JP2001222577A - 販売管理方法、販売管理システムおよび商品販売システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小売店の在庫リスクを低減し、かつ、在庫切
れによる販売機会の喪失を低減する販売管理技術を提供
する。 【解決手段】 小売店２０が保有する商品在庫数と、卸
問屋３０が保有する商品在庫数とに基づいた在庫数状況
を設定し、注文内容と該在庫数状況とに応じた情報を、
発注元１０の端末１１に表示させる。受け付けた注文に
対する商品引当処理は、小売店２０が保有する商品在庫
を調べ、引当可能ならば該在庫を引当て、引当不可能な
らば、卸問屋３０に引当を依頼することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して商品取引を行う場合における販売管理方法および販
売管理システムに係り、特に、商品の在庫管理および引
当処理の技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】小売店が消費者に対して販売する商品
は、卸問屋等を通じて予め仕入れたものを在庫として手
元におき、自らの資産として管理している。消費者から
発注の問い合わせがあると、在庫がある場合は、その在
庫を引当て、在庫がない場合は「品切れ」等の情報を通
知する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】商品の仕入れ数に対
し、消費者からの発注が少なければ、商品は在庫として
売れ残り、小売店は経済的損失を被ることとなる。した
がって、在庫によるリスクを避けるためには、できるだ
け仕入れ数を減らし、在庫を少なくすることが望まれ
る。一方、消費者からの発注に対し、商品の仕入れ数が
少なければ、販売機会を喪失することになり好ましくな
い。

【０００４】本発明の目的は、小売店の在庫リスクを低
減し、かつ、在庫切れによる販売機会の喪失を低減する
販売管理技術を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様は、オンライン注文を受け付け
る商品取引に関する販売管理において、販売元が保有す
る商品在庫数と、卸問屋が保有する商品在庫数とに基づ
いた在庫数状況を設定し、注文内容と該在庫数状況とに
応じた情報を、発注元にオンライン出力させることを特
徴とする。

【０００６】前記目的を達成するため、本発明の第２の
態様は、オンライン注文を受け付ける商品取引に関する
販売管理において、販売元が保有する商品在庫数に基づ
いた在庫数状況を設定し、注文内容と該在庫数状況とに
応じた情報を、発注元にオンライン出力させることを特
徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。以下の実施の形態では、
Ｗｅｂページ上で商品に関する注文を受け付ける小売店
に適用した場合を例として説明する。小売店が取り扱う
商品は、卸問屋から仕入れられ、小売店が提供するＷｅ
ｂページで販売される。もちろん、本発明は、Ｗｅｂペ
ージ上での商品取引に限定されるものでなく、それ以外
のオンライン取引についても適用可能である。

【０００８】図１は、本発明の第１の実施形態に係る販
売管理システムが適用されるネットワークの構成の概要
を示すブロック図である。小売店端末システム（以下単
に「小売店」と称する）２０は、自身が所有する小売在
庫と卸問屋端末システム（以下単に「卸問屋」と称す
る）３０が所有する卸在庫に基づいて商品の在庫状況を
管理する。小売店２０はＷｅｂページ上で、利用者１０
から商品に関する注文を受け付けると、在庫状況に応じ
たメッセージを利用者１０に送る。

【０００９】Ｗｅｂページ上で受け付けた注文に対する
商品の引当は、注文処理とは別処理で行われる。引当が
された商品は在庫に反映され、引当できなかった商品に
対応する注文には、キャンセル処理がなされる。

【００１０】図１において、複数のコンピュータ１１
（図１では１台のみ示す）が、電話回線等の回線４０を
介して小売店２０のサーバコンピュータ２１に接続され
る。回線４０は、図示しない商用プロバイダ等を経由し
て、インターネットを利用した電子データの伝送が可能
である。サーバコンピュータ２１は、回線４１を介して
卸問屋３０のサーバコンピュータ３１に接続される。回
線４１は電子データの伝送が可能な公衆網、専用回線等
の回線である。

【００１１】コンピュータ１１は、Ｗｅｂブラウザ機能
部１１１と、入力処理部１１２とを少なくとも有する。

【００１２】ブラウザ機能部１１１は、サーバコンピュ
ータ２１から受信したＷｅｂページを生成するファイル
の内容を解釈し、画像出力装置１３（図２参照）に表示
する処理と、利用者１０の指示に従って、サーバコンピ
ュータ２１に対し、ファイルの要求もしくはＷｅｂペー
ジに入力したデータ等を送信する処理とを行う。

【００１３】入力処理部１１２は、利用者１０の指示を
受け付ける処理を行う。具体的にはマウス１４、キーボ
ード１５からの入力処理を行う。

【００１４】ここで、ブラウザ機能部１１１が、サーバ
コンピュータ２１が提供するＷｅｂページを画像出力装
置１３に表示する処理について説明する。サーバコンピ
ュータ２１の外部記憶装置２２３には、Ｗｅｂページを
生成するための、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａ
ｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）と呼ばれる言語で記述さ
れたテキストファイルのほか、画像、音声、ビデオなど
のファイルが保存されている。また、Ｗｅｂページに
は、インターネット上で識別可能とするために、ＵＲＬ
（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏ
ｒ）とよばれる表記法を用いたアドレスが一意的に付さ
れている。

【００１５】利用者１０が、閲覧を希望するＷｅｂペー
ジのＵＲＬをブラウザ上で指定すると、ブラウザ機能部
１１１は、サーバコンピュータ２１に対して、利用者１
０から指示されたＷｅｂページを生成するためのファイ
ルを読み出すための要求を行う。サーバコンピュータ２
１のＷｅｂフロント部２１１は、この要求に対して、要
求されたファイルを外部記憶装置２２３から読み出し
て、ＨＴＴＰ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ
Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）と呼ばれる通信プロトコルで、ブ
ラウザ機能部１１１に転送する。

