JP2003002660A - リチウムコバルト複合酸化物の製造方法 - Google Patents
リチウムコバルト複合酸化物の製造方法Info
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Abstract
気容量と優れた低温作動性を有する充放電サイクル耐久
性に優れた安全性の高い非水電解液二次電池用複合酸化
物を得る。 【解決手段】 重量平均粒径が1〜20μm及び比表面
積が2〜200m2/gであるオキシ水酸化コバルト粉
末と、重量平均粒径が1〜10μm及び比表面積が0.
1〜10m2/gの四三酸化コバルト粉末と、重量平均
粒径が1〜50μm及び比表面積が0.1〜10m2/
gである炭酸リチウム粉末とを、オキシ水酸化コバルト
粉末と四三酸化コバルト粉末のコバルトとの重量比を1
/4〜4/1の割合にて混合し、酸素含有雰囲気で焼成
してなる、重量平均粒径が5〜15μm及び比表面積が
0.15〜0.60m2/gであることを特徴とするリ
チウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物
の製造方法。
Description
の正極活物質として優れた特性を有する、改良されたリ
チウム二次電池用リチウムコバルト複合酸化物の製造方
法に関する。
化が進むにつれ、小型、軽量でかつ高エネルギー密度を
有する非水電解液二次電池に対する期待が高まってい
る。非水電解液二次電池用の活物質には、LiCo
O2、LiNiO2、LiNi0.8Co0 .2O2、LiMn2
O4、LiMnO2などのリチウムと遷移金属との複合酸
化物が知られている。
(LiCoO2)を正極活物質として用い、リチウム合
金や、グラファイト、カーボンファイバーなどのカーボ
ンを負極として用いたリチウム二次電池は、4V級の高
い電圧が得られるため、高エネルギー密度を有する電池
として広く使用されている。
によりその電池放電容量が徐々に減少するというサイク
ル特性の劣化の問題、あるいは安全性が不十分である等
の問題があった。また、重量容量密度及び体積容量密度
の点でもさらなる高密度化が求められている。
平10−1316号公報には、サイクル特性等の向上の
ため、コバルトの原子価が3価である水酸化コバルト、
オキシ水酸化コバルト等を水酸化リチウム水溶液中に分
散させた後、加熱処理する製造方法が提案されている。
は、コバルトの原子価が3価である三酸化二コバルト、
オキシ水酸化コバルト等を酸化リチウム等と250〜1
000℃で焼成することにより、高容量かつサイクル特
性のよい活物質とすることが提案されている。
には、四三酸化コバルトを出発原料とし、六方晶系であ
り、格子定数のC軸長が、14.045〜14.060
オングストロームであり、結晶子の(110)方向の回
折ピーク半値幅の値が0.070〜0.180度であるL
iCoO2を正極活物質とすることにより、二次電池の
過充電安全性を向上させることが提案されている。
oO2を正極活物質に用いたリチウム二次電池におい
て、これら従来の技術では、高温貯蔵安定性、サイクル
特性、重量容量密度、体積容量密度、安全性、及び量産
が容易性の点で、今なお十分に満足するものがいまだ得
られていないのが実情であり、本発明はこれらを更に改
善し、優れた特性を有するリチウム二次電池用六方晶系
リチウムコバルト複合酸化物の新規な製造方法を提供す
ることを目的とする。
鋭意検討した結果、特定の2種類のコバルト原料を用
い、これらを好ましくは特定の条件下に混合、焼成して
製造される特定の物性を有する六方晶系リチウムコバル
ト複合酸化物は、リチウム二次電池の正極活物質として
用いた場合に、大きな容量密度を有するとともに、特段
に優れた高温保存安定性、サイクル特性、重量容量密
度、体積容量密度及び安全性が得られることを見出し
た。
る。 (1)重量平均粒径が1〜20μm及び比表面積が2〜
200m2/gであるオキシ水酸化コバルト粉末と、重
量平均粒径が1〜10μm及び比表面積が0.1〜10
m2/gの四三酸化コバルト粉末と、重量平均粒径が1
〜50μm及び比表面積が0.1〜10m2/gである
炭酸リチウム粉末とを、オキシ水酸化コバルト粉末と四
三酸化コバルト粉末のコバルト重量比を1/4〜4/1
の割合にて混合し、酸素含有雰囲気で焼成してなる、重
量平均粒径が5〜15μm及び比表面積が0.15〜
0.60m2/gであることを特徴とするリチウム二次
電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物の製造方
法。 (2)上記オキシ水酸化コバルト粉末と四三酸化コバル
ト粉末のコバルト重量比が1/2〜2/1である上記
(1)に記載のリチウム二次電池用六方晶系リチウムコ
バルト複合酸化物の製造方法。 (3)前記リチウムコバルト複合酸化物に含まれるコバ
ルトが、原子比でその1%以下が周期表4族または5族
の元素で置換されている上記(1)又は(2)に記載の
リチウムコバルト複合酸化物の製造方法。 (4)アルカリ含有量が0.03質量%未満であること
