JP2004171393A - 服飾コーディネート支援方法とその支援装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者データベースへの服飾アイテムの登録に係わる利用者の処理負担を軽減して、服飾コーディネート支援サービスの提供を受ける際の利便性の向上を図る。
【解決手段】服飾コーディネートパタンを利用者端末UT1へ送信して利用者に提示し、当該服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについて利用者が購入要求を送信した場合に、センタサーバ101において、上記購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録する。また利用者データベース120に登録された所有アイテムについてコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理すると共に、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについてもコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理する。
【選択図】 図2
【解決手段】服飾コーディネートパタンを利用者端末UT1へ送信して利用者に提示し、当該服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについて利用者が購入要求を送信した場合に、センタサーバ101において、上記購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録する。また利用者データベース120に登録された所有アイテムについてコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理すると共に、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについてもコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
個人が所有する服飾アイテムと服飾業者が提供する服飾アイテムを用いて服飾コーディネートパタンを生成してこれを利用者に提供するサービスを、通信システムを利用して実現する服飾コーディネート支援方法と、この方法を実施するための服飾コーディネート支援装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信インフラの拡充やユーザの通信ニーズの増加に伴い、通信システムを利用した種々の商業サービスが提案されており、その一つとして服飾コーディネートの支援サービスがある。
【0003】
このサービスは、例えば利用者個人が所有する服飾アイテムと服飾業者が提供する服飾アイテムを予めデータベースに記憶しておく。そして、気候や、ユーザの行動スケジュールと服装の好み、流行等のデータを取得して、このデータをもとに上記データベースの服飾アイテムを組み合わせることで服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを利用者に提供して表示させるものである(例えば、特許文献1を参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−215770公報(図9及び7乃至8頁)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のシステムは、利用者が服飾アイテムを購入するごとに、利用者自身がディジタルカメラ等を用いてアイテムの画像を撮像してアイテムの登録データを作成し、この作成されたデータをセンタへ送信してそのデータベースに登録しなければならない。このため、登録に係わる処理が煩雑で利用者の作業負担が大きく、これが服飾コーディネート支援サービスを普及させる上で大きなネックになっていた。
【0006】
この発明は、上記事情に着目してなされたものでその目的とするところは、利用者データベースへの服飾アイテムの登録に係わる利用者の処理負担を軽減し、これにより服飾コーディネート支援サービスの提供を受ける際の利便性の向上を図った服飾コーディネート支援方法とその支援装置及びプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶する利用者データベースと、服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶する服飾業者データベースとを備え、取得したコーディネート条件に応じ、上記各データベースに記憶された複数の服飾アイテムを組み合わせて服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信して利用者に提示する服飾コーディネート支援装置にあって、
上記送信した服飾コーディネートパタンを構成する第2の服飾アイテムについての購入要求を利用者端末から受信した場合に、当該購入要求された第2の服飾アイテムを上記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録するようにしたものである。
【0008】
したがって第1の発明によれば、提示された服飾コーディネートパタンを構成する各服飾アイテムの中に服飾業者が提供する第2の服飾アイテムが含まれていた場合に、この第2の服飾アイテムについて利用者が購入要求を送信すると、支援装置ではこの購入要求により指定された第2の服飾アイテムが利用者データベースに自動的に登録される。このため、利用者は第2の服飾アイテムを購入するごとに、その都度この購入した服飾アイテムを利用者データベースに登録する処理を自ら行う必要がなくなる。したがって、利用者は服飾アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放され、利便性は大幅に向上する。
【0009】
また上記目的を達成するために第2の発明は、利用者端末から服飾コーディネートパタンの提供要求を受信するに先立ち、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムの購入申し込みメニューを利用者端末へ送信して、この購入申し込みメニューをもとに利用者が指定した第2の服飾アイテムの購入要求を受信する。そして、この受信された購入要求により指定される第2の服飾アイテムを、利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録するようにしたものである。
【0010】
したがって第2の発明によれば、服飾コーディネートパタンの提供要求を行う前に、利用者は服飾業者から提供される服飾アイテムの購入メニューをもとに希望する服飾アイテムを購入することが可能となり、しかもこのときの購入要求に応じて購入対象の服飾アイテムが利用者データベースに自動的に登録される。このため、利用者は例えばオンラインショッピングにより服飾業者から服飾アイテムを購入した場合に、この購入した服飾アイテムを利用者データベースに登録する処理を自ら行う必要がなくなる。したがって、この場合にも利用者は服飾アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放され、利便性は大幅に向上する。
【0011】
また第1及び第2の発明は、支援装置において、上記購入要求により指定される第2の服飾アイテムの購入代金に応じ、利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存する処理をさらに行うことを特徴とする。
このようにすると、服飾コーディネート支援サービスに服飾アイテムを提供する服飾業者から服飾アイテムを購入すると、利用者には購入金額に応じ割引や賞品等のインセンティブが与えられることになり、服飾コーディネート支援サービスの利用をより一層促進することができる。
【0012】
さらに第1及び第2の発明は、利用者データベースに登録された第1の服飾アイテムについて、服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第1の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、利用者が所有する各服飾アイテムの利用状況、例えば提示された服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度や、提示されたパタンの中から利用者が選択した服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度を、利用者自身が把握することができ、これを服飾アイテムの補充や買い替えを行う際の参考資料として利用することが可能となる。
【0013】
さらに第1及び第2の発明は、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第2の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、服飾業者が提供する各服飾アイテムの利用状況、例えば提示された服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度や、提示されたパタンの中から利用者が選択した服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度を、服飾業者が把握することが可能となる。このため、服飾業者は商品の製造や仕入れの計画をより正確に立案することが可能となる。
【0014】
さらに第1及び第2の発明は、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、利用者による購入状況を表す第3の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、服飾業者は提供する服飾アイテムごとの売れ筋をより正確に把握することが可能となり、この結果を商品の製造や仕入れの計画立案に生かすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第1の実施形態を実施するためのシステムの構成を示す図である。
【0016】
このシステムは、コーディネート支援センタSVを備え、このコーディネート支援センタSVには通信ネットワークNWを介して、複数の服飾業者端末CT1〜CTmと、複数の利用者端末UT1〜UTnがそれぞれ接続可能となっている。これらの服飾業者端末CT1〜CTm及び利用者端末UT1〜UTnは、共に汎用のパーソナル・コンピュータにより構成される。
【0017】
コーディネート支援センタSVは、センタサーバ100と、服飾業者データベース110と、利用者データベース120と、流行データベース130と、天候データベース140とを備えている。
【0018】
利用者データベース120には、服飾コーディネート支援サービスに対し利用登録を行った複数の利用者の属性データと、これらの利用者が所有する服飾アイテム(第1の服飾アイテム)を表すアイテムデータが格納され、さらに各所有アイテムの上記サービスに対する利用状況を表す第1の統計データと、上記サービスを利用する過程で購入した商品アイテムの購入代金に応じたインセンティブの内容を表すデータと、上記購入代金の決済を代行処理するために必要な口座データがそれぞれ格納される。利用者の属性データには、利用者の名前や住所、メールアドレス、性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれる。また、第1の統計データには、過去に利用者が選択した服飾コーディネートパタンの履歴情報も含めるようにしてもよい。
【0019】
服飾業者データベース110には、服飾コーディネート支援サービスに協賛する複数の服飾業者の属性データと、上記各服飾業者が提供する多数の商品アイテム(第2の服飾アイテム)を表すアイテムデータと、上記各商品アイテムの上記サービスに対する利用状況を表す第2の統計データと、上記商品アイテムの購入状況を表す第3の統計データとがそれぞれ格納される。
【0020】
流行データベース130には、服飾に関する最新の流行を表すデータが格納される。この流行データは、服飾業者或いは服飾評論家等により定期的又は随時更新される。この更新処理は、センタサーバの入力部により行うことも、また服飾業者或いは服飾評論家の端末から通信ネットワークNWを介して行うことも可能である。