【００１６】ブラウザ機能部１１１は、受信したファイ
ルに含まれるＨＴＭＬ言語で記述されたテキストファイ
ルを解釈する手段を有しており、テキストファイルの内
容に従って、画像出力装置１３にＷｅｂページを表示す
る。

【００１７】図２は、コンピュータ１１のハードウェア
構成を示すブロック図である。コンピュータ１１は、筐
体１２、画像出力装置１３、マウス１４、キーボード１
５、通信装置１６から構成される。利用者１０は、マウ
ス１４およびキーボード１５を用いて、Ｗｅｂページ上
の所定のボタンをクリックしたり、所定の欄にデータを
入力することができる。通信装置１６はモデム、あるい
は、ＴＡ（ターミナルアダプタ）等から構成される。コ
ンピュータ１１は、通信装置１６を介して電話回線等の
回線４０に接続されている。利用者１０は、コンピュー
タ１１を用いて、商用プロバイダ等を経由して、インタ
ーネットが利用できる。

【００１８】筐体１２内部には、中央処理装置（ＣＰ
Ｕ）１２１、主記憶装置１２２、外部記憶装置１２３、
グラフィックス制御装置１２４等が設けられている。外
部記憶装置１２３は、例えば、ハードディスク装置で構
成される。このハードディスク装置には、ＯＳ（オペレ
ーティングシステム）、ブラウザ等のプログラムが格納
されている。ＯＳは、コンピュータ１１を制御するため
の基本ソフトウェアプログラムであり、ブラウザは、Ｗ
ｅｂページを生成するＨＴＭＬ言語で記述されたファイ
ルを解釈して、画像処理装置１３にＷｅｂページを表示
するため等に利用されるプログラムである。これらのプ
ログラムは主記憶装置１２２にロードされ、ＣＰＵ１２
１が実行することで、それぞれの機能を実現する。ただ
し、コンピュータ１１はこれらのハードウェア構成に限
定されるわけではない。

【００１９】小売店２０のサーバコンピュータ２１は、
小売店販売管理システム２１０を構成している。小売店
販売管理システム２１０は、Ｗｅｂフロント部２１１
と、在庫数管理部２１２と、引当処理部２１３と、通信
部２１４とを有するとともに、これらの機能部を管理す
る。なお、これらの機能部は、複数のコンピュータに分
散させておくことも可能である。

【００２０】Ｗｅｂフロント部２１１は、コンピュータ
１１からのＷｅｂページを生成するファイル（Ｗｅｂペ
ージファイル）の転送要求に対し、回線４０を介して、
該当するＷｅｂページファイルをコンピュータ１１に転
送する処理と、Ｗｅｂページファイルの更新等の管理
と、Ｗｅｂページを介して利用者１０からの注文情報等
を入手する処理とを行う。

【００２１】在庫数管理部２１２は、小売店２０が保有
する商品の在庫数（小売在個数）と、卸問屋３０が保有
する卸在庫数と、レイシオ値を保持すると共に、これら
の在庫数およびレイシオに基づいて算出される仮想在庫
数を保持する。

【００２２】ここで、レイシオ値は、卸在庫数における
小売店２０の取り分を表す値である。この値は、卸問屋
３０の商品販売個数に対する小売店２０の商品販売個
数、卸問屋３０の商品売上高に対する小売店２０の商品
売上高等に基づいて設定される。例えば、ある商品に関
して小売在庫数が１００個で、卸在庫数が５００個で、
レイシオ値が３０％であったとすると、仮想在庫数は、 １００＋５００×３０％＝２５０ より、２５０個となる。

【００２３】引当処理部２１３は、受注リストを管理す
ると共に、受注リストを元に小売在庫の引当処理を行
う。受注リストについては後述する。通信部２１４は、
卸問屋３０のサーバコンピュータ３１との間における、
卸問屋３０の保有する商品在庫数、商品の発注に関する
データ等の送受信を管理する。

【００２４】ここで、小売店販売管理システム２１０
が、Ｗｅｂフロント部２１１により、Ｗｅｂページを用
いて、利用者１０の情報を入手する処理について説明す
る。上述したＨＴＭＬで記述されるテキストファイル中
には、Ｗｅｂページ上の所定の位置（ボタン）が、マウ
ス１４でクリックされた場合の処理、例えば、別のＷｅ
ｂページを表示させたり、入力された情報の送信等、を
実行させるコマンドを組み込むことができる。小売店２
０が、提供するＷｅｂページを閲覧している利用者１０
の情報、例えば商品注文情報、電子メールアドレス等を
入手するためには、予め必要な情報を記入させる欄もし
くは情報を指示できる欄等と共に、それらの情報を送信
するためのコマンドが組み込まれたボタンをＷｅｂ画面
上に配置しておく。利用者１０が、マウス１４もしくは
キーボード１５等の入力装置を用いて、商品注文情報の
チェック欄をクリックし、電子メールアドレス入力欄に
メールアドレスを入力した後、送信ボタンをクリックす
ると、これらの情報がファイル等を媒体としてサーバコ
ンピュータ２１に送信される。小売店販売管理システム
２１０は、このファイル等を受信し、利用者１０からの
情報を入手することができる。

【００２５】図３は、サーバコンピュータ２１のハード
ウェア構成を示すブロック図である。サーバコンピュー
タ２１は、筐体２２、画像出力装置２３、通信装置２４
を有する。サーバコンピュータ２１は、通信装置２４を
介して回線４０および回線４１に接続されている。

