JPH08283269A - ジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの製法 - Google Patents
ジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの製法Info
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- JPH08283269A JPH08283269A JP8064396A JP6439696A JPH08283269A JP H08283269 A JPH08283269 A JP H08283269A JP 8064396 A JP8064396 A JP 8064396A JP 6439696 A JP6439696 A JP 6439696A JP H08283269 A JPH08283269 A JP H08283269A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D493/00—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
- C07D493/12—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D493/20—Spiro-condensed systems
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- A61P33/02—Antiprotozoals, e.g. for leishmaniasis, trichomoniasis, toxoplasmosis
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの
従来の製造法の問題を解決し、大量生産に適した該ヘミ
スクシネートの改良法を提供する。 【解決手段】 水混和性の低沸点中性不活性溶剤または
これらの任意の混合溶剤中、0.5〜1.5モル当量のト
リ(C1〜C3−アルキル)アミンの存在下において、ジ
ヒドロアルテミシニンを1.0〜1.3モル当量の無水コ
ハク酸を用いてアシル化し、生成物をpH5〜8の条件
下で単離する。
従来の製造法の問題を解決し、大量生産に適した該ヘミ
スクシネートの改良法を提供する。 【解決手段】 水混和性の低沸点中性不活性溶剤または
これらの任意の混合溶剤中、0.5〜1.5モル当量のト
リ(C1〜C3−アルキル)アミンの存在下において、ジ
ヒドロアルテミシニンを1.0〜1.3モル当量の無水コ
ハク酸を用いてアシル化し、生成物をpH5〜8の条件
下で単離する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、[3R−(3α,
5aβ,6β,8aβ,9α,10β,12β,12aR*)]
−デカヒドロ−10−ヒドロキシ−3,6,9−トリメチ
ル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ[4,3−j]−
1,2−ベンゾジオキセピンのアセチル化によるジヒド
ロアルテミシニンヘミスクシネート、即ち、[3R−(3
α,5aβ,6β,8aβ,9α,10β,12β,12aR
*)]−ブタンジオ酸モノ(デカヒドロ−3,6,9−トリ
メチル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ[4,3−
j]−1,2−ベンゾジオキセピン−10−イル)エステ
ルの改良製法に関する。前者の10α−ヒドロキシエピ
マーと10β−ヒドロキシエピマーとの混合物はジヒド
ロアルテミシニン(dihydroartemisinin)およびジヒド
ロキングハオス(dihydroqinghaosu)としても知られて
いる。ヘミスクシネートとそのナトリウム塩の慣用名は
アルテスネート(artesunate)であり、また、ヘミスク
シネートの英語名はアルテスニックアシッド(artesuni
c acid)である。
5aβ,6β,8aβ,9α,10β,12β,12aR*)]
−デカヒドロ−10−ヒドロキシ−3,6,9−トリメチ
ル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ[4,3−j]−
1,2−ベンゾジオキセピンのアセチル化によるジヒド
ロアルテミシニンヘミスクシネート、即ち、[3R−(3
α,5aβ,6β,8aβ,9α,10β,12β,12aR
*)]−ブタンジオ酸モノ(デカヒドロ−3,6,9−トリ
メチル−3,12−エポキシ−12H−ピラノ[4,3−
j]−1,2−ベンゾジオキセピン−10−イル)エステ
ルの改良製法に関する。前者の10α−ヒドロキシエピ
マーと10β−ヒドロキシエピマーとの混合物はジヒド
ロアルテミシニン(dihydroartemisinin)およびジヒド
ロキングハオス(dihydroqinghaosu)としても知られて
いる。ヘミスクシネートとそのナトリウム塩の慣用名は
アルテスネート(artesunate)であり、また、ヘミスク
シネートの英語名はアルテスニックアシッド(artesuni
c acid)である。
【0002】
【従来の技術】セスキテルペンエンドペルオキシドラク
トンアルテミシニンおよびその10α誘導体であるジヒ
ドロアルテミシニンヘミスクシネートは、マラリア性疾
患の85%の原因である熱帯熱マラリア原虫による普通
のまたは重い(急性)感染症の化学療法において用いら
れている。この種の化合物の化学的性質および抗原虫作
用は下記の文献に記載されている:
トンアルテミシニンおよびその10α誘導体であるジヒ
ドロアルテミシニンヘミスクシネートは、マラリア性疾
患の85%の原因である熱帯熱マラリア原虫による普通
のまたは重い(急性)感染症の化学療法において用いら
れている。この種の化合物の化学的性質および抗原虫作
用は下記の文献に記載されている:
【0003】(i) ヴェルデンバーグ(H.J.Woerdenb
ag)ら、「アルテミシニン系抗マラリア剤の研究におけ
る進歩:最新情報」、Pharm.World Sci.、第16巻
(4)、第169頁〜第180頁(1994)、(ii) ヒーン
(T.T.Hien)ら、「キングハオス」、The Lancet、
第341巻、第603頁〜第608頁(1993年)、(iii)
ビュトラー(A.R.Butler)ら、「アルテミシニン(キ
ングハオス):新型の抗マラリア薬剤」、Chem.Soc.R
eviews、第85頁〜第90頁(1992年)、(iv) ザーマン
(S.S.Zaman)ら、「アルテミシニンとその同族抗マ
ラリア剤の化学的性質と生物学的活性についての考
察」、Heterocycles、第32巻(8)、第1593頁〜第163
8頁(1991年)、(v) ヴェルデンバーグら、「アルテミシ
ア・アヌア(Artemisia annua L.):新規な抗マラリ
ア剤源」、Pharm.Weekblad Sci、第12巻(5)、第
169頁〜第181頁(1990年)、(vi) クレイマン(D.
