JP2003076051A - 記録用紙、及びそれを用いた画像記録方法 - Google Patents

記録用紙、及びそれを用いた画像記録方法

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JP2003076051A JP2001262968A JP2001262968A JP2003076051A JP 2003076051 A JP2003076051 A JP 2003076051A JP 2001262968 A JP2001262968 A JP 2001262968A JP 2001262968 A JP2001262968 A JP 2001262968A JP 2003076051 A JP2003076051 A JP 2003076051A
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千鶴 古賀
Kiyoshi Hosoi
清 細井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録方式と電子写真記録方式
に共用でき、インクジェット記録方式によって印刷した
時の、光学濃度、発色性に高くし、色間にじみやフェザ
リングを少くし、画像の耐水性に優れ、且つレーザープ
リンターや複写機のような電子写真方式によって印刷し
た時にトナーの転写不良が発生せず、鮮明な画質が得ら
れる記録用紙、及び画像記録方法を提供すること。 【解決手段】 パルプ繊維を主体とし填料を含有した原
紙の片面或いは両面に、カチオン性の樹脂を塗布した記
録用紙であって、22℃55%RHでの表面電気抵抗率
が1.0×109〜1.0×1011Ωの範囲で、22℃
55%RHでの体積電気抵抗率が1.0×1010〜1.
0×1012Ω・cmの範囲であり、且つ修正ステキヒト
サイズ度が10秒以上40秒以下であることを特徴とす
る記録用紙及びそれを用いた画像記録方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特殊なコーティン
グを施していないいわゆる普通紙のうち、インクジェッ
ト記録方式および電子写真記録方式に共用するのに適し
た記録用紙及びそれを用いた画像記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式はカラー化が容
易であり、また、消費エネルギーが少なく、記録時の騒
音も低く、さらにプリンタの製造コストを低く抑えるこ
とができるという特徴を有する。このような特徴を有す
るため、近年では家庭用としてのみならず、広くオフィ
スでも使用されレーザープリンターや複写機などの電子
写真記録方式の機器と併用される機会が増えている。
【0003】インクジェット記録方式にはいわゆる普通
紙、インクジェット用コート紙および光沢紙、白色フィ
ルム、透明フィルムといった被記録媒体が用いられる。
特にオフィス等でレーザープリンターや複写機と併用さ
れる場合には、これらの電子写真記録方式機器との汎用
性が高く、価格が安く入手の容易な普通紙に印刷する機
会が最も多い。したがって、インクジェット記録方式で
は普通紙に対する記録適性を向上させることが極めて重
要である。しかしながら、これまでのインクジェット記
録方式では、普通紙に対して印刷する際に下記1.〜
4.で示すような問題点があった。
【0004】1.紙の繊維に沿ってインクが流れ出す、
いわゆるフェザリングという現象が発生する。このフェ
ザリングによって、特に黒文字画質を著しく損なう。 2.いわゆる普通紙は一般にサイズ(撥水性)を効かせ
ている。このためインクの吸収が遅くなり、異なる色同
士が接する部分において、いわゆる色間にじみが発生す
る。 3.色材が用紙の表面に留まりにくく、特にカラーの発
色性が十分ではない。 4.水溶性の色材を使用するため、記録された画像の耐
水性が不十分である。
【0005】これらの問題点を改善するために、特開平
7−257017号公報には、インク中の水溶性染料と
反対のイオン性を有する物質を備えた用紙に、前記水溶
性染料を備えたインクを用いて記録する方法が開示され
ている。この方法によれば、インクの定着性、および十
分な画像濃度が得られ、特にカラー画像記録時におい
て、にじみが発生せず、色再現性に優れた画像を得るこ
とができる。さらに耐水性の優れた画像が得られる。
【0006】しかしながら、この方法によって十分な画
像濃度を得るためにイオン性の薬品を用紙に添加する
と、用紙の表面及び体積電気抵抗率が低下するため電子
写真記録方式においてはトナーの転写不良が発生し、実
用に値する画質が得られず共用紙として利用することが
できない場合がある。また、イオン性の薬品の添加量を
少なくすると、転写不良は発生しないが、インクジェッ
ト印字での印字濃度、カラーの発色性などの画質が損な
われてしまう。
【0007】この課題を改善するため、特開2000−
85239ではカチオン性樹脂(カチオン当量3〜8m
eq/g)を0.5〜2.0gsm付着させ表面電気抵
抗1.0×109〜9.9×1013Ωとしてインクジェ
ット記録方式と電子写真記録方式の双方で使用できる普
通紙が提案されている。しかしながら、実施例に記載さ
れているような通常のサイズプレス法を用いた普通紙へ
の薬剤塗布の場合、表面の電気抵抗がこの範囲であって
も体積電気抵抗がそれと同時に低下してしまうため、静
電記録方式(電子写真記録方式)においては転写不良が