【００２６】筐体２２内部には、中央処理装置（ＣＰ
Ｕ）２２１、主記憶装置２２２、外部記憶装置２２３、
グラフィックス制御装置２２４等が設けられている。外
部記憶装置２２３には、小売店２０が保有する商品の小
売在庫数と、卸問屋３０が保有する商品の卸在庫数と、
レイシオ値と、仮想在庫数等を格納するデータ領域が設
けられている。ただし、サーバコンピュータ２１はこれ
らのハードウェア構成に限定されるわけではない。

【００２７】卸問屋３０のサーバコンピュータ３１は、
卸在庫管理システム３１０を構成する。卸在庫管理シス
テム３１０は、在庫数管理部３１１と、通信部３１２と
を有するとともに、これらの機能部を管理する。在庫数
管理部３１１は、卸問屋３０が所有する商品の在庫数を
保持する。通信部３１２は、小売店２０のサーバコンピ
ュータ２１との間における、商品在庫数、商品の発注に
関するデータ等の送受信を管理する。

【００２８】図４は、卸問屋３０のサーバコンピュータ
３１のハードウェア構成を示すブロック図である。サー
バコンピュータ３１は、筐体３２、画像出力装置３３、
通信装置３４を有する。サーバコンピュータ３１は、通
信装置３４を介して回線４１に接続されている。

【００２９】筐体３２内部には、中央処理装置（ＣＰ
Ｕ）３２１、主記憶装置３２２、外部記憶装置３２３、
グラフィックス制御装置３２４等が設けられている。た
だし、サーバコンピュータ３１はこれらのハードウェア
構成に限定されるわけではない。

【００３０】次に、小売店２０が提供するオンラインシ
ョッピングのＷｅｂページについて説明する。

【００３１】図６は、仮想商店を表すホームページ５０
０である。利用者１０が小売店２０が提供するオンライ
ンショッピングを利用するときは、最初にこのページを
表示させる。ホームページ５００には、ショッピングに
先立つ会員認証を行うページに移行するためのショッピ
ングボタン５０１と、未登録の利用者が会員登録を行う
ためのページに移行する会員登録ボタン５０２とが配置
されている。これらのボタンには予め制御命令が組み込
まれており、マウスポインタｍｐがボタン上にある状態
で、マウス１４がクリックされることにより、対応する
制御命令が実行される。制御命令としては、例えば、他
のページに移行する、入力したデータを送信する等があ
る。

【００３２】図７は、会員認証を行うための会員認証ペ
ージ５１０である。会員認証ページ５１０には、会員番
号を入力する欄５１１と、パスワードを入力する欄５１
２と、それらのデータを送信し、認証を要求する送信ボ
タン５１３と、会員認証をせずに本ページを終了させる
キャンセルボタン５１４とが配置されている。

【００３３】図８は、取り扱い商品群を掲載する商品リ
ストページ５２０である。商品リストページ５２０に
は、商品の一覧を示すリスト部５２１と、商品検索ペー
ジに移行するための商品検索ボタン５２２と、購入品一
覧ページに移行するための購入品一覧ボタン５２５と、
購入手続きページに移行するための購入手続きボタン５
２４と、本ページを終了させるためのキャンセルボタン
５２３とが配置されている。

【００３４】図９は、購入を指定した商品の一覧を表示
する購入商品一覧ページ５３０の一例である。購入商品
一覧ページ５３０には、購入指定商品のリスト５３２
と、商品リストページ５２０に移行し、購入を継続する
ための購入継続ボタン５３１と、購入手続きページに移
行するための購入手続きボタン５２４とが配置されてい
る。

【００３５】図１０は、購入手続きを指定する購入手続
きページ５４０の一例である。購入手続きページ５４０
には、購入指定商品のリスト５４１と、支払方法を指定
するページに移行するための支払方法ボタン５４２と、
登録住所以外へ商品を配送する際の届け先を指定するペ
ージに移行するための、届け先変更ボタン５４３と、購
入手続きを中断するためのキャンセルボタン５４４とが
配置されている。

【００３６】図１１は、支払方法を指定する支払方法入
力ページ５５０の一例である。支払方法入力ページ５５
０には、購入指定商品のリスト５５１と、登録してある
クレジットカードの番号を表示する欄５５２と、購入の
意思を確認するための確認ボタン５５３と、購入中断す
るためのキャンセルボタン５５４とが配置されている。
利用者１０が登録してあるクレジットカード以外のカー
ドの使用を希望する場合は、欄５５２の内容を変更する
ことができる。

【００３７】図１２は、利用者１０の購入希望商品の注
文数が仮想在庫以下の場合に表示されるページ５６０の
一例である。本ページ５６０には、受け付けた注文数を
表示する欄５６１と、購入を感謝するメッセージを表示
する欄５６２と、本ページを終了させるためのボタン５
６３とが配置されている。

【００３８】図１３は、利用者１０の購入希望商品の注
文数が、仮想在庫より多く、かつ、小売在庫と卸在庫の
合計値以下の場合に表示されるページ５７０の一例であ
る。本ページ５７０には、受け付けた注文数を表示する
欄５７１と、仮想在庫が存在する分の個数を表示する欄
５７２と、仮想在庫を超える分の個数についてはキャン
セルの可能性がある旨を表示する欄５７３と、キャンセ
ルの際の手続きについて表示する欄５７４と、表示され
た内容での注文を確定するための注文確定ボタン５７５
と、注文を取りやめるための注文取りやめボタン５７６
とが配置されている。

