JP2002540260A - オレフィンの重合 - Google Patents
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Abstract
Description
する触媒組成物は、オレフィンの重合において重要度を増して得る。この触媒組
成物により、重合体の分子量分布が狭くなり、その結果、特に好ましい機械特性
が得られる。この片面部位触媒の中で、これまでメタロセン触媒が工業上特に重
要であるとされてきた。この触媒のシクロペンタジエニル配位子で適当に置換す
ると、ポリマーの性質に影響を与えることができる。しかしながら、多くのメタ
ロセン触媒は、多段階合成でしか得ることができないので、オレフィン重合にお
いてかなりのコスト要因となる。
ら公知であった。これの多くは、簡易且つ安価に製造可能である。これの配位子
を金属イオンに良好に配位させて、安定な錯体を形成する。この錯体の中には、
独特の化学及び物理特性を有しているものもある。ここで特に興味があるのは、
配意された配位子の安定性が高いこと、即ち、ポテンシャル重合活性錯体に適当
な配位子組成物を選択する際に重要な見方である(G. J. P. Britovsek, V. C.
Gibson, D. F. Wass, Angew. Chem. 1999, 111, 448〜468頁)。従って、N,N
’,N”−トリアルキル−1,4,7−トリアザシクロノナンロジウム化合物(
Wang and Flood, Organomet. 15, (1996), 491〜498頁)及び−クロム化合物(G
. P. Stahley et al., Acta Crystall. C51, (1995), 18〜20頁)がエテンを重
合又はオリゴマー化させるであろうということは公知である。しかしながら、重
合速度は極めて遅い。
位子に導入することにより、相応する金属錯体の性質に重要な変更を与えること
ができる。従って、別の配位子の酸化還元電位又は配位挙動における変化が、結
果として観察された(T. Kaden, Topics Curr, Chem. 121, (1984), 157〜179頁
)。この種類の錯体を、ここで、オレフィンの重合に使用する。
ある触媒組成物を基にしたオレフィンの重合法を見出すことにある。
の大環状配位子との錯体、及び (B)必要により、1種以上の活性剤化合物、 を含む触媒の存在下でオレフィンを重合する方法により達成されることを見出し
た。
させることができる。この供与体基を荷電不可能又はアニオン性とすることがで
き、且つこれは周期表15〜16族のヘテロ原子を含むか(1985年のIUP
ACの提案に定義されている)、又はカルバニオンであることが可能である。こ
の供与体をブリッジ(架橋)により大環状配位子に結合させて、炭素又はケイ素
を含み且つ置換されていても良い架橋構成員1〜8個、好ましくは1〜3個が直
接結合を形成するが、この場合、2個以下のケイ素原子は相互に隣接している。
この官能基は荷電されていなくても、又はアニオン性であっても良い。荷電され
ていない場合、中心遷移金属Mに対して配位結合可能であるか、又は配位されて
いなくても良い。中心金属Mに対して配位されているのが好ましい。官能基が形
式上アニオン性である場合、中心金属に共有結合している。この結合は、分子内
結合又は分子間結合であっても良く、分子内結合が好ましい。重合の間に、1種
以上の官能基を活性剤化合物に共有結合又は配位結合させることも可能である。
素を表す} から選択される2価の基であり、 A1〜A3が窒素又はリンを表わし、 R1〜R15が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R1〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
ミナル又はビシナル基R1〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
員環を形成しても良く、そして 基R1〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR16R17、NR1 6 、OR16、O、SR16、S、PR16R17、SO3R16、OC(O)
R16、CO2、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
成しても良い)を表わし、 Zが、下式:
わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
香族環を形成するか、又は隣接する2個のL2〜L6間で二重結合を形成する場
合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C1〜C10アル
キル、C2〜C10アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
ル、NR30R31、OR30、SR30、SO3R30、OC(O)R30、
CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF4−、PF6−又は嵩高い非配位
アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物を使用する。
よって、活性及び分子量に影響を与えることができる。ここでは、B1〜B3を
、鎖長が1〜3である炭素−及び/又はケイ素含有2価有機基によって形成する
。B1〜B3は同一であるのが好ましい。B1〜B3が2価のCR4R5又はC
R6R7−CR8R9基である化合物を極めて容易に製造することができるので
