JP2002514946A - 歯肉マッサージ用の口腔用ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 細長い本体と、本体から延びるヘッド部分と、本体から延び、特定の熱可塑性エラストマーから形成された複数の剛毛とを含む口腔用ブラシが提供される。種々の態様において、熱可塑性エラストマーは少なくとも３０のショアーＡ硬度を有し、熱可塑性エラストマーはポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンのブロックコポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィンのエラストマー、およびそれらの混合物から成る群より選択され、そして熱可塑性エラストマーは少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 歯肉マッサージ用の口腔用ブラシ 発明の背景 本発明は、口腔用ブラシ(oral brush)および口腔用ブラシに使用する剛毛(bri stle)に関するものである。 大部分の人間は齲食および／または口内の細菌により引き起こされる歯肉炎を 患う。その結果、口内の歯垢の量を減少させることは健康管理の分野において働 く人々の目標であった。口内の歯垢を最小とする普通の方法は歯を規則的に磨く ことである。 しかしながら、頻繁に磨くことの利益は、ある場合において、有害な副作用、 例えば、刺激、摩耗を伴い、そして歯肉の退縮を伴うことさえある。これらの副 作用は、一部分、歯ブラシの剛毛の過度の剛性および／または鋭さから生ずるこ とがある。 口の健康を改善する他の方法は、歯肉をマッサージして歯肉組織を刺激するこ とである。従来の歯ブラシは歯肉のマッサージについて制限されだ有効性を有す る傾向があり、こうして、良好な口の健康を保証するために、歯肉マッサージ道 具を使用する、別の歯肉マッサージ手法をしばしば必要とする。 歯ブラシの剛毛のあるものまたはすべてをゴムまたは合成ゴムのピンで置換す ることによって、歯肉の刺激を減少しおよび／または歯肉マッサージ効果を提供 するために真剣な試みがなされてきている。例えば、米国特許第４，２８８，８ ８３号明細書を参照のこと。 発明の要約 本発明は、良好な快適さおよび歯肉の刺激を提供すると同時に、また、歯の良 好なクリーニングを提供する、改良された歯肉マッサージ用の口腔用ブラシに関 するものである。本発明は、また、歯肉マッサージ用の口腔用ブラシにおいて使 用するための剛毛にも関する。 １つの態様において、本発明は、細長い本体と、本体から延びるヘッド部分と 、本体から延びる熱可塑性エラストマーから形成された複数の剛毛を含むブラシ 部分とを含む口腔用ブラシに関する。熱可塑性エラストマーは好ましくは少なく とも３０のショアーＡ硬度を有し、ポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレ ン−エチレン−ブチレン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−ブタジエ ン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンのブロッ クコポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィンエラストマー、およびそれらの混 合物からなる群より選択され、そして少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有する 。 好ましい口腔用ブラシは、非エラストマー物質から形成された複数の剛毛を含 む。好ましい態様において、この物質はナイロン、ポリアミド、ポリエステルお よびポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）から選択される。非エラストマー状 の剛毛は、それらのクリーニング能力を改良するための添加剤、例えば、研磨剤 および磨き剤、例えば、クレー、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、カルシウ ム、またはマグネシウムのリン酸塩化合物、アパタイト、およびそれらの混合物 を含むことができる。 好ましい口腔用ブラシは、また、ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサー をさらに含む。スペーサーは熱可塑性エラストマーから形成されており、そして 剛毛に一体的に接合されている。