発生してしまう。また転写不良が発生しないようにカチ
オン樹脂の塗布量を下限付近にすると、発色性、印字濃
度などの点で充分なインクジェット画質が得られなくな
り、。特開平6−219038号では表面pH6.5乃
至7.8とし表面電気抵抗1.0×109〜1.0×1
11Ωとする記録紙が提案されているが、こちらについ
ても同様である。
【0008】また、特許第2943927号では20℃
65%RHでの体積固有抵抗を1.0×1011Ω・cm
以下の規定をした普通紙が提案されているがこれは用紙
搬送性の観点から提案された仕様であり、体積固有抵抗
が1.0×109Ω・cmを下回る場合にはトナーの転
写不良が発生してしまう。また、カチオン性樹脂の塗布
は無いので、充分なインクジェット画質や耐水性は得ら
れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明の目的は、インクジェット記録
方式と電子写真記録方式に共用でき、インクジェット記
録方式によって印刷した時の、光学濃度、発色性に高く
し、色間にじみやフェザリングを少くし、画像の耐水性
に優れ、且つレーザープリンターや複写機のような電子
写真記録方式によって印刷した時にトナーの転写不良が
発生せず、鮮明な画質が得られる記録用紙、及び画像記
録方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意研究した結果、原紙表面に塗布したカチオ
ン性樹脂を含む塗布液の原紙内部への浸透が、単なる表
面への塗布量よりも遥かに重要な因子であることを見出
した。すなわち、表面にカチオン性樹脂を塗布する際の
塗布液の原紙内部への浸透を最小限に押さえてカチオン
性樹脂を原紙表層付近に分布させることが、インクジェ
ット記録方式における画質改善と電子写真記録方式にお
けるトナー転写性を両立するのに非常に有用であること
を見出した。そして、このカチオン性樹脂を含む塗布液
の浸透具合(即ちカチオン性樹脂の表層付近の分布具
合)を計る指標として、22℃55%RHでの表面電気
抵抗率及び体積電気抵抗率に着目するに至った。また、
フェザリングや色間にじみをより改善するために、修正
ステキヒトサイズ度に着目するに至った。即ち、本発明
は、 <1>パルプ繊維を主体とし填料を含有した原紙の片面
或いは両面に、カチオン性樹脂を塗布した記録用紙であ
って、22℃55%RHでの表面電気抵抗率が1.0×
109〜1.0×1011Ωの範囲で、22℃55%RH
での体積電気抵抗率が1.0×1010〜1.0×1012
Ω・cmの範囲であり、且つ修正ステキヒトサイズ度が
10秒以上40秒以下であることを特徴とする記録用紙
である。 <2>平滑度が40秒以上100秒以下であり、且つ地
合い指数が20以上であることを特徴とする前記<1>
に記載の記録用紙である。
【0011】<3>静電潜像担持体表面を均一に帯電す
る帯電工程と、該静電潜像担持体表面を露光し静電潜像
を形成する露光工程と、該静電潜像担持体表面に形成さ
れた静電潜像を静電荷像現像剤を用いて現像し、トナー
画像を形成する現像工程と、該トナー画像を記録用紙上
に転写する転写工程と、該被転写材上のトナー画像を定
着する定着工程と、を含む、電子写真記録方式の画像記
録方法であって、前記記録用紙が、前記<1>又は<2
>に記載の記録用紙であることを特徴とする画像記録方
法である。 <4>インク液滴を、記録用紙へ吐出させ、前記記録用
紙上に画像を記録するインクジェット記録方式の画像記
録方法であって、前記記録用紙が、前記<1>又は<2
>に記載の記録用紙であることを特徴とする画像記録方
法。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるもので
はない。本発明の記録用紙は、パルプ繊維を主体とし填
料を含有した原紙の片面或いは両面に、カチオン性樹脂
を塗布してなり、22℃55%RHでの表面電気抵抗率
が1.0×109〜1.0×1011Ωの範囲で、22℃
55%RHでの体積電気抵抗率が1.0×1010〜1.
0×1012Ω・cmの範囲であり、且つ修正ステキヒト
サイズ度が10秒以上40秒以下であることを特徴とす
る。本発明の記録用紙では、原紙に対するカチオン性樹
脂の浸透具合(即ちカチオン性樹脂の表層付近の分布具
合)を示す表面体積抵抗率及び体積電気抵抗率を上記特
定の範囲とし、さらに修正ステキヒトサイズ度を特定の
範囲とすることで、インクジェット記録方式と電子写真
記録方式に共用でき、インクジェット記録方式によって
印刷した時の、光学濃度、発色性に高くし、色間にじみ
やフェザリングを少くし、画像の耐水性に優れ、且つレ
ーザープリンターや複写機のような電子写真記録方式に
よって印刷した時にトナーの転写不良が発生せず、鮮明
な画質が得ることができる。
【0013】本発明の記録用紙は、22℃55%RHで
の表面電気抵抗率が1.0×109〜1.0×1011Ω
の範囲であるが、好ましくは5.0×109〜7.0×
101 0Ωの範囲であり、より好ましく5.0×109
2.0×1010Ωの範囲である。また、22℃55%R
Hでの体積電気抵抗率が1.0×1010〜1.0×10
12Ω・cmの範囲であるが、好ましくは1.3×1010
〜1.6×1011Ω・cmの範囲であり、より好ましく
1.3×1010〜4.3×1010Ω・cmの範囲であ
る。なお、本発明において、表面電気抵抗率は、カチオ
ン性樹脂を塗布してなる表面の抵抗を示す。ここで、2
