JP2005130883A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者は音楽をセット若しくは選曲するだけで適するマッサージコースを選択、生成するマッサージ機を提供する。
【解決手段】 複数のマッサージを組み合わせてコースとしたマッサージコースを複数用意し、選択された曲及び/又は映像に基づき当該複数のマッサージコースの中から少なくとも1つのマッサージコースを選択し曲及び/又は映像を再生しながら実行するので、使用者が曲及び/又は映像を選択することで使用者が自らマッサージコースを選択しなくとも曲及び/又は映像に応じたマッサージコースが迅速に自動的に選択され、マッサージを受けたい疲れた使用者等が思考することなくリラックスした状態でマッサージを受けることができると共に、選択後マッサージコースが自動スタートすることで使用者は曲及び/又は映像選択で迅速にマッサージを受けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明の技術分野は、施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機に関し、特に、音声、映像、音声付映像に基づきマッサージを実行するマッサージ機に関する。
背景技術は、既に販売されているマッサージ機に、CD−ROMの音楽、特に音の高低、大小、リズム及びメロディの抑揚に基づきマッサージをするものがあり、詳細には、高音域が施療手段の1つであるもみ玉を用いて「たたき」「背バイブ」のマッサージ、中音域が施療手段の1つであるエアセルを用いて「脚バイブ」のマッサージ、及び、低音域がエアセルを用いて「座面バイブ」のマッサージを連動させて実行する構成である。動作は、使用者が好きな音楽CDをCD−ROMドライブにセットし、リモコンの電源ボタンを押下する。さらに、リモコン上の音楽に基づき動作するためのボタン群のうち開始ボタンを押下することで、指圧位置の検索後、音楽が再生されながらマッサージが実行される。音楽の再生音量や、マッサージの強さは補助リモコンで調整でき、停止する場合にはリモコンの停止ボタンを押下することで動作が停止する。
この背景技術によれば、再生されている音楽の音の高低、大小、リズム及びメロディの抑揚に合わせて、特定のマッサージが対応して実行されているので、使用者はメロディと同調したマッサージを受けることができ、施療手段の動きに意識を向けさせより高いマッサージ効果を得ることができると共に、心身のリラクゼーションにも効果を発揮する。
このような音楽に合わせて動作する装置は、他にもあり、例えば、特開2002−366173号公報に開示される感性データ算出装置が該当する。この感性データ算出装置は、分割された周波数帯域ごとの音圧値として音を表現したデジタルデータを入力し、前記周波数帯域ごとの音圧値の分布を解析することにより、前記音に関連する感性データを算出し、感性データに基づいてビジュアルコンテンツを生成するものである。このような感性データ算出装置によれば、入力される音に関連する感性のデータを自動的に算出することができ、いちいち人が判断してその判断結果を入力しなくとも、ビジュアルコンテンツを生成することができる。
特開2002−366173号公報
前記背景技術のマッサージ機は以上のように構成され、再生されている音楽の音の高低、大小、リズム及びメロディの抑揚に合わせてマッサージが対応して実行することができるものの、実行されるマッサージコースは1つであって、この1つのマッサージコース内のマッサージが音楽の音の高低、大小、リズム及びメロディの抑揚に基づき変化するだけであり、異なる楽曲をセットして動作させても動作の違いは微小であって使用者がすぐに飽きを感じてしまうという課題を有する。たしかに、音楽の音の高低、大小、リズム及びメロディのまったく異なる楽曲をセットして動作させれば、動作の違いは少しは改善されると考えられるが、通常音楽CDに入っている楽曲は似ていることが多く、さらに、使用者が好む楽曲も一般的に偏りがあるため、結局のところ課題を解決するまでには至らない。
また、前記背景技術のマッサージ機にない機能であるが、既にマッサージ機が用意している複数のマッサージコースの中から1つのマッサージコースを使用者が選択して、この選択したマッサージコースが再生される音楽に基づき実行されるとしても、使用者は音楽を選曲する上にさらに、マッサージコースをも複数の過程を経て選択しなければならず、円滑且つ迅速にマッサージを受けることができないという課題を有する。さらに、せっかく選択したマッサージコースがあまりにも選曲した楽曲と合わないという事態も発生し、この場合には折角のマッサージを受けて気分を害するという可能性もある。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたもので、使用者は音楽をセット若しくは選曲するだけで適するマッサージコースを選択、生成するマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明に係るマッサージ機は、少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、当該施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてコースとしたマッサージコースを複数用意し、選択された曲及び/又は映像に基づき当該複数のマッサージコースの中から少なくとも1つのマッサージコースを選択し曲及び/又は映像を再生しながら実行するものである。このように本発明においては、複数のマッサージを組み合わせてコースとしたマッサージコースを複数用意し、選択された曲及び/又は映像に基づき当該複数のマッサージコースの中から少なくとも1つのマッサージコースを選択し曲及び/又は映像を再生しながら実行するので、使用者が曲及び/又は映像を選択することで使用者が自らマッサージコースを選択しなくとも曲及び/又は映像に応じたマッサージコースが迅速に自動的に選択され、マッサージを受けたい疲れた使用者等が思考することなくリラックスした状態でマッサージを受けることができると共に、選択後マッサージコースが自動スタートすることで使用者は曲及び/又は映像選択で迅速にマッサージを受けることができる。施療手段としては、摩擦を利用するもの、吸引を利用するもの、噴出を利用するもの、もみをするもの、ローラマッサージをするもの、圧迫するものがあるが、例えば、もみをするものとしてはもみ玉があり、圧迫するものとしてはエアセルがる。他にも電気の力を利用する低周波治療器のパッドがある。他にも、マッサージコースを複数用意することができるあらゆるマッサージが対象となる。イス式マッサージ機でもよいし、ベッド式マッサージ機、マット式マッサージ機でもよい。
本発明に係るマッサージ機は、少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成し曲及び/又は映像を再生しながら実行するものである。このように本発明においては、選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成し曲及び/又は映像を再生しながら実行するので、使用者が曲及び/又は映像を選択することで使用者が自らマッサージコースを選択しなくとも曲及び/又は映像に応じたマッサージコースが自動的に生成され、マッサージを受けたい疲れた使用者等が思考することなくリラックスした状態でマッサージを受けることができると共に、より選択した曲及び/又は映像の細かい変化にも対応したマッサージを使用者に提供することができ、マッサージと音楽とがより同調したサービスを行うことで著しいマッサージ効果を発揮することができる。
本発明に係るマッサージ機は、少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージ中からマッサージを選択して随時実行すると共に曲及び/又は映像を再生するものである。このように本発明においては、選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージ中からマッサージを選択して随時実行すると共に曲及び/又は映像を再生するので、実行するときまでにマッサージが選択されていればよく、マッサージが開始されるまでにマッサージコース全工程のマッサージが選択していなくてもよいこととなり、マッサージを開始するまでの処理を大幅に低減化することができ、マッサージ開始までの時間を著しく短縮することで迅速にマッサージを提供することができる。