【0021】
天候データベース140には、例えば1年間の日付及びその時間帯に対応付けてその天候データが格納される。天候データには、気温や湿度、天気予報が含まれ、これらの情報は図示しない気象情報センタから定期的に更新される。
【0022】
ところで、センタサーバ100は次のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。
センタサーバ100は、中央処理ユニット(CPU)101を備えている。このCPU101には、バス102を介して、ROMやハードディスク等の不揮発性記憶媒体を使用したプログラムメモリ103と、RAMやフラッシュメモリ等の随時書き込み読み出しが可能な記憶媒体を使用したデータメモリ104が接続され、さらにデータベース・インタフェース105と、通信インタフェース106と、入出力インタフェース107がそれぞれ接続されている。
【0023】
このうち先ずデータベース・インタフェース105は、CPU101の制御の下で、先に述べた服飾業者データベース110、利用者データベース120、流行データベース130及び天候データベース140に対するデータの読み出しと書き込み処理を実行する。
【0024】
通信インタフェース106は、CPU101の制御の下、通信ネットワークNWとの間で、当該通信ネットワークNWにより規定される通信プロトコルに従いデータの送受信処理を実行する。なお、通信ネットワークNWは一般に、有線電話網や移動通信網等の公衆網と、インターネット等のコンピュータネットワークとにより構成されるが、CATV(Cable Television)網や、無線LAN(Local Area Network)、構内通信網等の専用線網を含んでもよい。
【0025】
入出力インタフェース107は、キーボード等の入力部108と、CRT又はLCD表示器などの表示部109との間で、操作情報や表示データの入出力処理を行う。なお、外部記憶媒体用のドライバやカードスロットも備え、これによりCDROM、DVD、メモリカードなどの外部記憶媒体との間でデータの読み出し及び書き込みが可能になっている。
【0026】
プログラムメモリ103には、この発明に係わるアプリケーション・プログラムとして、コーディネートパタン提案処理プログラム103aと、購入処理プログラム103bと、利用者データベース登録処理プログラム103cと、統計データ更新処理プログラム103dとが格納されている。
【0027】
コーディネートパタン提案処理プログラム103aは、利用者端末UT1〜URTnから服飾コーディネートパタンの提案要求が到来した場合に、コーディネートに必要な各種条件を、要求元の利用者端末又は利用者データベース120と、流行データベース130及び天候データベース140とからそれぞれ取得する。そして、この取得したコーディネート条件に応じ、利用者データベース120及び服飾業者データベース110にそれぞれ記憶された所有アイテム及び商品アイテムから適切な服飾アイテムの組み合わせを選択して、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する。そして、この生成された服飾コーディネートパタンを、通信ネットワークNWを介して要求元の利用者端末へ送信して表示させるための処理を上記CPU101に実行させる。
【0028】
購入処理プログラム103bは、利用者に提示した上記服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについての購入要求が利用者端末UT1〜UTnから到来した場合に、購入要求された商品アイテムを利用者に配送させるための指示を該当する服飾業者端末に通知する。またそれと共に、上記商品アイテムの購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、この決定したインセンティブの内容を表すデータを利用者データベース120に記憶させる。さらに、上記購入代金の決済を代行するための処理を、上記CPU101に実行させる。
【0029】
利用者データベース登録処理プログラム103cは、利用者に提示した上記服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについての購入要求が利用者端末UT1〜UTnから到来した場合に、購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録する処理を、上記CPU101に実行させる。
【0030】
統計データ更新処理プログラム103dは、上記利用者データベース120に登録された各所有アイテムについてその利用状況を表す第1の統計データを管理する処理と、上記服飾業者データベース110に記憶された各商品アイテムについてその利用状況を表す第2の統計データ及び購入状況を表す第3の統計データを管理する処理を、上記CPU101に実行させる。
【0031】
具体的には、利用者に対し服飾コーディネートパタンが提案されたとき及び利用者により服飾コーディネートパタンが選択されたときに、それぞれこれらの服飾コーディネートパタンに含まれる所有アイテム及び商品アイテムについてその提案回数及び選択回数をカウントアップする。また、提示した商品アイテムが利用者により購入されたときに、その購入回数をカウントアップする。
【0032】
次に、以上のように構成されたシステムによる服飾コーディネート支援方法を説明する。図3は上記システムにおける服飾コーディネート支援動作を示すシーケンス図である。
【0033】
例えば利用者端末UT1において利用者が、支援システムに対しログインしたのち、ステップ201において服飾コーディネート提案メニューを選択したとする。そうするとステップ202において、センタサーバ101から利用者端末UT1にTPO入力画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記TPO入力画面の案内に従い、外出日時と自身の行動予定(スケジュール)等のTPO情報を入力すると、このTPO情報がステップ203により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0034】
上記TPO情報を受信するとセンタサーバ101は、先ずステップ204で天候データベース140に対し上記TPO情報として指定された外出日時の天候情報を要求し、ステップ205により天候データベース140から該当する天候情報を取得する。続いてセンタサーバ101は、ステップ206で利用者データベース120に対し利用者属性の検索要求を与え、ステップ207により利用者データベース120から該当する利用者の属性情報を取得する。この属性情報には、先に述べたように、利用者の性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれている。
【0035】
さらにセンタサーバ101は、ステップ208で流行データベース130に対し流行データの検索要求を与え、ステップ209により流行データベース130から服飾に関する最新の流行データを入手する。かくして、コーディネート条件が取得される。なお、利用者データベースの統計データから、過去に選択した服飾コーディネートパタンの履歴を、コーディネート条件の一つとして読み出すようにしてもよい。
【0036】
そうしてコーディネート条件が取得されると、センタサーバ101は次にステップ210により利用者データベース120をアクセスし、上記コーディネート条件に適した所有アイテムをステップ211で抽出する。また同様に、ステップ212により服飾業者データベース110をアクセスし、上記コーディネート条件に適した商品アイテムをステップ213で抽出する。この結果、例えば季節が秋で行動予定がカジュアルな場合には、ブラウス、パンツ、セータ、靴、ハンドバック、アクセサリ等が抽出される。
【0037】
センタサーバ101は続いて、上記抽出された所有アイテム及び商品アイテムを組み合わせて複数種の服飾コーディネートパタンを生成する。この服飾コーディネートパタンは、例えば各アイテムの画像と、これらのアイテムの説明及び着こなしテクニック等を表すテキストデータとから構成される。そして、この生成された複数種の服飾コーディネートパタンを、ステップ214により利用者端末UT1へ送信し、表示部に表示させる。
【0038】
さて、この状態で利用者が上記提案された複数種の服飾コーディネートパタンの中から気に入ったパタンを選択したとする。そうするとこの選択結果がステップ215により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ通知される。上記服飾コーディネートパタンの選択結果が通知されるとセンタサーバ101は、所有アイテム及び商品アイテムの利用状況に係わる統計データの更新処理を次のように実行する。図4はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
【0039】
すなわち、先ずステップ4a及びステップ4bにより、現在設定されているモードがコーディネート提案モードであるか或いは購入モードであるかを判定する。この判定の結果、いまはコーディネート提案モードであるためステップ4cに移行し、ここで上記利用者に提案した複数の服飾コーディネートパタン及び利用者により選択された服飾コーディネートパタンを構成する所有アイテム及び商品アイテムを分離抽出する。そして、上記提案及び選択された各服飾コーディネートパタンに所有アイテムが含まれていれば、ステップ4dからステップ4eに移行してここで所有アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4fに移行してここで所有アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、利用者データベース120の統計データを、ステップ4gにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0040】
また、上記分離抽出されたアイテムの中に服飾業者が提供する商品アイテムが含まれていれば、ステップ4hからステップ4iに移行してここで商品アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4jに移行してここで商品アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、服飾業者データベース110の統計データを、ステップ4kにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0041】
以上の統計データ更新処理の結果、利用者データベース120及び服飾業者データベース110からステップ217,219により更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101は次にステップ220により利用者端末UT1へ商品アイテムの購入問い合わせ画面を送信して購入意思の確認を行う。これに対し利用者が希望する商品アイテムを選択すると、ステップ221により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ購入要求が送られる。
【0042】
上記購入要求が到来するとセンタサーバ101は、該当する商品アイテムを提供した服飾業者の属性データを服飾業者データベース110から検索し、ステップ222により、該当する服飾業者の端末(例えばCT1)へ商品の注文情報を送信する。この注文情報を受けると服飾業者は、購入者に対し該当商品アイテムを配送するための処理を開始すると共に、ステップ223により注文受付完了通知(注文OK)を返送する。
【0043】
上記注文受付完了通知を受信するとセンタサーバ101は、続いてステップ224により、利用者データベース120への購入アイテム等の登録処理を以下のように実行する。図5はその処理手順と内容を示すフローチャートである。
【0044】
すなわち、先ずステップ5aにより、上記購入された商品アイテムに関するアイテムデータを服飾業者データベース110から読み出し、この読み出したアイテムデータを利用者データベース120に追加登録する。次にステップ5bにより、上記購入された商品アイテムの購入代金を、当該購入代金の決済代行処理のために利用者データベース120に登録する。さらにステップ5cにより、上記購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、そのデータを利用者データベース120に登録する。インセンティブの内容の決定は、例えば購入代金とインセンティブ内容との対応関係を予め記憶したテーブルを用いて行われる。