2℃55%RHでの表面抵抗率及び体積電気抵抗値は、
22℃55%RHの条件下に24時間保存し、調湿され
た記録用紙を同環境下でJIS−K−6911に準拠し
た方法で測定したものである。
【0014】本発明の記録用紙において、上記表面電気
抵抗率及び体積電気抵抗率は、カチオン性樹脂の原紙内
部への浸透具合(即ちカチオン性樹脂の記録用紙表面付
近の分布具合)を計る指数であり、この浸透具合によっ
て表面電気抵抗率及び体積電気抵抗率が制御される。こ
のようなカチオン性樹脂の原紙内部への浸透具合は、各
種材料の種類等によっても異なるが、例えば、後述する
ような原紙の透気度や、原紙の修正ステキヒトサイズ
度、さらにカチオン性樹脂を含む塗布液の粘度等を調整
することで、適宜制御することができる。また、原紙の
抄紙後、サイズプレスを行わずに乾燥させた用紙に対し
て、別途サイズプレスを行うことで、カチオン性樹脂の
原紙内部への浸透具合を少なくする手法もある。このカ
チオン性樹脂の原紙内部への浸透具合が高すぎたり、低
すぎたりすると、カチオン性樹脂の記録用紙表面付近の
分布具合が悪く、上記表面電気抵抗率及び体積電気抵抗
率が上記特定の範囲を満たさなくなる。具体的には、例
えば、カチオン性樹脂の原紙内部への浸透具合が高すぎ
る場合、体積電気抵抗率が低下して電子写真方式におい
てトナーの転写不良が発生する傾向があり、更に用紙表
面に残留するカチオン性樹脂が減少するため、インクジ
ェット記録方式において色材が用紙表面に留まり難くな
る傾向があり、特にカラー画像の発色性が低下する傾向
がある。一方、浸透具合が低すぎる場合、表面電気抵抗
率が低下して、こちらも電子写真記録方式においてトナ
ーの転写不良が発生してしまう傾向がある。
【0015】本発明の記録用紙は、その修正ステキヒト
サイズ度が10秒以上40秒以下の範囲であるが、好ま
しくは20秒以上35秒以下の範囲である。この修正ス
テキヒトサイズ度が、10秒未満であると、インクジェ
ット記録方式においてフェザリングが悪化し、細かい文
字が判別不能になってしまったり、バーコード等を印字
した場合に読み取り不可能となったりして実用性を損な
う。一方、40秒を超えると、インクの浸透が遅くなる
ため色間にじみが発生しカラー画質が悪化する。
【0016】ここで、修正ステキヒトサイズ度は、JI
S−P−8111:1998に規定する標準環境(温度
23℃、相対湿度50%)において測定したJIS−P
−8122:1976にいうステキヒトサイズ度を、記
録用紙厚100μmを基準として補正したものである。
ステキヒトサイズ度をそのまま使用したのでは、記録用
紙厚の影響を排除できないからである。本発明で定義し
た「修正ステキヒトサイズ度」は、式(1)で表され
る。 式(1) 修正ステキヒトサイズ度=ステキヒトサイズ度×(10
0/t)2 (式(1)中、tは測定した記録用紙の紙厚(μm)で
ある。)
【0017】本発明の記録用紙において、修正ステキヒ
トサイズ度は、後述するように例えば、カチオン性樹脂
種や、これとと共に用いるバインダー種を適宜選択した
り、表面サイズ剤を用いるなどして適宜制御することが
できる。
【0018】本発明の記録用紙は、電子写真記録方式に
おいてよりトナー転写性を良好にし、粒状性を向上させ
る観点から、平滑度が40秒以上100秒以下の範囲で
あることが好ましく、より好ましくは70秒以上100
秒以下の範囲である。平滑度が40秒未満であると粒状
性が悪化する場合がある。一方、また、100秒を超え
ると、高い平滑度を得るためには製造の際、ウェットの
状態で高圧プレスすることとなり、その結果として用紙
の不透明性が下がってしまる場合があり、記録用紙とし
て好ましくない。ここで、平滑度はJIS−P−811
9:1998に準拠して測定することができる。
【0019】本発明の記録用紙は、電子写真記録方式で
の画質としてモトルを改善する観点から、地合い指数が
20以上であることが好ましく、より好ましくは30以
上である。この地合い指数が、20を下回ると、電子写
真記録方式においてトナーを熱融着させる際に用紙への
トナーの浸透が不均一になり、雲状の班(モルト)が発生
し画質を損なうことがある。
【0020】ここで、地合い指数とは、M/K Sys
tems, Inc. (MKS社)製の3Dシートア
ナライザー(M/K950)を使い、そのアナライザー
の絞りを直径1.5mmとし、マイクロフォーメーショ
ンテスター(MFT)を用いて測定したものである。す
なわち、3Dシートアナライザーにおける回転するドラ
ム上にサンプルを取り付け、ドラム軸上に取り付けられ
た光源と、ドラムの外側に光源と対応して取り付けられ
たフォトディテクターによって、サンプルにおける局部
的な坪量差を光量差として測定する。この時の測定対象
範囲は、フォトディテクターの入光部に取り付けられる
絞りの径で設定される。次にその光量差(偏差)を増幅
し、A/D変換し、64の光測定的な坪量階級に分級
し、1回のスキャンで1000000個のデータを取
り、そのデータ分のヒストグラム度数を得る。そしてそ
のヒストグラムの最高度数(ピーク値)を64の微小坪
量に相当する階級に分級されたもののうち100以上の
度数を持つ階級の数で割り、それを1/100にした値
が地合い指数として算出される。この地合い指数はその
値が大きいほど地合いが良いことを示す。
【0021】本発明の記録材料において、原紙は、パル
プ繊維を主体とし填料を含む。パルプ繊維としては、化
