JP2001348796A - オフセット印刷用紙 - Google Patents

オフセット印刷用紙

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JP2001348796A JP2000134485A JP2000134485A JP2001348796A JP 2001348796 A JP2001348796 A JP 2001348796A JP 2000134485 A JP2000134485 A JP 2000134485A JP 2000134485 A JP2000134485 A JP 2000134485A JP 2001348796 A JP2001348796 A JP 2001348796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面粘着性、吸水抵抗性、インク着肉性、不
透明度及び白色度に優れたオフセット印刷用紙を提供す
ること。 【解決手段】 印刷用原紙に、コロイダルシリカ及び無
機塩を主成分とする表面処理剤を含有した塗工層を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白色度が高く、表
面粘着性、吸水抵抗性、インク着肉性に優れるととも
に、オフセット印刷後の裏抜けの少ないオフセット印刷
用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷技術は、オフセット印刷化、
カラー印刷化、高速大量印刷化、自動化など大きな進歩
を遂げてきている。これに伴い、印刷用紙に対しても、
作業性、印刷適性の面から各種の物性の改良が求められ
ている。
【0003】特に、新聞印刷用紙(新聞用紙、新聞巻取
紙)は、一般的に、機械パルプや脱墨パルプ(以下、
「脱墨パルプ」を「DIP」と略す)を主体とする紙で
あり、中・下級紙に分類される紙でありながら、他方で
は、指定された時間内に、指定された部数を確実に印刷
しなければならず、一般印刷用紙以上に厳しい品質を要
求される紙である。最近の新聞印刷用紙は、軽量化、D
IPの高配合化などが求められており、これらの品質要
求を克服しながら各種の改良を行う必要がある。このよ
うな観点から、新聞印刷用紙の改良は一般印刷用紙に比
較してかなり厳しいものとなっている。
【0004】新聞印刷についても、近年、印刷の高速化
の要求、カラー紙面の要求、多品種印刷の要求、自動化
の要求などの点から、新聞印刷へのコンピューターシス
テム導入と相まって凸版印刷からオフセット印刷への転
換が急速に進んでいる。
【0005】このオフセット印刷の普及により、新聞印
刷用紙に対して、凸版印刷用の新聞印刷用紙とは異なっ
た品質が要求されている。例えば、1)表面粘着性が小さ
い、すなわち剥離性がよいこと、2)ブランケットに紙粉
の堆積が少ないこと、3)吸水抵抗性が適度に保たれオフ
セット印刷時に湿し水による紙切れがないこと、4)印刷
インクのセット性が適度であること、5)不透明度が高く
裏抜けしないこと、6)摩擦係数が適度であることなどの
品質である。これらの要求品質の中でも、特に、1)表面
粘着性の低下、2)吸水抵抗性の向上、3)印刷インクの着
肉性の向上、4)不透明度が高く裏抜けしないことなどが
重要な課題となっている。
【0006】しかし、機械パルプやDIPの含有率の高
い新聞印刷用紙は、機械パルプの含有率が低く、広葉樹
晒クラフトパルプ(以下、LBKPと略す)の含有率が
高い一般印刷用紙とは異なり、微細化した繊維が多く、
紙粉の問題が発生しやすい。また、機械パルプの含有率
が高い場合、微細化した繊維同士の結合力は弱く、紙表
面の状態は粗であるので紙表面から紙粉が脱落して印刷
時にブランケットに紙粉の堆積が増加する傾向がある。
【0007】新聞印刷用紙の軽量化については、例え
ば、1989年には、坪量46g/m2の新聞印刷用紙が96%
を占めていたが、1993年には、坪量43g/m2の新聞印
刷用紙が約80%を占めるに至っている。軽量化の進展に
より、新聞印刷用紙の不透明度の低下、紙力の低下など
の問題が生じている。そのため、このような不透明度の
低下、紙力の低下などを補うために、無機や有機の填
料、顔料を増配しなければならない。しかし、填料ある
いは顔料の増配は、用紙自体が薄く、軽くなっているこ
とと相まって、填料あるいは顔料をより脱離しやすくす
る。特に、湿し水を用いるオフセット印刷の場合には、
湿し水がパルプの繊維間結合を弱くすることから、その
脱離の傾向はさらに大きいものとなっている。これらの
脱離の傾向は、新聞印刷用紙のさらなる軽量化の進展に
伴って、さらに深刻な問題となってきており、例えば、
坪量40g/m2未満の新聞印刷用紙の改良は、坪量43g
/m2以上の新聞印刷用紙の改良より非常に困難となっ
ている。
【0008】さらに、DIPの高配合化により、DIP
由来の微細繊維、填料あるいは顔料の増加を招き、軽量
化と相まって紙粉の増加、紙力の低下などの問題が生じ
る。これらの問題もDIPの配合率が上昇するほど重大
な問題となっている。以上述べたように、新聞印刷用紙
の最近の傾向は、特に表面強度の点で大きなマイナス要
因となっている。
【0009】新聞印刷用紙の表面強度の改良は、大別し
て非塗工による対策と塗工による対策が知られている。
【0010】非塗工での対策は、原料配合の変更、抄紙
条件の変更、紙力増強剤の増量などによる方法である。
しかし、これらの方法では、オフセット新聞印刷用紙へ
の厳しい品質要求に対応することは困難である。