を特徴とする上記(1)、(2)又は(3)に記載のリ
チウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物
の製造方法。 (5)前記アルカリ含有量のうち、水酸化リチウム含有
量は0.005質量%未満である上記(1)〜(4)の
いずれか一つに記載のリチウム二次電池用六方晶系リチ
ウムコバルト複合酸化物の製造方法。 (6)前記リチウムコバルト複合酸化物が、CuKαを
線源とするX線回折によって測定される2θ=66.5
±1°の(110)面回折ピーク半値幅が0.070〜
0.120°である上記(1)〜(5)のいずれか1つ
に記載のリチウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト
複合酸化物の製造方法。 (7)前記混合物の酸素含有雰囲気下での焼成を850
〜1070℃で4〜60時間で行う上記(1)〜(6)
のいずれか1つに記載のリチウム二次電池用六方晶系リ
チウムコバルト複合酸化物の製造方法。 (8)上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載のリチ
ウムコバルト複合酸化物を含有するリチウム二次電池用
正極活物質。
晶系リチウムコバルト複合酸化物は、酸化コバルトとオ
キシ水酸化コバルトの両者の混合物をコバルト原料にす
ることを特徴とし、かつ重量平均粒径が5〜15μm、
比表面積が0.15〜0.60m2/g、アルカリ含有
量が0.03質量%未満である特徴を有する。特に、本
発明では、六方晶系リチウムコバルト複合酸化物が重量
平均粒径が特定の範囲であり、かつ該複合酸化物中の残
存アルカリ量と比表面積がいずれも低い組み合わせが、
該複合酸化物をリチウム電池の正極にした場合における
高温貯蔵後の容量維持率の低下に効果に寄与することを
見出した。その作用機構は明らかではないが、六方晶系
リチウムコバルト複合酸化物中の残存アルカリ量の増大
により、正極のコバルト原子が部分的に高酸化状態にな
るとともに、比表面積の増大によっても反応面積が増加
し、充電状態での正極の表面がより活性となり、正極上
で電解液中の溶媒の分解が起こり、炭酸ガス等の発生が
起こることが容量維持率低下の原因と考えられる。
で粒度分布を求め、全質量を100%とした累積カーブ
において、その累積カーブが50%となる点の粒径であ
る。これを質量基準累積50%径ともいう(例えば、化
学工学便覧「改定5版」(化学工学会編)p220〜2
21の記載参照)。粒径の測定は、水等の媒体に超音波
処理等で充分分散させて粒度分布測定する(例えば、日
機装株式会社製マイクロトラックHRAX−100等を
用いる)ことにより行う。
複合酸化物の重量平均粒径は、上記のように5〜15μ
mを有する。重量平均粒径が5μm未満であると、緻密
かつ強固な電極層を形成することが困難となり、一方、
15μmを超えると、電極表面の平滑性を保ちにくくな
るので好ましくない。特に好ましい重量平均粒径は、7
〜12μmである。
素吸着によるBET法で求めた数値を意味する。本発明
における六方晶系リチウムコバルト複合酸化物の比表面
積は上記のように0.15〜0.60m2/gをゆうす
る。比表面積はが0.15m2/g未満であると充放電
サイクル耐久性が低下したり、大電流充放電特性が低下
するので好ましくない。比表面積が0.6m2/gを超
えると安全性や高温貯蔵安定性が低下するので好ましく
ない。特に好ましい比表面積は0.2〜0.4m 2/g
である。
複合酸化物の残存アルカリ量は、該複合酸化物活物質粉
末を純水に投入し、抽出されたアルカリ分を塩酸で中和
滴定して得られる当量数から求められるもので、複合酸
化物単位重量当りの水酸化リチウムと炭酸リチウムの合
計の質量基準の含有量を意味する。なお、ここでいう水
酸化リチウムには、酸化リチウムとして存在するアルカ
リも含まれる。それぞれの含有率は所謂Warder法
として知られるところの逐次滴定法により定量できる。
これを具体的に記述すると、乾燥した試料約10gを精
秤し、100mlのビーカーにいれ、50mlの純水を
加え、ビーカー内を窒素ガスで置換した後、約1時間マ
グネチックスタラーで攪拌し、30分放置後、3500
回転で遠心沈降せしめ、上澄み液30mlをサンプリン
グし、1/10規定塩酸でpH8.0までに中和するの
に要した酸当量と、さらにpH4.0まで中和するのに
要した酸当量から、炭酸リチウム当量と水酸化リチウム
当量を求め、両者のアルカリ当量数から水酸化リチウム
と炭酸リチウムの合計を重量含有率として求める。
リチウムコバルト複合酸化物の製造方法で使用されるオ
キシ水酸化コバルト粉末、四三酸化コバルト及び炭酸リ
チウム粉末の有する重量平均粒径や比表面積の大きさ、
その混合比率、混合物の焼成温度、時間などにより制御
される。上記残存アルカリ量が0.03質量%以上であ
ると、高温貯蔵後の容量維持率が低下したり、高温下で
の充放電サイクル耐久性が乏しくなるので好ましくな
い。pH8.0までの中和では残存水酸化リチウムと炭
