JP6318506B2 - 動線管理装置、動線管理システム、及び動線管理プログラム - Google Patents

動線管理装置、動線管理システム、及び動線管理プログラム Download PDF

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Description

本願は、動線管理装置、動線管理システム、及び動線管理プログラムに関する。
従来から、所定の設置位置から発信される固有情報を端末が受信し、端末が受信した固有情報に基づいて、端末の位置を推定するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述したような従来手法は、単に端末が受信した固有情報に基づいて端末の位置を推定するだけである。そのため、例えば端末から得られる情報を利用して、オフィス内で共有される機器までのユーザの動線を把握するような手法は存在していない。
開示の技術は、機器を利用するユーザに対する適切な動線を判断することを目的とする。
開示の一態様によれば、所定位置に設置された機器の利用情報を取得する利用情報取得手段と、前記機器を利用するユーザが所持する無線端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記利用情報取得手段により得られた利用情報と、前記位置情報取得手段により得られた位置情報とに基づき、前記ユーザによる前記機器の利用時の動線を判断する動線判断手段とを有し、前記動線判断手段は、前記機器の操作内容の動線開始日時を推定する。
機器を利用するユーザに対する適切な動線を判断することが可能となる。
第1実施形態に係る位置管理システムの概略構成の一例を示す図である。 位置管理システムを構成するネットワークの一例を示す図である。 動線管理システムの概略構成を示す図である。 配信装置の機能ブロックの一例を示す図である。 動線管理サーバの機能ブロックの一例を示す図である。 配信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 動線管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 動線判断処理シーケンスの一例を示す図である。 動線判断処理の流れを示すフローチャートである。 配信装置から動線管理サーバへ送信される情報の一例を示す図である。 動線管理サーバが取得する情報の一例を示す図である。 動線管理サーバにより作成される動線情報の一例を示す図である。 画面上で表示される動線情報の一例を示す図である。 第2実施形態に係る位置管理システムの概略構成の一例を示す図である。 無線端末の機能ブロックの一例を示す図である。 無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 複数の配信装置と無線端末との通信状況を示す図である。
以下、開示の技術に係る実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態では、例えば屋内の所定エリアにおける物体や人物の位置情報を無線端末と配信装置の通信によって管理する位置管理システムを用いた動線管理システムの一例について説明する。
<第1実施形態>
<位置管理システム:概略構成>
図1は、第1実施形態に係る位置管理システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、位置管理システム1は、配信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12と、位置情報管理システム13とを有するように構成される。配信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12とは、無線ネットワーク14を介して接続される。ゲートウェイ装置12と、位置情報管理システム13とは、ネットワーク15を介して接続される。
なお、以下の説明において、配信装置10−1〜10−4は、適宜、配信装置10と称し、無線端末11−1〜11−3は、適宜、無線端末11と称して説明する。
配信装置10は、例えば建物の各階の天井等に設置された蛍光灯LED(Light Emitting Diode)のような照明装置に組み込まれ、照明装置から給電されて動作するがこれには限定されない。例えば、配信装置10は、独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作しても良い。
配信装置10は、無線信号によりそれぞれの設置位置に係る自己の位置情報(例えば経度情報、緯度情報、建物の階数、棟番号等の情報)を連続的又は断続的に、所定の電波範囲(すなわち管理対象となる領域)に対して配信する。
ここで、上述した所定の電波範囲は、例えば配信装置10からの送信出力、アンテナの指向性等によって決定されるが、図1の例では、配信装置10の下方に示される円錐形の点線が配信装置10における所定の電波範囲を示している。配信装置10は、例えば、図1に示す所定の電波範囲が他の配信装置10と重複せず、配信装置10の電波範囲に隙間が生じないように配置されると良いがそれに限定されるものではなく、目的とする所定の領域に電波範囲が含まれるように配置されると良い。
なお、所定の電波範囲が重複する場合には、例えば、無線端末11が受信電波強度に基づいて、いずれか1つの配信装置10を決定するように構成される。
配信装置10は、例えばIMES(Indoor MEssaging System)、可視光通信、赤外線通信、無線LAN(Local Area Network)等から選択される無線通信方式を用いて、無線端末11に自己の位置情報を配信する。
無線端末11は、配信装置10−1〜10−4のうち最寄りの配信装置10から位置情報を受信する。無線端末11は、例えば自らの電波を送信可能なアクティブタグが付された端末である。無線端末11は、例えばスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Conputer)又はスマートメータ等、アクティブタグと同等の機能を有していれば良い。
図1の例では、無線端末11は、管理対象となる収納箱や物体等に付されているが、これには限定されない。例えばIDカード(IDentity card)や携帯電話等に無線端末11を組み込むことで、無線端末11を所持した人物を管理対象としても良い。
無線端末11は、配信装置10から、上述した配信装置10の位置情報を受信すると、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信により、受信した位置情報や、自らの端末情報(端末ID)等を配信装置10に送信する。なお、無線端末11の端末情報としては、例えばIEEE802.15.4の短縮アドレスやIEEE拡張(MAC:Media Access Control)アドレス等を用いても良い。
ここで、無線端末11から配信装置10に送信された情報は、配信装置10がそれぞれ保持するルーティング情報に基づき、無線ネットワーク14内でルーティングされ、所定の配信装置10を経由してゲートウェイ装置12に送信される。なお、無線端末11は、配信装置10よりも近傍にゲートウェイ装置12が存在する場合には、ゲートウェイ装置12に対して送信しても良い。上述した無線端末11の送受信動作は、予め設定されたタイミングか、無線端末11が加速度センサを有している場合には、加速度センサによる無線端末11の加速度変化が検出されたタイミングに行うと良い。
