JP2002523369A - 新規イソオキサゾリノン抗菌剤 - Google Patents

新規イソオキサゾリノン抗菌剤

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JP2002523369A
JP2002523369A JP2000565887A JP2000565887A JP2002523369A JP 2002523369 A JP2002523369 A JP 2002523369A JP 2000565887 A JP2000565887 A JP 2000565887A JP 2000565887 A JP2000565887 A JP 2000565887A JP 2002523369 A JP2002523369 A JP 2002523369A
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oxo
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JP2000565887A
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ビー スネイダー,ローレンス
ゼング,ジーゼン
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ブリストルーマイヤーズ スクイブ カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌活性をもち且つ細菌性疾患の治療に有用な新規なイソオキサゾリノン誘導体を提供する。 【解決手段】 新規なイソオキサゾリノン誘導体は一般式(I): 【化1】 (式中、A及びR1 は本願明細書で定義する置換基を表す)をもつ化合物及びその製薬的に許容し得る塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規イソオキサゾリノン類、その用途及びその製造方法に関する。
【0002】 本発明は式
【0003】
【化29】
【0004】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩を提供する:
【0005】 ここでR1 は a) H、 b) 1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置
換されていてもよいC1-8 アルキル、 c) C3-6 シクロアルキル、又は d) C1-8 アルコキシであり; Lは酸素又は硫黄であり; Aは
【0006】
【化30】
【0007】 c) S、N及びOからなる群から選ばれる1〜3個のヘテロ原子をもつ5員
ヘテロ環基であって、炭素原子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付
加したベンゼン環もしくはナフタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜
3個のR8 で置換されていてもよい5員ヘテロ環基、
【0008】 d) 少なくとも1個の窒素原子をもつ6員ヘテロ芳香族基であって、炭素原
子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付加したベンゼン環もしくはナ
フタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜3個のR9 で置換されていて
もよい6員ヘテロ芳香族基、
【0009】 e) 6員環を介して結合しており、所望により1〜3個のR9 で置換されて
いてもよいβ−カルボリン−3−イル又はイミドリジニル、
【0010】
【化31】
【0011】 であり; ここでR2 及びR3 はそれぞれ独立に a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1-6 アルキル、 f) NO2 、 g) I、 h) C1-6 アルコキシ、 i) OH j) アミノ、 k) シアノであるか、又は l) R2 とR3 はいっしょになって−O(CH2h −Oを形成しており; ここでR4 は a) H、 b) C1-2 アルキル、 c) F、又は d) OHであり; R5 は a) H、 b) CF3 、 c) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 d) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいフェニル、 e) R5 とR6 がいっしょになった式
【0012】
【化32】 の5−、6−又は7−員環、
【0013】
【化33】
【0014】 ここでDは、S、O又はNR86であり、R86はH又はC1-6 アルキルであるか、
又は g) R5 とR6 がいっしょになった−(CH2k −、ここでR7 は電子引
き抜き性基、である; R6 及びR7 はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) 電子引き抜き性基、 b) H、 c) CF3 、 d) 所望により1個のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 e) フェニル、但しこの場合はR6 とR7 の少なくとも1つが電子引き抜き
性基であることを条件とする、 f) R6 とR7 がいっしょになった式
【0015】
【化34】
【0016】 の5−、6−又は7−員環である; Uは a) CH2 、 b) O、 c) S又は、 d) NR16であり、 R16は a) H又は b) C1-5 アルキルであり; ここでR8 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR1718、 m) −C(=NOH)−R87、ここでR87はH又はC1-6 アルキルである、 n) 所望によりOH、スルファモイル、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル又
は−NR1718で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 o) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいC2-8 アルキル、 p) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいフェニル、 q) S、N及びOからなる群から選ばれた1−3個の原子をもち、所望によ
り1又は2個のR19で選択されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
ロ環基、又は
【0017】
【化35】
【0018】 である; R17及びR18はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-4 アルキル、 c) C5-6 シクロアルキル、又は d) R17とR18が窒素原子といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽
和ヘテロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる
さらなるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記の更なる窒素原
子上も含め、C1-3 アルキル、ホルミル、1−3個のO、N又はSを含有する5
−又は6−員ヘテロ芳香族基−C(=O)NR8889(ここでR88及びR89はそ
れぞれ独立に水素又はC1-6 アルキルである)、SO290(ここでR90はH又
はC1-6 アルキルである)、又は所望により1以上のF、Cl又はOHで置換さ
れていてもよいC1-3 アシルのいずれかで置換されていてもよい;
【0019】 R19は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR1718 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 m) フェニル、 n) −C(=O)NR2021、 o) −NR1718、 p) −N(R20)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2021、又は r) −S(=O)i22である;
【0020】 R20及びR21はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、又は c) フェニルである;
【0021】 R22は a) C1-4 アルキル、又は b) 所望によりC1-4 アルキルで置換されていてもよいフェニルである; ここでR9 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR2324、 m) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR2324 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいC2-8 アルケニル
フェニル、 o) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいフェニル、 p) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもち、所望によ
り1又は2個のR25で置換されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
ロ環基、又は
【0022】
【化36】
【0023】 である; R23及びR24はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、又は g) R23とR24が窒素といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽和ヘ
テロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれるさら
なるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記のさらなる窒素原子
上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC1-3 アシルで置換さ
れていてもよい;
【0024】 R25は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) フェニル、 m) 所望によりOH、アジド、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、−NR3233、−SR34、−O−SO235、又は
【0025】
【化37】
【0026】 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) −C(=O)NR2627、 o) −NR2324、 p) −N(R26)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2627、 r) −S(O)i22、 s) −CH=N−R28、又は t) −CH(OH)−SO331である; R22は上記と同じである; R26及びR27はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) フェニル、又は d) トリルである; R28は a) OH、 b) ベンジルオキシ、 c) −NH−C(=O)−NH2 、 d) −NH−C(=S)−NH2 、又は e) −NH−C(=NH)−NR2930である; R29及びR30はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) 所望によりフェニル又はピリジルで置換していてもよいC1-6 アルキル
である; R31は a) H、又は b) ナトリウムイオンである;
【0027】 R32及びR33はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) R32及びR33がいっしょになった5−又は6−員飽和ヘテロ環基、この
基はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもち、所望に
より、その窒素原子上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC 1-3 アシルで置換されていてもよい、 h) −P(O)(OR37)(OR38)、又は i) −SO2 −R39である; R34
【0028】
【化38】
【0029】 である; R35はC1-3 アルキルである; R36は a) C1-6 アルコキシカルボニル、又は b) カルボキシルである; R37及びR38はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-3 アルキルである; R39は a) メチル、 b) フェニル、又は c) トリルである; ここでKは a) O、 b) S、又は c) NR40であり(ここでR40は水素、ホルミル、C1-4 アルキル、C1-4
アシル、フェニル、C3-6 シクロアルキル、−P(O)(OR37)(OR38)又
は−SO2 −R39であり、R37、R38及びR39は上記と同じである);
【0030】 R10、R11、R12、R13、R14及びR15はそれぞれの場合同じでも異なっていて
もよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) カルボキシル、 d) C1-6 アルコキシカルボニル、 e) C1-8 アルキル、 f) C2-8 アルケニル、 ここで置換基(e)及び(f)は所望によりOH、ハロゲン、C1-6 アルコキ
シ、C1-6 アシル,C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル、又は
所望によりハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、 g) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、この基は所望によりカルボキシ
ル、ハロゲン、−CN、ホルミル、CF3 、NO2 、C1-6 アルキル、C1-6
ルコキシ、C1-6 アシル、C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル
で置換されていてもよい; h) −NR4243、 i) OR44、 j) −S(=O)i −R45、 k) −SO2 −N(R46)(R47)、又は l) 式
【0031】
【化39】
【0032】 で示される基である; R19は上記のとおりである; Tは a) O、 b) S、又は、 c) SO2 である; R42及びR43はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C3-6 シクロアルキル、 c) フェニル、 d) C1-6 アシル、 e) C1-8 アルキル、この基は所望によりOH、OHで置換されていてもよ
いC1-6 アルコキシ、S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をも
つ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基、所望によりOH、CF3 、ハロゲン、−N
2 、C1-4 アルコキシ、−NR4849、又は
【0033】
【化40】
【0034】 で置換されていてもよい;
【0035】
【化41】
【0036】 である; Vは a) O、 b) CH2 、又は c) NR56である; R48及びR49はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-4 アルキルである; R54は a) OH、 b) C1-4 アルコキシ、又は c) −NR5758である; R55は a) H、又は b) 所望によりインドリル、OH、メルカプチル、イミダゾリル、メチルチ
オ、アミノ、フェニル(フェニルは所望によりOH、−C(=O)−NH2 、−
CO2 H、又は−C(=NH)−NH2 で置換されていてもよい)で置換されて
いてもよいC1-7 アルキルである; R56は a) H、 b) フェニル、又は c) 所望によりOHで置換されていてもよいC1-6 アルキルである; R57及びR58はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-5 アルキル、 c) C1-3 シクロアルキル、又は d) フェニルである; R44は a) C1-8 アルキル、この基は所望によりC1-6 アルコキシ又はC1-6 ヒド
ロキシ、C3-6 シクロアルキル、所望により1−3個の窒素原子をもつベンゾ縮
合ヘテロ環基をもつ6−員芳香族基で置換されていてもよく、さらに1又は2個
の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−CN、OH、C1-5 アルキル、C1-5 アルコ
キシ、又はC1-5 アシルで置換されていてもよい、
【0037】
【化42】
【0038】 c) フェニル、又は d) ピリジルである; R45は a) C1-16アルキル、 b) C2-16アルケニル、 ここで置換基(a)及び(b)は所望によりC1-6 アルコキシカルボニル、又
はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−、又は
7−員芳香族ヘテロ環基で置換されていてもよい、 c) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、又は d) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−
、又は7−員芳香族ヘテロ環基である、 ここで置換基(c)及び(d)は所望によりカルボキシル、ハロゲン、−CN
、ホルミル、CF3 、−NO2 、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、C1-6
シル、C1-6 アルキルチオ、又はC1-6 アルコキシカルボニルで置換されていて
もよい; R46及びR47はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) フェニル、 c) C1-6 アルキル、又は d) ベンジルである; R50及びR51はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) OH、 c) 所望により−NR4849で置換されていてもよいC1-6 アルキル、ここ
でR48及びR49は上記のとおり、又は d) R50及びR51がいっしょになった=Oである; R52は a) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、 b) 所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ
ベンゾ縮合ヘテロ環をもつ5−又は6−員芳香族基、 ここで置換基(a)及び(b)は1−3個の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−
CN、OH、フェニル、C1-5 アルキル、C1-5 アルコキシ、又はC1-5 アシル
で置換されていてもよい、 c) モルホリニル、 d) OH、 e) C1-6 アルコキシ、 f) −NR4849、ここでR48及びR49は上記のとおり、 g) −C(=O)−R59、又は
【0039】
【化43】
【0040】 である; R53は a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) −P(O)(OR37)(OR38)、又は h) −SO239、ここでR37、R38及びR39は上記と同じである; R59は a) モルホリニル、 b) OH、又は c) C1-6 アルコキシである; hは1、2、又は3である; iは0、1、又は2である; jは0、又は1である; kは3、4、又は5である; rは1、2、3、4、5又は6である; tは0、1、2、3、4、5、又は6である; uは1又は2である;そして
【0041】 Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) −スルファモイル(H2 NSO2 −)、 n) −NHOH、 o) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 p) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N及びS
からなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−、又は6−員芳香族ヘ
テロ環基、 q) C65 −C(=O)−、 r) アミノ、 s) C1 −C6 アルキルアミノ、 t) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 u) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 v) OH、 w) シアノ、 x) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 y) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 z) NC−(CH2r −C(=O)−、ここでrは1−6である、 aa) C65 CH2 −O−C(=O)−、 bb) C65 −O−C(=O)−、 cc) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又は
1-6 アルキルである、 dd) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は水素、所望に
より1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置換さ
れていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル又はC1-8 アルコキシで
ある、 ee) H−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又はC1-6 アルキルで
ある、 ff) 置換又は非置換C6 −C10アリール基、 gg) O、N又はSから選ばれる1−3個の原子をもつ置換又は非置換の、
単環又は2環式の、飽和又は不飽和ヘテロ環基であって、該環が炭素又は窒素を
介してフェニル置換基に結合しているもの、 hh) O、N又はSから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ単環又は2環
式の飽和又は不飽和ヘテロ芳香族基であって、該環が炭素又は窒素を介してフェ
ニル置換基に結合しているもの、ここで該ヘテロ芳香族基はさらに縮合したベン
ゼン又はナフタレン環をもっていてもよい;
【0042】 そして上記のp、q、ff、gg及びhh基用の置換基は次の置換基の1又は
2個から選ばれる; 1) ハロゲン、 2) C1-6 アルキル、 3) NO2 、 4) N3 、 5) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 6) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 7) ホルミル、 8) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 9) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 10) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又は
Sから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基で
ある、 11) C65 −C(=O)−、 12) −(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60
びR61はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 13) OH、 14) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 15) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 16) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 17) C65 CH2 −O−C(=O)−、 18) −CH2 −R80、ここでR80は a) −OR32、ここでR32は上記のとおり、 b) −SR32、ここでR32は上記のとおり、 c) −NR3233、ここでR32及びR33は上記のとおり、又は d) 1−4個のO、S又はN原子をもつ5−又は6−員ヘテロ芳香族基
、 19) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のと
おり、 20) シアノ、 21) カルボキシル、 22) CF3 、 23) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 24) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニル基は所望によりハロゲ
ン又は(C1 −C6 )アルキルで置換されていてもよい、 25) NR6061−C(=O)−、ここでR60及びR61は上記のとおり、 26) R91−NH−C(=O)−又はR91−C(=O)−NH−、ここでR 91 は1−3個のO、N又はSをもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基である、 27) C65 (CH21-6 −O−C(=O)−、 28) R85O−(CH21-6 −O−C(=O)−、ここでR85は上記のと
おり、 29) SiR99100101 −O−CH2 −C(=O)−、ここでR99、R 100 及びR101 はそれぞれ独立にC1-6 アルキルである;又は QとR1 及びR2 のいずれかはいっしょになって−O−CH2 −Oを形成してい
る。
【0043】 これらの誘導体はグラム陽性細菌、たとえば多発抵抗性ぶどう球菌等、レンサ
球菌、及び腸球菌、たとえばメチシリン抵抗性黄色ぶどう球菌又はバンコマイシ
ン抵抗性エンテロコッカスフェシウム等を包含する多くのヒト及び動物の病原体
に対して有効な抗菌剤として有用である。
【0044】
【従来の技術とその課題】
限られた数のイソオキサゾリノン類が雑草発芽前に用いる除草剤として知られ
ている。たとえば米国特許第4,065,463号明細書には、2−メチル−4
−(トリフルオロメチル−m−トリル)−3−イソオキサゾリン−5−オン及び
2−メチル−4−(クロロ−m−トリル)−3−イソオキサゾリン−5−オンが
農作物に悪影響をもたらす雑草の成長抑制に有用であることが開示されている。
【0045】
【化44】
【0046】 米国特許第4,000,155号明細書には上記に関連する化合物である1,
2−ジメチル−4−(トリフルオロメチル−m−トリル)−3−ピラゾリン−5
−オンが同様の有用性をもつことが開示されている。
