JP2002524658A - 改良された高温耐食合金 - Google Patents

改良された高温耐食合金

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JP2002524658A
JP2002524658A JP2000569029A JP2000569029A JP2002524658A JP 2002524658 A JP2002524658 A JP 2002524658A JP 2000569029 A JP2000569029 A JP 2000569029A JP 2000569029 A JP2000569029 A JP 2000569029A JP 2002524658 A JP2002524658 A JP 2002524658A
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ゲイロード、ダレル、スミス
カーティス、スティーブン、タッセン
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インコ、アロイス、インターナショナル、インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 42〜58重量%のニッケル、21〜28重量%のクロム、12〜18重量%のコバルト、4〜9.5重量%のモリブデン、2〜3.5重量%のアルミニウム、0.05〜2重量%のチタン、0.005〜0.1重量%のイットリウムおよび0.01〜0.6重量%のジルコニウムからなる群から選択される少なくとも1種の非調質物質、0.01〜0.15重量%の炭素、0〜0.01重量%のホウ素、約0〜4重量%の鉄、0〜1重量%のマンガン、0〜1重量%のシリコン、0〜1重量%のハフニウム、0〜0.4重量%のニオブ、0〜0.1重量%の窒素、副次的不純物、ならびに脱酸剤からなるニッケルベース合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は高温腐食環境に対する耐性を有するニッケルベース合金の分野に関す
るものである。
【0002】発明の背景 耐熱ニッケルベース合金は、熱交換器、レキュペレータ、燃焼器および他のガ
スタービン部品、マッフルおよび炉内部、レトルトおよび他の化学プロセス装置
、移送配管、ボイラー管類、配管および水冷壁のエプロン、ならびに廃棄物焼却
機材などの多くの用途に用いられている。これらの用途に用いられる合金は、新
規な設備設計や操作において不可欠な要素となる長寿命要件を満たす優れた耐食
性を有していなければならない。実質的に全ての主要工業装置は、ユニットの1
つの表面または1つの部分が空気に暴露されるのに対し、内面は極めて攻撃的な
浸炭、酸化、硫化、窒化、またはこれらの腐食作用の組み合わせに暴露される可
能性がある。従って、考えられる最も広範な攻撃的な高温環境に対して最大の耐
食性を得ることが、金属工業において長年追い求められてきた目標である。
【0003】 これらの合金は、伝統的に、γ′[Ni(Al,Ti)]、γ″[Ni
Nb,Al,Ti)]、炭化物析出および固溶体強化の組み合わせによる析出硬
化に依存して合金に強度を与えている。γ′相およびγ″相は、オーステナイト
の無いマトリックスに実質的に凝着した安定な金属間化合物として析出する。こ
の析出物組み合わせにより合金の高温機械的性質が著しく強化される。
【0004】 浸炭、酸化、および硫化環境に対する耐性を有する合金を提供することが本発
明の目的である。
【0005】 本発明の他の目的は、厳しい高温用途に対して十分な相安定性および機械的結
着性を有する合金を提供することである。
【0006】発明の要旨 42〜58重量%のニッケル、21〜28重量%のクロム、12〜18重量%
のコバルト、4〜9.5重量%のモリブデン、2〜3.5重量%のアルミニウム
、0.05〜2重量%のチタン、耐浸炭性を得るための0.005〜0.1重量
%のイットリウムおよび耐硫化性を得るための0.01〜0.6重量%のジルコ
ニウムからなる群から選択される少なくとも1種の非調質物質(microalloying a
gent)、0.01〜1重量%の炭素、0〜0.01重量%のホウ素、0〜4重量
%の鉄、0〜1重量%のマンガン、0〜1重量%のシリコン、0〜1重量%のハ
フニウム、0〜0.4重量%のニオブ、0〜0.1重量%の窒素、副次的不純物
