JP2016062372A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客によって把持の対象となった商品又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を提示するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の検出手段は、顧客を撮影した画像から、該顧客が商品を把持した行動を検出し、抽出手段は、前記検出手段によって検出された把持の対象となった商品を抽出し、第2の抽出手段は、前記抽出手段によって抽出された商品又は該商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出し、提示手段は、前記第2の抽出手段によって抽出された第2の商品を提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、ユーザの日常の行動傾向から抽出される特徴に基づいて、真にユーザの嗜好を反映したコンテンツを推薦することを課題とし、PCは、静止画又は動画から抽出された複数の下位メタ情報及び各下位メタ情報から導出された上位メタ情報を基に個人メタDBを構築し、当該個人メタDBから、ユーザの任意の個人特徴情報を選択してサーバーへ送信し、サーバーは、他のPCの個人メタDBを統計処理して構築された多人数統計メタDBから、受信した個人特徴情報と類似する個人特徴情報を抽出し、当該個人特徴情報に関連する推薦商品又は推薦サービスを示すコンテンツ情報を選択してPCへ送信することが開示されている。
特許文献2には、顧客の視線からマーケティングに有用な情報を取得することを課題とし、商品販売装置は、販売中商品を識別可能に表示した商品サンプル表示部と、顧客の少なくとも顔を含んだ部分を撮影するカメラと、カメラにより撮影された映像を取得して処理する情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、カメラから取得した映像に含まれる顧客の顔の方向及び瞳の位置を解析して顧客の視線を検出し、その検出した顧客の視線が注視する商品サンプル表示部を検出するとともに、顧客が注視する商品サンプル表示部が示す商品の履歴情報に基づき、その顧客の顧客属性を判定し、さらに、その顧客が購入しなかった商品についての注視回数を集計した注視商品データを生成し、この注視商品データは、顧客が心の内に抱いている商品の関心度を表すものであり、今後の商品販売計画などに有用な情報であることが開示されている。
特許文献3には、十分なサービスを乗員に提供することが可能な服装対応サービス提供装置を提供することを課題とし、車両に搭載される服装対応サービス提供装置であって、乗員の服装パターンを認識する服装パターン認識手段を備え、服装パターン認識手段により認識された服装パターンに基づいて乗員にサービスを提供する、服装対応サービス提供装置であり、服装パターンを認識する際には、例えば、服装形状に対するパターンマッチング処理や、輝度・色彩のマッチング処理が行われることが開示されている。
特許文献4には、室内の人間の動作を追跡して、その人間の行動・意図を推定することを可能とすることを課題とし、撮像部が室内の人間を撮像し、撮像した人間の映像を高速・低解像度処理部及び低速・高解像度処理部に送信し、高速・低解像度処理部が、撮像部が撮像した人間の映像に基づいて、その人間の室内における2次元、3次元の位置や方向を特定し、低速・高解像度処理部が、撮像部が撮像した人間の映像に基づいて、知識蓄積部に蓄積されたデータを用いて、人間のジェスチャーを特定し、行動・意図推定部が、高速・低解像度処理部による処理結果と、低速・高解像度処理部による処理結果とに基づいて、ベイズ分類を用いて、撮像対象となった人間の行動・意図を推定することが開示されている。
特開2011−215964号公報 特開2009−042956号公報 特開2008−120289号公報 特開2005−242759号公報
本発明は、顧客によって把持の対象となった商品又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を提示するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、顧客を撮影した画像から、該顧客が商品を把持した行動を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された把持の対象となった商品を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された商品又は該商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された第2の商品を提示する提示手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記第2の抽出手段は、雑誌に掲載されている商品の組み合わせ情報又はソーシャルネットワークで取り上げられている商品の組み合わせ情報を用いて、前記第2の商品を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第2の抽出手段は、気象情報、対象としている店舗の売り上げ情報もしくは前記顧客の予算情報のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて、前記商品と組み合わせる第2の商品を抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第2の商品と対象としている店舗におけるレイアウト情報を用いて、前記提示手段が提示を行うべき出力装置を選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記検出手段は複数の顧客の行動