JP2003095481A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JP2003095481A JP2001290257A JP2001290257A JP2003095481A JP 2003095481 A JP2003095481 A JP 2003095481A JP 2001290257 A JP2001290257 A JP 2001290257A JP 2001290257 A JP2001290257 A JP 2001290257A JP 2003095481 A JP2003095481 A JP 2003095481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、紙幣Pが第1の補正部の補正ア
ームローラに入り込んだ時に速度が瞬時に低下し衝突現
象を起こして紙幣の姿勢を変えてしまう(スキューさせ
てしまう)という問題を回避できる。 【解決手段】 この発明は、紙葉類の搬送方向に交差す
る位置ずれ量に基づく角度で紙葉類を移動する位置補正
ローラの紙葉類の搬送方向に対する速度を、搬送手段に
よる搬送速度と一致させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送路上に取出
した紙葉類から特徴を検出して処理する紙葉類処理装置
に係り、特に、複数枚の紙幣を搬送路上に1枚ずつ取出
して搬送し、その金種や向きなどの特徴を検出し、その
表裏および天地を揃えて金種別に集積する入金処理機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置として、例えば、
複数金種の紙幣を混在せしめて一括投入し、投入した紙
幣を搬送路上に1枚ずつ取出してその特徴を検出し、そ
の表裏および天地を揃えて金種別に集積する入金処理機
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紙幣のサイズ
は金種によって異なり、且つ紙幣の特徴部分はその金種
によって位置が異なるため、特徴を検出する検出部の配
置位置によっては、特徴部分に検出部が対向しないでそ
の特徴を高精度に検出できなくなる金種が発生する。こ
のため、従来の装置では、搬送路の幅方向に多くの検出
部を配置して特徴部分がどの位置を通過しても紙幣の特
徴を高精度に検出できるようにしていた。従って、この
ように多くの検出部を設ける必要があることから、装置
構成が複雑になり、装置の製造コストが高くなる問題が
あった。
【0004】さらに、従来の装置では、紙幣の搬送姿勢
が、搬送路に対して傾いた姿勢(スキュー)、および/
或いは搬送路の幅方向に片寄った姿勢(シフト)である
場合、このように姿勢不良のままの紙幣が搬送路を介し
て搬送されてしまい、検出部における紙幣の特徴検出精
度がさらに低下する問題があった。
【0005】そこで、スキューを補正する前に、紙幣の
位置ずれを補正ローラにより補正するものが提案されて
いる。たとえば、特願2000‐280843で提案さ
れている。
【0006】すなわち、搬送装置において搬送中心より
ある距離だけシフトして搬送される紙幣のシフトを補正
する方式として、Swing Arm Roller
(以後SARと略称で呼ぶ)方式が提案されている。S
AR方式では、SARの回転軸(駆動軸)が装置の搬送
中心に、搬送平面に対して垂直に設定されている。シフ
ト補正時には、このSARを回転軸周りにある角度に保
持し、紙幣がSARを通過する間にシフトを補正する。
この為、紙幣がSARを通過し、SARから力を受けな
くなった瞬間に紙幣のシフト量が0となるように、搬送
方向に対するSARの角度を設定するものが提案されて
いる。
【0007】すなわち、紙幣の位置ずれを補正する方式
において、計測した紙幣のセンタからの位置ずれ量(距
離)に紙幣の短手方向の長さを加味して補正アームを傾
けて位置ずれを補正する。スキュー角を維持したまま位
置ずれを補正するものである。
【0008】しかし、この提案のものでは、補正アーム
ローラを搬送速度の定速度回転で廻し続けながら補正を
行う。この方法においては補正アームを傾けた場合に搬
送方向に対する補正アームローラの速度が補正アームの
傾け角に応じて低下するため、紙幣が補正アームローラ
に入り込んだ時に速度が瞬時に低下し衝突現象を起こし
て紙幣の姿勢(傾き)を変えてしまう可能性があるとい
う問題点がある。
【0009】また、姿勢補正装置で取込まれた紙幣を1
枚毎に位置ずれ補正アームとスキュー補正アームの振り
角度を順次適正値に振りながら姿勢とスキューを補正す
る。それぞれの補正アームは実動作時間があり、補正す
べく紙幣が補正アームに入り込むまでに補正角まで駆動
動作を終えることが必要である。それぞれの補正アーム
は駆動動作のための時間が必要となるため接近して取り
出された紙幣2枚をそれぞれ補正できる限界がある。こ
の限界を超える接近した紙幣は補正できないため補正を
禁止する必要がある。このとき補正アームをそのままの
位置にキープした場合に補正アームが傾いた状態にあっ
た場合に位置ずれを拡大してしまう可能性があるという
問題があった。
【0010】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、紙葉類の搬送方向に交差する位置ずれ
量に基づく角度で紙葉類を移動する位置補正ローラの紙
葉類の搬送方向に対する速度を、搬送手段による搬送速
度と一致させることができ、位置補正ローラにより紙葉
類の姿勢を変化させてしまうことを防止できる紙葉類処
理装置を提供することにある。これにより、紙葉類の姿
勢を保ちつつ高い精度で補正を行うことが可能になる。
【0011】また、その目的は、姿勢補正の限界を超え
て接近した紙葉類に対する姿勢の補正を禁止することが
でき、後続の紙葉類の位置ずれの拡大を防止できる紙葉
類処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類処理装
置は、紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送さ
れる紙葉類の搬送方向に交差する方向の位置ずれ量を検
出する検出手段と、上記搬送手段上の上記検出手段の後
段に設けられ、上記搬送路の中央で軸支されている支持
アームと、この支持アームに設けられる位置補正ローラ
を有し、上記搬送手段によって搬送される紙葉類を、上
記搬送路と交差する方向へ移動する移動手段と、上記検
出手段により検出された所定位置からの位置ずれ量に基
づいて、上記支持アームの駆動角度を算出する第1の算
出手段と、この第1の算出手段により算出した駆動角度
の変化に伴い、上記位置補正ローラの周速のうち紙葉類
の搬送方向に対する速度成分が紙葉類の搬送速度と同一
となる上記位置補正ローラの回転数を算出する第2の算
出手段と、上記第1の算出手段により算出した駆動角度
に基づいて、上記移動手段の支持アームを回動し、上記
第2の算出手段により算出した回転数に基づいて、上記
移動手段の位置補正ローラを回転することにより、上記
搬送手段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交
差する方向へ移動し上記紙葉類の所定位置からの位置ず
れを補正する補正手段とから構成される。
【0013】この発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を順
次連続して搬送路に沿って搬送する搬送手段と、この搬
送手段によって順次搬送される先行の紙葉類と現行の紙
葉類のそれぞれに対する、搬送方向に交差する左右2方
向のいずれかに対する位置ずれ量と、紙葉類の搬送方向
に交差する方向の傾き量と、先行する紙葉類と現行の紙
葉類との間隔を検出する検出手段と、この検出手段によ
り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との間隔が所
定間隔以上の際に、上記搬送手段によって搬送される先
行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそれぞれ、上記検出
手段により検出された位置ずれ量と傾き量とに基づい
て、上記搬送方向に交差する方向の位置ずれと傾きとを
補正する第1の補正手段と、上記検出手段により検出さ
れた先行の紙葉類と現行の紙葉類との間隔が所定間隔以
下の際に、上記搬送手段によって搬送される先行の紙葉
類と現行の紙葉類に対する位置ずれと傾きの補正を禁止
する禁止手段とから構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1には、この発明の実施の形態に係る入
金処理機(紙葉類処理装置)1の内部構造を概略的に示
してある。この入金処理機1は、複数金種のサイズの異
なる複数枚の紙幣を混在させて一括して投入し、全ての
紙幣の表裏を揃えてその金種別に分類して集積するため
のものであり、特定金種の紙幣についてのみ所定枚数毎
に紙帯で施封する機能を有するものである。
【0016】入金処理機1は、装置の外殻をなす筐体2
を有する。筐体2の図中右側にある段部には、複数枚の
紙幣Pを面方向に集積した状態で立位でまとめて投入す
る投入部3が設けられている。紙幣Pは、それぞれ表裏
