JP2003003195A - エステル交換油脂組成物 - Google Patents

エステル交換油脂組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化安定性、熱安定性が良好であり、油脂組
成物や食品の口溶け、風味、食感及び物性を良好なもの
とし、さらに油っぽくないものとすることができるエス
テル交換油脂組成物を提供する。 【解決手段】 構成脂肪酸として、炭素数18〜20の
飽和脂肪酸を15〜60重量%、炭素数22の飽和脂肪
酸を2〜20重量%含有することを特徴とするエステル
交換油脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エステル交換油脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消費者の嗜好の変化に伴い、口溶け、 風
味、食感がよく、食べたときに油っぽくない食品が好ま
れ、そのような食品を提供できる油脂が求められてい
る。
【0003】液状油や比較的融点の低い油脂は、口溶
け、風味がよい。又はハイオレイックキャノーラ油、ハ
イオレイックサフラワー油、ハイオレイックひまわり油
等に多く含まれるオレイン酸は、血中のHDLコレステ
ロールを減らさずLDLコレステロールのみを減らすと
言われ、健康志向の高まる昨今、非常に注目されてい
る。しかし、液状油や比較的融点の低い油脂を例えばフ
ライ油として用いた場合には、熱安定性に欠けるため淡
白な風味が持続せず、得られたフライ食品の食感はさく
さく感に欠け油っぽくなり好ましくない。またスプレー
油として用いた場合には、酸化安定性に欠けるため淡白
な風味が持続せず、スプレーした食品の食感もぱりぱり
感に欠け油っぽくなり好ましくない。さらに、マーガリ
ンやショートニング製造用油脂として用いた場合には、
十分な可塑性を得ることができない。
【0004】そこで、動植物油脂を水素添加した硬化
油、あるいは硬化油を配合した油脂を用いて物性を改良
し、油っぽさを低減させ、酸化安定性、熱安定性を改良
する方法が広く用いられてきた。しかし、動植物油脂を
水素添加した硬化油、あるいは硬化油を配合した油脂を
用いて、口溶け、風味、物性、食感のよさと油っぽさの
解消を同時に満足できる食品は得がたい。例えば、特開
平4−173053号公報では、高エルシン菜種極度硬
化油を油脂に対し0.5〜5重量%と比較的少量配合す
ることにより課題に対処しているが、これをフライ油と
して用いたフライ食品は、油っぽさの面でやや問題があ
る。特開2001−69913号公報では、極度硬化油
を油脂に対し5.1〜35.0重量%と比較的多量に配
合することにより課題に対処しているが、これをフライ
油として用いたフライ食品は、口溶けの面でやや問題が
ある。
【0005】一方、2種以上の油脂をエステル交換して
改質したエステル交換油脂、あるいはエステル交換油脂
を配合した油脂組成物も公知である。特公平6−435
95公報、特開平11−155483号公報、特開平1
1−262358号公報は、パーム系油脂と炭素数22
の飽和脂肪酸を含有する油脂とのエステル交換油脂を含
有させることにより、それぞれマーガリン及びショート
ニング製造用油脂組成物、フライ用油脂組成物、スプレ
ー用油脂組成物を得る方法である。また特開平11−2
89976号公報には、ラード及び/又は分別ラードと
炭素数22の飽和脂肪酸を含有する油脂とのエステル交
換油脂を含有した可塑性油脂組成物が記載されている。
しかし、これらは食品の物性を満足するには不十分であ
り、さらなる改良が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、酸化安定性、熱安定性が良好であり、油脂組成物や
食品の口溶け、風味、食感及び物性を良好なものとし、
さらに油っぽくないものとすることができるエステル交
換油脂組成物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、構成脂肪酸と
して、炭素数18〜20の飽和脂肪酸を15〜60重量
%、炭素数22の飽和脂肪酸を2〜20重量%を含有す
ることを特徴とするエステル交換油脂組成物を提供する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエステル交換油脂
