JP2002530296A - シタロプラムの製造方法 - Google Patents

シタロプラムの製造方法

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JP2002530296A
JP2002530296A JP2000583316A JP2000583316A JP2002530296A JP 2002530296 A JP2002530296 A JP 2002530296A JP 2000583316 A JP2000583316 A JP 2000583316A JP 2000583316 A JP2000583316 A JP 2000583316A JP 2002530296 A JP2002530296 A JP 2002530296A
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ペテルセン・ハンス
ベゲソー・クラウス・ペーター
ゾンマー・ミヒャエル ベッヘ
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ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット
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    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/87Benzo [c] furans; Hydrogenated benzo [c] furans

Abstract

(57)【要約】 シタロプラムの製造方法は、式(IV)(式中、R1 はCN,C1-6アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミノカルボニルである。)で表される化合物のオキソ基を還元し、得られたヒドロキシ化合物を閉環して、対応する1-(4- フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフランが得られ、その際R1 がシアノである場合、次ぎの工程にこの化合物をそのまま使用し、そしてR 1 がC1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミノカルボニルである場合、対応する化合物(式中、R1 はシアノである。)に変換し、ついで塩基性条件下で、得られた5−シアノ化合物(R1 =CN)を3−ジメチル−アミノプロピルハロゲニドでアルキル化し、これによってシタロプラムが得られることから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、よく知られた抗うつ薬シタロプラム(citalopram)、即ち1-〔3-( ジ
メチルアミノ) プロピル〕-1-(4-フルオロフエニル)-1,3-ジヒドロ-5- イソベン
ゾフランカルボニトリルの製造方法に関する。 発明の背景 シタロプラムは周知の抗うつ薬であり、数年来市場で入手されてきており、次
の構造を有する:
【0002】
【化8】
【0003】 これはしたがって抗うつ活性を有する選択性の、中枢活性なセロトニン (5-ヒ
ドロキシトリプタミン; 5-HT) 再吸収阻害剤である。この化合物の抗うつ活性は
、いくつかの文献、たとえば J. Hyttel, Prog. Neuro-Psychopharmacol. &
Biol. Psychiat., 1982, 6, 277-295 及び A. Gravem, Acta Psychiatr. Scand.
,1987,75, 478-486 に報告されている。更にこの化合物は、痴呆症及び脳血管性
障害に効果を示すことがヨーロッパ特許公開(EP-A)第4,74,580号公報に開示され
ている。
【0004】 最初に、シタロプラムはドイツ特許第2,657,271 号明細書 (米国特許第4,136,
193 号明細書に対応) に開示された。この特許明細書には、ある方法によるシタ
ロプラムの製造が開示され、そしてシタロプラムの製造に使用される別の方法の
概要が述べられている。