学パルプ、具体的には広葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹
未晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹
未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫酸パルプ、広葉樹未
晒亜硫酸パルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、針葉樹未晒亜
硫酸パルプ等、木材及び綿、麻、じん皮等の繊維原料を
化学的に処理して作製されたパルプ等が挙げられる。ま
た、木材やチップを機械的にパルプ化したグランドウッ
ドパルプ、木材やチップに薬液を染み込ませた後に機械
的にパルプ化したケミメカニカルパルプ、及び、チップ
をやや軟らかくなるまで蒸解した後にリファイナーでパ
ルプ化したサーモメカニカルパルプ等も挙げられる。こ
れらはバージンで使用するパルプ、所謂バージンパルプ
のみで使用してもよいし、必要に応じて古紙パルプを加
えてもよい。
【0022】バージンパルプは、塩素ガスを使用せず二
酸化塩素を使用する漂白方法(Elementally
Chlorine Free;ECF)や塩素化合物
を一切使用せずにオゾン/過酸化水素等を主に使用して
漂白する方法(TotalChlorine Fre
e; TCF)で漂白処理されたものであることが好ま
しい。
【0023】古紙パルプの原料としては、製本、印刷工
場、断裁所等において発生する裁落、損紙、幅落しした
上白、特白、中白、白損等の未印刷古紙、印刷やコピー
が施された上質紙、上質コート紙などの上質印刷古紙;
水性インク、油性インク、鉛筆などで筆記された古紙;
印刷された上質紙、上質コート紙、中質紙、中質コート
紙等のチラシを含む新聞古紙、中質紙、中質コート紙、
更紙等の古紙を配合することができる。
【0024】古紙パルプは、上記古紙原料を、オゾン漂
白処理又は過酸化水素漂白処理の少なくとも一方で処理
して得られた物が望ましい。また、より白色度の高い用
紙を得るためには、上記漂白処理によって得られた古紙
パルプの原紙原料における配合率を50%以上100%
以下とすることが望ましい。さらに資源の再利用という
観点からは、古紙パルプの原紙原料における配合率を7
0%以上100%以下とすることがより望ましい。オゾ
ン処理は上質紙に通常含まれている蛍光染料等を分解す
る作用があり、過酸化水素処理は脱墨処理時に使用され
るアルカリによる黄変を防ぐ作用がある。特にこの二つ
を組み合わせた処理によって古紙の脱墨を容易にするだ
けでなくパルプの白色度も向上することが知られてい
る。また、パルプ中の残留塩素化合物を分解・除去する
作用もあるため、塩素漂白されたパルプを使用した古紙
の有機ハロゲン化合物含有量低減において多大な効果を
持つ。
【0025】原紙には填料を含むが、この填料を添加す
ることで不透明度、白さ及び表面性を調整することがで
きる。特に用紙中のハロゲン量を低減したい場合には、
ハロゲンを含まない填料を使用することが好ましい。填
料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、チョーク、カオリン、焼成クレー、タルク、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫
化亜鉛、炭酸亜鉛、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウ
ム、珪酸マグネシウム、合成シリカ、水酸化アルミニウ
ム、アルミナ、セリサイト、ホワイトカーボン、サポナ
イト、カルシウムモンモリロナイト、ソジウムモンモリ
ロナイト、ベントナイト等の白色無機顔料、及び、アク
リル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、尿素樹
脂、等の有機顔料等が挙げられる。また、古紙を配合す
る場合には、古紙原料に含まれる灰分を予め推定して添
加量を調整することが好適である。
【0026】原紙は、カチオン性樹脂の原紙内部への浸
透具合を適宜制御する観点から、当該樹脂を塗布する前
の修正ステキストサイズ度(原紙の修正ステキストサイ
ズ度)が10秒以上30秒未満であることが好ましく、
より好ましくは20秒以上30秒未満である。塗布前の
修正ステキストサイズ度が低い場合、カチオン性樹脂が
原紙内部へ多く浸透し、体積電気抵抗率を低下させて電
子写真記録方式でのトナー転写性を悪化させると同時
に、表面でインク染料を固着させる能力が低下しインク
ジェット記録方式での発色性、濃度の低下を招くことが
ある。塗布前のサイズ度が高い場合は、インクの原紙内
部への浸透が極端に遅くなるため、色間にじみが悪化
し、また、乾燥性が悪くなるため手や衣服を汚す要因と
なり易い。修正ステキストサイズ度を制御する方法とし
ては、例えば、原紙に内添サイズ剤を含ませる等の方法
が挙げられる。この内添サイズ剤としては、中性抄紙に
用いられる、中性ロジン系サイズ剤、アルケニル無水コ
ハク酸(ASA)、アルキルケテンダイマー(AK
D)、石油樹脂系サイズ剤が使用できる。
【0027】原紙の透気度は、カチオン性樹脂の原紙内
部への浸透具合を適宜制御する観点から、10秒以上3
0秒未満であることが好ましく、より好ましくは10秒
以上20秒未満である。原紙の透気度を高めすぎると、
インクジェット記録におけるインクの浸透性をも阻害し
