JP2001192998A - 古紙パルプを含有する記録紙およびその製造方法 - Google Patents
古紙パルプを含有する記録紙およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2001192998A JP2001192998A JP2000001257A JP2000001257A JP2001192998A JP 2001192998 A JP2001192998 A JP 2001192998A JP 2000001257 A JP2000001257 A JP 2000001257A JP 2000001257 A JP2000001257 A JP 2000001257A JP 2001192998 A JP2001192998 A JP 2001192998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- recording paper
- recording
- sizing agent
- base paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
ースとする記録紙およびその記録紙の製造方法であっ
て、特に電子写真やインクジェット記録等の多種類の記
録紙適性を具備した多用途に利用可能な記録紙およびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】少なくとも50重量%の脱墨古紙パルプお
よび内添サイズ剤を含有する基紙の両面に、水性接着剤
および表面サイズ剤を含有する水性組成物を塗布、乾燥
せしめてなる記録紙であって、該記録紙の王研式透気度
が70〜200秒、かつステキヒトサイズ度が20秒以
上である記録紙、および前記記録紙を製造する方法であ
って、特に水性組成物として、B型粘度計による粘度が
30〜500mPa・s(測定条件:温度50℃、回転
速度60rpm)および表面張力が40〜70mN/m
である水性組成物を用いて液膜転写方式のサイズプレス
装置で、乾燥重量が両面で0.5〜3g/m2 となるよ
うに基紙表面に塗布、乾燥してなる記録紙の製造方法。
Description
高率配合されてなる基紙をベースとする記録紙およびそ
の記録紙の製造方法に関し、特に電子写真やインクジェ
ット記録等の多種類の記録紙適性を具備した多用途に利
用可能な記録紙およびその製造方法に関する。
の保護が進められ、その一環として再生パルプ、即ち脱
墨古紙パルプ(以下、DIPと称す)の使用促進が推進
されており、各種の紙にDIPを高率配合させて再生利
用することが強く要請されている。一方、DIPが比較
的多量に配合された紙に印刷を施した場合、紙の表面あ
るいは紙の表面近くに散在するDIPが、印刷で使用さ
れるインキによって抜き取られて印刷物に白い斑点を誘
発させる、所謂パイリングトラブルが発生し、印刷作業
性や印刷仕上り品質を著しく低下させてしまう。このパ
イリングトラブルはDIP配合率が高いほど発生し易い
傾向がある。また、DIPが高率配合させられた紙は、
バージンパルプだけで製造された紙と対比した場合、紙
面平滑性が劣り、さらにはその取扱過程で紙表面同士が
擦られると、表面あるいは表面近くに散在するDIPが
抜け落ちて毛羽や紙粉を発生させ、その後の加工工程や
使用段階でトラブルの原因となり易く、数々の難点を抱
えている。
て、従来は、叩解の強化、あるいは内添薬品(紙力剤、
歩留り向上剤等)や外添薬品(表面サイズ剤、表面紙力
剤等)の使用量を増やすなどの方法が取られてきた。し
かしながら、叩解の強化は紙の寸法安定性を低下させ、
さらには、嵩、あるいは不透明度の低下につながり品質
上種々の問題を誘発する。また、内添薬品や外添薬品の
使用量の増加は製品の原価アップにつながるのみなら
ず、地合の悪化や抄紙機系内の汚れを招いてしまう。例
えば、特開平2−293497号公報には、予めカチオ
ン澱粉等のカチオン性高分子物質をパルプスラリーに添
加した後叩解する方法、また特開平5−9892号公報
には、カチオン性アクリルアミド系ポリマーを添加し、
ついで高せん断攪拌処理を施した後叩解する方法が提案
されている。しかし、これらの方法は、いずれもDIP
への薬品添加や叩解するための付帯設備等が必要とな
る。
いては、従来より汎用的には2ロールサイズプレス装置
が多用されている。近年、抄紙機の高速化に伴い、操業
性の点から2ロールサイズプレス装置に代わって液膜転
写方式のサイズプレス装置が多用されるようになってき
た。ここに、液膜転写方式のサイズプレス装置とは、具
体的にはシムサイザ(住友重機械工業株式会社−VAL
MET社製の商標名)、ゲートロールサイズプレスまた
はメタリング・ブレード・サイズプレス等を指し、2ロ