を検出するものであり、前記抽出手段は、前記複数の顧客が把持した複数の商品を抽出するものであり、前記第2の抽出手段は、前記抽出された複数の商品又は前記抽出された複数の商品に類似する複数の商品と組み合わせる第2の商品を抽出するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、顧客を撮影した画像から、該顧客が商品を把持した行動を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された把持の対象となった商品を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された商品又は該商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された第2の商品を提示する提示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、顧客によって把持の対象となった商品又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を提示することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、雑誌に掲載されている商品の組み合わせ情報又はソーシャルネットワークで取り上げられている商品の組み合わせ情報を用いて、第2の商品を抽出することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、気象情報、対象としている店舗の売り上げ情報、又は、顧客の予算情報のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて、商品と組み合わせるのに適した第2の商品を抽出することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第2の商品と対象としている店舗におけるレイアウト情報を用いて、前記提示手段が提示を行うべき出力装置を選択することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、複数の顧客が把持した複数の商品又はその複数の商品に類似する複数の商品と組み合わせる第2の商品を抽出することができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、顧客によって把持の対象となった商品又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を提示することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 顧客関心テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 アイテムテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 アイテム類似度テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 コーディネートテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 コーディネートテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に1対1に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(1対1対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、顧客によって把持の対象となった商品(以下、アイテムともいう)又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を提示するものであって、図1の例に示すように、来店顧客関心抽出モジュール110、雑誌アイテム抽出モジュール130、ソーシャルメディア情報抽出モジュール135、気象情報抽出モジュール140、売り上げ履歴抽出モジュール145、顧客予算推定モジュール150、組み合わせ作成モジュール155、組み合わせ記憶モジュール160、レイアウト推薦モジュール165、レイアウト記憶モジュール170、提示モジュール175を有している。
撮影装置105は、情報処理装置100の画像受付モジュール115と接続されている。撮影装置105は、商品とその商品の周辺(商品エリアともいわれる)を撮影する。その商品エリアには、その商品を購入するため、その商品を確かめる等のために、顧客が入り込む。そのため、来店顧客関心抽出モジュール110が撮影した画像には、商品とともに顧客が含まれていることがある。
具体的には、撮影装置105は、静止画又は動画を撮影するための2Dカメラ、3Dカメラ、サーモカメラ、全方位カメラ等である。また、撮影装置105は、固定されたものであってもよいし、角度、位置等を変更することができるものであってもよい。また、商品と撮影装置105との関係は、1対1であってもよいし、1対Nであってもよいし、N対1であってもよいし、N対Nであってもよい。なお、N対1の場合は、後述するように画像内の商品を認識し、その商品毎に顧客の行動を判定すればよい。1対Nの場合は、複数の画像から1つの商品又はその商品のタグに対する行動を判定し、多数決等を用いて、複数の判定結果から最終的な判定結果を得るようにすればよい。
来店顧客関心抽出モジュール110は、画像受付モジュール115、解析モジュール120、アイテム抽出モジュール125を有しており、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。
画像受付モジュール115は、撮影装置105、解析モジュール120と接続されている。画像受付モジュール115は、撮影装置105によって撮影された画像を受け付け、その画像を解析モジュール120に渡す。
