JP2002526486A - 高純度のHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得るためのプロセス - Google Patents

高純度のHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得るためのプロセス

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Abstract

(57)【要約】 ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、メバスタチン、アトルバスタチン、ならびにそれらの誘導体およびアナログは、HMG−CoAレダクターゼインヒビターとして知られており、抗高コレステロール血症薬として使用されている。それらの大部分は、Aspergillus 、Monascus、Nocardia、Amycolatopsis 、Mucor またはPenicillium 属に属する種として同定された異なる種の微生物を使用する発酵によって製造され、そのいくつかは、化学合成法を使用する発酵生成物を処理することによって得られるか、またはそれらは全化学合成の生成物である。活性成分の純度は、特に薬学的生成物を高血漿コレステロールの治療または予防において長期間服用しなければならない場合に、安全で効果的な薬剤を製造するための重要な因子である。より低い純度の薬剤からの不純物の蓄積は、治療中の多くの副作用を引き起こし得る。本発明は、いわゆる置換クロマトグラフィーを使用するHMG−CoAレダクターゼインヒビターの単離のための新規の工業プロセスに関する。本発明を使用することにより、高収率、より低い製造コストおよび適切な生態バランスで高純度のHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) ロバスタチン、プラバスタチン、メバスタチン、アトルバスタチン、ならびに
それらの誘導体およびアナログはHMG−CoAレダクターゼインヒビターとし
て知られており、抗高コレステロール血症薬(antihypercholesterolemic agent)
として使用されている。それらの大部分は、Aspergillus 、Monascus、Nocardia
、Amycolatopsis 、Mucor またはPenicillium 属に属する種として同定された異
なる種の微生物を使用する発酵によって製造され、そのいくつかは、化学合成法
を使用する発酵生成物を処理することによって得られるか、またはそれらは全化
学合成の生成物である。
【0001】 活性成分の純度は、特に薬学的生成物を高血漿コレステロール(high plasma c
holesterol) の治療または予防において長期間服用しなければならない場合に、
安全で効果的な薬剤を製造するための重要な因子である。より低い純度の薬剤か
らの不純物の蓄積は、治療中の多くの副作用を引き起こし得る。
【0002】 本発明は、いわゆる置換クロマトグラフィーを使用するHMG−CoAレダク
ターゼインヒビターの単離のための新規の工業プロセスに関する。本発明の使用
により、高収率、より低い製造コストおよび適切な生態バランスで高純度のHM
G−CoAレダクターゼインヒビターを得ることができる。
【0003】 (先行技術) 以前の特許に開示される抗高コレステロール血症薬の単離および精製のための
プロセスは、抽出、クロマログラフィー法、ラクトニセーション(分子内エステ
ル化)法および結晶化法の種々の組合せを含む。これらの手順によって得られる
最終生成物の純度はUSP標準に従うが、所望の生成物の収率は比較的低い。さ
らに、それらは、大量の有機溶媒とこれらの量に適合した大きな装置との両方を
必要とする。
【0004】 WO 92/16276号に開示される単離プロセスは、工業的HPLC(高
速液体クロマログラフィー)装置の使用により99.5%より大きい純度のHM
G−CoAレダクターゼインヒビターを得るための解決法を提供する。WO 9
2/16276号によれば、85%以上の純度を有する粗HMG−CoAレダク
ターゼインヒビターを、有機溶媒、または有機溶媒および水の溶液に溶解する。
次いで、この混合物を2と9の間のpHに緩衝化し、HPLCカラムに入れる。
重要なHMG−CoAレダクターゼインヒビターのピークを収集した後、溶媒の
一部を除去し水を加えるか、または溶媒混合物の2/3を除去して、HMG−C
oAレダクターゼインヒビターを結晶化する。最終的には、このプロセスによっ
て得られた生成物の純度は、約90%の収率を有して、少なくとも99.5%で
