JP2004133805A - 動画像処理方法、動画像処理装置およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

動画像処理方法、動画像処理装置およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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新村 貴彦
Hiroyuki Arai
新井 啓之
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Abstract

【課題】動画像情報の2次利用を促進するための効率的な検索と効果的な利用とを可能とすること。
【解決手段】所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成する滞留人物画像出力部43と、滞留人物画像出力部43で生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、この識別された人物の画像領域を特定する孤立画像領域処理部44と、この孤立画像領域処理部44で特定された人物の画像領域の情報と所定のエリアの画像情報とから所定のエリアに滞留しているか否かを判定する滞留人物処理部45と、人物の画像領域を表す座標群を記録する滞留人物動線記録処理部53と、人物の滞留時間を更新および記録する滞留時間算出処理部52と、人物の行動を定義するためのタグを生成するデータベース作成部54とを備える。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、動画像情報を処理する方法に関するものであり、特に、動画像情報の2次利用を促進するための効率的な検索と効果的な利用とを可能とする動画像処理方法、動画像処理装置およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速光通信網の急速な発展により、ネットワーク通信はブロードバンド時代を迎え、通信される情報の種類もテキストもしくは静止画像などを主体とした通信に加え、動画像の伝送も行われるようになっている。必然的に、大量の動画像情報が氾濫することになり、これらの大容量の動画像情報の効率的な管理や、この動画像情報からの2次情報生成の要求も高まってきている。
【0003】
身近な例として、コンビニエンス・ストアでは、防犯カメラを設置して、日夜、来店する人々の行動を監視している。このコンビニエンス・ストアが展開する全国のチェーン店には膨大な動画像があるが、来店する人々の行動と商品の売り方との関係が明らかになれば、さらなる売上げ向上が期待できる。また、他の例として、街頭では、街頭に設置されたカメラで車や人の行動が撮影されているが、リアルタイムで物体の行動が検索できれば事故発生や迂回路の提案などができる。
【0004】
しかしながら、実際には、これらの防犯カメラや街頭カメラなどは、動画像を蓄積しているだけであり、特に2次情報を生成して活用されているわけではない。もし、動画像からの物体の行動に関するデータの検索、利用等が効率的かつ効果的にできれば用途が広がるはずである。
【0005】
一方、画像内の人物の行動を検索するにはそれなりのテクニックが必要であるが、名前や年齢と違って画像の行動を定義することは難しく、また大量の動画像を効率的に管理することも難しい。
【0006】
特開2000−357177号公報(先行技術1)には、店舗内の購買者の動線データを把握する動線把握システムが記載されている。なお、「動線」とは、一般的には、建物の内外で人やモノが移動する経路を「線」で表したものである。この先行技術1に記載された動線把握システムは、固有の位置識別データを記録するIDタグを陳列棚などに設け、このIDタグから発せられた位置識別データを受信するデータ識別装置をカートに搭載するとともに、購買者はこのカートを帯同して売場に入り、カートに搭載されたデータ識別装置が所定領域内に入ったIDタグから送信されてくるデータを順次蓄積し、この蓄積されたデータを最終的にコンピュータに伝送することで、人物の動線情報を把握するようにしている。
【0007】
また、特開2000−200357号公報(先行技術2)には、人物動線情報の収集方法および収集装置が記載されている。この先行技術2に示された人物動線情報の収集方法および収集装置では、顧客の入店、退店および店内の移動をすべてカメラで撮影し、撮影した画像から人物像の特徴ベクトルを生成し、この生成した特徴ベクトルを照合して同一の顧客か否かを判定し、同一の顧客のときには同一の識別IDを付してこの顧客の動線情報を記憶し、後で同一の識別IDの情報を集計することで、この顧客の動線を得るようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−357177号公報(第5頁、図2)
【特許文献2】
特開2000−200357号公報(第10頁、図4)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先行技術1に記載された技術では、動線データを収集する受信手段をカートに搭載するなど、データ収集装置を顧客が携帯しなければならず顧客に何らかの負担をかけるという問題点があった。また、カートを持たない顧客のデータが収集できないという問題点もあった。
【0010】
また、先行技術2に記載された技術は、顧客をIDにより識別し、この顧客ID別の動線情報を収集して蓄積しているに過ぎなかった。例えば、このように収集された動線情報だけでは、ある顧客がある陳列棚の前を通過しただけなのか、あるいは、陳列された商品に目を触れたのかを判別することができなかった。したがって、店舗レイアウト、商品陳列などの経営戦略プランを建てるための重要な資料とはなり得なかった。
【0011】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、単に蓄積されただけの防犯カメラや街頭カメラなどの動画像の情報に関し、これらの動画像の情報を再利用するとともに、店舗レイアウト、商品陳列などの戦略的な経営意志決定に活用できる動画像処理方法、動画像処理装置およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる動画像処理方法においては、複数の人物の行動が撮影された動画像を処理してこれら複数の人物の行動を把握するために必要な情報を抽出する動画像処理方法において、前記複数の人物の行動を定義するためのタグを生成するタグ生成ステップと、前記動画像から抽出された所定のエリアに滞留していた人物が、この所定のエリアと異なるエリアに滞留していたか否かを判定する判定ステップとを備え、前記タグ生成ステップは、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対して前記タグを付与することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、タグ生成ステップは、複数の人物の行動を定義するためのタグを生成し、判定ステップは、動画像から抽出された所定のエリアに滞留していた人物がこの所定のエリアと異なるエリアに滞留していたか否かを判定するようにしている。また、このタグ生成ステップは、所定のエリアからこの所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してタグを付与するようにしている。
【0014】