ールサイズプレス装置は除かれる。
ち、従来の2ロールサイズプレスは、2本のロールで形
成されるニップ部にサイズ液溜め(ポンド)を作り、そ
のニップ部に基紙を通紙することによりサイズプレス処
理を行うものである。この方式の場合、高速通紙になる
とサイズ液の踊り、所謂ボイリング現象が起こり、実質
的に安定した生産、品質を得ることが難しく、生産性が
上がらない。また、湿潤強度やサイズ度の低い紙が進入
してくると紙切れを起こす等の不具合が多く発生してい
る。他方、前記したシムサイザまたはゲートロールコー
タ等、所謂液膜転写方式のサイズプレス装置の場合に
は、プレスニップにポンドがなく、コータータイプの予
備計量ユニットが付設されているので、当該ユニットに
よりロール面にサイズ液皮膜が形成され、該皮膜がプレ
スニップの液体圧力によって基紙表面に押し込まれつつ
紙面に転写される方式をとるために、ボイリングや紙切
れの問題がなく、生産性の高い高速抄紙機に適してい
る。また、比較的高濃度で液膜を紙面に転写するために
水性組成物の浸透が少なく、表面強度の高い紙を得るこ
とが可能とされている。
場合、水性組成物をアプリケーターロールを介して紙に
転写するため、ニップ出口で発生する剥離パターンやロ
ール上で発生するリングパターンと呼ばれる筋状の塗布
ムラが発生し易い。この塗布ムラが発生すると、印刷イ
ンクの吸収ムラや表面強度ムラ等により印刷適性の低下
を惹起する。さらに、DIPを比較的多く含有する紙
に、液膜転写方式のサイズプレス装置を使用して水性組
成物を塗布した場合、DIPに含まれるメカニカルパル
プ(MP)が、化学パルプに対比して化学処理がなされ
ていないか、化学処理が不充分であること、あるいはD
IPが脱墨工程での薬品(界面活性剤)処理により親水
化されていることなどが起因して、その紙のサイズ度が
低下し、結果的に水性組成物の浸透が大きくなり、断紙
や紙面強度の低下を誘発する等の難点を抱えている。
できるインクジェット方式の記録装置が多用されてお
り、インクジェット記録適性を備える記録紙も望まれて
いる。因みに、インクジェット記録紙としては、原紙の
表面に顔料を含有する記録層を設けた、所謂塗被紙が高
いインクジェット記録適性を有するために多用されてい
る。しかしながら、インクジェット記録適性を付加した
塗被紙は専用紙であるために高価な被記録体となってい
る。そこで、安価な非塗工紙タイプで、かつ優れたイン
クジェット記録適性を有する記録紙の開発が強く望まれ
ている。また、環境保全の観点から、用紙としてDIP
を高率配合した記録紙の開発も望まれている。
ために、水性組成物に撥水性を有する表面サイズ剤を含
有させて基紙へ塗布するが、前述したように、DIPが
相対的に多く配合せしめられた紙はサイズ度が低く、表
面サイズ剤の効果が発揮され難く、DIP繊維が容易に
インクジェットインクを吸収してしまい、所謂フェザリ
ングと呼ばれるヒゲ状のインクのにじみが発生し、美麗
な印字や画像形成ができないといった難点を有する。ま
た、水性組成物の塗布ムラが起因してサイズ度ムラが顕
著となり、インクジェット印字濃度ムラやフェザーリン
グ、裏抜け等の問題を誘発し、印字や画像品質が著しく
低下する。さらに、水性組成物中に表面サイズ剤が含ま
れることによって、水性組成物の表面張力が低下し、結
果的に紙(基紙)への浸透がさらに増大し断紙や表面強
度低下の原因となることがある。
ト紙やコート紙等の塗被紙用基紙として使用する場合
も、前述したような理由から、塗被層を形成する水性組
成物の原紙層への過度な浸透や表面サイズの塗布ムラか
らくる水性組成物の吸収ムラが起こり、結果的に高品質
の塗被紙を得ることができないといった難点がある。
うに従来より問題の多いDIPが高率配合された紙の改
善に関し、特にインクジェット記録や電子写真等の多種
記録用用紙として優れた記録適性を備えた記録紙および
その製造方法を提供する。なお、該記録紙を原紙とし
て、その上に顔料塗被層を設けてなる塗被紙は優れた印
刷適性(オフセット印刷適性)を有する印刷用塗被紙と
なり得ることを見出した。
0重量%の脱墨古紙パルプおよび内添サイズ剤を含有す
る基紙の両面に、水性接着剤および表面サイズ剤を含有
する水性組成物を塗布、乾燥せしめてなる記録紙であっ
て、該記録紙の王研式透気度が70〜200秒、かつス
テキヒトサイズ度が20秒以上であることを特徴とする
記録紙、およびその製造方法であって、特に水性組成物
として、B型粘度計による粘度が30〜500mPa・
s(測定条件:温度50℃、回転速度60rpm)およ
び表面張力が40〜70mN/mである水性組成物を用
いて液膜転写方式のサイズプレス装置で、乾燥重量が両
面で0.5〜3g/m2 となるように基紙表面に塗布、
乾燥することを特徴とする該記録紙の製造方法である。
