JP2003293294A - オフセット印刷用新聞用紙 - Google Patents

オフセット印刷用新聞用紙

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JP2003293294A
JP2003293294A JP2002096673A JP2002096673A JP2003293294A JP 2003293294 A JP2003293294 A JP 2003293294A JP 2002096673 A JP2002096673 A JP 2002096673A JP 2002096673 A JP2002096673 A JP 2002096673A JP 2003293294 A JP2003293294 A JP 2003293294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネッパリトラブルがなく印刷作業性に優れ、
かつ優れたカラー印刷品質を有するオフセット印刷用新
聞用紙を提供する。 【解決手段】 水溶性高分子と表面サイズ剤を含有する
表面処理剤を塗布、乾燥してなるオフセット印刷用新聞
用紙において、原紙の表面自由エネルギーを33mN/m
以下とする。原紙がパルプ分として脱墨パルプを50重量
%以上配合するか、中性及至アルカリ性で抄造されたも
のである場合、表面自由エネルギー低下剤を含有させる
ことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷用新
聞用紙に関し、ネッパリトラブルがなく印刷作業性に優
れ、かつ優れたカラー印刷品質を有するオフセット印刷
用新聞用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、新聞印刷は従来の凸版印刷方式か
らオフセット印刷方式への転換が急速に進んでおり、現
在では新聞印刷の8割以上がオフセット印刷方式による
といわれている。オフセット印刷は通常PS版と呼ばれ
る刷版を作成し、刷版に湿し水とインキを供給して印刷
する方式である。刷版は平版であり、刷版上で画線部は
親油性の表面となるように処理され、他方非画線部は親
水性の表面になるように処理されている。この刷版に湿
し水とインキを供給すると、画線部にはインキの非画線
部には水が付着した状態となり、この刷版より、ブラン
ケットを介して紙にインキが転写されて印刷が行われ
る。
【0003】オフセット印刷では、比較的タックの強い
インキが使用されるので、表面強度の強い印刷用紙が要
求される。また、印刷時に用紙表面には湿し水が付加さ
れるので、表面強度の弱い、あるいは耐水性の弱い表面
を持つ用紙を使用すると紙粉がブランケットに堆積した
り、インキに混入することにより、印刷面に所謂カスレ
が生じるといったトラブルが起こる。また、新聞用紙の
軽量化に伴い、印刷不透明度の改善要望が強まってお
り、紙の不透明度を高めるためホワイトカーボンや酸化
チタン、タルク等の無機顔料が抄紙時の填料として多く
使われるようになった。ところで、これらの無機顔料
は、オフセット印刷時の湿し水によって容易に紙層内か
ら浸み出し易く、ブランケットパイリングの基因となる
紙粉成分の一つである。
【0004】このようなオフセット印刷時のトラブルに
対処するため、従来より新聞用紙の表面に澱粉、ポリビ
ニルアルコール、あるいはポリアクリルアミド等の水溶
性高分子材料を含有する表面処理剤を塗布することが一
般に行われている。これらの表面処理剤は、紙面の強度
を向上させ、紙表面の微細繊維や填料を用紙に強く接着
させることができるが、塗布量が多くなると、ネッパリ
トラブルといわれる湿った状態での紙表面の粘着性が増
加し、印刷時にブランケットに貼り付いたり、あるいは
断紙を誘発する。さらには、表面処理剤を多く使用する
ことでインキの紙表面への浸透が抑制され、結果とし
て、カラー印刷に際して塗工ムラに起因するインキ吸収
ムラ(印刷面の色ムラ)が発生し易いといった難点を有
している。
【0005】従来より、表面粘着性を抑制して表面強度
を高めるための種々の方法が提案されてきた。例えば、
特開平8-13384号公報には特定のポリアクリルアミド系
化合物を表面に塗布することにより用紙表面の強度を高
め、さらに多価アルデヒド類を併用することで表面耐水
性を高める方法が、あるいは特開平5-59689号公報には
ポリビニルアルコールにエチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドのブロック共重合体を加えた水性組成物を
塗布することにより、表面サイズ性、表面強度、及び表