好ましくは、非エラストマーの剛毛はスペーサ ーを通してヘッド部分から延びている。 他の態様において、本発明は、熱可塑性エラストマーから形成された複数の剛 毛と、ポリフタルアミドから形成された複数の剛毛とを含む口腔用ブラシに関す る。 他の態様において、本発明は、前述の剛毛の１つで歯肉をマッサージすること に関する。 口腔用ブラシは、本明細書おいて使用するとき、口の中に挿入するために設計 されたブラシ部分を有する本体を含む任意のブラシである。ブラシ部分は、それ から延びかつ歯表面をブラシするために使用する寸法の複数の剛毛を含む。 他の態様において、本発明は、多成分の剛毛を含み、好ましくは非エラストマ ー状物質または熱可塑性エラストマーのシースよりも高い硬度を有する熱可塑性 エラストマーからなるコア物質を取り囲む熱可塑性エラストマーのシースからな る口腔用ブラシに関する。本発明は、例えば、複数のポリマーを同時押出するこ とによって、多成分剛毛を製造する方法にも関する。「多成分」とは、剛毛が２ またはそれ以上の成分を有することを意味する。「同時押出」とは、成分の少な くとも２つが相互に混合するよりむしろ、それらの間に明確な界面を有する実質 的に別の相の形態で存在することを意味する。好ましくは、剛毛はこの分野にお いて「同時押出」と呼ばれる方法により形成されるが、用語「同時押出された多 成分」は、本明細書おいて使用するとき、他の方法により製造された前述の構造 を有する剛毛を包含する。 用語「熱可塑性エラストマー」は、本明細書おいて使用するとき、この分野に おいてよく知られている慣用のプラスチック加工法、例えば、押出または射出成 形により加工することができる、非加硫のゴム様ポリマー状物質を意味する。 他の態様において、本発明は、（ａ）非エラストマー状ポリマー、例えば、比 較的硬質の基材樹脂、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、またはポリブチレン テレフタレート（ＰＢＴ）、および（ｂ）熱可塑性エラストマー、例えば、ポリ アミドの熱可塑性エラストマー、ポリエステルの熱可塑性エラストマー、または オレフィン熱可塑性エラストマー、を含む混合物から形成された、複数の剛毛を 含む口腔用ブラシに関する。ある態様において、この混合物は、また、添加剤、 例えば、相溶化剤、研磨剤、および可塑剤、を含有する。 本発明のなお他の態様において、本発明は、（ａ）非エラストマー状ポリマー 、および（ｂ）柔軟性（例えば、９０より小さいショアーＡ硬度を有する）加硫 ゴム型ポリマー、例えば、天然ゴム、架橋したポリブタジエン、架橋したポリア クリレート、およびその他、を含む混合物から形成された、複数の剛毛を含む口 腔用ブラシに関する。ある態様において、この混合物は、また、添加剤、例えば 、相溶化剤、研磨剤、および可塑剤、を含有する。 本発明の他の特徴および利点は、本発明の好ましい態様の記載から、および請 求の範囲から明らかとなるであろう。 図面の簡単な説明 第１図は、口腔用ブラシの斜視図である。 第２図は、本発明の１つの態様に従う口腔用ブラシのヘッドの略上面図である 。 第３図は、本発明の他の態様に従う口腔用ブラシのヘッドの略上面図である。 第４図は、本発明の１つの態様に従う同時押出された剛毛の断面上面図である 。 第５図は、同時押出されたフィラメントを形成する本発明の１つの態様に従う 方法を示す略線図である。 第６図および第７図は、スペーサーに対して成形された剛毛を有する口腔用ブ ラシの斜視図である。 好ましい態様の説明 第１図を参照すると、歯ブラシ１０はハンドル１２と、剛毛部分１６に取付け られたヘッド１４とを有するプラスチック本体を含んでいる。 歯ブラシの本体はこの分野においてよく知られている慣用の方法により形成さ れる。ハンドルは手で握るように造形されるが、また、電動歯ブラシの中に適合 するように造形することができる。ヘッドの立体配置は変化させることができ、 そして長方形、卵形、ダイヤモンド型、または任意の他の形状であることができ る。この分野においてよく知られているように、剛毛は平らにトリミングされて いるか、鋸歯状、Ｖ形、凸形の湾曲であるか、または任意の他の所望のトポグラ フィーをもつ。ハンドル１２およびヘッド１４の造形および大きさは変化させる ことができ、そしてハンドルおよびヘッドの軸は同一であるか、または異なるこ とができる。熱可塑性エラストマーの剛毛のための余分の余地を提供すると同時 に、標準的数の非エラストマー状の剛毛をなお保持するために、慣用のヘッドよ り大きいヘッドを提供することが望ましいことがある。 ブラシ部分１６は多数の非エラストマー状の剛毛１８と、多数のエラストマー 状の剛毛２０とを含む。