さらに、本発明には以下の態様も含まれる。即ち、水性
組成物中の表面サイズ剤の量が、水性接着剤に対して固
形分対比で5〜50重量%である前記の記録紙またはそ
の製造方法、および水性接着剤の少なくとも50重量%
以上が化工澱粉である前記の記録紙またはその製造方法
である。
ついて述べる。基紙の主成分であるパルプ繊維として
は、DIPを主成分とし、その他に通常の木材パルプ、
例えば、一般に使用されているLBKPやNBKP等の
化学パルプ、GP、TMP等の機械パルプ(MP)が適
宜混合使用される。また、ケナフ等の非木材繊維原料か
ら得られるパルプ繊維も適宜使用することができる。特
に、本発明は前記したように、DIPが高率配合された
製品(基紙)を対象とするものであり、具体的には基紙
を構成する全パルプ中にDIPが少なくとも50重量
%、望ましくは70重量%以上配合されている限り、特
に限定されるものではなく、紙の種類や目的に応じて、
適宜他のパルプ繊維を使用することもできる。
進センターの古紙標準規格表に示されている、例えば上
白、罫白、クリーム白、カード、特白、中白、模造、色
白、ケント、白アート、特上切、別上切、新聞、雑誌等
が挙げられる。さらに、具体的に述べると、情報関連用
紙である非塗工コンピュータ用紙、感熱紙、感圧紙等の
プリンター用紙ならびにPPC用紙等のOA古紙、アー
ト紙、コート紙、微塗工紙、マット紙等の塗被紙古紙、
あるいは上質紙、色上質、ノート、便箋、包装紙、ファ
ンシーペーパー、中質紙、新聞紙、更紙、スーパー掛け
紙、模造紙、純白ロール紙、ミルクカートン等の非塗工
紙古紙や、板紙の古紙で、化学パルプ紙、高歩留りパル
プ含有紙等が使用される。勿論、印字、複写、印刷、非
印刷物のいずれもが対象となる得る。
製造に際しては、本発明が所望とする効果を得るため
に、内添サイズ剤が添加される。そのときの内添サイズ
剤としては、基紙への水性組成物(以後、塗布液と称
す)の浸透を効果的に抑制することができる内添サイズ
剤が好ましく、具体的には抄紙機上で塗布液が塗布され
る以前にサイズ効果が発揮できる、ロジン系サイズ剤ま
たはアルケニル無水コハク酸が好ましい。なお、中性サ
イズ剤として使用されているアルキルケテンダイマー
(AKD)は抄紙機上でサイズ効果を発揮し難く(立ち
上がりが遅い)、基紙への塗料の浸透抑制効果が小さい
ので好ましくない。内添サイズ剤の添加率は抄紙機系内
の汚れ防止およびコスト低減を考慮して極力少なくする
必要がある。本発明の場合、パルプ繊維に対し、固形分
対比で0.05〜0.5重量%が好ましい。因みに、添
加率が0.05重量%未満では基紙の疎水性効果が得ら
れず、本発明が所望とする効果が得られ難く、一方、
0.5重量%を越えるような添加では系内の汚れを誘発
し、安定した製造(抄紙)ができなくなる虞れがある。
上記の如き基紙の製造に際しては、本発明の効果を阻害
しない限り、紙料中に適宜紙力増強剤等の高分子材料が
添加されて抄紙が行われる。
機の填料を適宜添加することが望ましい。その際、填料
の添加量は紙中の灰分として、8重量%以下、より好ま
しくは6〜3重量%の範囲で添加しておくことにより、
塗料の浸透が抑制され易くなり、かつ基紙の紙力低下へ
の影響も少なく、地合等が程よく改善されて生産性の向
上も期待できる。因みに、填料の添加量が8重量%を越
えるように多量に入れると紙力低下等が懸念され、他方
3重量%未満の場合には、用紙の平滑性が低下するなど
の懸念があり、いずれにしても好ましくない。なお、填
料としては特に限定されるものではなく、例えばカオリ
ン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸
化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土、酸
化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸
亜鉛、硫酸バリウム、二酸化珪素、コロイダルシリカ等
の一般に製紙分野で使用される無機顔料、および尿素ホ
ルマリン樹脂フィラー、ナイロンパウダー、ポリエチレ
ンパウダー等の有機顔料が適宜使用される。
る。記録紙の支持体となる基紙としては前記した如くD
IPが少なくとも50重量%、好ましくは70重量%以
上配合され、かつ内添サイズ剤が添加された紙料を抄紙
してなる基紙を使用するものである。本発明の目的は前
記したようにDIPが高率配合された基紙が抱える難点
を解決して、インク転写性や美麗な印字や画像の形成が
可能な記録紙、特にインクジェット記録やPPC用紙等
として好適に利用できる記録紙の提供にある。なお、本
発明者らは前記記録紙を原紙としてその上に顔料塗工層
を設けて塗被紙に仕上げると、優れたオフセット印刷適
