JP2002172851A - Ocr用紙 - Google Patents
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Abstract
行った場合でも良好な印字濃度が得られ、また、印字後
に水濡れなどのトラブルが生じた場合でも、印字内容が
滲んだり溶出したりせず印字内容が損なわれないOCR
用紙を提供すること。 【解決手段】 高速インクジェット方式のプリンタを用
いた印字システムに供されるOCR用紙において、紙基
材の両面に、多価金属塩類とカチオン性樹脂と水溶性バ
インダーとを含む混合物を付着させたことを特徴とする
OCR用紙。
Description
クジェット方式のプリンタなどに好適なOCR用紙に係
り、特に、耐水性が良好で、且つ、印字濃度が高いOC
R用紙に関する。
ter Reader)システムは、帳票(OCR用
紙)に印刷、手書き等で記された情報を、光を当てたと
きの反射光の差異によって読み取るというシステムであ
る。帳票(OCR用紙)に書き込まれた情報を人の手を
介さずに直接入力できるOCRシステムは、入力精度、
速度、コスト等の面から、非常に優れた入力システムで
ある。
CR用紙には、他の用途に使用される用紙と比べて高い
品質が要求され、特に、読み取りに関する(ミスリード
の起きない)適性、搬送適性、印刷・加工適性などが重
要とされている。
高い白色度及び不透明度、紙面の光沢・凹凸の調整、夾
雑物の排除、用紙の伸縮率の抑制などが必要である。ま
た、装置内搬送時のトラブルを防ぐためには、適度な摩
擦係数及び剛度、引裂強さ、カール及び静電気の防止な
どが必要である。さらに、印刷・加工時には、平滑度、
表面強度、含有水分、電気抵抗値など、より多くの要素
について規格値内であることが求められる。
般的に乾式電子写真方式のプリンタなどが使用されてき
たが、最近では乾式電子写真方式に代わる印字方式とし
て、輪転式の高速インクジェットプリンタが注目されて
いる。このような輪転式の高速インクジェットプリンタ
は、巻取紙に直接印字するため大量の情報処理が可能で
あり、また、ランニングコストも安いため、各種保険の
申込用紙、公共料金等の通知用紙、各種通信販売の申し
込み用紙などの印字に用いられる。
うな高速インクジェット方式のプリンタに使用されるイ
ンクは非常に水分が多いため、従来のOCR用紙を用い
ると画像・印字が滲んでしまう上、インク(黒)の印字
(発色)濃度が低く、OCR読み取り機で文字を読み取
るときに誤認識をする可能性があった。
ェット専用紙のように塗工層を設けたOCR用紙を使用
した場合、画像・印字の滲みは防ぐことができるが、印
字濃度の問題は依然として解決されない。仮に、これら
を改良した塗工層を有するOCR用紙を用いようとする
と、コスト高となり、高速インクジェット記録方式のプ
リンタを導入する長所に欠ける。
れたものであり、その目的とするところは、インクジェ
ット方式のプリンタで印字を行った場合にも、充分な印
字濃度が得られ、且つ、印字後に印字部が濡れてもイン
クが滲んだり溶出したりせず、印字内容が損なわれない
OCR用紙を提供するものである。
ト方式のプリンタでバーコードなどの印刷を行った場合
に、印字ドットが適度に拡がって鮮明なバーが得られる
ことにより、誤認識が生じないOCR用紙を提供するも
のである。
的に求められる、ミスリードが起きないなどの読み取り
に関する適性、搬送適性、印刷・加工適性などの適性を
充たしたOCR用紙を提供するものである。
ついては、以下の明細書の記載に基づいて当業者であれ
ば容易に理解されるであろう。
めに、本発明のOCR用紙は、インクジェット方式のプ
リンタを用いた印字システムに供されるOCR用紙にお
いて、紙基材の両面に、多価金属塩類とカチオン性樹脂
と水溶性バインダとを含む混合物を付着させたものであ
る。
よりインク染料が用紙表層部に定着され、且つ、カチオ
ン性樹脂によりインク染料が耐水化されることにより、
良好な印字濃度と耐水性を持った普通紙タイプのOCR
用紙が得られる。また、水溶性バインダを使用すること