【0047】
【化45】
【0048】 本発明者はこれらの化合物の広いスペクトルの抗菌剤としての使用を開示した
公知例は知らない。異なる環系がWO98/07708に開示されており、そこ
には次式のイソオキサゾリン誘導体の抗菌剤として使用が開示されている;
【0049】
【化46】
【0050】 ここでWは置換アリール又はヘテロアリール系であり、VはH又は所望により
F、Cl、OH、C1 −C4 アルコキシ又はアシロキシで置換されていてもよい
1 −C4 アルキルである。
【0051】 下記のオキサゾリジノンIIは経口活性の抗菌剤としてよく知られている。X
及びZが種々の置換基でありうるこれらの化合物を示した公知例は多数存在する
。特定の置換基をもつオキサゾリジノンが米国特許第4,705,799号、第
5,523,403号明細書(置換フェニル2−オキサゾリジノン)、米国特許
第4,948,801号、第5,254,577号及び第5,130,316号
明細書(アリールベンゼンオキサゾリジニル化合物)、及びヨーロッパ特許出願
0,697,412;0,694,544;0,694,543;及び0,69
3,491号明細書(5−ないし9−員ヘテロアリール置換オキサゾリジノン)
に開示されている:
【0052】
【化47】
【0053】 また置換フラノン環をもつある種の化合物が抗菌活性をもつことも報告されて
いる。WO97/14690には次の化合物が開示されている:
【0054】
【化48】
【0055】 ここでTはヒドロキシ又はNHC(O)C1 −C4 アルキルであり、M及びL
は各々独立に水素又はフルオロであり、G及びHは各々独立に水素又はメチルで
あり、K−Jは式C=CH、CHCH2 又はC(OH)CH2 であり、IはO、
SO、SO2 又は置換窒素であり、そしてQ−RはCH2 −CH2 又はCH=C
2 である。他の置換フラノンが米国特許第5,708,169号明細書、WO
97/43280及びWO97/10235に開示されている。
【0056】 本発明の目的は抗菌剤として効果の顕著な新規化合物を提供することにある。
【0057】
【課題を解決するための手段】
ある種の置換イソオキサゾリノンが抗菌剤として顕著な効果をもつことを見出
した。特に本発明は式I:
【0058】
【化49】
【0059】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩を包含する: ここでR1 は a) H、 b) 1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置
換されていてもよいC1-8 アルキル、 c) C3-6 シクロアルキル、又は d) C1-8 アルコキシであり; Lは酸素又は硫黄であり; Aは
【0060】
【化50】
【0061】 c) S、N及びOからなる群から選ばれる1〜3個のヘテロ原子をもつ5員
ヘテロ環基であって、炭素原子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付
加したベンゼン環もしくはナフタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜
3個のR8 で置換されていてもよい5員ヘテロ環基、 d) 少なくとも1個の窒素原子をもつ6員ヘテロ芳香族基であって、炭素原
子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付加したベンゼン環もしくはナ
フタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜3個のR9 で置換されていて
もよい6員ヘテロ芳香族基、 e) 6員環を介して結合しており、所望により1〜3個のR9 で置換されて
いてもよいβ−カルボリン−3−イル又はイミドリジニル、
【0062】
【化51】
【0063】 であり; ここでR2 及びR3 はそれぞれ独立に a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1-6 アルキル、 f) NO2 、 g) I、 h) C1-6 アルコキシ、 i) OH j) アミノ、 k) シアノであるか、又は l) R2 とR3 はいっしょになって−O(CH2h −Oを形成しており; ここでR4 は a) H、 b) C1-2 アルキル、 c) F、又は d) OHであり; R5 は a) H、 b) CF3 、 c) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 d) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいフェニル、 e) R5 とR6 がいっしょになった式
【0064】
【化52】
【0065】 の5−、6−又は7−員環、
【0066】
【化53】
【0067】 ここでDは、S、O又はNR86であり、R86はH又はC1-6 アルキルであるか、
又は g) R5 とR6 がいっしょになった−(CH2k −、ここでR7 は電子引
き抜き性基、である; R6 及びR7 はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) 電子引き抜き性基、 b) H、 c) CF3 、 d) 所望により1個のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 e) フェニル、但しこの場合はR6 とR7 の少なくとも1つが電子引き抜き
性基であることを条件とする、 f) R6 とR7 がいっしょになった式
【0068】
【化54】
【0069】 の5−、6−又は7−員環である; Uは a) CH2 、 b) O、 c) S又は、 d) NR16であり、 R16は a) H又は b) C1-5 アルキルであり; ここでR8 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR1718、 m) −C(=NOH)−R87、ここでR87はH又はC1-6 アルキルである、 n) 所望によりOH、スルファモイル、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル又
は−NR1718で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 o) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいC2-8 アルキル、 p) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいフェニル、 q) S、N及びOからなる群から選ばれた1−3個の原子をもち、所望によ
り1又は2個のR19で選択されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
ロ環基、又は
【0070】
【化55】
【0071】 である; R17及びR18はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-4 アルキル、 c) C5-6 シクロアルキル、又は d) R17とR18が窒素原子といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽
和ヘテロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる
さらなるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記の更なる窒素原
子上も含め、C1-3 アルキル、ホルミル、1−3個のO、N又はSを含有する5
−又は6−員ヘテロ芳香族基−C(=O)NR8889(ここでR88及びR89はそ
れぞれ独立に水素又はC1-6 アルキルである)、SO290(ここでR90はH又
はC1-6 アルキルである)、又は所望により1以上のF、Cl又はOHで置換さ
れていてもよいC1-3 アシルのいずれかで置換されていてもよい;
【0072】 R19は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR1718 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 m) フェニル、 n) −C(=O)NR2021、 o) −NR1718、 p) −N(R20)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2021、又は r) −S(=O)i22である; R20及びR21はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、又は c) フェニルである; R22は a) C1-4 アルキル、又は b) 所望によりC1-4 アルキルで置換されていてもよいフェニルである;
【0073】 ここでR9 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR2324、 m) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR2324 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいC2-8 アルケニル
フェニル、 o) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいフェニル、 p) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもち、所望によ
り1又は2個のR25で置換されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
ロ環基、又は
【0074】
【化56】
【0075】 である; R23及びR24はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、又は g) R23とR24が窒素といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽和ヘ
テロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれるさら
なるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記のさらなる窒素原子
上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC1-3 アシルで置換さ
れていてもよい; R25は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) フェニル、 m) 所望によりOH、アジド、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、−NR3233、−SR34、−O−SO235、又は
【0076】
【化57】
【0077】 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) −C(=O)NR2627、 o) −NR2324、 p) −N(R26)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2627、 r) −S(=O)i22、 s) −CH=N−R28、又は t) −CH(OH)−SO331である; R22は上記と同じである; R26及びR27はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) フェニル、又は d) トリルである; R28は a) OH、 b) ベンジルオキシ、 c) −NH−C(=O)−NH2 、 d) −NH−C(=S)−NH2 、又は e) −NH−C(=NH)−NR2930である; R29及びR30はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) 所望によりフェニル又はピリジルで置換していてもよいC1-6 アルキル
である; R31は a) H、又は b) ナトリウムイオンである; R32及びR33はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) R32及びR33がいっしょになった5−又は6−員飽和ヘテロ環基、この
基はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもち、所望に
より、その窒素原子上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC 1-3 アシルで置換されていてもよい、 h) −P(O)(OR37)(OR38)、又は i) −SO2 −R39である; R34
【0078】
【化58】
【0079】 である; R35はC1-3 アルキルである; R36は a) C1-6 アルコキシカルボニル、又は b) カルボキシルである; R37及びR38はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-3 アルキルである; R39は a) メチル、 b) フェニル、又は c) トリルである; ここでKは a) O、 b) S、又は c) NR40であり(ここでR40は水素、ホルミル、C1-4 アルキル、C1-4
アシル、フェニル、C3-6 シクロアルキル、−P(O)(OR37)(OR38)又
は−SO2 −R39であり、R37、R38及びR39は上記と同じである); R10、R11、R12、R13、R14及びR15はそれぞれの場合同じでも異なっていて
もよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) カルボキシル、 d) C1-6 アルコキシカルボニル、 e) C1-8 アルキル、 f) C2-8 アルケニル、 ここで置換基(e)及び(f)は所望によりOH、ハロゲン、C1-6 アルコキ
シ、C1-6 アシル、C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル、又は
所望によりハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、 g) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、この基は所望によりカルボキシ
ル、ハロゲン、−CN、ホルミル、CF3 、NO2 、C1-6 アルキル、C1-6
ルコキシ、C1-6 アシル、C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル
で置換されていてもよい; h) −NR4243、 i) OR44、 j) −S(=O)i −R45、 k) −SO2 −N(R46)(R47)、又は l) 式
【0080】
【化59】
【0081】 で示される基である; R19は上記のとおりである; Tは a) O、 b) S、又は、 c) SO2 である; R42及びR43はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C3-6 シクロアルキル、 c) フェニル、 d) C1-6 アシル、 e) C1-8 アルキル、この基は所望によりOH、OHで置換されていてもよ
いC1-6 アルコキシ、S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をも
つ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基、所望によりOH、CF3 、ハロゲン、−N
2 、C1-4 アルコキシ、−NR4849、又は
【0082】
【化60】
【0083】 で置換されていてもよい;
【0084】
【化61】
【0085】 である; Vは a) O、 b) CH2 、又は c) NR56である; R48及びR49はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-4 アルキルである; R54は a) OH、 b) C1-4 アルコキシ、又は c) −NR5758である; R55は a) H、又は b) 所望によりインドリル、OH、メルカプチル、イミダゾリル、メチルチ
オ、アミノ、フェニル(フェニルは所望によりOH、−C(=O)−NH2 、−
CO2 H、又は−C(=NH)−NH2 で置換されていてもよい)で置換されて
いてもよいC1-7 アルキルである; R56は a) H、 b) フェニル、又は c) 所望によりOHで置換されていてもよいC1-6 アルキルである; R57及びR58はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-5 アルキル、 c) C1-3 シクロアルキル、又は d) フェニルである; R44は a) C1-8 アルキル、この基は所望によりC1-6 アルコキシ又はC1-6 ヒド
ロキシ、C3-6 シクロアルキル、所望により1−3個の窒素原子をもつベンゾ縮
合ヘテロ環基をもつ6−員芳香族基で置換されていてもよく、さらに1又は2個
の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−CN、OH、C1-5 アルキル、C1-5 アルコ
キシ、又はC1-5 アシルで置換されていてもよい、
【0086】
【化62】
【0087】 c) フェニル、又は d) ピリジルである; R45は a) C1-16アルキル、 b) C2-16アルケニル、 ここで置換基(a)及び(b)は所望によりC1-6 アルコキシカルボニル、又
はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−、又は
7−員芳香族ヘテロ環基で置換されていてもよい、 c) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、又は d) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−
、又は7−員芳香族ヘテロ環基である、 ここで置換基(c)及び(d)は所望によりカルボキシル、ハロゲン、−CN
、ホルミル、CF3 、−NO2 、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、C1-6
シル、C1-6 アルキルチオ、又はC1-6 アルコキシカルボニルで置換されていて
もよい;
【0088】 R46及びR47はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) フェニル、 c) C1-6 アルキル、又は d) ベンジルである; R50及びR51はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) OH、 c) 所望により−NR4849で置換されていてもよいC1-6 アルキル、ここ
でR48及びR49は上記のとおり、又は d) R50及びR51がいっしょになった=Oである; R52は a) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、 b) 所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ
ベンゾ縮合ヘテロ環をもつ5−又は6−員芳香族基、 ここで置換基(a)及び(b)は1−3個の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−
CN、OH、フェニル、C1-5 アルキル、C1-5 アルコキシ、又はC1-5 アシル
で置換されていてもよい、 c) モルホリニル、 d) OH、 e) C1-6 アルコキシ、 f) −NR4849、ここでR48及びR49は上記のとおり、 g) −C(=O)−R59、又は
【0089】
【化63】
【0090】 である; R53は a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) −P(O)(OR37)(OR38)、又は h) −SO239、ここでR37、R38及びR39は上記と同じである; R59は a) モルホリニル、 b) OH、又は c) C1-6 アルコキシである; hは1、2、又は3である; iは0、1、又は2である; jは0、又は1である; kは3、4、又は5である; rは1、2、3、4、5又は6である; tは0、1、2、3、4、5、又は6である; uは1又は2である;そして
【0091】 Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) −スルファモイル(H2 NSO2 −)、 n) −NHOH、 o) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 p) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N及びS
からなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−、又は6−員芳香族ヘ
テロ環基、 q) C65 −C(=O)−、 r) アミノ、 s) C1 −C6 アルキルアミノ、 t) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 u) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 v) OH、 w) シアノ、 x) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 y) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 z) NC−(CH2r −C(=O)−、ここでrは1−6である、
【0092】 aa) C65 CH2 −O−C(=O)−、 bb) C65 −O−C(=O)−、 cc) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又は
1-6 アルキルである、 dd) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は水素、所望に
より1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置換さ
れていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル又はC1-8 アルコキシで
ある、 ee) H−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又はC1-6 アルキルで
ある、 ff) 置換又は非置換C6 −C10アリール基、 gg) O、N又はSから選ばれる1−3個の原子をもつ置換又は非置換の、
単環又は2環式の、飽和又は不飽和ヘテロ環基であって、該環が炭素又は窒素を
介してフェニル置換基に結合しているもの、 hh) O、N又はSから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ単環又は2環
式の飽和又は不飽和ヘテロ芳香族基であって、該環が炭素又は窒素を介してフェ
ニル置換基に結合しているもの、ここで該ヘテロ芳香族基はさらに縮合したベン
ゼン又はナフタレン環をもっていてもよい; そして上記のp、q、ff、gg及びhh基用の置換基は次の置換基の1又は
2個から選ばれる;
【0093】 1) ハロゲン、 2) C1-6 アルキル、 3) NO2 、 4) N3 、 5) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 6) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 7) ホルミル、 8) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 9) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 10) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又は
Sから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基で
ある、 11) C65 −C(=O)−、 12) −(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60
びR61はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 13) OH、 14) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 15) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 16) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 17) C65 CH2 −O−C(=O)−、 18) −CH2 −R80、ここでR80は a) −OR32、ここでR32は上記のとおり、 b) −SR32、ここでR32は上記のとおり、 c) −NR3233、ここでR32及びR33は上記のとおり、又は d) 1−4個のO、S又はN原子をもつ5−又は6−員ヘテロ芳香族基
、 19) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のと
おり、 20) シアノ、 21) カルボキシル、 22) CF3 、 23) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 24) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニル基は所望によりハロゲ
ン又は(C1 −C6 )アルキルで置換されていてもよい、 25) NR6061−C(=O)−、ここでR60及びR61は上記のとおり、 26) R91−NH−C(=O)−又はR91−C(=O)−NH−、ここでR 91 は1−3個のO、N又はSをもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基である、 27) C65 (CH21-6 −O−C(=O)−、 28) R85O−(CH21-6 −O−C(=O)−、ここでR85は上記のと
おり、 29) SiR99100101 −O−CH2 −C(=O)−、ここでR99、R 100 及びR101 はそれぞれ独立にC1-6 アルキルである;又は QとR1 及びR2 のいずれかはいっしょになって−O−CH2 −Oを形成してい
る。
【0094】 本発明の化合物は新規化合物でありまた新しいクラスの抗菌剤である。これら
の化合物はイソオキサゾリノン環系を含んでいる点で従来のオキサゾリジノン及
びイソオキサゾリン抗菌剤とは区別される。これらは環窒素が上記したようにア
ミド基で置換されている必要がある点で従来のイソオキサゾリノン除草剤とも異
なる。
【0095】 式Iの化合物は種々の細菌、特にメチシリン抵抗性ぶどう球菌及びバンコマイ
シン抵抗性エンテロコッカスフェシウム等によるヒトや他の動物の感染の治療に
有効である。
【0096】 本発明はまた式Iの化合物及びそれを製薬上許容されるキャリヤ又は希釈剤と
組合せて含有する医薬組成物を包含する。
【0097】 〔用語の定義〕 ここで用いる「製薬上許容される塩」なる語は、無機酸又は有機塩との無毒性