性を備えた印刷用塗被紙としても利用できることを見出
した。本発明者らは、従来のDIPが高率配合された記
録紙やその紙を原紙として仕上げた塗被紙が抱える記録
紙適性不良や印刷適性不良、特に記録ムラやオフセット
印刷における印刷ムラの発生原因について鋭意研究、検
討を重ねた。その結果、紙質改善(紙面強度等の改善)
のために基紙表面へ塗布する塗布液の塗布ムラが大きく
影響していることを見出した。そこで、その塗布ムラを
解消、あるいは軽減させるための方策として、該基紙の
塗布液に対する浸透を抑制して、塗布液が基紙表面にで
きるだけ留まり均一な被膜が形成されるようにすると、
上記の如き問題が解決されるであろうと推測した。
に、均一な被膜形成がなされているか否かを判断する指
標として、該用紙のJ.TAPPI−No.5Bに準拠
する王研式透気度が70〜200秒、より好ましくは8
0〜130秒とし、かつJISP8122に準拠するス
テキヒトサイズ度が20秒以上、上限については100
秒程度、より好ましくは24〜50秒程度に調整するこ
とで、本発明が所望とする印刷ムラや記録ムラの発生が
なく、極めて優れた記録適性(印字品質)を発現し、特
にインクジェット記録や電子写真等の多種記録紙とし
て、有用な製品となり得ることを見出し本発明を完成す
るに至った。因みに、王研式透気度が70秒未満では、
本発明が所望とするインクジェット記録やPPC等の電
子写真方式での記録に当たり美麗な印字や画像形成が得
られず、他方200秒を越えるような透気度の場合に
は、インクジェット記録方式で印字記録した場合、水性
インクの記録用紙への浸透が悪く、乾燥が遅くなる懸念
があり好ましくない。また、ステキヒトサイズ度の特定
についても、20秒未満では、美麗な印字記録ができ
ず、他方100秒を越えるような紙質にすると、透気度
の場合と同様に水性インクの浸透が悪くなる虞れがあり
望ましくない。また、そのようなステキヒトサイズ度を
得るためには多量の内添サイズ剤の添加やパルプの叩解
を進めることが必然的に要求されることになり、結果的
に抄紙状況の変動(系内の汚れ等が多発)や紙癖不良等
の難点が付随し、望ましくない。
度の上限について付言する。前記した如く、DIPが高
率配合された紙の場合、一般的にはステキヒトサイズ度
は低く、数秒から15秒前後であり親水性の強い状態と
なっている。したがって、そのように親水性の強い紙の
ステキヒトサイズ度を高めるには、内添サイズ剤や表面
サイズ剤等の助剤を高率添加して、紙質改善を図ること
になる。ところで、内添サイズ剤の増量は既述した如く
抄紙機系内の汚れを誘発し、操業性を乱すもとになるの
で、できるだけ少量添加での効果を得ることが重要であ
る。勿論、それだけでは所望の効果を得ることができ
ず、結果的に表面サイズ剤の助けが必要となる。表面サ
イズ剤を多量に添加することで、ステキヒトサイズ度は
上昇するが、その値としては精々50秒で本発明が所望
とする効果を得ることができ、上限としては100秒程
度で十分である。それ以上にステキヒトサイズ度を高め
ると、親水性が極端に低下し、水性インキ等のしみ込み
が悪化する等の難点が懸念される。
高率配合)のもつ難点、即ち表面平滑性の不良や親水性
が強すぎて発現される水性系インク等の不均一な吸収に
よる、所謂吸収ムラ等から派生する品質不良を改善する
ことで所望の効果を得るものである。即ち、本発明は該
基紙の表面を水性接着剤を主成分とする塗布液を用い
て、塗布、乾燥せしめ、その表面に水性接着剤による相
対的に均一な被膜を形成せしめることで、インクジェッ
ト記録で使用される水性インク等が均一、かつほど良く
記録紙に浸透されることで、美麗な画像形成ができるも
のである。そのために、基紙の内層をある程度疎水性
(内添サイズ剤で)にすることで、表面処理剤(塗布
液)の基紙内への浸透を抑制して、できるだけ基紙表面
層近くに塗布液を定着させることで比較的均一な被膜層
を設けることにある。上記より、塗布液の塗布量として
は、格段に限定されるものではないが、乾燥重量で両面
あたり0.5〜3g/m2 程度で調節するのが好まし
い。因みに、3g/m2 を越えると、被膜が強くなり過
ぎて水性インク等の浸透が悪化するという難点や、表面
に湿気が多くなると粘着性が発現され易くなりブロッキ
ングの起こる可能性があり、他方0.5g/m2 未満で
は、満足な被膜形成ができず、所望の効果が得られない
虞れがある。
まって被膜を形成することが必要なので、塗布に際して
は液膜転写方式のサイズプレス装置が好ましく使用され
る。そして、液膜転写方式のサイズプレス装置を使用す
るに当たっては、剥離パターンやリングパターン等の筋
状の塗布ムラが発生しないように、塗布液の条件とし
て、B型粘度計による粘度が30〜500mPa・s
(測定条件:温度50℃、回転速度60rpm)および