により、より強い耐水性が得られ、更に、用紙の表面強
度も向上する。本発明のOCR用紙は耐水性が非常に良
好であり、印字後に多湿な環境下に置かれたり水に濡れ
るなどのトラブルが生じても、インクが滲んだり溶出し
たりせず、印字内容が損なわれない。
層部へのインク定着性が向上することの理由については
未だ明らかではないが、多価金属塩類とインキ染料が錯
体を形成するからであろうと推定されている。
性が向上するのは、アニオン性であるインク染料がカチ
オン性樹脂に電荷的に捕捉されるためである。
ステキヒトサイズ度が、紙基材自体のステキヒトサイズ
度よりも5乃至10秒低いものであってもよい。
た用紙表層部が、紙基材自体よりもステキヒトサイズ度
が低いため、インクが用紙表層部に留まることにより均
一で発色濃度の高いドットが形成され、これにより良好
な印字濃度が得られる。
P 8122による紙の耐水度を表す数値である。具
体的には、温度23℃、湿度50%RHの条件下で、4
周を同一面側に折った試験片を20℃の2%のチオシア
ン酸アンモニウム溶液上に浮かべ、同時に20℃の1%
の塩化第二鉄溶液を試験片に1滴滴下し、3個の赤点の
斑点が現れるまでの秒数である。ステキヒトサイズ度
は、使用するパルプの種類、紙の坪量、添加する薬品等
により変動し、呈色までの時間が長い(ステキヒトサイ
ズ度が高い)ほど、その紙の耐水性は高いことになる。
水性が得られることについての定量的な実証は未だ行わ
れていないが、以下の作用で良好なドットが得られると
考えられる。
使用される水溶性インクは、アニオン性の染料が5乃至
6重量%含まれており、その他の構成成分の大部分が水
分である。この水溶性インクは、単にステキヒトサイズ
度が低いだけの紙の場合、紙の層方向に染料とともに吸
収分散され、印字濃度が低下し、印字内容がぼやけてし
まう。
クの染料部分のみをカチオン性樹脂と多価金属塩類で定
着し、濃度を向上させると共に耐水性を付与することが
でき、ある程度の紙面方向の水分の浸透性を保持しつ
つ、残りの水分をOCR用紙の層方向に吸収させること
ができる。また、水溶性バインダを適当量配合すること
により、カチオン性樹脂の作用を阻害せずに表面強度を
向上することができ、インクの剥落を防止することがで
きる。このようにそれぞれの要素の相互作用により、適
度な拡がりを持った均一なドットが得られるものと考え
られる。
坪量が80g/m2乃至90g/m 2であり、且つJI
S P 8122による紙基材のステキヒトサイズ度が
15乃至30秒、混合物付着後の用紙のステキヒトサイ
ズ度が10秒乃至25秒であってもよい。
して適切なステキヒトサイズ度を規定することにより、
用紙表層部と内部のインクの染み込み(ひいてはドット
の拡がり)を調整することができ、印字濃度とドット再
現性が良好なOCR用紙を得ることができる。
に予め設定されているインク一滴当たりのドット径と、
実際に用紙に印字されたときのインク一滴当たりのドッ
ト系との誤差を示しており、ドット再現性が良好である
ということは、設計されたドット径と実際のドット径と
の誤差が少ないことである。
印字内容中のインクの占める割合(以下、印字面積とい
う)が減少し、結果的に印字濃度が低くなる。特にバー
コード印刷においては、印字面積が小さくなると一本の
線を形成する二列のドットの間に隙間が生じてしまい、
OCR読み取り機による読み取り時に誤認識が生じるこ
とがある。逆に、得られたドット径が設計値より大きい
と、ドットが滲み線の幅が正確に表現されず、これも読
み取り時に誤認識が生じる原因となる。
は、坪量が100g/m2乃至110g/m2であり、
且つJIS P 8122による紙基材のステキヒトサ
イズ度が50乃至70秒、混合物付着後の用紙のステキ
ヒトサイズ度が40秒乃至65秒であってもよい。
して適切なステキヒトサイズ度を規定することにより、
用紙表層部と内部のインクの染み込み(ひいてはドット
の拡がり)を調整することができ、印字濃度とドット再
現性が良好なOCR用紙を得ることができる。特に、バ
ーコードなどの精度を要求されるものを印刷した際に