ある。
【0005】 WO 92/16276号に開示される方法は、比較的高い収率を有して、高
い純度のHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得ることができ、従来のク
ロマトグラフィーカラムに関する上記方法の不利益は、HPLCカラム当たりに
充填される物質の量が相対的に少ないことである。カラムに供給される少量のサ
ンプルはまた、十分な量の所望の物質を得るために単離操作の繰り返しの回数が
増加することに関連して、結果的に大量の溶媒が使用されてより高い製造コスト
となる。
【0006】 本発明の基本である置換クロマトグラフィー法は、以前に使用されたクロマト
グラフィー法と実質的には異ならない。
【0007】 置換クロマトグラフィーは、固定相の活性部位に対するカラムに供給されたサ
ンプルの成分の競争に基づく。サンプルの個々の成分は互いに列車(train) のよ
うに置換しており、固定相に対する非常に高い親和性を有し、カラムに沿って供
給されたサンプルから遅れて移動するディスプレーサ(displacer) は、ディスプ
レーサと同じ速度で移動する1成分の領域へのサンプル成分の分離を行う。個々
の成分の濃縮は、精製と同時に行われる。
【0008】 置換クロマトグラフィー法の原理は、1943年以来知られている比較的古い
ものであるが、能率的なカラムがないので、つい1981年に実用されたことが
紹介された(Cs. Horvath et al., J. Chromatogr., 215 (1981) 295; J. Chrom
atogr., 330 (1985) 1; J. Chromatogr., 440 (1988) 157) 。ここで参考として
紹介されたこれらの論文は、置換モードにおいて逆相高速液体クロマトグラフィ
ーを使用して生物学的に活性なペプチドおよびポリミキシン抗生物質(ポリペプ
チド)の分析用および調製用分離ならびに精製を記述する。ポリミキシンオクタ
デシルシリカゲルカラム250×4.6mm、粒径5μmに対して、移動相とし
て水に10%のアセトニトリルおよびディスプレーサとして異なるハロゲン化テ
トラアルキルアンモニウムが使用された。
【0009】 置換クロマトグラフィーの分野における最近の調査(S.M. Cramer et al., En
zyme Microb. Technol., 11 (1989) 74; Prep. Chromatogr., 1 (1988) 29; J.
Chromatogr., 394 (1987) 305; J. Chromatogr., 439 (1988) 341; J. Chromato
gr., 454 (1988) 1 (理論的最適化)) ; A. Felinger et al., J. Chromatogr
., 609 (1992) 35(理論的最適化)、ここで全ての論文は参考として紹介される
)においては、同様のカラムが使用され;移動相はリン酸緩衝液中のメタノール
であり、ディスプレーサはアセトニトリル中の2−(2−t−ブトキシエトキシ
)エタノール(BEE)および酢酸ナトリウムである。異なるペプチドであるタ
ンパク質およびセファロスポリンC抗生物質は、サンプルとして使用された。
【0010】 US特許第5,043,432号(27.08.1991)およびEP 41
6.416号は、それぞれ、使用された固定相が陽イオン交換樹脂である置換イ
オン交換クロマトグラフィーで特定の低分子(1000ダルトンより小さい)ペ
プチド(特に、タフトシンおよびその合成誘導体)を精製するための方法を記載
し、輸送体溶媒は水または種々の強酸の希釈溶液であり、使用されるディスプレ
ーサは、異なる濃度のトリエチレンテトラアンモニウム塩である。US特許出願
08/875,422号(まだ公開されていない)においては、バンコマイシン
の単離および精製のために置換クロマトグラフィーを使用することが記載されて
いる。
【0011】 (技術的解決) 研究室スケールに適用することができる多くの技術が、それらの使用を正しい
とする大規模製造操作において実質的には経済的でないか、または環境基準を満
たさないので、大規模で高純度の活性物質を得ることは、時には困難である。上
記の事実は、高品質の生成物と経済的および生態的に適合した製造の両方を提供
する新しい技術を産業に探らせる。本発明は、純粋なHMG−CoAレダクター
ゼインヒビターを得ることが可能なより古い特許および他の文献に公知のプロセ
スの欠点を解消し、さらに精製プロセスそれ自体は、時間がかかることなく、高
収率を提供し、少量の溶媒を使用する。上記プロセスは、自然に優しく;さらに