酸リチウムを分別して定量できないので電池性能との相
関が乏しいので好ましくない。本発明において、好まし
い残存アルカリ量は0.02質量%未満であり、特に好
ましい残存アルカリ量は0.01質量%未満である。本
発明においては、高温貯蔵後の容量維持率と高温下での
充放電サイクル耐久性には、残存アルカリ量でも、水酸
化リチウムの残存量の影響が大きいことがわかった。水
酸化リチウムの残存量は0.005質量%以下、なかで
も0.001質量%以下が好ましい。また、炭酸リチウ
ム量は0.02質量%以下、なかでも炭酸リチウム量は
0.01質量%以下が好ましい。
ルト複合酸化物は、CuKαを線源とするX線回折によ
って測定される2θ=66.5±1°の(110)面回
折ピーク半値幅が0.070〜0.120°である場
合、リチウム電池の正極活物質として優れた特性を示す
ため特に好ましい。かかる(110)面回折ピーク半値
幅は、リチウム含有複合酸化物の特定方向の結晶子径を
反映し、結晶子径は小さいほど、半値幅が大きくなる関
係にあると思われる。本発明において、半値幅とはピー
ク高さの2分の1におけるピーク幅を意味する。
記(110)面回折ピーク半値幅は、リチウムコバルト
複合酸化物の製造方法で使用されるオキシ水酸化コバル
ト粉末及び炭酸リチウム粉末の有する重量平均粒径や比
表面積の大きさ、その混合比率、混合物の焼成温度、時
間などにより制御される。上記(110)面回折ピーク
半値幅が0.070°未満であると、正極活物質として
用いた二次電池の充放電サイクル耐久性、初期容量、平
均放電電圧、あるいは安全性が低下するので好ましくな
い。また、(110)面の回折ピーク半値幅が0.12
0°を超えると二次電池の初期容量、安全性が低下する
ので好ましくない。特に好ましい回折ピーク半値幅は
0.080〜0.110°である。
晶系リチウムコバルト複合酸化物は特定の大きさの重量
平均粒径及び比表面積を有するオキシ水酸化コバルト粉
末及び四三酸化コバルト粉末と、炭酸リチウム粉末と
を、オキシ水酸化コバルト粉末と四三酸化コバルト粉末
のコバルト重量比を特定の割合にて混合し、該混合物を
酸素含有雰囲気で焼成することにより製造される。
特定の性状のオキシ水酸化コバルトと特定の性状の四三
酸化コバルトからなる2種類のものを用いることによ
り、単独のコバルト原料を用いた場合からは想定できな
い、特段に電池特性のバランスに優れた正極活物質が製
造できることが見出された。即ち、本発明で得られる正
極活物質はそれぞれ単独のコバルト原料を用いた場合の
相加的に得られる特性値よりも相乗的な特性値である優
れた電池性能が得られる。ここで、電池性能とは高い充
放電サイクル耐久性、過充電時の緩慢な発熱性及び高い
電極密度達成を発現する高い充填プレス密度を同時に満
足することを意味する。
料を併用することにより何故に上記の優れた効果が得ら
れるかについてメカニズムは必ずしも明らかでない。し
かし、オキシ水酸化コバルトと四三酸化コバルトと炭酸
リチウムとの反応を熱重量分析法及びDSC分析法によ
り調べたところ、オキシ水酸化コバルトのリチウム化反
応は、化学量論上約250℃から始まり約500℃でリ
チウム化反応がほぼは終了するのに対し、四三酸化コバ
ルトのリチウム化反応は約600℃で反応が始まり、約
750℃で反応が終了するという顕著な反応温度域の差
があることが判明した。従って、かかる2種類のコバル
ト原料を混合してリチウム化を行うと単独の原料を用い
た場合に較べて正極粒子構造が特異な微構造をとること
が予想される。その結果、例えばX線回折上同じ半値幅
であっても、実際は結晶径に分布が発生するため等によ
り、電池特性に相乗的優れた効果が発現されるものと思
われる。
される、オキシ水酸化コバルト粉末は、重量平均粒径が
1〜20μm、比表面積が2〜200m2/gを有し、
四三酸化コバルト粉末は、重量平均粒径が1〜10μ
m、比表面積が0.1〜10m 2/g、かつ炭酸リチウ
ム粉末は重量平均粒径1〜50μm、比表面積が0.1
〜10m2/gを有する。
重量平均粒径が1μm未満であると、電池の安全性が低
下したり、正極電極層の充填密度が低下する結果、体積
当たりの容量が低下するので好ましくない。また、オキ
シ水酸化コバルトの重量平均粒径が20μmを超える
と、初期容量が低下したり、二次電池の大電流での放電
特性が低下するので好ましくない。オキシ水酸化コバル
トの特に好ましい重量平均粒径は4〜15μmである。
比表面積が2m2/g未満であると、大電流での放電容
量が低下するので好ましくない。また、オキシ水酸化コ
バルトの比表面積が200m2/gを超えると、正極電
極層の充填密度が低下する結果、体積当たりの容量が低
下するので好ましくない。オキシ水酸化コバルトの特に
好ましい比表面積は20〜100m2/gである。
で入手される場合があるが、かかる場合は比表面積の測
定が困難である。そのため、本発明におけるオキシ水酸
化コバルトの比表面積は、含水オキシ水酸化コバルトの
場合は含水物を120℃にて16時間乾燥脱水した後の