【0011】一方、塗工による対策は、澱粉、化工澱粉
(酸化澱粉、澱粉誘導体など)やポリビニルアルコール
などの表面処理剤を、新聞印刷用原紙に表面塗工(外
添)する方法であり、表面強度の改良に有効な手段とな
っている。
【0012】新聞印刷用紙への表面処理剤の塗工は、経
済的な側面からオンマシーン塗工が一般的であり、高速
塗工が可能な被膜形成転写方式であるゲートロールコー
ターが用いられている。このゲートロールコーター方式
の特徴は、例えば、紙パ技協誌 第43巻第4号(1989)
p.36、紙パルプ技術タイムスVol.36 No.12(1993)p.2
0などに簡単にまとめられているが、一般印刷用紙で用
いられている2本ロールサイズプレス方式と比較して、
塗工液を効率よく紙表面にとどめることが可能であり紙
表面の改良に効果的である。すなわち、2本ロールサイ
ズプレス方式では、原紙は塗工液のポンド(液溜り)中
を通過するため、塗工液の原紙への浸透が非常に大きい
のに対し、ゲートロールコーター方式では、塗工液があ
らかじめ被膜を形成しその膜が転写されるため、塗工液
の原紙への浸透がかなり抑制される。そのため、ゲート
ロールコーター方式では、塗工層が原紙表面に均一に形
成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、新聞印刷用紙の最近の傾向(軽量化、あるい
はDIPの高配合化の進展)は、表面強度の点で大きな
マイナス要因となっており、塗工による対策においても
表面処理剤の塗布量を増加させる必要が生じている。従
来から常用されている澱粉、加工澱粉やポリビニルアル
コールなどの表面処理剤を多量に用いた場合、表面強度
の向上効果は認められるものの、その表面処理剤が水で
湿潤された状態では表面粘着性を示すため、新聞印刷用
紙の製造時あるいは印刷時に、表面粘着性に起因するト
ラブル(いわゆる「ネッパリ」と呼ばれる現象)を起こ
す問題があった。また、このネッパリ問題は、表面処理
剤をゲートロールコーターのようなフィルム転写方式で
塗工を行った場合、2本ロールサイズプレスと比較して
より顕著で深刻な問題であった。さらに4色カラー印刷
では、新聞印刷用紙の同一印刷面が4回湿し水で湿潤さ
れるため、ブランケット及び紙表面に水皮膜が生じやす
く疎水性のインクが着肉しにくい現象がみられた。
【0014】また、新聞印刷用紙に吸水抵抗性がない
と、オフセット印刷時に湿し水が用紙内部に容易に浸透
してしまうため、その部分の強度が低下し、印刷時の張
力により断紙(以下、水切れ断紙と呼ぶ)が起こりやす
く印刷時の重要な問題となっている。
【0015】さらに、印刷された新聞を読む時に、裏側
に印刷された文字やカラー写真画像などが透けて見え
る、いわゆる、“裏抜け”は非常にわずらわしいことで
ある。
【0016】従って、ゲートロールコーターのようなフ
ィルム転写方式による塗工において、新聞印刷用紙にお
ける表面強度の改善(紙粉の抑制)、吸水抵抗性の向
上、表面粘着性(ネッパリ)の低下、インク着肉性の向
上、裏抜け対策は極めて重要な課題である。
【0017】これらに関して、例えば、特開平6-57688
号公報、及び特開平6-192995号公報などに、表面処理剤
に添加して表面粘着性を改善するような粘着防止剤が開
示されている。すなわち、特開平6-57688号公報では、
有機フルオロ化合物から成る粘着防止剤が、一方、特開
平6-192995号公報では、置換コハク酸及び/または置換
コハク酸誘導体を有効成分とする粘着防止剤が開示され
ている。これらの粘着防止剤を使用することによりネッ
パリが低減するので、表面処理剤の塗布量を増やすのに
有効である。しかし、これらの粘着防止剤の使用におい
ては、1)塗工材料が表面処理剤と粘着防止剤の2成分に
なるため塗工時の泡立ちが著しい、2)コスト上昇の要因
になる、3)カラー印刷時の墨の着肉が悪化するなどの問
題のあることが認められた。
【0018】特開平5-59689号公報、特開平5-295693号
公報には、ポリビニルアルコールとポリエーテル化合物
から成る紙用サイジング剤が開示されている。特に、特
開平5-59689号公報には、エチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドのブロック共重合体とポリビニルアルコ
ールから成る組成物を新聞印刷用原紙に塗布すると、表
面強度が改良され、かつオフセット印刷時の粘着性の低
い新聞印刷用紙が得られることが開示されている。この
組成物は、澱粉類やポリビニルアルコールを単独で塗布
した場合に比較して、表面粘着性をある程度改善できる
ものの、さらに軽量化、DIP高配合化が進んだ場合、
満足できるインク着肉性と表面粘着性を得ることはでき
なかった。
【0019】さらに、本発明者らは、特願平11-233238
号において、コロイダルシリカを新聞用紙の表面塗工剤
として使用することを提案した。しかしながら、コロイ
ダルシリカを単独で使用した場合には、表面強度及び表
面粘着性(ネッパリ)の点では優れているが、不透明度
が低いために、オフセット印刷された新聞を読む時に、
裏側に印刷された文字やカラー写真画像などが透けて見
えるといった“裏抜け”の問題があった。また、印刷イ
ンクの着肉性も若干劣るため印刷の仕上がりにも問題が
あった。
【0020】そこで、本発明では、白色度が高く、表面
粘着性(ネッパリ)、吸水抵抗性、インク着肉性に優れ
るとともに、オフセット印刷後の裏抜けの少ないオフセ
ット印刷用紙の提供を課題とした。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題は、印刷用原紙