、ならびに脱酸剤からなるニッケルベース合金。
【0007】好ましい実施態様の説明 耐熱高強度合金は、一つには、広範な攻撃的環境において極めて高レベルの耐
食性を達成するための非調質元素(microalloying element)の独特な組み合わせ
を特徴とする。42〜58重量%のニッケルをベースにすると、合金にオーステ
ナイト化マトリックスが与えられる(本明細書では、全ての合金組成を重量%で
表す)。12〜18重量%のコバルトを添加すると、合金の耐食性が強化され、
マトリックスに対して固溶体強化性が与えられる。このマトリックスは、耐食性
を実質的に低下させることなく、4重量%までの鉄、1重量%までのマンガンお
よび1重量%までのシリコンを許容するに十分な耐食性を有している。合金に、
鉄、マンガンおよびシリコンを添加すると、ニッケルベース合金のリサイクリン
グが促進される。さらに、マンガンは、微量の硫黄と組み合わせると、合金に良
い影響を与えるであろう。また、合金は、酸素、硫黄、リンなどの副次的不純物
や、カルシウム、マグネシウムおよびセリウムなどの脱酸剤を含んでいてよい。
【0008】 21〜28重量%のクロムを添加すると合金に耐酸化性が付与される。クロム
レベルが21重量%未満であれば耐酸化性を得るには不十分であり、28重量%
を超えるレベルだと有害なクロム含有析出物が生成する可能性がある。4〜10
重量%のモリブデンを添加すると、耐応力腐食割れ性が得られ、かつマトリック
スに対してある程度の固溶体強化性が与えられる。2〜3.5重量%の範囲の量
のアルミニウムは、耐酸化性に寄与すると共に、γ′相として析出して中温下に
マトリックスを強化することができる。優れた耐酸化性を得るためには、マトリ
ックスが少なくとも2.75重量%のアルミニウムを含んでいるのが最も有利で
ある。
【0009】 耐硫化性を得るためには、合金に最低限0.01重量%のジルコニウムを添加
して、合金の保護スケール層を介した硫黄の内側移行を防ぐためにスケールを安
定化させることが不可欠である。0.6重量%を超えるジルコニウムを添加する
と、合金の二次加工適性に有害な影響をおよぼす。少なくとも0.005重量%
のイットリウムの添加は、合金の耐酸化性および耐窒化性の強化に有利であり、
かつ耐浸炭性を得るために不可欠である。イットリウムレベルが0.1重量%を
超えると、合金のコストが増大し、熱間加工性が低下する。合金中に最適レベル
のクロム、アルミニウムならびに臨界非調質レベルのイットリウムおよびジルコ
ニウムが存在するときのみ、あらゆる範囲の浸炭、酸化、窒化および硫化環境に
おいても顕著な耐食性が達成される。しかし、耐浸炭性および耐酸化腐食性のみ
が要求される場合、ジルコニウムの非調質は組成から省いてよい。耐硫化性およ
び耐酸化腐食性のみが要求される場合、イットリウムは組成から省いてよい。最
大の総耐食性は、少なくとも2.75重量%のアルミニウム、0.01重量%の
ジルコニウム、0.01重量%のイットリウムを含む組み合わせによって達成さ
れる。
【0010】 任意要素である0〜1重量%のハフニウムおよび0〜0.1重量%の窒素は、
酸化物スケールを安定化して耐酸化性に寄与する。少なくとも0.01重量%の
量のハフニウムおよび少なくとも0.01重量%の量の窒素は、それぞれ耐酸化
性を強化する働きをする。過剰なハフニウムまたは窒素レベルは合金の機械的性
質を劣化させる。
【0011】 0.05〜2重量%のチタンの添加は、アルミニウムの添加と同様な作用をし
、γ′相として析出して合金の高温機械的性質に寄与する。γ′相が合金の8〜
20重量%を構成するのが最も有利である。ニオブを0.4重量%未満に維持す
ると、準安定γ″の析出量が制限されることにより合金の安定性が強化される。
γ″相が合金の2重量%未満を構成するのが最も有利である。少なくとも0.0
1重量%の炭素を添加するとマトリックスが強化される。しかし、0.15重量
%を超える炭素レベルは有害な炭化物を析出させることがある。場合によって、
少なくとも0.0001重量%のホウ素を添加すると合金の熱間加工性が強化さ
れる。0.01重量%を超えるホウ素を添加すると粒界に過剰な析出物が形成さ
れる。
【0012】 コバルト、モリブデンおよびクロム、ならびにチタンおよびジルコニウムの非
調質を組み合わせると、多様な環境に対する予期しない耐食性が得られる。全組
成範囲は「約」以下の範囲と定義される。