L.Klayman)、「キングハオス(アルテミシニン):中国
産の抗マラリア剤」、Science、第228巻、第1049頁
〜第1055頁(1985年)。
ag)ら、「アルテミシニン系抗マラリア剤の研究におけ
る進歩:最新情報」、Pharm.World Sci.、第16巻
(4)、第169頁〜第180頁(1994)、(ii) ヒーン
(T.T.Hien)ら、「キングハオス」、The Lancet、
第341巻、第603頁〜第608頁(1993年)、(iii)
ビュトラー(A.R.Butler)ら、「アルテミシニン(キ
ングハオス):新型の抗マラリア薬剤」、Chem.Soc.R
eviews、第85頁〜第90頁(1992年)、(iv) ザーマン
(S.S.Zaman)ら、「アルテミシニンとその同族抗マ
ラリア剤の化学的性質と生物学的活性についての考
察」、Heterocycles、第32巻(8)、第1593頁〜第163
8頁(1991年)、(v) ヴェルデンバーグら、「アルテミシ
ア・アヌア(Artemisia annua L.):新規な抗マラリ
ア剤源」、Pharm.Weekblad Sci、第12巻(5)、第
169頁〜第181頁(1990年)、(vi) クレイマン(D.
L.Klayman)、「キングハオス(アルテミシニン):中国
産の抗マラリア剤」、Science、第228巻、第1049頁
〜第1055頁(1985年)。
【0004】水に不溶性のジヒドロアルテミシニンヘミ
スクシネートは通常は、錠剤の形態で経口投与される
か、または座剤の形態で直腸投与されるが、水溶性ナト
リウム塩(ナトリウムアルテスネート)は静脈内へ投与
される。
スクシネートは通常は、錠剤の形態で経口投与される
か、または座剤の形態で直腸投与されるが、水溶性ナト
リウム塩(ナトリウムアルテスネート)は静脈内へ投与
される。
【0005】ジヒドロアルテミシニンヘミスクシネート
およびジヒドロアルテミシニンの多数のその他の10−
エステルおよび10−エーテル誘導体は、1979年の
終わりから1980年の初めにかけて中国の科学者によ
って最初に合成された。次の文献には、無水コハク酸を
用いるジヒドロアルテミシニンのピリジン中でのアシル
化によってジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートを
調製する方法が記載されている: (i) シャオフェン(D.Shaofeng)ら、「QHS誘導
体の3H標識化」、Bull.Chin.Materia Media、第6
巻(4)、第25頁〜第27頁(1981年)、(ii) リ(Y.L
i)ら、「ジヒドロアルテミシニンのエーテル、カルボ
ン酸エステルおよびカーボネートの合成」、Acta Pha
rm.Sin.、第16巻(6)、第429頁〜第439頁(198
1年)。上記のリらの文献に記載されている種々のジヒド
ロアルテミシニン10−エステルの一般的な調製法(A
1)においては、ジヒドロアルテミシニンと無水コハク
酸をピリジン中で30℃で24時間加温することによっ
てジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートを60%の
収率で得ることが可能であった。
およびジヒドロアルテミシニンの多数のその他の10−
エステルおよび10−エーテル誘導体は、1979年の
終わりから1980年の初めにかけて中国の科学者によ
って最初に合成された。次の文献には、無水コハク酸を
用いるジヒドロアルテミシニンのピリジン中でのアシル
化によってジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートを
調製する方法が記載されている: (i) シャオフェン(D.Shaofeng)ら、「QHS誘導
体の3H標識化」、Bull.Chin.Materia Media、第6
巻(4)、第25頁〜第27頁(1981年)、(ii) リ(Y.L
i)ら、「ジヒドロアルテミシニンのエーテル、カルボ
ン酸エステルおよびカーボネートの合成」、Acta Pha
rm.Sin.、第16巻(6)、第429頁〜第439頁(198
1年)。上記のリらの文献に記載されている種々のジヒド
ロアルテミシニン10−エステルの一般的な調製法(A
1)においては、ジヒドロアルテミシニンと無水コハク
酸をピリジン中で30℃で24時間加温することによっ
てジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートを60%の
収率で得ることが可能であった。
【0006】イン(L.Ying)らによってジヒドロアル
テミシニンのアシル化の改良法(B1)が提案されてお
り[「活性アシル化触媒として4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジンを使用するジヒドロアルテミシニンのカ
ルボン酸エステルとカーボネートの合成」、Acta Chi