組成物について詳しく説明する。
【0009】本発明のエステル交換油脂組成物は、構成
脂肪酸として、炭素数18〜20の飽和脂肪酸を15〜
60重量%、好ましくは17〜50重量%含有する。炭
素数18〜20の飽和脂肪酸の含有量が15重量%未満
であると油っぽさの増加等の食感の問題、可塑性の不足
等の物性の問題、短期の保存で劣化臭が発生する等の酸
化安定性、熱安定性の問題が生じるので好ましくなく、
炭素数18〜20の飽和脂肪酸の含有量が60重量%を
超えると口溶けの悪化等の食感の問題が生じるので好ま
しくない。
【0010】本発明のエステル交換油脂組成物は、構成
脂肪酸として、炭素数18の飽和脂肪酸を好ましくは1
5〜50重量%、さらに好ましくは16〜40重量%含
有する。
【0011】また、本発明のエステル交換油脂組成物
は、構成脂肪酸として、炭素数22の飽和脂肪酸を2〜
20重量%、好ましくは3〜19重量%含有する。炭素
数22の飽和脂肪酸の含有量が2重量%未満であると油
っぽさの増加等の食感の問題、可塑性の不足等の物性の
問題、短期の保存で劣化臭が発生する等の酸化安定性、
熱安定性の問題が生じるので好ましくなく、炭素数22
の飽和脂肪酸の含有量が20重量%を超えると口溶けの
悪化等の食感の問題が生じるので好ましくない。
【0012】本発明のエステル交換油脂組成物は、油脂
をエステル交換することにより得られた油脂のことを示
すものであり、油脂をエステル交換しさらに分別して得
られた油脂を示すものではない。
【0013】本発明のエステル交換油脂組成物の融点
は、好ましくは30〜55℃、さらに好ましくは35〜
50℃であり、固体脂含量(SFC)が好ましくは20
℃で20〜50%、40℃で5〜35%、60℃で0%
であり、さらに好ましくは20℃で22〜40%、40
℃で7〜15%、60℃で0%である。
【0014】次に、本発明のエステル交換油脂組成物の
製造方法について説明する。本発明のエステル交換油脂
組成物の製造方法には以下のような2つの方法がある。
【0015】第1の方法としては、炭素数18〜20の
飽和脂肪酸を15重量%以上含有する油脂の中から選ば
れた1種又は2種以上の油脂Aと、炭素数22の飽和脂
肪酸を15重量%以上含有する油脂の中から選ばれた1
種又は2種以上の油脂Bとを混合し、エステル交換反応
することよりエステル交換油脂組成物を製造する方法で
ある。
【0016】上記の油脂Aとしては、牛脂、サル脂、シ
ア脂、マンゴー脂、コクム脂、イリッペ脂、これらの分
別硬部油、分別軟部油、極度硬化油が挙げられる。また
油脂Aとしては大豆油、菜種油、米油、綿実油、とうも
ろこし油、サフラワー油、ひまわり油、落花生油、ゴマ
油、ハイオレイックキャノーラ油、ハイオレイックサフ
ラワー油、ハイオレイックひまわり油、パーム油、ラー
ド、魚油等の中から選ばれた1種又は2種以上の油脂の
極度硬化油が挙げられる。
【0017】本発明では油脂Aとして牛脂、サル脂、シ
ア脂、これらの分別硬部油、分別軟部油、極度硬化油、
大豆極度硬化油を用いるのが好ましい。
【0018】上記の油脂Bとしては、魚油極度硬化油、
ハイエルシン菜種極度硬化油等を挙げることができる
が、ハイエルシン菜種極度硬化油を用いることが好まし
い。さらに、ハイエルシン菜種極度硬化油は、エルシン
酸を20〜60重量%含有する菜種油を沃素価5以下、
融点50℃以上まで水素添加したものを用いるのが好ま
しい。またハイエルシン菜種極度硬化油は、脂肪酸組成
として、ステアリン酸が好ましくは35〜40重量%、
さらに好ましくは36〜39重量%、アラキジン酸が好
ましくは7〜12重量%、さらに好ましくは8〜11重
量%、ベヘン酸が好ましくは44〜49重量%、さらに
好ましくは45〜48重量%のものを用いるのがよい。
【0019】さらに本発明では、必要によりその他の油
脂Cを上記の油脂Aと油脂Bに添加し、エステル交換反
応を行ってもよい。本発明において油脂Cは融点が35
℃未満である油脂を示す。このような油脂Cとしては、
大豆油、菜種油、米油、綿実油、とうもろこし油、サフ
ラワー油、ひまわり油、落花生油、ゴマ油、ハイオレイ
ックキャノーラ油、ハイオレイックサフラワー油、ハイ
オレイックひまわり油、パーム油、パーム分別軟部油等
の中から選ばれた1種又は2種以上の油脂が挙げられ
る。また油脂Cの脂肪酸組成として、オレイン酸を好ま
しくは35重量%以上、さらに好ましくは40重量%以
