JP2003077959A - Tabテープキャリアの反り防止方法及びtabテープキャリア - Google Patents

Tabテープキャリアの反り防止方法及びtabテープキャリア

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JP2003077959A
JP2003077959A JP2001266072A JP2001266072A JP2003077959A JP 2003077959 A JP2003077959 A JP 2003077959A JP 2001266072 A JP2001266072 A JP 2001266072A JP 2001266072 A JP2001266072 A JP 2001266072A JP 2003077959 A JP2003077959 A JP 2003077959A
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JP
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tape carrier
tab tape
slit
warp
base material
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JP2001266072A
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Inventor
Takuya Saida
卓也 斎田
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Shindo Denshi Kogyo KK
Original Assignee
Shindo Denshi Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TABテープキャリア上にICチップ等を実
装する以前における、TABテープキャリアの反りを防
止する。 【解決手段】 フィルム基材1の長さ方向にスリット7
を等間隔に設け、各スリット7に反り防止材8を充填す
る。反り防止材8は、フィルム基材1よりも剛性が高い
材質で、フィルム基材1の反りを防止する。反り防止材
8として例えば銅やニッケル等の金属を用い、スリット
7に反り防止材8を圧入して充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ICチ
ップ等のデバイスを実装するためのTAB(TapeAutoma
ted Bonding)テープキャリアおよびその反り防止方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の電子機器に搭載される部品
にTABテープキャリアを使用することが多くなってい
る。このTABテープキャリア上にICチップを実装す
る際に、リードフレーム用の実装装置を転用し、この実
装装置にてリードフレームの場合と同様にパッケージン
グを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リードフレ
ームは、金属板であるため剛性があり、反りを生じるこ
とはほとんど無く、平らなままであるが、TABテープ
キャリアは、フィルム基材が主にポリイミドフィルムで
あり、銅箔との複合材料で構成されている。そのため、
TABテープキャリアは、剛性がなく、ICチップを実
装する以前、例えば材料購入の段階で既に反りを生じて
いたり、製造工程の途中で反りを生じたりすることがあ
る。
【0004】材料購入の段階で反りが生じる原因は、例
えばフィルム基材に接着剤が塗布されているものでは、
フィルム基材と接着剤との間で、またはフィルム基材に
接着剤を介して銅箔が貼着されているものでは、フィル
ム基材と接着剤と銅箔との間で、伸び縮みの量が異なる
ことにある、と考えられる。
【0005】製造工程の途中で反りが生じる原因は、例
えば製造工程で加熱した後の、フィルム基材、接着剤、
銅箔間の収縮率に違いがあること、が考えられる。
【0006】図3は従来のTABテープキャリアの裏面
図、図4は図3のX−X線断面図を示し、1はフィルム
基材、2はパーホレーション、3は1つの回路基板形成
部(破線で囲む部分)、4はその回路基板形成部ごとに
設けられた小孔、5は接着剤、6は接着剤5にてフィル
ム基材1の表面に接着された銅箔である。上記した理由
により、TABテープキャリアの反りは、例えば図4に
図示するフィルム基材1の表面が凹面となるように生ず
ることが多い。
【0007】TABテープキャリアに反りが生じている
と、実装装置にテープキャリアを搬送する場合、テープ
キャリアの両端を搬送レールで支える方式では、その搬
送レールから脱落するとか、マガジンへのテープキャリ
アの収納が困難になるとか、などの問題があった。
【0008】また、TABテープキャリア上にICチッ
プを実装する場合、ダイボンドフィルム(両面接着テー
プ)にてICチップとテープキャリアを接続するが、テ
ープキャリアに反りが生じていると、ダイボンドフィル
ムとテープキャリアとの間、またはダイボンドフィルム
とICチップとの間にて気泡が生ずる。この気泡が、パ
ッケージに熱が加わったときに膨張し、パッケージの破
壊を招くことがあった。
【0009】さらに、TABテープキャリアのコスト低
減には、その幅員の拡幅化が欠かせないが、拡幅化に伴
いテープキャリアの反りが大きくなる傾向となり、拡幅
化の妨げとなっていた。
【0010】従来は、TABテープキャリアの反りを、
種々の方法にて矯正していたが、満足した結果が得られ
なかった。
【0011】そこで、この発明の第1の目的は、TAB
テープキャリア上にICチップを実装する以前におけ
る、TABテープキャリアの反り防止方法を提供するこ
とにある。
【0012】この発明の第2の目的は、TABテープキ
ャリア上にICチップを実装する以前における、反りの
ないTABテープキャリアを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、TAB
テープキャリアの反り防止方法において、フィルム基材
にスリットを設け、該スリットに反り防止材を充填す
る、ことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、上述した第1の
目的を達成すべく、請求項1に記載のTABテープキャ
リアの反り防止方法において、スリットをフィルム基材
の長さ方向に等間隔に設け、各スリットに反り防止材を
充填する、ことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、上述した第1の
目的を達成すべく、請求項1または2に記載のTABテ