【００３９】図１４は、利用者１０の購入希望商品の注
文数が、小売在庫と卸在庫の合計値より多い場合に表示
されるページ５８０の一例である。本ページ５８０に
は、受け付けた注文数を表示する欄５８１と、仮想在庫
が存在する分の個数を表示する欄５８２と、仮想在庫を
超える分の個数についてはキャンセルの可能性がある旨
を表示する欄５８３と、キャンセルの際の手続きについ
て表示する欄５８４と、小売在庫と卸在庫の合計値を超
える分の個数については品切れである旨を表示する欄５
８５と、表示された内容での注文を確定するための注文
確定ボタン５８６と、注文を取りやめるための注文取り
やめボタン５８７とが配置されている。

【００４０】次に、本発明の第１の実施形態における在
庫管理が、どのように行われるかについて図５のフロー
図を参照して説明する。

【００４１】小売店販売管理システム２１０は、在庫数
管理部２１２により、取り扱い商品毎の小売店在庫数と
卸在庫数とレイシオ値とを保持している。小売店在庫数
は、後述する引当処理により、小売店の在庫数が変動し
た場合に更新される。卸在庫数は、小売店販売管理シス
テム２１０が、卸在庫管理システム３１０とデータの授
受を行う際（Ｓ１１３）に、卸在庫数の最新値を入手す
ることにより、更新される。レイシオ値は、小売店２０
の卸３０に対するシェアに応じて更新される。小売店販
売管理システム２１０は、卸在庫管理システム３１０か
ら所定の期間毎に、もしくはリアルタイムでシェア値を
入手することが可能で、その値に応じたレイシオを庫数
管理部２１２で保持する。また、手動で任意のレイシオ
値に設定することも可能である。なお、小売在庫、卸在
庫についても手動で設定することが可能である。

【００４２】在庫数管理部２１２は、小売店在庫数と、
卸在庫数にレイシオ値を掛けた値とを合計し、仮想在庫
として保持する（Ｓ１０１）。

【００４３】仮想在庫が０の場合は、商品は品切れであ
るとして、図８の符号５２６に示すようにＷｅｂページ
上で品切れの表示をし、注文はできないものとする（Ｓ
１０６）。このとき、Ｗｅｂページに、商品を掲載させ
ないようにする、あるいは、商品を掲載して、予約を受
け付けるようにしてもよい。

【００４４】仮想在庫が１以上の場合は、Ｗｅｂページ
上での注文を可能とする（Ｓ１０３）。

【００４５】ここで、利用者１０が、小売店２０が提供
するＷｅｂページ上において、商品を注文する場合につ
いて説明する。

【００４６】小売店２０は、インターネット上で図６に
示すようなＷｅｂページ５００を提供している。そこ
で、利用者１０はＷｅｂブラウザ機能部１１１を利用し
て、画像表示装置１３にＷｅｂページ５００を表示さ
せ、閲覧することができる。閲覧中のＷｅｂページ５０
０において、ショッピングボタン５０１には、ボタン５
０１がクリックされると図７に示すような、会員である
ことの認証を行うＷｅｂページ５１０を表示させるため
のコマンドが組み込まれている。利用者１０が、ショッ
ピングボタン５０１上にマウスポインタｍｐを位置させ
て、マウス１４をクリックすると、上記コマンドが実行
され、図７で示すような、会員認証のためのＷｅｂペー
ジ５１０を画像出力装置１３に表示する。

【００４７】利用者１０により、キーボード１５を介し
て、会員番号欄５１１に会員番号が、また、パスワード
欄５１２にパスワードが入力され、送信ボタン５１３が
クリックされると、会員番号とパスワードの情報がサー
バコンピュータ２１に送信される。Ｗｅｂフロントシス
テム２１１は、この情報を受信し、会員であることの認
証を行う。認証後、図８に示すような商品リストページ
５２０上の商品リスト５２１に掲載されている商品群が
閲覧可能となる。また、商品検索ボタン５２２をクリッ
クすることで、希望商品の検索も可能である。ここで、
仮想在庫数が０の商品については、上述のように品切れ
である旨の情報５２６が表示される。

【００４８】利用者１０は、購入希望の商品があれば、
マウス１４等の入力装置を用いて商品番号を指定する。
複数の商品を購入指定することも可能である。また、利
用者は、ボタン５２４をクリックすることにより表示さ
れる、図９に示すような購入品一覧ページ５３０で、指
定した商品の一覧リスト５３１を適宜確認することがで
きる。

【００４９】購入希望の商品の指定を終了した利用者１
０は、購入手続きボタン５２４をクリックして、図１０
に示すような購入手続きページ５４０を表示させる。購
入商品を確認した利用者１０は、支払方法入力ボタン５
４２をクリックして、図１１に示すような支払方法入力
ページ５５０を表示させる。支払方法入力ページ５５０
では、会員登録時に予め登録しておいた利用クレジット
カードの番号５５２が表示されており、利用者１０は、
変更の必要がなければ発注内容の確認ボタン５５３をク
リックする。

【００５０】発注内容の確認ボタン５５３が、クリック
されると、指定された商品名（商品番号）と注文数のデ
ータが小売店販売管理システム２１０に送信される。

【００５１】以上のような、利用者１０の手続きによっ
て送信された商品名と注文数のデータを受信した小売店
販売管理システム２１０は、注文数と仮想在庫数とを比
較する（Ｓ１０４）。