上のものを用いるのがよく、菜種油、ゴマ油、ハイオレ
イックキャノーラ油、ハイオレイックサフラワー油、ハ
イオレイックひまわり油、パーム分別軟部油の中から選
ばれた1種又は2種以上の油脂を用いるのが好ましい。
【0020】本発明のエステル交換油脂組成物は、上記
の油脂Aと上記の油脂B、必要により上記の油脂Cの混
合油脂をエステル交換することにより製造する。
【0021】上記の混合油脂中の油脂Aの混合割合は、
好ましくは5〜95重量%、さらに好ましくは10〜7
0重量%である。上記の混合油脂中の油脂Bの混合割合
は、好ましくは2〜30重量%、さらに好ましくは5〜
25重量%である。上記の混合油脂中の油脂Cの混合割
合は、好ましくは10〜90重量%、さらに好ましくは
20〜80重量%である。
【0022】第2の方法としては、上記の油脂Bの中か
ら選ばれた1種又は2種以上と、上記の油脂Cの中から
選ばれた1種又は2種以上とを混合し、エステル交換反
応することよりエステル交換油脂組成物を製造する方法
である。
【0023】このとき油脂Bと油脂Cの混合割合は、好
ましくは油脂B25〜50重量%と油脂C75〜50重
量%を、さらに好ましくは油脂B30〜45重量%と油
脂C70〜55重量%を混合するのがよい。
【0024】上記のエステル交換の方法としては、リパ
ーゼを触媒として用いる方法又はナトリウムメチラート
等の金属触媒を用いる方法の何れの方法でもよいが、リ
パーゼを用いる方法の方が風味のよいエステル交換油脂
組成物となる。
【0025】上記のリパーゼは、位置特異性を有するも
のでも、位置特異性を有さないものでもよい。本発明で
用いるリパーゼとしては、例えば、アルカリゲネス属、
リゾプス属、アスペルギルス属、ムコール属、ペニシリ
ウム属、キャンリダ属等から得られるリパーゼが挙げら
れる。これらのリパーゼは単体で使用することも可能で
あるが、通常はケイソウ土、アルミナ、活性炭、セラミ
ック等の担体に固定化させて用いるのがよい。
【0026】リパーゼを用いたエステル交換反応の反応
条件は特に制限はないが、無溶媒下で行うのが好まし
く、反応温度60〜85℃で行うのが好ましい。反応
は、カラム式の連続反応、バッチ式反応のどちらでもよ
い。
【0027】また、ナトリウムメチラート等の金属触媒
を用いたエステル交換反応は、通常の方法に従って行え
ばよい。
【0028】このようなエステル交換反応で生成した油
脂は、通常の方法に従って、漂白、脱臭又は脱酸、漂
白、脱臭を行うことによって精製し、本発明のエステル
交換油脂組成物となる。
【0029】このようにして得られたエステル交換油脂
組成物は、油脂組成物の原料油脂として用いることがで
きる。
【0030】ここでいう油脂組成物は、ドーナツ、揚げ
パン、フリッター、フライドポテト、天ぷら、素揚げ、
空揚げ、フライ等の食品を製造する際のフライ用油脂組
成物、ポテトやコーン、米、小麦粉等を原料としたスナ
ック菓子類、プレッツェル、ハードビスケット、クラッ
カー等の菓子類、パン類、ケーキ類等の食品を製造する
際のスプレー用油脂組成物として用いることができる。
【0031】さらに、食パン、菓子パン、パイ、デニッ
シュ、シュ、ドーナツ、ケーキ、クラッカー、クッキ
ー、ビスケット、ワッフル、スコーン、スナック菓子等
を製造する際のマーガリン用油脂組成物、ショートニン
グ用油脂組成物として用いることができ、この際、マー
ガリン用油脂組成物やショートニング用油脂組成物は、
ロールイン用、練りこみ用、サンド用、フィリング用、
トッピング用、スプレッド用として用いることができ
る。
【0032】その他、調理用油脂組成物、ハードバター
用油脂組成物、クリーム用油脂組成物、マヨネーズ・ド
レッシング用油脂組成物として本発明の油脂組成物を用
いることもできる。
【0033】また、本発明の油脂組成物が乳化させた油
脂組成物である場合は、その乳化形態が油中水型、水中
油型及び二重乳化型のいずれでも構わない。これらの場
合の油相と水相の割合は特に制限はないが、好ましくは
油相20〜95重量%と水相80〜5重量%である。
【0034】上記の油脂組成物において、油相として上
記のエステル交換油脂組成物を単独で使用してもよい
が、その他の油脂を配合してもよい。配合割合として
は、上記エステル交換油脂組成物の含有量が油相中に好
ましくは5重量%以上、さらに好ましくは10〜70重