酸塩、たとえば塩酸、リン酸、硫酸、マレイン酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、
安息香酸、フマル酸、マンデリン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、トリフルオロ酢酸、ヨウ化水素酸、フ
ッ化水素酸、臭化水素酸等を包含する意図で用いている。これらの塩は水和形で
もよい。
【0098】 「ハロゲン」又は「ハロ」なる語は、クロロ、ブロモ、フルオロ及びイオドを
含み、特にクロロとフルオロが好ましい。
【0099】 脂肪族「アルキル」基は特定の炭素酸をもつ直鎖又は分枝鎖を意味し、たとえ
ばC1 −C6 アルキルの場合はアルキル基が1−6個の炭素原子をもつ。
【0100】 同様に、「C2 −C8 アルケニル」等の語は特定数の炭素原子をもつ少なくと
も1の2重結合アルケニル基をいい、たとえば「C2 −C8 アルキニル」は特定
数の炭素原子をもつ少なくとも1の3重結合アルキニル基をいう。
【0101】 「アシロキシ」は、他に定めがない限り、CH3 −C(=O)−型の基であっ
てアルキル基が特定の炭素数をもつものである。C1 −C6 アルコキシは1−6
個の炭素原子をもつ。特に限定がない場合の炭素長は1−6の炭素をもつ。
【0102】 他に定めがない限り「アリール」は芳香族炭素環状環、即ちフェニル及びナフ
チルをいう。
【0103】 「ヘテロ芳香族」なる語はO、N及びSから選ばれる1以上の原子をもつ芳香
族ヘテロ環基をいい、たとえばピリジン、チオフェン、フラン、ピリミジン、2
−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニ
ル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、3−ピラジニル
、2−キノリン、3−キノリン、1−イソキノリル、3−イソキノリル、2−イ
ミダゾリル、4−イミダゾリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル
、5−イソオキサゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、
2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4
−チアゾリル、5−チアゾリル、2−インドリル、3−インドリル、3−インダ
ゾリル、2−ベンズオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、2−フラニル、3−
フラニル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、1,2
,4−オキサゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1
,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル
、1,2,4−チアゾール−3−イル、1,2,4−チアゾール−5−イル、1
,2,3,4−テトラゾール−5−イル、5−オキサゾリル、1−ピロリル、1
−ピラゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル、1−テトラゾリル、1−インドイル、1−インダゾリル、2−イ
ソインドリル、1−プリニル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル及び5
−イソチアゾリルが例記される。
【0104】 飽和又は不飽和ヘテロ環基はO、N及びSから選ばれる1−3個の原子をもち
うる。たとえばジオキソラン、イミダゾリジン、ジチオラン、オキサチオラン、
オキサゾリジン、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ又はチオモルホリノ
、又はそれらに対応する不飽和ヘテロ環基がある。
【0105】 可能な場合、これらヘテロ環基中の窒素及び/又は硫黄は酸化されていてもよ
く、これらの酸化化合物も式Iの化合物に包含される。
【0106】
【発明の実施の形態】
発明の好ましい態様は式IにおいてAが
【0107】
【化64】
【0108】 ここでQ1 、R2 及びR3 は上記のとおり、 の化合物である。 本発明のより好ましい態様は、式
【0109】
【化65】
【0110】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩からなる:
【0111】 ここでR1 はH、所望により1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ、又は
1-8 アシロキシで置換されていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキ
ル又はC1-8 アルコキシであり; R2 及びR3 はそれぞれ独立に a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1-6 アルキル、 f) NO2 、 g) I、 h) C1-6 アルコキシ、 i) OH、 j) アミノ、又は k) シアノであり、そして Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 n) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又はS
から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基であ
る、 o) C65 −C(=O)−、 p) アミノ、 q) C1 −C6 アルキルアミノ、 r) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 s) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 t) OH、 u) シアノ、 v) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 w) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 x) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 y) C65 CH2 −O−C(=O)−、 z) C65 −O−C(=O)−、 aa) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又は
1-6 アルキルである、 bb) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は水素、所望に
より1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置換さ
れていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル又はC1-8 アルコキシで
ある、 cc) H−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のとおり、
【0112】
【化66】
【0113】
【化67】 、ここでR92はH又はC1-6 アルキルである、
【0114】
【化68】
【0115】
【化69】
【0116】 aaa) 所望によりX及びYで選択されていてもよいジアジニル基、 bbb) 所望によりX及びYで選択されていてもよいトリアジニル基、 ccc) 所望によりX及びYで選択されていてもよいキノリニル基、 ddd) 所望によりX及びYで選択されていてもよいキノキサリニル基、 eee) 所望によりX及びYで選択されていてもよいナフチリジニル基、
【0117】
【化70】
【0118】 Bは1個の窒素及び3個の炭素をもつ不飽和4原子結合である; Mは a) H、 b) C1-8 アルキル、 c) C3-8 シクロアルキル、 d) −(CH2m OR66、又は e) −(CH2n NR6768である; Zは a) O、 b) S又は c) NMである; Wは a) CH、 b) N又は c) ZがNMのときS又はOである; X及びYはそれぞれ独立に a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1-6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又はS
から群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環
である、 n) C65 −C(=O)−、 o) アミノ、 p) C1 −C6 アルキルアミノ−、 q) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 r) −(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及び
61はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 s) OH、 t) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 u) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 v) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 w) C65 CH2 −O−C(=O)−、 x) C65 −O−C(=O)−、 y) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のとお
り、 z) シアノ、 aa) カルボキシル、 bb) CF3 、 cc) メルカプト、 dd) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 ee) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニル基は所望によりハロゲ
ン又はC1 −C6 アルキルで置換されていてもよい、 ff) C65 (CH21-6 −O−C(=O)−、 gg) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は上記のとおり
、又は hh) SiR99100101 −O−CH2 −C(=O)−、ここでR99、R 100 及びR101 はそれぞれ独立にC1-6 アルキルである;又は QとR1 及びR3 のいずれかはいっしょになって−O−CH2 −Oを形成してい
る;
【0119】 R62は a) H、 b) 所望により1以上のハロゲンで置換されているC1-8 アルキル、又は c) 所望により1以上のOH、又はC1-8 アルコキシで置換されているC1- 8 アルキルである; Eは a) NR69、 b) −S(=O)i 、ここでiは0、1又は2である、又は c) Oである;
【0120】 R63は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2q アリール、又は d) ハロゲンである; R66はH又はC1-4 アルキルである; R67及びR68はそれぞれ独立にH又はC1-4 アルキル、又はいっしょにNR67 68 となって−(CH2m −であり;
【0121】 R69は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2q アリール、 d) −CO281、 e) COR82、 f) −C(=O)−(CH2q −C(=O)R81、 g) −S(=O)z −C1-6 アルキル、 h) −S(=O)z −(CH2q アリール、又は i) −(C=O)j −Het、ここでjは0又は1である; Z1 は a) −CH2 −、又は b) −CH(R70)−CH2 −である; Z2 は a) −O2 S−、 b) −O−、 c) −S−、 d) −SO−、又は e) −N(R71)−である; Z3 は a) S、 b) SO、 c) SO2 、又は d) Oである; A1 はH又はCH3 である; A2 は a) H、 b) OH−、 c) CH3 CO2 −、 d) CH3 −、 e) CH3 O−、 f) R72O−CH2 −C(O)−NH−、 g) R73O−C(O)−NH−、 h) R73−C(O)−NH−、 i) (C1 −C2 )アルキル−O−C(O)−、又は j) HO−CH2 であるか、又は A1 とA2 がいっしょになって
【0122】
【化71】
【0123】 b) O=である; R64はH又はCH3 −である; mは4又は5である; nは0、1、2、3、4又は5である; yは0又は1である; pは0、1、2、3、4又は5である; wは1、2又は3である; qは1、2、3又は4である; zは0又は1である; R65は a) R74OC(R75)(R76)−C(O)−、 b) R77OC(O)−、 c) R78(O)−、 d) R79−SO2 −、又は e) R80−NH−C(O)−である; R70はH又は(C1 −C3 )アルキルである; R71は a) R74OC(R75)(R76)−C(O)−、 b) R77O−C(O)−、 c) R78−C(O)−、
【0124】
【化72】
【0125】
【化73】
【0126】 f) H3 C−C(O)−(CH22 −C(O)−、 g) R79−SO2 −、
【0127】
【化74】
【0128】 i) R80−NH−C(O)−である; R72は a) H、 b) CH3 、 c) フェニル−CH2 −、又は d) CH3 C(O)−である; R73は(C1 −C3 )アルキル又はフェニルである; R74はH、CH3 、フェニル−CH2 −又はCH3 −C(O)−である; R75及びR76はそれぞれ独立にH又はCH3 であるか、又はR75及びR76がいっ
しょになって−CH2 CH2 −である; R77は(C1 −C3 )アルキル又はフェニルである; R78はH、(C1 −C4 )アルキル、アリール−(CH2 )n1 、ClH2 C、
Cl2 HC、FH2 C−、F2 HC−又は(C3 −C6 )シクロアルキルである
; R79はCH3 ;−CH2 Cl、−CH2 CH=CH2 、アリール又は−CH2
Nである; R80は−(CH2 )n1 −アリール、ここでn1 は0又は1である; R81は a) H、 b) 所望により1以上のOH、ハロゲン又はCNで置換されていてもよいC 1-6 アルキル、 c) −(CH2q −アリール、ここでqは上記のとおり、又は d) −(CH2q −OR83、ここでqは上記のとおり、である; R82は a) 所望により1以上のOH、ハロゲン又はCNで置換されていてもよいC 1-6 アルキル、 b) −(CH2q −アリール、ここでqは上記のとおり、又は c) −(CH2q −OR83、ここでqは上記のとおり、である; R83は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2q −アリール、ここでqは上記のとおり、又は d) −C(=O)C1-6 アルキルである;そして そしてアリールは所望により1以上のハロゲン、−CN、OH、SH、C1-6
ルコキシ又はC1-6 アルキルチオで置換されていてもよいフェニル、ピリジル又
はナフチルである。
【0129】 本発明の別の好ましい態様は式
【0130】
【化75】
【0131】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩からなる: ここでR1 はH、所望により1以上のF、Cl、OH,C1-8 アルコキシ又はC 1-8 アシロキシで置換されていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル
又はC1-8 アルコキシである; R2 及びR3 はそれぞれ独立にH又はFであるか;又はR2 及びR3 がいっしょ
になって
【0132】
【化76】
【0133】 を示す; Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) N3 、 d) NO2 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−O−、 n) (C1 −C6 アルコキシ)2 N−、 o) 1−3個のO、N又はSを含有し、炭素又は窒素を介してフェニル置換
基に結合している5−又は6−員ヘテロ環基、この基は所望によりR96で置換さ
れていてもよい、 p) C1 −C6 アルキル−C(=N−OH)−、 q) 所望によりR96で置換されていてもよいフェニル、又は r) 1−3個のO、N又はSを含有し、炭素又は窒素を介してフェニル置換
基に結合している5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテロ環基、この基は所望によ
りR96で置換されていてもよい、そして
【0134】 R96は a) C1 −C6 アルキル−OH、 b) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 c) CH3 −C(=O)−C16 アルキル−C(=O)−、 d) シアノ、 e) ホルミル、 f) H−C(=N−OH)−、 g) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 h) SiR848586−O−C(=O)−、ここでR84、R85及びR86はそ
れぞれ独立にC1 −C6 アルキルである、 i) CH3 −S(=O)(=O)−C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O
)−、 j) HC=CCH2 OC(=O)−、 k) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニルは所望によりハロゲンで
置換されていてもよい、 l) HO−CH2 −C(=O)−、 m) (C1 −C6 アルキル)2 N−、 n) C1 −C6 アルキル−NH−、 o) アミノ、 p) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 q) C65 CH2 OC(=O)−、又は r) R98−C(=O)−、ここでR98はフェニル、1−3個のO、N又はS
を含有し、炭素原子を介してフェニル基に結合している5−又は6−員ヘテロア
リール基又は1−4個のO、N又はSを含有し、環炭素原子を介してフェニル置
換基に結合している5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテロ環基である。
【0135】 本発明のいくつかの好ましい態様を以下の表に示す:
【0136】
【表1】
【0137】
【表2】
【0138】
【表3】
【0139】
【表4】
【0140】
【表5】
【0141】
【表6】
【0142】
【表7】
【0143】
【表8】
【0144】
【表9】
【0145】
【表10】
【0146】
【表11】
【0147】 本発明の化合物は以下に要約する方法で製造できる。
【0148】 以下に記載する方法は典型例であってその代替方法も可能であることは当業者
に明らかであろう。
【0149】 本発明のイソオキサゾリノンは好ましくはスキーム1に要約する順序で製造さ
れる。アリール酢酸エステル1は市販されておりまた多くの公知の方法でも製造
しうる。スキーム2又は3に示す順序も含むがこれに限定はされない。イソオキ
サゾリノン3はMarchesini [J.Org.Chem.1984,4
9,p.4287−4290]の方法で製造される。1を水酸化ナトリウム及び
ギ酸エチルと反応させて2をつくり、次いでヒドロキシルアミンと反応させて3
をつくる。3を適宜の溶媒、好ましくはジクロロメタン又はN,N−ジメチルホ
ルムアミド、中で温和な塩基、好ましくは炭酸カリウム、で処理し、次いで4(
これはBames等の米国特許第5,284,863に記載の方法でつくられる
)を加えてイソオキサゾリノン5をつくる。
【0150】
【化77】
【0151】 本発明のアリール酢酸エステル1をつくる別法をスキーム2に示す。トリフレ
ート6(これは4−ヒドロキシフェニル酢酸メチルから当業者に周知の方法でつ
くられる)をBuchwald[Tet.Lett.,1997,38,p.6
363−6366]に記載の方法でN,N−ジアルキルアミンで処理して7によ
って例示されるエステルをつくる。アリール−ブロミド、−アイオダイド、及び
−クロリドもスキーム2におけるトリフレート6の代替物として適している。ス
キーム2で用いるN,N−ジアルキルアミンは市販されており、また周知の方法
で合成できる。多くの環状N,N−ジアルキルアミンの製造についてはたとえば
Gadwood(WO97/10223)に記載されており、当業者に周知であ
る。
【0152】
【化78】
【0153】 本発明のアリール酢酸エステル1をつくる更なる別法をスキーム3に示す。8
を適宜の溶媒、好ましくはアセトニトリル又はN,N−ジメチルホルムアミド、
中で温和な塩基、好ましくは炭酸カリウム、で25℃−100℃にて処理して9
をつくる。化合物8は市販されている。化合物9をGravestock(WO
97/14690)に記載の方法で11又は12に変換する。この順序もWil
lgerodt反応として当業者に周知である。11から12への変換も、たと
えば熱アルコール中の酸での処理のような当業者に周知の種々の方法で行いうる
【0154】
【化79】
【0155】 スルフィド13及び15をそれぞれ、たとえばBarbachyn[J.Me
d.Chem.,1996,39,680−685]に記載の方法によって、m
−クロロパーオキシ安息香酸又はオスミウムテトラオキシド等の酸化剤で処理し
てスルホキシド及びスルホン14及び16をつくる。
【0156】
【化80】
【0157】 本発明の化合物18をつくる別法をスキーム5に示す。17を適宜の有機スタ
ンナンで処理して18をつくる。この方法はStilleクロス−カップリング
反応として当業者に周知である。
【0158】
【化81】
【0159】 本発明の化合物21、22、23及び24の製造法をスキーム6に示す。19
をトリフルオロ酢酸で処理して20をつくる。化合物20を、当業者に周知の方
法により、トリエチルアミンの存在下に酸クロリド、クロロホルメート、スルホ
ニルハライド又はイソシアネートで処理してそれぞれ21、22、23及び24
をつくる。
【0160】
【化82】
【0161】 アジド25をアセチレン26で環化してトリアゾール置換化合物27及び28
をつくる(スキーム7)。これは化学文献によくみられる標準的な3+2環付加
法である。アセチレン26は市販されておりまた公知の方法でつくりうる。たと
えばシアノアセチレンはMurahashi[J.Chem.Soc.Jap.
,1956,77,1689]に記載の方法でつくられる。この環化反応は通常
DMF等の適宜の溶媒中にて25℃−80℃で行われている。他の好ましい溶媒
の例としてはDMSO、NMP、DMA等がある。2つの環化付加物を予備HP
LC又は酢酸エチル等の適当な溶媒処理で分離する。溶媒処理に適する他の溶媒
としてはメタノール、エタノール、ジエチルエーテル、アセトン等がある。
【0162】
【化83】
【0163】 アジドフェニルイソオキサゾリノン25を、たとえば酢酸エチルとメタノール
の2:1混合物等の溶媒中で塩化第1スズで処理する等の多くの公知方法の1つ
を用いて還元してアミノフェニルイソオキサゾリノン29をつくる。アミノフェ
ニルイソオキサゾリノン29を2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン30の酢
酸溶液で処理して置換イソオキサゾリノン31をつくる(スキーム8)。ピロー
ル(R=CHO)の引き続いての変換も可能であり、たとえば対応するオキシム
を50%の水性ヒドロキシアミンのメタノール溶液と共に還流してつくることが
できる。
【0164】
【化84】
【0165】 対応するN−アセテート32から種々の公知の方法、たとえばLawesso
n試薬と共にベンゼン中で還流する等の方法でN−チオアセテート33をつくる
ことができる。トルエン、キシレン等の他の溶媒も適している。
【0166】
【化85】
【0167】 上記の反応で用いる置換基が望ましくない副反応をもたらすおそれがある反応
感応性基である場合には、これらの基を当業者に周知の保護基で保護することが
できる。好ましい保護基とその除去方法はたとえばProtective Gr
oups in Organic Synthesis,Theodora W
.Greene(John Wiley & Sons,1991)に記載され
ている。これらの保護基で保護した中間体や最終生成物も当然に本発明に包含さ
れる。
【0168】 好ましい式Iの最終生成物のいくつかはアミンを含有する。これらの場合、最
終生成物は製薬上許容される酸付加塩の形で回収しうる。これはアミンにたとえ
ばHCl、HI又はメタンスルホン酸等の適宜の酸を付加することによって得ら
れる。
【0169】 式Iに含まれるある種の生成物は光学異性体の形成をもたらしうる置換基をも
っている。本発明にはこれらのすべての光学異性体やそのエピマー混合物、即ち
R−又はS−又はラセミ形、も包含される。
【0170】 本発明の化合物は、特に哺乳類、より特には人、を包含する動物に対する薬理
活性をもっており、有用な化合物である。式Iの新規イソオキサゾリノン誘導体
、又はその製薬上許容される塩又はプロドラッグはグラム陽性菌に対する抗菌活
性を有している。これらはたとえば生長促進用の動物飼料添加剤として、食品保
存料として、工業用途での殺細菌剤として、たとえば危険な細菌の生長を抑制す
るために水性ペイントや製紙ミルの白水に加え、また医用及び歯科用機器上での
危険な細菌の破壊又は生長抑制のために消毒剤等として用いうるが、特に新規誘
導体に感応性のあるグラム陽性菌によって引き起こされる人及び他の動物の細菌
感染の治療に有効である。
【0171】 本発明の薬理的に活性な化合物は単独で用いても、またこの活性なイソオキサ
ゾリノン成分に加えて、製薬上許容されるキャリア又は希釈剤等を含む医薬組成
物として調合して用いてもよい。この化合物は種々の手段で投与しうる。たとえ
ば経口、局所又は非経口(静脈又は筋肉内注射)で投与しうる。本発明の製薬組
成物は、たとえばカプセル、錠剤、粉末等の固体形、又は溶液、懸濁液、乳化液
等の液体形で用いうる。注射用の組成物は単位用量形でアンプルに又は多用量容
器に調合しうる。また懸濁剤、安定剤、分散剤等の添加剤を含有しうる。この組
成物はそのまま使用できる形でもまた使用時に無毒水等の適当な賦形剤と共に再
構成する粉末形でもよい。
【0172】 従って本発明はさらに、治療有効量の本発明の化合物を宿主、特に哺乳宿主、
より特には人の患者に投与することからなる細菌感染の治療方法を提供する。本
発明はまた上記化合物の医薬としての使用及び細菌感染の治療用の医薬の製造で
の上記化合物の使用も提供する。
【0173】 投与すべき用量は、かなりの程度、用いる化合物、調合される組成物、投与ル
ート、宿主の状態及び治療すべき部位に依存する。それ故それぞれでの好ましい
用量及び投与ルートの選択は医師の判断事項であるが、一般的には約25mg/
日から約2g/日の量が経口又は非経口で哺乳宿主に投与される。
【0174】 ピラゾル置換化合物の製造方法の概要をスキーム10に示す。化合物29をジ
アゾ化した、次いでたとえば亜硝酸ナトリウムと塩化第1スズでの処理等の多く
の周知の方法の1つを用いて還元してヒドラジン塩酸塩34をつくる。34を重
炭酸ナトリウムの存在下に室温にてエトキシカルボニルマロンジアルデヒド、シ
アノマロンジアルデヒド(これはBertz,S.H.,Dabbagh,G.
