JP2003257912A - 半導体ウエーハの洗浄装置 - Google Patents

半導体ウエーハの洗浄装置

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JP2003257912A
JP2003257912A JP2002060421A JP2002060421A JP2003257912A JP 2003257912 A JP2003257912 A JP 2003257912A JP 2002060421 A JP2002060421 A JP 2002060421A JP 2002060421 A JP2002060421 A JP 2002060421A JP 2003257912 A JP2003257912 A JP 2003257912A
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semiconductor wafer
grinding
suction
spinner table
cutting
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JP2002060421A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yamanaka
聡 山中
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエーハの先ダイシング法による研削
時や切削ブレードによるダイシング時に、切削溝に入り
込んだ研削屑や切削屑を確実に除去することができる半
導体ウエーハの洗浄装置を提供する。 【解決手段】 半導体ウエーハを吸引保持する吸引保持
面を有するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブ
ルの吸引保持面上に吸引保持された半導体ウエーハに洗
浄流体を供給する洗浄流体供給手段とを具備する半導体
ウエーハの洗浄装置であって、スピンナーテーブルの吸
引保持面は凸状の湾曲面によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエーハの
裏面を研削する研削装置や半導体ウエーハを個々の半導
体チップに分割する切削装置等に装備される半導体ウエ
ーハの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には周知の如く、半導体デバイス
製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハ
の表面に格子状に配列された多数の領域にIC、LSI
等の回路を形成し、該回路が形成された各領域を所定の
ストリート(切断ライン)に沿ってダイシングすること
により個々の半導体チップを製造している。半導体チッ
プの放熱性を良好にするためは、半導体チップの厚さを
できるだけ薄く形成することが望ましい。また、半導体
素子を多数用いる携帯電話、スマートカード、パソコン
等の小型化を可能にするためにも、半導体素子の厚さを
できるだけ薄く形成することが望ましい。そのため、半
導体ウエーハを個々の半導体チップに分割する前に、そ
の裏面を研削して所定の厚さに加工している。また、半
導体ウエーハを個々の半導体チップに分割方法として、
半導体ウエーハの裏面を研削する前に切削装置において
表面から所定深さの切削溝を予め形成しておき、半導体
ウエーハの裏面を研削装置により研削して切削溝を表出
させることにより、個々の半導体チップに分割する所謂
先ダイシング法も広く用いられている。なお、裏面が研
削される半導体ウエーハはその表面に保護テープが貼着
されているので、個々に分割された半導体チップはバラ
バラにはならず半導体ウエーハの状態が維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した先ダ
イシング法は半導体ウエーハの裏面に予め切削溝を形成
し、裏面を研削して切削溝を表出させるので、表出した
切削溝に研削屑が入り込む。この研削後、個々の半導体
チップに分割された半導体ウエーハは洗浄装置によって
洗浄されるが、切削溝に入り込んだ研削屑は除去されず
半導体チップの側面を汚染するという問題がある。
【0004】また、上述した先ダイシング法による研削
時における研削屑程ではないが、切削ブレードを用いた
切削装置によって半導体ウエーハをダイシングする際に
も、切削溝に切削屑が入り込み、この切削屑を洗浄によ
って全て除去することが難しく、半導体チップの側面を
