JP2003079687A - 空気マッサージ機及びプログラム作成方法 - Google Patents

空気マッサージ機及びプログラム作成方法

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JP2003079687A
JP2003079687A JP2001275365A JP2001275365A JP2003079687A JP 2003079687 A JP2003079687 A JP 2003079687A JP 2001275365 A JP2001275365 A JP 2001275365A JP 2001275365 A JP2001275365 A JP 2001275365A JP 2003079687 A JP2003079687 A JP 2003079687A
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signal
control
control signal
music
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JP2001275365A
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Nichimu Inada
二千武 稲田
Shuji Kondo
秀志 近藤
Yasuo Fujii
康夫 藤井
Ryoichi Tokioka
良一 時岡
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Family Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽のテンポ又は抑揚に応じた刺激を被施療
者に与えること等ができる空気マッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 マットレス1に内蔵されている空気袋1
41〜149を、エアポンプ37bによって順番に膨張
・収縮させるとともに、CDプレーヤユニット31によ
って再生した音楽に応じて、第1制御装置3Aによって
音楽同調制御信号を生成し、該音楽同調制御信号によっ
てエアポンプ38bを動作させる。この結果、空気袋1
44が音楽に同調して動作し、被施療者に音楽に合わせ
た刺激を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気袋に対して給
気及び排気を行うことにより、空気袋を膨張・収縮さ
せ、空気袋によって被施療者の身体を揉み又は叩いて該
被施療者の治療を行う空気マッサージ機に関し、特に音
響信号に応じて空気袋を膨張又は収縮させることができ
る空気マッサージ機、及び空気袋に対する給気及び排気
を制御するための制御プログラムを作成するプログラム
作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マット状又は椅子状等の形状をなし、内
蔵される空気袋を膨張・収縮させることにより、その上
に仰向けの状態又は腰掛ける状態とされている被施療者
の身体に対して揉み又は叩き等と同様の刺激を与える空
気マッサージ機が広く普及している。
【0003】図34は、かかる空気マッサージ機の構成
の一例を示す斜視図である。この空気マッサージ機は、
図34に示す如く、角板状のマットレス1及び略直方体
状の本体3を備えている。マットレス1と本体3とは、
電気信号を伝送するための電気ケーブル52a及びエア
ホース40にて接続されている。
【0004】マットレス1には、その長手方向に並べた
状態で複数の空気袋14,14,…が内蔵されている。
これらの空気袋14,14,…は、ステッピングモータ
を有するロータリバルブ(図示せず)を介して前記エア
ホース40に接続されており、ロータリバルブによって
エアホース40と連通する空気袋14が選択され、この
選択された空気袋14のみエアホース40と連通し、そ
の他の空気袋14はロータリバルブを介してマットレス
1の内部へ排気するための排気口へ連通するようになっ
ている。なお、ロータリバルブの構造については、特開
平7−184749号公報等に詳述されているので、そ
の詳しい説明を省略する。
【0005】一方、本体3には、前記エアホース40に
接続されたエアポンプ(図示せず)が内蔵されている。
またCPU、RAM、及びROM等を備えた制御回路も
内蔵しており、本体3の外面に設けられた操作パネル又
は本体3との通信が可能な遠隔操作機を被施療者等が操
作することによって指定された動作を行うべく、該制御
回路によってエアポンプ及びロータリバルブが駆動制御
される。
【0006】このような従来の空気マッサージ機におい
ては、前記操作パネル又は遠隔操作機を操作することに
よって、被施療者に施すマッサージの強さ(被施療者に
与える刺激の強さ)、速さ(被施療者に刺激を与える間
隔及び/又は刺激の長さ)、及び位置(被施療者に刺激
を与える位置)を指定することが出来るようになってい
る。
【0007】この種の空気マッサージ機の多くは、予め
メーカによってプログラムされた各種の動作モードに基
づいて動作するようになっている。かかる動作モードと
しては、例えば全ての空気袋を順番に動作させ、被施療
者の全身に亘って刺激を与える「全身モード」、1つの
空気袋のみを動作させ、被施療者の身体に対して局所的
に刺激を与える「1ポイントモード」、及び3個の相隣
る空気袋を順番に動作させ、被施療者の肩部、腰部、又
は脚部の何れか1つにのみ刺激を与える「3ポイントモ
ード」等が用意されている。このような動作モードが選
択されることにより、マッサージの位置が指定される。
【0008】前記制御回路は、指定されたマッサージの
強さに予め対応付けられている圧力まで空気を圧縮すべ
くエアポンプを制御し、指定されたマッサージの速さに
予め対応付けられたタイミングで空気袋14に対して給
気及び排気を行い、また指定されたマッサージの位置
(動作モード)に予め対応付けられた空気袋14に対し
て前記給気及び排気を行わせるべく、ロータリバルブを
制御する。
【0009】これにより、エアポンプにて圧縮された空
気がエアホース40及びロータリバルブを通じて空気袋
14に供給され、空気袋14が膨張せしめられ、また膨
張した空気袋14からロータリバルブ及び排気口を通じ
て空気が排出される。
【0010】被施療者は、上述したようにマッサージの
強さ、速さ、及び動作モードを指定することによって、
所望の刺激を受けることができるように空気マッサージ
機を操作して使用する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように動作モードはメーカによって予めプログラムさ
れたものであるため、その種類は限られている。そのた
め、被施療者が所望の刺激を受けることができない場合
もあり得る。
【0012】また、そのような限られた種類の動作モー
ドでは、被施療者が各動作モードに係る刺激に慣れてし
まい、刺激が刺激として感じられなくなる場合がある。
このような場合、効果的な治療が期待できないという問
題があった。
【0013】また、近年のような複雑な社会環境におい
ては、肉体的な疲労のみならず、むしろ精神的な疲労を
強く感じることが多いにもかかわらず、従来の空気マッ
サージ機では、肉体に刺激を与えるに過ぎないために、
精神的な疲労を癒すまでには至っていない。
【0014】一方、従来のシーケンス制御を行う場合に
は、制御プログラムを作成するのにプログラミングの専
門知識が必要であり、また、直感的にプログラムの内容
が把握しにくいため、作成に時間が掛かったり、誤りが
生じやすい等の問題がある。
【0015】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、音楽に合わせて空気袋に対して給
気又は排気を行うことによって、変化に富んだ刺激を与
えることができ、しかもリラクゼーション効果を得るこ
とが可能な空気マッサージ機を提供することにある。
【0016】また本発明の他の目的は、空気袋に取り付
けられたバイブレータを音楽に合わせて動作させること
によって、変化に富んだ刺激を与えることができ、しか
もリラクゼーション効果を得ることが可能な空気マッサ
ージ機を提供することにある。
【0017】また本発明の他の目的は、空気マッサージ
機用の制御プログラムを容易に作成することが可能なプ
ログラム作成方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、変化に富
んだ刺激を被施療者に与えることができ、しかも肉体的
な疲労のみではなく、精神的な疲労をも癒すことが可能
な空気マッサージ機を開発すべく、音楽の効用に着目し
た。音楽の効用については様々な研究報告が既になされ
ている。例えば、乳牛に音楽を聴かせることによって乳
の出が良くなり、しかも牛乳の味が良くなったという研
究報告がある。また、酒をクラシック音楽が流れる環境
に置くことによって2級酒が特級酒並みの味に変化し
た、水道水を同様な環境に置いた結果、カルキ臭が消失
して天然水のようになった等の研究報告も存在する。乳
牛であれば音楽を聴くことができるためそのような効果
があることを理解することもできるが、酒及び水等の液
体に何故このように変化が起きるのかは疑問として残
る。ここで、音楽は所定の波長で伝播する波であると考
えた場合、その疑問が解消する。即ち、音楽が流れる環
境に置かれた酒は、伝播された波の作用によって固有振
動を起こすために、長期間に亘って蔵に貯蔵されたのと
同様なゆりかご状態が生じ、その結果味が良くなるもの
と考えられている。また、水の場合、波が伝播すること
で、水のクラスタが整然と配列されたり、そのクラスタ
自体がより小さなクラスタになる等の変化が生じるため
に、味が良くなるものと考えられている。
【0019】ところで、人間の身体のおよそ70%は水
分で構成されている。そのため、上述したような水の変
化は人間の身体にも影響を及ぼすことになる。即ち、水
は細胞を活性化させたり、また身体に有害な物質を体外
に排出させる等の働きを担っているので、人間が音楽の
流れる環境に置かれた場合、人間本来の身体に備わって
いる自然治癒力を向上させることができる。また、好み
の音楽によるリラクゼーション効果もあるために精神的
な疲労を癒す効果もある。そのため、本発明者等は、音
楽を利用することによって、肉体的な疲労と精神的な疲
労との双方を癒すことが可能な空気マッサージ機が実現
できるものと考えた。また、音楽に合わせて空気袋に対
して給気及び排気を行わせることによって変化に富んだ
刺激を被施療者に与えるこことができると考えた。そし
てこれらの知見に基づいて、以下に示す発明をした。
【0020】本発明に係る空気マッサージ機は、空気袋
と、該空気袋に対して給気及び排気を行う給排気装置
と、該給排気装置の動作を制御する制御装置とを備える
空気マッサージ機において、上記制御装置は、音源から
入力される音響信号に基づいて制御信号を生成し、該生
成した制御信号によって上記給排気装置の動作を制御す
べくなしてあることを特徴とする。かかる空気マッサー
ジ機によれば、音響信号に基づいて空気袋に対して給気
及び排気が行われることになるため、音楽に合わせて変
化に富んだ刺激を被施療者に対して与えることができ
る。
【0021】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記入力される音響信号が所定の閾値に達するタイ
ミングに応じて上記給排気装置に上記空気袋に対して給
気又は排気を行わせるための上記制御信号を生成するこ
とも可能である。これにより、音響信号に応じて上記空
気袋に対して給気及び排気を行わせることを容易に実現
することができる。
【0022】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記入力される音響信号の内、特定の周波数帯のみ
を通過せしめるフィルタを有する周波数帯選択装置を具
備する構成とすることも可能である。これにより、音響
信号の加工のバリエーションを増やすことができる。ま
た、例えば、音楽を構成する各パートの夫々を抽出して
利用することができるようになる。
【0023】この場合、上記周波数帯選択装置が、相異
なる複数の上記フィルタを具備しており、該複数のフィ
ルタのうちの特定のフィルタによって通過せしめられた
音響信号を合成することも可能である。これにより、例
えば所望のパートに係る音響信号に応じて上記空気袋に
対する給気及び排気を行わせることができる。
【0024】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記空気袋に対して給気及び排気を行う給排気パタ
ーンを示す給排気パターン情報を予め複数記憶してお
り、上記入力される音響信号に基づいて上記記憶してい
る複数の給排気パターン情報を組み合わせることによっ
て上記制御信号を生成することも可能である。これによ
り、予め用意されている動作モード等の給排気パターン
情報を利用して、音響信号に基づいた上記空気袋に対す
る給気及び排気を実現することができる。
【0025】この場合、上記制御装置は、上記入力され
る音響信号が所定の閾値に達するタイミングに応じて上
記記憶している複数の給排気パターン情報を切り替える
ような構成とすることも可能である。これにより、音楽
に合わせて動作モードが切り替わる等、音楽に合わせて
変化に富んだ刺激を被施療者に与えることができる。
【0026】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記入力される音響信号に基づいて上記空気袋に給
気する給気タイミング、上記空気袋に供給する空気の圧
力、及び上記空気袋から排気する排気タイミングを決定
し、該決定した給気タイミング、圧力、及び排気タイミ
ングを示す上記制御信号を生成することも可能である。
これにより、給排気装置の動作を音響信号に応じて制御
することができるので、音響信号に基づいた上記空気袋
に対する給気及び排気を容易に実現することができる。
【0027】また、本発明に係る空気マッサージ機は、
空気袋と、該空気袋に対して給気及び排気を行う給排気
装置と、該給排気装置の動作を制御する制御装置とを備
える空気マッサージ機において、上記制御装置は、音源
から入力される、相互に関連付けられた複数の音響信号
を含む複合音響信号に基づいて制御信号を生成し、該生
成した制御信号によって上記給排気装置の動作を制御す
べくなしてあることを特徴とする。かかる空気マッサー
ジ機によれば、複合音響信号が相互に関連付けられた複
数の音響信号により構成されているため、音楽に合わせ
て変化に富んだ刺激を被施療者に与えることができる。
【0028】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記入力される複合音響信号に応じて上記空気袋に
供給する空気の圧力並びに上記空気袋へ給気及び排気を
行うタイミングの内の少なくとも一方を調整するための
制御信号を生成することも可能である。これにより、音
楽に応じて被施療者に与える刺激の強さ及び/又は刺激
の継続時間等を変化させることができる。