解析モジュール120は、画像受付モジュール115、アイテム抽出モジュール125と接続されている。解析モジュール120は、顧客を撮影した画像から、その顧客が商品を把持した行動を検出する。前述したような商品の認識の他に、例えば、商品の位置、顧客の体、顧客の頭部の位置、手(腕を含む)の位置、視線の方向、顔の位置、目等を特徴として抽出する。例えば、撮影装置105によって撮影される商品は予め定められたものであり、その予め定められた商品の特徴(色、形状、大きさ等)を予め抽出しておき、辞書として記憶させておくことによって、画像内からその商品を認識することができる。また、その商品に付されているタグ等を認識して商品を認識するようにしてもよい。また、人の認識、人の部位(手、頭等)の認識、視線の方向等は、既存の技術を用いて認識する。なお、位置としては、画像内の座標系における位置であってもよいし、商品との相対位置であってもよい。そして、人の手と商品の位置が予め定められた範囲内(重なる場合を含む)にある場合に、顧客が商品を把持した行動として検出してもよい。さらに、視線の方向が、その商品のある位置又はその商品を含む予め定められた範囲内へ向けられたものであることを条件として、顧客が商品を把持した行動として検出してもよい。
なお、画像からの人検出、顔検出等の技術については、「山内悠嗣,山下隆義,藤吉弘亘.画像からの統計的学習手法に基づく人検出.電子情報通信学会論文誌 D, Vol. J96−D,No.9,pp.2017−2040,2013.」、「勞世▲広▼,山口修.顔画像処理の応用事例(実利用が進む顔画像処理とその応用事例(前編)).情報処理 50(4),319−326,2009.」等に記載されている技術を用いるようにしてもよい。
アイテム抽出モジュール125は、解析モジュール120と接続されている。アイテム抽出モジュール125は、解析モジュール120によって検出された把持の対象となった商品を抽出する。そして、その抽出した商品(を示す情報)を組み合わせ作成モジュール155に渡す。前述のように、商品と撮影装置105との関係が、1対1の場合は、解析モジュール120によって、商品の把持行動を検出した場合に、1対1に対応する商品を抽出すればよい。他の場合は、把持の対象となった商品を前述のように認識すればよい。
組み合わせ作成モジュール155は、来店顧客関心抽出モジュール110、雑誌アイテム抽出モジュール130、ソーシャルメディア情報抽出モジュール135、気象情報抽出モジュール140、売り上げ履歴抽出モジュール145、顧客予算推定モジュール150、組み合わせ記憶モジュール160、レイアウト推薦モジュール165、提示モジュール175と接続されている。組み合わせ作成モジュール155は、アイテム抽出モジュール125によって抽出された商品又はその商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出する。なお、ここでの組み合わせは、(1)アイテム抽出モジュール125によって抽出された商品と第2の商品との組み合わせ、又は(2)アイテム抽出モジュール125によって抽出された商品に類似する商品と第2の商品との組み合わせである。また、第2の商品を抽出して、把持された商品又はその商品に類似する商品と組み合わせことによって、コーディネートを作成することとなる。なお、コーディネートとして、1人の顧客に対する複数の商品の組み合わせであってもよいし、複数人の顧客に対する複数の商品の組み合わせであってもよい。後者の場合は、複数人に対する商品の提案となる。例えば、顧客が男女のカップルであった場合は、ペアルックとなるような商品を選択するようにしてもよい。また、あるエリアにいる複数の顧客の嗜好から最大公約数的なコーディネートを算出し、有限の媒体(サイネージや店員)へコーディネートを提案・表示するようにしてもよい。より具体的に説明する。解析モジュール120は、複数の顧客を撮影した画像(1枚の画像であってもよいし、複数枚の画像であってもよい)から、その複数の顧客の行動(商品を把持する行動)を検出する。そして、アイテム抽出モジュール125は、複数の顧客が把持した複数の商品を抽出する。次に、組み合わせ作成モジュール155は、アイテム抽出モジュール125によって抽出された複数の商品又はその抽出された複数の商品に類似する複数の商品と組み合わせる第2の商品を抽出する。ここで抽出する第2の商品も複数になるのが一般的であるが、重複して抽出した第2の商品を優先して選択するようにしてもよい。その場合、抽出回数が多い順に、組み合わせるための商品として選択するようにしてもよい。
第2の商品を抽出するのに、組み合わせ記憶モジュール160に記憶されている商品の組み合わせテーブルを用いてもよい。その組み合わせテーブルは、例えば、コーディネートとして適している商品の組み合わせを示すように、行毎に複数の商品ID(本実施の形態において商品を一意に識別するための情報(ID:IDentification))を記憶したものである。把持した商品の商品IDを、その組み合わせテーブルから検索し、コーディネートとして適している商品の商品IDを抽出すればよい。さらに、商品の組み合わせ毎に、その組み合わせが適していることを示すコーディネート度を予め定義しておき、商品を組み合わせた場合のコーディネート度を抽出し、その値が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合に、その組み合わせを選択するようにしてもよい。