てしまうことがあり、色間にじみや乾燥性の悪化を招き
易くなることがある。一方、低く過ぎると、体積電気抵
抗率を低下させて電子写真記録方式でのトナー転写性を
悪化させると同時に、表面でインク染料を固着させる能
力が低下しインクジェット記録方式での発色性、濃度の
低下を招くことがある。この原紙の透気度は、例えば、
塗布前の原紙をキャレンダー処理等したり、填料の種類
や添加量を適宜選択することで調整することができる。
【0028】原紙の抄紙の際には繊維配向比を1.0以
上1.55以下、好ましくは1.0以上1.45以下、
さらに好ましくは1.0以上1.35以下の範囲に調整
することが望ましい。このように規定することによっ
て、インクジェットで印刷した後のカールを低減するこ
とができる。なお、繊維配向比とは、超音波伝播速度法
による繊維配向比であり、用紙のMD方向(抄紙機の進
行方向)の超音波伝播速度を用紙のCD方向(抄紙機の
進行方向に対する垂直方向)の超音波伝播速度で除した
値を示すもので、次式で表されるものである。基材の超
音波伝播速度法による繊維配向比(T/Y比)=MD方
向超音波伝播速度÷CD方向超音波伝播速度ここで、超
音波伝播速度法による繊維配向比は、具体的には例え
ば、Sonic Sheet Tester−210
(SST−210:野村商事(株)製)を用いて測定す
ることができる。
【0029】本発明の記録用紙は、原紙の片面或いは両
面にカチオン性樹脂を塗布してなるが、これはインクが
含有する親水性色材は一般的にアニオン性のものが多い
ためカチオン性物質との反応によって染料の定着と耐水
化処理をするためである。カチオン性樹脂としては、イ
ンク中の直接染料や酸性染料中のスルホン酸基、カルボ
キシル基、アミノ基等と反応して不溶な塩を形成するア
ミノ基、四級アミノ基を有する親水性モノマー成分と疎
水性モノマー成分との共重合体またはその塩であること
が好適である。また、その他成分を必要に応じて共重合
することもできる。共重合体はランダム、グラフト、ブ
ロック等何れの構造であってもよい。疎水性モノマー成
分としては、スチレン、スチレン誘導体、ビニルトルエ
ン、ビニルトルエン誘導体、ビニルナフタレン、ビニル
ナフタレン誘導体、ブタジエン、ブタジエン誘導体、イ
ソプレン、イソプレン誘導体、エチレン、エチレン誘導
体、プロピレン、プロピレン誘導体、アクリル酸のアル
キルエステル、メタクリル酸のアルキルエステル等が挙
げられる。好ましい疎水モノマー成分としては、スチレ
ン、スチレン誘導体、アルキルアクリレート、アルキル
メタクリレートである。アルキル基のC数は1〜10の
範囲、好ましくは1〜6の範囲である。その他成分とし
ては、アクリルアミド、アクリルアミド誘導体、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、エトキシエチルメタク
リレート、ブトキシエチルメタクリレート、エトキシト
リエチレンメタクリレート、ビニルピロリドン、ビニル
ピリジン、アルキルエーテルやメトキシポリエチレング
リコールメタクリレート、ポリエチレングリコールメタ
クリレート等のポリオキシエチレンを含む成分、ヒドロ
キシメチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ビニルアルコール等の水酸基を含む成分等が挙
げられる。アミノ基、四級アミノ基を有する親水性モノ
マーとしては、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
ルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルメタ
クリルアミド等を四級化された化合物が挙げられる。四
級化には、塩化メチル、沃化メチル、ジメチル硫酸、ベ
ンジルクロライド、エピクロルヒドリン等を用いること
ができる。第一、第二、第三級のアミン塩、第四級アン
モニウム塩の化合物としては、例えば、ドデシルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ドデシルベンジルトリメ
チルクロライド、ドデシルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライド、
塩化ベンザルコニウム、セチルトリメチルアンモニウム
クロライド、アミン塩として高級アルキルアミンのエチ
レンオキシド付加物(例えば、ジヒドロキシエチルステ
アリルアミン等)等が挙げられる。ピリジウム塩型化合
物としては、例えば、セチルピリジウムクロライド、セ
チルピリジウムブロマイド等が挙げられる。イミダゾリ
ン型カチオン性化合物としては、例えば、2−ヘプタデ
ニセル−ヒドロキシエチルイミダゾリン等が挙げられ
る。また、所謂カチオン性界面活性剤を転用してもよ
い。
【0030】カチオン性樹脂の使用に際しては、バイン
ダーと混合して使用されるのが一般的である。バインダ
ーの種類としては酸化でんぷん、リン酸エステル化でん
ぷん、自家製変性でんぷん、カチオン化でんぷんまたは
各種変性でんぷん、ポリエチレンオキサイド、ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソー
ダ、ハイドロキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール
またはそれらの誘導体等を単独あるいは混合して使用す
ることができるが、これらに限定されるものではない。