及びCotte,P.in J.Org.Chem,1982,47,p.22
16に記載の方法によってつくられる)、又はマロンジアルデヒド(これはMa
rtinez,A.M.,Cushmac,G.E.,Rocek,J.inJ
.Amer.Chem.Soc,1975,97,p.6502に記載の方法に
よってつくられる)で処理して化合物35をつくる。
【0175】
【化86】
【0176】 インビトロ活性 水に溶かし且つ栄養培地で希釈した後の下記の実施例1−97で製造された化
合物のサンプルが管希釈によって決定された指示微生物に対して下記の範囲の最
小阻止濃度(MIC)を示すことがわかった。このMIC値はナショナル コミ
ッティー ホー クリニカル ラボラトリー スタンダーズ (National Committ
e for Clinical Laboratory Standards)(NCCLS)によって推奨された方法
にしたがってブロスミクロ希釈検定(broth micro dilution assay) を用いて決
定した。ミュラー−ヒントン(Mueller-Hinton) 培地をトッド ヒューイト(To
dd Hewitt)ブロスで試験した連鎖球菌(Streptococci) を除いて使用した。最終
の細菌接種はほぼ5×105 cfu/mlを含有し、そしてこのプレートを大気
汚染(5%CO2 中で連鎖球菌)下で35℃の温度で18時間インキュベートし
た。このMICを可視増殖を妨げた最低の薬剤濃度として定義した。
【0177】
【表12】
【0178】
【実施例】
下記の実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定することを
意図すものではい。実施例で使用される略語は当業者に知られている通常略語で
ある。使用される幾つかの略語は下記の通りである。 h = 時間 mol = モル mmol = ミリモル g = グラム min = 分 rt = 室温 THF = テトラヒドロフラン L = リットル mL = ミリリットル Et2 O = ジエチルエーテル EtOAc = 酢酸エチル MeOH = メタノール DMF = ジメチルホルムアミド
【0179】 下記の実施例においては、全ての温度は摂氏である。融点は熱電装置で決定さ
れ、補正はされていない。プロトン及び炭素−13核磁気共鳴( 1H及び13CN
MR)スペクトルはBruker AM−300又はVarian Gemin
i300スペクトロメーターで記録した。全てのスペクトルは別段の指示がない
かぎり、CDCl3 、DMSO−d6 、CD3 OD又はD2 Oの溶媒中で決定さ
れた。化学シフトはテトラメチルシラン(TMS)に関連するδ単位で報告され
か、又は関連溶媒ピーク及びインタープロトンカップリング定数がHertz(
Hz)で報告される。分裂パターンを次の通り指定する。s,シングレット;d
,ダブレット;t,トリプレット;q,カルテット;m,マルチプレット;br
,幅広ピーク;dd,ダブレットのダブレット;dt,トリプレットのダブレッ
ト;及びapp d,見掛けのダブレット等。赤外線スペクトルは4000cm -1 〜400cm-1のPerkin−Elmer1800FT−IRスペクトルメ
ーターで決定され、ポリスチレンフィルムの1601cm-1吸収に校正され、そ
して逆センチメートル(cm-1)で報告される。質量スペクトルは直接化学イオ
ン化(DCl,イソブテン)、高速原子衝撃イオン化(FAB)又は電子イオン
スプレー(ESI)を使用する、Kratos MS−50又はFinnega
n 4500器機で記録された。紫外線スペクトルは指示された溶媒中でHew
lett Packard8452ダイオード検定スペクトロメーターによって
決定された。
【0180】 分析薄層クロマトグラフィーは予め被覆したシリカゲルプレート上(60F−
254)で実施し、UV光、ヨウ素蒸気を使用し及び/又は蟻酸ホスホモリブデ
ン酸と加熱して染色して視覚化した。フラッシュクロマトグラフィーとも呼称さ
れるカラムクロマトグラフィーは大気圧より多少高い圧力下で微細に粉砕された
シリカゲルを用いてガラスカラム中で指示された溶媒で実施した。逆相分析薄層
クロマトグラフィーは予め被覆した逆相プレート上で実施し、UV光又はヨウ素
蒸気を使用して視覚化した。
【0181】実施例1 N−[[4−(4−メチルチオフェニル)−5−オキソ−2−イソオキサゾリ
ニル]メチル]アセトアミド
【0182】
【化87】
【0183】 A.4−メチルチオフェニル酢酸エチル 55mLのエタノールの4−メチルチオフェニル酢酸(1.0g,5.48m
mol)の溶液に触媒量の濃硫酸を徐々に加えた。この混合物を一晩室温で攪拌
し、次いで減圧下で濃縮した。この残留物を塩化メチレンと重炭酸ナトリウムと
の間に分配した。有機相をブラインで洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過
し、そして濃縮して無色のオイル(96%)の1.1gを得た。 1HNMR(3
00MHz,CDCl3 )δ7.22(s,4H),4.15(q,J=6Hz
,2H),3.57(s,2H),2.47(s,3H),1.25(t,J=
6Hz,3H)。
【0184】 B.4−メチルチオ−α−ホルミル−フェニル酢酸エチル NaH(0.84g,20.8mmol)の懸濁液を室温でギ酸エチル(20
mL)の4−メチルチオフェニル酢酸エチルの溶液に加えた。この混合物を1時
間室温で攪拌し、ついで冷やした0.5NHCl(20mL)を徐々に加えた。
粗製反応物をエーテルで抽出し、有機相を重炭酸ナトリウム、ブラインで洗い、
硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮して無色オイルとして1.2gの4
−メチルチオ−α−ホルミル−フェニル酢酸エチルを得た。この化合物を精製す
ることなしに次の工程に用いた。
【0185】 C.4−(4−メチルチオ)−フェニルイソオキサゾリン−5−オン 20mLのメタノールの4−メチルチオ−α−ホルミル−フェニル酢酸エチル
の溶液に塩酸ヒドロキシルアミン(0.54g,7.8mmol)を加えた。こ
の混合物を1時間還流加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を水ですりつぶして沈
殿物を得た。次いでこの沈殿物をエーテルでさらにすりつぶして(トリチュレー
ト)0.48g(2工程、44%)のうすい黄色固体を得た。 1HNMR(30
0MHz,MeOH−d4 )δ8.74(s,1H),7.66(d,J=8H
z,2H),7.25(d,J=8Hz,2H),2.46(s,3H)。
【0186】 D.N−[[4−(4−メチルチオフェニル)−5−オキソ−2−イソオキサ
ゾリニル]メチル]アセトアミド 10mLの塩化メチレンの4−(4−メチルチオ)−フェニルイソオキサゾリ
ン−5−オン(0.2g,0.97mmol)の溶液に炭酸カリウム(0.67
g,4.85mmol)及びN−(ヒドロキシメチル)アセトアミドアセテート
(0.64g,4.85mmol)を加えた。この混合物を18時間室温で攪拌
した。次いでこれを10mLの1NHCl中に注ぎ、そしてクロロホルムで3回
抽出した。有機相を重炭酸ナトリウム、ブラインで洗い、硫酸マグネシウム上で
乾燥させ、濾過し、濃縮して黄褐色固体を得た。これを次いでヘキサン/クロロ
ホルムで再結晶した。得られた固体をエーテルですりつぶしてさらに精製し、0
.186g(69%)の黄褐色固体を得た。 1HNMR(300MHz,DMS
O−d6 )δ8.93(s,1H),7.72(d,J=9Hz,2H),7.
28(d,J=9Hz,2H),5.02(d,J=6Hz,2H),2.48
(s,3H),1.84(s,3H)。
【0187】実施例2 N−{[4−(3−フルオロ−4−オキシド−4−モルホリン−4−イルフェ
ニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセト
アミド
【0188】
【化88】
【0189】 50mLのメタノールのN−{[4−(3−フルオロ−4−モルホリン−4−
イルフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル
}アセトアミド(200mg,0.60mmol)の溶液にモノパーオキシフタ
ル酸マグネシウム(300mg,0.60mmol)を加えた。室温で2時間後
に、白色沈殿物を濾過し、この濾過物を濃縮した。残りの残留物をジクロロメタ
ンを用いて塩基性アルミナのプラグを通してプッシュした。溶出液をの濃縮し、
ジクロロメタン/ヘキサンから再結晶して162gmg(44%)の褐色固体と
して表題化合物を得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ9.1
9(s,1H),9.02(t,J=6.1Hz,1H),8.62−8.55
(m,2H),7.82−7.75(m,2H),5.09(d,J=6.0H
z,2H),4.44(app t,J=11.1Hz,2H),4.08(a
pp t,J=9.6Hz,2H),3.78(app d,J=11.1Hz
,2H),2.89(app d,J=10.5Hz,2H),1.86(s,
3H);ESI(M+H)+ =352。
【0190】実施例3 N−({4−[4−(メチルスルフィニル)フェニル]−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0191】
【化89】
【0192】 0℃のクロロホルム50mLのN−{[4−(4−メチルチオフェニル)−5
−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(1
.0g,3.6mmol)の溶液にクロロホルム30mLのm−CPBA(1.
12g,3.6mmol)を2時間かけてシリンジ・ポンプを介して加えた。飽
和重炭酸ナトリウムを加え、そして反応混合物を10分間激しく攪拌し、その時
に反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム及び4:1のクロロホルム:メタノールに
注いだ。有機相をブラインで洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃
縮した。残留物をエーテルですりつぶし、800mg(79%)の表題化合物を
無色の固体として得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ9.1
1(s,1H),8.96(t,J=6.1Hz,1H),7.96(d,J=
6.6Hz,2H),7.67(d,J=6.6Hz,2H),5.03(d,
J=6.1Hz,2H),2.73(s,3H),1.84(s,3H);ES
I(M+H)+ =295。
【0193】実施例4 N−({4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−5−オキソ−2−ヒド
ロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0194】
【化90】
【0195】 0℃のクロロホルム20mLのN−{[4−(4−メチルチオフェニル)−5
−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(2
00mg,0.72mmol)の溶液にクロロホルム5mLのm−CPBA(4
50mg,1.44mmol)を加えた。30分後に飽和重炭酸ナトリウムを加
え、反応混合物をクロロホルムで抽出した。有機相をブラインで洗い、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をアセトン/1:1のヘキサ
ン:エーテルから沈殿させ、112mg(50%)の表題化合物を無色の固体と
して得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ9.24(s,1H
),9.01(t,J=6.1Hz,1H),8.02(d,J=8.6Hz,
2H),7.91(d,J=8.6Hz,2H),5.11(d,J=6.2H
z,2H),3.20(s,3H),1.86(s,3H);ESI(M+H) + =311。
【0196】実施例5 N−({4−[4−(1,1−ジオキソ(1,4−チアザペルヒドロイン−4
−イル))−3−フルオロフェニル]−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾー
ル−2−イル}メチル)アセトアミド
【0197】
【化91】
【0198】 水2mL及びアセトン8mLのN−{[4−(3−フルオロ−4−(1,4−
チアザペルヒドロイン−4−イル)フェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオ
キサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(100mg,0.29mmol
)の溶液にN−メチルモルホリンN−オキシド(98mg,0.85mmol)
を加え、次いで四塩化オスミウム(イソプロパノールの2.5%;7μl;0.
07mmol)を加えた。室温で18時間後に飽和亜硫酸水素ナトリウムを加え
、反応混合物を4:1のクロロホルム:メタノールで抽出した。有機相を濃縮し
て、85mg(77%)の表題化合物を無色固体として得た。 1HNMR(DM
SO−d6 ;300MHz)δ8.95(s,1H),8.92(t,J=6.
2Hz,1H),7.62−7.51(m,2H),7.17(app t,J
=9.2Hz,1H),4.99(d,J=6.2Hz,2H),3.52−3
.48(m,4H),3.27−3.23(m,4H),1.82(s,3H)
;ESl(M+H)+ =384。
【0199】実施例6 4−(3−フルオロ−4−モルホリン−4−イルフェニル)−2−{[(チオ
オキソエチル)アミノ]メチル}−2−ヒドロイソオキサゾール−5−オン
【0200】
【化92】
【0201】 ベンゼン10mLのN−{[4−3−フルオロ−4−モルホリニルフェニル−
5−オキソ−2−イソオキサゾリニル]メチル}アセトアミド(0.25g,0
.75mmol)及びLawessonの試薬(0.4g,1.0mmol)の
混合溶液を3時間還流加熱した。この混合物を次いで減圧下で濃縮した。残留物
を塩化メチレン及び酢酸エチルで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーを用い
て精製し、無色固体(80mg,30%)を得た。 1HNMR(300MHz,
CDCl3 )δ8.61(br s,1H),8.49(s,1H),7.50
(dd,J=1.5及び13.8Hz,1H),7.40(dd,J=1.5及
び10.2Hz,1H),7.12(t,J=10.2Hz,1H),5.56
(d,J=6.3Hz,2H),3.94(m,4H),3.17(m,4H)
,2.57(s,3H)。
【0202】実施例7 N−{[4−(4−アセチルフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサ
ゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0203】
【化93】
【0204】 1,2−ジクロロエタン150mLのN−{[4−フェニル−5−オキソ−2
−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(3.0g,12
,9mmol)及び塩化アルミニウム(III)(13.8g,103.4mm
ol)の溶液に塩化アセチル(7.3mL,103.4mmol)を10分かけ
て一滴づつ加えた。生じた赤色混合物を3.5時間80℃に加熱し、室温にまで
冷却し、そして10分かけてアイスバスに浸された20%メタノール/クロロホ
ルム及び1N塩酸の迅速に攪拌された混合物に注いだ。この混合物を分液漏斗に
注ぎ、各層に分けた。水溶液層を20%メタノール/クロロホルムで2回抽出し
、次いで合わせた有機物を1N水酸化ナトリウム、飽和重炭酸ナトリウム及びブ
ラインで連続的に洗った。有機層を次いで硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過
し、そして20%メタノール/クロロホルムに溶解された無定形黄色固体に濃縮
した。エーテルを加え、そしてこの混合物を18時間0℃で貯蔵した。生じた沈
殿物を濾過して2.48g(70%)の表題化合物をうすいピンク色の固体とし
て得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ9.18(s,1H)
,9.00(t,J=6.1Hz,1H),7.96(d,J=6.7Hz,2
H),7.91(d,J=6.6Hz,2H),5.10(d,J=6.2Hz
,2H),2.56(s,3H),1.86(s,3H);ESI(M+H)+
=275。
【0205】実施例8 N−({4−[4−((ヒドロキシイミノ)エチル)フェニル]−5−オキソ
−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0206】
【化94】
【0207】 N−{[4−(4−アセチルフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサ
ゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(2.0g,7.3mmol)及び5
0%ヒドロキシルアミン水溶液(1.0mL,14.6mmol)の混合物を1
.5時間還流加熱し、ほぼ乾燥するまで濃縮し、そして20%メタノール/クロ
ロホルムに再溶解した。溶液が濁るまでヘキサンを加え、そして混合物を3時間
0℃で貯蔵した。沈殿物を濾過して1.42g(67%)の表題化合物をうすい
黄色固体として得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ11.2
1(s,1H),9.01(s,1H),8.96(t,J=6.2Hz,1H
),7.78(d,J=8.6Hz,2H),7.66(d,J=8.6Hz,
2H),5.04(d,J=6.2Hz,2H),2.19(s,3H),1.
84(s,3H);ESI(M+H)+ =290。
【0208】実施例9 N−{[4−(4−(2−フリル)フェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソ
オキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0209】
【化95】
【0210】 DMF5mL中のN−{[4−(4−ヨードフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(300mg,0.8
4mmol)、2−トリブチルスタンニルフラン(0.26mL,0.84mm
ol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(77mg,0
.08mmol)、トリフェニルアルシン(51mg,0.17mmol)及び
塩化リチウム(106mg,2.51mmol)の混合物を通して窒素を通気し
た。この反応混合物にふたをかぶせ、そして8時間室温で攪拌し、その時にこの
混合物を20%メタノール/クロロホルムで希釈し、セリットを通して濾過し、
そして濃縮した。残留物をクロロホルムに懸濁し、フリットを通してBiota
geフラッシュ40iクロマトグラフィーモジュール(12M)に充填して50
%ヘキサン/酢酸エチルで溶離し、クロロホルム/エーテルですりつぶし、13
2mg(53%)の表題化合物を無色固体として得た。 1HNMR(DMSO−
6 ;300MHz)δ9.00(s,1H),8.94(t,J=6.0Hz
,1H),7.82(d,J=8.4Hz,2H),7.74−7.70(m,
2H),6.95(d,J=3.2Hz,1H),6.60−6.59(m,1
H),5.04(d,J=6.1Hz,2H),1.85(s,3H),ESI
(M+H)+ =299。
【0211】実施例10 N−{[5−オキソ−4−(4−(2−チエニル)フェニル)−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0212】
【化96】
【0213】 DMF5mL中のN−{[4−(4−ヨードフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(300mg,0.8
4mmol)、2−トリブチルスタンニルチオフェン(0.27mL,0.84
mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(77mg
,0.08mmol)、トリフェニルアルシン(51mg,0.17mmol)
及び塩化リチウム(106mg,2.51mmol)の混合物を通して窒素を通
気した。この反応混合物にふたをかぶせ、そして8時間室温で攪拌し、その時に
この混合物を20%メタノール/クロロホルムで希釈し、セリットを通して濾過
し、そして濃縮した。残留物をクロロホルムに懸濁し、フリットを通してBio
tageフラッシュ40iクロマトグラフィーモジュール(12M)に充填して
15%アセトン/クロロホルムで溶離し、クロロホルム/エーテルですりつぶし
、165mg(63%)の表題化合物を無色固体として得た。 1HNMR(DM
SO−d6 ;300MHz)δ9.00(s,1H),8.95(t,J=6.