好ましくは、第２図に示すように、非エラストマー状の 剛毛はヘッド１４の中央部分から延び、そしてエラストマーの剛毛はヘッド１４ の外側周囲の回りに配置されており、非エラストマー状の剛毛を取り囲む。他の 可能な配置は第３図に示されている。 非エラストマー状の剛毛は、この分野において知られている方法においてヘッ ドに取付けられた個々のフィラメントのタフトから形成される。エラストマー状 の剛毛は、熱可塑性エラストマーの１つまたはそれより多いフィラメントのタフ トから形成される。タフト当たり単一のフィラメントを使用する場合、フィラメ ントは好ましくは標準的な前もってあけられたタフト孔のそれの半分の直径、例 えば、６６ミルの前もってあけられた孔について３３ミル、を有するので、フィ ラメントを折り畳み、孔の中でステープルタフト化することができる。 また、剛毛のあるものまたはすべてはエラストマー状および非エラストマー状 のポリマーの混合物から形成される。エラストマー状物質は、熱可塑性エラスト マーおよび加硫ゴム型ポリマーからなる群より選択される。双方の場合において 、エラストマー状物質／非エラストマー状物質の比は好ましくは１０：９０〜９ ０：１０である。好ましい剛毛直径は、当業者が理解するように、使用する混合 物および選択されたエラストマー状物質および非エラストマー状物質に依存して 、３ 〜３００ミル（テーパーをもつか、またはもたない）の範囲である。 エラストマー状と非エラストマー状とのブレンドから形成された適当なフィラ メントは下記のものを包含するが、これらに限定されない。 標準的プロセス手順、例えば、一軸スクリュー押出機、または二軸スクリュー 押出機、または乾式ブレンディングを使用して、このような混合物を配合するこ とができる。 適当な熱可塑性エラストマーは、有効な歯肉マッサージのために十分な、かつ 使用の間の引裂きおよび／または過度の摩耗に耐えるために十分な、剛性および 硬度を有すると同時に、歯肉のマッサージの間に快適さを提供しかつ歯肉の刺激 を回避するために十分に柔軟性であるものである。適当な熱可塑性エラストマー は下記のものを包含する。ポリエーテルアミド、例えば、ＰＥＢＡＸポリマー（ ＥＬＦ Ａｔｏｃｈｅｍ）、ポリエステル、例えば、ＨＹＴＲＥＬポリマー（Ｄ ｕＰｏｎｔ）、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンのブロックコポリマー 、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン −ブタジエン−スチレンのブロックコポリマー、およびスチレン−イソプレン− スチレンのブロックコポリマー、例えば、ＫＲＡＴＯＮゴム（Ｓｈｅｌｌ）、ポ リウレタン、例えば、ＰＥＬＬＥＴＨＡＮＥポリウレタン（ＤＯＷ）、ポリオレ フィンエラストマー、例えば、ＳＡＮＴＯＰＲＥＮＥエラストマー（Ａｄｖａｎ ｃｅｄ Ｅｌａｓｔｏｍｅｒ Ｓｙｓｔｅｍｓ）、およびそれらの 混合物。下記の一般式を有するポリ（エーテルーアミド）ブロックコポリマーは 、特に好ましい。 式中、ＰＡはポリアミドのセグメントであり、そしてＰＥはポリエーテルのセグ メントであり、商品名ＰＥＢＡＸポリマーで商業的に入手可能である。これらの うちで、下記の一般式を有するナイロン１２およびポリ（テトラメチレングリコ ール）のコポリマーは特に好ましい。 商品名ＰＥＢＡＸ ＭＸ−１２０５ポリマーで商業的に入手可能である。他の好 ましい熱可塑性エラストマーは、商品名ＰＥＢＡＸ２５３３で販売されているポ リアミドと、商品名ＫＲＡＴＯＮ Ｇ−６７１３で販売されているブロックコポ リマーとのブレンドからなり、好ましくは約９０％のポリアミドおよび１０％の ブロックコポリマーを含有する。このブレンドは増粘性またはもろさをもたない すぐれた柔軟性をもたらす。 比較的柔軟な熱可塑性エラストマーを使用する場合、十分な耐久性および剛性 を提供するために、比較的大きい直径のフィラメントを必要とすることがある。 このような大きい直径のフィラメントは、好ましくは約２００ミルより小さい、 より好ましくは３０〜１００ミルの、直径を有する。より硬い、より曲がりにく い熱可塑性エラストマーを使用する場合、より小さい直径のフィラメントを使用 することができる。一般に、適当な熱可塑性エラストマーは少なくとも３０、好 ましくは約３５〜５５、のショアーＡ硬度、および約５〜１００ＭＰａの曲げ弾 性率を有するであろう。 適当な加硫ゴム型ポリマーは、天然ゴム、架橋したポリブタジエン、架橋した ポリアクリレート、およびそれらのブレンドを包含するが、これらに限定されな い。 