、空間およびエネルギーに関して必要とせず、それゆえ経済的に大規模製造を可
能にする。
【0012】 (発明の説明) 本発明は、置換クロマトグラフィーを使用するHMG−CoAレダクターゼイ
ンヒビターの精製のためのプロセスを提供する。すなわち、粗HMG−CoAレ
ダクターゼインヒビターの精製のプロセスにおいて少なくとも1つの工程が、置
換クロマトグラフィーを含む。精製されるHMG−CoAレダクターゼインヒビ
ターは、例えば、メバスタチン、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチ
ン、フルバスタチンおよびアトルバスタチンからなる群から選択される。選択さ
れたインヒビターは、置換クロマトグラフィーによって精製するためにラクトン
(分子内エステル)形態、または酸の形態あるいはそれらの塩の形態であり得る
。本発明のプロセスを特徴とする置換クロマトグラフィーは、好ましくは、以下
の工程を含む: a)適切な移動相でクロマトグラフィーカラムを調整する工程、 b)移動相に溶解した粗HMG−CoAレダクターゼインヒビターを供給する工
程、 c)カラムからHMG−CoAレダクターゼインヒビターを置換するためにディ
スプレーサを導入する工程、および d)精製されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得る工程。
【0013】 精製されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターは、好ましくは、 d1)フラクションを収集する工程、および d2)分析用HPLCでフラクションを分析し、そして純度の質に依存してフラ
クションを貯蔵する工程、 によって得られる。精製されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターが得ら
れた後、アルコール/水の混合物でカラムを洗浄してディスプレーサを溶出する
ことによって、クロマトグラフィーカラムを、再生することができる。
【0014】 そして、ここで記述される様式で得られたHMG−CoAレダクターゼインヒ
ビターは、従来技術の状態からすでに知られている方法によって、例えば凍結乾
燥、もしくは、好ましくはラクトン形態、酸形態またはそれらの塩形態(好まし
くは、アルカリまたはアルカリ土類金属塩)を得るための結晶化によって、移動
相から単離される。
【0015】 不純物に加えてかなりの割合のHMG−CoAレダクターゼインヒビターを含
むフラクションは、再びプロセスに供することができ、95%を越える総収率に
なる。
【0016】 使用される固定相は、逆相であり、天然(異なる長さのアルキル鎖を有するシ
リカゲル)または合成(C−18またはC−8の有機物)固定相が、適切である
。好ましくは、スチレンおよびジビニルベンゼンの合成架橋ポリマーマトリクス
が使用される。固定相の粒径は、3μmから20μmが適切であり、7μmと1
5μmの間が好ましい。
【0017】 使用される移動相は、好ましくは、水、アセトニトリル/水の溶液および低級
(好ましくはC1 〜C4 )アルコールの水溶液、アルカリ金属カチオン、アンモ
ニアあるいはアミンを含む有機酸、ハロゲン化した有機酸または無機酸(例えば
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、塩酸、ほう酸、リン酸、炭酸または硫酸(suph
uric acid))の緩衝化された希釈溶液から選択される。水ならびにア
セトニトリルおよびとりわけメタノールまたはエタノールの水溶液は、特に好ま
しく、水溶液中の有機溶媒の量は、好ましくは80%以下であり、より好ましく
は45%以下であり、とりわけ30%以下である。移動相において有毒なメタノ
ールは、より毒性の少ないエタノールで取り換えてもよく、または良好な結果を
有する水で少なくとも部分的に取り換えてもよいので、処分する溶媒の除去がよ
り容易であり、したがって、本発明は生態学的面から判断して先行技術の状態と
比較して著しく向上している。
【0018】 使用される移動相のpHは、好ましくは4.5と10.5との間であり、より
好ましくは6.5と8との間であり、とりわけ約7である。カラムを通過する移
動相の流速は、1.5ml/(分・cm2 )と30ml/(分・cm2 )との間
、好ましくは3ml/(分・cm2 )と15ml/(分・cm2 )との間である
ように適切に調整される。ディスプレーサが移動相と混合されることによってク
ロマトグラフィーカラムに導入されるのと同時に、流速は、好ましくは1.5m