【0029】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記空気袋に対して給気及び排気を行う給排気パタ
ーンを示す給排気パターン情報を予め複数記憶してお
り、上記入力される複合音響信号に基づいて上記記憶し
ている複数の給排気パターン情報を組み合わせることに
よって上記制御信号を生成することも可能である。これ
により、予め用意されている動作モード等の給排気パタ
ーン情報を利用して、複合音響信号に基づいた上記空気
袋に対する給気及び排気を実現することができる。
【0030】また、上記発明において、上記複合音響信
号が、上記複数の音響信号と該音響信号に対応して上記
空気袋に対して給気及び排気が行われるように作成され
た制御プログラム信号とで構成され、上記制御装置が、
上記入力される複合音響信号から上記制御プログラム信
号を抽出し、該抽出した制御プログラム信号に基づいて
制御信号を生成することも可能である。この場合、制御
プログラム信号が音響信号と対応しているので、音楽に
合わせて、音楽のテンポ又は抑揚にマッチした心地よい
刺激を被施療者に与えることができる。
【0031】また、上記発明において、上記音響信号と
上記制御プログラム信号とが相異なるチャネルを介して
上記音源から上記制御装置へ夫々入力されるような構成
とすることも可能である。これにより、既存の多重化手
法を用いて音響信号及び制御プログラム信号を容易に伝
送することができる。
【0032】また、上記発明において、上記複合音響信
号がアナログ信号であってもよい。これにより、既存の
音響再生装置のオーディオ信号ラインを伝送ラインとし
て用いることができる。
【0033】また、上記複合音響信号がデジタル信号で
あってもよい。これにより、汎用の情報処理機器を利用
して、制御プログラムの作成及び複合音響信号の電送を
容易に行うことができる。
【0034】また、上記発明において、上記複合音響信
号がMIDI信号であり、上記制御装置が、該MIDI
信号を復調することも可能である。これにより、MID
Iシステムを利用して、制御プログラムを視聴覚的に容
易に作成することができ、しかも、複合音響信号の伝送
を容易に行うことができる。
【0035】また、上記発明において、上記音源を管理
しているコンピュータと通信ネットワークを介して通信
するための通信手段を備えており、該通信手段によって
受信された複合音響信号が上記制御装置に入力されるよ
うな構成とすることも可能である。これにより、通信ネ
ットワーク経由で所望の複合音響信号を取得することが
できるようになる。
【0036】また、上記発明において、上記空気袋が、
第1空気袋と、該第1空気袋に取り付けられた第2空気
袋とを具備し、上記給排気装置が、空気を圧縮し、上記
第1空気袋に対して、圧縮した空気を供給する第1ポン
プと、上記第1空気袋及び上記第1ポンプの間に介装さ
れた第1弁と、上記制御装置が生成した制御信号に応じ
た圧力で空気を圧縮し、上記第2空気袋に対して、圧縮
した空気を供給する第2ポンプと、上記第2空気袋及び
上記第2ポンプの間に介装され、上記制御装置が生成し
た制御信号に応じて、上記第2空気袋への給気及び排気
を切り替える第2弁とを具備する構成とすることも可能
である。これにより、第1空気袋を膨張・収縮させるこ
とで、被施療者に対して揉み又は叩き等のマッサージ効
果を奏する刺激を与えることができるとともに、第2空
気袋を音楽に合わせて膨張・収縮させることで、被施療
者に対して変化に富んだ刺激を与えることができ、しか
もリラクゼーション効果を得ることができる。
【0037】また、上記発明において、複数の上記空気
袋を備えており、上記給排気装置が、空気を圧縮する第
1ポンプと、上記空気袋及び上記第1ポンプの間に介装
され、上記第1ポンプが圧縮した空気を複数の上記空気
袋の内の1つに供給すべく、供給先の上記空気袋を切り
替える切替弁と、上記制御装置が生成した制御信号に応
じた圧力で空気を圧縮し、上記空気袋の内の1つに対し
て、圧縮した空気を供給する第2ポンプとを具備する構
成とすることも可能である。これにより、第1ポンプか
ら空気袋へ圧縮空気を供給して、該空気袋を膨張させる
ことで、被施療者に対して揉み又は叩き等のマッサージ
効果を奏する刺激を与えることができるとともに、第2
ポンプによって圧縮した空気を、複数の空気袋の内の1
つに供給して、該空気袋を音楽に合わせて膨張させるこ
とで、被施療者に対して変化に富んだ刺激を与えること
ができ、しかもリラクゼーション効果を得ることができ
る。
【0038】また、本発明に係る空気マッサージ機は、
給気又は排気が行われることにより膨張又は収縮する空
気袋と、該空気袋に取り付けられたバイブレータと、該
バイブレータの動作を制御する制御装置とを備える空気
マッサージ機において、上記制御装置は、音源から入力
される音響信号に基づいて制御信号を生成し、該生成し
た制御信号によって上記バイブレータの動作を制御すべ
くなしてあることを特徴とする。かかる空気マッサージ
機によれば、音響信号に基づいて上記バイブレータを動
作せしめることになるため、音楽に合わせて変化に富ん
だ刺激を被施療者に対して与えることができる。
【0039】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記バイブレータの振動の周波数を制御するための
上記制御信号を生成することも可能である。これによ
り、音響信号に応じて上記バイブレータの動作を変化さ
せることを容易に実現することができる。
【0040】また、上記発明において、上記制御装置
が、上記入力される音響信号の内、特定の周波数帯のみ
を通過せしめるフィルタを有する周波数帯選択装置を具
備する構成とすることも可能である。これにより、音響
信号の加工のバリエーションを増やすことができる。ま
た、例えば、音楽を構成する各パートの夫々を抽出して
利用することができるようになる。
【0041】この場合、上記周波数帯選択装置が、相異
なる複数の上記フィルタを具備しており、該複数のフィ
ルタのうちの特定のフィルタによって通過せしめられた
音響信号を合成することも可能である。これにより、例
えば所望のパートに係る音響信号に応じて上記バイブレ
ータを動作させることができる。
【0042】また、上記発明において、上記生成した制
御信号を記憶する記憶装置を備えることも可能である。
これにより、一度生成した制御信号を容易に再利用する
ことができる。したがって、被施療者は好みの刺激を繰
り返し受けることができるようになる。
【0043】この場合、上記記憶装置が、上記生成した
制御信号と対応する音響信号を、該生成した制御信号と
関連付けて記憶することも可能である。これにより、生
成した制御信号に基づいて上記空気袋へ給排気したり、
上記バイブレータを動作させるとともに、その制御信号
と対応する音響信号を音響として再生すること等が可能
となる。
【0044】また、上記発明において、上記音源を外部
音源としてもよい。これにより、既存の機器を用いて本
発明の空気マッサージ機を容易に実現することができ
る。また、そのような機器を用いるのではなく、外界の
自然音等を利用するような構成であってもよい。
【0045】また、上記発明において、上記音源を内蔵
するような構成としてもよい。これにより、特別な機器
を用意することなく本発明の空気マッサージ機を実現す
ることができる。
【0046】また、上記発明において、上記音響信号を
音響に変換し、該変換した音響を出力する音響出力手段
を備えることも可能である。これにより、被施療者は、
複合音響信号に応じた刺激を受けるとともに、その刺激
にマッチした音楽を聴覚によって楽しむことができる。
よって、リラクゼーション効果が期待できる。
【0047】また、本発明に係るプログラム作成方法
は、表示及び入力が可能なコンピュータを用い、空気マ
ッサージ機における空気袋に対する給気及び排気を制御
するためのプログラムを作成する方法であって、複数の
譜面を並べて表示するステップと、上記複数の譜面のう
ちの1つに所定の音楽を表す楽譜を表示するステップ
と、音符の入力を受け付けた場合、受け付けた音符を上
記複数の譜面のうちの他のものに書き込むステップと、
上記書き込んだ音符に基づいて上記プログラムを作成す
るステップとを有することを特徴とする。かかるプログ
ラム作成方法によれば、音響作品にマッチした制御プロ
グラムを、視聴覚的に容易に作成することができる。
【0048】この場合、上記プログラムを作成するステ
ップが、上記受け付けた音符の音程及び長さの少なくと
も何れか一方に応じて上記空気袋に対する給気及び排気
を行わせるための上記プログラムを作成することも可能
である。これにより、音響作品に応じて刺激の強さを変
化させるような制御プログラムを容易に作成することが
できるようになる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0050】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係る空気マッサージ機の構成の一例を示す斜視図
である。図に示す如く、本発明の実施の形態1に係る空
気マッサージ機は、主としてマットレス1,枕2,及び
本体3から構成されている。
【0051】マットレス1は、この上に標準的な体格の
成人が仰向けに横たわった状態で、該成人の身体各部が
外部にはみ出ない程度の大きさの角板状をなしている。
図2及び図3は、マットレス1の構成を示す部分透過平
面図及び部分透過側面図である。図に示す如く、マット
レス1は、角板状のベース材11と、該ベース材11の
上に載置され、平面視でベース材11と略同寸の長方形
状をなす板状のクッション材12とを、布製のカバー1
3にて覆った状態で構成されている。またマットレス1
は、図2中の矢符で示す方向を頭部側にして被施療者が
横たわった状態で使用される。
【0052】ベース材11はフェルト状であり、マット
レス1の形状を崩さない程度の強度を有するとともに、
マットレス1を一人の人間が容易に持ち運びが可能であ
る程度の重量とされている。またクッション材12は、
ポリウレタンフォーム製であり、上面に波状の凹凸が設
けられている。
【0053】ベース材11の上面中央部には、ベース材
11の長手方向に長い平面視長方形状の凹部11aが設
けられている。この凹部11aと前記クッション材12
とによって構成される空間には、9個の空気袋141,
142,…,149が、凹部11aの長手方向に所定間
隔おきに並べられて配されている。また各空気袋14
1,142,…,149は、その位置がずれないよう
に、凹部11aの底面に固定されている。
【0054】各空気袋141,142,…,149に
は、エアホース41,42,…,49が夫々接続されて
おり、各エアホース41,42,…,49は、マットレ
ス1の内部を配管され、マットレス1に内蔵されたロー
タリバルブ51に接続されている。ロータリバルブ51
は、10個のポートを有しており、この内の9個のポー
トの夫々に、エアホース41,42,…,49が接続さ
れている。ロータリバルブ51の残りの1つのポート
は、マットレス1の外面に露出せしめられており、この
ポートには、一端が本体3に接続されたエアホース40
の他端が接続されている。またロータリバルブ51に
は、ステッピングモータが内蔵されており(図示せ
ず)、ステッピングモータの動作によってポート間の接
続が切り替えられ、これにより本体3に連通される空気
袋141,142,…,149が順次切り替えられるよ
うになっている。このとき、空気袋141,142,
…,149の内の2以上が同時に本体3に連通されない
ようになっており、空気袋141,142,…,149
の内、前回本体3に連通されていた1つは、ロータリバ
ルブ51に設けられた排気口に接続され、外気に連通さ
れるようになっている。更に、残りの空気袋に接続され
たポートは閉塞されるようになっている。
【0055】また、マットレス1の内部のロータリバル
ブ51の横には、本体3と電気ケーブル52aにて接続
された第2制御装置52が配置されている。該第2制御
装置52は、ロータリバルブ51と電気的に接続されて
おり、ロータリバルブ51に設けられたバルブ位置検出
センサ(図示せず)にて発生された検出信号及び本体3
から送信された動作指示信号を受信し、内蔵するCP
U,メモリ等(図示せず)によって、前記検出信号及び
動作指示信号に応じてロータリバルブ51のステッピン
グモータの制御量を演算し、演算結果に応じた制御信号
をロータリバルブ51へ伝送するようになっている。
【0056】また、空気袋144に接続されたエアホー
ス44の中間部分は分岐しており、分岐先がマットレス
1の外面に設けられたホースジョイントを介してエアホ
ース441に連結されている。更にエアホース441の
先端は本体3に接続されている。
【0057】マットレス1の頭部側上面に載置された枕
2には、スピーカ21が設けられている。このスピーカ
21からは、電気ケーブル23が延設されており、この
電気ケーブル23の先端が、マットレス1の頭部側端面
に設けられたスピーカ出力端子24に接続されている。
またスピーカ出力端子24は、電気ケーブル23によっ
て第2制御装置52に接続されており、第2制御装置5
2から出力された音響信号はスピーカ21に伝送され、
これによりスピーカ21から可聴音を出力することが出
来る。
【0058】次に、本体3の構成について説明する。図
1に示すように、本体3は略直方体形状をなしており、
その正面に、エアホース40,441及び電気ケーブル
52aが接続されている。また本体3の正面部分には、
キー入力が可能な操作部32と、LCD又は有機EL等
で構成された表示部33とが設けられれている。被施療
者は、操作部32を操作することで刺激の強さ、治療時
間等を設定する。このようにして被施療者によって設定
された内容は表示部33にて表示され、その設定に応じ
た指示信号が電気ケーブル52aを通じてマットレス1
へ伝送される。また本体3の上面部には、CDプレーヤ
ユニット31が設けられており、CDプレーヤユニット
31によって再生された音響信号が、前記電気ケーブル
52aを通じてマットレス1へ伝送されるようになって
いる。ここで、音響信号とは、再生されたときに何らか
の音響効果を奏するような信号をいうものとする。この
ような音響信号は、前述した如くスピーカ21によって
可聴音に変換され出力されるとともに、後述するように
空気袋144を膨張させるために用いられる。
【0059】また、本体3とは別個に、空気マッサージ
機を遠隔操作するための遠隔操作機3aが設けられてお
り、本体3の正面には、遠隔操作機3aから送信された
赤外線信号を受信するための受信部34が設けられてい
る。従って、被施療者は、前記操作部32だけでなく、
この遠隔操作機3aによっても空気マッサージ機を操作
することができる。
【0060】なお、図1ではCDプレーヤユニット31
を本体3に内蔵する構成としているが、本発明の空気マ
ッサージ機はこのような構成に限定されるわけではな
く、図4に示すように外部音源たるCDプレーヤユニッ
ト31を本体3に接続するような構成であってもよい。
【0061】また、音源はCDプレーヤユニット31に
限らず、例えばレコードプレーヤ、MDプレーヤ、MI