汚染する原因となっている。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、半導体ウエーハの先ダイ
シング法による研削時や切削ブレードによるダイシング
時に、切削溝に入り込んだ研削屑や切削屑を確実に除去
することができる半導体ウエーハの洗浄装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術課題を解
決するため、本発明によれば、半導体ウエーハを吸引保
持する吸引保持面を有するスピンナーテーブルと、該ス
ピンナーテーブルの該吸引保持面上に吸引保持された半
導体ウエーハに洗浄流体を供給する洗浄流体供給手段
と、を具備する半導体ウエーハの洗浄装置において、該
スピンナーテーブルは、該吸引保持面が凸状の湾曲面に
よって形成されている、ことを特徴とする半導体ウエー
ハの洗浄装置が提供される。
【0007】上記吸引保持面の曲率半径は、1〜10m
に設定されていることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体ウエー
ハの洗浄装置の好適な実施形態について、添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0009】図1には本発明による半導体ウエーハの洗
浄装置を装備した研削装置の斜視図が示されている。図
示の実施形態における研削装置は、略直方体状の装置ハ
ウジング2を具備している。装置ハウジング2の図1に
おいて右上端には、静止支持板4が立設されている。こ
の静止支持板4の内側面には、上下方向に延びる2対の
案内レール6、6および8、8が設けられている。一方
の案内レール6、6には荒研削手段としての荒研削ユニ
ット10が上下方向に移動可能に装着されており、他方
の案内レール8、8には仕上げ研削手段としての仕上げ
研削ユニット12が上下方向に移動可能に装着されてい
る。
【0010】荒研削ユニット10は、ユニットハウジン
グ101と、該ユニットハウジング101の下端に回転
自在に装着された研削ホイール102と、該ユニットハ
ウジング101の上端に装着され研削ホイール102を
矢印で示す方向に回転せしめる回転駆動機構103と、
ユニットハウジング101を装着した移動基台104と
を具備している。移動基台104には被案内レール10
5、105が設けられており、この被案内レール10
5、105を上記静止支持板4に設けられた案内レール
6、6に移動可能に嵌合することにより、荒研削ユニッ
ト10が上下方向に移動可能に支持される。図示の形態
における荒研削ユニット10は、上記移動基台104を
案内レール6、6に沿って移動させ研削ホイール102
の切り込み深さを調整する送り機構11を具備してい
る。送り機構11は、上記静止支持板4に案内レール
6、6と平行に上下方向に配設され回転可能に支持され
た雄ねじロッド111と、該雄ねじロッド111を回転
駆動するためのパルスモータ112と、上記移動基台1
04に装着され雄ねじロッド111と螺合する図示しな
い雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ112
によって雄ねじロッド111を正転および逆転駆動する
ことにより、荒研削ユニット10を上下方向に移動せし
める。
【0011】上記仕上げ研削ユニット12も荒研削ユニ
ット10と同様に構成されており、ユニットハウジング
121と、該ユニットハウジング121の下端に回転自
在に装着された研削ホイール122と、該ユニットハウ
ジング121の上端に装着され研削ホイール122を矢
印で示す方向に回転せしめる回転駆動機構123と、ユ
ニットハウジング121を装着した移動基台124とを
具備している。移動基台124には被案内レール12
5、125が設けられており、この被案内レール12
5、125を上記静止支持板4に設けられた案内レール
8、8に移動可能に嵌合することにより、仕上げ研削ユ
ニット12が上下方向に移動可能に支持される。図示の
形態における仕上げ研削ユニット12は、上記移動基台
124を案内レール8、8に沿って移動させ研削ホイー
ル123の切り込み深さを調整する送り機構13を具備
している。この送り機構13は、上記送り手段11と実
質的に同じ構成である。即ち、送り機構13は、上記静
止支持板4に案内レール6、6と平行に上下方向に配設
され回転可能に支持された雄ねじロッド131と、該雄
ねじロッド131を回転駆動するためのパルスモータ1
32と、上記移動基台124に装着され雄ねじロッド1
31と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備してお
