JP2003086636A - Tabテープキャリアの反り防止方法及びtabテープキャリア - Google Patents
Tabテープキャリアの反り防止方法及びtabテープキャリアInfo
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Abstract
装する以前における、TABテープキャリアの反りを防
止する。 【解決手段】 フィルム基材1の長さ方向に銅箔6で被
われた凹部7を等間隔に設け、各凹部7に反り防止材8
を充填する。反り防止材8は、フィルム基材1よりも剛
性が高い材質で、フィルム基材1の反りを防止する。反
り防止材8として例えば銅やニッケル等の金属を用い、
銅箔6にめっきして凹部7に反り防止材8を充填する。
Description
ップ等のデバイスを実装するためのTAB(TapeAutoma
ted Bonding)テープキャリアおよびその反り防止方法
に関する。
にTABテープキャリアを使用することが多くなってい
る。このTABテープキャリア上にICチップを実装す
る際に、リードフレーム用の実装装置を転用し、この実
装装置にてリードフレームの場合と同様にパッケージン
グを行っている。
ームは、金属板であるため剛性があり、反りを生じるこ
とはほとんど無く、平らなままであるが、TABテープ
キャリアは、フィルム基材が主にポリイミドフィルムで
あり、銅箔との複合材料で構成されている。そのため、
TABテープキャリアは、剛性がなく、ICチップを実
装する以前、例えば材料購入の段階で既に反りを生じて
いたり、製造工程の途中で反りを生じたりすることがあ
る。
えばフィルム基材に接着剤が塗布されているものでは、
フィルム基材と接着剤との間で、またはフィルム基材に
接着剤を介して銅箔が貼着されているものでは、フィル
ム基材と接着剤と銅箔との間で、伸び縮みの量が異なる
ことにある、と考えられる。
えば製造工程で加熱した後の、フィルム基材、接着剤、
銅箔間の収縮率に違いがあること、が考えられる。
図、図5は図4のX−X線断面図を示し、1はフィルム
基材、2はパーホレーション、3は1つの回路基板形成
部(二点鎖線で囲む部分)、4はその回路基板形成部ご
とに設けられた小孔、5は接着剤、6は接着剤5にてフ
ィルム基材1の表面に接着された銅箔である。TABテ
ープキャリアの反りは、例えば図5に図示するフィルム
基材1の表面が凹面となるように生ずることが多い。
と、実装装置にテープキャリアを搬送する場合、テープ
キャリアの両端を搬送レールで支える方式では、その搬
送レールから脱落するとか、マガジンへのテープキャリ
アの収納が困難になるとか、などの問題があった。
プを実装する場合、ダイボンドフィルム(両面接着テー
プ)にてICチップとテープキャリアを接続するが、テ
ープキャリアに反りが生じていると、ダイボンドフィル
ムとテープキャリアとの間、またはダイボンドフィルム
とICチップとの間にて気泡が生ずる。この気泡が、パ
ッケージに熱が加わったときに膨張し、パッケージの破
壊を招くことがあった。
減には、その幅員の拡幅化が欠かせないが、拡幅化に伴
いテープキャリアの反りが大きくなる傾向となり、拡幅
化の妨げとなっていた。
種々の方法にて矯正していたが、満足した結果が得られ
なかった。
テープキャリア上にICチップを実装する以前におけ
る、TABテープキャリアの反り防止方法を提供するこ
とにある。
ャリア上にICチップを実装する以前における、反りの
ないTABテープキャリアを提供することにある。
載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、TAB
テープキャリアの反り防止方法において、フィルム基材
にスリットを設けた後、フィルム基材に接着剤を介して
銅箔を貼着して、スリットを銅箔で被われた凹部として
形成し、その凹部に反り防止材を充填する、ことを特徴
とする。
目的を達成すべく、TABテープキャリアの反り防止方
法において、フィルム基材に接着剤を介して銅箔を貼着
した後、フィルム基材と接着剤をエッチングして、銅箔
で被われた凹部を形成し、その凹部に反り防止材を充填
する、ことを特徴とする。
目的を達成すべく、請求項1または2に記載のTABテ
ープキャリアの反り防止方法において、凹部をフィルム
基材の長さ方向に等間隔に設け、各凹部に反り防止材を
充填する、ことを特徴とする。
目的を達成すべく、請求項1、2または3に記載のTA
Bテープキャリアの反り防止方法において、凹部をフィ
ルム基材の幅方向に長く形成する、ことを特徴とする。
目的を達成すべく、請求項1、2、3または4に記載の
TABテープキャリアの反り防止方法において、凹部内
の銅箔にめっきして、反り防止材を充填する、ことを特
徴とする。
目的を達成すべく、TABテープキャリアにおいて、銅
箔で被われた凹部が、フィルム基材の長さ方向に等間隔
に設けられ、各凹部に反り防止材が充填されている、こ
とを特徴とする。
目的を達成すべく、請求項6に記載のTABテープキャ
リアにおいて、凹部が、フィルム基材の幅方向に長く形
成されている、ことを特徴とする。
目的を達成すべく、請求項6または7に記載のTABテ
ープキャリアにおいて、凹部内の銅箔にめっきして、反
り防止材が充填されている、ことを特徴とする。
面に従って詳細に説明する。
の斜視図、図2は図1の裏面図、図3は図1におけるY
−Y線断面図である。ポリイミドまたはエポキシ等によ
るフィルム基材1には、パーホレーション2、回路基板