、これらは好ましい。R4〜R9が水素であるのが極めて好ましい。
々の特性を変更させることも可能である。置換基の数及び種類によっては、金属
原子Mの重合されるオレフィンに対する影響を左右することが可能である。これ
により、種々のモノマー、特に嵩高いモノマーに対する触媒の活性及び選択性を
変更することができる。置換基は成長ポリマー鎖の停止反応速度にも影響を与え
ることができるので、形成されるポリマーの分子量を変更することが可能となる
。従って、置換基R1〜R15までの化学構造を広範囲に亘って変化させて、所
望の結果を得て、且つ注文通りの触媒組成物を得ることができる。好適なカルボ
有機基の例としては、以下のものが挙げられる:即ち、 直鎖でも、又は枝分かれしていても良いC1〜C20アルキル、例えばメチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニ
ル、n−デシル又はn−ドデシル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン又はシクロドデカン、 直鎖、環状又は枝分かれしていて、且つ内部又は末端二重結合を有していても
良いC2〜C20アルケニル、例えばビニル、1−アリル、2−アリル、3−ア
リル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル、シクロオクテニル又はシクロオクタジエニル、 置換基として別のアルキル基を有していても良いC6〜C20アリール、例え
ばフェニル、ナフチル、ビフェニル、アントラニル、o−、m−、p−メチルフ
ェニル、2,3−、2,4−、2,5−又は2,6−ジメチルフェニル、2,3
,4−、2,3,5−、2,3,6−、2.4,5−、2,4,6−又は3,4
,5−トリメチルフェニル、或いは 置換基として別のアルキル基を有していても良いアリールアルキル、例えばベ
ンジル、o−、m−、p−メチルベンジル、1−又は2−エチルフェニルであり
、 R1〜R15の2個を相互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、
そして有機基R1〜R15はフッ素、塩素又は臭素等のハロゲンで置換されてい
ても良い。オルガノケイ素置換基SiR32 3である場合、好適な基R32は、
R1〜R15について上記に詳細に示した基と同義であり、2種類のR32を相
互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、例としてはトリメチルシリ
ル、トリエチルシリル、ブチルジメチルシリル、トリブチルシリル、トリアリル
シリル、トリフェニルシリル又はジメチルフェニルシリルが挙げられる。
れるべきである。Dがアニオン性である場合(例えば、アミド、アルコキシド又
はチオレート)、供与体基Dを中心金属Mに共有結合させる。供与体基が荷電さ
れない場合、中心金属Mに配位結合させることが可能であるし、又は配位させな
くても良い。複数の供与体基Dを存在させる場合、これらの1つ以上を中心金属
Mと分子内結合させることができる。少なくとも1つのDを中心金属Mと分子内
結合させるのが好ましい。複数の供与体基Dを存在させ、且つこれらを遷移金属
Mと分子内共有結合させる場合、これらの最大数は中心金属の酸化状態から1を
引くことによって示される(なぜなら、nは1以上だからである)。基−Z−D
の数は1個又は2個であるのが好ましく、1個であるのが特に好ましい。
る場合には、簡易な置換形式を有する大環状配位子を用いるのが有効である。こ
の配位子の製造が簡易でもある、好ましい態様において、1〜3個の基R1〜R 3 が−Z−Dであり得る。R1のみが基−Z−Dであるのが特に好ましい。残り
の基R2〜R3は、この場合、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、アリル、ベンジル、フェニル、o−ジアルキ
ル又はo−ジクロロ置換フェニル、トリアルキル−又はトリクロロ−置換フェニ
ル、ナフチル、ビフェニル及びアントラニルを表すのが好ましい。特に適当なオ
ルガノケイ素基は、アルキル基の炭素原子数1〜10個のトリアルキルシリル基
であり、特にトリメチルシリル基が好ましい。
、配位子は1個以上のキラル中心を持っていてもよく、或いはその他に、キラリ
ティ(掌性)は遷移金属Mに結合されることによってのみ誘導されるので、配位
子それ自体は単にプロキラルであっても良い。これは、例えば原子Aの非対称置
換基により、容易に達成され得る。3つの異なるキラルでない置換基R1〜R3 は、遷移金属錯体のR及びSエナンチオマーが得られることを可能にするために
十分である。
NR16)R17、ニトリルCN又は5員若しくは6員の複素環基、例えばピリ
ジン、ピリミジン、キノリン、イミダゾール、ピロール、ピラゾール、インドー
ル、フラン又はチオフェンを形成しても良い。アニオン性基として示した、例え
ばアルコキシド又はアミドは、この場合に遷移金属に結合する基であるので、選
択した。これらは製造が容易であるので、アミド、アルコキシド、エーテル、カ
ルボキシレート及びピリジンが好ましい。Dが酸素、NR16、NR16R17 又はCNである金属錯体を用いるのが特に好ましい。基R16及びR17を適当
に選択すると、同様に触媒の活性及び形成されるポリマーの分子量に影響を与え
ることができる。適当なカルボ有機基R16及びR17は、R1〜R15につい
て開示した基と同義であり(−Z−Dを除く)、その際に基R16及びR17を
相互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、且つフッ素、塩素又は臭
素等のハロゲンで置換しても良い。基R16及びR17は、メチル、エチル、n