つぎの発明にかかる動画像処理方法においては、前記所定のエリアに滞留している滞留時間を算出する滞留時間算出処理ステップをさらに備え、前記判定ステップは、前記滞留時間算出処理ステップが算出した滞留時間が所定の時間以上である場合に、前記所定のエリアに滞留していたと判定することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、滞留時間算出処理ステップは、所定のエリアに滞留している滞留時間を算出するようにしている。また、判定ステップは、この滞留時間が所定の時間以上である場合に所定のエリアに滞留していたと判定するようにしている。
【0016】
つぎの発明にかかる動画像処理方法においては、前記所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成する滞留人物画像出力ステップと、前記滞留人物画像出力ステップで生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、この識別された人物の画像領域を特定する孤立画像領域処理ステップと、前記孤立画像領域処理ステップで特定された人物の画像領域の情報と前記所定のエリアの画像情報とから前記所定のエリアに滞留しているか否かを判定する滞留人物処理ステップと、前記所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成し、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するタグ生成ステップとを備えることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、滞留人物画像出力ステップは、所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成し、孤立画像領域処理ステップは、滞留人物画像出力ステップで生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、かつ、この識別された人物の画像領域を特定し、滞留人物処理ステップは、孤立画像領域処理ステップで特定された人物の画像領域の情報と所定のエリアの画像情報とから所定のエリアに滞留しているか否かを判定するようにしている。また、タグ生成ステップは、所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成するとともに所定のエリアから所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するようにしている。
【0018】
つぎの発明にかかる動画像処理方法においては、前記滞留人物処理ステップで判定された人物の画像領域を表す座標群を記録する滞留人物動線記録処理ステップと、この判定された人物の滞留時間を更新および記録する滞留時間算出処理ステップとをさらに備えることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、滞留人物動線記録処理ステップは、滞留人物処理ステップで判定された人物の画像領域を表す座標群を記録し、滞留時間算出処理ステップは、この判定された人物の滞留時間を更新および記録するようにしている。
【0020】
つぎの発明にかかる動画像処理方法においては、撮影中の動画像フレームから抽出された人物に関する情報を入力する入力ステップをさらに備え、この入力された人物に関する情報を前記撮影中の動画像フレームに関連付けて記録することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、撮影中の動画像フレームに、入力ステップによって入力された人物に関する情報を関連付けて記録するようにしているので、識別した人物とこの入力された人物に関する情報との照合をとることができる。
【0022】
つぎの発明にかかる動画像処理方法においては、撮影中の動画像フレームから抽出された人物に関する情報を会員カード等から入力するカード読み取りステップをさらに備え、この入力された人物に関する情報を前記撮影中の動画像フレームに関連付けて記録することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、撮影中の動画像フレームに、カード読み取りステップによって入力された会員カード等の情報を関連付けて記録するようにしているので、識別した人物とこの入力された人物に関する情報との照合をとることができる。
【0024】
つぎの発明にかかる動画像処理装置においては、所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成する滞留人物画像出力手段と、前記滞留人物画像出力手段で生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、この識別された人物の画像領域を特定する孤立画像領域処理手段と、前記孤立画像領域処理手段で特定された人物の画像領域の情報と前記所定のエリアの画像情報とから前記所定のエリアに滞留しているか否かを判定する滞留人物処理手段と、前記所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成し、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するタグ生成手段とを備えることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、滞留人物画像出力手段は、所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成し、孤立画像領域処理手段は、滞留人物画像出力手段で生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、かつ、この識別された人物の画像領域を特定し、滞留人物処理手段は、孤立画像領域処理手段で特定された人物の画像領域の情報と所定のエリアの画像情報とから所定のエリアに滞留しているか否かを判定するようにしている。また、タグ生成手段は、所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成するとともに所定のエリアから所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するようにしている。
【0026】
つぎの発明にかかる動画像処理装置においては、前記滞留人物処理手段で判定された人物の画像領域を表す座標群を記録する滞留人物動線記録処理手段と、この判定された人物の滞留時間を更新および記録する滞留時間算出処理手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、滞留人物動線記録処理手段は、滞留人物処理手段で判定された人物の画像領域を表す座標群を記録し、滞留時間算出処理手段は、この判定された人物の滞留時間を更新および記録するようにしている。
【0028】
つぎの発明にかかるプログラムは、上記の発明のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムであり、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる動画像処理方法、動画像処理装置およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0030】
実施の形態1.