また、組み合わせ作成モジュール155は、雑誌に掲載されている商品の組み合わせ情報(雑誌アイテム抽出モジュール130による処理結果)又はソーシャルネットワーク(以下、ソーシャルメディアともいう)で取り上げられている商品の組み合わせ情報(ソーシャルメディア情報抽出モジュール135による処理結果)を用いて、第2の商品を抽出するようにしてもよい。前述の組み合わせ記憶モジュール160に記憶されているのは、予め定められた商品の組み合わせであるが、雑誌アイテム抽出モジュール130による処理結果又はソーシャルメディア情報抽出モジュール135による処理結果を、前述の組み合わせテーブルの代替として、又は組み合わせテーブルに追加して、第2の商品を抽出するようにしてもよい。
組み合わせ記憶モジュール160は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。組み合わせ記憶モジュール160は、前述した商品の組み合わせテーブルを記憶している。また、雑誌アイテム抽出モジュール130、ソーシャルメディア情報抽出モジュール135からの情報を記憶していてもよい。
雑誌アイテム抽出モジュール130は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。雑誌アイテム抽出モジュール130は、雑誌掲載情報、雑誌掲載組み合わせ情報を組み合わせ記憶モジュール160へ反映させる。そして、それらの情報を組み合わせ作成モジュール155で利用する。例えば、ファッション誌に掲載されているコーディネート情報(商品の組み合わせ情報)を記憶しているサーバーから抽出してもよい。また、ファッション誌に掲載されている画像から、前述のように商品を抽出し、1つの画像内にある商品の組み合わせをコーディネート情報としてもよい。
ソーシャルメディア情報抽出モジュール135は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。ソーシャルメディア情報抽出モジュール135は、ソーシャルメディア情報から、そのソーシャルメディアで取り上げられている頻度や商品の組み合わせを抽出し、組み合わせ記憶モジュール160へ反映させる。そして、それらの情報を組み合わせ作成モジュール155で利用する。例えば、予め定められたトピックに関するソーシャル・ネットワーキング・サービス内のテキストから商品Aを検出し、その商品Aとともに記載されている他の商品Bを抽出し、商品Aと商品Bを組み合わせ情報としてもよい。また、予め定められたトピックに関するソーシャル・ネットワーキング・サービス内の画像を対象として、前述のように商品を抽出し、1つの画像内にある商品の組み合わせをコーディネート情報としてもよい。また、その商品の組み合わせは、予め定められた閾値以上で取り上げられていることを条件としてもよい。
また、組み合わせ作成モジュール155は、気象情報(気象情報抽出モジュール140による処理結果)、対象としている店舗の売り上げ情報(売り上げ履歴抽出モジュール145による処理結果)もしくは顧客の予算情報(顧客予算推定モジュール150による処理結果)のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて、商品と組み合わせる第2の商品を抽出するようにしてもよい。例えば、コーディネートとして適している第2の商品が複数ある場合は、これらの気象情報等を用いて、組み合わせるのに適した商品を選択する。
例えば、気象情報として雨が降っていることを示す情報を得た場合は、傘を優先して組み合わせる第2の商品としてもよい。
例えば、売り上げ情報として、売り上げの高い商品、低い商品等を得た場合は、その売り上げの高い商品(さらにその商品の売り上げを伸ばす目的がある場合)、低い商品(売り上げ目標を達成する目的がある場合)等を優先して組み合わせる第2の商品としてもよい。なお、「売り上げの高い商品」とは、商品の売り上げが予め定められた閾値より高い又は以上であることをいい、「売り上げの低い商品」とは、商品の売り上げが予め定められた閾値未満又は以下であることをいう、両者の閾値は異なっていてもよい。また、閾値は商品毎に予め定められていてもよい。
また、例えば、顧客予算情報(対象となっている顧客の予算)の範囲内に収まる商品群を優先して組み合わせるようにしてもよい。
気象情報抽出モジュール140は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。気象情報抽出モジュール140は、気象を計測しているサーバーから対象となっている店舗の地域における気象情報である気温、湿度、天気情報等を抽出し、組み合わせ作成モジュール155へ渡す。また、対象となっている店舗の周辺に設置されている気象センサから気象情報を抽出するようにしてもよい。
売り上げ履歴抽出モジュール145は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。売り上げ履歴抽出モジュール145は、対象となっている店舗のPOS(Point of sale system)等から商品毎の売り上げ情報を抽出し、売り上げの高い商品、低い商品等を抽出する。
顧客予算推定モジュール150は、組み合わせ作成モジュール155と接続されている。顧客予算推定モジュール150は、来店している顧客(撮影装置105が撮影した画像内の顧客)の顔検出から顧客を特定し、その顧客の過去の購買リストを利用し、顧客予算を推定するようにしてもよい。また、画像から顔画像を抽出し、その顔画像から年齢、性別等を抽出し、また画像から服装部分を抽出し、その年齢、性別等、又は服装傾向から類似する顧客を検索し、その顧客の過去の購買リストを用いて推定するようにしてもよい。なお、後者については、新規顧客の場合に限定してもよい。
レイアウト推薦モジュール165は、組み合わせ作成モジュール155、レイアウト記憶モジュール170、提示モジュール175と接続されている。レイアウト推薦モジュール165は、第2の商品と対象としている店舗におけるレイアウト情報を用いて、提示モジュール175が提示を行うべき出力装置である提示装置195を選択する。例えば、第2の商品を提示するのを、顧客が把持した商品エリアの近辺にあるデジタル・サイネージ(Digital Signage、電子看板)、又はその商品エリアの近辺にいる店員が所持している端末等に表示するようにしてもよい。そして、デジタル・サイネージに表示する場合は、さらに第2の商品がある商品エリアの場所(顧客が現在いる場所から第2の商品がある商品エリアへの道筋等)を示すようにしてもよい。又は、第2の商品がある商品エリアの近辺にいる店員が所持している端末等に表示するようにしてもよい。この場合、さらに対象としている顧客がいる商品エリアを表示するようにしてもよい。
