JP2002540260A - オレフィンの重合 - Google Patents

オレフィンの重合

Info

Publication number
JP2002540260A
JP2002540260A JP2000608661A JP2000608661A JP2002540260A JP 2002540260 A JP2002540260 A JP 2002540260A JP 2000608661 A JP2000608661 A JP 2000608661A JP 2000608661 A JP2000608661 A JP 2000608661A JP 2002540260 A JP2002540260 A JP 2002540260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
aryl
groups
alkyl
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000608661A
Other languages
English (en)
Inventor
ミハン,シャーラム
リルゲ,ディーター
シュヴァイア,ギュンター
ケーン,ランドルフ
ザイフェルト,グイド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE1999122048 external-priority patent/DE19922048A1/de
Priority claimed from DE1999135407 external-priority patent/DE19935407A1/de
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2002540260A publication Critical patent/JP2002540260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F210/06Propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/60003Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof the metallic compound containing a multidentate ligand, i.e. a ligand capable of donating two or more pairs of electrons to form a coordinate or ionic bond
    • C08F4/60082Tridentate ligand
    • C08F4/60086Neutral ligand
    • C08F4/60089NNN

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 オレフィンの重合を、1種以上の、遷移金属と少なくとも1個供与体基含有置換基を有する三座の大環状配位子との錯体、及び必要により、1種以上の活性剤化合物を含む触媒の存在下で行う。明細書に開示された少なくとも1種遷移金属錯体と少なくとも1種の活性剤化合物を含む触媒組成物が提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、オレフィンの重合法及びこの目的に適当な触媒組成物に関する。
【0002】 片面部位(single-site)触媒として公知の、独自に規定された活性中心を有
する触媒組成物は、オレフィンの重合において重要度を増して得る。この触媒組
成物により、重合体の分子量分布が狭くなり、その結果、特に好ましい機械特性
が得られる。この片面部位触媒の中で、これまでメタロセン触媒が工業上特に重
要であるとされてきた。この触媒のシクロペンタジエニル配位子で適当に置換す
ると、ポリマーの性質に影響を与えることができる。しかしながら、多くのメタ
ロセン触媒は、多段階合成でしか得ることができないので、オレフィン重合にお
いてかなりのコスト要因となる。
【0003】 環の大きさが異なる置換されていても良いトリアザシクロアルカンは、以前か
ら公知であった。これの多くは、簡易且つ安価に製造可能である。これの配位子
を金属イオンに良好に配位させて、安定な錯体を形成する。この錯体の中には、
独特の化学及び物理特性を有しているものもある。ここで特に興味があるのは、
配意された配位子の安定性が高いこと、即ち、ポテンシャル重合活性錯体に適当
な配位子組成物を選択する際に重要な見方である(G. J. P. Britovsek, V. C.
Gibson, D. F. Wass, Angew. Chem. 1999, 111, 448〜468頁)。従って、N,N
’,N”−トリアルキル−1,4,7−トリアザシクロノナンロジウム化合物(
Wang and Flood, Organomet. 15, (1996), 491〜498頁)及び−クロム化合物(G
. P. Stahley et al., Acta Crystall. C51, (1995), 18〜20頁)がエテンを重
合又はオリゴマー化させるであろうということは公知である。しかしながら、重
合速度は極めて遅い。
【0004】 遷移金属と分子間結合する供与体官能化側鎖をこのトリアザシクロアルカン配
位子に導入することにより、相応する金属錯体の性質に重要な変更を与えること
ができる。従って、別の配位子の酸化還元電位又は配位挙動における変化が、結
果として観察された(T. Kaden, Topics Curr, Chem. 121, (1984), 157〜179頁
)。この種類の錯体を、ここで、オレフィンの重合に使用する。
【0005】 従って、本発明の目的は、良好な重合活性を示し、且つ製造及び変更が容易で
ある触媒組成物を基にしたオレフィンの重合法を見出すことにある。
【0006】 本発明者等は、上記目的が、以下の成分: (A)1種以上の、遷移金属と供与体基含有置換基を少なくとも1つ含む三座
の大環状配位子との錯体、及び (B)必要により、1種以上の活性剤化合物、 を含む触媒の存在下でオレフィンを重合する方法により達成されることを見出し
た。
【0007】 さらに、本発明者等は、以下の成分: (a)少なくとも1種の、上述した遷移金属錯体(A)、及び (b)少なくとも1種の活性剤化合物(B)、 を含む触媒組成物を見出した。
【0008】 三座の大環状配位子を、窒素、リン、酸素又は硫黄を介して、遷移金属に結合
させることができる。この供与体基を荷電不可能又はアニオン性とすることがで
き、且つこれは周期表15〜16族のヘテロ原子を含むか(1985年のIUP
ACの提案に定義されている)、又はカルバニオンであることが可能である。こ
の供与体をブリッジ(架橋)により大環状配位子に結合させて、炭素又はケイ素
を含み且つ置換されていても良い架橋構成員1〜8個、好ましくは1〜3個が直
接結合を形成するが、この場合、2個以下のケイ素原子は相互に隣接している。
この官能基は荷電されていなくても、又はアニオン性であっても良い。荷電され
ていない場合、中心遷移金属Mに対して配位結合可能であるか、又は配位されて
いなくても良い。中心金属Mに対して配位されているのが好ましい。官能基が形
式上アニオン性である場合、中心金属に共有結合している。この結合は、分子内
結合又は分子間結合であっても良く、分子内結合が好ましい。重合の間に、1種
以上の官能基を活性剤化合物に共有結合又は配位結合させることも可能である。
【0009】 本発明による方法の一態様において、遷移金属錯体(A)として、式I:
【0010】
【化4】
【0011】 [但し、Mが周期表第3〜12族の遷移金属を表わし、 B〜Bが、それぞれ下式:
【0012】
【化5】
【0013】 {E〜Eがケイ素又は炭素を表し、且つE〜Eのうちの2個以下がケイ
素を表す} から選択される2価の基であり、 A〜Aが窒素又はリンを表わし、 R〜R15が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
ミナル又はビシナル基R〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
員環を形成しても良く、そして 基R〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR1617、NR 、OR16、O、SR16、S、PR1617、SO16、OC(O)
16、CO、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
成しても良い)を表わし、 Zが、下式:
【0014】
【化6】
【0015】 {L〜Lがケイ素又は炭素を表し、且つL〜Lの2個以下がケイ素を表
わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
香族環を形成するか、又は隣接する2個のL〜L間で二重結合を形成する場
合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C〜C10アル
キル、C〜C10アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
ル、NR3031、OR30、SR30、SO30、OC(O)R30
CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF−、PF−又は嵩高い非配位
アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物を使用する。
【0016】 A、A及びAがそれぞれ窒素原子を表す化合物が、ここでは好ましい。
【0017】 A〜Aに結合するブリッジB〜Bは、環の大きさを変化させることに
よって、活性及び分子量に影響を与えることができる。ここでは、B〜B
、鎖長が1〜3である炭素−及び/又はケイ素含有2価有機基によって形成する
。B〜Bは同一であるのが好ましい。B〜Bが2価のCR又はC
−CR基である化合物を極めて容易に製造することができるので
、これらは好ましい。R〜Rが水素であるのが極めて好ましい。
【0018】 三座の大環状部分で置換基R〜R15を変えることにより、触媒組成物の種
々の特性を変更させることも可能である。置換基の数及び種類によっては、金属
原子Mの重合されるオレフィンに対する影響を左右することが可能である。これ
により、種々のモノマー、特に嵩高いモノマーに対する触媒の活性及び選択性を
変更することができる。置換基は成長ポリマー鎖の停止反応速度にも影響を与え
