JP2003007648A - 半導体ウェーハの分割システム - Google Patents

半導体ウェーハの分割システム

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JP2003007648A
JP2003007648A JP2001183604A JP2001183604A JP2003007648A JP 2003007648 A JP2003007648 A JP 2003007648A JP 2001183604 A JP2001183604 A JP 2001183604A JP 2001183604 A JP2001183604 A JP 2001183604A JP 2003007648 A JP2003007648 A JP 2003007648A
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semiconductor
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Takashi Mori
俊 森
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの表面に裏面まで貫通しない
切削溝を形成した後、裏面を研削して切削溝を表出させ
ることにより個々の半導体チップに分割するいわゆる先
ダイシングにおいて、全体の生産性を低下させることな
く効率良く研削面に生じた研削痕及び研削歪み層を除去
する。 【解決手段】 半導体ウェーハの表面に形成されたスト
リートに裏面まで貫通しない切削溝を形成するハーフカ
ット部11と、切削溝が形成された半導体ウェーハの表
面を支持トレーに支持させる半導体ウェーハ支持部12
と、半導体ウェーハの裏面を所要量研削する研削部13
と、研削済みの半導体ウェーハの裏面をトリートメント
処理するトリートメント部14とを少なくとも含む半導
体ウェーハの分割システムにおいて、トリートメント部
14に、研削部の処理能力に対応した台数のトリートメ
ント装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
表面に裏面まで貫通しない切削溝を形成した後、裏面を
研削して切削溝を表出させることにより個々の半導体チ
ップに分割する半導体ウェーハ分割システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップを薄く形成するための技術
として、半導体ウェーハの表面に形成された複数の半導
体回路を区画するストリートに裏面まで貫通しない比較
的浅い切削溝を形成した後、その半導体ウェーハの裏面
を研削することにより裏面側から切削溝を表出させて個
々の半導体チップに分割する先ダイシングと呼ばれる技
術が本出願人等によって開発されている。
【0003】この先ダイシング技術によれば、チップの
厚みが100μm以下となるように加工することも可能
となるため、携帯電話機等の各種機器の小型化、薄型化
の要求に応えることができる。
【0004】ところが、半導体ウェーハの裏面の研削に
よって、半導体チップの裏面には研削痕が形成されると
共に、内部には0.1〜10μm程の厚さの研削歪み層
が形成されるため、個々の半導体チップの抗折強度が低
下し、破損しやすくなるという問題がある。
【0005】そこで、化学的なエッチング等を行うトリ
ートメント装置を研削装置内に組み込み、研削後の個々
の半導体チップの裏面を研削装置内でトリートメント処
理して研削痕及び研削歪み層を除去し、抗折強度を向上
させるという工夫もなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
ウェーハの裏面の研削量とトリートメント処理によって
除去する量とは、半導体ウェーハの種類によって、また
はユーザーによって異なるため、研削能力とトリートメ
ント能力とのバランスがとれない場合には、生産性が著
しく低下するという問題がある。
【0007】例えば、ある研削装置において、研削能力
が単位時間当たり10枚であり、トリートメント能力が
当該単位時間当たり2枚である場合は、実質的に生産能
力は5分の1となる。
【0008】このように、研削後にトリートメントを要
する場合においては、全体の生産性を低下させることな
く効率良くトリートメント処理を行うことに課題を有し
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、複数の半導体回路がスト
リートによって区画されて形成された半導体ウェーハを
半導体回路ごとに個々の半導体チップに分割する半導体
ウェーハの分割システムであって、半導体ウェーハの表
面に形成されたストリートに裏面まで貫通しない切削溝
を形成するハーフカット部と、切削溝が形成された半導
体ウェーハの表面を支持トレーに支持させる半導体ウェ
ーハ支持部と、半導体ウェーハの裏面を所要量研削する
研削部と、研削済みの半導体ウェーハの裏面をトリート