を有するとともにその長手方向に沿って延びた上端およ
び下端を有し、上端或いは下端が下を向く姿勢で投入部
3を介して投入される。投入部3は、全ての紙幣Pをそ
の上端或いは下端に当接して整位するステージ3aを有
する。投入部3の図中右端にはステージ3aに対して鉛
直方向に立設されたバックアッププレート4が設けられ
ている。このバックアッププレート4は、ばね5の付勢
力によってステージ3aに沿って図中左方向に移動可能
に設けられている。
【0017】投入部3に立位で投入された複数枚の紙幣
Pは、バックアッププレート4によってその面方向に付
勢され、図中左方向に移動される。そして、図中左端に
ある紙幣Pが投入部3の図中左側に互いに上下に隣接し
た状態で配置された2組の取出しローラ6(取出し部)
に押し付けられる。取出しローラ6を所定方向に回転す
ることにより、投入部3に立位で投入された複数枚の紙
幣Pのうち左端にある紙幣Pから順に搬送路7上に取り
出される。搬送路7上に取出される紙幣Pは、その上端
或いは下端を先頭にして短手方向に取出される。このと
き、各紙幣の表裏はばらばらの状態となっている。本実
施の形態では、投入部3から取出される紙幣Pの取出し
方向は下向きとなっている。
【0018】搬送路7は、搬送路7の上下でそれぞれ搬
送方向に沿って無端走行可能に張設された搬送ベルト
8、9によって規定されている。各搬送ベルト8、9
は、幅方向(紙面方向)に延設された複数のローラ10
に巻回されている。搬送路7には、取出された紙幣Pの
シフトとスキューを自動補正する姿勢補正装置(後で詳
細に説明する)11が設けられている。
【0019】これらの搬送ベルト8、9によって上方に
折り曲げられた搬送路7の先には、紙幣Pの金種、表
裏、天地、汚れや破損の有無等の特徴を検知する検知部
12が配設されている。検知部12は、搬送路7を搬送
される紙幣Pの表面から各種情報を読み取って、読み取
った情報を論理演算して基準となる情報と比較し、上述
したような紙幣Pの特徴を検知する。
【0020】ところで、投入部3に投入される紙幣P
は、表裏および天地をバラバラにして投入されるため、
搬送路7上に取出され(取込まれ)たとき、その向きが
表裏および天地がバラバラな状態になっている。このた
め、検知部12を通過される複数金種の紙幣Pは、表裏
および天地がばらばらな状態となっている。
【0021】検知部12の下流側に延設された搬送路7
上には、検知部12における検知結果に基づいて紙幣P
の搬送方向を選択的に切換えるための複数のゲートG1
〜G9が設けられている。
【0022】検知部12において、2枚取りが判定され
た紙幣、所定のレベルを超えて大きくスキューしたこと
が判定された紙幣、或いは再流通可能な正券と判定され
なかった損券や偽券などの紙幣(紙幣とは限らない)な
ど、後段の処理が不可能であることが判定された紙幣
は、ゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェ
クト箱13に排出される。リジェクト箱13には、入金
処理機1の筐体2の外部からアクセス可能となってい
る。
【0023】一方、検知部12にて処理可能な正常な紙
幣であることが判定された紙幣Pは、ゲートG1を介し
てゲートG2に向けて図中左方向に搬送される。ゲート
G1を通過された紙幣Pは、上述したように表裏および
天地がバラバラの状態となっている。このように、表裏
および天地がばらばらの状態の紙幣Pが、後述する表裏
反転機構14を選択的に通過することによって表裏が取
り揃えられ、その金種毎に分類されて集積されることに
なる。本実施の形態では、全ての紙幣Pが基本的に表を
上にして集積される。
【0024】ゲートG2の下流側の搬送路は2方向に分
岐されており、ゲートG2を2位置間で選択的に切換え
ることにより紙幣Pの搬送方向を2方向に選択的に切換
えるようになっている。
【0025】ゲートG2の下流側で分岐された一方の搬
送路上には、紙幣Pの表裏を反転させるための表裏反転
機構14(表裏反転部)が設けられている。この表裏反
転機構14を通る搬送路は、その入口から出口に向けて
中心軸の回りで180°回転されたねじり搬送路を形成
している。そして、このねじり搬送路に沿って互いに面
接する関係で2組の搬送ベルト15、15がねじれた状
態で設けられている。また、ゲートG2の下流側で分岐
された他方の搬送路は、ただ単に紙幣Pを通過させるだ
けの搬送パス16となっている。
【0026】ゲートG2を介して振り分けられて表裏反
転機構14のねじり搬送路を通して搬送される紙幣P
は、表裏反転される。
【0027】このようにして表裏反転機構14を通過し
て表裏反転された紙幣P、および表裏反転機構14を通
過せずに搬送パス16を通過した紙幣Pは、いずれも合
流部18を介してゲートG3に送り込まれる。このと
き、ゲートG2を通過してから表裏反転機構14を介し
て合流部18に至る紙幣Pの処理時間と搬送パス16を
通過して合流部18に至る紙幣Pの搬送時間が同じにな
るように、搬送パス16の長さが設定されている。これ
により、表裏反転機構14を通して搬送された紙幣Pと
搬送パス16を通過された紙幣Pとが同じタイミングで
合流部18を通過することになり、処理形態に拘わらず
全ての紙幣Pを同じ条件で処理できる。
【0028】ゲートG3の下流側の搬送路は2方向に分
岐されており、ゲートG3を2位置間で選択的に切換え
ることにより紙幣Pの搬送方向を2方向に選択的に切換
えるようになっている。
【0029】ゲートG3の下流側で図中右方向に分岐さ
れた一方の搬送路は、複数の集積部20〜25の上方で
略水平方向に延びた水平搬送路19を形成している。水
平搬送路19上には、搬送される紙幣Pを6つの集積部
20〜25のうちのいずれか1つに振り分けて集積せし
めるための5つのゲートG5〜G9が設けられている。
【0030】水平搬送路19の最も上流側にあるゲート
G5によって選択的に振り分けられた紙幣Pは集積部2
0に集積され、ゲートG6によって選択的に振り分けら
れた紙幣Pは集積部21に集積され、ゲートG7によっ
て選択的に振り分けられた紙幣Pは集積部22に集積さ
れ、ゲートG8によって選択的に振り分けられた紙幣P
は集積部23に集積され、ゲートG9によって選択的に
振り分けられた紙幣Pは集積部24或いは集積部25に
集積される。
【0031】ゲートG3の下流側で図中左方向に分岐さ
れた位置には、施封装置26の集積部27が設けられて
いる。施封装置26は、例えば100枚の紙幣Pを集積
して紙帯を巻回せしめて施封して紙幣Pの束を形成す
る。
【0032】これら施封装置26の集積部27には、紙
帯による施封をアサインされた特定金種の紙幣Pが後述
するルールに従って送り込まれる(集積される)。一
方、特定金種以外の紙幣Pは、上述した集積部20〜2
5のいずれかに集積される。
【0033】ゲートG3を介して集積部27で集積され
た紙幣Pは、供給部28によって施封部29へ送り込ま
れ、帯供給部29aから供給された紙帯によって施封さ
れる。所定枚数毎に施封された紙幣Pの束は、図示しな
いコンベアを介して装置外へ搬出される。
【0034】尚、施封部29は、集積部27に集積され
た所定枚数の紙幣Pを受け取って、その長手方向一側
(本実施の形態では入金処理機1のリア側)に片寄った
位置で、紙帯をその短手方向に沿って巻回し、所定枚数
の紙幣を施封して束を形成する。
【0035】次に、上述した姿勢補正装置11につい
て、図2乃至図4を参照して詳細に説明する。図2には
姿勢補正装置11の概略構成を斜視図にして示してあ
り、図3には姿勢補正装置11の断面図を示してあり、
図4には姿勢補正装置11の上面からの図を示してあ
る。
【0036】姿勢補正装置11は、紙幣Pの搬送方向
(図中矢印T方向)に沿って、後述する姿勢検出センサ
70、第1及び第2の補正部32、33を有する。姿勢
検出センサ70は、搬送路7を介して姿勢補正装置11
へ送り込まれる紙幣Pの搬送状態を検出するものであ
る。第1及び第2の補正部32、33は、搬送路7に沿
って装置のリア側に立設されたベース板31に取り付け
られている。第1及び第2の補正部32、33は、略同
一の構成を有するため、ここでは、第1の補正部32に
ついて代表して説明し、第2の補正部33についての説
明は省略する。
【0037】第1の補正部32は、細長い板状部材の両
端を同じ側に略直角に折り曲げた形状の支持フレーム3
4を有する。すなわち、支持フレーム34は、搬送路7
を介して搬送される最大サイズの紙幣Pの長端辺の長さ
より少なくとも長いフレーム基部34aと、このフレー
ム基部34aの両側から略直角に折り曲げられた2つの
側板部34b、34bと、を有する。
【0038】2つの側板部34b、34b間には、軸受
36、36を介して、支持アーム(補正アーム)として
の駆動軸35が架け渡されている。この駆動軸35に
は、2つのゴムローラ(補正アームローラ)37a、3
7bが取り付けられている。これら2つのゴムローラ3
7a、37bの外周面は、摩擦力を高めるため、ゴム材
料によって形成されている。これら2つのゴムローラ3
7a、37bの上方には、それぞれ対応する2つのゴム
ローラ38a、38bが転接されている。2つのゴムロ
ーラ38a、38bは、軸受39を介して軸40に取り
付けられている。軸40の両端部は、支持フレーム34