m.Sinica、第40巻(6)、第557頁〜第561頁(19
82年)]、この文献にはジヒドロアルテミシニン−10−
バレレートの製造法が詳述されている。この製造法にお
いては、1,2−ジクロロエタン 30mlに溶解したジヒ
ドロアルテミシニン 2mmolを無水バレリアン酸4mmo
l、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン 0.33mmol
およびトリエチルアミン 29mmolを用いて処理し、こ
れらの混合物を室温でジヒドロアルテミシニンが消費さ
れるまで撹拌し、反応混合物を希塩酸を用いて酸性に
し、水性相を分離し、有機相を洗浄し、乾燥し、溶剤を
留去して得られた油性残渣をクロマトグラフィー処理
[カラム:シリカゲル、溶離液:石油エーテル(60〜
90℃)と酢酸エチルとの10:1混合溶剤]に付すこ
とによって精製する。
テミシニンのアシル化の改良法(B1)が提案されてお
り[「活性アシル化触媒として4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジンを使用するジヒドロアルテミシニンのカ
ルボン酸エステルとカーボネートの合成」、Acta Chi
m.Sinica、第40巻(6)、第557頁〜第561頁(19
82年)]、この文献にはジヒドロアルテミシニン−10−
バレレートの製造法が詳述されている。この製造法にお
いては、1,2−ジクロロエタン 30mlに溶解したジヒ
ドロアルテミシニン 2mmolを無水バレリアン酸4mmo
l、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン 0.33mmol
およびトリエチルアミン 29mmolを用いて処理し、こ
れらの混合物を室温でジヒドロアルテミシニンが消費さ
れるまで撹拌し、反応混合物を希塩酸を用いて酸性に
し、水性相を分離し、有機相を洗浄し、乾燥し、溶剤を
留去して得られた油性残渣をクロマトグラフィー処理
[カラム:シリカゲル、溶離液:石油エーテル(60〜
90℃)と酢酸エチルとの10:1混合溶剤]に付すこ
とによって精製する。
【0007】この製法に準拠し、ジヒドロアルテミシニ
ンと無水コハク酸と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリ
ジンを1:1.5:0.20のモル比で使用し、反応時間
を5時間にすることによって、ジヒドロアルテミシニン
ヘミスクシネートは65%の収率で得られている。
ンと無水コハク酸と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリ
ジンを1:1.5:0.20のモル比で使用し、反応時間
を5時間にすることによって、ジヒドロアルテミシニン
ヘミスクシネートは65%の収率で得られている。
【0008】ジヒドロアルテミシニンのアシル化に係る
これらの既知の方法A1およびB1は有機塩基の存在を必
要とする[前者の場合はピリジン、後者の場合はトリエ
チルアミンと4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン]。ハロケン化アシルまたはアシル酸無水物を用いる
アルコール類のアシル化において有機塩基を用いること
は通常おこなわれていることであり、有機塩基は触媒と
して作用するだけでなく、アシル化中に生成する酸の中
和作用をする[カリー(F.A.Carey)およびサンドベ
ルク(R.J.Sundberg)、アドバンスド・オーガニッ
クケミストリー、第3版、パートA、第476頁、プレ
ナム・プレス、ニューヨーク、1991年]。
これらの既知の方法A1およびB1は有機塩基の存在を必
要とする[前者の場合はピリジン、後者の場合はトリエ
チルアミンと4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン]。ハロケン化アシルまたはアシル酸無水物を用いる
アルコール類のアシル化において有機塩基を用いること
は通常おこなわれていることであり、有機塩基は触媒と
して作用するだけでなく、アシル化中に生成する酸の中
和作用をする[カリー(F.A.Carey)およびサンドベ
ルク(R.J.Sundberg)、アドバンスド・オーガニッ
クケミストリー、第3版、パートA、第476頁、プレ
ナム・プレス、ニューヨーク、1991年]。
【0009】現在までのところ、ジヒドロアルテミシニ
ンヘミスクシネートの合成法としては、上記の中国の科
学者による2種の方法A1およびB1が知られているだけ
である。しかしながら、これらの方法は目的物を多量に
製造するには不適当であり、また、経済的でないだけで
なく、溶剤、試薬および副生物の準備や後処理に関して
かなりの技術的なおよび/または環境上の問題を伴う。
特に、クロマトグラフィーによる精製分離は大量生産の
場合には実用的ではない。さらに、改良法B1の場合に
は、溶剤としてピリジンは使用しないが、生態学的に許