非エラストマーの剛毛１８は、歯ブラシの剛毛において使用するために適当な 任意の物質から形成することができる。このような物質は、また、エラストマー 状および非エラストマー状のブレンドの剛毛の非エラストマー状成分として使用 することができる。好ましい物質はナイロン６１２および他のポリアミドを包含 する。ナイロンの好ましい等級は、Ｗｈｉｔｉｎｇ Ｃｏ．（米国バーモント州 バーリントン）から商品名ＷＹＴＥＸで入手可能である。好ましいポリアミドは 、Ａｍｏｃｏ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ，Ｉｎｃ．から商品 名ＡＭＯＤＥＬ樹脂で入手可能である。このようなポリフタルアミドは、米国特 許第４，６０３，１６６号、米国特許第４，４７６，２８０号、および米国特許 第４，６１７，３４２号（それらの開示は引用することによって本明細書の一部 とされる）各明細書に記載されている。特に好ましいポリフタルアミドは、テレ フタル酸、イソフタル酸およびアジピン酸とヘキサメチレンジアミンとの重合に より形成された結晶質ポリフタルアミドである。他の適当なフィラメントは、ア セタール樹脂、ポリエステル、フルオロポリマー、ポリアクリレート、ポリスル ホンおよびそれらの組み合わせを包含する。好ましい非エラストマー状ポリマー は、約３〜１０ミルの直径を有する。 別の態様において、エラストマー状の剛毛は、第４図に断面で示すように、異 なる物質のコア３２の回りに同時押出された熱可塑性エラストマーのシース３０ を含む。シース／コアの体積比は９５：５〜５：９５であることができる。 好ましくは、コア物質は剛性のポリマーであり、こうして外側シースをより柔 軟にすることができ、および／または、そうでなければ剛毛の耐久性および強度 の制限のために可能である（熱可塑性エラストマー単独を使用する）よりも小さ い直径を剛毛が有することができるようにする。必要に応じて、同時押出された フィラメントは標準的剛毛直径、例えば５〜８ミル、を有することができる。好 ましいフィラメント直径は、剛毛を使用すべき用途に依存して、５〜６５ミルの 範囲である。適当なコア物質は、ポリアミド、例えばナイロン、およびポリエス テル、例えばＰＢＴ、を包含するが、これらに限定されない。 好ましいシース物質は前述の熱可塑性エラストマーを包含する。剛性のコアを 準備するとき、これらのエラストマーのより柔軟な等級を使用することができ、 例えば、シース物質は３ショアーＡ程度に低い硬度を有することができる。 同時押出されたフィラメントを形成する適当な方法は第５図に示されている。 示されているように、第１および第２の押出機を通して２成分を押出してフィラ メントを形成させ、次いでフィラメントを水浴、および１系列のゴデットに通過 させる。フィラメントが異なる速度で回転する２つの延伸ゴデットの間を移動す るとき、フィラメントは軽い張力下にある。フィラメントに加えられる張力は「 引落し比」として表され、これは２つのゴデットの間の速度の差である。好まし い引落し比は約１．０〜７．０である。次いでフィラメントは緩和ゴデットを通 過し、巻取りワンダー上に集められる。適当な同時押出されたフィラメントは下 記のものを包含するが、これらに限定されない。 別の態様において、ヘッド部分１４は、第６図に示すように、スペーサー４０ に一体的に接合されており、スペーサー４０はヘッド部分１４の基部に取付けら れている。スペーサー４０はヘッド部分１４への剛毛２０のすぐれた接着を提供 しかつ剛毛１８の支持を提供する。スペーサー４０により提供される追加の支持 は剛毛の有効長さを減少することによって剛毛１８を剛性化し、口の隙間領域に いっそう容易に侵入するより小さい直径を有する剛毛の歯ブラシの組込みを可能 とする。剛毛１８はヘッド部分１４からスペーサー４０を通して延びる。スペー サー４０は上に列挙したエラストマー状物質から形成され、そしてエラストマー の剛毛２０の形成に使用するのと同一のエラストマー状物質から形成することが できる。スペーサー４０およびヘッド部分１４の周囲のエラストマーの剛毛２０ は１単位として成形することができる。剛毛２０およびスペーサー４０を１単位 として成形する場合、それらの直径は好ましくは約４ミル〜約２００ミルである 。エラストマーの剛毛２０はスペーサー４０からある角度で延びることができる 。 また、第７図に示すように、スペーサー４０の剛毛受容表面４６がヘッド部分 １４の表面４４と実質的に隣接するように、スペーサー４０をヘッド１４の中に 配置することができる。 他の態様は請求の範囲の範囲内である。例えば、必要に応じて、剛毛のすべて を熱可塑性エラストマー状物質から形成することができる。