の側板部34b、34bに形成された長穴41に嵌め込
まれ、側板部34b、34bの外側に設けられたバネ4
2によって下方に付勢されている。つまり、2つのゴム
ローラ38a、38bがそれぞれ対応する2つのゴムロ
ーラ37a、37bに押圧され、これら4つのゴムロー
ラ37a、37b、38a、38bが補正ローラとして
機能する。
【0039】ゴムローラ37a、37b、38a、38
bは、搬送路7に沿って姿勢補正装置11を通って延び
た3対の搬送ベルト49a、49b、49cの間に入れ
子状に配設されている。すなわち、装置のフロント側の
ゴムローラ対37a、38aは、第1及び第2の搬送ベ
ルト対49a、49bの間に配設され、装置のリア側の
ローラ対37b、38bは、第1及び第3の搬送ベルト
対49a、49c間に配設されている。
【0040】尚、3組の搬送ベルト対49a、49b、
49cは、入金処理機1内を通って延びた搬送路7の全
長に亘って設けられ、搬送路7を上下に挟むように対向
され、図示しないローラに巻回されて、本発明の搬送部
として機能する。
【0041】より詳細には、中央にある第1の搬送ベル
ト対49aは、搬送路7の上面側および下面側で搬送路
7の中心線7a上を延び、搬送路7を介して互いに面接
することで、第2および第3の搬送ベルト対49b、4
9cとともに搬送路7の上下を規定している。また、補
正ローラのうち2つのゴムローラ37a、37bが搬送
路7の下面側に配置され、他の2つのゴムローラ38
a、38bが搬送路7の上面側に配置され、これら2組
のゴムローラ37a、37b、38a、38b間で搬送
路7が規定されている。
【0042】搬送路7の下面側で搬送路7を横切る方向
に延設された駆動軸35には、傘歯車50が固定的且つ
同軸に取り付けられている。この傘歯車50は、2つの
ゴムローラ37a、37b間に設けられ、別の傘歯車5
1が噛み合わされている。別の傘歯車51は、図3に詳
細に示すように、略鉛直方向に延設された駆動軸44の
上端部に同軸に固設されている。尚、駆動軸44の上端
部は、ゴムローラ37a、37bを備えた駆動軸35の
中心部に対向されている。
【0043】駆動軸44は、同軸に設けられた円筒軸4
3内に挿入され、上部の軸受52、および下部の軸受5
3により回転自在に保持されている。下部の軸受53
は、円筒軸43に固定されたプーリ45の内側に取り付
けられている。また、駆動軸44の下端近くには、ワン
ウエイクラッチ55を介してプーリ64が取り付けられ
ている。プーリ64には、ベルト62及びプーリ63を
介してステッピングモータ54の回転軸が接続されてい
る。
【0044】しかして、ステッピングモータ54が回転
駆動されると、プーリ63、ベルト62、及びプーリ6
4を介して駆動力が伝達され、駆動軸44が回転され
る。駆動軸44は、ワンウエイクラッチ55の作用によ
り、1方向にだけ回転する。駆動軸44が所定方向に回
転すると、その上端に取り付けられた傘歯車51が回転
し、傘歯車50を介して駆動軸35が回転される。駆動
軸35が回転されると、2つのゴムローラ37a、37
bが回転され、これら2つのゴムローラ37a、37b
にそれぞれ押圧されて転接された2つのゴムローラ38
a、38bも従動回転される。このように4つのゴムロ
ーラ37a、37b、38a、38bが回転すると、ゴ
ムローラ間の2つのニップに紙幣Pがクランプされて搬
送路7に沿って搬送される。尚、姿勢補正装置11のゴ
ムローラ37a、37b、38a、38bによる紙幣P
のクランプ力が、搬送ベルト49a〜49cによる紙幣
Pの挟持力よりも強くなるように、バネ42の強さが設
定されている。
【0045】一方、円筒軸43は、軸受57を介して、
略円筒形のハウジング56に回転自在に保持されてい
る。円筒軸43の上端部は、2つのネジ43aにより、
支持フレーム34のフレーム基部34aの中心部に固定
されている。円筒軸43の下端部に固設されたプーリ4
5には、ベルト46、プーリ47を介してステッピング
モータ48の回転軸が接続されている。円筒軸43を回
転自在に保持したハウジング56は、略矩形板状のプレ
ート58を介して、ベース板31に固定されている。プ
レート58は、ベース板31に対して片持ち梁状態で固
定されている。
【0046】また、ベース板31には、第1の補正部3
2のホーム位置を検知するためのセンサ59aが設けら
れている。支持フレーム34には、その回転の途中でセ
ンサ59aの光を遮光する被検出体60が突設されてい
る。つまり、被検出体60がセンサ59aの光を遮った
時点でステッピングモータ48の回転を停止することに
より、第1の補正部32がホーム位置に配置されること
になる。ホーム位置とは、ゴムローラ37a、37b、
38a、38bの回転軸が搬送方向と直交(交差)する
姿勢を言う。
【0047】さらに、ベース板31には、センサ59a
の他に、第1の補正部32がホーム位置から両方向に所
定角度ずつ回転したとき被検出体60を検出する2つの
センサ59b、59c(図4参照)が取り付けられてい
る。これら2つのセンサ59b、59cは、第1の補正
部32の振り切り位置を検出するために設けられてい
る。振り切り位置とは、第1の補正部32の回転可能範
囲の両端位置を言う。尚、これら3つのセンサ59a、
59b、59cは、その光を被検出体60が遮ることに
よりオン、オフされるフォトインタラプタ等により構成
されている。
【0048】しかして、ステッピングモータ48が回転
駆動されると、プーリ47、ベルト46、及びプーリ4
5を介して駆動力が伝達され、円筒軸43が回転され
る。円筒軸43が回転されると、円筒軸43の上端部に
固設された支持フレーム34が回転され、すなわち第1
の補正部32の駆動軸35が回転(回動)され、ゴムロ
ーラ37a、37b、38a、38bの向きが可変され
る。尚、第1の補正部32の駆動軸35の回転位置は、
被検出体60を中央のセンサ59aが検出した時点をホ
ーム位置とし、その位置からステッピングモータ48の
ステップ数を制御することにより任意の位置に調節され
るようになっている。
【0049】上記第2の補正部33の搬送路7上には、
センサ82が設けられている。このセンサ82は、第1
の補正部32を通過した当該紙幣Pの先端がセンサ82
を通過したタイミング、すなわち当該紙幣Pが第2の補
正部33のゴムローラ37a、38aと、37b、38
bとで挟持拘束されたタイミングを検出するためのセン
サである。
【0050】姿勢検出センサ70は、図5に示すよう
に、搬送路7の上方に設けられたLEDなどの発光素子
71、およびこの発光素子71に対応して搬送路7の下
方に設けられたフォトダイオードなどの受光素子72を
有する。発光素子71は搬送方向と直交する幅方向(紙
面方向)に複数個並設され、受光素子72も同じ方向に
同じ数だけ並設されている。これら複数の発光素子71
および受光素子72は、その複数の光軸が搬送路7を通
過する通過位置(図4参照)が搬送方向Tと直交する方
向に一列に並ぶように位置決めされている。しかして、
搬送路7を介して搬送された紙幣Pにより光が遮断され
ることにより紙幣Pを検出するようになっている。
【0051】また、姿勢検出センサ70は、搬送路7の
下方に設けられた複数の発光素子73を有する。複数の
発光素子73は、上述した受光素子72と平行に同じ数
だけ並設され、受光素子72とユニット化されている。
これら発光素子73から発せられた光は、搬送路7を介
して搬送される紙幣Pの下面に当たって反射され、対応
する受光素子72に導かれるようになっている。
【0052】つまり、姿勢検出センサ70は、搬送路7
を介して搬送される紙幣Pによって光が遮断されること
で、紙幣Pの搬送方向先端、すなわち紙幣Pの一方の長
端辺を検出する。そして、この検出結果に基づいて、姿
勢補正制御部97にて当該紙幣Pの長端辺の長さ、スキ
ュー角度、およびシフト量が算出される。
【0053】また、姿勢検出センサ70は、紙幣Pによ
って反射される反射光に基づいて、反射パターンを検出
し、その模様から、紙幣Pの金種、表裏および天地に関
する向き、折れ、切れ、欠けなどを検出する。
【0054】尚、本実施の形態では、姿勢検出センサ7
0は、搬送路7の中心線7aを中心にして対象をなすよ
うに2つの部分に分割されている。
【0055】図6には、上述した入金処理機1の動作を
制御する制御系のブロック図を示してある。この入金処
理機1の制御系は、制御部90、メモリ91、判定部9
2、取出し制御部93、搬送制御部94、ゲート制御部
95、施封制御部96、姿勢補正制御部97を有する姿
勢補正装置11により構成されている。
【0056】制御部90は、予め設定した動作プログラ
ムに従って装置の全体動作を制御する。
【0057】メモリ91は、動作プログラムを記憶した
り、データ記憶用に用いられるものである。判定部92
は、検知部12の検知結果に基づいて、当該紙幣Pが再
流通可能か否かを判定し、当該紙幣Pが施封指定された
特定金種の紙幣であるか否かを判定し、当該紙幣Pの表
裏および天地を判定するものであり、それぞれの判定結
果を制御部90に出力するものである。
【0058】取出し制御部93は、制御部90の制御に
より取出しローラ6を回転するものである。搬送制御部
94は、制御部90の制御により搬送路7による搬送ロ