−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n
−ヘプチル、n−オクチル、ビニル、アリル、ベンジル、フェニル、o−ジアル
キル又はo−ジクロロ置換フェニル、o−及びp−トリアルキル及びトリクロロ
置換フェニル、ナフチル、ビフェニル及びアントラニルを表すのが好ましい。好
適なオルガノケイ素基は、アルキル基の炭素原子数1〜10個のトリアルキルシ
リル基であり、特にトリメチルシリル基が好ましい。
を含み、且つ1〜3の鎖長を有する2価の有機基である。鎖長を変更することに
より、触媒の活性に影響を与えることができる。そのため、例えば遷移金属Mと
分子間結合させるための供与体Dの能力を、Zの長さにより影響を与える。好適
なカルボ有機基R18〜R29は、R1〜R15について開示した基と同義であ
る(−Z−Dを除く)。ここでは、ブリッジ長は1〜3であるのが好ましく、ジ
メチルシランジイル又は置換1,2−エタンジイル及び1,3−プロパンジイル
が極めて好ましい。
選択することによって、決定される。特に有用な置換基Xは、フッ素、塩素、臭
素又はヨウ素等のハロゲンであり、特に塩素である。簡易なアルキル基、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル、フェニル又はベンジルは
、有効な配位子Xでもある。別の配位子Xの例としては、トリフルオロアセテー
ト、BF4−、PF6−そしてさらに非配位アニオン(例えば、S. Strauss in
Chem. Rev. 1993, 93, 927〜942頁を参照されたい)、例えばB(C6F5)4
−のみである。アニオンとしての配位子Xを示すことは、遷移金属Mに対する結
合の特定の種類を含むものではない。Xが、例えば非配位アニオン又は弱配位ア
ニオンである場合、金属Mと配位子Xとの相互作用は、自然と静電的となる傾向
にある。対照的に、Xが、例えばアルキルである場合、共有結合である。結合の
様々な種類は、当該技術者等に公知である。
トは特に有用である。基R30及びR31を変更することにより、例えば溶解性
等の物理特性を十分に調整することが可能となる。R30及びR31は、R1〜
R15について開示した基と同義である(−Z−Dを除く)。C1〜C10アル
キル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、さらにビニル、ア
リル、ベンジル及びフェニルを基R30及びR31として用いるのが好ましい。
これらの置換配位子Xの幾つかを使用するのが極めて好ましい。なぜなら、これ
らは、安価で且つ容易に入手可能な出発材料から得られるからである。従って、
特に好ましい態様において、Xはジメチルアミド、メトキシド、エトキシド、イ
ソプロポキシド、フェノキシド、ナフトキシド、トリフレート、p−トルエンス
ルホネート、アセテート、アセチルアセトネート又は1,1,1,5,5,5−
ヘキサフルオロアセチルアセトネートである。
示すことはできないが、それぞれ特定の遷移金属に対して異なる値を仮定するこ
とができる。触媒活性錯体における個々の遷移金属の酸化状態は、通常、当該技
術者等に公知である。従って、チタン、ジルコニウム及びハフニウムの適当な錯
体は、特に酸化状態+3及び+4を有し、クロム、モリブデン及びタングステン
を酸化状態+3で存在させるのが好ましい一方、鉄及びニッケルは酸化状態+2
で使用されるのが好ましい。しかしながら、酸化状態が活性触媒の酸化状態に対
応しない錯体を用いることも可能である。その後、このような錯体を、好適な活
性剤で適当に還元することも又は酸化することも可能である。
6族の元素である。本発明により使用される遷移金属錯体において特に有用な中
心原子は、単体のスカンジウム、イットリウム、チタン、ジルコニウム、ハフニ
ウム、バナジウム、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、鉄、コバル
ト、ロジウム、ニッケル及びパラジウムである。クロムの錯体を用いるのが極め
て好ましい。
た。これらの錯体配位子用の各種合成経路は、例えばF. Weitl, K. Raymond JAC
S 101 (1979), 2728; M. Takahashi, S. Takamoto, Bull. Chem. Soc. Japan 5
0, (1977), 3413; T. Arishima, K. Hamada, S. Takamoto, Nippon Kagaku Kai
shi, (1973), 1119; L. Christiansen, D. N. Hendrickson, H. Toftlund, S.
R. Wilson, C. L. Xie, Inorg. Chem. 25, (1986), 2813; L. R. Gahan, G. A.
Lawrence, A. M. Sargeson, Aust. J. Chem. 35, (1982), 1119; B. A. Sayer
, J. P. Michael, R. D. Hancock, Inorg. Chim. Acta, 77, (1983), L63; K.
Wieghardt, U. Bossek, M. Guttmann, J. Weiss, Z. Naturforsch., 38b (1983)
, 81及び I. A. Fallits et al., Chem. Commun. 1998, 665〜667頁に開示され
ている。
ルボニルを配位子と反応させることにより簡易な方法で得ることができる(例え
ば、P. Chaudhuri, K. Wieghardt, Prog, Inorg. Chem. 35, (1987), 329又はG.