ゲートウェイ装置12は、例えば建物の各階、又は壁等で仕切られた各部屋に設置される。ゲートウェイ装置12は、無線端末11から送信された情報(上述した位置情報や端末情報等)を、配信装置10を介して受信する。また、ゲートウェイ装置12は、配信装置10を介して無線端末11から送信された情報を受信すると、ネットワーク15を介して位置情報管理システム13に送信する。
ゲートウェイ装置12は、無線ネットワーク14とネットワーク15とを相互に接続し、無線ネットワーク14側から送信された情報をネットワーク15にブリッジする。ゲートウェイ装置12は、無線ネットワーク14がIEEE802.15.4やZigBee規格によるPAN(Personal Area Network)を構成し、ネットワーク15がIEEE802.3規格に基づくLANである場合、無線ネットワーク14とネットワーク15との間で通信方式の変換を行う。
なお、無線ネットワーク14が、上述したPANを構成する場合には、無線端末11と、配信装置10と、ゲートウェイ装置12は、ZigBee規格で定められるエンドデバイス機能、ルータ機能、コーディネータ機能を有するように制御される。
無線端末11及び配信装置10は、例えば起動時においてゲートウェイ装置12の管理下に入り、PANを構成することにより、ゲートウェイ装置12への最小経路が決定され、上述したルーティング情報が作成される。
位置情報管理システム13は、ゲートウェイ装置12を介して無線端末11から送信された情報を受信すると、受信した情報を受信日時とともに記録する。位置情報管理システム13は、無線端末11から送信された情報に基づき、無線端末11の位置を管理する。なお、位置情報管理システム13は、ゲートウェイ装置12の機能を統合しても良い。
無線ネットワーク14は、例えばIEEE802.15.4及びZigBee規格によるPANを構成するが、例えば「Bluetooth(登録商標) LE」、「ANT」、「Z−Wave」等の近距離無線通信を用いて構成しても良い。
ネットワーク15は、例えばIEEE802.3規格で定められるLANであるが、例えばインターネット等、複数の種類のネットワークを含んでも良い。
<無線ネットワーク14>
図2は、位置管理システムを構成するネットワークの一例を示す図である。図2の例では、図1に示す位置管理システム1において、配信装置10−1〜10−4と、無線端末11−1〜11−3と、ゲートウェイ装置12とが、無線ネットワーク14を介して接続されている。図2の点線に示すように、無線端末11−1〜11−2から送信された情報は、配信装置10−1により受信され、配信装置10−1から他の配信装置10−2〜10−4を介してゲートウェイ装置12に送信される。
なお、上述した図1及び図2に示す配信装置10及び無線端末11の数や配置はこれに限定されるものではない。
<動線管理システム:概略構成>
図3は、動線管理システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る動線管理システム2は、配信装置10−1〜10−2と、無線端末11と、ゲートウェイ装置12と、位置情報管理システム13と、外部機器としてのMFP(Multifunction Peripheral)16と、機器管理サーバ17と、動線管理装置としての動線管理サーバ18とを有するように構成される。
なお、図3の例では、MFP16と、機器管理サーバ17と、動線管理サーバ18とは、ネットワーク15を介して接続されている。また、配信装置10、無線端末11、MFP16の数や配置はこれに限定されるものではない。
無線端末11は、例えばIDカードや携帯電話等に組み込まれ、ユーザAにより所持される。無線端末11は、例えば無線端末11の端末情報として、ユーザ識別情報(例えば、ユーザID(uID)等)を保持する。無線端末11は、ユーザAが移動して、例えば配信装置10−1〜10−2等から位置情報を受信すると、受信した位置情報とユーザ識別情報とを配信装置10−1〜10−2に送信する。
配信装置10−1〜10−2は、無線端末11から位置情報とユーザ識別情報とを受信すると、受信した情報に受信した通信日時情報を付加して、ゲートウェイ装置12に送信する。
ゲートウェイ装置12は、配信装置10−1〜10−2から無線端末11の情報を受信すると、位置情報管理システム13に送信する。位置情報管理システム13は、ゲートウェイ装置12を介して受信した無線端末11の情報を記憶する。
MFP16は、例えばコピー(COPY)やプリント(PRINT)等の操作内容と、操作内容が実行された操作日時と、MFP16の識別情報(機器ID(mfpID))とを含むMFP16の利用情報を随時又は定期的に機器管理サーバ17に送信する。
機器管理サーバ17は、MFP16の利用情報を取得すると、操作内容、操作日時等の利用情報を記憶し、動線管理サーバ18からの要求に応じて、MFP16の利用情報を動線管理サーバ18に送信する。
動線管理サーバ18は、例えば位置情報管理システム13から無線端末11の位置情報等を取得し、機器管理サーバ17からMFP16の利用情報を取得すると、ユーザがMFP16を利用したときの動線を判断する。
なお、動線管理サーバ18は、予めMFP16の位置情報(機器配置情報)を保持するが、機器管理サーバ17が予めMFP16の位置情報を保持し、動線管理サーバ18にMFP16の利用情報を送信する際、MFP16の位置情報を付加して送信しても良い。また、MFP16に無線端末11を取り付けておくことで、配信装置10やゲートウェイ装置12を介してMFP16の位置情報を動線管理サーバ18に送信しても良い。
また、位置情報管理システム13が、機器管理サーバ17の機能と動線管理サーバ18の機能を有することで、機器管理サーバ17と動線管理サーバ18とを省略した構成としても良い。
また、上述の例では、無線端末11の位置情報は、配信装置10から配信される位置情報を用いるが、これに限定されるものではない。例えば、無線端末11は、WiFi(登録商標)、Bluetooth等の標準化された無線通信インターフェース、又は、標準化されていない他の無線通信インターフェースを使用して位置情報を取得しても良い。また、無線端末11は、例えばRFID通信等により位置情報を取得し、その位置情報を位置情報管理システム13に送信しても良い。
なお、無線端末11は、上述したユーザ識別情報のみ配信装置10に送信し、例えば配信装置10が保持している位置情報等と無線端末11から受信したユーザ識別情報とを位置情報管理システム13に送信しても良い。
<配信装置10:機能ブロック>
図4は、配信装置の機能ブロックの一例を示す図である。図4に示すように、配信装置10は、通信手段20と、記憶手段21と、制御手段22とを有するように構成される。
通信手段20は、位置情報送信手段20Aと、無線通信手段20Bとを有するように構成される。位置情報送信手段20Aは、例えばIMES信号(地上補完信号)等により、所定の電波範囲にある無線端末11に連続的又は断続的に、位置情報21Aを送信する。なお、位置情報送信手段20Aは、例えばIMESに規定するフォーマットを用いて位置情報21Aを送信すると良い。
無線通信手段20Bは、例えばIEEE802.15.4及びZigBee等の近距離無線通信により、無線ネットワーク14を介して無線端末11から送信された情報を受信すると、受信した情報に通信日時情報を付加して、ゲートウェイ装置12に送信する。無線端末11から送信される情報とは、例えば無線端末11が受信した位置情報、無線端末11を所持するユーザの識別情報等である。
無線通信手段20Bは、例えば無線ネットワーク14がZigBee規格で構成される場合、保持しているルーティング情報に基づきルーティングを行い、無線端末11から受信した情報をゲートウェイ装置12に対して送信する。
