JP2003089831A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. 微細化された酸化物、炭化物、窒化物、炭窒化物のうちの１種以上よりなる非金属粒子が０．２体積％以上で４体積％未満の範囲で分散されてなることを特徴とする銅系焼結摺動材料。
2. 前記非金属粒子が、ＳｉＯ_２および／またはＳｉ、Ａｌ、Ｌｉ、Ｔｉ、Ｍｇ、Ｚｒの１種または２種以上よりなる酸化物系の耐熱衝撃セラミックスである請求項１に記載の銅系焼結摺動材料。
3. 前記非金属粒子が、Ｗ、Ｔｉ、Ｍｏ、Ｖの炭化物、窒化物、炭窒化物の１種以上および／またはそれらをＣｏおよび／またはＮｉで焼結したサーメット粒子である請求項１に記載の銅系焼結摺動材料。
4. 前記非金属粒子は、平均粒径が７０μｍ以下の粒子および／またはファイバー状に調整されている請求項１または２に記載の銅系焼結摺動材料。
5. Ｎｉ、Ｓｉ、Ｔｉ、Ｃｏ、Ａｌ、Ｆｅ、Ｖ、Ｐの２種以上よりなる金属間化合物が１種以上分散され、その添加量がＮｉ、Ｓｉ、Ｔｉ、Ｃｏ、Ａｌ、Ｆｅ、Ｖ、Ｐの２種以上の合計添加量で０．５〜１０重量％になるようにされていることを特徴とする銅系焼結摺動材料。
6. Ｃｕ、Ｓｎ、Ｃａ、Ｍｎ、Ｃｒ、Ｍｏ、Ｗ、Ｓｂ、Ｔｅの２種以上よりなる金属間化合物が１種以上分散され、その添加量が金属間化合物として０．１〜１０体積％になるようにされていることを特徴とする銅系焼結摺動材料。
7. Ｎｉ、Ｓｉ、Ｔｉ、Ｃｏ、Ａｌ、Ｆｅ、Ｖ、Ｐの２種以上よりなる金属間化合物が１種以上分散され、さらに、Ｃｕ、Ｓｎ、Ｃａ、Ｍｎ、Ｃｒ、Ｍｏ、Ｗ、Ｓｂ、Ｔｅの２種以上よりなる金属間化合物が１種以上分散され、その添加量が金属間化合物として０．１〜１０体積％になるようにされていることを特徴とする銅系焼結摺動材料。
8. さらに、酸化物、炭化物、窒化物、炭窒化物のうちの１種以上よりなる非金属粒子が０．１体積％以上で４体積％未満の範囲で含有される請求項５〜７のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料。
9. Ｍｏ、Ｗ、Ｃｒ、Ｃｏ、Ｆｅ、Ｆｅ−Ｃからなる金属および／または合金粒子が０．５〜５．０重量％分散されている請求項１〜８のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料。
10. ＭｎＳが１重量％以下および／または黒鉛が１重量％以下含有されている請求項１〜９のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料。
11. 前記ＭｎＳおよび／または黒鉛の平均粒径が２０〜２００μｍ以下とされる請求項１０に記載の銅系焼結摺動材料。
12. 少なくともＳｎが１〜１６重量％含有され、Ｐｂが０〜２５重量％含有されている請求項１〜１１のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料。
13. Ｓｎが１２〜１６重量％添加されて、当該焼結摺動材料組織中にＣｕ−Ｓｎ化合物相が分散析出されている請求項１〜１１のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料。
14. さらに、Ｚｎ、Ｍｎ、Ｂｅ、Ｍｇ、Ａｇ、Ｂｉの１種以上の合金元素およびＭｏＳ_２、ＣａＦ_２、ＷＳ_２などの固体潤滑剤が含有されている請求項１２または１３に記載の銅系焼結摺動材料。
15. 前記請求項１〜１４のいずれかに記載の銅系焼結摺動材料を鉄系材料に焼結接合してなることを特徴とする複層焼結摺動部材。
16. Ｓｎおよび／またはＰｂが含有されてなる焼結摺動材料のプレス成形体が鉄系材料に焼結接合されてなり、前記鉄系材料と焼結接合された焼結体の成分として、銅よりも鉄に対する親和力が大きく、かつ鉄のγ相に対するよりもα相を安定化させるＣｒ、Ｓｉ、Ａｌ、Ｐ、Ｔｉの１種以上の元素が０．１〜２重量％の範囲で含有されている請求項１５に記載の複層焼結摺動部材。
17. Ｓｎおよび／またはＰｂが含有されてなる焼結摺動材料組成の混合粉末を鋼板上に散布し、８１０℃以上の温度で一次焼結接合した後に散布焼結層を機械的に高密度化して二次焼結して使用するに際して、前記一次焼結時に散布した混合粉末層が焼結収縮によって鋼板と剥離しないように、焼結層を膨張させるＳｉ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｃｒおよび／または焼結層の収縮を抑制する非金属粒子の１種以上が含有されている請求項１５に記載の複層焼結摺動部材。
18. Ｓｎの添加方法として、Ｃｕ３０重量％Ｓｎ以上のＳｎを含有するＣｕ−Ｓｎ系合金粉末および／またはＳｎ素粉末を利用することによって、前記一次焼結時の焼結層を膨張させる請求項１７に記載の複層焼結摺動部材。