【0005】 これに記載された方法によれば、対応する1-(4- フルオロフエニル)-1,3-ジヒ
ドロ-5- イソベンゾフランカルボニトリルを、縮合剤としてメチルスルフィニル
メチドの存在下に3-(N,N- ジメチルアミノ) プロピル- クロライドと反応させる
。出発化合物を、シアン化第一銅との反応によって対応する5-ブロモ誘導体から
製造する。
【0006】 一般的にしか概要が述べられていないこの方法によれば、シタロプラムは下記
化合物:
【0007】
【化9】
【0008】 を脱水剤の存在下に閉環し、次いで5-ブロモ基をシアン化第一銅と交換すること
によって得られる。式IIで表される出発化合物は、2つの連続グリニャール反応
、すなわち夫々4-フルオロフエニルマグネシウムクロライド及びN,N- ジメチ
ルアミノプロピルマグネシウムクロライドとの反応によって5-ブロモフタリドか
ら得られる。
【0009】 シタロプラムの新規で、驚くべき製造方法及びシクロプラムの製造に使用され
る中間体は、米国特許第4,650,884 号明細書に記載されている。その方法によれ
ば、式
【0010】
【化10】
【0011】 で表される中間体を、シタロプラムを得るために強硫酸で脱水することによって
閉環反応させる。式IIIで表される中間体は、2つの連続グリニャール反応、す
な わち夫々4-フルオロフエニルマグネシウムハロゲニド及びN,N-ジメチルアミノプ
ロピルマグネシウムハロゲニドとの反応によって5-シアノフタリドから製造され
る。
【0012】 最後に、シタロプラムの個々の対掌体を製造する方法は、米国特許第4,943,59
0 号明細書に記載され、この特許から、式IIIで表される中間体の閉環が塩基を
用 いて不安定なエステルを介して行われることも明らかである。
【0013】 驚くべきことに、本発明者はシタロプラムが通常の出発化合物を用いる有利か
つ安全な新規方法によって製造されることを見い出した。 発明の要旨 したがって、本発明は、a)式IV
【0014】
【化11】
【0015】 (式中、R1 はCN,C1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミ
ノカルボニルである。) で表される化合物を還元し、 b)式V
【0016】
【化12】
【0017】 (式中、R1 は上述の意味を有する。) で表される得られた化合物を閉環して、式VI
【0018】
【化13】
【0019】 (式中、R1 は上述の意味を有する。) で表される化合物が得られ、 c)その際R1 がシアノである場合、次ぎの工程に式VIで表される化合物をその
まま使用し、そしてR1 がC1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキル
アミノカルボニルである場合、式VIで表される化合物を対応する化合物(式中
、R1 はシアノである。)に変換させ、ついで d)塩基性条件下で、得られた式VIで表される5−アミノ化合物(R1 =CN)
を3−ジメチル−アミノプロピルハロゲニドでアルキル化し、これによって式I
【0020】
【化14】
【0021】 で表されるシタロプラムが得られ、これをその塩基又はその薬学的に容認された
塩として単離させる工程から成ることを特徴とする、シタロプラムの製造方法に
関する。
【0022】 もう1つの観点によれば、本発明は式Vで表される新規中間体を提供する。
【0023】 更にもう1つの観点によれば、本発明は式VI(式中、R1 はC1-6 アルキルオ
キシカルボニル又はC1-6 アルキルアミノカルボニルである。)で表されるシタ
ロプラム製造用新規中間体を提供する。
【0024】 他の観点によれば、本発明は本発明の方法によって製造されたシタロプラムを
含有する抗うつ剤に関する。
【0025】 本明細書及び特許請求の範囲を通して、C1-6 アルキルは、1〜6個の炭素原
子を有する分枝状又は非分枝状アルキル基を示し、たとえばメチル、エチル、1-
プロピル、2-プロピル、1-ブチル、2-ブチル、2-メチル-2- プロピル、2,2-ジメ
チル-1- エチル及び2-メチル-1- プロピルである。
【0026】 使用される3-ジメチルアミノプロピルハロゲニドは塩化物、臭化物又はヨウ化
物、好ましくは塩化物である。