0Hz,1H),7.81(d,J=7.3Hz,2H),7.68(d,J=
7.4Hz,2H),7.54−7.52(m,2H),7.15−7.11(
m,1H),5.04(d,J=6.1Hz,2H),1.85(s,3H);
ESI(M+H)+ =315。
【0214】実施例11 N−{[4−(4−(2H,3H−1,4−ジオキシン−5−イル)フェニル
)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミ
【0215】
【化97】
【0216】 DMF5mL中のN−{[4−(4−ヨードフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(300mg,0.8
4mmol)、2−(トリブチルスタンニル)−5,6−ジヒドロ−[1,4]
−ジオキシン(346mg,0.92mmol)、トリス(ジベンジリデンアセ
トン)ジパラジウム(0)(77mg,0.08mmol)、トリフェニルアル
シン(51mg,0.17mmol)及び塩化リチウム(106mg,2.51
mmol)の混合物を通して窒素を通気した。この反応混合物にふたをかぶせ、
そして16時間室温で攪拌し、その時にこの混合物を20%メタノール/クロロ
ホルムで希釈し、10%フッ化カリウム水溶液を加え、そしてこの混合物を1時
間迅速に攪拌した。この反応混合物をセリットを通して濾過し、そして濃縮した
。生じた黒色オイルを20%メタノール/クロロホルムに溶解し、シリカゲルに
吸着させ、Biotageフラッシュ40iクロマトグラフィーモジュールSI
Mに充填した。20%アセトン/クロロホルムで溶離する12Mシリカゲルカー
トリッジを用いてクロマトグラフィーに付した。エーテルですりつぶされた琥珀
色のオイルを与え、115mg(44%)の表題化合物を黄褐色の固体として得
た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ8.93−8.88(m,
2H),7.70(d,J=8.5Hz,2H),7.41(d,J=8.4H
z,2H),6.96(s,1H),5.01(d,J=6.2Hz,2H),
4.22−4.19(m,2H),4.10−4.07(m,2H),1.85
(s,3H);ESI(M+H)+ =317。
【0217】実施例12 N−{[5−オキソ−4−(4−ピラジン−2−イルフェニル)−2−ヒドロ
イソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0218】
【化98】
【0219】 DMF5mL中のN−{[4−(4−ヨードフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(300mg,0.8
4mmol)、2−(トリブチルスタンニル)ピラジン(340mg,0.92
mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(77mg
,0.08mmol)、トリフェニルアルシン(51mg,0.17mmol)
及び塩化リチウム(106mg,2.51mmol)の混合物を通して窒素を通
気した。この反応混合物にふたをかぶせ、そして16時間室温で攪拌し、その時
にこの混合物を20%メタノール/クロロホルムで希釈した。10%フッ化カリ
ウム水溶液を加え、そしてこの混合物を1時間迅速に攪拌した。この反応混合物
をセリットを通して濾過し、そして濃縮した。生じた黒色オイルを20%メタノ
ール/クロロホルムに溶解し、シリカゲルに吸着させ、そしてBiotageフ
ラッシュ40iクロマトグラフィーモジュールSIMに充填した。25%アセト
ン/クロロホルムで溶離する12Mシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグ
ラフィーに付した。エーテルですりつぶされた琥珀色のオイルを与え、52mg
(44%)の表題化合物を無色固体として得た。 1HNMR(DMSO−d6
300MHz)δ9.28(d,J=1.4Hz,1H),9.11(s,1H
),8.97(t,J=6.1Hz,2H),8.71(app t,J=1.
9Hz,1H),8.59(d,J=2.5Hz,1H),8.17(d,J=
8.5Hz,2H),7.94(d,J=8.5Hz,2H),5.07(d,
J=6.2Hz,2H),1.86(s,3H);ESI(M+H)+ =311
【0220】実施例13 N−{[5−オキソ−4−(4−{4−[2−(1,1,2,2−テトラメチ
ル−1−シラプロポキシ)アセチル]ピペラジニル}フェニル)−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0221】
【化99】
【0222】 2mLのジメチルホルムアミド及び10mLのジクロロメタン中のN−{[5
−オキソ−4−(ピペラジニルフェニル)−2−ヒドロイソオキサゾール−2−
イル]メチル}アセトアミド トリフルオロ酢酸塩(0.43,1.0mmol
)にトリエチルアミン(0.7mL,0.5mmol)を加え、次いで(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)アセチルクロライド(1.0g,4.8mmol)
を加えた。生じた混合物をジクロロメタンと水とが分配される前に1.5時間室
温で攪拌した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗い、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。残留物をエーテルですりつぶして
0.24g(49%)の表題化合物を得た。 1HNMR(メタノール−d4 ;3
00MHz)δ8.49(s,1H),7.66(d,J=8.8Hz,2H)
,7.00(d,J=8.8Hz,2H),5.07(s,2H),4.42(
s,2H),3.73(t,J=4.9Hz,4H),3.24(t,J=4.
9Hz,4H),1.94(s,3H),0.95(s,9H);ESl(M+
H)+ =489。
【0223】実施例14 N−[(4−{4−[4−(2−ヒドロキシアセチル)ピペラジニル]フェニ
ル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル]アセトア
ミド
【0224】
【化100】
【0225】 4mLのジクロロメタン中のN−{[5−オキソ−4−(4−{4−[2−(
1,1,2,2−テトラメチル−1−シラプロポキシ)アセチル]ピペラジニル
}フェニル)−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
(0.3g,0.6mmol)に4mLのトリフルオロ酢酸を加えた。1時間後
に反応物を濃縮した。残留物をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム溶液とに
分配した。有機層をブラインで洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、
そして濃縮した。残留物をエーテルですりつぶして92mg(40%)の表題化
合物を得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300MHz)δ8.87(t,J
=6.2Hz,1H),8.74(s,1H),7.63(d,J=8.7Hz
,2H),6.97(d,J=8.9Hz,2H),4.95(d,J=6.2
Hz,2H),4.64(t,J=5.6Hz,1H),4.13(d,J=5
.6Hz,2H),3.60(br s,2H),3.48(br s,2H)
,3.17(br s,4H),1.83(s,3H);ESI(M+H)+
375。
【0226】実施例15 N−{[4−(4−アジドフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾ
ール−2−イル)メチル]アセトアミド
【0227】
【化101】
【0228】 スキーム1で概略されている通常の経路にしたがって4−アジドフェニル酢酸
エチルから作った。出発物質は下記の通り作られた。
【0229】 4−アジドフェニル酢酸エチル
【0230】
【化102】
【0231】 マーケニシニ(Marchesini)(J. Org.Chem. 49, p.4287-4290. 19
84) の通常の方法に従って、亜硝酸ナトリウム(38g,0.56mol)を攪
拌し且つ冷却した(0℃)700mLのTFA中の4−アミノフェニル酢酸エチ
ル(25g,0.14mol)の混合物にゆっくり加えた。添加が完了した後に
、反応物をさらに0.5時間0℃で攪拌し、次いでアジドナトリウム(27g,
0.42mol)を0.5時間かけてゆっくり加えた。この混合物を0℃でさら
に2時間攪拌し、次いで氷水で急冷し、そして生成物をEtOAcで抽出した。
有機層を水で洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。
26.5g(90%)の表題化合物を白色固体として得た。 1HNMR(300
MHz;DMSO−d6 )δ7.31(d,J=8Hz,2H),7.07(d
,J=7Hz,2H),4.07(q,J=7Hz,2H),3.66(s,2
H),1.17(t,J=7Hz,3H)。
【0232】実施例16 N−[(4−{4−[4−(ヒドロキシメチル)(1,2,3−トリアゾリル
)]フェニル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル
]アセトアミド
【0233】
【化103】
【0234】 3mLのDMF中のN−{[4−(4−アジドフェニル)−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル]アセトアミド(80mg,0.2
9mmol)及びプロパルギルアルコール(0.1mL,1.71mmol)の
混合物を100℃で10時間加熱した。次いで反応混合物を減圧下で濃縮し、フ
ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc次いで10%MeOH/
EtOAcで溶離する)で精製して62mgの黄色固体を得た。この 1HNMR
スペクトルは粗製精製物が2つのトリアゾール異性体の混合物であったことを示
した。これらの異性体を予備HPLC(H2 O/MeOH)によって分離して1
0mgの表題化合物を白色固体として得た。 1HNMR(300MHz;DMS
O−d6 )δ9.11(s,1H),8.96(t,J=6Hz,1H),8.
69(s,1H),7.96(m,4H),5.07(d,J=6Hz,2H)
,4.61(s,2H),1.86(s,3H)。
【0235】実施例17 1−(4−{2−[(アセチルアミノ)メチル]−5−オキソ−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−4−イル}フェニル)−1,2,3−トリアゾール−4−カル
ボン酸メチル
【0236】
【化104】
【0237】 3mLのDMF中のN−{[4−(4−アジドフェニル)−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(80mg,0.2
9mmol)及びプロピオン酸メチル(0.05mL,0.58mmol)の混
合物を50℃で24時間加熱した。次いで反応混合物を減圧下で濃縮し、そして
EtOAcですりつぶして(トリチュレート)25mg(24%)の表題化合物
を黄色固体として得た。(より信頼性の高い別の方法はこの反応を室温で10日
間実施し、次いで上記の単離を行うことを含む。) 1HNMR(300MHz,
DMSO−d6 )δ9.52(s,1H),9.15(s,1H),8.96(
t,J=6Hz,1H),8.02(s,4H),5.08(d,J=6Hz,
2H),3.90(s,3H),1.87(s,3H)。
【0238】実施例18 N−({4−[4−(4−アセチル(1,2,3−トリアゾリル))フェニル
]−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミ
【0239】
【化105】
【0240】 3mLのDMF中のN−{[4−(4−アジドフェニル)−5−オキソ−2
−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(100mg,0
.36mmol)及び3−ブチン−2−オン(0.035mL,0.72mmo
l)の混合物を50℃で24時間加熱した。次いで反応混合物を減圧下で濃縮し
、そしてEtOAcですりつぶして60mg(49%)の表題化合物を黄色固体
として得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ9.47(s,1
H),9.35(s,1H),8.98(t,J=6Hz,1H),8.02(
s,4H),5.08(d,J=6Hz,2H),3.32(s,3H),1.
85(s,3H)。
【0241】実施例19 N−({4−[4−(4−シアノ(1,2,3−トリアゾリル))フェニル]
−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0242】
【化106】
【0243】 5mLのDMF中のN−{[4−(4−アジドフェニル)−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(500mg,1.
83mmol)及び0.8mLのシアノアセチレン[村橋、滝沢、栗岡、前川:
J. Chem. Soc. Jap. 77, p, 1689, 1956 にしたがって作った]の混合物を50
℃で48時間加熱した。冷却と同時に、沈殿した固体を濾過によって集め、DM
Fで洗い、375mg(63%)の表題化合物を白色固体として得た。 1HNM
R(300MHz,DMSO−d6 )δ9.75(s,1H),9.17(s,
1H),9.00(t,J=6Hz,1H),8.05(d,J=9Hz,2H
),7.95(d,J=9Hz,2H),5.10(d,J=6Hz,2H),
1.85(s,3H)。
【0244】実施例20 N−{[4−(4−アミノフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾ
ール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0245】
【化107】
【0246】 40mLのEtOAc及び20mLのMeOH中のN−{[4−(4−アジド
フェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}ア
セトアミド(3g,10.98mmol)の混合物にSnCl2 ・2H2 O(1
2.5g,54.9mmol)を加えた。この全ての固体を溶解した後に、反応
混合物を減圧下で濃縮し、そして重炭酸ナトリウム水溶液で中性にした。この混
合物を減圧下で再び濃縮し、残留物を4:1のCHCl3 /MeOHの混合物中
に溶解した。得られた溶液をセライトを通して濾過し、不溶性物質を捨てた。次
いで濾過液を減圧下で濃縮して3g(100%)の表題化合物を黄色固体として
得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ8.83(t,J=6H
z,1H),8.55(s,1H),7.43(d,J=9Hz,2H),6.
56(d,J=9Hz,2H),5.21(br s,2H),4.91(d,
J=6Hz,2H),1.82(s,3H)。
【0247】実施例21 N−({4−[4−(3−ホルミルピロリル)フェニル]−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0248】
【化108】
【0249】 3mLの酢酸中のN−{[4−(4−アミノフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(200mg,0.8
1mmol)の溶液に2,5−ジメトキシ−3−テトラヒドロフランカルボアル
デヒド(184mg,1.27mmol)を加えた。この混合物を0.5時間還
流加熱し、次いで減圧下で濃縮し粗製精製物を得た。シリカゲルクロマトグラフ
ィー(EtOAcで、次いでEtOAc中の8%MeOHで溶離する)によって
精製して240mg(91%)の表題化合物を黄色固体として得た。 1HNMR
(300MHz,DMSO−d6 )δ9.79(s,1H),9.08(s,1
H),9.00(t,J=6Hz,1H),8.29(m,1H),7.93(
d,J=9Hz,2H),7.74(d,J=9Hz,2H),7.58(m,
1H),6.71(m,1H),5.06(d,J=6Hz,2H),1.86
(s,3H)。
【0250】実施例22 N−{[5−オキソ−4−(4−ピロリルフェニル)−2−ヒドロイソオキサ
ゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0251】
【化109】
【0252】 この化合物は、2,5−ジメトキシ−3−テトラヒドロフランカルボアルデヒ
ドの代わりに2,5−ジメトキシ−3−テトラヒドロフランを用いて、N−({
4−[4−(3−ホルミルピロリル)フェニル]−5−オキソ−2−ヒドロイソ
オキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミドの製法について記載した如く、
N−{[4−(4−アミノフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾー
ル−2−イル]メチル}アセトアミドから作った。 1HNMR(300MHz,
DMSO−d6 )δ8.92(s,1H),8.94(t,J=6Hz,1H)
,7.85(d,J=9Hz,2H),7.62(d,J=9Hz,2H),7
.40(t,J=2Hz,2H),6.27(t,J=2Hz,2H),5.0
4(d,J=6Hz,2H),1.86(s,3H)。
【0253】実施例23 N−[(4−{4−[3−((ヒドロキシイミノ)メチル)ピロリル]フェニ
ル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル]アセトア
ミド
【0254】
【化110】
【0255】 3mLのMeOH中のN−({4−[4−(3−ホルミルピロリル)フェニル
]−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル]アセトアミ
ド(100mg,0.30mmol)及びNH2 OHの50%水溶液(40mg
,0.60mmol)の混合物を2時間還流加熱した。次いでこの混合物を減圧
下で濃縮し、そして残留物をエーテルですりつぶして96mg(94%)の表題
化合物を黄色固体として得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ
10.6(s,1H),9.02(s,1H),8.95(t,J=6Hz,1
H),8.00(s,1H),7.87(d,J=9Hz,2H),7.66(
s,1H),7.63(d,J=9Hz,2H),7.45(m,1H),6.