ることができるので、形成されるポリマーの分子量を変更することが可能となる
。従って、置換基R〜R15までの化学構造を広範囲に亘って変化させて、所
望の結果を得て、且つ注文通りの触媒組成物を得ることができる。好適なカルボ
有機基の例としては、以下のものが挙げられる:即ち、 直鎖でも、又は枝分かれしていても良いC〜C20アルキル、例えばメチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニ
ル、n−デシル又はn−ドデシル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン又はシクロドデカン、 直鎖、環状又は枝分かれしていて、且つ内部又は末端二重結合を有していても
良いC〜C20アルケニル、例えばビニル、1−アリル、2−アリル、3−ア
リル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル、シクロオクテニル又はシクロオクタジエニル、 置換基として別のアルキル基を有していても良いC〜C20アリール、例え
ばフェニル、ナフチル、ビフェニル、アントラニル、o−、m−、p−メチルフ
ェニル、2,3−、2,4−、2,5−又は2,6−ジメチルフェニル、2,3
,4−、2,3,5−、2,3,6−、2.4,5−、2,4,6−又は3,4
,5−トリメチルフェニル、或いは 置換基として別のアルキル基を有していても良いアリールアルキル、例えばベ
ンジル、o−、m−、p−メチルベンジル、1−又は2−エチルフェニルであり
、 R〜R15の2個を相互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、
そして有機基R〜R15はフッ素、塩素又は臭素等のハロゲンで置換されてい
ても良い。オルガノケイ素置換基SiR32 である場合、好適な基R32は、
〜R15について上記に詳細に示した基と同義であり、2種類のR32を相
互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、例としてはトリメチルシリ
ル、トリエチルシリル、ブチルジメチルシリル、トリブチルシリル、トリアリル
シリル、トリフェニルシリル又はジメチルフェニルシリルが挙げられる。
【0019】 本発明により、これら基R〜R15の少なくとも1つは、基−Z−Dと表さ
れるべきである。Dがアニオン性である場合(例えば、アミド、アルコキシド又
はチオレート)、供与体基Dを中心金属Mに共有結合させる。供与体基が荷電さ
れない場合、中心金属Mに配位結合させることが可能であるし、又は配位させな
くても良い。複数の供与体基Dを存在させる場合、これらの1つ以上を中心金属
Mと分子内結合させることができる。少なくとも1つのDを中心金属Mと分子内
結合させるのが好ましい。複数の供与体基Dを存在させ、且つこれらを遷移金属
Mと分子内共有結合させる場合、これらの最大数は中心金属の酸化状態から1を
引くことによって示される(なぜなら、nは1以上だからである)。基−Z−D
の数は1個又は2個であるのが好ましく、1個であるのが特に好ましい。
【0020】 特に、ポリエチレン又はエチレンと高級α−オレフィンとの共重合体を製造す
る場合には、簡易な置換形式を有する大環状配位子を用いるのが有効である。こ
の配位子の製造が簡易でもある、好ましい態様において、1〜3個の基R〜R が−Z−Dであり得る。Rのみが基−Z−Dであるのが特に好ましい。残り
の基R〜Rは、この場合、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、アリル、ベンジル、フェニル、o−ジアルキ
ル又はo−ジクロロ置換フェニル、トリアルキル−又はトリクロロ−置換フェニ
ル、ナフチル、ビフェニル及びアントラニルを表すのが好ましい。特に適当なオ
ルガノケイ素基は、アルキル基の炭素原子数1〜10個のトリアルキルシリル基
であり、特にトリメチルシリル基が好ましい。
【0021】 メタロセンの場合のように、遷移金属錯体はキラルであっても良い。そのため
、配位子は1個以上のキラル中心を持っていてもよく、或いはその他に、キラリ
ティ(掌性)は遷移金属Mに結合されることによってのみ誘導されるので、配位
子それ自体は単にプロキラルであっても良い。これは、例えば原子Aの非対称置
換基により、容易に達成され得る。3つの異なるキラルでない置換基R〜R は、遷移金属錯体のR及びSエナンチオマーが得られることを可能にするために
十分である。
【0022】 Dと、これを含む基Zとを合体させて、アミドNR16、アミンNR16 、エーテルOR16、アルコキシドO、チオレートS、チオエーテルSR16 、ホスフィンPR1617、スルホニルSO16、カルボキシレートCO 、カルボン酸エステルOC(O)R16、ケトンC(O)R16、イミンC(
NR16)R17、ニトリルCN又は5員若しくは6員の複素環基、例えばピリ
ジン、ピリミジン、キノリン、イミダゾール、ピロール、ピラゾール、インドー
ル、フラン又はチオフェンを形成しても良い。アニオン性基として示した、例え
ばアルコキシド又はアミドは、この場合に遷移金属に結合する基であるので、選
択した。これらは製造が容易であるので、アミド、アルコキシド、エーテル、カ
ルボキシレート及びピリジンが好ましい。Dが酸素、NR16、NR1617 又はCNである金属錯体を用いるのが特に好ましい。基R16及びR17を適当
に選択すると、同様に触媒の活性及び形成されるポリマーの分子量に影響を与え
ることができる。適当なカルボ有機基R16及びR17は、R〜R15につい
て開示した基と同義であり(−Z−Dを除く)、その際に基R16及びR17
相互に結合させて、5員又は6員環を形成しても良く、且つフッ素、塩素又は臭
素等のハロゲンで置換しても良い。基R16及びR17は、メチル、エチル、n
−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n
−ヘプチル、n−オクチル、ビニル、アリル、ベンジル、フェニル、o−ジアル
キル又はo−ジクロロ置換フェニル、o−及びp−トリアルキル及びトリクロロ
置換フェニル、ナフチル、ビフェニル及びアントラニルを表すのが好ましい。好
適なオルガノケイ素基は、アルキル基の炭素原子数1〜10個のトリアルキルシ
リル基であり、特にトリメチルシリル基が好ましい。
【0023】 大環状基(部分)と官能基Dの間のブリッジZは、炭素及び/又はケイ素単位
を含み、且つ1〜3の鎖長を有する2価の有機基である。鎖長を変更することに
より、触媒の活性に影響を与えることができる。そのため、例えば遷移金属Mと
分子間結合させるための供与体Dの能力を、Zの長さにより影響を与える。好適
なカルボ有機基R18〜R29は、R〜R15について開示した基と同義であ
る(−Z−Dを除く)。ここでは、ブリッジ長は1〜3であるのが好ましく、ジ
メチルシランジイル又は置換1,2−エタンジイル及び1,3−プロパンジイル
が極めて好ましい。
【0024】 置換基Xは、金属錯体の合成に使用される化合物に相応する金属出発化合物を
選択することによって、決定される。特に有用な置換基Xは、フッ素、塩素、臭
素又はヨウ素等のハロゲンであり、特に塩素である。簡易なアルキル基、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ビニル、アリル、フェニル又はベンジルは
、有効な配位子Xでもある。別の配位子Xの例としては、トリフルオロアセテー
ト、BF−、PF−そしてさらに非配位アニオン(例えば、S. Strauss in
Chem. Rev. 1993, 93, 927〜942頁を参照されたい)、例えばB(C
−のみである。アニオンとしての配位子Xを示すことは、遷移金属Mに対する結
合の特定の種類を含むものではない。Xが、例えば非配位アニオン又は弱配位ア
ニオンである場合、金属Mと配位子Xとの相互作用は、自然と静電的となる傾向
にある。対照的に、Xが、例えばアルキルである場合、共有結合である。結合の
様々な種類は、当該技術者等に公知である。
【0025】 アミド、アルコキシド、スルホネート、カルボキシレート及びβ−ジケトネー
トは特に有用である。基R30及びR31を変更することにより、例えば溶解性
等の物理特性を十分に調整することが可能となる。R30及びR31は、R
15について開示した基と同義である(−Z−Dを除く)。C〜C10アル
キル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、さらにビニル、ア
リル、ベンジル及びフェニルを基R30及びR31として用いるのが好ましい。
これらの置換配位子Xの幾つかを使用するのが極めて好ましい。なぜなら、これ
らは、安価で且つ容易に入手可能な出発材料から得られるからである。従って、
特に好ましい態様において、Xはジメチルアミド、メトキシド、エトキシド、イ
ソプロポキシド、フェノキシド、ナフトキシド、トリフレート、p−トルエンス
ルホネート、アセテート、アセチルアセトネート又は1,1,1,5,5,5−
ヘキサフルオロアセチルアセトネートである。
【0026】 配位子Xの数nは、遷移金属Mの酸化状態に応じて異なる。一般的に数字nを
示すことはできないが、それぞれ特定の遷移金属に対して異なる値を仮定するこ
とができる。触媒活性錯体における個々の遷移金属の酸化状態は、通常、当該技
術者等に公知である。従って、チタン、ジルコニウム及びハフニウムの適当な錯
体は、特に酸化状態+3及び+4を有し、クロム、モリブデン及びタングステン
を酸化状態+3で存在させるのが好ましい一方、鉄及びニッケルは酸化状態+2
で使用されるのが好ましい。しかしながら、酸化状態が活性触媒の酸化状態に対
応しない錯体を用いることも可能である。その後、このような錯体を、好適な活
性剤で適当に還元することも又は酸化することも可能である。
【0027】 考え得る遷移金属Mは、特に、周期表第3〜8族の元素であり、特に周期表第
6族の元素である。本発明により使用される遷移金属錯体において特に有用な中
心原子は、単体のスカンジウム、イットリウム、チタン、ジルコニウム、ハフニ
ウム、バナジウム、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、鉄、コバル
ト、ロジウム、ニッケル及びパラジウムである。クロムの錯体を用いるのが極め
て好ましい。
【0028】 種々の官能性トリアザシクロアルカン配位子の製造法は、以前から知られてい
た。これらの錯体配位子用の各種合成経路は、例えばF. Weitl, K. Raymond JAC
S 101 (1979), 2728; M. Takahashi, S. Takamoto, Bull. Chem. Soc. Japan 5