り、パルスモータ132によって雄ねじロッド131を
正転および逆転駆動することにより、仕上げ研削ユニッ
ト12を上下方向に移動せしめる。
【0012】図示の実施形態における研削装置は、上記
静止支持板4の前側において装置ハウジング2の上面と
略面一となるように配設されたターンテーブル15を具
備している。このターンテーブル15は、比較的大径の
円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によ
って矢印15aで示す方向に適宜回転せしめられる。タ
ーンテーブル15には、図示の実施形態の場合それぞれ
120度の位相角をもって3個のチャックテーブル20
が水平面内で回転可能に配置されている。このチャック
テーブル20は、上方が開放された円形状の凹部を備え
た円盤状の基台21と、該基台21に形成された凹部に
嵌合されるポーラスセラミック盤によって形成された吸
着保持チャック22とからなっており、図示しない回転
駆動機構によって矢印で示す方向に回転せしめられるよ
うに構成されている。なお、チャックテーブル20は図
示しない吸引手段に接続されている。以上のように構成
されたターンテーブル15に配設された3個のチャック
テーブル20は、ターンテーブル15が適宜回転するこ
とにより被加工物搬入・搬出域A、荒研削加工域B、お
よび仕上げ研削加工域Cおよび被加工物搬入・搬出域A
に順次移動せしめられる。
【0013】図示の研削装置における被加工物搬入・搬
出域Aに対して一方側には、研削加工前の被加工物であ
る半導体ウエーハをストックする研削前ウエーハ用カセ
ット31と、該研削前ウエーハ用カセット31と被加工
物搬入・搬出域Aとの間に設けられた被加工物載置部3
2が配設されている。研削前ウエーハ用カセット31に
は、表面にテープTが貼着された半導体ウエーハWが収
納される。
【0014】一方、研削装置における被加工物搬入・搬
出域Aに対して他方側には、研削加工後の該半導体ウエ
ーハを洗浄する洗浄装置40が配設されている。この洗
浄装置40について、図2を参照して説明する。図2に
示す洗浄装置40は、研削加工後の半導体ウエーハを吸
引保持するするとともに回転せしめるスピンナーテーブ
ル機構50と、該スピンナーテーブル機構50に保持さ
れた半導体ウエーハに洗浄流体を供給するための洗浄流
体供給手段60とを具備している。
【0015】図示の実施形態におけるスピンナーテーブ
ル機構50は、半導体ウエーハを吸引保持するスピンナ
ーテーブル51と、該スピンナーテーブル51に負圧を
作用せしめる吸引手段54と、スピンナーテーブル51
を回転せしめる電動モータ55とを備えている。スピン
ナーテーブル51は、円盤状の基台52と円盤状の吸着
保持チャック53とからなっている。基台52はステン
レス鋼等の金属材によって構成され、その上面には上方
が開放された円形状の凹部521が形成されており、そ
の下面中央部には回転軸部522が突出して形成されて
いる。なお、回転軸部522には、その中心部に上記凹
部521に連通する連通路522aと、該連通路522
aと連通し外周面に開口する連通路522bが設けられ
ている。このように構成された基台52の凹部521に
吸引保持領域として機能する吸着保持チャック53が嵌
合される。この吸着保持チャック53はポーラスセラミ
ック盤によって形成され、その上面即ち半導体ウエーハ
を吸引保持する吸引保持面531が凸状の湾曲面によっ
て形成されている。なお、吸引保持面531を形成する
湾曲面の曲率半径は、図示の実施形態においては1〜1
0mに設定されている。スピンナーテーブル51は以上
のように構成されており、基台52の回転軸部522に
下端が電動モータ55に連結されている。
【0016】上述したスピンナーテーブル51に負圧を
作用せしめる吸引手段54は、上記基台52の回転軸部
522における連通路522bが形成された部分に嵌合
して配設されたロータリージョイント541と、負圧タ
ンク等の吸引源542と、該吸引源542とロータリー
ジョイント541とを接続する配管543と、該配管5
43に配設された電磁切替え弁544とを備えている。
この電磁切替え弁544は、除勢されているときには上
記凹部521を大気に開放しており、付勢されると凹部
521を吸引源542に連通する。従って、電磁切替え
弁544が付勢されると、スピンナーテーブル51の基
台52に形成された凹部521には負圧が作用し、この
負圧がポーラスセラミック盤によって形成された吸着保
持チャック53の吸引保持面531に作用するので、こ
の吸引保持面531上に半導体ウエーハが載置されてい