記憶手段21は、例えば位置情報21Aや、ルーティング情報21B等を記憶するが、これに限定されるものではない。位置情報21Aは、例えば、緯度、経度、棟、階数等の情報を含む。緯度及び経度は、配信装置10が所在する位置の緯度及び経度を示す。棟番号は、配信装置10が設置されている建物の棟番号を示す。階数は、配信装置10が設置されている建物の階数を示す。
なお、位置情報21Aは、上述した内容に限定されるものではなく、例えば部屋の中の区画を表す情報等、より細かな位置を特定する情報を含んでも良く、例えば管理対象となる領域の部屋やドア番号等(エリア情報)を含んでも良い。
ルーティング情報21Bは、配信装置10からゲートウェイ装置12への最小経路等を示す情報であるが、これに限定されるものではない。ルーティング情報21Bは、配信装置10が起動時にゲートウェイ装置12の管理下に入り、上述したPANを構成することにより、ゲートウェイ装置12への最小経路が決定され生成される。
制御手段22は、配信装置10の動作を制御する。なお、配信装置10と、無線端末11と、ゲートウェイ装置12とがZigBeeを用いてPANを構成する場合には、配信装置10がルータ機能を提供するよう制御する。
上述した構成により、配信装置10は、設置位置に係る位置情報を送信する。また、配信装置10は、無線端末11から無線端末11の位置情報と、無線端末11を所持するユーザの識別情報とを受信すると、通信日時情報を付加し、ゲートウェイ装置12を介して位置情報管理システム13に送信する。
<動線管理サーバ18:機能ブロック>
図5は、動線管理サーバの機能ブロックの一例を示す図である。図5に示すように、動線管理サーバ18は、通信手段30と、位置情報取得手段31と、利用情報取得手段32と、動線判断手段33と、画面生成手段34と、入力手段35と、表示手段36と、記憶手段37と、制御手段38とを有するように構成される。
通信手段30は、ネットワーク15を介して位置情報管理システム13や、機器管理サーバ17と通信を行う。
位置情報取得手段31は、例えばMFP16を利用するユーザが所持する無線端末11の位置情報を、配信装置10と無線端末11との通信により取得する。具体的には、位置情報取得手段31は、位置情報管理システム13から受信した情報のうち、無線端末11の位置情報と、ユーザの識別情報と、通信日時情報とを取得し、記憶手段37に記憶する。
利用情報取得手段32は、例えばMFP16の利用情報を取得する。具体的には、利用情報取得手段32は、機器管理サーバ17から受信した情報のうち、MFP16等の機器の識別情報や、操作内容、操作内容が実行された操作日時情報とを含む利用情報を取得し、記憶手段37に記憶する。
動線判断手段33は、位置情報取得手段31により得られた位置情報等と利用情報取得手段32により得られた利用情報とに基づき、ユーザがMFP16を利用したときの動線を判断する。動線判断手段33は、例えばMFP16の操作内容に対応して、操作を行ったユーザを推定し、操作内容の動線開始時刻を推定する。
具体的には、動線判断手段33は、位置情報取得手段31により得られた通信日時及び位置情報に基づき、例えばMFP16の操作内容に対応したユーザの移動タイミング、移動位置、移動距離、及び移動速度の少なくとも1つを判断する。
動線判断手段33は、例えばMFP16の操作内容がコピー操作である場合、例えばユーザの移動タイミング及び移動位置に基づき、コピー操作者を推定する。また、動線判断手段33は、例えばMFP16の操作内容がプリント操作である場合、例えばユーザの移動タイミング、移動位置、移動距離に基づき、プリント操作者を推定する。
また、動線判断手段33は、例えばユーザの移動速度に基づき、MFP16の操作内容の動線開始日時(時刻)を推定する。
動線判断手段33は、上述したユーザのMFP16の操作日時までの位置情報の推移や、MFP16のプリント操作日時からプリント(印刷物)取得日時までの位置情報の推移等に基づき、ユーザのMFP16等の利用時の動線を判断することが可能となる。
画面生成手段34は、動線判断手段33により得られたユーザのMFP16等を利用したときの動線を表示するための画面を生成する。
入力手段35は、ユーザのMFP16等を利用したときの動線を得るための入力を受け付ける。
表示手段36は、例えばGUI(Graphical User Interface)等により構成される。表示手段36は、画面生成手段34により生成された画面を表示する。
記憶手段37は、例えば位置情報37Aや、利用情報37B、動線管理情報37C等を記憶する。また、記憶手段37は、上述した情報の他、MFP16等の機器配置情報等も記憶するが、これに限定されるものではない。
位置情報37Aは、例えば無線端末11から受信した位置情報や、ユーザの識別情報、通信日時情報等を含む。利用情報37Bは、機器管理サーバ17から受信した機器の識別情報、操作内容、操作日時情報等を含む。
動線管理情報37Cは、動線判断手段33により得られた動線管理番号、機器の識別情報、操作内容、ユーザの識別情報、位置情報、操作及び通信日時情報等を含む。
制御手段38は、動線管理サーバ18の各構成を制御する。
<配信装置10:ハードウェア構成>
図6は、配信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図6に示すように、配信装置10は、CPU(Central Processing Unit)40と、RAM(Random Access Memory)41と、ROM(Read Only Memory)42と、位置信号送信部43と、無線通信部44とを有するように構成される。なお、各部は、バス45を介して接続される。
CPU40は、配信装置10の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM41は、CPU40のワークエリア等を構成する。ROM42は、CPU40が実行するプログラムに加えて、例えば位置情報21A等を記憶する。
位置信号送信部43は、例えばIMES等の測位信号を送出するアンテナを有し、IMES信号により位置情報21Aを無線端末11に送信する。
無線通信部44は、例えばIEEE802.15.4規格に適合する電波を送受信可能なアンテナを有し、保持しているルーティング情報21Bに基づき、無線端末11から受信した位置情報やユーザ識別情報等を他の配信装置10等に送信する。
バス45は、各部を電気的に接続し、各部間でのデータの送受信等を行う。
<動線管理サーバ18:ハードウェア構成>
図7は、動線管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。動線管理サーバ18は、CPU50と、RAM51と、ROM52と、HDD(Hard Disk Drive)53と、通信部54と、表示部55と、入力部56とを有するように構成される。なお、これらの装置は、バス57を介して接続される。
CPU50は、動線管理サーバ18の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM51は、CPU50のワークエリア等を構成する。ROM52は、例えばCPU50が実行するプログラムやプログラムが使用するデータや、位置情報37Aや、利用情報37B、動線管理情報37C、機器配置情報等を記憶する。
HDD53は、位置管理システム1や動線管理システム2で用いられる情報、無線端末11の位置や通信日時、MFP16の利用情報を管理したりするための情報を記憶する。なお、HDD53は、テープドライブを含むあらゆる記憶装置であっても良く、ネットワークを介してアクセス可能なストレージ領域であっても良い。
通信部54は、例えばIEEE802.3規格等に適合するネットワークインターフェースを有する。
表示部55は、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等を含む。
