JP2009100045A - スピーカー出力表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカーの音量が短い周期で変化しても、スピーカーの音量変化に追随して発光素子の発光の強さが変化するようにする。
【解決手段】スピーカー出力表示装置5は、発光素子60と、制御信号iを入力して発光素子60のオン、オフと発光の強さとを制御する駆動トランジスタTR2と、スピーカー40に入力される信号cを取り出して全波整流する全波整流回路50と、充電のためのコンデンサC3と放電のための抵抗R5とを含み全波整流回路50の全波整流出力をコンデンサC3に与えて充電と抵抗R5による放電とを繰り返す充放電回路61と、コンデンサC3の残留電荷の大きさに応じた制御信号iを生成して駆動トランジスタTR2へ入力する信号入力回路62とを含む。充放電回路61は、全波整流出力の信号レベルが所定の値を超えるとき残留電荷が生じるように回路定数が設定される。
【選択図】図5
【解決手段】スピーカー出力表示装置5は、発光素子60と、制御信号iを入力して発光素子60のオン、オフと発光の強さとを制御する駆動トランジスタTR2と、スピーカー40に入力される信号cを取り出して全波整流する全波整流回路50と、充電のためのコンデンサC3と放電のための抵抗R5とを含み全波整流回路50の全波整流出力をコンデンサC3に与えて充電と抵抗R5による放電とを繰り返す充放電回路61と、コンデンサC3の残留電荷の大きさに応じた制御信号iを生成して駆動トランジスタTR2へ入力する信号入力回路62とを含む。充放電回路61は、全波整流出力の信号レベルが所定の値を超えるとき残留電荷が生じるように回路定数が設定される。
【選択図】図5
Description
この発明は、例えば携帯電話のハンズフリー装置のようなスピーカーを有する装置において、スピーカーが出力する音の変化に応じて発光素子が強く発光したり弱く発光したりしてスピーカーの出力状態を視覚的に認識し得るようにしたスピーカー出力表示装置に関する。
従来、オーディオ機器において、スピーカーボックスの前面にマークを象った発光体を設け、スピーカーの音量変化に応じて発光体を強く発光させたり弱く発光させたりしてイルミネーション機能を付与したスピーカー装置が提案されている(例えば特許文献1)。
この特許文献1に記載されたスピーカー装置は、図7に示すように、増幅回路100よりスピーカー101に入力されるオーディオ信号を抵抗102によって取り出し、ダイオード103で半波整流しかつコンデンサ104で平滑した後、その平滑された直流電圧により抵抗105を通して発光体107に通電して発光体107を構成する複数の発光素子106を発光動作させるものである。なお、図中、電池108は増幅回路100からオーディオ信号が出力されないときでも発光体107に通電して各発光素子106をわずかに発光させるためのものである。
上記したスピーカー装置において、増幅回路100からスピーカー101にオーディオ信号が入力されると、各発光素子106の発光の強さが増し、さらに、音量が増すと、発光の強さが一層増大する。このように、スピーカー101の音量に応じて発光体107が強く発光したり弱く発光したりすることでイルミネーション効果が得られる。
しかしながら、上記した構成のスピーカー装置では、抵抗102によって取り出したオーディオ信号をダイオード103で半波整流しかつコンデンサ109で平滑した後、その平滑された直流電圧によって各発光素子106を発光動作させるので、オーディオ信号の信号レベルの変化に対して、コンデンサ104の平滑出力の変化は緩慢であり、各発光素子の発光の強さは緩やかに変化する。従って、スピーカーの音量が短い周期で変化する場合、その音量変化に追随して各発光素子が強く発光したり弱く発光したりすることはなく、イルミネーション効果に欠けるという問題がある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、スピーカーの音量が短い周期で変化しても、スピーカーの音量変化に追随して発光素子の発光の強さが変化するように構成することにより、イルミネーション効果に優れたスピーカー出力表示装置を提供することを目的とする。