DI音源、テープデッキ等の音響再生装置であってもよ
く、テレビチューナ、ラジオ等であってもよい。さら
に、空気マッサージ機がマイクロフォンを備えることに
よって外界の自然音等を利用するような構成であっても
よい。
【0062】図5は、本発明の実施の形態1に係る空気
マッサージ機の構成を示すブロック図である。図5に示
すように、本体3は、CPU、ROM、及びRAM等か
らなる制御回路34と、音響信号の周波数帯を選択して
通過せしめる複数のフィルタ(図示せず)を備えた周波
数帯選択回路35と、選択された音響信号の波形を変換
する波形変換回路36と、駆動回路37a,38aと、
該駆動回路37a,38aによって夫々駆動せしめられ
るエアポンプ37b,38bとを備えている。また、制
御回路34、周波数帯選択回路35、及び波形変換回路
36によって、第1制御装置3Aが構成されている。
【0063】上記制御回路34は、図1を参照して上述
した操作部32及び表示部33と接続されている。かか
る操作部32は、制御回路34に対して各種の指示を行
うために用いられ、表示部33は、制御回路34の処理
内容を表示するために用いられる。
【0064】また、上記制御回路34は駆動回路37a
に接続されており、駆動回路37aへ、被施療者によっ
て設定された内容に応じた制御信号(以下、音楽非同調
制御信号という)を出力するようになっている。そし
て、駆動回路37aは、前記音楽非同調制御信号に応じ
て、設定されたタイミングで、設定された圧力にて空気
を圧縮すべく、エアポンプ37bを駆動せしめる。
【0065】更に、上記制御回路34は、マットレス1
の第2制御装置52に内蔵された制御回路521に接続
されており、被施療者によって設定された内容に応じた
指示信号を前記制御回路521へ出力するようになって
いる。制御回路521は前記指示信号を受け、被施療者
が設定したタイミングで、エアポンプ37bによって発
生された圧縮空気を供給する空気袋を切り替えるべく、
ロータリバルブ51へ音楽非同調制御信号を送信する。
【0066】また、図5に示す如く、本体3に内蔵され
るCDプレーヤユニット31は、周知のものであり、デ
ジタルの音響データが記録されたCD60を装着せしめ
て駆動し、そのCD60から再生ヘッド311で音響デ
ータを読み取り、その読み取った音響データをデコード
回路312で復号化し、その復号化した音響データをバ
ンドパスフィルタ313を通した後D/A変換回路31
4でアナログ化して音響信号として出力するように構成
されている。なお、このようにバンドパスフィルタ31
3を通すのは、デジタル化されたオーディオ信号を復調
する際に生じるノイズを除去し、人間の可聴周波数、す
なわち20Hz〜20KHzの周波数のみを通過させる必
要があるためである。
【0067】このようにしてCDプレーヤユニット31
から出力されるアナログ化された音響信号は、Lチャネ
ル及びRチャネルのステレオ化されたオーディオ信号で
あり、このオーディオ信号は、増幅回路39及び上記周
波数選択回路35に入力される。増幅回路39に入力さ
れたオーディオ信号は、その信号レベルが所定の増幅率
で増幅された後、マットレス1の第2制御装置52に入
力される。このようにして第2制御装置52に入力され
たオーディオ信号は、スピーカ出力端子24からマット
レス1の外部へ出力され、枕2が備えるスピーカ21に
入力される。ここで、スピーカ21は入力されたオーデ
ィオ信号を可聴音に変換して出力する。
【0068】一方、上記周波数帯選択回路35は、上記
フィルタとして、例えば、所定の周波数より高い周波数
のみを通過せしめるハイパスフィルタ、所定の周波数よ
り低い周波数のみを通過せしめるローパスフィルタ、特
定周波数帯の信号のみを通過せしめるバンドパスフィル
タ等を備えている。
【0069】また、上記波形変換回路36は、図6に示
すように、ダイオード36dを備えており、半波整流機
能を有している。図6において、(a)は音響信号の波
形を、(b)は上記回路を、(c)はこの回路からの出
力信号を夫々示している。なお、オペアンプの帰還ルー
プ内にダイオードを入れた所謂理想ダイオード回路を用
いて、半波整流回路を構成してもよい。また、半波整流
機能の他に、微分回路、積分回路を備えて、微分機能、
積分機能を有するような構成であってもよいし、半波整
流でなく、全波整流する機能を有するような構成であっ
てもよい。
【0070】このような構成により、周波数帯選択回路
35により抽出された音響信号を、波形変換回路36に
よって整流してエアポンプ38bを駆動するに十分な電
力を有する制御信号(本発明に係る制御信号、以下音楽
同調制御信号という)を形成し、これを駆動回路38a
に与えて、前記音響信号に応じたタイミング及び/又は
圧力で空気を圧縮すべく、エアポンプ38bを駆動す
る。
【0071】エアポンプ38bには、ピストンポンプ、
ベーンポンプ、又は歯車ポンプ等が用いられ、駆動回路
38aは、その入力信号によってエアポンプ38bを駆
動させるに足る電力が供給された場合に、エアポンプ3
8bを駆動して圧縮空気を発生させ、入力信号の信号レ
ベルが略0であり、エアポンプを駆動させるだけの電力
が供給されない場合に、エアポンプ38bを駆動せず、
それ以上空気を圧縮させないようになっている。また、
エアポンプ38bと空気袋144との間には、逆止弁
(図示せず)が設けられており、空気袋144の内部の
圧力の方が、エアポンプ38bにて発生した圧縮空気の
圧力よりも大きいときに、空気袋144からエアポンプ
38bへ空気が逆流することを防止するようになってい
る。
【0072】次に、以上のように構成された空気マッサ
ージ機の動作について説明する。被施療者は、枕2の上
に頭を載せる状態で、マットレス1の上に仰向けに横た
わる。次に、刺激の強さ、即ちエアポンプ37bの出力
側の空気圧の高さ、及び膨張させる空気袋の切替タイミ
ング、即ち1つの空気袋を膨張させる時間を操作部32
を用いて入力する。そして、所望のCD60をCDプレ
ーヤユニット31に装着し、所望の曲を選択し、再生ボ
タンを押す。
【0073】制御回路34は、操作部32によって受け
付けた設定圧力の圧縮空気を発生させるべく、駆動回路
37aへ音楽非同調制御信号を出力する。駆動回路37
aは、入力した音楽非同調制御信号に応じてエアポンプ
37bを駆動し、この結果、エアポンプ37bからは設
定圧力の圧縮空気が発生される。
【0074】また、制御回路34は、操作部32によっ
て受け付けた切替タイミングにて膨張させる空気袋を切
り替えるべく、マットレス1の第2制御装置52へ指示
信号を出力する。制御回路521がこの指示信号を受
け、ロータリバルブ51のステッピングモータを前記切
替タイミング毎に間欠駆動すべく、前記指示信号に応じ
た音楽非同調制御信号をロータリバルブ51へ出力す
る。そして、ロータリバルブ51が動作する。
【0075】このような動作によって、空気袋141,
142,…,149が順番に膨張・収縮せしめられ、被
施療者に刺激が与えられる。
【0076】一方、CDプレーヤユニット31は、選択
された曲に係るオーディオ信号を周波数帯選択回路35
及び増幅回路39へ出力する。増幅回路39に入力され
たオーディオ信号は、その信号レベルが増幅された後、
スピーカ21に入力される。そして、スピーカ21は、
上述したように、入力されたオーディオ信号を可聴音に
変換して出力する。これにより被施療者はCD60に記
録されている音楽を聴くことができる。
【0077】また、周波数帯選択回路35に入力された
オーディオ信号は、特定の一のフィルタにかけられる。
ここで用いられるフィルタは、被施療者が選択すること
ができるようにしてもよく、自動的に選択されるように
してあってもよい。なお、このようにしてフィルタを選
択することによって、音楽を構成する各パートのうち所
望のパートに係るオーディオ信号を抽出して利用するこ
とができる。
【0078】このようにして周波数帯選択回路35にて
フィルタにかけられて通過したオーディオ信号は、波形
変換回路36にて図7に示すような波形の信号に変換さ
れる。そして、この変換後のオーディオ信号(音楽同調
制御信号)が駆動回路38aに出力される。
【0079】駆動回路38aは、入力された音楽同調制
御信号に応じてエアポンプ38bを駆動する。駆動回路
38aは、上述したように、入力された音楽同調制御信
号によってエアポンプ38bを駆動させるに足る電力が
供給された場合にのみ、エアポンプ38bを駆動する。
従って、図7に示すようなタイミングでエアポンプ38
bの駆動・停止が切り替えられることになる。つまり、
周波数帯選択回路35によって選択されたパートの音が
発生する場合、即ち波形変換回路36から出力される音
楽同調制御信号の信号レベルが略0以外の場合には、エ
アポンプ38bが駆動されて空気袋144が膨張し、前
記パートの音が発生していない場合、即ち前記音楽同調
制御信号の信号レベルが略0の場合には、エアポンプ3
8bが駆動されず空気袋144が膨張しない。これによ
り、被施療者は、選択された曲をスピーカ21を通じて
聴きながらその曲に応じた刺激を受けることができるた
め、リラクゼーション効果を得ることができる。そのた
め、肉体的な疲労のみならず精神的な疲労をも癒すこと
ができる。
【0080】ところで、上述したように、周波数帯選択
回路35が入力されたオーディオ信号を特定の一のフィ
ルタにかけるのではなく、複数のフィルタにかけて得ら
れた信号を合成するような構成とすることも可能であ
る。この場合の処理の内容を図8に示す。
【0081】図8(x)は、周波数帯選択回路35が有
するローパスフィルタによって通過せしめられたオーデ
ィオ信号を、(y)は同じくバンドパスフィルタによっ
て通過せしめられたオーディオ信号を、(z)は同じく
ハイパスフィルタによって通過せしめられたオーディオ
信号を夫々示している。周波数帯選択回路35は、この
ようにして通過された複数のオーディオ信号を合成し
て、図8(a)に示すようなオーディオ信号を生成す
る。そして、そのオーディオ信号を波形変換回路36に
出力する。なお、ここではローパスフィルタ、バンドパ
スフィルタ、ハイパスフィルタの3つのフィルタによっ
て通過せしめられたオーディオ信号を合成しているが、
このフィルタとして所望のものを選択することによっ
て、音楽を構成する各パートのうち所望の複数のパート
に係るオーディオ信号を抽出して利用することができる
ようになる。かかる構成の場合、複数のパートに係るオ
ーディオ信号に応じて空気袋144が膨張することにな
るため、より音楽にマッチした刺激を受けることができ
る。
【0082】(実施の形態2)図9は、本発明の実施の
形態2に係る空気マッサージ機の構成を示すブロック図
である。図9に示す如く、実施の形態2に係る空気マッ
サージ機は、波形変換回路36と制御回路34とが接続
されており、波形変換回路36の出力信号が、駆動回路
38aではなく、制御回路34に与えられるようになっ
ている。また、制御回路34と駆動回路38aとが接続
されており、制御回路34にて生成された制御信号(音
楽同調制御信号)が駆動回路38aに与えられるように
なっている。
【0083】なお、実施の形態2に係る空気マッサージ
機のその他の構成は、実施の形態1に係る空気マッサー
ジ機の構成と同様であるので、同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0084】上述したように、波形変換回路36から出
力されたオーディオ信号は、制御回路34に与えられ
る。図10に示す如く、制御回路34は、前記オーディ
オ信号の信号レベルと、予め設定された閾値Tとを比較
し、前記オーディオ信号の信号レベルが閾値Tを越えた
ときのみ、エアポンプ38bを駆動すべく、音楽同調制
御信号を生成し、この音楽同調制御信号を駆動回路38
aに出力する。その結果、駆動回路38aは、図10に
示すようなタイミングでエアポンプ38bの駆動・停止
を切り替えることになる。エアポンプ38bが駆動され
たときには、空気袋144に圧縮空気が送り込まれ、空
気袋144が膨張する。これにより、被施療者は、選択
された曲をスピーカ21を通じて聴きながらその曲に応
じた刺激を受けることができるため、リラクゼーション
効果を得ることができる。そのため、肉体的な疲労のみ
ならず精神的な疲労をも癒すことができる。
【0085】また、制御回路34は、被施療者からの指
示にしたがって、このようにして生成した音楽同調制御
信号を、内蔵するメモリ341に記憶することができ
る。この場合、かかる音楽同調制御信号と対応するオー
ディオ信号を関連付けて記憶するようにする。これによ
り、被施療者は、次回からはCDプレーヤユニット31
にて曲を再生させることなく、その曲を聴きながら好み
の刺激を受けることができるようになる。
【0086】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。図11は、メモリ341の他の構成例を示す機能
ブロック図である。図11に示すように、メモリ341
は、3段階のエアポンプ37bの設定圧力用の制御信号
を記憶している。具体的には、3つの内の最も高い設定
圧力であり、被施療者に対して強い刺激を与えることが
できる「強」、3つの内の中間の設定圧力であり、被施
療者に対して標準的な刺激を与えることができる
「中」、3つの内の最低の設定圧力であり、被施療者に
対して弱い刺激を与えることができる「弱」の3つの設
定圧力用の制御信号(弱モード用制御信号341a、中
モード用制御信号341b、強モード用制御信号341
c)をメモリ341が夫々記憶している。
【0087】また、本変形例では、上述したように設定
されている閾値Tが1つではなく、3つの閾値T1,T
2,T3が予め設定されている。制御回路34は、波形
変換回路36から受けた図12(a)に示すような波形
のオーディオ信号が予め設定されている閾値T1、T
2、T3に達するタイミングで、メモリ341から弱モ
ード用制御信号341a、中モード用制御信号341
b、強モード用制御信号341cを読み出し、これを音
楽同調制御信号として駆動回路37aに対して出力す
る。その結果、駆動回路37aは、図12(b)に示す
ような、出力信号が各閾値T1,T2,T3に達するタ
イミングで設定圧力が切り替わることになる。なお、図
12(b)では、設定圧力が予め「中」に設定されてい
る場合を示している。これにより、オーディオ信号に応
じて設定圧力が切り替わることになるため、被施療者は
変化に富んだ刺激を受けることができる。
【0088】なお、本実施の形態においては、3段階の
設定圧力の制御信号を予めメモリ341に記憶してお
き、オーディオ信号の信号レベルに応じて前記設定圧力
を変更すべく、駆動回路37aへ出力する制御信号を切
り替えて、音楽同調制御信号とする構成について述べた
が、これに限定されるものではなく、例えば、3段階の
切替タイミングの指示信号を予めメモリ341に記憶し
ておき、オーディオ信号の信号レベルに応じて前記切替
タイミングを変更すべく、第2制御装置52へ出力する
指示信号を切り替え、第2制御装置52によって前記指
示信号に応じた音楽同調制御信号を生成して、ロータリ
バルブ51へ出力する構成としてもよい。