容されない4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(触
媒)と1,2−ジクロロエタン(溶剤)を使用してお
り、また、これらの触媒や溶剤の一部は蒸留後に目的物
中に不純物として混入するという問題がある。さらに、
製造法B1の場合には多量の溶剤や試薬を必要とする
(ジヒドロアルテミシニン1モルあたり、15リットル
の1,2−ジクロロエタン、14モルのトリエチルアミ
ンおよび50〜100%過剰の無水コハク酸を必要とす
る)。
ンヘミスクシネートの合成法としては、上記の中国の科
学者による2種の方法A1およびB1が知られているだけ
である。しかしながら、これらの方法は目的物を多量に
製造するには不適当であり、また、経済的でないだけで
なく、溶剤、試薬および副生物の準備や後処理に関して
かなりの技術的なおよび/または環境上の問題を伴う。
特に、クロマトグラフィーによる精製分離は大量生産の
場合には実用的ではない。さらに、改良法B1の場合に
は、溶剤としてピリジンは使用しないが、生態学的に許
容されない4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(触
媒)と1,2−ジクロロエタン(溶剤)を使用してお
り、また、これらの触媒や溶剤の一部は蒸留後に目的物
中に不純物として混入するという問題がある。さらに、
製造法B1の場合には多量の溶剤や試薬を必要とする
(ジヒドロアルテミシニン1モルあたり、15リットル
の1,2−ジクロロエタン、14モルのトリエチルアミ
ンおよび50〜100%過剰の無水コハク酸を必要とす
る)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来法A
1およびB1の前記の問題を解決し、ジヒドロアルテミシ
ニンヘミスクシネートの大量生産に適した該ヘミスクシ
ネートの改良製法を提供するためになされたものであ
る。
1およびB1の前記の問題を解決し、ジヒドロアルテミシ
ニンヘミスクシネートの大量生産に適した該ヘミスクシ
ネートの改良製法を提供するためになされたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は、次式I
I:
I:
【化3】 で表されるジヒドロアルテミシニンを無水コハク酸を用
いてアシル化することによって次式I:
いてアシル化することによって次式I:
【化4】 で表されるジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの
10αエピマーを製造する方法において、水混和性の低
沸点中性不活性有機溶剤またはこれらの任意の混合溶剤
中、該ジヒドロアルテミシニンに対して0.5〜1.5モ
ル当量のトリ(C1〜C3−アルキル)アミンの存在下で
1.0〜1.3モル当量の無水コハクを用いてアシル化を
おこない、次いで、該ヘミスクシネートをpH5〜8の
条件下で単離することを特徴とする該ヘミスクシネート
の製法に関する。
10αエピマーを製造する方法において、水混和性の低
沸点中性不活性有機溶剤またはこれらの任意の混合溶剤
中、該ジヒドロアルテミシニンに対して0.5〜1.5モ
ル当量のトリ(C1〜C3−アルキル)アミンの存在下で
1.0〜1.3モル当量の無水コハクを用いてアシル化を
おこない、次いで、該ヘミスクシネートをpH5〜8の
条件下で単離することを特徴とする該ヘミスクシネート
の製法に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明方法はにおいてはピリジン
または1,2−ジクロロエタンは使用せず、また、触媒
として4−(N,N−ジメチル−アミノ)ピリジンを使用
することもない。驚くべきことには、溶剤や試薬の使用
量は明らかに少なくするにもかかわらず、生成物の収率
は著しく改良され、約93%またはそれ以上になること
が判明した。さらに、本発明によるアシル化反応は従来
法よりも速く進行し、生成物も、クロマトグラフィーに
よる精製分離を必要とすることなく、純度が98%以上
の結晶形態で直接的に得ることができる。従って、本発
明方法はジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの工
業的規模での製造に特に適しており、また、従来法と比
較して、経済的および生態学的見地からも著しく有利で
ある。
または1,2−ジクロロエタンは使用せず、また、触媒
として4−(N,N−ジメチル−アミノ)ピリジンを使用
することもない。驚くべきことには、溶剤や試薬の使用
量は明らかに少なくするにもかかわらず、生成物の収率
は著しく改良され、約93%またはそれ以上になること
が判明した。さらに、本発明によるアシル化反応は従来
法よりも速く進行し、生成物も、クロマトグラフィーに
よる精製分離を必要とすることなく、純度が98%以上
の結晶形態で直接的に得ることができる。従って、本発