【0031】なお、記録用紙の修正ステキストサイズ度
は上記バインダーのみによっても本発明に必要な値に調
整することができる。しかし、上記バインダーのみでは
修正ステキストサイズ度の調整が十分でない場合には、
さらに表面サイズ剤を使用してもよい。表面サイズ剤と
してはロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サ
イズ剤、中性サイズ剤、澱粉、ポリビニルアルコール等
を使用することができる。なお、記録用紙中のハロゲン
量を低減したい場合には、ハロゲンを含まない内添サイ
ズ剤や表面サイズ剤を使用することが望ましい。具体的
には、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サ
イズ剤、中性サイズ剤等を使用することができる。記録
用紙の保存性を向上させる観点からは中性サイズ剤を使
用することが望ましい。サイズ度はサイズ剤の添加量に
よって調整することができる。
【0032】また、カチオン性樹脂の使用に際しては、
カチオン性樹脂の原紙内部への浸透具合を適宜制御する
観点から、カチオン性樹脂を含む塗布液の粘度は、5m
Pa・s以上50mPa・s未満であることが好まし
く、より好ましくは、10mPa・s以上50mPa・
s未満である。この粘度が高すぎると、カチオン性樹脂
が原紙へ浸透し難くなり、逆に低すぎるとカチオン性樹
脂が原紙へ浸透しすぎてしまう傾向にある。カチオン性
樹脂を含む塗布液の粘度を高くする場合、例えば、上記
バインダーとして、でんぷんとポリビニルアルコール及
び/又はその誘導体とを併用する方法等が挙げられる。
【0033】本発明の記録用紙は、例えば、原紙を抄紙
し、その片面或いは両面にカチオン性樹脂を、サイズプ
レス、シムサイズ、ゲートロール、ロールコーター、バ
ーコーター、エアナイフコーター、ロッドブレードコー
ター、ブレードコーター等の通常使用されている塗布手
段によって塗布し、その後乾燥工程を経て得ることがで
きる。
【0034】本発明の記録用紙は、電子写真記録方式、
インクジェット記録方式のいずれの画像記録方法にも好
適に適用できる(本発明の画像記録方法)。電子写真記
録方式の画像記録方法は、それ自体公知の方法、例えば
静電潜像担持体表面を均一に帯電する帯電工程と、該静
電潜像担持体表面を露光し静電潜像を形成する露光工程
と、該静電潜像担持体表面に形成された静電潜像を静電
荷像現像剤を用いて現像し、トナー画像を形成する現像
工程と、該トナー画像を記録用紙上に転写する転写工程
と、該被転写材上のトナー画像を定着する定着工程と、
を含む画像記録方法が挙げられる。また、必要により、
静電潜像担持体表面に残留している静電潜像を除去する
除電工程、及び前記転写工程で静電潜像担持体表面に残
留したトナー、或いは付着した紙粉、ゴミ等を除去する
クリーニング工程を行ってもよい。各工程は、従来公知
の方法により行うことができる。インクジェット記録方
式の画像記録方法として、それ自体公知の方法、例え
ば、インク液滴を、記録用紙へ吐出させ、前記記録用紙
上に画像を記録する画像記録方法が挙げられる。具体的
には、例えば、インクを加熱して気泡を形成して生じた
圧力によりインク液滴を吐出させるサーマルインクジェ
ット記録方式、ピエゾ素子等の振動圧力によりインク液
滴を吐出させる圧力パルス方式(ドロップオンデマンド
方式)、静電誘引力によりインク液滴を吐出させる電荷
制御方式、電気信号を音響ビームに変えインクに照射し
放射圧によりインク液滴を吐出させる音響インクジェッ
ト記録方式等が挙げられる。
【0035】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0036】(実施例1)広葉樹クラフトパルプを酸素
漂白工程、アルカリ抽出工程、気相二酸化塩素処理工程
からなるECF(Elementary Chlori
ne Free)多段漂白法にて漂白処理した。得られ
たパルプを濾水度450mlになるよう叩解調製し、パ
ルプ100重量部に対してベントナイト填料を3重量
部、軽質炭酸カルシウム填料を3重量部アルキルケテン
ダイマー(AKD)内添サイズ剤を0.1重量部配合し
て抄紙した。更に水93重量部、カチオン化澱粉(王子
コーンスターチ(株)エースK)4重量部、カチオン性
樹脂(日華化学(株)ネオフィックスRD−5)3重量
部となるように塗工液(粘度45mPa・s)を調製し
てサイズプレスを行いキャレンダー仕上げを行って平滑
化し、記録用紙を得た。
【0037】この記録用紙について、サイズプレス前の
原紙の修正ステキヒトサイズ度を測定し、透気度をJI
S−P−8117:1998に従って測定した。更に、
塗工後の表面電気抵抗率、体積電気抵抗率、修正ステキ
ヒトサイズ度、地合い指数、平滑度を前記測定方法に従
って測定した。以下の実施例・比較例についても同様で
ある。
【0038】(実施例2)広葉樹クラフトパルプをキシ
ラナーゼ処理工程、アルカリ抽出工程、過酸化水素処理
工程、オゾン処理工程からなるTCF(Total C
hlorineFree)多段漂白法にて漂白処理し
た。得られたパルプを濾水度450mlになるように叩
解調製し、パルプ100重量部に対してカオリン填料を
3重量部、軽質炭酸カルシウム填料を6重量部、アルケ
ニル無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤を0.2重量
部配合して抄紙した。更に水93重量部、酸化澱粉(王