【0089】(実施の形態3)図13は本発明の実施の
形態3に係る空気マッサージ機のマットレス1の構成を
示す部分透過平面図である。また図14は、本発明の実
施の形態3に係る空気マッサージ機の構成を示すブロッ
ク図である。実施の形態3に係る空気マッサージ機にお
いては、空気袋144の上部にこれより小型の空気袋1
44aが配置されて、マットレス1が構成されている。
また、空気袋144に接続されたエアホース44は分岐
しておらず、空気袋144はロータリバルブ51とのみ
連結されている。一方、前記空気袋144aには、エア
ホース44aの一端が接続されており、このエアホース
44aの他端が、ソレノイドバルブ53に接続されてい
る。該ソレノイドバルブ53は3つのポートを有してお
り、その内の1つに前記エアホース44aの他端が接続
されており、他の1つにエアホース44bの一端が接続
されている。また、前記ソレノイドバルブ53の残りの
1つのポートは、排気ポートとされており、マットレス
1の内部で開口している。更に、前記エアホース44b
の他端は、本体3のエアポンプ38bに接続されてい
る。
【0090】ソレノイドバルブ53は、制御回路521
と接続されており、該制御回路521から入力される制
御信号によって、内蔵するソレノイドの非励磁・励磁の
切替が行われることにより、エアホース44aとエアホ
ース44bとを連通させる状態と、エアホース44aと
外気とを連通させる状態とを切り替えるようになってい
る。
【0091】また、波形変換回路36は、駆動回路38
aと制御回路34とに接続されており、この波形変換回
路36からの出力信号が、駆動回路38a及び制御回路
34の両方に与えられるようになっている。
【0092】実施の形態3に係る空気マッサージ機のそ
の他の構成は、実施の形態1に係る空気マッサージ機の
構成と同様であるので、同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0093】次に、実施の形態3に係る空気マッサージ
機の動作について説明する。図15は、実施の形態3に
係る空気マッサージ機の動作の流れを示すフローチャー
トである。被施療者は、枕2の上に頭を載せる状態で、
マットレス1の上に仰向けに横たわり、刺激の強さ、即
ちエアポンプ37bの出力側の空気圧の高さ、及び膨張
させる空気袋の切替タイミング、即ち1つの空気袋を膨
張させる時間を操作部32を用いて入力する。そして、
所望のCD60をCDプレーヤユニット31に装着し、
所望の曲を選択し、再生ボタンを押す。
【0094】操作部32に入力されたデータは、制御回
路34のCPUに与えられ(ステップ301)、該CP
Uは、入力された設定圧力及び切替タイミングに応じた
指示信号及び音楽非同調制御信号を、制御回路34が内
蔵するROMからRAMへ読み出して、前記音楽非同調
制御信号を駆動回路37aへ出力し(ステップ30
2)、制御回路34に内蔵されるインタフェースに、前
記指示信号を第2制御装置52へ送信させる(ステップ
303)。
【0095】駆動回路37aは、前記音楽非同調制御信
号に応じて、設定圧力の圧縮空気を発生すべく、エアポ
ンプ37bを駆動する。また、第2制御装置52が内蔵
するインタフェースによって、前記指示信号が受信さ
れ、この指示信号が制御回路521が内蔵するCPUに
与えられる(ステップ304)。前記指示信号には、ロ
ータリバルブ51の切替タイミングの情報が含まれてお
り、前記CPUは、この指示信号に応じて、音楽非同調
制御信号をロータリバルブ51へ出力する(ステップ3
05)。この結果、ロータリバルブ51が内蔵するステ
ッピングモータが、前記音楽非同調制御信号に応じて、
前記切替タイミング毎に間欠駆動せしめられる。
【0096】また、制御回路34のCPUは、後述する
カウンタCを0にセットする(ステップ306)。とこ
ろで、CDプレーヤユニット31から出力されたオーデ
ィオ信号は増幅回路39によって増幅され、スピーカ2
1へ与えられる。これにより、スピーカ21が前記オー
ディオ信号を可聴音として出力し、被施療者がCD60
に記録されている音楽を聴くことができる。
【0097】CDプレーヤユニット31から周波数帯選
択回路35へ入力されたオーディオ信号は、上述したよ
うに、フィルタにかけられ、波形変換回路36に与えら
れて変換される。波形変換回路36から出力されたオー
ディオ信号(音楽同調制御信号)は、駆動回路38a及
び制御回路34に与えられる。
【0098】駆動回路38aは、上述したように、エア
ポンプ38bを前記音楽同調制御信号に応じて駆動す
る。また、制御回路34のCPUは、オーディオ信号
(音楽同調制御信号)の信号レベルと、所定の閾値とを
比較する(ステップ307)。前記信号レベルが前記閾
値未満である場合には、ステップ307を繰り返す。ま
た、前記信号レベルが前記閾値以上である場合、カウン
タCを1だけインクリメントする(ステップ308)。
次に、カウンタCが3未満であるか否かを判別し(ステ
ップ309)、カウンタCが3未満である場合には、ス
テップ307に処理を戻す。ステップ309において、
カウンタCが3以上である場合、前記CPUは、制御回
路34が内蔵するインタフェースに、ソレノイドバルブ
53のソレノイドを励磁すべく指示する指示信号を第2
制御装置52へ送信させる(ステップ310)。そし
て、ステップ306へ処理を戻す。
【0099】第2制御装置52のインタフェースによっ
て、前記指示信号が受信され、この指示信号が制御回路
521のCPUに与えられる(ステップ311)。この
CPUは、前記指示信号が与えられたタイミングで、ソ
レノイドバルブ53のソレノイドを所定時間励磁すべ
く、音楽同調制御信号をソレノイドバルブ53へ出力す
る(ステップ312)。
【0100】従って、前記指示信号が第2制御装置52
に送信されていない間は、ソレノイドバルブ53のソレ
ノイドが非励磁状態であり、エアホース44aとエアホ
ース44bとが連通されているので、エアポンプ38b
から圧縮空気が空気袋144aに供給される。また、前
記オーディオ信号の信号レベルが前記閾値を3回越える
毎に、前記指示信号が第2制御装置52へ送信され、こ
れによって、第2制御装置52が前記指示信号を受信し
たタイミングで、ソレノイドバルブ53のソレノイドが
所定時間励磁される。このとき、エアホース44aと外
気とが連通され、空気袋144a内の空気が排出され
る。これにより、被施療者は、選択された曲をスピーカ
21を通じて聴きながらその曲に応じた刺激を受けるこ
とができるため、リラクゼーション効果を得ることがで
きる。そのため、肉体的な疲労のみならず精神的な疲労
をも癒すことができる。
【0101】なお、ソレノイドバルブ53に排気動作を
行わせるタイミングは、エアポンプ38bが3回駆動さ
れる都度に限定されず、3回未満駆動される都度であっ
てもよいし、4回以上駆動される都度であってもよい。
また、空気袋144aの内圧を既存の圧力センサによっ
て測定し、前記内圧が所定の圧力以上となった場合に、
ソレノイドバルブ53に排気動作を行わせる構成として
もよい。
【0102】(実施の形態4)図16は、本発明の実施
の形態4に係る空気マッサージ機のマットレス1の構成
を示す部分透過平面図である。また図17は、本発明の
実施の形態4に係る空気マッサージ機の構成を示すブロ
ック図である。実施の形態4に係る空気マッサージ機に
おいては、空気袋144に接続されたエアホース44は
分岐しておらず、空気袋144はロータリバルブ51と
のみ連結されている。また、空気袋141,144の上
部には、バイブレータ7が夫々2つずつ配置されてい
る。
【0103】また、実施の形態4に係る空気マッサージ
機の本体3には、1組の駆動回路37a及びエアポンプ
37bが設けられているだけであり、該本体3に内蔵さ
れる波形変換回路36は、各バイブレータ7に接続され
ている。バイブレータ7は、例えば直流モータの出力軸
に偏心質量が取り付けられて構成されており、入力電圧
が増加するに従って、振動の周波数が増大するような特
性を有している。
【0104】なお、上記波形変換回路36は、整流機能
を有した平滑回路、例えば図18に示すような半波整流
平滑回路36a、または図19に示すような全波整流平
滑回路36bを備えていてもよい。図18及び図19に
おいて、(a)は音響信号の波形を、(b)は上記回路
を、(c)は平滑回路からの出力信号を夫々示してお
り、また符号36dはダイオードを、符号36cはコン
デンサを、符号36rは抵抗を夫々示している。また、
平滑回路の代わりに、例えば微分回路、積分回路等を用
いるような構成であってもよい。
【0105】また、実施の形態4に係る空気マッサージ
機のその他の構成は、実施の形態1に係る空気マッサー
ジ機の構成と同様であるので、同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0106】以上の如き構成により、波形変換回路36
から出力されたオーディオ信号(音楽同調制御信号)
は、各バイブレータ7に与えられる。この結果、前記音
楽同調制御信号の信号レベル(電圧値)に応じた周波数
でバイブレータ7が動作する。これにより、被施療者
は、選択された曲をスピーカ21を通じて聴きながらそ
の曲に応じた刺激を受けることができるため、リラクゼ
ーション効果を得ることができる。そのため、肉体的な
疲労のみならず精神的な疲労をも癒すことができる。
【0107】なお、例えば図2及び図4に示すように、
本体3に駆動回路38a及びエアポンプ38bを設け、
該エアポンプ38bから空気袋144へ圧縮空気を供給
することを可能とするとともに、周波数帯選択回路35
に2以上のフィルタを設け、一のフィルタを通過した後
に波形変換回路36にて整流されて得られたオーディオ
信号(音楽同調制御信号)を各バイブレータに与え、他
のフィルタを通過した後に波形変換回路36にて整流さ
れて得られたオーディオ信号(音楽同調制御信号)を駆
動回路38aに与えるように構成してもよい。このよう
に構成することにより、例えば音楽の低音のパートに応
じてエアポンプ38bを駆動し、前記音楽の高音のパー
トに応じてバイブレータ7を動作させることができ、音
楽に応じて種類の異なる複数の刺激を同時に被施療者に
与えることができる。
【0108】また、本実施の形態4においては、波形変
換回路36からの出力信号を直接バイブレータ7に与え
る構成としたが、これに限定されるものではなく、例え
ば波形変換回路36からの出力信号(オーディオ信号)
を制御回路34に与え、該制御回路34によってこの信
号の信号レベルを所定の閾値と比較し、該閾値を前記信
号レベルが越えるときにだけバイブレータ7を所定の周
波数で振動させるべく制御回路34からバイブレータ7
へ音楽同調制御信号を出力する構成としてもよい。更に
この場合には、前記閾値を複数設け、何れの閾値を前記
信号レベルが越えたかによって、振動させるバイブレー
タ7を切り替えるように構成してもよいし、バイブレー
タ7を振動させる周波数を変化させるように構成しても
よい。
【0109】(実施の形態5)図20は、本発明の実施
の形態5に係る空気マッサージ機の構成を示すブロック
図である。実施の形態5に係る空気マッサージ機におい
ては、空気袋144に接続されたエアホース44は分岐
しておらず、空気袋144はロータリバルブ51とのみ
連結されている。また、本体3には、1組の駆動回路3
7a及びエアポンプ37bが設けられているだけであ
る。
【0110】なお、実施の形態5に係る空気マッサージ
機のその他の構成は、実施の形態2に係る空気マッサー
ジ機の構成と同様であるので、同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0111】また、制御回路34に内蔵されるメモリ3
41には、3つの動作モードに係る指示信号が記憶され
ている。具体的には、全ての空気袋141〜149を順
番に動作させ、被施療者の全身に亘って刺激を与える
「全身モード」を実行させるための全身モード用指示信
号341d,1つの空気袋141のみを動作させ、被施
療者の肩に対して局所的に刺激を与える「肩モード」を
実行させるための肩モード用指示信号341e、及び3
個の相隣る空気袋144,145,146を順番に動作
させ、被施療者の腰部にのみ刺激を与える「腰モード」
を実行させるための腰モード用指示信号341fがメモ
リ341に夫々記憶されている。
【0112】更に、制御回路521に内蔵されるメモリ
522には、前述した3つの動作モードに夫々対応した
全身モード用制御信号522d、肩モード用制御信号5
22e、及び腰モード用制御信号522fが記憶されて
いる。全身モード用指示信号341d、肩モード用指示
信号341e、及び腰モード用指示信号341fの内の
何れかが制御回路34から制御回路521へ出力された
場合には、全身モード用制御信号522d、肩モード用
制御信号522e、及び腰モード用制御信号522fの
うちのこれに対応する信号がメモリ522から読み出さ
れ、音楽同調制御信号としてロータリバルブ51へ出力
される。
【0113】ロータリバルブ51には、前述したステッ
ピングモータを駆動する駆動回路(図示せず)が内蔵さ
れており、制御回路521から出力された全身モード用
制御信号522d、肩モード用制御信号522e、又は
腰モード用制御信号522fは、前記駆動回路に与えら
れる。この駆動回路に全身モード用制御信号522dが
与えられた場合、該駆動回路が発生するパルス信号によ
ってステッピングモータが間欠駆動されて、所定の時間
間隔で、空気袋141〜149が順番に動作する。
【0114】また、前記駆動回路に肩モード用制御信号
522eが与えられた場合、前記駆動回路が発生するパ
ルス信号により、エアホース41にエアホース40が連
通される状態と、エアホース42〜49の何れか(例え
ばエアホース42)にエアホース40が連通される状態
とが所定の時間間隔毎に切り替えられる。このとき、制
御回路34は、エアホース41にエアホース40が連通
されている状態の場合にエアポンプ37bを駆動させ、
エアホース42〜49の何れかにエアホース40が連通
されている状態の場合にエアポンプ37bを停止させる
ように、駆動回路37aに制御信号を出力する。これに
よって、エアホース41にエアホース40が連通されて
いる状態では、エアポンプ37bから空気袋141へ圧
縮空気が供給され、空気袋141が膨張し、またエアホ
ース42〜49の何れかにエアホース40が連通されて
いる状態では、エアポンプ37bが停止しているので、
空気袋142〜149の何れも膨張せず、またエアホー
ス41が排気口と連通されているので、空気袋141内
の空気が外部へ排出され、空気袋141が収縮する。
【0115】更に、前記駆動回路に腰モード用制御信号
522fが与えられた場合、前記駆動回路が発生するパ
ルス信号により、エアホース44〜47にエアホース4
0が順番に連通される。このとき、制御回路34は、エ
アホース44〜46にエアホース40が連通されている
状態の場合にエアポンプ37bを駆動させ、エアホース
47にエアホース40が連通されている状態の場合にエ
アポンプ37bを停止させるように、駆動回路37aに
制御信号を出力する。これによって、エアホース44〜
46の何れかにエアホース40が連通されている状態で