入力部56は、ユーザからの入力を受け付けるキーボード、マウス等のポインティングデバイスである。バス57は、これらの装置を電気的に接続し、各部間でのデータの送受信等を行う。
<動線判断処理シーケンス>
図8は、動線判断処理シーケンスの一例を示す図である。なお、図8の例では、無線端末11と、位置情報管理システム13と、動線管理サーバ18と、機器管理サーバ17と、MFP16とを用いて説明する。
図8に示すように、例えばユーザAの所持する無線端末11が、例えば配信装置10等から位置情報を受信すると、受信した位置情報とともにユーザ識別情報を、配信装置10及びゲートウェイ装置12を介して位置情報管理システム13に送信する(S10)。なお、無線端末11は、配信装置10から位置情報を受信するだけでなく、例えばWiFiやRFID等の他の無線通信により位置情報を受信しても良い。
位置情報管理システム13は、無線端末11が受信した位置情報及びユーザ識別情報を、配信装置10等を介して受信すると、受信した各情報を記憶して無線端末11の位置情報を管理し(S11)、更に、動線管理サーバ18へ送信する(S12)。
なお、位置情報管理システム13が受信した情報には、無線端末11が受信した位置情報を配信装置10が無線端末11から受信したときに付加された通信日時情報が含まれている。
動線管理サーバ18は、位置情報管理システム13から受信した各情報を記憶する(S13)。
MFP16は、ユーザA等によりコピーやプリント等の所定の操作が実行されると(S14)、随時又は定期的に、操作内容と操作日時とを含む利用情報を機器管理サーバ17に送信する(S15)。機器管理サーバ17は、MFP16等から取得した利用情報を動線管理サーバ18に送信する(S16)。
動線管理サーバ18は、無線端末11から受信した位置情報等と、MFP16の利用情報とに基づき、無線端末11を所持するユーザA等がMFP16を利用したときの動線を判断する(S17)。
<動線判断処理>
図9は、動線判断処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すように、動線管理サーバ18は、動線判断手段33により、機器管理サーバ17から得られた利用情報からMFP16の操作内容を取得すると(S20)、MFP16に対する操作内容はコピーか否か判断する(S21)。
なお、S21の処理では、説明の便宜上、操作内容がコピー操作であるか判断し、コピー操作でない場合には、操作内容がプリント操作であるものとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば操作内容が、その他の操作内容(例えば、スキャナ、FAX等)を含んでも良い。また、複数の操作内容を含む場合には、例えばそれぞれに対応する操作が行われたか否かにより操作内容を判断すると良い。
動線判断手段33は、MFP16に対する操作内容がコピーであると判断すると(S21において、YES)、コピー操作を行ったコピー操作者を推定する(S22)。ここでは、例えば、コピー操作時点(操作日時(時刻))にMFP16に最も近くにいた人をコピー操作者と推定する。
具体的には、動線判断手段33は、位置情報37Aを参照してコピー操作時点前後の移動タイミングにおける「通信日時」と「位置情報」を取得するとともに、記憶手段37からMFP16の位置情報を取得する。これらの情報に基づき、動線判断手段33は、コピー操作時点にMFP16の位置に最も近くにいた人をコピー操作者と推定する。
なお、位置情報37Aに含まれる情報は、ユーザごとの「通信日時」と「位置情報」となるため、各ユーザがコピー操作時点にどの位置にいたか推定する必要がある。そこで、例えばユーザは「障害物がなく」、「一直線に」、「等速に」、移動しているものと仮定し、コピー操作時点前後の「通信日時」と「位置情報」とを用いて、コピー操作時点前後の「通信日時」の経過時間の比から、コピー操作時点のユーザの位置を推定する。
例えば、位置を推定したい時刻tの直前の時刻tにおけるユーザの位置情報をL1=(tにおけるユーザの緯度、tにおけるユーザの経度)とする。また、時刻tの直後の時刻tにおけるユーザの位置情報をL3=(tにおけるユーザの緯度、tにおけるユーザの経度)とする。ここで、位置を推定したい時刻tにおける位置情報L2を、L2=L1+((t−t)/(t−t))(L3−L1)として推定するが、この位置(移動位置)推定手法についてはこれに限定されるものではない。
動線判断手段33は、位置を推定したい時刻tの位置情報L2(緯度、経度)と、MFP16の位置情報(緯度、経度)とを用いて2点間の距離Dをユーザごとに求め、距離Dが最小値のユーザをコピー操作者と推定するが、これに限定されるものではない。
次に、動線判断手段33は、S22の処理で推定したコピー操作者の動線開始時刻(日時)を推定する(S23)。ここでは、S22の処理で得られたコピー操作者がコピー操作を行うために移動を開始した時刻を推定する。
具体的には、動線判断手段33は、位置情報37Aを参照し、コピー操作時点以前のコピー操作者の「通信日時」と「位置情報」とを取得する。これらの情報に基づき、動線判断手段33は、前後する「通信日時」の期間における移動速度v=|v|が、所定の閾値D以下となった時刻を動線開始時刻(日時)として推定する。
例えば、時刻tの直前の時刻tのコピー操作者の位置情報をL0(緯度、経度)としたとき、時刻tと時刻tとの間の移動速度vを、v=(L1−L0)/(t−t)として算出する。
動線判断手段33は、上述のように算出したコピー操作時点以前のコピー操作者の前後する「通信日時」の期間における移動速度v=|v|が、所定の閾値D以下となったときの通信日時を動線開始時刻(日時)として推定する。
一方、動線判断手段33は、MFP16に対する操作内容がコピーではないと判断すると(S21において、NO)、操作内容がプリント操作であると判断し、プリント操作者を推定する(S24)。
ここで、例えばプリント操作は、ユーザの席等の所定位置に設置されたPC上で操作され、その位置からユーザがMFP16まで印刷物を取りに行く動作が行われると想定する。また、プリント操作者は、プリント操作時点(操作日時(時刻))以降に移動を開始した人で、所定時間のうちにMFP16の前に行った人と推定する。
具体的には、動線判断手段33は、位置情報37Aを参照し、プリント操作時点以降のタイミングで移動している人で、例えばプリント操作時点から3分後等の所定時間のうちにMFP16の前に行った人の「通信日時」と「位置情報」を取得する。また、この「通信日時」と「位置情報」とを用いて、プリント操作時点から所定時間までの間に、S22の処理で用いた位置推定手法により、各ユーザのMFP16に最も近付いた位置(移動位置)を求め、MFP16との距離が最小になる距離Dminを求める。
また、動線判断手段33は、プリント操作時点のユーザの位置情報と、MFP16の位置情報とから各ユーザの移動距離を求め、求めた移動距離と、最も近づいた距離Dminとの比が最大の値となるユーザをプリント操作者と推定する。
次に、動線判断手段33は、S24の処理で推定したプリント操作者がプリントを取得したプリント取得時刻(日時)を推定する(S25)。ここでは、S24の処理で得られたプリント操作者において、MFP16との距離Dminとなった時刻(日時)をプリント取得時刻(日時)として推定する。
次に、動線判断手段33は、推定したプリント取得時刻からプリント操作の動線開始時刻(日時)を推定する(S26)。ここでは、S23の処理と同様に、プリント操作者のプリント取得時刻以前の各通信日時と位置情報とを用いて、各通信日時の前後の期間での移動速度v=|v|が閾値D以下となったときの通信日時を、プリント操作の動線開始時刻(日時)として推定する。
