JP2001112565A - リラックスチェア - Google Patents

リラックスチェア

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JP2001112565A
JP2001112565A JP29439499A JP29439499A JP2001112565A JP 2001112565 A JP2001112565 A JP 2001112565A JP 29439499 A JP29439499 A JP 29439499A JP 29439499 A JP29439499 A JP 29439499A JP 2001112565 A JP2001112565 A JP 2001112565A
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JP
Japan
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bag
user
liquid
chair
bags
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29439499A
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English (en)
Inventor
Tadashi Furuta
正 古田
Tsukasa Hatanaka
司 畠中
Yoshihisa Masuo
善久 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が座ったときにフィット感を与えること
ができるリラックスチェアを提供すること。 【解決手段】本発明のリラックスチェアは、座部と背も
たれ部とを有する椅子本体と、液体,流動体,液体と粒
状物との混合物,可撓性を有する固体の何れかを媒体と
して収容し、前記座部の座面と前記背もたれ部の正面と
の少なくとも一方に設けられ、自身に接触した物体の接
触部位の形状に応じて変形可能な弾性体とを備える。こ
のリラックスチェアに利用者が腰掛けて持たれると、座
部や背もたれ部に設けられた弾性体が利用者の体重によ
って利用者に密着するように変形する。これによって、
利用者にフィット感が与えられ、利用者をリラックスさ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施療効果及びリラ
ックス効果を奏する生体刺激手段が椅子本体に設けられ
たリラックスチェアに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の体は、或る刺激(ストレッサ)を受
けると、この刺激に反応して刺激による影響を最小限に
抑え、元の状態を維持しようとする。この反応は、ホメ
オスタシス(恒常性維持機能)と呼ばれている。このホメ
オスタシスは、自律神経系や内分泌系によって司られて
いる。
【0003】精神的ストレスが長く続くと、このストレ
スに対する抵抗力が低下し、ホメオスタシスによって元
の状態に戻りにくくなる。従って、その日のストレス
は、その日のリラクゼーションで解消することが理想で
あり、そのためには、リラックス空間の演出や心の切り
替え、或いは、睡眠・入眠のリカバリー効果の向上等が
必要となる。
【0004】ストレス解消のためのリラクゼーションを
施すものの一つとして、腰掛けた人の人体に対して或る
種の刺激を与える手段が椅子本体に設けられたリラック
スチェア(リラクゼーションチェア)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来におけるリラック
スチェアには、以下のような問題があった。
【0006】リラックスチェアの一つには、施療子を備
えたマッサージチェアがあり、施療子によって利用者に
揉みや叩き等の機械的刺激を与えるものがある。しかし
ながら、機械的刺激は、利用者をリラックス状態に導く
には刺激が強すぎるという問題があった。
【0007】また、従来のマッサージチェアは、肩や腰
に局部的な刺激を与えるようにされているので、利用者
は、自身の半身・全身に対する広域の刺激や、半身・全
身との調和のとれた刺激が得にくいという問題があっ
た。
【0008】また、従来のリラックスチェアは、標準的
な体型以外の利用者が座るには必ずしもフィット性が良
いものではなかった。このため、リラックス状態を誘導
する刺激を与えても、体にフィットしていない椅子に座
ることによる窮屈さ等のストレスで利用者を十分にリラ
ックス状態へ導くことができない場合があった。
【0009】また、リラックス効果を演出する装置に
は、ウオーターベッドやエアーベッドがあるが、これら
の装置は大型且つ重装備であるので、一般の家庭では使
用し難かった。
【0010】また、リラックスチェアを夏場や冬場に利
用すると、リラックスチェアの周囲温度が利用者の快適
温度よりも高くなったり低くなったりするので、利用者
がリラックスチェアに座ることでストレスを感じる場合
があった。このため、リラックスチェアの利用環境が、
利用者にとって快適な周囲温度を持つ空間(例えば、空
調の利いた部屋)に限られていた。
【0011】本発明は、上述した問題に鑑みなされたも
のであり、従来に比べて利用者をリラックス状態に導き
やすくしたリラックスチェアを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明
の第1の態様は、リラックスチェアであり、座部と背も
たれ部とを有する椅子本体と、液体,流動体(ゲル状
物),液体と粒状物との混合物,可撓性を有する固体(ゴ
ム,スポンジ等)の何れかを媒体として収容し、前記座
部の座面と前記背もたれ部の正面との少なくとも一方に
設けられ、自身に接触した物体の接触部位の形状に応じ
て変形可能な弾性体とを備えたことを特徴とする。
【0013】第1の態様によると、利用者がリラックス
チェアの座部に腰掛けて背もたれ部に持たれた場合に、
座部や背もたれ部に設けられた弾性体が利用者の身体の
形状に応じて変形する。このため、利用者にフィット感
を与えることができ、利用者をリラックス状態に導くこ
とができる。
【0014】第1の態様における弾性体は、前記媒体を
収容する被膜部を含み、前記被膜部は、複数種類の可撓
性膜を積層して構成することができる。このようにすれ
ば、弾性体が破損して媒体が外部にもれることを防止す
ることができる。
【0015】また、第1の態様における弾性体の正面側
は、可撓性膜で被覆されているようにすることができ
る。このようにすれば、弾性体が破損する可能性を抑え
ることができる。
【0016】第1の態様における弾性体は、例えば、利
用者の腰部を支持するように背もたれ部に設けられる。
また、利用者の頭部を支持するように背もたれ部に設け
られる。また、利用者の背中を支持するように背もたれ
部に設けられる。また、椅子本体がフットレスト部を有
する場合には、利用者の足部を支持するようにフットレ
スト部に設けられる。
【0017】このように、弾性体が椅子本体の座部,背
もたれ部,フットレスト部に設けられることで、利用者
の全身がフィットする状態で支持されるので、利用者に
リラックス感を与えることができる。
【0018】背もたれ部及び座部に弾性体を設ける場合
には、各弾性体は、その長手方向が略水平方向に設けら
れる。このようにすれば、弾性体が利用者の背面を支持
するとともに、利用者を両側から包み込むようにして支
持することができる。また、各弾性体は、略平行に所定
間隔をあけて設けられる。このようにすることで、利用
者の半身又は全身に一様の弾性体による刺激を与えるこ
とができる。
【0019】また、第1の態様は、背もたれ部がフレー
ムを含み、フレームは、前記背もたれ部の背面方向に凹
んだ凹部を有し、弾性体は、凹部内にて支持され、利用
者の荷重が加わった場合に、凹部の内面形状に沿って変
形するようにすることができる。このようにすれば、弾
性体が凹部の形状に沿って利用者の身体に向かうように
変形するので、利用者にフィット感を与えることができ
る。
【0020】また、第1の態様は、弾性体が利用者の臀
部を支持するように前記座部に設けられ、利用者の座骨
が配置されるべき位置に穴が形成された構成とすること
ができる。
【0021】本発明の第2の態様は、リラックスチェア
であり、座部と背もたれ部とを有する椅子本体と、前記
座部の座面と前記背もたれ部の正面との少なくとも一方
に複数設けられ、利用者の身体面に対して略直交する方
向に伸縮自在な支持部とを備えたことを特徴とする。
【0022】支持部は、例えば、側面が蛇腹状で内部が
中空の円柱状に形成され、その軸方向が利用者と接触す
る方向に設けられ、気体又は液体を媒体として収容し、
利用者による加重に応じて内部の媒体が出し入れされる
構成とする。或いは、内部が中空な螺旋状の管で、内部
に媒体(気体又は液体)が収容される構成としても良い。
このような支持部の表面が可撓性膜で覆われた構成とし
ても良い。
【0023】本発明の第3の態様は、リラックスチェア
であり、座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、前記背
もたれ部の正面側に水平方向に対して略平行に並べて配
置され、水平方向の各端部が弾性部材を介して背もたれ
部のフレームに支持された複数の袋体とを備え、前記各
袋体は、液体,流動体,液体と粒状物との混合物,可撓
性を有する固体の何れかを媒体として収容し、自身に接
触した物体の接触部位の形状に応じて変形することを特
徴とする。
【0024】本発明の第3の態様は、リラックスチェア
であり、座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、側面が
弾性部材を介して背もたれ部のフレームに支持された板
状部材の正面に水平方向に対して略平行に並べて取り付
けられ、前記背もたれ部の正面に配置された複数の袋体
とを備え、前記各袋体は、液体,流動体,液体と粒状物
との混合物,可撓性を有する固体の何れかを媒体として
収容し、自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて
変形することを特徴とする。
【0025】本発明の第4の態様は、リラックスチェア
であり、座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、背面が
弾性部材を介して背もたれ部のフレームに支持された板
状部材の正面に水平方向に対して略平行に並べて取り付
けられ、前記背もたれ部の正面に設けられた複数の袋体
とを備え、前記各袋体は、液体,流動体,液体と粒状物
との混合物,可撓性を有する固体の何れかを媒体として
収容し、自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて
変形することを特徴とする。
【0026】本発明の第5の態様は、リラックスチェア
座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、前記背もたれ部
の正面に設けられ内部が中空で可撓性を有する袋体と、
気体又は液体を前記袋体に収容される媒体として前記袋
体に対して給排する給排手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0027】第5の態様は、袋体が前記座部の座面に設
けられているようにすることができる。また、椅子本体
がフットレスト部をさらに備え、前記袋体が前記フット
レスト部の正面に設けられているようにすることができ
る。
【0028】第5の態様によると、利用者がリラックス