も、設計通りの線幅で印字を行うことができ、誤認識を
生じさせない良好な印刷ができる。
多価金属塩類が水溶性のアルカリ土類金属塩であっても
よい。
リ土類金属塩はインク染料と錯体を形成しやすいため、
用紙表層部へのインクの定着性が向上する。
カチオン性樹脂がポリアミンエピクロロヒドリン変性体
であってもよい。
紙表層部により留まりやすくなるため印字濃度が更に向
上し、また耐水性も向上する。
水溶性バインダがポリビニルアルコールまたは変性ポリ
ビニルアルコールであってもよい。
がより溶出しにくくなり、水濡れなどのトラブルが生じ
た場合でも、印字内容が損なわれず、また、少量の添加
で充分な表面強度が得られる。
は、水溶性バインダが鹸化度98%以上のポリビニルア
ルコールまたは変性ポリビニルアルコールであってもよ
い。
が更に溶出しにくくなり、水濡れなどのトラブルが生じ
た場合でも、印字内容が損なわれず、また、少量の添加
で充分な表面強度が得られる。
は、カチオン性樹脂が下記の構造式で表される化合物で
あってもよい。
チオン性が高いため、用紙表層部に留まるインク染料の
割合が増え、印字濃度が高くなり、耐水性も向上する。
は、カチオン性樹脂が下記の構造式で表される化合物で
あってもよい。
基、R3は、炭素数6〜18のアルキル基又はベンジル
基を示す。X−はハロゲンイオン、硫酸イオン、アルキ
ルあるいはアリールスルホン酸イオン、酢酸イオン等の
陰イオンを示す。m及びnは重合度を示す正数であり、
m:n=1:1〜1:50である。)
チオン性が非常に高く、また、水溶性バインダとの相溶
性もよいため、良好な印字濃度と耐水性が得られる。
多価金属塩類の紙表面への付着量が、両面で固形分で
0.5g/m2乃至1.5g/m2であってもよい。
使用量が適切であるため、過剰や不足による悪影響を生
じさせることなく、良好な耐水性、表面強度などの効果
が得られる。
カチオン性樹脂の紙表面への付着量が、両面で固形分で
2g/m2乃至4g/m2であってもよい。
の使用量が適切であるため、過剰や不足による悪影響を
生じさせることなく、良好な耐水性、印字濃度などの効
果が得られる。
水溶性バインダの紙表面への付着量が、両面で固形分で
1g/m2乃至2g/m2であってもよい。
の使用量が適切であるため、過剰や不足による悪影響を
生じさせることなく、良好な耐水性、インク乾燥性など
の効果が得られる。
形態を、詳細に説明する。
は、印字濃度、耐水性などの良好なものであり、特に、
印字濃度に最も寄与するのは、ステキヒトサイズ度であ
る。
叩解度や内添サイズ剤、その他の添加物などによって調
整することが可能であり、その調整方法については特に
定めない。
度、用紙表面に付着させる化合物の種類と量、他の添加
剤などによっても影響を受けるが、内添サイズ剤を適量
加えることによって所定のステキヒトサイズ度が容易に
調整することができる。
ては、ロジン系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸、ア
ルキルケテンダイマー、石油樹脂系サイズ剤など、公知
のサイズ剤を一種または二種以上使用することができる
が、好ましくは中性ロジン系エマルジョンまたはロジン
系エマルジョンが使用される。
トサイズ度が紙基材自体のステキヒトサイズ度よりも5
乃至10秒低いことが好ましい。ステキヒトサイズ度の
差が5秒より低いと、所定の効果が得られない。逆にス
テキヒトサイズ度の差が10秒より高いと、得られるド
ットは均一であるが、滲んで拡がってしまう。
R用紙では、紙基材自体のステキヒトサイズ度が15乃
至30秒、混合物付着後のステキヒトサイズ度が10乃
至25秒の範囲となるように調整する。より好ましく
は、紙基材自体のステキヒトサイズ度が20乃至25
秒、混合物付着後のステキヒトサイズ度が15至20秒
である。
より低いと、インクが用紙の層方向に吸収されすぎて印
字濃度が低くなる上に、ドットが拡がりすぎるためバー
コードなどの高い精度が要求される印刷には適さない。
逆にステキヒトサイズ度が25秒より高いと、記録用紙
の層方向に水溶性インクが浸透しずらくなるために印字