次に、動線判断手段33は、S23の処理で得たコピー操作者の動線開始時刻(日時)からコピー操作日時までの「通信日時」と「位置情報」とを用いて動線情報を作成する。また、動線判断手段33は、S26までの処理で得たプリント操作者のプリント操作日時からプリント取得日時までの「通信日時」と「位置情報」とを取得して、動線情報を作成し、動線管理情報37Cに蓄積する(S27)。
ここで、動線判断手段33は、利用情報に含まれる全ての操作内容に対して動線を判断する処理を繰り返し行う(S28)。したがって、全ての操作内容に対して動線を判断していない場合には、S20の処理に戻り、全ての操作内容に対して動線を判断した場合には処理を終了する。これにより、MFP16に対する全ての操作内容に対応する動線結果を取得することが可能となる。
<配信装置10から送信される情報>
図10は、配信装置から動線管理サーバへ送信される情報の一例を示す図である。なお、図10(A)〜図10(C)は、それぞれ異なる位置に配置されている配信装置10から送信される情報の一例を示す。
図10(A)〜(C)に示すように、配信装置10に送信される情報としては、例えば、「ユーザ識別番号(uID)」、「位置情報」、「通信日時」等の項目が含まれる。「ユーザの識別番号(uID)」と「位置情報」とは、例えば配信装置10が無線端末11から受信した情報である。また、「通信日時」は、配信装置10が無線端末11から位置情報等を受信した日時である。
例えば、図10(A)の例では、配信装置10が、「A−2」のユーザ識別情報を保持する無線端末11から、位置情報「N(緯度)35.66.12,E(経度)139.74.56」を、通信日時「7/5 10:30:40」に受信したことが示される。
ここで、例えば予め配信装置10の識別情報(ID)と位置情報とを対応付けておくことで、動線管理サーバ18が、無線端末11から得られる位置情報に基づき、無線端末11がどの配信装置10の位置を通過したか判断することも可能である。
上述した配信装置10から送信される情報により、どの無線端末11がいつの時点でどの位置にいたかが示されるため、動線管理サーバ18は、無線端末11を所持するユーザの動線を判断することが可能となる。
<動線管理サーバ18が取得する情報>
図11は、動線管理サーバが取得する情報の一例を示す図である。図11(A)は、位置情報管理システム13から得られる位置情報37Aの一例を示し、図11(B)は、機器管理サーバ17から得られる利用情報37Bの一例を示す。
図11(A)に示すように、位置情報管理システム13は、例えば、動線管理サーバ18からの要求に応じて、例えば「ユーザ識別情報(uID)」ごとに、「通信日時」、「位置情報」等の項目を、動線管理サーバ18に送信する。
図11(A)の例では、ユーザ識別情報「A−1」と「A−2」の通信日時に示すように、それぞれの通信間隔が異なっているが、これは、各無線端末11を所持するユーザの移動速度の違いや、配信装置10の配置間隔が異なることにより生じるものである。
動線管理サーバ18は、上述した図9に示すS22の処理では、例えばコピー操作日時(例えば7/5 10:00:45)前後における各ユーザの「通信日時」と「位置情報」とを位置情報管理システム13に要求して、コピー操作者を推定する。
また、動線管理サーバ18は、コピー操作者をユーザ識別情報「A−1」と推定した場合には、コピー操作日時以前のユーザ識別情報「A−1」の「通信日時」と「位置情報」とを取得して、S23の処理でコピー操作者の動線開始時刻を推定する。
また、動線管理サーバ18は、S24の処理では、プリント操作者を推定するため、プリント操作日時(7/5 10:29:55)以降の所定時間内に、MFP16の前に行った人の「通信日時」と「位置情報」とを位置情報管理システム13に要求する。
また、図11(B)に示すように、機器管理サーバ17は、動線管理サーバ18からの要求に応じて、MFP16等の機器の利用情報として、例えば、「MFP識別情報(mfpID)」、「操作日時」、「操作内容」等の項目を、動線管理サーバ18に送信する。なお、上述した動線管理サーバ18に送信される項目等については、これに限定されるものではない。
上述した情報を用いることにより、動線管理サーバ18は、ユーザの機器を利用したときの動線を判断することが可能となる。
<動線管理サーバ18により作成される動線情報>
図12は、動線管理サーバにより作成される動線情報の一例を示す図である。なお、図12の例は、動線管理情報37Cの一例を示す。
図12に示す動線管理情報は、例えば「動線管理番号」、「MFP識別情報(mfpID)」、「操作内容」、「ユーザ識別情報(uID)」、「位置情報」、「日時」等の項目により構成される。例えば、動線管理番号「L1」には、MFP識別情報「16−2」の操作内容「コピー(COPY)」を、操作日時「7/5 10:00:45」において操作するため、ユーザ識別情報「A−1」が、各時刻に各位置情報に示す経路を通ったことが示されている。
上述したように、動線管理サーバ18は、動線判断手段33により、各機器の各操作に対して操作者と動線開始時刻を推定した後、推定した操作者の通信日時と位置情報の推移に基づき、動線を判断する。
<画面上に表示される動線情報の例>
図13は、画面上に表示される動線情報の一例を示す図である。図13の例は、動線管理サーバ18の動線判断手段33により判断された動線管理情報37Cに基づき、画面生成手段34が生成した画面例である。なお、図13に示す配信装置10−1〜10−12は、図1〜図3に示す配信装置10と同一の機能を有する。
図13の例では、図12に示す動線管理番号「L1」の情報に基づき、無線端末11−1を所持したユーザA−1(uID:A−1)の動線情報が示されている。ユーザA−1の動線情報には、例えば時刻(Time:7/5 10:00:00)に配信装置10−4の位置(Position:(N35.65.82,E139.74.56))から配信装置10−8、10−12、10−11を通過したことが示されている。また、時刻(Time:7/5 10:00:40)に配信装置10−10に到達してMFP16−2を利用したことが示されている。
また、図13の例では、図12に示す動線管理番号「L2」の情報に基づき、無線端末11−2を所持したユーザA−2(uID:A−2)の動線情報が示されている。ユーザA−2の動線情報には、例えば時刻(Time:7/5 10:30:00)に配信装置10−3の位置(Position:(N35.65.92,E139.74.56))から配信装置10−2、10−1、10−5を通過したことが示されている。また、時刻(Time:7/5 10:31:20)に配信装置10−9に到達して、MFP16−1を利用したことが示されている。
上述した動線情報では、例えば部屋の平面図の左下に位置しているユーザA−1〜A−2が、図13に示す部屋の平面図の右上に配置されているMFP16−1〜16−2を利用していることが示されている。したがって、例えばユーザA−1〜A−2の席の近くに、MFP16−1〜16−2を配置したり、ユーザA−1〜A−2の席をMFP16−1〜16−2の近くに移動したりすることで、効率的に機器を利用し、作業効率を向上させることが可能となる。
また、例えばユーザごとに上述した動線情報を統計的に取得し、統計的な結果に基づいて、ユーザにおける機器ごとの最も頻度の高い動線のみ表示させても良い。これにより、機器やユーザの席等に対する適切な配置を行うことが可能となる。
なお、上述した図13に示す画面上に表示される動線情報については、図13の例に限定されるものではなく、例えば各ユーザの席やPC、壁、他の機器等の情報が含まれていても良い。また、ユーザの席から各機器までの動線だけでなく、各機器からユーザの席までの戻りの動線を判断して、席から機器までの動線と、その戻りの動線とを区別できるように異なる動線で示しても良い。