チェアに座ると、各袋体が利用者の身体を支持する。こ
のとき、各袋体は、利用者との接触部位に応じて変形す
るので、利用者にフィット感を与えることができる。
【0029】給排手段は、前記媒体を前記袋体内部を通
じて循環させる。或いは、給排手段は、媒体の給排によ
って前記袋体を振動させる。このように、袋体内の媒体
が動くことによる刺激が利用者に与えられるので、利用
者がフィット感が長時間続くことによって窮屈さを感じ
ることが解消される。
【0030】第5の態様は、前記媒体が液体であり、こ
の液体の温度を検出する温度検出手段と、検出手段の検
出結果に基づいて前記袋体に供給される液体の温度を調
整する温度調整手段とをさらに備えた構成とすることが
できる。このようにすれば、袋体の温度を利用者が心地
よく感じる温度にすることで、利用者をリラックスさせ
ることができる。
【0031】この場合には、前記椅子本体の周囲の温度
を検出する第2温度検出手段をさらに備え、前記温度調
整手段は、前記温度検出手段及び前記第2温度検出手段
の検出結果に基づいて前記袋体に供給される液体の温度
を調整するようにするのが好ましい。このようにすれ
ば、夏場や冬場でもリラックスチェアを快適に利用する
ことが可能となる。
【0032】第5の態様は、給排手段が、液体を媒体と
して前記袋体に供給する第1供給手段と、気体を媒体と
して前記袋体に供給する第2供給手段とを含み、前記袋
体に対して供給すべき媒体を決定する決定手段をさらに
備え、前記第1供給手段及び前記第2供給手段は、前記
決定手段の決定結果に従って動作するようにすることが
できる。このようにすれば、利用者に応じた媒体を袋体
に対して給排することができ、利用者に所望の刺激を与
えることができる。
【0033】また、第5の態様は、椅子本体がフットレ
スト部を有し、袋体は、利用者の頭部を支持するように
前記背もたれ部の正面に設けられるとともに、利用者の
足部を支持するように前記フットレスト部の正面に設け
られており、媒体が液体であり、液体を冷却する冷却手
段と、液体を加熱する加熱手段とをさらに備え、給排手
段は、前記冷却手段によって冷却された液体を前記背も
たれ部に設けられた袋体に供給するとともに、前記加熱
手段によって加熱された液体を前記フットレスト部に設
けられた袋体に供給するようにすることができる。
【0034】また、第5の態様は、前記袋体内の圧力を
検出する圧力検出手段をさらに備え、前記給排手段は、
前記圧力検出手段の検出結果に従って、袋体への媒体の
供給又は袋体からの媒体の排出を行う構成とすることが
できる。このようにすれば、袋体の圧力を利用者の所望
の圧力とすることができ、利用者に所望の刺激を与える
ことができる。
【0035】また、第5の態様は、袋体が水平方向に並
べられ開閉自在な媒体の通路によって連結された第1袋
体と第2袋体とを含み、前記給排手段は、前記媒体の通
路を開閉制御することによって前記第1袋体及び前記第
2袋体に対する媒体の給排を制御するようにすることが
できる。
【0036】また、第3〜5の態様は、袋体を振動させ
る音波を発する音波発生手段をさらに備えた構成とする
ことができる。このようにすれば、袋体の振動による刺
激を利用者に与えることができる。
【0037】また、第5の態様は、複数の袋体が背もた
れ部に対する取り付け高さを代えて並べて設けられ、袋
体を振動させる音波を発する音波発生手段をさらに備
え、前記音波発生手段は、前記背もたれ部に対する取り
付け高さが高い順に各袋体を振動させるようにすること
ができる。また、前記音波発生手段は、前記背もたれ部
に設けられた袋体のうち取り付け高さが最も低い袋体を
振動させた後、次に座部に設けられた袋体を振動させる
ようにしても良い。さらに、前記音波発生手段は、前記
座部に設けられた袋体を振動させた後、前記背もたれ部
に設けられた複数の袋体を、その取り付け高さが低い方
から順に振動させるようにしても良い。このようにすれ
ば、袋体が順次振動することで、利用者にさざ波振動刺
激を与えることができる。
【0038】また、音波発生手段は、音楽を出力するよ
うにしても良い。このとき、袋体を振動させる音波が音
楽に合わせて発せられるようにしても良い。音波は、椅
子本体のフレーム又は袋体の固有振動周波数(共振周波
数)とするのが好ましい。
【0039】第3〜5の態様は、背もたれ部のフレーム
に振動を与える振動発生部をさらに備えた構成とするこ
とができる。例えば、振動発生部は、フレームに衝撃振
動を与える。このようにすれば、フレームの振動による
刺激を利用者に与えることができる。
【0040】第1〜5の態様は、利用者に視覚刺激を与
えるための画像又は映像を表示する表示手段をさらに備
える構成としても良い。このようにすれば、視覚による
刺激を利用者に与えることができる。
【0041】本発明の第6の構成は、リラックスチェア
であり、座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、前記背
もたれ部の正面に設けられ内部が中空で可撓性を有する
袋体と、気体を媒体として前記袋体に対して給排する給
排手段と、給排手段から前記袋体に供給される気体又は
前記袋体から排出される気体によって鳴る笛とを備えた
ことを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0043】〔実施形態1〕図1(a)は、本発明の実施
形態1によるリラックスチェアを正面からみた説明図で
あり、図1(b)は、図1(a)に示したリラックスチェア
を背面からみた説明図である。図1(a)及び(b)に示す
ように、リラックスチェアの本体1(椅子本体に相当)
は、座部2と、背もたれ部3と、フットレスト部4と、
アームレスト部5a,5bとからなる。
【0044】本体1は、各部の金属製のフレームの正面
側に人間の背面側の形状に合わせて成形したクッション
部材(スポンジ)を取り付け、フレーム及びクッション部
材を皮革製又は布製のカバーで被覆することによって構
成されている。
【0045】座部2,背もたれ部3,及びフットレスト
部4の利用者を支持する側の面には、本発明の弾性体と
しての複数の袋体6〜15が、本体1をその前後方向で
2等分する面に対して略面対称に取り付けられている。
【0046】袋体6は、略円柱又は楕円柱状の外観形状
を有し、背もたれ部3の正面の上側に水平方向に沿って
設けられており、利用者の後頭部を支持する。また、各
袋体7〜10は、略円柱又は楕円柱状の外観形状を有
し、袋体6の下側にほぼ等間隔を空けて袋体6と略平行
に設けられており、利用者の背中を支持する。各袋体1
1は、袋体10の下側にほぼ同じ高さで設けられてお
り、利用者の腰部(腰椎)を支持する。
【0047】また、袋体12は、座部2の座面の奥側に
設けられており、利用者の臀部を支持する。また、各袋
体13,14は、座部2の袋体12よりも手前側に設け
られ、利用者の太股をその裏側から支持する。さらに、
袋体15は、フットレスト部4の正面に設けられ、利用
者のふくらはぎ(及び踵)をその裏側から支持する。
【0048】図2(a)は、図1に示した各袋体6〜15
の構成を示す断面図である。但し、各袋体6〜15は、
同じ構成を有している。このため、例として、図2(a)
には、袋体6が示されている。
【0049】図2(a)に示すように、袋体6は、被膜部
をなす高粘度ゴム液膜16及びゴム膜17からなる多層
構造を有しており、内部に内容物(媒体)18を収容して
いる。内容物18は、流体であり、例えば、気体,液
体,または流動体(ゲル状物)である。これによって、各
袋体6〜15は、弾性(可撓性)を有し、利用者の体重が
掛かった場合に、その押圧力によって変形し、その押圧
力が解除されると、自身の復元力によって元の状態に復
帰する。
【0050】さらに、袋体6の正面側は、図2(b)及び
(c)に示すように、袋体6の正面側は、可撓性膜として
のゲル膜又は高粘度ゴム膜を用いた膜19で被覆されて
いる。これによって、利用者が袋体6の正面側を針やピ
ンでさしてしまい、穴が空いてしまった場合でも、袋体
6から内容物18が出にくくなっており、且つ袋体6の
修繕が容易になっている。
【0051】実施形態1によるリラックスチェアによる
と、利用者が本体1の座部2に腰掛けて、背もたれ部3
に持たれるとともに、フットレスト部4に足を支持させ
ると、利用者の頭,背中,腰部,臀部,太股及びふくら
はぎ(及び踵)が各袋体6〜15に接触するようになる。
【0052】このとき、各袋体6〜15は、利用者の体
重によってつぶれて変形し、利用者との接触面積を増す
ように変形する。即ち、各袋体6〜15は、利用者の各
部(頭部,背中,腰,臀部,ふくらはぎ)の形状に応じて
密着するように変形する(図15(a)参照)。
【0053】これによって、包み込まれるような感触
(フィット感)が利用者に与えられる。このようなソフト
で快適な刺激を利用者に与えることで、利用者の精神状
態をリラックスさせることができる。
【0054】また、各袋体6〜16を多層構造としたの
で、袋体6〜16を単層構造で構成する場合に比べて袋
体6の厚みを減らすことができ、内容物18(媒体)の量
を減らすことができる。これによって、リラックスチェ
アの軽量化を図ることができる。
【0055】また、分割された複数の袋体6〜12を背
もたれ部3に取り付ける構成としたので、袋体6〜12
を一つの袋体で構成した場合に、その内容物18の重さ
によって袋体が垂れ下がってしまうことが防止される。
【0056】なお、実施形態1では、各袋体6〜12が
本体1の正面側の面に取り付けられた構成について説明
したが、各袋体6〜12は、本体1の正面側の面に半ば
埋め込まれるような状態で取り付けられていても良い。
【0057】また、実施形態1では、各袋体6〜12
が、夫々独立して設けられているが、各袋体12が、内
容物18が通過可能な管で相互に連結され、各袋体6〜
12の内容物18が、管を通じて他の袋体内に入り込む
ようにしても良い。
【0058】〔実施形態2〕次に、本発明の実施形態2
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態2
は、実施形態1と共通点を有するので、共通点について
は説明を省略し、相違点について説明する。
【0059】図3(a)は、実施形態2における背もたれ
部3のフレーム21を上方から見た図である。図3(a)
に示すように、フレーム21は、金属製であり、その正
面側は、シリコン樹脂等の弾性部材20で被覆されてい
る。各袋体6〜10(図3(a)には袋体6を例として図
示)は、フレーム21の正面側でフレーム21に取り付
けられている。
【0060】また、フレーム21の短手方向の両端部
は、正面側へ向かって折り曲げられており、これによっ
て、フレーム21の正面側に凹部が形成された状態とな
っている。各袋体6〜10は、この凹部内に位置する状
態で支持されている。従って、各袋体6〜10は、図3
(b)に示すように、利用者の身体(後頭部又は背中)で押
された場合に変形し、その両端部がフレーム21の形状
に沿って前方に盛り上がる。
【0061】これによって、利用者が背もたれ部3に背
中をもたせ掛けると、各袋体6〜12が利用者の胴体を
左右から包み込むように支持する。従って、実施形態2
によれば、利用者に対し、包み込まれるような感触(フ
ィット感)を実施形態1よりもさらに与えることができ
る。
【0062】〔実施形態3〕次に、本発明の実施形態3
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態3
は、実施形態1と共通点を有するので、共通点について
は説明を省略し、相違点について説明する。
【0063】図4は、実施形態3による袋体12の構成