【００５２】注文数が仮想在庫数以下の場合は、図１２
に示すような注文承り画面５６０を表示し（Ｓ１０
５）、注文が確定する。

【００５３】注文数が仮想在庫数より大きいときは、注
文数と、小売在庫数と卸在庫数の合計値（在庫合計値）
とを比較する（Ｓ１０７）。

【００５４】注文数が、在庫合計値以下の場合は、仮想
在庫数を超える注文に関しては品切れの可能性がある
旨、および、品切れの際のキャンセル方法に関するメッ
セージを含む、注文承り画面を表示する（Ｓ１０８）。
例えば、在庫合計値が１００で、仮想在庫数が２０個
で、注文数が３０個の場合は、図１３に示すように、在
庫確認分として２０個（符号５７２）、キャンセル可能
性分として１０個（符号５７３）が示されると同時に、
キャンセル方法に関する情報５７４が表示される。利用
者１０は、表示された内容での注文を希望する場合は、
注文確定ボタン５７５をクリックし、注文を希望しない
場合はボタン５７６をクリックすることができる。

【００５５】注文数が、在庫合計値より大きいときは、
仮想在庫数を超え、在庫合計値以下の注文に関しては、
品切れの可能性がある旨、および、品切れの際のキャン
セル方法に関するメッセージを含み、在庫合計値を超え
る注文数に関しては、品切れである旨のメッセージを含
む注文承り画面を表示する（Ｓ１０９）。例えば、在庫
合計値が３０で、仮想在庫数が２０個で、注文数が３５
個の場合は、図１４に示すように、在庫確認分として２
０個（符号５８２）、キャンセル可能性分として１０個
（符号５８３）が示されると同時に、キャンセル方法に
関する情報５８４が表示され、品切れ分として５個（符
号５８５）が表示される。利用者１０は、表示された内
容での注文を希望する場合は、注文確定ボタン５８６を
クリックし、注文を希望しない場合はボタン５８６をク
リックすることができる。

【００５６】なお、Ｓ１０２の仮想在庫の有無のチェッ
ク処理を省いて、注文処理（Ｓ１０３）を行い、Ｓ１０
９の処理ではじめて品切れの表示を行うようにしてもよ
い。

【００５７】上記の処理を経て、利用者１０からの注文
が確定すると、小売店販売管理システム２１０は、引当
処理部２１３により、受注リストに受注データを追加す
る（Ｓ１１０）。

【００５８】ここで、受注リストについて図１５の受注
リスト構造概念図を参照して説明する。受注リスト６０
０は、図１５に示すように、受付番号６０１と、受注日
時６０２と、顧客コード６０３と、受注属性６０４から
なる構造を有している。受注リスト６００は商品毎に管
理されている。同一商品について複数個の注文を同時に
受けた場合であっても、商品１個ずつに展開し、受注デ
ータとしてリストに追加される。受注リスト６００にお
いて、受付番号６０１は受注を受けた順番である。受注
日時６０２は、受注を受けた日時である。顧客コード６
０３は、注文者を特定するための顧客コード（会員番
号）である。受注属性６０４には、「在庫有」と「未確
定」の二つの状態がある。「在庫有」の状態は、注文時
に、仮想在庫があり（Ｓ１０５）、注文が確定した受注
データに対するものである。「未確定」の状態は、注文
時に、仮想在庫がなく、もしくは、仮想在庫を超えた分
で（Ｓ１０８）、キャンセルの可能性があるとされた受
注データに対するものである。

【００５９】受注リストに受注データを追加すると、在
庫数管理部２１２は、仮想在庫数から、注文数を引いた
値を新たな仮想在庫数として更新する（Ｓ１１１）。

【００６０】小売店販売管理システム２１０は、定期的
または不定期的に卸在庫管理システム３１０と連絡し、
データ等の授受を行う（Ｓ１１２）。卸在庫管理システ
ム３１０と連絡をとるタイミングに該当しないときは、
Ｓ１１１の処理で更新した仮想在庫数に基づいて（Ｓ１
０２）、注文処理を繰り返す。

【００６１】卸在庫管理システム３１０と連絡をとるタ
イミングのときは、卸問屋引当分の発注情報（引当処理
に付いては後述）を送信し、卸在庫数を受信する。小売
店販売管理システム２１０は、受信した卸在庫数と、小
売在庫数に基づいて、新たな仮想在庫数を設定し（Ｓ１
０１）、処理を繰り返す（Ｓ１０２以下）。

【００６２】ここで、小売店販売管理システム２１０が
卸在庫管理システム３１０と連絡をとるタイミングは任
意であるが、例えば１日数回の定期的に行う、小売店が
注文を受けたときに行う、卸問屋３０の在庫数が変動し
たときに行う等が考えられる。なお、卸問屋３０からの
報告に基づいて、手入力によってデータ等を入力しても
よい。

【００６３】なお、本実施の形態の変形例として、以下
に示す処理とすることも可能である。この例では、ま
ず、小売在庫数で在庫確認をして、小売在庫数ではまか
ないきれない場合に卸在庫数の確認処理をおこなうよう
にしてある。この処理について、図１９のフロー図を用
いて説明する。

【００６４】前例と同様に、小売店販売管理システム２
１０は、在庫数管理部２１２により、取り扱い商品毎の
小売在庫数と卸在庫数とレイシオ値とを保持している。
小売店販売管理システム２１０は、小売在庫数と卸在庫
数が共に０の場合は、商品は品切れであるとして、Ｗｅ
ｂページ上で品切れの表示をし、注文はできないものと
する（Ｓ４０５）。

【００６５】小売在庫数と卸在庫数の合計値が１以上の
場合は、Ｗｅｂページ上での注文を可能とする（Ｓ４０
２）。

【００６６】利用者１０の手続きによって送信された商
品名と注文数のデータを受信した小売店販売管理システ
ム２１０は、注文数と小売在庫数とを比較する（Ｓ４０
３）。