P. Stahley et al., Acta Crystall. C51, (1995), 18〜20頁に開示されている
)。
0バール(1.0×105Pa〜4.0×108Pa)の圧力下で、工業的に公
知の全ての重合法と組み合わせることができる。この方法を行うために有効な圧
力及び温度範囲は、重合法に強く依存している。従って、本発明により使用され
る触媒組成物を、全ての公知重合法、即ち、例えば管型反応器又はオートクレー
ブでの高圧重合法、懸濁重合法、溶液重合法或いは気相重合法で用いることがで
きる。通常、1000〜4000バール(1.0×108Pa〜4.0×108 Pa)、特に2000〜3500バール(2.0×108Pa〜3.5×108 Pa)で行われる高圧重合法の場合、一般に高い重合温度を設定する。この高圧
重合法に有効な温度範囲は、200〜280℃であり、特に220〜270℃で
ある。低圧重合法では、通常、少なくともポリマーの軟化温度より僅かに低い温
度を用いる。特に、この重合法は、50〜180℃の温度、好ましくは70〜1
20℃の温度で行われる。上述した重合法の中で、本発明による、特に気相流動
床反応器における気相重合、並びに特にループ反応器及び撹拌器付タンク型反応
器における懸濁重合が特に好ましい。この気相重合は、濃縮方式、超濃縮方式(
supercondensed mode)又は超臨界方式でも行われ得る。必要により、異なる又
は同様の重合工程を、連続して関連させて、重合カスケードを形成することも可
能である。さらに、水素等の添加物をこの重合処理に用いて、ポリマーの特性を
調整することも可能である。
可能となる。ここでは、重合は共重合を包含する。公知の鉄及びコバルト錯体の
幾つかと対照的に、本発明により使用される遷移金属錯体は、高級オレフィンに
対してでさえ良好な重合活性を示すので、これらの共重合に対する適合性は、特
に重要視するに値する。好適なオレフィンは、エチレン及び炭素原子数3〜10
個のα−オレフィン、例えばプロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン又は1−デセン、そしてさらに内部オレフィン
、例えば2−ペンテン、2−ヘキセン、3−ヘキセン又はノルボルネン及び非共
役及び共役ジエン、例えばブタジエン、1,5−ヘキサジエン又は1,6−ヘプ
タジエン並びに極性モノマー、例えばアクリル酸エステル、アクロレイン、アク
リロニトリル、ビニルエーテル、アリルエーテル及び酢酸ビニルである。スチレ
ン等のビニル芳香族化合物を、本発明の方法により重合することも可能である。
エテン、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン及
び1−オクテンから選択されるオレフィン1種以上を重合するのが好ましい。本
発明の方法による好ましい態様において、エチレンとC3〜C8α−オレフィン
との混合物をモノマーとして使用する。
僅かに重合活性であるものあり、これらを活性剤、即ち成分(B)と接触させて
、良好な重合活性を示すことが可能となる。好適な活性剤化合物の例としては、
アルミノキサン型の化合物、特にメチルアルミノキサンである。アルミノキサン
は、例えば水をアルキルアルミニウム化合物、特にトリメチルアルミニウムに制
御添加することによって調製される。助触媒として適当なアルミノキサン製品は
、市販されている。これらは、環式化合物と鎖状化合物との混合物であると考え
られている。環式アルミノキサンを式(R33AlO)kで表すことができ、鎖
状アルミノキサンを式R33(R33AlO)kと表すことができ、これらの式
中、kがオリゴマー化度を示し、約2〜50までの数字である。有効なアルミノ
キサンは、主として、約2〜30のオリゴマー化度を有するアルミノキサンオリ
ゴマーから構成され、そしてR33はC1〜C6アルキル基を表すのが好ましく
、特にメチル、エチル、ブチル又はイソブチルを表すのが好ましい。
チオン活性に使用される成分である。このような活性剤成分は、例えばEP−B
1−0468537及びEP−B1−0427697により公知である。特に、
ボラン又はボレート、例えばトリアルキルボラン、トリアリールボラン、ジメチ
ルアニリニウムテトラアリールボレート、トリチルテトラアリールボレート、ジ
メチルアニリニウムボレートベンゼン又はトリチルボレートベンゼン(WO−A
97/36937、参照)をこの種類の活性剤化合物(B)として用いることが
可能である。少なくとも2個の過フッ素化アリール基を含むボラン又はボレート
を用いるのが特に好ましい。特に好適な活性剤化合物(B)は、アルミノキサン
、ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリチル
テトラキスペンタフルオロフェニルボレート及びトリスペンタフルオロフェニル
ボランから選択される化合物である。
チルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジメチルアルミニウム
フロリド、メチルアルミニウムジクロリド、メチルアルミニウムセスキクロリド
又はジエチルアルミニウムクロリド、又はアルミニウムトリフロリドである。
ン及びボレートをアルキルアルミニウムと組み合わせて用いることもあるメタロ
センの場合に知られている。種々の活性剤成分を本発明の遷移金属錯体と組み合
わせることも一般に可能である。
)の活性剤化合物(B)に対するモル比は、一般に1:0.1〜1:10000
の範囲であり、1:1〜1:1000の範囲のモル比が好ましい。金属錯体(A
)のジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリチ
ルテトラキスペンタフルオロフェニルボレート又はトリスペンタフルオロフェニ
ルボランに対するモル比は、1:1〜1:20の範囲が好ましく、1:1〜1:
5の範囲が特に好ましく、そして金属錯体(A)のメチルアルミノキサンに対す
るモル比は、1:1〜1:3000の範囲が好ましく、1:10〜1:500の
範囲が特に好ましい。この活性剤を、官能基又はDと反応させて、結合を形成す
ることも可能である。
活性剤化合物と接触させることができる。オレフィンとの混合前において1種以
上の活性剤化合物を用い予備活性することも、並びにこの混合物をオレフィンと
接触させた後に同一又は別の活性剤化合物をさらに添加することも可能である。
10〜100℃の範囲、好ましくは20〜80℃の範囲で一般に予備活性する。
に接触させることも可能である。これは、この方法でポリマーを広範囲に亘って
製造可能とする利点を有する。例えば、二モード(双峰)生成物を製造すること
ができる。
に錯体(A)を用いることによって、得ることができる。このために用いること
ができる触媒(C)は、特に、チタンを基礎とする伝統的なチーグラ−ナッタ触
媒、酸化クロムを基礎とする伝統的なフィリップス触媒、メタロセン、束縛幾何
錯体(constrained geometry complex)(例えば、EP−A416815又はE
P−A420436、参照)、ニッケル及びパラジウムのビシミン(bisimine)
組成物(この製造法については、WO−A98/03559を参照されたい)、
鉄及びコバルトのピリジンビシミン化合物(この製造法は、WO−A98/27
124を参照されたい)又はクロム−ピロール化合物(例えばEP−A6084
47、参照)である。これにより、例えば二モード生成物を製造すること、又は
コモノマーを形成することが、このような組み合わせによって現場で可能となる
。
あり、そして重合において担持形態で用いることができる。これは、反応器中の
析出物を回避し、且つポリマーモルホロジーを制御する一般的な方法である。坦
体材料として、シリカゲル、塩化マグネシウム、酸化アルミニウム、メソポラス
(半多孔質:mesoporous)材料、アルミノシリケート及びポリエチレン、ポリプ
ロピレン又はポリスチレン等の有機ポリマーを用いるのが好ましく、シリカゲル
又は塩化マグネシウムを用いるのが特に好ましい。
触させることができる。これは、不活性溶剤中で一般に行われ、固定化後、溶剤
をろ過又は蒸発によって除去できる。水分を含んだままである担持触媒を用いる
ことも可能である。従って、担体と1種以上の活性剤化合物とを最初に混合する
ことも可能であり、或いは担体を最初に重合触媒と接触させることも可能である
。担体との混合前に1種以上の活性剤化合物を用いて触媒を予備活性することも
可能である。坦体材料1gあたりの金属錯体(A)の量(ミリモル単位)は、大
きく変化させることができ、例えば0.001〜1ミリモル/gの範囲である。
坦体材料1gあたりの金属錯体(A)の好ましい量は、0.001〜0.5ミリ
モル/gの範囲であり、0.005〜0.1ミリモル/gの範囲が特に好ましい
。考え得る一態様において、金属錯体(A)を、坦体材料の存在下で製造するこ
とも可能である。固定化の別の方法は、担体への塗布前で、又は塗布前でなく触
媒組成物を予備活性する。
のために、重合という用語は、重合とオリゴマー化の両方を包含する、即ち、分
子量が約56〜3000000の範囲であるオリゴマー及びポリマーを、本発明
の方法により製造することができる。
に起因して、フィルム、ファイバー及び成形品の製造に特に適当である。
7−トリアザシクロノナンクロムトリクロリドの重合結果と、供与体官能化置換
基をさらに含む類似の化合物の重合結果とを比較することによって、以下の驚く
べき結果が示される:最初に挙げた触媒により二量体のみが得られる一方、後者
の触媒を用いた場合には、分子量が約200000であるポリマーを得る。
トルエン及びテトラヒドロフラン(THF)を、分子篩カラム又はナトリウム/
ベンゾフェノンによって乾燥し、そして蒸留した。トリイソブチルアルミニウム
TiBAl(2Mのヘプタン溶液)をヴィトコ社(Witco)から得て、MAO(
メチルアルミノキサン、10%のトルエン溶液)及びN,N−ジメチルアニリニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(DMAB)をアルベマー
ル(Albemarle)社から得て、MAO(メチルアルミノキサン、30%のトルエ
ン溶液)をヴィトコ社から得て、n−ブチルリチウム(2.5Mのヘキサン溶液
)をアルドリッヒ(Aldrich)社から得て、そしてn−ブチルリチウム(2.5
Mのヘキサン溶液)をアクロス(Acros)社から得た。
、I. A. Fallits et al., Chem. Commun. 1998, 665〜667頁に開示されているよ
うに製造される。
ロム(III)ジクロリドの製造 2ml(3ミリモル)の、1.5Mのブチルリチウムをヘキサンに溶解した溶
液を、−30℃で、804mg(3.12ミリモル)の1−(2−ヒドロキシオ
クチル)−1,4,7−トリアザシクロノナンをTHFに溶解した溶液に30分
間に亘ってゆっくり滴下した。添加後、混合物を室温まで温め、その後1105
mg(2.95ミリモル)のCrCl3(THF)3を添加した。反応混合物を
短いシリカゲルカラムによってろ過し、次いで油ポンプによる真空において、全
ての揮発組成分を除去した。これにより、微粉生成物を75%の収率で得た(9
07mg、2.21ミリモル)。
,5−トリアザシクロヘキサンの製造 10.7gのドデシルアミン(58ミリモル)及び0.8mlの3−ジメチル
アミノプロピルアミン(6.4ミリモル)をエタノールに溶解し、その後、1.