l/(分・cm2 )と15ml/(分・cm2 )との間、そしてとりわけ3ml
/(分・cm2 )と10ml/(分・cm2 )の間にあるように調整される。な
ぜなら、より高い流速は、収集されるサンプルの希釈を引き起こし、そしてまた
分離がより悪くなるからである。
【0019】 ディスプレーサは、適切には、界面活性剤、洗浄剤等のような両親媒性構造を
有する化合物である。ディスプレーサの例は、長鎖アルコール、長鎖カルボン酸
、長鎖アルキルアンモニウム塩、芳香族ジカルボン酸エステル、オキソ−および
ジオキソ−アルコール、ジエチレングリコールモノ−(またはジ−)アルキルエ
ーテルのようなポリアルキレンポリグリコールエーテル、ポリアリールまたはT
riton(登録商標)X−100のようなポリアルキレンポリアリールエーテ
ルなどである。前述の「長鎖」は少なくともC4 −鎖、好ましくは少なくともC 10 −鎖およびより好ましくは少なくともC14−鎖以上を有するアルキル鎖を意味
する。
【0020】 移動相におけるディスプレーサの濃度は、適切には、1から35%、好ましく
は2から20%、そしてとりわけ7から14%になるように調整される。
【0021】 クロマトグラフィーカラムから溶出される個々のフラクションにおける純度の
質を調整する好ましい実施形態において、分析されるHMG−CoAレダクター
ゼインヒビターに関する分析用HPLC法を、以下に記載されるように行うこと
ができる。
【0022】 分析されるサンプルを、アセトニトリルを有する20mMNH4 HCO3 水溶
液を含む移動相を用いて100回希釈する(アセトニトリルの割合を、分析物の
保持因子が5と10の間であるように調整する)。このサンプルの10μmを、
高速液体クロマトグラフィーのためのHypersil ODSカラム(Hyp
ersil、the United Kingdom、粒径3μm、カラムサイ
ズ50×4.6mm)に入れる。吸光度を235nmで測定する。サンプルのH
PLC純度を、クロマトグラムにおける個々のピークの面積の間の比から計算す
る。
【0023】 クロマトグラフィーが完了した後、固定相は、例えば、低級アルコールの20
から100%水溶液を有する移動相を使用して、好ましくは再生される。
【0024】 本発明は、以下の実施例によって説明されているが、決して限定されるもので
はない。
【0025】 (実施例) (実施例1) プラバスタチンの粗ナトリウム塩(1.0g、HPLC純度88%、アッセイ
85%)を、10mlの移動相A(蒸留水)に溶解し、0.2MNaOH水溶液
でpHを7に調整し、濾過した。カラムを移動相Aで平衡化した。上記の様式で
得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS HEカラム(Gro
m Analytic + HPLC GmbH、Germany)、粒径11
μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、移動相Aに7%の
ジエチレングリコールモノブチルエーテルを含む移動相Bで、4.5ml/分の
流速で洗浄した。吸光度は、260nmで測定し、そして0.5mlのフラクシ
ョンを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少したとき、カ
ラムを25mlの70%メタノールで洗浄した。得られたフラクションを、ここ
での上記HPLC分析法により分析した。99.5%以上の純度を有するフラク
ションを貯蔵した。貯蔵されたフラクション(7ml)におけるHPLC純度は
、99.8%であった。
【0026】 (実施例2) プラバスタチンの粗ナトリウム塩(0.4g、HPLC純度88%、アッセイ
85%)を5mlの移動相A(蒸留水)に溶解し、0.2MNaOH水溶液でp
Hを7に調整し、濾過した。カラムを、移動相Aで平衡化した。上記の様式で得
られたサンプルをKromasil 100 C−18カラム(EKA Che
micals AB、Sweden)、粒径10μm、カラムサイズ200×1
0mmに供給した。カラムを移動相Aに7%のTriton X−100を含む
移動相Bで、1ml/分の流速で洗浄した。吸光度を260nmで測定し、そし
て0.5mlのフラクションを上記吸光度における最初の増加で収集した。得ら
れたフラクションを上記HPLC分析法により分析した。99.5%以上の純度
を有するフラクションを貯蔵した。貯蔵したフラクション(3ml)におけるH
PLC純度は、99.7%であった。
【0027】 (実施例3) 0.6gのプラバスタチンの粗ナトリウム塩を、5mlの蒸留水に溶解した。