は、エアポンプ37bから空気袋144〜146の何れ
かへ圧縮空気が供給され、またエアホース47にエアホ
ース40が連通されている状態では、エアポンプ37b
が停止しているので、何れの空気袋も膨張せず、またエ
アホース46が排気口と連通されているので、空気袋1
46内の空気が外部へ排出され、空気袋146が収縮す
る。従って、空気袋144〜146が順番に動作するこ
ととなる。なお、エアホース46にエアホース40を連
通させた状態の後は、エアホース41〜49のうちエア
ホース46を除く何れにエアホース40を連通させても
よい。
【0116】また、本実施の形態では、実施の形態2の
変形例と同様に、3つの閾値T1,T2,T3が予め設
定されている。制御回路34は、波形変換回路36から
受けた図21(a)に示すような波形のオーディオ信号
が予め設定されている閾値T1、T2、T3に達するタ
イミングで、メモリ341から全身モード用指示信号3
41d、肩モード用指示信号341e、腰モード用指示
信号341fを読み出し、それぞれの指示信号を制御回
路521に対して出力する。その結果、制御回路521
は、前記オーディオ信号が前記閾値T1,T2,T3に
達するタイミングで、全身モード用制御信号522d、
肩モード用制御信号522e、腰モード用制御信号52
2fを読み出し、それぞれの制御信号を音楽同調制御信
号としてロータリバルブ51へ出力する。その結果、図
21(b)に示すような、出力信号が各閾値T1,T
2,T3に達するタイミングで動作モードが切り替わる
ことになる。これにより、オーディオ信号に応じて動作
モードが切り替わることになるため、被施療者は変化に
富んだ刺激を受けることができる。
【0117】(実施の形態6)図22は、本発明の実施
の形態6に係る空気マッサージ機の構成を示すブロック
図である。図22に示すように、実施の形態2に係る空
気マッサージ機の本体3は、音源として、MIDI(Mu
sical Instrument Digital Interface)シーケンサ31
を用いている。このMIDIシーケンサ31は、本体3
に内蔵され、MIDIシーケンスソフトがインストール
されたマイコン82と該マイコン82に接続されたCD
−ROMドライブ81とを有している。CD−ROMド
ライブ81にはMIDIメッセージが記録されたCD−
ROM61が装着(ローディング)される。MIDIシ
ーケンサ31にはMIDIインタフェース30aを介し
て第1制御装置3Aを構成する信号処理回路342とオ
ーディオ信号化回路30bとが接続されている。また、
信号処理回路342には、制御回路34に内蔵されるC
PU343が接続されている。さらに、オーディオ信号
化回路30bには上記スピーカ21が接続され、上記M
IDIインタフェース30aとこのオーディオ信号化回
路30bとが分岐回路30を構成している。
【0118】また、CPU343は、駆動回路38aに
接続されており、該駆動回路38aに制御信号を与え、
エアポンプ38bに前記制御信号に応じた動作を行わせ
ることが可能となっている。
【0119】なお、実施の形態6に係る空気マッサージ
機のその他の構成は、実施の形態3の構成と同様である
ので、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0120】ところで、MIDIシーケンサ31から出
力される信号は、複合音響信号として作用する。本明細
書において、複合音響信号とは、音響信号を含む信号、
具体的には、複数の音響信号の組み合わせ又は音響信号
と制御プログラム信号との組み合わせからなる信号をい
う。また、制御プログラム信号とは、エアポンプ38b
の動作を意図するように制御するためのプログラムから
なる信号をいう。実施の形態1で説明したように、音響
信号とは、再生されたとき何らかの音響効果を奏するよ
うな信号を意味するが、上記制御プラグラム信号は音響
信号には含まれない。つまり、制御プログラム信号も音
として再生されれば何らかの音響効果を奏するであろう
が、本発明は、音響効果を刺激とともに体感することを
目的としているので、音響信号は、被施療者が体感すべ
き音響効果を奏するようなものでなければならず、その
一方、制御プログラムはそのような音響効果を被施療者
が体感できるように音響信号を作用させるためのもので
あるので、両者は明確に区別されるべきものでありかつ
区別可能なものだからである。
【0121】図23はMIDIメッセージの構造及び変
換方法を示す図であって、(a)はMIDIメッセージ
の構造を示す模式図、(b)はMIDIメッセージにお
けるチャネルと楽器との対応関係を示す表、(c)はM
IDI信号と音楽同調制御信号との対応関係の一例を示
す図、(d)はMIDI信号と音楽同調制御信号との対
応関係の他の例を示す図である。
【0122】図23を併せて参照すると、MIDIシス
テムにおいては、システムの制御情報がメッセージ単位
で処理される。本明細書では、この制御情報をMIDI
メッセージと呼ぶ。従って、出力されたMIDIメッセ
ージがMIDI信号を意味する。MIDIメッセージ
は、図23(a)にその一例を示すように、1つのステ
ータスバイト501と複数のデータバイト502とで構
成されたデジタルデータである。MIDIメッセージに
は、チャネルに対するチャネルメッセージとシステムの
全機器に対するシステムメッセージとがあり、図23
(a)は、チャネルメッセージのうち、電子楽器に対し
て演奏情報を伝えるチャネルボイスメッセージを示して
いる。チャネルメッセージでは、ステータスバイト50
1の下位4ビットがチャネルを意味するアドレス(以
下、単にチャネルという)を表している。そして、この
チャネルボイスメッセージでは、データバイト502が
音響データを表している。チャネルは、MIDIシステ
ムにおいて複数の電子楽器を独立して制御するための制
御チャネルを意味し、図23(b)に示すように、16
のチャネル数が存在する。つまり、MIDIシステムで
は、複数の電子楽器を独立して制御することができる。
ここでは、例えば、チャネル1〜4に、ドラム、シンセ
サイザ、ピアノ及びベースが夫々割り当てられ、チャネ
ル5〜16は空いたままとする。また、音響データは、
ここでは、音の大きさを表す音量データ504、音の継
続時間を表す時間データ505、及び音の高さを表す音
程データ506で構成されている。そして、このような
MIDIメッセージの配列からなる複数の曲がCD−R
OM61に記録されている。
【0123】一方、マイコン82は、CPU343と接
続されており、被施療者が操作部32を用いて入力した
指示に従って曲を選択するとともにインストールされた
MIDIシーケンスソフトに従ってCD−ROMドライ
ブ81を動作させてCD−ROM61からMIDIメッ
セージを順次読み出し、これをMIDI信号として順次
出力する。この出力されたMIDI信号はMIDIイン
タフェース30aを介して信号処理回路342及びオー
ディオ信号化回路30bに入力される。信号処理回路3
42は、デコード回路342aと信号切換回路342b
とを有している。デコード回路342aは、例えば、D
SP(Digital Signal Processor)で構成され、MID
Iインタフェース30aから入力されるMIDI信号を
ステータスバイト501からなるMIDIシステムの制
御信号(以下、MIDI制御信号という)とデータバイ
ト502からなる音響信号とに分離するとともに、それ
らを復号化してアナログ信号に変換する(復調する)。
信号切換回路342bは、例えば、各チャネルの内の設
定された1つのチャネルの音響信号を、入力した音響信
号の中から選択するマルチプレクサを含んで構成されて
いる。そして、図23(b)に示すようなチャネルを操
作部32を用いて設定できるように構成されており、音
響信号とともに入力されるMIDI制御信号を設定され
たチャネルと比較して、前記MIDI制御信号の中に前
記チャネルが含まれている場合には、その音響信号を選
択して出力する。例えば、チャネル1が設定されている
ときには、チャネル1の音響信号、すなわち、ドラムの
音響信号が、入力された音響信号から信号切換回路34
2bによって選択され、出力される。
【0124】そして、上記のように信号切換回路342
bに選択されて出力された音響信号は、CPU343に
入力され、そこで駆動回路38aに出力すべき音楽同調
制御信号が生成される。詳述すると、CPU343は、
図23(c)に示すようなMIDI信号の構成要素と音
楽同調制御信号の構成要素(設定圧力及び駆動時間)と
の対応テーブルを操作部32を用いて設定できるように
構成されており、入力されるMIDI信号及びその対応
テーブルに基づいて音楽同調制御信号を生成する。ここ
では、図23(c)に示すように、MIDI信号の音量
データ及び時間データが、夫々エアポンプ38bの設定
圧力及び駆動時間に対応させられ、MIDI信号の音程
データは音楽同調制御信号の構成要素に対応させられて
はいない。したがって、CPU343は、MIDI信号
の音量データに応じてエアポンプ38bの設定圧力を調
整するように、また同じく時間データに応じてエアポン
プ38bの駆動時間を調整するように音楽同調制御信号
を生成する。もちろん、操作部32を操作して、例え
ば、図23(d)に示すように、MIDI信号の音程及
び時間が、それぞれ、エアポンプ38bの設定圧力及び
駆動時間に対応し、MIDI信号の音量が音楽同調制御
信号の構成要素に対応しないような設定とすることもで
きる。
【0125】そして、このようにして生成された音楽同
調制御信号が駆動回路38aに入力され、その音楽同調
制御信号に応じて、即ち前記音楽同調制御信号に含まれ
る設定圧力にて圧縮空気を生成すべく、エアポンプ38
bが駆動せしめられる。
【0126】また、CPU343は、前記音楽同調制御
信号を生成する際に、エアポンプ38bの駆動回数を計
数する。そして、この駆動回数が3回毎に1回、ソレノ
イドバルブ53のソレノイドを所定時間励磁すべく指示
する指示信号を生成し、これを第2制御装置52へ送信
するようになっている。この結果、エアポンプ38bが
3回駆動される都度、ソレノイドバルブが動作して空気
袋144a内の空気が排出されることになる。
【0127】一方、オーディオ信号化回路30bは、い
わゆるMIDI音源で構成されている。ここで、本発明
にいう音源とは、音響信号が生成されるソースをいい、
MIDIシステムにおいてはCD−ROMドライブ81
がこれに該当するので、両者を混同しないよう、ここで
は、MIDI音源をオーディオ信号化回路30bと呼
ぶ。オーディオ信号化回路30bは、チャネル1〜16
に対応する16種類の電子楽器(音源のみ)と、これら
の電子楽器に接続されたミキサとを備えている。これに
より、ここでは、チャネル1〜4にそれぞれ対応するド
ラム、シンセサイザ、ピアノ、及びベースにMIDI信
号が順次入力され、そこでオーディオ信号、すなわち、
Lチャネル及びRチャネルのステレオ化されたアナログ
音響信号に変換されて出力される。このドラム、シンセ
サイザ、ピアノ、及びベースから出力されるオーディオ
信号がミキサで1つのオーディオ信号に合成され、スピ
ーカ21に出力される。
【0128】次に、以上のように構成された空気マッサ
ージ機の動作について説明する。
【0129】被施療者は、枕2の上に頭を載せる状態
で、マットレス1の上に仰向けに横たわり、刺激の強
さ、即ちエアポンプ37bの出力側の空気圧の高さ、及
び膨張させる空気袋の切替タイミング、即ち1つの空気
袋を膨張させる時間を操作部32を用いて入力する。そ
して、CD−ROM61をCD−ROMドライブ81に
装着し、所望の曲を選択し、再生ボタンを押す。
【0130】CPU343は、入力された設定圧力及び
切替タイミングに応じた指示信号及び音楽非同調制御信
号を、制御回路34が内蔵するROMからRAMへ読み
出して、前記音楽非同調制御信号を駆動回路37aへ出
力し、前記指示信号を第2制御装置52へ送信させる。
【0131】駆動回路37aは、前記音楽非同調制御信
号に応じて、設定圧力の圧縮空気を発生すべく、エアポ
ンプ37bを駆動する。また第2制御装置52は、受信
した指示信号に応じてロータリバルブ51の音楽非同調
制御信号を生成し、ロータリバルブ51へ出力する。こ
の結果、ロータリバルブ51が内蔵するステッピングモ
ータが、前記音楽非同調制御信号に応じて、前記切替タ
イミング毎に間欠駆動せしめられる。
【0132】また、マイコン82が、CD−ROMドラ
イブ81を駆動させて選択された曲を再生させる。そし
て、この曲の再生に伴って出力されるMIDI信号をM
IDIインタフェース30aを介してデコード回路34
2a及びオーディオ信号化回路30bに入力する。
【0133】オーディオ信号化回路30bは、入力され
るMIDI信号を変換及び合成してオーディオ信号を出
力する。その結果、このオーディオ信号がスピーカ21
に入力され、そこで可聴音に変換されて被施療者の耳に
達する。
【0134】一方、デコード回路342aは、入力され
たMIDI信号をMIDI制御信号と音響信号とに分離
するとともに復号化し、これらを信号切換回路342b
に入力する。このMIDI制御信号及び音響信号を受け
た信号切換回路342bは、その音響信号の中から、M
IDI制御信号に基づいて、予め設定されているチャネ
ルに係る音響信号を選択し、CPU343に入力する。
CPU343は、その構成要素が音楽同調制御信号の所
定の構成要素に対応するようにして音楽同調制御信号を
生成し、駆動回路38aに入力する。またCPU343
は、音楽同調制御信号を生成するとともに、エアポンプ
38bの駆動回数を計数し、エアポンプ38bが3回駆
動される都度、ソレノイドバルブ53のソレノイドを励
磁すべく指示する指示信号を生成して、第2制御装置5
2へ出力する。
【0135】前記音楽同調制御信号が入力された駆動回
路38aは、その音楽同調制御信号にしたがってエアポ
ンプ38bを駆動する。これにより、曲のドラム(シン
セサイザ又はピアノ等)の音の音量及び時間に応じて空
気袋144aが膨張し、刺激の強さが変化する。また空
気袋144aが3回膨張する都度、CPU343から第
2制御装置52へ前記指示信号が与えられ、ソレノイド
バルブ52が駆動されて、空気袋144a内の空気が外
部へ排出される。
【0136】これにより、被施療者は、選択された曲を
スピーカ21を通じて聴きながら、その曲のドラム(シ
ンセサイザ又はピアノ)の音の変化に対応して刺激を受
けることができる。また、操作部32を操作して、MI
DI信号の音程をエアポンプ38bの設定圧力に対応さ
せた場合は、設定された楽器(ドラム)の音の高低に対
応して刺激の強さが変化するようになる。さらに、操作
部32を操作して、図23(b)に示す楽器の設定を変
化させることもできる。
【0137】よって、音楽にマッチしかつ変化に富んだ
刺激を受けることが可能になる。
【0138】なお、ソレノイドバルブ53に排気動作を
行わせるタイミングは、エアポンプ38bが3回駆動さ
れる都度に限定されず、3回未満駆動される都度であっ
てもよいし、4回以上駆動される都度であってもよい。
また、空気袋144aの内圧を既存の圧力センサによっ
て測定し、前記内圧が所定の圧力以上となった場合に、