また、本発明に係るマッサージ機は必要に応じて、曲及び/又は映像を再生し始めて暫くしてマッサージを実行するものである。このように本発明においては、曲及び/又は映像を再生し始めて暫くしてマッサージを実行するので、使用者がマッサージコースの実行前に楽曲の確認ができると共に、マッサージを受ける前に音楽を聞くことにより精神的にリラックスしこのリラックスした状態でマッサージを受けることによりマッサージの効果もよくなる。
また、本発明に係るマッサージ機は必要に応じて、マッサージを実行し始めて暫くして曲及び/又は映像を再生するものである。このように本発明においては、マッサージを実行し始めて暫くして曲及び/又は映像を再生するので、速やかにマッサージを受け付随して音楽を聴くことができ、さらに、現在受けているマッサージが気に入らなければ、曲調の異なる楽曲を選択することで他のマッサージコースを選ぶことができる。
また、本発明に係るマッサージ機は必要に応じて、使用者の要求に応じて選択(通常選択)されたマッサージコースを前記本マッサージ機により選択(自動選択)されたマッサージコースよりも優先して実行するものである。このように本発明においては、使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースを前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースよりも優先して実行するので、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしたとき通常選択にしたがってマッサージが行われ、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしてもそのまま通常選択のマッサージが継続して実行されるので、使用者が受けたいマッサージを自己から決めることができ、集中的にある患部をマッサージしてもらいたいときなど具体的にマッサージコースを使用者が想定している場合には有用である。
また、本発明に係るマッサージ機は必要に応じて、前記本マッサージ機により選択(自動選択)されたマッサージコースを使用者の要求に応じて選択(通常選択)されたマッサージコースよりも優先して実行するものである。このように本発明においては、前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースを使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースよりも優先して実行するので、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしたとき自動選択に従ってマッサージが行われ、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしてもそのまま自動選択のマッサージが継続して実行されるので、常時再生される楽曲と実行されるマッサージが同調して高いマッサージ効果を使用者に与えることができる。
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機を図に基づき説明する。図1は本実施形態に係るマッサージ機の特徴的構成要素の構成ブロック図、図2は本実施形態に係るマッサージ機の全体外観斜視図、図3は本実施形態に係るマッサージ機の側面図、図4は本実施形態に係るマッサージ機のリモコンの平面図、図5は本実施形態に係るマッサージ機のテーブル態様図、図6ないし図8は本実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表、図9は本実施形態に係るマッサージ機の動作開始終了の比較図、図10は本実施形態に係るマッサージ機の動作フローチャートである。
本実施形態に係るマッサージ機の特徴的構成要素は、マッサージ機の基本的構成要素は別にして、音楽CD−ROMを読み込むCD−ROMドライブ1と、このCD−ROMドライブ1に指示を出し読み込んだ音楽データを出力する音楽データ読込部2と、この音楽データ読込部2から出力された音楽データに基づき感性データを生成して出力する感性データ生成部3と、この感性データ生成部3が出力した感性データに基づき本マッサージ機に用意されている複数のマッサージコースからマッサージコースを選択するマッサージコース選択部4と、このマッサージコース選択部4が選択したマッサージコースを実行するマッサージコース実行部5と、前記音楽データ読込部2から出力された音楽データを再生する音楽データ再生部6とを備え、マッサージコース実行部5がマッサージコースを実行するときに音楽データ再生部6に音楽データの再生を指示する構成である。図1の一点鎖線は、本マッサージ機の特徴的構成要素の物理的構成を示し、CD−ROMドライブ1、CPU10、メインメモリ11及びROM12からなり、この内CPU10、メインメモリ11及びROM12を基盤に一体形成することができる。但し、この物理的構成は、理解容易のための例示に過ぎない。
前記マッサージ機の基本的構成要素は、本実施形態においては、イス式マッサージ機を用いるとして、使用者の背中を支持する背もたれ部21と、この背もたれ部21下端と接し使用者の臀部を支持する座部22と、使用者の肘を支持する肘置き23と、座部22の先端下側に枢設され使用者の足が載置されるフットレスト24と、背もたれ21部の内部にもみ玉51及びもみ玉51を動作させるもみ玉機構を有するメカユニット25とを備える構成である。さらに、前記CPU10、メインメモリ11及びROM12を一体形成した基板と、CD−ROMドライブ1とが内設されている制御ボックス32が肘置き23に隣接して配設されている。
前記音楽データは、音楽CD用の音楽データであるが、他に、MP3(MPEG1 Layer3)形式のデータ、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格の形式のデータ等のあらゆる音を記録するためのデータ形式のデータが該当する。また、音声付動画データから音声のみ抽出したものであってもよい。
前記CD−ROMドライブ1は、音楽CD以外の、MP3のデータ、MIDIデータを記憶したCD−ROMを読み込むものであってもよい。さらに、ここでのCD−ROMは、説明容易のために例示したものであって、前記音楽データを読み可能なものであれば、CD−Rドライブ、CD−RWドライブ、DVD−ROMドライブ、DVD−RWドライブ、DVD−RAMドライブ等の読込装置であってもよい。これらデータの読込装置以外に、マイク等のアナログデータを読込装置と、A/D変換素子とで代替することもできる。また、本実施形態に係るマッサージにおいては、読込装置を備えたものとしたが、外部に、例えば、コンポ(図示しない)を用意しこのコンポと接続して音楽データを読み込む構成とすることもできる。この場合には、マッサージ機と、読込装置との分離が図れ、故障率の比較的高い音楽データ読取装置が別体となることでマッサージ機全体の故障率が著しく改善される。
前記音楽データ読込部2は、CD−ROMドライブ1に指示して音楽データを出力するのであるが、この音楽データ読込部2が動作するトリガとなるものには、使用者がCD−ROMがセットされることに生じる外部割込、使用者がリモコン28を操作することにより生じる外部割込がある。すなわち、使用者がCD−ROMドライブ1のスロットに音楽CDをセットすることで、音楽データ読込部2に外部割込が出力され、この外部割込に対して例えば、音楽CD上の楽章番号、インデックス等のヘッダ情報だけを読み込みリモコン28等の表示部分に総楽曲数と総再生時間を表示する。他には、外部割込の出力と共にそのまま音楽データを読み出させ出力することもできる。ただし、この場合には、使用者が楽曲を選択しているわけではないので、一番最初の楽曲を読み出すか、ランダムに楽曲を読み出すか、メモリ機能によって前々から最初に読み出すように設定されている楽曲を読み出す等が考えられる。通常であれば、前記したリモコン28等の表示部分に総楽曲数と総再生時間を表示された状態で、音楽データ読込部2も待ち状態となって、使用者のリモコン28からの入力を持ち、リモコン28からある楽曲が選択された場合に、かかる楽曲をCD−ROM上から読み出す。