使用される移動相(30%メタノール水溶液)を除いて、実施例1に記載のプロ
トコールを使用し、99.8%のHPLC純度を有する貯蔵したフラクションを
得た。
【0028】 (実施例4) 実施例3に記載の方法を、繰り返した。ここでは移動相におけるディスプレー
サの濃度を14%にした。実施例1に記載された基準によれば、貯蔵されたフラ
クションにおけるHPLC純度は99.8%であった。
【0029】 (実施例5) プラバスタチンラクトン(0.4g、HPLC純度85%)を、33mlの4
5%のメタノールを含む移動相Aに溶解した。上記の様式で得られたサンプルを
、Grom−Sil 120−ODS HEカラム(Grom Analyti
c + HPLC GmbH、Germany)、粒径11μm、カラムサイズ
250×10mmに供給した。カラムを、移動相Aに2%のジエチレングリコー
ルジブチルエーテルを含む移動相Bで、4.5ml/分の流速で洗浄した。吸光
度を260nmで測定し、そして1mlのフラクションを上記吸光度における最
初の増加で収集した。シグナルが減少したとき、カラムを25mlの70%メタ
ノールで洗浄した。
【0030】 99.5%以上の純度を有するフラクションを貯蔵した。貯蔵したフラクショ
ンにおけるHPLC純度は、99.7%であった。
【0031】 (実施例6) プラバスタチンラクトン(0.3g、HPLC純度85%)を30%のメタノ
ールを含む80mlの移動相Aに溶解した。カラムを移動相Aで平衡化した。上
記の様式で得られたサンプルを、Licrosphere RP 18カラム、
粒径12μm、カラムサイズ200×10mmに供給した。カラムを、移動相A
に5%のジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテルを含む移動相Bで、
4.5ml/分の流速で洗浄した。吸光度を、235nmで測定し、そして1m
lのフラクションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少
したとき、カラムを、25mlの90%メタノールで洗浄した。得られたフラク
ションを、上記のHPLC分析法で分析した。
【0032】 99.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクシ
ョンにおけるHPLC純度は、99.8%であった。
【0033】 (実施例7) プラバスタチンラクトン(0.3g、HPLC純度85%)を35%のアセト
ニトリルを含む25mlの移動相Aに溶解した。カラムを移動相Aで平衡化した
。上記の様式で得られたサンプルを、Licrosphere RP 18カラ
ム、粒径12μm、カラムサイズ200×10mmに供給した。カラムを、移動
相Aに1%のジエチレングリコールジブチルエーテルを含む移動相Bで、4.5
ml/分の流速で洗浄した。吸光度を235nmで測定し、そして1mlのフラ
クションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少したとき
、カラムを、25mlの90%メタノールで洗浄した。得られたフラクションを
、上記のHPLC分析法で分析した。
【0034】 99.5%以上の純度を有するフラクションを貯蔵した。貯蔵したフラクショ
ンにおけるHPLC純度は99.8%であった。
【0035】 (実施例8) 実施例7に記載の方法を、ここでは、移動相Bを移動相A中の0.85%ジエ
チルフタラート(diethylphthalat)にして繰り返した。
【0036】 99.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクシ
ョンにおけるHPLC純度は、99.8%であった。
【0037】 (実施例9) シンバスタチンラクトン(0.42g、HPLC純度87%)を、6mlの6
6%のアセトニトリルに溶解し、1.2mmolの水酸化ナトリウムで加水分解
した。アセトニトリルを除去し、そしてpHを希釈したH3 PO4 で7に調整し
た。カラムを、14%のメタノールを含む移動相Aで平衡化した。上記の様式で
得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS HEカラム(Gro
m Analytic + HPLC GmbH、Germany)、粒径11
μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、移動相Aに6.7
%のジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテルを含む移動相Bで、4.