に、コロイダルシリカ及び無機塩の2成分を主成分とす
る表面処理剤を含有した塗工層を設けることにより解決
された。
【0022】コロイダルアルミナあるいはコロイダルシ
リカを表面処理剤として使用した例としては、特開平4-
12879号公報に、合成フィルム等の各種印刷対象物にコ
ロイダルアルミナ100重量部に対して界面活性剤5重量部
以下である水分散体を塗布して印刷することが開示され
ている。特開平4-327297号公報にはウイスカーと共にコ
ロイダルアルミナ及びコロイダルシリカを配合した防滑
剤が開示されている。特開平6-48022号公報には、感圧
紙(登録商標)のトナー複写の定着を向上させるため
に、無機コロイドのコーティング組成物としてコロイダ
ルアルミナ及びコロイダルシリカが記載されている。さ
らに、段ボール用板紙の摩擦係数を増加させて滑りを防
止するために、コロイダルシリカを用いることが、井上
らによって述べられている(M.Inoue,N.gurunagul,and
P.Aroca,Tappi Jounal,72(12),81-85,1990)。
【0023】同様に、C.H.フレッチャーはコロイダ
ルシリカを紙の摩擦増加材料として用いることを“コロ
イダルシリカの利用による滑り防止処理”と題する報告
書の中で論じている(C.H.Fletcher,Tappi Jounal 197
3,56(8),81-85参照)。
【0024】米国特許第3,389,100号には、シリカのエ
アロゲルを紙箱用印刷インクの滑り防止に用いることが
開示されている。
【0025】この他、コロイダルシリカを内添用に使用
して歩留まりを向上させる記載の文献が数多くみられ
る。しかしながら、印刷用紙特に新聞印刷用紙における
表面物性を改善することを目的とした記載は見られな
い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する
が、説明は本発明が最も有効に作用する新聞印刷用紙を
具体例として記載した。
【0027】本発明の表面処理剤に用いられるコロイダ
ルシリカは、通常、無水ケイ酸を20〜40%含有し、酸化
ナトリウムとして換算したナトリウムの含有率は1%以
下で、pHは9.5〜10.5のコロイダルシリカである。無
水ケイ酸は水分散液中でSiO2・XH2Oの形であり、
粒径5〜100nmのコロイド粒子となっており、粒径が非
常に小さいので容易に紙面に浸透し、紙を構成する繊維
への吸着力あるいは付着力が強く、また粒子相互の付着
力も強いものである。
【0028】また、本発明で用いられる無機塩は、酸と
塩基の中和反応などにより得られる塩である。固体では
多くの場合、イオン結晶となっている。本発明で使用す
る無機塩は、白色度及び不透明度を向上させる機能も付
与することが好ましいため、白色結晶が最も望ましい。
さらに、無機塩には、水溶性の無機塩と非水溶性の無機
塩があるが、水溶性の無機塩が望ましい。具体的には、
硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硝酸ナトリウム、塩
化カルシウム、塩化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、硫酸
アルミニウムなどが挙げられるが、コスト、性能を考慮
するとナトリウム塩が好ましく、硫酸ナトリウムが最も
好ましい。
【0029】コロイダルシリカに対する無機塩の比率
は、コロイダルシリカ中の固形分100重量部に対して5〜
250重量部が望ましい。5重量部未満では本発明の効果が
低下してしまい、250重量部を超えるとコロイダルシリ
カの本来の特性が損なわれてしまう。
【0030】本発明では、無機塩は、塗工液の調製中に
コロイダルシリカ溶液に添加してもよいし、コロイダル
シリカ製造時に副生成物として生成する無機塩を使用し
ても良い。
【0031】通常、コロイダルシリカは、珪酸ナトリウ
ム(水ガラス)を原料として、硫酸、塩酸、硝酸などの
鉱酸と高温下で反応させ、加水分解反応と珪酸の重合化
によるシリカ粒子の成長により、10〜20nmのコロイド
溶液として得られる。この反応時に、副生成物として、
硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硝酸ナトリウムなど
の無機塩が生成するので、この無機塩を含有したコロイ
ダルシリカを表面処理剤として利用できる。この場合、
脱塩・精製処理をしないため、低コストの無機塩含有コ
ロイダルシリカ溶液が得られ、かつ本発明の効果を十分
に発揮するものである。
【0032】無機塩の添加により不透明度が向上し、裏
抜けが改善される理由は明らかではないが、以下のよう
に推定される。表面処理剤溶液中で水溶性無機塩は溶解
しているが、塗布、乾燥の過程で水分の減少と共に微結
晶として析出する。この微結晶は無水ケイ酸のコロイド
粒子に吸着、あるいは接着されることで安定して存在す
る。析出した微結晶は紙表面のみならず紙内部にも生成
しており、それにより光の乱反射が強くなる結果、不透
明度が向上すると共に裏抜けが改善される。
【0033】さらに、本発明で用いられる有機バインダ
ーとしては、澱粉、酸化澱粉、酵素変性澱粉、ジアルデ
ヒド澱粉、カチオン化澱粉、ヒドロキシエチル澱粉、ケ
イ素変性澱粉などの澱粉類、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース
などの水溶性セルロース化合物、ポリビニルアルコール
などのポリビニル化合物、ポリアクリルアミド、ケイ素
変性ポリアクリルアミド類、カゼインなどの水溶性有機