レイアウト記憶モジュール170は、レイアウト推薦モジュール165と接続されている。レイアウト記憶モジュール170は、対象となっている店舗内のレイアウト情報を記憶している。また、ある商品エリアから別の商品エリアへの経路を予め記憶しておいてもよい。
提示モジュール175は、組み合わせ作成モジュール155、レイアウト推薦モジュール165、提示装置195と接続されている。提示モジュール175は、組み合わせ作成モジュール155によって抽出された第2の商品を提示する。提示装置195がデジタル・サイネージである場合は、顧客が直接第2の商品(把持している商品と組み合わせるのに適している商品)を目にすることになる。提示装置195が店員が所持している携帯端末等である場合は、店員がその顧客に第2の商品を提案することになる。
提示装置195は、情報処理装置100の提示モジュール175と接続されている。提示装置195は、対象としている店舗に設置されているデジタル・サイネージ、店員が所持している携帯端末等である。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、A店システム210A、B店システム210Bは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。
A店システム210Aは、撮影装置105A、提示装置195Aを有している。撮影装置105Aで撮影された画像を通信回線290を介して、情報処理装置100に送信し、情報処理装置100による処理結果を提示装置195Aに送信するようにしてもよい。情報処理装置100をクラウドコンピューティングを構築するものとして設置してもよい。
また、B店システム210Bは、情報処理装置100B、撮影装置105B1、撮影装置105B2、提示装置195B1、提示装置195B2を有している。このように、各店舗において情報処理装置100を設置するようにしてもよい。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS304では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS306では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS308では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。例えば、アイテム抽出モジュール125による処理結果として、顧客関心テーブル400を生成する。図4は、顧客関心テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。顧客関心テーブル400は、顧客ID欄410、カテゴリ欄420、アイテム欄430を有している。顧客ID欄410は、本実施の形態において、顧客を一意に識別するための情報(顧客ID)を記憶している。カテゴリ欄420は、その顧客が手に取ったアイテムが属しているカテゴリ(トップス、パンツ等)を示す情報を記憶している。アイテム欄430は、その顧客が手に取ったアイテムのアイテムを示す情報(アイテムID)を記憶している。
ステップS310では、組み合わせ作成モジュール155が、組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。組み合わせ作成モジュール155は、例えば、アイテムテーブル500、アイテム類似度テーブル600、コーディネートテーブル700を用いて、顧客関心テーブル400からコーディネートテーブル800を生成する。組み合わせ記憶モジュール160には、アイテムテーブル500、アイテム類似度テーブル600、コーディネートテーブル700が記憶されている。図5は、アイテムテーブル500のデータ構造例を示す説明図である。アイテムテーブル500は、ID欄510、Family欄520、価格欄530、売り上げ欄540を有している。ID欄510は、アイテムIDを記憶している。Family欄520は、そのアイテムが属しているファミリーを記憶している。価格欄530は、そのアイテムの価格を記憶している。予算情報を用いてコーディネートを生成する場合に利用する。売り上げ欄540は、そのアイテムの(現在の)売り上げを記憶している。売り上げ履歴抽出モジュール145からの情報を記憶している。
図6は、アイテム類似度テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。アイテム類似度テーブル600は、ID1欄610、ID2欄620、類似度欄630を有している。ID1欄610は、アイテムID(1)を記憶している。ID2欄620は、アイテムID(1)の商品に類似するアイテムのアイテムID(2)を記憶している。類似度欄630は、そのアイテム間における類似度を記憶している。組み合わせ作成モジュール155が、顧客の把持したアイテムと類似するアイテムを抽出するために用いる。例えば、予め定められた閾値より高い又は以上である類似度を有しているアイテム群を類似していると判断してもよい。もちろんのことながら、3つ以上のアイテムの類似を示すようにしてもよい。