図である。図4に示すように、実施形態3における袋体
12の上面の背面側には、穴12A,12Bが設けられ
ている。また、袋体12の下側には、金属製の座部2の
フレーム(図示せず)が配置され、袋体12は図示せぬフ
レームによって支持されている。
【0064】これによって、利用者が座部2に腰掛ける
と、利用者の座骨が各穴12A,12Bに入り込むよう
になり、各穴12A,12Bを中心として袋体12がつ
ぶれ、利用者の座骨部分が袋体12を支持しているフレ
ーム(図示せず)に接触する(フレームの感触を直に感じ
る)ようになる。
【0065】このように、実施形態3によれば、利用者
が座部2に腰掛けるときに、利用者の座骨が本体1の堅
い部分(この例ではフレーム)に当たるように腰掛けるこ
とができる。このため、利用者が座部2に安定した状態
で座ることができる。即ち、利用者の「すわり」を良く
することができ、利用者にさらなるリラックス感を与え
ることができる。
【0066】〔実施形態4〕次に、本発明の実施形態4
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態4
は、実施形態1と共通点を有するので、共通点について
は説明を省略し、相違点について説明する。
【0067】図5は、実施形態4における各袋体6〜1
5内の内容物18の説明図である。実施形態4では、各
袋体6〜15には、内容物18aとして、界面活性剤で
表面を滑らかにした発泡スチロール粒22の混ざった水
が充填されている。発泡スチロール粒22は、粒の大き
さが揃ったものであっても良く、粒の大きいものと小さ
いものとが混在したものであっても良い。
【0068】〔実施形態5〕次に、本発明の実施形態5
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態5
は、実施形態1と共通点を有するので、共通点について
は説明を省略し、相違点について説明する。
【0069】図6(a)及び(b)は、実施形態6における
利用者の身体を支持する構成を示す図である。図1(a)
に示した本体1の各袋体6〜15が設けられている部位
には、各袋体6〜15に代えて、複数の支持部23が設
けられている。
【0070】各支持部23は、可撓性を有する合成樹脂
を用いて構成され、その側面が蛇腹状に形成され、内部
が中空に形成され、蛇腹部分が折り畳まれることで、そ
の軸方向に伸縮自在となっている。各支持部23は、座
部2,背もたれ部3,フットレスト部4の各フレーム2
1の正面側(利用者の身体と接する側)において、その中
心軸がフレーム21と直交する方向に配置されている。
【0071】各支持部23は、上述した膜19で覆われ
ており、膜19の端部は、フレーム21に貼り付けられ
ている。また、各支持部23の背面側の端面には、支持
部23の内部に連通する管24の一端が連結されてい
る。管24は、フレーム21に設けられた貫通穴25を
通じてフレーム21の背面側に案内されている。
【0072】各管24の他端は、支持部23の内部に充
填される液体(例えば、水)を収容するタンク(図示せず)
に連結されており、各支持部23は、このタンクからの
水を内部に収容している。
【0073】ここに、利用者が座部2に座ると、使用者
の臀部及び太股の裏側が、座部2に設けられた各支持部
23を押圧する。すると、各支持部23は、利用者の体
重による押圧力によってその軸方向につぶれる。
【0074】このとき、支持部23がつぶれその容積が
小さくなることで、支持部23内の水は管24を通じて
図示せぬタンクに収容される。ところが、タンクが水で
満たされた場合には、支持部23内の水は、支持部23
から出ることができなくなるこれによって、支持部23
に対する押圧力と、この押圧力に抗する力とが釣り合
う。
【0075】これによって、座部2に設けられた各支持
部23は、利用者の臀部及び太股を支持する。このよう
に、利用者の体重によって、支持部23が完全につぶ
れ、支持部23内の水がなくならないように、水の量が
調整されている。
【0076】また、利用者が背もたれ部3に背中をもた
せ掛けた場合には、背もたれ部3に設けられた各支持部
23が利用者の背中及び腰を支持する。また、フットレ
スト部4に設けられた各支持部23は、同様の手法によ
って利用者のふくらはぎ(及び踵)を支持する。
【0077】その後、利用者が立ち上がり、リラックス
チェアから離れると、各支持部23は自身の復元力によ
ってその軸方向に伸張し、このとき、図示せぬタンクか
ら管24を通じて水を吸い上げる。
【0078】なお、上述した構成に代えて、圧力センサ
とポンプとを設け、圧力センサが支持部23に対する圧
力を検出し、この圧力に応じてポンプが支持部23内の
水を出し入れすることで、支持部23を伸縮させるよう
にしても良い。また、支持部23への水の出し入れは、
利用者の操作によって行われるようになっていても良
い。
【0079】また、上記実施形態では、各支持部23内
に水を収容する場合について説明したが、水に代えて空
気が収容されるようにしても良い。この場合には、管2
4及びタンクは不要であり、各支持部23内を密閉空間
とする。
【0080】このようにすれば、支持部23に利用者の
体重がかかることによって、支持部23内の空気が収縮
することで支持部23が収縮し、支持部23内の空気が
収縮しきれなくなったときに、利用者の体重を支持し、
利用者がリラックスチェアから離れると、支持部23の
復元力によって支持部23が伸張する。
【0081】以上のような実施形態5における構成とす
れば、各支持部23が利用者の体重を支持する。ここ
で、各支持部23は、その軸方向(利用者の身体面に対
して略直交する方向)に伸縮自在となっており、その方
向における可動量を大きく採ることができる。
【0082】このため、各支持部23は、利用者の体重
によって完全につぶれてしまわない状態で利用者の体重
を支持することができる。これによって、利用者に浮い
ているような感覚が与えられ、利用者に開放感を与え、
リラックスさせることができる。
【0083】〔実施形態6〕次に、本発明の実施形態6
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態6
は、支持部の構成を除いて実施形態5と同じであるの
で、共通点については説明を省略し、相違点について説
明する。
【0084】図7(a),(b)及び(c)は、実施形態6に
おける利用者の体重を支持する支持部26の構成図であ
る。図7において、支持部26は、先端が中心軸に近づ
くように巻かれた渦巻き状の合成樹脂製の管であり、そ
の先端は閉塞され、先端側がフレーム21の正面側から
突出する方向に設けられている。
【0085】支持部26の内部は中空となっており、こ
の内部には、管25を通じて気体又は液体が充填され
る。これによって、支持部26は、その中心軸方向(フ
レーム21に直交する方向)に伸縮可能な押しバネとし
ての性質を持つ。
【0086】ここに、支持部26に利用者の体重がかか
ると、支持部26が体重によって押圧され、その軸方向
に収縮する。そして、内部に充填された気体又は液体が
収縮しきれなくなったときに、支持部26は、利用者の
体重を支持する。その後、利用者の体重による押圧力が
解除されると、支持部26は、自身の復元力によって軸
方向に伸張する。
【0087】なお、支持部26に利用者の体重がかかっ
たときに、その体重による圧力が圧力センサによって検
出され、圧力センサが所定の圧力を検出している間支持
部26が体重を支持するように、、ポンプ又はエアコン
プレッサが流体を管25を通じて支持部26内に送り込
むように構成されていても良い。
【0088】以上のような実施形態6における構成とす
れば、各支持部23が利用者の体重を支持する。ここ
で、各支持部23は、その軸方向(利用者の身体面に対
して略直交する方向)に伸縮自在となっており、その方
向における可動量を大きく採ることができる。
【0089】このため、各支持部23は、利用者の体重
によって完全につぶれてしまわない状態で利用者の体重
を支持することができる。これによって、利用者に浮い
ているような感覚が与えられ、利用者に開放感を与え、
リラックスさせることができる。
【0090】〔実施形態7〕次に、本発明の実施形態7
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態7
は、実施形態1と共通する構成を有するので、共通点に
ついては説明を省略し、相違点について説明する。
【0091】図8(a)及び(b)は、実施形態7の説明図
である。図8(a)及び(b)には、背もたれ部3の金属製
のフレーム27と、複数の引きバネ28と、実施形態1
にて説明した袋体6〜9が示されている。
【0092】各袋体6〜9は、円柱又は楕円柱状の外観
形状を有しており、その内部構造は、実施形態1にて説
明したものと同じである(図2参照)。各袋体6〜9の両
端面には、コイル状の引きバネ28の一端が取り付けら
れている。
【0093】フレーム27は、矩形の枠形に形成されて
おり、各引きバネ28の他端は、フレーム27の枠形の
内側に、フレーム27の短手方向(水平方向)に沿って取
り付けられている。これによって、各袋体6〜9は、フ
レーム27内に、フレーム27の長手方向に沿ってほぼ
等間隔を空けて並べられた状態で配置され、引きバネ2
8によって支持されている。
【0094】このような構成を持つリラックスチェアに
おいて、利用者が背もたれ部3に頭部及び背中を持たせ
かけると、各袋体6〜9は、利用者の体重によって押さ
れ、背もたれ部3の背面側に移動する。このとき、各引
きバネ28は、各袋体6〜9によって背もたれ部3の背
面側に引っ張られて伸張する。
【0095】その後、各袋体6〜9は、自身にかかった
体重と、各引きバネ28の復元力(引っ張る力)とがつり
合ったときに停止する。このとき、各袋体6〜9は、最
も強い押圧力がかかっている部分を中心としてくの字又
は弓状に折れ曲がる。これによって、利用者の頭部及び
胴体が、各袋体6〜9に包み込まれるようにして支持さ
れる。
【0096】その後、利用者がリラックスチェアから立
ち上がると、各引きバネ28が自身の復元力によって収
縮し、各袋体6〜9がフレーム27の短手方向に引っ張
られ、且つ各袋体6〜9は、自身の復元力により、元の
円柱状に戻ろうとする。これらによって、各袋体6〜9
は、利用者の体重がかかる前の状態に戻る。
【0097】なお、実施形態7では、背もたれ部3に配
置される各袋体6〜9について説明したが、袋体10〜
12,或いは、座部2に配置される各袋体12〜15,
或いは、フットレスト部4に配置される袋体15につい
て、上述した構成が採用されていても良い。
【0098】実施形態7にて説明した構成によれば、各
引きバネ28が利用者の体重によって完全に伸びきらな
い状態にされていれば、利用者に浮いている感覚を与え
ることができ、利用者に開放感を与え、リラックスさせ
ることができる。
【0099】また、実施形態7では、図8(a)に示すよ
うに、金属製のフレーム27の側面に、振動発生部28
Aが取り付けられている。振動発生部28Aは、電磁石
28Bと、電磁石28Bの駆動回路28Cとを含んでい
る。
【0100】電磁石28Bは、コイルと、コイル内を軸
方向に移動可能に設けられた鉄心とを含んでいる。鉄心
は、駆動回路28Cが駆動していない場合には、フレー
ム27と接触していない状態にある。
【0101】これに対し、利用者の操作によって、駆動
回路28Cに駆動電力が与えられると、駆動回路28C
が電磁石28Bのコイルに電流を流す。すると、コイル
内に磁界が発生し、鉄心がフレーム27に向かって移動
し、フレーム27に衝突する。