量%、最も好ましくは15〜60重量%、その他の油脂
の含有量が好ましくは95重量%以下、さらに好ましく
は90〜30重量%、最も好ましくは85〜40重量%
になるように混合する。このとき、上記エステル交換油
脂組成物の含有量が5重量%未満であると、フライ用又
はスプレー用油脂組成物として用いた場合には食品が油
っぽくなりやすく、マーガリン又はショートニング用油
脂組成物として用いた場合には十分な可塑性が得られに
くい。
【0035】上記のエステル交換油脂組成物以外の油脂
組成物に配合するその他の油脂としては、目的、用途、
経済性等を考慮して、様々なものを使用することが可能
である。例えば大豆油、菜種油、米油、綿実油、とうも
ろこし油、サフラワー油、ひまわり油、落花生油、ゴマ
油、ハイオレイックキャノーラ油、ハイオレイックサフ
ラワー油、ハイオレイックひまわり油等の液状油や、パ
ーム油、サル脂、シア脂、マンゴー脂、コクム脂、イリ
ッペ脂、ラード、牛脂等の固形脂、及びこれらの硬化
油、分別油、エステル交換油を、単独又は2種以上配合
したもの、2種以上配合して硬化、分別、エステル交換
したもの等を、単独もしくは2種以上配合して用いられ
る。この中で、菜種油、ゴマ油、ハイオレイックキャノ
ーラ油、ハイオレイックサフラワー油、ハイオレイック
ひまわり油、パーム分別軟部油の中から選ばれた1種又
は2種以上の油脂を配合して用いるのが好ましく、さら
には、ハイオレイックキャノーラ油、ハイオレイックサ
フラワー油、ハイオレイックひまわり油の中から選ばれ
た1種又は2種以上を用いるのがより好ましい。これら
を用いることにより、血中のHDLコレステロールを減
らさず、LDLコレステロールのみを減らすと言われて
いるオレイン酸を多く含有する油脂組成物とすることが
できる。
【0036】また、上記の油脂組成物の油相中のオレイ
ン酸の含有量は、好ましくは50重量%以上、さらに好
ましくは52重量%以上である。
【0037】さらに、上記の油脂組成物に、必要により
含有させることができる成分としては、例えば水、乳化
剤、増粘安定剤、食塩、塩化カリウム等の塩味剤、酢
酸、乳酸、グルコン酸等の酸味料、糖類や糖アルコール
類、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、β−カロチ
ン、カラメル、紅麹色素等の着色料、トコフェロール、
茶抽出物等の酸化防止剤、小麦蛋白や大豆蛋白といった
植物蛋白、卵及び各種卵加工品、着香料、乳製品、調味
料、pH調整剤、食品保存料、日持ち向上剤、果実、果
汁、コーヒー、ナッツペースト、香辛料、ココアマス、
ココアパウダー、穀類、豆類、野菜類、肉類、魚介類等
の食品素材や食品添加物が挙げられる。
【0038】上記乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン
有機酸脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ステ
アロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、サポニ
ン、植物ステロール類等が挙げられ、この中から選ばれ
た1種又は2種以上を用いることができる。上記乳化剤
の含有量は、特に制限はないが、本発明の油脂組成物
中、好ましくは0.01〜5重量%、さらに好ましくは
0.05〜3重量%、最も好ましくは0.1〜1重量%
である。また本発明の油脂組成物において、上記乳化剤
が必要でなければ、乳化剤を用いなくてもよい。
【0039】上記増粘安定剤としては、グアーガム、ロ
ーカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、ア
ルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タ
マリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セル
ロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、寒天、グルコマンナン、ゼラチン、澱粉、化工澱粉
等が挙げられ、この中から選ばれた1種又は2種以上を
用いることができる。上記増粘安定剤の含有量は、特に
制限はないが、本発明の油脂組成物中、好ましくは0〜
10重量%、さらに好ましくは0〜5重量%である。ま