【0027】 式IVで表される化合物の還元は、塩基性条件下でアルコール、たとえばエタ
ノール又はメタノール中で好都合な還元剤、好ましくはNaBH4 を用いて又は
酢酸水溶液中で亜鉛を用いて行われてよい。
【0028】 式Vで表される化合物の閉環は、酸によって又は不安定なエステルを介して塩
基を用いて行うことができる。酸性閉環は無機酸、たとえば硫酸又はリン酸ある
いは有機酸、たとえばメチルスルホン酸、p−トルエンスルホン酸又はトリフル
オロ酢酸により行われる。塩基性閉環は、不安定なエステル、たとえばメタンス
ルホニル- 、p−トルエンスルホニル- 、10- ショウノウスルホニル- 、トリ
フルオロアセチル- 又はトリフルオロメタンスルホニル- エステルを介して塩基
、たとえばトリエチルアミン、ジメチルアニリン又はピリジン等々の添加と共に
行われてよい。この反応を不活性溶剤中で、好ましくは冷却しながら、特に約0 0 Cに冷却しながら行い、一槽(one-pot) 方法、すなわちエステル化と塩基の同時
添加によって行うのが好ましい。
【0029】 R1 がアルキルアミノカルボニル基である場合、シアノ基への変換は通常のニ
トリル合成によって行うことができる。したがって、R1 がアルキルアミノカル
ボニル基である式Vで表されるアミドは、脱水剤、最も好ましくはチオニルクロ
ライド又は五塩化リンと反応させてシアノ化合物、すなわちシタロプラムに変換
させるのが好ましい。
【0030】 R1 がアルキルオキシカルボニル基である場合、シアノ基への変換はR1 がア
ルキルアミノカルボニル基である式VIで表される化合物と同一の方法でシアノ
基へ変換される対応するアミド基を介して行われるのが好ましい。
【0031】 アルキルオキシカルボニル基のアミドへの変換は、酸又は塩基を用いて加水分
解し、次いで酸クロライドに変え、アンモニア又はアルキルアミン、好ましくは
t-ブチルアミンとの反応によってアミド化することによって行われる。酸加水分
解を、すべての適当な酸、たとえばHBr、HCl、HBr/酢酸の使用に行っ
てよい。塩基加水分解を、すべての適当な塩基、たとえばK2 CO3 、NaOH
、KOH等々を用いて行ってよい。アミドへの変換は加圧及び加熱下にアンモニ
ア又はアルキルアミンとエステル(R1 がアルキルオキシカルボニル基である。
)との反応によって行ってもよい。得られたアミドは上述のようにシアノ基へ変
換される。
【0032】 あるいはまたエステル、すなわちVIで表される化合物(式中R1 はアルキルオ
キシカルボニル基である。)を、そのニトリルを生じさせるために加水分解し、
次いでクロロスルホニルイソシアナートと反応させることができる。
【0033】 工程d)のアルキル化は塩基、好ましくはリチウムジイソプロピルアミン(L
DA)の存在下に極性溶剤、たとえばエーテル、好ましくは1,2-ジメトキシエタ
ン(DME)、THF、ジグリム(diglyme)又はジエチルエーテル中で
3-ジメチルアミノプロピルハロゲニドを式VIで表される化合物(R1 =CN)
に付加して行われる。
【0034】 本発明の方法は、中間体の単離下に又は単離せずに実施することができる。
【0035】 他の反応条件、溶剤等々は、この様な反応に通常の条件であり、これらは当業
者によって容易に決定することができる。
【0036】 式IVで表される出発化合物は、下記の反応式でマグネシウムハロゲニドを用
いて例示されるように、4-ハロゲン- フルオロフェニルのグリニャール試薬との
反応によって対応するフタリド化合物から製造することができる。
【0037】
【化15】
【0038】 ( 式中、R1 は上述の意味を有する。) R1 がシアノ基である場合、式VIIで表される出発化合物は Tirouflet, J.
;Bull.Soc. Sci. Bretagne 26, 1959, 35 に記載されているように製造すること
ができる。
【0039】 式IVで表されるその他の出発化合物は、チオニルクロライドとの反応、つい
でC1-6 アルカノール又はC1-6 アルキルアミンとの反応によって5-カルボキシ
フタリドから製造することができる。5-カルボキシフタリドは市場で入手でき、
そしてよく知られた方法によって製造することができる (Tirouflet, J.; Bull.