この発明によるスピーカー出力表示装置は、スピーカーが出力する音の変化の状態を発光の強弱で表示するためのものであって、発光素子と、制御信号を入力して前記発光素子のオン、オフと発光の強さとを制御する駆動トランジスタと、スピーカーに入力される信号を取り出して全波整流する全波整流回路と、充電のためのコンデンサと放電のための抵抗とを含み全波整流回路の全波整流出力をコンデンサに与えて充電と抵抗による放電とを繰り返す充放電回路と、前記コンデンサの残留電荷の大きさに応じた制御信号を生成して前記駆動トランジスタへ入力する信号入力回路とを含んでいる。前記充放電回路は、全波整流出力の信号レベルが所定の値を超えるときに残留電荷が生じるように回路定数が設定されて成るものである。
上記した構成のスピーカー出力表示装置では、スピーカーに入力される信号は全波整流回路に取り出されて全波整流される。全波整流回路で得られる脈流の直流電圧が充放電回路のコンデンサに印加されると、コンデンサが充電されるとともに、充電によりコンデンサに蓄えられた電荷が抵抗を流れて放電される。スピーカーに入力される信号の信号レベルが小さいとき、すなわち、音量が小さいときは、充放電回路での放電が十分に行われる結果、コンデンサに残留電荷が生じず制御信号はゼロとなり、駆動トランジスタはオンせず、発光素子は発光しない。
スピーカーに入力される信号の信号レベルが大きくなって音量が増すと、充放電回路での放電が不十分となってコンデンサに残留電荷が生じ、コンデンサの残留電荷の大きさに応じた制御信号が生成される。この制御信号の入力によって駆動トランジスタがオンして発光素子が発光するとともに、制御信号の変化に応じて発光素子の発光の強さも変化し、音量の変化に追随した発光動作となる。
スピーカーに入力される信号の信号レベルが大きくなって音量が増すと、充放電回路での放電が不十分となってコンデンサに残留電荷が生じ、コンデンサの残留電荷の大きさに応じた制御信号が生成される。この制御信号の入力によって駆動トランジスタがオンして発光素子が発光するとともに、制御信号の変化に応じて発光素子の発光の強さも変化し、音量の変化に追随した発光動作となる。
この発明の上記した構成において、前記スピーカーは特に限定されるものではなく、例えば、携帯電話のハンズフリー装置のスピーカーであってもよく、オーディオ機器のスピーカーであってもよい。
この発明の好ましい実施態様においては、前記スピーカーは、アンプ装置を構成するケースに一体に組み込まれており、前記ケースの外面に携帯電話とオーディオ機器とが選択的に接続される外部接続端子が設けられるとともに、ケース内に前記外部接続端子より取り込まれる携帯電話の音声受信信号またはオーディオ機器のオーディオ信号を増幅してスピーカーへ出力する増幅回路が組み込まれている。
ここでの「オーディオ機器」とは、例えば、スピーカーを内蔵していないイヤホン専用のデジタルプレイヤーや小出力のスピーカーを内蔵するミニラジオのようなオーディオ機器を指している。
この実施態様によると、外部接続端子に携帯電話を接続すれば、携帯電話のハンズフリー装置を構成でき、一方、外部接続端子に例えばイヤホン専用のデジタルプレイヤーを接続すれば、音が外部に取り出せる。
ここでの「オーディオ機器」とは、例えば、スピーカーを内蔵していないイヤホン専用のデジタルプレイヤーや小出力のスピーカーを内蔵するミニラジオのようなオーディオ機器を指している。
この実施態様によると、外部接続端子に携帯電話を接続すれば、携帯電話のハンズフリー装置を構成でき、一方、外部接続端子に例えばイヤホン専用のデジタルプレイヤーを接続すれば、音が外部に取り出せる。
この発明によれば、スピーカーが出力する音の強弱に応じて発光素子が強く発光したり弱く発光したりするので、スピーカーの音量が短い周期で変化しても、スピーカーの音量変化に追随して発光素子の発光の強さが変化するもので、イルミネーション効果が大幅に高められる。