た、本発明の油脂組成物において、上記増粘安定剤が必
要でなければ、増粘安定剤を用いなくてもよい。
【0040】次に、上記油脂組成物の製造方法を説明す
る。
【0041】本発明では、上記油脂組成物を可塑性を有
さないものとする場合は、原料を混合することにより製
造することができる。
【0042】一方、上記油脂組成物を可塑性油脂組成物
とする場合は、油相、必要により水相を混合乳化する。
そして、次に殺菌処理するのが望ましい。殺菌方法はタ
ンクでのバッチ式でも、プレート型熱交換機や掻き取り
式熱交換機を用いた連続式でも構わない。次に、冷却可
塑化する。冷却する機器としては、密閉型連続式チュー
ブ冷却機、例えばボテーター、コンビネーター、パーフ
ェクター等のマーガリン製造機やプレート型熱交換機等
が挙げられ、また、開放型のダイアクーラーとコンプレ
クターの組み合わせが挙げられる。また、上記可塑性油
脂組成物を製造する際のいずれかの製造工程で、窒素、
空気等を含気させても、させなくても構わない。
【0043】上記可塑性油脂組成物をロールイン用とし
て用いる場合は、その形状を、シート状、ブロック状、
円柱状等の形状としてもよい。各々の形状についての好
ましいサイズは、シート状:縦50〜1000mm、横
50〜1000mm、厚さ1〜50mm、ブロック状:
縦50〜1000mm、横50〜1000mm、厚さ5
0〜500mm、円柱状:直径1〜25mm、長さ5〜
100mmである。
【0044】また、上記のエステル交換油脂組成物を含
有する食品としては、食パン、菓子パン、パイ、デニッ
シュ、シュ、ドーナツ、ケーキ、スフレ、タルト、クラ
ッカー、クッキー、ビスケット、ワッフル、スコーン、
スナック菓子、米菓、和菓子、冷菓子、飲料、デザー
ト、カレー、シチュー、コロッケ、グラタン、麺類、チ
ョコレート、ペースト状食品、チーズ類、米飯類、惣菜
類、揚げ物類、練り製品等が挙げられる。
【0045】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。
【0046】〔実施例1〕炭素数18〜20の飽和脂肪
酸を89重量%含有する大豆極度硬化油1kgと、エル
シン酸を48重量%含有するハイエルシン菜種油を水素
添加した、沃素価1.5、融点60.5℃、ステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘン酸の含有量がそれぞれ37重
量%、10重量%、48重量%のハイエルシン菜種極度
硬化油1kgと、パームオレイン8kgとを配合し、1
0kgの配合油を得た。
【0047】この配合油を用いて、反応温度70℃、触
媒としてリパーゼQLC(名糖産業(株)製)50gを
用いて、15リットルの反応槽でエステル交換反応を行
った。反応終了後(反応時間48hr)、漂白(白土量
対油3重量%、85℃、10mmHgの減圧下、30分
間)、脱臭(250℃、水蒸気吹き込み量対油3重量
%、1mmHgの減圧下、60分間)を行い、融点4
4.1℃、固体脂含量が20℃で35%、40℃で11
%、60℃で0%のエステル交換油脂組成物を得た。得
られたエステル交換油脂組成物の炭素数18の飽和脂肪
酸の含有量は16重量%、炭素数20の飽和脂肪酸の含
有量は1重量%、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量は5
重量%であった。
【0048】さらに、このエステル交換油脂組成物50
重量%と、ハイオレイックキャノーラ油50重量%とを
混合し、トコフェロール200ppmを添加し、オレイ
ン酸含量59重量%の油脂組成物を得た。
【0049】〔実施例2〕炭素数18〜20の飽和脂肪
酸を28重量%含有するサル脂分別軟部油8kgと、エ
ルシン酸を48重量%含有するハイエルシン菜種油を水
素添加した、沃素価1.5、融点60.5℃、ステアリ
ン酸、アラキジン酸、ベヘン酸の含有量がそれぞれ37
重量%、10重量%、48重量%のハイエルシン菜種極
度硬化油2kgとを配合し、10kgの配合油を得た。
【0050】この配合油を用い、実施例1と同様の方法
でエステル交換、漂白、脱臭を行い、融点47.2℃、
固体脂含量が20℃で22%、40℃で8%、60℃で
0%のエステル交換油脂組成物を得た。得られたエステ
ル交換油脂組成物の炭素数18の飽和脂肪酸の含有量は
26重量%、炭素数20の飽和脂肪酸の含有量は6重量