図1は、ある店舗内のレイアウトおよびこの店舗内を移動する顧客の動線の一例を示す上面図である。同図において、顧客11が店舗10の入口21から来店する。顧客11は、商品棚22に目を配りながら、店舗10内を移動する。ときにはある商品棚22に注目してその場所に滞留し、商品を手に取りながらその商品についての情報を得ようとする。また、ある商品棚22には単に目を向けるだけで素通りする場合もある。顧客11は、これらのような行動を取りながら最終的にはレジ23で支払いを済ませ、あるいは支払いをせずに店舗10から出て行く。
【0031】
上記の例のように、店舗内を移動する顧客は、ただ単に漠然と動いているのではなく、陳列商品という誘因にしたがって行動する。いま、このような特徴ある顧客の行動を利用して、顧客の行動を検索するための2次情報を作成することを考える。具体的には、ある商品棚からある商品棚へと向かう行動にタグを付け、このタグに基づいたデータベースを作成する。このようなタグ付けされたデータベースが作成されれば、このデータベースを検索することによって顧客のある時間帯での行動を特定することができる。また、単に蓄積されているだけの画像情報に付加価値を付けることが可能となる。
【0032】
図2は、この発明の実施の形態1にかかる物体移動画像の動画像処理装置の構成を示すブロック図である。前提条件として、店舗内の人物の行動は、店舗内の天井に取り付けられたビデオカメラなどの撮像装置25によって店内が撮影されているものとする。また、撮像装置25によって撮影された画像は、動画像データ記憶部26に、MPEG形式のように静止画としてアクセスできるように記憶されているものとする。なお、撮像装置25は、取り付け位置が解っていて、他のカメラとほぼ同一時刻にセットされており、かつ、店舗内の全域を撮影できるものであれば、一つの装置であっても、複数の装置を備えていても特に構わない。
【0033】
図2において、この動画像処理装置は、画像データ記憶部31と、データ記憶部32と、画像処理部41と、データ処理部51とを備えている。画像データ記憶部31は、動画像データ記憶部26に記録された画像情報をフレーム単位の静止画として保持するとともに、画像処理部41が画像処理を行う際に必要なマスク画像データ、店舗内の背景画像などの画像データや画像処理部41が処理した画像データを保持する。データ記憶部32は、データ処理部51が処理したデータベースの構成情報を保持するとともに、データ記憶部32に記録された情報と画像データ記憶部31に記録されたフレーム画像データとのリンク情報を保持する。
【0034】
図2において、画像処理部41は、滞留人物画像出力部43と、孤立画像領域処理部44と、滞留人物処理部45とを備えている。滞留人物画像出力部43は、タグ付けのための着目エリア(発エリアおよび着エリア)の画像データを生成し、画像データ記憶部31に記録する。また、滞留人物画像出力部43は、着目エリアに留まっている人物を含む画像データを生成し、画像データ記憶部31に記録する。孤立画像領域処理部44は、滞留人物画像出力部43で生成された画像の人物画像領域(有色画素領域)に着目して個々の人物ごとの画像データを処理する。滞留人物処理部45は、滞留人物画像出力部43で生成された画像データと孤立画像領域処理部44が処理した画像データとから個々の人物ごとの動線を求める際に必要な画像データに基づいて滞留人物か否かを判定し、後述するデータ処理部51に通知する。
【0035】
さらに、図2において、データ処理部51は、滞留時間算出処理部52と、滞留人物動線記録処理部53と、データベース作成部54とを備えている。滞留時間算出処理部52は、着目エリアに滞留している人物の滞留時間を算出する。滞留人物動線記録処理部53は、着目エリアに滞留していた人物動線(人物座標の軌跡)の記録処理を行う。データベース作成部54は、発エリアと着エリアとを識別したタグを付与し、このタグに基づいて所定のデータに関するデータベースを作成し、データ記憶部32に記録する。
【0036】
図3および図4は、図2の処理手順の続きを示すフローチャートである。以下、図2、図3および図4を用いてこの動画像処理装置の処理手順について説明する。なお、この動画像処理装置の全体の制御は図示しない制御手段によって制御されるものとする。また、動画像処理装置の画像データ記憶部31には、予めつぎのような条件で画像が撮影され、記録されているものとする。
