JPH11178875A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JPH11178875A
JPH11178875A JP35468697A JP35468697A JPH11178875A JP H11178875 A JPH11178875 A JP H11178875A JP 35468697 A JP35468697 A JP 35468697A JP 35468697 A JP35468697 A JP 35468697A JP H11178875 A JPH11178875 A JP H11178875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
massage machine
temperature
machine according
treatment
control means
Prior art date
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Pending
Application number
JP35468697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Morita
和行 森田
Tsutomu Yamazawa
勉 山沢
Koichi Tanaka
光一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP35468697A priority Critical patent/JPH11178875A/ja
Publication of JPH11178875A publication Critical patent/JPH11178875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筋肉組織や皮膚を傷付けず、内出血も起こさ
ずにマッサージ効果をより高めたマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 マッサージ機は、座部1、背もたれ部2
及び足載せ台3で構成される椅子型であり、背もたれ部
2に、施療手段としての施療子21が上下方向に移動可
能に設けられると共に、施療子21の移動路の両側に生
体Mを温める温度調節手段20が設けられている。温度
調節手段20は、施療子21が施療を開始する前に予め
生体Mを温める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体を機械的刺激
や電気的刺激により施療する機能だけでなく、人体を温
める及び/又は冷やす機能をも有するマッサージ機に関
する。
【0002】
【従来の技術】人体を温める機能を有する従来のマッサ
ージ機は、例えば図6に模式図で示すような構造であ
る。ここに示すマッサージ機は、座部1、背もたれ部2
及び足載せ台3で構成される椅子型であり、座部1に臀
部や大腿部を温めるための温熱手段30が設けられ、背
もたれ部2に背部(肩から腰にかけての部分)をもむ・
たたく等の動作で施療する施療手段としての施療子(も
み玉、図示せず)が設けられている。このマッサージ機
では、温熱手段30で臀部や大腿部を温めながら施療子
で背中をマッサージする。
【0003】又、図7に示すようにハンディ型のマッサ
ージ機もある。このマッサージ機は、マッサージ部40
と支持部41で構成され、マッサージ部40に人体に当
接するための突起部42が設けられ、突起部42に温熱
手段43が設けられている。このマッサージ機では、支
持部41を片手又は両手で持ち、突起部42を人体の患
部に当てることで、患部を温めながら施療する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
マッサージ機では、温熱手段30は座部1に設けられて
いるにもかかわらず、施療部位(この場合は背部)を温
めるものではない。このため、特に冬期等で身体が冷え
ている場合に、背もたれ部2の施療子が非常に凝った部
位や血行の悪い部位を施療すると、施療部位の筋肉組織
や皮膚を傷付けたり、内出血(毛細血管の破裂)を起こ
したりすることがあり、マッサージにより却って症状が
悪化する場合がある。
【0005】又、図7のマッサージ機では、マッサージ
と温熱を同時に行うから、図6のマッサージ機よりは、
温熱によって施療部位の筋肉等の緊張を解き、血行を良
くすることができるので、マッサージ効果が高い。しか
し、マッサージの開始直後は、まだ施療部位が十分に温
まっておらず、筋肉の緊張が解けていなかったり、血流
が滞っていたりするので、マッサージの開始直後では、
やはり施療部位の筋肉組織や皮膚を傷付けたり、内出血
を起こしたりすることがあり、症状を悪化させる恐れは
完全に解消していない。
【0006】この発明は、そのような問題点に着目して
なされたもので、筋肉組織や皮膚を傷付けず、内出血も