明方法はジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの工
業的規模での製造に特に適しており、また、従来法と比
較して、経済的および生態学的見地からも著しく有利で
ある。
【0013】本発明によれば、式(II)で表される出発
物質のC10原子の立体配置に関係なく、ジヒドロアルテ
ミシニンヘミスクシネートの10αエピマーのみが得ら
れる。従って、本発明方法における出発物質として10
α−ヒドロキシエピマー、10β−ヒドロキシエピマー
またはこれらのエピマーの混合物が使用できる。
物質のC10原子の立体配置に関係なく、ジヒドロアルテ
ミシニンヘミスクシネートの10αエピマーのみが得ら
れる。従って、本発明方法における出発物質として10
α−ヒドロキシエピマー、10β−ヒドロキシエピマー
またはこれらのエピマーの混合物が使用できる。
【0014】ジヒドロアルテミシニンのアシル化は、水
を完全に除去するならば、原則として当モル量の無水コ
ハク酸を用いておこなうことができる。しかしながら、
一般的には少過剰の無水コハク酸の使用が推奨される。
を完全に除去するならば、原則として当モル量の無水コ
ハク酸を用いておこなうことができる。しかしながら、
一般的には少過剰の無水コハク酸の使用が推奨される。
【0015】原則的には、全てのトリ(C1〜C3−アル
キル)アミン、例えば、トリメチルアミン、メチルジエ
チルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミンま
たはこれらの任意の混合物等が適当な塩基であるが、一
般的にはトリエチルアミンが好ましい。反応媒体の十分
な緩衝化を担保するためには、ジヒドロアルテミシニン
に対して少なくとも0.5モル当量、好ましくは0.7〜
1.2モル当量、例えば、0.8モル当量のトリ(C1〜
C3−アルキル)アミンを使用するのが適当である。
キル)アミン、例えば、トリメチルアミン、メチルジエ
チルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミンま
たはこれらの任意の混合物等が適当な塩基であるが、一
般的にはトリエチルアミンが好ましい。反応媒体の十分
な緩衝化を担保するためには、ジヒドロアルテミシニン
に対して少なくとも0.5モル当量、好ましくは0.7〜
1.2モル当量、例えば、0.8モル当量のトリ(C1〜
C3−アルキル)アミンを使用するのが適当である。
【0016】本発明によるアシル化は、低沸点で中性の
水混和性不活性有機溶剤またはこれらの任意の混合溶剤
中でおこなう。本発明において使用する低沸点で中性の
有機溶剤とは、沸点が好ましくは高くて約120℃であ
り、酸性基または塩基性基(例えば、カルボキシル基ま
たはアミノ基等)を有さない溶剤である。しかしなが
ら、アシル化を加圧閉鎖反応器内でおこなう場合に好ま
しい溶剤は少なくとも約50℃の沸点を有する有機溶剤
である。一般的に好ましい溶剤は、非環状または環状の
ケトンやエーテル、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン、テトラヒドロフランおよびジオキサン等である
が、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよび
これらの任意の混合物が特に好ましい。一般に、アシル
化をおこなうには、ジヒドロアルテミシニン1kgあたり
約3〜5リットルの溶剤を使用すれば十分である。しか
しながら、溶剤の使用量は特に限定的なものではなく、
個別的にはこれよりも多量の溶剤を用いてもよい。
水混和性不活性有機溶剤またはこれらの任意の混合溶剤
中でおこなう。本発明において使用する低沸点で中性の
有機溶剤とは、沸点が好ましくは高くて約120℃であ
り、酸性基または塩基性基(例えば、カルボキシル基ま
たはアミノ基等)を有さない溶剤である。しかしなが
ら、アシル化を加圧閉鎖反応器内でおこなう場合に好ま
しい溶剤は少なくとも約50℃の沸点を有する有機溶剤
である。一般的に好ましい溶剤は、非環状または環状の
ケトンやエーテル、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン、テトラヒドロフランおよびジオキサン等である
が、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよび
これらの任意の混合物が特に好ましい。一般に、アシル
化をおこなうには、ジヒドロアルテミシニン1kgあたり
約3〜5リットルの溶剤を使用すれば十分である。しか
しながら、溶剤の使用量は特に限定的なものではなく、
個別的にはこれよりも多量の溶剤を用いてもよい。
【0017】アシル化反応の温度と圧力は特に限定的で
はない。しかしながら、一般的には20〜60℃が好ま
しい。特にアシル化反応は大気圧下、室温でおこなう。
このような反応条件下での反応時間は典型的には約0.