【0045】
そうしてステップ225により、利用者データベース120から登録完了通知(登録OK)が返送されると、センタサーバ101は続いてステップ226により、服飾業者データベース110における商品アイテムの購入状況を表す統計データの更新処理を以下のように実行する。
【0046】
すなわち、いまは購入モードに設定されているため、センタサーバ101は図4に示すようにステップ4bからステップ4mに移行し、ここで上記購入された商品アイテムについての購入回数(注文数)をカウントアップし、服飾業者データベース110の統計データをこのカウントアップ後の新たな注文数に更新する。次にステップ4nにより、上記商品アイテムを購入した利用者の属性データを利用者データベース120から読み出し、この読み出された利用者の属性データを服飾業者データベース110内の購入者リストに記憶させる。なお、当該利用者が既に購入者リストに登録されている場合には、購入商品名や購入日時などを記憶し、属性データの記憶は省略する。
【0047】
そして、ステップ227により、服飾業者データベース110から更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101はステップ228により利用者端末UT1に対し服飾コーディネート提案メニューの完了メッセージを送信して表示させ、一連の処理を終了する。
【0048】
なお、センタサーバ101は、所定の決済日になると利用者データベース120に記憶されている利用者の属性データをもとに、上記商品アイテムの購入代金を代行決済するための処理を実行する。
【0049】
以上述べたように第1の実施形態では、服飾コーディネートパタンを利用者端末UT1へ送信して利用者に提示し、当該服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについて利用者が購入要求を送信した場合に、センタサーバ101において、上記購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録するようにしている。
【0050】
したがって、利用者は服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムを購入した場合に、この購入した商品アイテムを利用者データベース120に自ら登録する必要がなくなる。このため、利用者は購入した商品アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放されて利便性は大幅に向上し、この結果服飾コーディネート支援サービスをより一層普及させることができる。
【0051】
また、利用者データベース120に登録された所有アイテムについてコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理すると共に、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについてもコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理するようにしている。したがって、利用者が所有する服飾アイテムの利用状況を利用者自身が把握することができ、これを服飾アイテムの補充や買い替えを行う際の参考資料として利用することが可能となる。また服飾業者にとっては、自身が提供する各商品服飾アイテムの利用状況を把握することが可能となるため、服飾業者は商品の製造や仕入れの計画をより正確に立案することが可能となる。
【0052】
さらに、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについて、利用者による購入状況を表す統計データを生成し保存するようにしている。したがって、服飾業者は自身が提供する商品アイテムごとの売れ筋をより正確に把握することが可能となり、この結果を商品の製造や仕入れの計画立案に生かすことができる。
【0053】
さらに、購入要求により指定された商品アイテムの購入代金に応じ、利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存するようにしている。したがって利用者にとっては、服飾コーディネート支援サービスを通じて商品アイテムを購入することでインセンティブを獲得することができ、これにより服飾コーディネート支援サービスの利用をより一層促進することができる。
【0054】
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、服飾コーディネートの提案処理過程に先立ち、センタサーバから利用者端末に対し商品アイテムの購入メニューを送信して表示させ、これに対し利用者が購入を希望する商品アイテムを指定すると、センタサーバがその注文処理を実行すると共に、上記商品アイテムに係わるアイテムデータを利用者データベースに自動的に追加登録するようにしたものである。
【0055】
図6は、この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第2の実施形態を示すシーケンス図である。なお、システム構成及びセンタサーバの基本構成については、前記第1の実施形態と同一なので図示は省略する。
【0056】
例えば利用者端末UT1において利用者が、支援システムに対しログインしたのち、ステップ301において商品アイテム購入メニューを選択したとする。そうするとステップ302において、センタサーバ101から利用者端末UT1に商品アイテム購入画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記商品アイテム購入画面の案内に従い、購入を希望する商品アイテムの条件を入力すると、この条件がステップ303により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0057】
センタサーバ101は、ステップ304により、上記送られた条件をもとに服飾業者データベース110を検索し、当該条件に合致する商品アイテムのアイテムデータをステップ305により取得する。そして、この取得されたアイテムデータをステップ306により利用者端末UT1へ送信して表示させる。上記表示された商品アイテムのデータについて、利用者が購入希望アイテムの選択操作を行うと、この選択データがステップ307によりセンタサーバ101に送られる。
【0058】
上記購入要求が到来するとセンタサーバ101は、該当する商品アイテムを提供した服飾業者の属性データを服飾業者データベース110から検索し、ステップ308により、該当する服飾業者の端末(例えばCT1)へ商品の注文情報を送信する。この注文情報を受けると服飾業者は、購入者に対し該当商品アイテムを配送するための処理を開始すると共に、ステップ309により注文受付完了通知(注文OK)を返送する。
【0059】
上記注文受付完了通知を受信するとセンタサーバ101は、続いてステップ310により、利用者データベース120への購入アイテム等の登録処理を先に述べた図5に示すフローチャートに従い実行する。すなわち、先ずステップ5aにより、上記購入された商品アイテムに関するアイテムデータを服飾業者データベース110から読み出し、この読み出したアイテムデータを利用者データベース120に追加登録する。
【0060】
次にステップ5bにより、上記購入された商品アイテムの購入代金を、当該購入代金の決済代行処理のために利用者データベース120に登録する。さらにステップ5cにより、上記購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、そのデータを利用者データベース120に登録する。インセンティブの内容の決定は、例えば購入代金とインセンティブの内容との対応関係を予め記憶したテーブルを用いて行われる。
【0061】
そしてステップ311により、利用者データベース120から登録完了通知(登録OK)が返送されると、センタサーバ101は続いてステップ312により、服飾業者データベース110における商品アイテムの購入状況を表す統計データの更新処理を図4に示したフローチャートにしたがって実行する。
【0062】
すなわち、いまは購入モードに設定されているため、センタサーバ101はステップ4bからステップ4mに移行し、ここで上記購入された商品アイテムについての購入回数(注文数)をカウントアップし、服飾業者データベース110の統計データをこのカウントアップ後の新たな注文数に更新する。次にステップ4nにより、上記商品アイテムを購入した利用者の属性データを利用者データベース120から読み出し、この読み出された利用者の属性データを服飾業者データベース110内の購入者リストに記憶させる。なお、当該利用者が既に購入者リストに登録されている場合には、購入商品名や購入日時などを記憶し、属性データの記憶は省略する。
【0063】
そして、ステップ313により、服飾業者データベース110から更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101はステップ314により利用者端末UT1に対し商品アイテム購入メニューの完了メッセージを送信して表示させる。かくして、服飾コーディネートの提案を受ける前の、商品アイテムの購入処理が行われる。
【0064】
さて、以上のように希望する商品アイテムを購入した後に、利用者がステップ315において服飾コーディネート提案メニューを選択したとする。そうするとステップ316において、センタサーバ101から利用者端末UT1にTPO入力画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記TPO入力画面の案内に従い、外出日時と自身の行動予定(スケジュール)等のTPO情報を入力すると、このTPO情報がステップ317により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0065】
上記TPO情報を受信するとセンタサーバ101は、先ずステップ318で天候データベース140に対し上記TPO情報として指定された外出日時の天候情報を要求し、ステップ319により天候データベース140から該当する天候情報を取得する。続いてセンタサーバ101は、ステップ320で利用者データベース120に対し利用者属性の検索要求を与え、ステップ321により利用者データベース120から該当する利用者の属性情報を取得する。この属性情報には、先に述べたように、利用者の性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれている。
【0066】
さらにセンタサーバ101は、ステップ322で流行データベース130に対し流行データの検索要求を与え、ステップ323により流行データベース130から服飾に関する最新の流行データを入手する。なお、利用者データベースの統計データから、過去に選択した服飾コーディネートパタンの履歴を、コーディネート条件の一つとして読み出すようにしてもよい。
かくして、コーディネート条件が取得される。
【0067】
そうしてコーディネート条件が取得されると、センタサーバ101は次にステップ324により利用者データベース120をアクセスし、上記コーディネート条件に適した所有アイテムをステップ325で抽出する。また同様に、ステップ326により服飾業者データベース110をアクセスし、上記コーディネート条件に適した商品アイテムをステップ327で抽出する。この結果、例えば季節が秋で行動予定がカジュアルな場合には、ブラウス、パンツ、セータ、靴、ハンドバック、アクセサリ等が抽出される。
【0068】
センタサーバ101は続いて、上記抽出された所有アイテム及び商品アイテムを組み合わせて複数種の服飾コーディネートパタンを生成する。この服飾コーディネートパタンは、例えば各アイテムの画像と、これらのアイテムの説明及び着こなしテクニック等を表すテキストデータとから構成される。そして、この生成された複数種の服飾コーディネートパタンを、ステップ328により利用者端末UT1へ送信し、表示部に表示させる。
【0069】