Soc. Sci. Bretagne 26, 1959, 35)。
【0040】 本発明の好ましい実施態様として、R1 はシアノ基である。
【0041】 本発明の他の実施態様として、R1 はC1-6 アルキルオキシカルボニルであっ
て、このC1-6 アルキルは好ましくはエチル、プロピル、又はブチル、より好ま
しくはエチル、2-プロピル又はt-ブチルである。
【0042】 更に、本発明の他の実施態様として、R1 はC1-6 アルキルアミノカルボニル
であって、このC1-6 アルキルは好ましくはエチル、プロピル、又はブチル、よ
り好ましくはエチル、2-プロピル又はt-ブチル、もっとも好ましくはt-ブチルで
ある。
【0043】 一般式Iの化合物は、その遊離塩基として又はその薬学的に容認された酸付加
塩として使用することができる。このような酸付加塩として有機酸又は無機酸で
生成される塩を使用することができる。この様な有機塩の例は、マレイン酸、フ
マル酸、安息香酸、アスコルビン酸、コハク酸、シュウ酸、ビス- メチレンサリ
チル酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸
、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデリン酸、ケイヒ
酸、シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン酸
、グリコール酸、p- アミノ- 安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸及
びテオフイリン酢酸、並びに8-ハロテオフイリン、たとえば8-ブロモ- テオフイ
リンとの塩である。この様な無機塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルフア
ミン酸、リン酸及び硝酸との塩である。
【0044】 この化合物の酸付加塩は当該技術において公知の方法で製造することができる
。その塩基を水と混和しうる溶剤、たとえばアセトン又はエタノール中で計算量
の酸と反応させ、ついで濃縮させ、冷却して塩を単離させるか又は水と混和し得
ない溶剤、たとえばエチルエーテル、酢酸エチル又はジクロロメタン中で過剰の
酸と反応させ、塩を自発的に単離させる。
【0045】 本発明の薬学的調製物は、すべての適する方法で及びすべての適する形で、た
とえば錠剤、カプセル、粉末、シロップの形で経口で又は通常の注射用滅菌溶液
の形で腸管外に投与することができる。
【0046】 本発明の薬学的調製物を、当該技術において慣用の方法によって製造すること
ができる。たとえば錠剤を有効物質と通常の佐剤(adjuvants) 及び(又は)希釈
剤とを混合し、次いでこの混合物を慣用の打錠機で圧縮することによって製造す
ることができる。佐剤又は希釈剤の例として次のものがあげられる:コーンスタ
ーチ、ジャガイモデンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチン、乳
糖、ゴム等々。他のすべての佐剤又は添加物、たとえば着色料、芳香剤、保存剤
等々をこれらが有効成分と相容であるならば使用してもよい。
【0047】 注射用溶液は、有効成分と使用可能な添加物とを一部の注射用溶剤、好ましく
は滅菌水に溶解し、この溶液を所望の容量に調整し、この溶液を滅菌し、適当な
アンプル又は小瓶に詰めることによって、製造することができる。当該技術にお
いて通常使用されるすべての適当な添加物を、たとえば張度剤(tonicity agent
) 、保存剤、酸化防止剤等々を添加することができる。 実施例 更に、本発明を次の例によって説明する。 例1 (4- シアノ-2- ヒドロキシメチルフェニル)(4-フルオロフェニル) メタノール 乾燥THF(1200ml)中で4-フルオロブロモベンゼン(605g、3.