濃度が上がるが、記録用紙表面で水溶性インクの乾燥性
が低下する上にドットが小さくなりすぎるため、こちら
もバーコードなどの高い精度が要求される印刷には適さ
ない。
OCR用紙では、紙基材自体のステキヒトサイズ度が5
0乃至70秒、混合物付着後のステキヒトサイズ度が4
0乃至65秒の範囲となるように調整する。より好まし
くは、紙基材自体のステキヒトサイズ度が65乃至70
秒、混合物付着後のステキヒトサイズ度が55至60秒
である。
より低いと、インクが用紙の層方向に吸収されすぎて印
字濃度が低くなる上に、ドットが拡がりすぎるためバー
コードなどの高い精度が要求される印刷には適さない。
逆にステキヒトサイズ度が65秒より高いと、記録用紙
の層方向に水溶性インクが浸透しずらくなるために印字
濃度が上がるが、記録用紙表面で水溶性インクの乾燥性
が低下する上にドットが小さくなりすぎるため、こちら
もバーコードなどの高い精度が要求される印刷には適さ
ない。
のプリンタにおけるインクの紙表面への定着及び耐水性
を向上させるため、多価金属塩類を使用する。本発明に
おいて多価金属塩類は、アルミニウム、カルシウム、マ
グネシウム、バリウム等の多価金属類の、塩酸塩、硫酸
塩、酢酸塩等を、一種または二種以上使用することがで
きるが、好ましくは、塩化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム等の水溶性アルカリ土類金属塩である。
の錯体形成を促進しているものと考えられる。更に、導
電性の高い多価金属塩類を使用すれば、乾式電子写真記
録方式においてトナー定着性に大きな影響を及ぼす電気
抵抗を調整することも可能となり、本発明によるOCR
用紙の利用範囲がさらに拡がる。
固形分で、0.5g/m2乃至1.5g/m2付着する
ことが望ましい。付着量が0.5g/m2より少ない
と、充分な耐水性が得られず、印字部が水に濡れた場合
にインクの溶出、滲み等が生じ印字内容が損なわれる。
逆に、付着量が1.5g/m2より多いと、OCR用紙
自体の吸湿性が高くなり用紙の表面強度が低下し、印刷
を行う際に用紙表面が剥ける等の問題が生じる。
におけるインクの耐水化剤としてカチオン性樹脂を使用
する。本発明において使用するカチオン性樹脂として
は、エピハロヒドリンと各種アミンとの反応により得ら
れる、4級アンモニウム塩を含有したポリアミンが望ま
しい。好ましくはジメチルアミン、エチレンジアミン、
テトラエチルエチレンジアミン、トリエタノールアミン
等の一種または二種以上のアミンと、エピクロロヒドリ
ンとの反応により得られるポリアミンが使用される。
ピクロロヒドリン、ジメチルアミン及びエチレンジアミ
ンを共重合させて、末端基にジメチルアミン基を導入し
た共重合物の構造を以下に示す。
ン基を導入したことによりカチオン性が上昇しており、
良好な印字濃度と耐水性が得られる。
水性の能力を更に向上させると共に、水溶性バインダと
の相溶性を向上させた共重合物の構造を以下に示す。
基、R3は、炭素数6〜18のアルキル基又はベンジル
基を示す。X−はハロゲンイオン、硫酸イオン、アルキ
ルあるいはアリールスルホン酸イオン、酢酸イオン等の
陰イオンを示す。m及びnは重合度を示す正数であり、
m:n=1:1〜1:50である。) ここで、アルキル基は直鎖状又は分鎖状のいずれでもよ
い。
(R1、R2、R3)の立体的特性により水溶性バイン
ダとの相溶性が向上しており、サイズプレス液の調整が
簡易となる。相溶性が向上する理由としては、上記のよ
うな構造によるとカチオン分子が水溶性バインダに接近
するのに時間がかかり、ショックを起こしがたいとから
だと考えられる。また、この化合物は、カチオン密度を
下げ疎水性の高分子にすることにより耐水性を向上させ
る上に、紙のべとつきの減少などにも効果を上げる。
り固形分で、2g/m2乃至4g/m2付着させるよう
に配合することが望ましい。付着量が2g/m2より少
ないと、インク定着性や耐水性が悪くなり、印字部が水
に濡れた場合にインクの溶出、滲み等が生じ印字内容が
損なわれる。逆に、付着量が4g/m2より多いと、水