【0013】
【表1】 表2の合金1〜9は本発明のヒートを表し、合金A〜Dは比較ヒートを表す。
【0014】
【表2】
【0015】機械的性質 本発明の合金から形成された部品は、機械的結着性を得るのに必要な強さと、
高温腐食用途に対する構造的結着性を得るのに必要な安定性とを有する。合金1
3は本発明の合金の強度特性をよく表している。組成物を真空溶融し、25kg
のヒートとして注型した。ヒートの一部は、1204℃で均熱し、7.6mm×
127mm×長さのスラブに熱間加工し、1177℃で20分中間焼きなましを
行い、空冷してから、0.158mm×127mm×長さに冷間圧延した。ヒー
トの第2の部分は、1204℃の炉プレヒートから直径222mmの板材に熱板
圧延し、1177℃で20分間最終焼きなましを行い、空冷した。表3は、98
2℃までの選択された温度に対する合金13の引張特性を示している。982℃
/41.4MPaの選別試験条件に対する応力ラプチャー強さのデータを表4に
示す。室温引張強さおよびシャルピー衝撃強さにおよぼす760℃/100時間
の熟成の影響を表5に示す。
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【表5】
【0019】耐酸化性 耐熱合金は、優れた耐酸化性を有していなければならないと推測される。レト
ルト、マッフル、配管および反応器はいずれも、内部には高温反応性プロセス流
を含むのに対し外部は空気に暴露され、その結果、酸化されることがあまりに多
い。多くのプロセス流も実際には酸化性であり、ガスタービン内部や、ボイラー
、発電部品を損傷する。本発明の組成範囲の耐酸化性を表6および表7の酸化デ
ータにより示す。大気+5重量%の水蒸気を用いた電熱式水平管型炉中、直径0
.76mm×長さ19.1mmのピンを用いて試験を行った。試験片を室温に少
なくとも週に一度循環させて計量した。質量変化(mg/cm)のデータは、
1100℃で5,000時間までの期間に対するものを表6に、また、1200
℃で5,784時間までの期間に対するものを表7に示す。アルミニウムがこの
組成範囲における耐酸化性に大いに寄与していることは明らかである。1100
℃下の合金AおよびBと本発明の組成物とを比較されたい。合金7および8では
、アルミニウム含量が増すにつれ、1200℃での耐酸化性が累進的に増大し、
非調質物質により耐酸化性がさらに高められることに留意されたい。合金2の1
90ppmのイットリウム、420ppmのジルコニウムおよび420ppmの
ハフニウムの添加、合金5の320ppmのイットリウム、2100ppmのジ
ルコニウムおよび320ppmの窒素の添加、および合金13の270ppmの
イットリウムの添加による正の質量変化(蒸発または破砕によるクロムの明らか
な損失がない)により示されるように、1100℃でのスケール結着性が強化さ
れている。表7に示されているように、この強化は1200℃で維持される。
【0020】
【表6】
【0021】
【表7】
【0022】耐浸炭性 耐浸炭性は、熱処理炉や燒結炉のマッフルおよび内部機材、選択された化学反
応器およびそれらのプロセス流内包装置ならびに発電部品などの特定の高温装置
にとって最も重要な特性である。これらのガス体は、純粋に炭素性(還元性)の
ものから(ガスタービンエンジン中に見られるような)高酸化性のものまで多様
であり得る。耐食耐熱合金が還元性浸炭条件下にも酸化性浸炭条件下にも等しく
良好に機能するのが理想的である。本発明の組成範囲の合金は、両極の酸素電圧
下にも優れた耐浸炭性を有する。これらの試験は電熱式ムライト管型炉中で行い
、ガス体は、容器に詰めたガスから生成され、キャップをした炉管を介して電子
計量した。ガス体は、試験片と反応させる前に、改質触媒(Girdler G56またはG
90)上に流して平衡にした。炉を通る ガス体の流量は約150cc/分であっ
た。
【0023】
【表8】
【0024】耐硫化性 耐硫化性は、特定の化学プロセス流、ガスタービンの燃焼流および排気流、石
炭燃焼環境および廃棄物焼却環境に暴露される機材部品には不可欠であり得る。
硫黄がスケールに侵入すると硫化ニッケルが生成する可能性がある。この低融点
化合物がニッケル含有合金の破解を速める原因となる可能性がある。表9のデー
タで示されているように、約0.015%(150ppm)という最少量のジル
コニウムを含む合金が、思いがけず、極めて耐硫化性であることが判明した。合