【0037】
(撮影条件および記録内容)
▲1▼ 撮影画像は、人の行動が判別しやすいように頭上から行う。頭上から撮影すれば背景色に髪の黒さと間違える色はあまりないので、人物を識別しやすくなるといった利点がある。
▲2▼ 撮影速度は、10フレーム/秒の間隔で撮影されているものとする。なお、この撮影速度は、人の歩く速さよりも速いフレーム数で撮影する限りにおいて任意に設定することができる。
▲3▼ 撮影フレーム数はTフレーム(Tは任意の自然数)とする。
▲4▼ 店内には商品棚22aおよび22b(図6参照)が設置されており、予め人がいない状態での背景画像H(図6参照)が撮影され、記録されている。
▲5▼ 人間が商品棚の周辺で滞留しているものと判断される領域が予め決められている(図7に示す領域30aおよび30b)。なお、これらの領域の大きさは任意に設定することができる。
▲6▼ 人間が興味を持って滞留していると判定する時間を最低3秒(Wフレーム)と仮定する。なお、この滞留判定時間も任意に設定することができる。いま、この実施の形態において、この滞留判定時間を3秒と仮定すれば、滞留判定に要するフレーム数Wは、W=30フレームである。
【0038】
図2および図3において、まず、滞留人物画像出力部43は、画像データ記憶部31から動画像フレームM〜M(図8参照)を読み込む(ステップS101)。また、滞留人物画像出力部43は、画像データ記憶部31に記録されている発着エリアマスク画像R(図7参照)を読み込み、これらの動画像フレームM〜Mと発着エリアマスク画像Rとの論理積をとり、これらの論理積画像すべての論理積をとった画像P(図9参照)を出力して画像データ記憶部31に記録する。(ステップS102)。なお、この画像Pには、Wフレームの間に領域30a内に滞留していた人物が背景画像とともに映し出されている。
【0039】
つぎに、滞留人物画像出力部43は、上記ステップS102で得られた発着エリアマスク処理画像Pから、予め人物がいない状態での発着エリア付近の背景画像H(図6参照)を差し引いて画像P(図10参照)を出力し、画像データ記憶部31に記録する(ステップS103)。なお、この画像Pには、領域30a内に滞留している人物の画像が含まれており、図10の例では3名の人物の画像が示されている。
【0040】
上記のステップS101〜S103の処理によって発着エリア付近に滞留していた人物の画像が得られたので、つぎに、フレーム番号2からTの間のフレーム画像を用いて、この滞留人物だけが写っている画像の作成処理を行う。
【0041】
まず、動画像フレームのフレーム数を指定する変数iが2に設定される(ステップS104)。滞留人物画像出力部43は、動画像M(i=2)から背景画像Hを差し引き、残った画像と1フレーム前の画像(この場合はP)との論理積をとり、この論理積出力である画像Pを出力し、画像データ記憶部31に記録する(ステップS105)。
【0042】
その後、フレーム数iが逐次インクリメントされ(ステップS107)、動画像フレーム数iと撮影フレーム数Tとが比較され(ステップS106)、動画像フレーム数iが撮影フレーム数Tに等しくなるまで、ステップS105〜S107の処理が実行される。なお、このステップS105で出力される画像Pは、画像Pに映し出された人物、すなわち滞留人物が、フレーム番号2からTの間に移動した軌跡が記録されている。
【0043】
つぎに、図4において、データベース作成部54は、データベース作成のためのタグ名をデータ記憶部32に生成する(ステップS108)。このタグ名は、ある商品棚からある商品棚へと向かう人物の行動に関するデータベース作成のために生成される。いま、図6に示す商品棚22aを「U」とし、商品棚22bを「V」として、これらの商品棚Pから商品棚Sへと向かう人物の行動に関して生成されるデータベースのタグ名を「movingUV」とする。
【0044】
一方、孤立画像領域処理部44は、画像Pの人物画像領域(有色画素領域)に着目して孤立画像を1人の人物とみなして画像領域を特定するとともに、これらの特定された人物画像領域にIDを振る(ステップS109)。このとき、データベース作成部54は、識別された人物画像領域を表す座標群と滞留時間とを含むデータを記憶するための記憶領域Li,j(i=1〜T、j=1〜3)をデータ記憶部32に設ける(ステップS110)。なお、このjは識別されたIDを示す変数である。