ーラを回転するものである。搬送制御部94は、上記3
対の搬送ベルト49a、49b、49cを一定速度で移
動制御するものである。
【0059】ゲート制御部95は、制御部90の制御に
より上記ゲートG1〜G3、G5〜G9の駆動を行うも
のである。施封制御部96は、制御部90の制御により
施封処理を行うものである。
【0060】姿勢補正制御部97は、姿勢補正装置11
を制御するものである。この姿勢補正制御部97には、
姿勢検出センサ70からの検出信号が供給され、第1の
補正部32のセンサ59a、59b、59cからの検出
信号が供給され、第2の補正部33のセンサ59a、5
9b、59cからの検出信号が供給され、センサ82か
らの検出信号が供給されている。
【0061】また、姿勢補正制御部97には、第1の補
正部32のステッピングモータ48、54を回転する駆
動回路101、102、第2の補正部33のステッピン
グモータ48、54を回転する駆動回路103、104
が接続されている。
【0062】姿勢補正制御部97は、姿勢検出センサ7
0からの検出信号により、図4に示すように、搬送路7
を介して姿勢補正装置11へ送り込まれる紙幣Pの搬送
状態としてのスキュー量(紙幣Pの搬送方向の傾き量、
スキュー角度α[°])αと搬送路7の中心位置(中心
線、所定位置)7aからの位置ずれ量ΔS[mm]と紙
幣Pの搬送方向の(紙幣Pの短端辺の長さ[mm])l
を判断するものである。
【0063】姿勢補正制御部97は、姿勢検出センサ7
0からの検知信号により、上記搬送される紙幣Pの搬送
位置ずれ量、スキュー量、紙幣Pの搬送方向の長さを判
断するものである。姿勢補正制御部97は、第1の補正
部32のセンサ59a、59b、59cの検知出力によ
り、第1の補正部32の位置つまり上記駆動軸35の現
在の位置を判断するものである。姿勢補正制御部97
は、第2の補正部33のセンサ59a、59b、59c
の検知出力により、第2の補正部33の位置つまり上記
駆動軸35の現在の位置を判断するものである。
【0064】姿勢補正制御部97は、紙幣Pの搬送位置
ずれ量、スキュー量、紙幣Pの搬送方向の長さに基づい
て、紙幣Pの搬送位置ずれ量、スキュー量、紙幣Pの搬
送方向の長さと上記第1の補正部32のゴムローラ37
a、37bの間隔をパラメータとした上記第1の補正部
32の駆動軸35の駆動角度を算出し、この算出した駆
動角度と上記第1の補正部32の駆動軸35の現在の位
置とに基づいて、上記駆動軸35を回転制御するもので
ある。
【0065】姿勢補正制御部97は、上記算出した駆動
角度に基づく上記第1の補正部32のゴムローラ37
a、37bの回転数Qを算出し、この算出した回転数Q
でステッピングモータ54を回転制御することにより、
上記第1の補正部32のゴムローラ37a、37bを回
転するものである。
【0066】上記搬送ベルト49a、49b、49cに
よる紙幣Pの搬送速度(ベルトの周速)をY(図7参
照)、上記駆動角度をθ(図7参照)、上記ゴムローラ
37a、37bの半径をr、円周率をπとした際に、上
記ゴムローラ37a、37bの回転数Qが、 Q=Ycosθ/2πr により算出される。
【0067】姿勢補正制御部97は、上記検出したスキ
ュー量に基づく上記第2の補正部33のゴムローラ37
a、37bの回転数Q’を算出し、この算出した回転数
Q’でステッピングモータ54を回転制御することによ
り、上記第2の補正部33のゴムローラ37a、37b
を回転するものである。
【0068】上記搬送ベルト49a、49b、49cに
よる紙幣Pの搬送速度(ベルトの周速)をY、上記スキ
ュー量をα、上記ゴムローラ37a、37bの半径を
r、円周率をπとした際に、上記ゴムローラ37a、3
7bの回転数Q’が、 Q’=Ycosα/2πr により算出される。 姿勢補正制御部97は、センサ8
2により搬送される紙幣Pの先端を検知した際に、スキ
ュー角度に基づいて、補正する角度分、ステッピングモ
ータ48を回転制御することにより、上記第2の補正部
33の駆動軸35を回転するものである。すなわち、第
1の補正部32を通過した当該紙幣Pの先端がセンサ8
2を通過したタイミング、すなわち当該紙幣Pが第2の
補正部33のゴムローラ37a、38aと、37b、3
8bとで挟持拘束されたタイミングで、第2の補正部3
3の駆動軸35を角度α分、図中矢印83の方向に回転
させるものである。このように、第2の補正部33のゴ
ムローラ37a、38aと、37b、38bとで当該紙
幣Pをクランプした状態で、第2の補正部33の駆動軸
35が回転することで、当該紙幣Pの傾きが補正され
る。 [第1の実施形態]次に、上記のように構成された姿勢
補正装置11の第1の補正部32による補正動作につい
て、図4、図7と図8に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0069】図7には、第1の補正部32を搬送路7の
上方から見た概略図を示してある。
【0070】すなわち、搬送路7により第1の補正部3
2に搬送される紙幣Pに図7に実線で示す程度のスキュ
ーαおよびシフトΔSを生じているものとする。
【0071】この状態において、搬送路7上の図示しな
いセンサの検知信号により、制御部90が紙幣P(P
a)の第1の補正部32への送り込みを判断した際、制
御信号を姿勢補正制御部97に出力する。これにより、
姿勢補正制御部97は、第1の補正部32のステッピン
グモータ54を駆動制御する(ST1)。この駆動によ
り第1の補正部32のゴムローラ37a、37b、38
a、38bが搬送ベルト対49a〜49cの周速と等し
い周速で搬送方向に回転される。
【0072】また、上記紙幣Pが姿勢検出センサ70を
通過することにより、姿勢検出センサ70からの検出信
号が姿勢補正制御部97に出力される。
【0073】姿勢補正制御部97は、姿勢検出センサ7
0からの検出信号により、図7に示すように、搬送路7
を介して姿勢補正装置11へ送り込まれる紙幣Pの搬送
状態としてのスキュー量(紙幣Pの搬送方向の傾き量、
スキュー角度α[°])αと搬送路7の中心位置(所定
位置)7aからの位置ずれ量ΔS[mm]と紙幣Pの搬
送方向の長さ(紙幣Pの短端辺の長さ[mm])lを判
断する(ST2)。
【0074】姿勢補正制御部97は、上記判断した紙幣
Pの搬送位置ずれ量、スキュー量、紙幣Pの搬送方向の
長さをパラメータとして、tanθ=ΔS/lなる駆動
角度θが算出される(ST3)。
【0075】ついで、姿勢補正制御部97は、この算出
した駆動角度θと上記第1の補正部32の駆動軸35の
現在の位置とに基づいて、第1の補正部32のステッピ
ングモータ48を駆動制御する(ST4)。この駆動に
より上記駆動軸35を補正する角度の位置まで回転(回
動)する。
【0076】また、この際姿勢補正制御部97は、この
算出した駆動角度θに基づいて、上記ゴムローラ37
a、37bの回転数Qを Q=Ycosθ/2πr により算出する(ST5)。
【0077】姿勢補正制御部97は、この算出した回転
数Qに対応する回転数でステッピングモータ54を回転
制御する(ST6)。この駆動により、上記第1の補正
部32のゴムローラ37a、37bを回転するこの結
果、紙幣P(Pb)が上記第1の補正部32を通過する
際、紙幣Pの移動速度とゴムローラ37a、37b、3
8a、38bの紙幣Pの搬送方向に対する速度(ゴムロ
ーラの周速のうち紙幣Pの搬送方向の速度成分)とが上
記第1の補正部32の駆動軸35の駆動角度に係らず一
致し、この状態で位置ずれを補正する移動が行われる。
この際、駆動軸35の搬送方向に交差する方向に対する
角度とゴムローラ37a、37b、38a、38bによ
り紙幣Pが搬送される時間とにより、上記補正量ΔSが
決定されている。
【0078】上述したように姿勢補正制御部97にて当
該紙幣Pのシフト量ΔS、スキュー角度α、および短端
辺の長さlが判断されると、続いて、 tanθ=Δ
S/lなるθが姿勢補正制御部97にて算出される。そ
して、このθの角度だけ、図4に矢印81として示すよ
うに、第1の補正部32の駆動軸35を回転させるよう
に、ステッピングモータ48を回転駆動する。このと
き、第1の補正部32の円筒軸43と軸44が逆方向に
回転するが、ワンウエイクラッチ55が空転するため
に、第1の補正部32の回転速度は変化しない。
【0079】また、θの角度に伴い紙幣Pの搬送速度
(搬送ベルト49a〜49c)に対してゴムローラ37
a、37b、38a、38bによる紙幣Pの搬送方向の
速度が相対的に低下するのを、実際の回転数を速くする
ことにより抑制することができる。すなわち、第1の補
正部32の駆動軸35の角度ごとに、上記回転数を補正
する。
【0080】この状態で第1の補正部32に紙幣Pが送
り込まれると、当該紙幣Pは、ゴムローラ37a、37
b、38a、38bによって挟持拘束されつつ搬送され
る。ゴムローラ37a、37b、38a、38bによっ
て搬送される紙幣Pは、搬送路7の中心線7aに対し
て、θだけシフトした方向T’に指向される。このと
き、当該紙幣Pは、そのスキュー角αを維持したまま矢
印T’方向に指向され、幅方向の位置ずれだけが補正さ
れる。
【0081】この際、紙幣Pの移動速度とゴムローラ3
7a、37b、38a、38bの紙幣Pの搬送方向に対
する速度とが上記第1の補正部32の駆動軸35の駆動