前記感性データ生成部3は、音楽データ読込部2から出力された音楽データに基づき感性データを生成してマッサージ選択部4に出力する。ここでの音楽データに基づく感性データの生成方法は、公知技術のものを用いることができる。例えば、前記した特開2002−366173号公報の感性データ算出装置の機能を用いることで実現できる。他には、音楽データに基づき感情データを生成するものとしては、ファジィ制御を用いた音声における情緒性評価法(電子情報通信学会論文誌 Vol.J82-D-II, No.10, pp.1710-1720, October 1999)、音声における感情情報の計測と Cyber Shopping への応用(電子情報通信学会 知能情報メディアシンポジウム, S1--1, December 1997.)等の多種の方法が提案されている。また、音響物理測定値と対応がわかっている用語である音質表現用語を用いても音声データの感性を判別することができ、数値化も当然にできる。感性データは、感性データの生成方法に依存するが、特開2002−366173号公報によれば、「無表情」、「快感」、「驚き」、「怯え」、「嬉しい」、「悲しい」のデータ構成要素があって、具体的には、これらデータ構成要素にそれぞれ値を付与する構成となっている。ある曲を対象とした場合の感性データを例示すると、(「無表情」=1、「快感」=5、「驚き」=3、「怯え」=1、「嬉しい」=2、「悲しい」=0)となる。
すなわち、この例示した感性データは、ある曲の一曲全てに基づき感性データ生成部3が生成したものであり、この曲の全体を通して快感の要素が強い曲であることが分かる。本マッサージ機の用意されたコースは3種類あり、やすらぎを与えるためのやすらぎコース、リフレッシュを図るためのリフレッシュコース、しっかりするためのしっかりコースがある。「嬉しい」の値がもっとも大きい場合にはやすらぎコース、「快感」の値がもっとも大きい場合にはリフレッシュコース、「驚き」の値がもっとも大きい場合にはしっかりコースをマッサージコース選択部が選択するとそのまま前記感性データ算出装置を用いることができる。
本実施形態に係るマッサージ機においては、別の方法を取るとして、感性データのデータ構成要素として、「やすらぎ」、「リフレッシュ」、「しっかり」とし、感性データ生成部は、音楽データ中の音のもっとも大きなピーク部分の周波数変化と時間との関係、並びに、音楽データ中の音のテンポを抽出する。ピーク部分の周波数変化が緩やかに移行し、且つ、テンポが遅い部分があった場合には、「やすらぎ」の値を1インクリメントとする。ピーク部分の周波数変化が短時間で移行し、且つ、テンポが速い部分があった場合には、「リフレッシュ」の値を1インクリメントとする。
ピーク部分の周波数変化が緩やかでも短時間でもなく移行し、且つ、テンポが遅くも早くもない部分があった場合には、「しっかり」の値を1インクリメントとする。ここで、やすらぎコース、リフレッシュコース、しっかりコース以外のマッサージコースを設けてもよいし、やすらぎコース、リフレッシュコース及びしっかりコース(以下、コース種別とする)にそれぞれ複数のマッサージコースが割り当ててあり、コース種別が決定された後に、割り当てているマッサージコースからランダムにマッサージコースが選択されるようにすることもできる。
また、複数のマッサージコースが割り当てている場合に、やすらぎコース、リフレッシュコース又はしっかりコースのそれぞれの中で例えば度合い順等の順序を付けておき、この順序及び感性データに基づき選択することもでき、この場合コース種別が感性データに基づき選択され、さらに、選択されたコース種別の複数のマッサージコースから感性データに基づき選択されており、入力された感性データが2以上のコース種別のどちらにも選択できる場合においてコース種別の選択後にマッサージコースが更に感性データにより選択されることで、コース種別の判断が不明確なときでもコース種別のマッサージコースの選択が重畳してなされ、より適切なマッサージコースが選択される。
前記マッサージコース選択部4が、感性データ生成部3が出力した感性データに基づき本マッサージ機に用意されている複数のマッサージコースからマッサージコースを選択する。複数のマッサージコースは、ここで用意しているマッサージコースは、前記したが、やすらぎコース、リフレッシュコース及びしっかりコースである。それぞれのマッサージコースの特徴としては、施療手段としてもみ玉51を用い、やすらぎコースが強さが弱く、速度もゆっくりでローリングのマッサージが多く、リフレッシュコースが強さが普通で速度が速くたたきのマッサージが多く、しっかりコースが強さが比較的強く設定され、速度も速くもみのマッサージが多いことである。マッサージコース選択部は、感性データのデータ構成要素である「やすらぎ」、「リフレッシュ」及び「しっかり」の中で一番値の高いデータ構成要素を選択し、図5(a)に示す感性データ・マッサージコース変換テーブルを参照してこのデータ構成要素に対応したマッサージコース識別番号を読み出し、マッサージコース実行部5に出力する。感性データのデータ構成要素の値の最大のデータ構成要素が2以上あった場合に、どちらか一方を一番値の高いデータ構成要素として選択する。
前記マッサージコース実行部5が、マッサージコース選択部4から出力されたマッサージコース識別番号に対応したマッサージコースデータをマッサージコースデータテーブル8から読み出し、かかるマッサージコースデータに基づきマッサージを実行する。図5(b)に示すマッサージコースデータテーブル8を利用する。ここで、図中マッサージコースデータ部分が「*」で示されているが、これは制御情報であり文字化できなかったためである。このため、マッサージコースデータを表現するために図表したものが、図6、図7、図8である。図6がやすらぎコースのマッサージデータを図表化したものであり、図7がリフレッシュコースのマッサージコースデータを図表化したものであり、図8がしっかりコースのマッサージコースデータを図表化したものである。
マッサージコース実行部5が、マッサージデータに基づき、制御信号を出力してメカユニット25又はエアポンプ31を動作させ、メカユニット25のもみ玉51によるメカマッサージと、背中用エアセル29a、腰用エアセル29b、臀部用エアセル29c、太腿用エアセル29d並びに脚用エアセル30、30a、30b、30c及び30dの各種エアセルによるエアセルマッサージを実行している。マッサージコース実行部5がマッサージコースを実行するときに音楽データ再生部6に音楽データの再生を指示する。
再生の指示は、単にマッサージの実行と、音楽データの再生の開始を図9(a)のように合わせるためである。図9(a)は、マッサージコースの実行と音楽データの再生が始まりも終わりも一致していることを示す。この場合には、マッサージの開始と音楽の開始とが一致しており、音楽を聞くことでマッサージが開始されるのが使用者がわかり、逆に、マッサージを受けることにより音楽が開始されることがわかる。
これとは別に、図9(b)ないし(e)のようなマッサージコースの実行と音楽データの再生の始まりと終わりとの関係で制御することもできる。図9(b)に示すように、音楽データの再生がまず始まり、暫くしてマッサージコースの実行が始まる。この場合には、使用者がマッサージコースの実行前に楽曲の確認ができると共に、マッサージを受ける前に音楽を聞くことにより精神的にリラックスしこのリラックスした状態でマッサージを受けることによりマッサージの効果もよくなる。
図9(c)に示すように、図9(b)とは逆に、マッサージコースの実行がまず始まり、暫くして音楽データの再生が始まる。この場合には、速やかにマッサージを受け付随して音楽を聴くことができる。また、現在受けているマッサージが気に入らなければ、曲調の異なる楽曲を選択することで他のマッサージコースを選ぶことができる。図9(d)に示すように、マッサージコースの実行が始めに終わり、暫くして音楽データの再生が終わる。この場合には、マッサージを受け揉み解された状態で使用者が余韻を感じながら楽曲を聴くことができ、マッサージと楽曲が相乗した強い効果から徐々に効果が弱まっていき精神的に安定した状態にフェードアウトすることができる。