5ml/分の流速で洗浄した。吸光度を260nmで測定し、そして0.5ml
のフラクションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少し
たとき、カラムを25mlのメタノールで洗浄した。
【0038】 99.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクシ
ョンにおけるHPLC純度は99.8%であった。
【0039】 (実施例10) シンバスタチンラクトン(0.5g、HPLC純度87%)を、70%のメタ
ノールを含む20mlの移動相に溶解した。カラムを移動相Aで平衡化した。上
記の様式で得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS HEカラ
ム(Grom Analytic + HPLC GmbH、Germany)
、粒径11μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、移動相
Aに3%のデカン酸を含む移動相Bで、4.5ml/分の流速で洗浄した。吸光
度を260nmで測定し、そして0.75mlのフラクションを上記吸光度にお
ける最初の増加で収集した。シグナルが減少したとき、カラムを25mlのメタ
ノールで洗浄した。得られたフラクションをここでの上記の方法で分析した。9
9.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクション
におけるHPLC純度は99.7%であった。
【0040】 (実施例11) シンバスタチンラクトン(0.5g、HPLC純度87%)を、60%のアセ
トニトリルを含む20mlの移動相に溶解した。カラムを、移動相Aで平衡化し
た。上記の様式で得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS H
Eカラム(Grom Analytic + HPLC GmbH、Germa
ny)、粒径11μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、
移動相Aに2%のテトラキス(デシル)アンモニウムブロミドを含む移動相Bで
、4.5ml/分の流速で洗浄した。吸光度を260nmで測定し、そして1m
lのフラクションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少
したとき、カラムを25mlのメタノールで洗浄した。
【0041】 99.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクシ
ョンにおけるHPLC純度は99.8%であった。
【0042】 (実施例12) ロバスタチンラクトン(0.5g、HPLC純度87%)を60mlの75%
メタノールに溶解した。カラムを、70%のメタノールを含む移動相Aで平衡化
した。上記の様式で得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS
HEカラム(Grom Analytic + HPLC GmbH、Germ
any)、粒径11μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを
、移動相Aに70%のメタノールおよび4.5%のデカン酸を含む移動相Bで、
6ml/分の流速で洗浄した。吸光度を260nmで測定し、そして1mlのフ
ラクションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少したと
き、カラムを25mlのメタノールで洗浄した。得られたフラクションを上記の
HPLC分析法で分析した。
【0043】 99.5%以上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクシ
ョンにおけるHPLC純度は、99.9%であった。
【0044】 (実施例13) ロバスタチンラクトン(0.42g、HPLC純度87%)を、8mlの50
%アセトニトリルに溶解し、そして1.5mmolの水酸化ナトリウムで加水分
解した。アセトニトリルを除去し、pHを希釈したH3 PO4 で7に調整した。
カラムを、14%のメタノールを含む移動相Aで平衡化した。上記の様式で得ら
れたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS HEカラム(Grom
Analytic + HPLC GmbH、Germany)、粒径11μm
、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、移動相Aに6.7%の
ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテルを含む移動相Bで、1ml/
分の流速で洗浄した。吸光度を260nmで測定し、そして0.25mlのフラ
クションを上記吸光度における最初の増加で収集した。シグナルが減少したとき
、カラムを25mlのメタノールで洗浄した。
【0045】 得られたフラクションを実施例9に記載の方法により分析した。99.5%以