面粘着性を改良する方法等が提案されている。しかしな
がら、いずれの提案においても、表面粘着性の緩和と表
面強度を両立させることは必ずしも十分なものではな
く、また、カラー印刷面におけるインキ吸収ムラについ
ても依然として改良されていないのが実状である。
【0006】近年の四色カラー印刷の普及により、湿し
水の付着量は約4倍になり、新聞用紙からの粘着性物質
の溶出量が多くなり、ブランケットに付着する粘着性物
質量が増加する傾向にある。また、脱墨パルプの配合率
の増加や中性抄紙化により、原紙の自己サイズ性は低下
し、表面自由エネルギーは高くなる傾向にある。このよ
うな状況の中、ネッパリトラブルのないオフセット印刷
用新聞用紙の製造技術の確立が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ネッ
パリトラブルがなく、優れたオフセット印刷作業性を有
し、カラー印刷適性に優れた品質を有するオフセット印
刷用新聞用紙を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、オフセッ
ト印刷用新聞用紙とオフセット印刷機のブランケット間
で働く粘着性を解析する上で、両者の表面自由エネルギ
ーの関係に着目した。その結果、原紙の表面自由エネル
ギーをブランケットの表面自由エネルギーよりも低くす
ることで、新聞用紙がブランケットから剥がれやすくな
り、ネッパリトラブルがなく、かつ優れたカラー印刷適
性を備えたオフセット印刷用新聞用紙が得られることを
見出した。すなわち、本発明は、原紙上に、水溶性高分
子と表面サイズ剤を含有する表面処理剤を塗布、乾燥し
てなるオフセット印刷用新聞用紙において、原紙の表面
自由エネルギーをオフセット印刷機のブランケットの一
般的な材質であるアクリルニトリル・ブタジエンゴムの
平均的な表面自由エネルギーに相当する33mN/mより
低くするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】前述したように、オフセット印刷
用新聞用紙には、従来より澱粉、ポリビニルアルコー
ル、あるいはポリアクリルアミド等が含まれる表面処理
剤がその表面に塗布されている。上記の如き表面処理剤
は、いずれも紙粉の発生を抑えるのには効果があるもの
の、その効果を発揮させるべく塗布量を多くするとカラ
ー印刷におけるインキ吸収ムラやウェット状態での粘着
性(以後、ネッパリ性と称す)に基づく印刷時のブラン
ケットへの貼り付きといった問題が生じる。
【0010】本発明は、原紙の表面自由エネルギーを、
オフセット印刷機のブランケットの一般的な材質である
アクリルニトリル・ブタジエンゴムの平均的な表面自由
エネルギーに相当する33mN/mより低下させたところ
にある。このような表面自由エネルギーを有する原紙が
ネッパリトラブルを解消すると同時にカラー印刷適性の
改善に貢献できる理由については、必ずしも明らかでは
ないが、以下のように推察される。
【0011】オフセット印刷時に、pHが高く粘着性の
高い表面サイズ剤成分が澱粉などの水溶性高分子ととも
に溶出し、ブランケットに付着して粘着性物質を形成す
る。ここで、ブランケット(B)と粘着性物質(N)と
の付着仕事WBN、新聞用紙(P)と粘着性物質(N)
と付着仕事WPNを考えると、Young−Dupre
の式からそれぞれ以下のように表される。 WBN=γ(1+cosθ) 式(1) WPN=γ(1+cosθ) 式(2) γ:粘着物質の接触角 θ:粘着物質のブランケット上の接触角 θ:粘着物質の紙上の接触角
【0012】WBN>WPNの場合には、新聞用紙と粘
着物質の付着力が低く、紙がブランケットから剥がれや
すくネッパリトラブルが発生しないが、WBN<WPN
の場合には、新聞用紙がブランケットに取られて、ネッ
パリトラブルが発生するものと思われる。
【0013】式(1)と式(2)を比較すると、新聞用紙
の表面自由エネルギーが、ブランケットよりも低けれ
ば、θ>θとなり、WBN>WPNとなることが予
想される。一般的に新聞用紙の表面処理剤の塗布量は低
くく、原紙に表面処理剤をゲートロールコーターなどで
塗工する際に、ストリークなどが発生し、部分的には原
紙が露出した状態になっているものと考えられ、原紙の
表面自由エネルギーをブランケットよりも低くくするこ
とがネッパリトラブルを解消するために重要であると思
われる。
【0014】そこで、本発明者らはオフセット印刷用新
聞用紙の原紙の表面自由エネルギーに関し、種々検討を
行った。その結果、原紙の表面自由エネルギーをブラン
ケットの一般的な材質であるアクリルニトリル・ブタジ
エンゴム(NBR)の表面自由エネルギーに相当する33