また、音量が小さいときは発光素子が発光しないので、携帯電話のハンズフリー装置では、発光の有無によって受信状態や音量の適否を判断でき、また、オーディオ機器では、発光の有無によって同調の状態を判断できる。
また、音量が小さいときは発光素子が発光しないので、携帯電話のハンズフリー装置では、発光の有無によって受信状態や音量の適否を判断でき、また、オーディオ機器では、発光の有無によって同調の状態を判断できる。
図1は、この発明が実施された携帯電話のハンズフリー装置の概略構成を示す。
図示例のハンズフリー装置は、携帯電話2を手に持たずにマイクロフォン20とスピーカー40とを介して通話相手と通話するための構成としてスピーカー付きアンプ装置1を有している。
このスピーカー付きのアンプ装置1は、携帯電話2の音声受信信号を増幅して通話相手の音声をスピーカー40より出力させるという用途と、ディジタルオーディオプレーヤーやミニラジオのような小型で小出力のオーディオ機器3が出力するオーディオ信号を増幅してスピーカー40より出力させるという用途とを備えており、図2および図3に示すように、箱形の本体ケース10の片面にスピーカー40と発光表示器6の発光素子60が、本体ケース10の一端面に2個の外部接続端子11,12が、それぞれ設けられている。
図示例のハンズフリー装置は、携帯電話2を手に持たずにマイクロフォン20とスピーカー40とを介して通話相手と通話するための構成としてスピーカー付きアンプ装置1を有している。
このスピーカー付きのアンプ装置1は、携帯電話2の音声受信信号を増幅して通話相手の音声をスピーカー40より出力させるという用途と、ディジタルオーディオプレーヤーやミニラジオのような小型で小出力のオーディオ機器3が出力するオーディオ信号を増幅してスピーカー40より出力させるという用途とを備えており、図2および図3に示すように、箱形の本体ケース10の片面にスピーカー40と発光表示器6の発光素子60が、本体ケース10の一端面に2個の外部接続端子11,12が、それぞれ設けられている。
前記発光表示器6は、スピーカー40が出力する音の変化の状態を発光の強弱で表示するためのもので、発光素子60として高輝度LEDが用いてある。発光素子60はスピーカー40が出力する音の強弱に応じて強く発光したり弱く発光したりするもので、詳細は後述するが、たとえスピーカー40の音量が短い周期で変化しても、その音量変化に追随して発光素子60の発光の強さが変化する。一方の外部接続端子11には、2本の接続ケーブル8,9を介して携帯電話2が(図2)、1本の接続ケーブル8を介してデジタルプレイヤーやミニラジオのようなオーディオ機器3が(図3)、それぞれ選択的に接続される。他方の外部接続端子12はヘッドホーンを接続するためのものである。なお図中、13は動作表示ランプである。
前記本体ケース10の内部には、外部接続端子11より取り込まれた携帯電話2の音声受信信号またはオーディオ機器3のオーディオ信号を増幅する増幅回路41を含む信号処理回路4が組み込まれている。増幅回路41による増幅出力は音に変換されてスピーカー40より出力される。なお、図示していないが、本体ケース10の他の片面には、電池44(図4に示す。)が収容される蓋付きの電池ボックスが設けられている。
前記信号処理回路4は、外部接続端子11より取り込まれた携帯電話2の音声受信信号の低周波成分をカットして低音を除去するための低周波除去回路43と、外部接続端子11に通話状態の携帯電話2が接続されているときは低周波除去回路43を能動化し外部接続端子11にオーディオ機器3が接続されているときは低周波除去回路43を非能動化する制御回路42とを含んでいる。
上記した構成のスピーカー付きアンプ装置1と音声入力のためのマイクロフォン20とで携帯電話のハンズフリー装置が構成されるが、スピーカー付きアンプ装置1は、外部接続端子11より携帯電話2の音声受信信号が取り込まれたときマイクロフォン20の感度を下げる感度調整回路7をさらに備えている。