表面張力(リング法)が40〜70mN/m、より好ま
しくは45〜60mN/mに調整された塗布液を用い
て、乾燥重量が両面で0.5〜3g/m2 となるように
基紙表面に塗布、乾燥して仕上げられる。因みに、粘度
が30mPa・s未満では、塗布液が基紙内部へ浸透
し、満足な被膜(澱粉の膜)形成ができず、他方500
mPa・sを越えると、粘度が高過ぎて剥離パターン等
が発生し綺麗な塗布面が得られない。また、表面張力が
40mN/m未満の場合にも、塗布液の基紙への浸透が
強く満足な被膜形成がなされず、他方70mN/mを越
えると、弾性ロールおよび/または紙に対する濡れ性が
悪くなり、表面強度ムラや塗布ムラを引き起こすもとに
なり望ましくない。なお、上記粘度や表面張力の調整は
使用する水性接着剤の種類や配合量、あるいは塗布液の
濃度の調整、その他増粘剤や保水剤等の助剤を適宜使用
するなどして行われる。
発明における塗布液は水性接着剤と表面サイズ剤を必須
成分とするものであり、水性接着剤としては塗布液の全
固形分に対し、少なくとも固形分対比で50重量%、よ
り好ましくは70重量%以上となるように配合される。
その他に適宜顔料や助剤等の添加も可能である。因み
に、水性接着剤の量が塗布液中の全固形分に対して50
重量%未満の場合には、表面強度の低下が懸念され、好
ましくない。なお、表面サイズ剤の添加量は、水性接着
剤に対し、固形分対比で5〜50重量%となるように調
節される。因みに、5重量%未満の場合には、基紙上に
設けられた被膜の疎水性が不足し、被膜の状態(多少に
応じて)に応じて水性インク等の吸水性が変化し、均一
な印字記録等ができない虞れがあり、他方50重量%を
越えると、疎水性が強過ぎて水性インク等の吸水性が悪
化し、特に多色等の場合には美麗な印字や画像形成がで
きないといった難点が発生する。なお、水性接着剤とし
ては化工澱粉、具体的には酸化澱粉、ジアルデヒド澱
粉、リン酸化変性澱粉、カチオン化澱粉等、ポリビニル
アルコール、PAMおよび共重合体ラテックス等の使用
が可能であるが、インクジェット記録適性およびオフセ
ット印刷適性の両方の適性を最もバランス良く付加でき
る点で、特に化工澱粉の使用が好ましい。さらに、取扱
い易さや操業性、コストの点でも化工澱粉の使用が好ま
しい。勿論、上記の水性接着剤を化工澱粉と適宜併用す
ることも可能であるが、水性接着剤の少なくとも50重
量%以上が化工澱粉であることが好ましい。
被膜が形成されず、換言すると塗布ムラが発生している
と、塗布量の少ない部分は、澱粉被膜が少ないことを意
味し、その部分の空気通過性は高くなり、結果的に紙全
体の(王研式)透気度が低くなり、かつその部分のサイ
ズ度も低くなり、紙全体のステキヒトサイズ度も低くな
るものと考えられる。また、該紙をオフセット印刷に供
した場合には、塗布ムラが原因となる筋状のパイリング
や筋状のモットリングが発生し、他方、インクジェット
プリンターで印字した場合には、塗布量の少ない部分は
インクジェット記録インクが集中して浸透するためにベ
タ印字部の平均の反射濃度が低く、印字濃度ムラやフェ
ザーリング、裏抜け等が発生する。このような現象、即
ちベタ印字部の反射濃度ムラは、塗布ムラの評価方法と
して十分に活用できる。
して、澱粉水性液が塗布された用紙にヨウ素溶液を塗布
し、紫色の呈色反応を見る方法が用いられてきた。とこ
ろで、液膜転写方式のサイズプレス装置により澱粉を含
有する塗布液を塗布してなる紙に、ヨウ素溶液を塗布し
た場合、澱粉の有無については判定可能であるが、澱粉
がヨウ素溶液に溶解し、溶液中を移動しながら呈色反応
を起こすために、微少な塗布ムラ等の判定は困難であっ
た。そこで、ヨウ素を気相蒸着し、次いで水蒸気で呈色
反応させる方法(第61回紙パルプ研究発表会要旨集、
「塗工紙表面の澱粉分布分析法の検討」、1994/P
88〜91参照)により、澱粉の塗布ムラを判定するこ
とが可能となった。澱粉が含まれる塗布液を、液膜転写
方式のサイズプレス装置により塗布してなる紙を、ヨウ
素で気相蒸着し、水蒸気で発色させると、多くの紙は塗
布ムラが原因である筋状の発色ムラが観察されるので、
塗布状態を判定するのには極めて有効な方法となり得
る。
しては、特に限定されるものではなく、例えばオレフィ
ン/マレイン酸共重合体、スチレン/アクリル酸共重合
体、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、スチレン
/アクリル酸/アクリル酸エステル共重合体、スチレン
/マレイン酸エステル共重合体等の公知公用のものが使
用される。できれば、化工澱粉を含有する水性液に添加
することで、増粘するタイプのものが好ましい。なお、
塗布液へは必要に応じて増粘剤や保水剤が適宜添加され