さて、この状態で利用者が上記提案された複数種の服飾コーディネートパタンの中から気に入ったパタンを選択したとする。そうするとこの選択結果がステップ329により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ通知される。上記服飾コーディネートパタンの選択結果が通知されるとセンタサーバ101は、所有アイテム及び商品アイテムの利用状況に係わる統計データの更新処理を図4に示すフローチャートに従い実行する。
【0070】
すなわち、現在設定されているモードはコーディネート提案モードであるため、ステップ4aからステップ4cに移行して、ここで上記利用者に提案した複数の服飾コーディネートパタン及び利用者により選択された服飾コーディネートパタンを構成する所有アイテム及び商品アイテムを分離抽出する。そして、上記提案及び選択された各服飾コーディネートパタンに所有アイテムが含まれていれば、ステップ4dからステップ4eに移行してここで所有アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4fに移行してここで所有アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、利用者データベース120の統計データを、ステップ4gにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0071】
また、上記分離抽出されたアイテムの中に服飾業者が提供する商品アイテムが含まれていれば、ステップ4hからステップ4iに移行してここで商品アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4jに移行してここで商品アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、服飾業者データベース110の統計データを、ステップ4kにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0072】
以上の統計データ更新処理の結果、利用者データベース120及び服飾業者データベース110からステップ331,333により更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101は一連の服飾コーディネート提案処理を終了する。
【0073】
以上のように第2の実施形態では、服飾コーディネートの提案処理過程に先立ち、センタサーバ101から利用者端末UT1〜UTnに対し商品アイテムの購入メニューを送信して表示させ、これに対し利用者が購入を希望する商品アイテムを指定すると、センタサーバ101がその注文処理を実行するようにしている。したがって、利用者は購入を希望する商品アイテムがある場合に、服飾コーディネートの提案を受ける前に当該商品アイテムを購入することができる。
【0074】
また上記商品アイテムの指定操作に応じて、当該商品アイテムに係わるアイテムデータを利用者データベース120に自動的に追加登録するようにしている。このため、利用者は商品アイテムを購入するごとに、そのアイテムデータを自ら利用者データベース120に登録する必要がなくなり、登録処理に係わる煩雑さから解放されて利便性が大幅に向上する。
【0075】
その他、商品アイテムについての利用者の購入状況を表す統計データを自動更新することで、服飾業者が商品アイテムごとの売れ筋をより正確に把握できるようになる点や、購入された商品アイテムの購入代金に応じて利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存することで、利用者の購入意欲をさらに増進させることができる点等については、先に述べた第1の実施形態と同様である。
【0076】
(その他の実施形態)
前記第2の実施形態では、服飾コーディネートの提案処理に先立ち、利用者の希望に応じた商品アイテムの購入受付処理を実行する場合について述べた。しかし、服飾コーディネートの提案処理終了後に、第1の実施形態で述べたように提案された商品アイテムについての購入受付処理を実行するようにしてもよい。
【0077】
前記第1及び第2の実施形態では、利用者が既に所有しているアイテムを利用者データベースへ登録する方法について記載していないが、その登録方法としては、例えば当該所有アイテムを提供している服飾業者に対し登録処理を依頼する方法が考えられる。この処理は服飾業者データベース110の記憶データをもとにセンタサーバ101が実行可能である。
【0078】
その他、提案する服飾アイテムの種類や数、服飾コーディネートパタンの提案処理手順とその内容、購入された商品アイテムを利用者データベースに登録する際の手順とその内容、提案、選択又は購入された服飾アイテムの統計データを更新する際の手順とその内容などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、服飾業者が提供する服飾アイテムを利用者が購入した場合に、この購入された服飾アイテムを利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして自動的に追加登録するようにしている。
したがってこの発明によれば、利用者データベースへの服飾アイテムの登録に係わる利用者の処理負担を軽減することができ、これにより服飾コーディネート支援サービスの提供を受ける際の利便性を向上させることができる服飾コーディネート支援方法とその支援装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第1の実施形態を実施するシステムの構成を示す図。
【図2】図1に示したシステムのセンタサーバの構成を示すブロック図。
【図3】図1に示したシステムにおける服飾コーディネート支援処理動作を示すシーケンス図。
【図4】図2に示したセンタサーバによる統計データ更新処理の手順と内容を示すフローチャート。
【図5】図2に示したセンタサーバによる利用者データベース登録処理の手順と内容を示すフローチャート。
【図6】この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第2の実施形態を実施するシステムにおける服飾コーディネート支援処理動作を示すシーケンス図。
【符号の説明】
SV…コーディネート支援センタ
NW…通信ネットワーク
CT1〜CTm…服飾業者端末
UT1〜UTn…利用者端末
101…CPU
102…バス
103…プログラムメモリ
103a…コーディネートパタン提案処理プログラム
103b…購入処理プログラム
103c…利用者データベース登録処理プログラム
103d…統計データ更新処理プログラム
104…データメモリ
105…データベース・インタフェース
106…通信インタフェース
107…入出力インタフェース
108…入力部
109…表示部
110…服飾業者データベース
120…利用者データベース
130…流行データベース
140…天候データベース
【発明の属する技術分野】
個人が所有する服飾アイテムと服飾業者が提供する服飾アイテムを用いて服飾コーディネートパタンを生成してこれを利用者に提供するサービスを、通信システムを利用して実現する服飾コーディネート支援方法と、この方法を実施するための服飾コーディネート支援装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信インフラの拡充やユーザの通信ニーズの増加に伴い、通信システムを利用した種々の商業サービスが提案されており、その一つとして服飾コーディネートの支援サービスがある。
【0003】
このサービスは、例えば利用者個人が所有する服飾アイテムと服飾業者が提供する服飾アイテムを予めデータベースに記憶しておく。そして、気候や、ユーザの行動スケジュールと服装の好み、流行等のデータを取得して、このデータをもとに上記データベースの服飾アイテムを組み合わせることで服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを利用者に提供して表示させるものである(例えば、特許文献1を参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−215770公報(図9及び7乃至8頁)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のシステムは、利用者が服飾アイテムを購入するごとに、利用者自身がディジタルカメラ等を用いてアイテムの画像を撮像してアイテムの登録データを作成し、この作成されたデータをセンタへ送信してそのデータベースに登録しなければならない。このため、登録に係わる処理が煩雑で利用者の作業負担が大きく、これが服飾コーディネート支援サービスを普及させる上で大きなネックになっていた。
【0006】
この発明は、上記事情に着目してなされたものでその目的とするところは、利用者データベースへの服飾アイテムの登録に係わる利用者の処理負担を軽減し、これにより服飾コーディネート支援サービスの提供を受ける際の利便性の向上を図った服飾コーディネート支援方法とその支援装置及びプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶する利用者データベースと、服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶する服飾業者データベースとを備え、取得したコーディネート条件に応じ、上記各データベースに記憶された複数の服飾アイテムを組み合わせて服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信して利用者に提示する服飾コーディネート支援装置にあって、
上記送信した服飾コーディネートパタンを構成する第2の服飾アイテムについての購入要求を利用者端末から受信した場合に、当該購入要求された第2の服飾アイテムを上記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録するようにしたものである。
【0008】
したがって第1の発明によれば、提示された服飾コーディネートパタンを構成する各服飾アイテムの中に服飾業者が提供する第2の服飾アイテムが含まれていた場合に、この第2の服飾アイテムについて利用者が購入要求を送信すると、支援装置ではこの購入要求により指定された第2の服飾アイテムが利用者データベースに自動的に登録される。このため、利用者は第2の服飾アイテムを購入するごとに、その都度この購入した服飾アイテムを利用者データベースに登録する処理を自ら行う必要がなくなる。したがって、利用者は服飾アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放され、利便性は大幅に向上する。
【0009】
また上記目的を達成するために第2の発明は、利用者端末から服飾コーディネートパタンの提供要求を受信するに先立ち、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムの購入申し込みメニューを利用者端末へ送信して、この購入申し込みメニューをもとに利用者が指定した第2の服飾アイテムの購入要求を受信する。そして、この受信された購入要求により指定される第2の服飾アイテムを、利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録するようにしたものである。
【0010】
したがって第2の発明によれば、服飾コーディネートパタンの提供要求を行う前に、利用者は服飾業者から提供される服飾アイテムの購入メニューをもとに希望する服飾アイテムを購入することが可能となり、しかもこのときの購入要求に応じて購入対象の服飾アイテムが利用者データベースに自動的に登録される。このため、利用者は例えばオンラインショッピングにより服飾業者から服飾アイテムを購入した場合に、この購入した服飾アイテムを利用者データベースに登録する処理を自ら行う必要がなくなる。したがって、この場合にも利用者は服飾アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放され、利便性は大幅に向上する。
【0011】
また第1及び第2の発明は、支援装置において、上記購入要求により指定される第2の服飾アイテムの購入代金に応じ、利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存する処理をさらに行うことを特徴とする。
このようにすると、服飾コーディネート支援サービスに服飾アイテムを提供する服飾業者から服飾アイテムを購入すると、利用者には購入金額に応じ割引や賞品等のインセンティブが与えられることになり、服飾コーディネート支援サービスの利用をより一層促進することができる。
