヘッド2003に対して、液体吐出装置2000の供給系、バッファタンク1003(図2、図3参照)およびメインタンク1006(図2、図3参照)が流体的に接続されている。また、それぞれの液体吐出ヘッド2003には、液体吐出ヘッド2003へ電力および吐出制御信号を伝送する電気制御部が電気的に接続されている。
実施形態1と同様に、液体吐出装置2000および液体吐出ヘッド2003間の液体循環経路としては、実施形態1同様、図2または図3に示した第1および第2循環形態を用いることができる。
図22(a)および(b)は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド2003を示した斜視図である。ここで、本実施形態に係る液体吐出ヘッド2003の構造について説明する。液体吐出ヘッド2003は、液体吐出ヘッド2003の長手方向に直線状に配列される16個の記録素子基板2010を備え、1色の液体で記録が可能なインクジェット式のライン型記録ヘッドである。液体吐出ヘッド2003は、実施形態1と同様、液体接続部111、信号入力端子91および電力供給端子92を備える。しかしながら本実施形態の液体吐出ヘッド2003は、実施形態1に比べて吐出口列が多いため、液体吐出ヘッド2003の両側に信号入力端子91および電力供給端子92が配置されている。これは記録素子基板2010に設けられる配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減するためである。
図27(a)は、1つの吐出モジュール2200を示した斜視図であり、図27(b)は、その分解図である。実施形態1との差異は、記録素子基板2010の複数の吐出口列方向に沿った両辺部(記録素子基板2010の各長辺部)に複数の端子16がそれぞれ配置されている点である。これに伴い記録素子基板2010と電気接続されるフレキシブル配線基板40も、1つの記録素子基板2010に対して2枚配置されている。これは記録素子基板2010に設けられる吐出口列数が20列あり、実施形態1の8列よりも大幅に増加しているためであり、端子16から記録素子までの最大距離を短くして記録素子基板2010内の配線部で生じる電圧低下や信号遅れを低減するためである。また支持部材2030の液体連通口31は、記録素子基板2010に設けられ全吐出口列を跨るように開口している。その他の点は、実施形態1と同様である。
図28(a)は、記録素子基板2010の吐出口13が配される面の模式図であり、図28(c)は、図28(a)の面の裏面を示す模式図である。図28(b)は図28(c)において、記録素子基板2010の裏面側に設けられているカバープレート2020を除去した場合の記録素子基板2010の面を示す模式図である。図28(b)に示すように、記録素子基板2010の裏面には吐出口列方向に沿って、液体供給路18と液体回収路19とが交互に設けられている。吐出口列数は、実施形態1よりも大幅に増加しているものの、実施形態1との本質的な差異は、前述のように端子16が記録素子基板の吐出口列方向に沿った両辺部に配置されていることである。各吐出口列毎に一組の液体供給路18と液体回収路19が設けられていること、カバープレート2020に、支持部材2030の液体連通口31と連通する開口21が設けられていることなど、基本的な構成は実施形態1と同様である。
図29に本実施形態の変形例3について説明する。本変形例では、第2循環形態において、共通供給流路及211および共通回収流路212の上流側端を共に一つの第一循環ポンプ1001に接続している。このようにすることで、第一循環ポンプ数を減らすことができるので構成を簡略化し、コストを下げることができ、更には各ユニット間接続部の数も減らせるため漏洩リスクが小さくなり印字装置の耐久信頼性が向上する。共通回収流路212の上流端近傍に配置された流抵抗調整部216は、共通供給流路211と共通回収流路212の流量配分を主に決める機能を有する。共通回収流路212と共通供給流路211の抵抗が同じ場合、共通回収流路212の方が共通供給流路211よりも低圧であるので、循環ポンプ1001から供給される記録液体流量は、共通回収流路212の方に多く分配される。本変形例では流抵抗調整部216で流抵抗を調整することでこの分配量を所望の値に調整できる。この流量配分は共通供給流路211と共通回収流路212の分岐部分〜負圧制御ユニットまでの、各々の流抵抗の合計比で決まるので、流抵抗調整部216を図29のように設けずとも、例えば共通回収流路212全体の流抵抗を増やす等の構成でも同様のことが可能である。
図30に本実施形態の変形例4の循環形態を模式的に示す。本変形例では、第1循環形態において、共通供給流路211及び共通回収流路212の下流端を共に一つの第一循環ポンプ1001に接続している。このようにすることで、変形例3と同様にコストダウンと耐久信頼性向上という好ましい効果が得られる。
図31は本実施形態の変形例5の循環形態を示す模式図である。本変形例では、図29の変形例3における第一循環ポンプ1001及び流量センサー217の代わりに、定流量弁機構250を配置し、更にバッファタンク1003にエアポンプ1007の吐出側を接続している。ヘッド駆動時は、エアポンプ1007によってバッファタンク1003内を加圧に維持し、記録液体は第二循環ポンプ1004で液体吐出ユニット300からバッファタンク1003へ還流される。一方、液体吐出ユニット300上流に設けられた定流量弁機構250は、バッファタンク1003内の加圧分を動力として、一定流量の記録液体を液体吐出ユニット300へ供給する。定流量弁機構250は、その上流及び下流の圧力が変動した場合でも、機構内部の弁・バネ機構によって予め設定された流量が流れるように内部抵抗を可変する機能を有する。記録液体の粘度変化に対しては、流量は必ずしも一定にならないものの、構造が簡単であるためコストが低い。またエアポンプ1007は他色の循環経路のバッファタンクに共通して接続しても良いので、記録装置一台にエアポンプは一台あれば良く、ノズルの吸引回復用としても使用できる。このため、第一循環ポンプ及びセンサーなどの補機を用いた循環形態よりも低コストの印字装置を提供することができる。なおエアポンプ1007を用いずに、第一循環ポンプを定流量弁機構250とバッファタンク1003間に配置しても、循環機能としては同じことが可能であるが、上記のコスト面でのメリットを考慮すれば本形態の方が好ましい。