る。その場合の増粘剤や保水剤としては、例えばカルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
疎水性アルカリ可溶性エマルジョン、疎水性ヒドロキシ
エチルセルロース等があげられる。添加量についても特
に限定されるものではないが、通常は塗布液中に含まれ
る化工澱粉に対し、固形分対比で0.5〜10重量%程
度で調整される。
しない範囲で無機および/または有機の顔料添加が可能
であるが、その添加量には制限がある。即ち、塗布液の
全固形分に対して50重量%以上添加すると、オフセッ
ト印刷におけるブランケットパイリングや電子写真用転
写紙に用いた場合の紙粉落ちが問題となる。因みに、顔
料としては、例えばカオリン、タルク、クレー、炭酸カ
ルシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状
無水シリカ、活性白土、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、二酸化
珪素、コロイダルシリカ等の無機顔料、尿素ホルマリン
樹脂フィラー、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダ
ー等の有機顔料が使用できる。
〜15重量%に調整され、液膜転写方式のサイズプレス
装置により、基紙の両面に乾燥重量で0.5〜3g/m
2 、好ましくは1〜2g/m2 となるように塗布、乾燥
される。
明する。勿論、本発明はそれらの実施例に限定されるも
のではない。また、例中の部および%は特に断らない限
り、それぞれ固形分としての重量部および重量%を示
す。
%および上質系古紙10%からなる古紙をドラムパルパ
ーで解繊し異物除去後、散気管式フローテーターで脱墨
後、脱水して対パルプ固形分比で、H2 O2 を2.1
%、NaOHを2.2%およびNa2 SiO3 を0.7
%、それぞれ添加して60℃で3時間漂白し、さらに散
気管式フローテーターで再脱墨してDIPを得た。かく
して得られたDIPは、ハンター白色度計で測定した値
で68%、フリーネス200ml(csf)であった。
(商品名:王子エースA/王子コーンスターチ社)を温
水で溶解してなる糊液に、表面サイズ剤(商品名:ポリ
マロン1350M/荒川化学社)を、澱粉に対して固形
分対比で7%となるように添加して、固形分濃度13%
の塗布液を調製した。この塗布液のB型粘度(測定条
件;温度50℃、回転速度60rpm)は150mPa
・sおよび表面張力は48mN/mであった。
DIP80%、フリーネス480ml(csf)に調製
したLBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)20%を配合
し、全パルプ固形分に対して、アルケニル無水コハク酸
(商品名:ファイブラン−81/日本エヌエスシー社)
を0.2%、硫酸バンドを0.8%それぞれ添加し、さ
らに紙灰分で6%になるように軽質炭酸カルシウムを添
加して紙料を調製した。次いで、この紙料を用いて、ツ
インワイヤー型抄紙機により、抄速900m/分の速度
で米坪64g/m2 の用紙を抄紙した。なお、抄紙の工
程で、ゲートロールサイズプレスにより、上記で調製し
た化工澱粉を主成分とする塗布液を澱粉固形分で両面合
わせて1.5g/m2 (表面サイズ剤として両面で約
0.1g/m2 )となるように塗布した。かくして得ら
れた記録紙の水分は5.5%であった。
ポリマロン1350Mからポリマロン1308S(荒川
化学社)に変更して、塗布液の固形分濃度を14%と
し、化工澱粉を固形分で両面合わせて2.5g/m2
(表面サイズ剤として両面で約0.2g/m2 )となる
ように塗布した以外は、実施例1と同様にして記録紙を
得た。なお、このときの塗布液のB型粘度は300mP
a・s、および表面張力は46mN/mであった。
子エースA/前記)の糊液に、表面サイズ剤(商品名:
ポリマロン1343S(荒川化学社)を、澱粉に対して
固形分対比で15%となるように添加して、固形分濃度
10%の塗布液を調製した。なお、このときの塗布液の
B型粘度は50mPa・s、および表面張力は45mN
/mであった。
Pの配合率を60%、LBKP(広葉樹晒クラフトパル
プ)40%に変更し、内添サイズ剤をアルケニル無水コ
ハク酸から中性ロジン(商品名:サイズパインNT−8
0/荒川化学社)に変更した基紙上に、化工澱粉を固形
分で両面合わせて1.0g/m2 (表面サイズ剤として
両面で約0.15g/m2 )となるように、上記塗布液
を塗布した以外は、実施例1と同様にして記録紙を得
た。
メチルセルロース(商品名:AGガム/第一工業製薬
社)を澱粉に対して固形分対比で10%添加し、固形分
濃度を9%とし、化工澱粉を固形分で両面合わせて1.