る場合には、この半導体ウエーハは吸着保持チャック5
3に吸引保持される。
【0017】次に、スピンナーテーブル51に保持され
た半導体ウエーハに洗浄流体を供給するための洗浄流体
供給手段60について、図2を参照して説明する。図示
の実施形態における洗浄流体供給手段60は、洗浄水供
給手段61と高圧エアー供給手段62および洗浄流体供
給ノズル63とを具備している。洗浄水供給手段61
は、洗浄水を収容する洗浄水タンクおよび該洗浄水タン
ク内の洗浄水を送り出すポンプ等を含んでおり、配管6
4に洗浄水を送り出す。この配管64は三方向ジョイン
ト65に接続されており、その中間部には電磁開閉弁6
6が配設されている。高圧エアー供給手段62は、エア
ーコンプレッサーやエアータンク等を含んでおり、配管
67によって上記三方向ジョイント65に接続されてい
る。なお、配管67中には電磁開閉弁68が配設されて
いる。上記洗浄流体供給ノズル63は、配管69によっ
て上記三方向ジョイント65に接続されている。このよ
うに構成された洗浄流体供給手段60は、上記電磁開閉
弁66および68を付勢して配管64および67を連通
すると、洗浄水供給手段61から供給された洗浄水と高
圧エアー供給手段62から供給された高圧エアーが三方
向ジョイント65で混合されて洗浄流体となり、配管6
9を介して洗浄流体供給ノズル63から上記スピンナー
テーブル51の吸着保持チャック53の吸引保持面53
1上に吸引保持された半導体ウエーハ上に供給される。
なお、洗浄流体供給ノズル63は、洗浄流体供給時にお
いてはスピンナーテーブル51の上方における水平面内
で揺動せしめられるようになっている。
【0018】図1に戻って説明を続けると、研削装置に
おける被加工物搬入・搬出域Aに対して他方側には、上
記洗浄装置40によって洗浄された研削加工後の被加工
物である半導体ウエーハWをストックする研削後ウエー
ハ用カセット33が配設されている。図示の実施形態に
おける研削装置は、研削前ウエーハ用カセット31内に
収納された被加工物である半導体ウエーハWを被加工物
載置部32に搬出するとともに洗浄装置40で洗浄され
た半導体ウエーハWを研削後ウエーハ用カセット33に
搬送する被加工物搬送手段34を備えている。この被加
工物搬送手段34は、半導体ウエーハWを全面吸着する
吸着保持部341を備えている。また、図示の実施形態
における研削装置は、上記被加工物載置部32上に載置
された半導体ウエーハWを被加工物搬入・搬出域Aに位
置付けられたチャックテーブル20上に搬送する被加工
物搬入手段35と、被加工物搬入・搬出域Aに位置付け
られたチャックテーブル20上に載置されている研削加
工後の半導体ウエーハWを洗浄装置40に搬送する被加
工物搬出手段36を具備している。
【0019】本発明に従って構成された半導体ウエーハ
の洗浄装置を装備した研削装置は以上のように構成され
ており、以下、半導体ウエーハの先ダイシング法による
研削動作について説明する。先ダイシング法による研削
においては、図1に示す研削加工前の半導体ウエーハW
は表面に形成されたストリート(切断ライン)に沿って
所定深さの切削溝が形成されており、その表面にテープ
Tが貼着されている。なお、表面にテープTを貼着した
半導体ウエーハWは、テープTを下側に即ち裏面を上側
にして研削前ウエーハ用カセット31に収容される。研
削前ウエーハ用カセット31に収容された研削加工前の
半導体ウエーハWは被加工物搬送手段34の上下動作お
よび進退動作により搬送され、被加工物載置部32に載
置される。被加工物載置部32に載置された研削前の半
導体ウエーハWは、6本のピン321の中心に向かう径
方向運動により中心合わせされる。被加工物載置部32
に載置され中心合わせされた半導体ウエーハWは、被加
工物搬入手段35の旋回動作によって被加工物搬入・搬
出域Aに位置付けられたチャックテーブル20上にテー
プTを下側即ち裏面を上側にして載置される。チャック
テーブル20上に研削前の半導体ウエーハWが載置され
たならば、図示しない吸引手段を作動することにより、
研削前の半導体ウエーハWを吸着保持チャック22上に
吸引保持することができる。そして、ターンテーブル1
5を図示しない回転駆動機構によって矢印15aで示す
方向に120度回動せしめて、研削前の半導体ウエーハ
Wを載置したチャックテーブル20を荒研削加工域Bに
位置付ける。
【0020】研削前の半導体ウエーハWを載置したチャ
ックテーブル20は荒研削加工域Bに位置付けられると
図示しない回転駆動機構によって矢印で示す方向に回転
せしめられ、一方、荒研削ユニット10の研削ホイール
102が矢印で示す方向に回転せしめられつつ送り機構