メント処理するトリートメント部とを少なくとも含み、
トリートメント部が、研削部の処理能力に対応した台数
のトリートメント装置からなることを特徴とする半導体
ウェーハの分割システムを提供する。
【0010】そしてこの半導体ウェーハの分割システム
は、支持トレーが、中央に開口部を有するフレームと、
開口部を塞ぐテープとから構成され、半導体ウェーハ
が、開口部においてテープによって支持されること、支
持トレーに支持された半導体ウェーハがカセットに収容
されて研削部に搬送され、研削済みの半導体チップまた
は半導体ウェーハがカセットに収容されてトリートメン
ト部に搬送されることを付加的な要件とする。
【0011】このように構成される半導体ウェーハの分
割システムは、研削部の処理能力に対応させてトリート
メント部を構成したため、研削部の研削能力とトリート
メント部のトリートメント能力とのバランスをとること
ができ、これによってトリートメントまでの処理を最も
効率良く行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例とし
て、図1に示す構成の半導体ウェーハの分割システム1
0について説明する。この半導体ウェーハの分割システ
ム10は、ハーフカット部11と半導体ウェーハ支持部
12と研削部13とトリートメント部14とから構成さ
れる。
【0013】ハーフカット部11においては、例えば図
2に示す半導体ウェーハWの表面に切削溝を形成する。
この半導体ウェーハWは、表面に複数形成された半導体
回路CがストリートSによって区画された構成となって
おり、ハーフカット部11を構成する図3に示すダイシ
ング装置20を用いてストリートSに裏面まで貫通しな
い切削溝を形成する(ハーフカットする)。
【0014】図3のダイシング装置20において、ハー
フカットしようとする半導体ウェーハWは、カセット2
1に複数収容され、搬出入手段22によって1枚ずつ仮
置き領域23に取り出されてから第一の搬送手段24に
よってチャックテーブル25に搬送され、吸引保持され
る。
【0015】次に、チャックテーブル25が+X方向に
移動することによって半導体ウェーハWがアライメント
手段26の直下に位置付けられ、ここで切削溝を形成す
べきストリートが検出され、そのストリートと回転ブレ
ード27とのY軸方向の位置合わせが行われる。
【0016】そして更に、半導体ウェーハWを保持した
チャックテーブル25が+X方向に移動し、高速回転す
る回転ブレード27を備えた切削手段28が下降して半
導体ウェーハWの表面のストリートに切り込む。このと
き、回転ブレード27の先端部が裏面まで達しないよう
に切り込み深さを制御して切削することにより、表面に
切削溝を形成する。
【0017】また、切削手段28をストリート間隔だけ
Y軸方向に割り出し送りしながらチャックテーブル25
をX軸方向に往復移動させることによって、同方向のす
べてのストリートにほぼ一定の深さの切削溝が形成され
る。
【0018】更に、チャックテーブル25を90度回転
させてから上記と同様の切削を行うことにより、図4に
示すように、縦横に設けられたすべてのストリートにチ
ップの仕上がり厚さよりわずかに深い切削溝29が形成
される。
【0019】次に、半導体ウェーハ支持部12におい
て、表面に切削溝29が形成された半導体ウェーハW
を、図5及び図6に示すように、支持トレー30に支持
させる。この支持トレー30は、中央に開口部31を有
するリング状のフレーム32と、フレーム32の裏面に
貼着され開口部31を塞ぐテープ33とから構成され、
テープ33の粘着面に半導体ウェーハWの表面を貼着す
ることにより、図5及び図6に示すように、ハーフカッ
トされた半導体ウェーハWが支持トレー30と一体とな
って支持される。
【0020】半導体ウェーハ支持部12においては、例
えば図7(A)、(B)に示すようなテープ貼着装置3
5を用いて、図5及び図6のように半導体ウェーハWを
支持トレー30と一体化させる。まず、テープ貼着装置
35の載置台36にフレーム32を裏面を上にして載置
し、更にその開口部31に表面を上にして半導体ウェー
ハWを載置する。そして、図7(A)に示すように、ロ
ーラー37を用いてテープ33をフレーム32及び半導
体ウェーハWに同時に貼着し、次に、図7(B)に示す
ように、カッター38を回転させながら粘着テープ33
をフレーム32の裏面にあてがって円形にカットする。
【0021】こうして支持トレー30に支持された半導
体ウェーハWは、研削部13に搬送される。研削部13
においては、例えば図8に示す研削装置40を用いて支
持トレー30に支持された状態で半導体ウェーハWの裏
面を研削する。
【0022】この研削装置40において、支持トレー3
0に支持されたハーフカット済みの半導体ウェーハW
は、裏面を上にしてカセット41aに収容されている。
そして、搬出入手段42によって1枚ずつ取り出され、
中心合わせテーブル43に載置されて一定の位置に位置
合わせされる。
【0023】ターンテーブル44は、自身が回転可能で