0g/m2 (表面サイズ剤として両面で約0.1g/m
2 )となるように塗布した以外は、実施例2と同様にし
て記録紙を得た。なお、このときの塗布液のB型粘度は
70mPa・s、および表面張力は46mN/mであっ
た。
化工澱粉の固形分塗布量を3.5g/m2 (表面サイズ
剤として両面で約0.25g/m2 )となるように塗布
した以外は、実施例1と同様にして記録紙を得た。な
お、このときの塗布液のB型粘度は300mPa・s、
および表面張力は48mN/mであった。
メチルセルロース(商品名:AGガム/第一工業社)を
澱粉に対して固形分対比で10%添加し、固形分濃度を
11%とした以外は、実施例1と同様にして記録紙を得
た。なお、このときの塗布液のB型粘度は600mPa
・s、および表面張力は48mN/mであった。
EA120/第一工業製薬社)を澱粉に対して固形分対
比で2%添加した以外は、実施例1と同様にして記録紙
を得た。なお、このときの塗布液のB型粘度は150m
Pa・s、および表面張力は35mN/mであった。
粉の固形分塗布量を0.4g/m2 とした以外は、実施
例2と同じ方法で記録紙を得た。なお、このときの塗布
液のB型粘度は20mPa・s、および表面張力は43
mN/mであった。
M(荒川化学社)からバソプラスト415DS(BAS
F社)に変更した以外は、実施例1と同じ方法で記録紙
を得た。なお、このときの塗布液のB型粘度は50mP
a・s、および表面張力は72mN/mであった。
は、実施例1と同じ方法で記録紙を得た。なお、このと
きの塗布液のB型粘度は30mPa・s、および表面張
力は67mN/mであった。
品質評価を行い、得られた結果を表1にまとめて示す。
なお、各品質評価は下記に準じて実施した。
o.5(B)に準拠して、透気度を測定した。
122に準拠して、ステキヒトサイズ度を測定した。
たデシケーターを50℃に加温し、その中に100秒間
紙サンプルを入れて、ヨウ素を気相蒸着させる。次い
で、15秒間水蒸気を当ててヨウ素と澱粉を反応、発色
させ、目視にて発色むらを判定した。 ○ : 発色ムラが認められない。 △ : 発色ムラがやや認められる。 × : 発色ムラがひどい。
評価 :プリンターにキャノン社製BJ−220JSII
を使用して縦横の罫線、ベタ、文字をHQ(高品位)モ
ードとしモノクロ印字(インクカートリッジ:Cano
n BC−02)して、J.TAPPI−No.12の
ペン書きサイズ度試験方法に使用する標準にじみ見本を
参考にして、上記印字物を目視にて0から6級までの範
囲で判定した。
上記印刷物の裏面濃度およびインクの裏抜け状態を目視
で評価した。 ○ : インクの裏抜けがなく濃度が低い。 △ : インクの裏抜けが若干あり裏面濃度がやや高
い。 × : インクの裏抜けがひどく裏面濃度が高い。
500(富士ゼロックス社製)を使用し、電子写真学会
チャートをしてモットリングを中心とした画質を評価し
た。 ○ : モットリングがなく画質が良好である。 △ : モットリングが若干見られる。 × : モットリングが見られ画質が劣る。
ット印刷機(小森 SYSTEM C−20)を使用
し、カラー4色刷りで5000部の印刷を行った後、ブ
ランケットの紙粉の堆積度合いを目視で判定した。 ○ : 紙粉の発生が認められない。 △ : 紙粉の発生がやや認められる。 × : 紙粉が多く堆積している。
れた記録紙は、DIPを50重量%以上配合しているに
もかかわらず、該紙の王研式透気度を70〜200秒、
かつステキヒトサイズ度を20秒以上とすることで、イ
ンクジェット記録や電子写真等の多種類の記録紙適性を
有する紙、およびオフセット印刷用塗被紙の原紙として
用いた場合には、良好な塗工適性を有する多用途に利用
可能な記録紙となる得ることが判った。
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも50重量%の脱墨古紙パルプお
よび内添サイズ剤を含有する基紙の両面に、水性接着剤
および表面サイズ剤を含有する水性組成物を塗布、乾燥
せしめてなる記録紙であって、該記録紙の王研式透気度
が70〜200秒、かつステキヒトサイズ度が20秒以
上であることを特徴とする記録紙。 - 【請求項2】水性組成物中の表面サイズ剤の量が、水性
接着剤に対して固形分対比で5〜50重量%である請求
項1に記載の記録紙。 - 【請求項3】水性接着剤の少なくとも50重量%以上が
化工澱粉である請求項1または2に記載の記録紙。 - 【請求項4】前記記録紙を製造する方法であって、特
に、水性組成物として、B型粘度計による粘度が30〜
500mPa・s(測定条件:温度50℃、回転速度6
0rpm)および表面張力が40〜70mN/mである
水性組成物を用いて液膜転写方式のサイズプレス装置
で、乾燥重量が両面で0.5〜3g/m2 となるように
基紙表面に塗布、乾燥することを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の記録紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001257A JP4348810B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 古紙パルプを含有する記録紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001257A JP4348810B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 古紙パルプを含有する記録紙の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001192998A true JP2001192998A (ja) | 2001-07-17 |
JP4348810B2 JP4348810B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=18530507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001257A Expired - Lifetime JP4348810B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 古紙パルプを含有する記録紙の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4348810B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106109A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-04-26 | Ricoh Co Ltd | インクメディアセット、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2007162173A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Oji Paper Co Ltd | オフセット印刷新聞用紙 |