0, (1977), 3413; T. Arishima, K. Hamada, S. Takamoto, Nippon Kagaku Kai
shi, (1973), 1119; L. Christiansen, D. N. Hendrickson, H. Toftlund, S.
R. Wilson, C. L. Xie, Inorg. Chem. 25, (1986), 2813; L. R. Gahan, G. A.
Lawrence, A. M. Sargeson, Aust. J. Chem. 35, (1982), 1119; B. A. Sayer
, J. P. Michael, R. D. Hancock, Inorg. Chim. Acta, 77, (1983), L63; K.
Wieghardt, U. Bossek, M. Guttmann, J. Weiss, Z. Naturforsch., 38b (1983)
, 81及び I. A. Fallits et al., Chem. Commun. 1998, 665〜667頁に開示され
ている。
【0029】 金属錯体、特にクロム錯体は、対応する金属塩、例えば金属塩化物又は金属カ
ルボニルを配位子と反応させることにより簡易な方法で得ることができる(例え
ば、P. Chaudhuri, K. Wieghardt, Prog, Inorg. Chem. 35, (1987), 329又はG.
P. Stahley et al., Acta Crystall. C51, (1995), 18〜20頁に開示されている
)。
【0030】 オレフィンを重合する本発明の方法を、20〜300℃の温度及び1〜400
0バール(1.0×10Pa〜4.0×10Pa)の圧力下で、工業的に公
知の全ての重合法と組み合わせることができる。この方法を行うために有効な圧
力及び温度範囲は、重合法に強く依存している。従って、本発明により使用され
る触媒組成物を、全ての公知重合法、即ち、例えば管型反応器又はオートクレー
ブでの高圧重合法、懸濁重合法、溶液重合法或いは気相重合法で用いることがで
きる。通常、1000〜4000バール(1.0×10Pa〜4.0×10 Pa)、特に2000〜3500バール(2.0×10Pa〜3.5×10 Pa)で行われる高圧重合法の場合、一般に高い重合温度を設定する。この高圧
重合法に有効な温度範囲は、200〜280℃であり、特に220〜270℃で
ある。低圧重合法では、通常、少なくともポリマーの軟化温度より僅かに低い温
度を用いる。特に、この重合法は、50〜180℃の温度、好ましくは70〜1
20℃の温度で行われる。上述した重合法の中で、本発明による、特に気相流動
床反応器における気相重合、並びに特にループ反応器及び撹拌器付タンク型反応
器における懸濁重合が特に好ましい。この気相重合は、濃縮方式、超濃縮方式(
supercondensed mode)又は超臨界方式でも行われ得る。必要により、異なる又
は同様の重合工程を、連続して関連させて、重合カスケードを形成することも可
能である。さらに、水素等の添加物をこの重合処理に用いて、ポリマーの特性を
調整することも可能である。
【0031】 本発明による方法により、種々のオレフィン性不飽和化合物を重合することが
可能となる。ここでは、重合は共重合を包含する。公知の鉄及びコバルト錯体の
幾つかと対照的に、本発明により使用される遷移金属錯体は、高級オレフィンに
対してでさえ良好な重合活性を示すので、これらの共重合に対する適合性は、特
に重要視するに値する。好適なオレフィンは、エチレン及び炭素原子数3〜10
個のα−オレフィン、例えばプロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン又は1−デセン、そしてさらに内部オレフィン
、例えば2−ペンテン、2−ヘキセン、3−ヘキセン又はノルボルネン及び非共
役及び共役ジエン、例えばブタジエン、1,5−ヘキサジエン又は1,6−ヘプ
タジエン並びに極性モノマー、例えばアクリル酸エステル、アクロレイン、アク
リロニトリル、ビニルエーテル、アリルエーテル及び酢酸ビニルである。スチレ
ン等のビニル芳香族化合物を、本発明の方法により重合することも可能である。
エテン、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン及
び1−オクテンから選択されるオレフィン1種以上を重合するのが好ましい。本
発明の方法による好ましい態様において、エチレンとC〜Cα−オレフィン
との混合物をモノマーとして使用する。
【0032】 成分(A)として述べた金属錯体の中には、それ自体重合活性でないか、又は
僅かに重合活性であるものあり、これらを活性剤、即ち成分(B)と接触させて
、良好な重合活性を示すことが可能となる。好適な活性剤化合物の例としては、
アルミノキサン型の化合物、特にメチルアルミノキサンである。アルミノキサン
は、例えば水をアルキルアルミニウム化合物、特にトリメチルアルミニウムに制
御添加することによって調製される。助触媒として適当なアルミノキサン製品は
、市販されている。これらは、環式化合物と鎖状化合物との混合物であると考え
られている。環式アルミノキサンを式(R33AlO)で表すことができ、鎖
状アルミノキサンを式R33(R33AlO)と表すことができ、これらの式
中、kがオリゴマー化度を示し、約2〜50までの数字である。有効なアルミノ
キサンは、主として、約2〜30のオリゴマー化度を有するアルミノキサンオリ
ゴマーから構成され、そしてR33はC〜Cアルキル基を表すのが好ましく
、特にメチル、エチル、ブチル又はイソブチルを表すのが好ましい。
【0033】 このアルミノキサンを除いて、別の有用な活性剤成分は、メタロセン錯体のカ
チオン活性に使用される成分である。このような活性剤成分は、例えばEP−B
1−0468537及びEP−B1−0427697により公知である。特に、
ボラン又はボレート、例えばトリアルキルボラン、トリアリールボラン、ジメチ
ルアニリニウムテトラアリールボレート、トリチルテトラアリールボレート、ジ
メチルアニリニウムボレートベンゼン又はトリチルボレートベンゼン(WO−A
97/36937、参照)をこの種類の活性剤化合物(B)として用いることが
可能である。少なくとも2個の過フッ素化アリール基を含むボラン又はボレート
を用いるのが特に好ましい。特に好適な活性剤化合物(B)は、アルミノキサン
、ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリチル
テトラキスペンタフルオロフェニルボレート及びトリスペンタフルオロフェニル
ボランから選択される化合物である。
【0034】 使用できる別の活性剤成分は、アルキルアルミニウム等の化合物、特にトリメ
チルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジメチルアルミニウム
フロリド、メチルアルミニウムジクロリド、メチルアルミニウムセスキクロリド
又はジエチルアルミニウムクロリド、又はアルミニウムトリフロリドである。
【0035】 種々の活性剤を組み合わせて用いることも屡々望ましい。これは、例えばボラ
ン及びボレートをアルキルアルミニウムと組み合わせて用いることもあるメタロ
センの場合に知られている。種々の活性剤成分を本発明の遷移金属錯体と組み合
わせることも一般に可能である。
【0036】 使用される活性剤化合物の量は、活性剤の種類に応じて異なる。金属錯体(A
)の活性剤化合物(B)に対するモル比は、一般に1:0.1〜1:10000
の範囲であり、1:1〜1:1000の範囲のモル比が好ましい。金属錯体(A
)のジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリチ
ルテトラキスペンタフルオロフェニルボレート又はトリスペンタフルオロフェニ
ルボランに対するモル比は、1:1〜1:20の範囲が好ましく、1:1〜1:
5の範囲が特に好ましく、そして金属錯体(A)のメチルアルミノキサンに対す
るモル比は、1:1〜1:3000の範囲が好ましく、1:10〜1:500の
範囲が特に好ましい。この活性剤を、官能基又はDと反応させて、結合を形成す
ることも可能である。
【0037】 遷移金属錯体を、重合させるオレフィンと接触させる前又は後に、1種以上の
活性剤化合物と接触させることができる。オレフィンとの混合前において1種以
上の活性剤化合物を用い予備活性することも、並びにこの混合物をオレフィンと
接触させた後に同一又は別の活性剤化合物をさらに添加することも可能である。
10〜100℃の範囲、好ましくは20〜80℃の範囲で一般に予備活性する。
【0038】 本発明による2種以上の遷移金属錯体(A)を、重合されるオレフィンと同時
に接触させることも可能である。これは、この方法でポリマーを広範囲に亘って
製造可能とする利点を有する。例えば、二モード(双峰)生成物を製造すること
ができる。
【0039】 同様の広範囲に亘る生成物を、オレフィン重合に一般的な触媒(C)の存在下
に錯体(A)を用いることによって、得ることができる。このために用いること
ができる触媒(C)は、特に、チタンを基礎とする伝統的なチーグラ−ナッタ触
媒、酸化クロムを基礎とする伝統的なフィリップス触媒、メタロセン、束縛幾何
錯体(constrained geometry complex)(例えば、EP−A416815又はE
P−A420436、参照)、ニッケル及びパラジウムのビシミン(bisimine)
組成物(この製造法については、WO−A98/03559を参照されたい)、
鉄及びコバルトのピリジンビシミン化合物(この製造法は、WO−A98/27
124を参照されたい)又はクロム−ピロール化合物(例えばEP−A6084
47、参照)である。これにより、例えば二モード生成物を製造すること、又は
コモノマーを形成することが、このような組み合わせによって現場で可能となる
【0040】 本発明の触媒(A)を、必要により有機又は無機担体で固定することも可能で
あり、そして重合において担持形態で用いることができる。これは、反応器中の
析出物を回避し、且つポリマーモルホロジーを制御する一般的な方法である。坦
体材料として、シリカゲル、塩化マグネシウム、酸化アルミニウム、メソポラス
(半多孔質:mesoporous)材料、アルミノシリケート及びポリエチレン、ポリプ
ロピレン又はポリスチレン等の有機ポリマーを用いるのが好ましく、シリカゲル
又は塩化マグネシウムを用いるのが特に好ましい。
【0041】 活性剤化合物(B)及び重合触媒(A)を、担体と様々な順序で又は同時に接