起こさずにマッサージ効果をより高めたマッサージ機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のマッサージ機は、生体を施
療する施療手段と、生体を温める温度調節手段とを備え
るものにおいて、前記温度調節手段が施療開始前に予め
生体を温めるようにしたことを特徴とする。このマッサ
ージ機では、施療手段による施療が開始する前に、温度
調節手段により予め生体が温められるので、施療開始時
には施療部位が十分に温まっており、施療部位の筋肉の
緊張が解け、血行が良くなっている。この状態で施療を
開始するので、施療部位の筋肉組織や皮膚が傷付いた
り、内出血が起こったりするようなことはなく、マッサ
ージ本来の効果が十分に発揮されることになる。
【0008】なお、本発明において、施療手段は、人体
に機械的刺激や電気的刺激を与えることができるもので
あれば特定されない。機械的刺激を与えるものとして
は、例えば通常のマッサージ機に使用されているもみ玉
式、空気により空気袋を膨張・収縮させるエア式、振動
子により振動を発生させる振動式、空気を吹き付ける吹
き付け式があり、電気的刺激を与えるものとしては、例
えば低周波治療器があり、これらを単独で用いてもよい
し、組合せて使用してもよい。又、施療手段の個数も、
1個である必要はなく、人体を広範囲にわたって多様に
マッサージするために複数個設けてもよい。この施療手
段により、人体に対してもむ、たたく、押す、振動させ
る等の機械的刺激や、低周波電流を流す等の電気的刺激
が与えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その一実施形態に係るマッサージ機を図
1の(a)に模式図で示す。このマッサージ機は、座部
1、背もたれ部2及び足載せ台3で構成される椅子型で
あり、操作器(リモコン)10を備える。なお、図1に
は示されていないが、このマッサージ機は脚部を備えて
おり、また必要に応じて肘掛けを備えていてもよい。こ
のマッサージ機自体の形態は図6に示す従来のものと同
等であるが、背もたれ部2に、機械的刺激を与える施療
手段として施療子21〔図1の(b)参照〕の他に、生
体を温める温度調節手段20が設けられている。勿論、
温度調節手段20は温める動作だけでなく、冷やす動作
を有するものであってもよい。
【0010】図1の(b)(背もたれ部2の内側図)に
おいて、施療子21は、背もたれ部2の中央を上下方向
に移動可能であり、人体(背部)に直接的に又は布等を
介して間接的に接触し、もむ・たたく等の動作により施
療を行う。温度調節手段20は、施療子21の移動路の
両側に長尺状に設けられている。操作器10の表側の形
態例を示す図2において、この操作器10は、LCD等
の表示部11と操作スイッチ部12とで構成され、操作
スイッチ部12は、電源をON/OFFするための「電
源」スイッチ、「肩」・「腰」・「全身」の施療部位を
選択指示するスイッチ、「もみ」・「たたき」の施療動
作を選択指示するスイッチ、施療動作を予め設定された
動作で自動的に行う「自動」スイッチ、温度調節手段2
0により予熱を行うのか又は施療時に温熱を行うのかを
選択する「予熱/温熱」スイッチを有する。これらのス
イッチの操作により選択指示された施療部位及び施療動
作が表示部11に表示されると共に、動作中の状態も表
示される。
【0011】温度調節手段20は、施療子21の施療部
位、肩・腰・全身に対応して温度調節領域が分割されて
おり、各施療部位に対して温める動作を行うことができ
るようになっている。このマッサージ機の実際の動作に
ついて簡単に説明する。まず、使用者Mが操作器10の
「電源」スイッチを押すと、施療子21は移動可能な範
囲の最上位まで速やかに移動して停止する。施療子21
が移動中に又は停止してから、例えば「肩」スイッチを
押すと、肩に対応する温熱調節手段20の部分が肩を温
める動作を開始し、一定時間が経過すると、温度調節手
段20が動作を停止し、施療子21が肩の位置で動作
(もむ動作又はたたく動作)を開始する。これは、温度
調節手段20が予熱を行う場合であるが、温熱を行う場
合は、肩に対する施療が行われている最中にも温める動
作が継続して行われる。
【0012】上記実施形態では、温度調節手段20の動
作開始から施療子21の動作開始までは一定時間である
が、施療対象部位の温度や温度調節手段20の温度を温
度計測手段によって検知し、施療対象部位の温度や温度
調節手段20の温度が予め設定した所定温度に達した時
点で施療を開始したり、或いは所定温度に達してから更
に一定時間が経過した後に施療を開始したりしてもよ
い。
【0013】又、温度調節手段20は、「電源」スイッ
チが押された場合に、上記肩のように背部の一部分の施
療部位だけでなく、背部全体に対して温める動作を開始
し、上記のように一定時間又は所定温度の条件を満たし
た時点で温める動作を停止するようにもできる。これに
関し、「電源」スイッチのONと同時に、温度調節手段
20が動作し、全ての施療対象部位を温めるようにする
ことも可能である。この場合は、施療部位を選択指示す