【００６７】注文数が小売在庫数以下の場合は、在庫が
あるものとし（Ｓ４０４）、小売在庫数から注文数を引
いて、新たな小売在庫数とする（Ｓ４０５）。

【００６８】注文数が小売在庫数より大きいときは、ま
ず、小売在庫数分で注文を受け、小売在庫数を０とする
（４０７）。次に、注文数から注文を受けた小売在庫数
分を引き、この値を残注文数とする（Ｓ４０８）。ここ
で、残注文数は、卸在庫分で引当を見込んだ注文数であ
る。

【００６９】次に、残注文数と、卸在庫数とを比較する
（Ｓ４０９）。

【００７０】残注文数が、卸在庫数以下の場合は、卸在
庫数にレイシオ値を掛けた値までの残注文に関しては、
在庫があるものとして注文を確定する。卸在庫数にレイ
シオ値を掛けた値を超える残注文に関しては品切れの可
能性がある旨、および、品切れの際のキャンセル方法に
関するメッセージを含む、注文承り画面を表示する（Ｓ
４１０）。

【００７１】残注文数が、卸在庫数より大きい場合は、
卸在庫数にレイシオ値を掛けた値までの残注文に関して
は、在庫があるものとして注文を確定する。卸在庫数に
レイシオ値を掛けた値を超え、卸在庫数以下の残注文に
関しては品切れの可能性がある旨、および、品切れの際
のキャンセル方法に関するメッセージを含み、卸在庫数
を超える残注文に関しては、品切れである旨のメッセー
ジを含む注文承り画面を表示する（Ｓ４１１）。

【００７２】以下の処理については、前例と同様にして
行われる。

【００７３】次に、引当処理について図１６のフロー図
を参照して説明する。引当処理は、注文処理とは別個の
処理であり、定期的・非定期的に行われる。

【００７４】引当処理部２１３は、受注リストの最初の
データを読み込む（Ｓ２０１）。この受注に引当可能な
小売在庫があれば、小売在庫を引当て（Ｓ２０３）、出
荷手続きを行う。そして、引当てた分を、小売在庫数か
ら引き、小売在庫数を更新する（Ｓ２０４）。小売在庫
がないときは、通信部２１４を介し、卸問屋に発注処理
を行う（Ｓ２０５）。

【００７５】発注を受けた卸在庫システム３１０は、小
売店販売管理システム２１０からの発注分に引当可能な
卸在庫があれば、卸在庫を引当て（Ｓ２０７）、出荷手
続きを行う。そして、引当てた分を、卸在庫数から引
き、卸在庫数を更新する（Ｓ２０８）。卸在庫がないと
きは、小売店販売管理システム２１０に在庫がない旨の
通知を行う（Ｓ２０９）。

【００７６】卸在庫システム３１０から在庫がない旨の
通知を受けた小売店販売管理システム２１０は、所定の
キャンセル処理を行う（Ｓ２１０） ここで、キャンセル処理について説明する。キャンセル
が発生する対象は２種類ある。第１の対象は、注文時に
在庫確認がされた商品である。すなわち、受注属性が
「在庫有」の状態の受注データに対応する商品である。
これは、注文時には仮想在庫があったにもかかわらず、
在庫データ更新あるいは他の小売店の引当のタイミング
差等によって、引当ができなかった場合に発生する。第
２の対象は、注文時に品切れのおそれがあるとされた商
品である。すなわち、受注属性が「未確定」の状態の受
注データに対応する商品である。

【００７７】第２の対象の場合は、利用者１０に予め通
知してあった、キャンセル方法により、キャンセル処理
が行われ、利用者１０に報告される。

【００７８】第１の対象の場合は、利用者１０に対し、
キャンセル方法を説明するとともに、キャンセル処理が
行われ、利用者１０に報告される。

【００７９】以上の処理を、受注データ毎に繰り返し
（Ｓ２１１）、受注リストに登録された受注データをす
べて処理したら、受注リストをクリアして（Ｓ２１
２）、引当処理は終了する。

【００８０】上記の例では、小売在庫がない場合に卸在
庫を引き当てた。しかし、卸在庫をはじめに引当て、卸
在庫がない場合に小売在庫を引当てるようにしてもよ
い。

【００８１】次に、本発明の第２の実施形態について図
を用いて説明する。本実施形態では、仮想在庫の概念を
使用しない。それ以外の点については、機能構成を含
め、第１の実施形態と同様であるので、相違点を中心に
説明する。

【００８２】図１７は、本発明の第２の実施形態に係る
販売管理システムが適用されるネットワークの構成の概
要を示す図である。利用者１０のコンピュータ１１につ
いては第１の実施形態と同様である。

【００８３】小売店２０のサーバコンピュータ２１は、
小売店販売管理システム８１０を構成している。小売店
販売管理システム８１０は、Ｗｅｂフロント部２１１
と、在庫数管理部２１２と、引当処理部２１３と、通信
部２１４とを有するとともに、これらの機能部を管理す
る。なお、これらの機能部は、複数のコンピュータに分
散させておくことも可能である。

【００８４】在庫数管理部８１２は、小売店２０が保有
する商品の在庫数（小売在個数）を保持する。小売店在
庫数は、引当処理により、小売店の在庫数が変動した場
合に更新される。その他の機能部については第１の実施
形態と同様である。