剛毛を熱可塑性エラ ストマーのブレンドから形成させることができる。そのうえ、口腔用ブラシは異 なる相対的組成を有するエラストマーの剛毛を含むことができ、例えば、剛毛の あるものを第１熱可塑性エラストマーまたはエラストマーのブレンドから形成さ せ、そして他の剛毛を異なる熱可塑性エラストマーまたはブレンドから形成させ る。さらに、エラストマーの剛毛は他のポリマー、例えば、柔軟性を増加するた めに可塑剤、例えば、油、ワックス、または樹脂、を含むか、あるいは添加剤、 例えば、充填剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、および研磨剤または磨き剤、を含 むことができる。適当な磨き剤は下記のものを包含する。プラスチック粒子、く るみ殻の粒子、硬材粒子、トウモロコシ穂軸の粒子、ゴム粒子、炭酸カルシウム 、アラゴナイトクレー、斜方晶系クレー、方解石クレー、菱面体晶系クレー、カ オリンクレー、ベントナイトクレー、リン酸二カルシウム、無水リン酸二カルシ ウム、リン酸二カルシウム二水和物、リン酸三カルシウム、ピロリン酸カルシウ ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、沈澱炭酸カルシウム、オルトリン酸マグネシ ウム、リン酸三マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、合成アパタイト、アルミ ナ、水和アルミナ、水和シリカキセロゲル、金属アルミノケイ酸塩錯体、ケイ酸 ナトリウムアルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、二酸化ケイ素、およびそれらの 組み合わせ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ (72)発明者 エドワード、ホサング、パーク アメリカ合衆国マサチューセッツ州、シャ ロン、ターニング、ミル、レーン、28 (72)発明者 フィリップ、ジェイ．スウィーニ アメリカ合衆国マサチューセッツ州、トー ントン、ピルグリム、ビレッジ、ロード、 ナンバー602、35 (72)発明者 ミンチー、エム．ツェング アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ヒン ガム、パートリッジ、ドライブ、４ (72)発明者 スティーブン、シー．ウィッカス アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ウェ スト、ボイルストン、メイプル、ストリー ト、290

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は ３０またはそれより大きいショアーＡ硬度を有する熱可塑性エラストマーからな る）、 を具備してなるなる、歯肉をマッサージするために適当な口腔用ブラシ。 ２． 前記熱可塑性エラストマーが、ポリエーテルアミド、ポリエステル、ス チレン−エチレン−ブチレン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−ブタ ジエン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンのブ ロックコポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィンエラストマー、およびそれら の混合物からなる群より選択される、請求項１に記載の口腔用ブラシ。 ３． 前記熱可塑性エラストマーが少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有する 、請求項１または２に記載の口腔用ブラシ。 ４． 前記口腔用ブラシが、前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサー をさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、そ して前記剛毛に一体的に接合されている、請求項１に記載の口腔用ブラシ。 ５． 前記ブラシ部分が、非エラストマー状物質から形成された複数の剛毛を さらに含んでなる、請求項１に記載の口腔用ブラシ。 ６． 前記非エラストマー状物質が、ナイロンおよびポリアミドから選択され る、請求項５に記載の口腔用ブラシ。 ７． 前記非エラストマー状物質が、テレフタル酸、イソフタル酸およびアジ ピン酸とヘキサメチレンジアミンとの重合により形成された結晶質ポリフタルア ミドである、請求項６に記載の口腔用ブラシ。 ８． 