45モル)及びマグネシウムチップ(107g、4.4モル)から製造された4-
フルオロフェニルマグネシウムブロマイド溶液を、乾燥THF(3000ml)
中に5-シアノフタリドを有する懸濁液(500g,3.14モル)に滴加する。
温度を5℃以下に保つ。添加の終了後、反応混合物を室温で一晩攪拌する。
【0048】 エタノール(4500ml)を反応混合物に添加し、NaBH4 (238g、
6.30モル)を50gづつ分けて混合物に添加して、室温で一晩攪拌する。溶
剤の約2/3を減圧で除去して、水(4000ml)を反応混合物に添加する。
得られた溶液をEtOAc(2×500ml)で抽出する。溶剤の蒸発によって
粗製の目的化合物(780g)が油状物として残存する。これは次の反応に使用
するのに十分に純粋であると見做される。
【0049】 溶離剤としてEtOAc/n- ヘプタン(1/1)を用いてシリカゲル上でカラムク
ロマトグラフィー分離した後、純粋なサンプルが得られる。溶離剤の蒸発後に、
目的化合物が結晶として得られる。 DSC開始:116.5℃。
【0050】
【外1】
【0051】 C15H12N1F1O2に関する分析、計算値; C, 70.02: H, 4.71: N, 5.45. 測定値 C,
70.01: H, 4.71: N, 5.51 。 1-(4- フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5- カルボニトリル 粗製(4- シアノ-2- ヒドロキシメチルフェニル)(4-フルオロフェニル) メタノ
ール(700g)をH3 PO4 (60%、3000ml)に溶解し、溶液を3時
間、80℃に加熱する。トルエン(1000ml)を添加し、相を分離する。水
性相を更にトルエン(1000ml)で抽出する。トルエン相を一緒にし、溶剤
を減圧で除去する。残存する結晶をEtOH(99%)から再結晶させる。収量
:219g,(29%)。DSC開始:97℃。
【0052】
【外2】
【0053】 C15H10N1F1O1に関する分析、計算値; C, 75.30: H, 4.22: N, 5.86. 測定値 C,
75.01: H, 4.22: N, 5.83 。 1-(3- ジメチルアミノピロピル)-1-(4- フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベ
ンゾフラン-5- カルボニトリル n−BuLi(1.6Nヘキサン溶液、320ml)を、DME(150ml
)に溶解されたジイソプロピルアミン(55g、0.5モル)に−50℃で窒素
雰囲気下に添加する。1-(4- フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン
-5- カルボニトリル(62g、0.26モル)をDME(500ml)に溶解し
、温度を−40℃以下に保ちながら滴加する。添加(45分)後、暗赤色溶液を
さらに20分間攪拌する。3-ジメチルピロピルクロライド(100g、0.82
モル)を−50℃で一度に添加して、冷却器を取り除く。60分後、溶液を12
0分間50℃に温める。反応混合物を氷水(1L)上に注ぎ、トルエン(2×5
00ml)を用いて抽出する。有機相をHCl(4N、500ml)で抽出する
。酸性溶液をNaOH(10N)でアルカリ性(pH=10)にし、トルエン(
500ml)で抽出して、水(3×200ml)で洗浄する。トルエン相を無水
Na2 SO4 (50g)で乾燥し、活性炭で処理して、溶剤を減圧で除去する。
目的化合物(64−71g、76−84%) が油状物として得られる。
【0054】
【外3】
【0055】 シュウ酸塩をアセトンから結晶化させる。DSC開始:156℃。C22H23N2F1 O5に関する分析、計算値; C, 63.75: H, 5.60: N, 6.76. 測定値 C, 61.60: H,
5.62: N, 6.63 。 例2 (4- エトキシカルボニル-2- ヒドロキシメチルフェニル)(4-フルオロフェニル)
メタノール 乾燥THF(150ml)中で4-フルオロブロモベンゼン(21g、0.12
モル)及びマグネシウムチップ(3.4g、0.14モル)から製造された4-フ
ルオロフェニルマグネシウムブロマイド溶液を、乾燥THF(150ml)中に
5-エトキシカルボニルフタリド(20.6g、0.1モル)を有する懸濁液に滴
加する。温度を5℃以下に保つ。添加の終了後、反応混合物を室温で一晩攪拌す
る。
【0056】 エタノール(300ml)を反応混合物に添加し、NaBH4 (7.6g、0
.2モル)を約1gづつ分けて混合物に添加して、室温で4時間攪拌する。溶剤
を減圧で除去して、塩化アンモニウム(飽和水溶液、300ml)を残存する油
状物に添加する。得られた溶液のpHを4NHCl水溶液で7.2に調整して、
EtOAc(2×100ml)で抽出する。溶剤の蒸発によって粗製の目的化合
物(30g)が油状物として残存する。これは次の反応に使用するのに十分に純
粋であると見做される。
【0057】
【外4】