る等の操作に要する時間を予熱のために有効に利用で
き、実質的な予熱時間が短くて済む。
【0014】一方、座部1に圧力センサや感圧スイッチ
等の圧力検知手段を設け、マッサージ機に誰も座ってい
ないときは、圧力検知手段の出力信号に基づいて温度調
節手段20による温める動作や施療子21による施療動
作を停止するようにすると、無駄な電力消費がなく、し
かも安全である。或いは、マッサージ機に誰も座ってい
ない場合に、温める動作を完全に停止しないで、動作を
弱くし、座部1に使用者Mが座ることで、圧力検知手段
が人体を検知したら、動作を元の強さに戻すようにして
もよい。この場合は、マッサージ機から少しの間離れて
戻ってきたり、椅子を動作させてから座ったりしても、
温度調節手段20の温度上昇に要する時間が短くなる。
【0015】更に、施療終了と同時に温める動作を停止
せずに、暫く温める動作を続けながら、徐々に加温エネ
ルギーを弱めていくようにすれば、施療後の良好な血行
のリラックス状態をより長く保持できる。他方、上記マ
ッサージ機では、施療子21により背骨の両側が施療さ
れ、温度調節手段20により温められる領域は、施療領
域の更に外側の部分(施療部位の周辺)である。施療部
位自体を温めずに、施療部位の周辺を温めるのは、人体
の一部を温めると、その極付近の部分であれば血流等に
よって熱が運ばれるため、温めた部位だけでなく施療部
位まで温められるからである。これにより、施療子21
そのものは従来のものを利用して、温度調節手段だけを
追加すればよいので、温度調節手段を備えないマッサー
ジ機との部品の共用等も容易であり、コスト面等で有利
である。
【0016】別実施形態に係るマッサージ機を図3の
(a)に模式図で示す。このマッサージ機も、座部1、
背もたれ部2及び足載せ台3で構成される椅子型であ
り、形態的には図1の(a)に示すものと同じである
が、背もたれ部2の中央を上下方向に移動可能に設けら
れた施療子21が温度調節手段20を内蔵する点が異な
る〔図3の(b)参照〕。但し、操作器10の形態は図
2に示すようなものである。
【0017】このマッサージ機でも、「電源」スイッチ
を押すと、施療子21は最上位まで移動して停止する。
施療部位として例えば腰を指定すると、施療子21は腰
に対応する位置に移動して停止し、施療子21に内蔵さ
れた温度調節手段20によって、腰に対して温める動作
が一定時間又は所定温度の条件を満たすまで続けられ
る。
【0018】図3のマッサージ機のように、施療子21
が温度調節手段20を兼有する場合、施療子21による
施療部位と温度調節手段20により温める部位が同じな
ので、施療部位を確実に温めることができ、施療開始前
に施療部位の筋肉の緊張をより確実にほぐし、血行もよ
り促進することができる。しかも、施療部位のみを温め
るので、消費電力が少なく済んで経済的である。
【0019】上記実施形態では、いずれも施療手段とし
て機械的刺激を与える施療子(もみ玉)を使用している
が、施療手段としてはこの他に、前記したように、空気
袋に対して圧縮空気を給気・排気し、空気袋の膨張・収
縮によって施療部位をマッサージするもの、振動子のよ
うに振動により施療部位をマッサージするもの、或いは
空気を施療部位に直接吹き付けてマッサージするもので
あってもよい。
【0020】又、上記実施形態では、温度調節手段20
は温める動作だけを行うものであるが、前記したように
温める動作と冷やす動作を兼有するものであってもよ
い。この場合、温める動作と冷やす動作(冷温動作)を
交互に行うことで、人体の循環器系に良い刺激を与え、
より効果的に血行を促進し、マッサージの効果を増大さ
せることができる。
【0021】ところで、温度調節手段としては、具体的
にはガスや石油等の油脂等の可燃性物質による発熱・融
解・気化による温度変化(融解熱・気化熱等の潜熱)、
気体の圧縮・膨張に伴う(気体方程式に従う)温度変化
(ヒートポンプによるもの等)、或いは使い捨てカイロ
のような酸化還元反応による発熱等の化学的変化による
ものが例示される。特に、ヒートポンプ等はエアコンで
その技術が発達しており、コスト面でも有利となる。
【0022】又、電流によるジュール熱を利用するもの
や、ペルチェ効果を利用するもの等の電気的手段(電気
的素子)によるものも示される。ジュール熱を利用する
電気的素子の中には、素子の抵抗温度係数が正の大きな
値を有するもの、即ち一定電圧の印加によって自らの温
度による抵抗変化で自身の温度が一定に保たれる自己温
度調節機能を有するものがあり、この自己温度調節機能
を有する素子を利用すれば、温度を検知する素子(温度
検知手段)を省略できる上に、素子自身の温度が一定以
上に上昇しないので、簡単な構成で安全且つ低コストな
温度調節手段を実現できる。
【0023】このような温度調節手段は、自己温度調節
機能を有するもの以外は、温度検知手段により施療部位
や温度調節手段の温度が検知され、制御手段が検知され
た温度に基づいて人体を一定の温度に保つように制御す
る。一方、温度調節手段は、人体を直接的又は間接的に