図7は、コーディネートテーブル700のデータ構造例を示す説明図である。コーディネートテーブル700は、ID1欄710、ID2欄720、店内頻度欄730、日付欄740を有している。アイテムの組み合わせを記憶している。ID1欄710は、アイテムID(1)を記憶している。ID2欄720は、そのアイテムID(1)のアイテムと組み合わせるべきアイテムのアイテムID(2)を記憶している。店内頻度欄730は、その組み合わせを提案した頻度(又はその組み合わせが購入された頻度)を記憶している。日付欄740は、提案した(又は購入された)日付を記憶している。組み合わせ作成モジュール155は、顧客が把持したアイテムをID1欄710又はID2欄720から検索し、組み合わせるべきアイテム(ID1欄710又はID2欄720)を抽出する。また、その組み合わせにおける雑誌での掲載頻度、ソーシャルメディアでの頻度の欄を設けてもよく、組み合わせ作成モジュール155は、その頻度が予め定められた閾値より多い又は以上である場合に、その組み合わせを採用するようにしてもよい。また、その組み合わせが適している気象を示す気象情報を記憶している欄を設けてもよく、組み合わせ作成モジュール155は、現在の気象情報と合致する気象情報の組み合わせを選択するようにしてもよい。
組み合わせ作成モジュール155は、処理結果としてのコーディネートテーブル800を生成する。図8は、コーディネートテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。コーディネートテーブル800は、顧客ID欄810、カテゴリ欄820、アイテム欄830を有している。顧客ID欄810は、顧客IDを記憶している。カテゴリ欄820は、アイテムのカテゴリを記憶している。アイテム欄830は、その顧客に提案するアイテム(その顧客が把持しているアイテムを含む)を記憶している。つまり、1人の顧客に対して、複数のアイテム(コーディネートとして組み合わせた商品群)が対応している。
例えば、組み合わせ作成モジュール155は、以下の式のようにコーディネートスコアを算出する。
コーディネートスコア=TOPS(T−001,T−005,T−002)|PANTS(P−022,P−010)|OUTER(O−031)|SHOSE(S−304)|BAG(B−400,B−420)
この式は、カテゴリ毎にアイテムを組み合わせた場合のコーディネートスコアを算出するものである。TOPS(トップス)のアイテム(T−001,T−005,T−002は互いに類似しているとする)、PANTS(パンツ)のアイテム(P−022,P−010は互いに類似しているとする)、OUTER(アウター)のアイテム(O−031)、SHOSE(シューズ)のアイテム(S−304)、BAG(バッグ)のアイテム(B−400,B−420は互いに類似しているとする)を組み合わせた場合のコーディネートスコアを示している。なお、類似しているアイテムは、スコアは同じであるとしている。
組み合わせ作成モジュール155は、各組み合わせのコーディネートスコアから、全組み合わせの中からスコアの高いものを抽出する。
さらに、類似するアイテムの中から、雑誌情報、ソーシャルメディア情報、気象情報、売り上げ情報、予算情報を用いて、アイテムを選択してもよい。
ステップS312では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。例えば、提示モジュール175は、コーディネートテーブル800から、顧客毎に提案すべきアイテム群を提示する。具体例として、図14の例に示すように、推薦画像1400内に組み合わせ作成モジュール155による処理結果である推薦アイテム画像1410(ブルゾンQ)と推薦アイテム画像1420(パンツR)のコーディネートを提示する。また、推薦画像1400内の顔画像を顧客の顔画像としてもよい。
図9は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理例は、図3の例に示したフローチャートに、ステップS910を追加し、ステップS912ではステップS910の処理結果を用いるようにしたものである。
ステップS902では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS904では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS906では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS908では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。
ステップS910では、雑誌アイテム抽出モジュール130が、対象としている店舗の取扱アイテムに関連する雑誌に掲載されているアイテム情報を抽出する。
ステップS912では、組み合わせ作成モジュール155が、ステップS910で抽出したアイテム情報と組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。
ステップS914では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。
図10は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理例は、図3の例に示したフローチャートに、ステップS1010を追加し、ステップS1012ではステップS1010の処理結果を用いるようにしたものである。
ステップS1002では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS1004では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS1006では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS1008では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。