携帯電話2は、通話相手からの音声信号を受信する受信回路と通話相手へ音声信号を送信する送信回路とを内蔵し、適所にイヤホンとマイクロフォンの平型共用端子受口23が設けられている。この平型共用端子受口23により携帯電話2に内蔵されているスピーカやマイクロフォンを用いずに、外部のスピーカ40やマイクロフォン20を用いて音声の入出力ができるようになっている。なお、携帯電話2は通話相手からの呼び出しに対して自動着信する機能を有しており、このハンズフリー装置を用いるときは携帯電話2を自動着信の状態に設定しておくのが望ましい。
スピーカー付きアンプ装置1とオーディオ機器3とは、図3に示すように、第1の接続ケーブル8によって接続される。この接続ケーブル8としてステレオオーディオケーブルが用いてあり、その両端にはスピーカー付きアンプ装置1の外部接続端子11とオーディオ機器3のオーディオ信号出力端子30とに接続が可能な3極端子のプラグ80,80がそれぞれ装着されている。
スピーカー付きアンプ装置1と携帯電話2とは、図2に示すように、第1の接続ケーブル8と第2の接続ケーブル9とを介して接続される。第2の接続ケーブル9は、一端に携帯電話2の平型共用端子受口23に接続することが可能な平型端子90が装着され、他端にマイクロフォン20、発着信スイッチ21、およびソケット92が組み込まれた操作部91が装着されている。この操作部91のソケット92には第1の接続ケーブル8のプラグ80が接続可能である。
前記発着信スイッチ21は、着信時にこれを押すと、電源が入って動作表示ランプ13が点灯し、通話が可能となる。なお、携帯電話2を自動着信の状態に設定しておけば、発着信スイッチ21を押すことなく通話ができる。
また、携帯電話2が待機状態のときに発着信スイッチ21を押すと、あらかじめ携帯電話2で設定した番号に電話を掛けることができる。
また、携帯電話2が待機状態のときに発着信スイッチ21を押すと、あらかじめ携帯電話2で設定した番号に電話を掛けることができる。
図4は、スピーカー付きアンプ装置1の構成と、このアンプ装置1が用いられた携帯電話のハンズフリー装置の構成とを示している。
図示例のハンズフリー装置は、スピーカー付きアンプ装置1と第1、第2の各接続ケーブル8,9とで構成されている。スピーカー付きアンプ装置1の外部接続端子11に第1の接続ケーブル8の一方のプラグ80を接続し、第1の接続ケーブル8の他方のプラグ80を第2の接続ケーブル9のソケット92に接続し、第2の接続ケーブル9の平型端子90を携帯電話2の平型共用端子受口23に接続する。なお、図中、12はヘッドホーン22を接続するための外部接続端子である。また、20,21は操作部91に組み込まれているマイクロフォンと発着信スイッチである。
図示例のハンズフリー装置は、スピーカー付きアンプ装置1と第1、第2の各接続ケーブル8,9とで構成されている。スピーカー付きアンプ装置1の外部接続端子11に第1の接続ケーブル8の一方のプラグ80を接続し、第1の接続ケーブル8の他方のプラグ80を第2の接続ケーブル9のソケット92に接続し、第2の接続ケーブル9の平型端子90を携帯電話2の平型共用端子受口23に接続する。なお、図中、12はヘッドホーン22を接続するための外部接続端子である。また、20,21は操作部91に組み込まれているマイクロフォンと発着信スイッチである。
第1、第2の各接続ケーブル8,9は、1本のアースラインEと2本が信号ラインR,Lとを有している。第1のケーブル8の両端に設けられた各プラグ80は各ラインが繋がった電極部81E,81R,81Lを有している。第1の接続ケーブル8の2本の信号ラインR,Lは、プラグ80がオーディオ機器3に接続されるときは、オーディオ信号のステレオ出力回路に接続される。また、第2の接続ケーブル9を介して携帯電話2に接続されるときは、信号ラインRが音声受信信号の受信回路に、信号ラインLが音声送信信号の送信回路に、それぞれ接続される。マイクロフォン91への音声入力で得られる音声送信信号は第2の接続ケーブル9の送信ラインLを介して音声送信信号の送信回路に供給される。