5時間であるが、反応の進行過程は、例えば、薄層クロ
マトグラフィー等によってモニターするのが推奨され
る。
はない。しかしながら、一般的には20〜60℃が好ま
しい。特にアシル化反応は大気圧下、室温でおこなう。
このような反応条件下での反応時間は典型的には約0.
5時間であるが、反応の進行過程は、例えば、薄層クロ
マトグラフィー等によってモニターするのが推奨され
る。
【0018】アシル化終了後、酸を用いて系のpHを5
〜8に調整し、所望のジヒドロアルテミシニンヘミスク
シネートを分離する。この場合、生成物を結晶形態で沈
殿させると共に該生成物の濾過を容易にするためには、
水を添加した後、酸を添加するのが好ましい。好ましい
水の添加量は、ジヒドロアルテミシニン1kgあたり約3
〜12リットルである。中和には有機酸や無機酸、例え
ば、酢酸、塩酸および硫酸等を用いるのが適当である
が、希塩酸が好ましい。系のpHは5.5〜7.5、特に
約6.5に調整するのが好ましい。この場合の温度は特
に限定的ではなく、例えば、20〜70℃であるが、個
別的には、室温またはこれ以下の温度であってもよい。
〜8に調整し、所望のジヒドロアルテミシニンヘミスク
シネートを分離する。この場合、生成物を結晶形態で沈
殿させると共に該生成物の濾過を容易にするためには、
水を添加した後、酸を添加するのが好ましい。好ましい
水の添加量は、ジヒドロアルテミシニン1kgあたり約3
〜12リットルである。中和には有機酸や無機酸、例え
ば、酢酸、塩酸および硫酸等を用いるのが適当である
が、希塩酸が好ましい。系のpHは5.5〜7.5、特に
約6.5に調整するのが好ましい。この場合の温度は特
に限定的ではなく、例えば、20〜70℃であるが、個
別的には、室温またはこれ以下の温度であってもよい。
【0019】得られるヘミスクシネートの乾燥は、60
℃以下の温度で行うのが好ましい。
℃以下の温度で行うのが好ましい。
【0020】出発原料として用いるジヒドロアルテミシ
ニンはアルテミシニンを水素化ホウ素ナトリウムで還元
する既知の方法によって調製することができる[例え
ば、次の文献参照:ブロッシ(A.Brossi)ら、「アル
テエーテル、新規な抗マラリア薬剤:合成と抗マラリア
特性」、J.Med.Chem.、第31巻、第645頁〜第6
50頁(1988年)]。
ニンはアルテミシニンを水素化ホウ素ナトリウムで還元
する既知の方法によって調製することができる[例え
ば、次の文献参照:ブロッシ(A.Brossi)ら、「アル
テエーテル、新規な抗マラリア薬剤:合成と抗マラリア
特性」、J.Med.Chem.、第31巻、第645頁〜第6
50頁(1988年)]。
【0021】本発明方法を以下の実施例によって例示的
に説明する。出発原料としては、いずれの場合も、ジヒ
ドロアルテミシニンの10αエピマーと10βエピマー
との約40:60の混合物(未還元アルテミシニンを1
%以下含有)を使用した。反応試薬と溶剤としてはメル
ック社(Merck)の純粋品を用いた。得られたジヒドロ
アルテミシニン10α−ヘミスクシネートの純度は薄層
クロマトグラフィー、融点およびHPLCによって確認
し、その同定は、1H−NMR、IR、薄層クロマトグ
ラフィーおよびHPLCを用いて基準試料と比較するこ
とによっておこなった。
に説明する。出発原料としては、いずれの場合も、ジヒ
ドロアルテミシニンの10αエピマーと10βエピマー
との約40:60の混合物(未還元アルテミシニンを1
%以下含有)を使用した。反応試薬と溶剤としてはメル
ック社(Merck)の純粋品を用いた。得られたジヒドロ
アルテミシニン10α−ヘミスクシネートの純度は薄層
クロマトグラフィー、融点およびHPLCによって確認
し、その同定は、1H−NMR、IR、薄層クロマトグ
ラフィーおよびHPLCを用いて基準試料と比較するこ
とによっておこなった。
【0022】
実施例1 乾燥したアセトン3mlとトリエチルアミン0.4ml(0.