角度に係らず一致し、速度の違いによる紙幣Pの傾き
(姿勢)の変更が起こらず、精度の高い補正を行うことが
可能となる。
【0082】たとえば、図9に示すように、駆動軸35
の振り角度は紙幣突入時(t1,t2,t3、紙幣Pの
搬送タイミング)に補正角(駆動角度)まで駆動を終え
ていることが前提で、更に突入時点でゴムローラ37
a、37b、38a、38bの垂直方向の搬送速度を駆
動軸35の振り角度毎に補正する。
【0083】このようにゴムローラ37a、37b、3
8a、38bの回転速度を振り角毎に合わせ込むことで
紙幣Pの傾き(姿勢)を変えずに精度の高い補正を行う
ことが可能となる。
【0084】また、姿勢補正制御部97は、上記判断し
た紙幣Pのスキュー量(角度)αに基づいて、第2の補
正部33のステッピングモータ48を駆動制御する(S
T7)。この駆動により第2の補正部33の駆動軸35
を傾き補正する角度の位置まで回転(回動)する(矢印
83の逆方向)。
【0085】姿勢補正制御部97は、スキュー量(角
度)αに基づいて、第2の補正部33のゴムローラ37
a、37bの回転数Q’を「Q’=Ycoα/2πr」
により算出する(ST8)。
【0086】姿勢補正制御部97は、この算出した回転
数Q’に対応する回転数でステッピングモータ54を回
転制御する。この駆動により、上記第2の補正部33の
ゴムローラ37a、37bを回転するこの結果、紙幣P
(Pb)が上記第2の補正部32に進入する際、紙幣P
の移動速度とゴムローラ37a、37b、38a、38
bの紙幣Pの搬送方向に対する速度(ゴムローラの周速
のうち紙幣Pの搬送方向の速度成分)とが上記第2の補
正部33の駆動軸35の駆動角度に係らず一致する。
【0087】この状態において、姿勢補正制御部97
は、センサ82からの検知信号により、紙幣Pを受取っ
たことを判断する(ST9)。
【0088】この判断により、姿勢補正制御部97は、
第2の補正部33のスキュー量(角度)が0になるまで
ステッピングモータ48を駆動する(ST10)。この
駆動により第2の補正部33の駆動軸35を傾きが補正
される角度0の位置まで回転(回動)する(矢印83の
方向)。
【0089】これにより、姿勢補正制御部97は、第2
の補正部33のステッピングモータ54を駆動制御し、
搬送ベルト対49a〜49cの周速と等しい周速でゴム
ローラ37a、37b、38a、38bを回転する。す
なわち、ゴムローラ37a、37bの回転数を搬送速度
Yに戻す(ST11)。
【0090】この結果、第1の補正部32を通過した当
該紙幣Pの先端がセンサ82を通過したタイミング、す
なわち当該紙幣P(Pc)が第2の補正部33のゴムロ
ーラ37a、37b、38a、38bで挟持拘束された
タイミングで、第2の補正部33をαだけ図中矢印83
の方向に回転させる。このように、第2の補正部33の
ゴムローラ37a、37b、38a、38bが当該紙幣
Pをクランプした状態で、第2の補正部33が回転する
ことで、当該紙幣P(Pd)の傾きが補正される。
【0091】以上の一連の制御動作で、シフトとスキュ
ーが連続的に補正された紙幣Pは、搬送姿勢が補正され
てセンタリングされた正しい姿勢の紙幣Pとして、下流
側の検知部12へ搬送される。
【0092】また、姿勢補正装置11に送り込まれる紙
幣Pのうち、スキューやシフトのない紙幣Pについて
は、第1及び第2の補正部32、33の駆動軸35、3
5を回転させないことで、正しい姿勢を保ったまま直後
の検知部12へ搬送される。尚、本実施の形態におい
て、正しい姿勢とは、紙幣Pの長手方向に沿った一端辺
が搬送路7の中心線7aと直交し、且つ紙幣Pの中心が
中心線7a上に位置する基準姿勢を言う。
【0093】上記したように、紙幣Pが第1の補正部及
び第2の補正部の補正アームローラに入り込んだ時に速
度が瞬時に低下し衝突現象を起こして紙幣の姿勢を変え
てしまう(スキューさせてしまう)という問題を回避
し、紙幣の姿勢を限りなく保ちつつ高い制度で補正を行
うことが可能になる [第2の実施形態]次に、姿勢補正装置11において、
先行する紙幣Pと現行の紙幣Pとのギャップ(間隔)に
基づいて、補正処理を行うか、補正処理を禁止する処理
について説明する。
【0094】この場合、姿勢補正制御部97は、姿勢検
出センサ70からの検出信号に基づいて、先行する紙幣
Pの後端と現行の紙幣Pの先端を判断し、この判断に基
づいて先行する紙幣Pと現行の紙幣Pとのキャップ(間
隔)を判断するようになっている。
【0095】また、姿勢検出センサ70からの検出信号
の代りに、搬送路7上の姿勢補正制御部97よりも上流
に設けられている搬送検知用のセンサ(図示しない)か
らの検知信号を用いるようにしても良い。
【0096】次に、姿勢補正の判定動作について、図1
0に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0097】まず、図11に示すように、先行する紙幣
P1と現行の紙幣P2とがギャップ(間隔)g1をもっ
て搬送される場合について説明する。
【0098】姿勢補正制御部97は、姿勢検出センサ7
0からの検出信号により、先行する紙幣P1の後端と現
行の紙幣P2の先端を判断し、先行する紙幣P1の後端
と現行の紙幣P2の先端とにより、先行する紙幣P1と
現行の紙幣P2のギャップ(間隔)g1を判断する(S
T11)。ついで、姿勢補正制御部97は、このギャッ
プg1が補正可能値よりも大きいか、同じか、小さいか
を判断する(ST12)。この際、姿勢補正制御部97
は、このギャップg1が補正可能値よりも小さいと判断
し、先行する紙幣P1と現行の紙幣P2に対する姿勢補
正の禁止を判断し(ST13)、第1の補正部32の駆
動軸35と第2の補正部33の駆動軸35とを平行位置
に設定する。
【0099】この結果、先行する紙幣P1と現行の紙幣
P2は、シフトとスキューを補正せずに姿勢補正装置1
1を通過する。
【0100】次に、図12に示すように、先行する紙幣
P1と現行の紙幣P2とがギャップ(間隔)g2をもっ
て搬送される場合について説明する。
【0101】姿勢補正制御部97は、姿勢検出センサ7
0からの検出信号により、先行する紙幣P1の後端と現
行の紙幣P2の先端を判断し、先行する紙幣P1の後端
と現行の紙幣P2の先端とにより、先行する紙幣P1と
現行の紙幣P2のギャップ(間隔)g2を判断する(S
T11)。ついで、姿勢補正制御部97は、このギャッ
プg2が補正可能値よりも大きいか、同じか、小さいか
を判断する(ST12)。この際、姿勢補正制御部97
は、このギャップg2が補正可能値よりも大きい(同
じ)と判断し、先行する紙幣P1と現行の紙幣P2に対
する姿勢補正の許可を判断し(ST14)、第1の補正
部32によるシフト補正と第2の補正部33によるスキ
ュー補正が行われる。
【0102】図11はショートピッチで取込まれた紙幣
Pが姿勢補正装置11に送り込まれた場合の図を示す。
【0103】位置ずれ補正は、紙幣Pの先端が位置ずれ
補正アームとしての駆動軸35に入り込むまでに、補正
角分の駆動を行う。ついで、ゴムローラにより紙幣Pを
傾けた角度方向の斜めに搬送することで、姿勢を変えず
に位置ずれを補正する。この後、紙幣Pがゴムローラ上
にある間、駆動軸35は補正角度をキープする。
【0104】このため、駆動軸35を駆動するタイミン
グは先行の紙幣P1の後端から現行(後続)の紙幣P2
の先端の間のギャップで行う。
【0105】接近した紙幣Pを補正する限界は駆動軸3
5の動作時間で決定する。駆動軸35は紙幣1枚に1回
だけ駆動するため補正後は後続紙幣Pが来るまで補正し
た時点の振り角のままで保持する。
【0106】この限界を超えた接近紙幣Pは補正できな
いため補正を禁止する必要がある。
【0107】接近紙幣P1,P2が流れた場合、紙幣P
1を補正するとギャップg1のように補正限界を超えて
いた場合に紙幣P2を補正できないため、紙幣P1を補
正した振り角度のまま紙幣P2を補正せずに通過させて
しまう。紙幣P1のセンタからの位置ずれがz1,紙幣
P2のセンタからの位置ずれがz2であった場合は、紙
幣P1はセンタ位置の補正されP2はz1+z2だけセ
ンタ位置からずれてしまう。
【0108】図11、図12において、先行の紙幣P1
と現行の紙幣P2のギャップg1、g2をチェックし、
図11に示すように、ギャップg1が補正限界を超えて
いた場合には、先行の紙幣P1に対して第1の補正部3
2の駆動軸35を平行位置に駆動し、接近紙幣P1,P
2とも補正を禁止させることで後続紙幣Pの位置ずれを
大きく外してしまうことを防止する。
【0109】したがって、接近して取り出された紙幣2
枚を補正限界を超えて接近した紙幣は補正できないため
補正を禁止するが、先頭紙幣を補正すると後続の接近紙
幣のを大きくセンタから位置ずれさせてしまうことでジ
ャムの要因になっていた問題を解決することが可能にな
る。 [第3の実施形態]次に、姿勢補正装置11において、
先行する紙幣Pと現行の紙幣Pとのギャップ(間隔)と
先行する紙幣P1と現行の紙幣P2の位置ずれの方向に
基づいて、補正処理を行うか、補正処理を禁止する処理
について説明する。
【0110】この場合、姿勢補正制御部97は、姿勢検
出センサ70からの検出信号に基づいて、先行する紙幣
P1の後端と現行の紙幣P2の先端を判断し、この判断