溶性バインダとの相溶性が悪くなり、この場合もインク
定着性及び耐水性が悪くなる。
性の向上のため、水溶性バインダを紙表面に塗工する。
本発明において水溶性バインダは、ポリビニルアルコー
ル、変性ポリビニルアルコール、澱粉、酸化澱粉、カル
ボキシメチルセルロースなど、公知のものを一種または
二種以上使用することができるが、耐水性や表面強度へ
の寄与の点からポリビニルアルコール又は変性ポリビニ
ルアルコールが好ましく、その中でも特に鹸化度が98
%以上の耐水性の高いものが最も好ましい。
固形分で、1g/m2乃至2g/m 2付着させることが
望ましい。付着量が1g/m2より少ないと、インク耐
水性が低下し、印字部が水に濡れた場合にインクの剥落
が発生し印字内容が損なわれる上に、用紙の表面強度も
低下し、罫線等をオフセット印刷で行う場合、紙粉が発
生し印刷の際に使用される湿し水を汚す原因の一つにな
る。湿し水が汚れると、印刷機を停止して交換しなけれ
ばならず、印刷効率の低下を引き起こす。また逆に、付
着量が2g/m2より高くなると、インクの乾燥性が悪
くなり、さらに、カチオン性樹脂の作用を阻害するため
インク耐水性も悪くなる。
金属塩類とカチオン性樹脂とを含む混合物を紙基材表面
に付着させることによって所定の効果が得られるもので
あり、これらの成分を単独で使用しても充分な効果は得
られない。また、これらの物質を併用するときに、汚れ
を生じたり凝集したりしないように、個々の化合物やそ
の組み合わせを十分に考慮する必要がある。
面に付着する混合物の種類及び配合量を調整することに
より、高速インクジェット適性及びオフセット印刷適性
ばかりでなく、従来のNIP(Non Impact
Printer)適性も付与することが可能である。
となるパルプは、公知の木材パルプ及び非木材パルプを
一種または二種以上使用することができる。木材パルプ
としては、例えば、化学パルプのN−BKP、L−BK
P、SCP等、機械パルプのGP、CGP、RGP、T
MP等、脱墨パルプ、再生パルプ、工程で発生する損紙
を離解したパルプなどを使用することができる。また、
非木材パルプとしては、例えば、ケナフ、竹パルプなど
を使用することができる。
用することができるが、プリンタの搬送工程において用
紙のカールの発生を抑制するためには、L−BKPの比
率を上げることが望ましい。また、用紙に夾雑物が混入
することにより読み取り工程で誤認識が生じないよう
に、ゴミなどの夾雑物、異物等は十分に除去する必要が
ある。
または二種以上使用することができるが、白色度の点か
ら、クレー、タルク、けいそう土、焼成カオリン及び酸
化チタン等の白色顔料が好ましく、水溶性インクの吸収
性から、タルク、焼成カオリンがより好ましい。また、
OCR用紙の不透明度を向上させるために、酸化チタン
を添加することも有効である。
される、歩留まり向上剤、消泡剤などの各種薬品、さら
に、紙を任意の色に染色するための染料などを適宜使用
してもよい。
着させる方法としては、サイズプレス、エアーナイフコ
ーター、カーテンコーター、ゲートロールコーターな
ど、公知のあらゆる塗工方法を使用することが可能であ
るが、コスト面からオンマシンのサイズプレスで塗工す
ることが望ましい。
ンクジェットプリンタにおける使用適性を考慮したもの
であるが、その他の公知のプリンタで印刷を行うこと
も、もちろん可能である。
説明するが、本発明はもちろんこれらに限定されるもの
ではない。
P(フリーネス470ml)70重量%、N−BKP
(フリーネス450ml)15重量%、古紙パルプ15
重量%をゴミなどの夾雑物を充分に除去して使用する。
このパルプ原料に、内添サイズ剤としてロジンエマルジ
ョン(商品名:サイズパインN−771、荒川化学工業
社製)0.1重量%、填料として焼成カオリン(商品
名:アルファテックス、ECCインターナショナル社
製)2.5重量%及びタルク(商品名:EZタルク、勝
光山工業社製)4.5重量%、黄色系染料、硫酸バン
ド、アルミン酸ソーダ、紙力増強剤としてカチオン化澱
粉(商品名:アミロファックス00、AVEBE社製)