触させることができる。これは、不活性溶剤中で一般に行われ、固定化後、溶剤
をろ過又は蒸発によって除去できる。水分を含んだままである担持触媒を用いる
ことも可能である。従って、担体と1種以上の活性剤化合物とを最初に混合する
ことも可能であり、或いは担体を最初に重合触媒と接触させることも可能である
。担体との混合前に1種以上の活性剤化合物を用いて触媒を予備活性することも
可能である。坦体材料1gあたりの金属錯体(A)の量(ミリモル単位)は、大
きく変化させることができ、例えば0.001〜1ミリモル/gの範囲である。
坦体材料1gあたりの金属錯体(A)の好ましい量は、0.001〜0.5ミリ
モル/gの範囲であり、0.005〜0.1ミリモル/gの範囲が特に好ましい
。考え得る一態様において、金属錯体(A)を、坦体材料の存在下で製造するこ
とも可能である。固定化の別の方法は、担体への塗布前で、又は塗布前でなく触
媒組成物を予備活性する。
【0042】 本発明の方法により、オレフィンのポリマーが製造可能である。本発明の目的
のために、重合という用語は、重合とオリゴマー化の両方を包含する、即ち、分
子量が約56〜3000000の範囲であるオリゴマー及びポリマーを、本発明
の方法により製造することができる。
【0043】 本発明の触媒組成物を用いて製造されるポリマーは、これらの良好な機械特性
に起因して、フィルム、ファイバー及び成形品の製造に特に適当である。
【0044】 本発明の触媒は、良好な活性を示す。N,N’,N”−トリメチル−1,4,
7−トリアザシクロノナンクロムトリクロリドの重合結果と、供与体官能化置換
基をさらに含む類似の化合物の重合結果とを比較することによって、以下の驚く
べき結果が示される:最初に挙げた触媒により二量体のみが得られる一方、後者
の触媒を用いた場合には、分子量が約200000であるポリマーを得る。
【0045】 以下の実施例で、本発明を説明する。
【0046】
【実施例】
全ての作業は、別の方法で示さない限り、空気及び水分を排除して行われる。
トルエン及びテトラヒドロフラン(THF)を、分子篩カラム又はナトリウム/
ベンゾフェノンによって乾燥し、そして蒸留した。トリイソブチルアルミニウム
TiBAl(2Mのヘプタン溶液)をヴィトコ社(Witco)から得て、MAO(
メチルアルミノキサン、10%のトルエン溶液)及びN,N−ジメチルアニリニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(DMAB)をアルベマー
ル(Albemarle)社から得て、MAO(メチルアルミノキサン、30%のトルエ
ン溶液)をヴィトコ社から得て、n−ブチルリチウム(2.5Mのヘキサン溶液
)をアルドリッヒ(Aldrich)社から得て、そしてn−ブチルリチウム(2.5
Mのヘキサン溶液)をアクロス(Acros)社から得た。
【0047】 N−(1,4,7−トリアザシクロノナニル)−2−オクタン−2−オールは
、I. A. Fallits et al., Chem. Commun. 1998, 665〜667頁に開示されているよ
うに製造される。
【0048】 [実施例1] (1−(2−オキシドオクチル)−1,4,7−トリアザシクロノナニル)ク
ロム(III)ジクロリドの製造 2ml(3ミリモル)の、1.5Mのブチルリチウムをヘキサンに溶解した溶
液を、−30℃で、804mg(3.12ミリモル)の1−(2−ヒドロキシオ
クチル)−1,4,7−トリアザシクロノナンをTHFに溶解した溶液に30分
間に亘ってゆっくり滴下した。添加後、混合物を室温まで温め、その後1105
mg(2.95ミリモル)のCrCl(THF)を添加した。反応混合物を
短いシリカゲルカラムによってろ過し、次いで油ポンプによる真空において、全
ての揮発組成分を除去した。これにより、微粉生成物を75%の収率で得た(9
07mg、2.21ミリモル)。
【0049】 [実施例2] 2.1:1,3−ジドデシル−5−(3−ジメチルアミノプロピル)−1,3
,5−トリアザシクロヘキサンの製造 10.7gのドデシルアミン(58ミリモル)及び0.8mlの3−ジメチル
アミノプロピルアミン(6.4ミリモル)をエタノールに溶解し、その後、1.
93gのパラホルムアルデヒド(64ミリモル)を添加して、その混合物を撹拌
した。濁りが現れたので、エーテルを時々添加して、再溶解した。約1日後、全
てのパラホルムアルデヒドが溶解した。次いで、溶剤をロータリーエバポレータ
で除去し、残留物を少量のトルエンに溶解し、その後生成物を、減圧下で溶剤を
再び除去して得た。これにより、12.27gの粘稠性で、無色の生成物が残り
、これはNMR分光法によると、約75モル%の1,3,5−トリドデシル−1
,3,5−トリアザシクロヘキサン及び25モル%の1,3−ジドデシル−5−
(3−ジメチルアミノプロピル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン並びに
トルエンから構成されていた。
【0050】 配位子混合物:
【0051】
【化7】
【0052】 2.2:1,3−ジドデシル−5−(3−ジメチルアミノプロピル)−1,3
,5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリドの製造 11.85gの上記混合物(96.6%)を300mlのトルエンに溶解し、
次いで3.24gのCrCl(20.5ミリモル)を添加した。50mlのト
ルエンを蒸留除去した後、0.3gの亜鉛粉末を添加した。その後、溶剤を蒸留
除去し、残留物をエーテルで洗浄した。シリカゲルでカラムクロマトグラフィー
処理によってさらに精製した。クロロホルムを用いて最初に溶出させ、そして1
1gの1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロム
トリクロリド(14.7ミリモル、理論量の95%)を得て、その後、溶離液を
アセトンに変更し、1.2gの1,3−ジドデシル−5−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリド(1.8
ミリモル、30%)を得た。
【0053】 [実施例3] 3.1:1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル)−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンの製造 方法I: 1mlの3−アミノプロピオンニトリル(14ミリモル)を80mlの1,3
,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(0.4モル)に溶解
し、そしてこの溶液を130℃で12時間加熱した。70℃/1.3Paにて過
剰の1,3,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンを蒸留除去
した後、2.2gの粗生成物を得た。これを50mlのエーテルに溶解し、短い
シリカゲルカラムによってろ過した。減圧下に溶剤を除去すると、1.9g(6
9%)の無色油が残った。
【0054】 方法II: 9mlの3−アミノプロピオンニトリル(130ミリモル)及び100mlの
エチルアミン(水において70%濃度、1.2モル)を200mlのエタノール
に溶解し、その後40gのパラホルムアルデヒド(1.33モル)を加え、その
混合物を撹拌した。パラホルムアルデヒドを溶解し、室温まで冷却した後、溶剤
を除去し、残留物を50mlのエーテルに溶解し、そして短いシリカゲルカラム
によりろ過した。減圧下に溶剤を除去すると、20g(78%)の無色油が残っ
た。
【0055】
【化8】
【化9】
【0056】 3.2:1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル)−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンクロムトリクロリドの製造 2.2g(11.2ミリモル)の1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル
)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン及び4.0gのCrCl(THF) (11ミリモル)を40mlのTHFにおいて撹拌した。1時間後、溶剤を減
圧下に除去し、新たなTHFを2回添加し、そして減圧下に除去し、その後残留
物をエーテルで洗浄し、減圧下に乾燥した。これにより、1.9gのスミレ色の
1,3−ジエチル−5−(2−シアノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘ
キサンクロムトリクロリド(88%)を得た(融点:246〜248℃)。
【0057】
【化10】
【0058】 [実施例4] 4.1:1,3−ジドデシル−5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,5−
トリアザシクロヘキサンの製造 48gのドデシルアミン(259ミリモル)及び1.7mlのエタノールアミ
ン(29ミリモル)を100mlのエタノールに溶解し、その後8.6gのパラ
ホルムアルデヒド(287ミリモル)を加え、その混合物を撹拌した。1,3,
5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンにより生じた濁りを、
時々エーテルを添加することによって、再溶解した。約1日後、全てのパラホル
ムアルデヒドが溶解した。ロータリーエバポレーターで溶剤を除去し、残留物を
少量のトルエンに溶解し、その後、減圧下で溶剤を除去し、生成物を得た。これ
により、55gの粘稠性で無色の生成物が残り、これはNMR分光法により、約
75モル%の1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン
及び25モル%の1,3−ジドデシル−5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3
,5−トリアザシクロヘキサン並びに少量のトルエンから構成されていた。
【0059】 4.2:1,3−ジドデシル−5−(2−オキシドエチル)−1,3,5−ト
リアザシクロヘキサンクロムジクロリドの製造 2.6gの上述した混合物を、2.2で開示した、トルエン中のCrCl
.7g(4.4ミリモル)及び亜鉛粉末0.3gと反応させた。2時間後、50
mlのTHFを加え、その混合物を再び煮沸まで加熱し、その後2日間撹拌した
。溶剤を除去し、エーテルで洗浄した後、緑−スミレ色の残留物を、シリカゲル