に基づいて先行する紙幣P1と現行の紙幣P2とのキャ
ップ(間隔)を判断するようになっている。
【0111】また、姿勢補正制御部97は、姿勢検出セ
ンサ70からの検出信号に基づいて、位置ずれ量ΔSを
判断するようになっている。
【0112】次に、補正動作について、図13に示すフ
ローチャートを参照しつつ説明する。
【0113】まず、姿勢補正制御部97は、姿勢検出セ
ンサ70からの検出信号により、先行する紙幣P1の後
端と現行の紙幣P2の先端を判断し、先行する紙幣P1
の後端と現行の紙幣P2の先端とにより、先行する紙幣
P1と現行の紙幣P2のギャップ(間隔)を判断する
(ST21)。ついで、姿勢補正制御部97は、このギ
ャップが補正可能値よりも大きいか、同じか、小さいか
を判断する(ST22)。この際、姿勢補正制御部97
は、このギャップが補正可能値よりも小さいと判断した
場合、先行する紙幣P1に位置ずれが有るか否かを判断
する(ST23)。
【0114】この結果、姿勢補正制御部97は、先行す
る紙幣P1に位置ずれがなく、搬送路7の中心に位置し
ていると判断した場合、先行する紙幣P1に対する姿勢
補正の許可を判断し現行の紙幣P2に対する姿勢補正の
禁止を判断する(ST24)。
【0115】これにより、先行する紙幣P1は第1の補
正部32によるシフト補正が行われずに、第2の補正部
33によるスキュー補正が行われる。現行の紙幣P2は
第1の補正部32によるシフト補正、第2の補正部33
によるスキュー補正が行われずに(変化なしに)通過す
る。
【0116】また、上記ステップ23で、先行する紙幣
P1に位置ずれがあると判断した場合、姿勢補正制御部
97は、先行する紙幣P1と現行の紙幣P2の位置ずれ
の方向と量が同一か否かを判断する(ST25)。
【0117】この結果、姿勢補正制御部97は、先行す
る紙幣P1と現行の紙幣P2の位置ずれの方向と量が同
一と判断した場合、先行する紙幣P1に対する姿勢補正
の許可を判断し現行の紙幣P2に対する姿勢補正の禁止
を判断する(ST24)。
【0118】これにより、先行する紙幣P1は第1の補
正部32の駆動軸35の回動によるシフト補正が行わ
れ、第2の補正部33によるスキュー補正が行われる。
現行の紙幣P2は第1の補正部32の駆動軸35が先行
する紙幣P1を処理したまま保持されていることにより
シフト補正が行われ、第2の補正部33によるスキュー
補正が行われずに通過する。
【0119】また、上記ステップ25で、先行する紙幣
P1と現行の紙幣P2の位置ずれの方向と量が同一でな
いと判断した場合、姿勢補正制御部97は、先行する紙
幣P1の位置ずれ方向が右か左かを判断する(ST2
6)。
【0120】ついで、姿勢補正制御部97は先行する紙
幣P1の位置ずれ方向が右と判断した場合に、現行の紙
幣P2が先行する紙幣P1よりもさらに右へ位置ずれか
を判断する(ST27)。
【0121】この判断の結果、姿勢補正制御部97は、
現行の紙幣P2が先行する紙幣P1よりもさらに右へ位
置ずれと判断した場合に、先行する紙幣P1に対する姿
勢補正の許可を判断し現行の紙幣P2に対する姿勢補正
の禁止を判断する(ST24)。
【0122】これにより、先行する紙幣P1は第1の補
正部32の駆動軸35の回動によるシフト補正が行わ
れ、第2の補正部33によるスキュー補正が行われる。
現行の紙幣P2は第1の補正部32の駆動軸35が先行
する紙幣P1を処理したまま保持されていることにより
シフト補正が行われ、第2の補正部33によるスキュー
補正が行われずに通過する。
【0123】また、上記ステップ27で、現行の紙幣P
2が先行する紙幣P1よりもさらに右へ位置ずれでない
と判断した場合に、先行する紙幣P1と現行の紙幣P2
に対する姿勢補正の禁止を判断し(ST28)、第1の
補正部32の駆動軸35と第2の補正部33の駆動軸3
5とを平行位置に設定する。
【0124】この結果、先行する紙幣P1と現行の紙幣
P2は、シフトとスキューを補正せずに姿勢補正装置1
1を通過する。
【0125】また、上記ステップ26で、姿勢補正制御
部97は先行する紙幣P1の位置ずれ方向が左と判断し
た場合に、現行の紙幣P2が先行する紙幣P1よりもさ
らに左へ位置ずれかを判断する(ST29)。
【0126】この判断の結果、姿勢補正制御部97は、
現行の紙幣P2が先行する紙幣P1よりもさらに左へ位
置ずれと判断した場合に、先行する紙幣P1に対する姿
勢補正の許可を判断し現行の紙幣P2に対する姿勢補正
の禁止を判断する(ST24)。
【0127】これにより、先行する紙幣P1は第1の補
正部32の駆動軸35の回動によるシフト補正が行わ
れ、第2の補正部33によるスキュー補正が行われる。
現行の紙幣P2は第1の補正部32の駆動軸35が先行
する紙幣P1を処理したまま保持されていることにより
シフト補正が行われ、第2の補正部33によるスキュー
補正が行われずに通過する。
【0128】また、上記ステップ29で、現行の紙幣P
2が先行する紙幣P1よりもさらに左へ位置ずれでない
と判断した場合に、姿勢補正制御部97は、先行する紙
幣P1と現行の紙幣P2に対する姿勢補正の禁止を判断
し(ST28)、第1の補正部32の駆動軸35と第2
の補正部33の駆動軸35とを平行位置に設定する。
【0129】この結果、先行する紙幣P1と現行の紙幣
P2は、シフトとスキューを補正せずに姿勢補正装置1
1を通過する。
【0130】また、上記ステップ22でギャップが補正
可能値よりも大きい(同じ)と判断した場合、姿勢補正
制御部97は、先行する紙幣P1と現行の紙幣P2に対
する姿勢補正の許可を判断し(ST30)、第1の補正
部32によるシフト補正と第2の補正部33によるスキ
ュー補正が行われる。
【0131】上記したように、図11において、仮に先
行の紙幣P1がセンタより右にZ1位置ずれしていた場
合に現行の紙幣P2の計測が終了するとギャップg1と
センタ位置ずれの結果が求まる。ギャップが補正可能値
の場合は先行の紙幣P1、現行の紙幣P2とも補正を許
可して補正します。
【0132】図のようにギャップg1が補正限界を超え
て小さかった場合は、先行の紙幣P1の位置ずれが右に
Z1ずれていた場合、先行の紙幣P1を補正するとセン
タ位置にするため駆動軸(補正アーム)35をθの角度
で左に傾けることになる。
【0133】図のように先行の紙幣P1が右にZ1位置
ずれしていた場合、このZ1の位置を基準に現行の紙幣
P2が右に位置ずれしていた時はフローチャートのステ
ップ24の処理で先行の紙幣P1は補正し、現行の紙幣
P2は先行の紙幣P1を補正したアーム角のまま補正し
ない処理を行うことで、現行の紙幣P2はZ1との差分
だけセンタから右に補正される。
【0134】逆にZ1の位置より現行の紙幣P2が左に
位置ずれしていた場合(図11)は左に位置ずれしてい
る現行の紙幣P2を更に左に位置ずれさせてしまうため
フローチャートのステップ28の処理で、補正アームを
平行位置に設定して先行紙幣と現紙幣を補正しないで通
過させる処理を行う。
【0135】先行紙幣P1が左に位置ずれしていた場合
は同様に上述処理の考え方の左右を入換えて処理を行
う。
【0136】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、紙葉類の搬送方向に交差する位置ずれ量に基づく角
度で紙葉類を移動する位置補正ローラの紙葉類の搬送方
向に対する速度を、搬送手段による搬送速度と一致させ
ることができ、位置補正ローラにより紙葉類の姿勢を変
化させてしまうことを防止できる紙葉類処理装置を提供
できる。
【0137】また、姿勢補正の限界を超えて接近した紙
葉類に対する姿勢の補正を禁止することができ、後続の
紙葉類の位置ずれの拡大を防止できる紙葉類処理装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するための入金処理
機の内部構造を概略的に示す図。
【図2】投入部から取出された紙幣の表裏および天地に
関する向きを説明するための図。
【図3】姿勢補正装置の内部構成を説明するための斜視
図。
【図4】姿勢補正装置の内部構成を説明するための断面
図。
【図5】姿勢補正装置の構成を説明するための上面から
の図。
【図6】入金処理機の動作を制御する制御系のブロック
図。
【図7】姿勢補正装置の第1の補正部による補正動作を
説明するための図。
【図8】姿勢補正装置の第1の補正部による補正動作を
説明するためのフローチャート。
【図9】姿勢補正装置による補正処理を説明するための
図。
【図10】姿勢補正の判定動作を説明するためのフロー
チャート。
【図11】姿勢補正装置に連続して搬送される紙幣の状
態を説明するための図。
【図12】姿勢補正装置に連続して搬送される紙幣の状
態を説明するための図。
【図13】姿勢補正の判定動作を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】
θ…駆動角度、P…紙幣、Y…搬送方向、α…スキュー
量、ΔS…シフト量、1…入金処理機、7…搬送路、7
a…中心線、11…姿勢補正装置、12…検知部、32
…第1の補正部、33…第2の補正部、35…駆動軸、
37a、37b、38a、38b…ゴムローラ、48、
54…ステッピングモータ、59a、59b、59c、
82…センサ、70…姿勢検出センサ、90…制御部、