温めたり冷やしたりするが、直接作用させる場合は、例
えば発熱・吸熱素子を人体に直接接触させて、直接的な
熱授受を行えばよいし、間接作用させる場合は、例えば
赤外線を介して放射を行ったり、或いは流体(空気・
水)を加熱又は冷却し、この流体を介して人体に対して
熱授受を行ったりすればよい。赤外線により放射を行う
場合、温度調節手段が施療部位に直接接触しなくても、
離れた位置から施療部位を温めることができるので、予
熱だけでなく施療と併行して温める動作を容易に行うこ
とが可能である。
【0024】流体として水を利用する場合は、例えば風
呂の残り湯をポンプ等を利用して循環させるような構成
にすれば、エネルギーを有効に利用することができる。
特に、椅子型のマッサージ機は温泉地や公衆浴場等に設
置されることも多いので、風呂の残り湯や温泉を利用す
ることは資源の有効利用につながる。流体として空気を
利用する場合は、例えばドライヤのようにファンによっ
て空気を電熱線に通し、その温風を施療部位に吹き付け
るようにすればよい。
【0025】図1の(a)のマッサージ機では、温度調
節手段20は背もたれ部2に設けられているが、背もた
れ部2の形状により、温度調節手段20と使用者Mとの
接触態様が異なってくる。図4及び図5は、その接触態
様を説明するための図(背もたれ部2の横断面図)であ
る。図4では、人体Mに対向する背もたれ部2の対向面
(内側面)が平坦な場合で、この場合は、温度調節手段
20と人体Mとの接触面積が小さい。しかしながら、図
5のように、背もたれ部2の内側面に、人体Mの曲面形
状に適合する形状の隆起部2aを設けることで、温度調
節手段20と人体Mとの接触面積が大きくなり、温度調
節手段20の温める動作や冷やす動作が人体Mに有効に
作用するようになる。
【0026】なお、図4のように背もたれ部2の内側面
が平坦であっても、図1や図3のように背もたれ部2に
温度調節手段20を配置することは、図6のように座部
1に温熱手段30を配置する従来に比べて、施療部位を
温めたり冷やしたりするのに効果的である。即ち、前記
したように、施療対象部位が背中である場合、予め背中
を温めることで、血行を良くし、体感温度を上げること
ができ、身体をリラックスさせて筋肉を軽くほぐすこと
ができる。これによって、身体が冷えた状態で施療子2
1による機械的な施療を行って緊張している筋肉組織や
皮膚を傷めたり傷付けたりすることがなくなり、機械的
施療効果を更に増すことができる。
【0027】図5のように、背もたれ部2の内側面に隆
起部2aを設け、隆起部2aに沿って温度調節手段20
を設けることは、背もたれ部2と人体Mとの接触面積、
即ち温度調節手段20と人体Mとの接触面積が大きくな
り、背中に加わる圧力が均等に分散するようになるの
で、血行を阻害し難く、また放射による熱伝導の割合が
少ないので、換言すると温め過ぎても直ぐに冷やすこと
が容易であるので、万一の火傷を防ぐことができるなど
の理由から、好ましい態様である。
【0028】背もたれ部2を図5のような形態にする構
成は、足載せ台3の形状を足やふくらはぎの形状に適合
させる場合や、ベッド型のマッサージ機においては、ベ
ッドの形状を首、背中、臀部、大腿部、ふくらはぎ、足
首等の形状に適合させる場合にも適用できる。図5にお
いて、温度調節手段20が流体を利用するものである場
合、流体を隆起部2aの変形(膨張・収縮)と温度調節
に共用することができるだけでなく、隆起部2aの内部
構造を単純化することができ、非常に都合がよい。この
場合、流体として空気や水を手軽に利用できるが、特に
空気は発熱・吸熱素子の周囲に通すだけであり、温度調
節を容易に行えるので、隆起部2aの内部構造の単純化
と相まって、低コストとなる。一方、水は防水対策等が
必要ではあるが、比熱が高いため一度加熱すれば冷め難
く、水温や施療部位の温度を一定に保つために水を常時
加熱する必要がなく、省エネに役立つ。
【0029】なお、上記実施形態のマッサージ機は、い
ずれもそれ自体に座ってマッサージを受けるものである
が、固定対象物(椅子、ベッド、足載せ台等)に着脱自
在に取付けるものであっても構わない。例えば、施療子
を備えていない通常の単なる椅子に、上記のような構造
のマッサージ機を紐やベルト等で固定しても、全く同等
の作用効果が得られる。この場合、マッサージ機自体を
軽量化でき、運ぶのにも便利となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、施療手段による施療が開始する前に、温度
調節手段により予め生体が温められるので、次の効果
(1)〜(3)が得られる。 (1)施療開始時には施療部位が十分に温まり、施療部
位の筋肉の緊張が解け、血行が良くなっているので、施
療手段による施療により施療部位の筋肉組織や皮膚が傷
付いたり、内出血が起こったりするようなことはない。 (2)施療部位の筋肉の緊張が解け、血行が良くなって
いるので、施療効果を増大できる。 (3)冬場等の使用環境温度が低い場所での使用でも、