%、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量は10重量%であ
った。
【0051】さらに、このエステル交換油脂組成物50
重量%と、ハイオレイックキャノーラ油50重量%とを
混合し、トコフェロール200ppmを添加し、オレイ
ン酸含量59重量%の油脂組成物を得た。
【0052】〔実施例3〕炭素数18〜20の飽和脂肪
酸を56重量%含有するサル脂分別硬部油7kgと、エ
ルシン酸を48重量%含有するハイエルシン菜種油を水
素添加した、沃素価1.5、融点60.5℃、ステアリ
ン酸、アラキジン酸、ベヘン酸の含有量がそれぞれ37
重量%、10重量%、48重量%のハイエルシン菜種極
度硬化油0.5kgと、ハイオレイックキャノーラ油
2.5kgとを配合し、10kgの配合油を得た。
【0053】この配合油を用い、実施例1と同様の方法
でエステル交換、漂白、脱臭を行い、融点49.0℃、
固体脂含量が20℃で33%、40℃で12%、60℃
で0%のエステル交換油脂組成物を得た。得られたエス
テル交換油脂組成物の炭素数18の飽和脂肪酸の含有量
は36重量%、炭素数20の飽和脂肪酸の含有量は6重
量%、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量は3重量%であ
った。
【0054】さらに、このエステル交換油脂組成物50
重量%と、ハイオレイックキャノーラ油50重量%とを
混合し、トコフェロール200ppmを添加し、オレイ
ン酸含量63重量%の油脂組成物を得た。
【0055】〔実施例4〕エルシン酸を48重量%含有
するハイエルシン菜種油を水素添加した、沃素価1.
5、融点60.5℃、ステアリン酸、アラキジン酸、ベ
ヘン酸の含有量がそれぞれ37重量%、10重量%、4
8重量%のハイエルシン菜種極度硬化油4kgと、ハイ
オレイックキャノーラ油6kgとを配合し、10kgの
配合油を得た。
【0056】この配合油を用い、実施例1と同様の方法
でエステル交換、漂白、脱臭を行い、融点35.2℃、
固体脂含量が20℃で22%、40℃で8%、60℃で
0%のエステル交換油脂組成物を得た。得られたエステ
ル交換油脂組成物の炭素数18の飽和脂肪酸の含有量は
16重量%、炭素数20の飽和脂肪酸の含有量は5重量
%、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量は19重量%であ
った。
【0057】さらに、このエステル交換油脂組成物に、
トコフェロール200ppmを添加し、オレイン酸含量
52重量%の油脂組成物を得た。
【0058】〔比較例1〕オレイン酸含量83重量%の
ハイオレイックキャノーラ油に、トコフェロール200
ppmを添加し、油脂組成物を得た。
【0059】〔比較例2〕融点36.3℃の魚油硬化油
に、トコフェロール200ppmを添加し、油脂組成物
を得た。
【0060】〔比較例3〕炭素数18〜20の飽和脂肪
酸を5重量%含有するパームオレイン9.5kgと、エ
ルシン酸を48重量%含有するハイエルシン菜種油を水
素添加した、沃素価1.5、融点60.5℃、ステアリ
ン酸、アラキジン酸、ベヘン酸の含有量がそれぞれ37
重量%、10重量%、48重量%のハイエルシン菜種極
度硬化油0.5kgとを配合し、10kgの配合油を得
た。
【0061】この配合油を用い、実施例1と同様の方法
でエステル交換、漂白、脱臭を行い、融点38.1℃、
固体脂含量が20℃で22%、40℃で2%、60℃で
0%のエステル交換油脂組成物を得た。得られたエステ
ル交換油脂組成物の炭素数18の飽和脂肪酸の含有量は
6重量%、炭素数20の飽和脂肪酸の含有量は1重量
%、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量は3重量%であっ
た。
【0062】さらに、このエステル交換油脂組成物50
重量%と、ハイオレイックキャノーラ油50重量%とを
混合し、トコフェロール200ppmを添加し、オレイ
ン酸含量62重量%の油脂組成物を得た。
【0063】〔フライテスト1〕実施例1〜3及び比較
例1において得られた油脂組成物をフライ用油脂組成物
として用い、市販品冷凍フレンチフライドポテトを揚
げ、以下のように評価した。
【0064】実施例1〜3及び比較例1において得られ
た油脂組成物3.8kgをフライヤーに挿入し、185