【0012】
さらに第1及び第2の発明は、利用者データベースに登録された第1の服飾アイテムについて、服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第1の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、利用者が所有する各服飾アイテムの利用状況、例えば提示された服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度や、提示されたパタンの中から利用者が選択した服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度を、利用者自身が把握することができ、これを服飾アイテムの補充や買い替えを行う際の参考資料として利用することが可能となる。
【0013】
さらに第1及び第2の発明は、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第2の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、服飾業者が提供する各服飾アイテムの利用状況、例えば提示された服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度や、提示されたパタンの中から利用者が選択した服飾コーディネートパタンに使用された回数や頻度を、服飾業者が把握することが可能となる。このため、服飾業者は商品の製造や仕入れの計画をより正確に立案することが可能となる。
【0014】
さらに第1及び第2の発明は、服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、利用者による購入状況を表す第3の統計データを生成することも特徴とする。
このようにすると、服飾業者は提供する服飾アイテムごとの売れ筋をより正確に把握することが可能となり、この結果を商品の製造や仕入れの計画立案に生かすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第1の実施形態を実施するためのシステムの構成を示す図である。
【0016】
このシステムは、コーディネート支援センタSVを備え、このコーディネート支援センタSVには通信ネットワークNWを介して、複数の服飾業者端末CT1〜CTmと、複数の利用者端末UT1〜UTnがそれぞれ接続可能となっている。これらの服飾業者端末CT1〜CTm及び利用者端末UT1〜UTnは、共に汎用のパーソナル・コンピュータにより構成される。
【0017】
コーディネート支援センタSVは、センタサーバ100と、服飾業者データベース110と、利用者データベース120と、流行データベース130と、天候データベース140とを備えている。
【0018】
利用者データベース120には、服飾コーディネート支援サービスに対し利用登録を行った複数の利用者の属性データと、これらの利用者が所有する服飾アイテム(第1の服飾アイテム)を表すアイテムデータが格納され、さらに各所有アイテムの上記サービスに対する利用状況を表す第1の統計データと、上記サービスを利用する過程で購入した商品アイテムの購入代金に応じたインセンティブの内容を表すデータと、上記購入代金の決済を代行処理するために必要な口座データがそれぞれ格納される。利用者の属性データには、利用者の名前や住所、メールアドレス、性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれる。また、第1の統計データには、過去に利用者が選択した服飾コーディネートパタンの履歴情報も含めるようにしてもよい。
【0019】
服飾業者データベース110には、服飾コーディネート支援サービスに協賛する複数の服飾業者の属性データと、上記各服飾業者が提供する多数の商品アイテム(第2の服飾アイテム)を表すアイテムデータと、上記各商品アイテムの上記サービスに対する利用状況を表す第2の統計データと、上記商品アイテムの購入状況を表す第3の統計データとがそれぞれ格納される。
【0020】
流行データベース130には、服飾に関する最新の流行を表すデータが格納される。この流行データは、服飾業者或いは服飾評論家等により定期的又は随時更新される。この更新処理は、センタサーバの入力部により行うことも、また服飾業者或いは服飾評論家の端末から通信ネットワークNWを介して行うことも可能である。
【0021】
天候データベース140には、例えば1年間の日付及びその時間帯に対応付けてその天候データが格納される。天候データには、気温や湿度、天気予報が含まれ、これらの情報は図示しない気象情報センタから定期的に更新される。
【0022】
ところで、センタサーバ100は次のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。
センタサーバ100は、中央処理ユニット(CPU)101を備えている。このCPU101には、バス102を介して、ROMやハードディスク等の不揮発性記憶媒体を使用したプログラムメモリ103と、RAMやフラッシュメモリ等の随時書き込み読み出しが可能な記憶媒体を使用したデータメモリ104が接続され、さらにデータベース・インタフェース105と、通信インタフェース106と、入出力インタフェース107がそれぞれ接続されている。
【0023】
このうち先ずデータベース・インタフェース105は、CPU101の制御の下で、先に述べた服飾業者データベース110、利用者データベース120、流行データベース130及び天候データベース140に対するデータの読み出しと書き込み処理を実行する。
【0024】
通信インタフェース106は、CPU101の制御の下、通信ネットワークNWとの間で、当該通信ネットワークNWにより規定される通信プロトコルに従いデータの送受信処理を実行する。なお、通信ネットワークNWは一般に、有線電話網や移動通信網等の公衆網と、インターネット等のコンピュータネットワークとにより構成されるが、CATV(Cable Television)網や、無線LAN(Local Area Network)、構内通信網等の専用線網を含んでもよい。
【0025】
入出力インタフェース107は、キーボード等の入力部108と、CRT又はLCD表示器などの表示部109との間で、操作情報や表示データの入出力処理を行う。なお、外部記憶媒体用のドライバやカードスロットも備え、これによりCDROM、DVD、メモリカードなどの外部記憶媒体との間でデータの読み出し及び書き込みが可能になっている。
【0026】
プログラムメモリ103には、この発明に係わるアプリケーション・プログラムとして、コーディネートパタン提案処理プログラム103aと、購入処理プログラム103bと、利用者データベース登録処理プログラム103cと、統計データ更新処理プログラム103dとが格納されている。
【0027】
コーディネートパタン提案処理プログラム103aは、利用者端末UT1〜URTnから服飾コーディネートパタンの提案要求が到来した場合に、コーディネートに必要な各種条件を、要求元の利用者端末又は利用者データベース120と、流行データベース130及び天候データベース140とからそれぞれ取得する。そして、この取得したコーディネート条件に応じ、利用者データベース120及び服飾業者データベース110にそれぞれ記憶された所有アイテム及び商品アイテムから適切な服飾アイテムの組み合わせを選択して、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する。そして、この生成された服飾コーディネートパタンを、通信ネットワークNWを介して要求元の利用者端末へ送信して表示させるための処理を上記CPU101に実行させる。
【0028】
購入処理プログラム103bは、利用者に提示した上記服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについての購入要求が利用者端末UT1〜UTnから到来した場合に、購入要求された商品アイテムを利用者に配送させるための指示を該当する服飾業者端末に通知する。またそれと共に、上記商品アイテムの購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、この決定したインセンティブの内容を表すデータを利用者データベース120に記憶させる。さらに、上記購入代金の決済を代行するための処理を、上記CPU101に実行させる。
【0029】
利用者データベース登録処理プログラム103cは、利用者に提示した上記服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについての購入要求が利用者端末UT1〜UTnから到来した場合に、購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録する処理を、上記CPU101に実行させる。
【0030】
統計データ更新処理プログラム103dは、上記利用者データベース120に登録された各所有アイテムについてその利用状況を表す第1の統計データを管理する処理と、上記服飾業者データベース110に記憶された各商品アイテムについてその利用状況を表す第2の統計データ及び購入状況を表す第3の統計データを管理する処理を、上記CPU101に実行させる。
【0031】
具体的には、利用者に対し服飾コーディネートパタンが提案されたとき及び利用者により服飾コーディネートパタンが選択されたときに、それぞれこれらの服飾コーディネートパタンに含まれる所有アイテム及び商品アイテムについてその提案回数及び選択回数をカウントアップする。また、提示した商品アイテムが利用者により購入されたときに、その購入回数をカウントアップする。
【0032】
次に、以上のように構成されたシステムによる服飾コーディネート支援方法を説明する。図3は上記システムにおける服飾コーディネート支援動作を示すシーケンス図である。
【0033】
例えば利用者端末UT1において利用者が、支援システムに対しログインしたのち、ステップ201において服飾コーディネート提案メニューを選択したとする。そうするとステップ202において、センタサーバ101から利用者端末UT1にTPO入力画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記TPO入力画面の案内に従い、外出日時と自身の行動予定(スケジュール)等のTPO情報を入力すると、このTPO情報がステップ203により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0034】
上記TPO情報を受信するとセンタサーバ101は、先ずステップ204で天候データベース140に対し上記TPO情報として指定された外出日時の天候情報を要求し、ステップ205により天候データベース140から該当する天候情報を取得する。続いてセンタサーバ101は、ステップ206で利用者データベース120に対し利用者属性の検索要求を与え、ステップ207により利用者データベース120から該当する利用者の属性情報を取得する。この属性情報には、先に述べたように、利用者の性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれている。
【0035】
さらにセンタサーバ101は、ステップ208で流行データベース130に対し流行データの検索要求を与え、ステップ209により流行データベース130から服飾に関する最新の流行データを入手する。かくして、コーディネート条件が取得される。なお、利用者データベースの統計データから、過去に選択した服飾コーディネートパタンの履歴を、コーディネート条件の一つとして読み出すようにしてもよい。
【0036】
そうしてコーディネート条件が取得されると、センタサーバ101は次にステップ210により利用者データベース120をアクセスし、上記コーディネート条件に適した所有アイテムをステップ211で抽出する。また同様に、ステップ212により服飾業者データベース110をアクセスし、上記コーディネート条件に適した商品アイテムをステップ213で抽出する。この結果、例えば季節が秋で行動予定がカジュアルな場合には、ブラウス、パンツ、セータ、靴、ハンドバック、アクセサリ等が抽出される。
【0037】