【0045】
孤立画像領域処理部44は、ステップS109で識別された人物画像領域を表す座標群を滞留人物動線記録処理部53に通知する。滞留人物動線記録処理部53は、この通知された座標群を記憶領域L1,j(j=1〜3)にそれぞれ記録する(ステップS111)。データベース作成部54は、L1,j(j=1〜3)に確保された滞留時間項目の数値を初期化する(ステップS111)。
【0046】
なお、図12(a)は、記憶領域Li,jのデータ構造と記憶領域Li,jに格納されたデータの一例を示す図表であり、同図(b)は、記憶領域Li,jに格納された座標群Fi,jの記録例を示す図表である。同図(a)に示すように、記憶領域Li,jは、識別IDごとに各フレーム画像に対応した人物画像領域の座標群と発着エリアそれぞれの滞留時間を記録する領域とを有している。また、同図(b)に示すように、座標群Fi,jはn点の座標の集合として記憶領域Li,jに関連づけされて記録されている。
【0047】
なお、図12では、記憶領域L1,jに記録される座標は識別された人物画像領域を表す座標群(複数の座標)として記録することとしているが、単一の座標、例えば、人物画像領域の重心座標だけを記録してもよい。ただし、この場合には、各フレームにおいて、ステップS109で処理した識別IDごとの人物画像領域の画像を記録しておき、この人物画像領域の画像と重心座標とを関連付けておく必要がある。
【0048】
つぎに、識別IDを指定する変数jが1に設定され(ステップS112)、動画像フレームのフレーム数を指定する変数iが1に設定される(ステップS113)。このとき、孤立画像領域処理部44は、画像Pにおいて記憶領域L1,1に記録されている座標群が示す画像領域とステップS105で出力された1フレーム後の画像Pとの間で論理積をとる(ステップS114)。このとき、この論理積画像において、画像Pにおける孤立画像の中で重なりの大きいものを選び、この重なりの大きい孤立画像の画像領域を記憶領域L2,1に記録する(ステップS114)。さらに、滞留人物処理部45は、ステップS114で処理され記録された画像領域L2,1と発エリアのマスク画像RA(図13(a)参照)との論理積をとり、重なる部分があればデータ処理部51の滞留時間算出処理部52に通知し、滞留時間算出処理部52は滞留時間を1/10秒増やす処理を行う(ステップS115)。
【0049】
その後、フレーム数iが逐次インクリメントされ(ステップS117)、動画像フレーム数iと撮影フレーム数Tとが比較され(ステップS116)、動画像フレーム数iが撮影フレーム数Tに等しくなるまで、ステップS114およびS115の処理が継続される。
【0050】
また、IDを指定する変数jが逐次インクリメントされ(ステップS119)、この変数jと識別されたIDの数(=3)とが比較され(ステップS118)、この変数jが識別されたIDの数(=3)に等しくなるまで、ステップS113〜S117の処理が継続される。なお、図5に示すように、必要があれば、IDごとに肖像権保護ビットを立てる処理を行う(ステップS120)。
【0051】
この実施の形態では、発エリアAに滞留している例を示したが、着エリアBに滞留している人物の処理も同様な手順で実施できる。すなわち、ステップS115において、ステップS114の処理で選択された人物画像と着エリアマスク画像RB(図13(b)参照)との論理積をとり、重なる部分があれば滞留時間を1/10秒増やす処理を実施すればよい。
【0052】
また、図12に示す図表は、発エリアAから着エリアBに向かう顧客の動線をデータベース化するための構成例を示しているが、これらの発エリアAと着エリアBとの経路上にエリアCを設け、このエリアCに滞留する顧客に対しても上述した手順をこのエリアCに適用するだけで処理することができる。この場合、「movingAB」というタグの他に、「movingAC」、「movingBC」というタグ付けも可能となる。
【0053】
さらに、物体移動画像のデータが図12に示すような形で構成されていれば、種々の形式での出力が可能である。図14は、発エリアAと着エリアBとに滞留する顧客に関する情報を帳票形式で出力した例を示す図である。図14に示した出力形式以外にも、例えば、発エリアAに滞留した後、着エリアBに向かう顧客数に関する情報などを出力することが可能である。