金Aは、H−45%CO−1%H中316℃で約30時間後に急速な液相
分解を受ける。残りの合金は、ジルコニウム含量が上昇するにつれて漸進的な改
善を示したが、ジルコニウム含量が約0.015%(150ppm)を超えると
劇的に耐硫化性を示した。試験した組成物を調べて見ると、イットリウムは耐硫
化性の強化にわずかながら肯定的役割を果たすが、劇的な耐硫化性を提供するこ
とはできないことが示唆される。0.015重量%(150ppm)を超えるジ
ルコニウムを含む合金を上記環境下でほぼ1.5年間(12,288時間)試験
したが、機能不全は起こらなかった。
【0025】
【表9】
【0026】耐窒化性 純粋アンモニア中1100℃で測定すると、ジルコニウム含有合金も顕著な耐
窒化性を有している。1056時間までのデータを表10に示す。これらのデー
タは、(アルミニウム含量が低い)合金B、3重量%のアルミニウムを含むがジ
ルコニウムまたはイットリウムを含まない(合金Cなどの)合金、およびイット
リウムのみを含む(合金13などの)合金の耐窒化性は良好ではあるが顕著では
ないことを示している。少なくとも2.75重量%のアルミニウムと、それぞれ
0.01重量%(100ppm)を超えるジルコニウムおよびイットリウムとを
含む合金3および8は、顕著な耐窒化性を有する。
【0027】
【表10】
【0028】 この合金範囲は、広範な攻撃的高温環境に対して最大の耐食性を有する。この
合金の特性は、熱交換器、レキュペレータ、燃焼器および他のガスタービン部品
、マッフルおよび炉内部、レトルトおよび他の化学プロセス装置、移送配管、ボ
イラー管類、配管および水冷壁のエプロン、ならびに廃棄物焼却機材などの多様
な高温腐食用途に適している。さらに、γ′、炭化物析出および固溶体硬化を組
み合わせると、これらの高温腐食用途に不可欠な強さを有する安定した構造が得
られる。
【0029】 本明細書は、法令の条項に従い、本発明の特定の実施態様を示しかつ説明して
いる。当業者には、特許請求の範囲に包含される本発明の形態で変更を行うこと
が可能であり、場合によって、本発明の特定の特徴は、他の特徴を付随使用しな
いという条件で有利に使用し得ることが理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カーティス、スティーブン、タッセン アメリカ合衆国ウェストバージニア州、ハ ンティントン、ロバート、ドライブ、6532

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約42〜58重量%のニッケル、約21〜28重量%のクロム、約12〜18
    重量%のコバルト、約4〜9.5重量%のモリブデン、約2〜3.5重量%のア
    ルミニウム、約0.05〜2重量%のチタン、約0.005〜0.1重量%のイ
    ットリウムおよび約0.01〜0.6重量%のジルコニウムからなる群から選択
    される少なくとも1種の非調質物質、約0.01〜0.15重量%の炭素、約0
    〜0.01重量%のホウ素、約0〜4重量%の鉄、約0〜1重量%のマンガン、
    約0〜1重量%のシリコン、約0〜1重量%のハフニウム、約0〜0.4重量%
    のニオブ、約0〜0.1重量%の窒素、副次的不純物、ならびに脱酸剤からなる
    ニッケルベース合金。
  2. 【請求項2】 約8〜20重量%のγ′相を含んでなる、請求の範囲第1項に記載のニッケル
    ベース合金。
  3. 【請求項3】 約2重量%未満のγ″相を含んでなる、請求の範囲第1項に記載のニッケルベ
    ース合金。
  4. 【請求項4】 約43〜57重量%のニッケルと、約21.5〜27重量%のクロム、約12
    .5〜17.5重量%のコバルト、および約4.5〜9重量%のモリブデンを含
    んでなる、請求の範囲第1項に記載の合金。
  5. 【請求項5】 約2.25〜3.5重量%のアルミニウムおよび約0.06〜1.6重量%の
    チタンとを含んでなる、請求の範囲第1項に記載の合金。
  6. 【請求項6】 約0.01〜0.5重量%のジルコニウム、約0.01〜0.14重量%の炭
    素、および約0.0001〜0.01重量%のホウ素を含んでなる、請求の範囲
    第1項に記載の合金。
  7. 【請求項7】 約43〜57重量%のニッケル、約21.5〜27重量%のクロム、約12.