上の純度を有するフラクションを、貯蔵した。貯蔵したフラクションにおけるH
PLC純度は99.8%であった。
【0046】 (実施例14) メバスタチンラクトン(0.5g、HPLC純度85%)を、70%のメタノ
ールを含む150mlの移動相Aに溶解した。カラムを移動相Aを平衡化した。
上記の様式で得られたサンプルを、Grom−Sil 120−ODS HEカ
ラム(Grom Analytic + HPLC GmbH、Germany
)、粒径11μm、カラムサイズ250×10mmに供給した。カラムを、移動
相Aに4.5%のデカン酸を含む移動相Bで、6ml/分の流速で洗浄した。吸
光度を260nmで測定し、そして1mlのフラクションを上記吸光度における
最初の増加で収集した。シグナルが減少したとき、カラムを25mlのメタノー
ルで洗浄した。
【0047】 得られたフラクションを上記のHPLC分析法で分析した。
【0048】 99.5%以上の純度を有するフラクションを貯蔵した。貯蔵したフラクショ
ンにおけるHPLC純度は、99.8%であった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月25日(2000.9.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 US特許第5,043,423号(27.08.1991)およびEP 41
6.416号は、それぞれ、使用された固定相が陽イオン交換樹脂である置換イ
オン交換クロマトグラフィーで特定の低分子(1000ダルトンより小さい)ペ
プチド(特に、タフトシンおよびその合成誘導体)を精製するための方法を記載
し、輸送体溶媒は水または種々の強酸の希釈溶液であり、使用されるディスプレ
ーサは、異なる濃度のトリエチレンテトラアンモニウム塩である。US特許出願
08/875,422号(まだ公開されていない)においては、バンコマイシン
の単離および精製のために置換クロマトグラフィーを使用することが記載されて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 309/30 C07D 309/30 D 4H006 C12N 9/99 C12N 9/99 // A61K 31/22 A61K 31/22 31/351 31/351 31/40 31/40 31/404 31/404 A61P 3/06 A61P 3/06 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 バストラーダ,アンドレー スロヴェニア,1360 ヴルフニカ,ポドリ パ 79 Fターム(参考) 4C062 BB68 4C069 AC05 BB02 BB15 BD02 CC24 4C086 AA04 BA07 BC04 BC13 ZC33 4C204 AB14 BB01 CB02 DB18 EB03 FB03 GB01 4C206 AA04 DB03 DB50 KA01 KA12 ZC33 4H006 AA02 AA03 AB23

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HMG−CoAレダクターゼインヒビターを得るためのプロセスであって、粗
    HMG−CoAレダクターゼインヒビターの精製のプロセスにおける工程の1つ
    が、置換クロマトグラフィーを含むことを特徴とするプロセス。
  2. 【請求項2】 HMG−CoAレダクターゼインヒビターが、メバスタチン、プラバスタチン
    、ロバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチンおよびアトルバスタチンから
    なる群から選択されることを特徴とする請求項1記載のプロセス。
  3. 【請求項3】 HMG−CoAレダクターゼインヒビターが、ラクトン形態、もしくは酸の形
    態またはそれらの塩の形態であることを特徴とする請求項1または2記載のプロ
    セス。
  4. 【請求項4】 置換クロマトグラフィーが以下の工程: a)移動相でクロマトグラフィーカラムを調整する工程 b)移動相に溶解したHMG−CoAレダクターゼインヒビターを供給する工程 c)カラムからHMG−CoAレダクターゼインヒビターを置換するためにディ
    スプレーサを導入する工程、および d)精製されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターを得る工程、 を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 精製されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターを、 d1)フラクションを収集する工程、および d2)分析用HPLCで上記フラクションを分析し、そして純度の質に依存して
    該フラクションを貯蔵する工程 によって得ることを特徴とする請求項4記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 置換クロマトグラフィーが、さらに、続く工程:
    e)カラムをアルコール/水の混合物で洗浄してディスプレーサを溶出すること