温度調節手段により予め生体が温められるだけでなく、
マッサージ機自体も温められるので、マッサージ機に触
れたときの冷たいという不快感がなく、気分良く施療を
受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る椅子型マッサージ機の模式図
(a)、及びそのマッサージ機の背もたれ部の内側面を
示す図(b)である。
【図2】同マッサージ機に備え付けられる操作器の表側
の形態例を示す図である。
【図3】別実施形態に係る椅子型マッサージ機の模式図
(a)、及びそのマッサージ機の背もたれ部の内側面を
示す図(b)である。
【図4】図1又は図3に示すマッサージ機の背もたれ部
の形状例を示す横断面図である。
【図5】図1又は図3に示すマッサージ機の背もたれ部
の別の形状例を示す横断面図である。
【図6】従来例に係る椅子型マッサージ機の模式図であ
る。
【図7】従来例に係るハンディ型マッサージ機の模式図
である。
【符号の説明】
1 座部 2 背もたれ部 2a 隆起部 3 足載せ台 10 操作器(リモコン) 20 温度調節手段 21 施療子(施療手段) M 使用者(人体)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体を施療する施療手段と、生体を温める
    温度調節手段とを備えるマッサージ機において、 前記温度調節手段は、施療開始前に予め生体を温めるよ
    うにしたことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】前記温度調節手段は、生体を温める機能の
    他に冷やす機能も有することを特徴とする請求項1記載
    のマッサージ機。
  3. 【請求項3】前記温度調節手段は、温める動作と冷やす
    動作を交互に行うことを特徴とする請求項2記載のマッ
    サージ機。
  4. 【請求項4】前記温度調節手段による予熱期間は、一定
    時間であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】施療部位の温度を計測する温度計測手段を
    備え、前記温度調節手段による予熱は、温度計測手段に
    よって計測された施療部位の温度が所定温度に達した時
    点で終了することを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3又は請求項4記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】施療部位の温度を計測する温度計測手段を
    備え、前記温度調節手段による予熱は、温度計測手段に
    よって計測された施療部位の温度が所定温度に達した時
    点から更に一定時間経過した後に終了することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の
    マッサージ機。
  7. 【請求項7】前記温度調節手段は、施療手段が施療して
    いる時に、施療手段が次に施療する予定の施療部位を予
    め温めるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載の
    マッサージ機。
  8. 【請求項8】前記マッサージ機は椅子型であり、前記温
    度調節手段は、予熱動作を行わずに施療中に当該施療部
    位を温めるようにしたことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請
    求項7記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】前記マッサージ機は椅子型であり、前記温
    度調節手段は、予熱動作を行うと共に、施療中にも当該
    施療部位を温めるようにしたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6又は請求項7記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】前記温度調節手段による温度調節対象部
    位は、施療部位そのものであることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8又は請求項9記載のマッサージ
    機。
  11. 【請求項11】前記温度調節手段による温度調節対象部
    位は、施療部位の周辺であることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8又は請求項9記載のマッサージ
    機。
  12. 【請求項12】前記温度調節手段と施療手段は、別体で
    あることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10又は請求項11記載のマッサージ
    機。
  13. 【請求項13】前記マッサージ機はベッド型であり、ベ