【0054】
なお、上述してきた処理手順は、予め撮影された動画像データが画像データ記憶部31に記憶されていることを前提としているが、動画像処理装置として高性能な装置を用いれば、リアルタイムでの処理も可能となる。
【0055】
以上説明したように、この実施の形態によれば、タグ生成ステップは複数の人物の行動を定義するためのタグを生成し、判定ステップは動画像から抽出された所定のエリアに滞留していた人物がこの所定のエリアと異なるエリアに滞留していたか否かを判定し、また、このタグ生成ステップは所定のエリアからこの所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してタグを付与するようにしているので、動画像情報の2次利用を促進するための効率的な検索と効果的な利用とが図れる。
【0056】
また、この実施の形態によれば、滞留時間算出処理ステップは、所定のエリアに滞留している滞留時間を算出するようにしている。また、判定ステップは、この滞留時間が所定の時間以上である場合に所定のエリアに滞留していたと判定するようにしているので、動画像情報の2次利用が促進されるとともに、作成された2次情報を店舗レイアウト、商品陳列などの戦略的な経営意志決定に活用することができる。
【0057】
また、この実施の形態によれば、滞留人物画像出力ステップは所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成し、孤立画像領域処理ステップは滞留人物画像出力ステップで生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、かつ、この識別された人物の画像領域を特定し、滞留人物処理ステップは孤立画像領域処理ステップで特定された人物の画像領域の情報と所定のエリアの画像情報とから所定のエリアに滞留しているか否かを判定し、また、タグ生成ステップは所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成するとともに所定のエリアから所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するようにしているので、動画像情報の2次利用が促進されるとともに、作成された2次情報を店舗レイアウト、商品陳列などの戦略的な経営意志決定に活用することができる。
【0058】
また、この実施の形態によれば、滞留人物動線記録処理ステップは、滞留人物処理ステップで判定された人物の画像領域を表す座標群を記録し、滞留時間算出処理ステップは、この判定された人物の滞留時間を更新および記録するようにしているので、動画像情報の2次利用が促進されるとともに、作成された2次情報を店舗レイアウト、商品陳列などの戦略的な経営意志決定に活用することができる。
【0059】
なお、ここでいうところのタグ生成ステップは、データベース作成部54が行う処理に対応する。同様に、判定ステップは、滞留時間算出処理部52の処理結果に基づき図示しない制御手段が行う処理に対応する。さらに、滞留時間算出処理ステップは、滞留時間算出処理部52が行う処理に対応し、滞留人物画像出力ステップは、滞留人物画像出力部43が行う処理に対応し、孤立画像領域処理ステップは、孤立画像領域処理部44が行う処理に対応し、滞留人物処理ステップは、滞留人物処理部45が行う処理に対応し、滞留人物動線記録処理ステップは、滞留人物動線記録処理部53が行う処理に対応する。
【0060】
また、図2の各部の機能の一部またはすべてを実現し、あるいは、図3および図4の処理手順の一部またはすべてを処理するためのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行させることにより実現させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、このプログラムは、前述の機能または機能の一部、あるいは、前述の処理手順の一部またはすべてをコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0061】
実施の形態2.