ステップS1010では、ソーシャルメディア情報抽出モジュール135が、対象としている店舗の取扱アイテムに関連するソーシャルメディアで取り上げられているアイテム情報を抽出する。
ステップS1012では、組み合わせ作成モジュール155が、ステップS1010で抽出したアイテム情報と組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。
ステップS1014では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理例は、図3の例に示したフローチャートに、ステップS1110を追加し、ステップS1112ではステップS1110の処理結果を用いるようにしたものである。
ステップS1102では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS1104では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS1106では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS1108では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。
ステップS1110では、気象情報抽出モジュール140が、対象としている店舗周辺における現在の気象情報を抽出する。
ステップS1112では、組み合わせ作成モジュール155が、ステップS1110で抽出した気象情報と組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。
ステップS1114では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。
図12は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理例は、図3の例に示したフローチャートに、ステップS1210を追加し、ステップS1212ではステップS1210の処理結果を用いるようにしたものである。
ステップS1202では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS1204では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS1206では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS1208では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。
ステップS1210では、売り上げ履歴抽出モジュール145が、対象としている店舗の売上情報を抽出する。
ステップS1212では、組み合わせ作成モジュール155が、ステップS1210で抽出した売上情報と組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。
ステップS1214では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。
図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理例は、図3の例に示したフローチャートに、ステップS1310を追加し、ステップS1312ではステップS1310の処理結果を用いるようにしたものである。
ステップS1302では、撮影装置105が、顧客を撮影する。
ステップS1304では、画像受付モジュール115が、画像を受け付ける。
ステップS1306では、解析モジュール120が、画像を解析する。
ステップS1308では、アイテム抽出モジュール125が、顧客が手にとったアイテムを抽出する。
ステップS1310では、顧客予算推定モジュール150が、対象としている顧客の予算情報を推定する。
ステップS1312では、組み合わせ作成モジュール155が、ステップS1310で推定した予算情報と組み合わせ記憶モジュール160を用いて、対象としている顧客へのコーディネートを作成する。
ステップS1314では、提示モジュール175が、コーディネートを提示する。
なお、図9〜13の例に示すフローチャートの2つ以上を組み合わせるようにしてもよい。
図15を参照して、本実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。図15に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1517と、プリンタ等のデータ出力部1518を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1501は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像受付モジュール115、解析モジュール120、アイテム抽出モジュール125、雑誌アイテム抽出モジュール130、ソーシャルメディア情報抽出モジュール135、気象情報抽出モジュール140、売り上げ履歴抽出モジュール145、顧客予算推定モジュール150、組み合わせ作成モジュール155、レイアウト推薦モジュール165、提示モジュール175等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1502は、CPU1501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1503は、CPU1501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1504により相互に接続されている。
ホストバス1504は、ブリッジ1505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1506に接続されている。