あると共に、4つのチャックテーブル45、46、4
7、48を自転可能に支持しており、ターンテーブル4
4の回転によってチャックテーブル45、46、47、
48を所要の位置に位置付けることができる。
【0024】中心合わせテーブル43において位置合わ
せされた半導体ウェーハWは、第一の搬送手段49によ
ってチャックテーブル45に搬送される。そして、ター
ンテーブル44が左回りに90度回転することによって
半導体ウェーハWが第一の研削手段50の直下に位置付
けられる。
【0025】ここで、第一の研削手段50は、壁部51
に垂直方向に配設された一対のガイドレール52にガイ
ドされて駆動源53の駆動により上下動する支持部54
に支持され、支持部54の上下動に伴って上下動する構
成となっている。この第一の研削手段50においては、
回転可能に支持されたスピンドル55の先端にマウンタ
56を介して研削砥石57が装着されている。この研削
砥石57は、図9に示すように、ホイール基台58の下
部に粗研削用の砥石片59が円環状に固着された構成と
なっている。
【0026】一方、第二の研削手段60は、壁部51に
垂直方向に配設された一対のガイドレール61にガイド
されて駆動源62の駆動により上下動する支持部63に
支持され、支持部63の上下動に伴って上下動する構成
となっている。この第二の研削手段60においては、回
転可能に支持されたスピンドル64の先端にマウンタ6
5を介して研削砥石66が装着されている。この研削砥
石66は、図9に示すように、ホイール基台67の下部
に仕上げ研削用の砥石片68が円環状に固着された構成
となっている。
【0027】第一の研削手段50の直下に位置付けられ
た半導体ウェーハWの裏面は、第一の研削手段50がス
ピンドル55の回転を伴って下降し、回転する砥石片5
9が裏面に接触することにより粗研削される。そして、
ここで切削溝29が表出するまで、または表出する直前
まで研削する。切削溝29を表出させた場合は、個々の
半導体チップに分割される。
【0028】次に、ターンテーブル44が左回りに90
度回転し、半導体ウェーハWが第二の研削手段60の直
下に位置付けられる。そして、第二の研削手段60がス
ピンドル64の回転を伴って下降し、回転する砥石片6
8が裏面に接触することにより仕上げ研削が行われる。
粗研削時に切削溝29を表出させなかった場合は、通常
はここではじめて切削溝29が表出して半導体チップに
分割されるが、後に説明するトリートメント処理ではじ
めて表出させる場合には、ここでは表出する直前まで研
削する。例えば、切削溝29が表出した場合は、図10
に示すように、切削溝29によって個々の半導体チップ
Cに分割され、個々の半導体チップCは支持トレー30
に支持されたままの状態となっている。
【0029】こうして裏面の研削により形成された個々
の半導体チップは、ターンテーブル44が90度回転す
ることにより、図8におけるチャックテーブル46の位
置に位置付けられ、支持トレー30によって支持された
ままの状態で、第二の搬送手段69によって洗浄手段7
0に搬送される。そして洗浄により研削屑が除去された
後、搬出入手段42によってカセット41bに収容され
る。
【0030】支持トレー30に支持された半導体チップ
が収容されたカセット41bは、次にトリートメント部
14に搬送される。図1に示したように、トリートメン
ト部14には複数のトリートメント装置を備えている。
図1の例では4つのトリートメント装置14a、14
b、14c、14dを備えている。
【0031】トリートメント装置の台数は、研削部13
における研削能力に対応させて調整されている。例え
ば、研削部13において1枚の半導体ウェーハを研削す
るのに要する時間が2分であり、トリートメント装置に
おいてその半導体ウェーハをトリートメントするのに要
する時間が10分である場合は、トリートメント装置は
5台設置されていて、それぞれが並行してトリートメン
ト処理を行う。
【0032】一方、例えば研削部13において1枚の半
導体ウェーハを研削するのに要する時間が10分であ
り、トリートメント装置においてその半導体ウェーハを
トリートメントするのに要する時間が2分である場合
は、研削部13において研削装置が5台設置され、トリ
ートメント部14にはトリートメント装置を1台のみが
設置される。そして、5台の研削装置において研削され
た半導体ウェーハを1台のトリートメント装置で効率良
くトリートメント処理することができる。
【0033】トリートメント装置14a、14b、14
c、14dとしては、例えば半導体チップの裏面(研削
面)にドライエッチングを施す図11に示すドライエッ
チング装置80を用いることができる。
【0034】このドライエッチング装置80は、板状物
の搬出入を行う搬出入チャンバー81と、ドライエッチ
ングを行う処理チャンバー82と、エッチングガスを処
理チャンバー82に供給するガス供給部83とを備え、
研削部13から搬送されてきた個々の半導体チップはカ
セット41bに収容されており、搬出入手段84によっ