29g;2.9mmol)との混合物(25℃)に無水コハク
酸0.45g(4.5mmol)を溶解させた。この溶液にジ
ヒドロアルテミシニン1.0g(3.52mmol)を添加
し、混合物を、ジヒドロアルテミシニンが完全に反応す
るまで撹拌した(反応の終了は薄層クロマトグラフィー
によって確認した)。反応混合物に撹拌下で水12mlを
添加し、半結晶状の乳濁状懸濁液のpHを希塩酸を用い
て6.5に調整した。得られた結晶性析出物を濾取し、
これを蒸留水を用いて洗浄した(洗浄は洗浄液が中性と
なり、塩化物イオンを含まなくなるまでおこなった)。
乾燥後、薄層クロマトグラフィー的に純粋なジヒドロア
ルテミシニンヘミスクシネート(m.p. 140〜142
℃)を1.28g得た(収率95.0%)。
29g;2.9mmol)との混合物(25℃)に無水コハク
酸0.45g(4.5mmol)を溶解させた。この溶液にジ
ヒドロアルテミシニン1.0g(3.52mmol)を添加
し、混合物を、ジヒドロアルテミシニンが完全に反応す
るまで撹拌した(反応の終了は薄層クロマトグラフィー
によって確認した)。反応混合物に撹拌下で水12mlを
添加し、半結晶状の乳濁状懸濁液のpHを希塩酸を用い
て6.5に調整した。得られた結晶性析出物を濾取し、
これを蒸留水を用いて洗浄した(洗浄は洗浄液が中性と
なり、塩化物イオンを含まなくなるまでおこなった)。
乾燥後、薄層クロマトグラフィー的に純粋なジヒドロア
ルテミシニンヘミスクシネート(m.p. 140〜142
℃)を1.28g得た(収率95.0%)。
【0023】実施例2 アセトンの代わりにテトラヒドロフラン4mlを使用する
以外は実施例1の場合と同様の手順により、ジヒドロア
ルテミシニン1.0gを出発原料としてジヒドロアルテミ
シニンヘミスクシネート1.28g得た(収率96.5
%)。
以外は実施例1の場合と同様の手順により、ジヒドロア
ルテミシニン1.0gを出発原料としてジヒドロアルテミ
シニンヘミスクシネート1.28g得た(収率96.5
%)。
【0024】実施例3 アセトンの代わりにジオキサン4mlを使用する以外は実
施例1の場合と同様の手順により、ジヒドロアルテミシ
ニン1.0gを出発原料としてジヒドロアルテミシニンヘ
ミスクシネート(m.p. 140.5〜142.5℃)を1.
25g得た(収率92.8%)。
施例1の場合と同様の手順により、ジヒドロアルテミシ
ニン1.0gを出発原料としてジヒドロアルテミシニンヘ
ミスクシネート(m.p. 140.5〜142.5℃)を1.