50(m,1H),5.04(d,J=6Hz,2H),1.85(s,3H)
【0256】実施例24 4−(4−{2−[(アセチルアミノ)メチル]−5−オキソ−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−4−イル}フェニル)ピペラジンカルボン酸t−ブチル
【0257】
【化111】
【0258】 35mLのジメチルホルムアミド中のt−ブチル4−[4−(5−オキソ−2
−ヒドロイソオキサゾール−4−イル)フェニル]ピペラジンカルボキシレート
(1.5g,4.3mmol)にN−(ヒドロキシメチル)アセトアミドアセテ
ート(2.9g,22.0mmol)を、次いで炭酸カリウム(3.0g,22
.0mmol)を加えた。5時間後にこの反応混合物を氷水に注いだ。18時間
後に沈殿物を濾過して減圧下で乾燥させ、1.4g(77%)の表題化合物を得
た。 1HNMR(メタノール−d4 ;300MHz)δ8.48(s,1H),
7.66(d,J=8.8Hz,2H),7.01(d,J=8.8Hz,2H
),5.07(s,2H),3.58(t,J=4.8Hz,4H),3.17
(t,J=5.2Hz,4H),1.94(s,3H),1.50(s,9H)
;ESI(M+H)+ =417。
【0259】 出発物質は下記の通り作られた。 2−(4−{4−[(t−ブチル)オキシカルボニル]ピペラジニル}フェニ
ル)酢酸メチル
【0260】
【化112】
【0261】 炭酸セシウム(4.6g,14.0mmol)、酢酸パラジウム(II)(0
.07g,0.3mmol)及び(S)−BINAP(0.28g,4.5mm
ol)で充填したフラスコを窒素で排気し且つフラッシュした。20mLのトル
エン中の2−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニルオキシ]フェニル}酢
酸メチル(3.0g,10.0mmol)及びt−ブチル−1−ピペラジンカル
ボキシレート(2.3g,12.0mmol)を注射器によって加え、生じた混
合物を30分間室温でそして16時間80℃で攪拌した。反応混合物を加熱バス
から除き、濃縮し、そしてシリカゲル上でクロマトグフィー(0〜30%酢酸エ
チル/ヘキサン)に付して、1.7g(50%)の表題化合物を得た。 1HNM
R(300MHz;CDCl3 )δ7.20(d,J=8.5Hz,2H),8
.89(d,J=8.4Hz,2H),3.70(s,3H),3.59(t,
J=5.0Hz,4H),3.57(s,2H),3.12(t,J=5.2H
z,4H),1.50(s,9H);ESI(M+H)+ =335。
【0262】 2−(4−{4−[(t−ブチル)オキシカルボニル]ピペラジニル}フェニ
ル)−3−オキソプロパン酸エチル
【0263】
【化113】
【0264】 8mLのギ酸エチル中のメチル2−(4−{4−[(t−ブチル)オキシカル
ボニル]ピペラジニル}フェニル)アセテート(0.67g,2.0mmol)
に水素化ナトリウム(鉱油の60%分散)を一滴ずつ加えた。1.5時間後にこ
の反応混合物を重炭酸ナトリウムに注ぎ、そしてエーテルで3回抽出した。集め
た有機層をブラインで洗い、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮
した。粗製生成物をさらに精製することなしに次の工程に直接に用いた。
【0265】 4−[4−(5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−4−イル)フェニル
]ピペラジンカルボン酸t−ブチル
【0266】
【化114】
【0267】 140mLのメタノール及び40mLの水中のエチル2−(4−{4−[(t
−ブチル)オキシカルボニル]ピペラジニル}フェニル)−3−オキソプロパノ
エート(7.8g,20.7mmol)にヒドロキシルアミン(水中で50%、
3.0mL、49.0mmol)を加えた。この反応混合物を3時間還流加熱し
、冷却し、そして濃縮した。残留物を水ですりつぶし(トリチュレート)、そし
て沈殿物を濾過し、乾燥させ、エーテルで洗って4.3gの表題化合物を得た。
この水溶液を凍結乾燥させて1.5gの追加の表題化合物を得た。 1HNMR(
メタノール−d4 ;300MHz)δ8.35(s,1H),7.58(brd
,2H),6.96(d,J=8.2Hz,2H),3.58(t,J=4.6
Hz,4H),3.10(br s,4H),1.50(s,9H);ESI(
M+H)+ =345。
【0268】実施例25 N−{[5−オキソ−4−(ピペラジニルフェニル)−2−ヒドロイソオキサ
ゾール−2−イル]メチル}アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
【0269】
【化115】
【0270】 5mLのジクロロメタン中のt−ブチル4−(4−{2−[(アセチルアミノ
)メチル]−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−4−イル}フェニル)
ピペラジンカルボキシレート(0.3g,0.7mmol)に2mLのトリフル
オロ酢酸を加えた。30分後にこの反応混合物を濃縮し、エーテルですりつぶし
て0.3g(97%)の表題化合物を得た。 1HNMR(メタノール−d4 ;3
00MHz)δ9.00(t,J=6.0Hz,1H),8.23(s,1H)
,7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.05(d,J=8.7Hz,2
H),5.08(d,J=6.2Hz,2H),3.45−3.38(m,8H
),1.95(s,3H);ESI(M+H)+ =317。
【0271】実施例26 4−(4−{2−[(アセチルアミノ)メチル]−5−オキソ(2−ヒドロイ
ソオキサゾール−4−イル)}−2−フルオロフェニル)ピペラジンカルボン酸
t−ブチル
【0272】
【化116】
【0273】 スキーム1、3及び6で概略されている通常の方法にしたがって作った。出発
物質を下記の通り作った。
【0274】 2−(4−{4−[(t−ブチル)オキシカルボニル]ピペラジニル}−3−
フルオロフェニル)酢酸
【0275】
【化117】
【0276】 t−ブチル4−[2−フルオロ−4−(2−モルホリン−4−イル−2−チオ
オキソエチル)フェニル]ピペラジンカルボキシレート(4.2g,10mmo
l)に22mLの濃塩酸を0℃で加えた。生じた混合物を1.5時間還流加熱し
、0℃に冷却し、そして23mLの10N水酸化ナトリウムを加えてpHを14
にした。次いで50mLの水を加え、その後5mLのテトラヒドロフラン中のジ
−t−ブチルジカーボネート(5.6g,26.0mmol)を加えた。得られ
た混合物を0℃で30分間そして次いで室温で1時間攪拌し、その時に200m
Lの水で希釈した。次いで、5mLの水酸化ナトリウムを加えてpHを14に調
整し、そしてこの反応混合物をエーテルで抽出した。水性層を6N塩酸を注意深
く加えてpH3まで酸性にし、次いで酢酸エチルを3回に分けて抽出した。有機
層をブラインで洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮した。得られ
た残留物をジクロロメタンに溶解し、そしてヘキサンを加えて沈殿物を作り、こ
れを濾過によって集めて3.0g(89%)の表題化合物を得た。 1HNMR(
CDCl3 ;300MHz)δ7.04−6.98(m,2H),6.90(t
,J=8.3Hz,1H),3.60(m,6H),3.02(t,J=5.0
Hz,4H),1.50(s,3H);ESI(M+H)+ =339。
【0277】 2−(4−{4−[(t−ブチル)オキシカルボニル]ピペラジニル}−3−
フルオロフェニル)酢酸メチル
【0278】
【化118】
【0279】 2mLのメタノール及び7mLのベンゼン中の2−(4−{4−[(t−ブチ
ル)オキシカルボニル]ピペラジニル}−3−フルオロフェニル)酢酸(0.3
g,1.0mmol)にトリメチルシリルジアゾメタン(0.65mL,1.3
0mmol)を加えた。室温で1時間攪拌した後、反応混合物を濃縮して0.3
6g(99%)の表題化合物を得た。 1HNMR(CDCl3 ;300MHz)
δ7.00(m,2H),6.90(t,J=8.3Hz,1H),3.71(
s,3H),3.61(t,J=4.9Hz,4H),3.57(s,2H),
3.02(t,J=5.0Hz,4H),1.50(s,9H);ESI(M+
H)+ =353。
【0280】実施例27 N−{[4−(4−モルホリニルフェニル)−5−オキソ−2−イソオキサゾ
リニル]メチル}アセトアミド
【0281】
【化119】
【0282】 スキーム1及び2で概略されている通常の方法にしたがって作った。出発物質
を下記の通り作った。
【0283】 4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル酢酸メチル
【0284】
【化120】
【0285】 0℃の100mLのジクロロメタン中の4−ヒドロキシフェニル酢酸メチル(
20g,120mmol)にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(23mL,
132mmol)を30分かけて一滴ずつ加えた。0℃でさらに30分間、そし
て室温で30分間の後に、1N塩酸を加え、そしてこの反応混合物をジクロロメ
タンの中に抽出した。この有機層を1N塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、ブライン
で洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して32g(90
%)の表題化合物を黄色固体として得た。 1HNMR(CDCl3 ;300MH
z)δ7.38(d,J=8.4Hz,2H),7.24(d,J=8.5Hz
,2H),3.72(s,3H),3.66(s,2H)。
【0286】 4−モルホリノフェニル酢酸メチル
【0287】
【化121】
【0288】 8mLのトルエン中の4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル
酢酸メチル(1.0g,3.35mmol)、炭酸セシウム(1.6g,4.6
9mmol)、酢酸パラジウム(II)(22mg,0.01mmol)、(S
)−BINAP(93mg,0.15mmol)及びモルホリン(0.35mL
,4.02mmol)を通して窒素を通気(バッブル)した。この反応混合物を
80℃で6時間加熱した。次いで反応混合物を冷却し、セライトを加え、そして
この混合物を濃縮した。クロマトグラフィーを、SIM中に乾燥セライトを充填
しそして20%酢酸エチル/ヘキサン(40Sカートリッジ)で溶離することに
よってBiotageフラッシュ40iクロマトグラフィーモジュール上で実施
し、250mg(73%)の表題化合物を黄色オイルとして得た。 1HNMR(
CDCl3 ;300MHz)δ7.19(d,J=8.4Hz,2H),6.8
7(d,J=8.3Hz,2H),3.89−3.85(m,4H),3.69
(s,3H),3.56(s,2H),3.17−3.13(m,4H)。
【0289】実施例28 N−{[4−(4−(1,4−チアザペルヒドロイン−4−イル)フェニル)
−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0290】
【化122】
【0291】 スキーム1及び3で概略されている通常の方法にしたがって作った。出発物質
を下記の通り作った。
【0292】 4−チオモルホリノアセトフェノン
【0293】
【化123】
【0294】 100mLのジメチルホルムアミド中の4−フルオロアセトフェノン(20g
,145mmol)に炭酸カリウム(39g,580mmol)、次いでチオモ
ルホリン(87g,870mmol)を加えた。この反応混合物を還流加熱し、
そして24時間後にこの混合物を室温に冷却し、そして水とジクロロメタンとに
分配した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。
残留物をエーテルに溶解させ、そしてヘキサンで沈殿させ、31g(96%)の
表題化合物を黄色固体として得た。 1HNMR(CDCl3 ;300MHz)δ
7.87(d,J=9.0Hz,2H),6.82(d,J=9.0Hz,2H
),3.81−3.78(m,4H),2.73−2.69(m,4H)、2.
53(s,3H)。
【0295】 4−チオモルホリノフェニルチオアセトモルホリド
【0296】
【化124】
【0297】 4−チオモルホリノアセトフェノン(30g,136mmol)、モルホリン
(16mL,180mmol)及び硫黄(6g,180mmol)を6時間還流
加熱し、50℃に冷却し、そして100mLの1:1のヘキサン:酢酸エチルを
加えた。この反応混合物を30分間再び還流加熱し、冷却し、そして生じた沈殿
物を濾過によって集めた。この沈殿物をさらなに1:1のエーテル/ヘキサンで
洗って31g(71%)の表題化合物をオエロー−オレンジ色の固体として得た
1HNMR(CDCl3 ;300MHz)δ7.21(d,J=8.7Hz,
2H),6.86(d,J=8.1Hz,2H),4.35(t,J=4.8H
z,2H),4.27(s,2H),3.74(t,J=4.8Hz,2H),
3.65(t,J=4.2Hz,2H),3.52(t,J=5.1Hz,4H
),3.41(t,J=5.4Hz,2H),2.77−2.71(m,2H)
【0298】 4−チオモルホリノフェニル酢酸エチル
【0299】
【化125】
【0300】 70mLの1:1のエタノール:硫酸中の4−チオモルホリノフェニルチオア
セトモルホリドの溶液を18時間還流加熱し、室温に冷却し、この反応物がpH
7になるまで、この反応物に固体の重炭酸ナトリウムをゆっくり加えた。この反
応混合物をクロロホルムで抽出し、そして有機層をブラインで洗い、硫酸マグネ
シウム上で乾燥させ、濾過し、そして黄色残留物に濃縮した。次いでこの残留物
をクロロホルムに溶かし、Biotageフラッシュ40iクロマトグラフィー
モジュール(40Mカートリッジ)上に充填し、10%酢酸エチル/ヘキサンで
クロマトグラフィーに付して、12g(51%)の表題化合物を黄色オイルとし
て得た。 1HNMR(CDCl3 ;300MHz)δ7.18(d,J=8.7
Hz,2H),6.86(d,J=8.6Hz,2H),4.14(q,J=7
.2Hz,2H),3.54−3.50(m,6H),2.76−2.73(m
,4H),1.25(t,J=7.2Hz,3H)。
【0301】実施例29 N−{[4−(3−フルオロ−4−メチルチオフェニル)−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0302】
【化126】
【0303】 スキーム1及び3で概略されている通常の方法にしたがって作った。出発物質
は下記の通り作った。
【0304】 3−フルオロ−4−メチルチオアセトフェノン
【0305】
【化127】
【0306】 200mLのジメチルスルホキシド中の3,4−ジフルオロアセトフェノン(
30g,192mmol)にナトリウムチオメトキシド(15g,211mmo
l)を加えた。この反応混合物を2時間150℃に加熱し、そして次いで酢酸エ
チルと重炭酸ナトリウムとに分配した。有機層をブラインで洗い、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、そ
してヘキサンで沈殿させた。この沈殿物を濾過によって集めて25g(70%)
の表題化合物を黄色固体として得た。
【0307】 3−フルオロ−4−メチルチオフェニルチオアセトモルホリド
【0308】
【化128】
【0309】 3−フルオロ−4−メチルチオアセトフェノン(9.0g,48.9mmol
),モルホリン(5.7mL,65.0mmol)及び硫黄(2.1g,65.
0mmol)の混合物を4時間還流加熱し、50℃に冷却し、そして1:1のヘ
キサン:酢酸エチルを加えた。この反応混合物を再び30分間還流加熱し、室温
に冷却し、そして生じたオレンジ色の沈殿物を濾過によって集めた。この沈殿物
を1:1のヘキサン:エーテルで洗って10.1g(73%)の表題化合物をイ
エロー−オレンジ色の固体として得た。 1HNMR(DMSO−d6 ;300M
Hz)δ7.36−7.29(m.1H),7.20−7.15(m,2H),
4.27(s,2H),4.22(t,J=4.8Hz,2H),3.73(t
,J=4.5Hz,2H),3.65(t,J=4.8Hz,2H),3.47
(t,J=5.1Hz,2H),2.47(s,3H)。
【0310】 3−フルオロ−4−メチルチオフェニル酢酸
【0311】
【化129】
【0312】 3−フルオロ−4−メチルチオフェニルチオアセトモルホリド(2.6g,9
0.9mmol)に500mLの10%水酸化カリウムを加えた。この反応混合
物を3時間還流加熱し、室温に冷却し、そして2N塩酸を注意深く加えてpH4
に調整した。水溶液をジクロロメタンで抽出し、そして次いで有機層を200m
Lの10%水酸化カリウムで抽出した。水性層を2N塩酸を注意深く加えてpH
4に調整し,そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で
乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、10.0g(55%)の表題化合物を褐色オ
イルとして得た。 1HNMR(CDCl3 ;300MHz)δ7.24−7.2
1(m.1H),7.04−6.99(m,2H),3.63(s,2H),2
.46(s,3H)。
【0313】実施例30 N−{[4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0314】
【化130】
【0315】 スキーム1で概略されている通常の方法にしたがって作った。出発物質は下記
の通り作った。
【0316】 (3−フルオロ−4−メトキシ)フェニル酢酸エチル
【0317】
【化131】
【0318】 20mLのアセトン中の(3−フルオロ−4−ヒドロキシ)フェニル酢酸(2
.5g,8.9mmol)に炭酸カリウム(3.4g,24.2mmol)及び
沃化メチル(1.5mL,24.2mmol)を加えた。この反応混合物を2時
間還流加熱し、冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウムとエーテルとに分配した。
有機層をブライン、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、2.
3g(88%)の表題化合物を黄色オイルとして得た。 1HNMR(CDCl3
;300MHz)δ7.06−6.88(m.3H),4.15(q,J=7.
2Hz,2H),3.88(s,3H),3.54(s,2H),1.26(t
,J=7.2Hz,3H)。
【0319】実施例31 N−({4−[4−(3−シアノピロリル)フェニル]−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0320】
【化132】
【0321】 3mLのCH3 CN及び1mLのCCl4 中のN−[(4−{4−[3−((
ヒドロキシイミノ)メチル)ピロリル]フェニル}−5−オキソ−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−2−イル)メチル]アセトアミド(100mg,0.29mm
ol)にポリマー結合トリフェニルホスフィン(400mg,1.2mmol)
を加え、そしてこの混合物を8時間還流加熱した。次いで、この反応混合物を酢
酸エチルに溶解し、濾過し、そして濃縮し、黄色固体を生じた。この固体を次い
でエーテルですりつぶし30mg(32%)の表題化合物を黄色固体として得た
1HNMR(300MHz;DMSO−d6 )δ9.08(s.1H),8.
97(t,J=6Hz,1H),8.28(s,1H),7.92(d,J=9
Hz,2H),7.70(d,J=9Hz,2H),7.59(m,1H),6
.74(m,1H),5.06(d,J=6Hz,2H),1.86(s,3H
)。
【0322】実施例32 N−[(4−{4−[3−((1E)−2−アザ−2−メトキシビニル)ピロ
リル]フェニル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチ
ル]アセトアミド
【0323】
【化133】
【0324】 N−({4−[4−(3−ホルミルピロリル)フェニル]−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド(100mg,0.