11によって所定量下降することにより、チャックテー
ブル20上の研削前半導体ウエーハWの裏面に荒研削加
工が施される。なお、この間に被加工物搬入・搬出域A
に位置付けられた次のチャックテーブル20上には、上
述したように研削前の半導体ウエーハWが載置される。
次に、ターンテーブル15を矢印15aで示す方向に1
20度回動せしめて、荒研削加工した半導体ウエーハW
を載置したチャックテーブル20を仕上げ研削加工域C
に位置付ける。なお、このとき被加工物搬入・搬出域A
において研削前の半導体ウエーハWが載置された次のチ
ャックテーブル20は荒研削加工域Bに位置付けられ、
次の次のチャックテーブル20が被加工物搬入・搬出域
Aに位置付けられる。
【0021】このようにして、荒研削加工域Bに位置付
けられたチャックテーブル20上に載置された荒研削加
工前の半導体ウエーハWには荒研削ユニット10によっ
て荒研削加工が施され、仕上げ研削加工域Cに位置付け
られたチャックテーブル20上に載置され荒研削加工さ
れた半導体ウエーハWには仕上げ研削ユニット12によ
って仕上げ研削加工が施される。以上のようにして半導
体ウエーハWの裏面を荒研削および仕上げ研削加工する
ことにより、表面に形成されたストリート(切断ライ
ン)に沿って所定深さに形成された切削溝が表出して、
半導体ウエーハWは個々の半導体チップに分割される。
なお、半導体ウエーハWはその表面に保護テープが貼着
されているので、個々に分割された半導体チップはバラ
バラにはならず半導体ウエーハの状態が維持される。
【0022】次に、ターンテーブル15を矢印15aで
示す方向に120度回動せしめて、仕上げ研削加工した
研削後の半導体ウエーハWを載置したチャックテーブル
20を被加工物搬入・搬出域Aに位置付ける。なお、荒
研削加工域Bにおいて荒研削加工された半導体ウエーハ
Wを載置したチャックテーブル20は仕上げ研削加工域
Cに、被加工物搬入・搬出域Aにおいて研削前の半導体
ウエーハWが載置されたチャックテーブル20は荒研削
加工域Bにそれぞれ移動せしめられる。
【0023】なお、荒研削加工域Bおよび仕上げ研削加
工域Cを経由して被加工物搬入・搬出域Aに戻ったチャ
ックテーブル20は、ここで個々の半導体チップに分割
された研削後の半導体ウエーハWの吸着保持を解除す
る。次に、被加工物搬出手段36を作動して被加工物搬
入・搬出域Aに戻ったチャックテーブル20上で吸着保
持が解除された研削後の半導体ウエーハWをチャックテ
ーブル20から搬出し、洗浄装置40のスピンナーテー
ブル51を構成する吸着保持チャック53の載置面53
1上に載置する。そして、吸引手段54の電磁切替え弁
544を付勢してスピンナーテーブル51の基台52に
形成された凹部521に負圧を作用せしめることによ
り、吸着保持チャック53の吸引保持面531上に載置
され個々の半導体チップに分割された半導体ウエーハW
は吸着保持チャック53に吸引保持される。このとき、
吸着保持チャック53の吸引保持面531は凸状の湾曲
面によって形成されているので、図3に誇張して示すよ
うに個々の分割された半導体チップSは吸引保持面53
1の湾曲面に沿って吸引保持されるため、個々の半導体
チップS間に形成されている切削溝Gは上側が広げられ
た状態となる。従って、上記研削時に切削溝Gに入り込
んだ研削屑が除去され易い状態となる。なお、吸引保持
面531を形成する湾曲面は、曲率半径が大きいと湾曲
面の効果が減少し、曲率半径が小さいと半導体ウエーハ
Wの表面に貼着されたテープTが湾曲面に追随しなくな
る。本発明者の実験によると、吸引保持面531を形成
する湾曲面の曲率半径は1〜10mが望ましい。
【0024】このようにして、個々の半導体チップSに
分割された半導体ウエーハWをスピンナーテーブル51
を構成する吸着保持チャック53の吸引保持面531上
に吸引保持したならば、電動モータ55を駆動してスピ
ンナーテーブル51を50〜100rpmで回転すると
ともに、洗浄流体供給手段60の洗浄流体供給手段60
の電磁開閉弁66および68を付勢する。この結果、上
述したように洗浄水と高圧エアーとが混合された洗浄流
体が洗浄流体供給ノズル63から半導体ウエーハWに供
給され、個々に分割された半導体チップSが洗浄され
る。このとき、吸着保持チャック53の湾曲面をした吸
引保持面531上に吸引保持されている個々の半導体チ
ップS間に形成されている切削溝Gは上側が広げられた
状態となっているため、研削時に切削溝Gに入り込んだ
研削屑が上記洗浄流体によって確実に除去される。な
お、洗浄流体の供給時においては、洗浄水供給手段61
からは毎分700cc程度の洗浄水が供給され、高圧エ