図15は、この発明の実施の形態2にかかる動画像処理装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態2においては、画像表示部62と、データ入力部63とを備えたPOSレジスタ61の出力をデータ処理部51に出力するようにしている。その他の構成については、図2と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0062】
この動画像処理装置では、ある顧客に関する情報を動画像データに関連付けることができる。具体的には、つぎのような操作を行う。図15において、画像表示部62は撮像装置25で撮影されたレジ周辺の画像を表示する。レジにいる店員は、画像表示部62に表示された画像から、ある顧客を特定する。この顧客を特定する手段は、タッチパネルなどを利用すれば簡単に実現できる。つぎに、データ入力部63により、この特定の顧客に関する情報、例えば、性別、年齢層、職業等に関する情報を入力する。この操作はメニュー形式を利用すれば簡易に入力できる。このように入力されたデータが、データ処理部51に送信される。データベース作成部54は、この送信データをデータ記憶部32に記録するとともに、顧客を特定する際に用いたフレーム画像のフレーム数(時間情報)と顧客の位置情報とからこのフレーム画像を特定することができ、記録データとのリンクを張ることができる。
【0063】
いま、実施の形態1で説明した処理手順に基づいたデータベースの生成と比較すると、フレーム画像上の顧客画像を処理する際に、顧客に関する情報にアクセスすることができるので、さらに詳細な情報を持ったデータベースを構成することができ、画像情報にさらに付加価値を付与することができる。
【0064】
なお、この実施の形態では画像表示部62とデータ入力部63とを異なる処理部としているが、画像表示部上にデータ入力画面を構築してもよい。このように構成しても、同一の作用および効果が得られることは言うまでもない。
【0065】
以上説明したように、この実施の形態によれば、撮影中の動画像フレームに、入力ステップによって入力された人物に関する情報を関連付けて記録し、識別した人物とこの入力された人物に関する情報との照合をとるようにしているので、さらに詳細な情報を持ったデータベースを構成することができ、画像情報にさらに付加価値を付与することができる。なお、ここでいうところの入力ステップは、POSレジスタ61のデータ入力部63が行う処理に対応する。
【0066】
実施の形態3.
図16は、この発明の実施の形態3にかかる動画像処理装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態3においては、POSレジスタ61にカード読取部64を備えていることを特徴とする。なお、その他の構成については、図15と同様であり、同一部分には同一符号を付している。
【0067】
この実施の形態では、会員カードや、ICカードなどを用いて、ユーザ情報を自動的に読み込ませることによって、データ入力の効率化および省力化を実現することができる。なお、その他の動作については、実施の形態2と同様であり、その作用および効果についても実施の形態2と同様である。
【0068】
以上説明したように、この実施の形態によれば、撮影中の動画像フレームに、カード読み取りステップによって入力された会員カード等の情報を関連付けて記録し、識別した人物とこの入力された人物に関する情報との照合をとるようにしているので、データ入力の効率化および省力化を実現することができる。なお、ここでいうところのカード読み取りステップは、POSレジスタ61のデータ入力部63が行う処理に対応する。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、動画像から抽出された所定のエリアに滞留していた人物がこの所定のエリアと異なるエリアに滞留していたか否かを判定し、複数の人物の行動を定義するためのタグを生成し、所定のエリアからこの所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成されたタグを付与するようにしているので、動画像情報の2次利用を促進するための効率的な検索と効果的な利用とが図れるという効果を奏する。
【0070】
また、この発明によれば、所定のエリアに滞留している滞留時間を算出し、この滞留時間が所定の時間以上である場合に所定のエリアに滞留していたと判定するようにしているので、動画像情報の2次利用が促進されるとともに、作成された2次情報を店舗レイアウト、商品陳列などの戦略的な経営意志決定に活用することができるという効果を奏する。
【0071】
つぎの発明にかかるプログラムによれば、上記の発明のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるようにしたので、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ある店舗内のレイアウトおよびこの店舗内を移動する顧客の動線の一例を示す上面図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかる物体移動画像の動画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の動画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図3の処理手順の続きを示すフローチャートである。
【図5】図4の処理手順の続きを示すフローチャートである。
【図6】予め人がいない状態で撮影された背景画像を示す図である。
【図7】発着エリアのマスク画像を示す図である。
【図8】動画像フレームの一例を示す図である。
【図9】発着エリアのマスク画像によって抽出された画像を示す図である。
【図10】発着エリアに滞留する可能性のある人物画像を示す図である。
【図11】IDごとに識別された人物画像領域を示す図である。
【図12】