【0102】これによって、フレーム27が振動し、こ
の振動による刺激(衝撃を与えた後の余韻振動刺激)が利
用者に与えられる。また、駆動回路28Cが電磁石28
Bのコイルに流す電流の向きを定期的に切り替える(交
流を流す)ことによって、鉄心を繰り返しフレーム27
に衝突させることで、振動を連続的に発生させることが
できる。このような振動による刺激が利用者に与えられ
ることで、利用者をリラックスさせることができる。
【0103】〔実施形態8〕次に、本発明の実施形態8
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態8
は、実施形態1と共通する構成を有するので、共通点に
ついては説明を省略し、相違点について説明する。
【0104】図9(a)及び(b)は、実施形態8の説明図
である。図8(a)及び(b)には、背もたれ部3の金属製
のフレーム29と、複数の引きバネ30と、支持板31
と、実施形態1にて説明した袋体6〜9が示されてい
る。各袋体6〜9は、円柱又は楕円柱状の外観形状を有
しており、その内部構造は、実施形態1にて説明したも
のと同じである(図2参照)。
【0105】支持板31は、合成樹脂製又は木製の矩形
の平板であり、各袋体6〜9は、支持板31の長辺に沿
って、支持板31の短辺と平行にほぼ等間隔を空けて、
支持板31に直接取り付けられている。
【0106】フレーム29は、矩形の枠形に形成されて
いる。各引きバネ30は、コイル状に形成されている。
各引きバネ30の一端は、支持板31の長手方向(長辺)
の端面に取り付けられ、各引きバネ30の他端は、フレ
ーム29の枠形の内側に取り付けられている。
【0107】これによって、各袋体6〜9が取り付けら
れた支持板31は、フレーム29の枠内にて各引きバネ
30によって支持され、支持板31に取り付けられた各
袋体6〜9は、フレーム29の短手方向(水平方向)の枠
に対して平行に配置されている。
【0108】以上の構成によると、利用者が背もたれ部
3に頭部及び背中を持たせかけると、各袋体6〜9は、
利用者の体重によって押され、これによって、支持板3
1が背もたれ部3の背面側に移動する。このとき、各引
きバネ30は、各支持板31の移動により背もたれ部3
の背面側に引っ張られて伸張する。
【0109】その後、支持板31は、自身にかかった体
重と、各引きバネ30の復元力(引っ張る力)とがつり合
ったときに停止し、利用者を支持する。このとき、各袋
体6〜9は、自身を押圧している利用者の頭部又は胴体
の形状に合わせて、利用者の頭部又は胴体を包み込むよ
うに変形する。
【0110】その後、利用者がリラックスチェアから立
ち上がると、各引きバネ30が自身の復元力によって収
縮し、支持板31が元の位置に戻る。また、各袋体6〜
9は、自身の復元力によって、元の形状に戻る。
【0111】なお、実施形態8では、背もたれ部3に配
置される各袋体6〜9について説明したが、他の袋体1
0,11,或いは、座部2に配置される各袋体12,1
3,14,或いは、フットレスト部4に配置される袋体
15について、上述した構成が採用されていても良い。
【0112】実施形態8にて説明した構成によれば、各
引きバネ30が利用者の体重によって完全に伸びきらな
い状態にされていれば、利用者に浮いている感覚を与え
ることができ、利用者に開放感を与え、リラックスさせ
ることができる。
【0113】〔実施形態9〕次に、本発明の実施形態9
によるリラックスチェアについて説明する。実施形態9
は、実施形態1と共通する構成を有するので、共通点に
ついては説明を省略し、相違点について説明する。
【0114】図10(a)及び(b)は、実施形態9の説明
図である。図10(a)及び(b)には、背もたれ部3の金
属製のフレーム33と、複数のコイル状の押しバネ34
と、支持板35と、ベース板36と、実施形態1にて説
明した袋体6〜9が示されている。
【0115】各袋体6〜9は、円柱又は楕円柱状の外観
形状を有しており、その内部構造は、実施形態1にて説
明したものと同じである(図2参照)。支持板35は、合
成樹脂製又は木製の端面矩形の平板であり、各袋体6〜
9は、支持板35の長辺に沿って、支持板35の短辺と
平行にほぼ等間隔を空けて、支持板35の一方の端面に
直接取り付けられている。
【0116】フレーム33は、矩形の枠形に形成されて
おり、その短手方向に沿って複数のベース板36が取り
付けられている(図10(b)参照)。各押しバネ34は、
コイル状に形成されている。各押しバネ34の一端は、
支持板35の他方の端面に、その端面と直交する方向で
取り付けられている。一方、各押しバネ34の他端は、
ベース板36の正面(背もたれ部3(フレーム33)の正
面側)にベース板36と直交する方向で取り付けられて
いる。
【0117】これによって、各袋体6〜9が取り付けら
れた支持板35は、フレーム33の正面側に各押しバネ
30によって支持され、各袋体6〜9は、夫々4つの押
しバネでその背面を支持板35を介して支持されてい
る。そして、各袋体6〜9は、フレーム33の短手方向
(水平方向)の枠に対して平行に配置されている。
【0118】以上の構成によると、利用者が背もたれ部
3に頭部及び背中を持たせかけると、各袋体6〜9及び
支持板35が利用者の体重によって押されるとともに各
押しバネ34が利用者の体重によって伸縮し、支持板3
5が背もたれ部3の背面側に移動する。
【0119】その後、支持板35は、自身にかかった体
重と各押しバネ34の復元力(伸張する力)とがつり合っ
たときに停止し、利用者を支持する。このとき、各袋体
6〜9は、自身を押圧している利用者の頭部又は胴体の
形状に合わせて、利用者の頭部又は胴体を包み込むよう
に変形する。
【0120】その後、利用者がリラックスチェアから立
ち上がると、各押しバネ34が自身の復元力によって伸
張し、支持板35が元の位置に戻る。また、各袋体6〜
9は、自身の復元力によって、元の形状に戻る。
【0121】なお、実施形態9では、複数のベース板3
6が袋体6〜9に応じてフレーム33に設けられている
例について説明したが、ベース板36が全ての押しバネ
34の他端が取り付けられる一つの部材からなるもので
あっても良い。また、ベース板36は、その数に拘わら
ず、フレーム33と一体に形成される物であっても良
い。また、フレーム33が平板状に形成され、各押しバ
ネ34の他端がフレームの正面に取り付けられるように
しても良い。
【0122】また、実施形態9では、背もたれ部3に配
置される各袋体6〜9について説明したが、袋体10〜
12,或いは、座部2に配置される各袋体12〜15,
或いは、フットレスト部4に配置される袋体15につい
て、上述した構成が採用されていても良い。
【0123】実施形態9にて説明した構成によれば、各
押しバネ34が利用者の体重によって完全に縮みきらな
い状態にされていれば、利用者に浮いている感覚を与え
ることができ、利用者に開放感を与え、リラックスさせ
ることができる。
【0124】〔実施形態10〕次に、本発明の実施形態
10によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態10は、実施形態1と共通する構成を有するので、共
通点については説明を省略し、相違点について説明す
る。
【0125】図11は、実施形態10によるリラックス
チェアをその背面からみた説明図である。図11に示す
ように、実施形態10では、本体1の正面側の表面上又
は表面から半ば飛び出す状態で、利用者の身体を支持・
刺激するための袋体6a,7a,12a,15aが設けら
れている。
【0126】袋体6aは、背もたれ部3に水平方向に設
けられて利用者の頭部を支持し、袋体7aは、背もたれ
部3に水平方向に設けられて利用者の背中(胴体)を支持
する。また、袋体12aは、座部2に水平方向に設けら
れて利用者の臀部を支持し、袋体15aは、フットレス
ト部4に水平方向に設けられて利用者のふくらはぎを支
持する。各袋体6a,7a,12a,15aは、実施形態
1にて説明した構造(図2参照)を有しており、内容物と
して液体(例えば水)を収容する。
【0127】また、本体1(図1参照)の内部(例えば、
座部2の下部)には、給排手段として、液体を収容する
タンク37と、タンク37に導管を介して接続され、各
袋体6a,7a,12a,15aに液体を供給するポンプ
38と、ポンプ38の動作を制御する制御回路43とが
収容されている。
【0128】また、各袋体6a,7a,12aは、各連結
管44,45によって相互に連結されており、連結管4
4は、液体の供給弁40を介してポンプ38に連結さ
れ、連結管45は、液体の排出弁42を介してタンク3
7に連結されている。また、袋体15aは、供給弁39
を介してポンプ38に連結されるとともに、排出弁41
を介してタンク37に連結されている。
【0129】制御回路43は、プロセッサ装置(例え
ば、CPU,MPU,又はDSP)及びメモリを含んでお
り、ポンプ38と信号線を通じて接続されるとともに、
各供給弁39,40及び各排出弁41,42と信号線を通
じて接続されている。制御回路43は、メモリに記憶さ
れたプログラム(ソフトウェア)に従ってこれらの動作を
制御する。但し、制御回路43は、ハードウェアのみか
らなるものであっても良い。
【0130】実施形態10によると、利用者が本体1に
体を預けた際には、利用者の身体が各袋体6a,7a,1
2a,15aによって支持される。その後、利用者が例
えば図示せぬコントローラを用いて制御回路43に指示
を与えると、制御回路43が利用者からの指示に従っ
て、ポンプ38による液体の供給動作,各供給弁39,
40及び各排出弁41,42の開閉動作を制御する。
【0131】例えば、制御回路43からの命令に従っ
て、各供給弁39,40及び各排出弁41,42が開き、
且つポンプ38がタンク37内の液体を各供給弁39,
40側に排出すると、タンク37内の液体が、ポンプ3
8,供給弁39,連結管44,各袋体6a,7a,12
a,連結管45,排出弁42,及びタンク37からなる
第1の閉回路と、ポンプ38,供給弁40,袋体15
a,排出弁41,及びタンク37からなる第2の閉回路
との一方を循環する。
【0132】これによって、各袋体6a,7a,12a,
15a内を液体が流れることによる刺激が利用者に伝達
され、利用者をリラックスさせることができる。また、
袋体を含む液体循環用の閉回路を形成することで、一度
袋体を通過させた液体を再度利用することができるの
で、液体の量を節約することができる。
【0133】また、利用者は、制御回路43に対する指
示によって、第1の閉回路と第2の閉回路の一方のみを
液体が循環するようにすることもできる。また、制御回
路43がポンプ38,各供給弁39,40,各排出弁4
1,42の動作を制御することで、各袋体6a,7a,1
2a又は袋体15a内に充填される内容物の量を調整す
ることができ、これによって、利用者の好みに応じて各
袋体6a,7a,12a又は袋体15aの弾力性(堅さ)を
調整することができる。
【0134】さらに、ポンプ38による圧力と、各供給
弁39,40の開度とを調整することで、液体が各袋体
6a,7a,12a,15aに流入する量とその勢いとを
調整することができる。
【0135】このように、液体が第1の閉回路及び/又
は第2の閉回路を循環することで、各袋体6a,7a,1
2a,15aを振動させることができるので、各袋体6
a,7a,12a,15aが利用者の身体にフィットした
状態が長時間続くことによって利用者が窮屈感を感じて
しまうことを防止することができる。
【0136】なお、実施形態10では、供給弁39,4
0及び排出弁41,42からなる例について説明した