アー供給手段62からは0.3〜0.6メガパスカル
(Mpa)の高圧エアーが供給される。このようにし
て、個々の半導体チップSに分割された半導体ウエーハ
Wが洗浄されたならば、洗浄流体供給手段60の電磁開
閉弁66および68を除勢して洗浄流体の供給を停止す
る。そして、電動モータ55を駆動したままスピンナー
テーブル51を回転駆動し続けることにより、上述した
ように洗浄された半導体ウエーハWはスピン乾燥され
る。半導体ウエーハWがスピン乾燥されたならば、電動
モータ55を停止してスピンナーテーブル51の回転を
停止するとともに、吸引手段54の電磁切替え弁544
を除勢してスピンナーテーブル51上に載置され個々の
半導体チップSに分割された半導体ウエーハWの吸着保
持を解除する。次に、スピンナーテーブル51上で吸着
保持が解除された半導体ウエーハWは、被加工物搬送手
段34の上下動作および進退動作により研削後ウエーハ
用カセット33に搬送され収納される。
【0025】以上、本発明による半導体ウエーハの洗浄
装置を研削装置に適用した実施形態について説明した
が、本発明による洗浄装置は切削ブレードを用いて半導
体ウエーハをダイシングする切削装置に適用しても同様
の作用効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る半導体ウエーハの洗浄装置
は以上のように構成され、半導体ウエーハを吸引保持す
るスピンナーテーブルの吸引保持面が凸状の湾曲面によ
って形成されているので、半導体ウエーハが個々の分割
された半導体チップは吸引保持面の湾曲面に沿って吸引
保持されるため、個々の半導体チップ間に形成されてい
る切削溝は上側が広げられた状態となる。従って、上記
研削或いは切削時に切削溝に入り込んだ研削屑或いは切
削屑が除去され易い状態となり、洗浄流体を供給するこ
とによって上記研削屑或いは切削屑を確実に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された半導体ウエーハの洗
浄装置を装備した研削装置の斜視図。
【図2】本発明に従って構成された半導体ウエーハの洗
浄装置の説明図。
【図3】図1に示す洗浄装置を構成するスピンナーテー
ブルの吸引保持面に半導体ウエーハを吸引保持した状態
を示す説明図。
【符号の説明】
2:装置ハウジング 4:静止支持板4 6:案内レール 8:案内レール 10:荒研削ユニット 101:ユニットハウジング 102:研削ホイール 103:回転駆動機構 104:移動基台 105:被案内レール 11:送り機構 111:雄ねじロッド 112:パルスモータ 12:仕上げ研削ユニット 121:ユニットハウジング 122:研削ホイール 123:回転駆動機構 124:移動基台 125:被案内レール 13:送り機構 131:雄ねじロッド 132:パルスモータ 15:ターンテーブル 20:チャックテーブル 21:チャックテーブルの基台 22:チャックテーブルの吸着保持チャック 31:研削前ウエーハ用カセット 32:被加工物載置部 33:研削後ウエーハ用カセット 34:被加工物搬送手段 35:被加工物搬入手段 36:被加工物搬出手段 40:洗浄装置 50:スピンナーテーブル機構 51:スピンナーテーブル 52:スピンナーテーブルの基台 53:スピンナーテーブルの吸着保持チャック 531:吸着保持チャックの吸引保持面 54:吸引手段 541:ロータリージョイント 542:吸引源 544:電磁切替え弁 55:電動モータ 60:洗浄流体供給手段 61:洗浄水供給手段 62:高圧エアー供給手段 63:洗浄流体供給ノズル 66:電磁開閉弁 68:電磁開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエーハを吸引保持する吸引保持
    面を有するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブ
    ルの該吸引保持面上に吸引保持された半導体ウエーハに
    洗浄流体を供給する洗浄流体供給手段と、を具備する半
    導体ウエーハの洗浄装置において、 該スピンナーテーブルは、該吸引保持面が凸状の湾曲面
    によって形成されている、 ことを特徴とする半導体ウエーハの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 該吸引保持面の曲率半径は、1〜10m
    に設定されている、請求項1記載の半導体ウエーハの洗
    浄装置。
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