3mmol)、HCl・NH2 OCH3 (31mg,0.37mmol)及び炭
酸ナトリウム(20mg,0.19mmol)の混合物を3mLのMeOH及び
2mLの水に溶解した。この混合物に酢酸を加えてpHを5に調整した。この反
応物を1時間還流加熱した。この反応物を室温に冷却し、そして黄色沈殿を濾過
して集め、40mg(36%)の表題化合物を黄色固体として得た。(M+H+
)=355。
【0325】実施例33 N−{[4−(4−{3−[(1E)−2−(アセチルアミノ)−2−アザビ
ニル]ピロリル}フェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−
イル]メチル}アセトアミド
【0326】
【化134】
【0327】 3mLのEtOH中のN−({4−[4−(3−ホルミルピロリル)フェニル
]−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミ
ド(100mg,0.3mmol)及び酢酸(28mg,0.38mmol)の
混合物を1還流加熱した。この反応物を室温に冷却し、そして黄色沈殿を濾過に
よって集め、80mg(36%)の表題化合物を得た。(M+H+ )=382。
【0328】実施例34 1−(4−{2−[(アセチルアミノ)メチル]−5−オキソ−2−ヒドロイ
ソオキサゾール−4−イル}フェニル)ピラゾール−4−カルボン酸エチル
【0329】
【化135】
【0330】 3mLのメタノール中のN−{[4−(4−ヒドラジニルフェニル)−5−オ
キソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド塩酸塩(
150mg,0.5mmol)の混合物重炭酸ナトリウム(50mg,0.6m
mol)及びエトキシカルボニルマロンジアルデヒド(75mg,0.52mm
ol)を加えた。この混合物を一晩室温で攪拌した。この固体を濾過によって集
め、次いで水で洗い、そして乾燥して140mg紫色の固体を得た。この粗製生
成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル、次いで5%メタノール/酢
酸エチルで溶離する)に付して123g(66%)の表題化合物を黄色固体とし
て得た。 1HNMR(300MHz;DMSO−d6 )δ9.11(s.1H)
,9.08(s,1H),8.96(t,J=6Hz,1H),8.15(s,
1H),7.95(m,4H),5.06(d,J=6Hz,2H),4.28
(q,J=7Hz,2H),1.86(s,3H),1.31(t,J=7Hz
,3H)。
【0331】 出発物質、N−{[4−(4−ヒドラジニルフェニル)−5−オキソ−2−ヒ
ドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド塩酸塩は下記の通り作
った。2mLの水中の亜硝酸ナトリウム(112mg,1.6mmol)を濃塩
酸中のN−{[4−(4−アミノフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキ
サゾール−2−イル]メチル}アセトアミド(400mg,1.6mmol)に
0℃で5分間かけて加えた。この反応物をさらに0℃で10分間攪拌し、そして
次いで2mLの濃塩酸中のSnCl2 ・2H2 O(720mg,3.2mmol
)を加えた。この混合物を室温で3時間攪拌した。この反応混合物を次いで濾過
して黄色固体を集め、3mLの水で洗いそして乾燥させて260mg(55%)
の表題化合物を得た。 1HNMR(300MHz;DMSO−d6 )δ10.2
(s.2H),8.94(t,J=6Hz,1H),8.82(s,1H),8
.35(s,1H),7.70(d,J=9Hz,2H),6.99(d,J=
9Hz,2H),4.99(d,J=6Hz,2H),1.84(s,3H)。
【0332】実施例35 N−({4−[4−(4−シアノピラゾリル)フェニル]−5−オキソ−2−
ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド
【0333】
【化136】
【0334】 2mLメタノール中のN−{[4−(4−ヒドラジニルフェニル)−5−オキ
ソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド塩酸塩(5
0mg,0.17mmol)の混合物に重炭酸ナトリウム(20mg,0.24
mmol)及びシアノマロンジアルデヒド(30mg,0.3mmol)を加え
た。この混合物を室温で一晩攪拌した。次いでこの混合物を濃縮して得た固体を
水次いでメタノールで洗い、42mg(76%)の表題化合物を黄色固体として
得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ9.35(s,1H),
9.10(s,1H),8.98(t,J=6Hz,1H),8.37(s,1
H),7.93(m,4H),5.07(d,J=6Hz,2H),1.86(
s,3H)。
【0335】 シアノマロンジアルデヒドの調製。乾燥フラスコに水素化ナトリウム(鉱油に
懸濁した0.82g,50%,17mmol)を加えた。水素化ナトリウムを1
5mLのエーテルで3回洗い、次いで15mLのエーテルをこのフラスコに加え
た。このスラリーを0℃に冷却した後に、ギ酸エチル(10.4g,140mm
ol)を加えた。この混合物に10mLのエーテル中の3,3−ジエトキシプロ
ピオニトリル(2g,14mmol)を2時間かけて加えた(シリンジ・ポンプ
)この混合物を室温で20時間攪拌し、次いで100mLの氷水に注いだ。この
溶液をエーテルで3回抽出し、次いでエーテル抽出物を捨てた。この水性相を濃
硫酸でpH3に酸性化し、そしてジクロロメタンで抽出した。この有機相をMg
SO4 で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して0.3gのシアノマロンジアルデヒ
ドを黄色固体として得た。追加の生成物をpH3の水性相から回収した。この水
性相を乾燥状態に濃縮し、次いで5mLのメタノールに溶解した。無機塩を濾過
して回収し、そして濾過液を濃縮して1gのシアノマロンジアルデヒドを黄色固
体として得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ8.94(s,
1H),4.95(br s,1H)。
【0336】実施例36 N−({5−オキソ−4−(4−ピラゾリルフェニル)−2−ヒドロイソオキ
サゾール−2−イル]メチル}アセトアミド
【0337】
【化137】
【0338】 3mLのメタノール中のN−{[4−(4−ヒドラジニルフェニル)−5−オ
キソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル]メチル}アセトアミド塩酸塩(
100mg,0.33mmol)の混合物に重炭酸ナトリウム(28mg,0.
33mmol)及びマロンジアルデヒド(50mg,0.35mmol)を加え
た。この混合物を室温で一晩攪拌した。次いでこの混合物を濃縮して120mg
の黄色固体を得た。次いでこの生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エ
チルで溶離する)で精製し、30mg(30%)の表題化合物を黄色固体として
得た。 1HNMR(300MHz,DMSO−d6 )δ9.03(s,1H),
8.95(t,J=6Hz,1H),8.52(s,1H),7.88(m,4
H),7.75(s,1H),6.56(s,1H),5.05(d,J=6H
z,2H),1.86(s,3H)。
【0339】 下記の表は化学構造、特徴的特性(MSデータ)、及び上記記載の実施例1−
36の方法を含む本発明の種々の代表的な化合物の製法を示す。
【0340】
【表13】
【0341】
【表14】
【0342】
【表15】
【0343】
【表16】
【0344】
【表17】
【0345】
【表18】
【0346】
【表19】
【0347】
【表20】
【0348】
【表21】
【0349】
【表22】
【0350】
【表23】
【0351】
【表24】
【0352】
【表25】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/5377 A61K 31/5377 31/541 31/541 A61P 31/04 A61P 31/04 C07D 413/10 C07D 413/10 413/12 413/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 FA04 FA14 FB05 4C063 AA01 BB06 CC51 CC64 CC75 CC82 CC92 DD04 DD22 DD34 DD42 DD51 EE01 4C086 AA01 AA03 BC67 GA02 GA03 GA07 GA10 GA12 MA04 NA14 ZB35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩: ここでR1 は a) H、 b) 1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置
    換されていてもよいC1-8 アルキル、 c) C3-6 シクロアルキル、又は d) C1-8 アルコキシであり; Lは酸素又は硫黄であり; Aは 【化2】 c) S、N及びOからなる群から選ばれる1〜3個のヘテロ原子をもつ5員
    ヘテロ環基であって、炭素原子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付
    加したベンゼン環もしくはナフタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜
    3個のR8 で置換されていてもよい5員ヘテロ環基、 d) 少なくとも1個の窒素原子をもつ6員ヘテロ芳香族基であって、炭素原
    子を介して結合しており、付加的に縮合環の形で付加したベンゼン環もしくはナ
    フタレン環をもっていてもよくまた所望により1〜3個のR9 で置換されていて
    もよい6員ヘテロ芳香族基、 e) 6員環を介して結合しており、所望により1〜3個のR9 で置換されて
    いてもよいβ−カルボリン−3−イル又はインドリジニル、 【化3】 であり; ここでR2 及びR3 はそれぞれ独立に a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1-6 アルキル、 f) NO2 、 g) I、 h) C1-6 アルコキシ、 i) OH j) アミノ、 k) シアノであるか、又は l) R2 とR3 はいっしょになって−O(CH2h −Oを形成しており; ここでR4 は a) H、 b) C1-2 アルキル、 c) F、又は d) OHであり; R5 は a) H、 b) CF3 、 c) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 d) 所望により1以上のハロゲンで置換されていてもよいフェニル、 e) R5 とR6 がいっしょになった式 【化4】 の5−、6−又は7−員環、 【化5】 ここでDは、S、O又はNR86であり、R86はH又はC1-6 アルキルであるか、
    又は g) R5 とR6 がいっしょになった−(CH2k −、ここでR7 は電子引
    き抜き性基、である; R6 及びR7 はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) 電子引き抜き性基、 b) H、 c) CF3 、 d) 所望により1個のハロゲンで置換されていてもよいC1-3 アルキル、 e) フェニル、但しこの場合はR6 とR7 の少なくとも1つが電子引き抜き
    性基であることを条件とする、 f) R6 とR7 がいっしょになった式 【化6】 の5−、6−又は7−員環である; Uは a) CH2 、 b) O、 c) S又は、 d) NR16であり、 R16は a) H又は b) C1-5 アルキルであり; ここでR8 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR1718、 m) −C(=NOH)−R87、ここでR87はH又はC1-6 アルキルである、 n) 所望によりOH、スルファモイル、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル又
    は−NR1718で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 o) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいC2-8 アルキル、 p) 所望により1又は2個のR19で置換されていてもよいフェニル、 q) S、N及びOからなる群から選ばれた1−3個の原子をもち、所望によ
    り1又は2個のR19で選択されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
    ロ環基、又は 【化7】 である; R17及びR18はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-4 アルキル、 c) C5-6 シクロアルキル、又は d) R17とR18が窒素原子といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽
    和ヘテロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる
    さらなるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記の更なる窒素原
    子上も含め、C1-3 アルキル、ホルミル、1−3個のO、N又はSを含有する5
    −又は6−員ヘテロ芳香族基−C(=O)NR8889(ここでR88及びR89はそ
    れぞれ独立に水素又はC1-6 アルキルである)、SO290(ここでR90はH又
    はC1-6 アルキルである)、又は所望により1以上のF、Cl又はOHで置換さ
    れていてもよいC1-3 アシルのいずれかで置換されていてもよい; R19は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR1718 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 m) フェニル、 n) −C(=O)NR2021、 o) −NR1718、 p) −N(R20)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2021、又は r) −S(=O)i22である; R20及びR21はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、又は c) フェニルである; R22は a) C1-4 アルキル、又は b) 所望によりC1-4 アルキルで置換されていてもよいフェニルである; ここでR9 は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) −NR2324、 m) 所望によりOH、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、又は−NR2324 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいC2-8 アルケニル
    フェニル、 o) 所望により1又は2個のR25で置換されていてもよいフェニル、 p) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもち、所望によ
    り1又は2個のR25で置換されていてもよい5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテ
    ロ環基、又は 【化8】 である; R23及びR24はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、又は g) R23とR24が窒素といっしょになった5−又は6−員飽和又は不飽和ヘ
    テロ環基であり、この基は所望によりS、N及びOからなる群から選ばれるさら
    なるヘテロ原子をもっていてもよく、また所望により、上記のさらなる窒素原子
    上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC1-3 アシルで置換さ
    れていてもよい; R25は a) カルボキシル、 b) ハロゲン、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF3 、 g) NO2 、 h) C1-6 アルコキシ、 i) C1-6 アルコキシカルボニル、 j) C1-6 アルキルチオ、 k) C1-6 アシル、 l) フェニル、 m) 所望によりOH、アジド、C1-5 アルコキシ、C1-5 アシル、−NR3233、−SR34、−O−SO235、又は 【化9】 で置換されていてもよいC1-6 アルキル、 n) −C(=O)NR2627、 o) −NR2324、 p) −N(R26)(−SO222)、 q) −SO2 −NR2627、 r) −S(O)i22、 s) −CH=N−R28、又は t) −CH(OH)−SO331である; R22は上記と同じである; R26及びR27はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) フェニル、又は d) トリルである; R28は a) OH、 b) ベンジルオキシ、 c) −NH−C(=O)−NH2 、 d) −NH−C(=S)−NH2 、又は e) −NH−C(=NH)−NR2930である; R29及びR30はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) 所望によりフェニル又はピリジルで置換していてもよいC1-6 アルキル
    である; R31は a) H、又は b) ナトリウムイオンである; R32及びR33はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) R32及びR33がいっしょになった5−又は6−員飽和ヘテロ環基、この
    基はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもち、所望に
    より、その窒素原子上も含め、フェニル、ピリミジル、C1-3 アルキル、又はC 1-3 アシルで置換されていてもよい、 h) −P(O)(OR37)(OR38)、又は i) −SO2 −R39である; R34は 【化10】 である; R35はC1-3 アルキルである; R36は a) C1-6 アルコキシカルボニル、又は b) カルボキシルである; R37及びR38はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-3 アルキルである; R39は a) メチル、 b) フェニル、又は c) トリルである; ここでKは a) O、 b) S、又は c) NR40であり(ここでR40は水素、ホルミル、C1-4 アルキル、C1-4
    アシル、フェニル、C3-6 シクロアルキル、−P(O)(OR37)(OR38)又
    は−SO2 −R39であり、R37、R38及びR39は上記と同じである); R10、R11、R12、R13、R14及びR15はそれぞれの場合同じでも異なっていて
    もよく、 a) H、 b) ホルミル、 c) カルボキシル、 d) C1-6 アルコキシカルボニル、 e) C1-8 アルキル、 f) C2-8 アルケニル、 ここで置換基(e)及び(f)は所望によりOH、ハロゲン、C1-6 アルコキ
    シ、C1-6 アシル,C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル、又は
    所望によりハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、 g) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、この基は所望によりカルボキシ
    ル、ハロゲン、−CN、ホルミル、CF3 、NO2 、C1-6 アルキル、C1-6
    ルコキシ、C1-6 アシル、C1-6 アルキルチオ又はC1-6 アルコキシカルボニル
    で置換されていてもよい; h) −NR4243、 i) OR44、 j) −S(=O)i −R45、 k) −SO2 −N(R46)(R47)、又は l) 式 【化11】 で示される基である; R19は上記のとおりである; Tは a) O、 b) S、又は、 c) SO2 である; R42及びR43はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C3-6 シクロアルキル、 c) フェニル、 d) C1-6 アシル、 e) C1-8 アルキル、この基は所望によりOH、OHで置換されていてもよ
    いC1-6 アルコキシ、S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をも
    つ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基、所望によりOH、CF3 、ハロゲン、−N
    2 、C1-4 アルコキシ、−NR4849、又は 【化12】 で置換されていてもよい; 【化13】 である; Vは a) O、 b) CH2 、又は c) NR56である; R48及びR49はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、又は b) C1-4 アルキルである; R54は a) OH、 b) C1-4 アルコキシ、又は c) −NR5758である; R55は a) H、又は b) 所望によりインドリル、OH、メルカプチル、イミダゾリル、メチルチ
    オ、アミノ、フェニル(フェニルは所望によりOH、−C(=O)−NH2 、−
    CO2 H、又は−C(=NH)−NH2 で置換されていてもよい)で置換されて
    いてもよいC1-7 アルキルである; R56は a) H、 b) フェニル、又は c) 所望によりOHで置換されていてもよいC1-6 アルキルである; R57及びR58はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) C1-5 アルキル、 c) C1-3 シクロアルキル、又は d) フェニルである; R44は a) C1-8 アルキル、この基は所望によりC1-6 アルコキシ又はC1-6 ヒド
    ロキシ、C3-6 シクロアルキル、所望により1−3個の窒素原子をもつベンゾ縮
    合ヘテロ環基をもつ6−員芳香族基で置換されていてもよく、さらに1又は2個
    の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−CN、OH、C1-5 アルキル、C1-5 アルコ
    キシ、又はC1-5 アシルで置換されていてもよい、 【化14】 c) フェニル、又は d) ピリジルである; R45は a) C1-16アルキル、 b) C2-16アルケニル、 ここで置換基(a)及び(b)は所望によりC1-6 アルコキシカルボニル、又
    はS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−、又は
    7−員芳香族ヘテロ環基で置換されていてもよい、 c) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、又は d) S、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ5−、6−
    、又は7−員芳香族ヘテロ環基である、 ここで置換基(c)及び(d)は所望によりカルボキシル、ハロゲン、−CN
    、ホルミル、CF3 、−NO2 、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、C1-6
    シル、C1-6 アルキルチオ、又はC1-6 アルコキシカルボニルで置換されていて
    もよい; R46及びR47はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) フェニル、 c) C1-6 アルキル、又は d) ベンジルである; R50及びR51はそれぞれの場合同じでも異なっていてもよく、 a) H、 b) OH、 c) 所望により−NR4849で置換されていてもよいC1-6 アルキル、ここ
    でR48及びR49は上記のとおり、又は d) R50及びR51がいっしょになった=Oである; R52は a) 6−10個の炭素原子をもつ芳香族基、 b) 所望によりS、N及びOからなる群から選ばれる1−3個の原子をもつ
    ベンゾ縮合ヘテロ環をもつ5−又は6−員芳香族基、 ここで置換基(a)及び(b)は1−3個の−NO2 、CF3 、ハロゲン、−
    CN、OH、フェニル、C1-5 アルキル、C1-5 アルコキシ、又はC1-5 アシル
    で置換されていてもよい、 c) モルホリニル、 d) OH、 e) C1-6 アルコキシ、 f) −NR4849、ここでR48及びR49は上記のとおり、 g) −C(=O)−R59、又は 【化15】 である; R53は a) H、 b) ホルミル、 c) C1-4 アルキル、 d) C1-4 アシル、 e) フェニル、 f) C3-6 シクロアルキル、 g) −P(O)(OR37)(OR38)、又は h) −SO239、ここでR37、R38及びR39は上記と同じである; R59は a) モルホリニル、 b) OH、又は c) C1-6 アルコキシである; hは1、2、又は3である; iは0、1、又は2である; jは0、又は1である; kは3、4、又は5である; rは1、2、3、4、5又は6である; tは0、1、2、3、4、5、又は6である; uは1又は2である;そして Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) −スルファモイル(H2 NSO2 −)、 n) −NHOH、 o) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 p) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N及びS
    からなる群から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−、又は6−員芳香族ヘ