<第2実施形態>
<位置管理システム:概略構成>
第1実施形態で示した動線管理システム2は、第2実施形態で示す位置管理システムにより得られる無線端末103の位置情報に基づき、ユーザの動線を判断することも可能である。
図14は、第2実施形態に係る位置管理システムの概略構成の一例を示す図である。図14に示すように、位置管理システム101は、配信装置102A〜102Hと、無線端末103A〜103Hと、ゲートウェイ装置104と、位置情報管理システム105とを有するように構成される。なお、以下の説明では、配信装置102A〜102Hは、適宜、配信装置102と称し、無線端末103A〜103Hは、適宜、無線端末103と称して説明する。
配信装置102A〜102Hは、例えば屋内αの天井βに設置された電気機器106A〜106H(以下、適宜、「電気機器106」と称する)に内蔵されるか又は外部に取り付けられているものとする。配信装置102A〜102Hは、設置される設置位置の位置情報を記憶し、無線通信により、所定の電波範囲(すなわち管理対象となる領域)に存在する無線端末103A〜103Hに対して位置情報XA〜XH(以下、適宜、「位置情報X」と称する)を配信する。
ここで、所定の電波範囲は、例えば配信装置102A〜102Hからの送信出力、アンテナの指向性等によって決定され、図14の例では、配信装置102Aの下方に示される円錐形の点線が、配信装置102Aにおける所定の電波範囲を示している。
なお、配信装置102A〜102Hは、それぞれの装置を識別する装置識別情報AA〜AH(以下、適宜、「装置識別情報A」と称する)を記憶するものとする。
無線端末103A〜103Hは、例えば配信装置102A〜102Hから位置情報XA〜XHを受信する。図14の例では、無線端末103A〜103Hは、位置情報管理システム105により位置を管理される管理対象物107A〜107H(以下、適宜、「管理対象物107」と称する)に取り付けられているものとする。
無線端末103A〜103Hは、無線通信により、受信した位置情報XA〜XHを、自己の端末識別情報BA〜BH(以下、適宜、「端末識別情報B」と称する)とともに配信装置102A〜102Hに送信する。端末識別情報Bには、例えばMACアドレス等を用いることが可能である。
なお、無線端末103は、管理対象物107を特定する対象物情報を、例えば管理対象物107から取得し、上述した位置情報Xや自己の端末識別情報Bと併せて、配信装置102A〜102Hに送信することも可能である。また、無線端末103は、例えば自己の端末識別情報Bと併せて、管理対象物107の対象物情報を既に送信している場合には、位置情報Xと自己の端末識別情報Bのみを送信すると良い。
電気機器106は、配信装置102に対して電力を供給する。図14の例では、電気機器106Aは、蛍光灯型LEDの照明装置である。電気機器106Bは、換気扇である。電気機器106Cは、無線LANのアクセスポイントである。電気機器106Dは、スピーカである。
電気機器106Eは、非常灯である。電気機器106Fは、火災報知機又は煙報知器である。電気機器106Gは、監視カメラである。電気機器106Hは、エアコンである。電気機器106は、配信装置102に電力を供給することができれば、図14に示す電気機器以外であっても良く、例えば一般の蛍光灯又は白熱灯の照明装置や、外部からの人の侵入を検知する防犯センサ等であっても良い。
管理対象物107は、無線端末103が取り付けられることにより、位置情報管理システム105により位置が管理される。管理対象物107Aは、鞄である。管理対象107Bは、テーブルである。管理対象物107Cは、プロジェクタである。管理対象物107Dは、テレビ会議端末である。管理対象物107Eは、コピー機能を含むMFPである。管理対象物107Fは、ほうきである。
管理対象物107Gは、PCであり、PC内に無線端末103の機能が搭載されているため無線端末103Gにもなる。管理対象物107Hは、スマートフォン等の携帯電話であり、携帯電話内に無線端末103の機能が搭載されているため無線端末103Hにもなる。
なお、管理対象物107は、図14に示す対象物以外であっても良く、例えばファクシミリ装置、スキャナ、プリンタ、コピー機、電子黒板、空気洗浄機、シュレッダ、自動販売機、腕時計、カメラ、ゲーム機、車椅子、内視鏡等の医療機器であっても良い。また、無線端末103と、管理対象物107とが通信可能である場合、予め管理対象物107が対象物情報を保持しておき、無線端末103が管理対象物107から対象物情報を取得することも可能である。
次に、上述した構成を有する位置管理システム101を利用した位置情報の管理方法の一例を説明する。例えば、屋内αの天井βに設置されている配信装置102Aは、無線通信により設置位置を示す位置情報XAを配信する。
無線端末103Aは、位置情報XAを受信すると、受信した位置情報XAと、無線端末103Aを識別する端末識別情報BAとを、無線通信により、配信装置102Aに送信する。
なお、無線端末103Aが、図14に示す複数の配信装置102から位置情報Xを受信した場合には、それぞれの配信装置102から受信した位置情報Xの信号強度を測定し、最大信号強度に係る位置情報Xを現在の位置情報Xとして決定すると良い。また、無線端末103Aは、無線ネットワークに参加するための配信装置102への参加要求に、複数の配信装置102から参加応答があった場合には、最大信号強度に係る参加応答に含まれる装置識別情報Aの配信装置102を位置情報Xの送信先とすると良い。なお、配信装置102と無線端末103との通信状況については後述する。
無線端末103Aは、上述した送受信動作を、例えば加速度センサを有している場合には、加速度センサによる無線端末103Aの加速度変化が検出された所定のタイミングで行うことが可能である。
配信装置102Aは、例えば無線端末103Aから端末識別情報BAと、位置情報XAとを受信すると、無線通信により、受信した情報をゲートウェイ装置104に転送する。
ここで、配信装置102Aは、例えば920MHz帯を利用してデータの送受信を行っても良く、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち少なくとも物理層(レイヤ)の規格を利用し、データの送受信を行っても良い。
配信装置102Aは、例えばZigBeeの場合には、日本、米国、欧州等の利用地域に応じて、800MHz帯、900MHz帯、2.4GHz帯等を利用し、隣接する他の配信装置102を経由してゲートウェイ装置104にデータを送信する。配信装置102Aは、他の配信装置102を経由してデータを送信するマルチホップ通信を利用すると、最寄りの配信装置102にデータが到達する程度の電力で通信すれば良いため、省電力で駆動することが可能となる。
なお、配信装置102とゲートウェイ装置104とにより構築される無線ネットワークは、まず、電気機器106の電源オンで、配信装置102がゲートウェイ装置104に対して参加要求を行う。また、配信装置102が、ゲートウェイ装置104からの参加応答に含まれるゲートウェイ装置104の装置識別情報Cを記憶することで構築される。
ゲートウェイ装置104は、位置情報管理システム105に対して、例えばLAN108Eを介して、無線端末103Aの端末識別情報BAと、位置情報XAとを送信する。ゲートウェイ装置104は、例えばIEEE802.15.4に準拠した通信方式(通信プロトコル)を、例えばIEEE802.3に準拠した通信方式に変換して、各種情報をEthernet(登録商標)によりパケット通信ができるように制御する。