ソレノイドバルブ53に排気動作を行わせる構成として
もよい。
【0139】次に、本実施の形態の変形例を説明する。
図24は外部のMIDIシーケンサを用いる場合の制御
系統の構成を示すブロック図、図25は鑑賞用音楽の作
曲を兼ねて駆動回路38aに与える音楽同調制御信号を
含む制御プログラムを作成する方法を示す図であって、
(a)は楽譜を示す図、(b)はエアポンプ38bの設
定圧力の時間的変化を示す図である。
【0140】本変形例は、外部音源で制御プログラムを
プログラミングすることにより、空気マッサージ機に所
望の動作をさせる場合を例示したものである。このよう
な場合としては、空気マッサージ機の開発段階において
好適な音響体感プログラムを開発する場合、ユーザが業
務用に専用の音響体感プログラムを必要とする場合、及
び自分専用のプログラムで音響に同調した刺激を受けた
いというユーザの要望に応える場合等が想定される。
【0141】図24に示すように、本変形例では、本体
3には入力端子3aが設けられており、入力端子3aに
MIDIインタフェース30aが接続され、その後段は
図22の場合と同様に構成されている。一方、音源31
は、キーボード等の入力装置513、表示装置511、
及びハードディスクドライブ等の外部記憶装置512を
備えたパソコンで構成されている。そして、そのパソコ
ン31が入力端子3aに接続されている。なお、本体3
が備える制御回路34はパソコン31とは接続されてい
ない。そのため、曲の選択は、本体3が備える操作部3
2ではなく、パソコン31が備える入力装置513を操
作することにより行う。
【0142】上記制御プログラムを作成する場合、パソ
コン31に例えばDTM(DeskTopMusic )ソフトを装
着し、図25(a)に示すように、譜面を表示装置51
1上に表示させる。そして、入力装置513を操作して
その譜面上に音符を書き込む。すると、この書き込まれ
た音符に対応して図23(a)に示すようなMIDIメ
ッセージが作成される。ここで、図23(d)に示すよ
うに、音程がエアポンプ38bの設定圧力に、時間がエ
アポンプ38bの駆動時間に、夫々対応するものとす
る。すると、図25(b)に示すように、音符の音程及
び長さがエアポンプ38bの設定圧力507’及び駆動
時間に夫々対応するように設定されている。この場合、
パソコン31上で所定の操作をすると、その音符に対応
する音が空気マッサージ機のスピーカ21から出力され
る。また、その音符に対応して空気マッサージ機が動作
する。従って、作曲しようとする音楽の音とプログラム
しようとする空気マッサージ機の動作との双方を確認し
ながら作曲及びプログラミングを行うことができる。こ
の方法によれば、プログラミングを視聴覚的に行うこと
ができるので、誰でも簡単に制御プログラムを作成する
ことができる。
【0143】以上の説明は、1つの楽器についてのもの
であるが、これを全ての楽器(ここでは4つ)について
行い、それにより、プログラミング(作曲)が終わった
ら、パソコン31を操作してそれを外部記憶装置512
に記憶させて保存する。そして、その制御プログラムを
用いて治療を受けたい場合には、ユーザ(被施療者)
は、パソコン31をMIDIシーケンサとして動作させ
てその曲を選択する。すると、パソコン31は、外部記
憶装置512からその曲を読み出してこれを入力端子3
aに送出する。その結果、空気マッサージ機が上述した
場合と同様にして動作する。これにより、ユーザは、所
望の制御プログラムで音楽に同調した刺激を受けること
ができる。
【0144】次に、他の変形例について説明する。上記
変形例及び実施の形態は、被施療者に聴かせる音楽とエ
アポンプ38bの駆動制御に利用する音楽とが同一であ
るが、本変形例は、被施療者に聴かせる音楽とエアポン
プ38bの駆動制御に利用する音楽とを別個のものとし
たものである。具体的には、ここにいうエアポンプ38
bの駆動制御に利用する音楽とは、音符を利用した制御
プログラムそのものであって、音楽的な効果を奏するこ
とを目的として作成されたものではなく、従って、被施
療者には聴かせられないものである。そこで、上記実施
の形態におけるチャンネル1〜4には本来の鑑賞用音楽
を割り当てるとともに、他の空いているチャネルに制御
プログラムを割り当て、図24におけるオーディオ信号
化回路30bには鑑賞用音楽のチャネル(チャネル1〜
4)のMIDIメッセージのみを、信号処理回路30に
は制御プログラムのチャネルのMIDIメッセージのみ
を流すよう制御する。この制御はMIDIシーケンサと
してのパソコン31から所定の制御用MIDIメッセー
ジを送出することにより行う。
【0145】次に、このような制御プログラムの作成方
法を説明する。図26は楽譜を利用してエアポンプ38
bを駆動制御するための制御プログラムを作成する方法
を示す図であって、(a)は鑑賞用音楽の楽譜を示す
図、(b)は制御プログラム用の楽譜を示す図、(c)
はエアポンプ38bの設定圧力の時間的変化を示す図で
ある。
【0146】図26に示すように、制御プログラムを作
成する場合には、表示装置511の画面上に鑑賞用音楽
の楽譜507と制御プログラム用の楽譜508とを並べ
て表示する。そして、鑑賞用音楽の楽譜507に示され
た音符を見ながら制御プログラムの楽譜508を作成す
る。この制御用プログラムの楽譜508に対応するエア
ポンプ38bの設定圧力508’は図26(c)に示す
ものとなる。この場合、制御プログラムは、図26
(c)に示すように、エアポンプ38bの設定圧力が比
較的長い周期のものとなるようにするのが好ましい。こ
れは、空気マッサージ機の駆動系には、エアポンプの内
蔵機構の慣性及び空気袋へ圧縮空気の充填を開始してか
ら完了するまでにかかる時間等による応答遅れが存在す
るため、あまり短い周期でエアポンプ38bの設定圧力
を変化させても、動作がそれに追随できないからであ
る。なお、図26(c)に示すように、音量がエアポン
プ38bの設定圧力に対応するようにしてもよく、その
場合も上記と同様にして制御プログラムを作成すること
ができる。
【0147】本変形例によれば、被施療者が聴く音楽に
合わせてエアポンプ38bを駆動制御するための制御プ
ログラムを予め作成しておくことができるので、より音
楽にマッチした刺激を受けることができる。また、音楽
を聴きながら、その音楽と同調した刺激を受けることに
よって、音楽のテンポや抑揚にマッチした心地よい刺激
を味わうことができるため、リラクゼーション効果を得
ることも期待できる。
【0148】次に、上述のマッサージ動作の遅れ対策例
を説明する。図27は空気マッサージ機の動作の遅れ対
策の一例を示す図であって、(a)は観賞用音楽の楽譜
を示す図、(b)は制御プログラム用の楽譜を示す図、
(c)はエアポンプ38bの設定圧力の時間的変化を示
す図である。
【0149】上記の動作の遅れは、エアポンプ38bの
特性及び空気袋144aの大きさ等によって定まる。従
って、本対策例では、エアポンプ38b及び空気袋14
4a等の空気マッサージ機の構成に応じて遅れ時間を求
める。そして、図27に示すように、鑑賞用音楽に対
し、制御プログラムの音符の時間軸における位置を、上
記遅れを見込んで所定時間t0だけ進ませている。この
所定時間t0は、求めた遅れ時間及び/又は被施療者が
空気マッサージ機の動作を感じるまでの遅れ時間等を考
慮して設定する。このようにすることにより、空気マッ
サージ機の動作の遅れを補償することができるため、音
楽のテンポに合ったマッサージを遂行することができ
る。
【0150】また、図28は空気マッサージ機の動作の
遅れ対策の他の例を示すブロック図である。図28に示
すように、本対策例では、オーディオ信号化回路30b
の後段に、オーディオ信号化回路30bから出力される
オーディオ信号を所定時間遅延させる遅延回路30cが
挿入されている。この所定時間は、前記所定時間t0と
同様に設定する。このようにしても、空気マッサージ機
の動作の遅れを補償することができるため、音楽のテン
ポにあったマッサージを遂行することができる。
【0151】なお、実施の形態6では、音楽に同調させ
てエアポンプ38bを駆動し、空気袋144aを膨張・
収縮させる構成につき説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば図2に示すように空気袋144に繋
がるエアホース44を中間部分で分岐させ、分岐先にエ
アポンプ38bを接続して、該エアポンプ38bを制御
プログラム信号によって音楽に同調させて駆動し、空気
袋144を膨張・収縮させる構成としてもよいし、図1
6に示すように空気袋の上部にバイブレータ7を配置
し、該バイブレータ7を制御プログラム信号によって音
楽に同調させて振動させる構成としてもよい。
【0152】(実施の形態7)図29は、本発明の実施
の形態7に係る空気マッサージ機の構成を示すブロック
図である。また、図30はCDに記録された音響データ
の構造を示す模式図であって、(a)は音響データ全体
を示す図、(b)は(a)の音響データのサブコーディ
ングの部分の拡大図、(c)は符号の意味を示す表、図
31は図29のCDに記録された制御プログラム信号の
処理過程を示す図であって、(a)は復調された制御プ
ログラム信号を示す図、(b)は伸張された制御プログ
ラム信号を示す図、(c)及び(d)は制御プログラム
信号の値と後述する設定速度との対応関係を示す図であ
る。なお、図29において図22と同一符号は同一又は
相当する部分を示している。
【0153】図29に示すように、本実施の形態は音源
31にCDプレーヤを用い、その音源31を外部音源と
したものである。かかるCDプレーヤ31は、実施の形
態1におけるCDプレーヤユニット31と同様であるた
め、同一符号を付して説明を省略する。
【0154】CDプレーヤ31と本体3とは入力端子3
aを介して接続されている。そして、この入力端子3a
にはバッファ391が接続され、該バッファ391に本
実施の形態に特化された信号処理回路342及びCPU
343が直列接続されている。また、バッファ391に
はミュート回路392が接続され、該ミュート回路39
2の出力がスピーカ21に入力される。このバッファ3
91及びミュート回路392が分岐回路393を構成し
ている。
【0155】また、エアポンプ38bは、例えば、直流
モータの出力軸にクランクシャフトが連結され、このク
ランクシャフトにピストンが連結され、直流モータの回
転速度に応じて、ピストンの往復速度が変化するような
構成のピストンポンプである。このエアポンプ38b
は、直流モータに印加される電圧が増加するに従って、
ピストンの往復速度が増加し、このため空気袋144a
に供給する空気の流量が増加するという性質を有してい
る。
【0156】一方、制御回路34に内蔵されるメモリ3
41には、エアポンプ38bから空気袋144aへの給
気速度(設定速度)に夫々対応する3つの制御信号が記
憶されている。高速モード用制御信号341Aは、3つ
の設定速度のうち、空気袋144aへの給気速度が最も
高くなるようにエアポンプ38bを駆動制御するための
制御信号であり、設定速度が「高速」に設定された場合
には、該高速モード用制御信号341Aが制御回路34
から駆動回路38aへ出力される。中速モード用制御信
号341Bは、3つの設定速度のうちの中間の給気速度
で、空気袋144aへの給気が行われるべく、エアポン
プ38bを駆動制御するための制御信号であり、設定速
度が「中速」に設定された場合には、該中速モード用制
御信号341Bが制御回路34から駆動回路38aへ出
力される。また、低速モード用制御信号341Cは、3
つの設定速度のうち、空気袋144aへの給気速度が最
も低くなるようにエアポンプ38bを駆動制御するため
の制御信号であり、動作モードが「低速」に設定された
場合には、該低速モード用制御信号341Cが制御回路
34から駆動回路38aへ出力される。
【0157】また駆動回路38aに高速モード用制御信
号341Aが与えられた場合には、駆動回路38aがエ
アポンプ38bに比較的高い所定レベルの電圧を出力す
るようになっており、駆動回路38aへ中速モード用制
御信号341Bが与えられた場合には、「高速」の設定
速度のときに出力される電圧よりも低い電圧が、駆動回
路38aからエアポンプ38bへ出力されるようになっ
ている。また、駆動回路38aに低速モード用制御信号
341Cが与えられた場合には、「中速」の設定速度の
ときに出力される電圧よりも更に低い電圧が、駆動回路
38aからエアポンプ38bへ出力されるようになって
いる。その他の点は実施の形態6に係る空気マッサージ
機と同様である。
【0158】図中のCD62は、以下に示すような特製
のものである。図30を併せて参照すると、CD62に
はデジタル化された音響データ(フレーム)609が記
録されている。このフレーム609は、一連のオーディ
オ信号を所定間隔でサンプリングして量子化し、それを
符号化して得られたものである。このフレーム609が
時間軸上に98フレーム配列されたデータ列がサブコー
ディングフレーム600を構成し、このサブコーディン
グフレーム600が所定数配列されたデータ列が1つの
曲を構成している。フレーム609は、先頭から順にフ
レーム同期符号601、サブコーディング602、及び
曲データ603が配列されて構成されている。フレーム
同期符号601は各フレーム609間の同期を取るため
のものである。また、サブコーディングはP〜Wの8ビ
ットで構成され、このうち、R〜Wの下位6ビットがユ
ーザが自由に使用できるユーザビットとなっている。但
し、Sのビットは、サブコーディングフレーム600の
最初の2フレームにおいては、サブコーディングフレー
ム600間の同期を取るための符号S0,S1に割り当
てられる。ここでは、このユーザビットは利用していな
い。なお、Pのビットは曲と曲との境界符号として用い
られる。また、Qのビットは、98フレーム単位で曲
番、経過時間等を表すのに用いられる。98フレームを
1単位としてサブコーディングフレーム600と呼ぶの
はこの理由による。曲データ603は、量子化及び符号
化された音楽(曲)、そして、個々の曲の先頭から所定
個数のフレーム609で構成されている。この点が通常
の音楽用のCDと異なっている。なお、曲データ603
(604)は、誤り訂正のためのパリティを含んでい
る。
【0159】図31を併せて参照すると、制御プログラ
ム信号604は、図31(b)に示すような矩形波信号
(換言すればデジタル信号である)が所定の比率(例え
ば1/100〜1/1000のオーダー)で圧縮され、その圧縮さ
れたものが個々の曲のオーディオ信号の先頭に付加され
て一緒にサンプリングされ量子化及び符号化されたもの
である。
【0160】従って、CDプレーヤユニット31で復号
化及びアナログ化されたオーディオ信号の先頭には図3
1(a)に示すような圧縮された矩形波からなる制御プ
ログラム信号611,612が付加されている。ここ
で、CDプレーヤユニット31には、通常、実施の形態
1にて説明した理由によりバンドパスフィルタ53が設
けられている。そのため、この帯域外の周波数の信号は
取り出すことができないこととなるので、この復調され
た状態における制御プログラム信号611,612は、