図32は本実施形態の変形例6の循環形態を示す模式図である。本変形例では、図30の変形例4における第一循環ポンプ1001及び温度センサー218の代わりに、定流量弁機構250を配置し、更にバッファタンク1003にエアポンプ1007の吸引側を接続している。ヘッド駆動時は、エアポンプ1007によってバッファタンク1003内を高負圧に維持され、記録液体は第二循環ポンプ1004でバッファタンク1003から液体吐出ユニット300へ供給される。一方、液体吐出ユニット300下流に設けられた定流量弁機構250は、バッファタンク1003内の高負圧を動力として、一定流量を記録液体を液体吐出ユニット300から回収する。定流量弁機構250は、その上流及び下流の圧力が変動した場合でも、内部の弁・バネ機構によって予め設定された流量が流れるように内部抵抗を可変する機能を有する。記録液体の粘度変化に対しては、流量は必ずしも一定にならないものの、構造が簡単であるためコストが低い。またエアポンプ1007は他色の循環経路のバッファタンクに共通して接続しても良いので、記録装置一台にエアポンプは一台あれば良く、ノズルの吸引回復用としても使用できる。
図33(a)〜(c)は、変形例5及び6に係る定量弁機構の構造の一例であり、この構成限らず、その他多様な「定量弁」「flowmatic valve」を備える機構を使用することも可能である。図33(a)は変形例5及び6における定流量弁機構の外観を示し、図33(b)は、分岐板252を外した状態の、図33(a)の下方から見た斜視図である。図33(c)は図33(a)のXXXIIIC−XXXIIIC線における断面図であり、矢印は記録液体の流れを示す。定流量弁機構250の流入口255から入った記録液体は、分岐板252内で絞り部254へと向かう流れと第3圧力室253へと向かう流れに分岐される。絞り部254を通過した記録液体は、第1圧力室内へと導かれ、その後、オリフィス236、第2圧力室238の順に通過して流出口256へ流れる。
P1=P3−(P2Sv+Kx)/Sd ・・・(式3)
ここで、各パラメータが示す値は以下の通りである。
Sd:受圧板面積
Sv:弁の受圧面積
P3:第3圧力室内の圧力
P1:第1圧力室内の圧力
P2:第2圧力室内の圧力
K:付勢部材237のバネ定数
x:付勢部材237(バネ)の変位
(式3)を変形すると、
P3−P1=(P2Sv+Kx)/Sd ・・・(式4)
また弁235の流抵抗をR、定流量弁機構250内を通過する流量をQとすると、次式が成立する。
P1=P2+QR ・・・(式5)
ここで、弁の流抵抗Rと、弁開度とは、例えば図15のような関係になるように設計する。すなわち、弁の弁開度が増大する(低下する)とともに流抵抗Rは低下する(弁の開閉度が低下する場合は流抵抗Rは増大する)ように、流抵抗Rが可変する。(式4)(式5)が同時に成立するように弁235の位置が決まることで、P1が導出される。
10・・記録素子基板
211・・共通供給流路
212・・共通回収流路
213・・個別供給流路
214・・個別回収流路
221・・フィルタ
230・・圧力制御ユニット
230H・・圧力調整機構
230L・・圧力調整機構
1000・・液体吐出装置
1001・・第1循環ポンプ(高圧側)
1002・・第1循環ポンプ(低圧側)
1003・・バッファタンク
1004・・第2循環ポンプ
1005・・補充ポンプ
1006・・メインタンク
Claims (16)
- 液体を収容する液体収容容器と、
液体を循環経路に循環させる循環機構と、
前記液体収容容器と流体接続され、複数の吐出口を有する液体吐出ヘッドと、
を備える液体吐出装置であって、
前記液体吐出ヘッドは、少なくとも一対の共通流路と、前記一対の共通流路のうち一方の共通流路と他方の共通流路とを接続し、前記複数の吐出口と各々連通する複数の個別流路と、を有し、
前記一対の共通流路における各々の上流側又は下流側には、互いに異なる制御圧に設定される少なくとも一対の圧力調整機構が接続されることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記一対の共通流路の夫々における、前記圧力調整機構が接続された一端側とは反対側の端部側に、前記循環機構が接続されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記循環機構は、少なくとも一つの循環ポンプを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
- 前記循環機構は少なくとも一対の循環ポンプを含み、当該一対の循環ポンプは、前記一対の共通流路の夫々における前記反対側の端部側に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 液体の流量を測定する流量センサーまたは液体の温度を測定する温度センサーを備え、