mN/mよりも低くくすることにより、ネッパリ強度が
低くなり、ネッパリトラブルが解消されると同時に、イ
ンキとの馴染みが改善され、インキ着肉性が良くなり、
結果的にインキ吸収ムラ等が軽減〜解消されることが判
明し、本発明を完成するに至った。
【0015】本発明において、紙の表面自由エネルギー
の測定は、Marieらの報告(Nordic Pul
p and Paper Research Jour
nal Vol14 no.3 1999)に従い、ダ
イナミックアブソープションテスター DAT1100
(FIBRO社製)を用い、水あるいはホルムアミドを
滴下し、各々の0.1秒後の接触角を測定し、0.1秒後の表
面自由エネルギーをhermonic平均法で計算し
た。すなわち、表面張力が分かっている2種類溶液の接
触角を用いて、下記のYoungの式から表面自由エネルギ
ーを求める方法である。 (1+cosθ)γ=4{γ1 γ /(γ1 +γ
)+γ1 γ /(γ1 +γ )} γ1 :液体1の表面張力の分散成分 γ1 :液体1の表面張力の極性成分 θ:接触角 γ :測定物の表面自由エネルギーの分散成分 γ :測定物の表面自由エネルギーの極性成分
【0016】表面処理剤が塗工されている新聞用紙につ
いては、紙層を二層に分割して、内層側の表面自由エネ
ルギーを測定することによって、原紙の表面自由エネル
ギーを求めることができる。
【0017】上記の原紙の表面自由エネルギーを33mN
/m以下にするような方法については、特に限定される
ものではないが、原紙の脱墨パルプの配合率が高い場
合、あるいは中性抄紙の場合には、原紙に持ち込まれる
抽出成分の量が少なくなり、表面自由エネルギーが45m
N/mを超えて高くなる傾向があるので、表面自由エネ
ルギー低下剤としてアルケニル無水コハク酸サイズ剤、
中性ロジンサイズ剤、アルキルケテンダイマーサイズ
剤、アルケニルケテンダイマーサイズ剤、カチオン系ス
チレンサイズ剤などの表面自由エネルギー低下剤を内添
し、表面自由エネルギーを33mN/m以下にコントロー
ルする必要がある。また、原紙の表面自由エネルギーを
25mN/m未満にするためには、表面自由エネルギー低
下剤の添加量を極度に増加させなければならないので、
抄紙系にピッチなどが堆積する懸念がある。
【0018】本発明のオフセット印刷用新聞用紙の原紙
は、表面自由エネルギーが33mN以下であれば、特に限
定されるものではないが、通常、以下のようにして製造
される。すなわち、グランドパルプ(GP)、サーモメ
カニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパル
プ(CTMP)、セミケミカルパルプなどのメカニカル
パルプ(MP)、クラフトパルプ(KP)に代表される
ケミカルパルプ(CP)、これらのパルプを含む古紙を
脱墨して得られる脱墨パルプ(DIP)、及び抄紙工程
からの損紙を離解して得られる回収パルプなどを、単
独、あるいは任意の比率で混合し、一般に公知公用の抄
紙機によって抄紙するものである。最近のDIPの高配
合化の流れからすると、DIPの配合率は、50〜100重
量%の範囲がより好ましい。また、原紙の坪量として
は、特に限定されるものではないが、34〜45g/m
度である。
【0019】この原紙は、必要に応じて、一般に公知公
用の製紙用填料、抄紙用薬品を適宜含有してもよい。例
えば、填料としては、ホワイトカーボン、クレー、シリ
カ、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム、合成樹脂填
料(塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、尿素ホルマリ
ン樹脂、メラミン系樹脂、スチレン/ブタジエン系共重
合体系樹脂など)などを添加できる。特に中性抄紙にお
いては、炭酸カルシウムが有効である。
【0020】また、抄紙用薬品としては、ポリアクリル
アミド系高分子、ポリビニルアルコール系高分子、カチ
オン化澱粉、尿素/ホルマリン樹脂、メラミン/ホルマ
リン樹脂などの紙力増強剤;アクリルアミド/アミノメ
チルアクリルアミドの共重合物の塩、カチオン化澱粉、
ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキサイド、アクリ
ルアミド/アクリル酸ナトリウム共重合物などのろ水性
/歩留まり向上剤、ロジンサイズ剤、エマルジョンサイ
ズ剤、AKD、ASAなどのサイズ剤、硫酸アルミニウ
ム(硫酸バンド)、紫外線防止剤、退色防止剤、消泡剤
などの助剤などを含有してもよい。
【0021】本発明で使用する原紙の物性は、オフセッ