例えば1KHzの周波数(正確にはクロック周波数)の
ものとなっている。この周波数であれば、矩形波であっ
ても、多少波形のダレを生じる程度でそのバンドパスフ
ィルタ53を通過することができる。バッファ391
は、例えばDSPで構成され、この制御プログラム信号
611,612が付加されたオーディオ信号が入力され
ると、その付加された制御プログラム信号611,61
2を曲の部分から分離して内部メモリに一時的に保存す
る。ここで、制御プログラム信号611,612はデジ
タル信号であるので内部メモリに記憶させることができ
る。そして、その保存した制御プログラム信号611,
612をオーディオ信号の曲の開始にタイミングを合わ
せて信号処理回路342に入力する。その一方、ミュー
ト回路392には、入力されたオーディオ信号をそのま
ま入力する。ミュート回路392は、入力されたオーデ
ィオ信号を、制御プログラム信号が継続している期間は
出力しないようにして、スピーカ21に出力する。これ
により、被施療者には制御プログラム信号が発する音は
聞こえない。また、制御プログラム信号が存在する分、
CD62の再生開始から実際にスピーカ21で音が出る
まで遅れを生じるが、制御プログラム信号611,61
2の継続時間は10秒程度であるため、被施療者が違和感
を感じるようなことはない。
【0161】一方、信号処理回路342は、入力された
制御プログラム信号611,612を上記所定の比率で
伸張して元の長さに戻す。この元の長さに戻った制御プ
ログラム信号611’、612’は、その対応する曲に
合わせて作成されているので、その曲とほぼ同じ長さで
ありかつ同期が取れている。また、この制御プログラム
信号611’、612’は、図31(b)に示すよう
に、Lチャネルの制御プログラム信号611’とRチャ
ネルの制御プログラム信号612’とで2進数を表すよ
うに作成されている。つまり、双方の信号611’、6
12’はLowとHighの2レベルで変化し、そのL
ow,Highの各レベルに「0」、「1」を夫々対応
させると、双方の組み合わせが2進数を表すようになっ
ている。信号処理回路52はこの2進数を用いて、例え
ば、図31(c),(d)に示すように設定速度を割り
当てる。すなわち、「00」、「10」、「01」、
「11」の期間が、それぞれ、「停止」、「低速」、
「中速」、「高速」の各動設定速度に対応させられる。
これにより、図31(d)に示す期間に渡って、順次、
「低速」、「中速」、及び「高速」の各設定速度に設定
される。また、「停止」の期間は、制御回路34から音
楽同調制御信号が駆動回路38aへ出力されず、制御回
路34から第2制御装置52へ指示信号が出力され、こ
れを受けた第2制御装置52が音楽同調制御信号を出力
し、ソレノイドバルブ53のソレノイドが励磁される。
この結果、「停止」の期間には、空気袋144a内の空
気が外部へ排出される。このような2進数と各設定速度
との対応関係は操作部32を用いて設定できるようにな
っている。この設定速度の割当信号がCPU343に入
力され、該CPU343は、入力された信号に基づいて
音楽同調制御信号を生成して出力する。
【0162】次に、以上のように構成された空気マッサ
ージ機の動作を説明する。被施療者は、枕2の上に頭を
載せる状態で、マットレス1の上に仰向けに横たわり、
刺激の強さ、即ちエアポンプ37bの出力側の空気圧の
高さ、及び膨張させる空気袋の切替タイミング、即ち1
つの空気袋を膨張させる時間を操作部32を用いて入力
する。そして、CD62をCDプレーヤユニット31に
装着し、所望の曲を選択した後、スタートボタンをオン
操作する。
【0163】CPU343は、入力された設定圧力及び
切替タイミングに応じた指示信号及び音楽非同調制御信
号を駆動回路37aへ出力し、前記指示信号を第2制御
装置52へ送信させる。
【0164】駆動回路37aは、前記音楽非同調制御信
号に応じて、設定圧力の圧縮空気を発生すべく、エアポ
ンプ37bを駆動する。また第2制御装置52は、受信
した指示信号に応じてロータリバルブ51の音楽非同調
制御信号を生成し、ロータリバルブ51へ出力する。こ
の結果、ロータリバルブ51が内蔵するステッピングモ
ータが、前記音楽非同調制御信号に応じて、前記切替タ
イミング毎に間欠駆動せしめられる。
【0165】また、CD62から制御プログラムを伴っ
た曲のフレーム609が順次読み出されて復号化及びア
ナログ化され、オーディオ信号610としてCDプレー
ヤユニット31のオーディオ端子(図示せず)から本体
3のバッファ391に入力される。バッファ391は入
力されたオーディオ信号610の先頭に位置する制御プ
ログラム信号611,612を一時的に保存し、これを
その曲の開始に合わせて信号処理回路342に入力する
一方、上記入力されたオーディオ信号610をそのまま
ミュート回路392に入力する。ミュート回路392
は、入力されたオーディオ信号を、制御プログラム信号
611,612の継続期間は出力しないようにして、ス
ピーカ21に出力する。それにより、スピーカ21から
被施療者に、制御プログラム信号611,612の音が
除去された状態で、選択された曲の音が伝達される。
【0166】一方、信号処理回路342は入力された制
御プログラム信号611,612を伸張するとともにそ
れに基づいて各設定速度での動作期間を割り当て、その
割当信号をCPU343に入力する。CPU343は、
入力された割当信号に従った期間及び各設定速度に基づ
いてエアポンプ38bを駆動すべく音楽同調制御信号を
生成して、それを駆動回路38aに出力する。これによ
り、空気袋141,142,…,149が順次膨張・収
縮されて被施療者にマッサージが施されるとともに、選
択された曲に同期して、所定の間隔で低速、中速、及び
高速の各設定速度に係る動作が順次被施療者に施行され
る。
【0167】その結果、被施療者は、選択した音楽を聴
きながら、音楽に同調した刺激を受けることができる。
また、被施療者は、操作部32を操作して、各設定速度
の順序を変えることができる。
【0168】なお、実施の形態7では、音楽に同調させ
てエアポンプ38bを駆動し、空気袋144aを膨張・
収縮させる構成につき説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば図2に示すように空気袋144に繋
がるエアホース44を中間部分で分岐させ、分岐先にエ
アポンプ38bを接続して、該エアポンプ38bを制御
プログラム信号によって音楽に同調させて駆動し、空気
袋144を膨張・収縮させる構成としてもよいし、図1
6に示すように空気袋の上部にバイブレータ7を配置
し、該バイブレータ7を制御プログラム信号によって音
楽に同調させて振動させる構成としてもよい。
【0169】また、実施の形態1〜7においては、本体
3に第1制御装置3Aを設け、マットレス1に第2制御
装置52を設けて、第1制御装置3A及び第2制御装置
52によって音楽同調制御信号を生成し、空気マッサー
ジ機を構成する各種の装置を音楽に同調して制御する構
成について述べたが、これに限定されるものではなく、
1つの制御装置を本体3又はマットレス1に設け、この
制御装置によって音楽同調制御信号を生成する構成とし
てもよい。
【0170】(実施の形態8)図32は、本発明の実施
の形態8に係る空気マッサージ機と通信ネットワークと
の接続の一例を示す図である。図32において、本体3
は、パソコン91又は携帯電話機92と通信するための
通信インタフェース(図示せず)を備えており、該通信
インタフェースを介してパソコン91又は携帯電話機9
2とデータ通信することができる。これらのパソコン9
1及び携帯電話機92は、インターネットである通信ネ
ットワークNTWと接続する手段を備えており、該通信
ネットワークNTW上に公開されているデータベース9
0にアクセスすることができる。
【0171】なお、ここでは空気マッサージ機が通信す
る相手となる装置としてパソコン91及び携帯電話機9
2を示したが、これら以外であっても通信ネットワーク
NTWと接続可能な装置であればよいことは言うまでも
ない。すなわち、PHS又はPDA(Personal Digital
Assistant)等を用いることが可能である。
【0172】上記データベース90には、実施の形態6
において説明した複合音響信号である治療用プログラム
が複数格納されている(治療用プログラムA,B等)。
ユーザは、パソコン91又は携帯電話機92を操作し
て、これらの治療用プログラムの中から所望の治療用プ
ログラムをダウンロードする。そして、そのダウンロー
ドした治療用プログラムを空気マッサージ機の本体3へ
出力する。これにより、空気マッサージ機は、通信ネッ
トワークNTWを介して取得した治療用プログラムを用
いて動作することができる。
【0173】なお、このようにしてダウンロードした治
療用プログラムは、本体3が備えるメモリ(図示せず)
に記憶することができる。これにより、次回からはダウ
ンロードする手間を省くことができる。
【0174】次に、本実施の形態の変形例について図3
3を参照して説明する。
【0175】図33に示すように、本変形例に係る空気
マッサージ機は、通信ネットワークNTWと接続するた
めの手段としてモデム93を内蔵している。これによ
り、上述したようなパソコン91又は携帯電話機92等
の特別の装置を用意することなく、通信ネットワークN
TW上に公開されているデータベース90にアクセスす
ることができる。そのため、ユーザは、空気マッサージ
機のみを用いてデータベース90から所望の治療用プロ
グラムをダウンロードすることができる。このようにし
てダウンロードした治療プログラムを記憶することがで
きることは上述したとおりである。
【0176】なお、モデム93の代わりにDSU(Digi
tal Service Unit)を設けることによって、ベースバン
ド伝送方式のデジタル回線を介して通信ネットワークN
TWと接続可能となるような構成であってもよいことは
勿論である。
【0177】このように、通信ネットワークを利用する
ことによって、被施療者は、治療用プログラムを容易に
取得することができる。一方、空気マッサージ機のメー
カ等は、被施療者にとって心地よい刺激を与えることが
できる治療用プログラムを作成し、作成した治療用プロ
グラムを定期的に被施療者に提供する等のサービスを容
易に展開することができるようになる。
【0178】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る空気
マッサージ機によれば、音楽に合わせて空気袋及び/又
はバイブレータの動作を行わせることによって、変化に
富んだ刺激を被施療者に対して与えることができ、しか
もリラクゼーション効果を得ることができる。
【0179】また、本発明に係るプログラム作成方法に
よれば、空気マッサージ機用の制御プログラムを容易に
作成することができる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
の構成の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
のマットレスの構成を示す部分透過平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
のマットレスの構成を示す部分透過側面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
の構成の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す制御装置における波形変換回路の一
例を示す回路図であり、(a)は音響信号の波形を示す
図、(b)は上記回路を示す図、(c)は上記回路から
の出力信号を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
の動作の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る空気マッサージ機
の動作の他の例を示す説明図であり、(a)は波形変換
回路から出力されるオーディオ信号を示す図であり、
(x)は周波数帯選択回路35が有するローパスフィル
タによって通過せしめられたオーディオ信号を示す図、
(y)は同じくバンドパスフィルタによって通過せしめ
られたオーディオ信号を示す図、(z)は同じくハイパ
スフィルタによって通過せしめられたオーディオ信号を
示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る空気マッサージ機
の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る空気マッサージ
機の動作の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る空気マッサージ
機が備えるメモリの他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態2に係る空気マッサージ
機の動作の他の例を示す説明図であり、(a)は波形変
換回路から出力されるオーディオ信号を示す図、(b)
はエアポンプの設定圧力の切り替えを示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る空気マッサージ
機のマットレスの構成を示す部分透過平面図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係る空気マッサージ
機の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係る空気マッサージ
機の動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態4に係る空気マッサージ
機のマットレスの構成を示す部分透過平面図である。
【図17】本発明の実施の形態4に係る空気マッサージ
機の構成を示すブロック図である。
【図18】図17に示す第1制御装置における整流平滑
回路の一例を示す回路図であり、(a)は音響信号の波
形を示す図、(b)は上記回路を示す図、(c)は平滑
回路からの出力信号を示す図である。
【図19】図17に示す第1制御装置における整流平滑
回路の他の例を示す回路図であり、(a)は音響信号の
波形を示す図、(b)は上記回路を示す図、(c)は平
滑回路からの出力信号を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態5に係る空気マッサージ
機の構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の実施の形態5に係る空気マッサージ
機の動作の一例を示す説明図であり、(a)は波形変換
回路から出力されるオーディオ信号を示す図、(b)は
動作モードの切り替えを示す図である。
【図22】本発明の実施の形態6に係る空気マッサージ
機の構成を示すブロック図である。
【図23】MIDIメッセージの構造及び変換方法を示
す図であって、(a)はMIDIメッセージの構造を示
す模式図、(b)はMIDIメッセージにおけるチャネ
ルと楽器との対応関係を示す表、(c)はMIDI信号