センタサーバ101は続いて、上記抽出された所有アイテム及び商品アイテムを組み合わせて複数種の服飾コーディネートパタンを生成する。この服飾コーディネートパタンは、例えば各アイテムの画像と、これらのアイテムの説明及び着こなしテクニック等を表すテキストデータとから構成される。そして、この生成された複数種の服飾コーディネートパタンを、ステップ214により利用者端末UT1へ送信し、表示部に表示させる。
【0038】
さて、この状態で利用者が上記提案された複数種の服飾コーディネートパタンの中から気に入ったパタンを選択したとする。そうするとこの選択結果がステップ215により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ通知される。上記服飾コーディネートパタンの選択結果が通知されるとセンタサーバ101は、所有アイテム及び商品アイテムの利用状況に係わる統計データの更新処理を次のように実行する。図4はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
【0039】
すなわち、先ずステップ4a及びステップ4bにより、現在設定されているモードがコーディネート提案モードであるか或いは購入モードであるかを判定する。この判定の結果、いまはコーディネート提案モードであるためステップ4cに移行し、ここで上記利用者に提案した複数の服飾コーディネートパタン及び利用者により選択された服飾コーディネートパタンを構成する所有アイテム及び商品アイテムを分離抽出する。そして、上記提案及び選択された各服飾コーディネートパタンに所有アイテムが含まれていれば、ステップ4dからステップ4eに移行してここで所有アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4fに移行してここで所有アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、利用者データベース120の統計データを、ステップ4gにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0040】
また、上記分離抽出されたアイテムの中に服飾業者が提供する商品アイテムが含まれていれば、ステップ4hからステップ4iに移行してここで商品アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4jに移行してここで商品アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、服飾業者データベース110の統計データを、ステップ4kにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0041】
以上の統計データ更新処理の結果、利用者データベース120及び服飾業者データベース110からステップ217,219により更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101は次にステップ220により利用者端末UT1へ商品アイテムの購入問い合わせ画面を送信して購入意思の確認を行う。これに対し利用者が希望する商品アイテムを選択すると、ステップ221により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ購入要求が送られる。
【0042】
上記購入要求が到来するとセンタサーバ101は、該当する商品アイテムを提供した服飾業者の属性データを服飾業者データベース110から検索し、ステップ222により、該当する服飾業者の端末(例えばCT1)へ商品の注文情報を送信する。この注文情報を受けると服飾業者は、購入者に対し該当商品アイテムを配送するための処理を開始すると共に、ステップ223により注文受付完了通知(注文OK)を返送する。
【0043】
上記注文受付完了通知を受信するとセンタサーバ101は、続いてステップ224により、利用者データベース120への購入アイテム等の登録処理を以下のように実行する。図5はその処理手順と内容を示すフローチャートである。
【0044】
すなわち、先ずステップ5aにより、上記購入された商品アイテムに関するアイテムデータを服飾業者データベース110から読み出し、この読み出したアイテムデータを利用者データベース120に追加登録する。次にステップ5bにより、上記購入された商品アイテムの購入代金を、当該購入代金の決済代行処理のために利用者データベース120に登録する。さらにステップ5cにより、上記購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、そのデータを利用者データベース120に登録する。インセンティブの内容の決定は、例えば購入代金とインセンティブ内容との対応関係を予め記憶したテーブルを用いて行われる。
【0045】
そうしてステップ225により、利用者データベース120から登録完了通知(登録OK)が返送されると、センタサーバ101は続いてステップ226により、服飾業者データベース110における商品アイテムの購入状況を表す統計データの更新処理を以下のように実行する。
【0046】
すなわち、いまは購入モードに設定されているため、センタサーバ101は図4に示すようにステップ4bからステップ4mに移行し、ここで上記購入された商品アイテムについての購入回数(注文数)をカウントアップし、服飾業者データベース110の統計データをこのカウントアップ後の新たな注文数に更新する。次にステップ4nにより、上記商品アイテムを購入した利用者の属性データを利用者データベース120から読み出し、この読み出された利用者の属性データを服飾業者データベース110内の購入者リストに記憶させる。なお、当該利用者が既に購入者リストに登録されている場合には、購入商品名や購入日時などを記憶し、属性データの記憶は省略する。
【0047】
そして、ステップ227により、服飾業者データベース110から更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101はステップ228により利用者端末UT1に対し服飾コーディネート提案メニューの完了メッセージを送信して表示させ、一連の処理を終了する。
【0048】
なお、センタサーバ101は、所定の決済日になると利用者データベース120に記憶されている利用者の属性データをもとに、上記商品アイテムの購入代金を代行決済するための処理を実行する。
【0049】
以上述べたように第1の実施形態では、服飾コーディネートパタンを利用者端末UT1へ送信して利用者に提示し、当該服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムについて利用者が購入要求を送信した場合に、センタサーバ101において、上記購入要求された商品アイテムを利用者データベース120に新たな所有アイテムとして追加登録するようにしている。
【0050】
したがって、利用者は服飾コーディネートパタンを構成する商品アイテムを購入した場合に、この購入した商品アイテムを利用者データベース120に自ら登録する必要がなくなる。このため、利用者は購入した商品アイテムの登録処理に係わる煩雑さから解放されて利便性は大幅に向上し、この結果服飾コーディネート支援サービスをより一層普及させることができる。
【0051】
また、利用者データベース120に登録された所有アイテムについてコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理すると共に、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについてもコーディネートパタンへの利用状況を表す統計データを生成して管理するようにしている。したがって、利用者が所有する服飾アイテムの利用状況を利用者自身が把握することができ、これを服飾アイテムの補充や買い替えを行う際の参考資料として利用することが可能となる。また服飾業者にとっては、自身が提供する各商品服飾アイテムの利用状況を把握することが可能となるため、服飾業者は商品の製造や仕入れの計画をより正確に立案することが可能となる。
【0052】
さらに、服飾業者データベース110に記憶された商品アイテムについて、利用者による購入状況を表す統計データを生成し保存するようにしている。したがって、服飾業者は自身が提供する商品アイテムごとの売れ筋をより正確に把握することが可能となり、この結果を商品の製造や仕入れの計画立案に生かすことができる。
【0053】
さらに、購入要求により指定された商品アイテムの購入代金に応じ、利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存するようにしている。したがって利用者にとっては、服飾コーディネート支援サービスを通じて商品アイテムを購入することでインセンティブを獲得することができ、これにより服飾コーディネート支援サービスの利用をより一層促進することができる。
【0054】
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、服飾コーディネートの提案処理過程に先立ち、センタサーバから利用者端末に対し商品アイテムの購入メニューを送信して表示させ、これに対し利用者が購入を希望する商品アイテムを指定すると、センタサーバがその注文処理を実行すると共に、上記商品アイテムに係わるアイテムデータを利用者データベースに自動的に追加登録するようにしたものである。
【0055】
図6は、この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第2の実施形態を示すシーケンス図である。なお、システム構成及びセンタサーバの基本構成については、前記第1の実施形態と同一なので図示は省略する。
【0056】
例えば利用者端末UT1において利用者が、支援システムに対しログインしたのち、ステップ301において商品アイテム購入メニューを選択したとする。そうするとステップ302において、センタサーバ101から利用者端末UT1に商品アイテム購入画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記商品アイテム購入画面の案内に従い、購入を希望する商品アイテムの条件を入力すると、この条件がステップ303により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0057】
センタサーバ101は、ステップ304により、上記送られた条件をもとに服飾業者データベース110を検索し、当該条件に合致する商品アイテムのアイテムデータをステップ305により取得する。そして、この取得されたアイテムデータをステップ306により利用者端末UT1へ送信して表示させる。上記表示された商品アイテムのデータについて、利用者が購入希望アイテムの選択操作を行うと、この選択データがステップ307によりセンタサーバ101に送られる。
【0058】
上記購入要求が到来するとセンタサーバ101は、該当する商品アイテムを提供した服飾業者の属性データを服飾業者データベース110から検索し、ステップ308により、該当する服飾業者の端末(例えばCT1)へ商品の注文情報を送信する。この注文情報を受けると服飾業者は、購入者に対し該当商品アイテムを配送するための処理を開始すると共に、ステップ309により注文受付完了通知(注文OK)を返送する。
【0059】
上記注文受付完了通知を受信するとセンタサーバ101は、続いてステップ310により、利用者データベース120への購入アイテム等の登録処理を先に述べた図5に示すフローチャートに従い実行する。すなわち、先ずステップ5aにより、上記購入された商品アイテムに関するアイテムデータを服飾業者データベース110から読み出し、この読み出したアイテムデータを利用者データベース120に追加登録する。
【0060】
次にステップ5bにより、上記購入された商品アイテムの購入代金を、当該購入代金の決済代行処理のために利用者データベース120に登録する。さらにステップ5cにより、上記購入代金に応じたインセンティブの内容を決定し、そのデータを利用者データベース120に登録する。インセンティブの内容の決定は、例えば購入代金とインセンティブの内容との対応関係を予め記憶したテーブルを用いて行われる。
【0061】
そしてステップ311により、利用者データベース120から登録完了通知(登録OK)が返送されると、センタサーバ101は続いてステップ312により、服飾業者データベース110における商品アイテムの購入状況を表す統計データの更新処理を図4に示したフローチャートにしたがって実行する。
【0062】