位置情報管理システム105は、無線端末103Aの端末識別情報BAと、位置情報Xとを取得し、管理対象物107の位置情報を管理する。位置情報管理システム105は、予め無線端末103の端末識別情報Bと、管理対象物107の対象物情報とを対応付けておくことで、無線端末103から受信した位置情報Xにより、対象物107の位置情報を管理することが可能となる。
図14に示す無線端末103Gや無線端末103Hは、例えば屋外γでは、GPS(Global Positioning System)衛星109から無線信号(例えば時刻情報、軌道情報等)を受信して、地球上での位置を算出する。無線端末103Gや無線端末103Hは、例えば3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)等の移動通信システムを利用する。このようにして、無線端末103Gや無線端末103Hは、基地局108A、移動体通信網108B、ゲートウェイ装置108C、インターネット108D、LAN108Eを介して位置情報管理システム105に、位置情報Xや端末識別情報Bを送信する。
図14に示す基地局108A、移動体通信網108B、ゲートウェイ装置108C、インターネット108D、LAN108E、及びゲートウェイ装置104により、通信ネットワーク108を構築することが可能である。なお、地球上の緯度と経度とが測位されるためには、少なくとも3つのGPS衛星が必要となるが(高度を含めると4つ必要)、図14の例ではGPS衛星109のみ示す。
<無線端末103:機能ブロック>
図15は、無線端末の機能ブロックの一例を示す図である。図15に示すように、無線端末103は、位置情報受信手段111と、無線通信手段112と、記憶手段113と、インターフェース手段114と、加速度検出手段115とを有するように構成される。
位置情報受信手段111は、例えば配信装置102から送信された位置情報Xを受信する。位置情報受信手段111により受信した位置情報Xは、記憶手段113に記憶される。位置情報受信手段111は、例えば複数の配信装置102からそれぞれの位置情報Xを受信した場合には、それぞれの位置情報Xの信号強度を測定し、例えば最大信号強度に係る位置情報Xを現在の位置情報Xとして決定すると良い。
無線通信手段112は、例えば配信装置102と同じ帯域を利用した無線通信により、配信装置102と各種データの送受信を行う。無線通信手段112は、記憶手段113に記憶している位置情報Xと、端末識別情報Bとを併せて配信装置102に送信する。
無線通信手段112は、例えば記憶手段113に管理対象物107の対象物情報を記憶している場合、位置情報Xと、端末識別情報Bと併せて、管理対象物107の対象物情報を配信装置102に送信すると良い。なお、無線通信手段112は、管理対象物107の対象物情報を一旦送信した後は、所定のタイミングで、位置情報Xと、端末識別情報Bとを送信すれば良い。
無線通信手段112は、無線ネットワークへの参加要求に応じて、複数の配信装置102から参加応答があった場合には、最大信号強度に係る参加応答に含まれる装置識別情報Aを有する配信装置102を、無線端末103の位置情報Xの送信先とすると良い。
記憶手段113は、例えば配信装置102から受信した位置情報Xや、無線端末103を識別する端末識別情報B、管理対象物107から取得した対象物情報等を記憶するが、これには限定されない。
インターフェース手段114は、例えば管理対象物107等と通信可能なインターフェースであり、上述したシリアルバスに関する規格の1つであるUSB I/F等を含むがこれには限定されない。
インターフェース手段114は、例えば無線であれば、Bluetooth、無線LAN、ZigBeeでも良く、例えば有線であればSDインターフェース等であっても良い。インターフェース手段114は、例えば管理対象物107に接続して、管理対象物107の対象物情報を取得した場合には、記憶手段113に記憶する。
加速度検出手段115は、例えば無線端末103の移動の開始や停止等の加速度の変化を検出する。加速度検出手段115による加速度変化が検出された所定のタイミングで、無線端末103における位置情報Xの送受信が行われる。
上述した構成を有することにより、無線端末103は、例えば位置情報Xや、端末識別情報B等を、配信装置102を介して位置情報管理システム105に送信することが可能となる。
<無線端末103:ハードウェア構成>
図16は、無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図16に示すように、無線端末103は、制御部120と、無線通信部130とを有するように構成される。
制御部120は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、通信回路124とを有するように構成される。また、制御部120は、加速度センサ125と、電池126と、内部I/F部127と、外部I/F部128と、バスライン129とを有するように構成される。
CPU121は、制御部120全体の動作を制御する。ROM122は、基本入出力プログラム等を記憶する。RAM123は、CPU121のワークエリアとして使用される。また、RAM123は、例えば位置情報X等を記憶する。通信回路124は、例えばIMESを利用して配信された位置情報Xを、アンテナ124Aを介して受信する。
加速度センサ125は、無線端末103の加速度変化を検出する。加速度の変化は、例えば無線端末103が移動を開始したときや、移動を停止したとき、又は傾いたとき等に検出される。なお、加速度センサ125は、例えば慣性力や磁気を用いたモーションセンサ等を用いても良い。
電池126は、ボタン電池や、乾電池、通信専用の電池であり、制御部120の各部に電力を供給する。内部I/F部127は、コネクタを介して無線通信部130との信号の送受信を行う。
外部I/F部128は、例えば管理対象物107等の外部装置と接続して、データ通信を行うインターフェースであり、例えばUSB I/F、Bluetooh、無線LAN、ZigBee、又はSDインターフェース等である。
バスライン129は、上述した各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。なお、制御部120は、無線通信部130にコネクタを介して電池126の電力を供給することが可能である。
無線通信部130は、CPU131と、ROM132と、RAM133と、通信回路134と、内部I/F部135と、バスライン136とを有するように構成される。無線通信部130は、例えば配信装置102と同じ帯域を利用して、配信装置102とデータの送受信を行う。なお、ZigBee等を利用しても良い。
CPU131は、無線通信部130全体の動作を制御する。ROM132は、基本入出力プログラムや、無線端末103の端末識別情報B等記憶する。RAM133は、CPU131のワークエリアとして使用される。
通信回路134は、アンテナ134Aを介して、位置情報X、端末識別情報B等を配信装置102に送信する。通信回路134は、例えば階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドがそれぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、例えばIMES規格で受信したメッセージの該当フィールドを繋げたフォーマットにより位置情報Xを送信すると良い。
なお、各フィールドの表現形式は、例えばIMES規格に準じれば良く、このフォーマットに加えて、通信方式により規定されるヘッダやチェックサム情報が付加されても良い。
内部I/F部135は、制御部120とのコネクタを介して信号の送受信を行う。バスライン136は、上述した各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