93gのパラホルムアルデヒド(64ミリモル)を添加して、その混合物を撹拌
した。濁りが現れたので、エーテルを時々添加して、再溶解した。約1日後、全
てのパラホルムアルデヒドが溶解した。次いで、溶剤をロータリーエバポレータ
で除去し、残留物を少量のトルエンに溶解し、その後生成物を、減圧下で溶剤を
再び除去して得た。これにより、12.27gの粘稠性で、無色の生成物が残り
、これはNMR分光法によると、約75モル%の1,3,5−トリドデシル−1
,3,5−トリアザシクロヘキサン及び25モル%の1,3−ジドデシル−5−
(3−ジメチルアミノプロピル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン並びに
トルエンから構成されていた。
,5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリドの製造 11.85gの上記混合物(96.6%)を300mlのトルエンに溶解し、
次いで3.24gのCrCl3(20.5ミリモル)を添加した。50mlのト
ルエンを蒸留除去した後、0.3gの亜鉛粉末を添加した。その後、溶剤を蒸留
除去し、残留物をエーテルで洗浄した。シリカゲルでカラムクロマトグラフィー
処理によってさらに精製した。クロロホルムを用いて最初に溶出させ、そして1
1gの1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロム
トリクロリド(14.7ミリモル、理論量の95%)を得て、その後、溶離液を
アセトンに変更し、1.2gの1,3−ジドデシル−5−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリド(1.8
ミリモル、30%)を得た。
ザシクロヘキサンの製造 方法I: 1mlの3−アミノプロピオンニトリル(14ミリモル)を80mlの1,3
,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(0.4モル)に溶解
し、そしてこの溶液を130℃で12時間加熱した。70℃/1.3Paにて過
剰の1,3,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンを蒸留除去
した後、2.2gの粗生成物を得た。これを50mlのエーテルに溶解し、短い
シリカゲルカラムによってろ過した。減圧下に溶剤を除去すると、1.9g(6
9%)の無色油が残った。
エチルアミン(水において70%濃度、1.2モル)を200mlのエタノール
に溶解し、その後40gのパラホルムアルデヒド(1.33モル)を加え、その
混合物を撹拌した。パラホルムアルデヒドを溶解し、室温まで冷却した後、溶剤
を除去し、残留物を50mlのエーテルに溶解し、そして短いシリカゲルカラム
によりろ過した。減圧下に溶剤を除去すると、20g(78%)の無色油が残っ
た。
ザシクロヘキサンクロムトリクロリドの製造 2.2g(11.2ミリモル)の1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル
)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン及び4.0gのCrCl3(THF) 3 (11ミリモル)を40mlのTHFにおいて撹拌した。1時間後、溶剤を減
圧下に除去し、新たなTHFを2回添加し、そして減圧下に除去し、その後残留
物をエーテルで洗浄し、減圧下に乾燥した。これにより、1.9gのスミレ色の
1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘ
キサンクロムトリクロリド(88%)を得た(融点:246〜248℃)。
トリアザシクロヘキサンの製造 48gのドデシルアミン(259ミリモル)及び1.7mlのエタノールアミ
ン(29ミリモル)を100mlのエタノールに溶解し、その後8.6gのパラ
ホルムアルデヒド(287ミリモル)を加え、その混合物を撹拌した。1,3,
5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンにより生じた濁りを、
時々エーテルを添加することによって、再溶解した。約1日後、全てのパラホル
ムアルデヒドが溶解した。ロータリーエバポレーターで溶剤を除去し、残留物を
少量のトルエンに溶解し、その後、減圧下で溶剤を除去し、生成物を得た。これ
により、55gの粘稠性で無色の生成物が残り、これはNMR分光法により、約
75モル%の1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン
及び25モル%の1,3−ジドデシル−5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3
,5−トリアザシクロヘキサン並びに少量のトルエンから構成されていた。
リアザシクロヘキサンクロムジクロリドの製造 2.6gの上述した混合物を、2.2で開示した、トルエン中のCrCl30
.7g(4.4ミリモル)及び亜鉛粉末0.3gと反応させた。2時間後、50
mlのTHFを加え、その混合物を再び煮沸まで加熱し、その後2日間撹拌した
。溶剤を除去し、エーテルで洗浄した後、緑−スミレ色の残留物を、シリカゲル
でカラムクロマトグラフィ処理によって精製した。ジクロロメタンを用いて最初
に溶出させて、590mgの1,3,5−トリドデシル−1.3.5−トリアザ
シクロヘキサンクロムトリクロリド(0.8ミリモル)を得て、その後、溶離液
をアセトンに変更し、1.8gの緑色の1,3−ジドデシル−5−(2−オキシ
ドエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロムジクロリド生成物(3
.1ミリモル、70%)を得た。この緑色の生成物を精製するために、ヘキサン
に溶解し、−20℃に冷却することによって再沈殿させた。
5−トリアザシクロヘキサン(5.1.a)及び1−ドデシル−3,5−ビス(
2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(5.1.