を混合して紙匹を形成する。尚、上記使用量は全て対パ
ルプ重量%である。得られた紙基材のステキヒトサイズ
度は21秒であった。この紙基材に、サイズプレス工程
で、カチオン性樹脂(商品名:WSC−173、明成化
学工業社製)、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセ
ノールN−300、日本合成化学社製)、塩化マグネシ
ウムを所定の割合で混合した溶液を、各々固形分換算で
両面当たり、3.0g/m2、1.5g/m2、1.0
g/m2となるように塗工する。こうして得られたOC
R用紙は、ステキヒトサイズ度18秒、坪量88g/m
2であった。
以外は、実施例1と同様に実施した。得られたOCR用
紙のステキヒトサイズ度は54秒であった。
を低下させる以外は、実施例1と同様に実施した。得ら
れたOCR用紙のステキヒトサイズ度は3秒であった。
を増加させる以外は、実施例1と同様に実施した。得ら
れたOCR用紙のステキヒトサイズ度は40秒であっ
た。
を低下させる以外は、実施例2と同様に実施した。得ら
れたOCR用紙のステキヒトサイズ度は30秒であっ
た。
を増加させる以外は、実施例2と同様に実施した。得ら
れたOCR用紙のステキヒトサイズ度は75秒であっ
た。
溶液を酸化澱粉とし、固形分換算で両面当たり3.0g
/m2付着するようにした以外は、実施例1と同様に実
施した。得られたOCR用紙のステキヒトサイズ度は3
9秒であった。
溶液を酸化澱粉とカチオン性樹脂の混合溶液とし、各々
固形分換算で両面当たり3.0g/m2、1.0g/m
2付着するようにした以外は、実施例1と同様に実施し
た。得られたOCR用紙のステキヒトサイズ度は37秒
であった。
溶液を酸化澱粉とカチオン性樹脂の混合溶液とし、各々
固形分換算で両面当たり3.0g/m2、2.0g/m
2付着するようにした以外は、実施例1と同様に実施し
た。得られたOCR用紙のステキヒトサイズ度は32秒
であった。
溶液を酸化澱粉とカチオン性樹脂の混合溶液とし、各々
固形分換算で両面当たり3.0g/m2、3.0g/m
2付着するようにした以外は、実施例1と同様に実施し
た。得られたOCR用紙のステキヒトサイズ度は33秒
であった。
溶液をポリビニルアルコールとカチオン性樹脂の混合溶
液とし、各々固形分換算で両面当たり1.5g/m2、
3.0g/m2付着するようにした以外は、実施例1と
同様に実施した。得られたOCR用紙のステキヒトサイ
ズ度は17秒であった。
る溶液をポリビニルアルコールとカチオン性樹脂の混合
溶液とし、各々固形分換算で両面当たり0.5g/
m2、3.0g/m2付着するようにした以外は、実施
例1と同様に実施した。得られたOCR用紙のステキヒ
トサイズ度は22秒であった。
タにおける適性評価 高速インクジェット記録方式における各種適性について
は、上記各実施例及び比較例で得られたOCR用紙に、
高速インクジェット方式のプリンタで黒インクを使用し
て、150m/minの処理速度で印字を行った場合
の、[1]印字濃度(PCS値)、[2]インク乾燥
性、[3]インク耐水性、[4]インクの滲み、[5]
インクの裏抜け、について以下の方法で試験・評価し
た。尚、プリンタはScitex6240プリンタ(サ
イテックス社製)、インクはサイテックス1007黒イ
ンク、サイテックス1040黒インク、サイテックス1
036黒インク(全てサイテックス社製)の3種のイン
クを使用した。
(マクベス社製)を用いて測定した。測定波長はAフィ
ルタ540nm、Bフィルタ950nm、Cフィルタ8
20nm、Dフィルタ910nm、Eフィルタ633n
mである。測定により得られた値はPCS(Print
Contrast Signal)値であり、このP
CS値は以下の式で表される。 PCS値=RL−R0/RL RL:用紙自体の反射率、R0:印字部の反射率 また、印字濃度の判定は目視で行い、相対比較して濃度
の濃い順に○、△、×の3段階で評価した。
ンクの転移汚れの有無を目視で観察して評価した。評価
は、◎、○、△、×、の4段階で行い、それぞれ、◎:
転移汚れなし、○:わずかに転移汚れあり(実用上問題
なし)、△:多少の転移汚れあり、×:転移汚れあり、
とした。
漬したときのインクの滲みだしの有無を、目視で観察し
て評価した。評価は、◎、○、△、×、の4段階で行
い、それぞれ、◎:インクの滲み出しなし、○:わずか
にインクの滲み出しあり(実用上問題なし)、△:多少
のインクの滲み出しあり、×:インクの滲み出しあり、
とした。また、浸漬前後の印字部分のPCS値も測定し
た。
の状態について、文字太り、フェザーリングの有無を目
視で観察することにより評価した。評価は、◎、○、
△、×、の4段階で行い、それぞれ、◎:良好(フェザ
ーリングなし)、○:わずかにある(実用上問題な
し)、△:多少発生、×:不良、とした。
インクが滲み出しているか否かを目視で観察することに
より評価した。評価は、○、×、の2段階で行い、それ
ぞれ、○:良好、×:不良とした。
価 OCR用紙を一般のフォーム印刷機において、通常の柄
で15000m印刷した後、目視で印刷機のロール汚れ
及び湿し水の汚れを評価した。評価は、○、△、×、の
3段階で行い、それぞれ、○:良好、△:多少汚れを発
生、×:不良とした。
クス1040黒インクを用いてバーコード印刷を行い、
該用紙を静水に浸漬して耐水性評価を行ったときの、浸
漬前後のドットの拡大写真が、図1に示されている。
ットの拡大写真が示されている。図1(a)に示された
実施例1の用紙上のドットは均一で濃度が高いのに対し
て、図1(b)に示された比較例5の用紙上のドット
は、不均一でドット間の隙間が大きくなっている。
に一分間浸漬した後の印字部のドットの拡大写真が示さ
れている。図1(d)に示された実施例1の用紙上のド
ットは、浸漬する前と比べてほとんど変化が見られない
のに対して、図1(e)に示された比較例5の用紙上の
ドットは、明らかに印字濃度が低くなっている。
1(f)は、同図(a)、(b)、(d)、(e)、の
ドットの大きさを示すためのフィルムゲージである。
クス1040黒インクを用いてバーコード印刷を行い、
該用紙上に水滴を滴下したときの、バーコード部の拡大
写真が、図2に示されている。
上に水滴を滴下したときの拡大写真が示されており、図
2(c)と図2(d)には、バーコード部のみをさらに
拡大した写真が示されている。実施例1の用紙では、多
少の滲みは見られるものの、印字濃度の低下は実用上問
題ない程度となっているのに対して、比較例5の用紙で
は、明らかにインクが溶出している。
を行った場合の印字濃度の試験結果を表1に示す。
異はあるものの従来品とほぼ同じ組成の比較例5のOC
R用紙と比べて、字濃度が高いことは、表1から明らか
である。
場合には、600乃至700nmの領域でPCS値が
0.85以上であることが要求されるが、この範囲内で
ある633nmでの測定において、実施例1のOCR用
紙は3種のインク全てでこの基準を満たしている。
CR用紙について、静水に浸漬する前後の印字部分のP
CS値を表2に示す。尚、使用インクはサイテックス1
040黒インクである。
PCS値が高く、また、浸漬前後でPCS値がほとんど
変わらず、比較例5のOCR用紙と比べてインク耐水性
及びインク定着性が優れていることは、表2より明らか
である。
CR用紙について、インク乾燥性、インクの滲み、イン
クの裏抜けについての試験結果を表3に示す。
トサイズ度が適切な値であるため、インク乾燥性、イン
クの滲み、インクの裏抜け全ての項目について、良好な
結果が得られたことが表3より明らかである。
を行った場合の、印字濃度(目視評価)、インクの滲
み、インクの耐水性、インクの乾燥性、及びこれらを総
合的に評価したときの高速インクジェットプリンタでの
印刷適性の総合評価、及びオフセット印刷適性の評価結
果をについて、表4に示す。
ニルアルコールを使用し、さらに多価金属塩類を加えた
実施例1のOCR用紙は、比較例5乃至10により得ら
れたOCR用紙と比べて総合的に優れており、特に耐水
性、乾燥性については顕著な差異が認められる。
ンダであるポリビニルアルコールの使用量が1.0g/