粉末についての比表面積を意味する。また、本発明にお
いて、含水オキシ水酸化コバルトを用いる場合は、あら
かじめ乾燥して用いることが好ましく、例えば120℃
で16時間乾燥した後、その粉体を用いるのが好まし
い。
重量平均粒径が1μm未満であると、電池の安全性が低
下したり、正極電極層の充填密度が低下する結果、体積
当たりの容量が低下するので好ましくない。また、四三
酸化コバルト粉末の重量平均粒径が10μmを超える
と、初期容量が低下したり、二次電池の大電流での放電
特性が低下するので好ましくない。四三酸化コバルト粉
末の特に好ましい重量平均粒径は3〜8μmである。
比表面積が0.1m2/g未満であると、大電流での放
電容量が低下するので好ましくない。また、四三酸化コ
バルト粉末の比表面積が10m2/gを超えると、正極
電極層の充填密度が低下する結果、体積当たりの容量が
低下するので好ましくない。四三酸化コバルト粉末の特
に好ましい比表面積は1〜5m2/gである。
粒径が1μm未満であると粉体の嵩密度が低下し、量産
時の生産性が低下するので好ましくない。また、炭酸リ
チウムの重量平均粒径が50μmを超えると、初期容量
が低下するので好ましくない。炭酸リチウムの特に好ま
しい重量平均粒径は5〜30μmである。また、炭酸リ
チウムの比表面積が0.1m2/g未満であると、単位
重量当たりの初期放電容量が低下するので好ましくな
い。また、炭酸リチウムの比表面積が10m2/gを超
えると、正極電極層の充填密度が低下する結果、体積当
たりの容量が低下するので好ましくない。炭酸リチウム
の特に好ましい比表面積は0.3〜3m2/gである。
ト粉末と四三酸化コバルト粉末のコバルト質量比は、1
/4〜4/1の割合にて混合することが必要である。か
かる割合が、1/4未満であると電極層の密度が低下し
体積容量密度が低下したり、充放電サイクル耐久性が低
下するので好ましくない。一方、かかる割合が4/1を
超える場合、過充電安全性及び充放電サイクル耐久性が
低下するので好ましくない。オキシ水酸化コバルト粉末
と四三酸化コバルト粉末のコバルト質量比は、1/2〜
2/1が特に好ましい。
粉末と、四三酸化コバルト粉末と、炭酸リチウム粉末と
を乾式混合後、好ましくは、850〜1070℃で4〜
60時間、酸素含有雰囲気で焼成する。この場合、湿式
混合は生産性が低いので好ましくない。焼成温度が85
0℃未満であると、安全性が低下したり、充放電サイク
ル耐久性が低下するので好ましくない。焼成温度が10
70℃を超えると、初期容量が低下したり、安全性が低
下するので好ましくない。特に好ましい焼成温度は95
0〜1050℃である。また、焼成時間が4時間未満で
あると、量産時に焼成状態が不均一になり特性にバラツ
キを生じ易いので好ましくない。一方、60時間以上で
あると生産性が低下するので好ましくない。特に好まし
くは8〜20時間の焼成時間が採用される。この焼成は
酸素含有雰囲気下で行なうことが必要である。酸素濃度
は10〜100体積%であり、特に好ましくは19〜5
0体積%である。酸素濃度が低いと活物質の電池性能が
低下するので好ましくない。
量を維持しつつ、従来の活物質より高い安全性、充放電
サイクル耐久性が優れている。本発明によるリチウムコ
バルト複合酸化物のなかでも、リチウム複合酸化物の充
填プレス密度が2.90〜3.35g/cm3である活
物質が、正極の電極層における単位体積当たりの容量密
度を高くできるので好ましい。本発明において、充填プ
レス密度とは、リチウム複合酸化物粉末を0.3t/c
m2の荷重でプレスしたときのプレス成形体の見掛け密
度を意味する。
未満であると、塗工・プレス時の正極電極層の密度が低
下する結果、体積当たりの容量が低下するので好ましく
ない。充填プレス密度が3.35g/cm3を超える
と、電池の高電流密度での容量発現性が低下するので好
ましくない。リチウム複合酸化物の充填プレス密度は
3.05〜3.25g/cm3が特に好ましい。
バルト複合酸化物では、そこに含まれるコバルトの原子
比の1モル%以下、好ましくは、0.05〜0.5モル
%を周期表4族又は5族の元素で置換することもでき
る。かかる場合には、得られる六方晶系リチウムコバル
ト複合酸化物を正極活物質とするリチウム電池の内部抵
抗が低下し、大電流での充放電特性を向上できるので大
電流放電用途の電池には好ましい。周期表4族又は5族
の元素としては、Ti、Nb、Ta又はZrが特に好ま
しい。上記の置換が1モル%以上であると電池の初期容
量が低下するので好ましくない。
の元素化合物を添加する場合に使用される原料化合物の
例としては、水酸化物、酸化物、塩化物、硝酸塩、硫酸
塩、有機酸塩等が挙げられる。化合物が、水溶性の塩で
ある場合は、金属塩水溶液を上記して製造の過程におい
て、オキシ水酸化コバルトと四三酸化コバルト粉末と炭
酸リチウムの粉末混合物に、スプレー噴霧することによ
り混合添加できる。水酸化物や酸化物のような難水溶性
化合物である場合は、周期表4族又は5族の元素の水酸
化物や酸化物の微粉末を混合すればよい。