スピーカー付きアンプ装置1は、第1の接続ケーブル8が接続される外部接続端子11と、外部接続端子11より取り込まれた携帯電話2の音声受信信号またはオーディオ機器3が出力するオーディオ信号を処理する信号処理回路4と、マイクロフォン20の感度を調整する感度調整回路7と、スピーカー40が出力する音の変化の状態を表示するスピーカー出力表示装置5とを備えている。
前記外部接続端子11は3個の端子11E,11R,11Lより成り、それぞれが第1の接続ケーブル8のプラグ80に設けられた各電極部81E,81R,81Lと接続される。携帯電話2での音声受信信号やオーディオ機器3が出力するオーディオ信号は端子11Rより取り込まれる。
前記信号処理回路4は、図4および図5に示すように、携帯電話2の音声受信信号またはオーディオ機器3が出力するオーディオ信号を増幅する増幅回路41と、携帯電話2の音声受信信号の低周波成分をカットして低音を除去するための低周波除去回路43と、外部接続端子11に通話可能な状態の携帯電話2が接続されているとき低周波除去回路43を能動化しオーディオ機器3が接続されているとき低周波除去回路43を非能動化する制御回路42とを含んでいる。
低周波除去回路43は、2個のコンデンサC1,C2と1個の抵抗R1とで構成されている。コンデンサC1と抵抗R1とは直列接続されて分圧回路を構成する。周波数が低いときは、コンデンサC1のインピーダンスが大きくなって出力電圧が低くなり、一方、周波数が高いときは、コンデンサC1のインピーダンスが小さくなって出力電圧が高くなるもので、このようにして20〜300ヘルツの周波数帯がカットされ、エコー現象やハウリング音の発生が抑えられる。
前記制御回路42は、オン、オフスイッチを構成する1個のトランジスタTR1と、このトランジスタTR1のベースに接続された抵抗R1とから成るもので、トランジスタTR1のベースには抵抗R2を介して端子11Rに取り出された電圧が作用する。
外部接続端子11に第1、第2の各接続ケーブル8,9を介して通話可能な状態の携帯電話2が接続されているとき、携帯電話2における音声送信信号の送信回路は信号送信が可能な電圧レベルに設定されているので、その電圧レベルが端子11Lを介してトランジスタTR1のベースにかかり、トランジスタTR1はオン動作する。これにより抵抗R1が生かされ、低周波除去回路43が能動化されて低周波成分が除去される。
外部接続端子11に第1、第2の各接続ケーブル8,9を介して通話可能な状態の携帯電話2が接続されているとき、携帯電話2における音声送信信号の送信回路は信号送信が可能な電圧レベルに設定されているので、その電圧レベルが端子11Lを介してトランジスタTR1のベースにかかり、トランジスタTR1はオン動作する。これにより抵抗R1が生かされ、低周波除去回路43が能動化されて低周波成分が除去される。
外部接続端子11に第1の接続ケーブル8を介してオーディオ機器3が接続されている場合は、オーディオ機器3が出力するオーディオ信号は信号の電圧レベルが低いので、トランジスタTR1はオン動作せず、オフ状態にある。これにより抵抗R1は生かされず、低周波除去回路43は非能動化され、低周波成分は除去されない。
低周波除去回路43が能動化されたときは、低周波成分が除かれかつ会話に必要な音域を有する信号bが、また、低周波除去回路43が能動化されていないときは、低周波成分が除かれていない信号bが、それぞれ低周波除去回路43から増幅回路41へ送られる。増幅回路41は前記の信号bを増幅し、その増幅信号cをスピーカ5へ出力する。また、増幅信号cは全波整流回路50に取り込まれて全波整流される。全波整流回路50で得られた脈流の直流電圧vは抵抗R3を介して感度調整回路7および発光表示器6に与えられる。
前記感度調整回路7は、マイクロフォン20への音声入力によって得られる音声送信信号dの携帯電話2への供給を制限するための信号制限部70と、前記増幅回路41が増幅信号cを出力するとき前記信号制限部70を作動状態に設定し、前記増幅信号cを出力しないとき信号制限部70は非作動状態に設定する制御部71とで構成されている。