バインダー、スチレン、ブタジエン、メチルメタアクリ
レート、アクリロニトリルなどのモノマーから重合体と
して得られる合成樹脂ラテックスなどが挙げられる。
【0034】コロイダルシリカに対する有機バインダー
の比率は、コロイダルシリカ中の固形分100重量部に対
して5〜2000重量部が望ましく、5〜100重量部が特に望
ましい。5重量部未満では本発明の効果が低下してしま
い、2000重量部を超えるとコロイダルシリカの本来の特
性が損なわれてしまう。
【0035】さらに、本発明で用いられる表面サイズ剤
としては、ロジン、ロジンエマルジョン、パラフィンワ
ックスエマルジョン、アルキルケテンダイマー、アルケ
ニル無水コハク酸、シリコン樹脂エマルジョン、酢酸ビ
ニル−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重
合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸−マレ
イン酸エステル共重合体、オレフィン−マレイン酸共重
合体などが挙げられる。これらの内、特にスチレン−ア
クリル酸共重合体が優れている。
【0036】コロイダルシリカに対する表面サイズ剤の
比率は、コロイダルシリカ中の固形分100重量部に対し
て5〜40重量部が望ましい。5重量部未満では本発明の効
果が低下してしまい、40重量部を超えるとコロイダルシ
リカの本来の特性が損なわれてしまう。
【0037】本発明においては、本発明の目的を損なわ
せない範囲で所望の用紙物性に適合させるため、無機顔
料や表面処理剤を併用することは差し支えない。
【0038】このような目的で用いられる無機顔料は、
製紙用の填料、顔料として通常使用される炭酸カルシウ
ム、カオリン、クレー、タルク、シリカ、ホワイトカー
ボン、二酸化チタン等である。特に、二酸化チタンは少
量の添加でも不透明度が向上するので好ましい。
【0039】二酸化チタンは、製紙用として通常使用さ
れる、比重3.8〜4.2程度の二酸化チタン及び水和二酸化
チタンが好ましい。結晶の形態は、ルチル型あるいはア
ナタース型のいずれもが使用できる。二酸化チタンのコ
ロイダルシリカに対する比率は、コロイダルシリカの種
類、原紙の組成、原紙中の内添剤の量と種類等により変
動するが、通常コロイダルシリカ中の固形分100重量部
に対して5〜40重量部で、不透明度及び裏抜け防止に最
大の効果が発現する。
【0040】本発明で用いる新聞印刷用原紙は、グラン
ドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TM
P)、セミケミカルパルプなどのメカニカルパルプ(M
P)、クラフトパルプ(KP)に代表されるケミカルパ
ルプ(CP)及びこれらのパルプを含む故紙を脱墨して
得られる脱墨パルプ(DIP)及び抄紙工程からの損紙
を離解して得られる回収パルプなどを、単独あるいは任
意の比率で混合したパルプを常法に従い抄紙したもので
ある。本発明の効果が顕著なのは、坪量37g/m2〜45
g/m2の範囲で抄造した原紙である。坪量46g/m2
上の原紙の場合、その原紙は表面強度を十分に持ってい
ると考えられ、また、オフセット印刷時における湿し水
に起因する用紙の寸法変化、あるいは強度低下も無視で
きる程度であると考えられるので、必ずしも、薬品の外
添により表面強度を改良する必要はない。
【0041】一方、本発明で用いる原紙のDIPの配合
率については、0〜100重量%の任意の範囲で配合するこ
とができる。最近のDIP高配合化の流れからすると、
30〜100重量%の範囲がより好ましい。特に、DIPを7
0重量%以上配合した用紙に対し本発明は有効である。
【0042】この新聞印刷用原紙には、填料としてクレ
ー、カオリン、シリカ、タルク、炭酸カルシウムなどの
無機填料、あるいは塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、尿素ホルマリン系樹脂、メラミン系樹脂、スチレ
ン−ブタジエン系共重合体系樹脂などの合成樹脂から製
造される有機填料を添加できる。特に中性抄紙には炭酸
カルシウムが有効である。
【0043】また、必要に応じて、ポリアクリルアミド
系高分子、ポリビニルアルコール系高分子、カチオン化
澱粉、尿素/ホルマリン樹脂、メラミン/ホルマリン樹
脂などの紙力増強剤;アクリルアミド/アミノメチルア
クリルアミドの共重合物の塩、カチオン化澱粉、ポリエ
チレンイミン、ポリエチレンオキサイド、アクリルアミ
ド/アクリル酸ナトリウム共重合物などのろ水性あるい
は歩留まり向上剤;硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、
耐水化剤、紫外線防止剤、退色防止剤などの助剤などを
含有してもよい。この原紙の物性は、オフセット印刷機
で印刷できるものである必要があり、通常の新聞印刷用
紙程度の引張り強度、引裂き強度、伸びなどの物性を有
するものであればよい。
【0044】また、本発明の新聞印刷用原紙は、酸性の
新聞印刷用原紙であってもよいし、中性あるいはアルカ
リ性新聞印刷用原紙であってもよい。
【0045】本発明の新聞印刷用紙は、新聞印刷用原紙
の片面、あるいは両面に本発明の表面処理剤を含む塗工
液をゲートロールコーターなどのオンマシーン塗工機に
より塗工することにより製造される。
【0046】本発明の表面処理剤の塗布量は、製造され
る印刷用紙に対して求められる表面強度付与の程度に応
じて決定されるものであり、特に限定されるものではな
いが、表面強度付与の観点からすれば、塗布量が0.1〜