チウムコバルト複合酸化物からリチウム電極の正極を製
造する場合、該複合酸化物の粉末に、アセチレンブラッ
ク、黒鉛、ケッチエンブラック等のカーボン系導電材と
結合材を混合することにより正極合剤を形成する。結合
材には、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリアミド、カルボキシメチルセルロース、ア
クリル樹脂等が用いられる。上記正極合剤及び該合剤中
の結合材の溶媒または分散媒からなる、スラリーまたは
混練物をアルミニウム箔、ステンレス箔等の正極集電体
に塗布/担持させて正極板とする。セパレータには多孔
質ポリエチレンフィルム、多孔質ポリプロピレンフィル
ム等が使用される。
化物を正極活物質として用いるリチウム電池において、
電解質溶液の溶媒としては炭酸エステルが好ましい。炭
酸エステルは環状、鎖状いずれも使用できる。環状炭酸
エステルとしてはプロピレンカーボネート、エチレンカ
ーボネート(EC)等が例示される。鎖状炭酸エステル
としてはジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート
(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、メ
チルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボ
ネート等が例示される。
たは2種以上を混合して使用できる。また、他の溶媒と
混合して使用してもよい。また、負極活物質の材料によ
っては、鎖状炭酸エステルと環状炭酸エステルを併用す
ると、放電特性、サイクル耐久性、充放電効率が改良で
きる場合がある。
ヘキサフルオロプロピレン共重合体(例えばアトケム社
カイナー)、あるいはフッ化ビニリデン−パーフルオロ
プロピルビニルエーテル共重合体を添加し、下記の溶質
を加えることによりゲルポリマー電解質としても良い。
しては、ClO4−、CF3SO3−、BF4−、PF
6−、AsF6−、SbF6−、CF3CO2−、(CF3S
O2)2N−等をアニオンとするリチウム塩のいずれか1
種以上を使用することが好ましい。上記の電解質溶液ま
たはポリマー電解質中の溶質(例えば上記のリチウム
塩)は0.2〜2.0mol/l(リットル)の濃度と
するのが好ましい。この範囲を逸脱すると、イオン伝導
度が低下し、電解質の電気伝導度が低下する。より好ま
しくは0.5〜1.5mol/lが選定される。また、
いわゆるリチウムイオン導電性の常温溶融塩を電解液と
して用いても良い。常温溶融塩としては、トリメチルプ
ロピルアンモニウムービス(トリフルオロメタンースル
フォニル)イミド−リチウム塩や、1−エチルー3−イ
ミダゾリウム−BF4塩等が例示される。
いて、負極活物質には、リチウムイオンを吸蔵、放出可
能な材料が用いられる。この負極活物質を形成する材料
は、この性質を有するものであれば特に限定されない
が、例えばリチウム金属、リチウム合金、炭素材料、周
期表14、15族の金属を主体とした酸化物、炭素化合
物、炭化ケイ素化合物、酸化ケイ素化合物、硫化チタ
ン、炭化ホウ素化合物等が挙げられる。
機物を熱分解したものや人造黒鉛、天然黒鉛、土壌黒
鉛、膨張黒鉛、鱗片状黒鉛等を使用できる。また、酸化
物としては、酸化スズを主体とする化合物が使用でき
る。負極集電体としては、銅箔、ニッケル箔等が用いら
れる。
池における正極及び負極は、活物質を有機溶媒と混練し
てスラリーとし、該スラリーを金属箔集電体に塗布、乾
燥、プレスして得ることが好ましい。本発明のリチウム
電池の形状には特に制約はない。シート状(いわゆるフ
イルム状)、折り畳み状、巻回型有底円筒形、ボタン形
等が好ましく挙げられ、用途に応じて選択される。
応性は次のようにして評価した。即ち、評価すべき正極
粉末を用いて正極板を製作し、リチウムを負極として平
行板単極セルを組み立て、4.9Vまで過充電を行い、
不活性ガス雰囲気内で解体し、充電後の正極体シートを
取り出し、その正極体シートを溶媒で洗滌後、その一定
重量を、ECとともにアルミカプセルに密閉し、走査型
差動熱量計にて5℃/分の速度で昇温して発熱の開始す
る温度と発熱の終了する温度を測定し、過充電時の発熱
所要時間を求めた。発熱所要時間が短いことは急激に発
熱が起こることを意味し、現実の積層型あるいは円筒型
リチウムイオン電池においては反応熱が電池内部に蓄積
され、外部に熱放出する速度に制約があるため、正極上
での電解液の酸化分解にともない発生する急激な発熱に
より、安全弁の作動を待たずに電池が破裂するおそれが
あるので発熱所要時間は長い方が過充電安全性が高いこ
とを意味する。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されない。 [実施例1]重量平均粒径14μmかつ比表面積が45
m2/gのオキシ水酸化コバルト粉末と、重量平均粒径
3.5μmかつ比表面積が1.0m2/gの四三酸化コ
バルト粉末と重量平均粒径15μmかつ比表面積が1.