て1枚ずつ取り出され、第一のゲート85が開くことに
よって搬出入チャンバー81に収容される。
【0035】図12を参照して説明を続けると、半導体
チップが搬出入チャンバー81に収容されると、ゲート
85を閉じ、搬出入チャンバー81の内部を真空にす
る。次に、処理チャンバー82に設けた第二のゲート8
7を開き、保持部86が処理チャンバー82の内部に移
動することにより、分割済みの半導体ウェーハWが処理
チャンバー82に収容される。そして、第二のゲート8
7を閉じて処理チャンバー82の内部を密閉する。
【0036】図13に示すように、ガス供給部83には
硝酸、フッ化水素酸等のエッチングガスが蓄えられてい
るタンク88aを備え、ポンプ88によってエッチング
ガスをホース89を通じて処理チャンバー82に供給す
る構成となっており、冷却部92に冷却水循環器93か
ら冷却水を供給すると共に、処理チャンバー82を密閉
した状態でエッチングガスを供給しながら、処理チャン
バー82に設けた高周波電源及び同調機90から一対の
高周波電極91a、91bに高周波電圧を供給すること
により、半導体チップCの裏面がドライエッチングされ
る。なお、研削部13において切削溝29が表出するま
で研削を行わなかった場合は、このドライエッチングで
はじめて切削溝29が表出し、個々の半導体チップCに
分割される。
【0037】このようにしてドライエッチングが行われ
ると、個々の半導体チップCの研削面の研削痕及び研削
歪み層が除去される。
【0038】ガス供給部83には、処理チャンバー82
と連通する吸引ポンプ94及びフィルター95を備えて
おり、エッチングの終了後、エッチングガスは、吸引ポ
ンプ94で吸引され、更にフィルター95において中和
されて排出部96から外部に排出される。そして、処理
チャンバー82内を真空にして第二のゲート87を開
き、エッチングされた分割済みの半導体ウェーハWを保
持した保持部86が搬出入チャンバー81に移動し、第
二のゲート87を閉じる。
【0039】こうして半導体ウェーハWが搬出入チャン
バー81に移動すると、第一のゲート85を開き、搬出
入手段84が半導体ウェーハWを保持して搬出入チャン
バー81から搬出し、図11に示したカセット41bに
収容する。
【0040】なお、トリートメント装置としては、ドラ
イエッチング装置80の他に、ウェットエッチング装
置、ポリッシング装置、フェルト砥石装置等の研削痕及
び研削歪み層を除去することができる他の装置を用いる
こともできる。
【0041】例えば図14に示すようなウェットエッチ
ング装置100においては、半導体ウェーハWが保持さ
れる保持テーブル101は駆動部102に駆動されて回
転可能となっており、支持トレー30に支持された半導
体チップを裏面を上に向けて保持テーブル101におい
て保持し、保持テーブル101を回転させながら滴下部
103からエッチング液を半導体チップC(または分割
される前の半導体ウェーハW)の裏面に滴下することに
より、裏面一面が所定量エッチングされる。そして、ド
ライエッチングの場合と同様に、個々の半導体チップの
研削面がエッチングされ、当該研削面の研削痕及び研削
歪み層が除去される。
【0042】このように、半導体ウェーハの分割後に、
または半導体ウェーハに分割される直前に裏面を化学的
エッチングによって所定量除去するようにしたことによ
り、裏面の研削痕及び研削歪み層が除去され、抗折強度
が高くなる。
【0043】研削痕及び研削歪み層が除去された後は、
個々の半導体チップを支持トレー30から離脱させる工
程へと搬送される。この工程においては、エッチングさ
れた半導体チップの裏面にテープを貼り付け、支持トレ
ー30、半導体チップC及び貼り付けたテープを反転さ
せてから支持トレー30を引き上げて支持トレー30を
離脱させる装置を用いるが、この装置の処理能力とトリ
ートメント装置の処理能力との関係で、トリートメント
装置の台数を調整することも可能である。
【0044】なお、トリートメント装置がエッチング装
置の場合、支持トレー30は、硝酸、フッ化水素酸、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のエッチング液によ
ってもエッチングされない材質、例えばポリプロピレン
で構成することが望ましい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体ウェーハの分割システムによれば、研削部の処理能力
に対応させてトリートメント部を構成したため、研削部
の研削能力とトリートメント部のトリートメント能力と
のバランスをとることができ、これによってトリートメ
ントまでの処理を最も効率良く行うことができるため、
全体として生産性を向上することができる。しかも半導
体ウェーハが支持トレーによって支持された状態でその
半導体ウェーハの裏面を研削すると共に、支持トレーに
支持された状態でトリートメント部に搬送するようにし
たため、研削によって半導体チップに分割された後で