ト印刷機で印刷できるものである必要があり、通常の新
聞用紙程度の引張り強度、引裂き強度、伸び、白色度、
不透明度などの物性を有するものであればよい。
【0022】本発明で使用する表面処理剤は、水溶性高
分子及び表面サイズ剤を主体とするものである。
【0023】本発明において、表面処理剤の水溶性高分
子は、表面強度付与等の目的で使用するものである。水
溶性高分子としては、例えば、澱粉、酵素変性澱粉、熱
化学変性澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化
澱粉(ヒドロキシエチル化澱粉など)、カチオン化澱粉
などの澱粉類、ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリ
ビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、
カルボキシル変性ポリビニルアルコール、シラノール変
性ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアル
コール、末端アルキル変性ポリビニルアルコールなどの
ポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド、カチオ
ン性ポリアクリルアミド、アニオン性ポリアクリルアミ
ド、両性ポリアクリルアミドなどのポリアクリルアミド
類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロースなどのセルロース類などが
挙げられる。これらは、単独、もしくは2種類以上混合
して用いられる。
【0024】本発明で用いられる水溶性高分子は、表面
強度向上(言い換えれば、紙粉抑制)の点では、主体的
な役割を果たす。しかし、一方で、水溶性高分子は、新
聞用紙固有の問題であるネッパリ問題(新聞用紙が大量
印刷された際、表面処理剤がブランケットに転移、蓄積
して引き起こされるトラブル)の原因ともなる。表面強
度向上効果、ネッパリ問題とのバランスを考えれば、前
述の例の中でも、澱粉類を好ましく使用でき、その中で
も、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉が、最
も好ましい。
【0025】本発明において、表面処理剤中の表面サイ
ズ剤としては、スチレン系サイズ剤及び/またはオレフ
ィン系サイズ剤を使用するのが好ましい。スチレン系サ
イズ剤としては、スチレン/アクリル酸共重合体、スチ
レン/(メタ)アクリル酸共重合体(なお、(メタ)ア
クリル酸は、「アクリル酸、及び/またはメタクリル
酸」を意味する。)、スチレン/(メタ)アクリル酸/
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン/マレ
イン酸共重合体、スチレン/マレイン酸半エステル共重
合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体等が例示
される。オレフィン系サイズ剤としては、エチレン/ア
クリル酸共重合体、イソブチレン/アクリル酸共重合
体、n−ブチレン/(メタ)アクリル酸/(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、プロピレン/マレイン酸共重
合体、エチレン/マレイン酸共重合体などが例示され
る。これらの共重合体は、ナトリウム塩、カリウム塩、
あるいはアンモニウム塩として使用してもよい。この
他、サイズ剤としては、アルキルケテンダイマー、アル
ケニル無水コハク酸、ロジン等を使用することができ
る。
【0026】また、表面処理剤中に、本発明に影響のな
い範囲で、ネッパリ防止剤、防腐剤、消泡剤、紫外線防
止剤、退色防止剤、蛍光増白剤、粘度安定化剤、滑剤、
防滑剤などの助剤や填料を含有してもよい。
【0027】本発明において表面処理剤の塗工量は、製
造されるオフセット印刷用新聞用紙の品質(サイズ性、
カラー印刷適性など)に応じて決定されるべきであり、
特に限定されるものではないが、塗工量(両面当たり)
は0.1〜1.5g/m程度が適当である。例えば、塗工量
が0.1g/m未満の場合、サイズ性付与、及び表面強
度向上の点で、表面処理剤の効果が十分に発揮されな
い。一方、塗工量が1.5g/mより高い場合、いわゆ
るネッパリ問題を引き起こす可能性が高くなる。なお、
本発明の表面処理剤において使用する水溶性高分子が澱
粉類である場合、その表面強度向上効果などから考える
と、表面処理剤の塗工量は0.2〜1.2g/m 程度が適当
である。なお、表面サイズ剤は片面当たり乾燥重量で0.