前記循環機構は、前記流量センサーまたは温度センサーからの情報に基づいて、流量の制御を行う循環ポンプを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記循環機構は、少なくとも1つの定流量弁機構を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記定流量弁機構は、液体を保持する第1圧力室と、第1圧力室の下流側に設けられる第2圧力室と、第1圧力室の上流側に設けられる絞り部と、前記絞り部の上流側に設けられる第3圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室との連通部に設けられるオリフィスと、
前記第1圧力室内に設けられ、前記第1圧力室と前記第2圧力室と間の流抵抗を可変するバルブと、前記オリフィスと前記バルブとの間のギャップを開放する方向へ前記バルブを付勢する付勢部材と、前記第1圧力室と第3圧力室内の記録液体圧力差の増減に応じて変位する受圧板と、前記受圧板と接合され、前記第1圧力室を流体的にシールする可撓性部材と、を含み、
前記受圧板は前記変位を前記バルブに伝達し、前記バルブは前記変位に基づいて前記オリフィスと前記バルブとの間の前記ギャップを調整し、前記第1圧力室と前記第2圧力室との間の前記流抵抗を可変することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。 - 前記一対の圧力調整機構は、前記一対の圧力調整機構の下流側に接続される前記一対の共通流路の圧力を、前記異なる制御圧に各々調整する一対の減圧型圧力調整弁機構であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
- 前記減圧型圧力調整弁機構は、
前記液体吐出ヘッドが接続される下流側に設けられる第1圧力室と、
第1圧力室の下流側に設けられる第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室との連通部に設けられるオリフィスと、前記第2圧力室内に設けられ、前記第1圧力室と前記第2圧力室と間の流抵抗を可変するバルブと、前記オリフィスと前記バルブとの間のギャップを閉塞する方向へ前記バルブを付勢する付勢部材と、前記第2圧力室内の液体の増減に応じて変位する受圧板と、前記受圧板と接合され、前記第2圧力室を流体的にシールする可撓性部材と、を含み、
前記受圧板は前記変位を前記バルブに伝達し、前記バルブは前記変位に基づいて前記オリフィスと前記バルブとの間の前記ギャップを調整し、前記第1圧力室と前記第2圧力室との間の前記流抵抗を可変することを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。 - 前記一対の圧力調整機構は、前記一対の圧力調整機構の上流側に接続される前記一対の共通流路の圧力を、前記異なる制御圧に各々調整する一対の背圧型圧力調整弁機構であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
- 前記背圧型圧力調整弁機構は、
前記液体吐出ヘッドが接続される上流側に設けられる第1圧力室と、
第1圧力室の下流側に設けられる第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室との境界に設けられるオリフィスと、前記第1圧力室内に設けられ、前記第1圧力室と前記第2圧力室と間の流抵抗を可変するバルブと、前記オリフィスと前記バルブとの間のギャップを開放する方向へ前記バルブを付勢する付勢部材と、前記第1圧力室内の液体の増減に応じて変位する受圧板と、前記受圧板と接合され、前記第1圧力室を流体的にシールする可撓性部材と、を含み、
前記受圧板は前記変位を前記バルブに伝達し、前記バルブは前記変位に基づいて前記オリフィスと前記バルブとの間の前記ギャップを調整し、前記第1圧力室と前記第2圧力室との間の前記流抵抗を可変することを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。 - 前記一対の共通流路のうち、前記一方の共通流路は正圧に制御され、前記他方の共通流路は負圧に制御されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記一対の圧力調整機構のうち、一方の圧力調整機構の設定圧が、当該圧力調整機構に接続された前記共通流路の内圧が正圧になるように、かつ、他方の圧力調整機構の設定圧が、当該圧力調整機構に接続された前記共通流路の内圧が負圧になるように設定されていることを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 液体を収容する液体収容容器と、液体を循環経路に循環させる循環機構と、を備える液体吐出装置に用いられる液体吐出ヘッドであって、
吐出口と、液体を吐出するためのエネルギを発生する記録素子と、前記記録素子を内部に備える圧力室と、を備える複数の記録素子基板と、
前記複数の記録素子基板と連通する一対の共通流路と、
前記一対の共通流路のうち一方の共通流路と他方の共通流路とを接続し、複数の前記圧力室と各々連通する複数の個別流路と、
前記一対の共通流路における各々の上流側又は下流側に接続される、互いに異なる圧力に設定される一対の圧力調整機構と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記一対の流路部材を備える流路部材を備え、
前記複数の記録素子基板は前記流路部材に直線状に配列されている請求項14に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される請求項14または15に記載の液体吐出ヘッド。
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