上述した構成により、無線端末103は、例えば無線端末103が受信した位置情報Xと、無線端末103の端末識別情報Bとを、配信装置102を介して位置情報管理システム105に送信することが可能となる。
<複数の配信装置と無線端末との通信状況>
図17は、複数の配信装置と無線端末との通信状況を示す図である。図17に示すように、配信装置102A及び配信装置102Bが天井βに設置されている場合、配信装置102Aは、点線Aに示す配信可能な範囲に位置情報XAを配信し、同様に配信装置102Bが、点線Bに示す配信可能な範囲に位置情報XBを配信する。
ここで、無線端末103Hが、位置情報XA及び位置情報XBが配信される範囲に存在し、位置情報XA及び位置情報XBを受信すると、それぞれの信号強度を測定し、例えば最大信号強度に係る位置情報XAを現在の位置情報として決定する。無線端末103Hは、所定のタイミングで、例えば配信装置102A及び配信装置102Bにより構成される無線ネットワークに参加するための参加要求を行い、それぞれから受信した参加応答データの信号強度を測定する。無線端末103Hは、例えば配信装置102Aよりも配信装置102Bから受信した参加応答データの信号強度が強い場合、配信装置102Bを位置情報XAの送信先として決定する。
このように、屋内αに対する無線端末103の位置に応じて、配信装置102Aから受信した位置情報XAを現在の位置情報として決定し、配信装置102Bを送信先として決定した場合、配信装置102Bに端末識別情報Bと位置情報XAとを送信する。
これにより、位置情報管理システム105が、無線端末103の位置情報を管理することが可能となり、動線管理システム2は、位置情報管理システム105により管理される位置情報等に基づき、ユーザの動線を判断することが可能となる。
上述したように、本実施形態によれば、機器を利用するユーザに対する適切な動線を判断することが可能となる。本実施形態では、例えば機器に対応する操作内容及び操作タイミングと、操作タイミングに対応するユーザが所持する無線端末の移動内容とに基づいて動線を抽出することが可能となる。
以上、開示の技術の好ましい実施形態について詳述したが、開示の技術に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された開示の技術の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1,101 位置管理システム
2 動線管理システム
10,102 配信装置
11,103 無線端末
12,104 ゲートウェイ装置
13,105 位置情報管理システム
14 無線ネットワーク
15 ネットワーク
16 MFP
17 機器管理サーバ
18 動線管理サーバ(動線管理装置の一例)
20,30 通信手段
20A 位置情報送信手段
20B,112 無線通信手段
21,37,113 記憶手段
21A,37A 位置情報
21B ルーティング情報
22,38 制御手段
31 位置情報取得手段
32 利用情報取得手段
33 動線判断手段
34 画面生成手段
35 入力手段
36 表示手段
37B 利用情報
37C 動線管理情報
40,50,121,131 CPU
41,51,123,133 RAM
42,52,122,132 ROM
43 位置信号送信部
44,130 無線通信部
53 HDD
54 通信部
55 表示部
56 入力部
106 電気機器
107 管理対象物
108 通信ネットワーク
108A 基地局
108B 移動体通信網
108C ゲートウェイ装置
108D インターネット
108E LAN
109 GPS衛星
111 位置情報受信手段
114 インターフェース手段
115 加速度検出手段
120 制御部
124,134 通信回路
124A,134A アンテナ
125 加速度センサ
126 電池
127,135 内部I/F部
128 外部I/F部
129,136 バスライン
国際公開第2005/086375号

Claims (11)

  1. 所定位置に設置された機器の利用情報を取得する利用情報取得手段と、
    前記機器を利用するユーザが所持する無線端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記利用情報取得手段により得られた利用情報と、前記位置情報取得手段により得られた位置情報とに基づき、前記ユーザによる前記機器の利用時の動線を判断する動線判断手段とを有し、
    前記動線判断手段は、前記機器の操作内容の動線開始日時を推定することを特徴とする動線管理装置。
  2. 前記利用情報取得手段は、
    記操作内容と、前記操作内容が実行された操作日時とを含む前記利用情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の動線管理装置。
  3. 前記位置情報取得手段は、
    前記無線端末を所持するユーザ識別情報と、前記無線端末の通信日時とを、前記位置情報とともに取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の動線管理装置。
  4. 前記動線判断手段は、
    記操作内容に対応する操作を行ったユーザを推定することを特徴とする請求項2に記載の動線管理装置。
  5. 前記動線判断手段は、
    記操作内容に対応した前記ユーザの移動タイミング、移動位置、移動距離、及び移動速度の少なくとも1つを、前記位置情報取得手段により得られた通信日時及び位置情報に基づき判断することを特徴とする請求項3に記載の動線管理装置。
  6. 前記動線判断手段は、
    前記ユーザの移動タイミング及び移動位置を含む情報に基づき、前記操作内容に対応する操作を行ったユーザを推定することを特徴とする請求項に記載の動線管理装置。
  7. 前記動線判断手段は、
    前記移動速度に基づき、前記操作内容の動線開始日時を推定することを特徴とする請求項に記載の動線管理装置。
  8. 前記動線判断手段は、
    前記操作内容の動線開始日時から前記操作日時までの前記位置情報の推移、又は前記操作日時から印刷物取得日時までの前記位置情報の推移に基づき、前記ユーザによる前記機器の利用時の動線を判断することを特徴とする請求項に記載の動線管理装置。
  9. 前記動線判断手段により得られた前記ユーザによる前記機器の利用時の動線を表示するための画面を生成する画面生成手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の動線管理装置。
  10. 無線端末と、前記無線端末の動線を管理する動線管理装置とを有する動線管理システムであって、
    前記動線管理装置は、
    所定位置に設置された機器の利用情報を取得する利用情報取得手段と、
    前記機器を利用するユーザが所持する前記無線端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記利用情報取得手段により得られた利用情報と、前記位置情報取得手段により得られた位置情報とに基づき、前記ユーザによる前記機器の利用時の動線を判断する動線判断手段とを有し、
    前記動線判断手段は、前記機器の操作内容の動線開始日時を推定することを特徴とする動線管理システム。
  11. コンピュータを、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の動線管理装置が有する各手段として機能させるための動線管理プログラム。
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