JP2003033903A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JP2003033903A
JP2003033903A JP2001224194A JP2001224194A JP2003033903A JP 2003033903 A JP2003033903 A JP 2003033903A JP 2001224194 A JP2001224194 A JP 2001224194A JP 2001224194 A JP2001224194 A JP 2001224194A JP 2003033903 A JP2003033903 A JP 2003033903A
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decorative
resin
wood
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JP2001224194A
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English (en)
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Shigemiki Kato
茂幹 加藤
Atsushi Makiguchi
篤 巻口
Hiromasa Togasaki
浩昌 戸賀崎
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の木質系床材と同等の表面意匠、歩行感、
感触を有しながら、耐水性にも優れた化粧材を提供す
る。 【解決手段】積層合板等の木質基材1の上に、耐水性シ
ート層2と、合成樹脂製の化粧シート3とを順次積層
し、該化粧シート3の表面から、該化粧シート3の厚み
を越え、前記耐水性シート層2を貫通しない深さの溝加
工による溝部7を形成した化粧材である。更に裏面に防
湿シート4や発泡樹脂層を積層してもよい。耐水性シー
ト層2は、望ましくは特殊合板の日本農林規格の耐水B
試験に合格する耐水性を備え、更に望ましくはデュロメ
ーター硬さ試験タイプD(JIS K6253)にて6
0以上の表面硬度を備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅、アパ
ート、マンション、保養所、店舗等の建築物における床
材、内装材、天井材、階段踏板、建具等の建築資材や家
具材等として使用するための化粧材に関するものであ
り、就中、特に、床材として好適に使用される化粧材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、戸建て住宅、アパート、マンショ
ン、保養所、店舗等の建築物における室内床面用の床材
としては、木質系フローリング材が最も広く流行してい
る。この木質系フローリング材とは具体的には、厚み6
〜15mm程度の天然木材の無垢板や、厚み6〜15m
m程度の積層合板等の木質基材上に、厚み数百μm及至
数mm程度の天然木材の突板を粘着したもの、或いはそ
れらの塗装品等である。
【0003】これらの天然木材を使用した木質系フロー
リング材は、日光による変色等の耐候性の問題や、表面
に傷が付き易く耐水性も弱い等の問題が有るにも拘わら
ず、その表面の意匠が天然木材の木目という、最も自然
で親しみやすく美麗な意匠であることが最大の強みとな
って、耐候性の弱さは天然物ゆえに大目に見られ、表面
の研磨・塗装による補修で対応することで許容さえて、
消費者に広くうけいられている現状がある。
【0004】しかるに、上記木質系フローリング材は、
その表面が天然木材からなっているので、本質的に耐水
性が弱く、その表面に水分が付着すると、水分が木材に
滲み込んで、染みや反りが発生し易い。特に、表面化粧
材として突板を使用したものは、水分の突板層への滲み
込みにより、突板層の膨れや基材からの剥離などを発生
する場合もある。この様な事情により、一般の居室内に
おいても水をこぼしたら直ちに拭き取る等の細心の注意
を要し、まして、例えば浴室脱衣所、洗面所、厨房など
の様な水廻り箇所への使用は、事実上極めて困難であ
る。
【0005】また、上記木質系フローリング材は、その
表面意匠が天然木材に依存するため、色調や木目模様な
どの衣装品質の安定した製品を安定的に大量生産するこ
とが困難であるという問題点がある。資源が比較的に豊
富なオーク材(楢材)であれば現在のところ問題はない
が、消費者の多様な嗜好に合わせて、例えばバーチ材
(樺材)、チェリー材(桜材)、メープル材(楓材)な
どを使用してライト調(淡色系)の意匠の製を品揃えに
加えようとすると、世界的にも木材資源が不足している
ことから、意匠品質の安定した製品の大量供給は非常に
困難である。
【0006】こうした問題点に鑑みて、表面の意匠の付
与手段として、上記した天然木材の突板に代えて、木目
模様等を印刷等により人工的に表現した意匠が付与され
た化粧シートを使用した床材も、既に提案されている。
係る床材は、表面意匠の自由度や安定性に優れることは
勿論、化粧シートが合成材料であることから耐候性や耐
水性にも優れるなどの利点がある。
【0007】しかるに、合板等の大面積の木質基材の表
面全面に化粧シートを貼着した化粧板は、その全面が連
続した木目の意匠であるから、従来の小面積(幅数cm
乃至十数cm、長さ十数cm乃至数十cm程度)の無垢
材又は突板を敷き詰めてなる木質系フローリング材の外
観と比較すると、単調な意匠で見劣りがする。そこで、
従来の木質系フローリング材の外観を模倣して、木質基
材上に貼着した化粧シートの表面から木質基材に至る溝
加工を施すことも検討されている。
【0008】しかしながら、この溝加工によって溝部で
は木質基材が露出するので、表面に付着した水分が溝部
から木質基材に浸透し、膨潤、反り、化粧シートの剥離
などの原因となるという問題が発生する。この問題は、
溝加工を化粧シートの厚みの範囲内とすれば解決する
が、化粧シートの厚みは通例300μm以下程度と薄い
ので、この厚みの範囲内の深さでの溝加工(若しくはエ
ンボス)では、溝が浅すぎるために、従来の木質系フロ
ーリング材に匹敵する意匠感を得ることは到底不可能で
ある。
【0009】他の方策として、床材の基材として前述し
た木質基材に代えて、より耐水性の高い、例えば鉄板又
はアルミニウム板等の金属基材や、陶磁器板又はコンク
リート板等の無機質基材などを採用することも考えられ
る。しかしながら、係る基材を使用した床材は、その基
材が木質基材と比較して遙かに硬質で熱伝導性も高いの
で、床面を歩行した時のクッション性に欠け歩行感に劣
り、肌に触れたときにひんやりとする冷触感を有すなど
の短所があり、特に、室内では素足で生活する習慣の根
強い我が国においては、容易に受け入れられるものでは
ないのが現実である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記した問題点を解決すべくなされたものであ
り、従来の木質系床材と同等の表面意匠、歩行感、感触
を有しながら、耐水性にも優れた化粧材を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧材は、木質
基材の表面に化粧シートが積層され、該化粧シートの表
面から該化粧シートの厚みを越える深さの溝加工が施さ
れてなる化粧材において、前記化粧シートは合成樹脂製
の化粧シートであって、前記木質基材の表面に耐水性シ
ート層を介して積層されており、前記溝加工は前記化粧
シートの表面から前記耐水性シート層を貫通しない深さ
に施されてなることを特徴とするものである。
【0012】また、前記耐水性シート層が、特殊合板の
日本農林規格の耐水B試験に合格する耐水性を有するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記耐水性シート層の表面高度が、
デュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 625
3)にて60以上であることを特徴とするものである。
【0014】また、前記化粧シートが、熱可塑性樹脂層
を主体として構成されており、該熱可塑性樹脂層の表面
には、2液硬化型ウレタン系リコート性樹脂層を介し
て、電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層が設けら
れており、該表面保護層には減摩剤が添加されていると
共に、該表面保護層の表面には、該減摩剤の突出による
微細凸部を有することを特徴とするものである。
【0015】また、前記木質基材の裏面に、透湿度が3
〜30g/m2・24hであるホルムアルデヒド捕捉機
能をもった防湿シートを具備することを特徴とするもの
である。
【0016】また、前記木質基材の裏面に発泡樹脂層を
具備することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧材の実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜3は、
本発明の化粧材の各種の実施の形態を示す側断面図であ
る。
【0018】本発明の化粧材は、例えば図1に示す様
に、積層合板等の木質基材1の表面上に、耐水性シート
層2と、表面意匠の付与のための合成樹脂製の化粧シー
ト3とが順次積層された積層体によって構成されてお
り、該化粧シート3の表面から、該化粧シート3の厚み
を越え、前記耐水性シート層2の層内にまで達する溝加
工による溝部7が形成されていることを特徴としてい
る。
【0019】木質基材1は、複数枚(通例奇数枚)の木
材単板をその繊維方向を交互に直交させて積層接着して
なる積層合板がその代表的なものである。該木材単板の
材種には特に制限はなく、例えばラワン材等の広葉樹材
やパイン材(松材)等の針葉樹材のいずれか若しくはそ
れらの混合であっても良い。なお、最表面の木材単板と
して、例えばクルイン材、カプール材、メンクラン材
等、シリカ分を含み硬質で耐久性の高い南洋材系(フタ
バガキ科)の材種を使用すれば、特に表面強度や耐キャ
スター性等に優れた化粧板を得ることができる。
【0020】積層合板の他にも、例えば単板積層材、配
向性ボード、パーティクルボード、高密度繊維板等、従
来公知の各種の木質系ボード類を任意に使用することが
できる。木質基材1の厚みは5〜15mm程度であり、
その表面及び/又は裏面に厚み0.3〜1mm程度の単
板を積層しても良い。
【0021】耐水性シート層2は、水中に浸漬しても著
しい膨潤や強度低下を発生することのない程度の耐水性
を備えた材質からなる、好ましくは厚み0.5〜3mm
程度のシート状体であればよい。その耐水性の程度は、
特殊合板の日本農林規格の耐水B試験に合格(割れ、ふ
くれ、剥がれ、変色、艶変化なし)することが一つの目
安となる。
【0022】耐水性シート層2の材質は特に問わない
が、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニル系
樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、フェノ
ール系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂等の熱硬化性
樹脂等の合成樹脂や、繊維質材料(木材パルプ繊維紙、
ケナフ繊維紙、合成又は半合成繊維紙、無機繊維紙等の
紙類や、織布、不織布等)に合成樹脂(特に、ジアリル
フタレート系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂
等の熱硬化性樹脂)を含浸したもの等を、好適に使用す
ることができる。中でも加工性やリサイクル性を考慮す
ると熱可塑性樹脂シート類を使用することが最も望まし
い。
【0023】但し、床材等の化粧材として要求される表
面硬度を考慮すると、熱可塑性樹脂シート類は単体物で
は一般に硬度が不足するので、適宜の充填剤を添加して
表面強度を強化した物を使用することが望ましい。充填
剤としては具体的には、例えば炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、ガラス粉末、ガラス繊維、金属粉等の無機
系充填剤や、木粉、紙粉等の有機充填剤などである。表
面硬度の強化には高充填化が必要であり、熱可塑性樹脂
100重量部当たり50〜400重量部程度の充填剤を
配合することが望ましい。
【0024】上記熱可塑性樹脂の種類には特に制限はな
いが、例えばポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン、
ポリエチレン、オレフィン系ゴム等)などを好適に使用
することができる。中でも硬度の高いポリプロピレン樹
脂、特にホモポリプロピレン樹脂などが好ましく、これ
に更に硬度を向上するために木粉(平均粒径0.005
〜0.5mm程度)等の充填剤を添加して押出成形した
シートなどが、耐水性シート層2として好適に使用可能
である。尚、耐水性シート層2の耐水性や表面強度に支
障のない範囲であれば、公知の化学的及び/又は物理的
手法により発泡させても良い。
【0025】本発明の化粧材を床材として使用する場合
に、床材の表面に要求される耐キャスター性、耐傷付き
性、耐凹み性(落下物等の衝突による凹みの少ないこ
と)等の表面強度を満足させるためには、上記耐水性シ
ート層2は、デュロメーター硬さ試験タイプD(JIS
K 6253)にて60以上、より好ましくは65以
上の表面強度を有していることが望ましい。
【0026】化粧シート3は、化粧板の表面に所望の意
匠を付与すると共に、表面の耐水性を担保する目的で設
けられるものであって、合成樹脂シート等に印刷などに
より所望の意匠が付与されてなる、従来公知の各種の合
成樹脂製の化粧シートから適宜選択して使用することが
できる。中でも、本発明の目的とする床材などの化粧材
に要求される耐摩耗性や耐擦傷性、耐溶剤性、耐候性、
耐水性、耐油性等の面からは、熱可塑性樹脂層を主体と
して構成される熱可塑性樹脂系の化粧シートを使用する
ことが最も望ましい。
【0027】上記熱可塑性樹脂系の化粧シート3とは更
に具体的には、熱可塑性樹脂からなる不透明な基材シー
トの表面に絵柄層を設けたものや、熱可塑性樹脂からな
らる透明な基材シートの裏面及び/又は絵柄層を設けた
もの、それらの表面に表面保護層を設けたものなどの単
層構成の化粧シートであっても良いが、図1に示した様
に、透明又は不透明の熱可塑性樹脂からなる基材シート
31上に、絵柄層32を介して、透明な熱可塑性樹脂か
らなる透明樹脂層34を設けてなる、複層構成の化粧シ
ートが、その意匠性、接着適性、耐候性、耐溶剤性、耐
摩耗性等の各種の面で最も好適である。なお、絵柄層3
2は、基材シート31と透明樹脂層34との層間に設け
るほか、基材シート31の裏面や、透明樹脂層34の表
面に設けることも勿論差し支えない。
【0028】化粧シート3の主体である、基材シート3
1や透明樹脂層34を構成する熱可塑性樹脂としては、
例えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー樹
脂系等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、共重合ポ
リエステル樹脂(例.1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂である通称
PET−G樹脂)、非晶質ポリエステル樹脂等のポリエ
ステル系樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリメチル
メタクリレート樹脂等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂等を使用することができる。
【0029】中でも、床材として表面物性や加工性、経
済性、廃棄性(焼却も含む)等を考慮すると、ポリオレ
フィン系樹脂が望ましい。具体的には、表面強度や耐摩
耗性に優れたポリプロピレン、又は、ポリプロピレン系
共重合体が最も望ましいが、その他、ポリエチレン、ポ
リメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−(メタ)アクリレート共重合体、
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等のオレフィン
系単独重合体又は共重合体等を使用することができる。
これらは単体であっても、同種又は異種の複数層の積層
体であっても良い。
【0030】また、基材シート31は、公知の着色剤の
添加により着色されても良いし、着色されていなくても
良い。基材シート31及び透明樹脂層34の厚みは60
〜150μm程度が望ましい。また、透明樹脂層34の
表面には、例えば導管柄、抽象柄、微細万線パターン等
のエンボスによる凹凸模様が施されても良い。
【0031】基材シート31と透明樹脂層34との積層
方法としては、例えば、適宜の接着剤33を介したドラ
イラミネート法、ウエットラミネート法や、接着剤層3
3を介した又は介しない熱ラミネート法、高周波ラミネ
ート法、透明熱可塑性樹脂を溶融状態で押し出すと同時
に積層する押出ラミネート法等が適宜可能である。押出
ラミネート法にあっては、必要に応じて、接着剤層33
としての酸変性オレフィン系樹脂又はオレフィン(メ
タ)アクリレート共重合体樹脂等の接着性樹脂層を、透
明樹脂層34との共押出にて同時に積層形成してもよ
い。また、当該積層に先立ち基材シート31と透明樹脂
層34との接着面に、例えば、コロナ放電、オゾン処
理、プラズマ処理、フレーム処理、電離放射線処理、酸
処理、アルカリ処理、または、アンカー処理等の易接着
化の表面処理を施して置くこともできる。
【0032】絵柄層32は、所望の意匠の絵柄を印刷等
によって表現したものであり、その絵柄の種類や構成材
料、形成方法等に関しては一切制限はない。一般的に
は、絵柄としては例えば木目柄や石目柄、布目柄、抽象
柄、幾何学模様、文字又は記号、或いはそれらの組み合
わせ等であり、単色無地(ベタ)であっても勿論かまわ
ない。基材シート31の隠蔽性が不十分である場合に
は、意匠絵柄と併用して若しくは単独で、不透明顔料を
大量に含有する隠蔽ベタ層を設けることもできる。
【0033】絵柄層32の構成材料は、染料又は顔料等
の着色剤を合成樹脂等の展色剤と共に適宜の溶剤中に溶
解又は分散した印刷インキ又は塗料等を使用するのが一
般的である。着色顔料としては例えば酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化鉄(弁柄、黄色酸化鉄、鉄黒)コバルトブル
ー、カーボンブラック等の無機顔料や、アゾ顔料、イミ
ダゾロン顔料等の有機顔料等、展色剤としては例えばウ
レタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、繊維素誘導体等を
使用することができる。
【0034】絵柄層32の形成方法としては、例えばグ
ラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット
印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、転写印刷
法、正殿印刷法、インキジェット印刷法などの各種印刷
法や、ベタ状の場合には、グラビアコート、ナイフコー
ト法、エアーナイフコート法、ロールコート法、キスコ
ート法、ロッドコート法、ダイコート法、リップコート
法、コンマコート法、スプレーコート法、フローコート
法、ディップコート法等の各種塗工方法等が適宜使用可
能である。また、係る印刷又は塗工方法による代わり
に、無着色の熱可塑性樹脂と着色した熱可塑性樹脂を不
十分な混合状態でシート状に形成することにより、木目
に類似した着色模様を呈するようにしたシート基材シー
ト31として使用することができる。
【0035】化粧シート3の表面には、基材シート31
や絵柄層32、透明樹脂層34等を外部からの物理的、
化学的な攻撃から保護するために、表面保護層36を設
けることもできる。表面保護層36は、基材シート31
や透明樹脂層34を構成する熱可塑性樹脂よりも硬質且
つ強靱な材質である硬化型樹脂を使用することが望まし
い。具体的には、例えばウレタン系樹脂、メラミン系樹
脂、エポキシ系樹脂、尿素系樹脂、不飽和ポリエステル
系樹脂、シリコーン系樹脂等の熱硬化型樹脂や、不飽和
ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリレート系樹脂等の
電離放射線硬化型樹脂などである。中でも、架橋密度が
高く硬質で耐摩耗性や耐擦傷性に優れた硬化皮膜が得ら
れる電離放射線硬化型樹脂を使用することが最も望まし
い。
【0036】上記電離放射線硬化型樹脂とは、紫外線又
は電子線等の電離放射線の照射により重合架橋反応可能
なラジカル重合性二重結合を分子中に少なくとも一つ有
するプレポリマー、オリゴマー及び/又はモノマーを適
宜配合してなるものである。係るプレポリマー、オリゴ
マーとしては、ポリエステルアクリレート、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、ポリオールアクリレート等のアクリレート
類、ポリエステルメタクリレート、ウレタンメタクリレ
ート、エポキシメタクリレート、ポリエーテルメタクリ
レート、ポリオールメタクリレート等のメタクリレート
類があげられる。モノマーとしては、n−アルキルアク
リレート、イソ・プロピルアクリレート、イソ・ブチル
アクリレート、t−ブチルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、β−ヒドロキシエチルアクリレート、
ジエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリ
コールアクリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、グリシジルアクリレート、エチレングリコールジ
アクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、
トリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレン
グリコールジアクリレート、ジアルキルアミノエチルア
クリレート、2−シアノエチルアクリレート、β−エト
キシ・エチルアクリレート、アリールアクリレート、ベ
ンゾイルオキシエチルアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシ・ジ
エチレングリコールアクリレート、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアルコー
ルとε−カプロラクトン付加物アクリレート、イソ・ボ
ロニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル
アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9
−ノナンジオールジアクリレート、ネオ・ペンチルグリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、テトレエチレングリコールジアクリレート、
ポリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレ
ングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、アセタールグリ
コールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルグリコールとε−カプロラクトン付加物ジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリ
メチロールプロパン・ポリエトキシレイト・トリアクリ
レート、トリメチロールプロパン・ポリプロポキシレイ
ト・トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールとε−カプロラクトン付加
物ヘキサアクリレート、アクリロキシエチルフォスフェ
ート、フロロアルキルアクリレート、スルホプロピルア
クリレート、等のアクリレートモノマー類や、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート、イソプロピルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、イソ・ブチルメタクリレート、セカンダリー
・ブチルメタクリレート、ターシャリー・ブチルメタク
リレート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリ
レート、イソ・オクチルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、デシルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、2−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、2−ジエチルアミノエチルメタクリレート、2
−ターシャリー・ブチルアミノエチルメタクリレート、
グリシジルメタクリレート、アリルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、フェニールメタクリレー
ト、ノニールフェニールメタクリレート、ベンジルメタ
クリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、ボル
ニルメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタク
リレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、ジプロピレングリコール
ジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、グリセロールメタクリレート、メタクリロキ
シエチルフォスフェート、ビス・メタクリロキシエチル
フォスフェート等のメタクリレートモノマー類があげら
れる。
【0037】表面保護層36の厚みや形成方法には特に
制限はなく、目的とする化粧材の表面に要求される物性
に合わせて適宜設計すればよい。一般的には、表面保護
層36の厚みは1〜100μm程度、更に好ましくは5
〜50μm程度の範囲内とするのが良い。表面保護層3
6の形成方法としては、例えばロールコート法、ナイフ
コート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リッ
プコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコ
ート法、ディップコート法、グラビアコート法、グラビ
アリバースコート法、マイクログラビアコート法等の各
種コーティング法から任意に選択すればよい。
【0038】上記電離放射線硬化型樹脂の塗工被膜を紫
外線の照射によって硬化させる場合には、当該電離放射
線硬化型樹脂には、例えばベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベン
ゾイン又はそのアルキルエーテル類、アセトフェノン、
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1
−ヒドロキシシクロヘキシルアセトフェノン等のアセト
フェノン類、チオキサントン、2,4−ジイソプロピル
チオキサントン等のチオキサントン類、アセトフェノン
ジメチルケタール、ベンジルメチルケタール等のケター
ル類、ベンゾフェノン、4,4−ビスメチルアミノベン
ゾフェノン等のベンゾフェノン類、アゾ化合物等から選
ばれる1種以上の光ラジカル重合開始剤が添加される。
また必要に応じて、例えばトリエタノールアミン、メチ
ルジエタノールアミン等の第3級アミン類、2−ジメチ
ルアミノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸
エチル等の安息香酸誘導体等から選ばれる1種以上の光
増感剤が併用される。
【0039】さらに、上記電離放射線硬化型樹脂の副成
分として、着色剤、充填剤、艶消剤、消泡剤、離型剤、
耐磨剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、抗菌剤、防黴剤、希釈
溶剤その他の添加物を、必要に応じて適宜含有させても
良い。希釈溶剤を含有する電離放射線硬化型樹脂を使用
する場合には、塗工後希釈溶剤を揮発除去した後に電離
放射線を照射して硬化させることが望ましい。
【0040】表面保護層36を構成する電離放射線硬化
型樹脂の硬化の為に使用する電離放射線の種類は特に限
定されず、要するに電離放射線硬化型樹脂組成物又はそ
れに添加された光ラジカル重合開始剤又は増感剤等に作
用してこれらを電離(ラジカル化)させ、ラジカル重合
反応を開始せしめるに十分なエネルギーを有する電離放
射線であれば良く、具体的には、例えば可視光線、紫外
線、X線、γ線等の電磁波や、電子線、α線、β線等の
荷電粒子線等が考えられるが、感度や硬化能力、照射装
置(光源・線源)の簡便性等から見て、最も実用性の高
いのは紫外線又は電子線である。
【0041】紫外線照射の光源としては、超高圧水銀
灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプ、
カーボンアーク灯等の光源が適用できる。照射量は、3
0〜1000mJ/cm2が好ましい。30mJ/cm2
未満では硬化不十分のおそれがある一方、1000mJ
/cm2を越えると基材シート31や透明樹脂層34等
の劣化の原因となるからである。通常この処理は0.5
〜500m/minのライン速度で可能であるから極め
て生産効率が高い。
【0042】電子線照射の線源としては、コックロフト
ワルトン型、ハンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア
変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各
種の電子線加速器を使用した電子線照射装置が適用でき
る。電子線照射装置より照射する電子線の加速電圧は5
0〜250kV、照射量は0.5〜5Mrad程度が良
い。0.5Mrad未満では硬化不十分のおそれがある
一方、5Mradを越えると熱可塑性樹脂層の劣化の原
因となるからである。通常この処理は0.5〜500m
/minのライン速度で可能であるから極めて生産効率
が高い。
【0043】表面保護層36には、目的とする化粧材の
用途に応じて、所望の任意の機能性を有する材料を適宜
使用又は添加することができる。具体的には、例えば汚
染防止機能、抗菌機能、防黴機能、防虫機能、消臭機
能、ホルムアルデヒド除去機能、芳香機能、吸放湿機
能、超親水性機能、導電機能、マイナスイオン発生機能
等を挙げることができ、これらの二つ以上の機能を兼ね
備えても良い。これらの機能性を有する材料としては、
それぞれ公知の任意の材料を適宜使用することができ
る。
【0044】表面保護層36に用いられる電離放射線硬
化型樹脂等の硬化型樹脂は、架橋密度が高く、それ自体
のバルクの硬度は十分に高いものが得られるが、本発明
のごとき化粧材におけるその被膜の厚みは、通常高々1
00μm程度かそれ以下であるから、熱可塑性樹脂層上
に当該被膜が形成された状態でのデュロメーター硬さは
さほど高いものでなく、例えば60以上といった表面硬
度を達成することは一般に極めて困難である。従って、
本発明の化粧材において表面硬度を向上させるために
は、木質基材1と化粧シート3との間に挿入した耐水性
シート層2として硬質(例えばデュロメーター硬さ60
以上)の材質を用いることが望ましいのである。
【0045】表面保護層36は一層のみの構成に限定さ
れるものでなく、二層以上を積層して設けることも勿論
可能である。図1に示した例では、表面保護層36は透
明樹脂層34側から順に、下塗層361、中塗層362
及び上塗層363の三層によって構成されている。これ
らの複数層の表面保護層36(361、362、36
3)を構成する樹脂の種類は、同一であっても相異なっ
ていてもよい。但し、電離放射線硬化型樹脂を使用する
場合には、これらの複数層の全てを電離放射線硬化型樹
脂を少なくても含有する樹脂によって構成すると共に、
そのより上側の層の形成前には下側の層は未硬化若しく
は不完全硬化の状態に留め、全ての層の形成後に全体を
電離放射線の照射により完全硬化させることが、層間密
着性の確保のために望ましい。一方、そのより上側の層
の形成前に下側の層を完全硬化させてコロナ処理等の表
面活性化処理を施した後、上側の層を形成しても良い。
【0046】表面保護層36には、耐摩耗性向上のため
に減摩剤364を添加することができる。減摩剤364
としては、例えばアルミナ、ダイアモンド、炭化珪素、
シリカ、ガラス、ジルコニア、ゼオライト、シラスバル
ーン、珪藻土等少なくとも表面保護層36の主成分であ
る樹脂よりも高硬度の材質からなる、平均粒径5〜50
μm程度の粉粒体が用いられる。減摩剤364と表面保
護層36の膜厚との関係を適宜設計することにより、減
摩剤364が表面保護層36の平均表面より突出して、
表面保護層36の表面に微細凸状部を形成する様に構成
すると、得られる化粧材の表面硬度や耐摩耗性、耐擦傷
性等を更に向上させると共に、化粧材の表面に耐滑り性
(滑り止め性)を付与することもできる。
【0047】但し、減摩剤364が表面保護層36の表
面に突出した状態で露出していると、例えば本発明の化
粧材を床材として使用した場合に、その上を歩行する人
の靴下の裏面を摩耗させたり、子供が転んだときに膝小
僧をすりむいたりするという問題が発生する虞がある。
そこで、表面保護層36を複数層から構成すると共に、
減摩剤はその最上層(図1示す例では上塗層363)以
外の層(同.中塗層362)に添加しておき、その層の
平均表面より突出した減摩剤364の表面を覆うよう
に、減摩剤364が添加されていない最上層(同.上塗
層363)を設けることが望ましい。この様にすると、
表面保護層36の平均表面から減摩剤364の突出によ
る微細凸部がなす鋭い表面凹凸が、最上層の表面保護層
36(同.上塗層363)によって鈍化される結果、上
記した接触物の摩耗の低減のほか、表面に触れたときの
ざらつきや、視覚的な角の艶消し感(粉っぽさ)なども
軽減することができる。
【0048】化粧シート3の表面に電離放射線硬化型樹
脂からなる表面保護層36を設けるにあたり、概表面保
護層36の形成面、すなわち図1に示す例では透明樹脂
層36の表面、と電離放射線硬化型樹脂からなる表面保
護層36との間に、十分な密着性を確保する必要があ
る。そのためには、透明樹脂層34の表面に例えばコロ
ナ放電処理又はオゾン処理等の表面活性化処理を施す
か、若しくは、透明樹脂層34を構成する熱可塑性樹脂
と、表面保護層36を構成する電離放射線硬化型樹脂と
の双方に対して密着性の優れた樹脂組成物からなるリコ
ート性樹脂層35を、透明樹脂層34の表面に設けてお
くことが望ましい。
【0049】リコート性樹脂35としては、例えばウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、尿素
樹脂、アルキド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱硬化
性樹脂を使用することが望ましく、中でもポリオール化
合物とイソシアネート化合物との配合による二液硬化型
ウレタン系樹脂を使用することが最も望ましい。ポリオ
ール化合物としては、例えばアクリルポリオール化合
物、ポリエーテルポリオール化合物、ポリエステルポリ
オール化合物等が使用可能であるが、中でも熱可塑性樹
脂及び電離放射線硬化型樹脂との密着性と内部凝集力と
のバランス面から、ポリエステルポリオール化合物を使
用することが最も望ましい。
【0050】リコート性樹脂層35の塗布量は、乾燥後
で0.1〜2.0g/m2程度とすることが望ましい。
リコート性樹脂35の形成方法としては、例えばグラビ
アコート法、マイクログラビアコート法、ロールコート
法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、リップコ
ート法、ダイコート法、従来公知の各種の塗工方式を任
意に採用することができる。
【0051】化粧シート3を耐水性シート層2上に積層
するにあたり、該積層用の接着剤との接着性を十分に確
保する目的で、必要に応じて化粧シート3の裏面、すな
わち図1に示す例における基材シート31の裏面に、プ
ライマー層を設けておくこともできる。その材質として
は、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂等の易接着性樹脂組成物を使用することができる。ま
た、プライマー層37に例えばシリカ等の無機質微粉末
を添加しておくと、プライマー層37の表面が祖面化す
ることにより、投錨効果による接着性の向上を図ること
ができるほか、化粧シート3の巻き取り保存時のブロッ
キングの防止にも有効である。
【0052】本発明の化粧板を住宅などの建築物におけ
る壁材や床材などとして使用する場合、壁内部や床下の
湿気の影響を受けたり、環境の温湿度変化による湿気移
動の影響を受けたりして、化粧板に反りが発生する場合
がある。この反りの発生を効果的に防止するためには、
本発明の化粧板における木質基材1の裏面に防湿シート
4を貼り合わせると良い。防湿シート4としては、厚み
10から100μm程度の防湿性樹脂層42を主体とし
て、必要に応じてその表面/又は裏面に、例えば薄葉
紙、樹脂含浸紙、紙間強化紙等の紙層41及び/又は4
3を積層したシートなどを使用することができる。
【0053】尚、上記防湿性樹脂層42としては、例え
ばポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン)等のポリオレフィン系樹脂や、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂等の
透湿性の低い疎水性熱可塑性樹脂を好適に使用すること
ができる。防湿シート4の透湿度(これは近似的に防湿
樹脂層42の透湿度に略等しい)は、3〜30g/m2
・24h程度とすることが望ましい。
【0054】紙層41及び/又は43に必要に応じて、
例えば、ジシアンジアミド、メラミン等のアミノ化合
物、尿素、バルビツール酸、セミカルバジッド塩酸塩等
のアマイド類、グルタミン酸、グリシン、アラニン等の
アミノ酸類、ヒドラゾベンゼン、プロピオン酸ヒドラジ
ド、カルボヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド等のヒ
ドラジン誘導体等の含窒素化合物に代表されるホルムア
ルデヒド捕捉剤を含有させることにより、積層合板など
の木質基材1が発散するホルムアルデヒドの捕捉除去機
能を付与することも可能である。
【0055】本発明の化粧板に断熱性や防音性、防振
性、クッション性などを付与する目的や、特に床材とし
て床下地面に施工する際の不陸の吸収や音鳴り・ガタツ
キの防止などの目的で、図2に示す様に、木質基材1の
裏面に発泡樹脂層5を設けることもできる。発泡樹脂層
5としては、例えばポリエチレン(高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン)等のポリオレフィン系樹脂
や、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂等の熱可塑
性樹脂を公知の発泡剤で発泡倍率2〜40倍程度に発泡
させたものや、軟質又は硬質のポリウレタンフォームな
どを使用することができる。また、独立気泡構造の発泡
体を採用すれば、防湿シート4を兼ねることも可能であ
る。発泡樹脂層5の厚みは2〜12mm程度が望まし
い。
【0056】発泡樹脂層5は、前述した防湿シート4と
併用することも可能であり、その積層の順序は特に問わ
ないが、一般的には、図3に示す様に、木質基材1の裏
面に防湿シート4、その裏面に発泡樹脂層5とすること
が望ましい。断熱性や防音性、不陸の吸収性などに優れ
た高倍率の発泡体は一般に連続気泡構造となり易く、防
湿性に劣るからである。連続気泡構造の発泡樹脂層5を
採用すれば、ホルムアルデヒド捕捉層44が裏面に設け
られた防湿シート4の裏面に積層しても、ホルムアルデ
ヒド捕捉層44によるホルムアルデヒド捕捉効果を阻害
することもない。
【0057】本発明の化粧材の製造にあたり、木質基材
1、耐水性シート層2、化粧シート3、及び必要に応じ
て向けられる防湿シート4や発泡樹脂層5の相互間の積
層方法は、本発明において特に限定されるものではな
く、接着剤層61、62、63、64を用いた通常の接
着法(ウェットラミネート法)やドライラミネート法、
接着剤を用いるか又は用いない熱ラミネート法、高周波
ラミネート法等、従来公知の積層方法を任意に採用すれ
ば良い。木質基材1とその隣接層である耐水性シート層
2や防湿シート4との接着には、例えば水性塩化酢酸ビ
ニル樹脂系接着剤や二液型水性ウレタン樹脂系接着剤等
を用いた接着法が好適である。
【0058】また、化粧シート3の表面保護層36は、
木質基材1や耐水性シート層2との積層前に予め設けら
れていても良いし、表面保護層36の形成前の化粧シー
ト3を木質基材1や耐水性シート層2と積層した後、溝
加工による溝部7の形成前又は形成後に、該化粧シート
3の表面に表面保護層36を設けることもできる。後者
の方法によれば、巻き取り等のシートとしての取り扱い
に適さない高塗布量の表面保護層36を設ける必要があ
る場合にも十分に対応可能であり、より優れた表面硬度
や耐摩耗性、耐擦傷性を有する化粧材を容易に得ること
ができる利点がある。
【0059】この場合、表面保護層36の形成前の化粧
シート3の表面、すなわち図1に示す例における透明樹
脂層34の表面に、前述したリコート性樹脂層35を設
けておくと、工程の都合上、表面保護層36の形成前の
化粧シート3の作製から、木質基材1や耐水性シート2
との積層後の表面保護層36の形成までの間に、長期間
が経過することがあっても、透明樹脂層34と表面樹脂
層36との間に十分な密着性が容易に得られる利点があ
る。
【0060】本発明の化粧板には、化粧シート3を少な
くとも耐水性シート層2と積層した後のいずれかの段階
において、化粧シート3の表面からの溝加工により、耐
水性シート層2の層内に達する溝部7を設ける。溝部7
の断面形状は、例えばV字状、U字状、断面四角形状、
断面多角形状、断面R形状(最外表面から溝部7に落ち
込む角が曲面状)など、任意の断面形状を選択すること
ができる。一般的には、溝部7の幅は0.05〜5mm
程度であり、深さは0.5〜3mm程度であるが、化粧
シート3の厚みを越え、耐水性シート層2を貫通しない
様に、化粧シート3と耐水性シート層2との合計の厚み
を越えない範囲の深さとする必要がある。溝加工の方法
としては、例えば鋸、鑿又はルーター等の、従来公知の
任意の切削工具を使用した切削法等により行うことがで
きる。
【0061】
【実施例】以下に、本発明の化粧材の具体的な実施例を
挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0062】実施例1 厚み80μmの着色無延伸ポリエチレン樹脂シートを基
材シート31として、その表面にコロナ処理を施して濡
れ指数380μN/cm(38dyn/cm)以上に調
整し、その表面にウレタン樹脂系インキにてグラビア印
刷法により隠蔽層及びチェリー柄の絵柄層32を順次印
刷形成し、二液ウレタン樹脂系アンカー剤を乾燥後の塗
布量1g/m2塗布した。次に、エチレン−エチルアク
リレート系接着性樹脂層20μmと、光安定剤0.2重
量%及び紫外線吸収剤0.3重量%添加したホモポリプ
ロピレン樹脂80μmとを、共押出しラミネートして、
接着剤層33及び透明樹脂層34を形成すると同時に、
該透明樹脂層34の表面に金属製エンボスロールにて導
管柄のエンボスを施した。冷却固化後、該透明樹脂層3
4の表面にコロナ処理を施して濡れ指数を380μN/
cm(38dyn/cm)以上に調整し、該表面全体
に、ポリエステルポリオール化合物とイソシアネート化
合物との配合による二液硬化型ウレタン樹脂系リコート
性塗料をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量2g/m
2に施してリコート性樹脂層35を形成した後、基材シ
ート31の裏面に、シリカ粉末を配合したウレタン樹脂
プライマー剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量1
g/m2に施してプライマー層37を形成して、表面保
護層36の形成前の化粧シート3を作製し、これをロー
ル状に巻き取った。
【0063】ホモポリプロピレン樹脂90重量部、無水
マレイン酸グラフト重合ホモプロピレン樹脂10重量
部、平均粒径20μmの木粉(木材をカッターミルで破
断し、これをボールミルにより粉砕して微粉状にしたも
の)200重量部を2軸押出混練機によって混合、ペレ
ット化して得た木質樹脂組成物を、押出成形法により厚
さ2mmのシート状に成形し、表面強度がデュロメータ
ー硬さ試験タイプD(JIS K 6253)にて67
であり、特殊合板の農林規格の耐水B試験に合格する耐
水性を有する耐水性シート層2を作製した。一方、坪量
30g/m2の紙間強化紙2枚の間に高密度ポリエチレ
ン樹脂を厚み40μmに押し出し積層し、更にその片面
側の紙間強化紙面に、メラミン水溶液を乾燥後の塗布量
5g/m2塗工してホルムアルデヒド捕捉層44を形成
して、透湿度が約10g/m2・24hでありホルムア
ルデヒド捕捉機能を有する防湿シート4を作製した。
【0064】厚み12mm、幅300mm、長さ900
mmの汎用のラワン合板からなる木質基材1の表面に上
記耐水性シート層2を、該耐水性シート層2の表面に上
記表面保護層36の形成前の化粧シート3のプライマー
面を、前記木質基材1の裏面に上記防湿シート4をホル
ムアルデヒド捕捉層44面を裏側に向けて、それぞれ2
液型水性ウレタン樹脂系接着剤にて貼り合わせた。しか
る後、化粧シート3のリコート性樹脂層35面に、減摩
剤が添加されていないウレタン系紫外線硬化型樹脂と、
減摩剤364として粒径10〜50μmの鱗片状炭化珪
素を主剤樹脂100重量部あたり20重量部添加したエ
ポキシ系紫外線硬化型塗料と、減摩剤が添加されていな
いポリエステル系紫外線硬化型塗料とを、硬化後の塗布
量がそれぞれ1g/m2、22g/m2及び13g/m2
となるように順次塗工し、紫外線を照射して硬化させ
て、下塗層361、中塗層362及び上塗層363の3
層からなり、中塗層362に添加した減摩剤364の突
出による微細凸部が表面に形成された表面保護層36を
設けた。最後に、該表面保護層36の表面からルーター
にて幅、深さとも1mmのV字溝を化粧板の長さ方向に
幅100mm間隔で形成して、本発明の化粧板を完成し
た。この化粧板は、表面硬度がデュロメーター硬さ試験
タイプD(JIS K6253)にて64であり、ま
た、特殊合板の日本農林規格の1類浸漬剥離試験に合格
(同一接着層における剥離しない部分の長さがそれぞれ
の側面において50mm以上)の耐水性を備えているこ
とが確認された。
【0065】実施例2 上記実施例1において、木実基材1の裏面に、防湿シー
ト4の代わりに、嵩比重25kg/m3、厚さ6mmの
軟質発泡ポリウレタン樹脂シートからなる発泡樹脂層6
を貼り合わせた他は、上記実施例1と同一の要領で、本
発明の化粧板を作製した。
【0066】実施例3 上記実施例1において、防湿シート層4の裏面に更に、
上記実施例2において使用したものと同一の発泡樹脂層
6を貼り合わせた他は、上記実施例1と同一の要領で、
本発明の化粧板を作製した。
【0067】
【発明の効果】本発明の化粧材は、木質基材の上に耐水
性シート層と合成樹脂製の化粧シートとを順次積層し、
該化粧シートの表面から該化粧シートの厚みを越え前記
耐水性シート層を貫通しない深さの溝加工を施したこと
により、従来の木質系フローリング材と同等の優れた外
観意匠を有しておりながら、その溝部は木質基材には達
しておらず、溝部の内面は耐水性シート層及び合成樹脂
製の化粧シートという耐水性に優れた材質からなること
により、例えば化粧板の表面に水をこぼして放置した
り、濡れ雑巾掛けやモップによる水拭きをしても、溝部
から水分が木質基材に滲み込んで膨れや剥離、反り等を
発生することがなく、従来の木質系フローリング材と比
較すれば格段に優れた耐水性を有する化粧材である。
【0068】特に、前記耐水性シート層として、表面硬
度がデュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 6
253)にて60以上のものを用いれば、化粧板の表面
強度が強くなり、その表面上でキャスター付きの椅子、
家具、車椅子、家電製品等を動かしたり、その表面に物
品が落下などにより衝突しても、実用上化粧材の表面に
凹み傷が発生しにくくなる。しかも、化粧材の本体部分
である基材は木質基材であるから、熱伝導性が低く、暖
かい感触や断熱性等に優れ、また、適度の緩衝性により
床材として使用した際の歩行感にも優れるなど、従来の
木質化粧材の長所を兼ね備え、床材などとして実用的価
値の高い化粧材である。
【0069】しかも、該化粧材に表面意匠を付与するた
めの化粧シートには、天然資源が枯渇しつつあるバーチ
材やチェリー材等の高級材に頼らずとも、係る高級材の
木目等、所望の絵柄意匠が印刷により自由に表現可能で
あるから、材料の調達の不安なく安定した品質の製品を
安価に大量生産可能であると共に、係る高級材の森林伐
採の抑制により地球環境保護問題の解決の一端にもな
る。更に、天然木材の突き板に代えて合成材料からなる
化粧シートを使用したことにより、耐水性や耐湿性に加
え、耐候性も格段に向上する。
【0070】また、裏面に防湿シートを積層することに
より、該防湿シートと表面の化粧シートとの間に木質基
材が挟み込まれた構造となり、壁内部や床下等の湿気の
影響や、環境の温湿度変化の影響も遮断されて、木質基
材と外部とのあいだで水分の出入りがなく、木質基材の
内部で常に水分量のバランスが取れた状態となるため、
湿潤・乾燥による伸縮や反りが発生しにくいほか、湿気
によるカビの発生や腐朽なども発生しにくく、耐久性に
優れた化粧材となる。
【0071】更に、木質基材の裏面に貼る防湿シートに
ホルムアルデヒド捕捉機能を付加しておくと、木質基材
から発生するホルムアルデヒドを捕捉して、室内への流
入を少なくし、もって不快臭や目の痛み、化学物質過敏
症(シックハウス症候群)等の健康被害の防止にも寄与
することができる。
【0072】また更に、木質基材の裏面に発泡樹脂層を
積層することにより、断熱性、防音性、防振性、クッシ
ョン性、施工面の不陸の吸収、音鳴り・ガタツキの防止
等の各種の機能性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
【図2】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
【図3】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥‥木質基材 2‥‥‥耐水性シート層 3‥‥‥化粧シート 31‥‥基材シート 32‥‥絵柄層 33‥‥接着剤層 34‥‥透明樹脂層 35‥‥リコート性樹脂層 36‥‥表面保護層 361‥下塗層 362‥中塗層 363‥上塗層 364‥減摩剤 37‥‥プライマー層 4‥‥‥防湿シート 41‥‥紙層 42‥‥防湿樹脂層 43‥‥紙層 44‥‥ホルムアルデヒド捕捉層 5‥‥‥発泡樹脂層 61‥‥接着剤層 62‥‥接着剤層 63‥‥接着剤層 64‥‥接着剤層 7‥‥‥溝部
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 仁 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 鈴木 幸雄 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2B250 AA01 AA05 AA06 AA09 AA11 AA13 BA03 BA06 CA11 DA04 EA02 EA13 FA09 FA21 FA28 FA31 FA37 GA03 2E110 BA05 BA12 BB03 BB22 BB32 BC02 GA03Y GA05W GA32Z GB42Y GB54W 4F100 AK01C AK04 AK07 AK51 AK51D AP00A AR00B BA03 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10E CA19E DD05 EJ39 EJ55 EJ91E GB07 HB00C JB07B JB14E JB16C JD04E JK06 JK12B JL00 JL04 YY00B YY00E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質基材の表面に化粧シートが積層され、
    該化粧シートの表面から該化粧シートの厚みを越える深
    さの溝加工が施されてなる化粧材において、前記化粧シ
    ートは合成樹脂製の化粧シートであって、前記木質基材
    の表面に耐水性シート層を介して積層されており、前記
    溝加工は前記化粧シートの表面から前記耐水性シート層
    を貫通しない深さに施されてなることを特徴とする化粧
    材。
  2. 【請求項2】前記耐水性シート層が、特殊合板の日本農
    林規格の耐水B試験に合格する耐水性を有することを特
    徴とする請求項1記載の化粧材。
  3. 【請求項3】前記耐水性シート層の表面硬度が、デュロ
    メーター硬さ試験タイプD(JISK 6253)にて
    60以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    化粧材。
  4. 【請求項4】前記化粧シートが、熱可塑性樹脂層を主体
    として構成されており、該熱可塑性樹脂層の表面には、
    2液硬化型ウレタン系リコート性樹脂層を介して、電離
    放射線硬化型樹脂からなる表面保護層が設けられてお
    り、該表面保護層には減摩剤が添加されていると共に、
    該表面保護層の表面には、該減摩剤の突出による微細凸
    部を有することを特徴とする請求項1、2又は3に記載
    の化粧材。
  5. 【請求項5】前記木質基材の裏面に、透湿度が3〜30
    g/m2・24hであるホルムアルデヒド捕捉機能をも
    った防湿シートを具備することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の化粧材。
  6. 【請求項6】前記木質基材の裏面に発泡樹脂層を具備す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化
    粧材。
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