91…メモリ、91a…駆動角度テーブル、92…判定
部、93…制御部、94…搬送制御部、95…ゲート制
御部、96…施封制御部、97…姿勢補正制御部、10
1、102、103、104…駆動回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送
    される紙葉類の搬送方向に交差する方向の位置ずれ量を
    検出する検出手段と、 上記搬送手段上の上記検出手段の後段に設けられ、上記
    搬送路の中央で軸支されている支持アームと、この支持
    アームに設けられる位置補正ローラを有し、上記搬送手
    段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する
    方向へ移動する移動手段と、 上記検出手段により検出された所定位置からの位置ずれ
    量に基づいて、上記支持アームの駆動角度を算出する第
    1の算出手段と、 この第1の算出手段により算出した駆動角度の変化に伴
    い、上記位置補正ローラの周速のうち紙葉類の搬送方向
    に対する速度成分が上記搬送手段による搬送速度と同一
    となる上記位置補正ローラの回転数を算出する第2の算
    出手段と、 上記第1の算出手段により算出した駆動角度に基づい
    て、上記移動手段の支持アームを回動し、上記第2の算
    出手段により算出した回転数に基づいて、上記移動手段
    の位置補正ローラを回転することにより、上記搬送手段
    によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する方
    向へ移動し上記紙葉類の所定位置からの位置ずれを補正
    する補正手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送
    される紙葉類の搬送方向に交差する方向の位置ずれ量を
    検出する検出手段と、 上記搬送手段上の上記検出手段の後段に設けられ、上記
    搬送路の中央で軸支されている支持アームと、この支持
    アームに設けられる位置補正ローラを有し、上記搬送手
    段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する
    方向へ移動する移動手段と、 上記検出手段により検出された所定位置からの位置ずれ
    量に基づいて、上記支持アームの駆動角度を算出する第
    1の算出手段と、 この第1の算出手段により算出した駆動角度の変化に伴
    い、上記位置補正ローラの周速のうち紙葉類の搬送方向
    に対する速度成分が上記搬送手段による搬送速度と同一
    となる上記位置補正ローラの回転数を算出する第2の算
    出手段と、 上記第1の算出手段により算出した駆動角度に基づい
    て、上記移動手段の支持アームを回動する回動手段と、 上記第2の算出手段により算出した回転数に基づいて、
    上記移動手段の位置補正ローラを回転する回転手段とを
    具備し、 上記回動手段により上記移動手段の支持アームを上記搬
    送路と交差する方向へ回動した状態で、かつ上記回転手
    段により上記回転数で上記移動手段の位置補正ローラを
    回転している状態で、上記搬送手段によって搬送される
    紙葉類を、上記搬送路と交差する方向へ移動することに
    より、上記紙葉類の所定位置からの位置ずれを補正する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送
    される紙葉類の搬送方向に交差する方向の位置ずれ量と
    紙葉類の搬送方向に交差する方向の傾き量を検出する検
    出手段と、 上記搬送手段上の上記検出手段の後段に設けられ、上記
    搬送路の中央で軸支されている支持アームと、この支持
    アームに設けられる位置補正ローラを有し、上記搬送手
    段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する
    方向へ移動する移動手段と、 上記検出手段により検出された所定位置からの位置ずれ
    量に基づいて、上記支持アームの駆動角度を算出する第
    1の算出手段と、 この第1の算出手段により算出した駆動角度の変化に伴
    い、上記位置補正ローラの周速のうち紙葉類の搬送方向
    に対する速度成分が上記搬送手段による搬送速度と同一
    となる上記位置補正ローラの回転数を算出する第2の算
    出手段と、 上記第1の算出手段により算出した駆動角度に基づい
    て、上記移動手段の支持アームを回動し、上記第2の算
    出手段により算出した回転数に基づいて、上記移動手段
    の位置補正ローラを回転することにより、上記搬送手段
    によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する方
    向へ移動し上記紙葉類の所定位置からの位置ずれを補正
    する第1の補正手段と、 上記搬送手段上の上記移動手段の後段に設けられ、上記
    検出手段により検出された紙葉類の搬送方向の傾き量を
    相殺する駆動角度分、上記搬送手段によって搬送される
    紙葉類を回動することにより、上記紙葉類の搬送方向に
    交差する方向の傾きを補正する第2の補正手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送
    される紙葉類の搬送方向に交差する方向の位置ずれ量を
    検出する検出手段と、 上記搬送手段上の上記検出手段の後段に設けられ、上記
    搬送路の中央で軸支されている支持アームと、この支持
    アームに設けられる位置補正ローラを有し、上記搬送手
    段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する
    方向へ移動する移動手段と、 上記検出手段により検出された所定位置からの位置ずれ
    量に基づいて、上記支持アームの駆動角度を算出する第
    1の算出手段と、 この第1の算出手段により算出した駆動角度の変化に伴
    い、上記位置補正ローラの周速のうち紙葉類の搬送方向
    に対する速度成分が上記搬送手段による搬送速度と同一
    となる上記位置補正ローラの回転数を算出する第2の算
    出手段と、 上記第1の算出手段により算出した駆動角度に基づい
    て、上記移動手段の支持アームを回動し、上記第2の算
    出手段により算出した回転数に基づいて、上記移動手段
    の位置補正ローラを回転することにより、上記搬送手段
    によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する方
    向へ移動し上記紙葉類の所定位置からの位置ずれを補正
    する補正手段と、 上記搬送手段上の上記移動手段の後段に設けられ、上記
    搬送路によって搬送される紙葉類の特徴を検知する検知
    手段と、 この検知手段の後段に設けられ、上記搬送路によって搬
    送される紙葉類を検知手段により検知した紙葉類の特徴
    に基づいて区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送手段の搬送速度をY、上記第1
    の算出手段により算出した駆動角度をθ、上記位置補正
    ローラの半径をr、円周率をπとした際に、 上記位置補正ローラの回転数Qが、 Q=Ycosθ/2πr であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項に記載の紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 紙葉類を順次連続して搬送路に沿って搬
    送する搬送手段と、この搬送手段によって順次搬送され
    る先行の紙葉類と現行の紙葉類のそれぞれに対する、搬
    送方向に交差する左右2方向のいずれかに対する位置ず
    れ量と、紙葉類の搬送方向に交差する方向の傾き量と、
    先行する紙葉類と現行の紙葉類との間隔を検出する検出
    手段と、 この検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以上の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそ
    れぞれ、上記検出手段により検出された位置ずれ量と傾
    き量とに基づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置
    ずれと傾きとを補正する第1の補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対する位
    置ずれと傾きの補正を禁止する禁止手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 紙葉類を順次連続して搬送路に沿って搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段によって順次搬送される先行の紙葉類と現