キーボード1508、マウス等のポインティングデバイス1509は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1510は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1501によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、撮影装置105によって撮影された画像、アイテム抽出モジュール125が抽出したアイテム、組み合わせ作成モジュール155による組み合わせ結果、雑誌アイテム抽出モジュール130等が抽出した情報等が格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1513に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1507、外部バス1506、ブリッジ1505、及びホストバス1504を介して接続されているRAM1503に供給する。リムーバブル記録媒体1513も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1514は、外部接続機器1515を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1514は、インタフェース1507、及び外部バス1506、ブリッジ1505、ホストバス1504等を介してCPU1501等に接続されている。通信部1516は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1517は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1518は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図15に示す情報処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図15に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図15に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等に組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…撮影装置
110…来店顧客関心抽出モジュール
115…画像受付モジュール
120…解析モジュール
125…アイテム抽出モジュール
130…雑誌アイテム抽出モジュール
135…ソーシャルメディア情報抽出モジュール
140…気象情報抽出モジュール
145…売り上げ履歴抽出モジュール
150…顧客予算推定モジュール
155…組み合わせ作成モジュール
160…組み合わせ記憶モジュール
165…レイアウト推薦モジュール
170…レイアウト記憶モジュール
175…提示モジュール
195…提示装置
210A…A店システム
210B…B店システム
290…通信回線

Claims (6)

  1. 顧客を撮影した画像から、該顧客が商品を把持した行動を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された把持の対象となった商品を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された商品又は該商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された第2の商品を提示する提示手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2の抽出手段は、雑誌に掲載されている商品の組み合わせ情報又はソーシャルネットワークで取り上げられている商品の組み合わせ情報を用いて、前記第2の商品を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の抽出手段は、気象情報、対象としている店舗の売り上げ情報もしくは前記顧客の予算情報のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて、前記商品と組み合わせる第2の商品を抽出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の商品と対象としている店舗におけるレイアウト情報を用いて、前記提示手段が提示を行うべき出力装置を選択する選択手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段は複数の顧客の行動を検出するものであり、
    前記抽出手段は、前記複数の顧客が把持した複数の商品を抽出するものであり、
    前記第2の抽出手段は、前記抽出された複数の商品又は前記抽出された複数の商品に類似する複数の商品と組み合わせる第2の商品を抽出するものである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    顧客を撮影した画像から、該顧客が商品を把持した行動を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された把持の対象となった商品を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された商品又は該商品に類似する商品と組み合わせる第2の商品を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段によって抽出された第2の商品を提示する提示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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