すなわち、いまは購入モードに設定されているため、センタサーバ101はステップ4bからステップ4mに移行し、ここで上記購入された商品アイテムについての購入回数(注文数)をカウントアップし、服飾業者データベース110の統計データをこのカウントアップ後の新たな注文数に更新する。次にステップ4nにより、上記商品アイテムを購入した利用者の属性データを利用者データベース120から読み出し、この読み出された利用者の属性データを服飾業者データベース110内の購入者リストに記憶させる。なお、当該利用者が既に購入者リストに登録されている場合には、購入商品名や購入日時などを記憶し、属性データの記憶は省略する。
【0063】
そして、ステップ313により、服飾業者データベース110から更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101はステップ314により利用者端末UT1に対し商品アイテム購入メニューの完了メッセージを送信して表示させる。かくして、服飾コーディネートの提案を受ける前の、商品アイテムの購入処理が行われる。
【0064】
さて、以上のように希望する商品アイテムを購入した後に、利用者がステップ315において服飾コーディネート提案メニューを選択したとする。そうするとステップ316において、センタサーバ101から利用者端末UT1にTPO入力画面データが送られ、この画面データが利用者端末UT1の表示部に表示される。この状態で利用者が、上記TPO入力画面の案内に従い、外出日時と自身の行動予定(スケジュール)等のTPO情報を入力すると、このTPO情報がステップ317により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ送られる。
【0065】
上記TPO情報を受信するとセンタサーバ101は、先ずステップ318で天候データベース140に対し上記TPO情報として指定された外出日時の天候情報を要求し、ステップ319により天候データベース140から該当する天候情報を取得する。続いてセンタサーバ101は、ステップ320で利用者データベース120に対し利用者属性の検索要求を与え、ステップ321により利用者データベース120から該当する利用者の属性情報を取得する。この属性情報には、先に述べたように、利用者の性別、年齢、職業などの個人データに加え、利用者の服飾の好みや嗜好、行動パタン(スケジュール)などが含まれている。
【0066】
さらにセンタサーバ101は、ステップ322で流行データベース130に対し流行データの検索要求を与え、ステップ323により流行データベース130から服飾に関する最新の流行データを入手する。なお、利用者データベースの統計データから、過去に選択した服飾コーディネートパタンの履歴を、コーディネート条件の一つとして読み出すようにしてもよい。
かくして、コーディネート条件が取得される。
【0067】
そうしてコーディネート条件が取得されると、センタサーバ101は次にステップ324により利用者データベース120をアクセスし、上記コーディネート条件に適した所有アイテムをステップ325で抽出する。また同様に、ステップ326により服飾業者データベース110をアクセスし、上記コーディネート条件に適した商品アイテムをステップ327で抽出する。この結果、例えば季節が秋で行動予定がカジュアルな場合には、ブラウス、パンツ、セータ、靴、ハンドバック、アクセサリ等が抽出される。
【0068】
センタサーバ101は続いて、上記抽出された所有アイテム及び商品アイテムを組み合わせて複数種の服飾コーディネートパタンを生成する。この服飾コーディネートパタンは、例えば各アイテムの画像と、これらのアイテムの説明及び着こなしテクニック等を表すテキストデータとから構成される。そして、この生成された複数種の服飾コーディネートパタンを、ステップ328により利用者端末UT1へ送信し、表示部に表示させる。
【0069】
さて、この状態で利用者が上記提案された複数種の服飾コーディネートパタンの中から気に入ったパタンを選択したとする。そうするとこの選択結果がステップ329により利用者端末UT1からセンタサーバ101へ通知される。上記服飾コーディネートパタンの選択結果が通知されるとセンタサーバ101は、所有アイテム及び商品アイテムの利用状況に係わる統計データの更新処理を図4に示すフローチャートに従い実行する。
【0070】
すなわち、現在設定されているモードはコーディネート提案モードであるため、ステップ4aからステップ4cに移行して、ここで上記利用者に提案した複数の服飾コーディネートパタン及び利用者により選択された服飾コーディネートパタンを構成する所有アイテム及び商品アイテムを分離抽出する。そして、上記提案及び選択された各服飾コーディネートパタンに所有アイテムが含まれていれば、ステップ4dからステップ4eに移行してここで所有アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4fに移行してここで所有アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、利用者データベース120の統計データを、ステップ4gにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0071】
また、上記分離抽出されたアイテムの中に服飾業者が提供する商品アイテムが含まれていれば、ステップ4hからステップ4iに移行してここで商品アイテムごとの提案回数をカウントアップし、さらにステップ4jに移行してここで商品アイテムごとの選択回数をカウントアップする。そして、服飾業者データベース110の統計データを、ステップ4kにより上記カウントアップ後の新たな提案回数及び選択回数に更新する。
【0072】
以上の統計データ更新処理の結果、利用者データベース120及び服飾業者データベース110からステップ331,333により更新完了通知(更新OK)が返送されると、センタサーバ101は一連の服飾コーディネート提案処理を終了する。
【0073】
以上のように第2の実施形態では、服飾コーディネートの提案処理過程に先立ち、センタサーバ101から利用者端末UT1〜UTnに対し商品アイテムの購入メニューを送信して表示させ、これに対し利用者が購入を希望する商品アイテムを指定すると、センタサーバ101がその注文処理を実行するようにしている。したがって、利用者は購入を希望する商品アイテムがある場合に、服飾コーディネートの提案を受ける前に当該商品アイテムを購入することができる。
【0074】
また上記商品アイテムの指定操作に応じて、当該商品アイテムに係わるアイテムデータを利用者データベース120に自動的に追加登録するようにしている。このため、利用者は商品アイテムを購入するごとに、そのアイテムデータを自ら利用者データベース120に登録する必要がなくなり、登録処理に係わる煩雑さから解放されて利便性が大幅に向上する。
【0075】
その他、商品アイテムについての利用者の購入状況を表す統計データを自動更新することで、服飾業者が商品アイテムごとの売れ筋をより正確に把握できるようになる点や、購入された商品アイテムの購入代金に応じて利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定して保存することで、利用者の購入意欲をさらに増進させることができる点等については、先に述べた第1の実施形態と同様である。
【0076】
(その他の実施形態)
前記第2の実施形態では、服飾コーディネートの提案処理に先立ち、利用者の希望に応じた商品アイテムの購入受付処理を実行する場合について述べた。しかし、服飾コーディネートの提案処理終了後に、第1の実施形態で述べたように提案された商品アイテムについての購入受付処理を実行するようにしてもよい。
【0077】
前記第1及び第2の実施形態では、利用者が既に所有しているアイテムを利用者データベースへ登録する方法について記載していないが、その登録方法としては、例えば当該所有アイテムを提供している服飾業者に対し登録処理を依頼する方法が考えられる。この処理は服飾業者データベース110の記憶データをもとにセンタサーバ101が実行可能である。
【0078】
その他、提案する服飾アイテムの種類や数、服飾コーディネートパタンの提案処理手順とその内容、購入された商品アイテムを利用者データベースに登録する際の手順とその内容、提案、選択又は購入された服飾アイテムの統計データを更新する際の手順とその内容などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、服飾業者が提供する服飾アイテムを利用者が購入した場合に、この購入された服飾アイテムを利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして自動的に追加登録するようにしている。
したがってこの発明によれば、利用者データベースへの服飾アイテムの登録に係わる利用者の処理負担を軽減することができ、これにより服飾コーディネート支援サービスの提供を受ける際の利便性を向上させることができる服飾コーディネート支援方法とその支援装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第1の実施形態を実施するシステムの構成を示す図。
【図2】図1に示したシステムのセンタサーバの構成を示すブロック図。
【図3】図1に示したシステムにおける服飾コーディネート支援処理動作を示すシーケンス図。
【図4】図2に示したセンタサーバによる統計データ更新処理の手順と内容を示すフローチャート。
【図5】図2に示したセンタサーバによる利用者データベース登録処理の手順と内容を示すフローチャート。
【図6】この発明に係わる服飾コーディネート支援方法の第2の実施形態を実施するシステムにおける服飾コーディネート支援処理動作を示すシーケンス図。
【符号の説明】
SV…コーディネート支援センタ
NW…通信ネットワーク
CT1〜CTm…服飾業者端末
UT1〜UTn…利用者端末
101…CPU
102…バス
103…プログラムメモリ
103a…コーディネートパタン提案処理プログラム
103b…購入処理プログラム
103c…利用者データベース登録処理プログラム
103d…統計データ更新処理プログラム
104…データメモリ
105…データベース・インタフェース
106…通信インタフェース
107…入出力インタフェース
108…入力部
109…表示部
110…服飾業者データベース
120…利用者データベース
130…流行データベース
140…天候データベース
Claims (18)
- 利用者が使用する端末から支援装置へ通信ネットワークを介して服飾コーディネートパタンの提供要求を送信する過程と、
前記支援装置において、前記受信された提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する過程と、
前記支援装置において、前記取得されたコーディネート条件に応じ、利用者データベースに予め登録された第1の服飾アイテムと、服飾業者データベースに予め記憶された第2の服飾アイテムとを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する過程と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを、前記支援装置から前記提供要求元の端末へ前記通信ネットワークを介して送信して利用者に提示する過程と、
前記送信した服飾コーディネートパタンを構成する第2の服飾アイテムについての購入要求を、前記端末から前記支援装置へ前記通信ネットワークを介して送信する過程と、
前記支援装置において、前記購入要求により指定された第2の服飾アイテムを前記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する過程とを具備することを特徴とする服飾コーディネート支援方法。 - 服飾業者データベースに予め記憶された、服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムについての購入申し込みメニューを、支援装置から利用者が使用する端末へ通信ネットワークを介して送信する過程と、
前記購入申し込みメニューをもとに利用者が指定した第2の服飾アイテムの購入要求を、前記端末から前記支援装置へ前記通信ネットワークを介して送信する過程と、