    行の紙葉類のそれぞれに対する、搬送方向に交差する左
    右2方向のいずれかに対する位置ずれ量と、紙葉類の搬
    送方向に交差する方向の傾き量と、先行する紙葉類と現
    行の紙葉類との間隔を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以上の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそ
    れぞれ、上記検出手段により検出された位置ずれ量と傾
    き量とに基づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置
    ずれと傾きとを補正する第1の補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が同じかあるいは位置ずれがない際に、上記搬送
    手段によって搬送される先行の紙葉類だけに対して、上
    記検出手段により検出された位置ずれ量と傾き量とに基
    づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置ずれと傾き
    とを補正する第2の補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が異なる際に、上記搬送手段によって搬送される
    先行の紙葉類と現行の紙葉類に対する位置ずれと傾きの
    補正を禁止する禁止手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  8. 【請求項8】 紙葉類を順次連続して搬送路に沿って搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段によって順次搬送される先行の紙葉類と現
    行の紙葉類のそれぞれに対する、搬送方向に交差する左
    右2方向のいずれかに対する位置ずれ量と、紙葉類の搬
    送方向に交差する方向の傾き量と、先行する紙葉類と現
    行の紙葉類との間隔を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以上の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそ
    れぞれ、上記検出手段により検出された位置ずれ量と傾
    き量とに基づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置
    ずれと傾きとを補正する第1の処理手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が同じかあるいは位置ずれがない際に、上記搬送
    手段によって搬送される先行の紙葉類に対して、上記検
    出手段により検出された位置ずれ量と傾き量とに基づい
    て、上記搬送方向に交差する方向の位置ずれと傾きとを
    補正し、上記搬送手段によって搬送される現行の紙葉類
    に対する位置ずれと傾きの補正を禁止する第2の処理手
    段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が異なる際に、上記搬送手段によって搬送される
    先行の紙葉類と現行の紙葉類に対する位置ずれと傾きの
    補正を禁止する第3の処理手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  9. 【請求項9】 紙葉類を順次連続して搬送路に沿って搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段によって順次搬送される先行の紙葉類と現
    行の紙葉類のそれぞれに対する、搬送方向に交差する左
    右2方向のいずれかに対する位置ずれ量と、紙葉類の搬
    送方向に交差する方向の傾き量と、先行する紙葉類と現
    行の紙葉類との間隔を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以上の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそ
    れぞれ、上記検出手段により検出された位置ずれ量と傾
    き量とに基づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置
    ずれと傾きとを補正する補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対する位
    置ずれと傾きの補正を禁止する禁止手段と、 上記搬送路によって搬送される上記補正手段により補正
    された紙葉類、あるいは上記禁止手段により補正が禁止
    された紙葉類の特徴を検知する検知手段と、 上記搬送路によって搬送される紙葉類を上記検知手段に
    より検知した紙葉類の特徴に基づいて区分する区分手段
    と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】 紙葉類を順次連続して搬送路に沿って
    搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって順次搬送される先行の紙葉類と現
    行の紙葉類のそれぞれに対する、搬送方向に交差する左
    右2方向のいずれかに対する位置ずれ量と、紙葉類の搬
    送方向に交差する方向の傾き量と、先行する紙葉類と現
    行の紙葉類との間隔を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以上の際に、上記搬送手段によ
    って搬送される先行の紙葉類と現行の紙葉類に対してそ
    れぞれ、上記検出手段により検出された位置ずれ量と傾
    き量とに基づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置
    ずれと傾きとを補正する第1の補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が同じかあるいは位置ずれがない際に、上記搬送
    手段によって搬送される先行の紙葉類だけに対して、上
    記検出手段により検出された位置ずれ量と傾き量とに基
    づいて、上記搬送方向に交差する方向の位置ずれと傾き
    とを補正する第2の補正手段と、 上記検出手段により検出された先行の紙葉類と現行の紙
    葉類との間隔が所定間隔以下で、かつ上記検出手段によ
    り検出された先行の紙葉類と現行の紙葉類との位置ずれ
    の方向が異なる際に、上記搬送手段によって搬送される
    先行の紙葉類と現行の紙葉類に対する位置ずれと傾きの
    補正を禁止する禁止手段と、 上記搬送路によって搬送される上記第1の補正手段によ
    り補正された紙葉類、あるいは上記第2の補正手段によ
    り補正された紙葉類、あるいは上記禁止手段により補正
    が禁止された紙葉類の特徴を検知する検知手段と、 上記搬送路によって搬送される紙葉類を上記検知手段に
    より検知した紙葉類の特徴に基づいて区分する区分手段
    と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  11. 【請求項11】 紙葉類を搬送路に沿って搬送する搬送
    手段と、 この搬送手段上に設けられ、上記搬送手段によって搬送
    される紙葉類の搬送方向に交差する方向の傾きを検出す
    る検出手段と、 上記搬送手段上の上記検出手段の後段に設けられ、上記
    搬送路の中央で軸支されている支持アームと、この支持
    アームに設けられる傾き補正ローラを有し、上記搬送手
    段によって搬送される紙葉類を、上記搬送路と交差する
    方向の傾きを補正する回動手段と、 上記検出手段により検出された搬送方向に交差する方向
    の傾き量に基づいて、上記支持アームの駆動角度を算出
    する第1の算出手段と、 この第1の算出手段により算出した駆動角度の変化に伴
    い、上記傾き補正ローラの周速のうち紙葉類の搬送方向
    に対する速度成分が上記搬送手段による搬送速度と同一
    となる上記傾き補正ローラの回転数を算出する第2の算
    出手段と、 上記第1の算出手段により算出した駆動角度に基づい
    て、上記支持アームを回動し、上記第2の算出手段によ
    り算出した回転数に基づいて、上記傾き補正ローラを回
    転して紙葉類を受取り、上記検出手段により検出された
    紙葉類の搬送方向に交差する方向の傾き量を相殺する駆
    動角度分、上記紙葉類の搬送方向に交差する方向の傾き
    を補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  12. 【請求項12】 上記補正手段は紙葉類を受取り後、上
    記傾き補正ローラの回転数を上記搬送手段による搬送速
    度と同一になるように戻す手段を有することを特徴とす
    る請求項11に記載の紙葉類処理装置。
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