℃に加熱後、市販品冷凍フレンチフライドポテトを揚げ
た。フライドポテトは凍ったまま揚げ油中に200g入
れ、2.5分間揚げた後、速やかに油を切った。フライ
は3時間で20回行い、油の加熱時間は揚げ時間も含め
1 日7時間とした。フライテスト3日目にフライしたフ
ライドポテトでパネルテストを行い、12名のパネルに
より、フライドポテトの口溶け、風味(劣化臭)、さく
さく感、油っぽさを下記評価基準にて評価した。これら
の結果を表1に示した。
【0065】 口溶けの評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 風味の評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 さくさく感の評価;◎:非常にさくさく感がある、○:
さくさく感がある、△:あまりさくさく感がない、×:
さくさく感がない。 油っぽさの評価 ;◎:非常にあっさりしている、○:
あっさりしている、△:やや油っぽい、×:油っぽい。
【0066】
【表1】
【0067】〔フライテスト2〕実施例1〜3及び比較
例1において得られた油脂組成物をフライ用油脂組成物
として用い、市販品冷凍ケーキドーナツを揚げ、以下の
ように評価した。
【0068】実施例1〜3及び比較例1において得られ
た油脂組成物4.5kgをフライヤーに挿入し、180
℃に加熱後、市販品冷凍ケーキドーナツを揚げた。冷凍
ケーキドーナツ(フライ前約45g/個)は凍ったまま
揚げ油中に5個入れ、3分間揚げた後、速やかに油を切
った。フライは3時間で20回行い、油の加熱時間は揚
げ時間も含め1 日7時間とした。フライテスト3日目に
フライしたドーナツでパネルテストを行い、12名のパ
ネルにより、ドーナツの口溶け、風味(劣化臭)、さく
さく感、油っぽさを下記評価基準にて評価した。これら
の結果を表2に示した。
【0069】 口溶けの評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 風味の評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 さくさく感の評価;◎:非常にさくさく感がある、○:
さくさく感がある、△:あまりさくさく感がない、×:
さくさく感がない。 油っぽさの評価 ;◎:非常にあっさりしている、○:
あっさりしている、△:やや油っぽい、×:油っぽい。
【0070】
【表2】
【0071】[クラッカー製造テスト]実施例1〜3及
び比較例1において得られた油脂組成物をスプレー用油
脂組成物として用い、次のような配合、製法にて得られ
たクラッカーにスプレーし、評価を行った。
【0072】<配合> (中種) 小麦粉(中力粉) 70重量部 イースト 0.25重量部 水 30重量部 (本捏) 小麦粉(強力粉) 30重量部 ショートニング 10重量部 麦芽水飴 1.5重量部 食塩 1.5重量部 重曹 0.65重量部
【0073】<製法> (1)上記中種配合を縦型ミキサーで低速2分ミキシン
グし、捏ね上げ温度を23℃とする。 (2)上記(1)で得られた中種生地を27℃にて18
時間発酵させる。 (3)発酵した中種生地に、本捏配合を加え、縦型ミキ
サーにて低速2分、中速2分ミキシングする。 (4)上記(3)で得られた生地を27℃にて4時間発
酵させる。 (5)上記(4)で得られた生地を、3つ折り2回行
い、生地厚を2mmまで圧延する。 (6)型抜きし、260℃で4分焼成する。 (7)焼成後、直ちにスプレー用油脂組成物をスプレー
する。
【0074】<クラッカーの評価法>12名のパネルに
より、クラッカーの口溶け、風味、ぱりぱり感、油っぽ
さを評価した。さらに、焼成したクラッカーに食塩と粉
チーズを振り掛けたあと、スプレー用油脂組成物をスプ
レーし、30℃にて保管し、24時間後と48時間後の
風味(劣化臭)、表面のべたつきを下記評価基準で評価
した。これらの結果を表3に示した。
【0075】 口溶けの評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 風味の評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。 ぱりぱり感の評価;◎:非常にぱりぱり感がある、○:
ぱりぱり感がある、△:あまりぱりぱり感がない、×:
ぱりぱり感がない。 油っぽさの評価 ;◎:非常にあっさりしている、○:
あっさりしている、△:やや油っぽい、×:油っぽい。 べたつきの評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:や
や不良、×:不良。
【0076】
【表3】
【0077】[マーガリン製造テスト]実施例1〜4及
び比較例1〜3において得られた油脂組成物をマーガリ
ン用油脂組成物として用い、次のような配合でマーガリ
ンを製造した。 <配合> 油脂 100重量部 グリセリン脂肪酸エステル 0.1重量部 レシチン 0.1重量部 水 20重量部
【0078】マーガリンの可塑性、風味を下記評価基準
で評価した。これらの結果を表4に示した。
【0079】 可塑性の評価;◎:非常に良好、○:良好、△:やや不
良、×:不良。 風味の評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:やや不
良、×:不良。
【0080】
【表4】
【0081】[ショートニング製造テスト]実施例1〜
4及び比較例1〜3において得られた油脂組成物をショ
ートニング用油脂組成物として用い、次のような配合で
ショートニングを製造した。
【0082】<配合> 油脂 100重量部 グリセリン脂肪酸エステル 0.1重量部 レシチン 0.1重量部
【0083】ショートニングの可塑性、風味を下記評価
基準で評価した。これらの結果を表5に示した。
【0084】 可塑性の評価;◎:非常に良好、○:良好、△:やや不
良、×:不良 風味の評価 ;◎:非常に良好、○:良好、△:やや不
良、×:不良
【0085】
【表5】
【0086】
【発明の効果】本発明のエステル交換油脂組成物は、酸
化安定性、熱安定性が良好で、本発明のエステル交換油
脂組成物を含有する油脂組成物や食品の口溶け、風味、
食感及び物性を良好なものとし、さらに油っぽくないも
のとすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11C 3/00 C11C 3/00 (72)発明者 丸銭 詔司 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4B026 DC01 DC06 DG01 DG11 DG20 DH01 4H059 BA33 BB02 BB03 BB06 BB07 BC03 BC13 BC48 CA06 CA34 CA35 DA02 EA02 EA03 EA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成脂肪酸として、炭素数18〜20の
    飽和脂肪酸を15〜60重量%、炭素数22の飽和脂肪
    酸を2〜20重量%含有することを特徴とするエステル
    交換油脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエステル交換油脂組成物
    を含有する油脂組成物。
  3. 【請求項3】 油相中に、上記エステル交換油脂組成物
    を5重量%以上含有する請求項2記載の油脂組成物。
  4. 【請求項4】 油相中に、オレイン酸を50重量%以上
    含有する請求項2又は3記載の油脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のエステル交換油脂組成
    物を含有する食品。
  6. 【請求項6】 炭素数18〜20の飽和脂肪酸を15重
    量%以上含有する油脂の中から選ばれた1種又は2種以
    上の油脂Aと、炭素数22の飽和脂肪酸を15重量%以
    上含有する油脂の中から選ばれた1種又は2種以上の油
    脂Bとを混合し、エステル交換反応することを特徴とす
    る請求項1記載のエステル交換油脂組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 炭素数22の飽和脂肪酸を15重量%以
    上含有する油脂の中から選ばれた1種又は2種以上の油
    脂Bと、融点が35℃未満の油脂の中から選ばれた1種
    又は2種以上の油脂Cとを混合し、エステル交換反応す
    ることを特徴とする請求項1記載のエステル交換油脂組
    成物の製造方法。
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