03〜0.1g/m塗工することが好ましい。
【0028】本発明において、表面処理剤を塗工するた
めの装置(塗工機)は、通常の製紙用塗工装置であれば
特に限定されるものではないが、例えば、2ロールサイ
ズプレスコーター、ブレードメタリングサイズプレスコ
ーター、ロッドメタリングサイズプレスコーター、ゲー
トロールコーター、バーコーター、エアーナイフコータ
ーなどの装置が挙げられる。これらの装置の中でも、ゲ
ートロールコーターに代表される被膜転写型コーターが
望ましく、新聞用紙の場合、これらの装置の中でも、ゲ
ートロールコーター(GRC)が一般的であり、本発明
でも最も好ましく使用される。
【0029】本発明において表面処理剤の塗工速度は、
通常の新聞用紙抄紙機の抄速程度であればよく、800〜1
800m/分の範囲が適当である。
【0030】本発明のオフセット印刷用紙の製造におい
て、表面処理剤を塗布、乾燥後、オフセット印刷に適し
た紙厚、平滑性を得るために、カレンダー処理をするこ
とが望ましい。カレンダーとしては、通常のハードニッ
プカレンダー、あるいは高温ソフトニップカレンダー
(例えば、紙パルプ技術タイムスVol.43,No.1(2000)p23
などにまとめられている。)が挙げられる。今後の新聞
用紙の軽量化を考えれば、本発明では、ソフトニップカ
レンダーをより好ましく使用される。カラー印刷適性の
点からすると、ソフトニップカレンダー処理と組み合わ
せるのが好ましい。
【0031】本発明のオフセット印刷用新聞用紙の吸水
抵抗性(サイズ性)は、製品に求められる仕様により、
適宜決定されればよく、特に限定されるものではない。
前述の点滴吸水度法で限定すれば、点滴吸水度が10〜10
00秒の範囲であればよく、さらに好ましくは15〜300秒
の範囲である。
【0032】
【実施例】以下、本発明を、実施例にて具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、部および%は、特に断らない限り、それぞれ重量部
及び重量%を示す。
【0033】[実施例1]脱墨パルプ40部、サーモメカ
ニカルパルプ20部、砕木パルプ30部、クラフトパルプ10
部の割合で混合離解し、フリーネス110ml(CSF/
カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーに、
填料としてホワイトカーボンを絶乾パルプ重量当たり1
重量%となるように添加し、ベルベフォーマー型抄紙機
にて酸性抄紙し、カレンダー未処理の坪量42g/m
原紙を得た。酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コー
ンスターチ(株)製)100部に対し、スチレン系表面サ
イズ剤(商品名:KN−520、ハリマ化成(株)製)
を20部となるように添加し、固形分濃度7.2%の表面処
理剤塗工液を調製した。この表面処理剤塗工液を、前述
の原紙に、ゲーロールコーターで塗工(塗工速度:1150
m/分、両面塗工)し、塗工後、高温ソフトニップカレ
ンダー処理を行い、オフセット印刷用新聞用紙を製造し
た。
【0034】[実施例2]脱墨パルプ55部、サーモメカ
ニカルパルプ35部、クラフトパルプ10部の割合で混合離
解し、フリーネス110ml(CSF/カナダ標準フリー
ネス)に調製したパルプスラリーに、填料としてホワイ
トカーボンを絶乾パルプ重量当たり1%、表面自由エネ
ルギー低下剤としてロジン系サイズ剤(商品名:ハーサ
イズNS500−F、ハリマ化成(株)製)を絶乾パル
プ重量当たり0.4%となるように添加し、ベルベフォー
マー型抄紙機にて酸性抄紙し、弱サイズ、カレンダー未
処理の坪量42g/mの原紙を得た。酸化澱粉(商品
名:SK−20、日本コーンスターチ(株)製)100部
に対し、スチレン系表面サイズ剤(商品名:KN−52
0、ハリマ化成(株)製)を20部となるように添加し、
固形分濃度7.2%の表面処理剤塗工液を調製した。この
表面処理剤塗工液を、前述の新聞用紙原紙に、ゲートロ
ールコーターで塗工(塗工速度:1150m/分、両面塗
工)し、塗工後、高温ソフトニップカレンダー処理を行
い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
【0035】[実施例3]脱墨パルプ50部、サーモメカ
ニカルパルプ30部、クラフトパルプ10部、砕木パルプ10
部の割合で混合離解し、フリーネス110ml(CSF/
カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーに、