    テロ環基、 q) C65 −C(=O)−、 r) アミノ、 s) C1 −C6 アルキルアミノ、 t) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 u) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 v) OH、 w) シアノ、 x) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 y) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 z) NC−(CH2r −C(=O)−、ここでrは1−6である、 aa) C65 CH2 −O−C(=O)−、 bb) C65 −O−C(=O)−、 cc) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又は
    1-6 アルキルである、 dd) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は水素、所望に
    より1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又はC1-8 アシロキシで置換さ
    れていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル又はC1-8 アルコキシで
    ある、 ee) H−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又はC1-6 アルキルで
    ある、 ff) 置換又は非置換C6 −C10アリール基、 gg) O、N又はSから選ばれる1−3個の原子をもつ置換又は非置換の、
    単環又は2環式の、飽和又は不飽和ヘテロ環基であって、該環が炭素又は窒素を
    介してフェニル置換基に結合しているもの、 hh) O、N又はSから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ単環又は2環
    式の飽和又は不飽和ヘテロ芳香族基であって、該環が炭素又は窒素を介してフェ
    ニル置換基に結合しているもの、ここで該ヘテロ芳香族基はさらに縮合したベン
    ゼン又はナフタレン環をもっていてもよい; そして上記のp、q、ff、gg及びhh基用の置換基は次の置換基の1又は
    2個から選ばれる; 1) ハロゲン、 2) C1-6 アルキル、 3) NO2 、 4) N3 、 5) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 6) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 7) ホルミル、 8) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 9) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 10) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又は
    Sから選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基で
    ある、 11) C65 −C(=O)−、 12) −(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60
    びR61はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 13) OH、 14) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 15) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 16) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 17) C65 CH2 −O−C(=O)−、 18) −CH2 −R80、ここでR80は a) −OR32、ここでR32は上記のとおり、 b) −SR32、ここでR32は上記のとおり、 c) −NR3233、ここでR32及びR33は上記のとおり、又は d) 1−4個のO、S又はN原子をもつ5−又は6−員ヘテロ芳香族基
    、 19) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のと
    おり、 20) シアノ、 21) カルボキシル、 22) CF3 、 23) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 24) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニル基は所望によりハロゲ
    ン又は(C1 −C6 )アルキルで置換されていてもよい、 25) NR6061−C(=O)−、ここでR60及びR61は上記のとおり、 26) R91−NH−C(=O)−又はR91−C(=O)−NH−、ここでR 91 は1−3個のO、N又はSをもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基である、 27) C65 (CH21-6 −O−C(=O)−、 28) R85O−(CH21-6 −O−C(=O)−、ここでR85は上記のと
    おり、 29) SiR99100101 −O−CH2 −C(=O)−、ここでR99、R 100 及びR101 はそれぞれ独立にC1-6 アルキルである;又は QとR1 及びR2 のいずれかはいっしょになって−O−CH2 −Oを形成してい
    る。
  2. 【請求項2】 Aが 【化16】 ここでQ、R2 及びR3 は請求項1の定義のとおり、である請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 式 【化17】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩: ここでR1 はH、所望により1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ、又は
    1-8 アシロキシで置換されていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキ
    ル又はC1-8 アルコキシであり; R2 及びR3 はそれぞれ独立に a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1-6 アルキル、 f) NO2 、 g) I、 h) C1-6 アルコキシ、 i) OH j) アミノ、又は、 k) シアノであり、そして Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 n) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又はS
    から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基であ
    る、 o) C65 −C(=O)−、 p) アミノ、 q) C1 −C6 アルキルアミノ、 r) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 s) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 t) OH、 u) シアノ、 v) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 w) C1 −C6 アルキル−S−C(=O)−、 x) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 y) C65 CH2 −O−C(=O)−、 z) C65 −O−C(=O)−、 aa) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、ここでR84は水素又は
    1-6 アルキルである、 bb) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は水素、所望に
    より1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ、又はC1-8 アシロキシで置換
    されていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキル又はC1-8 アルコキシ
    である、 cc) H−C(=N−OR84)−、ここでR84は上記のとおり、 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 aaa) 所望によりX及びYで置換されていてもよいジアジニル基、 bbb) 所望によりX及びYで置換されていてもよいトリアジニル基、 ccc) 所望によりX及びYで置換されていてもよいキノリニル基、 ddd) 所望によりX及びYで置換されていてもよいキノキサリニル基、 eee) 所望によりX及びYで置換されていてもよいナフチリジニル基、 【化22】 Bは1個の窒素及び3個の炭素をもつ不飽和4原子結合である; a) H、 b) C1-8 アルキル、 c) C3-8 シクロアルキル、 d) −(CH2m OR66、又は e) −(CH2n NR6768である; Zは、 a) O、 b) S又は、 c) NMである; Wは、 a) CH、 b) N又は、 c) ZがNMのときS又はOである; X及びYはそれぞれ独立に、 a) 水素、 b) ハロゲン、 c) NO2 、 d) N3 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) ヘテロアリール−C(=O)−、ここでヘテロアリールはO、N又はS
    から選ばれる1−3個のヘテロ原子をもつ5−又は6−員芳香族ヘテロ環基であ
    る、 n) C65 −C(=O)−、 o) アミノ、 p) C1 −C6 アルキルアミノ、 q) ジ(C1 −C6 アルキル)アミノ−、 r) (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NR6061、ここでR60及びR 61 はそれぞれ独立に水素又はC1 −C6 アルキルである、 s) OH、 t) ヒドロキシ(C1 −C6 アルキル)、 u) C1 −C6 アルキル−S−(=O)−、 v) NC−(CH2r −O−C(=O)−、ここでrは1−6である、 w) C65 CH2 −O−C(=O)−、 x) C65 −O−C(=O)−、 y) C1 −C6 アルキル−C(=N−OR84)−、 z) シアノ、 aa) カルボキシル、 bb) CF3 、 cc) メルカプト、 dd) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 ee) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニル基は所望によりハロゲ
    ン又はC1 −C6 アルキルで置換されていてもよい、 ff) C65 (CH21-6 −O−C(=O)−、 gg) R85O−(CH21-6 −C(=O)−、ここでR85は上記のとおり
    、又は hh) SiR99100101 −O−CH2 −C(=O)−、ここでR99、R 100 及びR101 はそれぞれ独立にC1-6 アルキルである;又は QとR1 及びR3 のいずれかがいっしょになって−O−CH2 −Oを形成してい
    る; R62は a) H、 b) 所望により1以上のハロゲンで置換されているC1-8 アルキル、又は c) 所望により1以上のOH、又はC1-8 アルコキシで置換されているC1- 8 アルキルである; Eは a) NR69、 b) −S(=O)i 、ここでiは0,1又は2である、又は c) Oである; R63は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2q −アリール、又は d) ハロゲンである; R66はH又はC1-4 アルキルである; R67及びR68はそれぞれ独立にH又はC1-4 アルキル、又はいっしょにNR67 68 となって−(CH2m −であり; R69は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2q −アリール、 d) −CO281、 e) COR82、 f) −C(=O)−(CH2q −C(=O)R81、 g) −S(=O)z −C1-6 アルキル、 h) −S(=O)z −(CH2q アリール、又は i) −(C=O)j −Het、ここでjは0又は1である; Z1 は a) −CH2 −、又は b) −CH(R70)−CH2 −である; Z2 は a) −O2 S−、 b) −O−、 c) −S−、 d) −SO−、又は e) −N(R71)−である; Z3 は a) S、 b) SO、 c) SO2 又は d) Oである; A1 はH又はCH3 である; A2 は a) H、 b) OH−、 c) CH3 CO2 −、 d) CH3 −、 e) CH3 O−、 f) R72O−CH2 −C(O)−NH−、 g) R73O−C(O)−NH−、 h) R73−C(O)−NH−、 i) (C1 −C2 )アルキル−O−C(O)−、又は j) HO−CH2 であるか、又は A1 とA2 がいっしょになって 【化23】 b) O=である; R64はH又はCH3 である; mは4又は5である; nは0、1、2、3、4又は5である; yは0又は1である; pは0、1、2、3、4又は5である; wは1、2又は3である; qは1、2、3又は4である; zは0又は1である; R65は a) R74OC(R75)(R76)−C(O)−、 b) R77OC(O)−、 c) R78(O)−、 d) R79−SO2 −、又は e) R80−NH−C(O)−である; R70はH又は(C1 −C3 )アルキルである; R71は、 a) R74OC(R75)(R76)−C(O)−、 b) R77O−C(O)−、 c) R78−C(O)−、 【化24】 【化25】 f) H3 C−C(O)−(CH22 −C(O)−、 g) R79−SO2 −、 【化26】 i) R80−NH−C(O)−である; R72は a) H、 b) CH3 、 c) フェニル−CH2 −、又は d) CH3 C(O)−である; R73は(C1 −C3 )アルキル又はフェニルである; R74はH、CH3 、フェニル−CH2 −又はCH3 −C(O)−である; R75及びR76はそれぞれ独立にH又はCH3 であるか、又はR75及びR76がいっ しょになって−CH2 CH2 −である; R77は(C1 −C3 )アルキル又はフェニルである; R78はH、(C1 −C4 )アルキル、アリール−(CH2 )n1 、ClH2 C、 Cl2 HC、FH2 C−、F2 HC−又は(C3 −C6 )シクロアルキルであ る; R79はCH3 、−CH2 Cl、−CH2 CH=CH2 、アリール又は−CH2 C Nである; R80は−(CH2 )n1 −アリール、ここでn1 は0又は1である; R81は a) H、 b) 所望により1以上のOH、ハロゲン又はCNで置換されていてもよいC 1-6 アルキル、 c) −(CH2 )q−アリール、ここでqは上記のとおり、又は d) −(CH2 )q−OR83、ここでqは上記のとおり、である; R82は a) 所望により1以上のOH、ハロゲン又はCNで置換されていてもよいC 1-6 アルキル、 b) −(CH2 )q−アリール、ここでqは上記のとおり、又は c) −(CH2 )q−OR83、ここでqは上記のとおり、である; R83は a) H、 b) C1-6 アルキル、 c) −(CH2 )q−アリール、ここでqは上記のとおり、又は d) −C(=O)C1-6 アルキルである; そしてアリールは所望により1以上のハロゲン、−CN、OH、SH、C1-6
    ルコキシ又はC1-6 アルキルチオで置換されていてもよいフェニル、ピリジル又
    はナフチルである。
  4. 【請求項4】 式 【化27】 で示される化合物又は製薬上許容されるその塩: ここでR1 はH、所望により1以上のF、Cl、OH、C1-8 アルコキシ又は
    1-8 アシロキシで置換されていてもよいC1-8 アルキル、C3-6 シクロアルキ
    ル又はC1-8 アルコキシである; R2 及びR3 はそれぞれ独立にH又はF、であるか、又はR2 及びR3 がいっし
    ょになって 【化28】 を示す; Qは a) 水素、 b) ハロゲン、 c) N3 、 d) NO2 、 e) C1 −C6 アルキルチオ、 f) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 g) C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O)−、 h) C1 −C6 アルキル、 i) C1 −C6 アルコキシ、 j) ホルミル、 k) C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 l) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 m) C1 −C6 アルキル−C(=O)−O−、 n) (C1 −C6 アルコキシ)2 N−、 o) 1−3個のO、N又はSを含有し、炭素又は窒素を介してフェニル置換
    基に結合している5−又は6−員ヘテロ環基、この基は所望によりR96で置換さ
    れていてもよい、 p) C1 −C6 アルキル−C(=N−OH)−、 q) 所望によりR96で置換されていてもよいフェニル、又は r) 1−3個のO、N又はSを含有し、炭素又は窒素を介してフェニル置換
    基に結合している5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテロ環基、この基は所望によ
    りR96で置換されていてもよい、そして R96は a) C1 −C6 アルキル−OH、 b) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 c) CH3 −C(=O)−C1 −C6 アルキル−C(=O)−、 d) シアノ、 e) ホルミル、 f) H−C(=N=OH)−、 g) C1 −C6 アルキル−O−C(=O)−、 h) SiR848586−O−C(=O)−、ここでR84、R85及びR86はそ
    れぞれ独立にC1 −C6 アルキルである、 i) CH3 −S(=O)(=O)−C1 −C6 アルキル−S(=O)(=O
    )−、 j) HC=CCH2 OC(=O)−、 k) C65 −O−C(=O)−、ここでフェニルは所望によりハロゲンで
    置換されていてもよい、 l) HO−CH2 −C(=O)−、 m) (C1 −C6 アルキル)2 N−、 n) C1 −C6 アルキル−NH−、 o) アミノ、 p) C1 −C6 アルキル−S(=O)−、 q) C65 CH2 OC(=O)−、又は r) R98−C(=O)−、ここでR98はフェニル、1−3個のO、N又はS
    を含有し、炭素原子を介してフェニル基に結合している5−又は6−員ヘテロア
    リール基又は1−4個のO、N又はSを含有し、環炭素原子を介してフェニル置
    換基に結合している5−又は6−員飽和又は不飽和ヘテロ環基である。
  5. 【請求項5】 N−〔〔4−(4−メチルチオフェニル)−5−オキソ−2
    −イソオキサゾリニル〕メチル〕アセトアミド、N−{〔4−(3−フルオロ−
    4−オキシド−4−モルホリン−4−イルフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロ
    イソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、N−({4−〔4−(メ
    チルスルフィニル)フェニル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2
    −イル}メチル)アセトアミド、N−({4−〔4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセト
    アミド、N−({4−〔4−(1,1−ジオキソ(1,4−チアザパーヒドロイ
    ン−4−イル))−3−フルオロフェニル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキ
    サゾール−2−イル}メチル)アセトアミド、4−(3−フルオロ−4−モルホ
    リン−4−イルフェニル)−2−{〔(チオキソエチル)アミノ〕メチル}−2
    −ヒドロイソオキサゾール−5−オン、N−{〔4−4−アセチルフェニル)−
    5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、
    N−({4−〔4−((ヒドロキシイミド)エチル)フェニル〕−5−オキソ−
    2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド、N−{〔4−
    (4−(2−フリル)フェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−
    2−イル〕メチル}アセトアミド、N−{〔5−オキソ−4−{4−(2−チエ
    ニル)フェニル)−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセトア
    ミド、N−{〔4−(4−(2H,3H−1,4−ジオキシン−5−イル)フェ
    ニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセト
    アミド、N−{〔5−オキソ−4−(4−ピラジン−2−イルフェニル)−2−
    ヒドロイソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、N−{〔5−オキ
    ソ−4−(4−{4−〔2−(1,1,2,2−テトラメチル−1−シラプロビ
    ル)アセチル〕ピペラジール}フェニル)−2−ヒドロイソオキサゾール−2−
    イル〕メチル}アセトアミド、N−〔(4−{4−〔4−(2−ヒドロキシアセ
    チル)ピペラジニル〕フェニル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−
    2−イル)メチル〕アセトアミド、N−{〔4−(4−アジドフェニル)−5−
    オキソ−2−ヒドロイソオキサール−2−イル−〕メチル}アセトアミド)、N
    −〔(4−{4−〔4−(ヒドロキシメチル)(1,2,3−トリアゾリル)〕
    フェニル}−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル〕ア
    セトアミド、メチル−1−(4−{2−〔(アセチルアミド)メチル〕−5−オ
    キソ−2−ヒドロイソオキサゾール−4−イル}フェニル)−1,2,3−トリ
    アゾール−4−カルボキシレート、N−({4−〔4−(4−アセチル(1,2
    ,3−トリアゾリル)フェニル〕−5−オキソ−2−イル}メチル)アセトアミ
    ド、N−({4−〔4−(4−シアノ(1,2,3−トリアゾリル))フェニル
    〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキザゾール−2−イル}メチル)アセトアミ
    ド、N−{〔4−(4−アミノフェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサ
    ゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、N−({4−〔4−(3−ホルミル
    ピロリル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)ア
    セトアミド、N−{〔5−オキソ−4−(4−ピロリルフェニル)−2−ヒドロ
    イソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、N−〔(4−{4−〔3
    −((ヒドロキシイミド)メチル)ピロリル〕フェニル}−5−オキソ−2−ヒ
    ドロイソオキサゾール−2−イル)メチル〕アセトアミド、t−ブチル−4−(
    4−{2−〔(アセチルアミノ)メチル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサ
    ーゾール−4−イル}フェニル)ピペラジンカルボキシレート、N−{〔5−オ
    キソ−4−(ピペラジニルフェニル)−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル
    〕メチル}アセトアミドトリフルオロアセテート塩、t−ブチル−4−(4−{
    2−〔(アセチルアミノ)メチル〕−5−オキソ(2−ヒドロイソオキサーゾー
    ル−4−イル)}−2−フルオロフェニル)ピペラジンカルボキシレート、N−
    {〔4−(4−モルホリニルフェニル)−5−オキソ−2−イソオキサゾリニル
    〕メチル}アセトアミド、N−{〔4−(4−(1,4−チアザパーヒドリン−
    4−イル)フェニル−5−オキソ−2−ヒドロイソオキササゾール−2−イル〕
    メチル}アセトアミド、N−{〔4−(3−フルオロ−4−メチルチオフェニル
    )−5−オキソ−2−ヒドロイソオキササゾール−2−イル〕メチル}アセトア
    ミド、N−{〔4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−オキソ−2
    −ヒドロイソオキササゾール−2−イル〕メチル}アセトアミド、N−({4−
    〔4−(3−シアノピロリル)フェニル〕−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサ
    ゾール−2−イル}メチル)アセトアミド、N−〔(4−{4−〔3−((IE
    )−2−アザ−2−メトキシビニル)ピロリル〕フェニル}−5−オキソ−2−
    ヒドロイソオキサゾール−2−イル)メチル〕アセトアミド、N−{〔4−(4
    −{3−〔(IE)−2−(アセチルアミノ)−2−アザビニル〕ピロリル}フ
    ェニル)−5−オキソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル〕メチル}アセ
    トアミド、エチル1−(4−{2−〔(アセチルアミノ)メチル〕−5−オキソ
    −2−ヒドロイソオキサゾール−4−イル}フェニル)ピラゾール−4−カルボ
    キシレート、N−({4−〔4−(4−シアノピラゾリル)フェニル〕−5−オ
    キソ−2−ヒドロイソオキサゾール−2−イル}メチル)アセトアミド及びN−
    {〔5−オキソ−4−(4−ピラゾリルフェニル)−2−ヒドロイソオキサゾー
    ル−2−イル〕メチル}アセトアミドからなる群から選ばれる化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1の化合物を有効成分とする細菌性感染症治療剤。
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