前記非エラストマー状物質が研磨添加剤を含んでなる、請求項５に記載 の口腔用ブラシ。 ９． 前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサーをさらに含んでなり、 前記剛毛が前記スペーサーを通して前記ヘッド部分から延びる前記非エラストマ ー状物質から形成されている、請求項５に記載の口腔用ブラシ。 １０． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は ポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン のブロックコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレンのブロックコポリマー 、スチレン−イソプレン−スチレンのブロックコポリマー、ポリウレタン、ポリ オレフィンエラストマー、およびそれらの混合物から成る群より選択される熱可 塑性エラストマーからなる）、 を具備してなるなる口腔用ブラシ。 １１． 前記ブラシ部分が、非エラストマー状物質から形成された複数の剛毛 をさらに含んでなる、請求項１０に記載の口腔用ブラシ。 １２． 前記非エラストマー状物質が、ポリアミドおよびポリエステルから選 択される、請求項１１に記載の口腔用ブラシ。 １３． 前記非エラストマー状物質が、テレフタル酸、イソフタル酸およびア ジピン酸とヘキサメチレンジアミンとの重合により形成された結晶質ポリアミド である、請求項１２に記載の口腔用ブラシ。 １４． 前記非エラストマー状物質が研磨添加剤を含んでなる、請求項１１に 記載の口腔用ブラシ。 １５． 前記口腔用ブラシが、前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサ ーをさらに含んでなり、前記剛毛が前記スペーサーを通して前記ヘッド部分から 延びる前記非エラストマー状物質から形成されている、請求項１１に記載の口腔 用ブラシ。 １６． 前記熱可塑性エラストマーが少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有す る、請求項１０に記載の口腔用ブラシ。 １７． 前記口腔用ブラシが前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサー をさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、そ して前記剛毛に一体的に接合されている、請求項１０に記載の口腔用ブラシ。 １８． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は 少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有する熱可塑性エラストマーからなる）、 を具備してなる口腔用ブラシ。 １９． 前記口腔用ブラシが、前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサ ーをさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、 そして前記剛毛に一体的に接合されている、請求項１８に記載の口腔用ブラシ。 ２０． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、 前記ヘッド部分から延び、熱可塑性エラストマーからなる複数の剛毛と、ポリ フタルアミドからなる複数の剛毛とからなるブラシ部分、 を具備してなる口腔用ブラシ。 ２１． 前記ポリフタルアミドが、テレフタル酸、イソフタル酸およびアジピ ン酸とヘキサメチレンジアミンとの重合により形成されている、請求項２０に記 載の口腔用ブラシ。 ２２． 前記ポリフタルアミドが研磨添加剤を含む、請求項２１に記載の口腔 用ブラシ。 ２３． 前記口腔用ブラシが、前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサ ーをさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、 そして前記熱可塑性エラストマーからなる前記剛毛に一体的に接合されている、 請求項２０に記載の口腔用ブラシ。 ２４． 前記ポリフタルアミドからなる前記剛毛が、前記スペーサーを通して 前記ヘッド部分から延びている、請求項２３に記載の口腔用ブラシ。 ２５． 少なくとも３．０のショアーＡ硬度を有する熱可塑性エラストマーか ら形成された剛毛と歯肉を接触させることからなる、歯肉をマッサージする方法 。 ２６． 