25g得た(収率92.8%)。
【0025】実施例4 アセトンの代わりにアセトンとテトラヒドロフランとの
1:1混合溶剤4mlを使用する以外は実施例1の場合と
同様の手順によりジヒドロアルテミシニンヘミスクシネ
ート(m.p. 141〜143℃)を1.30g得た(収率
95.8%)。
1:1混合溶剤4mlを使用する以外は実施例1の場合と
同様の手順によりジヒドロアルテミシニンヘミスクシネ
ート(m.p. 141〜143℃)を1.30g得た(収率
95.8%)。
【0026】実施例5〜8 表1に示す量のジヒドロアルテミシニン(DHA)、無
水コハク酸(SA)、トリエチルアミン[N(C2H5)3]
およびアセトンを使用する以外は実施例1の場合と同様
の操作をおこなった。得られた生成物(ジヒドロアルテ
ミシニンヘミスクシネート)の収量、収率および融点を
表1に示す。
水コハク酸(SA)、トリエチルアミン[N(C2H5)3]
およびアセトンを使用する以外は実施例1の場合と同様
の操作をおこなった。得られた生成物(ジヒドロアルテ
ミシニンヘミスクシネート)の収量、収率および融点を
表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、環境上の問題や生態学
的な問題を伴うことなく、高純度のジヒドロアルテミシ
ニンヘミスクシネートを高収率および低コストで大量生
産することができる。
的な問題を伴うことなく、高純度のジヒドロアルテミシ
ニンヘミスクシネートを高収率および低コストで大量生
産することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ・ヘンニ スイス、ツェーハー−4116フュリンスドル フ、ミットラーラー・ラインヴェーク3番
Claims (9)
- 【請求項1】 次式II: 【化1】 で表されるジヒドロアルテミシニンを無水コハク酸を用
いてアシル化することによって次式I: 【化2】 で表されるジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの
10αエピマーを製造する方法において、 水混和性の低沸点中性不活性有機溶剤またはこれらの任
意の混合溶剤中、該ジヒドロアルテミシニンに対して
0.5〜1.5モル当量のトリ(C1〜C3−アルキル)ア
ミンの存在下で1.0〜1.3モル当量の無水コハクを用
いてアシル化をおこない、次いで、該ヘミスクシネート
をpH5〜8の条件下で単離することを特徴とする該ヘ
ミスクシネートの製法。 - 【請求項2】 ジヒドロアルテミシニンに対して0.7
〜1.2モル当量のトリ(C1〜C3−アルキル)アミン
を使用する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 トリ(C1〜C3−アルキル)アミンがト
リエチルアミンである請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 有機溶剤がケトンおよび/またはエーテ
ルである請求項1から3いずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 有機溶剤がアセトン、テトラヒドロフラ
ンおよび/またはジオキサンである請求項1から4いず
れかに記載の方法。 - 【請求項6】 有機溶剤またはこれらの任意の混合溶剤
の使用量が、ジヒドロアルテミシニン1kgあたり3〜5
リットルである請求項1から5いずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 アシル化を20〜60℃でおこなう請求
項1から7いずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 アシル化後の反応混合物に水を添加した
系のpHを酸の添加によって5〜8に調整する請求項1
から7いずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 酸が希塩酸である請求項8記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
BG99545A BG99545A (en) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | Method for the preparation of dihydroartemisininsemisuccinate |
BG99545 | 1995-04-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08283269A true JPH08283269A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=3926079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8064396A Pending JPH08283269A (ja) | 1995-04-03 | 1996-03-21 | ジヒドロアルテミシニンヘミスクシネートの製法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5654446A (ja) |
EP (1) | EP0736535B1 (ja) |
JP (1) | JPH08283269A (ja) |
BG (1) | BG99545A (ja) |
DE (1) | DE59600791D1 (ja) |
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US20060270863A1 (en) * | 2005-05-27 | 2006-11-30 | Amyris Biotechnologies | Conversion of amorpha-4,11-diene to artemisinin and artemisinin precursors |
WO2011111804A1 (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | 学校法人早稲田大学 | 腔腸動物由来抗原虫化合物 |
CN102304136A (zh) * | 2010-07-10 | 2012-01-04 | 恩施济源药业科技开发有限公司 | 一种蒿甲醚的生产方法 |
CN102304138A (zh) * | 2010-08-09 | 2012-01-04 | 恩施济源药业科技开发有限公司 | 一种青蒿琥酯母液的处理方法 |
CN102304137A (zh) * | 2010-08-09 | 2012-01-04 | 恩施济源药业科技开发有限公司 | 一种青蒿琥酯的生产方法 |
US9271620B2 (en) | 2012-03-27 | 2016-03-01 | Daryl S. Meredith | Vacuum |
CN103483350A (zh) * | 2013-06-25 | 2014-01-01 | 重庆华方武陵山制药有限公司 | 青蒿素的超声回流提取工艺 |
CN103374016B (zh) * | 2013-07-25 | 2016-08-10 | 重庆恒星生物技术有限责任公司 | 一种青蒿琥酯纯化工艺 |
CN103524527B (zh) * | 2013-10-25 | 2015-09-16 | 广州合诚三先生物科技有限公司 | 一种从青蒿素分离后废液中同时提取青蒿酸和二氢青蒿酸的方法 |
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1995
- 1995-04-03 BG BG99545A patent/BG99545A/xx unknown
-
1996
- 1996-03-21 JP JP8064396A patent/JPH08283269A/ja active Pending
- 1996-03-27 US US08/624,744 patent/US5654446A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-29 EP EP96810198A patent/EP0736535B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-29 DE DE59600791T patent/DE59600791D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-29 ZA ZA962538A patent/ZA962538B/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BG99545A (en) | 1998-09-30 |
EP0736535A1 (de) | 1996-10-09 |
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DE59600791D1 (de) | 1998-12-17 |
ZA962538B (en) | 1996-11-01 |
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