でカラムクロマトグラフィ処理によって精製した。ジクロロメタンを用いて最初
に溶出させて、590mgの1,3,5−トリドデシル−1.3.5−トリアザ
シクロヘキサンクロムトリクロリド(0.8ミリモル)を得て、その後、溶離液
をアセトンに変更し、1.8gの緑色の1,3−ジドデシル−5−(2−オキシ
ドエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロムジクロリド生成物(3
.1ミリモル、70%)を得た。この緑色の生成物を精製するために、ヘキサン
に溶解し、−20℃に冷却することによって再沈殿させた。
【0060】 [実施例5] 5.1:1,3−ジドデシル−5−(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,
5−トリアザシクロヘキサン(5.1.a)及び1−ドデシル−3,5−ビス(
2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(5.1.
b)の製造 20.16gのドデシルアミン(109ミリモル)及び5.9mlのジメチル
アミノエチルアミン(54ミリモル)をエタノールに溶解し、4.90gのパラ
ホルムアルデヒド(163ミリモル)を加え、そしてその混合物を撹拌した。約
1日後、全てのパラホルムアルデヒドが溶解した。その後、ロータリーエバポレ
ーターで溶剤を除去し、残留物を少量のトルエンに溶解し、そして減圧下に再び
溶剤を除去した。
【0061】 5.2:1,3−ジドデシル−5−(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,
5−トリアザシクロヘキサンクロムトリクロリド(5.2.a)及び1−ドデシ
ル−3,5−ビス(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロ
ヘキサンクロムトリクロリド(5.2.b)の製造 上述した混合物を、2.2で開示した、8.2gのCrCl(52ミリモル
)及び0.45gの亜鉛粉末と反応させた。溶剤を除去し、エーテルで洗浄した
後、残留物をアセトン(溶液A)で、その後クロロホルム(溶液B)で何回か抽
出した。
【0062】 溶剤を減圧下に溶液Aから除去し、残留物をシリカゲルでカラムクロマトグラ
フィ処理した。クロロホルムを用いて最初に溶出させ、3.9gの(A1)を得
て、その後アセトンを用いて、3.62g(A2)を得て、そしてアセトン/ト
リエチルアミンを用いて、さらに2.40gの(A3)を得た。(A1)を、シ
リカゲルで溶液Bと共にクロマトグラフィ処理した。クロロホルムを用いて最初
に溶出させて、12.12gの1,3,5−トリドデシル−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンクロムトリクロリド(16ミリモル)を得て、その後、アセト
ンを用いて、3.96gの(B2)を得た。(A2)を、アセトンを用いてクロ
マトグラフィ処理によって再び精製し、2.11gの(C2)を得た。(A3)
を、溶剤除去後、アセトンを用いてクロマトグラフィ処理により400mgの(
D2)と、その後1.28gの(D3)とに分離した。留分(B2)、(C2)
及び(D2)を集め、アセトンを用いてクロマトグラフィ処理により再び精製し
、その後少量のトルエンに溶解して、減圧下に溶剤を除去し、ペンタンで洗浄し
、そして再び減圧下に乾燥した。これにより、4.84gの1,3−ドデシル−
5−(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサンクロ
ムトリクロリド(5.2.a)(7.4ミリモル)を得た。留分(D3)を、ア
セトンを用いてクロマトグラフィ処理によって再び精製し、そして1.06gの
1−ドデシル−3,5−ビス(2−ジメチルアミノエチル)−1,3,5−トリ
アザシクロヘキサンクロムトリクロリド(5.2.b)(1.9ミリモル)を得
た。
【0063】 [実施例6] 1,3,5−トリス(3−(3−エチルヘキシルオキシ)プロピル)−1,3
,5−トリアザシクロヘキサンの製造 ドデシルアミンの代わりに3−(3−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン
を用いて、C. W. Hoerr et al., J. Am. Chem. Soc. 78, (1956), 4667〜4670頁
に開示された方法と類似の方法によって製造した。
【0064】
【化11】
【0065】 [実施例7] 1,3,5−トリス(3−(2−メトキシエトキシ)プロピル)−1,3,5
−トリアザシクロヘキサンの製造 ドデシルアミンの代わりに3−プロピルアミノ−2−メトキシエチルエーテル
を用いて、C. W. Hoerr et al., J. Am. Chem. Soc. 78, (1956), 4667〜4670頁
に開示された方法と類似の方法によって製造した。
【0066】
【化12】
【0067】 [実施例8] 8.1:1,3−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,5−ト
リアザシクロヘキサンの製造 1mlのエタノールアミン(17ミリモル)を80mlの1,3,5−トリメ
チル−1,3,5−トリアザシクロヘキサンに溶解し、そして130℃で12時
間加熱した(ガス発生)。過剰の1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリア
ザシクロヘキサンを蒸留除去した後(60℃/0.01トール(約1.33Pa
))、2gの粗生成物を得た。10mlのメチルアミン(水において40%)を
添加し、その混合物を12時間撹拌し、揮発性物質を減圧下に再び除去した。残
留物を気化させ、そしてブンセン(Bunsen)バーナーで短時間加熱することよっ
て減圧下にて再凝縮した。収量:1.2g(46%)の無色油。
【0068】
【化13】
【0069】 実施例8.1に類似の方法によって、1mlのエタノールアミン(17ミリモ
ル)及び80mlの1,3,5−トリエチル−1,3,5−トリアザシクロヘキ
サンを用いて、1.4gの1,3−ジエチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−
1,3,5−トリアザシクロヘキサンを得た:
【0070】
【化14】
【0071】 8.2:1,3−ジメチル−5−(2−オキシドエチル)−1,3,5−トリ
アザシクロヘキサンクロムジクロリドの製造 40mlのTHFを、1.0gの1,3−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエ
チル)−1,3,5−トリアザシクロヘキサン(7.7ミリモル)及び2.8g
のCrCl(THF)(7.5ミリモル)で濃縮した。懸濁液を室温にて、
これが緑色になるまで撹拌した。減圧下に溶剤を除去した後、さらに40mlの
THFを残留物で濃縮し、そして緑色の懸濁液を1時間撹拌した。THFを再び
除去した後、エーテルで2回洗浄し、そして減圧下に乾燥し、1.4g(91%
)の淡緑色の1,3−ジメチル−5−(2−オキシドエチル)−1,3,5−ト
リアザシクロヘキサンクロムジクロリド生成物を得た。
【0072】
【化15】
【0073】 [実施例9〜21] 重合: 表1に示されている錯体を250mlのトルエンに溶解した溶液を、適量のM
AO(10%濃度のトルエン溶液)と混合した。DMABであるN,N−ジメチ
ルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いる活性化
の場合、表1に示されるDMABの量を添加し、その混合物を70℃に加熱し、
その後TiBAl(表1を参照)と混合し、そしてこれにより得られる溶液を再
び40℃にした。40℃で大気圧下、エチレンを20〜40L(リットル)/時
間の流速で通過させることにより重合を開始した。一定のエチレン流入下で、表
1に示される時間後、メタノール性HCl溶液(メタノール50ml中の濃塩酸
15ml)を添加して、重合を停止させた。次いで、250mlのメタノールを
添加し、形成した白色のポリマーをろ別し、メタノールで洗浄し、そして70℃
で乾燥した。
【0074】 重合データ及び対応する生成物特性を、表1に示す。
【0075】 ポリマーのコモノマー含有量(%C)及びポリマー鎖の炭素1000個に対
するポリマーのメチル側鎖含有量(CH/1000)を、IR分光法によって
測定した。
【0076】 ηの値を、溶剤としてデカリンを用い、自動ウッベローデ粘度計(Lauda PVS
1)によって130℃にて測定した(130℃にてISO1628による、0.
001g/mlのデカリン)。
【0077】 モル質量分布並びにこれから誘導される平均M、M及びM/Mを、以
下の条件下で、ドイツ工業規格55672に基づく方法を用い、高温ゲル透過ク
ロマトグラフィによって測定した:即ち、溶剤が1,2,4−トリクロロベンゼ
ン、流速が1ml/分、温度が140℃であり、PE標準によって較正した。
【0078】 表1中の略語: M:質量平均分子量、 M:数平均分子量、 Q:多分散性(MのMに対する割合)、 m.p.:ポリマーの融点、 n:シュタウジンガー指数(粘度) CH/1000:炭素原子1000個に対するメチル側鎖の数。
【0079】
【表1】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [但し、Mが周期表第3〜12族の遷移金属を表わし、 B〜Bが、それぞれ下式:
【化2】 {E〜Eがケイ素又は炭素を表し、且つE〜Eのうちの2個以下がケイ
素を表す} から選択される2価の基であり、 A〜Aが窒素又はリンを表わし、 R〜R15が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
ミナル又はビシナル基R〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
員環を形成しても良く、そして 基R〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR1617、NR 、OR16、O、SR16、S、PR1617、SO16、OC(O)
16、CO、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
成しても良い)を表わし、 Zが、下式:
【化3】 {L〜Lがケイ素又は炭素を表し、且つL〜Lの2個以下がケイ素を表
わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