が、図12に示すように、各袋体6a,7a,12a,1
5aの一方の側に供給弁44a〜44dが設けられ、他
方の側に排出弁45a〜45dが設けられ、各袋体6
a,7a,12a,15aに対する液体の給排が個別に行
われ、各袋体6a,7a,12a,15aの弾力性(堅さ)
が個別に調整されるようにしても良い。
【0137】また、実施形態10では、液体を循環させ
る構成について説明したが、液体に代えて気体(例えば
空気)を循環させる構成としても良い。
【0138】〔実施形態11〕次に、本発明の実施形態
11によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態11は、実施形態10と共通する構成を有するので、
共通点については説明を省略し、相違点について説明す
る。
【0139】図13は、実施形態11の説明図である。
実施形態11では、実施形態10にて説明した図12の
構成に加え、タンク37に温度調整手段としてのヒータ
(又はペルチェ素子)46及び熱交換器47と、温度検出
手段としての温度センサ(例えば、サーミスタ)48が設
けられている。
【0140】さらに、実施形態11では、制御回路49
が本体1(図1参照)の内部に設けられており、制御回路
49は、各供給弁44a〜44d,各排出弁45a〜4
5d及びポンプ38の動作に加え、ヒータ46及び熱交
換器47の動作を制御する。
【0141】図14(a)及び(b)は、図13に示したヒ
ータ46及び熱交換器47の説明図であり、図14(a)
には、タンク37を底面からみた状態が図示され、図1
4(b)には、タンク37を側面からみた状態が図示され
ている。また、図15(a)は、本体1を右側面からみた
場合ににおける熱交換器47の本体1に対する取付状態
を示す説明図であり、図15(b)は、本体1の背面から
みた熱交換器47の取付状態を示す図である。
【0142】図14(a)及び(b)において、タンク37
内の液体の供給口側の底部には、ヒータ46としてのシ
ーズヒータが配置されている。ヒータ46は、制御回路
49によって供給される電力によって加熱し、ヒータ4
6の周囲の液体を加熱する。
【0143】熱交換器47は、コンプレッサ47aと、
放熱器47bと、デバイドレータ47cと、毛細管47
dと、冷却管47eとからなり、これらによって形成さ
れた閉回路には、冷媒が循環するようになっている。
【0144】タンク37は、本体1内において、座部2
の下部の背面側に配置されており、コンプレッサ47a
は、タンク37の近傍に並べて配置されている(図15
参照)。放熱器47bは、コンプレッサ47aに連結さ
れ、本体1の背もたれ部3の背面に配置され、外部に露
出している。デバイドレータ47cは、放熱器47bに
連結され、毛細管47dは、デバイドレータ47cに連
結されている。冷却管47eは、コンプレッサ47a及
び毛細管47dに連結され、タンク37内の液体の流入
口側の底部に配置されている。
【0145】以上の構成によって、コンプレッサ47a
で圧縮された冷媒は、放熱器47bを通過する際に本体
1の外部に熱を放出し、デバイドレータ47c及び毛細
管47dを通じて冷却管47eに到達する。すると、冷
却管47e内において冷媒に対する圧力が低下すること
によって冷媒が膨張し、冷却管47eの周囲の熱が奪わ
れる。これによって、冷却管47eの周囲に存する液体
(タンク37内の液体)が熱を奪われ、冷却される。その
後、冷却管47e内の冷媒は、コンプレッサ47aに送
られ、再び圧縮されて放熱器47bに送られる。
【0146】なお、上述した熱交換器47(コンプレッ
サ方式)に代えて、液体を外気温以下に冷却する構成と
して、いわゆる気化熱方式を採用しても良い。気化熱方
式では、サイフォンの原理(毛細管現象)が用いられ、吸
水性の布等に気化媒体を連続的にしみこませ、その布等
にファン等で風を当てて気化熱を奪うことで液体が冷却
される。
【0147】さらに、図14(a)に示すように、タンク
37内のヒータ46と冷却管47eとの間には、温度セ
ンサ48が配置されている。温度センサ48は、タンク
37内の液体の温度を検出し、制御回路49に伝達す
る。
【0148】制御回路49は、利用者からの指示,又は
温度センサ48の検出結果に基づいて、ヒータ46と熱
交換器47(コンプレッサ47a)との一方を動作させる
ことによって、タンク37の液体の温度を制御する。
【0149】また、制御回路49は、温度センサ48に
よって検出された温度に基づいてヒータ46又は熱交換
器47を動作させることによって、液体の温度が所定の
温度の範囲外にならないように温度調整を行う。
【0150】実施形態11によれば、液体が各袋体6
a,7a,12a,15aに循環供給される場合に、制御
回路49が利用者からの指示に応じてヒータ46及び熱
交換器47の動作を制御する。
【0151】これによって、各袋体6a,7a,12a,
15aを通じて循環する液体の温度が利用者の所望する
温度に調整される。従って、利用者に適度の温度刺激が
与えられ、利用者をリラックスさせることができる。
【0152】なお、実施形態11では、各袋体6a,7
a,12a,15aに対してタンク37,ポンプ38,ヒ
ータ46,熱交換器47,温度センサ48からなる一つ
の温度調整ユニットが設けられている。これに代えて、
温度調整ユニットが袋体毎に設けられていても良い。こ
の場合、制御回路49は、制御回路49が制御可能な温
度調整ユニットの数に応じて設けられる。
【0153】また、図13に示した構成に加え、利用者
に対して音,光,熱,空気流,匂い等による刺激を供給
する手段,或いは、利用者に対して揉み,さすり,叩
き,背筋伸ばし等の施療刺激を供給する手段をリラック
スチェアに設け、これらの刺激供給手段によるリフレッ
シュプログラム(施療プログラム)が終了したときに、適
温の液体を循環させるようにしても良い。このようにす
れば、刺激供給手段によるリラックス効果と液体の循環
によるリラックス効果との相乗強化を期待することがで
きる。
【0154】また、或る袋体に対しては、液体の加熱又
は冷却の一方のみが行われる構成にしても良い。例え
ば、袋体6aに供給される液体には冷却のみが行われ、
袋体15aに供給される液体には加熱のみが行われるよ
うにしても良い。
【0155】〔実施形態12〕次に、本発明の実施形態
12によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態12は、実施形態10と共通する構成を有するので、
共通点については説明を省略し、相違点について説明す
る。
【0156】図16は、実施形態12の説明図である。
実施形態12では、実施形態10にて説明した構成(図
11参照)に加え、エアーポンプ(エアーコンプレッサ)
53と、気体(空気)の供給弁54,55と、空気の排出
弁56,57とが、本体1の内部に設けられている。
【0157】エアーポンプ53は空気の流路をなす導管
を通じて各供給弁54,55に連結されており、供給弁
54は連結管44に連結されており、供給弁55は袋体
15aに連結されている。これによって、エアーポンプ
53から供給される空気が、各供給弁54,55を通じ
て各袋体6a,7a,12a,15aに導入される。
【0158】また、排出弁56は連結管45に連結され
ており、排出弁57は袋体15aに連結されている。各
排出弁56,57には、排気管58,59が夫々連結され
ており、各排気管58,59の先端は、本体1の外部に
て開口している。これによって、各袋体6a,7a,12
a,15a内に導入された空気は、各排出弁56,57及
び排気管58,59を通じて本体1の外部に排出され
る。
【0159】制御回路43は、信号線を通じてエアーポ
ンプ53に連結されており、エアーポンプ53の動作を
制御する。
【0160】図17は、第1供給手段としてのポンプ3
8,各供給弁39,40,各排出弁58,59と、第2供
給手段としてのエアーポンプ53,各供給弁54,5
5,各排出弁41,42との決定手段としての制御回路
49による動作タイミングを示すタイムチャートであ
る。図17には、実施形態12の動作例として、制御回
路49が、各袋体6a,7a,12a,15aに液体(水)
を供給した、空気を供給する場合の各部の動作タイミン
グが図示されている。但し、この例では、動作開始時に
おける各袋体6a,7a,12a,15aに空気が入って
いるものとする。
【0161】最初に、制御回路49は、各袋体6a,7
a,12a,15aに水を循環させるため、ポンプ38を
起動させ、各供給弁39,40を開き、各排出弁56,5
7を開く。すると、ポンプ38による圧力によって、各
袋体6a,7a,12a,15aの空気は、各排出弁56,
57及び各排気管58,59を通じて本体1の外部に放
出される。これと同時に、ポンプ38によって吸い上げ
られたタンク37内の水が各供給弁39,40を通じて
各袋体6a,7a,12a,15a内に供給される。
【0162】その後、制御回路49は、各排出弁56,
57を閉じた後、しばらくしてからポンプ38の動作を
停止させるとともに、各供給弁39,40を閉じる。こ
れによって、各袋体6a,7a,12a,15a内が水で
満たされた状態となる。
【0163】その後、制御回路49は、エアーポンプ5
3を起動させ、各供給弁54,55を開き、さらに、各
排出弁41,42を開く。すると、エアーポンプ53に
よる圧力によって、各袋体6a,7a,12a,15aを
満たしていた水は、各排出弁41,42を通じてタンク
37に回収される。これと同時に、エアーポンプ53か
ら空気が送出され、各供給弁54,55を通じて各袋体
6a,7a,12a,15a内に供給される。
【0164】その後、制御回路49は、各排出弁41,
42を閉じた後、しばらくしてからエアーポンプ53の
動作を停止させるとともに、各供給弁54,55を閉じ
る。これによって、各袋体6a,7a,12a,15a内
が空気で満たされた状態となる。
【0165】実施形態12によると、各袋体6a,7a,
12a,15a内を水又は空気で満たすことができるの
で、利用者が自身の好みに応じて水と空気との一方を選
択することで、利用者に適合した媒体が充填された各袋
体6a,7a,12a,15aによる刺激を利用者に与え
ることができる。これによって、利用者をリラックスさ
せることができる。
【0166】なお、実施形態12では、各供給弁39,
40,54,55及び各排出弁41,42,56,57から
なる例について説明したが、図18に示すように、各袋
体6a,7a,12a,15aの媒体の供給側に液体の供
給弁60aと気体の供給弁60bとが夫々設けられ、媒
体の排出側に液体の排出弁61aと気体の排出弁61b
とが夫々設けられ、各袋体6a,7a,12a,15aに
対する液体又は気体の給排が個別に行われ、各袋体6
a,7a,12a,15aの弾力性(堅さ)が個別に調整さ
れるようにしても良い。
【0167】〔実施形態13〕次に、本発明の実施形態
13によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態13は、実施形態11と共通の構成を有する(図13
〜15参照)。このため、構成については説明を省略す
る。
【0168】図19は、実施形態13によるリラックス
チェアにおける動作例を示すタイムチャートである。図
19に示すように、実施形態14では、冷却手段として
の熱交換器47によって冷却された液体が頭部保持用の
袋体6a(図13参照)に供給された後、加熱手段として
のヒータ46によって加熱された液体が足部保持用の袋
体15a(図13参照)に供給されるように、制御回路4
9が、ポンプ38,ヒータ46,熱交換器47,各供給
弁44a,44d及び各排出弁45a,45dの動作を制