子コーンスターチ(株)エースA)3重量部、カチオン
変性ポリビニルアルコール(日本合成化学(株)ゴーセ
ファイマー)2重量部、カチオン性樹脂(日華化学
(株)ネオフィックスFY)を2重量部となるように塗
工液(粘度15mPa・s)を調製してサイズプレスを
行いキャレンダー仕上げを行って平滑化し、記録用紙を
得た。
【0039】(比較例1)針葉樹機械パルプをハイドロ
サルファイトで漂白処理し、濾水度450mlになるよ
うに叩解調製し、パルプ100重量部に対して軽質炭酸
カルシウム填料を8重量部、アルケニル無水コハク酸
(ASA)内添サイズ剤を0.02重量部配合して抄紙
した。更に水97重量部、酸化澱粉(王子コーンスター
チ(株)エースA)1重量部、カチオン性樹脂(日華化
学(株)ネオフィックスFY)を2重量部となるように
塗工液(粘度1.0mPa・s)を調製してサイズプレ
スを行いキャレンダー仕上げを行って平滑化し、記録用
紙を得た。
【0040】(実施例3)広葉樹クラフトパルプを実施
例2と同様にECF漂白を行い、叩解調製を行った後、
パルプ100重量部に対して軽質炭酸カルシウム填料を
3重量部、サポナイト填料を3重量部、中性ロジンサイ
ズ剤を2重量部配合して抄紙した。更に水95重量部、
カチオン変性PVA(日本合成化学(株)ゴーセファイ
マー)3重量部、ポリエチレングリコール(PEG)1
重量部、カチオン系樹脂(日華化学(株)ネオフィック
スIJ−450)1重量部となるように塗工液(粘度2
0mPa・s)を調製してサイズプレスを行いキャレン
ダー仕上げを行って平滑化し、記録用紙を得た。
【0041】(実施例4)広葉樹クラフトパルプを酸素
処理工程、アルカリ抽出工程、過酸化水素処理工程、オ
ゾン処理工程からなるTCF漂白を行い、叩解調製した
後パルプ100重量部に対して軽質炭酸カルシウム填料
を3重量部、アルキルケテンダイマー(AKD)内添サ
イズ剤を0.1重量部配合して抄紙した。更に水95重
量部、酸化澱粉(王子コーンスターチ(株)エースA)
3重量部、カチオン系樹脂(日華化学(株)IJ15
0)2重量部となるように塗工液(粘度10mPa・
s)を調製してサイズプレスを行いキャレンダー仕上げ
を行って平滑化し、記録用紙を得た。
【0042】(比較例2)広葉樹クラフトパルプを実施
例3と同様にTCF漂白を行い、叩解調製した後、パル
プ100重量部に対して軽質炭酸カルシウム填料を5重
量部、ベントナイト填料を3重量部、アルキルケテンダ
イマー(AKD)内添サイズ剤を0.05重量部配合し
て抄紙した。更に水95重量部、ノニオン系ポリビニル
アルコール(クラレ(株)クラレポバールPVA11
7)4重量部、カチオン系樹脂(日華化学(株)ネオフ
ィックスE−117)1重量部となるように塗工液(粘
度10mPa・s)を調製してサイズプレスを行い記録
用紙を得た。
【0043】(比較例3)上質古紙を離解し、脱墨剤
(DI−767:花王(株)製)を添加した後オゾン漂
白処理を行い、更にアルカリ処理を行った。その後熟成
処理を行い、フローテーション処理を行って剥離した印
刷インキやトナー等をパルプ系から除去した。最後に洗
浄器で十分に洗浄して古紙パルプを調製した。この古紙
パルプ100重量部に対してカオリン填料を5重量部、
ベントナイト填料を5重量部、アルケニル無水コハク酸
(ASA)内添サイズ剤を0.1重量部配合して抄紙し
た。更に、水95重量部、酸化澱粉(王子コーンスター
チ(株)エースA)2重量部、カチオン系樹脂(日華化
学(株)ネオフィックスR−250)3重量部となるよ
うに塗工液(粘度10mPa・s)を調製してサイズプ
レスを行い記録用紙を得た。
【0044】(比較例4)市販の電子写真記録用紙(富
士ゼロックス(株)J紙)を比較例4の記録用紙とし
た。
【0045】(比較例5)市販の電子写真記録・インク
ジェット記録共用紙(SHARP(株)マルチユースペ
ーパー)を比較例5の記録用紙とした。
【0046】(実施例5)広葉樹クラフトパルプを実施
例2と同様にTCF漂白を行い、叩解調製を行った後、
パルプ100重量部に対して軽質炭酸カルシウム填料を
4重量部、アルケニル無水コハク酸(ASA)内添サイ
ズ剤を0.2重量部配合して抄紙した。更に水92重量
部、カチオン変性PVA(日本合成化学(株)ゴーセフ
ァイマー)5重量部、カチオン性樹脂(日華化学(株)
ネオフィックスFY)3重量部となるように塗工液(粘
度50mPa・s)を調製してブレードコーターを用い
て原紙片面に塗工し、キャレンダー仕上げを行って平滑
化し、記録用紙を得た。
【0047】(評価) [インクジェット印字評価]23℃、55%RHの環境
において、印刷は四個の記録ヘッドを備えたマルチパス
印字の評価用ベンチを使用して、以下の評価した。ノズ
ルピッチは800dpi、ドロップ量約15plとし
た。結果を表1に示す。
【0048】−色間にじみ− 黒インク及びカラーインク2cm四方のパッチにそれぞ
れ接するように印字した。評価は接した印字物の混色を
10人の被験者により官能評価した。評価基準は以下の
通りである。 ◎:全く混色していない ○:混色がやや発生しているが気にならない。実用上問
題はない。 △:混色が発生しやや気になる。実用上問題がある。 ×:混色が発生し気になり許容できない
【0049】−フェザリング− 8ポイントの文字を黒インクにより印字した。印字品質
については目視試験を行った。評価基準は以下の通りで