も、半導体ウェーハの形状を維持した状態で半導体ウェ
ーハ単位に研削部からトリートメント部に搬送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体ウェーハの分割システムの
構成例を示すブロック図である。
【図2】同半導体ウェーハの分割システムによって分割
される半導体ウェーハを示す平面図である。
【図3】同半導体ウェーハの分割システムのハーフカッ
ト部を構成するダイシング装置を示す斜視図である。
【図4】同ハーフカット部により表面がハーフカットさ
れた半導体ウェーハを示す正面図である。
【図5】表面がハーフカットされ裏面が支持トレーによ
って支持された半導体ウェーハを示す略示的断面図であ
る。
【図6】同半導体ウェーハを示す斜視図である。
【図7】(A)は半導体ウェーハ及びフレームにテープ
を貼着する様子を示す正面図であり、(B)は貼着した
テープをカットする様子を示す正面図である。
【図8】本発明に係る半導体ウェーハの分割システムの
研削部を構成する研削装置を示す斜視図である。
【図9】同研削装置を構成する研削砥石を示す斜視図で
ある。
【図10】研削により形成された半導体チップを示す略
示的断面図である。
【図11】本発明に係る半導体ウェーハの分割システム
のトリートメント部を構成するドライエッチング装置を
示す斜視図である。
【図12】同ドライエッチング装置の構成を示す説明図
である。
【図13】同ドライエッチング装置の内部構成を示す説
明図である。
【図14】本発明に係る半導体ウェーハの分割システム
のトリートメント部を構成するウェットエッチング装置
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…半導体ウェーハの分割システム 11…ハーフカット部 12…半導体ウェーハ支持部 13…研削部 14…トリートメント部 14a、14b、14c、14d…トリートメント装置 20…ダイシング装置 21…カセット 22…搬出入手段 23…仮置き領域 24…第一の搬送手段 25…チャックテーブル 26…アライメント手段 27…回転ブレード 28…切削手段 29…切削溝 30…支持トレー 31…開口部 32…フレーム 33…テープ 35…テープ貼着装置 36…載置台 37…ローラー 38…カッター 40…研削装置 41a、41b…カセット 42…搬出入手段 43…中心合わせテーブル 44…ターンテーブル 45、46、47、48…チャックテーブル 49…第一の搬送手段 50…第一の研削手段 51…壁部 52…ガイドレール 53…駆動源 54…支持部 55…スピンドル 56…マウンタ 57…研削砥石 58…ホイール基台 59…砥石片 60…第二の研削手段 61…ガイドレール 62…駆動源 63…支持部 64…スピンドル 65…マウンタ 66…研削砥石 67…ホイール基台 68…砥石片 69…第二の搬送手段 70…洗浄手段 80…ドライエッチング装置 81…搬出入チャンバー 82…処理チャンバー 83…ガス供給部 84…搬出入手段 85…第一のゲート 86…保持部 87…第二のゲート 88…ポンプ 88a…タンク 89…ソース 90…高周波電源及び同調機 91a、91b…高周波電極 92…冷却部 93…冷却水循環器 94…吸引ポンプ 95…フィルター 96…排出部 100…ウェットエッチング装置 101…保持テーブル 102…駆動部 103…滴下部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体回路がストリートによって
    区画されて形成された半導体ウェーハを該半導体回路ご
    とに個々の半導体チップに分割する半導体ウェーハの分
    割システムであって、 半導体ウェーハの表面に形成されたストリートに裏面ま
    で貫通しない切削溝を形成するハーフカット部と、 該切削溝が形成された半導体ウェーハの表面を支持トレ
    ーに支持させる半導体ウェーハ支持部と、 該半導体ウェーハの裏面を所要量研削する研削部と、 該研削済みの半導体ウェーハの裏面をトリートメント処
    理するトリートメント部とを少なくとも含み、 該トリートメント部は、研削部の処理能力に対応した台
    数のトリートメント装置からなることを特徴とする半導
    体ウェーハの分割システム。
  2. 【請求項2】 支持トレーは、中央に開口部を有するフ
    レームと、該開口部を塞ぐテープとから構成され、半導
    体ウェーハは、該開口部において該テープによって支持
    される請求項1に記載の半導体ウェーハの分割システ
    ム。
  3. 【請求項3】 支持トレーに支持された半導体ウェーハ
    はカセットに収容されて研削部に搬送され、研削済みの
    半導体チップまたは半導体ウェーハはカセットに収容さ
    れてトリートメント部に搬送される請求項1または2に
    記載の半導体ウェーハの分割システム。
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