形成部3(二点鎖線で囲む部分)が設けられている。
5を介して銅箔6が貼着されている。その銅箔6の一部
で、回路基板形成部3には、エッチングにより回路パタ
ーン10が形成されている。その回路パターン10の表
面には、電子部品例えばICチップ11が実装され、回
路パターン10と導通されている。
は、導電物が充填されスルーホール9が形成されてい
る。そのスルーホール9および回路パターン10を介し
て、フィルム基材1の表面のICチップ11は、フィル
ム基材1の裏面に接続される他の電子部品と導通され
る。
部7が、回路基板形成部3を形成しない部分で、フィル
ム基材1の幅方向に長い矩形状をして、フィルム基材の
長さ方向に等間隔に設けられている。
充填されている。その反り防止材8は、フィルム基材1
よりも剛性が高い材質であり、フィルム基材1の反りを
防止する材料で、凹部7内の銅箔6にめっきして充填す
る。反り防止材8として銅やニッケル等の金属を用いる
場合には、銅箔6にめっきして簡単に凹部7に充填でき
る。もちろん、めっきを行うに際しては、銅箔6により
形成した回路パターン10と、めっきにより充填した反
り防止剤8が接触しないように工夫する必要がある。
1の幅方向に長く形成したが、TABテープキャリアに
生じる反りに応じて、フィルム基材の長さ方向に長く形
成しても良い。
には、例えば先ず、接着剤5が付着したフィルム基材1
にパーホレーション2、小孔4および凹部7となるスリ
ットをパンチングして設ける。そのスリットは、例えば
フィルム基材1の長さ方向に等間隔に設け、フィルム基
材1の幅方向に長い矩形状をしている。次に、フィルム
基材1に接着剤5を介して銅箔6を貼着して、銅箔6で
被われた凹部7を形成する。
箔6が貼着したフィルム基材1にパーホレーション2の
孔をパンチングして設ける。次に、フィルム基材1と接
着剤5をエッチングして除去し、銅箔6で被われた小孔
4および凹部7を形成する。
板形成部3の銅箔6には、回路パターン10を形成する
とともに、スリットを被う銅箔6は、矩形状のスリット
7よりやや大きめに残す。次に、銅箔6にめっきして凹
部7に反り防止材8を充填する。また、小孔4に導電物
を充填してスルーホール9を形成する。次いで、回路パ
ターン10の接続部分にめっきを施し、その後回路パタ
ーン10の接続部分以外にソルダーレジスト印刷を行
う。次いで、回路基板形成部3にICチップ11を実装
して後、TABテープキャリアより、回路基板形成部3
を打ち抜いて、パッケージを得る。その後、パッケージ
のスルーホール9と、他の電子部品例えばプリント基板
の接点とを接続する。
テープキャリアのフィルム基材に、銅箔で被われた凹部
を形成し、その凹部に反り防止材を充填するので、IC
チップ等の実装工程前におけるテープキャリアの反りを
防止できる。したがって、次のような効果を奏する。
も、搬送レールから脱落するとか、マガジンへのテープ
キャリアの収納が困難になることがない。 ダイボンドフィルムを用いてテープキャリア上にI
Cチップを搭載する場合、ダイボンドフィルムとテープ
キャリアとの間、またはダイボンドフィルムとICチッ
プとの間に気泡が生じない。 テープキャリアを拡幅化してコスト低減が図れる。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 TABテープキャリアのフィルム基材に
スリットを設けた後、フィルム基材に接着剤を介して銅
箔を貼着して、前記スリットを銅箔で被われた凹部とし
て形成し、その凹部に反り防止材を充填することを特徴
とする、TABテープキャリアの反り防止方法。 - 【請求項2】 TABテープキャリアのフィルム基材に
接着剤を介して銅箔を貼着した後、フィルム基材と接着
剤をエッチングして、銅箔で被われた凹部を形成し、そ
の凹部に反り防止材を充填することを特徴とする、TA
Bテープキャリアの反り防止方法。 - 【請求項3】 前記凹部を前記フィルム基材の長さ方向
に等間隔に設け、各凹部に反り防止材を充填することを
特徴とする、請求項1または2に記載のTABテープキ
ャリアの反り防止方法。 - 【請求項4】 前記凹部を前記フィルム基材の幅方向に
長く形成することを特徴とする、請求項1、2または3
に記載のTABテープキャリアの反り防止方法。 - 【請求項5】 前記凹部内の銅箔にめっきして、前記反
り防止材を充填することを特徴とする、請求項1、2、
3または4に記載のTABテープキャリアの反り防止方
法。 - 【請求項6】 銅箔で被われた凹部が、フィルム基材の
長さ方向に等間隔に設けられ、各凹部に反り防止材が充
填されていることを特徴とする、TABテープキャリ
ア。 - 【請求項7】 前記凹部が、前記フィルム基材の幅方向
に長く形成されていることを特徴とする、請求項6に記
載のTABテープキャリア。 - 【請求項8】 前記凹部内の銅箔にめっきして、前記反
り防止材が充填されていることを特徴とする、請求項6
または7に記載のTABテープキャリア。
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- 2001-09-07 JP JP2001272062A patent/JP4663183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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