ある。 ◎:漢字、ひらがな全てに滲みが全く観察されない。 ○:漢字、ひらがなの極一部に滲みが観察される。実用
上問題はない。 △:漢字、ひらがなの一部に滲みが観察される。実用上
問題がある。 ×:漢字、ひらがなに滲みが観察される。
【0050】−発色性− 印字1日後のカラーソリッドパッチ部の発色性について
目視試験を行った。評価基準は以下の通りである。 ◎:顔料コート紙と同等レベルの鮮やかさ。 ○:顔料コート紙には劣るが電子写真専用普通紙に比べ
ると遥かに鮮やかであり、実用上問題はない。 △:電子写真専用普通紙と同等の発色性であり、インク
ジェット適性は乏しい。 ×:電子写真専用普通紙同等以下の発色性であり実用に
値しない。
【0051】−耐水性− カラーインク2cm四方に印字されたパッチ濃度をマク
ベス濃度計で測定する。印字終了から24時間放置後、
水に3分間浸漬後それを取り出し、乾燥させた後、再度
濃度を測定し、印字画像の濃度残存率を求め耐水性の指
標とした。評価基準は以下の通りである。 ○:濃度残存率85%以上 △:濃度残存率50%以上85%未満 ×:濃度残存率50%未満
【0052】[電子写真印字評価]22℃55%RHの
環境に24時間保存して調湿した各記録用紙を用いて、
フルカラー複写機(富士ゼロックス(株)製 Acol
or936)を用いてコピーサンプルを採取し、以下の
評価を行った。結果を表1に示す。
【0053】−トナー転写性− ソリッドパッチ部のトナー転写性を目視で確認した。評
価基準は以下の通りである。 ◎:問題なし。 △:一部の色で転写不良が確認される。実用上問題があ
る。 ×:全色転写不良が確認される。
【0054】−粒状性− ハーフトーン部分のパッチの粒状性を目視で確認した。
評価基準は以下の通りである。 ◎:問題なし。 △:ややざらついたように見える。実用上問題がある。 ×:ざらつき感がひどく実用に値しない。
【0055】−モトル− ソリッドパッチ部のモトル(斑)を目視で確認した。評
価基準は以下の通りである。 ◎:問題なし。 △:やや斑がある。実用上問題がある。 ×:パッチ全体に斑がひどく、実用に値しない。
【0056】
【表1】
【0057】表1の結果から、特定の範囲の表面電気抵
抗率、体積電気抵抗率、及び修正ステキヒトサイズ度を
有する記録用紙は、インクジェット記録方式を用いて印
刷したときでも、フェザリングが少なく、色間にじみが
少なく、光学濃度が高く、発色性及び耐水性に優れるこ
とがわかる。また、電子写真記録方式を用いて印刷して
も、トナーの転写不良が発生せず、粒状性が良くモトル
のない鮮明な画質が得られることがわかる。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、インクジェット
記録方式と電子写真記録方式に共用でき、インクジェッ
ト記録方式によって印刷した時の、光学濃度、発色性に
高くし、色間にじみやフェザリングを少くし、画像の耐
水性に優れ、且つレーザープリンターや複写機のような
電子写真記録方式によって印刷した時にトナーの転写不
良が発生せず、鮮明な画質が得られる記録用紙、及び画
像記録方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H086 BA01 BA15 BA21 BA32 BA35 BA37 BA41 BA42 BA44 4L055 AA03 AC06 AD02 AD05 AD07 AG12 AG27 AG48 AG64 AG71 AG88 AH01 AH37 AH50 AJ02 BB03 BB13 BB15 BB17 BB18 BB20 BB22 BB25 BE08 BE20 EA06 EA10 EA12 FA15 FA30 GA09 GA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ繊維を主体とし填料を含有した原
    紙の片面或いは両面に、カチオン性樹脂を塗布した記録
    用紙であって、22℃55%RHでの表面電気抵抗率が
    1.0×109〜1.0×1011Ωの範囲で、22℃5
    5%RHでの体積電気抵抗率が1.0×1010〜1.0
    ×1012Ω・cmの範囲であり、且つ修正ステキヒトサ
    イズ度が10秒以上40秒以下であることを特徴とする
    記録用紙。
  2. 【請求項2】 平滑度が40秒以上100秒以下であ
    り、且つ地合い指数が20以上であることを特徴とする
    請求項1に記載の記録用紙。
  3. 【請求項3】 静電潜像担持体表面を均一に帯電する帯
    電工程と、該静電潜像担持体表面を露光し静電潜像を形
    成する露光工程と、該静電潜像担持体表面に形成された
    静電潜像を静電荷像現像剤を用いて現像し、トナー画像
    を形成する現像工程と、該トナー画像を記録用紙上に転
    写する転写工程と、該被転写材上のトナー画像を定着す
    る定着工程と、を含む、電子写真記録方式の画像記録方
    法であって、 前記記録用紙が、請求項1又は2に記載の記録用紙であ
    ることを特徴とする画像記録方法。
  4. 【請求項4】 インク液滴を、記録用紙へ吐出させ、前
    記記録用紙上に画像を記録するインクジェット記録方式
    の画像記録方法であって、 前記記録用紙が、請求項1又は2に記載の記録用紙であ
    ることを特徴とする画像記録方法。
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