b)の製造 20.16gのドデシルアミン(109ミリモル)及び5.9mlのジメチル
アミノエチルアミン(54ミリモル)をエタノールに溶解し、4.90gのパラ
ホルムアルデヒド(163ミリモル)を加え、そしてその混合物を撹拌した。約
1日後、全てのパラホルムアルデヒドが溶解した。その後、ロータリーエバポレ
ーターで溶剤を除去し、残留物を少量のトルエンに溶解し、そして減圧下に再び
溶剤を除去した。
5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリド(5.2.a)及び1−ドデシ
ル−3,5−ビス(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロ
ヘキサンクロムトリクロリド(5.2.b)の製造 上述した混合物を、2.2で開示した、8.2gのCrCl3(52ミリモル
)及び0.45gの亜鉛粉末と反応させた。溶剤を除去し、エーテルで洗浄した
後、残留物をアセトン(溶液A)で、その後クロロホルム(溶液B)で何回か抽
出した。
フィ処理した。クロロホルムを用いて最初に溶出させ、3.9gの(A1)を得
て、その後アセトンを用いて、3.62g(A2)を得て、そしてアセトン/ト
リエチルアミンを用いて、さらに2.40gの(A3)を得た。(A1)を、シ
リカゲルで溶液Bと共にクロマトグラフィ処理した。クロロホルムを用いて最初
に溶出させて、12.12gの1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンクロムトリクロリド(16ミリモル)を得て、その後、アセト
ンを用いて、3.96gの(B2)を得た。(A2)を、アセトンを用いてクロ
マトグラフィ処理によって再び精製し、2.11gの(C2)を得た。(A3)
を、溶剤除去後、アセトンを用いてクロマトグラフィ処理により400mgの(
D2)と、その後1.28gの(D3)とに分離した。留分(B2)、(C2)
及び(D2)を集め、アセトンを用いてクロマトグラフィ処理により再び精製し
、その後少量のトルエンに溶解して、減圧下に溶剤を除去し、ペンタンで洗浄し
、そして再び減圧下に乾燥した。これにより、4.84gの1,3−ドデシル−
5−(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロ
ムトリクロリド(5.2.a)(7.4ミリモル)を得た。留分(D3)を、ア
セトンを用いてクロマトグラフィ処理によって再び精製し、そして1.06gの
1−ドデシル−3,5−ビス(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリ
アザシクロヘキサンクロムトリクロリド(5.2.b)(1.9ミリモル)を得
た。
,5−トリアザシクロヘキサンの製造 ドデシルアミンの代わりに3−(3−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン
を用いて、C. W. Hoerr et al., J. Am. Chem. Soc. 78, (1956), 4667〜4670頁
に開示された方法と類似の方法によって製造した。
−トリアザシクロヘキサンの製造 ドデシルアミンの代わりに3−プロピルアミノ−2−メトキシエチルエーテル
を用いて、C. W. Hoerr et al., J. Am. Chem. Soc. 78, (1956), 4667〜4670頁
に開示された方法と類似の方法によって製造した。
リアザシクロヘキサンの製造 1mlのエタノールアミン(17ミリモル)を80mlの1,3,5−トリメ
チル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンに溶解し、そして130℃で12時
間加熱した(ガス発生)。過剰の1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンを蒸留除去した後(60℃/0.01トール(約1.33Pa
))、2gの粗生成物を得た。10mlのメチルアミン(水において40%)を
添加し、その混合物を12時間撹拌し、揮発性物質を減圧下に再び除去した。残
留物を気化させ、そしてブンセン(Bunsen)バーナーで短時間加熱することよっ
て減圧下にて再凝縮した。収量:1.2g(46%)の無色油。
ル)及び80mlの1,3,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキ
サンを用いて、1.4gの1,3−ジエチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−
1,3,5−トリアザシクロヘキサンを得た:
アザシクロヘキサンクロムジクロリドの製造 40mlのTHFを、1.0gの1,3−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエ
チル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(7.7ミリモル)及び2.8g
のCrCl3(THF)3(7.5ミリモル)で濃縮した。懸濁液を室温にて、
これが緑色になるまで撹拌した。減圧下に溶剤を除去した後、さらに40mlの
THFを残留物で濃縮し、そして緑色の懸濁液を1時間撹拌した。THFを再び
除去した後、エーテルで2回洗浄し、そして減圧下に乾燥し、1.4g(91%
)の淡緑色の1,3−ジメチル−5−(2−オキシドエチル)−1,3,5−ト
リアザシクロヘキサンクロムジクロリド生成物を得た。
AO(10%濃度のトルエン溶液)と混合した。DMABであるN,N−ジメチ
ルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いる活性化
の場合、表1に示されるDMABの量を添加し、その混合物を70℃に加熱し、
その後TiBAl(表1を参照)と混合し、そしてこれにより得られる溶液を再
び40℃にした。40℃で大気圧下、エチレンを20〜40L(リットル)/時
間の流速で通過させることにより重合を開始した。一定のエチレン流入下で、表
1に示される時間後、メタノール性HCl溶液(メタノール50ml中の濃塩酸
15ml)を添加して、重合を停止させた。次いで、250mlのメタノールを
添加し、形成した白色のポリマーをろ別し、メタノールで洗浄し、そして70℃
で乾燥した。
するポリマーのメチル側鎖含有量(CH3/1000)を、IR分光法によって
測定した。
1)によって130℃にて測定した(130℃にてISO1628による、0.