1m2/gの炭酸リチウム粉末とを混合した。オキシ水
酸化コバルト粉末と四三酸化コバルト粉末の混合比はコ
バルト質量比で1:1とした。これら3種の粉末を乾式
混合した後、空気に酸素ガスを添加することにより酸素
濃度を28体積%とした雰囲気にて、1000℃で16
時間焼成し、粉砕した。
RINT 2100型X線回折装置を用いてX線回折ス
ペクトルを得た。CuKα線を使用したこの粉末X線回
折において、2θ=66.5±1°付近の(110)面
の回折ピーク半値幅は0.103°であった。このリチ
ウムコバルト複合酸化物粉末を0.3t/cm2でプレ
スし、その体積と重量から充填プレス密度を求めたとこ
ろ、3.12g/cm 3であった。また、重量平均粒径
は、9.5μm、BET法で求めた比表面積は0.45
m2/gであった。
秤し、100mlのビーカーにいれ、50mlの純水を
加え、ビーカー内を窒素ガスで置換した後、約1時間マ
グネチックスタラーで攪拌し、30分放置後、3500
回転で遠心沈降せしめ、上澄み液30mlをサンプリン
グし、1/10規定塩酸でpH8.0までに中和するの
に要した酸当量と、さらにpH4.0まで中和するのに
要した酸当量から、残存炭酸リチウム含量と、残存水酸
化リチウム含量をもとめ、残存アルカリ重量含有率とし
て求めた。その結果、活物質中のアルカリ含量は0.0
28質量%であり残存水酸化リチウム含量は0.002
質量%、残存炭酸チリウム含量は0.026質量%であ
った。
アセチレンブラックと、ポリテトラフルオロエチレン粉
末とを80/16/4の重量比で混合し、トルエンを添
加しつつ混練、乾燥し、厚さ150μmの正極板を作製
した。そして、厚さ20μmのアルミニウム箔を正極集
電体とし、セパレータには厚さ25μmの多孔質ポリプ
ロピレンを用いた。厚さ500μmの金属リチウム箔を
負極に用い、負極集電体にニッケル箔20μmを使用
し、電解液には1M LiPF6/EC+DEC(1:
1)を用いてステンレス製簡易密閉セル型電池をアルゴ
ングローブボックス内で2個組み立てた。
て正極活物質1gにつき75mAの負荷電流で4.3V
まで充電し、正極活物質1gにつき75mAの負荷電流
にて2.5Vまで放電して初期放電容量を求めた。さら
に、この電池について、引き続き充放電サイクル試験を
30回行なった。その結果、25℃、2.5〜4.3V
における初期放電容量は150mAh/gであり、30
回充放電サイクル後の容量維持率は96.7%であっ
た。
正極活物質1gにつき37.5mAの負荷電流で4.9
Vまで過充電を行い、アルゴングローブボックス内で解
体し、充電後の正極体シートを取り出し、その正極体シ
ートを溶媒で洗滌後、径3mmに打ち抜き、ECととも
にアルミカプセルに密閉し、走査型差動熱量計にて5℃
/分の速度で昇温して発熱の開始する温度と発熱の終了
する温度を測定し、過充電時の発熱所要時間を求めた。
その結果、その発熱所要時間は12.6分であった。
レンブラックと、PVDFバインダとを90/5/5の
重量比で混合し、NMPを媒体として混合して塗工スラ
リーを調製し、これをドクターブレードにより20μの
アルミニウム箔上に塗工したのち熱風乾燥してNMPを
除去し、ロールプレス圧延を行い正極電極シートを作製
した。また、セパレータには厚さ25μmの多孔質ポリ
プロピレンを用いた。厚さ500μmの金属リチウム箔
を負極に用い、負極集電体にニッケル箔20μmを使用
し、電解液には1M LiPF6/EC+DEC(1:
1)を用いてステンレス製簡易密閉セル型電池をアルゴ
ングローブボックス内で組み立てた。この電池を用い、
25℃にて正極活物質1gにつき75mAの負荷電流で
4.3Vまで充電し、正極活物質1gにつき75mAの
負荷電流にて2.5Vまで放電し、再度75mAの負荷
電流で4.3Vまで充電し、25℃における10mHz
〜100KHzにおける交流インピーダンスを測定し
た。その結果セルの交流インピーダンスは12.5Ωで
あった。
四三酸化コバルト粉末の混合比はコバルト質量比で2:
1とした他は実施例1と同様な条件でLiCoO2粉末
を合成した。実施例1と同様にして求めた(110)面
の回折ピーク半値幅は0.101°であった。また、ま
た、重量平均粒径は、9.6μm、BET法で求めた比
表面積は0.48m2/gであった。
求めたところ、3.16g/cm3であった。また、実
施例1と同様にして求めた活物質中のアルカリ含量は
0.030質量%であった。残存水酸化リチウム含量は
0.002質量%、残存炭酸チリウム含量は0.028
質量%であった。実施例1と同様にして初期容量と容量
維持率を求めた結果、初期放電容量は150mAh/g
であり、30回充放電サイクル後の容量維持率は96.