少なくとも５ＭＰａの曲げ弾性率を有する熱可塑性エラストマーから 形成された剛毛と歯肉を接触させることからなる、歯肉をマッサージする方法。 ２７． ポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレン−エチレン−ブチレン −スチレンのブロックコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレンのブロック コポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンのブロックコポリマー、ポリウレ タン、ポリオレフィンエラストマー、およびそれらの混合物からなる群より選択 される熱可塑性エラストマーから形成された剛毛と歯肉を接触させることからな る、歯肉をマッサージする方法。 ２８． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は 熱可塑性エラストマーのシースを含んでなり、かつポリエーテルアミド、ポリエ ステル、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンのブロックコポリマー、スチ レン−ブタジエン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−ス チレンのブロックコポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィンエラストマー、お よびそれらの混合物からなる群より選択される熱可塑性エラストマーからなり、 非熱可塑性エラストマーのコア物質を取り囲む）、 を具備してなる口腔用ブラシ。 ２９． 前記剛毛が同時押出により形成されている、請求項２８に記載の口腔 用ブラシ。 ３０． 前記コア物質がポリアミドおよびポリエステルから選択される、請求 項２８に記載の口腔用ブラシ。 ３１． 前記剛毛が５〜８ミルの直径を有する、請求項２８に記載の口腔用ブ ラシ。 ３２． 前記口腔用ブラシが前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサー をさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、そ して前記剛毛に一体的に接合されている、請求項２８に記載の口腔用ブラシ。 ３３． 複数のポリマーを同時押出して複数の分離した相を有する細長いフィ ラメントを形成することからなる、歯ブラシの剛毛を製造する方法。 ３４． 前記ポリマーの１つが熱可塑性エラストマーからなる、請求項３３に 記載の方法。 ３５． 前記ポリマーをシース／コアの配置で同時押出す、請求項３３に記載 の方法。 ３６． 前記フィラメントに張力を加えて前記フィラメントを延伸することを さらに含んでなる、請求項３３に記載の方法。 ３７． 前記張力を１：１〜７：１の引落し比で加える、請求項３６に記載の 方法。 ３８． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は 前記熱可塑性エラストマーのシースよりも高い硬度を有する熱可塑性エラストマ ーからなるコアを取り囲む熱可塑性エラストマーのシースからなる）、 を具備してなる口腔用ブラシ。 ３９． 細長い本体、 前記本体から延びるヘッド部分、および 前記ヘッド部分から延びる複数の剛毛からなるブラシ部分（ここで前記剛毛は エラストマー状と非エラストマー状のポリマーとのブレンドからなる）、 を具備してなる口腔用ブラシ。 ４０． 前記口腔用ブラシが前記ヘッド部分の基部に取付けられたスペーサー をさらに含んでなり、前記スペーサーが前記熱可塑性エラストマーからなり、そ して前記剛毛に一体的に接合されている、請求項３９に記載の口腔用ブラシ。 ４１． 前記エラストマーのポリマーが熱可塑性エラストマーおよび加硫ゴム 型ポリマーからなる群より選択される、請求項３９に記載の口腔用ブラシ。 ４２． 前記エラストマーのポリマーがポリアミドの熱可塑性エラストマー、 ポリエステルの熱可塑性エラストマー、およびオレフィン系熱可塑性エラストマ ーからなる群より選択される熱可塑性エラストマーからなる、請求項４１に記載 の口腔用ブラシ。 ４３． 前記エラストマーのポリマーが天然ゴム、架橋したポリブタジエン、 および架橋したポリアクリレートおよびそれらの混合物からなる群より選択され る加硫ゴム型ポリマーからなる、請求項４１に記載の口腔用ブラシ。 ４４． 前記エラストマーのポリマーおよび前記非エラストマーのポリマーが １０：９０〜９０：１０の比において提供されている、請求項３９に記載の口腔 用ブラシ。