【００８５】次に、本発明の第２の実施形態における在
庫管理が、どのように行われるかについて図１８のフロ
ー図を参照して説明する。

【００８６】第１の実施形態同様の注文処理により、小
売店販売管理システム８１０は、利用者１０の手続きに
よって送信された商品名と注文数のデータを受信する
（Ｓ３０１）。次に注文数と小売店在庫数を比較する
（Ｓ３０２）。

【００８７】注文数が小売店在庫数以下の場合は、図１
２に示すような注文承り画面５６０を表示し（Ｓ３０
３）、注文が確定する。

【００８８】注文数が小売店在庫数より大きいときは、
小売店在庫数を超える注文に関しては品切れの可能性が
ある旨、および、品切れの際のキャンセル方法に関する
メッセージを含む、注文承り画面を表示する（Ｓ３０
４）。例えば、小売在庫数が２０で、注文数が３０個の
場合は、図１３に示すように、在庫確認分として２０個
（符号５７２）、キャンセル可能性分として１０個（符
号５７３）が示されると同時に、キャンセル方法に関す
る情報５７４が表示される。利用者１０は、表示された
内容での注文を希望する場合は、注文確定ボタン５７５
をクリックし、注文を希望しない場合はボタン５７６を
クリックすることができる。

【００８９】利用者１０の操作により、注文が確定する
と、小売店販売管理システム８１０は、受注リストに受
注データを追加する（Ｓ３０５）。確定した注文数を小
売在庫数から引いて、新たな小売在庫数として（Ｓ３０
６）、注文処理を繰り返す。

【００９０】引当処理については、第１の実施形態と同
様である。第２の実施形態によれば、卸在庫数を入手し
なくても注文処理を行うことが可能となる。このため、
第２の実施形態は、卸問屋３０に十分在庫が存在してい
ることが保証されている場合や、商品の取引が比較的頻
繁でない場合について適用されることが好ましい。

【００９１】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、小
売店の在庫リスクを低減し、かつ、在庫切れによる販売
機会の喪失を低減することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１の実施形態に係るネットワーク
構成を示すブロック図。

【図２】 利用者のコンピュータのハードウェア構成を
示すブロック図。

【図３】 小売店のサーバコンピュータのハードウェア
構成を示すブロック図。

【図４】 卸問屋のサーバコンピュータのハードウェア
構成を示すブロック図。

【図５】 本発明の第１の実施形態による在庫数管理フ
ロー図。

【図６】 仮想商店を表すホームページの説明図。

【図７】 会員認証ページの説明図。

【図８】 商品リストページの説明図。

【図９】 購入商品一覧ページの説明図。

【図１０】 購入手続きページの説明図。

【図１１】 支払方法入力ページの説明図。

【図１２】 注文受付ページの説明図。

【図１３】 注文受付ページの説明図。

【図１４】 注文受付ページの説明図。

【図１５】 受注リスト構造概念図。

【図１６】 本発明による商品引当処理フロー図。

【図１７】 本発明の第２の実施形態に係るネットワー
ク構成を示すブロック図。

【図１８】 本発明の第２の実施形態による在庫管理フ
ロー図。

【図１９】 本発明の第１の実施形態の変形例による在
庫管理フロー図。

【符号の説明】

１０…利用者 １１…コンピュータ ２０…小売店端末システム ２１…サーバコンピュータ ３０…卸問屋端末システム ３１…サーバコンピュータ １１１…ブラウザ機能部 １１２…入力処理部 ２１０…小売店販売管理システム ２１１…Ｗｅｂフロント部 ２１２…在庫数管理部 ２１３…引当処理部 ２１４…通信部 ３１０…卸在庫管理システム ３１１…在庫数管理部 ３１２…通信部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年２月６日（２００１．２．６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 晃 東京都港区赤坂７丁目１番１号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 脇本 誕生 東京都港区赤坂７丁目１番１号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 桑原 透 東京都港区赤坂７丁目１番１号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 田村 和也 東京都港区赤坂７丁目１番１号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 平野 創 東京都港区赤坂７丁目１番１号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 Ｆターム(参考） 5B049 AA06 BB11 CC05 CC27 EE01 FF01 GG04