m2より少なくなると、インクの耐水性が低下してオフ
セット印刷適性が不良となることがわかる。
かなように、耐水性の効果を充分得るためには、カチオ
ン性樹脂を2.0g/m2は用紙表面に付着させること
が必要であり、良好な印字濃度を得るためには多価金属
塩類が必要である。
R用紙によれば、高速インクジェット方式のプリンタで
印字を行った場合でも良好な印字濃度が得られ、また、
印字後に水濡れなどのトラブルが生じた場合でも、印字
内容が滲んだり溶出したりせず印字内容が損なわれな
い。
る。
る。
9)
Claims (13)
- 【請求項1】 インクジェット方式のプリンタを用いた
印字システムに供されるOCR用紙において、紙基材の
両面に、多価金属塩類とカチオン性樹脂と水溶性バイン
ダとを含む混合物を付着させたことを特徴とするOCR
用紙。 - 【請求項2】 ステキヒトサイズ度が、紙基材自体のス
テキヒトサイズ度よりも5乃至10秒低いことを特徴と
する請求項1に記載のOCR用紙。 - 【請求項3】 坪量が80g/m2乃至90g/m2で
あり、且つJISP 8122による紙基材のステキヒ
トサイズ度が15乃至30秒、混合物付着後の用紙のス
テキヒトサイズ度が10秒乃至25秒であることを特徴
とする請求項2に記載のOCR用紙。 - 【請求項4】 坪量が100g/m2乃至110g/m
2であり、且つJIS P 8122による紙基材のス
テキヒトサイズ度が50乃至70秒、混合物付着後の用
紙のステキヒトサイズ度が40秒乃至65秒であること
を特徴とする請求項2に記載のOCR用紙。 - 【請求項5】 多価金属塩類が水溶性のアルカリ土類金
属塩であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
に記載のOCR用紙。 - 【請求項6】 カチオン性樹脂がポリアミンエピクロロ
ヒドリン変性体であることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載のOCR用紙。 - 【請求項7】 水溶性バインダがポリビニルアルコール
または変性ポリビニルアルコールであることを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載のOCR用紙。 - 【請求項8】 水溶性バインダが鹸化度98%以上のポ
リビニルアルコールまたは変性ポリビニルアルコールで
あることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
のOCR用紙。 - 【請求項9】 カチオン性樹脂が、下記の化学式で表さ
れる化合物であることを特徴とする請求項1乃至8のい
ずれかに記載のOCR用紙。 【化1】 (lは5乃至1000、好ましくは8乃至50) - 【請求項10】 カチオン性樹脂が、下記の化学式で表
される化合物であることを特徴とする請求項1乃至8の
いずれかに記載のOCR用紙。 【化2】 (式中R1は炭素数1〜18のアルキル基又はベンジル
基、R3は、炭素数6〜18のアルキル基又はベンジル
基を示す。X−はハロゲンイオン、硫酸イオン、アルキ
ルあるいはアリールスルホン酸イオン、酢酸イオン等の
陰イオンを示す。m及びnは重合度を示す正数であり、
m:n=1:1〜1:50である。) - 【請求項11】 多価金属塩類の紙表面への付着量が、
両面で固形分で0.5g/m2乃至1.5g/m2であ
ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
のOCR用紙。 - 【請求項12】 カチオン性樹脂の紙表面への付着量
が、両面で固形分で2g/m2乃至4g/m2であるこ
とを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のO
CR用紙。 - 【請求項13】 水溶性バインダの紙表面への付着量
が、両面で固形分で1g/m2乃至2g/m2である請
求項1乃至12のいずれかに記載のOCR用紙。
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