    5〜17.5重量%のコバルト、約4.5〜9重量%のモリブデン、約2.25
    〜3.5重量%のアルミニウム、約0.06〜1.6重量%のチタン、約0.0
    1〜0.08重量%のイットリウムおよび約0.01〜0.5重量%のジルコニ
    ウムからなる群から選択される少なくとも1種の非調質物質、約0.01〜0.
    14重量%の炭素、約0.0001〜0.01重量%のホウ素、約0〜3重量%
    の鉄、約0〜0.8重量%のマンガン、約0.01〜1重量%のシリコン、約0
    .01〜0.8重量%のハフニウム、約0.00001〜0.08重量%の窒素
    、副次的不純物、ならびに脱酸剤からなるニッケルベース合金。
  8. 【請求項8】 約8〜20重量%のγ′相を含んでなる、請求の範囲第7項に記載のニッケル
    ベース合金。
  9. 【請求項9】 約2重量%未満のγ″を含んでなる、請求の範囲第7項に記載のニッケルベー
    ス合金。
  10. 【請求項10】 約44〜56重量%のニッケル、約22〜27重量%のクロム、約13〜17
    重量%のコバルト、および約5〜8.5重量%のモリブデンを含んでなる、請求
    の範囲第7項に記載の合金。
  11. 【請求項11】 約2.5〜3.5重量%のアルミニウム、および約0.08〜1.2重量%の
    チタンを含んでなる、請求の範囲第7項に記載の合金。
  12. 【請求項12】 約0.02〜0.5重量%のジルコニウム、約0.01〜0.12重量%の炭
    素、および0.01〜0.009重量%のホウ素を含んでなる、請求の範囲第7
    項に記載の合金。
  13. 【請求項13】 約44〜50重量%のニッケル、約22〜27重量%のクロム、約13〜17
    重量%のコバルト、約5〜8.5重量%のモリブデン、約2.5〜3.5重量%
    のアルミニウム、約0.08〜1.2重量%のチタン、約0.01〜0.07重
    量%のイットリウム、約0.02〜0.5重量%のジルコニウム、約0.01〜
    0.12重量%の炭素、約0.001〜0.009重量%のホウ素、約0.1〜
    2.5重量%の鉄、約0〜0.6重量%のマンガン、約0.02〜0.5重量%
    のシリコン、約0〜0.7重量%のハフニウム、約0.0001〜0.05重量
    %の窒素、副次的不純物、および脱酸剤からなるニッケルベース合金。
  14. 【請求項14】 約8〜20重量%のγ′相を含んでなる、請求の範囲第13項に記載のニッケ
    ルベース合金。
  15. 【請求項15】 約2重量%未満のγ″相を含んでなる、請求範囲第13項に記載のニッケルベ
    ース合金。
  16. 【請求項16】 約45〜55重量%のニッケル、約22〜26重量%のクロム、約14〜16
    重量%のコバルト、および5〜8重量%のモリブデンを含んでなる、請求の範囲
    第13項に記載の合金。
  17. 【請求項17】 約2.75〜3.5重量%のアルミニウム、および約0.1〜1重量%のチタ
    ンを含んでなる、請求の範囲第13項に記載の合金。
  18. 【請求項18】 約0.01〜0.06重量%のイットリウム、約0.02〜0.4重量%のジ
    ルコニウム、約0.02〜0.1重量%の炭素、および約0.003〜0.00
    8重量%のホウ素を含んでなる、請求の範囲第13項に記載の合金。
  19. 【請求項19】 約2.75〜3.5重量%のアルミニウム、約0.003〜0.008重量%
    のホウ素、約0.02〜0.1重量%の炭素、約14〜16重量%のコバルト、
    約22〜26重量%のクロム、約0.5〜2重量%の鉄、約0〜0.5重量%の
    ハフニウム、約5〜8重量%のモリブデン、約0.01〜0.05重量%の窒素
    、約0〜0.2重量%のニオブ、約45〜55重量%のニッケル、約0.05〜
    0.4重量%のシリコン、約0.1〜1重量%のチタン、約0.01〜0.06
    重量%のイットリウム、および約0.02〜0.4重量%のジルコニウムを含ん
    でなる、請求の範囲第13項に記載のニッケルベース合金。
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