1.0g/m2(片面あたり)の範囲で有効にその効果を発
揮する。塗布量が0.1g/m2未満では、本発明の組成物
が十分な塗工層を形成しないため紙粉堆積の改良が不十
分である。他方、塗布量が1.0g/m2を超える場合は、
表面粘着性の悪化が懸念される。
【0047】本発明の表面処理剤は、塗工機として、ゲ
ートロールコーター、ブレードメタリングコーター、ロ
ッドメタリングコーターなどの被膜転写型のコーターを
用いるのが好ましく、特にゲートロールコーターを用い
る時、その効果を大きく発揮する。すなわち、前述した
ように、従来用いられている表面処理剤は、ゲートロー
ルコーターでは、十分な表面強度を持たせると粘着性に
問題が生ずるものであったが、本発明の表面処理剤は、
この方式でも、前述の塗布量領域で、抄紙速度600〜180
0m/分の範囲でオンマシーン塗工することにより効率
よく表面強度と表面粘着性を改善することが可能であ
る。
【0048】また、本発明の表面処理剤は、ゲートロー
ルコーター塗工適性も優れているので、新聞印刷用原紙
に、オンマシーンゲートロールコーターにより両面塗工
を行うのが最も望ましい。
【0049】新聞印刷用紙の場合、用紙の表面の平滑度
は低く、ゲートロールコーター方式による比較的低塗布
量領域では、用紙表面に無機材料からなる塗工層を設け
ることは困難であると考えられてきた。しかしながら、
本発明の表面処理剤は、抄紙速度600〜1800m/分と高
速の抄紙速度で、かつ比較的低塗布量でも、粘着性の少
ない表面強度、吸水抵抗性及びインク着肉性付与効果が
認められるという優れた特徴がある。
【0050】本発明の表面処理剤を含有する塗工層を設
けた新聞印刷用紙は、摩擦係数が向上することも確認さ
れている。従って、特に防滑剤を配合させる必要もな
い。新聞印刷用紙に適用した場合、製造される新聞印刷
用紙の動摩擦係数は、0.40〜0.70の範囲にあることが望
ましい。
【0051】本発明の表面処理剤を含有する塗工層を設
けた新聞印刷用紙は、表面強度を広い範囲でコントロー
ルすることが可能なので、印刷時に使用する各種インク
に幅広く対応することができる。例えば、油性インク中
に湿し水を混入させたエマルジョンインクなどの特殊イ
ンク、水なし平版用のタック性の高いインクなどへの対
応も可能である。
【0052】
【実施例】以下、本発明を、本発明の効果が最も現れる
新聞印刷用紙について実施例及び比較例に従って、詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。尚、説明中、パーセントは重量パーセントを示し、
重量比は乾燥固形分比率を示す。
【0053】実施例及び比較例で製造した新聞印刷用紙
について、塗布量、表面粘着性、水切れ断紙、インク着
肉性、不透明度、白色度を以下に示す方法にて測定し、
総合品質評価を行った。 ◎:非常に良い :良い △:劣る ×:非常に劣る
【0054】・塗布量の測定:塗布量はアプリケータロ
ール上の液膜の厚さを測定し、転移率を95%として計算
した。
【0055】・表面粘着性の測定:新聞印刷用紙を4×6
cmに2枚切り取り、1枚の塗工面を温度20℃の水に5秒
間浸漬した後、塗工面同士を密着させた。外側両面に新
聞印刷用原紙を重ね、50kg/m2の圧力でロールに通
し、20℃、65%RHで24時間調湿した。これを3×6cmの
試料片とした後、水に浸漬されない上部2cm分を引張
り試験機のクランプでつかみ、引張り速度30mm/分の
条件で180°方向に剥離した。初期の剥離強度の高い値
をピーク値とした。次に安定した剥離強度の値を安定値
とした。剥離強度の測定値が大きいほど、剥がれにく
い、すなわち、粘着性が強い。本発明の新聞印刷用紙で
は、剥離強度の安定値が15.0gf/3cm以下のものを
“剥離性が良好である、即ち表面粘着性が少ない”とし
た。
【0056】・水切れ断紙の測定:水切れ断紙は直接判
定できないので、点滴吸水度法により吸水抵抗性で評価
した。点滴吸水度の測定はJapan TAPPI No.33に準拠し
た点滴吸水度法で行った。表面処理剤を塗工した新聞印
刷用紙のF面に蒸留水1μlを滴下し、水滴が紙面に吸収
されるまでの時間を測定した。点滴吸水度の値が大きい
程、吸水抵抗性は高く、オフセット印刷時の新聞用紙表
面から原紙内部への湿し水の浸透が少なくなり、水切れ
断紙が起こりにくくなることを意味している。
【0057】・インク着肉性の測定:インク着肉性はプ
リュフバウ印刷試験機により行った。プリュフバウ印刷
試験機のゴムロールに一定量の墨インキをのせ、新聞印
刷用紙(印刷面積:4×20cm)に、印圧:15N/m、印
刷速度:6.0m/秒で印刷した。この時、新聞印刷用紙
の中央部2×20cm部分に湿し水が接触し、その0.15秒
後に印刷される。そして、両端の湿し水が付着していな
い印刷部(DRY印刷部)及び中央部の湿し水が付着した
印刷部(WET印刷部)の印刷濃度をマクベス濃度計で測
定した。インク着肉性評価はDRY印刷濃度値からWET印刷
濃度値を差し引いた値で行った。すなわち、この印刷濃
度差が小さい程、DRY印刷濃度とWET印刷濃度の差は小さ
く、WET印刷部は湿し水の影響をあまり受けていないこ
とを意味し、差が大きい程、WET印刷部は湿し水の影響
を大きく受けインク着肉性が劣ることを示している。
【0058】・不透明度の測定:不透明度はJIS P 8138
に基づき、ハンター反射率計を使用して、緑色フィルタ
ーを用いて、新聞印刷用紙の試験片を白色板(反射率89
%)の上に重ねた時の反射率R0.89と黒色板(反射率0.
5%以下)の上に重ねた時の反射率R0を測定し、次式で
不透明度(%)を算出した。不透明度(%)=R0/R
0.89×100
【0059】・白色度の測定:白色度はJIS P 8123に基
づき、ハンター白色度計で測定した。光源(タングステ
ンランプ)からの光を青色フルターを通して45°の角度
で新聞印刷用紙の試験片に照射し、0°の角度で反射光
を受光した。白色度は酸化マグネシウムの反射率を100
%とする標準白色面と対比した反射率で表示した。
【0060】<新聞印刷用原紙の製造>DIP(脱墨パ
ルプ)70部、TMP(サーモメカニカルパルプ)20部、
GP(グランドパルプ)5部、KP(クラフトパルプ)5
部の割合で混合離解し、フリーネスを200mlに調製し
た混合パルプをベルベフォーマー型抄紙機にて、抄紙速
度1100m/分で抄紙し、未サイズ、ノーカレンダーの新
聞印刷用原紙を得た。この原紙は、坪量43g/m2、密
度0.65g/cm3、白色度51%、平滑度20秒、静摩擦係
数0.45、動摩擦係数0.56であった。また、この原紙は内
添サイズ剤を含まず、点滴吸水度は8秒であった。
【0061】[合成例]珪酸ナトリウム溶液(3号水ガ
ラス SiO2:Na2O=3.2:1、シリカ濃度38.1g-S
iO2/L)300mlを攪拌機、温度センサー、還流冷却
器の付いた1Lの四口フラスコに入れ、攪拌しながら油
浴にて90℃に加熱した。次に容器内の液を90℃に保ちな
がら、0.72規定の硫酸138mlをマイクロチューニング
ポンプを使用して、滴下速度0.78ml/分で5.5時間か
けて滴下した。最初は透明な液体であったが、硫酸の滴
下が進むにつれ半透明な溶液が得られた。このコロイド
溶液はSiO2:Na2SO4=64:36の組成であり、固
形分濃度は5%、pH=10.5であった。
【0062】[実施例1]合成例で得られた硫酸ナトリ
ウムを含有するコロイダルシリカ5%溶液を、表面処理
剤塗工液として、前述の新聞印刷用原紙のF面にゲート
ロールコーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗工
し、さらにスーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用紙
を得た。この新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度
(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク
着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0063】[実施例2]コロイダルシリカ(商品名:
スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40%水
溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コロイ
ダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸ナト
リウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダルシ
リカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対36と
なるように両者を混合し、5%濃度の表面処理剤塗工液
を調製した。得られた表面処理剤塗工液を、前述の新聞
印刷用原紙のF面にゲートロールコーターを用いて、塗
工速度1000m/分で塗工し、さらにスーパーカレンダー
処理を行い新聞印刷用紙を得た。この新聞印刷用紙につ
いて、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度
(水切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を
測定し、表1に示した。
【0064】[実施例3]無機塩として硫酸ナトリウム
の代わりに、硝酸ナトリウム5%水溶液を使用した以外
は実施例2と同様にして新聞印刷用紙を製造し、得られ
た新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0065】[実施例4]表面サイズ剤としてスチレン
−アクリル酸共重合体(商品名:コロパールM−30
5、星光化学工業製)の5%水溶液を調製した。これと
合成例で得られた硫酸ナトリウムを含有するコロイダル
シリカ5%溶液を、コロイダルシリカに対して表面サイ
ズ剤の比率が重量比で100対25となるように両者を混合
し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調製した。得られた
表面処理剤塗工液を、前述の新聞印刷用原紙のF面にゲ
ートロールコーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗
工し、さらにスーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用
紙を得た。この新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強
度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、イン
ク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0066】[実施例5]表面サイズ剤としてスチレン
−アクリル酸共重合体の代わりに、アルキド樹脂(商品
名:サイズアップ411K、荒川化学工業製)5%水溶
液を使用した以外は実施例4と同様にして新聞印刷用紙
を製造し、得られた新聞印刷用紙について、塗布量、剥
離強度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、
インク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示し
た。
【0067】[実施例6]表面サイズ剤としてスチレン
−アクリル酸共重合体の代わりに、スチレン−マレイン
酸共重合体(商品名:コロパールM−300、星光化学
工業製)5%水溶液を使用した以外は実施例4と同様に
して新聞印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷用紙につ
いて、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度
(水切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を
測定し、表1に示した。
【0068】[実施例7]表面サイズ剤としてスチレン
−アクリル酸共重合体代わりに、オレフィン−マレイン
酸共重合体(商品名:ポリマロン482、荒川化学工業
製)5%水溶液を使用した以外は実施例4と同様にして
新聞印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷用紙につい
て、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度(水
切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を測定
し、表1に示した。
【0069】[実施例8]コロイダルシリカ(商品名:
スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40%水
溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コロイ
ダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸ナト
リウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダルシ
リカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対36と
なるように両者を混合し、5%濃度のコロイダルシリカ
・硫酸ナトリウム混合液を調製した。さらに、表面サイ
ズ剤としてスチレン−アクリル酸共重合体(商品名:コ
ロパールM−305、星光化学工業製)の5%水溶液を
混合し、コロイダルシリカに対して表面サイズ剤の比率
が重量比で100対25となるように両者を混合し、5%濃度
の表面処理剤塗工液を調製した。得られた表面処理剤塗
工液を、前述の新聞印刷用原紙のF面にゲートロールコ
ーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗工し、さらに
スーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用紙を得た。こ
の新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0070】[実施例9]合成例で得られた硫酸ナトリ
ウムを含有するコロイダルシリカ5%溶液と有機バイン
ダーとして酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コーン
スターチ製)の5%水溶液を、コロイダルシリカに対し
て酸化澱粉の比率が重量比で100対100となるように混合
し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調製した。この塗工
液を前述の新聞印刷用原紙のF面にゲートロールコータ
ーを用いて、塗工速度1000m/分で塗工し、さらにスー
パーカレンダー処理を行い新聞印刷用紙を得た。この新
聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0071】[実施例10]コロイダルシリカ(商品
名:スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40
%水溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コ
ロイダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸
ナトリウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダ
ルシリカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対
36となるように両者を混合し、5%濃度のコロイダルシ
リカ・硫酸ナトリウム混合液を調製した。そして、この
混合液に有機バインダーとして酸化澱粉(商品名:SK
−20、日本コーンスターチ製)の5%水溶液を、コロ
イダルシリカに対して澱粉の比率が重量比で100対10と
なるように混合し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調製
した。この塗工液を前述の新聞印刷用原紙のF面にゲー
トロールコーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗工
し、さらにスーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用紙
を得た。この新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度
(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク
着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0072】[実施例11]合成例で得られた硫酸ナト
リウムを含有するコロイダルシリカ5%溶液と有機バイ
ンダーとしてカチオン性ポリアクリルアミド(商品名:
ハーマイドRH−125、ハリマ化成工業製)の5%水
溶液を、コロイダルシリカに対してカチオン性ポリアク
リルアミドの比率が重量比で100対100となるように混合
し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調製した。この塗工
液を前述の新聞印刷用原紙のF面にゲートロールコータ
ーを用いて、塗工速度1000m/分で塗工し、さらにスー
パーカレンダー処理を行い新聞印刷用紙を得た。この新
聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0073】[実施例12]コロイダルシリカ(商品
名:スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40
%水溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コ
ロイダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸
ナトリウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダ
ルシリカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対
36となるように両者を混合し、5%濃度のコロイダルシ
リカ・硫酸ナトリウムの混合液を調製した。そして、こ
の混合液に有機バインダーとしてカチオン性ポリアクリ
ルアミド(商品名:ハーマイドRH−125、ハリマ化
成工業製)の5%水溶液を、コロイダルシリカに対して
カチオン性ポリアクリルアミドの比率が重量比で100対4
0となるように混合し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調
製した。この塗工液を前述の新聞印刷用原紙のF面にゲ
ートロールコーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗
工し、さらにスーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用
紙を得た。この新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強
度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、イン
ク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0074】[実施例13]コロイダルシリカ(商品
名:スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40
%水溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コ
ロイダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸
ナトリウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダ
ルシリカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対
36となるように両者を混合し、5%濃度のコロイダルシ
リカ・硫酸ナトリウムの混合液を調製した。そして、こ
の混合液に有機バインダーとして、カチオン性ポリアク
リルアミド(商品名:ハーマイドRH−125、ハリマ
化成工業製)の5%水溶液を、コロイダルシリカに対し
てカチオン性ポリアクリルアミドの比率が重量比で100
対40となるように混合し、さらに、表面サイズ剤として
スチレン−アクリル酸共重合体(商品名:コロパールM
−305、星光化学工業製)の5%水溶液をコロイダル
シリカに対して表面サイズ剤の比率が重量比で100対25
となるように混合し、5%濃度の表面処理剤塗工液を調
製した。この塗工液を前述の新聞印刷用原紙のF面にゲ
ートロールコーターを用いて、塗工速度1000m/分で塗
工し、さらにスーパーカレンダー処理を行い新聞印刷用
紙を得た。この新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強
度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、イン
ク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0075】[実施例14]コロイダルシリカ(商品
名:スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40
%水溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈し、コ
ロイダルシリカ溶液とした。次に、無機塩として、硫酸
ナトリウムの5%水溶液を調製した。そして、コロイダ
ルシリカに対して硫酸ナトリウムの比率が重量比で64対
36となるように両者を混合し、5%濃度のコロイダルシ
リカ・硫酸ナトリウムの混合液を調製した。そして、こ
の混合液に有機バインダーとして、カチオン性ポリアク
リルアミド(商品名:ハーマイドRH−125、ハリマ
化成工業製)の5%水溶液を、コロイダルシリカに対し
てカチオン性ポリアクリルアミドの比率が重量比で100
対40となるように混合し、さらに、表面サイズ剤とし
て、スチレン−アクリル酸共重合体(商品名:コロパー
ルM−305、星光化学工業製)の5%水溶液を、コロ
イダルシリカに対して表面サイズ剤の比率が重量比で10
0対25となるように混合し、さらに、二酸化チタン(商
品名:タイペークW−10、石原産業製)の5%水分散
液を、コロイダルシリカに対して二酸化チタンの比率が
重量比で100対25となるように混合し、5%濃度の表面処
理剤塗工液を調製した。この塗工液を前述の新聞印刷用
原紙のF面にゲートロールコーターを用いて、塗工速度
1000m/分で塗工し、さらにスーパーカレンダー処理を
行い新聞印刷用紙を得た。この新聞印刷用紙について、
塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ
断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を測定し、
表1に示した。
【0076】[比較例1]コロイダルシリカ(商品名:
スノーテックスST−40、日産化学工業製)の40%水
溶液を固形分濃度5%になるように水で希釈したものを
表面処理剤塗工液として用いた以外は、実施例1と同様
にして新聞印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷用紙に
ついて、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度
(水切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を
測定し、表1に示した。
【0077】[比較例2]硫酸ナトリウムの5%水溶液
を表面処理剤塗工液として用いた以外は、実施例1と同
様にして新聞印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷用紙
について、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水
度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度
を測定し、表1に示した。
【0078】[比較例3]酸化澱粉(商品名:SK−2
0、日本コーンスターチ製)の5%水溶液を表面処理剤
塗工液として用いた以外は、実施例1と同様にして新聞
印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷用紙について、塗
布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断
紙性)、インク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表
1に示した。
【0079】[比較例4]アニオン性ポリアクリルアミ
ド(商品名:ハリコートN−240、ハリマ化成製)の
5%水溶液を表面処理剤塗工液として用いた以外は、実
施例1と同様にして新聞印刷用紙を製造し、得られた新
聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0080】[比較例5]スチレン−アクリル酸共重合
体(商品名:コロパールM−305、星光化学工業製)
の5%水溶液を表面処理剤塗工液として用いた以外は、
実施例1と同様にして新聞印刷用紙を製造し、得られた
新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着
性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不
透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0081】[比較例6]酸化澱粉(商品名:SK−2
0、日本コーンスターチ製)の5%水溶液を調製した。
次に表面サイズ剤としてスチレン-アクリル酸共重合体
(商品名:コロパールM−305、星光化学工業製)の
5%水溶液を調製した。これらを混合し、酸化澱粉と表
面サイズ剤の重量比が100対25で、固形分濃度5%の表面
処理剤塗工液を調製した。得られた表面処理剤塗工液を
用いた以外は、実施例1と同様にして新聞印刷用紙を製
造し、得られた新聞印刷用紙について、塗布量、剥離強
度(表面粘着性)、点滴吸水度(水切れ断紙性)、イン
ク着肉性、不透明度、白色度を測定し、表1に示した。
【0082】[比較例7]コロイダルシリカ(商品名:
スノーテックスST−40、日産化学工業製)の5%水
溶液と酸化澱粉(商品名:SK−20、日本コーンスタ
ーチ製)の5%水溶液を、コロイダルシリカに対して酸
化澱粉の比率が重量比で100対100となるように混合した
5%濃度の表面処理剤塗工液を用いた以外は、実施例1
と同様にして新聞印刷用紙を製造し、得られた新聞印刷
用紙について、塗布量、剥離強度(表面粘着性)、点滴
吸水度(水切れ断紙性)、インク着肉性、不透明度、白
色度を測定し、表1に示した。
【0083】
【表1】 表1に示すように、実施例1〜3のコロイダルシリカと
無機塩を塗工したものは、剥離強度が小さく表面粘着性
が低下しており、点滴吸水度が高く吸水抵抗性が向上し
ており、さらに白色度、不透明度が高く、インク着肉性
も優れたものであった。一方、比較例1のコロイダルシ
リカのみを塗工したものでは、剥離強度は低いものの、
点滴吸水度が低く吸水抵抗性が不十分であり、インク着
肉性も若干劣っており、白色度、不透明度も低下してい
た。比較例2の硫酸ナトリウムのみを塗工したもので
は、白色度、不透明度も低下しており、点滴吸水度も低
く、インク着肉性の試験ではオフセット印刷機のブラン
ケットに硫酸ナトリウムが結晶として堆積してしまい印
刷ができなかった。実施例5〜8のコロイダルシリカ、
無機塩及び表面サイズ剤を塗工したものは、剥離強度が
小さく表面粘着性が低下しており、点滴吸水度は非常に
高く吸水抵抗性が顕著に向上しており、さらに白色度、
不透明度が高く、インク着肉性も優れたものであった。
一方、比較例5の表面サイズ剤のみを塗工したものは、
剥離強度は低いが、吸水抵抗性及びインク着肉性が劣っ
ており、白色度、不透明度も低下していた。実施例9〜
12のコロイダルシリカ、無機塩及び有機バインダーを
塗工したものも、剥離強度が小さく表面粘着性が低下し
ており、点滴吸水度が高く吸水抵抗性が向上しており、
白色度、不透明度が高く、インク着肉性も優れたもので
あった。実施例13のコロイダルシリカ、無機塩、表面
サイズ剤及び有機バインダーを塗工したものも、剥離強
度が小さく表面粘着性が低下しており、点滴吸水度が著
しく高く吸水抵抗性が顕著に向上しており、白色度、不
透明度が高く、インク着肉性も優れたものであった。実
施例14のコロイダルシリカ、無機塩、表面サイズ剤、
有機バインダー及び二酸化チタンを塗工したものは、剥
離強度が小さく表面粘着性が低下しており、点滴吸水度
が著しく高く吸水抵抗性が顕著に向上しており、白色
度、不透明度も極めて高く、インク着肉性も優れたもの
であった。一方、比較例3の酸化澱粉のみを塗工したも
の、比較例4のアニオン性ポリアクリルアミドのみを塗
工したものでは、剥離強度が高く表面粘着性が悪化して
おり、吸水抵抗性及びインク着肉性も劣っており、白色
度、不透明度も低下していた。また、比較例7のコロイ
ダルシリカと酸化澱粉を塗工したものでは、剥離強度は
低いが、吸水抵抗性及びインク着肉性が劣っており、白
色度、不透明度も低下していた。
【0084】さらに、得られた新聞印刷用紙の動/静摩
擦係数については、例えば、実施例4の新聞印刷用紙で
は、動摩擦係数=0.61、静摩擦係数=0.55であったのに
対し、比較例4の新聞印刷用紙では動摩擦係数=0.50、
静摩擦係数=O.51であり、本発明の表面処理剤を塗工し
た新聞印刷用紙の動/静摩擦係数は向上した。尚、動/
静摩擦係数の測定は、JAPAN TAPPI No.30-79(紙および
板紙の摩擦係数試験方法)に従った。
【0085】
【発明の効果】コロイダルシリカ及び無機塩を一定の比
率で含有する表面塗工剤の開発によって、以下の特性を
備えたオフセット印刷用紙が得られた。 1)表面粘着性が小さい 2)ブランケットに紙粉の堆積が少ない 3)吸水抵抗性が適度に保たれオフセット印刷時に水切
れがない 4)印刷インクのセット性が適度である 5)不透明度が高く裏抜けしない 6)摩擦係数が適度である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 秀樹 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4L055 AG08 AG18 AG19 AG94 EA32 FA12 FA13 FA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセット印刷用原紙に、コロイダルシ
    リカ及び無機塩の2成分を主成分とする表面処理剤を含
    有した塗工層を設けたオフセット印刷用紙。
  2. 【請求項2】 無機塩の比率がコロイダルシリカ中の固
    形分100重量部に対して5〜250重量部である表面処理剤
    を含有した塗工層を設けた請求項1記載のオフセット印
    刷用紙。
  3. 【請求項3】 表面処理剤が表面サイズ剤を含有する請
    求項1あるいは2記載のオフセット印刷用紙。
  4. 【請求項4】 表面処理剤が有機バインダーを含有する
    請求項1〜3のいずれかに記載のオフセット印刷用紙。
  5. 【請求項5】 表面処理剤が二酸化チタンを含有し、該
    二酸化チタンの比率がコロイダルシリカ中の固形分100
    重量部に対して5〜40重量部である請求項1〜4のいず
    れかに記載のオフセット印刷用紙。
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