填料として炭酸カルシウムを絶乾パルプ重量当たり1.5
%、表面自由エネルギー低下剤としてアルケニル無水コ
ハク酸系サイズ剤(商品名:Nalco7540/75
41、Nalco社製)を絶乾パルプ重量当たり0.06%
となるように添加し、ベルベフォーマー型抄紙機にて中
性抄紙し、弱サイズ、カレンダー未処理の坪量42g/m
の原紙を得た。酸化澱粉(商品名:SK−20、日本
コーンスターチ(株)製)100部に対し、スチレン系表
面サイズ剤(商品名:KN−520、ハリマ化成(株)
製)を20部となるように添加し、固形分濃度7.2%の表
面処理剤塗工液を調製した。得られた表面処理剤塗工液
を、前述の原紙に、ゲートロールコーターで塗工(塗工
速度:1150m/分、両面塗工)し、塗工後、高温ソフト
ニップカレンダー処理を行い、オフセット印刷用新聞用
紙を得た。
【0036】[実施例4]脱墨パルプ50部、サーモメカ
ニカルパルプ30部、クラフトパルプ10部、砕木パルプ10
部の割合で混合離解し、フリーネス110ml(CSF/
カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーに、
填料として炭酸カルシウムを絶乾パルプ重量当たり1.5
%、表面自由エネルギー低下剤として中性ロジンサイズ
剤(商品名:ニューサイズL730、ハリマ化成(株)
製)を絶乾パルプ重量当たり0.1%となるように添加
し、ベルベフォーマー型抄紙機にて中性抄紙し、弱サイ
ズ、カレンダー未処理の坪量42g/mの原紙を得た。
酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コーンスターチ
(株)製)100部に対し、スチレン系表面サイズ剤(商
品名:KN−520、ハリマ化成(株)製)を20部とな
るように添加し、固形分濃度7.2%の表面処理剤塗工液
を調製した。得られた表面処理剤塗工液を、前述の原紙
に、ゲートロールコーターで塗工(塗工速度:1150m/
分、両面塗工)し、塗工後、高温ソフトニップカレンダ
ー処理を行い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
【0037】[実施例5]脱墨パルプ50部、サーモメカ
ニカルパルプ30部、クラフトパルプ10部、砕木パルプ10
部の割合で混合離解し、フリーネス110ml(CSF/
カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーに、
填料として炭酸カルシウムを絶乾パルプ重量当たり1.5
%、表面自由エネルギー低下剤としてアルキルケテンダ
イマー系サイズ剤(商品名:AS263、日本PMC
(株)製)を絶乾パルプ重量当たり0.06%となるように
添加し、ベルベフォーマー型抄紙機にて中性抄紙し、弱
サイズ、カレンダー未処理の坪量42g/mの原紙を得
た。酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コーンスター
チ(株)製)100部に対し、スチレン系表面サイズ剤
(商品名:KN−520、ハリマ化成(株)製)を20部
となるように添加し、固形分濃度7.2%の表面処理剤塗
工液を調製した。得られた表面処理剤塗工液を、前述の
原紙に、ゲートロールコーターで塗工(塗工速度:1150
m/分、両面塗工)し、塗工後、高温ソフトニップカレ
ンダー処理を行い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
【0038】[比較例1]脱墨パルプ55部、サーモメカ
ニカルパルプ35部、クラフトパルプ10部の割合で混合離
解し、フリーネス110ml(CSF/カナダ標準フリー
ネス)に調製したパルプスラリーに、填料としてホワイ
トカーボンを絶乾パルプ重量当たり1%となるように添
加し、ベルベフォーマー型抄紙機にて酸性抄紙し、無サ
イズ、カレンダー未処理の坪量42g/mの原紙を得
た。酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コーンスター
チ(株)製)100部に対し、スチレン系表面サイズ剤
(商品名:KN−520、ハリマ化成(株)製)を20部
となるように添加し、固形分濃度7.2%の表面処理剤塗
工液を調製した。得られた表面処理剤塗工液を、前述の
原紙に、ゲートロールコーターで塗工(塗工速度:1150
m/分、両面塗工)し、塗工後、高温ソフトニップカレ
ンダー処理を行い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