ープキャリアの反り防止方法において、スリットを、フ
ィルム基材の幅方向に長く形成する、ことを特徴とす
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、上述した第1の
目的を達成すべく、請求項1、2または3に記載のTA
Bテープキャリアの反り防止方法において、スリットに
反り防止材を、圧入して充填する、ことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、上述した第2の
目的を達成すべく、TABテープキャリアにおいて、基
材の長さ方向にスリットが等間隔に設けられ、各スリッ
トに反り防止材が、充填されている、ことを特徴とす
る。
【0018】請求項6に記載の発明は、上述した第2の
目的を達成すべく、請求項5に記載のTABテープキャ
リアにおいて、スリットが、フィルム基材の幅方向に長
く形成されている、ことを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、上述した第2の
目的を達成すべく、請求項5または6に記載のTABテ
ープキャリアにおいて、スリットに反り防止材が、圧入
して充填されている、ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面に従って詳細に説明する。
【0021】図1は本発明によるTABテープキャリア
の裏面図、図2は図1におけるY−Y線断面図である。
ポリイミドまたはエポキシ等によるフィルム基材1に
は、パーホレーション2、回路基板形成部3(破線で囲
む部分)およびスリット7が設けられている。そのスリ
ット7は、回路基板形成部3を形成しない部分で、例え
ばフィルム基材1の幅方向に長い矩形状のスリット7
が、フィルム基材1の長さ方向に等間隔に設けられてい
る。
【0022】また、フィルム基材1の表面には、接着剤
5により銅箔6が接着されている。その銅箔6の回路基
板形成部3には、回路パターンが形成される。回路基板
形成部3の小孔4には、導電物を充填し、フィルム基材
1の裏面には接点9が形成される。その接点9により、
フィルム基材1の表面の銅箔6と裏面に接続する他の電
子部品(図示せず)とが導通される。そして、各スリッ
ト7に反り防止材8が充填されている。
【0023】反り防止材8は、フィルム基材1の反りを
防止する材料で形成する。例えばフィルム基材1よりも
剛性が高い材質、例えば金属を反り防止材8として用い
る。その反り防止材8をスリット7に、圧入して充填す
る。反り防止材8として銅やニッケル等の金属を用いる
場合には、圧入により簡単にスリット7に充填できる。
もちろん、反り防止材8として金属を用いる場合には、
銅箔6により形成した回路パターンと接触しないように
工夫する必要がある。
【0024】なお、本実施例のスリット7は、フィルム
基材1の幅方向に長く形成するとしたが、TABテープ
キャリアに生じる反りに応じて、フィルム基材の長さ方
向に長く形成しても良い。
【0025】上記したTABテープキャリアを製造する
には、例えば先ず、接着剤5が付着したフィルム基材1
にパーホレーション2、小孔4およびスリット7の穴を
パンチングして設ける。次に、フィルム基材1に銅箔6
を接着剤5により接着する。次いで、スリット7に反り
防止材8を圧入して充填する。次いで、銅箔6をエッチ
ングして回路パターンを形成する。次に、回路パターン
の接続部分にめっきを施し、その後回路パターンの接続
部分以外にソルダーレジスト印刷を行う。次いで、回路
基板形成部3の小孔4に導電物を充填し、接点9を形成
した後、回路基板形成部3にICチップ等を実装する。
次に、TABテープキャリアより回路基板形成部3を打
ち抜いて、パッケージを得る。その後、パッケージの接
点9と、他の電子部品例えばプリント基板の接点とを接
続する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、TAB
テープキャリアのフィルム基材にスリットを設け、該ス
リットに反り防止材を充填するので、ICチップ等の実
装工程前におけるテープキャリアの反りを防止できる。
したがって、次のような効果を奏する。
【0027】 リードフレーム用の実装装置を用いて
も、搬送レールから脱落するとか、マガジンへのテープ
キャリアの収納が困難になることがない。 ダイボンドフィルムを用いてテープキャリア上にI
Cチップを搭載する場合、ダイボンドフィルムとテープ
キャリアとの間、またはダイボンドフィルムとICチッ
プとの間に気泡が生じない。 テープキャリアを拡幅化してコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるTABテープキャリアの裏面図で
ある。
【図2】図1におけるY−Y線断面図である。
【図3】従来のTABテープキャリアの裏面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム基材 2 パーホレーション 3 回路基板形成部 4 小孔 5 接着剤 6 銅箔 7 スリット 8 反り防止材 9 接点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TABテープキャリアのフィルム基材に
    スリットを設け、該スリットに反り防止材を充填するこ
    とを特徴とする、TABテープキャリアの反り防止方
    法。
  2. 【請求項2】 前記スリットを前記フィルム基材の長さ
    方向に等間隔に設け、各スリットに反り防止材を充填す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のTABテープキ
    ャリアの反り防止方法。
  3. 【請求項3】 前記スリットを、前記フィルム基材の幅
    方向に長く形成することを特徴とする、請求項1または
    2に記載のTABテープキャリアの反り防止方法。
  4. 【請求項4】 前記スリットに前記反り防止材を、圧入
    して充填することを特徴とする、請求項1、2または3
    に記載のTABテープキャリアの反り防止方法。
  5. 【請求項5】 フィルム基材の長さ方向にスリットが等
    間隔に設けられ、各スリットに反り防止材が、充填され
    ていることを特徴とする、TABテープキャリア。
  6. 【請求項6】 前記スリットが、前記フィルム基材の幅
    方向に長く形成されていることを特徴とする、請求項5
    に記載のTABテープキャリア。
  7. 【請求項7】 前記スリットに前記反り防止材が、圧入
    して充填されていることを特徴とする、請求項5または
    6に記載のTABテープキャリア。
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