(a)は記憶領域Li,jのデータ構造と記憶領域Li,jに格納されたデータの一例を示す図表であり、(b)は記憶領域Li,jに格納された座標群Fi,jの記録例を示す図表である。
【図13】
(a)は発エリアのマスク画像であり、(b)は着エリアのマスク画像を示す図である。
【図14】発エリアAと着エリアBとに滞留する顧客に関する情報を帳票形式で出力した例を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態2にかかる動画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】この発明の実施の形態3にかかる動画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 店舗
11 顧客
21 入口
22,22a,22b 商品棚
23 レジ
25 撮像装置
26 動画像データ記憶部
30a,30b 領域
31 画像データ記憶部
32 データ記憶部
41 画像処理部
43 滞留人物画像出力部
44 孤立画像領域処理部
45 滞留人物処理部
51 データ処理部
52 滞留時間算出処理部
53 滞留人物動線記録処理部
54 データベース作成部
61 POSレジスタ
62 画像表示部
63 データ入力部
64 カード読取部
A 発エリア
B 着エリア
C エリア
H 背景画像
i,j 座標群
i,j 記憶領域
 動画像フレーム
 発着エリアマスク処理画像
 滞留人物画像
 滞留候補人物移動画像
  孤立領域画像
R 発着エリアマスク画像
RA 発エリアマスク画像
RB 着エリアマスク画像
T 撮影フレーム
U,V 商品棚
W フレーム数

Claims (9)

  1. 複数の人物の行動が撮影された動画像を処理してこれら複数の人物の行動を把握するために必要な情報を抽出する動画像処理方法において、前記複数の人物の行動を定義するためのタグを生成するタグ生成ステップと、前記動画像から抽出された所定のエリアに滞留していた人物が、この所定のエリアと異なるエリアに滞留していたか否かを判定する判定ステップと、
    を備え、
    前記タグ生成ステップは、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対して前記タグを付与することを特徴とする動画像処理方法。
  2. 前記所定のエリアおよび前記所定のエリアと異なるエリアそれぞれに滞留している滞留時間を算出する滞留時間算出処理ステップをさらに備え、
    前記判定ステップは、前記滞留時間算出処理ステップが算出した滞留時間が所定の時間以上である場合に、前記所定のエリアに滞留していたと判定することを特徴とする請求項1に記載の動画像処理方法。
  3. 前記所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成する滞留人物画像出力ステップと、
    前記滞留人物画像出力ステップで生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、この識別された人物の画像領域を特定する孤立画像領域処理ステップと、
    前記孤立画像領域処理ステップで特定された人物の画像領域の情報と前記所定のエリアの画像情報とから前記所定のエリアに滞留しているか否かを判定する滞留人物処理ステップと、
    前記所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成し、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するタグ生成ステップと、
    を備えることを特徴とする動画像処理方法。
  4. 前記滞留人物処理ステップで判定された人物の画像領域を表す座標群を記録する滞留人物動線記録処理ステップと、
    この判定された人物の滞留時間を更新および記録する滞留時間算出処理ステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の動画像処理方法。
  5. 撮影中の動画像フレームから抽出された人物に関する情報を入力する入力ステップをさらに備え、
    この入力された人物に関する情報を前記撮影中の動画像フレームに関連付けて記録することを特徴とする請求項3または4に記載の動画像処理方法。
  6. 撮影中の動画像フレームから抽出された人物に関する情報を会員カード等から入力するカード読み取りステップをさらに備え、
    この入力された人物に関する情報を前記撮影中の動画像フレームに関連付けて記録することを特徴とする請求項3または4に記載の動画像処理方法。
  7. 前記所定のエリアに滞留していた人物だけの画像データを生成する滞留人物画像出力手段と、
    前記滞留人物画像出力手段で生成された画像データの孤立画像に着目して個々の人物を識別し、この識別された人物の画像領域を特定する孤立画像領域処理手段と、
    前記孤立画像領域処理手段で特定された人物の画像領域の情報と前記所定のエリアの画像情報とから前記所定のエリアに滞留しているか否かを判定する滞留人物処理手段と、
    前記所定のエリアに滞留していた人物の行動を定義するためのタグを生成し、前記所定のエリアから前記所定のエリアと異なるエリアに向かう人物の行動に対してこの生成したタグを付与するタグ生成手段と、
    を備えることを特徴とする動画像処理装置。
  8. 前記滞留人物処理手段で判定された人物の画像領域を表す座標群を記録する滞留人物動線記録処理手段と、
    この判定された人物の滞留時間を更新および記録する滞留時間算出処理手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の動画像処理装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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