001g/mlのデカリン)。
下の条件下で、ドイツ工業規格55672に基づく方法を用い、高温ゲル透過ク
ロマトグラフィによって測定した:即ち、溶剤が1,2,4−トリクロロベンゼ
ン、流速が1ml/分、温度が140℃であり、PE標準によって較正した。
素を表す} から選択される2価の基であり、 A1〜A3が窒素又はリンを表わし、 R1〜R15が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R1〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
ミナル又はビシナル基R1〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
員環を形成しても良く、そして 基R1〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR16R17、NR1 6 、OR16、O、SR16、S、PR16R17、SO3R16、OC(O)
R16、CO2、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
成しても良い)を表わし、 Zが、下式:
わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
香族環を形成するか、又は隣接する2個のL2〜L6間で二重結合を形成する場
合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C1〜C10アル
キル、C2〜C10アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
ル、NR30R31、OR30、SR30、SO3R30、OC(O)R30、
CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF4−、PF6−又は嵩高い非配位
アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物である請求項1に記載の方法。
Claims (13)
- 【請求項1】 以下の成分: (A)1種以上の、遷移金属と少なくとも1個供与体基含有置換基を有する三
座の大環状配位子との錯体、及び (B)必要により、1種以上の活性剤化合物、 を含む触媒の存在下でオレフィンを重合する方法。 - 【請求項2】 成分(A)が、式I: 【化1】 [但し、Mが周期表第3〜12族の遷移金属を表わし、 B1〜B3が、それぞれ下式: 【化2】 {E1〜E6がケイ素又は炭素を表し、且つE4〜E6のうちの2個以下がケイ
素を表す} から選択される2価の基であり、 A1〜A3が窒素又はリンを表わし、 R1〜R15が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R1〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
ミナル又はビシナル基R1〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
員環を形成しても良く、そして 基R1〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR16R17、NR1 6 、OR16、O、SR16、S、PR16R17、SO3R16、OC(O)
R16、CO2、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
成しても良い)を表わし、 Zが、下式: 【化3】 {L1〜L6がケイ素又は炭素を表し、且つL4〜L6の2個以下がケイ素を表
わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
香族環を形成するか、又は隣接する2個のL2〜L6間で二重結合を形成する場
合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C1〜C10アル
キル、C2〜C10アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
ル、NR30R31、OR30、SR30、SO3R30、OC(O)R30、
CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF4−、PF6−又は嵩高い非配位
アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 3を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C1〜C20アルキル、 置換基としてC6〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C2〜C20アルケニル、C6〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物である請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 R1のみが基−Z−Dである請求項1に記載の方法。
- 【請求項4】 B1、B2及びB3が同一である請求項2又は3に記載の方
法。 - 【請求項5】 Dが酸素、NR16、NR16R17又はCNである請求項
2〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 遷移金属Mが周期表第3〜8族の金属である請求項1〜5の
いずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 遷移金属Mが周期表第6族の金属である請求項1〜6のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項8】 活性剤化合物(B)として、アルミノキサン、ジメチルアニ
リニウムテトラキシペンタフルオロフェニルボレート、トリチルテトラキスペン
タフルオロフェニルボレート及びトリスペンタフルオロフェニルボランから選択
される化合物を使用する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 エテン、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン又は1−オクテンから選択される1種以上のオレフィンを重合
する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 重合が、懸濁重合又は気相重合である請求項1〜9のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項11】 オレフィン重合用の従来の少なくとも1種の触媒(C)及
び必要により1種以上の活性剤化合物(B)の存在下に、1種以上の金属錯体(
A)を使用する請求項1〜10のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 以下の成分: (a)少なくとも1種の、請求項1〜7のいずれかに記載の遷移金属錯体(A
)、及び (b)少なくとも1種の活性剤化合物(b)、 を含む触媒組成物。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の方法により得られるオ
レフィンポリマー。
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