    によってクロマトグラフィーカラムを再生する工程、 を含むことを特徴とする請求項4または5記載のプロセス。
  7. 【請求項7】 移動相が、水、アセトニトリル/水の溶液または低級アルコールの水溶液、な
    らびにアルカリ金属カチオン、アンモニアあるいはアミンを含む、有機酸、ハロ
    ゲン化された有機酸または無機酸の緩衝化された希釈溶液からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項4記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 移動相が、水、アセトニトリル/水の溶液または低級アルコールの水溶液のい
    ずれか1つであることを特徴する請求項7記載のプロセス。
  9. 【請求項9】 使用される移動相のpHが、4.5と10.5との間であることを特徴とする
    請求項4記載のプロセス。
  10. 【請求項10】 使用される移動相のpHが、6.5と8との間であることを特徴する請求項9
    記載のプロセス。
  11. 【請求項11】 使用される移動相のpHが、7であることを特徴とする請求項10記載のプロ
    セス。
  12. 【請求項12】 クロマトグラフィーカラムを通過する移動相の流速が、1.5ml/(分・c
    2 )と30ml/(分・cm2 )との間であることを特徴とする請求項4記載
    のプロセス。
  13. 【請求項13】 クロマトグラフィーカラムを通過する移動相/ディスプレーサの混合物の流速
    が3ml/(分・cm2 )と15ml/(分・cm2 )との間であることを特徴
    とする請求項4記載のプロセス。
  14. 【請求項14】 固定相を、クロマトグラフィー完了後に、低級アルコールの20〜100%水
    溶液で再生することを特徴する請求項6記載のプロセス。
  15. 【請求項15】 固定相が、逆相であることを特徴する請求項4記載のプロセス。
  16. 【請求項16】 固定相が異なる長さのアルキル鎖を有するシリカゲルのような天然逆相である
    ことを特徴する請求項15記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 固定相が、C−18またはC−8の何れかであることを特徴する請求項15記
    載のプロセス。
  18. 【請求項18】 固定相が、合成架橋ポリマーマトリクスであることを特徴する請求項15記載
    のプロセス。
  19. 【請求項19】 架橋ポリマーマトリクスがスチレンおよびジビニルベンゼンの共重合体である
    ことを特徴とする請求項18記載のプロセス。
  20. 【請求項20】 固定相の粒径が、3μmと20μmとの間であることを特徴とする請求項4記
    載のプロセス。
  21. 【請求項21】 固定相の粒径が7μmと15μmとの間であることを特徴とする請求項20記
    載のプロセス。
  22. 【請求項22】 ディスプレーサが、長鎖アルコール、長鎖カルボン酸、長鎖アルキルアンモニ
    ウム塩、芳香族ジカルボン酸エステル、オキソ−およびジオキソ−アルコール、
    ポリアルキレンポリグリコールエーテル、ならびにポリアリールまたはポリアル
    キレンポリアリールエーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項
    4記載のプロセス。
  23. 【請求項23】 移動相中のディスプレーサの濃度が、1%と35%との間であることを特徴と
    する請求項4記載のプロセス。
  24. 【請求項24】 移動相中のディスプレーサの濃度が、2%と20%との間であることを特徴と
    する請求項23記載のプロセス。
  25. 【請求項25】 99.7%を越えるHPLC純度を有するHMG−CoAレダクターゼインヒ
    ビターを製造するための請求項1〜24のいずれか1項に記載のプロセスの使用
  26. 【請求項26】 置換クロマトグラフィーを含む精製プロセスで粗HMG−CoAレダクターゼ
    インヒビターを精製することによって得られた99.7%を越えるHPLC純度
    を有するHMG−CoAレダクターゼインヒビター。
  27. 【請求項27】 HMG−CoAレダクターゼインヒビターが、ロバスタチン、シンバスタチン
    、プラバスタチン、アトルバスタチン、メバスタチンおよびフルバスタチンから
    なる群から選択されることを特徴とする請求項26記載の物質。
  28. 【請求項28】 選択されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターが、ロバスタチン、シン
    バスタチンまたはプラバスタチンであることを特徴とする請求項27記載の物質
  29. 【請求項29】 選択されたHMG−CoAレダクターゼインヒビターが、ラクトン形態、また
    は酸の形態あるいはそれらの塩の形態であることを特徴とする請求項26記載の
    物質。
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