図9(e)に示すように、音楽データの再生が始めに終わり、暫くしてマッサージコースの実行が終わる。この場合には、自己で選んだ楽曲を聞き満足した状態で使用者が余韻を感じながらマッサージを受けることができ、楽曲とマッサージが相乗した強い効果から徐々に効果が弱まっていき精神的に安定した状態にフェードアウトすることができる。なお、ここでは、マッサージコース実行部5が同期信号を出力して音楽データ再生部6に音楽データを再生するタイミングを図っているが、逆に、音楽データ再生部6が同期信号を出力してマッサージコース実行部5にマッサージコースを実行するタイミングを図ってもよく、さらには、マッサージコース実行部5及び音楽データ再生部6以外の別の構成要素が同期を取るようにしてもよい。
楽曲の再生時間とマッサージコースのマッサージの実行時間とは同一であることの方が珍しく、マッサージコースのマッサージの実行時間が大体15[分]程度であるのに対し、1曲の楽曲の再生時間は曲種にもよるがポップの場合大体3ないし6[分]程度でありずれが生じてくるが、このような短い楽曲の場合にはリピートして再生することで対応することができる。また、前記メモリ機能により複数の楽曲を予め選択しておき再生することも、自動で複数の楽曲を選択したり、1曲は使用者が選択し足りない時間の楽曲選択を自動選択にすることもできる。このように複数の楽曲が選択される場合には、これらの楽曲全体の感性データに基づきマッサージコースが選択されるようにしてもよいし、使用者が選択した楽曲のみの感性データに基づきマッサージコースを選択してもよい。
自動選択の場合に複数の楽曲を選択するとき、類似する楽曲を選択することがマッサージコースを選択することで望ましい。類似する楽曲を選択するためには、各楽曲がどのような感じの曲であるかを楽曲選択前に知っている必要があるが、これは感性データを用いることができる。但し、楽曲毎に1曲全ての感性データを生成することが望ましいが、楽曲選択の場面であるので、応答時間を考えて部分的に感性データを生成してもよい。
部分的な感性データを生成することは、通常で感性データ生成部3が感性データを生成する場合にも適用することができ、同様に応答時間を高速にすることができる。一方、マッサージの連続してできる実行時間は決まっており、クラシック等の曲の場合には実行時間を超える場合もあるが、前記図9(d)により対応可能である。この実行時間の制限は規制によりよるものであり小休止を入れることで再びマッサージを再開することができるので、小休止中に楽曲を再生することはできる。
前記CPU10内の論理的構成要素である音楽データ読込部2、感性データ生成部3、マッサージコース選択部4、マッサージコース実行部5、曲データ再生部6は、入力信号をCPU10の外部端子から内部バスを介して入力され、出力信号を内部バスを介してCPU10の外部端子から出力する。
前記背もたれ部21は、リクライニングでき、使用者との接触面の両端側に図示しないクッション材を配設することもでき、着座して背もたれ部21にもたれると使用者の背中が背もたれ部21の中心に位置するようになっている。また、背もたれ部21の上方部にスピーカ21aが内蔵されている(オーディオケーブルは図示しない)。図には、一般的な体格の人に合わせてスピーカ21aを配置させているが、複数のスピーカを他の位置に設けてもよく、また、使用者の体格に合わせてスピーカの指向性を変更してもよい。さらには、スピーカ21aから出力される音に連動して振動するように構成してもよい。
前記肘置き23は、座部22の両側に位置しベース26と接合し、背もたれ部21がリクライニングし、座部22が傾動しても使用者の前腕を安定的に支持するように形成している。前記フットレスト24は、座部22の前端側に位置し、使用者の患部面方向に傾動する。
前記メカユニット25は、もみ玉51及びもみ玉51を動作させるもみ玉機構を有し傾動可能な傾動部52と、この傾動部52を傾動可能な状態で支持するベース53とからなる。このベース53にはメカユニット5が昇降するための昇降軸54が配設され、この昇降軸54の両端にローラ55a、55bがそれぞれ設けられている。ベース53のローラ55a、55bの上部位置にさらにローラ55c、55dが設けられている。このローラ55a、55b、55c、55dが挿嵌されるガイドレール27が両端を背もたれ部1に固定することで配設されている。このガイドレール27は、断面凹状の一対で背もたれ部1に沿った形状をしている。
本マッサージ機は、メカユニット25のもみ玉51によるメカマッサージと、背中用エアセル29a、腰用エアセル29b、臀部用エアセル29c、太腿用エアセル29d並びに脚用エアセル30、30a、30b、30c及び30dの各種エアセルによるエアセルマッサージとを提供する。メカマッサージは、例えば、もみモータを正回転させながらメカユニット25を上昇させていくもみ上げ、もみモータ逆回転させながらメカユニット25を下降させていくもみ下げ、たたきモータを正回転させるたたき、もみ下げながらたたくさざなみ、一箇所を押圧する指圧、強よりさらに強い位置でのもみ上げである深もみ上げ、弱よりもさらに弱い位置でのもみ下げであるさすり、指圧したままローリングして下から上へほぐすストレッチ、背中全体をローリングする全体背筋のばし、狭い範囲を集中的にローリングする部分背筋のばし等のもみ玉51によるマッサージである。エアセルマッサージは、背中用エアセル29a、腰用エアセル29b、臀部用エアセル29c及び太腿用エアセル29dにエアポンプ31によりエアを供給し膨張させ接触する使用者の患部周辺の自重とで患部を押し上げるマッサージと、2つの脚用エアセル30が一組となってエアを供給され膨張し使用者の患部を挟むマッサージとからなる。
リモコン28を介して本マッサージ機に使用者が指示し、指示に従いこのメカマッサージ及びエアセルマッサージを本マッサージ機が提供する。リモコン28によって使用者若しくは使用者は、前記したもみ上げ、もみ下げ、背中用エアセル29aのような一つのマッサージ毎に強さ、速さ、時間を指定し、若しくは、動作中に指定変更しながらマッサージを指示することもできる。なお、図4に示すリモコン28には、開閉可能な蓋が配設してあり、蓋を閉じた状態が図4(a)であり、蓋を開いた状態が図4(b)となる。また、メカマッサージのみからなるコースをメカコースと呼び、エアセルマッサージのみからなるコースをエアコースと呼ぶ。リモコン28の表示画面28aに背もたれ部21、座部22及びフットレスト24の位置を示すこともできる。
本実施形態のマッサージ機においては使用者は楽曲を選択するだけでマッサージコースが自動的に選択されるようになっているがこのタイプの使用方法を自動選択とする。使用者がリモコン8を介してマッサージコースを選択するタイプの使用方法を通常選択とする。自動選択の場合の流れは既に説明済みであるが、通常選択の場合には、入力信号がCPU10の外部端子から入力され、マッサージコース実行部5がこれを受けてマッサージデータテーブルからマッサージコースデータを読み出し実行する。自動選択も通常選択もどちらも優劣がないのが通常であるが、一方を優先して動作させることもできる。
すなわち、自動選択が優先される場合には、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしたとき自動選択に従ってマッサージが行われ、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしてもそのまま自動選択のマッサージが継続して実行される。この場合には、常時再生される楽曲と実行されるマッサージが同調して高いマッサージ効果を使用者に与えることができる。他方、通常選択が優先される場合には、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしたとき通常選択にしたがってマッサージが行われ、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしてもそのまま通常選択のマッサージが継続して実行される。