香族環を形成するか、又は隣接する2個のL〜L間で二重結合を形成する場
合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C〜C10アル
キル、C〜C10アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
ル、NR3031、OR30、SR30、SO30、OC(O)R30
CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF−、PF−又は嵩高い非配位
アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
SiR32 を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物である請求項1に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 199 35 407.3 (32)優先日 平成11年7月30日(1999.7.30) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シュヴァイア,ギュンター ドイツ、D−67159、フリーデルスハイム、 フリードリヒ−ピーチュ−シュトラーセ、 14 (72)発明者 ケーン,ランドルフ イギリス、ビーエイ2 2エイゼット、バ ス、ブルームフィールド ロード、254 (72)発明者 ザイフェルト,グイド ドイツ、D−10623、ベルリン、シュトラ ーセ、デス、17.ユーニ、135 Fターム(参考) 4H050 AB40 WB14 WB21 4J028 AA01A AB01A AC01A AC08A AC09A AC26A AC27A AC31A AC37A AC38A AC41A AC42A AC44A AC45A AC46A AC47A AC48A BA00A BA01B BB00A BB01B BC12B BC13B BC25B EA01 EB01 EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB12 EB13 EB18 EB23 EB24 EB25 EC01 EC02 FA03 FA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分: (A)1種以上の、遷移金属と少なくとも1個供与体基含有置換基を有する三
    座の大環状配位子との錯体、及び (B)必要により、1種以上の活性剤化合物、 を含む触媒の存在下でオレフィンを重合する方法。
  2. 【請求項2】 成分(A)が、式I: 【化1】 [但し、Mが周期表第3〜12族の遷移金属を表わし、 B〜Bが、それぞれ下式: 【化2】 {E〜Eがケイ素又は炭素を表し、且つE〜Eのうちの2個以下がケイ
    素を表す} から選択される2価の基であり、 A〜Aが窒素又はリンを表わし、 R〜R15が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
    アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
    1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
    SiR32 、又は式−Z−Dで表される基を表わし、 この有機基R〜R15が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、ジェ
    ミナル又はビシナル基R〜R15の任意の2個が相互に結合して、5員又は6
    員環を形成しても良く、そして 基R〜R15の少なくとも1つが、基−Z−Dを表し、且つ 前記式中の、Dが以下の意味を有する官能基:即ち、NR1617、NR 、OR16、O、SR16、S、PR1617、SO16、OC(O)
    16、CO、C(O)R16、C(NR16)R17、CN又は五員若しく
    は6員の複素環基(基R16及びR17をZに結合させて、5員又は6員環を形
    成しても良い)を表わし、 Zが、下式: 【化3】 {L〜Lがケイ素又は炭素を表し、且つL〜Lの2個以下がケイ素を表
    わし、そしてビシナル基R20、R22、R24、R26及びR28の2個が芳
    香族環を形成するか、又は隣接する2個のL〜L間で二重結合を形成する場
    合には、M=0であり、その他の場合はM=1である} から選択される2価の基であり、 Xが相互に独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C〜C10アル
    キル、C〜C10アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原
    子数1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリー
    ル、NR3031、OR30、SR30、SO30、OC(O)R30
    CN、SCN、=O、β−ジケトネート、BF−、PF−又は嵩高い非配位
    アニオンを表わし、 R16〜R31が水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
    アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
    1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリール、
    SiR32 を表わし、且つ 有機基R16〜R31が1個以上のハロゲンで置換されていても良く、そして
    ジェミナル又はビシナル基R16〜R31の任意の2個が相互に結合して、5員
    又は6員環を形成しても良く、 R32が相互に独立して、水素、C〜C20アルキル、 置換基としてC〜C10アリール基を有していても良い5員〜7員のシクロ
    アルキル、 C〜C20アルケニル、C〜C20アリール、アルキル部分の炭素原子数
    1〜10個及びアリール部分の炭素原子数6〜20個であるアルキルアリールを
    表わし、且つ ジェミナル基R32の任意の2個が相互に結合して、5員又は6員環を形成し
    ても良く、 nがMの酸化状態に相応する1〜4までの数字であるか、又はDが中心金属M
    と共有結合した場合、Mの酸化状態からMに共有結合した基Dの数を引き算し、
    さらにnの値をそれぞれのX=酸素につき1ずつ引き算する] で表される化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rのみが基−Z−Dである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 B、B及びBが同一である請求項2又は3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 Dが酸素、NR16、NR1617又はCNである請求項
    2〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 遷移金属Mが周期表第3〜8族の金属である請求項1〜5の
    いずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 遷移金属Mが周期表第6族の金属である請求項1〜6のいず
    れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 活性剤化合物(B)として、アルミノキサン、ジメチルアニ
    リニウムテトラキシペンタフルオロフェニルボレート、トリチルテトラキスペン
    タフルオロフェニルボレート及びトリスペンタフルオロフェニルボランから選択
    される化合物を使用する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 エテン、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
    ン、1−ヘプテン又は1−オクテンから選択される1種以上のオレフィンを重合
    する請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 重合が、懸濁重合又は気相重合である請求項1〜9のいず
    れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 オレフィン重合用の従来の少なくとも1種の触媒(C)及
    び必要により1種以上の活性剤化合物(B)の存在下に、1種以上の金属錯体(
    A)を使用する請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 以下の成分: (a)少なくとも1種の、請求項1〜7のいずれかに記載の遷移金属錯体(A
    )、及び (b)少なくとも1種の活性剤化合物(b)、 を含む触媒組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の方法により得られるオ
    レフィンポリマー。
JP2000608661A 1999-03-29 2000-03-17 オレフィンの重合 Pending JP2002540260A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US27782399A 1999-03-29 1999-03-29
DE1999122048 DE19922048A1 (de) 1999-05-14 1999-05-14 Verfahren zur Polymerisation von Olefinen
DE1999135407 DE19935407A1 (de) 1999-07-30 1999-07-30 Verfahren zur Polymerisation von Olefinen
DE19935407.3 1999-07-30
DE19922048.4 1999-09-11
DE09/277,823 1999-09-11
PCT/EP2000/002383 WO2000058369A1 (de) 1999-03-29 2000-03-17 Verfahren zur polymerisation von olefinen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002540260A true JP2002540260A (ja) 2002-11-26