と音楽同調制御信号との対応関係の一例を示す図、
(d)はMIDI信号と音楽同調制御信号との対応関係
の他の例を示す図である。
【図24】外部のMIDIシーケンサを用いる場合の制
御系統の構成を示すブロック図である。
【図25】鑑賞用音楽の作曲を兼ねて駆動回路に与える
音楽同調制御信号を含む制御プログラムを作成する方法
を示す図であって、(a)は楽譜を示す図、(b)はエ
アポンプの設定圧力の時間的変化を示す図である。
【図26】楽譜を利用してエアポンプを駆動制御するた
めの制御プログラムを作成する方法を示す図であって、
(a)は鑑賞用音楽の楽譜を示す図、(b)は制御プロ
グラム用の楽譜を示す図、(c)はエアポンプの設定圧
力の時間的変化を示す図である。
【図27】空気マッサージ機の動作の遅れ対策の一例を
示す図であって、(a)は観賞用音楽の楽譜を示す図、
(b)は制御プログラム用の楽譜を示す図、(c)はエ
アポンプの設定圧力の時間的変化を示す図である。
【図28】空気マッサージ機の動作の遅れ対策の他の例
を示すブロック図である。
【図29】本発明の実施の形態7に係る空気マッサージ
機の構成を示すブロック図である。
【図30】CDに記録された音響データの構造を示す模
式図であって、(a)は音響データ全体を示す図、
(b)は(a)の音響データのサブコーディングの部分
の拡大図、(c)は符号の意味を示す表である。
【図31】図29のCDに記録された制御プログラム信
号の処理過程を示す図であって、(a)は復調された制
御プログラム信号を示す図、(b)は伸張された制御プ
ログラム信号を示す図、(c)及び(d)は制御プログ
ラム信号の値と設定速度との対応関係を示す図である。
【図32】本発明の実施の形態8に係る空気マッサージ
機と通信ネットワークとの接続の一例を示す図である。
【図33】本発明の実施の形態8に係る空気マッサージ
機と通信ネットワークとの接続の他の例を示す図であ
る。
【図34】従来の空気マッサージ機の構成の一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 マットレス 11 ベース材 11a 凹部 12 クッション材 13 カバー 141〜149 空気袋 144a 空気袋 2 枕 21 スピーカ 3 本体 3A 第1制御装置 30 分岐回路 30a MIDIインタフェース 30b オーディオ信号化回路 30c 遅延回路 31 音源 311 再生ヘッド 312 デコード回路 313 バンドパスフィルタ 314 D/A変換回路 32 操作部 33 表示部 34 制御回路 341 メモリ 341A 高速モード用制御信号 341B 中速モード用制御信号 341C 低速モード用制御信号 341a 弱モード用制御信号 341b 中モード用制御信号 341c 強モード用制御信号 341d 全身モード用指示信号 341e 肩モード用指示信号 341f 腰モード用指示信号 342 信号処理回路 342a デコード回路 342b 信号切換回路 343 CPU 35 周波数帯選択回路 36 波形変換回路 36a 半波整流平滑回路 36b 全波整流平滑回路 37a,38a 駆動回路 37b,38b エアポンプ 391 バッファ 392 ミュート回路 393 分岐回路 41〜49,40,44a,44b エアホース 501 ステータスバイト 502 データバイト 504 音量データ 505 時間データ 506 音程データ 507,508 楽譜 507’ 設定圧力 51 ロータリバルブ 511 表示装置 512 外部記憶装置 513 入力装置 52 第2制御装置 52a 電気ケーブル 521 制御回路 522 メモリ 522d 全身モード用制御信号 522e 肩モード用制御信号 522f 腰モード用制御信号 53 ソレノイドバルブ 60 CD 600 サブコーディングフレーム 601 フレーム同期符号 602 サブコーディング 603 曲データ 604 制御プログラム信号 609 フレーム 610 オーディオ信号 611,612 制御プログラム信号 611’,612’ 制御プログラム信号 62 CD 7 バイブレータ 81 CD−ROMドライブ 82 マイコン 90 データベース 91 パソコン 92 携帯電話機 93 モデム T1,T2,T3 閾値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 康夫 大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目17番26 号 ファミリー株式会社内 (72)発明者 時岡 良一 大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目17番26 号 ファミリー株式会社内 Fターム(参考) 4C074 AA03 AA04 CC03 CC11 CC17 DD07 DD10 EE03 EE05 FF01 FF09 GG02 HH10 4C100 AD02 AF02 AF20 BA04 BA06 BA09 BA10 BB05 BC14 CA13 CA15 DA05 EA09 EA11 EA12 5D017 AA11 AA16

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気袋と、 該空気袋に対して給気及び排気を行う給排気装置と、 該給排気装置の動作を制御する制御装置とを備える空気
    マッサージ機において、 上記制御装置は、音源から入力される音響信号に基づい
    て制御信号を生成し、該生成した制御信号によって上記
    給排気装置の動作を制御すべくなしてあることを特徴と
    する空気マッサージ機。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は、上記入力される音響信
    号が所定の閾値に達するタイミングに応じて上記給排気
    装置に上記空気袋に対して給気又は排気を行わせるため
    の上記制御信号を生成すべくなしてある請求項1に記載
    の空気マッサージ機。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、上記入力される音響信
    号の内、特定の周波数帯のみを通過せしめるフィルタを
    有する周波数帯選択装置を具備する請求項1又は請求項
    2に記載の空気マッサージ機。
  4. 【請求項4】 上記周波数帯選択装置は、相異なる複数
    の上記フィルタを具備しており、該複数のフィルタのう
    ちの特定のフィルタによって通過せしめられた音響信号
    を合成すべくなしてある請求項3に記載の空気マッサー
    ジ機。
  5. 【請求項5】 上記制御装置は、上記空気袋に対して給
    気及び排気を行う給排気パターンを示す給排気パターン
    情報を予め複数記憶しており、上記入力される音響信号
    に基づいて上記記憶している複数の給排気パターン情報
    を組み合わせることによって上記制御信号を生成すべく
    なしてある請求項1に記載の空気マッサージ機。
  6. 【請求項6】 上記制御装置は、上記入力される音響信
    号が所定の閾値に達するタイミングに応じて上記記憶し
    ている複数の給排気パターン情報を切り替えるように構
    成されてなる請求項5に記載の空気マッサージ機。
  7. 【請求項7】 上記制御装置は、上記入力される音響信
    号に基づいて上記空気袋に給気する給気タイミング、上
    記空気袋に供給する空気の圧力、及び上記空気袋から排
    気する排気タイミングを決定し、該決定した給気タイミ
    ング、圧力、及び排気タイミングを示す上記制御信号を
    生成すべくなしてある請求項1に記載の空気マッサージ
    機。
  8. 【請求項8】 空気袋と、 該空気袋に対して給気及び排気を行う給排気装置と、 該給排気装置の動作を制御する制御装置とを備える空気
    マッサージ機において、 上記制御装置は、音源から入力される、相互に関連付け
    られた複数の音響信号を含む複合音響信号に基づいて制
    御信号を生成し、該生成した制御信号によって上記給排
    気装置の動作を制御すべくなしてあることを特徴とする
    空気マッサージ機。
  9. 【請求項9】 上記制御装置は、上記入力される複合音
    響信号に応じて上記空気袋に供給する空気の圧力並びに
    上記空気袋へ給気及び排気を行うタイミングの内の少な
    くとも一方を調整するための制御信号を生成すべくなし
    てある請求項8に記載の空気マッサージ機。
  10. 【請求項10】 上記制御装置は、上記空気袋に対して
    給気及び排気を行う給排気パターンを示す給排気パター
    ン情報を予め複数記憶しており、上記入力される複合音
    響信号に基づいて上記記憶している複数の給排気パター
    ン情報を組み合わせることによって上記制御信号を生成
    すべくなしてある請求項8又は請求項9に記載の空気マ
    ッサージ機。
  11. 【請求項11】 上記複合音響信号は、上記複数の音響
    信号と該音響信号に対応して上記空気袋に対して給気及
    び排気が行われるように作成された制御プログラム信号
    とで構成されており、 上記制御装置は、上記入力される複合音響信号から上記
    制御プログラム信号を抽出し、該抽出した制御プログラ
    ム信号に基づいて制御信号を生成すべくなしてある請求
    項8に記載の空気マッサージ機。
  12. 【請求項12】 上記音響信号と上記制御プログラム信
    号とが相異なるチャネルを介して上記音源から上記制御
    装置へ夫々入力されるようになしてある請求項11に記
    載の空気マッサージ機。
  13. 【請求項13】 上記複合音響信号はアナログ信号であ
    る請求項8乃至請求項12の何れかに記載の空気マッサ
    ージ機。
  14. 【請求項14】 上記複合音響信号はデジタル信号であ
    る請求項8乃至請求項12の何れかに記載の空気マッサ
    ージ機。
  15. 【請求項15】 上記複合音響信号はMIDI信号であ
    り、上記制御装置は、該MIDI信号を復調すべくなし
    てある請求項8乃至請求項12の何れかに記載の空気マ
    ッサージ機。
  16. 【請求項16】 上記音源を管理しているコンピュータ
    と通信ネットワークを介して通信するための通信手段を
    備えており、 該通信手段によって受信された複合音響信号が上記制御
    装置に入力されるように構成されてなる請求項8乃至請
    求項15の何れかに記載の空気マッサージ機。
  17. 【請求項17】 上記空気袋は、第1空気袋と、該第1
    空気袋に取り付けられた第2空気袋とを具備し、 上記給排気装置は、空気を圧縮し、上記第1空気袋に対
    して、圧縮した空気を供給する第1ポンプと、上記第1
    空気袋及び上記第1ポンプの間に介装された第1弁と、
    上記制御装置が生成した制御信号に応じた圧力で空気を
    圧縮し、上記第2空気袋に対して、圧縮した空気を供給
    する第2ポンプと、上記第2空気袋及び上記第2ポンプ
    の間に介装され、上記制御装置が生成した制御信号に応
    じて、上記第2空気袋への給気及び排気を切り替える第
    2弁とを具備することを特徴とする請求項1乃至16の
    何れかに記載の空気マッサージ機。
  18. 【請求項18】 複数の上記空気袋を備えており、 上記給排気装置は、空気を圧縮する第1ポンプと、上記
    空気袋及び上記第1ポンプの間に介装され、上記第1ポ
    ンプが圧縮した空気を複数の上記空気袋の内の1つに供
    給すべく、供給先の上記空気袋を切り替える切替弁と、
    上記制御装置が生成した制御信号に応じた圧力で空気を
    圧縮し、上記空気袋の内の1つに対して、圧縮した空気
    を供給する第2ポンプとを具備することを特徴とする請
    求項1乃至16の何れかに記載の空気マッサージ機。
  19. 【請求項19】 給気又は排気が行われることにより膨
    張又は収縮する空気袋と、 該空気袋に取り付けられたバイブレータと、 該バイブレータの動作を制御する制御装置とを備える空
    気マッサージ機において、 上記制御装置は、音源から入力される音響信号に基づい
    て制御信号を生成し、該生成した制御信号によって上記
    バイブレータの動作を制御すべくなしてあることを特徴
    とする空気マッサージ機。
  20. 【請求項20】 上記制御装置は、上記バイブレータの
    振動の周波数を制御するための上記制御信号を生成すべ
    くなしてある請求項19に記載の空気マッサージ機。
  21. 【請求項21】 上記制御装置は、上記入力される音響
    信号の内、特定の周波数帯のみを通過せしめるフィルタ
    を有する周波数帯選択装置を具備する請求項19又は請
    求項20に記載の空気マッサージ機。
  22. 【請求項22】 上記周波数帯選択装置は、相異なる複
    数の上記フィルタを具備しており、該複数のフィルタの
    うちの特定のフィルタによって通過せしめられた音響信
    号を合成すべくなしてある請求項21に記載の空気マッ
    サージ機。
  23. 【請求項23】 上記生成した制御信号を記憶する記憶
    装置を備えてなる請求項1乃至請求項22の何れかに記
    載の空気マッサージ機。
  24. 【請求項24】 上記記憶装置は、上記生成した制御信
    号と対応する音響信号を、該生成した制御信号と関連付
    けて記憶すべくなしてある請求項23に記載の空気マッ
    サージ機。
  25. 【請求項25】 上記音源が外部音源である請求項1乃
    至請求項24の何れかに記載の空気マッサージ機。
  26. 【請求項26】 上記音源を内蔵してなる請求項1乃至
    請求項24の何れかに記載の空気マッサージ機。
  27. 【請求項27】 上記音響信号を音響に変換し、該変換
    した音響を出力する音響出力手段を備えてなる請求項1
    乃至請求項26の何れかに記載の空気マッサージ機。
  28. 【請求項28】 表示及び入力が可能なコンピュータを
    用い、空気マッサージ機における空気袋に対する給気及
    び排気を制御するためのプログラムを作成する方法であ
    って、 複数の譜面を並べて表示するステップと、 上記複数の譜面のうちの1つに所定の音楽を表す楽譜を
    表示するステップと、 音符の入力を受け付けた場合、受け付けた音符を上記複
    数の譜面のうちの他のものに書き込むステップと、 上記書き込んだ音符に基づいて上記プログラムを作成す
    るステップとを有することを特徴とするプログラム作成
    方法。
  29. 【請求項29】 上記プログラムを作成するステップ
    は、上記受け付けた音符の音程及び長さの少なくとも何
    れか一方に応じて上記空気袋に対する給気及び排気を行
    わせるための上記プログラムを作成する請求項28に記
    載のプログラム作成方法。
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