この場合には、使用者が受けたいマッサージを自己から決めることができ、集中的にある患部をマッサージしてもらいたいときなど具体的にマッサージコースを使用者が決めている場合には有用である。自動選択、通常選択のどちらにも優先されていない場合には、一方の選択のマッサージから他方の選択のマッサージに移行するようにすることもできるし、一方の選択のマッサージから他方の選択のマッサージに移行しないようにすることもできる。前者のメリットとしては使用者の指示通りにマッサージを行うということであり、後者のメリットとしては頻繁にマッサージコースの変更が行われず円滑にマッサージを受けることができるということである。なお、自動選択、通常選択のどちらであっても、マッサージを実行することなく、使用者は単にマッサージ機に着座して音楽を聞くことができる。
前記リモコン28には、音楽再生及び自動選択に関するボタンが配置されており、音楽を再生する再生ボタン28b、音楽を停止する停止ボタン28c、音楽を早送り若しくは次曲送りする早送りボタン28d、音楽を巻戻し若しくは前曲戻りする巻戻しボタン28e、音量を調整するボリュームボタン28f、自動選択で楽曲指定をするEnterボタン28g、及び、自動選択により選択されたマッサージコースを実行するStartボタン28hからなる。スピーカ21aが背もたれ部21に内蔵されているが、このリモコン28の左下隅にもスピーカ28iが内蔵されている。リモコン28では、図4(b)に示すように再生されている楽曲の番号とマッサージコースとが表示されており、音楽CDに添付される歌詞カードで再生されている楽曲が分かり、この楽曲とマッサージコースとの対応具合を使用者が判断することができる。さらに、実行状態でのリモコン28の表示画面28aの有効利用も果たす。
次に、本実施形態に係るマッサージ機の動作について説明する。使用者は、音楽CDを持ってきてマッサージ機に着座し、その音楽CDをCD−ROMドライブ1にスロットインする。CD−ROMドライブ1はスロットインされたことにより、ヘッダ情報を読み込み、音楽データ読込部2に外部割込を出力する(ステップ1)。音楽データ読込部2は入力されたヘッダ情報をリモコン28の表示画面28aに出力し、使用者の楽曲選択の待ち状態になる(ステップ2)。待ち状態となった音楽データ読込部2は、楽曲が選択されたか否かを判断する(ステップ3)。
このステップ3で楽曲が選択されていないと判断された場合には、ステップ3に戻る。リモコン28の表示画面28aには、図4(a)に示すように、総再生時間、総楽曲数、全ての楽曲番号及び「楽曲を選択して、音楽を再生するか、マッサージ自動選択を指定して下さい。」とのメッセージが表示される。使用者は、リモコン28の表示画面28aに表示された楽曲番号を見て、リモコン28の早送りボタン28d又は巻戻しボタン28eを用いて楽曲を選択しEnterボタン28gを押下する。前記ステップ3で楽曲が選択されたと判断した場合には、音楽データ読込部2がCD−ROMドライブ1を介してその楽曲の音楽データを音楽CD上から読み出し、感性データ生成部3及び音楽データ再生部6に出力する(ステップ4)。
感性データ生成部3は、出力された音楽データに基づき感性データを生成してマッサージ選択部4に出力する(ステップ5)。マッサージコース選択部4が、感性データ生成部3が出力した感性データに基づき本マッサージ機に用意されている複数のマッサージコースからマッサージコースを選択し、感性データ・マッサージコース変換テーブル7を参照してこのデータ構成要素に対応したマッサージコース識別番号を読み出し、マッサージコース実行部5に出力する。(ステップ6)。前記マッサージコース実行部5が、マッサージコース選択部4から出力されたマッサージコース識別番号に対応したマッサージコースデータをマッサージコースデータテーブル8から読み出す(ステップ7)。マッサージコース実行部5は、かかるマッサージコースデータに基づきマッサージを実行すると共に、音楽データ再生部6に指示して音楽データを再生させる(ステップ8)。
このように本実施形態に係るマッサージ機によれば、マッサージコースを複数用意し、選択された曲に基づき当該複数のマッサージコースの中から少なくとも1つのマッサージコースを選択し曲を再生しながら実行するので、使用者が楽曲を選択することで使用者が自らマッサージコースを選択しなくとも楽曲に応じたマッサージコースが迅速に自動的に選択され、マッサージを受けたい疲れた使用者等が思考することなくリラックスした状態でマッサージを受けることができると共に、選択後マッサージコースが自動スタートすることで使用者は楽曲選択で迅速にマッサージを受けることができる。
また、音楽を再生し始めて暫くしてマッサージを実行するので、使用者がマッサージコースの実行前に楽曲の確認ができると共に、マッサージを受ける前に音楽を聞くことにより精神的にリラックスしこのリラックスした状態でマッサージを受けることによりマッサージの効果もよくなる。また、マッサージを実行し始めて暫くして曲を再生するので、速やかにマッサージを受け付随して音楽を聴くことができ、さらに、現在受けているマッサージが気に入らなければ、曲調の異なる楽曲を選択することで他のマッサージコースを選ぶことができる。
また、使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースを前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースよりも優先して実行するので、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしたとき通常選択にしたがってマッサージが行われ、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしてもそのまま通常選択のマッサージが継続して実行されるので、使用者が受けたいマッサージを自己から決めることができ、集中的にある患部をマッサージしてもらいたいときなど具体的にマッサージコースを使用者が想定している場合には有用である。
また、前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースを使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースよりも優先して実行するので、使用者が通常選択により実行しているマッサージ中に使用者が自動選択をしたとき自動選択に従ってマッサージが行われ、使用者が自動選択により実行しているマッサージ中に使用者が通常選択をしてもそのまま自動選択のマッサージが継続して実行されるので、常時再生される楽曲と実行されるマッサージが同調して高いマッサージ効果を使用者に与えることができる。
なお、本実施形態に係るマッサージ機においては、使用者が楽曲をリモコン28を用いて指定するだけで、マッサージが実行され音楽が再生されているが、前記ステップ7の前に、マッサージ実行部5が出力されたマッサージコース識別番号に対応するマッサージコース名及び「このマッサージコースでよければ『Start』ボタンを押下して下さい。」とのメッセージをリモコン28の表示画面28aに出力して表示し、使用者に実行するか否かの判断を委ね、使用者がStartボタン28hを押下したと判断した場合にはステップ7に移行することもでき、本マッサージ機が選択したマッサージコースと、使用者が選んだ楽曲に基づきイメージしていたマッサージコースとがかけ離れていた場合に、マッサージコースの実行を中止することができ、想定しないない不快なマッサージを受けることがない。ここで、使用者がStartボタン28hを押下しない場合には待ち状態となるが、所定時間待ってマッサージを開始するようにでき、また、使用者がStartボタン28h以外のボタンを押下した場合には、選択したマッサージコースをクリアして別の例えば通常選択に切り換えることもできる。
また、本実施形態に係るマッサージ機においては、使用者が楽曲をリモコン28を用いて指定するだけで、マッサージが実行され音楽が再生されているが、使用者が着座しているか否かがわかるセンサーを備え、ステップ7に移行する前に使用者が着座しているか否かを検出し、着座している場合にのみステップ7に移行することもできる。また、着座していない場合であっても、音楽データのみ再生する若しくはマッサージのみを実行するという動作にすることもできる。