御する。
【0169】このように、利用者の頭部保持用の袋体6
aに冷却された液体が供給され、利用者の足部保持用の
袋体15aに加熱した液体が供給されるので、利用者に
対していわゆる「頭寒足熱」の刺激を与えることがで
き、利用者をリラックス状態へ導くことができる。
【0170】また、図19に示した構成に加え、利用者
に対して音,光,熱,空気流,匂い等による刺激を供給
する手段,或いは、利用者に対して揉み,さすり,叩
き,背筋伸ばし等の施療刺激を供給する手段をリラック
スチェアに設け、これらの刺激供給手段によるリフレッ
シュプログラム(施療プログラム)が終了したときに、上
記した「頭寒足熱」の刺激が利用者に与えられるように
しても良い。このようにすれば、刺激供給手段によるリ
ラックス効果と「頭寒足熱」の刺激によるリラックス効
果との相乗強化を期待することができる。
【0171】〔実施形態14〕次に、本発明の実施形態
14によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態14は、実施形態11と共通の構成を有する(図13
〜15参照)。このため、構成については説明を省略す
る。
【0172】図13に示すように、リラックスチェア
は、タンク37内の液体の温度を測定する温度センサ4
8と、リラックスチェアの外部に露出する状態で設けら
れリラックスチェアの周囲の気温(例えば室温)を検出す
る第2温度検出手段としての温度センサ(例えばサーミ
スタ)51とを備えている。
【0173】図20は、実施形態14におけるリラック
スチェアにおける動作を示すタイムチャートである。図
20に示すように、実施形態14では、制御回路49
は、温度センサ51を用いて周囲の気温を監視するとと
もに、温度センサ48を用いてタンク37内の液体(水)
の温度を監視する。
【0174】このとき、温度センサ51が所定値を上回
る周囲気温を検出し、且つ温度センサ48が所定値を上
回る水温を検出した場合には、制御回路49は、熱交換
器47,ポンプ38,各供給弁44a〜44d,各排出
弁45a〜45dの夫々を所定時間所定のタイミングで
動作させて、各袋体6a,7a,12a,15a内の水温
を周囲温度以下に下げる(水の冷温制御)。
【0175】一方、温度センサ51が所定値を下回る周
囲気温を検出し、且つ温度センサ48が所定値を下回る
水温を検出した場合には、制御回路49は、ヒータ4
6,ポンプ38,各供給弁44a〜44d,各排出弁4
5a〜45dの夫々を所定時間所定のタイミングで動作
させて、各袋体6a,7a,12a,15a内の水温を周
囲温度以上に上げる(水の加温制御)。
【0176】実施形態14によれば、利用者が夏場や冬
場にリラックスチェアを利用する場合において、利用者
がリラックスチェアに体を預けたときに、リラックスチ
ェアの表面がその周囲の気温によって熱かったり冷たか
ったりすることで利用者が不快感を感じることが防止さ
れる。
【0177】なお、上記動作は、圧力センサ,赤外線セ
ンサ,静電センサ等の利用者がリラックスチェアに腰掛
けているか否かを判別するための各種のセンサ(判別手
段)によって、利用者がリラックスチェアを利用してい
ない場合にのみ行われるようにしても良い。
【0178】〔実施形態15〕次に、本発明の実施形態
15によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態15は、実施形態10と共通点を有する(図11参
照)。このため、共通点については説明を省略し、相違
点について説明する。
【0179】図21は、実施形態15によるリラックス
チェアをその背面からみた説明図である。図21に示す
ように、実施形態15では、実施形態10の構成に加
え、連結管44(各袋体6a,7a,12a)内の液体の圧
力を検出する圧力センサ62と、袋体15a内の液体の
圧力を検出する圧力センサ63とが設けられている。
【0180】制御回路43は、各圧力センサ62,63
によって検出される圧力を監視し、各袋体6a,7a,1
2a,15a内の圧力が所定範囲となるように、ポンプ
38,各供給弁39,40及び各排出弁41,42の動作
を制御する。
【0181】実施形態15によると、各圧力センサ6
2,63の検出結果に従って、制御回路49が各袋体6
a,7a,12a,15a内の圧力を所定範囲に収まるよ
うに制御する。このため、各袋体6a,7a,12a,1
5aは、所望の弾力を有する状態となり、利用者に対し
て適正な刺激を与える状態で利用者の体重を支持する。
これによって、利用者をリラックスさせることができ
る。
【0182】なお、実施形態15では、供給弁39,4
0及び排出弁41,42からなる例について説明した
が、図21の構成に代えて、図22に示すように、座部
2又はフットレスト部4に利用者の膝裏保持用の袋体6
5が設けられ、各袋体6a,7a,12a,15a,65の
一方の側に供給弁44a〜44eが設けられ、他方の側
に排出弁45a〜45eが設けられ、各袋体6a,7a,
12a,15a,65内の圧力を検出する圧力センサ64
a〜64eが設けられ、各袋体6a,7a,12a,15
a,65の弾力性(堅さ)が個別に調整されるようにして
も良い。このとき、利用者の膝裏には他に比べて軽い圧
力が掛かるように、袋体65内の圧力を他の袋体に比べ
て軽くするのが好ましい。
【0183】〔実施形態16〕次に、本発明の実施形態
16によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態16は、実施形態10において説明したリラックスチ
ェア(図12参照)と共通点を有する。このため、共通点
については説明を省略し、相違点について説明する。
【0184】図23及び図24は、実施形態16の説明
図である。図23及び図24に示すように、実施形態1
6では、図12に示した各袋体6a,7a,12a,15
aに代えて、各袋体66〜73が設けられている。
【0185】各袋体66〜73は、各袋体6a,7a,1
2a,15aが背もたれ部3の中心線上で分割された状
態となっており、背もたれ部3の中心線に対して略左右
対称に配置されている。袋体66と袋体67,袋体68
と袋体69,袋体70と袋体71,袋体72と袋体72
とは、弁74〜77を介して夫々連結されている。
【0186】図24に示すように、各供給弁44a〜4
4d,各排出弁45a〜45d及び各弁74〜77は、
制御回路43に信号線(制御線)を通じて接続されてお
り、制御回路43によってその開閉動作を制御される。
【0187】制御回路43は、ポンプ38,各供給弁4
4a〜44d,各排出弁45a〜45d及び各弁74〜
77を制御することによって、各袋体66〜73の膨張
・収縮を制御する。
【0188】図25は、制御回路43による袋体66及
び袋体67の膨張・収縮の制御動作を示すタイムチャー
トである。図25に示すように、最初に、制御回路43
は、ポンプ38を一定時間動作させた後、供給弁44a
を一定時間開く。すると、袋体66に液体が充填され、
袋体66が膨張する。
【0189】その後、制御回路43が弁74を開くと、
袋体66内の液体が袋体67に移動し、これによって、
袋体66が或る程度まで収縮し、袋体67が或る程度ま
で膨張する。
【0190】その後、制御回路43が、ポンプ38を一
定時間動作させた後、供給弁44a及び弁74を開く
と、各袋体66,67に液体が充填され、各袋体66,6
7がさらに膨張する。
【0191】その後、制御回路43が、排出弁45aを
一定時間開くと、袋体67内の液体が連結管45へ排出
され、連結管45を通じてタンク37に回収される。こ
れによって、袋体67が或る程度まで収縮する。
【0192】その後、制御回路43が排出弁45a及び
弁74を一定時間開くと、各袋体66,67内の液体が
連結管45へ排出される。これによって、各袋体66,
67がさらに収縮する。
【0193】上記動作は、袋体66及び袋体67につい
て説明したが、制御回路43は、袋体68と袋体69,
袋体70と袋体71,袋体72と袋体73との夫々につ
いても同様の制御を行う。
【0194】また、制御回路43は、利用者による操作
を含む一定の条件に従って、図26のタイムチャートに
示す制御も行う。即ち、図26に示すように、制御回路
43は、ポンプ38を一定時間動作させた後、供給弁4
4aを一定時間開く。これによって、袋体66に液体が
充填される。
【0195】その後、所定時間が経過してから供給弁4
4aと弁74とを開閉タイミングを一致させて一定時間
開くことで、各袋体66,67に液体を充填する。その
後、所定時間が経過してから排出弁45aを一定時間開
くことで、袋体67から液体を排出し、袋体67を収縮
させる。
【0196】その後、所定時間が経過してから排出弁4
5a及び弁74を開閉タイミングを合わせて一定時間開
くことで、各袋体66,67から液体を排出させ、各袋
体66,67を収縮させる。
【0197】以上のような制御が行われることで、各袋
体66,67が膨張・収縮すると、いわゆるさざ波振動
刺激が利用者に与え、利用者に波間に漂っているような
感覚を与えることができ、リラックスさせることができ
る。
【0198】実施形態16によると、上述した動作によ
って利用者に袋体66〜73の膨張・収縮による刺激が
与えられる。これによって、利用者をリラックス状態に
導くことができる。
【0199】〔実施形態17〕次に、本発明の実施形態
17によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態17は、実施形態1において説明したリラックスチェ
ア(図1参照)と共通点を有する。このため、共通点につ
いては説明を省略し、相違点について説明する。
【0200】図27(a)は、実施形態17によるリラッ
クスチェアを背面側からみた説明図であり、図27(b)
は、図27(a)に示したリラックスチェアを右側面から
みた説明図である。
【0201】図27(a)及び(b)に示すように、各袋体
6,8,11,12(各袋体7,9,10,13〜15は省略)
は、本体1の座部2及び背もたれ部3の正面から半ば飛
び出す状態で支持されている。各袋体6,8,11,12
の背面側には、スピーカ79〜88(但しスピーカ88
は不図示)が配置されている。
【0202】各スピーカ79〜84は、その背後に設け
られている背もたれ部3のフレーム89に取り付けられ
ており、各スピーカ85〜88は、その背後に設けられ
た座部2のフレーム90に取り付けられている。各スピ
ーカ79〜88は、本体1内に収容された制御回路89
に電気的に接続されている。
【0203】図28は、図27(a)に示した制御回路8
9の説明図である。図28に示すように、制御回路89
は、CPU(中央処理装置)90と、CPU90に接続さ
れたROM(Read Only Memory)91と、CPU90に夫
々接続されスピーカの数に応じて用意された複数の増幅
回路(アンプ)92とを備えており、各アンプ92は、信
号線を通じて各スピーカ79,81,83,85,87に接
続されている。また、図28には図示していないが、制
御回路89は、各スピーカ80,82,84,86,88に
接続されるアンプ92を備えている。
【0204】ROM91には、各スピーカ79〜88か
ら音波を発生させる(各スピーカ79〜88)を振動させ
るための出力パターンデータが記憶されており、CPU
90は、ROM91から読み出した出力パターンデータ
に従って、各アンプ92に音波の出力信号を与える。各
アンプ92は、CPU90から音波の出力信号を受け取
ると、これを増幅して自身が接続されているスピーカに
与える。
【0205】これによって、各スピーカ79〜88が、