【0039】[比較例2]脱墨パルプ50部、サーモメカ
ニカルパルプ30部、クラフトパルプ10部、砕木パルプ10
部の割合で混合離解し、フリーネス110ml(CSF/
カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーに、
填料として炭酸カルシウムを絶乾パルプ重量当たり1.5
%となるように添加し、ベルベフォーマー型抄紙機にて
中性抄紙し、無サイズ、カレンダー未処理の坪量42g/
の原紙を得た。酸化澱粉(商品名:SK−20、日
本コーンスターチ(株)製)100部に対し、スチレン系
表面サイズ剤(商品名:KN−520、ハリマ化成
(株)製)を20部となるように添加し、固形分濃度7.2
%の表面処理剤塗工液を調製した。得られた表面処理剤
塗工液を、前述の原紙に、ゲートロールコーターで塗工
(塗工速度:1150m/分、両面塗工)し、塗工後、高温
ソフトニップカレンダー処理を行い、オフセット印刷用
新聞用紙を得た。
【0040】実施例及び比較例のオフセット印刷用新聞
用紙について、下記の項目を評価し、結果を表1に示し
た。 ・表面自由エネルギーの測定:Dynamic Absorption T
ester 1100DAT(Fibro社製)を用いて、オフセット印
刷用新聞用紙に5μlの水とホルムアミドを滴下し、滴
下0.1秒後の接触角から、表面自由エネルギーをHer
mic平均法で計算した。 ・ウェット着肉性:プリューフバウ試験機を使用し、ド
ライ部のインキ濃度とウエット部の印面濃度の差をマク
ベス濃度計で測定した。インキはNewsking(東洋インキ
社)を使用した。ドライ部とウェット部の印面濃度の差
が小さいほどウェット着肉性が良好であることを意味す
る。 ・カラー印刷適性の評価:オフセット輪転機(東芝オフ
セット輪転機:OA-4B2T-600)を使用し、カラー4色印刷
(藍、赤、黄、墨の色順)を行い、4色目の墨単色部、
及び4色重ね合わせた重色部の濃度評価、濃度ムラにつ
いて、目視評価を行った。 ◎:4色目墨の印面濃度が非常に高く、濃度ムラもな
い。また、重色部で、非常に均一な画像が得られてい
る。 ○:4色目墨の印面濃度が高く、濃度もムラもほとんど
ない。また、重色部で、均一な画像が得られている。 △:4色目墨の印面濃度がやや低く、濃度ムラも認めら
れる。また、重色部で、不均一であり、鮮明さがやや悪
い画像が得られている。 ×:4色目墨の印面濃度が低く、濃度ムラも明確に認め
られる。また、重色部で、不均一であり、鮮明さに欠け
た画像が得られている
【0041】
【表1】 表1より明らかのように、原紙の表面自由エネルギーを
33mN/m以下にして製造した実施例1〜5のオフセッ
ト印刷新聞用紙は、ネッパリ強度が低くく、優れたカラ
ー印刷適性を有しているものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 秀樹 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4L055 AC02 AC03 AC06 AC09 AG40 AG41 AG48 AG50 AG63 AH11 AH12 AH13 AH37 AH50 AJ02 BB03 BE08 BE20 EA04 EA14 EA19 FA15 FA30 GA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性高分子と表面サイズ剤を含有する
    表面処理剤を塗工、乾燥してなるオフセット印刷用新聞
    用紙において、原紙の表面自由エネルギーが33mN/m
    以下であることを特徴とするオフセット印刷用新聞用
    紙。
  2. 【請求項2】 原紙がパルプ分として脱墨パルプを50重
    量%以上含有し、かつ表面自由エネルギー低下剤を含有
    する請求項1記載のオフセット印刷用新聞用紙。
  3. 【請求項3】 原紙が中性及至アルカリ性で抄造され、
    かつ表面自由エネルギー低下剤を含有する請求項1また
    は2記載のオフセット印刷用新聞用紙。
  4. 【請求項4】 表面自由エネルギーが25〜33mN/mの
    原紙に表面サイズ剤を片面当たり乾燥重量で0.03〜0.1
    g/m塗工した請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    オフセット印刷用新聞用紙。
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