音楽データのみ再生する場合には、マッサージコースが選択され準備ができたのだということを使用者が音楽を聞くことにより認識することができる。マッサージのみ実行する場合には、音楽だけは始めから聞くことができるというメリットを有する。さらに、マッサージを選択する時点での使用者の着座を検出するだけでなく、マッサージが実行され、音楽が再生されている途中で離座する場合にも、かかる離座を検出することで、マッサージを停止したり、音楽を停止したりすることもできる。この場合には、マッサージ機を離座するということはなんらかの用事があってのことだと推定でき、使用者がわざわざリモコン28を操作して動作を停止する必要がなくなり、再び着座した場合に自動的に途中からのマッサージの実行、音楽の再生をすることもできる。
ただし、数秒以下の離座で、停止をすると使用者が座りなおした程度で、マッサージの実行、音楽の再生が頻繁に停止することが想定されため、使用者にもよるが、数秒以上は停止することもまった方がよい。ここで、使用者が着座しているか否かがわかるセンサーによるとは、臀部に対応する部分に圧力センサーを用いたり、腰部分に赤外線センサーから照射したりすることであり、既に人体検知をするものが他の機器で実現されているためこれらの技術を用いることができる。センサー以外にも例えば、低周波治療器であれば、施療用の組パッドから人体が感じない検出用信号を流して人体を検知を実現している。
また、本実施形態に係るマッサージ機においては、感性データ・マッサージコース変換テーブル7等のテーブルを用いて動作の一部をROM12から情報を読み込むことで実現したが、テーブルを用いず全て各論理的構成要素の動作として実現することができる。テーブル等に別に情報を格納して随時読み出す場合の処理のメリットは、全てロジックを組んで動作を実現する場合と比べ記憶装置等へのアクセス時間がかかるためにスループットとしては好ましくないが、テーブル内の情報を書き変えることで動作をある程度制御することができるという点である。例えば、現在ROM12であるところをRAMにしてマッサージコーステーブル8のマッサージデータを変更することで、異なるマッサージコースを実行することができるようになる。
また、本実施形態に係るマッサージ機においては、マッサージコース選択部4が選択するマッサージコースが1つであったが、複数のマッサージコースを選択し、この楽曲に合った複数のマッサージコースの中から使用者に選択してもらうような構成にすることもでき、使用者の選択する自由度を与えつつ容易な操作でマッサージコースを選択することができる。すなわち、使用者のマッサージコース選択の支援をすることができる。
また、本実施形態に係るマッサージ機においては、感性データ生成部3が楽曲から楽曲の「やすらぎ」、「リフレッシュ」、「しっかり」の値を求めて感性データとし、総じて言い換えれば、楽曲がどのような感じの曲であるかを判断しているが、さらにこのような楽曲を選択する使用者に対してどのようなマッサージコースが適切かを判断するようにしてもよく、こうすることにより例えば明るい楽曲を選択した人が明るいマッサージコースでなく落ち着いたマッサージコースを提供することができる。
このように構成することは、原則的な考えに反するようであるが、現在の感情、この感情に基づき選択した楽曲、この楽曲から選択されるマッサージコースが全て同じであることもある(明るい、明るい楽曲、明るいマッサージコース)が、その時の使用者の感情、考えに依存する部分があり、現在の感情、この感情に基づき選択した楽曲、この楽曲から選択されるマッサージコースが異なる場合もある(落ち込んでいる、激しい曲、落ち着かせるマッサージコース)。
その時々で正反対のマッサージコースを選択した方が適切な場合もあることが分かると思うが、結局のところ、選択された楽曲がどのような感じの曲であるかということはマッサージを選択する上での重要な判断基準となるがこの判断基準が全てでなく、他の判断基準を随時付加してマッサージコースを選択することが望ましい。他の判断基準としては、過去のマッサージコースの選択状況、使用者の心拍数及び血圧、天気、温度、湿度、季節等がある。特に、過去のマッサージコースの選択状況に基づきマッサージコースを選択する場合には、今どの使用者が使用しているかを特定する必要がある。ここで示した考え本実施形態だけでなく、後記の実施形態でも同様に適用することができる。
また、本実施形態に係るマッサージ機においては、予め本マッサージ機に登録している複数のマッサージコースがあるが、この複数のマッサージコースのうち名称を有する名称付マッサージコースと名称を有しない名称無マッサージコースとがあり、自動選択の場合に名称付マッサージコースが選択されたときリモコン28の表示画面28aにかかる名称付マッサージの名称を表示することができ、名称無マッサージコースが選択されたときリモコン28の表示画面28aに「曲に合わせたピッタリコース」等の抽象的な名称の表示をすることができ、全てのマッサージコースに名称が付いている場合には使用者が本マッサージ機に用意されているマッサージコースが有限であると判断するのに比べ、このように名称無マッサージコースが登録され抽象的な名称の表示をすることで使用者がマッサージコースが無限に用意されているのだと判断でき、様々なマッサージコースのマッサージを受けることができる。
実際には、マッサージ機に登録されるマッサージコースは有限であり、同一のマッサージコースを複数回行っているが、1つのマッサージコースは少なくとも何分もマッサージ時間があり、使用者がかかるマッサージコースのマッサージの内容を憶えていることは稀であり、通常、名称が付与されていない限りマッサージコースの同一性の判断することができないという原理を利用しているものである。
さらに、名称付マッサージコースであってもリモコン28の表示画面28aに名称を表示させないことにより、名称無マッサージコースと同様に用いることができる。但し、全てのマッサージコースを常に名称無マッサージコースと同様に用いると、使用者が通常選択する場合に選択することができないという事態が生じるために、例えば本実施形態においては自動選択の場合にマッサージコースの具体的な名称を表示することなく、総じて抽象的なマッサージコースを表示するという構成が好ましい。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機を図に基づき説明する。図11は本実施形態に係るマッサージ機の特徴的構成要素の構成ブロック図、図12または図13は本実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表、図14は本実施形態に係るマッサージ機の動作フローチャートである。
本実施形態に係るマッサージ機は、前記第1の実施形態に係るマッサージ機と同様に構成され、マッサージコース選択部に代わり、選択された曲に基づき複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成するマッサージコース生成部9を備えることを異にする構成である。
マッサージコース生成部9は、感性データ生成部3から出力された感性データに基づき複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成しマッサージコース実行部5に出力する。したがって、マッサージコース生成部9は感性データ・マッサージコース変換テーブル7を使用しないため、図11中からは削除した。また、マッサージコース生成部9は、マッサージコース選択部と異なり直接マッサージコースデータを出力するため、マッサージコース生成部9がマッサージコースデータを出力する場合にはマッサージコース実行部5はマッサージデータテーブル8を使用しない。
しかし、使用者がリモコン28を用いて直接マッサージコースを選択した場合にかかるマッサージコースのマッサージを実行できるように、マッサージコースデータテーブル8を残した。通常選択の場合、リモコン28上のそれぞれのマッサージコースに対応するボタンを押下すると、リモコン28からCPU10に対して外部割込が出力される。外部割込がCPU10上のマッサージコース実行部5に入力され、この外部割込がマッサージコース毎に識別でき、これからマッサージコース識別番号に基づきマッサージコースデータテーブル8からマッサージコースデータを読み出し実行する。
前記第1の実施形態に係るマッサージ機においては、感性データ生成部3が使用者が指定した楽曲の全体について一つの感性データを生成したが、感性データ生成部3が、あるサンプリング期間で区切って感性データを生成することとする。特に、本実施形態においては、後記するベースコースの各時間をサンプリング期間とする。ここで、所定期間ごとにサンプリングする方法をとるが、例えば、音楽データの種類によれば小節毎に区切ることも可能であり、この単位で感性データを生成することもできる。また、感性データのデータ構成要素の値の変化毎に感性データを生成することもでき、この場合には、同じ感性データのデータ構成要素が偏って出力されるため、マッサージを選択することが容易になる。具体的には、「やすらぎ」の値のみが大きく、「リフレッシュ」及び「しっかり」の値が小さい感性データを得ることができるため、「やすらぎ」、「リフレッシュ」及び「しっかり」の値が同一である感性データと比べマッサージを選択することが容易ということである。
施療手段をもみ玉51と制限した場合であっても、マッサージの構成要素としては、もみ玉51の位置、マッサージの種類(もみ上げ、もみ下げ、たたき、さざなみ、指圧、深もみ上げ、さすり、ストレッチ、全体背筋のばし、部分背筋のばし等)、速さ、強さ及び時間がある。他のマッサージの構成要素がある場合には追加してもよい。本実施形態においては、ベースコースというものが存在し、このベースコースより既に位置、時間が決まっているものとする(図12参照)。
このようなベースコースを作成するメリットとしては、マッサージコース選択部9の組み合わせ方が少ないので迅速に生成することができるということと、使用に耐えないマッサージコースを確実に生成しないということである。例えば、肩、腰、肩、腰、背中、肩甲骨とマッサージをしていく場合には、肩、腰、肩、腰となっており、メカユニット25の上下が繰り返し行われ、上下中にマッサージをできなければ、マッサージを受けている時間よりメカユニットの上下動の時間が長くて十分なマッサージを提供することができないと場合も発生する。
ベースコースを設けなくともこのような事態を回避する方法もあり、これは選択されるマッサージの構成要素毎のつながりの相互関係をも考えた設計をしなければならない。すなわマッサージの構成要素の親和性を考えて設計することで実現でき、例えば、たたきの後は使用者の皮膚を刺激しているので同じ患部をマッサージするときは同様に使用者の皮膚を刺激するさざなみは行わず、さすりを行うようにするとかである。また、マッサージコース生成部9が生成したマッサージコースを検査する手段を設けても使用に耐えないマッサージの実行を回避することができる。
ベースコースを用いた場合には、残りのマッサージの構成要素としては、図12の表の「*」部分を、すなわち、マッサージの種類、速度、強さをマッサージコース生成部9が決定する。マッサージコース生成部9は、図5(c)ないし(e)に示す感性データ・マッサージ変換テーブル13を用いてマッサージコースを組み立てていく。図5(c)は各感性データのデータ構成要素とマッサージの種類との関係表であり、数値は優先度を示し小さい数程優先度が高い。図5(d)は感性データと速度との関係表であり、同図(e)は感性データ、強さ及び中心の関係表であり、中心は頻度の高い強さを示す。同図(f)はある楽曲の感性データである。以下、マッサージコース生成手段9がこの同図(f)の感性データに基づき感性データ・マッサージ変換テーブル13を用いてマッサージコースを組み立てていく過程を説明する。
感性データ生成部3が同図(f)の感性データをマッサージコース生成部9に出力する。マッサージコース生成部9は、最初のサンプリング期間で求めたサンプリング番号1のやすらぎ「4」、リラックス「1」、しっかり「2」から、やすらぎの値が一番高いと判断し、同図(c)のやすらぎの列から優先度の高い「もみ上げ」をマッサージの種類として選択し、同図(d)のやすらぎの行から「2」の速度を選択し、同図(e)のやすらぎの行から「2」の速さを選択して図12の表のサンプリング番号1の列を埋めた。以下どうように埋めていくことで図13の表を完成させ、同図の図表に準じたマッサージコースデータをマッサージコース実行部5に出力する。
次に、本実施形態に係るマッサージ機の動作について説明する(図14参照)。ステップ1ないし4は前記第1の実施形態に係るマッサージ機の動作と同一であるので省略する。感性データ生成部3は、出力された音楽データに基づき感性データをサンプリング期間毎に生成してマッサージ生成部9に出力する(ステップ11)。マッサージコース生成部9が、感性データ生成部3が出力した感性データに基づき複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成する(ステップ12)。生成したマッサージコースのマッサージコースデータをマッサージコース実行部5に出力する(ステップ13)。最後に、前記第1の実施形態に係るマッサージ機の動作のステップ8を行う。
このように本実施形態に係るマッサージ機によれば、選択された曲に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成し曲を再生しながら実行しているので、使用者が楽曲を選択することで使用者が自らマッサージコースを選択しなくとも楽曲に応じたマッサージコースが自動的に生成され、マッサージを受けたい疲れた使用者等が思考することなくリラックスした状態でマッサージを受けることができると共に、より選択した楽曲の細かい変化にも対応したマッサージを使用者に提供することができ、マッサージと音楽とがより同調したサービスを行うことで著しいマッサージ効果を発揮することができる。
なお、本実施形態に係るマッサージ機においては、感性データ生成部3が全ての音楽データを参照してサンプリング期間毎の感性データを全てマッサージコース生成部9に出力してマッサージコース生成部9がこの全ての感性データに対して一連のマッサージコースを生成しているが、感性データ生成部3がサンプリング期間毎に随時感性データをマッサージコース生成部9に出力し、マッサージコース生成部9がサンプリング期間毎の感性データに基づきマッサージコースの一部を生成し、マッサージコース実行部5にマッサージコースデータを出力し、マッサージコース実行部5が音楽データ再生部6の楽曲の再生と共にかかるマッサージコースデータを実行することもできる。
これは、すなわち、選択された曲に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージ中からマッサージを選択して随時実行すると共に曲を再生することとなり、本実施形態に係る効果と同様な効果を発揮すると共に、実行するときまでにマッサージが選択されていればよく、マッサージが開始されるまでにマッサージコース全工程のマッサージが選択していなくてもよいこととなり、マッサージを開始するまでの処理を大幅に低減化することができ、マッサージ開始までの時間を著しく短縮することで迅速にマッサージを提供することができる。これは、音楽はファイルはデータ量は、一般的なテキストデータと比べ著しく大きく、その全てに対して処理するのは時間がかかり過ぎるからであり、特に、マッサージ機に配設するようなCPU等では現段階では、高価で高パフォーマンスのCPUを特別に使用する場合を除き、スループットで大きな問題が生じる。
(その他の実施形態)
前記各実施形態に係るマッサージ機において、マッサージをしたマッサージコース、再生した楽曲及び実施した時間を記録しておき、使用者の要求に応じて履歴情報として表示し、表示している内容からマッサージコースを選択することもでき、マッサージコースを楽曲に基づき選択・生成する処理を省くことができ、より迅速にマッサージを受けることができる。さらに、同じ曲若しくは同じマッサージコースは合算して表示し、利用頻度の順に並べることもでき、利用頻度が多いということは再び利用する確率が高いため、同様により迅速にマッサージを受けることができる。
また、使用者が楽曲を選択した時点で過去に同一楽曲でマッサージを選択・生成していないかを調べ、同一楽曲でマッサージを選択・生成している場合には過去の選択・生成からマッサージコースを選択・生成することもでき、これによっても迅速に処理することができる。さらには、これらマッサージをしたマッサージコース、再生した楽曲、実施した時間及び利用頻度を使用者毎に管理することができ、複数の人がマッサージ機を使用する場合であっても、迅速に自己の情報だけを取り出せ、選択する時間を短縮する。
また、前記各実施形態に係るマッサージ機において、マッサージをしたマッサージコースを登録することもでき、再び利用する場合に迅速に選択でき、例えば、気にいったマッサージコースを別名として登録することもでき、自分が憶えやすい名称を付けて登録するこもでき、忘れることがない。さらには、そのとき再生した楽曲も示し、かかる楽曲の音楽CDを挿入するように促すこともできる。音楽CDをいれるまでもなく一回再生した音楽データを、別途外部記憶装置を用意して、かかる外部記憶装置に記録し、必要に応じてかかる音楽データを再生できる状態にすることで再び音楽CDを挿入する必要がなくなる。
また、前記各実施形態に係るマッサージ機においては、曲を対象としマッサージコースを選択・生成しているが、映像を対象としマッサージコースを選択・生成してもよく、例えば、再生する映像の中に人がいる場合にはかかる人の顔の変化、映像の中で使用している配色、動くものの速度等をデータ解析して感性データにし、この感性データに基づきマッサージコースを選択・生成することができる。同様に、曲だけ、映像だけでなく、曲と映像から感性データを出力してもよく、感性データの元となる曲、映像などの判断材料が多くなればなるほど感性データの信頼性が向上し、より適切なマッサージコースの選択・生成をすることができる。
また、前記各実施形態に係るマッサージ機において、音楽CDのアルバム名、著作者名、トラック情報が登録されたデータベースであるCDDBを用いることで、楽曲の名称をリモコン28の表示画面28aに表したり、履歴情報として用いることができる。さらに、前記したように外部記憶装置を用いた場合には、音楽CDのデータをそのままのフォーマットで記録することなく、圧縮したMP3に変換して記録することもできるが、この場合に、アルバム名、著作者名、トラック情報、歌詞、楽譜をもIDタグ情報として記録することもできる。特に、歌詞、楽譜は、感性データ生成部3の感性データ生成時に用いることができ、正確な感性データを生成することができる。さらには、感性データ生成部3で感性データを生成することなく、又は、感性データを一判断材料として用い、マッサージコース選択部4で歌詞、楽譜に基づきマッサージコースを選択・生成することもできる。
また、前記各実施形態に係るマッサージ機において、マッサージコース及びマッサージの種類を明示したが、使用者に提示しないマッサージコース及びマッサージの種類を内部的に被覆して用意することもでき、言葉に表現できないがより適切なマッサージコースの選択・生成を行うことができる。このような場合には、リモコン28の表示画面28aにはどのよなマッサージコース及びマッサージの種類かを適切な言葉で表現することはできないが、このように適切な言葉で表示しないことにより使用者が言葉のもつ意味の先入観でマッサージの内容を体感することなくマッサージコースと楽曲が合っていないととり急いで判断することを防止することができる。これは既に言葉が付けられているマッサージコースでも同様なことが言え、意図的にマッサージコース名を表示しないということもできる。
本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の特徴的構成要素の構成ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の全体外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機のリモコンの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機のテーブル態様図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の動作開始終了の比較図である。 本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の動作フローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機の特徴的構成要素の構成ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表である。 本発明の第2の実施形態に係るマッサージ機のマッサージコースデータの図表である。 本発明の第2の本実施形態に係るマッサージ機の動作フローチャートである。
符号の説明
1 CD−ROMドライブ
2 音楽データ読込
3 感性データ生成部
4 マッサージコース選択部
5 マッサージコース実行部
6 音楽データ再生部
7 感性データ・マッサージコース変換テーブル
8 マッサージコースデータテーブル
9 マッサージコース生成部
10 CPU
11 メインメモリ
12 ROM
13 感性データ・マッサージ変換テーブル
21 背もたれ部
21a スピーカ
22 座部
23 肘置き
24 フットレスト
25 メカユニット
26 ベース
27 ガイドレール
28 リモコン
28a 表示画面
28b 再生ボタン
28c 停止ボタン
28d 早送りボタン
28e 巻戻しボタン
28f ボリュームボタン
28g Enterボタン
28h Startボタン
29a 背中用エアセル
29b 腰用エアセル
29c 臀部用エアセル
29d 太腿用エアセル
30、30a、30b、30c、30d 脚用エアセル
31 エアポンプ
32 制御ボックス
51 もみ玉
51a もみ玉支持アーム
52 傾動部
52a 傾動ラックギア
53 ベース
53a 傾動ギア
53b 傾動モータ
53c 昇降モータ
53d ウォーム
53e ウォームホイール
54 昇降軸
55a、55b、55c、55d ローラ
56 傾動軸

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、
    当該施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてコースとしたマッサージコースを複数用意し、
    選択された曲及び/又は映像に基づき当該複数のマッサージコースの中から少なくとも1つのマッサージコースを選択し曲及び/又は映像を再生しながら実行することを
    特徴とするマッサージ機。
  2. 少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、
    選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージを組み合わせてマッサージコースを生成し曲及び/又は映像を再生しながら実行することを
    特徴とするマッサージ機。
  3. 少なくとも1つの施療手段を用いてマッサージを実行するマッサージ機において、
    選択された曲及び/又は映像に基づき施療手段を用いて行う複数のマッサージ中からマッサージを選択して随時実行すると共に曲及び/又は映像を再生することを
    特徴とするマッサージ機。
  4. 前記請求項1ないし3に記載のマッサージ機において、
    曲及び/又は映像を再生し始めて暫くしてマッサージを実行することを
    特徴とするマッサージ機。
  5. 前記請求項1ないし3に記載のマッサージ機において、
    マッサージを実行し始めて暫くして曲及び/又は映像を再生することを
    特徴とするマッサージ機。
  6. 前記請求項1ないし5に記載のマッサージ機において、
    使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースを前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースよりも優先して実行することを
    特徴とするマッサージ機。
  7. 前記請求項1ないし5に記載のマッサージ機において、
    前記本マッサージ機により選択されたマッサージコースを使用者の要求に応じて選択されたマッサージコースよりも優先して実行することを
    特徴とするマッサージ機。
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