音波の出力信号に応じた音波を出力し、この音波によっ
て、各スピーカ79〜88の前方に配置されている各袋
体6a,7a,12a,15aが振動する。
【0206】図29(a)及び(b)は、CPU90の制御
によって各スピーカ79〜88から発せられる音波の出
力パターンの例を示す図である。図29(a)及び(b)に
示す例では、スピーカ79とスピーカ80,スピーカ8
1とスピーカ82,スピーカ83とスピーカ84,スピ
ーカ85とスピーカ86,スピーカ87とスピーカ88
とは、同じタイミングで音波を発するように制御され
る。
【0207】図29(a)に示すように、CPU90は、
各スピーカ79〜88に対し、音波の出力信号を与える
ことで、頭→背→腰→臀部→膝裏(スピーカ79,80→
スピーカ81,82→スピーカ83,84→スピーカ8
5,86→スピーカ87,88)の順で、各スピーカ79
〜88から音波を発生させる(第1のパターン)。
【0208】また、図29(b)に示すように、CPU9
0は、各スピーカ79〜88に対し、頭→背→腰→臀部
→膝裏→臀部→腰→背→頭の順((スピーカ79,80→
スピーカ81,82→スピーカ83,84→スピーカ8
5,86→スピーカ87,88→スピーカ85,86→ス
ピーカ83,84→スピーカ81,82→スピーカ79,
80の順)で各スピーカ79〜88から音波を発生させ
る(第2のパターン)。
【0209】第1及び第2のパターンにおいて、各スピ
ーカ79〜88は、5秒毎に1秒間音波を出力する。ま
た、音波を出力するスピーカが切り替えられる場合に
は、前のスピーカが鳴り終わってから次のスピーカが鳴
るまでの間に所定の休止時間がおかれている。
【0210】また、音波の出力信号には、本体1のフレ
ーム又は各袋体6,8,11,12の共振周波数を持つ信
号が用いられ、例えば、図29(a)に拡大して示すよう
に、固定周波数(例えば、周波数f=100Hz)の信号
が用いられている。
【0211】実施形態17によれば、第1又は第2のパ
ターンで各スピーカ79〜88から音波が出力され、各
袋体6a,7a,12a,15aが振動することで、利用
者に対していわゆるさざ波振動刺激によるリラックス効
果を与えることができる。
【0212】なお、実施形態16では、各スピーカ79
〜88が所定の順で音波を発するようになっているが、
CPU90が各スピーカ79〜88から同時に音波が発
せられるように制御を行っても良い。このような音波に
よる各袋体6a,7a,12a,15aの振動によって
も、利用者をリラックス状態へ導くことができる。
【0213】また、実施形態16では、音波を発するス
ピーカが切り替わる場合には、次のスピーカのみが鳴る
ようになっているが、前のスピーカと次のスピーカとが
同時に鳴り始めて同時に鳴り終わるようにしても良く、
時間をずらしてなる(同時になる時間がある)ようにして
も良く、前のスピーカが鳴り終わると同時に次のスピー
カが鳴る(休止時間をおかない)ようにしても良い。
【0214】また、実施形態17では、音波の出力信号
として、周波数f=100Hzの信号が用いられている
が、例えば、100Hzを中心とした1/fゆらぎ信号
であっても良い。このようにすれば、各袋体6,8,1
1,12によるさざ波振動刺激効果を利用者が得ること
ができる。
【0215】また、音波の出力信号として、100Hz
以下のランダム周波数信号が用いられても良い。
【0216】また、各スピーカ79〜88が振動周波数
(共振周波数)信号と音楽信号との合成信号によって駆動
するようにされていても良い。この場合には、音楽によ
る利用者のリラックス効果を期待できる。
【0217】また、各スピーカ79〜88から出力され
る音楽に連動して各袋体6,8,11,12が振動するよ
うにしても良い。即ち、振動周波数信号のリズムに合わ
せてスピーカが駆動するようにしても良い。
【0218】〔実施形態18〕次に、本発明の実施形態
18によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態18は、実施形態12において説明したリラックスチ
ェア(図18参照)と共通点を有する。このため、共通点
については説明を省略し、相違点について説明する。
【0219】図30は、実施形態18によるリラックス
チェアの正面図であり、図31は、図30に示したリラ
ックスチェアの内部構成を示す図である。図30に示す
ように、実施形態18では、内面に画像又は映像の表示
器が設けられたサングラス型のヘッドマウントディスプ
レイ90が備えられ、ヘッドマウントディスプレイ90
は、信号線を介して本体1に接続されている。
【0220】図31に示すように、ヘッドマウントディ
スプレイ90は、信号線を介して制御回路49と接続さ
れている。制御回路49は、所定の画像データ又は映像
データが記憶されたメモリを有しており、このメモリに
保持された画像データ又は映像データを適宜のタイミン
グでヘッドマウンドディスプレイ90に与える。これに
よって、ヘッドマウントディスプレイ90の表示画面に
は、画像データ又は映像データに応じた画像又は映像が
表示される。
【0221】実施形態18によれば、実施形態12と同
様の手法によって各袋体6a,7a,12a,15aに水
又は空気が供給されるとともに、ヘッドマウントディス
プレイ90に画像又は映像が表示される。
【0222】これによって、利用者に各袋体6a,7a,
12a,15aによる刺激が与えられるとともに、ヘッ
ドマウントディスプレイ90に表示された画像又は映像
による刺激が与えられる。従って、実施形態12による
効果に加え、画像又は映像による刺激の相乗効果を期待
することができる。
【0223】なお、ヘッドマウントディスプレイ90
は、非接触通信によって画像データ又は映像データを制
御回路49から受け取る構成となっていても良い。ま
た、図32の本体1の左側面図に示すように、ヘッドマ
ウントディスプレイ90に代えて、本体1の背もたれ部
3にアーム91が取り付けられ、このアーム91の先端
に画像又は映像を表示する表示器(例えば、液晶表示デ
ィスプレイ)92が設けられた構成であっても良い。
【0224】また、アーム92に代えて、背もたれ部3
の上部に利用者の頭部を覆うフード(図示せず)が設けら
れ、このフードの内面に表示器92が設けられた構成と
しても良い。
【0225】〔実施形態19〕次に、本発明の実施形態
19によるリラックスチェアについて説明する。実施形
態19は、実施形態10において説明したリラックスチ
ェアと共通点を有する。このため、共通点については説
明を省略し、相違点について説明する。
【0226】図33は、実施形態19の説明図である。
図33に示すように、実施形態18は、図11に示した
リラックスチェアとほぼ同じ構成を有している。但し、
実施形態18では、各袋体6a,7a,12a,15a内
を満たす媒体が気体とされ、このため、タンク37が設
けられていない。
【0227】また、ポンプ38から各供給弁39,40
へ通じる導管が分岐しており、分岐した先には、弁93
を介して笛94が設けられており、笛94を通じた空気
は本体1外部へ排出されるようになっている。一方、各
排出弁41,42の空気の排出側には、導管が連結さ
れ、この導管の先端には笛95が設けられ、笛95を通
じた空気は本体1外部へ排出されるようになっている。
弁93は、図示せぬ制御線を通じて制御回路43に接続
されており、制御回路43は、弁93の開閉動作を制御
する。
【0228】実施形態18によると、ポンプ38を駆動
させて空気を各袋体6a,7a,12a,15aに供給す
る場合に、弁93を開くすると、各袋体6a,7a,12
a,15aに供給されるべき空気の一部が笛94を通じ
て本体1の外部に排出される。このとき、笛94が鳴
り、この笛94の音による刺激が利用者に与えられる。
【0229】また、各排出弁41,42が開かれると、
各袋体6a,7a,12a,15a内の空気が各排出弁4
1,42を通じて袋体内から排出され、笛95を通じて
本体1外部に排出される。このとき、笛95が鳴り、こ
の笛95の音による刺激が利用者に与えられる。
【0230】なお、上述した構成に代えて、図34に示
されるように、各袋体6a,7a,12a,15aの両側
に各供給弁44a〜44dと各排出弁45a〜45dと
を設ける場合には、連結管44内の空気が弁93を介し
て笛94に供給されるようにし、また、連結管45内の
空気が笛95に供給されるようにしても良い。
【0231】〔実施形態の変形例〕上述した実施形態1
〜18において説明した構成は、適宜組み合わせること
が可能である。例えば、実施形態7にて説明した振動発
生部28Aは、各実施形態8,9におけるフレーム29,
33に取り付けられていても良い。
【0232】また、実施形態16にて説明したスピーカ
からの出力により袋体を振動させる構成は、実施形態
7,18の構成と組み合わせることができる。また、実
施形態17における各袋体の構成は、実施形態7〜9に
て説明したものを採用することができる。
【0233】
【発明の効果】本発明によるリラックスチェアによる
と、袋体が利用者の身体に密着するようにして利用者を
支持することによって、利用者をリラックスさせること
ができる。
【0234】また、利用者の身体を支持する袋体を設
け、袋体内に収容される媒体を給排することとしたの
で、媒体を袋体を通じて循環させたり、袋体に振動を与
えることによって、利用者をリラックスさせるための刺
激を与えることができる。
【0235】また、袋体を振動させる音波発生手段を設
けたので、袋体が振動することによる刺激を利用者に与
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1によるリラックスチェアを示す説明
【図2】図1に示した袋体の説明図
【図3】実施形態2の説明図
【図4】実施形態3の説明図
【図5】実施形態4の説明図
【図6】実施形態5の説明図
【図7】実施形態6の説明図
【図8】実施形態7の説明図
【図9】実施形態8の説明図
【図10】実施形態9の説明図
【図11】実施形態10の説明図
【図12】実施形態10の変形例の説明図
【図13】実施形態11の説明図
【図14】図13に示したタンク,ヒータ及び熱交換器
の説明図
【図15】図13に示したタンク,ヒータ及び熱交換器
の配置位置の説明図
【図16】実施形態12の説明図
【図17】実施形態12の動作を示すタイムチャート
【図18】実施形態12の変形例の説明図
【図19】実施形態13の動作を示すタイムチャート
【図20】実施形態14の動作を示すタイムチャート
【図21】実施形態15の説明図
【図22】実施形態15の変形例の説明図
【図23】実施形態16の説明図
【図24】実施形態16の説明図
【図25】実施形態16の動作を示すタイムチャート
【図26】実施形態16の動作を示すタイムチャート
【図27】実施形態17の説明図
【図28】図27に示した制御回路の説明図
【図29】実施形態17の動作を示すタイムチャート
【図30】実施形態18の説明図
【図31】実施形態18の説明図
【図32】実施形態18の変形例の説明図
【図33】実施形態19の説明図
【図34】実施形態19の変形例の説明図
【符号の説明】
1 本体(椅子本体) 2 座部 3 背もたれ部 4 フットレスト部 6〜15 袋体(弾性体) 12A,12B 穴 16 高粘度ゴム液膜 17 ゴム膜 18 内容物(媒体) 19 膜(可撓性膜) 21,27,29,33 フレーム 23,26 支持部 28,30 引きバネ 28A 振動発生部 34 押しバネ 35 支持板 37 タンク 38 ポンプ(給排手段) 39,40,54,55 供給弁 41,42,56,57 排出弁 43,49 制御回路 46 ヒータ 47 熱交換器 48,51 温度センサ 53 エアーポンプ 79〜88 スピーカ(音波発生手段) 90 ヘッドマウントディスプレイ(表示手段) 94,95 笛