8%であった。実施例1と同様にして求めた過充電時の
発熱所要時間は12.0分であった。
四三酸化コバルト粉末の混合比はコバルト質量比で1:
2とした他は実施例1と同様な条件でLiCoO2粉末
を合成した。また、重量平均粒径は、9.5μm、BE
T法で求めた比表面積は0.42m2/gであった。実
施例1と同様にして求めた(110)面の回折ピーク半
値幅は0.104°であった。実施例1と同様にして、
充填プレス密度を求めたところ、3.08g/cm3で
あった。
中のアルカリ含量は0.024質量%であった。残存水
酸化リチウム含量は0.001質量%、残存炭酸チリウ
ム含量は0.023質量%であった。実施例1と同様に
して初期容量と容量維持率を求めた結果、初期放電容量
は149mAh/gであり、30回充放電サイクル後の
容量維持率は96.2%であった。実施例1と同様にし
て求めた過充電時の発熱所要時間は13.3分であっ
た。
表面積が45m2/gのオキシ水酸化コバルト粉末と、
重量平均粒径3.5μmかつ比表面積が1.0m2/g
の四三酸化コバルト粉末と、重量平均粒径15μmかつ
比表面積が1.1m2/gの炭酸リチウム粉末と平均粒
径0.15μmかつ比表面積が5.3m2/gの酸化ニ
オブNb2O 5粉末とを混合した。オキシ水酸化コバルト
粉末と四三酸化コバルト粉末の混合比はコバルト重量比
で1:1とした。これら4種の粉末を乾式混合した後、
空気に酸素ガスを添加することにより酸素濃度を28体
積%とした雰囲気下、1010℃にて16時間焼成、粉
砕した。
の回折ピーク半値幅は0.110°であった。また、重
量平均粒径は、9.7μm、BET法で求めた比表面積
は0.47m2/gであった。実施例1と同様にして、
充填プレス密度を求めたところ、3.15g/cm3で
あった。また、実施例1と同様にして求めた活物質中の
アルカリ含量は0.028質量%であった。残存水酸化
リチウム含量は0.001質量%、残存炭酸チリウム含
量は0.025質量%であった。実施例1と同様にして
初期容量と容量維持率を求めた結果、初期放電容量は1
50mAh/gであり、30回充放電サイクル後の容量
維持率は97.0%であった。実施例1と同様にして求
めた交流インピーダンスは9.5Ωであった。
表面積が45m2/gのオキシ水酸化コバルト粉末と、
重量平均粒径3.5μmかつ比表面積が1.0m2/g
の四三酸化コバルト粉末と、重量平均粒径15μmかつ
比表面積が1.1m2/gの炭酸リチウム粉末と、平均
粒径0.22μmかつ比表面積が9m2/gのアナター
ゼ型二酸化チタン粉末とを混合した。オキシ水酸化コバ
ルト粉末と四三酸化コバルト粉末の混合比はコバルト重
量比で1:1とした。これら4種の粉末を乾式混合した
後、空気に酸素ガスを添加することにより酸素濃度を2
8体積%とした雰囲気下、1000℃にて16時間焼成
し、粉砕した。
成はLiCo0.998Ti0.002O2であった。また、重量
平均粒径は、9.7μm、BET法で求めた比表面積は
0.47m2/gであった。実施例1と同様にして求め
た(110)面の回折ピーク半値幅は0.108°であ
った。実施例1と同様にして、充填プレス密度を求めた
ところ、3.14g/cm3であった。
中のアルカリ含量は0.020質量%であった。残存水
酸化リチウム含量は0.001質量%、残存炭酸チリウ
ム含量は0.019質量%であった。実施例1と同様に
して初期容量と容量維持率を求めた結果、初期放電容量
は150mAh/gであり、30回充放電サイクル後の
容量維持率は97.3%であった。実施例1と同様にし
て求めた交流インピーダンスは9.8Ωであった。
酸化コバルトを用いずに、重量平均粒径3.5μmかつ
比表面積が1.0m2/gの四三酸化コバルト粉末のみ
と重量平均粒径15μmかつ比表面積が1.1m2/g
の炭酸リチウム粉末とを混合し実施例1と同様な条件で
LiCoO2粉末を合成した。このようにして得たLi
CoO2粉末を用いた他は、実施例1と同様にして求め
た(110)面の回折ピーク半値幅は0.109°であ
った。実施例1と同様にして、充填プレス密度を求めた
ところ、2.84g/cm3であった。また、重量平均
粒径は、9.5μm、BET法で求めた比表面積は0.