【0058】 エチル 1-(4-フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5- カルボキシ
レート 粗製(4- エトキシカルボニル-2- ヒドロキシメチルフェニル)(4-フルオロフェ
ニル) メタノール(30g)をH3 PO4 (60%、250ml)に溶解し、溶
液を1.5時間、80℃に加熱する。水(300ml)及びEtOAc(100
ml)を添加して、相を分離する。水性相を更にEtOAc(100ml)で抽
出する。有機相を一緒にし、溶剤を減圧で除去する。残存するいくらか不純の油
状物の収量は30gである。
【0059】
【外5】
【0060】 1-(4- フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5- カルボン酸 粗製のエチル 1-(4-フルオロフェニル)-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5- カ
ルボキシレート(30g)をEtOH(96%、150ml)及び2NNaOH
水溶液(150ml)に溶解する。溶液を1時間還流する。容量の1/2を減圧
で蒸発させる。水性相をEtOAc(2×100ml)で抽出する。水性相を酸
性にして(pH=1、濃HCl)、5℃に冷却後、白色結晶を濾過する。収量:
16g。5-エトキシカルボニル- フタリドから出発して、総収率は66%である
。融点187−190℃。
【0061】
【外6】
【0062】 ついで得られた化合物を対応するシアノ化合物に変換して、これを例1に記載
したように再びアルキル化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 231/12 C07C 231/12 235/42 235/42 253/30 253/30 255/53 255/53 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ベッヘ ゾンマー・ミヒャエル デンマーク国、DK−2880 バーグスヴェ ー、アルダスフヴィレヴェイ、23アー Fターム(参考) 4C086 AA01 AA04 BA05 MA01 MA04 NA20 ZA12 4H006 AA02 AC41 BB14 BE23 4H039 CA42 CH20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)式IV 【化1】 (式中、R1 はCN,C1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミ
    ノカルボニルである。) で表される化合物を還元し、 b)式V 【化2】 (式中、R1 は上述の意味を有する。) で表される得られた化合物を閉環して、式VI 【化3】 (式中、R1 は上述の意味を有する。) で表される化合物が得られ、 c)その際R1 がシアノである場合、次ぎの工程に式VIで表される化合物をその
    まま使用し、そしてR1 がC1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキル
    アミノカルボニルである場合、式VIで表される化合物を対応する化合物(式中
    、R1 はシアノである。)に変換し、ついで d)塩基性条件下で、得られた式VIで表される5−シアノ化合物(R1 =CN)
    を3−ジメチル−アミノプロピルハロゲニドでアルキル化し、これによって式I 【化4】 で表されるシタロプラムが得られ、これをその塩基又はその薬学的に容認された
    塩として単離させる工程から成ることを特徴とする、シタロプラムの製造方法。
  2. 【請求項2】R1 がCNである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】R1 がC1-6 アルキルオキシカルボニルである、請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】R1 がC1-6 アルキルアミノカルボニルである、請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】C1-6 アルキルがエチル- 、プロピル- 又はブチル- 、好ましく
    はエチル- 、2-プロピル- 又はt-ブチル- 、最も好ましくはt-ブチル- である、
    請求項3又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】式IVで表される化合物の還元が、塩基性条件下でアルコール、
    たとえばエタノール又はメタノール中でNaBH4 を用いて行われる、請求項1
    ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】式Vで表される化合物の閉環が、無機酸、たとえば硫酸又はリン
    酸あるいは有機酸、たとえばメチルスルホン酸、p−トルエンスルホン酸又はト
    リフルオロ酢酸により行われる酸性閉環によって行われる、請求項1ないし6の
    いずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】式Vで表される化合物の閉環が、好ましくは同時のエステル化及
    び塩基の添加と共に不安定なエステルを介して塩基性閉環によって行われる、請
    求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】不安定なエステルがメタンスルホニル- 、p−トルエンスルホニ
    ル- 、10- ショウノウスルホニル- 、トリフルオロアセチル- 又はトリフルオ
    ロメタンスルホニル- エステルであり、そして塩基がトリエチルアミン、ジメチ
    ルアニリン又はピリジンである、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】C1-6 アルキルオキシカルボニルのシアノ基への変換が、対応
    するアミド基を介して行われる、請求項3記載の方法。
  11. 【請求項11】C1-6 アルキルオキシカルボニルのアミドへの反応が、酸又は
    塩基を用いて加水分解し、次いで酸クロライドに変え、アンモニア又はアルキル
    アミン、好ましくはt-ブチルアミンとの反応によってアミド化することによって
    行われる、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】加水分解が適当な酸、たとえばHBr,HCl,HBr/酢酸
    を使用して行われる、請求の範囲11記載の方法。
  13. 【請求項13】加水分解が適当な塩基、たとえばK2 CO3 ,NaOH又はK
    OHの使用によって行われる、請求の範囲11記載の方法。
  14. 【請求項14】C1-6 アルキルオキシカルボニルのアミドへの反応が加圧及び
    加熱下にエステルとアンモニア又はアルキルアミンとの反応によって行われる、
    請求項8記載の方法。
  15. 【請求項15】アミドを脱水剤、好ましくはチオニルクロライド又は五塩化リ
    ンとの反応によってシアノ基に変える、請求項4又は9ないし14のいずれかに
    記載の方法。
  16. 【請求項16】工程d)でアルキル化剤として使用される3-ジメチルアミノプ
    ロピルハロゲニドが塩化物、臭化物又はヨウ化物、好ましくは塩化物である、請
    求項1ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】工程d)のアルキル化がエーテル、好ましくは1,2-ジメトキシ
    エタン、THF、ジグリム又はジエチルエーテル中で行われる、請求項1ないし
    16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】工程d)のアルキル化が塩基、好ましくはリチウムジイソプロ
    ピルアミンの存在下に行われる、請求項1ないし17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】式IVで表される出発化合物が、4-ハロゲン- フルオロフェニ
    ルの、好ましくは4-フルオロフェニルマグネシウムハロゲニドの、最も好ましく
    は臭化マグネシウムのグリニャール試薬との反応によって対応するフタリド化合
    物から製造される、請求項1ないし18のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】R1 がシアノ基である場合、式IVで表される出発化合物を4-
    フルオロフェニルマグネシウムハロゲニドとの反応によって対応するフタリド化
    合物から製造し、工程a)における還元をアルコール中でNaBH4 によって行
    い、工程b)における閉環を無機酸によって行い、ついで工程d)におけるアル
    キル化をリチウムジイソプロピルアミンの存在下にエーテル中でジメチルアミノ
    プロピルクロライドを用いて行う、請求項1記載の方法。
  21. 【請求項21】式V 【化5】 (式中、R1 はCN,C1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミ
    ノカルボニルである。) で表される化合物。
  22. 【請求項22】式VI 【化6】 (式中、R1 はC1-6 アルキルオキシカルボニル又はC1-6 アルキルアミノカル
    ボニルである。) で表される化合物。
  23. 【請求項23】請求項1ないし20のいずれかに記載された方法によって製造
    されたシタロプラムを含有する抗うつ剤。
  24. 【請求項24】式VI 【化7】 (式中、R1 は上述の意味を有する。) で表される化合物を、塩基性条件下で3-ジメチル- アミノプロピルハロゲニドで
    アルキル化するが、この際この反応をリチウムジイソプロピルアミンの存在下に
    エーテル、好ましくは1.2-ジメトキシエタン、THF、ジグリム又はジエチルエ
    ーテル中で行うことを特徴とする、シタロプラムの製造方法。
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