フロントページの続き (72)発明者 畠中 司 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究 所内 (72)発明者 増尾 善久 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究 所内 Fターム(参考) 3B084 BA00 BA01 HA01 HA05 4C100 BC11 CA03 DA01 DA06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部と背もたれ部とを有する椅子本体と、 液体,流動体,液体と粒状物との混合物,可撓性を有す
    る固体の何れかを媒体として収容し、前記座部の座面と
    前記背もたれ部の正面との少なくとも一方に設けられ、
    自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて変形可能
    な弾性体とを備えたことを特徴とするリラックスチェ
    ア。
  2. 【請求項2】前記弾性体は、前記媒体を収容する被膜部
    を含み、 前記被膜部は、複数種類の可撓性膜を積層してなること
    を特徴とする請求項1記載のリラックスチェア。
  3. 【請求項3】前記弾性体の正面側は、可撓性膜で被覆さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のリラッ
    クスチェア。
  4. 【請求項4】前記弾性体は、利用者の腰部を支持するよ
    うに前記背もたれ部に設けられることを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載のリラックスチェア。
  5. 【請求項5】前記弾性体は、利用者の頭部を支持するよ
    うに前記背もたれ部に設けられることを特徴とする請求
    項4記載のリラックスチェア。
  6. 【請求項6】前記弾性体は、利用者の背中を支持するよ
    うに前記背もたれ部に設けられることを特徴とする請求
    項5記載のリラックスチェア。
  7. 【請求項7】前記各弾性体は、その長手方向が略水平方
    向に設けられることを特徴とする請求項6記載のリラッ
    クスチェア。
  8. 【請求項8】前記各弾性体は、略平行に所定間隔をあけ
    て設けられることを特徴とする請求項7記載のリラック
    スチェア。
  9. 【請求項9】前記背もたれ部は、フレームを含み、 前記フレームは、前記背もたれ部の背面方向に凹んだ凹
    部を有し、 前記弾性体は、前記凹部内にて支持され、利用者の荷重
    が加わった場合に、前記凹部の内面形状に沿って変形す
    ることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載のリラ
    ックスチェア。
  10. 【請求項10】前記弾性体は、利用者の臀部を支持する
    ように前記座部に設けられ、利用者の座骨が配置される
    べき位置に穴が形成されていることを特徴とする請求項
    1〜9の何れかに記載のリラックスチェア。
  11. 【請求項11】座部と背もたれ部とを有する椅子本体
    と、 前記座部の座面と前記背もたれ部の正面との少なくとも
    一方に複数設けられ、利用者の身体面に対して略直交す
    る方向に伸縮自在な支持部とを備えたことを特徴とする
    リラックスチェア。
  12. 【請求項12】座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、 前記背もたれ部の正面側に水平方向に対して略平行に並
    べて配置され、水平方向の各端部が弾性部材を介して背
    もたれ部のフレームに支持された複数の袋体とを備え、 前記各袋体は、液体,流動体,液体と粒状物との混合
    物,可撓性を有する固体の何れかを媒体として収容し、
    自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて変形する
    ことを特徴とするリラックスチェア。
  13. 【請求項13】座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、 側面が弾性部材を介して背もたれ部のフレームに支持さ
    れた板状部材の正面に水平方向に対して略平行に並べて
    取り付けられ、前記背もたれ部の正面に配置された複数
    の袋体とを備え、 前記各袋体は、液体,流動体,液体と粒状物との混合
    物,可撓性を有する固体の何れかを媒体として収容し、
    自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて変形する
    ことを特徴とするリラックスチェア。
  14. 【請求項14】座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、 背面が弾性部材を介して背もたれ部のフレームに支持さ
    れた板状部材の正面に水平方向に対して略平行に並べて
    取り付けられ、前記背もたれ部の正面に設けられた複数
    の袋体とを備え、 前記各袋体は、液体,流動体,液体と粒状物との混合
    物,可撓性を有する固体の何れかを媒体として収容し、
    自身に接触した物体の接触部位の形状に応じて変形する
    ことを特徴とするリラックスチェア。
  15. 【請求項15】座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、 前記背もたれ部の正面に設けられ内部が中空で可撓性を
    有する袋体と、 気体又は液体を前記袋体に収容される媒体として前記袋
    体に対して給排する給排手段とを備えたことを特徴とす
    るリラックスチェア。
  16. 【請求項16】前記袋体が前記座部の座面に設けられて
    いることを特徴とする請求項15記載のリラックスチェ
    ア。
  17. 【請求項17】前記椅子本体がフットレスト部をさらに
    備え、 前記袋体が前記フットレスト部の正面に設けられている
    ことを特徴とする請求項15又は16記載のリラックス
    チェア。
  18. 【請求項18】前記給排手段は、前記媒体を前記袋体内
    部を通じて循環させることを特徴とする請求項15記載
    のリラックスチェア。
  19. 【請求項19】前記給排手段は、媒体の給排によって前
    記袋体を振動させることを特徴とする請求項15記載の
    リラックスチェア。
  20. 【請求項20】前記媒体が液体であり、 この液体の温度を検出する温度検出手段と、 検出手段の検出結果に基づいて前記袋体に供給される液
    体の温度を調整する温度調整手段とをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項15〜19の何れかに記載のリラッ
    クスチェア。
  21. 【請求項21】前記椅子本体の周囲の温度を検出する第
    2温度検出手段をさらに備え、 前記温度調整手段は、前記温度検出手段及び前記第2温
    度検出手段の検出結果に基づいて前記袋体に供給される
    液体の温度を調整することを特徴とする請求項20記載
    のリラックスチェア。
  22. 【請求項22】前記給排手段は、液体を媒体として前記
    袋体に供給する第1供給手段と、気体を媒体として前記
    袋体に供給する第2供給手段とを含み、 前記袋体に対して供給すべき媒体を決定する決定手段を
    さらに備え、 前記第1供給手段及び前記第2供給手段は、前記決定手
    段の決定結果に従って動作することを特徴とする請求項
    15〜19の何れかに記載のリラックスチェア。
  23. 【請求項23】前記椅子本体がフットレスト部を有し、 前記袋体は、利用者の頭部を支持するように前記背もた
    れ部の正面に設けられるとともに、利用者の足部を支持
    するように前記フットレスト部の正面に設けられてお
    り、 前記媒体が液体であり、 液体を冷却する冷却手段と、液体を加熱する加熱手段と
    をさらに備え、 前記給排手段は、前記冷却手段によって冷却された液体
    を前記背もたれ部に設けられた袋体に供給するととも
    に、前記加熱手段によって加熱された液体を前記フット
    レスト部に設けられた袋体に供給することを特徴とする
    請求項15記載のリラックスチェア。
  24. 【請求項24】前記袋体内の圧力を検出する圧力検出手
    段をさらに備え、 前記給排手段は、前記圧力検出手段の検出結果に従っ
    て、袋体への媒体の供給又は袋体からの媒体の排出を行
    うことを特徴とする請求項15〜17の何れかに記載の
    リラックスチェア。
  25. 【請求項25】前記袋体は、水平方向に並べられ開閉自
    在な媒体の通路によって連結された第1袋体と第2袋体
    とを含み、 前記給排手段は、前記媒体の通路を開閉制御することに
    よって前記第1袋体及び前記第2袋体に対する媒体の給
    排を制御することを特徴とする請求項15記載のリラッ
    クスチェア。
  26. 【請求項26】袋体を振動させる音波を発する音波発生
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15〜17
    の何れかに記載のリラックスチェア。
  27. 【請求項27】複数の袋体が背もたれ部に対する取り付
    け高さを代えて並べて設けられ、 袋体を振動させる音波を発する音波発生手段をさらに備
    え、 前記音波発生手段は、前記背もたれ部に対する取り付け
    高さが高い順に各袋体を振動させることを特徴とする請
    求項15又は16記載のリラックスチェア。
  28. 【請求項28】前記音波発生手段は、前記背もたれ部に
    設けられた袋体のうち取り付け高さが最も低い袋体を振
    動させた後、次に座部に設けられた袋体を振動させるこ
    とを特徴とする請求項27記載のリラックスチェア。
  29. 【請求項29】前記音波発生手段は、前記座部に設けら
    れた袋体を振動させた後、前記背もたれ部に設けられた
    複数の袋体を、その取り付け高さが低い方から順に振動
    させることを特徴とする請求項28記載のリラックスチ
    ェア。
  30. 【請求項30】前記背もたれ部のフレームに振動を与え
    る振動発生部をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    2〜14記載のリラックスチェア。
  31. 【請求項31】利用者に視覚刺激を与えるための画像又
    は映像を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1,11〜15の何れかに記載のリラックス
    チェア。
  32. 【請求項32】座部と背もたれ部とを含む椅子本体と、 前記背もたれ部の正面に設けられ内部が中空で可撓性を
    有する袋体と、 気体を媒体として前記袋体に対して給排する給排手段
    と、 給排手段から前記袋体に供給される気体又は前記袋体か
    ら排出される気体によって鳴る笛とを備えたことを特徴
    とするリラックスチェア。
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