信号制限部70は、フォトカプラ72と抵抗R4との直列回路により構成されており、マイクロフォン20に対して並列になっている。制御部71に増幅回路41より増幅信号cが送られてきたとき、フォトカプラ72と抵抗R4との直列回路のインピーダンスが小さくなってマイクロフォン20の感度が下がる。一方、制御部71に増幅回路41より増幅信号cが送られてこないとき、フォトカプラ72と抵抗R4との直列回路のインピーダンスが大きくなってマイクロフォン20の感度が上がる。
前記制御部71は、前記全波整流回路50で得られた脈流の直流電圧vを電流制限用の抵抗R3を介してフォトカプラ72へ与えるための回路であり、前記増幅回路41が増幅信号cを出力するとき、その増幅信号cを全波整流回路50で全波整流して得られた直流電圧vが制御駆動回路71によりフォトカプラ72へ与えられると、フォトカプラ72がオン動作する。これによりフォトカプラ72と抵抗R4との直列回路のインピーダンスが小さくなって導通短絡状態になり、マイクロフォン20への音声入力により得られた音声送信信号の携帯電話2への供給が制限される。
増幅回路41が増幅信号cを出力しないとき、フォトカプラ72はオン動作せずオフ状態となる。これによりフォトカプラ72と抵抗R4との直列回路のインピーダンスが大きくなって開放状態になり、マイクロフォン20への音声入力により得られた音声送信信号は携帯電話2の送信回路へ供給される。なお、増幅回路41には電池44によって常時電圧が印加されている。
前記発光表示器6は全波整流回路50とともにスピーカー出力表示装置5を構成するもので、高輝度LEDより成る発光素子60と抵抗R7とが直列接続された発光表示回路63と、ベースに制御信号iを入力して発光表示回路63の動作を制御し発光素子60をオン、オフしたり発光の強さを制御したりする駆動トランジスタTR2と、充電のためのコンデンサC3と放電のための抵抗R5との並列回路を含み全波整流回路50で得られる脈流の直流電圧vをコンデンサC3に与えて充電と抵抗R5による放電とを繰り返す充放電回路61と、充放電回路61に接続されコンデンサC3の残留電荷の大きさに応じた制御信号iを生成して駆動トランジスタTR2のベースへ入力する信号入力回路62とを含んでいる。発光表示回路63は駆動トランジスタTR2のコレクタ側に発光素子60と抵抗R7とを直列に接続して形成されており、発光表示回路63に前記電池44を接続して発光素子60を駆動するための直流電圧V0を供給している。
前記充放電回路61は、全波整流回路50で得られる直流電圧vの信号レベルが所定の値を超えるときに残留電荷が生じるようにコンデンサCの静電容量や抵抗Rの値が設定される。例えば、抵抗R5を大きな値に設定すると、抵抗R5に放電電流が流れにくくなるため、全波整流回路50で得られ脈流の直流電圧vの信号レベルが小さくても、コンデンサC3に残留電荷が生じ、制御信号iが生成されて発光素子60が点灯する。一方、抵抗R5を小さな値に設定すると、抵抗R5に放電電流が流れ易いため、全波整流回路50で得られる直流電圧vの信号レベルがある程度大きくならないと、コンデンサC3に残留電荷が生じず、発光素子60は点灯しない。なお、抵抗R5の値を自由に設定可能とするために抵抗R5に可変抵抗器を用いるとよい。
上記した構成のスピーカー付きアンプ装置1の外部接続端子11と携帯電話2の平型共用端子受口23とが第1、第2の接続ケーブル8,9を介して接続されているとき、外部接続端子11より携帯電話2での音声受信信号が信号処理回路4に取り込まれて増幅回路41で増幅され、その増幅信号c(図6(1)に示す。)はスピーカ40で音声に変換されて出力されるので、通話相手の音声をスピーカー40で聞き取ることができる。
携帯電話2が通話可能な状態にあるとき、制御回路43におけるトランジスタTR1がオン動作して低周波除去回路43が能動化されるので、低周波除去回路43で携帯電話2の音声受信信号に含まれる低周波成分がカットされて低音が除去される。これによりエコー現象の発生が抑制される。
外部接続端子11に第1の接続ケーブル8によってオーディオ機器3が接続されているとき、制御回路43におけるトランジスタTR1はオフ状態であって低周波除去回路43は非能動化されるので、オーディオ機器3が出力するオーディオ信号に含まれる低周波成分はカットされず、低音除去による音の変質や音質の低下を招くことがない。