40m2/gであった。
中のアルカリ含量は0.024質量%であった。残存水
酸化リチウム含量は0.001質量%、残存炭酸チリウ
ム含量は0.023質量%であった。実施例1と同様に
して初期容量と容量維持率を求めた結果、初期放電容量
は147mAh/gであり、30回充放電サイクル後の
容量維持率は94.1%であった。実施例1と同様にし
て求めた過充電時の発熱所要時間は13.5分であっ
た。
コバルト粉末を用いずに、重量平均粒計14μmかつ比
表面積が45m2/gのオキシ水酸化コバルト粉末のみ
と重量平均粒径15μmかつ比表面積が1.1m2/g
の炭酸リチウム粉末とを混合し実施例1と同様な条件で
LiCoO2粉末を合成した。このようにして得たLi
CoO2粉末を用いた他は、実施例1と同様にして求め
た(110)面の回折ピーク半値幅は0.110°であ
った。実施例1と同様にして、充填プレス密度を求めた
ところ、3.19g/cm3であった。また、重量平均
粒径は、9.6μm、BET法で求めた比表面積は0.
49m2/gであった。
中のアルカリ含量は0.030質量%であった。残存水
酸化リチウム含量は0.002質量%、残存炭酸リチウ
ム含量は0.028質量%であった。実施例1と同様に
して初期容量と容量維持率を求めた結果、初期放電容量
は150mAh/gであり、30回充放電サイクル後の
容量維持率は96.0%であった。実施例1と同様にし
て求めた過充電時の発熱所要時間は9.0分であった。
ム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物を正
極活物質に用いることにより、広い電圧範囲での使用を
可能とし、大きな電気容量と優れた過充電安全性を有す
る充放電サイクル耐久性に優れた安全性の高い非水電解
液二次電池が得られる。
Claims (8)
- 【請求項1】重量平均粒径が1〜20μm及び比表面積
が2〜200m2/gであるオキシ水酸化コバルト粉末
と、重量平均粒径が1〜10μm及び比表面積が0.1
〜10m2/gの四三酸化コバルト粉末と、重量平均粒
径が1〜50μm及び比表面積が0.1〜10m2/g
である炭酸リチウム粉末とを、オキシ水酸化コバルト粉
末と四三酸化コバルト粉末のコバルトとの重量比を1/
4〜4/1の割合にて混合し、酸素含有雰囲気で焼成し
てなる、重量平均粒径が5〜15μm及び比表面積が
0.15〜0.60m2/gであることを特徴とするリ
チウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物
の製造方法。 - 【請求項2】上記オキシ水酸化コバルト粉末と四三酸化
コバルト粉末のコバルト重量比が1/2〜2/1である
請求項1に記載のリチウム二次電池用六方晶系リチウム
コバルト複合酸化物の製造方法。 - 【請求項3】前記リチウムコバルト複合酸化物に含まれ
るコバルトが、原子比でその1%以下が周期表4族また
は5族の元素で置換されている請求項1又は2に記載の
リチウムコバルト複合酸化物の製造方法。 - 【請求項4】アルカリ含有量が0.03質量%未満であ
ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のリチウ
ム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物の製
造方法。 - 【請求項5】前記アルカリ含有量のうち、水酸化リチウ
ム含有量は0.005質量%未満である請求項1〜4の
いずれか一つに記載のリチウム二次電池用六方晶系リチ
ウムコバルト複合酸化物の製造方法。 - 【請求項6】前記リチウムコバルト複合酸化物が、Cu
Kαを線源とするX線回折によって測定される2θ=6
6.5±1°の(110)面回折ピーク半値幅が0.0
70〜0.120°である請求項1〜5のいずれか1つ
に記載のリチウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト
複合酸化物の製造方法。 - 【請求項7】前記混合物の酸素含有雰囲気下での焼成を
850〜1070℃で4〜60時間で行う請求項1〜6
のいずれか1つに記載のリチウム二次電池用六方晶系リ
チウムコバルト複合酸化物の製造方法。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれか1つに記載のリチ
ウムコバルト複合酸化物を含有するリチウム二次電池用
正極活物質。
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