Family

ID=27219145

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000608661A Pending JP2002540260A (ja) 1999-03-29 2000-03-17 オレフィンの重合
JP2000608662A Expired - Fee Related JP4865131B2 (ja) 1999-03-29 2000-03-28 オレフィンの重合

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000608662A Expired - Fee Related JP4865131B2 (ja) 1999-03-29 2000-03-28 オレフィンの重合

Country Status (12)

Country Link
US (2) US6803431B1 (ja)
EP (2) EP1171480B1 (ja)
JP (2) JP2002540260A (ja)
KR (2) KR20010110461A (ja)
CN (2) CN1353724A (ja)
AT (2) ATE296318T1 (ja)
AU (2) AU773766B2 (ja)
BR (2) BR0009363A (ja)
DE (2) DE50010401D1 (ja)
ES (1) ES2226815T3 (ja)
WO (2) WO2000058369A1 (ja)
ZA (2) ZA200108840B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540261A (ja) * 1999-03-29 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オレフィンの重合

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098379A1 (de) * 2000-06-20 2001-12-27 Basf Aktiengesellschaft Lösemittelhaltige pasten, enthaltend polyolefinwachs
US6858071B2 (en) 2000-06-20 2005-02-22 Basf Aktiengesellschaft Solvent-containing pastes containing in addition polyolefin wax
KR100445185B1 (ko) * 2000-11-20 2004-09-13 충남대학교산학협력단 올레핀 중합용 촉매
DE10118633A1 (de) * 2001-04-12 2002-10-17 Basf Ag Verfahren zur übergangsmetallkatalysierten Herstellung von wässrigen Dispersionen enthaltend Polyolefine oder vinylaromatische Polymere
DE10211386A1 (de) * 2002-03-14 2003-09-25 Basf Ag Verfahren zur Oligomerisierung von Olefinen unter Verwendung eines Cycloalkylalkyl-substituierten Triazacyclohexans
CN101970506A (zh) * 2008-01-14 2011-02-09 新加坡科技研究局 自组装烯烃聚合催化剂
US20090247709A1 (en) * 2008-03-27 2009-10-01 Case Western Reserve University Diamine polymer and resin composition thereof
WO2010078164A1 (en) * 2008-12-31 2010-07-08 Symyx Solutions, Inc. Method for producing very-high or ultra-high molecular weight polyethylene
KR101449474B1 (ko) * 2012-11-23 2014-10-13 아주대학교산학협력단 알파-올레핀 트리머리제이션용 촉매, 이를 이용한 알파-올레핀 트리머리제이션 방법 및 이를 이용한 윤활유의 제조 방법
US9663546B2 (en) 2013-07-26 2017-05-30 President And Fellows Of Harvard College Metal amides of cyclic amines
KR102058142B1 (ko) 2015-09-02 2019-12-20 주식회사 엘지화학 리간드 화합물, 올레핀 올리고머화용 촉매계, 및 이를 이용한 올레핀 올리고머화 방법
CN106565618A (zh) * 2016-10-10 2017-04-19 常州大学 一种由α‑烯烃直接合成润滑油基础油的催化剂配体及其配合物以及制备方法和应用
WO2018118460A1 (en) * 2016-12-24 2018-06-28 Electroninks Incorporated Copper based conductive ink composition and method of making the same
FR3073846B1 (fr) * 2017-11-22 2020-04-10 Total Marketing Services Catalyseur pour la preparation de trimeres d'alpha-olefine(s)
CN111285903A (zh) * 2018-12-06 2020-06-16 中国石油天然气股份有限公司 一种铬系催化剂、催化剂的制备方法及其应用