JP2009001938A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Kao Corp | 塗工紙の製造方法 |
JP2009235664A (ja) * | 2009-07-23 | 2009-10-15 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2010230703A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | Daio Paper Corp | 電子写真記録用紙 |
JP2015009411A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 大王製紙株式会社 | 感圧複写用発色シート及び感圧複写紙 |
CN104452383A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-25 | 德州华北纸业有限公司 | 一种环保型水转印底纸的生产方法 |
CN105603803A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-05-25 | 岳阳林纸股份有限公司 | 一种电商专用纸的制造方法 |
-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001257A patent/JP4348810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106109A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-04-26 | Ricoh Co Ltd | インクメディアセット、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2007162173A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Oji Paper Co Ltd | オフセット印刷新聞用紙 |
JP4631690B2 (ja) * | 2005-12-15 | 2011-02-16 | 王子製紙株式会社 | オフセット印刷新聞用紙 |
JP2009001938A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Kao Corp | 塗工紙の製造方法 |
JP2010230703A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | Daio Paper Corp | 電子写真記録用紙 |
JP2009235664A (ja) * | 2009-07-23 | 2009-10-15 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2015009411A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 大王製紙株式会社 | 感圧複写用発色シート及び感圧複写紙 |
CN104452383A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-25 | 德州华北纸业有限公司 | 一种环保型水转印底纸的生产方法 |
CN105603803A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-05-25 | 岳阳林纸股份有限公司 | 一种电商专用纸的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4348810B2 (ja) | 2009-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2648328C2 (ru) | Регистрирующий лист с улучшенным качеством печати при низких уровнях добавок | |
JP5788013B2 (ja) | 塩化カルシウムを低減した紙強化処理 | |
JP5699694B2 (ja) | 低坪量印刷用紙 | |
US6783847B1 (en) | Offset printing paper | |
JP4348810B2 (ja) | 古紙パルプを含有する記録紙の製造方法 | |
JP4386319B2 (ja) | Ocr用紙 | |
JP2010013785A (ja) | オフセット印刷用塗工新聞用紙 | |
JP3401406B2 (ja) | インクジェット記録適性及び裏カーボン複写適性を有するシート | |
JP5455488B2 (ja) | フォーム用紙 | |
JP2000071606A (ja) | 記録用紙 | |
JPH0593392A (ja) | 印刷用中質紙 | |
JP2001348796A (ja) | オフセット印刷用紙 | |
JP4192349B2 (ja) | オフセット印刷用新聞用紙 | |
JP2001075303A (ja) | 湿式電子写真印刷用紙 | |
JP2003293294A (ja) | オフセット印刷用新聞用紙 | |
JP4631690B2 (ja) | オフセット印刷新聞用紙 | |
JP4389302B2 (ja) | オフセット印刷用紙 | |
JP2001226896A (ja) | オフセット印刷用紙 | |
JP2002294587A (ja) | オフセット印刷用新聞用紙 | |
US20070107865A1 (en) | Chemical improvement in paper making | |
JPH10305656A (ja) | 情報記録用紙 | |
JP2002129490A (ja) | 原紙の風合いを維持した印刷用紙の製造方法 | |
JPH04182184A (ja) | 脱墨古紙パルプを含むインクジェット用紙 | |
JP2002062679A (ja) | 電子写真用転写紙 | |
JP2023158394A (ja) | 塗工白板紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090414 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090630 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090713 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4348810 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140731 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |