JP2003022309A - 動線情報を基にした施設管理装置 - Google Patents

動線情報を基にした施設管理装置

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JP2003022309A
JP2003022309A JP2001206405A JP2001206405A JP2003022309A JP 2003022309 A JP2003022309 A JP 2003022309A JP 2001206405 A JP2001206405 A JP 2001206405A JP 2001206405 A JP2001206405 A JP 2001206405A JP 2003022309 A JP2003022309 A JP 2003022309A
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moving
moving object
cost
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Masanori Miyoshi
雅則 三好
Hiroshi Shojima
正嶋  博
Yoshiaki Usami
芳明 宇佐美
Kazuya Takahashi
一哉 高橋
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】当初は適切な施設のレイアウトであったとして
も、時間の経過とともに、次第に不適切なレイアウトへ
と変化すると考えられる。しかし、従来技術では、現状
のレイアウトの、良し悪しの状態を自動的に把握できな
いため、適切なタイミングで施設のレイアウトを変更で
きないという問題があった。 【解決手段】自動計測した移動物体の動線を使って算出
した移動コストでレイアウトの良し悪しを判定する。こ
の目的を達成するために、監視対象中の移動物体を検出
して、その動線を計測する動線計測手段と、移動物体の
動線情報から、移動物体が移動に費やしたコスト、すな
わち移動コストを算出する移動コスト算出手段と、移動
コスト算出手段が算出した移動コストが許容範囲内であ
るかどうか判定する移動コスト評価手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測した人間の動
線情報を基にして施設を有効的に利用するための施設管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスビルや工場の製造ラインなどの
施設を有効利用するために、様々な施設管理技術が開発
されてきている。
【0003】まずは、施設のレイアウトを最適化するこ
とで、施設の有効利用を図った技術がある。オフィスビ
ルのレイアウトの最適化を対象としたものには、「ファ
シリティマネージメント・ガイドブック第2版」(日刊
工業新聞社)第356ページから第359ページに紹介
されているゾーニングという手法がある。ゾーニングと
は、会社組織が効率的に機能するように、各部門を建物
内のスペースに配置する手法である。そのために、部門
間の関連の強さを表す近接関連度を調査し、近接度の高
い部門同士をできるだけ近い距離に配置する。ここで、
部門間で近接度が高いほど、高い頻度で移動が発生する
と考えられる。したがって、この配置によって、何の価
値を生み出さない移動に費やす時間を総合的に小さくす
ることが可能になり、オフィスビルの有効利用が実現で
きる。
【0004】また、工場の製造ラインのレイアウトの最
適化を対象としたものには、特開平6-84740号公
報に示されている半導体製造ラインの構成方法がある。
ここでは、できるだけ少ない設備台数の制約下で、人間
や物の移動距離が短くなるように製造ラインを配置する
工夫がなされている。これにより、移動に費やす時間を
小さくすることが可能になり、製造ラインの有効利用が
実現できる。
【0005】次に、共有施設の維持管理費用を削減した
り、維持管理費用の分担の不公平感を低減するために、
施設の利用に応じて利用料金を賦課するための技術もあ
る。例えば、特開平6−187348号公報において
は、共有駐車場が付随する店舗ビルを想定して、客の駐
車料金に対する各店舗の負担金を、各店舗の利用客の売
上げ高に基づいて配分することで、各店舗ごとの不公平
感をなくす手法が紹介されている。ここでは、客が駐車
場から退出する時に、POS(Point OfSal
e、販売時点情報管理システム)を参照して、店舗別の
売上げ構成比を求め、その構成比に応じて駐車料金の店
舗負担分を算出している。これにより、実態に応じた不
公平感のない、料金の賦課が可能になる。
【0006】次に、人間の利便性のために、人間の動き
に応じて、建物に付随するエレベータ等の設備を自動的
に制御する技術もある。例えば、特開2000−191
246号公報においては、エレベータの呼出しを省略
し、さらにはエレベータの待ち時間を短くするための技
術が紹介されている。ここでは、集合住宅に設置したエ
レベータを対象としており、共同玄関、および各戸のド
アを開閉した場合には、エレベータに乗る確率が高いと
予想して、自動的にエレベータを呼び出している。これ
により、ドアの開閉で自動的にエレベータを呼出せるの
で、人手による呼出し操作が不用になる。また、エレベ
ータとは離れた場所で呼出せるので、エレベータの待ち
時間を短くすることが可能である。
【0007】次に、清掃などの施設の維持保全業務につ
いては、維持保全計画を立てた上で、定期的に実行する
ことが一般的に行われている。例えば、毎週月曜日と木
曜日に清掃を実施することが考えられる。
【0008】また、特開2000−191246号公報
には、出入口を含む施設内の複数の位置にそれぞれ撮影
手段を設置し、取り込んだ画像から人物像を抽出して人
物個々の、時間の関数を持つ動線情報を収集する人物動
線情報の収集方法及び収集装置が開示されている。この
人物動線情報は、人物の属性情報と動線情報が関連付け
られており、属性別の来店パターンなどを自動的に収集
できる。さらに、特開平11−64505号公報には、
店内各所に発信器を設け、買い物籠に受信器を取り付
け、客の移動軌跡を動線情報として算出し、表示する動
線調査装置が開示されている。これにより、施設内の人
の移動軌跡を確実に把握でき、施設内のレイアウトの変
更を容易に行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】当初は適切な施設のレ
イアウトであったとしても、時間の経過とともに、組織
が変更されるなどするため施設の利用状況が変化し、次
第に不適切なレイアウトへと変化すると考えられる。そ
こで、現状のレイアウトの良し悪しの状態を把握して、
適切なタイミングで施設のレイアウトを変更することが
重要になる。しかし、ゾーニングに関する上記いくつか
の従来技術では、現状のレイアウトの状態を把握するた
めに人間を介する必要があり、手間がかかっていた。そ
のため、継続的にレイアウトの良し悪しを把握すること
が難しいため、レイアウト変更の適切なタイミングを掴
むことが難しいという問題があった。
【0010】また、特開平6-84740号公報に示さ
れている工場の製造ラインのレイアウトに関する上記従
来技術についても、レイアウトの検討段階で利用する技
術であるため、レイアウト実施後の改善については考慮
されていなかった。そのため、レイアウト実施後にレイ
アウトの状態を把握することができないため、適切なタ
イミングで施設のレイアウトを変更することができない
という問題があった。
【0011】また、特開平6−187348号公報に示
されている駐車料金の賦課に関する上記従来技術につい
ては、POS利用を前提としているため、オフィスビル
のようにPOS利用が非現実的な場合には適用できない
という問題があった。
【0012】さらに、特開2000−191246号公
報に示されているエレベータの自動呼出しに関する上記
従来技術は、エレベータ呼出しの原因として、ドアを開
閉するといった単独の事象しか考慮していない。そのた
め、ドアを開けると高い確率でエレベータに乗るといっ
た住民の行動パターンが限定できる集合住宅にしか適用
できないという問題があった。
【0013】さらに、施設の維持保全業務の実行に関す
る上記従来技術については、利用者が多い少ないといっ
た設備の利用状況を考慮せずに、定期的に維持保全業務
を実施するため次のような問題が発生していた。この問
題とは、例えば、維持保全が必要なのに実施されずに、
美観・安全上の問題を発生させたり、逆に維持保全が不
要なのに実施して無駄コスト要因となるものであった。
【0014】また、人物の動線情報の自動的収集を行
う、特開2000−191246号公報や特開平11−
64505号公報に記載の方法は、不特定多数の者を監
視対象としているため、移動体特有の属性を踏まえた詳
細な動線情報の収集は困難であり、その情報の利用形態
は施設内のレイアウト改善など限られた用途となる。
【0015】本発明の目的は、特定の者すなわち監視対
象の施設に関連の深い従業員や居住者のような特定の者
を監視対象とし、利用価値の高い移動コスト情報を提供
できる施設監視装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、施設に関係の深い特
定の者の動線情報収集を通して現状のレイアウトの良し
悪しの状態を監視し、適切なタイミングでレイアウトの
変更を利用者に促すことのできる移動コスト監視機能を
備えた施設監視装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、施設の利用状況に応
じて、施設の適切な維持保全業務を計画する施設保全視
装置を提供ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、監視対象となる施設内の移動物体を検
出して該移動物体の動線を計測する動線計測手段と、該
動線情報から管理のための管理情報を生成する管理情報
生成手段とを備えた施設管理装置において、前記管理情
報生成手段は、前記移動物体を特定する移動物体特定手
段と、前記動線情報から前記移動物体が移動に費やした
コストを算出する移動コスト算出手段とを備えており、
前記移動コスト算出手段は、前記移動コストとして、特
定された前記移動物体固有の時間単価と、前記移動に要
した時間とに基づいて前記移動コストを算出することを
特徴とする。
【0019】さらに、上記の目的を達成するために、本
発明では、監視対象中の移動物体を検出して、その動線
を計測する動線計測手段と、計測した動線データと施設
の場所・維持管理費用などの施設固有の情報である施設
データから利用者・利用時刻等の施設の利用に関係する
情報である施設利用状況データを算出する施設利用状況
算出手段と、算出した施設利用状況データ、施設デー
タ、および社員と部署の所属関係を表す組織データか
ら、賦課する金額と賦課先の部署の関係を示す賦課料金
データを算出する賦課料金算出手段と、会社の経理処理
を一括して担当する経理処理手段を備える。
【0020】さらに、上記の目的を達成するために、本
発明では、監視対象中の移動物体を検出して、その動線
を計測する動線計測手段と、計測した動線データが、エ
レベータを呼び出す条件を表す動線履歴パターンに適合
するかどうかを判定し、適合する場合には、エレベータ
を呼出す動線履歴照合手段と、実際にエレベータを制御
するエレベータ制御手段を備える。
【0021】さらに、上記の目的を達成するために、本
発明では、監視対象中の移動物体を検出して、その動線
を計測する動線計測手段と、動線データから、施設の空
間的な利用頻度を表すヒストグラムデータを算出するヒ
ストグラム算出手段と、算出したヒストグラムデータか
ら得られる利用頻度から、その頻度に応じた保全計画を
作成するヒストグラム評価手段と、実際に保全計画全体
をとりまとめる施設保全計画手段を備える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明におけ
る移動コスト監視装置を含む施設管理装置全体の機能構
成を示すものである。監視対象100は、本装置で監視
する実世界の領域であり、本領域中に存在する人間など
の移動物体が監視の対象となる。施設管理装置は、監視
対象となる施設内の移動物体100を検出してこの移動
物体の動線を計測する動線計測手段102と、この動線
情報から管理のための管理情報を生成する管理情報生成
手段とを備えている。そして、管理情報生成手段は、移
動物体を特定する移動物体特定手段、動線情報から移動
物体100が移動に費やしたコストを算出する移動コス
ト算出手段106、算出されたコストを所定の基準で評
価する移動コスト評価手段108、移動コスト評価毛塚
に基づいて表示や、警告、制御などを行う制御手段や、
施設配置最適化手段及び出力手段112等を備えてい
る。
【0023】移動物体特定手段は、後述するように、ビ
デオカメラで撮影され処理された移動物体100の映像
上の特徴を予め保持されたデータと照合したり、ICカ
ードのデータを利用したり、PHS端末を利用するなど
の方法で、移動物体100の人物を特定する。
【0024】動線計測手段102は、監視対象100中
の移動物体を検出して、その動線を計測し、結果を動線
データ104として蓄積する。移動コスト算出手段10
6は、蓄積された動線データ104から、移動物体が移
動に費やしたコスト、すなわち移動コストを算出する。
移動コストとしては、移動物体の総移動時間、総移動距
離などを考えることができる。移動コスト評価手段10
8は、移動コスト算出手段106が算出した移動コスト
と、あらかじめ本装置の利用者が設定した移動コスト許
容値110とを比較して、その移動コストが許容範囲内
であるかどうかを判定する。出力手段112は、ディス
プレイなどの表示装置であり、移動コスト評価手段10
8が現在の移動コストが許容範囲を超えたと判定した場
合に、本装置の利用者に対して注意を促すために、映
像、音声などを出力する。
【0025】なお、ここで、移動コスト評価手段108
の評価結果を出力手段112で出力するのではなく、移
動コスト算出手段106の算出した移動コストの値を出
力手段112で直接出力するようにしてもよい。
【0026】図2は、本発明における移動コスト監視装
置のハードウェア構成の一例を示すものである。本発明
の移動コスト監視装置は、一式の計算機システム200
上に実現される。計算機システム200は、中央演算装
置(CPU)201と、主記憶装置202と、外部記憶
装置203と、入力装置204と、出力装置205と、
動線計測装置206と、バス207から構成される。中
央演算装置201は、計算機システム200全体を制御
する装置である。ここでは、主記憶装置202に記憶さ
れた動線計測手段102、移動コスト算出手段106な
どの機能を実現するプログラムに従い、本発明の移動コ
スト監視装置の機能を提供する。主記憶装置202は、
RAM(Random Access Memory)な
どデータのアクセスが高速な記憶装置であり、中央演算
装置201用の制御プログラムやデータを一時的に格納
することができる。ここには、外部記憶装置203か
ら、動線計測手段102、移動コスト算出手段106な
どの機能を実現するプログラム類を読込み保存する。必
要に応じて、これらのプログラムの実行に必要な動線デ
ータ104等のデータ類も、外部記憶装置203から読
込み保存することも可能である。
【0027】外部記憶装置203は、磁気ディスクなど
主記憶装置202に比べてデータアクセスが低速である
が大容量の記憶容量を持つものであり、中央演算装置2
01用の制御プログラムやデータを半永続的に格納する
装置である。ここには、動線計測手段102、移動コス
ト算出手段106などの機能を実現するプログラム類
と、これらのプログラムの実行に必要な動線データ10
4等のデータ類を保存する。入力装置204は、キーボ
ード、マウスなど本装置の利用者の装置への操作を受け
付ける装置である。出力装置205は、CRT(陰極線
管)ディスプレイ、液晶ディスプレイなど監視結果を映
像で表示する装置、またはスピーカなど分析結果を警告
音のような音声で知らせる装置であり、出力手段112
を実現する。
【0028】動線計測装置206は、無線、ICカー
ド、ビデオカメラなど人の移動を計測する装置であり、
動線計測手段102を実現する。計測した動線データ1
04は、主記憶装置202、または外部記憶装置203
に格納する。そして、これらの装置は、データを高速に
やり取りするバス207で接続されている。なお、バス
207として、データ転送速度が速くはないイーサネッ
ト(登録商標)などのネットワークや他の接続手段を利
用しても構わない。
【0029】図3では、フローチャートを使って図1に
示した本発明による移動コスト監視装置の処理全体の流
れを説明する。処理全体は、大きく二つに分けられる。
一つは、動線データの収集処理、そして、もう一つは動
線データの評価処理である。これら二つの処理は、並列
的に、非同期で処理される。これらの二つの処理を順に
説明する。まずは、図3(a)に示した動線データの収
集処理である。これは、監視対象100中の移動物体の
動線を得るための処理である。まず、ステップ300で
は、ステップ302の処理を所定の頻度で繰り返す。所
定の頻度とは、例えば一秒間に一回といったものであ
る。ステップ302では、動線計測手段102を使っ
て、移動物体の位置を計測する。以上のステップ300
〜ステップ302の処理により、移動物体の動線を近似
的に表現する点群を得ることが可能になる。この結果は
動線データ104として格納する。
【0030】次は、図3(b)に示した動線データの評
価処理である。これは、計測によって得られた動線デー
タ104を評価するための処理である。ステップ350
では、本装置の利用者に移動コスト許容値110を設定
させる。ステップ352では、ステップ354からステ
ップ358の処理を所定の頻度で繰り返す。所定の頻度
とは、例えば一ヶ月に一回といったものである。ステッ
プ354では、所定の期間の動線データを用いて移動物
体が移動に費やした移動コストを算出する。ステップ3
56では、算出した移動コストが許容値内かどうか判定
する。具体的には、算出した移動コストが移動コスト許
容値110よりも大きくなった場合に、許容値を超えた
と判定する。ステップ358では、ステップ356で移
動コストが許容値を越えたと判定した場合には、出力手
段112を利用して、本装置の利用者に警告を発する。
【0031】次に、図4を使って、動線計測装置206
としてビデオカメラを利用した装置の一例を説明する。
まず、建物内に、ビデオカメラで撮影できない場所、す
なわち死角ができるだけ生じないように、複数のビデオ
カメラを設置する。そして、これら複数のビデオカメラ
を連携させて、映像中の移動する人間を画像処理によっ
て追跡し、動線を検出する。例えば、人間401が動線
402に沿って移動した場合、人間401を撮影するビ
デオカメラ410、ビデオカメラ411、ビデオカメラ
412、ビデオカメラ413を連携して、映像上で人間
401を追跡する。ここで、カメラで撮影した物体の映
像上の位置から、その物体の建物内での実際の位置が特
定できるようにしておけば、映像情報から動線402を
求めることが可能になる。
【0032】なお、一般に画像処理を利用する場合は、
ビデオカメラで撮影した不特定多数の人を対象として人
間や移動手段を特定することは難しい。しかし、本発明
のように、特定すべき人間や移動手段が監視対象の施設
などに関連の深い特定の者に限定されている場合は、例
えば、特開2000-200357号公報に記載されて
いるような人物画像から特徴ベクトルを生成し、対象リ
ストの各人物の属性情報や特徴ベクトルとを照合するよ
うな方法を利用して、特定することができる。すなわ
ち、特定すべき人間の映像上の特徴をデータベースにあ
らかじめ格納しておき、動線計測時に撮影した人間の映
像上の特徴と照合して、最も特徴が一致する人間を特定
する。
【0033】次に、図5を用いて、動線計測手段102
が計測する動線データ104の一例を説明する。動線計
測手段102は、ある時間間隔で移動物体の位置を連続
的に検出するので、人間が移動した場合には、その動線
上の連続した複数の点が測定される。例えば、人間40
1が動線402に沿って移動した場合には、動線上の点
列、すなわち点500、点501、点502、点50
3、点504が測定される。ここでは、これら複数の点
列で、動線を近似的に表現することにする。近似の精度
を上げるには、動線計測手段102の計測間隔を密にし
たり、スプライン補間などの一般的に用いられる自由曲
線の表現方法を採用すればよい。
【0034】次に、図6を用いて、動線データを計算機
で扱う場合のデータ構造の一例について述べる。テーブ
ル600は、動線計測手段102で計測した複数の動線
データ104を格納するテーブルである。このテーブル
の各行すなわちレコードに、計測した一つの動線データ
を格納する。レコード602は、動線402に対する動
線データを格納している例を示している。このレコード
には、計測した動線データを特定するためのユニークな
番号である動線ID、計測対象の人間を特定するユニー
クな番号である従業員ID、そして、動線上の点の集合
である点列の情報が含まれている。なお、必ずしも、こ
れらの情報のすべてを格納する必要はない。後の処理に
利用しない情報などは保持しなくても良い。逆に、これ
らの情報以外にも、点列を計測した時刻など、動線に付
随する情報を必要に応じて格納してもよい。
【0035】次に、図19を使って、動線計測装置20
6の別の一例を説明する。これは、コードレス電話機の
一実現形態であるPHS(Personal Hand
yphone System)を利用した方法である。
PHSとは、人間が携帯するPHS端末と建物内に配置
した複数の基地局で通信することで、音声通話を可能に
する装置である。ここで、PHS端末は、各々の基地局
が与える電界強度を知ることができる。通常、PHS端
末と基地局の距離が近いほど電界は強くなるので、PH
S端末に最も強い電界強度を与える基地局の近くに、P
HS端末が存在することができる。ここで、基地局は建
物内に固定されているので、その場所は事前に把握可能
であり、従って、PHS端末のおおよその位置も特定で
きる。
【0036】この仕組みを利用して、PHS端末の位置
を逐次検出することで、PHS所有者の動線を把握でき
る。なお、PHS端末ごとに固有の識別子を持っている
ため、PHS端末を特定することができる。従って、P
HS端末の所有者をあらかじめデータベース化しておけ
ば、PHS端末を所有する人間も特定することができ
る。
【0037】図19は、PHS端末1900を所有する
人間401が動線402に沿って移動した場合の動線
を、PHSを使って計測している例を示している。PH
S端末1900を持つ人間401が、設計A1920と
いう部屋にいる場合には、同じ部屋に設置されている基
地局1910から受ける電界が最も強くなると考えられ
るので、基地局1910の近くに人間401が存在する
と認識できる。同様に、人間401が、通路1922、
経理1924という部屋にいる場合には、それぞれ基地
局1912、基地局1914の近くに人間401が存在
することが分かる。従って、人間は、基地局1910の
近くから、基地局1912の近くに移動して、最終的に
基地局1914の近く行ったことが分かる。
【0038】ここで、基地局1910の近くといった表
現は人間にとって理解しにくいので、便宜上、基地局が
属する領域の名前をもって、その場所を表すことにす
る。つまり、基地局1910の近くに人間401が存在
すると認識した場合は、設計A1920という部屋に存
在すると表現する。このように表現することで、人間4
01は、設計A1920から、通路1922に移動し、
最終的に経理1924に移動したと表現できる。ここで
は、これを人間401とみなす。
【0039】なお、ここにあげた装置以外にも、ICカ
ードとICカードリーダを使った入退出管理システムで
も、同様に動線計測が可能である。これは、部屋の出入
り口にICカードリーダを設置しておき、人間がその部
屋を出入りするときに、各人に持たせておいたICカー
ドをICカードリーダで読み込ませることで、入退出を
管理するものである。誰が、いつ、どの出入り口を通っ
たのかを知ることができるので、PHSを使った動線計
測装置と206と同様に、動線を得ることができる。
【0040】次に、図20を用いて、図19の装置を使
って計測した動線データを計算機で扱う場合のデータ構
造の一例について述べる。テーブル2000は、動線計
測手段102で計測した複数の動線データ104を格納
するテーブルである。このテーブルの各行すなわちレコ
ードに、計測した一つの動線データを格納する。レコー
ド2002は、動線402に対する動線データを格納し
ている例を示している。このレコードには、計測した動
線データを特定するためのユニークな番号である動線I
D、計測対象の人間を特定するユニークな番号である従
業員ID、そして、動線上の点の集合である点列の情報
が含まれている。ここでは、従業員IDが335である
人間が、設計A、通路、経理の順に移動していることを
表している。なお、必ずしも、これらの情報のすべてを
格納する必要はない。後の処理に利用しない情報などは
保持しなくても良い。逆に、これらの情報以外にも、点
列を計測した時刻など、動線に付随する情報を必要に応
じて格納しても良い。
【0041】図7は、図3のステップ354に示した移
動コストの算出処理の一例を詳細に説明するフローチャ
ートである。この例では、移動コストとして、所定の期
間内に移動物体が移動した距離の総和を考えている。こ
の値が大きければ、価値を生み出さない移動という行為
に費やす時間が大きいので、無駄が多いと考えることが
できる。ステップ700では、今から算出する移動コス
トの値を格納する変数COSTを0にクリアする。ステ
ップ702では、所定の期間内に計測された全動線につ
いて、ステップ704からステップ706の処理を繰り
返す。ステップ704では、処理対象の動線について、
その長さ、つまり動線長Lを求める。ステップ706で
は、変数COSTに処理対象の動線長Lを加えた値を、
新たに変数COSTの値とする。以上の処理によって、
所定の期間内に移動物体が移動した距離の総和を変数C
OSTに得ることができる。
【0042】なお、ここでは、移動コストとして、移動
距離の総和を考えたが、他にも、移動時間の総和を考え
ても良い。さらには、移動物体によって単位時間当たり
のコスト、例えば時給が異なることを考慮に入れ、移動
物体の単位時間辺りのコストとその移動物体の移動時間
の総和を移動コストと考えてもよい。
【0043】さらには、移動手段によって単位時間また
は単位距離当たりのコストが違うことを考慮に入れ、動
線に重み付けをして移動コストを算出してもよい。
【0044】図11には、エレベータ1100とエスカ
レータ1102を利用して移動した動線1150を示し
ている。動線1150の場合、区間BCはエレベータ1
100を利用した移動、区間DEはエスカレータ110
2を利用した移動である。そして、これら以外の区間は
徒歩による移動である。それぞれの移動手段によって、
ランニングコストや保守費用が異なるため、移動に必要
なコストが異なると考えられる。そこで、動線1150
の移動コストを、移動手段を利用する場合のコストの距
離単価に着目して、(区間ABの長さ+区間CDの長さ
+区間EFの長さ)×徒歩の距離単価+区間BCの長さ
×エレベータの距離単価+区間DEの長さ×エスカレー
タの距離単価、と移動手段に応じて移動距離を重み付け
して算出することも可能である。また、動線1150の
移動コストを、移動手段を利用する場合のコストの時間
単価に着目して、(区間ABの移動時間+区間CDの移
動時間+区間EFの移動時間)×徒歩の時間単価+区間
BCの移動時間×エレベータの時間単価+区間DEの移
動時間×エスカレータの時間単価、と移動手段に応じて
移動時間を重み付けして算出することも可能である。
【0045】ここで、同じ移動手段を用いている場合で
も、場所に応じて重み付けし移動コストを算出してもよ
い。例えば、同じ徒歩による移動の場合でも、多くの人
が行き交う場所であるほど、歩きにくいと考えることが
できので、重みを大きくすればよい。同様に、移動物体
の時給、年齢、役職、職種といった移動物体固有の情報
で重み付けして移動コストを算出してもよい。また、曲
がった動線は直進するよりも歩きにくいと考えて、動線
の曲がり具合を示す曲率で重み付けして移動コストを算
出してもよい。
【0046】図8は、図7のステップ704に示した動
線長の算出処理の一例を詳細に説明するフローチャート
である。この例では、動線データを構成する線分の長さ
の総和を求めることで近似的に動線長としている。ステ
ップ800では、今から算出する動線長の値を格納する
変数Lを0にクリアする。ステップ802では、動線デ
ータを構成する線分の数だけ、ステップ804からステ
ップ806の処理を繰り返す。ここで、動線データを構
成する点列の数をnとすると、線分の数はn−1とな
る。ステップ804では、処理対象の線分について、そ
の長さSを求める。ステップ806では、変数Lに処理
対象の線分長Sを加えた値を、新たに変数Lの値とす
る。以上の処理によって、動線長を変数Lに得ることが
できる。
【0047】次に、図9を使って、出力手段112の表
示例を説明する。この図は、移動コストが許容値を超え
た場合に出力する画面の例を示している。画面には、警
告を表す文字列と、算出された移動コストと、移動コス
トの許容値を表示している。本装置の利用者は、この警
告を見ることで、現状の移動コストが予期しない状態に
あることを知ることができ、レイアウトを変更するなど
対策を取ることができる。なお、この例では文字だけを
使って表示したが、他に図形等を使ってビジュアルに表
示しても良い。また、音、風、においなど他の表示方法
を使っても構わない。
【0048】このような構成をとることで、移動物体が
移動に費やしたコストを定量的に算出することができ、
また、そのコストが許容範囲を超えた場合には本装置の
利用者に警告を発することもできる。したがって、本装
置の利用者は、適切なタイミングで施設のレイアウトを
変更することが可能になる。
【0049】上記の実施形態では、移動コストが許容範
囲を超えた場合に、警告を発するだけであったが、レイ
アウトの変更案を本装置の利用者に提示してもよい。こ
の場合、図1に示した機能構成に対して、図10に示す
ように施設配置最適化手段1000を新たに設ける。施
設配置最適化手段1000は、移動コスト評価手段10
8が現在の移動コストが許容範囲を超えたと判定した場
合に、移動コストが最小となるようにレイアウトを最適
化した案を作成し、結果を出力手段112に出力する。
レイアウトを最適化するためには、例えば、レイアウト
の全ての組み合わせについて移動コストをシミュレーシ
ョンにより予測して、移動コストが最小になるレイアウ
トを求めればよい。移動コストをシミュレーションする
に当たっては、実測した動線データから施設間の関連度
を算出し、あるレイアウトに対して、関連度に応じた確
率で施設間に動線を模擬的に発生させ移動コストを算出
すればよい。
【0050】次に、図25を使って、施設間の関係の深
さを表す施設間の関連度の例を説明する。これは、計測
した動線情報から施設から施設への移動頻度を求め、所
定の時間で割り時間当たりの移動頻度を算出することで
得られる。所定の時間を1分とすると、要素2500か
らは、総務から経理への動線は、1分間に0.1回の割
合で発生すると考えることができる。この値が大きいほ
ど、両施設間に多くの動線が発生することを表し、両施
設間の関係が深いことを意味する。
【0051】このような構成をとることで、移動コスト
が許容範囲を超えレイアウトを見直すべきタイミング
で、レイアウトの修正案が示されるので、本装置の利用
者は、即座にレイアウト変更の計画を立てることが可能
になる。
【0052】次に、本発明の別の実施の形態について、
図12を用いて説明する。これは、動線情報から算出し
た施設の利用状況を基にして、施設の利用料金を賦課す
る装置である。オフィスビルを想定した場合、エレベー
タ、会議室、トイレなど共有施設が多数存在する。これ
らの共有施設を維持するには、保守料金、清掃費、光熱
費などの維持管理費用が必要になる。この費用を、でき
るだけ不公平感を少なくするために、施設の利用状況に
応じて、賦課する仕組みを本発明は提供する。例えば、
社員がエレベータ等の共有施設を利用するたびに、その
社員が所属する部署に対して、施設の維持管理を目的と
した利用料金を賦課する。以下、図12を使って機能構
成を説明する。計測対象100、動線計測手段102、
動線データ104は、図1で説明したものと同じである
ので、説明は省略する。施設利用状況算出手段1200
は、動線データ104と施設データ1202から、施設
利用状況データ1204を算出する。施設データ120
2とは、維持管理に費用がかかる施設について、その場
所、維持管理費用などの施設固有の情報を表すものであ
る。また、施設利用状況データ1204とは、利用者、
利用時刻等の施設の利用に関係する情報である。
【0053】ここで、ある施設に人間がある時間以上、
近づいた状態を保持し続けた場合に、その施設を利用し
たと考えることにすれば、この情報と動線データ104
とを照らし合わせることで、施設の利用状況が算出可能
になる。賦課料金算出手段1206は、算出した施設利
用状況データ1204、施設データ1202、および社
員と部署の所属関係を表す組織データ1208から、賦
課する金額と賦課先の部署の関係を示す賦課料金データ
1210を算出する。経理処理手段1212は会社の経
理処理を一括して担当する手段であり、賦課料金データ
1210を基にして、施設の利用者の所属する部署に対
して、施設使用料金を賦課する手続きをとり、その結果
を経理データ1214に格納する。なお、ここでは、施
設の利用者の所属する部署に対して利用金を賦課する形
態を説明したが、直接、利用者に対して賦課しても構わ
ない。
【0054】図21では、施設利用状況データ1204
を計算機で扱う場合のデータ構造の一例について述べ
る。テーブル2100は、施設利用状況算出手段120
0で算出した複数の施設利用状況データ1204を格納
するテーブルである。このテーブルの各行すなわちレコ
ードに、算出した一つの施設利用状況データ1204を
格納する。例えば、レコード2102には、施設の利用
者を表す従業員ID、利用した施設、そして、利用の開
始・終了時刻の情報が含まれている。なお、必ずしも、
これらの情報のすべてを格納する必要はない。逆に、こ
れらの情報以外にも、施設の利用状況に付随する情報を
必要に応じて格納しても良い。
【0055】図22は、賦課料金算出手段1206の処
理の流れを説明するフローチャートである。ステップ2
200からステップ2202の処理は、施設ごとの利用
頻度を算出する処理であり、後で賦課料金を算出するた
めに利用する。ステップ2200は、所定の期間内の全
ての施設利用状況データについて、ステップ2202の
処理を繰り返すことを示す。ステップ2202では、処
理対象の施設利用状況データを基にして、施設ごとの利
用頻度をカウントする。続いて、ステップ2204から
ステップ2210の処理は、実際に、施設の利用料金、
およびそれを賦課する部署を決めるための処理である。
ステップ2204は、所定の期間内の全ての施設利用状
況データについて、ステップ2206からステップ22
10の処理を繰り返すことを示す。
【0056】ステップ2206では、処理対象の施設利
用状況データについて、施設の利用料金を算出する。施
設の利用料金としては、所定の期間において施設を維持
するために必要な費用を、施設の利用頻度で割ったもの
などが利用できる。例えば、1ヶ月あたり100万円の
維持管理費用が必要な施設において、ある1ヶ月の間に
10000回の利用があったとするならば、1回あたり
の利用料金は100円と考えることができる。ステップ
2208では、ステップ2206で算出した利用料金を
賦課すべき部署を決定する。このためには、組織データ
1208から、施設の利用者の所属する部署を検索すれ
ばよい。ステップ2210では、算出した利用料金、お
よび賦課先の部署の情報を賦課料金データ1210に格
納する。
【0057】このような構成を取ることで、施設利用に
対する費用を、利用者の所属する部署に対して賦課する
ことが可能になるので、POSが設置していない建物で
も適用可能となる。
【0058】本発明は、図12で説明したオフィスビル
以外にも、複数の小売点が入居する店舗ビルについても
応用可能である。これの実現形態の一例を図13に示
す。オフィスビルの場合は、施設の利用料金を、施設の
利用者の属する部署に賦課していたが、店舗ビルの場合
は、客が買い物のために立ち寄った店に対して賦課する
のが合理的と考えられる。この場合、複数の店舗に立ち
寄ることが多いと考えられるので、賦課先が複数とな
る。
【0059】以下、図13を使って機能構成を説明す
る。店舗利用状況算出手段1300、店舗データ130
2、店舗利用状況1304以外は、図12で説明したも
のと同じであるので、説明は省略する。店舗利用状況算
出手段1300は、動線データ104と店舗データ13
02から、店舗利用状況データ1304を算出する。店
舗データ1302とは、店舗の場所などの店舗固有の情
報を表すものである。また、店舗利用状況データ130
4とは、店舗への客、店舗の利用時刻等の店舗の利用に
関係する情報である。ここで、ある店舗内に人間がある
時間以上留まっていた場合に、その店舗を利用したと考
えることにすれば、この情報と動線データ104とを照
らし合わせることで、店舗の利用状況が算出可能にな
る。賦課料金算出手段1206は、算出した店舗利用状
況データ1304と施設利用状況データ1204、およ
び店舗データ1302と施設データ1202から、賦課
する金額と賦課先の店舗の関係を示す賦課料金データ1
210を算出する。なお、ここでは、客の利用したの店
舗に対して利用金を賦課する形態を説明したが、直接、
利用者に対して賦課しても構わない。
【0060】このような構成を取ることで、施設利用に
対する費用を、利用者が立ち寄った店舗に賦課すること
ができるので、施設の利用料金の賦課先が複数存在する
場合にも、料金の賦課が可能になる。
【0061】なお、図12と図13では異なる利用料金
の賦課形態を説明したが、この両者を混合した形態も考
えられる。例えば、店舗ビルを想定した場合、客に対す
る料金賦課は、図13で示した賦課形態を適用し、店舗
の従業員に対する料金賦課は、図12で示した賦課形態
を適用するのである。このような構成を取ることで、よ
り実態に即した、施設の利用料金の賦課が可能になる。
【0062】次に、本発明の別の実施の形態について、
図14を用いて説明する。これは、動線の履歴情報に基
づいて、エレベータ、自動ドア、空調などの建物の設備
を制御する装置である。あるオフィスビルでは、営業の
人は、外出する前に、ロッカーに立ち寄る可能性が高い
傾向が観察されことがあるかもしれない。
【0063】この場合、図15に示すように、営業A1
500からロッカーE1502に移動する動線1520
の後に、ロッカーE1502から通路G1504に移動
する動線1522が測定された場合には、次にエレベー
タ1506を利用する確率が高いと考えて、エレベータ
1506を自動的に呼び出すものである。
【0064】以下、図14を使って機能構成を説明す
る。これは、特定の動線履歴を計測した場合に、エレベ
ータ自動的に呼び出す場合の例である。前出の動線計測
手段102は、監視対象1400中の移動物体を検出し
て、その動線を計測し、結果を動線データ104として
蓄積する。動線履歴パターン1402は、エレベータを
呼び出す条件を示すものである。これは、人間が人手で
設定しても良いし、過去の動線データ104から傾向を
分析することで、計算機を用いて自動生成してもよい。
動線履歴照合手段1404は、計測した動線データ10
4が、動線履歴パターン1402に適合するかどうかを
判定する。適合すると判定した場合にはエレベータ制御
手段1406を使って、エレベータ1408を呼び出す
制御信号を発する。
【0065】次に、動線履歴照合手段1404による動
作履歴の照合の手順を図16を使って説明する。テーブ
ル1600は、動線計測手段102で計測した複数の動
線データ104を格納するテーブルであり、図20で説
明したものと同じ形式である。ここで、動作履歴パター
ン1610は、場所A1612、場所G1614、場所
E1616、場所G1618の順に移動した動線を検索
対象とすることを表している。テーブル1600中で、
動作履歴パターン1602に適合する動線データは、動
線レコード1604である。従って、この動線データ
が、動線履歴照合手段1404の照合結果となる。
【0066】なお、ここでは、動線履歴パターン161
0の各要素と、動線データの点列を一対一で照合してい
たが、曖昧性をもたせるために計算機を利用した文字列
検索に一般的に利用される正規表現による照合を用いて
もよい。例えば、人間がAGEGと移動した場合でも、
移動速度によって測定される動線は、AAGEG、AG
GEGといった具合に、同じ場所に複数回留まった形に
なることがある。ところが、ここで重要なのは、AGE
Gという順序関係だけであり、同じ場所に留まっている
回数は考慮する必要がない。この場合、動線履歴パター
ン1610を正規表現で“A+B+E+G+”と表現し
て、テーブル1600を検索すれば良い。ここで“+”
は直前の文字を一回以上繰り返すことを表す。つまり、
このパターンは、Aを一回以上繰り返し、Bを一回以上
繰り返し、Cを一回以上繰り返し、Dを一回以上繰り返
した動線に適合する。
【0067】この例では、エレベータの呼び出しを自動
化していたが、他にも、エレベータの運転モードを変更
することも考えられる。例えば、診療所からエレベータ
に移動してきた人に対しては、病気などで通常の動作が
できないと考えて、エレベータのドアが開いている時間
が長くなる車椅子モードにすることも可能である。ま
た、動線算出した移動速度が遅い場合にも、通常の動作
ができないと考えて、車椅子モードにすることも可能で
ある。
【0068】このような構成を取ることで、人間の動線
情報を基にしてエレベータの呼出し条件を自由に設定す
ることが可能になり、人間の行動パターンが限定される
集合住宅以外にも適用可能になる。
【0069】次に、本発明の別の実施の形態について、
図17を用いて説明する。これは、動線に基づいて、部
屋や通路など空間的に広がりをもつ施設において特に利
用頻度が高い場所を特定して、その部分を重点的に維持
管理するための装置である。例えば、オフィスビルの通
路を考えてみると、多くの人が通る場所は、そうでない
場所に比べて、多くの汚れが発生すると考えられる。従
って、その場所を特定して、優先的に清掃することで、
少ない清掃費用で、効率的に清掃業務を遂行可能にな
る。以下、図17を使って機能構成を説明する。計測対
象100、動線計測手段102、動線データ104は、
図1で説明したものと同じであるので、説明は省略す
る。ヒストグラム算出手段1700は、動線データ10
4から、施設の空間的な利用頻度を表すヒストグラムデ
ータ1702を算出する。ヒストグラム評価手段170
4は、算出したヒストグラムデータ1702から得られ
る利用頻度から、その頻度に応じた保全計画を作成し
て、実際に保全計画全体をとりまとめる施設保全計画手
段1706に出力する。作成する保全計画の具体例とし
ては、例えば、利用頻度が所定の値より大きい場所に対
して、清掃依頼を出すといったことが考えられる。ま
た、利用頻度が所定の値より小さい場所については、人
がほとんど利用していないことを表しているので、施設
の有効利用という観点から、その施設を廃止したり、レ
イアウトの変更を行うといったことも可能である。
【0070】次に、図18を使って、ヒストグラム算出
手段1700の処理概要の一例を説明する。まず、廊下
など空間的に広がりをもつ施設を複数の小領域に空間を
分割し、それぞれの小領域に、その領域を通過する動線
の数を保持する頻度値を持たせる。例えば、動線180
0が発生した場合は、その動線が通過する小領域181
0から小領域1816の頻度値を1ずつ増加させる。こ
の処理を所定の期間に発生した全ての動線に対して施す
ことで、小領域を通過した動線の回数を求めることが可
能になる。
【0071】なお、動線が小領域を通過する頻度を算出
するだけでなく、小領域間の移動に関する情報を算出し
てもよい。移動に関する情報とは、例えば、ある小領域
から隣接する小領域への移動確率であるとか、隣接する
小領域間の人間の出入りの差などである。このような情
報を人間に提示することで、動線の流れを把握すること
が容易になる。
【0072】このことを、図24を使って説明する。小
領域2400と小領域2402の間には、これら両者間
の移動に関する情報を保持する移動頻度保持領域240
4と移動頻度保持領域2406が設けられている。移動
頻度保持領域2404は、小領域2400から小領域2
402への移動頻度を保持する。逆に、移動頻度保持領
域2406は、小領域2402から小領域2400への
移動頻度を保持する。例えば、動線2408が発生した
場合には、小領域2400から小領域2402への移動
が発生したと考えて、動頻度保持領域2404の値を1
増加させる。動線2410が発生した場合には、小領域
2402から小領域2400への移動が発生したと考え
て、動頻度保持領域2406の値を1増加させる。ここ
では、小領域2400と小領域2402との関係につい
て述べたが、他の領域間についても同様に移動頻度保持
領域を設ける。
【0073】ある期間に発生した動線について、このよ
うな移動頻度の算出処理を施すことで、ある領域からあ
る領域への移動確率が分かる。例えば、小領域2400
から小領域2402への移動確率は、「小領域2400
から小領域2402への移動頻度/小領域2400から
隣接する小領域への全移動頻度」で計算できる。ここ
で、小領域2400から小領域2402への移動頻度
は、動頻度保持領域2404が保持する値である。ま
た、小領域2400から隣接する小領域への全移動頻度
は、動頻度保持領域2404、動頻度保持領域241
2、動頻度保持領域2414、および動頻度保持領域2
416の保持する値の総和である。また、ある領域から
ある領域への人間の出入りの差も知ることができる。例
えば、動頻度保持領域2404の保持する値から動頻度
保持領域2406の保持する値を減じた値は、両小領域
間の人間の出入りの差を表す。この値が、正のときは、
小領域2400から小領域2402に出ていった人が多
いことを示す。この値が、負のときは、小領域2402
から小領域2400に入ってきた人が多いことを示す。
この値が、0のときは、出入りの差がないことを示す。
【0074】次に、図23を使って、ヒストグラム評価
手段1704の処理概要の一例を説明する。ヒストグラ
ムデータ2300は、ある施設を通過する動線の数、す
なわち通過頻度を保持するテーブルであり、それぞれの
小領域中の数字は、通過頻度を表している。ここで、ヒ
ストグラム評価手段1704は、小領域の頻度値が、あ
らかじめ設定した頻度の許容値以上になった場合に、清
掃が必要と判断すると考える。ここで、この許容値を7
00とするならば、小領域の集合2302が清掃の対象
となる。ヒストグラム評価手段1704は、この領域
を、清掃の対象として、保全計画手段1706に伝え
る。清掃が終了したら頻度値を0にクリアして、次回以
降の清掃に備える。また、ヒストグラムデータ2300
の値を利用者に直接提示して、判断を利用者に委ねても
良い。この場合、ヒストグラムデータ2300を把握し
やすくするために、科学技術計算結果の可視化で用いら
れる可視化技術を利用すればよい。例えば、ヒストグラ
ムデータ2300の中の小領域の通過頻度のようなスカ
ラ量を可視化する場合は、同じ通過頻度の小領域を線で
結ぶ等高線図などで表示すればよい。ヒストグラムデー
タ2300の中の小領域間の移動頻度のようなベクトル
量を可視化する場合は、ベクトルを矢印で表示するベク
トル図などで表示すればよい。この時、移動頻度の大き
さに応じて、ベクトルの長さ、太さ、色、輝度値などを
変更してもよい。
【0075】このような構成を取ることで、多くの人間
に利用されている場所を特定して、その場所を重点的に
維持管理できるようになるので、効率的な維持管理が可
能になる。
【0076】次に、図1の移動コスト監視装置を利用し
た事業の一形態について説明する。ここでは、複数の店
舗の動線の状況を監視センタで一括監視して、移動コス
トが大きい場合には、監視センタから店舗側に、改善措
置を促すような監視サービス事業を想定している。図2
6は、店舗A(2600)、店舗B(2602)で発生する
移動コストを、監視センタ2604で遠隔監視する場合
の事業形態を示している。店舗A(2600)、店舗B
(2602)と監視センタ2604の間は、インターネッ
ト2606で接続されており、相互にデータを交換する
ことが可能である。
【0077】次に、図27に、本発明の移動コスト監視
装置を、この事業形態に適用するための、具体的な機能
構成を示す。機能的には、図1に示したものと同じであ
るが、これらの機能を、各店舗2600、2602や監
視センタ2604への分散的に割り当てる点が異なる。
領域2700は、監視対象となる店舗に割り当てるべき
機能を示している。これからは、動線計測手段102と
出力手段112を、店舗に割り当てることがわかる。一
方、領域2702は、監視対象である各店舗を監視する
監視センタ2606に割り当てるべき機能を示してい
る。これから、移動コスト算出手段106、移動コスト
評価手段108、動線データ104、移動コスト許容値
110を、監視センタ2606に割り当てることがわか
る。
【0078】このような事業形態をとる場合の処理の流
れは、図3のフローチャートで示したもの同じであり、
動線データの収集処理と動線データの評価処理の二つの
処理に分けられる。図3(a)は、動線データの収集処
理を表すフローチャートである。これは、監視対象であ
る各店舗中の移動物体の動線を得るための処理である。
まず、ステップ300では、ステップ302の処理を所
定の頻度で繰り返す。ステップ302では、各店舗に設
置した動線計測手段102で、店舗中の移動物体の位置
を計測する。以上のステップ300〜ステップ302の
処理により、移動物体の動線を得ることができる。監視
センタ2604では、この計測結果を、インターネット
2606経由で取得し、動線データ104として蓄積す
る。
【0079】次に、図3(b)は、動線データの評価処
理を表すフローチャートである。これは、計測によって
得られた動線データ104を評価するための処理であ
る。ステップ350では、監視センタ2604の監視員
に移動コスト許容値110を設定させる。ステップ35
2では、ステップ354からステップ358の処理を所
定の頻度で繰り返す。ステップ354では、監視センタ
2604に設置した移動コスト算出手段106を使っ
て、所定の期間の動線データを用いて移動物体が移動に
費やした移動コストを算出する。ステップ356では、
監視センタ2604に設置した移動コスト評価手段10
8を使って、算出した移動コストが許容値内かどうか判
定する。ステップ358では、ステップ356で移動コ
ストが許容値を越えたと判定した場合には、各店舗に設
置した出力手段112を利用して、監視対象である店舗
の管理者に警告を発する。
【0080】このような事業形態をとることで、監視に
必要なデータをインターネット経由でやり取りすること
で、監視対象と監視センタを分離することができるよう
になり、遠隔監視が実現できる。また、インターネット
を介して、監視センタが複数の監視対象とデータをやり
取りできるので、一つの監視センタで複数の監視対象を
監視することが可能となり、効率的な監視事業が実現で
きる。
【0081】
【発明の効果】本発明は、特定の者すなわち監視対象の
施設に関連の深い従業員や居住者のような特定の者を監
視対象とすることにより、レイアウトの良し悪しの状態
を、人間の総動線長、すなわち移動コストで定量的に把
握することが可能であり、移動コストが許容値を超えた
場合には本装置の利用者に警告を出すことができる。し
たがって、本装置の利用者は、適切なタイミングで施設
のレイアウトを変更することが可能になる。
【0082】また、人間の動線情報を基にして、施設利
用に対する費用を、利用者の所属する部署に対して賦課
することが可能になるので、POSが設置していない建
物でも適用可能となる。
【0083】さらに、人間の動線情報を基にしてエレベ
ータの呼出し条件を自由に設定することが可能になり、
人間の行動パターンが限定される集合住宅以外にも適用
可能になる効果がある。
【0084】さらに、人間の動線情報を基にして、多く
の人間に利用されている場所を特定して、その場所を重
点的に維持管理できるようになるので、効率的な維持管
理が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例になる移動コスト監視装置
を含む施設管理装置の機能構成を表すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の移動コスト監視装置のハードウェア
構成を表すブロック図である。
【図3】 本発明の移動コスト監視装置全体の処理の流
れを表すフローチャートである。
【図4】 ビデオカメラを利用した動線計測装置の一例
を説明する図である。
【図5】 ビデオカメラによって得られた動線データの
一例を説明する図である。
【図6】 ビデオカメラによって得られた動線データの
データ構造の一例を表す図である。
【図7】 移動コストの算出処理の流れを表すフローチ
ャートである。
【図8】 動線長の算出処理の流れを表すフローチャー
トである。
【図9】 出力画面の例を説明する図である。
【図10】 施設配置最適化を備える場合の移動コスト
監視装置の機能構成を表すブロック図である。
【図11】 移動に応じたコストの算出の例を表す図で
ある。
【図12】 オフィスビル向け施設利用料金賦課装置の
機能構成を表すブロック図である。
【図13】 店舗ビル向け施設利用料金賦課装置の機能
構成を表すブロック図である。
【図14】 動線履歴に基づいたエレベータの自動呼出
し装置の機能構成を表すブロック図である。
【図15】 動線履歴に基づく設備制御の一例を表す図
である。
【図16】 動線履歴照合の一例を表す図である。
【図17】 施設保全支援装置の機能構成を表すブロッ
ク図である。
【図18】 動線ヒストグラムの一例を表す図である。
【図19】 PHSを利用した人流計測装置の一例を表
す図である。
【図20】 PHSによって得られた動線データのデー
タ構造例の一例を表す図である。
【図21】 施設利用状況データの一例を表す図であ
る。
【図22】 賦課料金の算出処理の流れを表すフローチ
ャートである。
【図23】 動線ヒストグラムの評価の一例を表す図で
ある。
【図24】 小領域間の移動頻度の一例を説明する図で
ある。
【図25】 施設間の関連度の一例を説明する図であ
る。
【図26】 本発明の他の実施例として、店舗A、店舗
Bで発生する移動コストを、監視センタで遠隔監視する
場合の事業形態を示す図である。
【図27】 本発明の移動コスト監視装置を図26の事
業形態に適用するための、具体的な機能構成例を示す図
である。
【符号の説明】
100:監視対象 102:動線計測手段 104:動線データ 106:移動コスト算出手段 108:移動コスト評価手段 110:移動コスト許容値 112:出力手段 200:計算機システム 201:中央演算装置(CPU) 202:主記憶装置 203:外部記憶装置 206:動線計測装置 401:人間 402:動線 410〜413:ビデオカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 芳明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 一哉 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3F002 CA09 FA01 FA08 GA06 3F303 CB22 CB31 5L096 BA02 CA02 DA03 HA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象となる施設内の移動物体を検出し
    て該移動物体の動線を計測する動線計測手段と、該動線
    情報から管理のための管理情報を生成する管理情報生成
    手段とを備えた施設管理装置において、 前記管理情報生成手段は、前記移動物体を特定する移動
    物体特定手段と、前記動線情報から前記移動物体が移動
    に費やしたコストを算出する移動コスト算出手段とを備
    えており、 前記移動コスト算出手段は、前記移動コストとして、特
    定された前記移動物体固有の時間単価と、前記移動に要
    した時間とに基づいて前記移動コストを算出することを
    特徴とする施設管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の施設管理装置において、前
    記移動コスト算出手段は、前記移動コストとして、特定
    された前記移動物体を移動させる移動手段固有の時間単
    価と、前記移動に要した時間とを乗じた値の総和を算出
    することを特徴とする施設管理装置。
  3. 【請求項3】監視対象となる施設内の移動物体を検出し
    て該移動物体の動線を計測する動線計測手段と、該動線
    情報から管理のための管理情報を生成する管理情報生成
    手段とを備えた施設管理装置において、 前記管理情報生成手段は、前記移動物体を移動させる移
    動手段を特定する移動手段特定手段と、前記動線情報か
    ら前記移動物体が移動に費やしたコストを算出する移動
    コスト算出手段とを備えており、 前記移動コスト算出手段は、前記移動コストとして、特
    定された前記移動手段固有の距離単価と、移動した距離
    とを乗じた値の総和を算出することを特徴とする施設管
    理装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の施設管理装置であって、前記管理情報生成手段は、前
    記移動コスト算出手段が算出したコストが許容範囲内で
    あるかどうか判定する移動コスト評価手段を備えること
    を特徴とする施設管理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の施設管理装置であって、前
    記管理情報生成手段は、前記移動コストが最小となるよ
    うに前記施設のレイアウトを最適化する施設配置最適化
    手段を備えることを特徴とする施設管理装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の施設
    管理装置であって、前記監視対象となる施設に設置され
    た前記動線計測手段と、監視センタに設置された前記管
    理情報生成手段とが、通信ネットワークを介して接続さ
    れていることを特徴とする施設管理装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれかに記載の施設
    管理装置を利用し、監視対象としての店舗と通信ネット
    ワークを介して接続された監視センタの管理情報生成手
    段により、前記移動物体としての店員の動線の状況を一
    括監視し、各移動コストの評価結果を前記店舗に提供す
    ることを特徴とする視サービスシステム。
  8. 【請求項8】監視対象となる施設内の移動物体を検出し
    て、その動線を計測する動線計測手段と、 計測した前記動線データと施設の場所、維持管理費用な
    どの施設固有の情報である施設データから利用者を特定
    し、利用時刻等の施設の利用に関係する情報である施設
    利用状況データを算出する施設利用状況算出手段と、 算出した前記施設利用状況データ、前記施設データ、お
    よび施設内の前記利用者と部署の所属関係を表す組織デ
    ータから、賦課する金額と賦課先の部署の関係を示す賦
    課料金データを算出する賦課料金算出手段と、 前記賦課料金データに基づき経理処理を一括して担当す
    る経理処理手段を備えることを特徴とする施設利用料金
    賦課装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の施設利用料金賦課装置であ
    って、 前記動線データと店舗の場所など店舗固有の情報を表す
    店舗データから、店舗への客、店舗の利用時刻等の店舗
    の利用に関係する情報である店舗利用状況データを算出
    する店舗利用状況算出手段と、 算出した前記店舗利用状況データと前記施設利用状況デ
    ータ、および前記店舗データと前記施設データから、賦
    課する金額と賦課先の店舗の関係を示す賦課料金データ
    を算出する賦課料金算出手段を備えることを特徴とする
    施設利用料金賦課装置。
  10. 【請求項10】エレベータを有する施設内の移動物体を
    検出して該移動物体の動線を計測する動線計測手段と、
    該動線情報から前記エレベータの管理のための管理情報
    を生成する管理情報生成手段とを備えた施設管理装置で
    あって、 前記管理情報生成手段は、前記動線情報とともに前記移
    動物体を特定する移動物体特定手段と、 計測した前記動線情報が、前記エレベータを呼び出す条
    件を表す動線履歴パターンに適合するかどうかを判定
    し、適合する場合には、前記エレベータを呼び出す制御
    信号を発する動線履歴照合手段と、 前記制御信号に基づいて前記エレベータを制御するエレ
    ベータ制御手段とを備えることを特徴とするエレベータ
    呼出し装置。
  11. 【請求項11】エレベータを有する施設内の移動物体を
    検出して該移動物体の動線を計測する動線計測手段と、
    該動線情報から前記エレベータの管理のための管理情報
    を生成する管理情報生成手段とを備えた施設管理装置で
    あって、 前記管理情報生成手段は、前記動線情報とともに前記移
    動物体を特定する移動物体特定手段と、 計測した前記動線情報が、前記エレベータの制御モード
    を変更する条件を表す動線履歴パターンに適合するかど
    うかを判定し、適合する場合には、前記エレベータの制
    御モードを変更する制御信号を発する動線履歴照合手段
    と、 前記制御信号に基づいて前記エレベータを制御するエレ
    ベータ制御手段とを備えることを特徴とするエレベータ
    呼出し装置。
  12. 【請求項12】監視対象中の移動物体を検出して、その
    動線を計測する動線計測手段と、 前記動線データから、施設を小領域に分割して、前記小
    領域毎に利用頻度を表すヒストグラムデータを算出する
    ヒストグラム算出手段と、 算出したヒストグラムデータから得られる利用頻度か
    ら、その頻度に応じた保全計画を作成するヒストグラム
    評価手段と、 前記保全計画に基づいて保全計画全体をとりまとめる施
    設保全計画手段を備えることを特徴とする施設保全支援
    装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の施設保全支援装置であ
    って、実際に保全計画全体をとりまとめる施設保全計画
    手段を備えることを特徴とする施設保全支援装置。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13記載の施設
    保全支援装置であって、前記ヒストグラム算出手段は、
    前記小領域間の移動頻度を算出することを特徴とする施
    設保全支援装置。
  15. 【請求項15】請求項1から請求項14までのいずれか
    をコンピュータ上で実現するプログラムを記憶した記憶
    媒体。
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