前記支援装置において、前記購入要求により指定された第2の服飾アイテムを、利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶する利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する過程と、
服飾コーディネートパタンの提供要求を、前記端末から前記支援装置へ通信ネットワークを介して送信する過程と、
前記支援装置において、前記受信された提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する過程と、
前記支援装置において、前記取得されたコーディネート条件に応じ、前記利用者データベースに登録された第1の服飾アイテムと、前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムとを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する過程と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを、前記支援装置から前記提供要求元の端末へ前記通信ネットワークを介して送信して利用者に提示する過程とを具備することを特徴とする服飾コーディネート支援方法。 - 前記購入要求された第2の服飾アイテムの購入代金に応じて、前記利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定する過程を、さらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の服飾コーディネート支援方法。
- 前記支援装置において、前記利用者データベースに登録された第1の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第1の統計データを生成する過程とを、さらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の服飾コーディネート支援方法。
- 前記支援装置において、前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第2の統計データを生成する過程とを、さらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の服飾コーディネート支援方法。
- 前記支援装置において、前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記利用者による購入状況を表す第3の統計データを生成する過程とを、さらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の服飾コーディネート支援方法。
- 複数の服飾アイテムにより構成される服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信して利用者に提示する服飾コーディネート支援装置において、
利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶した利用者データベースと、
服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶した服飾業者データベースと、
前記利用者端末から送られる服飾コーディネートパタンの提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する手段と、
前記取得されたコーディネート条件に応じ、前記利用者データベース及び服飾業者データベースに記憶された第1及び第2の服飾アイテムを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する手段と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを前記要求元の利用者端末へ送信して利用者に提示する手段と、
前記送信した服飾コーディネートパタンを構成する第2の服飾アイテムについての購入要求を前記利用者端末から受信した場合に、前記購入要求された第2の服飾アイテムを前記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する手段とを具備したことを特徴とする服飾コーディネート支援装置。 - 複数の服飾アイテムにより構成される服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信して利用者に提示する服飾コーディネート支援装置において、
利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶した利用者データベースと、
服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶した服飾業者データベースと、
前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムの購入申し込みメニューを利用者端末へ送信し、前記購入申し込みメニューをもとに利用者が指定した第2の服飾アイテムの購入要求を受信する手段と、
前記受信された購入要求により指定される第2の服飾アイテムを、前記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する手段と、
前記利用者端末から送られる服飾コーディネートパタンの提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する手段と、
前記取得されたコーディネート条件に応じ、前記利用者データベース及び服飾業者データベースに記憶された第1及び第2の服飾アイテムを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する手段と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを前記要求元の利用者端末へ送信して利用者に提示する手段とを具備したことを特徴とする服飾コーディネート支援装置。 - 前記購入要求された第2の服飾アイテムの購入代金に応じて、前記利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定し、この決定されたインセンティブの内容を利用者の識別情報に対応付けて記憶する手段を、さらに具備したことを特徴とする請求項7又は8記載の服飾コーディネート支援装置。
- 前記利用者データベースに記憶された第1の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第1の統計データを生成し、この生成された第1の統計データを記憶する手段とを、さらに具備したことを特徴とする請求項7又は8記載の服飾コーディネート支援装置。
- 前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第2の統計データを生成し、この生成された第2の統計データを記憶する手段とを、さらに具備したことを特徴とする請求項7又は8記載の服飾コーディネート支援装置。
- 前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記利用者による購入状況を表す第3の統計データを生成し、この生成された第3の統計データを記憶する手段とを、さらに具備したことを特徴とする請求項7又は8記載の服飾コーディネート支援装置。
- コンピュータと、利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶する利用者データベースと、服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶する服飾業者データベースとを備え、前記コンピュータにより前記利用者データベース及び服飾データベースに記憶された複数の服飾アイテムをもとに服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信する服飾コーディネート支援装置で使用されるプログラムにおいて、
前記利用者端末から服飾コーディネートパタンの提供要求を受信する処理と、
前記受信された提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する処理と、
前記取得されたコーディネート条件に応じ、前記利用者データベースに記憶されている第1の服飾アイテムと、前記服飾業者データベースに記憶されている第2の服飾アイテムとを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する処理と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを前記要求元の利用者端末へ送信して利用者に提示する処理と、
前記送信した服飾コーディネートパタンを構成する第2の服飾アイテムについての購入要求を前記利用者端末から受信した場合に、当該購入要求された第2の服飾アイテムを前記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する処理とを、
前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータと、利用者が所有する第1の服飾アイテムを記憶する利用者データベースと、服飾業者が提供可能な第2の服飾アイテムを記憶する服飾業者データベースとを備え、前記コンピュータにより前記利用者データベース及び服飾データベースに記憶された複数の服飾アイテムをもとに服飾コーディネートパタンを生成し、この生成された服飾コーディネートパタンを通信ネットワークを介して利用者端末へ送信する服飾コーディネート支援装置で使用されるプログラムにおいて、
前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムの購入申し込みメニューを利用者端末へ送信し、前記購入申し込みメニューをもとに利用者が指定した第2の服飾アイテムの購入要求を受信する処理と、
前記受信された購入要求により指定される第2の服飾アイテムを、前記利用者データベースに新たな第1の服飾アイテムとして追加登録する処理と、
前記利用者端末から服飾コーディネートパタンの提供要求を受信する処理と、
前記受信された提供要求に応じ、前記利用者の属性情報と、気象情報と、服飾に係わる流行情報との少なくとも一つを含むコーディネート条件を取得する処理と、
前記取得されたコーディネート条件に応じ、前記利用者データベースに記憶されている第1の服飾アイテムと、前記服飾業者データベースに記憶されている第2の服飾アイテムとを組み合わせることで、少なくとも一つの服飾コーディネートパタンを生成する処理と、
前記生成された服飾コーディネートパタンを前記要求元の利用者端末へ送信して利用者に提示する処理とを、
前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記購入要求された第2の服飾アイテムの購入代金に応じて、前記利用者に対し与えるべきインセンティブの内容を決定する処理を、さらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項12又は13記載のプログラム。
- 前記利用者データベースに登録された第1の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第1の統計データを生成する処理とを、さらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項13又は14記載のプログラム。
- 前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記服飾コーディネートパタンの生成或いは利用者による当該服飾コーディネートパタンの選択に対する利用状況を表す第2の統計データを生成する処理とを、さらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項13又は14記載のプログラム。
- 前記服飾業者データベースに記憶された第2の服飾アイテムについて、前記利用者による購入状況を表す第3の統計データを生成する処理とを、さらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項13又は14記載のプログラム。
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