    ッドに移動可能な施療手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7、請求項10、請求項11又
    は請求項12記載のマッサージ機。
  14. 【請求項14】前記マッサージ機は足載せ台型であり、
    足載せ台に施療手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6、請求項7、請求項10、請求項11又は請求
    項12記載のマッサージ機。
  15. 【請求項15】前記マッサージ機は固定対象物に対して
    着脱自在に取付けるものであることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項10、請求項11又は請求項12
    記載のマッサージ機。
  16. 【請求項16】前記温度調節手段は、温める動作及び/
    又は冷やす動作を化学反応による発熱・吸熱作用によっ
    て行うことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、
    請求項13、請求項14又は請求項15記載のマッサー
    ジ機。
  17. 【請求項17】前記温度調節手段は、温める動作及び/
    又は冷やす動作を電気的素子によって行うことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
    10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
    4又は請求項15記載のマッサージ機。
  18. 【請求項18】前記温度調節手段は、正の抵抗温度係数
    を利用する自己温度調節機能を有することを特徴とする
    請求項17記載のマッサージ機。
  19. 【請求項19】前記温度調節手段は、発熱・吸熱素子
    と、温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段
    によって検知された温度に基づいて発熱・吸熱素子を制
    御する制御手段とで構成されることを特徴とする請求項
    16又は請求項17記載のマッサージ機。
  20. 【請求項20】前記温度調節手段は、生体を直接的に温
    める及び/又は冷やすことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12、請求項13、請求項14、請求項15、請
    求項16、請求項17、請求項18又は請求項19記載
    のマッサージ機。
  21. 【請求項21】前記温度調節手段は、生体を間接的に温
    める及び/又は冷やすことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、
    請求項12、請求項13、請求項14、請求項15、請
    求項16、請求項17、請求項18又は請求項19記載
    のマッサージ機。
  22. 【請求項22】前記温度調節手段は、温める動作及び/
    又は冷やす動作を加熱又は冷却した流体を媒介して行う
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9、請求項10、請求項11、請求項12、請求項1
    3、請求項14、請求項15、請求項16、請求項1
    7、請求項18又は請求項19記載のマッサージ機。
  23. 【請求項23】前記温度調節手段は、生体を直接的に温
    める及び/又は冷やすこと、生体を間接的に温める及び
    /又は冷やすこと、温める動作及び/又は冷やす動作を
    加熱又は冷却した流体を媒介して行うことのうち、いず
    れか2つ以上を組合せてなることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求
    項11、請求項12、請求項13、請求項14、請求項
    15、請求項16、請求項17、請求項18又は請求項
    19記載のマッサージ機。
  24. 【請求項24】前記流体による温度調節は、流体の循環
    によって行うことを特徴とする請求項22又は請求項2
    3記載のマッサージ機。
  25. 【請求項25】前記流体による温度調節は、流体の貫通
    によって行うことを特徴とする請求項22又は請求項2
    3記載のマッサージ機。
  26. 【請求項26】前記温度調節手段は、生体の形状に適合
    する形状を有することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12、請求項13、請求項14、請求項15、請求
    項16、請求項17、請求項18、請求項19、請求項
    20、請求項21、請求項22、請求項23、請求項2
    4又は請求項25記載のマッサージ機。
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