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221882A (ja) * 1991-10-16 1993-08-31 Ethyl Corp エチレンの低重合
JPH07503660A (ja) * 1992-12-01 1995-04-20 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 配位触媒システム
JPH10130319A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Nippon Poriorefuin Kk エチレン系重合体用触媒製造及び重合体の製造法
JPH10231317A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン重合体の製造方法
JP2002539945A (ja) * 1999-09-11 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オリゴマー化触媒
JP2002540261A (ja) * 1999-03-29 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オレフィンの重合

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5055438A (en) 1989-09-13 1991-10-08 Exxon Chemical Patents, Inc. Olefin polymerization catalysts
IL85097A (en) 1987-01-30 1992-02-16 Exxon Chemical Patents Inc Catalysts based on derivatives of a bis(cyclopentadienyl)group ivb metal compound,their preparation and their use in polymerization processes
NZ235032A (en) 1989-08-31 1993-04-28 Dow Chemical Co Constrained geometry complexes of titanium, zirconium or hafnium comprising a substituted cyclopentadiene ligand; use as olefin polymerisation catalyst component
ES2087145T3 (es) 1989-10-10 1996-07-16 Fina Technology Catalizadores metalocenos con acidos de lewis y alkilo-aluminios.
CA2087578C (en) 1993-01-19 1998-10-27 William Kevin Reagen Preparing catalyst for olefin polymerization
US5576263A (en) * 1993-12-28 1996-11-19 Phillips Petroleum Company Chromium catalyst compositions and ethylene polymerization processes therewith
GB9516453D0 (en) * 1995-08-11 1995-10-11 Univ Cardiff Chemical process and compounds
JP2000507499A (ja) 1996-03-29 2000-06-20 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー メタロセン用共触媒
DE69730838T2 (de) 1996-07-23 2006-02-16 E.I. Du Pont De Nemours And Co., Wilmington Polymerisationsverfahren für olefinen
IL129929A0 (en) 1996-12-17 2000-02-29 Du Pont Polymerization of ethylene with specific iron or cobalt complexes novel pyridinebis (imines) and novel complexes of pyridinebis(imines) with iron and cobalt

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221882A (ja) * 1991-10-16 1993-08-31 Ethyl Corp エチレンの低重合
JPH07503660A (ja) * 1992-12-01 1995-04-20 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 配位触媒システム
JPH10130319A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Nippon Poriorefuin Kk エチレン系重合体用触媒製造及び重合体の製造法
JPH10231317A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン重合体の製造方法
JP2002540261A (ja) * 1999-03-29 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オレフィンの重合
JP2002539945A (ja) * 1999-09-11 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オリゴマー化触媒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540261A (ja) * 1999-03-29 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト オレフィンの重合
JP4865131B2 (ja) * 1999-03-29 2012-02-01 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア オレフィンの重合

Also Published As

Publication number Publication date
EP1171480B1 (de) 2005-05-25
AU3556900A (en) 2000-10-16
ZA200108840B (en) 2002-12-24
ZA200108839B (en) 2003-11-26
AU773920B2 (en) 2004-06-10
CN1353723A (zh) 2002-06-12
AU4112000A (en) 2000-10-16
WO2000058369A1 (de) 2000-10-05
WO2000058370A1 (de) 2000-10-05
US6887958B1 (en) 2005-05-03
ATE274533T1 (de) 2004-09-15
DE50007557D1 (de) 2004-09-30
CN1353724A (zh) 2002-06-12
BR0009460A (pt) 2002-05-28
ATE296318T1 (de) 2005-06-15
ES2226815T3 (es) 2005-04-01
AU773766B2 (en) 2004-06-03
BR0009363A (pt) 2001-12-26
EP1171483A1 (de) 2002-01-16
KR20010110486A (ko) 2001-12-13
CN1168745C (zh) 2004-09-29
DE50010401D1 (de) 2005-06-30
EP1171483B1 (de) 2004-08-25
WO2000058370A8 (de) 2002-05-30
JP4865131B2 (ja) 2012-02-01
KR20010110461A (ko) 2001-12-13
EP1171480A1 (de) 2002-01-16
US6803431B1 (en) 2004-10-12
JP2002540261A (ja) 2002-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI112234B (fi) Katalyyttikoostumuksia ja menetelmä polyolefiinien valmistamiseksi
EP2559695B1 (en) Group 4 metal compound of thiophene-fused cyclopentadienyl ligand tetrahydroquinoline derivative, and olefin polymerization using same
US5637660A (en) Polymerization of α-olefins with transition metal catalysts based on bidentate ligands containing pyridine or quinoline moiety
KR100614993B1 (ko) 에틸렌과 C₃-C₁₂α 올레핀의 공중합체
KR101071400B1 (ko) 혼성 담지 메탈로센 촉매, 이의 제조 방법 및 혼성 담지메탈로센 촉매를 이용한 폴리올레핀의 제조방법
JP2002540260A (ja) オレフィンの重合
KR20010041816A (ko) 중합용 촉매
JP2003507387A (ja) クロム、モリブデンまたはタングステンのモノシクロペンタジエニル錯体
JP2003506494A (ja) オレフィン重合のための触媒組成物におけるイミドクロム化合物
JP2002521538A (ja) オレフィン重合
JPH11504361A (ja) オレフィンの重合の触媒としてのアザボロリニル金属錯体
EP2559711B1 (en) Supported catalyst for polymerizing olefin and method for preparing polyolefin using same
JP2003517061A (ja) オレフィンの重合
EP3173429B1 (en) Metallocene compound, metallocene supported catalyst, and method for preparing polyolefin using same
MXPA02011811A (es) Polimerizacion de olefinas.
US10800863B2 (en) Transition metal complexes, catalyst compositions including the same, and method for preparing polyolefins therewith
EP1171478B1 (en) Polymerization of ethylene
JP2003517056A (ja) 高分枝非晶質ポリオレフィンの均一触媒を用いた製造方法
CN111556878B (zh) 负载型茂金属催化剂和使用该催化剂制备聚丙烯的方法
EP3783004B1 (en) Transition metal compound, catalyst composition comprising same, and polymer preparation method using same
US20220017657A1 (en) Hybrid Supported Catalyst and Method of Preparing Polyolefin Using the Same
CN116355009B (en) Organometallic complex, catalyst composition comprising the same, and process for producing polyolefin
CN116355009A (zh) 有机金属络合物、包含其的催化剂组合物、以及聚烯烃的制备方法
US20240109923A1 (en) Transition metal compound and catalyst composition comprising the same
KR100567101B1 (ko) 폴리에틸렌 제조용 균일활성종 촉매, 이의 제조방법 및이를 이용한 중합방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100204

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100215

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100601