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】発注者からのオンライン注文を受け付ける
   販売者の販売管理方法において、 販売者に商品を卸す商品供給元の保有する商品在庫数を
   取得する処理と、 販売者が保有する商品在庫数と、前記商品供給元の保有
   する商品在庫数とに基づいて算出される在庫数状況を求
   める処理とを行い、 発注者からのオンライン注文受付時に、少なくとも商品
   の特定情報および注文個数を含む注文内容と、前記在庫
   数状況とに応じた情報を、発注者の端末に表示させるこ
   とを特徴とする販売管理方法。
2. 【請求項２】発注者からのオンライン注文を受け付ける
   販売者の販売管理方法において、 販売者に商品を卸す商品供給元の保有する商品在庫数を
   取得する処理と、 販売者が保有する商品在庫数と、前記商品供給元の保有
   する商品在庫数とに基づいて算出される在庫数状況を求
   める処理とを行い、 前記在庫数状況を該販売者が引当て可能な在庫とみなし
   て、注文受付処理を行うことを特徴とする販売管理方
   法。
3. 【請求項３】前記在庫数状況は、販売者が保有する商品
   在庫数と、前記商品供給元が保有する商品在庫数のう
   ち、該販売者に割り当てられた比率に対応する数との合
   計数であることを特徴とする請求項１、２いずれか記載
   の販売管理方法。
4. 【請求項４】前記注文内容と在庫数状況とに応じた情報
   は、在庫がある旨、品切れの可能性がある旨、品切れで
   ある旨のいずれかであることを特徴とする請求項１、３
   いずれか記載の販売管理方法。
5. 【請求項５】発注者からのオンライン注文を受け付ける
   販売者の販売管理方法において、 販売者が保有する商品在庫数に基づいて算出される在庫
   数状況を求める処理を行い、 発注者からのオンライン注文受付時に、少なくとも商品
   の特定情報および注文個数を含む注文内容と、前記在庫
   数状況とに応じた情報を、発注者の端末に表示させるこ
   とを特徴とする販売管理方法。
6. 【請求項６】前記注文内容と在庫数状況とに応じた情報
   は、在庫がある旨、品切れの可能性がある旨のいずれか
   であることを特徴とする請求項５記載の販売管理方法。
7. 【請求項７】発注者からのオンライン注文を受け付ける
   販売者の商品に関する販売管理方法において、 オンラインで受け付けた注文に対する商品引当処理は、 販売者が保有する商品在庫を調べ、引当可能ならば該在
   庫を引当てる処理を行い、 引当不可能ならば、販売者に商品を卸す商品供給元に引
   当を要求する処理を行うことを特徴とする販売管理方
   法。
8. 【請求項８】請求項７記載の販売管理方法において、 前記引当を要求した商品供給元から引当不可能である旨
   の通知を受け取った場合には、 発注者との当該商品に関する取引を解消する処理を行う
   こと特徴とする販売管理方法。
9. 【請求項９】ネットワークを介して商品の注文を受け付
   ける販売管理システムにおいて、 販売者が保有する商品在庫数と、販売者に商品を卸す商
   品供給元が保有する商品在庫数とを格納する手段と、 前記販売者が保有する商品在庫数と前記商品供給元が保
   有する商品在庫数に基づいた在庫数状況を設定する手段
   とを備え、 注文受け付け時に、少なくとも商品の特定情報および注
   文個数を含む注文内容と前記在庫状況とに応じた情報
   を、発注元にオンライン出力させる処理を行うことを特
   徴とする販売管理システム。
10. 【請求項１０】ネットワークを介して商品の注文を受け
    付ける販売管理システムにおいて、 販売者が保有する商品在庫数と、販売者に商品を卸す商
    品供給元が保有する商品在庫数とを格納する手段と、 前記販売者が保有する商品在庫数と前記商品供給元が保
    有する商品在庫数に基づいた在庫数状況を設定する手段
    とを備え、 前記在庫数状況を、該販売者が引当可能な在庫と設定
    し、注文受け付け処理を行うことをを特徴とする販売管
    理システム。
11. 【請求項１１】前記在庫数状況は、販売者が保有する商
    品在庫数と、前記商品供給元が保有する商品在庫数のう
    ち、該販売者に割り当てられた比率に対応する数との合
    計数であることを特徴とする請求項９、１０いずれか記
    載の販売管理システム。
12. 【請求項１２】前記注文内容と在庫数状況とに応じた情
    報は、在庫がある旨、品切れの可能性がある旨、品切れ
    である旨のいずれかであることを特徴とする請求項９、
    １１いずれか記載の販売管理システム。
13. 【請求項１３】ネットワークを介して商品の注文を受け
    付ける販売管理システムにおいて、 販売者が保有する商品在庫数を格納する手段と、 前記販売者が保有する商品在庫数とに基づいた在庫数状
    況を設定する手段とを備え、 注文受け付け時に、少なくとも商品の特定情報および注
    文個数を含む注文内容と前記在庫状況とに応じた情報
    を、発注元にオンライン出力させる処理を行うことを特
    徴とする販売管理システム。
14. 【請求項１４】前記注文内容と在庫数状況とに応じた情
    報は、在庫がある旨、品切れの可能性がある旨のいずれ
    かであることを特徴とする請求項１３記載の販売管理シ
    ステム。
15. 【請求項１５】ネットワークを介して商品の注文を受け
    付ける販売管理システムにおいて、 受け付けた注文に対する商品引当を行う手段を備え、 該商品引当手段は、販売者が保有する商品在庫を調べ、
    引当可能ならば該在庫を引当て、引当不可能ならば、販
    売者に商品を卸す商品供給元に引当を要求する処理を行
    うことを特徴とする販売管理システム。
16. 【請求項１６】請求項１５記載の販売管理システムにお
    いて、 前記引当を要求した商品供給元から引当不可能である旨
    の通知を受け取った場合には、 発注者との当該商品に関する取引を解消する処理を行う
    ことを特徴とする販売管理システム。
17. 【請求項１７】販売者が保有する商品在庫数を管理する
    処理と、 販売者に商品を卸す商品供給元の保有する商品在庫数を
    取得する処理と、 前記販売者が保有する商品在庫数と、前記商品供給元の
    保有する商品在庫数とに基づいて算出される在庫数状況
    を求める処理と、 発注者からのオンライン注文受付時に、少なくとも商品
    の特定情報および注文個数を含む注文内容と、前記在庫
    数状況とに応じた情報を、発注者の端末に表示させる処
    理とを、コンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
18. 【請求項１８】同一の商品供給元により卸される特定の
    商品を取り扱う複数の販売者が、該商品に関する顧客の
    注文をオンラインで受け付ける商品販売システムにおい
    て、 前記販売者は、前記商品供給元の在庫数に対する該販売
    者の取り分の見込みと、該販売者自身が保有する商品数
    とを合計したものを仮想的な在庫数とみなして管理し、 該仮想的な在庫数に基づいて受注手続き処理を行うこと
    を特徴とする商品販売システム。
19. 【請求項１９】前記受注手続き処理により行われた注文
    に対して、商品引当が不可能な場合には、前記顧客の該
    商品に関する取引を解消する処理を行うことを特徴とす
    る商品販売システム。