スピーカー40に入力される増幅回路41の増幅信号cは全波整流回路50により取り出されて全波整流される。その全波整流回路50で得られた脈流の直流出力v(図6(2)に示す。)は充放電回路61のコンデンサC3に与えられると、コンデンサC3が充電されるとともに、充電によりコンデンサC3に蓄えられた電荷が抵抗R5を流れて放電される。スピーカー40に入力される増幅信号cの信号レベルが小さいとき、すなわち、音量が小さいときは、全波整流回路50で得られる直流電圧vは信号レベルが所定の値H以下となるため(図6(2)においてAで示す。)、充放電回路61での放電が十分に行われる。その結果、コンデンサC3の残留電荷はゼロとなって制御信号iはゼロであり(図6(3)においてA′で示す。)、駆動トランジスタTR2はオンせず、発光素子60は発光しない。
スピーカー40に入力される増幅信号cの信号レベルが大きくなって音量が増すと、全波整流回路50で得られる直流電圧vの信号レベルが所定の値Hを超えるため(図6(2)においてBで示す。)、充放電回路61での放電が不十分となってコンデンサC3に残留電荷が生じ、コンデンサC3の残留電荷の大きさに応じた制御信号iが生成される(図6(3)においてB′で示す)。これにより駆動トランジスタTR2がオンし、制御信号iの大きさに応じた強さで発光素子60が発光し、音量の変化に追随する。
2 携帯電話
3 オーディオ機器
5 スピーカー出力表示装置
6 発光表示器
40 スピーカー
41 増幅回路
50 全波整流回路
60 発光素子
61 充放電回路
62 信号入力回路
TR2 駆動トランジスタ
C3 コンデンサ
R5 抵抗
3 オーディオ機器
5 スピーカー出力表示装置
6 発光表示器
40 スピーカー
41 増幅回路
50 全波整流回路
60 発光素子
61 充放電回路
62 信号入力回路
TR2 駆動トランジスタ
C3 コンデンサ
R5 抵抗
Claims (2)
- スピーカーが出力する音の変化の状態を発光の強弱で表示するためのスピーカー出力表示装置であって、
発光素子と、制御信号を入力して前記発光素子のオン、オフと発光の強さとを制御する駆動トランジスタと、スピーカーに入力される信号を取り出して全波整流する全波整流回路と、充電のためのコンデンサと放電のための抵抗とを含み全波整流回路の全波整流出力をコンデンサに与えて充電と抵抗による放電とを繰り返す充放電回路と、前記コンデンサの残留電荷の大きさに応じた制御信号を生成して前記駆動トランジスタへ入力する信号入力回路とを含み、前記充放電回路は、全波整流出力の信号レベルが所定の値を超えるときに残留電荷が生じるように回路定数が設定されて成るスピーカー出力表示装置。 - 前記スピーカーは、アンプ装置を構成するケースに一体に組み込まれており、前記ケースの外面に携帯電話とオーディオ機器とが選択的に接続される外部接続端子が設けられるとともに、ケース内に前記外部接続端子より取り込まれる携帯電話の音声受信信号またはオーディオ機器のオーディオ信号を増幅してスピーカーへ出力する増幅回路が組み込まれている請求項1に記載されたスピーカー出力表示装置。
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JP2007266962A Pending JP2009100045A (ja) | 2007-10-12 | 2007-10-12 | スピーカー出力表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009100045A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-10-12 JP JP2007266962A patent/JP2009100045A/ja active Pending
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